JP3005049U - シートシャッタ駆動装置の安全機構 - Google Patents

シートシャッタ駆動装置の安全機構

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JP3005049U
JP3005049U JP1994006558U JP655894U JP3005049U JP 3005049 U JP3005049 U JP 3005049U JP 1994006558 U JP1994006558 U JP 1994006558U JP 655894 U JP655894 U JP 655894U JP 3005049 U JP3005049 U JP 3005049U
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brake
motor
winding drum
sheet
shutter
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JP1994006558U
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English (en)
Inventor
誠一 白川
Original Assignee
株式会社高藤化成
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物やビニールハウス等の出入口を開閉する
シートシャッタの駆動装置において、シャッタ用シート
の捲き付けられる捲上げドラムを回転して、該シートを
捲き取る場合に、捲上げ用のモータが故障しても、該シ
ート自体が、その自重で巻き戻り落下したり、暴走した
りするのを未然に防止して、故障による災害を防ぐとと
もに、装置の耐用性を高めようとするものである。 【構成】 捲上げドラム4を回転するブレーキ付モータ
を単一の前記捲上げドラム4に設けるに当たリ、このブ
レーキ付モータを捲上げドラム4の各外側に夫々設け
る。これにより、一方のブレーキ付モータ7又は7′に
ブレーキ故障が生じても、他方のブレーキ付モータ7′
又は7の作動で、捲上げドラム4の回転を制御し、シャ
ッタ用シート5の自重による巻き戻り落下と暴走とを防
ぐ安全機構としてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物やビニールハウス等の出入口を開閉する簡易なシートシャッタ の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のシートシャッタとその捲上げ機構との関係を正面から示した概 念図である。同図に示すように、シートシャッタAは、建物等の出入口1の上に 取付けられ、図の右側のモータ側ボックス2と、左側の支持軸側ボックス3と、 これらの間に架設された捲上げドラム4、及び捲上げドラム4に捲き付けられる シート5とから成っている。出入口1の両側にはシート5の昇降をスムーズにす るためのガイドレール1aを設けてあり、モータにより捲上げドラム4を正転又 は逆転させてシート5を上げ下げし、出入口1を開閉するようになっている。
【0003】 図3は、この種従来のシートシャッタAの駆動装置の内部構造を示す縦断面図 である。モータ側ボックス2は内側を開放した浅い箱型をしており、箱の側壁面 2aに、横置き筒状のモータ篭6の開口端側を固定してある。モータ篭6は、モ ータ側ボックス2よりも横幅が長いので、他方の開口端6aの側はモータ側ボッ クス2から内側に突出する。このモータ篭6の内部にはブレーキ付モータ7が取 付けられ、モータ7のスプライン駆動軸7aをモータ篭6の開口端6aに取付け た支持部材6bに穿った中央の孔から更に内側に突出させ、突出した駆動軸7a にモータ側フランジ8を装着してある。ブレーキ付モータ7は、通常のモータに 対し、減速器と、ソレノイド等で作動する機械式ブレーキとを組み合わせてある 。
【0004】 支持軸側ボックス3も、モータ側ボックス2と同様の略対称形をなす浅い箱型 をしており、箱の内側面3aには、ピローブロック型の軸受9を取付け、この軸 受9で支受される支持軸10に支持軸側フランジ11を固定してある。
【0005】 そして、この支持軸側フランジ11と前記モータ側フランジ8とにより、捲上 げドラム4を支持するようにしてあり、捲上げドラム4は、モータ側ボックス2 の内部から支持軸側ボックス3の内部に亘る横幅の長い幅員を有し、これに所定 の幅と長さの開閉用のシート5(図2)を捲き付けてある。
【0006】 ブレーキ付モータ7が回転すると捲上げドラム4が回転し、捲上げドラム4が シート5を捲き込んだり、捲き戻して、シート5を上下して出入口1を開閉する 。これらの動作に当たり、リミッタ12が支持軸10の回転量等からシート5の 捲上げ上限及び下限位置を検知してモータ7を停止させ、出入口1を開閉するシ ート5の上がり過ぎや下がり過ぎを防止するようにしてある。
【0007】 ブレーキ付モータ7は、図示してない捲上げ制御器の出力によって駆動される が、捲上げ制御器は、モータ7に印加する電圧、電流、周波数又はモータの回転 数等を検出し、これらの値の何れかが、予め決められた範囲から逸脱した場合、 モータを停止してブレーキを作動するようにしてある。
【0008】 以上述べるような態様により、従来一般的に用いられて来たシートシャッタは 、シャッタ用シートが上限或いは下限位置に達した際に、自動的にブレーキ付モ ータ7を停止し、また、手動操作により、任意の中間位置に停止させるようにし ていたが、何れの場合でも、ブレーキ付モータ7のブレーキにより停止した位置 を保持させていた。
【0009】 図4(a) から(d) は、上記したシートシャッタの捲上げ、捲き戻しにおいて、 シート5の先端5aの位置(垂れ下がり距離)を表わすと、捲き上げに要するト ルクとの関係を説明する図である。シートの垂れ下がり距離とシートの重量とは 比例すると考えてよいので、捲き上げに要するトルクは、垂れ下がり距離に比例 する。従って、シート5の有効開口(出入口1の高さ)をL、そのときの捲き上 げに要するトルクをTとすると、(a) では垂れ下がり距離=0なので捲き上げト ルク=0、(b) では垂れ下がり距離=L/2なので捲き上げトルク=T/2、(c ) では垂れ下がり距離=3L/4であるから捲き上げトルク=3T/4、(d) で は垂れ下がり距離=Lとなるので捲き上げトルク=Tとなる。一方、モータ7の 設計をする際、駆動トルクは、一般的に負荷トルクの1.3 倍程度とし、瞬間的に は、定格トルクの約2倍出せるようにしているのが普通である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
然し、上記のようなシートシャッタにあっては、ブレーキ付モータ7の停止の ためのブレーキは電磁駆動を介して動作する機械式ブレーキを使用しており、ブ レーキが故障すると、モータが停止しても、シート5をその停止位置に保持する ことができず、垂れ下がり距離に比例した重量が作用してシート5は下方に落下 し始める。シート5の先端5aが、図4の(a) のように出入口1の上限にある場 合は、ゆっくりと下降し始めるが、シートの重量が次第に増加して来るので、こ れにより徐々に加速され、出入口1の下面地上近傍では、落下速度も大きくなっ て暴走し、先端5aが激しく出入口1の下面に衝突し、場合によってはシートシ ャッタを破損する虞れがあった。
【0011】 このような問題を解決するには、捲上げドラムに落下防止のラッチ機構を設け 、このラッチ機構をシートの上昇或いは下降、モータの回転や停止に同調して自 動的に操作する特別な機構を取付ければよいが、装置が非常に複雑になり、高価 になってしまう。
【0012】 本考案は、このような問題に対し、簡単な解決を図ったもので、ブレーキ付モ ータが故障しても、シートが自重で落下暴走することなく、長期間の使用に耐え 而も構造が簡単で安価に生産できるシートシャッタ駆動装置の安全機構を提供す ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のシートシャッタ駆動装置の安全機構で は、シャッタ用シートを捲き取る捲上げドラムに対し、捲上げドラムを正逆任意 の方向に回転させ得る二つのブレーキ付モータを使用し、夫々を該捲上げドラム の各側端に設けた。
【0014】
【作用】
出入口を開閉する為の、シートを昇降させる捲上げドラムは、両側に取付けら れたブレーキ付モータで回転させられるので、モータが停止したとき、たとえ一 方のモータのブレーキが故障しても、他方のモータのブレーキが作動して、シー トの自重による落下、暴走を防止する。また、故障があっても、故障した方のブ レーキのみを修理することで、原状に復帰させることになる。故障が両方のブレ ーキに同時に生ずることは確率的に非常に低く、現実には殆んど起こり得ない。
【0015】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面を用いて説明する。図1は、本考案によるシー トシャッタの駆動装置と安全機構の構成を示す図である。同図の右側部分は、従 来例で説明した図3の右側部分と同じ構成であり、この右側部分に関しては、同 一の符号により同一の部材を示してある。
【0016】 本考案の構成では、リミッタ12以外は左右対称に構成されていることに特徴 がある。即ち、装置の左側にもモータ側ボックス2′を取付け、その側壁面2a ′にモータ篭6′の開口端を固定する。モータ篭6′の反対側の開口端6a′に は支持部材6b′を設けてあり、これに左側のブレーキ付モータ7′を固定し、 ブレーキ付モータ7′のスプライン駆動軸7a′を開口端6a′に位置する支持 部材6b′に穿った中央の孔から内側に突出させ、突出した駆動軸7a′を捲上 げドラム4のフランジ8′に装着してある。その結果、左右のフランジ8,8′ 間に、捲上げドラム4が固定される。捲上げドラム4は、両モータ側ボックス2 ,2′の夫々の外側にある側壁面2a,2a′の各内側近くまで延びている。
【0017】 各ブレーキ付モータ7,7′の駆動回路は、並列に接続され、各駆動回路に過 負荷及び欠相(単相運転)等を検知する保護検出器を設けて置く。そして、制御 回路には、これら保護検出器を直列に接続し、何れか一方の保護検出器で異常を 検知したら両方のブレーキ付モータ7,7′を一斉に停止し、ブレーキが作動す るようにしてある。
【0018】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、シートシャッタにおいて、捲上げド ラムの両外側にブレーキ付モータを設けてあるので、何れか一方のモータのブレ ーキが故障しても他方のモータのブレーキが作動し、巻き付けられたシートが巻 き戻され、シートが自重によって落下したり暴走するのを防止するようにしてあ るので、開閉作動中に、モータ故障を原因とするシートの落下や暴走による不測 の危害を未然に防ぐことが可能である。また、2つのモータで捲上げドラムでを 回転するので、従前の例によるように、一側で捲上げトルクを発生させることが ないから、捲上げドラムに生じる捻れが無くなり、駆動源となるモータに対する 負荷も小さくなって、捲上げドラムやモータの寿命を延ばし、長期間に亘る耐用 性を期待でき、現実の使用に当たって裨益するところが多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の安全機構を備えたシートシャッタ駆動
装置の構成を示す縦断正面図。
【図2】シートシャッタ及びその捲上げ機構の一般的な
形態を正面から示した概念図。
【図3】従来のシートシャッタ駆動装置の実態的構造を
示す縦断正面図。
【図4】(a) から(d) はシートの高さと捲上げトルクと
の関係を説明する図。
【符号の説明】
1 出入口 4 捲上げドラム 5 シート 7,7′ ブレーキ付モータ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャツタ用シートを捲き取る捲上げドラ
    ムと、この捲上げドラムを正逆任意の方向に回転するブ
    レーキ付モータとから成るシートシャッタ駆動装置にお
    いて、前記捲上げドラムを回転するブレーキ付モータを
    単一の前記捲上げドラムの各外側に夫々設け、一方のブ
    レーキ付モータのブレーキ故障によっても、他方のブレ
    ーキ付モータの作動により、前記捲上げドラムの回転を
    制御して、シャッタ用シートの自重による巻き戻り落下
    と暴走とを防ぐようにしたことを特徴とする安全機構。
  2. 【請求項2】 シャッタ用シートを捲き取る捲上げドラ
    ムと、この捲上げドラムを正逆任意の方向に回転するブ
    レーキ付モータとから成るシートシャッタ駆動装置にお
    いて、単一の前記捲上げドラムの左右両側にフランジを
    夫々固定し、これらの各フランジを、単一の前記捲上げ
    ドラムを回転するためにその両外側に設けたブレーキ付
    モータの各々の駆動軸に装着し、一方のブレーキ付モー
    タのブレーキ故障によっても、他方のブレーキ付モータ
    の作動により、単一の前記捲上げドラムの回転を制御し
    て、シャッタ用シートの自重による巻き戻り落下と暴走
    とを防ぐようにしたことを特徴とする安全機構。
JP1994006558U 1994-06-08 1994-06-08 シートシャッタ駆動装置の安全機構 Expired - Lifetime JP3005049U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011094361A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Sanwa Shutter Corp 建築用電動開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011094361A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Sanwa Shutter Corp 建築用電動開閉装置

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