JP3005729U - 電動シャッターの駆動装置 - Google Patents
電動シャッターの駆動装置Info
- Publication number
- JP3005729U JP3005729U JP1994007643U JP764394U JP3005729U JP 3005729 U JP3005729 U JP 3005729U JP 1994007643 U JP1994007643 U JP 1994007643U JP 764394 U JP764394 U JP 764394U JP 3005729 U JP3005729 U JP 3005729U
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- shutter
- motor
- electric
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動シャッターの安全装置を簡単な構成で実
現する。 【構成】 初期時にシャッター1の自重F1で降下せし
めておき、モータ3は逆回転させてF1よりも小さいF
2の力で、シャッター1を上昇方向に駆動しておく。F
1−F2=F3の力でシャッター1は下降するようにな
る。このときF1は徐々に大となるから、モータ制御部
3の速度制御によりF3が略一定となるようにモータ回
転を制御すれば、略一定の力でシャッターは下降する。
このとき、障害物に当ると、F1は小になり、F1=F
2となったときモータは停止し安全となる。
現する。 【構成】 初期時にシャッター1の自重F1で降下せし
めておき、モータ3は逆回転させてF1よりも小さいF
2の力で、シャッター1を上昇方向に駆動しておく。F
1−F2=F3の力でシャッター1は下降するようにな
る。このときF1は徐々に大となるから、モータ制御部
3の速度制御によりF3が略一定となるようにモータ回
転を制御すれば、略一定の力でシャッターは下降する。
このとき、障害物に当ると、F1は小になり、F1=F
2となったときモータは停止し安全となる。
Description
【0001】
本考案は電動シャッターの駆動装置に関し、特に電動シャッターの安全装置に 関するものである。
【0002】
図4に示す概略側面図を使用して従来の電動シャッターの動作につき説明する 。シャッター1は駆動用モータ2により回転駆動されるローラ4に巻回されてお り、このローラ4を矢印Aの方向に回転駆動することによりシャッター1はレー ル5に沿って下降する。
【0003】 このシャッターの下降中にシャッター1が図示せぬ障害物に当ると、モータ2 は依然として回転駆動を続けてシャッターを送り出すようになっているので、シ ャッターが傾斜しやがて点線で示すようにレール5とローラ4との間に弛みを生 じ、更にはローラ4に巻き付く状態になる。こうなると、シャッターを送り出す 方向に駆動しているにもかかわらず、巻き上げ状態になってしまう。
【0004】 シャッターの下限点にはリミットスイッチが取付けられており、このリミット スイッチにシャッターの先端が接触した時スイッチが作動してシャッター駆動は 停止されるようになっているが、上述した如く、下降途中で障害物に当ると、リ ミットスイッチは何等作動しないので、駆動状態は続行され問題となる。
【0005】 そこで、障害物に対する安全対策として、シャッターの最下部(水切り板)に スイッチを取付けておき、障害物に当るとこのスイッチがオンとなり、このオン に応答して赤外線発振器を起動し、この赤外線を上部に設けられているコントロ ーラの受信機にて受信し、駆動モータを停止させる方式がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 従来のこの様なシャッターの安全装置では、障害検出用のスイッチ、赤外線発 振器及びコントローラ等の装置が必要であり、取付けスーペースやコスト的にも 得策ではない。
【0007】 そこで、本考案は従来のかかる欠点を解決すべくなされたものであって、その 目的とするところは、特別の障害検出のための装置を付加することなく単に駆動 モータの回転制御のみで障害物に対しても安全に作動可能なシャッターの駆動装 置を提供することにある。
【0008】
本考案による電動シャッターの駆動装置は、シャッターの上下駆動をなす電動 機と、このシャッターの下降時にシャッターの自重に比してより小さい駆動力を もって当該シャッターを上昇方向に駆動するよう前記電動機を回転制御する制御 手段とを含むことを特徴とする。
【0009】 更に、本考案の電動シャッターの駆動装置は、前記シャッターの自重による下 降力と前記電動機の駆動力とが略等しくなるよう前記電動機の駆動制御をなすよ う構成されていることを特徴とする。
【0010】
シャッターは自重がありこの自重によりシャッターは下降しようとするので、 モータに対して制御をかけて当該自重F1よりも小さいトルクF2でモータが逆 回転するようにする。すると、F1−F2=F3の力でシャッターは下降する。 このとき、F1は下降距離比例して大きくなるが、ローラの回転数を検出してこ れをモータにフィードバックすることで、モータを制御してF2を順次大きくな るようにしてF3を略一定とすれば、シャッターは一定速度で下降する。
【0011】 この時障害物に当ると、F1が次第に小さくなり、F1=F2となる時点で停 止することになる。この様に、モータをシャッターの下降方向とは逆方向に回転 させつつシャッター下降をなすことで、簡単に障害物に対する安全機能を有して シャッター駆動が可能となるのである。
【0012】
以下、図面を参照しつつ本考案の実施例につき詳述する。
【0013】 図1は本考案の実施例の概略構成図である。図において、モータ2は減速器付 き(ギアボックス付き)の電動機であり、モータ制御部3によりその回転速度が 制御可能なものであり、AC(交流)モータやDC(直流)モータ等が使用でき る。このモータ2の回転力はローラ4へ伝達され、このローラ4に予め巻回され ているシャッター1の上下駆動力の制御をなすものである。このローラ4の回転 速度情報はモータ制御部3へ入力されてモータ2の回転速度を制御するフィード バック系が形成されている。
【0014】 かかる構成において、始動時にはローラ4またはモータ2に対するブレーキ( 図示せず)が解除されると共に速度制御のフィードバック系がオープンとされる ものとする。この状態で、シャッター1は自重F1で下降を開始し徐々に下降速 度が増大する。そこで、ローラ4の回転数がある回転数に達すると、速度制御の フィードバック系をオンとすると共にモータ2をシャッターの下降方向とは反対 方向(上昇方向)に、F1よりも小なるF2の力で、回転させる。
【0015】 すると、シャッター1はF1−F2=F3の力で下降することになる。この場 合自重F1は次第に増大するので、ローラ4の回転速度もそれに応じて増大する 。そこで、この回転速度を速度検出器により検出してモータ制御部3へ入力し、 F3が略一定となるようにフィードバックをかけてモータ2の回転数を制御すれ ば、シャッター1は略一定の力F3で下降することになる。
【0016】 図2(A)はこの場合のF1,F2,F3の時間(t)的変化の様子を示した 図である。t0がシャッターの上限点の時刻であり、t1が下限点の時刻であり 、その中間の時刻txで障害物にシャッターの先端が当ると、自重F1は次第に 小さくなり、図2(A)のF1の変化からF1’の如く変化する。従って、モー タ2の回転力はF2の状態からF2’へ変化し、最終的には、シャッター1の下 降力F3はF3’に示される様に時刻tyで下降力はゼロになり、自動的に下降 が停止されるのである。
【0017】 モータ制御部3におけるフィードバック系のフィードバック感度をより小さく 設計(ループゲインを小に設計)しておけば、F1,F2,F3の時間的変化の 様子は,図2(B)の如くなる。すなわち、F1’の変化に対するF2’の変化 の状態を遅くすることで、時刻tyでF3’はゼロになり以後F3’は負(上昇 方向)に変化してシャッターの巻き上げ動作が自動的に行われるものである。
【0018】 図3はモータの回転制御のためのブロック図を示し、(A)はACモータの場 合であり、(B)はDCモータの場合である。
【0019】 図3(A)を参照すると、ACモータ31の回転速度はギアボックス32を介 して減速されて速度検出部へ供給され速度検出されつつシャッター34の駆動を 行う。速度検出部33による検出情報は速度位相変換部35にて位相情報に変換 され、トライアック回路36の導通角の制御を行う。この導通角の制御によりA Cモータ電源37が制御されてACモータ31へ供給されるので、速度検出部3 3の速度検出情報に従ってモータ回転制御が可能となる。
【0020】 図3(B)を参照すると、DCモータ31の場合であり、速度検出部33の検 出情報は速度パルス変換部38へ入力され、検出速度に応じたパルス幅変調(P WM)制御がなされる。このPWM制御を受けたパルスにより電子スイッチ回路 39のトランジスタ等のスイッチング素子をオンオフ制御してDCモータ電源4 0のDCモータ31への供給状態が制御されるので、速度検出部33の速度検出 情報に従ってモータ回転制御が可能となる。
【0021】
本考案によれば、モータを単に通常とは逆方向に回転制御するのみの簡単な構 成で、シャッターの上下駆動及び障害物に対する安全動作の両方が可能となると いう効果がある。
【図1】本考案の実施例の概略構成図である。
【図2】(A)は本考案の実施例の動作時の各力の変化
状態を示す図、(B)は同じく速度制御系の感度を小と
した場合の各力の変化状態を示す図である。
状態を示す図、(B)は同じく速度制御系の感度を小と
した場合の各力の変化状態を示す図である。
【図3】(A)はモータの速度制御の一例のブロック
図、(B)はモータの速度制御の他の例のブロック図で
ある。
図、(B)はモータの速度制御の他の例のブロック図で
ある。
【図4】従来のシャッター駆動の例を説明する図であ
る。
る。
1 シャッター 2 モータ 3 速度制御部 F1 シャッター自重 F2 モータ回転力 F3 シャッター駆動力
Claims (6)
- 【請求項1】 シャッターの上下駆動をなす電動機と、
このシャッターの下降時にシャッターの自重に比してよ
り小さい駆動力をもって当該シャッターを上昇方向に駆
動するよう前記電動機を回転制御する制御手段とを含む
ことを特徴とする電動シャッターの駆動装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記シャッターの自重
による下降力と前記電動機の駆動力とが略等しくなるよ
う前記電動機の駆動制御をなすよう構成されていること
を特徴とする請求項1記載の電動シャッターの駆動装
置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記電動機の回転速度
を検出する検出手段と、この検出結果に応じて前記回転
速度を制御する速度制御手段とを有することを特徴とす
る請求項2記載の電動シャッターの駆動装置。 - 【請求項4】 前記電動機は交流電動機であり、前記速
度制御手段は、前記検出手段の検出速度に応じて前記交
流電動機への供給電源の導通角を制御するよう構成され
ていることを特徴とする請求項3記載の電動シャッター
の駆動装置。 - 【請求項5】 前記電動機は直流電動機であり、前記速
度制御手段は、前記検出手段の検出速度に応じて前記直
流電動機への供給電源のスイッチング制御を行うように
したことを特徴とする請求項3記載の電動シャッターの
駆動装置。 - 【請求項6】 前記供給電源のスイッチング制御は前記
回転速度に応じてスイッチングパルスのパルス幅を変化
制御するPWM制御方式であることを特徴とする請求項
5記載の電動シャッターの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007643U JP3005729U (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電動シャッターの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007643U JP3005729U (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電動シャッターの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005729U true JP3005729U (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=43141617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007643U Expired - Lifetime JP3005729U (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 電動シャッターの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005729U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299275A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Aisin Seiki Co Ltd | シャッター装置 |
JP2020193528A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 株式会社Lixil | シャッター装置 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP1994007643U patent/JP3005729U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299275A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Aisin Seiki Co Ltd | シャッター装置 |
JP2020193528A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 株式会社Lixil | シャッター装置 |
JP7250619B2 (ja) | 2019-05-30 | 2023-04-03 | 株式会社Lixil | シャッター装置 |
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