JP2008145079A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

空気調和装置の室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008145079A
JP2008145079A JP2006335036A JP2006335036A JP2008145079A JP 2008145079 A JP2008145079 A JP 2008145079A JP 2006335036 A JP2006335036 A JP 2006335036A JP 2006335036 A JP2006335036 A JP 2006335036A JP 2008145079 A JP2008145079 A JP 2008145079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
indoor unit
guide member
track
guide groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006335036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008145079A5 (ja
Inventor
Tatsuhiko Akai
竜彦 赤井
Masato Miyagami
正人 宮上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2006335036A priority Critical patent/JP2008145079A/ja
Publication of JP2008145079A publication Critical patent/JP2008145079A/ja
Publication of JP2008145079A5 publication Critical patent/JP2008145079A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】フィルタを滑らかに移動させることができる空気調和装置の室内機を提供する。
【解決手段】室内機2は、室内熱交換器12と、ファン13と、フィルタ21と、ローラー31と、ガイド部材41とを備えている。室内熱交換器12は、流入してくる空気流と熱交換を行なう。ファン13は、空気流を発生させる。フィルタ21は、空気流の中に含まれる塵埃を除去する。ローラー31は、フィルタ21を移動させる。ガイド部材41には、移動するフィルタ21を支持して所定の方向へ導くための案内溝42が形成されている。そして、ガイド部材41は、金型で射出成形される樹脂部品であって、ガイド部材41の案内溝42が有る側を金型のキャビティ側とし、案内溝42が無い側を金型のコア側として成形されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和装置の室内機に関し、特にフィルタに付着した塵埃を自動的に除去する機能を備えた空気調和装置の室内機に関する。
近年、空気調和装置の室内機として、フィルタとブラシとを接触させた状態で相対移動させ、そのフィルタに付着した塵埃を除去するタイプの室内機が普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のものは、フィルタにブラシを所定の圧力で接触させ、そのフィルタをモータによって往復移動させている。モータが回転すると、モータに直結された駆動ギアと、駆動ギアに噛み合った出力ギアが回転する。出力ギアはフィルタに形成されたラックと噛み合っており、出力ギアの回転によってフィルタが移動する。
特開2006−194562号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、フィルタが正確に往復移動するために、フィルタを移動方向へ滑らかに導くための案内手段を必要とするが、特許文献1には、その手段が一切開示されていない。
そこで、本発明の課題は、フィルタを滑らかに移動させることができる空気調和装置の室内機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の室内機は、室内熱交換器と、ファンと、フィルタと、ローラーと、ガイド部材とを備えている。室内熱交換器は、流入してくる空気流と熱交換を行なう。ファンは、空気流を発生させる。フィルタは、空気流の中に含まれる塵埃を除去する。ローラーは、フィルタを移動させる。ガイド部材には、移動するフィルタを支持して所定の方向へ導くための軌道が形成されている。そして、ガイド部材は、金型で成形され、成形後に金型からガイド部材を突き出すピンが軌道上を避けてガイド部材を突き出すことによって離型されている。
この室内機に使用されるガイド部材では、ガイド部材が成形後離型される際に、軌道上が突き出しピンで突かれることは回避されている。このため、軌道上に突き出しピンの跡が存在せず、フィルタが軌道上を滑らかに移動することができる。
第2発明に係る空気調和装置の室内機は、室内熱交換器と、ファンと、フィルタと、ローラーと、ガイド部材とを備えている。室内熱交換器は、流入してくる空気流と熱交換を行なう。ファンは、空気流を発生させる。フィルタは、空気流の中に含まれる塵埃を除去する。ローラーは、フィルタを移動させる。ガイド部材には、移動するフィルタを支持して所定の方向へ導くための軌道が形成されている。そして、ガイド部材は、金型で射出成形される樹脂部品であって、ガイド部材の軌道が有る側を金型のキャビティ側とし軌道が無い側を金型のコア側として成形されている。
この室内機に使用されるガイド部材では、ガイド部材の成形後に金型を開いた際、軌道が無い側が金型のコア側に残り、ガイド部材はコア側から突き出されて離型される。このため、金型のキャビティ側にあった軌道上には突き出された跡が存在せず、フィルタが軌道上を滑らかに移動することができる。
第3発明に係る空気調和装置の室内機は、第1発明または第2発明に係る空気調和装置の室内機であって、軌道が断面凹状の溝で形成されており、フィルタの端部が溝の内底面および内側面に接触しながら移動する。
この室内機では、フィルタの端部が溝に囲まれて支持されるので、フィルタは、軌道を外れることなく移動することができ、動作の信頼性が高まる。
第4発明に係る空気調和装置の室内機は、第3発明に係る空気調和装置の室内機であって、ローラーが、フィルタを進行方向に送り出すピニオンギアを有し、溝の内面に接触するフィルタの端部に、ピニオンギアと噛み合うラックが形成されている。
この室内機では、溝の内表面が、ラックの歯先を滑らかに進行させるので、ラックの歯先が磨耗し難く、耐久性が高まる。
第5発明に係る空気調和装置の室内機は、第4発明に係る空気調和装置の室内機であって、溝の深さ寸法が、ラックの歯幅寸法以上である。
この室内機では、ラックが移動方向と垂直な方向に偏っても溝からはみ出ることはない。このため、溝のエッジとラックの歯先が干渉しないので、ラックの歯先が傷つくことがなく、信頼性が向上する。
第6発明に係る空気調和装置の室内機は、第4発明に係る空気調和装置の室内機であって、溝の深さ寸法が8mm以上である。
この室内機では、ピニオンギアでフィルタを移動させる際にラックの歯面に作用する最大面圧に耐え得るラックの歯幅寸法が設定されても、その歯幅寸法が確実に収まる。このため、溝のエッジとラックの歯先が干渉しないので、ラックの歯先が傷つくことがなく、信頼性が向上する。
第1発明と第2発明に係る空気調和装置の室内機では、フィルタが移動する軌道上には、金型から突き出された跡が存在せず、フィルタは軌道上を滑らかに移動することができる。
第3発明に係る空気調和装置の室内機では、フィルタの端部が溝に囲まれて支持されるので、フィルタは、軌道を外れることなく移動することができ、動作の信頼性が高まる。
第4発明に係る空気調和装置の室内機では、溝の内表面が、ラックの歯先を滑らかに進行させるので、ラックの歯先が磨耗し難く、耐久性が高まる。
第5発明と第6発明に係る空気調和装置の室内機では、溝のエッジとラックの歯先が干渉しないので、ラックの歯先が傷つくことがなく、信頼性が向上する。
<空気調和機の概略構成>
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、空気調和装置の外観図である。図1において、空気調和装置1は、室内に設置される室内機2と、室外に設置される室外機3とを有しており、室内の冷房および暖房を行うことができる。
室外機3は、室外空調ユニット5と、室外空調ユニット5上に配置される調湿ユニット4とを有している。調湿ユニット4は、室外の空気を室内へ供給し、或いは室内の空気を室外へ排出することができ、室外機3と室内機2との間には、調湿ユニット4からの室外空気や調湿空気等を室内機2側に供給するときに、或いは室内の空気を室外に排出するときに用いられる給排気ホース6が設けられている。
<室内機>
図2は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の室内機の断面図である。室内機2は、室内の壁面に取り付けられる壁掛け型の室内機であり、図2に示すように、ケーシング10と、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、フィルタ21及びダストボックス60等を有している。
ケーシング10は、グリル10aと前面パネル10bと背面板10cとを含む。グリル10aはフィルタ21を覆うように配置されている。また、前面パネル10bは、グリル10aの前面を覆うように取付けられている。グリル10aには、室内機2の運転状況を表示する表示部77(図1参照)が設けられている。表示部77は、室内機2の前方から認知できるように設けられている。表示部77は、複数のLEDからなり、点灯の有無で室内機2の運転状況を表示する。
室内機2の内部には、フレーム11、室内熱交換器12、ファン13、及びフィルタ21が配置されている。室内熱交換器12及びファン13は、フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器12は、通過する空気との間で熱交換を行う。ファン13は、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器12に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
フレーム11の前面下部には、吹出し口15が設けられており、吹出し口15から吹き出される空気を案内する水平フラップ17が、吹出し口15に設けられている。水平フラップ17は、空気の案内方向を変更したり、吹出し口15を開閉したりすることができる。
グリル10aと室内熱交換器12との間にはフィルタ21が配置されており、室内熱交換器12に向って流入してくる空気に含まれる塵埃を除去している。本実施形態では、塵埃が付着したフィルタ21を自動清掃するために、フィルタ21を移動させるローラー31と、フィルタ21及びローラー31を支持するガイド部材41とをさらに備えている。以下、フィルタ清掃機能に関連する部材について図面を用いて説明する。
<フィルタ清掃機能の関連部材>
(フィルタ21)
図3は、フィルタ及びその周辺部品の分解斜視図である。図3において、フィルタ21は、空気中の塵埃を除去するフィルタ部22と、フィルタ部22の上下端、左右端及び中央部を支える支持枠23とを有する。本実施形態では、支持枠23は、エラストマで成形されており、外力によって容易に変形させられるが、外力が無くなると容易に復元される。なお、支持枠23の材質はエラストマに限定されるものではなく、ゴム、樹脂などの高分子材料から選定される。フィルタ21の左右端の支持枠23には、後述するピニオンギア32と噛み合うラック24が形成されている。
フィルタ21は、室内熱交換器12の前面側に配置され、室内および室外から取り込まれた空気から塵埃を除去する。これにより、フィルタ21は、空気中に浮遊する塵埃が室内熱交換器12の表面を汚染することを防止している。フィルタ21は、正規の状態では、室内熱交換器12の前面側のほぼ全域を覆うように配置されている。
(ローラー31)
ローラー31は、両端にピニオンギア32を有している。各ピニオンギア32は、フィルタ21のラック24と噛み合っており、ピニオンギア32が回転することによって、フィルタ21は上下に移動する。
各ピニオンギア32の中央には、外側へ突出する回転軸33が設けられており、回転軸33は、後述するガイド部材41の軸受43に支持される。回転軸33と軸受43との摩擦抵抗を低減するため、回転軸33が軸受43に挿入される前段階で、回転軸33に補助軸34が装着される。
補助軸34が装着された回転軸33と反対側にある回転軸33には、伝達ギア35の補助軸36が装着される。伝達ギア35は、駆動源からの回転をローラー31に伝達するギアであり、補助軸36が同軸で一体に成形されている。回転軸33に補助軸36を装着する際、作業者は、回転軸33をガイド部材41の軸受43に挿入し、その後、回転軸33を挿入した側と反対の方向から軸受43内の回転軸33を見ながら補助軸36を回転軸33に嵌合させる。
本実施形態では、補助軸34と伝達ギア35とは、自己潤滑性があり摩擦係数が低いポリアセタール樹脂によって成形されている。なお、材質はポリアセタール樹脂に限定されるものではなく、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂など自己潤滑性があり摩擦係数が低い樹脂から選定される。
(ガイド部材41)
図4は、ガイド部材を一方の側面から視た拡大斜視図である。図4において、ガイド部材41は、フィルタ21が移動するための軌道となる案内溝42と、ピニオンギア32の回転軸33を支持する軸受43とを有している。
案内溝42は、前方案内溝42aと下方案内溝42bと後方案内溝42cと上方案内溝42dとから成る。前方案内溝42a及び後方案内溝42cの長さは、フィルタ21の長手方向の約4分の3の長さに相当し、上方案内溝42dの長さは、フィルタ21の長手方向の約4分の1の長さに相当する。下方案内溝42bは、前述したピニオンギア32の歯先円と同軸の円弧軌道を形成しており、前方案内溝42aの下端と後方案内溝42cの下端とを結んでいる。前方案内溝42aの上端と後方案内溝42cの上端は、共に上方案内溝42dの入口と繋がっている。
(位置検知手段50)
フィルタ21は、前述した案内溝42に沿って移動し所定の位置で停止する。フィルタ21の停止位置は、位置検知手段50によって検知される。図2において、位置検知手段50は、上方案内溝42dの終端近傍に配置されている。位置検知手段50は、リミットスイッチ51、レバー52及び回動部材53を含む。リミットスイッチ51は、内部の接点をボタンの移動によって開閉するものである。レバー52は、リミットスイッチ51の外側に蝶番式で装着されており、外力が加わると回動してリミットスイッチ51のボタンを押す。回動部材53は、フィルタ21のコーナーと接触することによって回動し、レバー52を押す。
(ダストボックス60)
ダストボックス60は、フィルタ21に付着した塵埃を除去して、その塵埃を一時的に溜める機能を有している。ダストボックス60は、ケーシング10の吹出し口15の上部位置に取り付けられている。このダストボックス60は、前面パネル10bが閉じられた状態でも、前面パネル10bとは干渉することなく着脱することができる。また、ダストボックス60には、回転ブラシ61が配設されており、この回転ブラシ61がフィルタ21に接触している。そして、回転ブラシ61は、ブラシ駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。
<フィルタ清掃動作>
室内機2では、制御部により定期的に、或いは使用者が必要とするときにリモコンによってフィルタ21が自動的に清掃される。以下、その仕組みについて説明する。
図2において、フィルタ21のラック24は、前方案内溝42aと上方案内溝42dとに収まっており、ラック24の一端(以後、第1端部24aとよぶ)はピニオンギア32と噛み合っている。ローラー31が回転すると、ピニオンギア32からラック24に回転が伝達され、フィルタ21は、ローラー31によって下方案内溝42bで方向転換して後方案内溝42c側へ搬送される。ローラー31が回転し続けると、ラック24の第1端部24aは上方案内溝42dに入り上方案内溝42dの終端に到達する。
ラック24の第1端部24aが上方案内溝42dの終端に到達すると、第1端部24aが位置検知手段50の回動部材53を押して回動させる。回動部材53の回動は、レバー52に伝達され、レバー52によってリミットスイッチ51のボタンが押されオン動作する。空気調和装置の制御部は、リミットスイッチ51から出力されるオン信号からラック24の第1端部24aが上方案内溝42dの終端に到達したと判断し、ローラー31の回転を停止させる。このとき、ラック24は、後方案内溝42cと上方案内溝42dとに収まっており、ラック24の他端(以後、第2端部24bとよぶ)はピニオンギア32と噛み合っている。
フィルタ21が移動する際に、フィルタ21の表面に付着していた塵埃は回転ブラシ61によって掻き落される。回転ブラシ61は、少なくともフィルタ21が前方から後方へ移動している期間中は回転しており、その回転方向は、フィルタ21の進行方向に逆らう方向である。
フィルタ21が前方から後方へ移動し塵埃の除去が終了すると、制御部は、ローラー31を逆回転させる。フィルタ21のラック24の第2端部24bは、ピニオンギア32と噛み合っているので、ピニオンギア32からラック24に回転が伝達され、フィルタ21は、ローラー31によって下方案内溝42bで方向転換して前方案内溝42a側へ搬送される。ローラー31が逆回転し続けると、ラック24の第2端部24bは上方案内溝42dに入り上方案内溝42dの終端に到達する。
ラック24の第2端部24bが上方案内溝42dの終端に到達すると、第2端部24bが位置検知手段50の回動部材53を押して回動させる。回動部材53の回動は、レバー52に伝達され、レバー52によってリミットスイッチ51のボタンが押されオン動作する。空気調和装置の制御部は、リミットスイッチ51から出力されるオン信号からラック24の第2端部24bが上方案内溝42dの終端に到達したと判断し、ローラー31の回転を停止させる。
<ガイド部材の成形方法>
ガイド部材41は、案内溝42を形成するために複数の壁が設けられている。例えば、図4において、前方案内溝42aは壁44と壁45と、下方案内溝42bは軸受43と壁46とによって、後方案内溝42cは壁47と壁48とによって、上方案内溝42dは壁44と壁49とによって形成されている。これらの壁44〜49は、フィルタ21のラック24を確実に支持するため、深さが8mm以上に設定されている。
図5は、図4に示したガイド部材のB面側から視た斜視図であり、図5に示すように、B面側には、案内溝42を形成する必要がないのでほとんど壁がない。ガイド部材41は成形金型によって射出成形されるが、案内溝42のあるA面側が金型に残り易いので、一般には、A面側を成形金型のコア側に、B面側を成形金型のキャビティ側とする。
しかしながら、A面側をコアとした場合、射出成形後にコアに残ったガイド部材41を突き出しピンで突き出す動作が必要であり、突き出した際に案内溝42の底面、及び壁44〜49の端面に突き出しピンの跡が段差となって残り、フィルタ21の滑らかな移動を阻害する。
そこで、本実施形態のガイド部材41は、案内溝42が有るA面側をキャビティ側、B面側をコア側として成形されている。そして、射出成形後はB面側が成形金型に残り、B面側が突き出しピンによって突き出されるので、A面側には突き出しピンによる段差ができない。
したがって、案内溝42の底面、および壁44〜49は、段差のない滑らかな表面が確保され、フィルタの移動が阻害されない。
<他の実施形態>
上記の実施形態では、ガイド部材41にフィルタ21が移動する案内溝42が設けられているが、これに限定されるものではない。たとえば、ガイド部材41に凸状の軌道を設け、フィルタ21の端部に凸状の軌道が嵌る凹状の溝を設けてもよい。
<特徴>
(1)
室内機2では、フィルタ21の端部を支持するガイド部材41に、フィルタ21を所定の方向へ導くための案内溝42が形成されている。ガイド部材41は、案内溝42側を金型のキャビティ側とし成形され、案内溝42が無い側から突き出されて離型される。このため、案内溝42の内表面には突き出された跡が存在せず、フィルタ21の端部が案内溝42内表面上を滑らかに移動することができる。
(2)
室内機2では、フィルタ21の端部が案内溝42に囲まれて支持されるので、フィルタ21は、軌道を外れることなく移動することができ、動作の信頼性が高まる。
(3)
室内機2では、フィルタ21の端部に、フィルタ21を進行方向に送り出すピニオンギア32と噛み合うラック24が形成されている。案内溝42が、ラック24の歯先を滑らかに進行させるので、ラックの歯先が磨耗し難く耐久性が高い。
(4)
室内機2では、案内溝の深さ寸法が8mm以上であり、ラック24の歯幅寸法が確実に収まる。このため、溝のエッジとラックの歯先が干渉しないので、ラック24の歯先が傷つくことがなく、信頼性が向上する。
以上のように、本発明によれば、フィルタが所定の軌道上を滑らかに移動することができるので、フィルタ移動式のフィルタ清掃機能を有する空気調和装置の室内機に有用である。
空気調和装置の外観図。 本発明の一実施形態に係る空気調和装置の室内機の断面図。 フィルタ及びその周辺部品の分解斜視図。 ガイド部材を一方の側面から視た拡大斜視図。 図4に示したガイド部材のB面側から視た斜視図。
符号の説明
1 空気調和装置
2 室内機
12 室内熱交換器
13 ファン
21 フィルタ
24 ラック
31 ローラー
32 ピニオンギア
41 ガイド部材
42 案内溝

Claims (6)

  1. 流入してくる空気流と熱交換を行なう室内熱交換器(12)と、
    前記空気流を発生させるファン(13)と、
    前記空気流の中に含まれる塵埃を除去するフィルタ(21)と、
    前記フィルタを移動させるローラー(31)と、
    移動する前記フィルタ(21)を支持して所定の方向へ導くための軌道が形成されているガイド部材(41)と、
    を備え、
    前記ガイド部材(41)は、金型で成形され、成形後に前記金型から前記ガイド部材(41)を突き出すピンが前記軌道上を避けて前記ガイド部材(41)を突き出すことによって離型されている、
    空気調和装置(1)の室内機(2)。
  2. 流入してくる空気流と熱交換を行なう室内熱交換器(12)と、
    前記空気流を発生させるファン(13)と、
    前記空気流の中に含まれる塵埃を除去するフィルタ(21)と、
    前記フィルタを移動させるローラー(31)と、
    移動する前記フィルタ(21)を支持して所定の方向へ導くための軌道が形成されているガイド部材(41)と、
    を備え、
    前記ガイド部材(41)は、金型で射出成形される樹脂部品であって、前記ガイド部材(41)の前記軌道が有る側を前記金型のキャビティ側とし前記軌道が無い側を前記金型のコア側として成形されている、
    空気調和装置(1)の室内機(2)。
  3. 前記軌道が断面凹状の溝(42)で形成されており、
    前記フィルタ(21)の端部が前記溝(42)の内底面および内側面に接触しながら移動する、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  4. 前記ローラー(31)は、前記フィルタ(21)を進行方向に送り出すピニオンギア(32)を有し、
    前記溝(42)の内面に接触する前記フィルタ(21)の端部に、前記ピニオンギア(32)と噛み合うラック(24)が形成されている、
    請求項3に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  5. 前記溝(42)の深さ寸法が、前記ラック(24)の歯幅寸法以上である、
    請求項4に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
  6. 前記溝(42)の深さ寸法が8mm以上である、
    請求項4に記載の空気調和装置(1)の室内機(2)。
JP2006335036A 2006-12-12 2006-12-12 空気調和装置の室内機 Pending JP2008145079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335036A JP2008145079A (ja) 2006-12-12 2006-12-12 空気調和装置の室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335036A JP2008145079A (ja) 2006-12-12 2006-12-12 空気調和装置の室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008145079A true JP2008145079A (ja) 2008-06-26
JP2008145079A5 JP2008145079A5 (ja) 2009-09-24

Family

ID=39605452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006335036A Pending JP2008145079A (ja) 2006-12-12 2006-12-12 空気調和装置の室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008145079A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037119A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05106859A (ja) * 1991-10-17 1993-04-27 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室内機ユニツト
JPH08323772A (ja) * 1995-06-05 1996-12-10 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール成形用金型
JPH11287513A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 壁埋込型空気調和機のエアーフィルタ支持装置
JP2001065702A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Ntn Corp ベーンシール
JP2002005504A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2005098273A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sanwa Kasei Kk ロッカーアーム用ダミーシャフト

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05106859A (ja) * 1991-10-17 1993-04-27 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室内機ユニツト
JPH08323772A (ja) * 1995-06-05 1996-12-10 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール成形用金型
JPH11287513A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 壁埋込型空気調和機のエアーフィルタ支持装置
JP2001065702A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Ntn Corp ベーンシール
JP2002005504A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2005098273A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sanwa Kasei Kk ロッカーアーム用ダミーシャフト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037119A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4915230B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP4175407B2 (ja) 空気調和機
JP5294440B2 (ja) 空気調和機
JP5034473B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP5240960B2 (ja) 空気調和機用清掃装置と空気調和機
JP2011021802A (ja) 空気調和機の室内機
JP2008116189A (ja) 空気調和機
JP2011149683A (ja) エアーフィルター清掃装置および空気調和機の室内機
JP2010210191A (ja) 空気調節装置
JP2007107728A (ja) 空気調和機
JP2010243030A (ja) 給気換気装置
JP2008170808A (ja) 集塵機構並びに投射型映像表示装置及び電子機器
JP4967792B2 (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP2008145079A (ja) 空気調和装置の室内機
CN206037236U (zh) 空调机的室内机
JP2008145079A5 (ja)
JP2011050962A (ja) 空気調和機
JP2009014264A (ja) 空気調和機
JP4887035B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2007155240A (ja) 空気調和機の室内機
JP5479396B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2010197014A (ja) 空気調和機
JP2020000988A (ja) フィルタ清掃ユニット及び空気調和機
JP2004069176A (ja) 空気調和機の室内機
JP4887036B2 (ja) 空気調和機の室内機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090811

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120703