JP4915230B2 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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本発明は、空気調和装置の室内機に関し、特にフィルタに付着した塵埃を自動的に除去する機能を備えた空気調和装置の室内機に関する。
近年、空気調和装置の室内機として、フィルタとブラシとを接触させた状態で相対移動させ、そのフィルタに付着した塵埃を除去するタイプの室内機が普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のものは、フィルタにブラシを所定の圧力で接触させ、そのフィルタをモータによって往復移動させている。モータが回転すると、モータに直結された駆動ギアと、駆動ギアに噛み合った出力ギアが回転する。出力ギアはフィルタに形成されたラックと噛み合っており、出力ギアの回転によってフィルタが移動する。
フィルタの位置は、リミットスイッチによって検知される。リミットスイッチの操作ボタンは、フィルタの移動方向と平行な端面と常時接触しており、その端面の所定の位置にはリミットスイッチの操作ボタンを動作させる窪みが設けられている。リミットスイッチの操作ボタンがその窪みに嵌ったときに、リミットスイッチの信号が切り替わるのでフィルタが所定位置に到達したと認識される。
特開2006−194562号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、リミットスイッチの操作ボタンが動作方向と垂直な方向からフィルタで直接押される構成であるので、リミットスイッチの配置場所が限定され、余計な空間が必要となる。
そこで、本発明の課題は、フィルタの位置検知手段の配置の自由度を拡大し、位置検知手段の占有空間の大型化を抑制することができる空気調和装置の室内機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の室内機は、室内から吸込んだ空気をフィルタで清浄し熱交換器で熱交換させて再び室内に戻す空気調和装置の室内機であって、複数のフィルタと、複数の位置検知手段とを備えている。複数のフィルタは、所定の軌道上を移動する。複数の位置検知手段は、移動する複数のフィルタそれぞれの位置を検知する。また、複数の位置検知手段それぞれは、回動部材とスイッチとを有している。回動部材は、フィルタに押されて回動する。スイッチは、回動部材に押されて動作する。そして、複数の回動部材は、共通の回動軸を中心に回動する。
この室内機では、回動部材が同一回動軸上に集積されるので、回動部材による占有空間が縮小され、回動部材周辺の部材の小型化が図られる。このため、材料使用量が減少し材料費が低減する。
第2発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、回動部材が、回動の中心となる軸穴と、フィルタに接触する受動部と、受動部の変位をスイッチに伝達する動作部とを有している。複数の回動部材それぞれが、それぞれの軸穴を介して回動軸に挿入されている。
この室内機では、複数の回動部材を一括して同時に回動軸に挿入することが可能となり、挿入作業が単純化されるので、作業性が向上し製造コストが低減する。
第3発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明に係る空気調和装置の室内機であって、回動軸が、フィルタ同士の間に設けられ、複数の回動部材が、回動軸に重ねて挿入される。
この室内機では、フィルタ間の空間が利用されるので、水平方向寸法の大型化が抑制される。また、複数の回動部材を重ねることで回動部材による占有空間の大型化が抑制される。
第4発明に係る空気調和装置の室内機は、第3発明に係る空気調和装置の室内機であって、回動軸に重ねて挿入された複数の回動部材のうちで、少なくとも最上段の回動部材には、スイッチに接触して回動軸方向の移動を防止する係止部が形成されている。
この室内機では、搬送及び組立の際に、最上段の回動部材が回動軸から脱落しないので、下段の回動部材も回動軸から脱落せず、作業上の取扱いが容易になり作業性が向上する。
第5発明に係る空気調和装置の室内機は、第4発明に係る空気調和装置の室内機であって、係止部は、係止部を有した回動部材に押されて動作するスイッチに接触して係止している。
この室内機では、既存の部材が係止部の相手側として利用されるので、省部品、省スペースとなる。
第6発明に係る空気調和装置の室内機は、第5発明に係る空気調和装置の室内機であって、スイッチは、回動部材に押されて蝶番式に動作するレバーを有している。係止部は、係止部を有した回動部材に押されて動作するスイッチのレバーに接触して係止している。
この室内機では、係止部とレバーとは同時に且つ一緒に動くことができるので、係止部のサイズは回動部材の動作範囲と関係なく、レバーに合わせて小型化することができる。
第7発明に係る空気調和装置の室内機は、室内から吸込んだ空気をフィルタで清浄し熱交換器で熱交換させて再び室内に戻す空気調和装置の室内機であって、フィルタと、位置検知手段とを備えている。フィルタは、所定の軌道上を移動する。位置検知手段は、移動するフィルタの位置を検知する。また、位置検知手段は、回動部材と、スイッチと、回動軸とを有している。回動部材は、フィルタに押されて回動する。スイッチは、回動部材に押されて動作する。回動軸は、回動部材の回動の中心軸となる。そして、回動部材には、係止部が設けられている。係止部は、スイッチの所定部位と常時接触して回動部材が回動軸方向に移動することを防止する。
この室内機では、搬送及び組立の際に回動部材が回動軸から脱落しないので、作業上の取り扱いが容易となり作業性が向上する。
第8発明に係る空気調和装置の室内機は、第7発明に係る空気調和装置の室内機であって、スイッチが、回動部材に押されて蝶番式に動作するレバーを有している。係止部は、スイッチのレバーに接触して係止している。
この室内機では、係止部とレバーとは同時に且つ一緒に動くことができるので、係止部のサイズは回動部材の動作範囲と関係なく小型化することができる。
第1発明に係る空気調和装置の室内機では、回動部材が同一回動軸上に集積されるので、回動部材による占有空間が縮小され、回動部材周辺の部材の小型化が図られる。このため、材料使用量が減少し材料費が低減する。
第2発明に係る空気調和装置の室内機では、複数の回動部材を一括して同時に回動軸に挿入することが可能となり、挿入作業が単純化されるので、作業性が向上し製造コストが低減する。
第3発明に係る空気調和装置の室内機では、フィルタ間の空間が利用されるので、水平方向寸法の大型化が抑制される。また、回動部材を重ねることで回動部材による占有空間の大型化が抑制される。
第4発明に係る空気調和装置の室内機では、搬送及び組立の際に、最上段の回動部材が回動軸から脱落しないので、下段の回動部材も回動軸から脱落せず、作業上の取扱いが容易になり作業性が向上する。
第5発明に係る空気調和装置の室内機では、既存の部材が係止部の相手側として利用されるので、省部品、省スペースとなる。
第6発明に係る空気調和装置の室内機では、係止部とレバーとは同時に且つ一緒に動くことができるので、係止部のサイズは回動部材の動作範囲と関係なく、レバーに合わせて小型化することができる。
第7発明に係る空気調和装置の室内機では、搬送及び組立の際に回動部材が回動軸から脱落しないので、作業上の取り扱いが容易となり作業性が向上する。
第8発明に係る空気調和装置の室内機では、係止部とレバーとは同時に且つ一緒に動くことができるので、係止部のサイズは回動部材の動作範囲と関係なく小型化することができる。
<空気調和機の概略構成>
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、空気調和装置の外観図である。図1において、空気調和装置1は、室内に設置される室内機2と、室外に設置される室外機3とを有しており、室内の冷房および暖房を行うことができる。
室外機3は、室外空調ユニット5と、室外空調ユニット5上に配置される調湿ユニット4とを有している。調湿ユニット4は、室外の空気を室内へ供給し、或いは室内の空気を室外へ排出することができ、室外機3と室内機2との間には、調湿ユニット4からの室外空気や調湿空気等を室内機2側に供給するときに、或いは室内の空気を室外に排出するときに用いられる給排気ホース6が設けられている。
<室内機>
図2は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の室内機の断面図である。室内機2は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内機であり、図2に示すように、ケーシング10と、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、フィルタ21及びダストボックス60等を有している。
ケーシング10は、グリル10aと前面パネル10bと背面板10cとを含む。グリル10aはフィルタ21を覆うように配置されている。また、前面パネル10bは、グリル10aの前面を覆うように取付けられている。グリル10aには、室内機2の運転状況を表示する表示部77(図1参照)が設けられている。表示部77は、室内機2の前方から認知できるように設けられている。表示部77は、複数のLEDからなり、点灯の有無で室内機2の運転状況を表示する。
室内機2の内部には、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、及びフィルタ21が配置されている。室内熱交換器12及びファン13は、フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器12は、通過する空気との間で熱交換を行う。ファン13は、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器12に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
フレーム11の前面下部には、吹出し口15が設けられており、吹出し口15から吹き出される空気を案内する水平フラップ17が、吹出し口15に設けられている。水平フラップ17は、空気の案内方向を変更したり、吹出し口15を開閉したりすることができる。
グリル10aと室内熱交換器12との間にはフィルタ21が配置されており、室内熱交換器12に向って流入してくる空気に含まれる塵埃を除去している。本実施形態では、塵埃が付着したフィルタ21を自動清掃するために、フィルタ21を移動させるローラー31と、フィルタ21及びローラー31を支持するガイド部材41とをさらに備えている。以下、フィルタ清掃機能に関連する部材について図面を用いて説明する。
<フィルタ清掃機能の関連部材>
(フィルタ21)
図3は、フィルタ及びその周辺部品の分解斜視図である。図3において、フィルタ21は、空気中の塵埃を除去するフィルタ部22と、フィルタ部22の上下端、左右端及び中央部を支える支持枠23とを有する。本実施形態では、支持枠23は、エラストマで成形されており、外力によって容易に変形させられるが、外力が無くなると容易に復元される。なお、支持枠23の材質はエラストマに限定されるものではなく、ゴム、樹脂などの高分子材料から選定される。フィルタ21の左右端の支持枠23には、後述するピニオンギア32と噛み合うラック24が形成されている。
フィルタ21は、室内熱交換器12の前面側に配置され、室内および室外から取り込まれた空気から塵埃を除去する。これにより、フィルタ21は、空気中に浮遊する塵埃が室内熱交換器12の表面を汚染することを防止している。フィルタ21は、正規の状態では、室内熱交換器12の前面側のほぼ全域を覆うように配置されている。
(ローラー31)
ローラー31は、両端にピニオンギア32を有している。各ピニオンギア32は、フィルタ21のラック24と噛み合っており、ピニオンギア32が回転することによって、フィルタ21は上下に移動する。
各ピニオンギア32の中央には、外側へ突出する回転軸33が設けられており、回転軸33は、後述するガイド部材41の軸受43に支持される。回転軸33と軸受43との摩擦抵抗を低減するため、回転軸33が軸受43に挿入される前段階で、回転軸33に補助軸34が装着される。
補助軸34が装着される回転軸33と反対側にある回転軸33には、伝達ギア35の補助軸36が装着される。伝達ギア35は、駆動源からの回転をローラー31に伝達するギアであり、補助軸36が同軸で一体に成形されている。回転軸33に補助軸36を装着する際、作業者は、回転軸33をガイド部材41の軸受43に挿入し、その後、回転軸33を挿入した側と反対の方向から軸受43内の回転軸33を見ながら補助軸36を回転軸33に嵌合させる。
本実施形態では、補助軸34と伝達ギア35とは、自己潤滑性があり摩擦係数が低いポリアセタール樹脂によって成形されている。なお、材質はポリアセタール樹脂に限定されるものではなく、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂など自己潤滑性があり摩擦係数が低い樹脂から選定される。
(ガイド部材41)
図2、図3において、ガイド部材41は、フィルタ21が移動するための軌道となる案内溝42と、ピニオンギア32の回転軸33を支持する軸受43とを有している。
案内溝42は、前方案内溝42aと下方案内溝42bと後方案内溝42cと上方案内溝42dとから成る。前方案内溝42a及び後方案内溝42cの長さは、フィルタ21の長手方向の約4分の3の長さに相当し、上方案内溝42dの長さは、フィルタ21の長手方向の約4分の1の長さに相当する。下方案内溝42bは、前述したピニオンギア32の歯先円と同軸の円弧軌道を形成しており、前方案内溝42aの下端と後方案内溝42cの下端とを結んでいる。前方案内溝42aの上端と後方案内溝42cの上端は、共に上方案内溝42dの入口と繋がっている。
(位置検知手段50)
フィルタ21は、前述した案内溝42に沿って移動し所定の位置で停止する。フィルタ21の停止位置は、位置検知手段50によって検知される。図2において、位置検知手段50は、上方案内溝42dの終端近傍に配置されている。位置検知手段50は、リミットスイッチ51、レバー52及び回動部材53を含む。リミットスイッチ51は、内部の接点をボタンの移動によって開閉するものである。レバー52は、リミットスイッチ51の外側に蝶番式で装着されており、外力が加わると回動してリミットスイッチ51のボタンを押す。回動部材53は、フィルタ21のコーナーと接触することによって回動し、レバー52を押す。
(ダストボックス60)
ダストボックス60は、フィルタ21に付着した塵埃を除去して、その塵埃を一時的に溜める機能を有している。ダストボックス60は、ケーシング10の吹出し口15の上部位置に取り付けられている。このダストボックス60は、前面パネル10bが閉じられた状態でも、前面パネル10bとは干渉することなく着脱することができる。また、ダストボックス60には、回転ブラシ61が配設されており、この回転ブラシ61がフィルタ21に接触している。そして、回転ブラシ61は、ブラシ駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。
<フィルタ清掃動作>
室内機2では、制御部により定期的に、或いは使用者が必要とするときにリモコンによってフィルタ21が自動的に清掃される。以下、その仕組みについて説明する。
フィルタ21のラック24は、前方案内溝42aと上方案内溝42dとに収まっており、ラック24の一端(以後、第1端部24aとよぶ)はピニオンギア32と噛み合っている。ローラー31が回転すると、ピニオンギア32からラック24に回転が伝達され、フィルタ21は、ローラー31によって下方案内溝42bで方向転換して後方案内溝42c側へ搬送される。ローラー31が回転し続けると、ラック24の第1端部24aは上方案内溝42dに入り上方案内溝42dの終端に到達する。
ラック24の第1端部24aが上方案内溝42dの終端に到達すると、第1端部24aが位置検知手段50の回動部材53を押して回動させる。回動部材53の回動は、レバー52に伝達され、レバー52によってリミットスイッチ51のボタンが押されオン動作する。空気調和装置の制御部は、リミットスイッチ51から出力されるオン信号からラック24の第1端部24aが上方案内溝42dの終端に到達したと判断し、ローラー31の回転を停止させる。このとき、ラック24は、後方案内溝42cと上方案内溝42dとに収まっており、ラック24の他端(以後、第2端部24bとよぶ)はピニオンギア32と噛み合っている。
フィルタ21が移動する際に、フィルタ21の表面に付着していた塵埃は回転ブラシ61によって掻き落される。回転ブラシ61は、少なくともフィルタ21が前方から後方へ移動している期間中は回転しており、その回転方向は、フィルタ21の進行方向に逆らう方向である。
フィルタ21が前方から後方へ移動し塵埃の除去が終了すると、制御部は、ローラー31を逆回転させる。フィルタ21のラック24の第2端部24bは、ピニオンギア32と噛み合っているので、ピニオンギア32からラック24に回転が伝達され、フィルタ21は、ローラー31によって下方案内溝42bで方向転換して前方案内溝42a側へ搬送される。ローラー31が逆回転し続けると、ラック24の第2端部24bは上方案内溝42dに入り上方案内溝42dの終端に到達する。
ラック24の第2端部24bが上方案内溝42dの終端に到達すると、第2端部24bが位置検知手段50の回動部材53を押して回動させる。回動部材53の回動は、レバー52に伝達され、レバー52によってリミットスイッチ51のボタンが押されオン動作する。空気調和装置の制御部は、リミットスイッチ51から出力されるオン信号からラック24の第2端部24bが上方案内溝42dの終端に到達したと判断し、ローラー31の回転を停止させる。
<フィルタが複数ある場合の位置検知手段の配置>
上記実施形態では、フィルタの数量について特に限定せずに説明したが、単一でも複数でもよい。ここでは、2つのフィルタの位置検知手段について、図面を用いて説明する。
図4は、位置検知手段及びその周辺部を示す平面図である。便宜上、図4において、2つのフィルタ21のうち、平面視左側を第1フィルタ121、平面視右側を第2フィルタ221とし、2つの位置検知手段50のうち、平面視左側を第1位置検知手段150、平面視右側を第2位置検知手段250とする。
図4において、第1フィルタ121と第2フィルタ221との間に、第1位置検知手段150と第2位置検知手段250が配置されている。第1位置検知手段150は、第1リミットスイッチ151と、第1レバー152と、第1回動部材153とを含む。第2位置検知手段250は、第2リミットスイッチ251と、第2レバー252と、第2回動部材253とを含む。第1回動部材153と第2回動部材253とは、回動軸54に回動自在に支持されている。
第1リミットスイッチ151及び第2リミットスイッチ251には、ハーネス50aが接続されている。ハーネス50aは、第1フィルタ121、第1リミットスイッチ151、第2フィルタ221及び第2リミットスイッチ251の動作を妨げないように所定の距離を保ちながら、図4の平面視右上のハーネスガイド111へ導かれている。そして、ハーネス50aは、ハーネスガイド111内を通って電装品ボックス(図示せず)に接続されている。このように、ハーネス50aは、ハーネスガイド111に収納されるので組立時に周辺部品と干渉せず、作業者の組立作業性が向上する。また、ハーネス50aは、外部からは見えないので室内機2の外観を損なうことがない。
図5は、回動軸、第1回動部材および第2回動部材の斜視図である。図5において、第1回動部材153は、回動軸54に挿入される軸穴153aと、第1フィルタ121と接触する受動部153bと、受動部153bの変位を第1レバー152に伝達する動作部153cと、第1レバー152の端面と接触する係止部153dとを有する。第1回動部材153は、軸穴153aを介して回動軸54に挿入される。
第2回動部材253は、回動軸54に挿入される軸穴253aと、第2フィルタ221と接触する受動部253bと、受動部253bの変位を第2レバー252に伝達する動作部253cとを有する。第2回動部材253は、軸穴253aを介して回動軸54に挿入される。
図6は、回動軸に支持された第1回動部材および第2回動部材の斜視図である。図6において、第1回動部材153と第2回動部材253とは、上下に重なり合っている。この状態で、第1回動部材153の係止部153dが、第1リミットスイッチ151の第1レバー152の端面に接触しているので(図4参照)、第1回動部材153は、回動軸54から移動して脱落することがない。この結果、第2回動部材253も回動軸54から脱落しない。
本実施形態では、係止部153dは、第1レバー152の端面に接触しているが、これに限定されるものではなく、第1リミットスイッチ151の本体側面に接触してもよい。但し、この場合、係止部153dは、第1回動部材153の回動に伴って移動するので、係止部153dは第1回動部材153の全回動範囲で相手側と接触していなければならず、係止部153dが大型化する。しかし、本実施形態のように、係止部153dが第1レバー152の端面に接触することで、係止部153dと第1レバー152とは同時に且つ一緒に動くことができるので、係止部153dのサイズは第1回動部材153の動作範囲と関係なく小型化する。
<特徴>
(1)
室内機2では、第1回動部材153は、第1フィルタ121に押されて回動し第1リミットスイッチ151を動作させる。第2回動部材253は、第2フィルタ221に押されて回動し第2リミットスイッチ251を動作させる。そして、第1回動部材153及び第2回動部材253は、共通の回動軸54を中心に回動する。第1回動部材153と第2回動部材253が同一の回動軸54に集積されるので、占有空間が縮小され周辺部材の小型化が図られる。このため、材料使用量が減少し材料費が低減する。
(2)
室内機2では、回動軸54は、第1フィルタ121と第2フィルタ221との間に配置されている。第1回動部材153、第2回動部材253は、回動軸54に上下に重ねて挿入されている。このため、水平方向寸法の大型化、各回動部材による占有体積の大型化が抑制される。また、第1回動部材153及び第2回動部材253を一括して同時に回動軸54に挿入することが可能となり、作業性が向上し製造コストが低減する。
(3)
室内機2では、回動軸54の最上段にある第1回動部材153には、係止部153dが形成されている。係止部153dは、第1リミットスイッチ151の第1レバー152に接触して係止しており、第1回動部材153の回動軸54方向の移動を防止している。このため、搬送及び組立の際に、第1回動部材153が回動軸54から脱落しないので、下段の第2回動部材253も回動軸54から脱落せず、作業上の取扱いが容易になり作業性が向上する。
また、係止部153dと第1レバー152とは同時に且つ一緒に動くことができるので、係止部153dのサイズは第1回動部材153の動作範囲と関係なく、第1レバー152に合わせて小型化することができる。
以上のように、本発明によれば、フィルタの位置検知手段の占有空間の大型化を抑制することができるので、複数のフィルタを移動させてフィルタの清掃を行う空気調和装置の室内機に有用である。
空気調和装置の外観図。 本発明の一実施形態に係る空気調和装置の室内機の断面図。 フィルタ及びその周辺部品の分解斜視図。 位置検知手段及びその周辺部を示す平面図。 回動軸、第1回動部材および第2回動部材の斜視図。 回動軸に支持された第1回動部材および第2回動部材の斜視図。
1 空気調和装置
2 室内機
12 室内熱交換器
54 回動軸
121 第1フィルタ
150 第1位置検知手段
151 第1リミットスイッチ
152 第1レバー
153 第1回動部材
153a 軸穴
153b 受動部
153c 動作部
153d 係止部
221 第2フィルタ
250 第2位置検知手段
251 第2リミットスイッチ
252 第2レバー
253 第2回動部材
253a 軸穴
253b 受動部
253c 動作部

Claims (8)

  1. 室内から吸込んだ空気をフィルタで清浄し熱交換器で熱交換させて再び室内に戻す空気調和装置の室内機であって、
    所定の軌道上を移動する複数のフィルタ(121,221)と、
    移動する複数の前記フィルタ(121,221)それぞれの位置を検知する複数の位置検知手段(150,250)と、
    を備え、
    複数の前記位置検知手段(150,250)それぞれは、前記フィルタ(121,221)に押されて回動する回動部材(153,253)と、前記回動部材(153,253)に押されて動作するスイッチ(151,251)とを有し、
    複数の前記回動部材(153,253)が、共通の回動軸(54)を中心に回動する、
    空気調和装置(1)の室内機(2)。
  2. 前記回動部材(153,253)は、
    回動の中心となる軸穴(153a,253a)と、
    前記フィルタ(121,221)に接触する受動部(153b,253b)と、
    前記受動部(153b,253b)の変位を前記スイッチ(151,251)に伝達する動作部(153c、253c)と、
    を有し、
    複数の前記回動部材(153,253)が、前記軸穴(153a,253a)を介して前記回動軸(54)に挿入されている、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  3. 前記回動軸(54)が、前記フィルタ(121,221)同士の間に設けられ、
    複数の前記回動部材(153,253)が、前記回動軸(54)に重ねて挿入される、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  4. 前記回動軸(54)に重ねて挿入された複数の前記回動部材(153,253)のうちで、少なくとも最上段の前記回動部材(153)には、前記スイッチに接触して前記回動軸(54)方向の移動を防止する係止部(153d)が形成されている、
    請求項3に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  5. 前記係止部(153d)は、前記係止部(153d)を有する前記回動部材(153)に押されて動作する前記スイッチ(151)に接触して係止している、
    請求項4に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  6. 前記スイッチ(151,251)は、前記回動部材(153,253)に押されて蝶番式に動作するレバー(152,252)を有し、
    前記係止部(153d)は、前記係止部(153d)を有した前記回動部材(153)に押されて動作する前記スイッチ(151)の前記レバー(152)に接触して係止している、
    請求項5に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  7. 室内から吸込んだ空気をフィルタで清浄し熱交換器で熱交換させて再び室内に戻す空気調和装置の室内機であって、
    所定の軌道上を移動するフィルタ(121)と、
    移動する前記フィルタ(121)の位置を検知する位置検知手段(150)と、
    を備え、
    前記位置検知手段(150)は、前記フィルタ(121)に押されて回動する回動部材(153)と、前記回動部材(153)に押されて動作するスイッチ(151)と、前記回動部材(153)の回動の中心軸となる回動軸(54)とを有し、
    前記回動部材(153)には、前記スイッチ(151)の所定部位と常時接触して前記回動部材(153)が前記回動軸(54)方向に移動することを防止する係止部(153d)が設けられている、
    空気調和装置(1)の室内機(2)。
  8. 前記スイッチ(151)は、前記回動部材(153)に押されて蝶番式に動作するレバー(152)を有し、
    前記係止部(153d)は、前記スイッチ(151)のレバー(152)に接触して係止している、
    請求項7に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
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