JP2008175512A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、換気運転時にクロスフローファンと換気ファンの両方の送風量を合せた状態で換気でき、短時間で確実な換気効率の向上化を得られる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】室内機本体1の吸込み口4,5と吹出し口6との間に熱交換器8およびクロスフローファン10Fを配置し、吹出し側通風路15を形成するケーシング14をクロスフローファンと吹出し口との間に亘って設け、吹出し口に吹出しルーバー7a,7bを回動自在に設け、ケーシングの吹出し口近傍に備えた吸引口25aと屋外に開口する排気口23aと連通するとともに、吸引口と排気口との間に換気ファン11を備えて換気装置Kを構成し、換気運転モードが選択されたとき、制御部Sは吹出し口を一部室内側への通風が可能なように間隙を形成した状態で閉じるよう吹出しルーバーの姿勢を制御しクロスフローファンおよび換気ファンを駆動制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内の空気調和作用をなすとともに、室内を換気する機能を備えた空気調和機の室内機に関する。
近年、室内の断熱性と気密性の向上化が図られ、さらに建築基準法の改正にともなって、室内換気の重要性がより高まっている。そのため、空気調和機の室内機に換気装置を内蔵し、室内の空気調和作用ばかりでなく、必要に応じて換気作用も可能とした構造のものが主流となりつつある。
たとえば[特許文献1]には、クロスフローファンから吹出し口に亘る吹出し流路を形成するケーシングの背面側に、室外へつながる開口部を設け、この開口部に開閉自在にダンパを設け、ダンパの開放によって吹出し流路の空気を開口部から室外へ導く換気装置を備えた空気調和機の室内機が開示されている。
さらに、上記換気装置は換気ファンを備えていて、上記ダンパを開放し、かつ吹出し口のフラップ部を塞いで上記換気ファンとクロスフローファンを運転することにより、室内の換気ができる。ここでは主として、空調運転開始時に上述の制御をなすことにより、室内機内に溜まった塵埃を屋外へ排出できる、とある。
特開2002−317963号公報
しかしながら、上記[特許文献1]の技術では、換気装置を構成する開口部およびダンパは、吹出し流路を形成するケーシングにおけるクロスフローファン近傍位置に設けられる。そのため、実際にはダンパを開放した状態で、ダンパがクロスフローファンに接近してノーズの作用をなしてしまい、ダンパはクロスフローファンの風の流れを阻害する。
すなわち、換気ファンとともにクロスフローファンを運転するが、クロスフローファンによる送風は開口部に導かれ難く、開口部からダクト部への送風が充分に行われない。ほとんど換気ファンの運転のみで換気作用をなすこととなり、短時間で確実な換気作用ができない虞れがある。
また、長期間の運転にともなってクロスフローファンを構成するブレードに塵埃が付着し、この塵埃が運転開始時等にブレードから剥離することがある。そして、ブレードから剥離した塵埃は室内機の構造上、吹出し口に落下するが、この塵埃を換気ファンの作用で開口部に吸引することができず、結局は室内へ送られてしまう。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、換気に必要な開口部の位置を設定することで、通常時はクロスフローファンの送風に影響を与えることなく吹出し口からの吹出し送風量を確保し、換気運転時にはクロスフローファンと換気ファンの両方の送風量を合せた状態で換気でき、短時間で確実な換気効率の向上化を得られる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体は吸込み口および吹出し口を備えるとともに吸込み口と吹出し口との間に通風路を形成し、この通風路に熱交換器およびクロスフローファンを配置し、このクロスフローファンと吹出し口との間に亘ってクロスフローファンから吹出される風を吹出し口へ案内する吹出し側通風路を形成するケーシングを配置し、吹出し口に吹出しルーバーを設けて吹出し口を開閉し、もしくは吹出し口から吹出される熱交換空気の吹出し方向を設定し、吹出し側通風路を形成するケーシングの吹出し口近傍の上面壁に吹出し口の幅方向に亘って吸引通路を形成する吸引用凹陥部と、この吸引用凹陥部に連通して開口する吸引口を備え、吸引口と屋外に開口する排気口とを連通し、かつ吸引口と排気口との間に換気ファンを備えた換気装置を備え、吹出し口を一部室内側への通風が可能に間隙を形成した状態で閉じるよう吹出しルーバーの姿勢を制御し、クロスフローファンおよび換気ファンを駆動制御して室内空気を屋外へ排出する制御手段を具備する。
本発明によれば、クロスフローファンと換気ファンの両方の送風量を合せた状態で換気でき、短時間で確実な換気効率の向上化を得られるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は空気調和機の室内機の概略縦断面図、図2は模式的に示す室内機の平面図である。(なお、図面上の煩雑さを避けるため、説明中に符号を付していない部品は図示していない。また、図示しても符号を付していない。以下同じ)
室内機本体1は、前側筐体を構成する前面パネル2と、後板筐体3とから構成され、上下方向に対して幅方向に横長状をなす。室内機本体1の前面側一部に前面吸込み口4が開口され、前面吸込み口4に対向する前面パネル2には開閉駆動機構に支持される可動パネル2Aが嵌め込まれる。
少なくとも運転停止時には、図1に示すように可動パネル2Aは前面パネル2と同一面となり前面吸込み口4を閉成する。図示していないが、空調運転時に可動パネル2Aは手前側に突出して、前面吸込み口4が室内に開放するよう制御される。室内機本体1の上部には、枠状の桟が嵌め込まれた上面吸込み口5が設けられる。
上記室内機本体1の前面下部に吹出し口6が開口され、2枚の吹出しルーバー7a,7bが並行して設けられる。各吹出しルーバー7a,7bは、それぞれの回動姿勢によって上記吹出し口6を開閉し、運転条件に応じて熱交換空気の吹出し方向を設定できるようになっている。
室内機本体1内には、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとで略逆V字状に形成される熱交換器8が配置される。前側熱交換器部8Aは湾曲状に形成され、前面吸込み口4と上面吸込み口5の一部と対向して設けられる。後側熱交換器部8Bは斜めに傾斜し、上面吸込み口5と対向して設けられる。
上記熱交換器8の前後側熱交換器部8A,8B相互間に、室内送風機10が配置される。上記室内送風機10は、一側端に配置されるファンモータ10Mと、このファンモータ10Mの回転軸に一方の支軸が機械的に連結され、他方の支軸は軸受け具に支持されるクロスフローファン(横流ファン)10Fとから構成される。
上記室内送風機10のクロスフローファン10Fを支持する軸受け具の側部には、換気装置Kを構成する換気ファン11が配置される。なお、上記換気装置Kについては後述する。
上記前側熱交換器部8Aの下端部は前ドレンパン12a上に載り、上記後側熱交換器部8Bの下端部は後ドレンパン12b上に載る。前、後ドレンパン12a,12bは、各熱交換器部8A,8Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排水ホースを介して外部に排水できるようになっている。
前後ドレンパン12a,12bの一部は、室内送風機10のクロスフローファン10Fに対するノーズを構成している。ノーズとなる前後ドレンパン12a,12bの側壁部分と吹出し口6とはケーシング14によって連結されていて、このケーシング14によって囲まれる空間は、ノーズと吹出し口6とを連通する吹出し側通風路15を形成する。
上記吹出し側通風路15のノーズから上流側は、特にケーシングが存在しないが、上記室内送風機10と熱交換器8を介して上記前面吸込み口4と上面吸込み口5に連通する。すなわち、前、上面吸込み口4,5と吹出し口6との間に亘って通風路が形成されていて、この通風路に沿って熱交換器8と室内送風機10が配置されることになる。
上記前面パネル2と熱交換器8との間に亘り、枠体組立16が介在される。枠体組立16の前面部には、前部エアフィルタ17と、二次エアフィルタであるところの空気清浄ユニット18が前後して取付けられる。上記枠体組立16の上面には、上部エアフィルタ20が取付けられる。
上記空気清浄ユニット18は、左右一対の電気集塵機と集塵機電源部とから構成される。各電気集塵機は、流通する空気中の塵埃に電荷を与える荷電側電極と、電荷を与えられた塵埃を捕捉する集塵側電極を備えている。各電極表面には、臭いの成分を吸着する脱臭剤が塗布され、電気集塵機として集塵機能と脱臭機能を併せ有する。
前部エアフィルタ17上端と上部エアフィルタ20前端との間に亘って、エアフィルタ清掃装置Aが設けられる。このエアフィルタ清掃装置Aは、前部エアフィルタ17を図1の位置から上部エアフィルタ20の上面部位に移動させ、再び元の位置に戻す移動機構を備えている。さらに、上部エアフィルタ20を図1の位置から前部エアフィルタ17の前面部位に移動させ、再び元の位置に戻す移動機構を備えている。
上記エアフィルタ清掃装置Aは、前,上部エアフィルタ17,20に付着する塵埃を除去する回転ブラシを収容し、かつ除去した塵埃を収集する塵埃受け通路を備えたダストボックスと、このダストボックス面に設けられ回転ブラシの一部が露出する開口部を開閉自在なシール部材とから構成される。
つぎに、上記換気装置Kについて説明する。
上記換気装置Kは、上記換気ファン11と、吸引ダクト22および排気ダクト23とから構成される。上述したとおり、上記換気ファン11はクロスフローファン10Fを支持する軸受け具の側部に配置され、スクロール形状のファンケーシング内部に収容される。多翼ファンからなっていて、ファンモータにより駆動される。
上記換気ファン11が収容されるファンケーシングは、吸込み部と吹出し部を備えている。上記ファンケーシングの吸込み部には吸引ダクト22の一端部が接続され、上記吹出し部には排気ダクト23の一端部が接続される。
上記ケーシング14の上面壁14aの一部で、かつ吹出し口6の幅方向に亘って吸引用凹陥部25が設けられる。吸引用凹陥部25の一側部はケーシング14側面壁で閉成され、他側部には吸引口25aが設けられる。この吸引口25aに、上記吸引ダクト22の他端部が接続される。したがって、換気ファン11は吸引ダクト22と吸引口25aを介して吹出し側通風路15と連通する。
上記吸引用凹陥部25の幅方向全長に亘って、ダンパ駆動機構に連結される開閉ダンパ26が設けられる。この開閉ダンパ26は、後述するように吹出し側通風路15に沿って導かれる熱交換空気の流通方向の下流側である、吹出し口6に近い部位に枢支部aを有し、上流側が自由端bとなっている。
そのため、開閉ダンパ26がケーシング上面壁14aに密着して吸引用凹陥部25を閉成していれば、吹出し側通風路15に導かれる熱交換空気に対して何らの抵抗にもならない。しかしながら、図1に示すように、開閉ダンパ26が吸引用凹陥部25を開放すると、吹出し側通風路15に導かれる熱交換空気にとって大きな通風抵抗となる。
上記排気ダクト23は、ファンケーシングの吹出し部から上記ケーシング14の下面壁14b裏面側に沿い、室内送風機10のファンモータ10M側へ延出される。そして、上記ファンモータ10Mと室内機本体側面壁1aとの間を挿通して、室内機本体1裏面へ突出する。
室内機本体1を据付ける空調室壁Rには貫通孔27が設けられていて、ここに空気調和機の室外機と連通する冷媒管やケーブル類および屋外に開口するドレンホース等が挿通する。上記排気ダクト23もまた、上記貫通孔27を挿通して、屋外に突出した位置で排気口23aが開口される。
なお、換気装置Kの換気ファン11を収容するファンケーシングの吸込み部には、上記エアフィルタ清掃装置Aを構成するダストボックスの塵埃受け通路から延出される案内ホースの端部が接続される。したがって、換気ファン11の作動はエアフィルタ清掃装置Aにも及ぶように構成されている。
上記ケーシング14の下面壁14bには、ファン清掃装置Bが取付けられる。このファン清掃装置Bは、クロスフローファン10Fに付着する塵埃を除去し掃除する機能と、クロスフローファン10Fからファン清掃装置に移行した塵埃を除去する機能および、クロスフローファン10Fの作動により導かれる気流の方向を変更する機能を備えている。
なお説明すると、ケーシング下面壁14bには、所定深さと幅方向寸法で、クロスフローファン10Fの軸方向に沿って収納用凹部30が設けられる。この収納用凹部30には、板状清掃部材31および蓋体32が取付けられる。
上記板状清掃部材31は、一端部が吹出し側通風路15の最上流側に回動支点dを備え、他端部が自由端として回動自在に支持される。自由端となる端部には、上記クロスフローファン10Fの軸方向に沿って対向するブラシ部33が設けられる。
上記ブラシ部33には、防カビ剤、抗菌剤、潤滑剤、帯電防止剤のいずれか1つ、もしくは複数が含有され、もしくは表面に塗布される柔軟材である。さらにそのうえ、ブラシ部33の表面は金属の薄い膜を形成する金属蒸着処理が施されていて、ブラシ部33表面の耐摩耗性が高められている。
上記蓋体32は、一端部が吹出し側通風路15の最下流側に回動支点eを備え、他端部が自由端として回動自在に支持される完全な平板である。板状清掃部材31と蓋体32は、互いに1つの共通する駆動部に連結されているが、互いにタイミングをとって所定方向に回動制御されるようになっている。
すなわち、ファン清掃装置Bの非使用時は、板状清掃部材31と蓋体32はともに収納用凹部30に収納される。このとき、板状清掃部材31が収納用凹部30の底部側である下側に収納され、上記板状清掃部材31の上側に蓋体32が重ね合わされた状態となっている。
ファン清掃装置Bの運転時には、はじめ蓋体32が回動支点eを支点として起き上がり、ほとんど直立状態になったタイミングをとって、つぎに板状清掃部材31が回動支点dを支点として回動する。蓋体32はほとんど直立しているので、それまで下側にあった板状清掃部材31の回動には何らの支障も無く円滑に行われる。
板状清掃部材31は継続して回動し、ほとんど直立した状態で起立したあと、つぎのタイミングで蓋体32は起立状態から板状清掃部材31方向へ倒れ込む。そして、蓋体32は、先端が板状清掃部材31の側部に当接した位置で停止する。蓋体32はクロスフローファン10Fの回転方向に対し、反回転方向側から当接する。
図1はこの状態を示していて、板状清掃部材31に設けられるブラシ部33先端はクロスフローファン10Fを構成するブレード35の先端相互間に挿入する。クロスフローファン10Fが回転すれば、ブラシ部33はブレード35に摺接する。蓋体32はクロスフローファン10Fの反回転方向側から板状清掃部材31に当接し、倒れ込みを阻止する。
図2のみに示すように、室内機本体1内に制御部(制御手段)Sを備えている。この制御部Sは、リモコン(遠隔操作盤)からの指示信号を受けて、可動パネル2Aの駆動機構、吹出しルーバー7a,7bの駆動機構、空気清浄ユニット18の電源部、室内送風機10のファンモータ10M、エアフィルタ清掃装置Aの駆動部、ファン清掃装置Bの駆動部他、全ての電気部品に対して必要な制御信号を送るようになっている。
このようにして構成される空気調和機の室内機において、使用者がリモコンの冷房もしくは暖房の空調運転ボタンを押圧操作すると、室内送風機10が駆動するとともに空気清浄ユニット18が作用する。さらに、室内機と冷媒管を介して連通する室外機において圧縮機が駆動して、冷凍サイクル運転が開始される。
可動パネル2Aは前面吸込み口4から離間し、吹出しルーバー7a,7bは所定の方向に角度調整される。エアフィルタ清掃装置A、ファン清掃装置Bおよび換気装置Kは停止状態にあり、開閉ダンパ26はケーシング上面壁14aに密着して吸引用凹陥部25を閉成し、板状清掃部材31と蓋体32は収納用凹部30に収納される。
室内空気は前面吸込み口4および上面吸込み口5から室内機本体1内に導かれ、前部エアフィルタ17および上部エアフィルタ20を通過して、室内空気中に含まれる塵埃が捕捉される。前部エアフィルタ17を流通した室内空気は空気清浄ユニット18を構成する電気集塵機に導かれ、より微細な塵埃が電気的に集塵され、かつ脱臭される。
清浄化した室内空気は熱交換器8を流通し、ここに導かれる冷媒と熱交換作用が行われる。そのあと熱交換空気は吹出し側通風路15に沿って導かれ、吹出し口6から吹出しルーバー7a,7bに案内されて室内へ吹出され、室内の冷房・暖房作用をなし、効率のよい空調運転を継続する。
空調運転中にユーザがリモコンを操作して「換気運転モード」を選択すると、制御部Sは冷凍サイクル運転を停止し、換気装置Kの換気ファン11を駆動するとともに、開閉ダンパ26が吸引用凹陥部25を開放するよう制御する。可動パネル2Aは後退させて前面吸込み口4を閉成してもよいが、開放のままでもよい。
上記ファン清掃装置Bに対しては、板状清掃部材31に設けられるブラシ部33先端がクロスフローファン10Fを構成するブレード35に接触するよう制御する。そのうえで、室内送風機10のクロスフローファン10Fを回転駆動し、少なくとも上面吸込み口5から室内機本体1内に室内空気が吸込まれる。
室内機本体1内に導かれた室内空気は、クロスフローファン10Fから吹出し側通風路15に吹出される。この場合、吹出しルーバー7a,7bは、吹出し口6を一部室内側への通風が可能なように間隙を形成した状態で閉じるように制御される。
このため、吹出し側通風路15に吹出される空気は、一部が吹出し口6の吹出しルーバー7a,7bの間に生じる間隙より室内側に送風が行われるが、残りの空気は吹出しルーバー7a,7bにより送風を抑制されるため、吹出し側通風路15の静圧が通常より上昇する。
一方、上記換気ファン11が回転駆動され、上記吹出し側通風路15に送られた空気が、吹出し口6近傍から吸引用凹陥部25と吸引口25aを介して吸引ダクト22に吸引されてくる。
開閉ダンパ26が吹出し側通風路15に突出していることもあり、吹出し側通風路15にある空気の全てが効率よく吸引ダクト22に導かれる。そして、換気ファン11と排気ダクト23を介して排気口23aから屋外へ排出される。代って、被空調室の隙間等から新鮮空気が室内に導入され、室内の換気が行われる。
なお説明すると、この換気運転は、吹出しルーバー7a,7bが吹出し口6を一部室内側への通風が可能に、間隙を形成した状態で閉じるように制御される。したがって、クロスフローファン10Fから吹出し側通風路15に送られる送風空気が、吹出しルーバー7a,7bにより室内側への通風を抑制され、吹出し口6近傍の静圧が上昇する。
この状態で、換気ファン11が吹出し口6近傍のケーシング14上面に設けられる吸引用凹陥部25から吹出し側通風路15へ送られた空気を吸上げて、屋外へ排出する。したがって、室内空気をクロスフローファン10Fの送風量と、換気ファン11の送風量との合計で屋外へ排出でき、排気風量を大幅に高めて換気効率の向上を図れる。
しかも、上記吸引用凹陥部25および吸引口25aを、吹出し口6近傍のケーシング14上面壁に設けたため、通常の送風運転時にも、クロスフローファン10Fによる送風量を確保できる。
室内機本体1の幅方向に亘って設けられる吸引用凹陥部25のスペースを、前側熱交換器部8Aの下部前方と可動パネル2A背面部との間に配置できるため、従来の室内機の構成にて配置が可能であり、室内機が大形化することもない。
クロスフローファン10Fのブレード35を自動で清掃するファン清掃装置Bにおいては、換気運転と同時に、板状清掃部材31のブラシ部33がクロスフローファン10Fのブレード35に付着している塵埃を除去する。除去された塵埃は吹出し通風路15に導かれる空気に混合して吸引用凹陥部25と吸引口25aから吸引ダクト22に導かれ、換気ファン11と排気ダクト23の排気口23aを介して屋外へ排出される。
すなわち、ファン清掃装置Bによってクロスフローファン10Fから除去された塵埃は、吹出し側通風路15に落下する。全ての塵埃は、上記クロスフローファン10Fの送風作用と、上記換気ファン11の吸引作用によって、吹出し口6近傍に設けられる吸引用凹陥部25に回収され、確実に屋外へ排出できる。
また、リモコンのエアフィルタ清掃モードを選択するか、所定期間毎に自動で、エアフィルタ清掃装置Aが作動するよう設定されている。同時に制御部Sは、可動パネル2Aで前面吸込み口4を閉成し、吹出しルーバー7a,7bで吹出し口6を一部室内側への通風が可能なように間隙を形成した状態で閉じ、室内送風機10は停止状態としたうえで、換気装置Kの換気ファン11を作動させる。
前部エアフィルタ17と上部エアフィルタ20は交互に移動させられ、それぞれに付着していた塵埃が除去される。さらに、塵埃は換気ファン11に吸引され、排気ダクト23を介して屋外へ排出される。したがって、各エアフィルタ17,20を自動で清掃でき、人手を煩わせることがない。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明における一実施の形態に係る、空気調和機室内機の概略縦断面図。 同実施の形態に係る、空気調和機室内機の模式的な平面図。
符号の説明
4…前面吸込み口、5…上面吸込み口、6…吹出し口、1…室内機本体、8…熱交換器、10F…クロスフローファン、15…吹出し側通風路、14…ケーシング、7a,7b…吹出しルーバー、25a…吸引口、23a…排気口、11…換気ファン、K…換気装置、S…制御部(制御手段)、35…ブレード、B…ファン清掃装置。

Claims (2)

  1. 吸込み口および吹出し口を備え、これら吸込み口と吹出し口との間に通風路を形成する室内機本体と、
    この室内機本体の上記吸込み口と吹出し口との間の通風路に配置される熱交換器およびクロスフローファンと、
    上記クロスフローファンと上記吹出し口との間に亘って設けられ、クロスフローファンから吹出される風を吹出し口へ案内する吹出し側通風路を形成するケーシングと、
    上記吹出し口に設けられ、吹出し口を開閉し、もしくは吹出し口から吹出される熱交換空気の吹出し方向を設定する吹出しルーバーと、
    上記吹出し側通風路を形成するケーシングの上記吹出し口近傍の上面壁に、吹出し口の幅方向に亘って吸引通路を形成する吸引用凹陥部と、この吸引用凹陥部に連通して開口する吸引口を備えるとともに、この吸引口と屋外に開口する排気口とを連通し、かつ吸引口と排気口との間に換気ファンを備えた換気装置と、
    上記吹出し口を、一部室内側への通風が可能に間隙を形成した状態で閉じるよう上記吹出しルーバーの姿勢を制御するとともに、上記クロスフローファンおよび換気ファンを駆動制御して室内空気を屋外へ排出する制御手段と
    を具備することを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 上記クロスフローファンは、ファンを構成するブレードを自動で清掃するファン清掃装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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