JP4709039B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Description
上記排気ファンを室内機に内蔵する場合、室内機本体に排気用ダクトを接続して冷媒配管やドレンホース、室外機との配線ケーブル等と合わせて一まとめとし、壁に設けた配管孔に挿通する。このことにより、排気ファンから排気用ダクトを介して室内の汚れた空気を屋外へ排気し、もしくは新鮮外気を屋内へ吸気できる。上記排気ファンは、排気用ダクトの高い圧損に対して風量を確保できるよう、スクロールケーシングを持った遠心ファンが多用されている。
これは、頻繁にフィルタを室内機本体から取外し、清掃することで簡単に解消できるものの、一般的な室内機は天井に近い高所に壁掛けされているため、ユーザが清掃し易いとは言い難い設置状況にある。そこで、室内機にフィルタの自動清掃機能を備えることが考えられ、たとえば[特許文献1]に記載されるような提案がなされている。
しかしながら、ファンを使って塵埃を屋外へ排出する方式は、その使用目的から言って、ファンの吸込みに対してフィルタを設けることは本質的な解決になり得ない。そのため、ファンは常時塵埃にさらされていて、塵埃が付着し易い状態にある。
上記排気ユニットは周端部に排気口が設けられるスクロール形状のファンケーシングを備え、このファンケーシング内に遠心ファンを収容し、上記エアフィルタ清掃機構はエアフィルタから除去した塵埃を導く接続ホースを備え、この接続ホースの先端部はファンケーシングのスクロール周面で遠心ファンの回転にともなってファンケーシング内に生成される気流の流れ方向に沿う方向に向けて接続し、ファンケーシングにおける接続ホースの接続部位でファンケーシング内に生じる気流の流れ方向の上流側にガイド突起を設けた。
図1は空気調和機の室内機に係る概略の縦断面図、図2は前面パネル2を外した状態での室内機本体1の正面図である。(なお、説明中に符号を付していない部品は図示していない。以下同じ)
室内機本体1は、前側筐体を構成する前面パネル2と、後板筐体3とから構成され、上下方向に対し幅方向に横長状をなす。室内機本体1の前面側一部に前面吸込み口4が開口され、この前面吸込み口4に対向する前面パネル2には開閉駆動機構に支持される可動パネル2Aが嵌め込まれている。
上記室内機本体1の前面下部に吹出し口6が開口され、この吹出し口6には2枚の吹出しルーバー7a,7bが並行して設けられる。各吹出しルーバー7a,7bは、それぞれの回動姿勢によって上記吹出し口6を開閉し、かつ運転条件に応じて熱交換空気の吹出し方向を設定できるようになっている。
上記熱交換器8の前後側熱交換器部8A,8B相互間に、室内送風機10が配置される。上記室内送風機10は、室内機本体1の一側端のスペースに配置されたファンモータと、このファンモータの回転軸に一方の支軸が連結される横流ファンとから構成される。そして、上記横流ファンの他方の支軸を支持する軸受部と隣接した位置には、図2のみ示す後述する排気ユニット11が設けられる。
前後ドレンパン12a,12bの一部側壁外面は室内送風機10に近接して設けられ、これらで室内送風機10の横流ファンに対するノーズを構成している。ノーズとなる前後ドレンパン12a,12bの側壁部分と吹出し口6の各辺部との間は、隔壁部材14によって連結される。隔壁部材14で囲まれる空間が、ノーズと吹出し口9とを連通する吹出し通風路15となっている。
なお説明すると、上記前部エアフィルタ17および空気清浄ユニット18は、前面吸込み口4と熱交換器8を構成する前側熱交換器部8Aとの間に介設されている。また、上部エアフィルタ20は、上面吸込み口5と前側熱交換器部8A一部および後側熱交換器部8Bとの間に介設されている。
上記空気清浄ユニット18は、左右一対の電気集塵機22,22と、一方の電気集塵機22側部に配置される集塵機電源部23とから構成される。各電気集塵機22は、流通する空気中の塵埃に電荷を与える荷電側電極と、電荷を与えられた塵埃を捕捉する集塵側電極を備えている。各電極表面には、空気に含まれる臭いの成分を吸着する脱臭剤が塗布され、電気集塵機として集塵機能と脱臭機能を併せ有する。
上記エアフィルタ清掃機構Sは前面吸込み口4と上面吸込み口5間の部位と対向して配置されていて、前面パネル2における前面部と上面部とが交差する、いわゆる角部内となる。これは、前面パネル2と熱交換器8との間に必然的に形成されるデッドスペースである。
図3では、前部エアフィルタ17、上部エアフィルタ20、エアフィルタ清掃機構Sを示しているが、空気清浄ユニット18は省略している。図4では、前部エアフィルタ17、上部エアフィルタ20、エアフィルタ清掃機構Sおよび空気清浄ユニット収納部16aの概略の断面を示している。
上記枠体組立16の前面側の開口部は、内側に空気清浄ユニット18が取付けられる空気清浄ユニット収納部16aとなっている。すなわち、空気清浄ユニット18を構成する一対の電気集塵機22が空気清浄ユニット収納部16aに着脱自在に取付けられ、集塵機電源部23は空気清浄ユニット収納部16aに取付け固定される。
上記空気清浄ユニット収納部16aの前面側には、前部エアフィルタ17が上方へ移動自在に支持されるとともに、前部エアフィルタ17の前面側に上部エアフィルタ20を収納可能なスペースを備えた前面側エアフィルタ収納部16bが設けられる。枠体組立16の上面側開口部には、上部エアフィルタ20が前方へ移動自在に支持されるとともに、上部エアフィルタ20の上面側に前部エアフィルタ17を収納可能なスペースを備えた上面側エアフィルタ収納部16cが設けられる。
上記室内機本体1の前面パネル2を開放すれば、各前、上部エアフィルタ17,20は前面側と上面側の各エアフィルタ収納部16b,16cから容易に着脱自在となっている。また、空気清浄ユニット18を構成する一対の電気集塵機22も空気清浄ユニット収納部16aから容易に着脱自在となる。
特に、図3に示すように、枠体組立16の一側部で、上記エアフィルタ清掃機構Sと対向する部位には、エアフィルタ清掃機構Sと後述するエアフィルタ移動機構55を駆動する駆動源および駆動機構を備えた駆動部25が取付けられる。上記駆動部25の側方には、ここでは図示しない上記電気部品箱9が配置される。
上記ダストボックス32は、ボックスケースとボックスカバーとを組合せてなり、回転ブラシ30を軸方向に沿って囲う状態で収容している。上記開口部33はボックスケース下面に設けられ、ここから回転ブラシ30の一部が露出する。
上記シール部材34は、開口部33の下方部位に、開口部33と対向して配置されていて、たとえば合成ゴムなどの柔軟な弾性材から形成され、リフト機構に支持される。通常、シール部材34は開口部33から露出する回転ブラシ30部分と離間する位置にあり、リフト機構が作動することで開口部33を閉塞できる。
上記ダストボックス32における、塵埃受け通路31と回転ブラシ30との間には掻き落し用突部35が突設される。この掻き落し用突部35は常時、回転ブラシ30の毛先内に挿入していて、回転ブラシ30の回転にともなって毛先が摺接する位置にある。すなわち、回転ブラシ30の毛先に塵埃が付着していても、回転ブラシ30の回転にともない掻き落し用突部35は回転ブラシ30に付着する塵埃を効率よく掻き落しできる。
ダストボックス32内部では塵埃の移動がスムーズになるよう、塵埃接触部分に対して滑らかな表面処理を施している。塵埃受け通路31は、断面積を略全域に亘り推力直径が12mm以上に設計され、塵埃除去運転において圧損を小さく抑え風の流れがスムーズになる。塵埃受け通路31内の稜線は風上側にR2mm以上の曲面を形成することで、塵埃が引っ掛って移動しない等の不具合発生を確実に防止する。
上記駆動部25は、4個の駆動モータ46〜49と、これら駆動モータ46〜49を側面部に取付け、内部に複数のギヤを噛合させてなるギヤ組立を収容するケーシング51とから構成される。上記第1の駆動モータ46と第2の駆動モータ47は、前部エアフィルタ17を移動する前部移動機構52と上部エアフィルタ20を移動する上部移動機構53の、それぞれに対する駆動源である。
上記第3の駆動モータ48は、上記回転ブラシ30を駆動するブラシ駆動機構を構成する。第4の駆動モータ49は、第1、第2の駆動モータ46,47の駆動力を前部移動機構52もしくは上部移動機構53のいずれかに伝達するよう選択して切換える切換え機構を駆動するためのものである。
各支軸75a,75bの中間部で、前、上部エアフィルタ17,20の中央補強桟aと対向する部位には、駆動ギヤ76,77が嵌着固定される。これら駆動ギヤ76,77の一部は、上記枠体組立16に設けられる開口部から突出する。また、中央補強桟aの裏面に沿ってラック(平歯車)78が設けられていて、各ラック78には枠体組立16の開口部から突出する上記駆動ギヤ76,77が、いわゆるピニオンギヤとして噛合する。
上記排気ユニット11は、本来、室内空気を室内機本体1内に取り入れたあと、熱交換器8の一次側もしくは二次側の空気を外部に排出する換気機能を備えている。ここでは、換気機能に併せて、後述するように前部エアフィルタ17と上部エアフィルタ20からエアフィルタ清掃機構Sが収集した塵埃を吸引し、かつ屋外へ排出する吸排気装置を兼ねている。
上記接続ホース42は全体的に緩やかな曲線をなすよう曲成されていて、他端部が上記排気ユニット11に設けられる接続部91に接続される。すなわち、接続ホース42内には前、上部エアフィルタ17,20から除去した塵埃が流通するようになっているので、途中で詰まらないように配慮されている。
上記塵埃案内用ケース95における塵埃排出路94の中途部には風力ダンパ96が設けられ、この風力ダンパ96はダンパケース97でカバーされる。したがって、接続ホース42から塵埃排出路94に導かれた塵埃は、上記風力ダンパ96を介して排気ユニット11のファンケーシング90内に導入されるようになっている。
接続ホース42に所定圧以上の風圧が加わると、風力ダンパ96の他端は風圧で上方に押され、塵埃排出路94を開放するようになっている。また、この状態から所定圧以上の風圧が無くなれば、風力ダンパ96は再び塵埃排出路94を閉成する。
上記排気ユニット11は、ファンケーシング90の側面中心部に開口する吸気口90aに設けられた開閉ダンパ(閉塞手段)98と、この開閉ダンパ98を駆動して吸気口90aを開閉する駆動機構および、ファンケーシング90内に配置される遠心ファンで構成する排気ファン99と、この排気ファン99を駆動するファンモータなどから構成される。
上記開口の一方は、上記熱交換器8の二次側空間と連通し、もう一方は前、上部エアフィルタ17,20を通過して熱交換器8に導かれる以前の、熱交換器8の一次側空間と連通する。上記開閉ダンパ98の駆動機構は、制御信号にもとづいて開閉ダンパ98を回動駆動する。
これら一次側換気モードと二次側換気モードの選択は、室内の環境条件や室内機本体1内の状態に応じて選択される。また、図8(A)に概略的に示すように、全閉モードを選択すると、開閉ダンパ98は上記吸気口90aを閉塞する。
ファンケーシング90は排気口90bを備えていて、この排気口90bには排気ダクトが接続される。塵埃案内用ケース95が取付けられる取付け用孔93から排気口90bが設けられるファンケーシング90部位は、排気ファン99を構成する羽根板の先端から最も離間するよう形成される。上記排気ダクトは、室内機本体1の取付け壁面を貫通して屋外へ突出していて、排気ユニット11は排気ダクトを介して屋外と連通する。
つぎに、このようにして構成される空気調和機の室内機における作用について説明する。
使用者がリモコン(遠隔操作盤)の運転ボタンを押圧操作すると、室内送風機10が駆動するとともに空気清浄ユニット18が作用する。さらに、室内機と冷媒管を介して連通する室外機において圧縮機が駆動して、冷凍サイクル運転が開始される。室内空気は前面吸込み口4および上面吸込み口5から室内機本体1内に導かれ、2分割された前部エアフィルタ17および上部エアフィルタ20を通過する。
清浄化した室内空気は熱交換器8を流通し、ここに導かれる冷媒と熱交換作用が行われる。そのあと、熱交換空気は吹出し通風路15に沿って導かれ、吹出し口6から吹出しルーバー7a,7bに案内されて室内へ吹出され、効率のよい空調運転を継続する。
はじめは、エアフィルタ移動機構55を構成する前部移動機構52が駆動され、同時にブラシ駆動機構が作動する。第4の駆動モータ49に対しては、先のエアフィルタ掃除モードの選択終了時に駆動信号を送っており、この掃除モードの開始時には駆動信号が送られない。
上記エアフィルタ清掃機構Sにおいて、リフト機構は平坦状に折り畳まれてシール部材34は下降位置にあり、ダストボックス32の開口部33は開放されている。前部エアフィルタ17は、ダストボックス32下端とシール部材34との間に形成される隙間を挿通する。すなわち、回転ブラシ30に対して前部エアフィルタ17は上端から順次下端側に亘って対向し、摺接しながら上昇移動する。
前部エアフィルタ17は回転ブラシ30によって塵埃を除去されつつ、上面側エアフィルタ収納部16cに挿入される。すなわち、前部エアフィルタ17は上部エアフィルタ20の上面側に、互いに狭小の間隙を存して対向するよう案内される。前部エアフィルタ17上端が上面側エアフィルタ収納部16c後端に挿入したところで、制御部は第1、第2の駆動モータ46,47を一旦停止制御する。
先に説明した前部エアフィルタ17が上昇移動する際の塵埃除去作用で全ての塵埃が前部エアフィルタ17から除去されるが、条件によっては、なお前部エアフィルタ17に塵埃が残留する場合がある。ただし、前部エアフィルタ17を下降移動する際にも回転ブラシ30に摺接させるので、残留していた塵埃の全ては確実に除去される。
つぎに制御部は、第4の駆動モータ49へ駆動信号を送り、ギヤ組立における送り切換え機構を作動するとともに、第1、第2の駆動モータ46,47へ駆動信号を送る。第3の駆動モータ48に対しては上部エアフィルタ20の復動時と同一の回転速度をなす制御駆動信号を送る。
上部移動機構53が作動し、支軸75bおよび、この支軸75bに取付けられる駆動ギヤ77が回転する。駆動ギヤ77の回転にともなって、ここと噛合する上部エアフィルタ20の中央補強桟aに設けられるラック78が移動する。各上部エアフィルタ20は互いに同時に、同量ずつ確実に移動を開始し、徐々に上面側エアフィルタ収納部16cから出て下降移動し、エアフィルタ清掃機構Sに導かれる。
上部エアフィルタ20が前面側エアフィルタ収納部16bにおける前部エアフィルタ17の前面側に間隙を存して対向する位置に移動したとき、制御部は第1、第2の駆動モータ46,47を一旦停止するよう制御する。そして、第1、第2の駆動モータ46,47へ逆回転の駆動信号を送り、駆動ギヤ77を逆回転駆動させて上部エアフィルタ20を上昇させる。
前部エアフィルタ17および上部エアフィルタ20に対する清掃運転が完了した時点で、制御部は第4の駆動モータ49に駆動信号を送り、リフト機構を作動させる。シール部材34は上昇付勢され、ダストボックス32の下面に密着する。ダストボックス32の下面に設けられる開口部33はシール部材34によって完全に閉成される。
負圧は、塵埃排出路94から接続ホース42と排出ボックス41を介してエアフィルタ清掃機構Sに作用し、塵埃受け通路31内の塵埃が吸引される。塵埃はダストボックス32から出て、接続ホース42に導かれる。ダストボックス32自体の素材を選択して表面処理をなし、塵埃受け通路31を塵埃が通過し易い条件を整えたので、塵埃は滞ることなく、速やかに、かつ確実に排出されて接続ホース42から排気ユニット11に導かれる。
上記接続ホース42からファンケーシング90に導かれた塵埃は、図に破線矢印で示すように、ファンケーシング90内周面に沿って移動し、排気口90bから屋外へ排出される。なお説明すると、開閉ダンパ98で吸気口90aを閉成して排気ファン99を回転駆動すると、本来生じるべき排気ファン99の羽根車の内周から外周に向う遠心方向の流れは生じないが、羽根車の周囲には羽根車とともに回転する誘導気流が生じる。
排気ファン99の羽根車外周側に生じた誘導気流は、スクロール状に形成されるファンケーシング90のノーズ部分において大部分が剥離される。したがって、ファンケーシング90内は負圧になり、取付け用孔93に吸気能力が生じる。
図10は比較例としてのファンケーシング90に対する接続ホース42の接続構造を示す図であり、図11は本発明の実施の形態におけるファンケーシング90に対する接続ホース42の接続構造を示す図である。
このような事情を考慮せずに、たとえば接続ホース42を気流流れと直交する方向に接続した場合は、接続ホース42内を除去した塵埃が導かれる一方で、排気ファン99の回転駆動にともないファンケーシング90内に排気口90bへ向う気流が生成される。ところが、接続ホース42に導かれた塵埃がファンケーシング90内に進入した途端、ファンケーシング90内に流通する気流と衝突してしまう。
これに対して、図10に示すように、ファンケーシング90に対する接続ホース42の接続方向である、接続ホース42に導かれる塵埃の流れ方向を、排気ファン99の回転にともないファンケーシング90内に生成される気流の流れ方向に沿うように設定する。換言すれば、接続ホース42のファンケーシング90接続方向を、排気ファン99の回転方向の同方向となる同心円接線方向に沿わせる。
ところが、以上の構成においても、ある程度の不具合が残されている。具体的には、排気ファン99の回転にともなって形成される周回流のうち、ファンケーシング90の内壁面に沿って導かれる流れが接続ホース42を接続する取付け用孔93を通過する際に、接続ホース42からファンケーシング90内へ導かれようとする塵埃の流れを圧迫してしまう。
上述の比較例としての図10に示す構成を採用すると、図12に三角印を結ぶA曲線のようになり、静圧係数が低いところに流量係数が少なく抑えられてしまうことが判明した。
本発明の実施の形態は、図11に示す構成が採用されている。これは、接続ホース42の先端部がファンケーシング90のスクロール周面で、かつ排気ファン99の回転にともなってファンケーシング90内に生成される気流の流れ方向に沿う方向に向けて接続されることが前提となる。
このような構成であれば、ファンケーシング90の内壁面に沿って導かれる気流の流れは、取付け用孔93と対向する直前の部位で上記ガイド突起100に衝突する。そして、ガイド突起100によって気流の流れが跳ね上げられ、取付け用孔93から離間した部位を通過する。
図12に丸印を結んだB曲線に示すように、A曲線と比較して静圧係数が高く流量係数が多くなって、吸込み性能の向上化を図れることとなる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
Claims (1)
- 吸込み口および吹出し口を備えた室内機本体と、
この室内機本体内の上記吸込み口と吹出し口との間の通風路内に配置され、室内空気中に含まれる塵埃を捕捉するエアフィルタと、
上記室内機本体内に室内空気を吸込み、屋外へ排出する排気ユニットと、
上記エアフィルタ表面に付着した塵埃を除去するエアフィルタ清掃機構とを具備した空気調和機の室内機において、
上記排気ユニットは、
周端部に排気口が設けられるスクロール形状のファンケーシングと、このファンケーシング内に収容され回転駆動される遠心ファンとを備え、
上記エアフィルタ清掃機構は、上記エアフィルタから除去した塵埃を導く接続ホースを備え、
この接続ホースの先端部は、上記ファンケーシングのスクロール周面で、かつ上記遠心ファンの回転にともなってファンケーシング内に生成される気流の流れ方向に沿う方向に向けて接続され、
上記ファンケーシングにおける接続ホースの接続部位で、ファンケーシング内に生じる気流の流れ方向の上流側にガイド突起を設けたことを特徴とする空気調和機の室内機。
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