JP5020208B2 - フィルターの清掃装置及びこれを搭載した空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機内に取り付けられるフィルターの清掃を自動的に行なう清掃装置を搭載した空気調和機に関するものである。
空気調和機には、エアコン等の空気調和機の室内機内に、室内機内に取り入れる空気に含まれている埃等の塵埃を捕集するフィルターが設けられている。そして、従来から、室内機内に設置されたフィルターを自動的に清掃するようにした空気調和機が種々提案されている。そのようなものとして、フィルターが1本の半円軌道レールに沿って往復運動し、その端部に配されたリミットスイッチをフィルターが押すことでフィルターの位置を検出するようにした清掃装置を有する空気調和機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、ラック部が設けられたフィルターを駆動モーターギアに押圧するため、別体のフィルター押さえパーツを用い、別体のフィルター押さえパーツ用ストッパー複数個で固定し、フィルターの交換は、そのフィルター押さえパーツと、ダストボックスを外してから行なうようにした清掃装置を有する空気調和機が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。さらに、ダストボックスの本体の固定には別体のダストボックスストッパー複数個を用いるようにした清掃装置を有する空気調和機が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2005−195240号公報(第5頁、第2図) 特開2005−300155号公報(第6頁、第2図) 特開2005−024134号公報(第3頁、第4図)
特許文献1に記載の技術においては、1回のフィルター往復運動に対し、1回しかリミットスイッチを押すことができなかったため、フィルター往復運動途中での位置検知ができないという課題があった。また、特許文献2に記載の技術においては、折り返しのタイミングをモーターの送り量で決定しており、モーターのばらつき等があった場合に完全にフィルターが移動できず、最後まで清掃できないという課題もあった。さらに、特許文献3に記載の技術においては、フィルターとそのフィルターの駆動モーターギアとが押圧されていないと、歯飛びしてしまうといった課題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、フィルターの位置検知を容易かつ正確にできるフィルターの清掃装置及びこれを搭載した空気調和機を提供することを目的としている。
本発明に係る清掃装置は、空気調和機に搭載される清掃装置であって、ラック部が設けられ、レールに沿って移動可能に配置され、塵埃を捕集するフィルターと、前記フィルターの往復路を構成する上レール及び下レールと、前記フィルターを、前記上レールから前記下レールへ、又は、前記下レールから前記上レールへ案内するレールUターン部と、前記ラック部と噛み合って前記フィルターを移動させるモーターギアと、前記フィルターの上面の一部が接触することで前記フィルターの位置を検知するセンサーと、を有し、前記モーターギアが前記レールUターン部の近傍に設置され、前記センサーが前記レールの前記レールUターン部とは反対側にある上下レール端部の近傍に設置されており、前記フィルターの長さを、初期状態において前記フィルターの前記上下レール端部で露出した一部の上面が前記センサーに接触するように前記センサーから前記モーターギアに至るまでの長さよりも長いものとしていることを特徴とする。また、本発明に係る空気調和機は、上記の清掃装置を搭載したことを特徴とする。
本発明に係る清掃装置によれば、フィルターが1往復する間に上レール上端で1回、下レール上端で1回それぞれセンサーをONにすることができ、フィルターの往復運動1回でフィルターの運動状態を2回検知するので、往復それぞれでフィルターの位置検出をすることができる。また、本発明に係る空気調和機によれば、上記の清掃装置を搭載しているので、確実にフィルターの位置検知を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る清掃装置50の断面構成を示す概略断面図である。図3は、フィルター1を2つ設けた清掃装置50を説明するための説明図である。図1〜図3に基づいて、空気調和機の室内機に搭載される清掃装置50の構成及び動作について説明する。図1がフィルター1が上レール2上でリミットスイッチ5をONにした初期状態を、図2がフィルター1が下レール3上でリミットスイッチ5をONにした状態を、それぞれ示している。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
この清掃装置50は、空気調和機の室内機(実施の形態6参照)に取り付けられ、室内機内に取り付けられるフィルター1の清掃を自動的に行なうものである。図1及び図2に示すように、清掃装置50は、枠体50aと、フィルター1と、上レール2、下レール3、リミットスイッチ5、レールUターン部6、及び、モーターギア7を少なくとも有している。また、上レール2または下レール3を沿うようにフィルター1が取り付けられている。このフィルター1には、複数個のラック部8が設けられている。また、フィルター1は、図3に示すように2つ設けられることが一般的であるが、フィルター1の設置個数を特に限定するものではない。
上レール2は、枠体50a内の上面に沿って設けられており、フィルター1の往復路となるものである。下レール3は、枠体50a内の下面に沿って設けられており、上レール2と同様にフィルター1の往復路となるものである。なお、上レール2及び下レール3は、略同等の長さとしている。また、上レール2及び下レール3のレールUターン部6とは反対側端部を合流させ1つのレール(上下レール)とし、この端部(上下レール端部4)にリミットスイッチ5が設置されている。リミットスイッチ5は、センサーとして機能し、上下レール端部4に設けられており、フィルター1によってONされることでフィルター1の信号を取り込みフィルター1の位置を検知するようになっている。
レールUターン部6は、枠体50a内の一端に設けられており、フィルター1を上レール2から下レール3へ、又は、下レール3から上レール2へ案内するものである。つまり、フィルター1は、レールUターン部6でUターンするように移動するようになっているのである。モーターギア7は、レールUターン部6の近傍に設けられており、フィルター1を上レール2または下レール3に沿って駆動させるものである。フィルター1に設けられているラック部8がモーターギア7と噛み合うことによって、モーターギア7の回転動作に伴って、フィルター1が駆動するようになっている。フィルター1は、室内機内に吸い込まれる空気に含まれている塵埃を捕集するものである。このフィルター1の長さは、リミットスイッチ5からモーターギア7に至るまでの長さよりも長いものとしている。
ここで、清掃装置50の動作について説明する。
図1において、上レール2に沿って配置されたフィルター1は、上下レール端部4に配置されたリミットスイッチ5に接触し、リミットスイッチ5をONにしている。モーターギア7が回転(紙面左回転)すると、フィルター1は、上レール2からレールUターン部6を通り、下レール3を移動して図2の状態になり、上下レール端部4に配置されたリミットスイッチ5をONにする。その後、モーターギア7が逆回転(紙面右回転)すると、フィルター1は、180°反転し、下レール3からレールUターン部6を通り、上レール2を移動して図1の状態になり、上下レール端部4に配置されたリミットスイッチ5をONにする。
すなわち、図1の初期状態にあるフィルター1は、モーターギア7が回転することによって、上レール2、レールUターン部6及び下レール3に沿って移動し、図2の状態になり、図2の状態にあるフィルター1は、モーターギア7が逆回転することによって、下レール3、レールUターン部6及び上レール2に沿って移動し、図1の状態になるのである。清掃装置50は、このようにフィルター1を往復運動させるようになっている。そして、以上のように構成したことで、清掃装置50は、フィルター1の往復運動1回で1個のリミットスイッチ5を2回ONにできるので、往復それぞれでフィルター1の位置検知ができるようになっている。
なお、図示していないが、フィルター1の移動経路内にブラシ等の除塵手段を設け、フィルター1の往復運動中にフィルター1を除塵手段によって清掃し、フィルター1に捕集されている塵埃を掻き落としたり、叩き落としたりして、回収するようにしている。塵埃の回収は、実施の形態2で説明するような着脱自在なダストボックスで行なうとよい。また、フィルター1の清掃動作は、定期的に行なうようにしてもよく、ユーザからの指示があったときに行なうようにしてもよい。また、フィルター1を着脱自在にし、ユーザが手動で清掃することを可能にしておいてもよい。
また、フィルター1の長さをリミットスイッチ5からモーターギア7に至るまでの上レール2あるいは下レール3の長さよりも長く設定しているので、フィルター1に設けたラック部8がモーターギア7から外れることなく、フィルター1がリミットスイッチ5を確実にONするようになっており、フィルター1の位置検知を確実に実行できるようになっている。また、図3に示すように枠体50aの左右にフィルター1が並列に2枚ある場合も、両フィルター1間であって、リミットスイッチ5の近傍に設置したシーソー機構9を用いて1個のリミットスイッチ5を用いれば同様の効果を得ることができる。
ここで、図3に基づいて、シーソー機構9の具体的な動作について説明する。図3(a)がフィルターを2つ設けた清掃装置を説明するための部分拡大斜視図を、図3(b)がシーソー機構9の正面図を、図3(c)がシーソー機構9が紙面左側から持ち上げられた概略図を、図3(d)がシーソー機構9が紙面右側から持ち上げられた概略図を、図3(e)がシーソー機構9が紙面両側から持ち上げられた概略図を、それぞれ示している。図3(a)及び図3(b)に示すように、シーソー機構9は、このシーソー機構9の略中心部に設けられている支点9aで軸支されている。
そして、フィルター1がシーソー機構9の紙面左側から移動してきた場合には、図4(c)に示すようにシーソー機構9が紙面右側に回転し、シーソー機構9の紙面左側が持ち上げられる(矢印A)。この状態でフィルター1がシーソー機構9の紙面右側から移動してきた場合には、図4(e)に示すようにシーソー機構9の紙面両側が持ち上げられ、リミットスイッチ5がONされるようになっている(矢印C)。一方、フィルター1がシーソー機構9の紙面右側から移動してきた場合には、図4(d)に示すようにシーソー機構9が紙面左側に回転し、シーソー機構9の紙面右側が持ち上げられる(矢印B)。この状態でフィルター1がシーソー機構9の紙面左側から移動してきた場合には、図4(e)に示すようにシーソー機構9の紙面両側が持ち上げられ、リミットスイッチ5がONされるようになっている(矢印C)。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る清掃装置51を説明するための説明図である。図5は、ボス10の形状を説明するための部分拡大斜視図である。図4及び図5に基づいて、実施の形態2に係る清掃装置51の構成について説明する。図4(a)がダストボックス12を取り外した状態の正面図を、図4(b)がダストボックス12を取り付けた状態を、それぞれ示している。なお、実施の形態2では、実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
この実施の形態2に係る清掃装置51は、実施の形態1をより確実に行うために、フィルター1とモーターギア7とを押圧し、かつ、枠体51aへの固定を兼ねるボス10をダストボックス12に一体成形で設けるようにしたものである。この清掃装置51の基本的な構成は、実施の形態1に係る清掃装置50と同様である。つまり、清掃装置51は、枠体51aと、図示省略の上レール、図示省略の下レール、図示省略のリミットスイッチ、図示省略のレールUターン部、及び、モーターギア7を少なくとも有している。
また、清掃装置51は、枠体51aにフィルター1及びモーターギア7を押圧するダストボックス12を備えている。ダストボックス12には、枠体51aに形成した第1凹部10aに挿入し、ダストボックス12を枠体51aに支持するボス10と、ボス10の反対側端部を枠体51aに形成した第2凹部13aに挿入し、ダストボックス12を枠体51aに支持するスライドストッパー13と、が設けられている。ボス10とスライドストッパー13は、ダストボックス12の左右一方ずつに設けられている。このダストボックス12は、フィルター1から除塵された塵埃を、蓄えておくものである。
このように構成された清掃装置51のダストボックス12の挿入方法について説明する。ダストボックス12を、モーターギア7の方向にボス10を斜め方向から挿入し、ボス10を枠体51aの第1凹部10aに装着する。つまり、ボス10は、取付軸として機能し、ダストボックス12を枠体に取付支持するのである。ボス10を第1凹部10aに装着したら、ダストボックス12を水平にするために、スライドストッパー13側を上方に移動させる。そして、スライドストッパー13を操作し、このスライドストッパー13を第2凹部13aに挿入し、ダストボックス12を枠体51aに固定支持する。
以上のように構成したので、清掃装置51は、フィルター1の誤作動を抑制し、フィルター1がモーターギア7から浮かず、リミットスイッチ5を確実にONにすることができるようになる。また、清掃装置51は、ダストボックス12の固定に別部品を必要としないため、部品点数を減らした安価なものとすることができる。さらに、ユーザーのフィルター1の交換に要する手間を減少することができる。なお、ボス10は、その先端部に図5のような面取り部11を形成しておけば、ダストボックス12の着脱時の抵抗を減少させることができ、挿入性を向上することができる。この面取り部11の角度、長さ及び大きさを特に限定するものではない。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る清掃装置52の一部を拡大して示す拡大側面図である。図6に基づいて、実施の形態3に係る清掃装置52の構成について説明する。なお、実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明するものとする。この実施の形態3に係る清掃装置52は、実施の形態1をより確実に行うために、フィルター1の移動を誘導するフィルターガイド14をダストボックス12に一体成形で設けるようにしたものである。
この清掃装置52の基本的な構成は、実施の形態1に係る清掃装置50及び実施の形態2に係る清掃装置51と同様である。つまり、清掃装置52は、枠体52aと、上レール2、下レール3、図示省略のリミットスイッチ、レールUターン部6、及び、モーターギア7を少なくとも有している。また、清掃装置52は、実施の形態2に係る清掃装置51と同様にダストボックス12を備えているが、ダストボックス12にフィルター1の移動を誘導するフィルターガイド14を設けた点で、実施の形態2に係る清掃装置51と相違している。フィルターガイド14は、上レール2に沿って立設するように設けられている。
以上のように構成したので、清掃装置52は、実施の形態2に係る清掃装置51と同様の効果を有するとともに、フィルター1を撓ませることなくリミットスイッチ5を確実にONにすることができるようになる。また、清掃装置52は、フィルター1を誘導するための別部品が必要としないため、部品点数を減らした更に安価なものとすることができる。なお、実施の形態2と同様に、ボス10の先端部には、面取り部11を形成しておくことが望ましい。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係る清掃装置53に取り付けられるフィルター1の構成を示す斜視図である。図8は、フィルター1の動作が停止した状態を示す拡大断面図である。図7及び図8に基づいて、実施の形態4に係る清掃装置53の特徴事項であるフィルター1の停止手段15について説明する。なお、実施の形態4では、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明するものとする。この実施の形態3に係る清掃装置53は、実施の形態1〜実施の形態3の特徴事項に加え、フィルター1の物理的な停止手段15をラック部8の両端に設けるようにしたものである。
この清掃装置53の基本的な構成は、実施の形態1に係る清掃装置50、実施の形態2に係る清掃装置51及び実施の形態3に係る清掃装置52と同様である。つまり、清掃装置53は、図示省略の枠体と、図示省略の上レール、図示省略の下レール、図示省略のリミットスイッチ、図示省略のレールUターン部、及び、モーターギア7を少なくとも有している。この清掃装置53に取り付けるフィルター1に停止手段15を設けている点で、実施の形態1に係る清掃装置50、実施の形態2に係る清掃装置51及び実施の形態3に係る清掃装置52と相違している。
フィルター1には、実施の形態1で説明したように複数のラック部8が設けられている。このラック部8は、モーターギア7と噛み合うような形状となっている。つまり、モーターギア7が回転動作することによって、ラック部8がモーターギア7と噛み合い、フィルター1が移動するようになっているのである。フィルター1には、ラック部8の端部からフィルター1の外周面にかけて停止手段15が形成されている。つまり、モーターギア7と噛み合わないような形状を停止手段15として、ラック部8とは別に形成しているのである。
つまり、図8に示すように、モーターギア7の回転動作でフィルター1が移動することになるが、フィルター1の停止手段15のところでモーターギア7と噛み合わなくなるため、モーターギア7の駆動力がフィルター1に伝わらなくなるのである。以上のように構成したので、清掃装置53は、実施の形態1に係る清掃装置50、実施の形態2に係る清掃装置51及び実施の形態3に係る清掃装置52の有する効果に加え、ラック部8がモーターギア7から外れ、フィルター1が動作しなくなるのを確実に防ぐことができる。なお、停止手段15の形状や大きさ等を特に限定するものではない。
実施の形態5.
図9及び10は、本発明の実施の形態5に係る清掃装置54の断面構成を示す概略断面図である。図9及び図10に基づいて、空気調和機の室内機に搭載される清掃装置54の構成及び動作について説明する。図9がフィルター1が上レール2上でリミットスイッチ5をONにした初期状態を、図10(a)がフィルター1が下レール3上でリミットスイッチ5をONにした状態を、それぞれ示している。また、図10(b)及び図10(c)が尤度を説明するための概略図を示している。なお、実施の形態5では、実施の形態1〜実施の形態4と同一部分には同一符号を付し、実施の形態1〜実施の形態4との相違点を中心に説明するものとする。
この実施の形態5に係る清掃装置54の基本的な構成は、実施の形態1に係る清掃装置50、実施の形態2に係る清掃装置51、実施の形態3に係る清掃装置52及び実施の形態4に係る清掃装置53と同様である。ただし、清掃装置54は、上レール2及び下レール3の幅(フィルター1の移動方向の高さ:図10(b)で示すa)をフィルター1の厚さ(図10(b)で示すb)に対して尤度を小さくしている点で、実施の形態1に係る清掃装置50、実施の形態2に係る清掃装置51、実施の形態3に係る清掃装置52及び実施の形態4に係る清掃装置53と相違している。
たとえば、(フィルター1の厚さb)/(上レール2及び下レール3の幅a)が60%程度となるように、上レール2及び下レール3の幅aを5mm、フィルター1の厚さbを2.7mm程度に設定するとよい。b/aの値が大きすぎると、フィルター1が動きにくくなってしまい、b/aの値が小さすぎると、フィルター1が図10(c)に示すように撓んでしまうことになってしまう。つまり、上レール2及び下レール3の幅aをフィルター1の厚さbに対して尤度を小さくとは、b/aの値に適度な余裕を持たせるということを意味しているのである。
そこで、清掃装置54では、上レール2及び下レール3の幅aをフィルター1の厚さbに対して尤度を小さくなるように、つまりb/aが60%程度となるように、フィルター1の厚さと、上レール2及び下レール3の幅を設定するようにしているのである。以上のように構成したので、清掃装置54は、実施の形態1に係る清掃装置50、実施の形態2に係る清掃装置51、実施の形態3に係る清掃装置52及び実施の形態4に係る清掃装置53の有する効果に加え、フィルター1が上レール2及び下レール3の間で撓まず、より確実にリミットスイッチ5をONにすることができる。なお、b/aが60%となるように設定した場合を例に説明したが、50%〜70%の範囲内であれば同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図11は、本発明の実施の形態6に係る室内機100の概略構成を示す縦断面図である。図11に基づいて、実施の形態1〜実施の形態5のいずれかの清掃装置を搭載した室内機100の構成及び動作について説明する。この実施の形態6に係る室内機100は、室内の壁等に設置され、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用し、図示省略の室外機から供給される冷媒によって室内等の空調対象域に空調空気(冷房用空気又は暖房用空気)を供給するものである。
室内機100は、室内空気を内部に吸い込むための吸込口16及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口19が形成されている筐体20と、この筐体20内に収納され、吸込口16から空気を吸い込み、吹出口19から空気を吹き出す送風機18と、吸込口16から送風機18までの風路に配設され、冷媒を空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器17と、筐体20の前面を覆う前面パネル21と、実施の形態1〜実施の形態5に係るいずれかの清掃装置と、を有している。そして、これらの構成要素により空気の送出路が形成されている。
吸込口16は、筐体20の上部に開口形成されている。吹出口19は、筐体20の下部に開口形成されている。送風機18は、たとえば貫流送風機等で構成するとよい。熱交換器17は、筐体20の前面下側に配設された前面下側熱交換器と、筐体20の前面上側に配設された前面上側熱交換器と、筐体20の背面上側に配設された背面熱交換器とで構成されている。そして、前面下側熱交換器と前面上側熱交換器とが室内機100を側面から見た状態において略くの字状となって送風機18の上側(吸込口16側)から前面までを、背面熱交換器が送風機18の上側から背面上側までを取り囲むように配置されている。この熱交換器17は、たとえばフィンチューブ型熱交換器等で構成するとよい。
ここで、室内機100内における空気の流れについて簡単に説明する。
まず、空気は、筐体20の上部に形成されている吸込口16から室内機100内に流れ込む。この空気は、送風機18を取り囲むように配置されている熱交換器17を通過する際に熱交換器17内を導通している冷媒によって加熱又は冷却されて空調空気となる。そして、空調空気は、送風機18を経て筐体20の下部に形成されている吹出口19から室内機100の外部へ送出されるようになっている。
室内機100には、実施の形態1〜実施の形態5に係るいずれかの清掃装置を搭載しているので、フィルター1の往復運動1回でリミットスイッチ5を2回ONにできるものとすることができる。実施の形態2に係る清掃装置51を搭載すれば、フィルター1がモーターギア7から浮かず、リミットスイッチ5をより確実にONにすることができ、安価なものとすることができる。実施の形態3に係る清掃装置52を搭載すれば、フィルター1を撓ませることなくリミットスイッチ5を確実にONにすることができ、更に安価なものとすることができる。実施の形態4に係る清掃装置53を搭載すれば、フィルター1が動作しなくなるのを確実に防ぐことができる。実施の形態5に係る清掃装置54を搭載すれば、より確実にリミットスイッチ5をONにすることができる。
実施の形態1に係る清掃装置の断面構成を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る清掃装置の断面構成を示す概略断面図である。 フィルターを2つ設けた清掃装置を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る清掃装置を説明するための説明図である。 ボスの形状を説明するための部分拡大斜視図である。 実施の形態3に係る清掃装置の一部を拡大して示す拡大側面図である。 実施の形態4に係る清掃装置に取り付けられるフィルターの構成を示す斜視図である。 フィルターの動作が停止した状態を示す拡大断面図である。 実施の形態5に係る清掃装置の断面構成を示す概略断面図である。 実施の形態5に係る清掃装置の断面構成を示す概略断面図である。 実施の形態6に係る室内機の概略構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 フィルター、2 上レール、3 下レール、4 上下レール端部、5 リミットスイッチ、6 レールUターン部、7 モーターギア、8 ラック部、9 シーソー機構、10 ボス、10a 第1凹部、11 面取り部、12 ダストボックス、13 スライドストッパー、13a 第2凹部、14 フィルターガイド、15 停止手段、16 吸込口、17 熱交換器、18 送風機、19 吹出口、20 筐体、21 前面パネル、50 清掃装置、50a 枠体、51 清掃装置、51a 枠体、52 清掃装置、52a 枠体、53 清掃装置、54 清掃装置、100 室内機。

Claims (10)

  1. 空気調和機に搭載される清掃装置であって、
    ラック部が設けられ、レールに沿って移動可能に配置され、塵埃を捕集するフィルターと、
    前記フィルターの往復路を構成する上レール及び下レールと、
    前記フィルターを、
    前記上レールから前記下レールへ、又は、前記下レールから前記上レールへ案内するレールUターン部と、
    前記ラック部と噛み合って前記フィルターを移動させるモーターギアと、
    前記フィルターの上面の一部が接触することで前記フィルターの位置を検知するセンサーと、を有し、
    前記モーターギアが前記レールUターン部の近傍に設置され、前記センサーが前記レールの前記レールUターン部とは反対側にある上下レール端部の近傍に設置されており、
    前記フィルターの長さを、初期状態において前記フィルターの前記上下レール端部で露出した一部の上面が前記センサーに接触するように前記センサーから前記モーターギアに至るまでの長さよりも長いものとしている
    ことを特徴とする清掃装置。
  2. 前記上レールと前記下レールの端部は、合流して1つのレールとなっており、
    前記センサーを合流した前記レールの端部に設置している
    ことを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
  3. 前記フィルターを並列に2枚設けるものにおいて、
    前記フィルター間にシーソー機構を設け、
    1個の前記センサーで前記フィルターの位置を検知可能としている
    ことを特徴とする請求項2に記載の清掃装置。
  4. 前記フィルターに、前記フィルターの移動を停止させる停止手段を設け、
    前記停止手段は、
    前記フィルターの前記ラック部の両端部の外側に、前記モーターギアと噛み合わない部位で形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の清掃装置。
  5. 前記フィルターの厚さをb、前記上レール及び前記下レールの幅をaとし、
    b/aの値が50%〜70%の範囲内となるように前記a及び前記bを設定している
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の清掃装置。
  6. 前記フィルター及び前記モーターギアを押圧するとともに、前記フィルターに捕集された塵埃を回収するダストボックスを設けた
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の清掃装置。
  7. 前記ダストボックスの左右一方側に設けられ、前記レールが設置される枠体に挿入されることで前記ダストボックスを前記枠体に取付支持するボスと、
    前記ダストボックスの前記ボスとは反対側に設けられ、前記ダストボックスを前記枠体に固定支持するスライドストッパーと、を設けている
    ことを特徴とする請求項6に記載の清掃装置。
  8. 前記ダストボックスに前記フィルターの移動を誘導するフィルターガイドを設けている
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の清掃装置。
  9. 前記フィルターガイドは、
    前記上レールに沿って立設するように設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の清掃装置。
  10. 前記請求項1〜9のいずれか一項に記載の清掃装置を搭載した
    ことを特徴とする空気調和機。
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