JP3385204B2 - 自動製氷機の駆動方法 - Google Patents

自動製氷機の駆動方法

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JP3385204B2
JP3385204B2 JP01793998A JP1793998A JP3385204B2 JP 3385204 B2 JP3385204 B2 JP 3385204B2 JP 01793998 A JP01793998 A JP 01793998A JP 1793998 A JP1793998 A JP 1793998A JP 3385204 B2 JP3385204 B2 JP 3385204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫内に設置さ
れ、氷を自動的に製造すると共に貯氷容器内の氷の不足
を検出した場合に、製造した氷を自動的に補給する自動
製氷機の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動製氷機能を備えた家庭用冷蔵
庫等が知られているが、この冷蔵庫に取り付けられてい
る自動製氷機の駆動装置として、例えば、本出願人が先
に出願した特開平9−264646号公報に開示されて
いる製氷皿の駆動装置等がある。このような自動製氷機
では、貯氷容器内の氷の量を検知するための検氷アーム
をAC同期モータによって動作させている。この検氷ア
ームは、特開平9−264646号公報に示されるよう
に、カム歯車に形成されたカム面等によって駆動される
ことが多い。
【0003】このカム歯車は、検氷アームを待機状態と
する製氷位置と、検氷アームによって満氷か否かを検知
する検氷位置と、貯氷容器内の氷が不足しているとき製
氷皿をひねり製氷皿内の氷を離氷させる離氷位置の計3
つの位置を少なくとも有するように構成される。
【0004】そして、カム歯車の回転によって検氷アー
ムが上下動し、貯氷容器内の氷の量を検知している。こ
の検知動作において、検氷アームの位置等を確認するた
めに製氷位置、満氷位置および離氷位置のそれぞれで検
知信号を発生させるようにしている。検氷アームを駆動
するAC同期モータは、この検知信号によって、オンオ
フや回転方向の制御がなされる。
【0005】なお、製氷位置での検知信号は必ず発生す
るが、離氷位置での検知信号は貯氷容器内の氷が不足
し、離氷動作が行われる場合のみ発生する。また、検氷
位置での検知信号は、貯氷容器内の氷が一杯となってい
る満氷状態のときのみ発生し、氷が不足状態のときは発
生しないようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動製氷機の駆
動方法は、イニシャライズとなる初期設定時の動作にお
いて、製氷位置側に配置されるメカロック位置へ突き当
てる動作をさせているため、製氷位置を超えて製氷皿を
さらに回転(=逆回転)させて何かの動作をさせようと
した場合、初期設定時にもその動作を行うこととなって
しまい、好ましいものとならない。例えば、製氷位置か
らわずかに逆回転されて給水動作をさせたい場合、初期
設定時にも給水が行われることとなり、逆回転させてメ
カロックさせるという従来の方法を採用できないととな
る。
【0007】また、特開平9−26464号で示される
自動製氷機の駆動方法においては、初期設定時の際、常
にメカロックを行わせるため、初期設定の度にカム歯車
がケース等に設けた突起等にぶつかり振動音や衝突音が
発生している。この音は、昼間に発生する場合はそれ程
問題とならないが、夜間の静寂な時間に発生すると、ユ
ーザによっては欠陥冷蔵庫と思ったりして冷蔵庫自体の
商品価値が下がってしまう危険性を生じさせるものとな
る。
【0008】本発明は、初期設定動作時にメカロックを
生じないようにでき、振動音や衝突音を発生しないよう
にすると共に、初期設定動作時には製氷位置を超えての
逆回転を製氷皿に生じさせないようにできる自動製氷機
の駆動方法を提供することを目的とする。また、他の発
明は、製氷位置の信号と検氷位置の信号を区別できるよ
うにして、製氷皿の回転位置がどこにあっても確実に製
氷位置に復帰できるようにした自動製氷機の駆動方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、駆動源によって駆動され
る出力軸と、該出力軸に支持されると共に駆動源によっ
て回転駆動される製氷皿と、該製氷皿で製氷された氷を
貯氷する貯氷容器と、該貯氷容器内の氷の有無を検出す
る検出手段とを有し、製氷皿の回転位置として、貯氷容
器内の氷の有無を検出する検氷位置を挟んで製氷皿内の
液体を製氷させる製氷位置と、製氷された氷を離氷させ
る離氷位置とを備えた自動製氷機の駆動方法において、
製氷位置と検氷位置との間で信号を発生させ、その信号
の切り替え位置を基準点とし、初期設定動作時に現在位
置からこの基準点に向けて駆動開始させ、この基準点の
通過の際の信号の切り替わりを利用して製氷皿を製氷位
置へ復帰させている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の自動製氷機の駆動方法において、信号を前記検氷
位置で発生する信号と同一の信号とし、基準点から製氷
位置までの時間を、検氷位置で発生する信号の時間より
長くしている。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1または2記載の自動製氷機の駆動方法において、基準
点から製氷位置側に渡るすべての領域で信号が発生する
ように構成し、初期設定動作時に、信号が発生したとき
は、離氷位置側へ製氷皿を駆動し、信号が発生しないと
きは、製氷位置側へ製氷皿を駆動するようにしている。
【0012】また、請求項4記載の発明では、駆動源に
よって駆動される出力軸と、該出力軸に支持されると共
に駆動源によって回転駆動される製氷皿と、該製氷皿で
製氷された氷を貯氷する貯氷容器と、該貯氷容器内の氷
の有無を検出する検出手段とを有する自動製氷機の駆動
方法において、貯氷容器の氷の有無を検出する検氷位置
を挟んで製氷皿内の液体を製氷させる製氷位置と、製氷
された氷を離氷させる離氷位置とを有すると共に、製氷
皿が検氷位置近傍および製氷位置近傍に回転駆動される
とき、この各々の位置で長さの異なる所定長の同一信号
を出力する信号出力手段と、該信号出力手段により出力
された信号を検出する信号検出手段とを有し、製氷位置
近傍で信号出力手段により信号が出力されている間に製
氷位置を設け、該製氷位置から製氷皿を検氷位置側へ駆
動して信号が出力されなくなるまでの長さを、検氷位置
で信号出力手段によって出力される所定長の信号の長さ
より長く設定し、初期設定動作開始時に信号が出力され
ているとき、一旦製氷皿を離氷位置側へ駆動して信号が
切り替わった後、製氷皿を逆転させて製氷位置へ復帰さ
せている。
【0013】さらに、請求項5記載の発明では、請求項
4記載の自動製氷機の駆動方法において、初期設定動作
開始時に信号が出力されていないとき、製氷皿を前記製
氷位置側へ回転させて製氷位置へ復帰させている。
【0014】加えて、請求項6記載の発明は請求項1か
ら5のいずれか1項記載の自動製氷機の駆動方法におい
て、製氷位置を挟んで基準点と反対側に製氷皿が回転駆
動された位置に、製氷皿へ液体を供給する給水位置を設
けている。
【0015】本発明の自動製氷機の駆動方法は、製氷皿
の回転位置として、製氷位置と、さらに回転すると共に
検氷アームが下降する検氷位置と、さらに回転し離氷動
作をする離氷位置の3つの位置を取るように製氷皿を駆
動する。そして、製氷位置と検氷位置との間に信号が切
り替わる基準点を設け、初期設定動作時には、常にこの
基準点に向けて製氷皿が回転するようにすると共にこの
基準点での信号の切り替わりを利用して製氷皿を製氷位
置へ復帰させている。このため、初期設定動作時は、製
氷皿を製氷位置から逆回転させた場合にメカロック状態
となるメカロック位置へ製氷皿をもたらすことなく製氷
位置へ復帰させることが可能となる。
【0016】なお、基準点から製氷位置までの時間を、
検氷位置が発生する検氷信号の時間より長くすると、検
氷信号と製氷位置信号を同一の信号としても、その長さ
の違いから製氷位置信号を判断でき、確実に製氷位置に
製氷皿を復帰させることができる。
【0017】この自動製氷機は、製氷皿内の液体が氷と
なると、検氷アームが貯氷容器内に進出して氷の貯蔵状
態を検知する。もし、貯氷容器内の氷が不足していると
すると、検氷アームは貯氷容器内へ十分進出する。この
検氷アームの動きを検出することによって自動製氷機
は、製氷皿を反転させて貯氷容器内に氷を落下させる。
なお、製氷皿を反転させず、わずかに傾けてその内部の
氷をかき出す方式のものとしても良い。製氷皿の氷が取
り出された後、製氷皿は製氷位置に戻され、新たな氷を
製造する。
【0018】製氷皿を回転駆動させる駆動源としては、
ステッピングモータ、AC同期モータ、コンデンサモー
タ等のモータやソレノイド等の各種の機構が採用され
る。また、信号出力手段としては、ホール素子とマグネ
ットによって信号発生させるものの他、光を遮断部材で
遮ったり通過させたりして受光を制御する光方式等を利
用できる。また、信号検出手段としては、自動製氷機の
駆動位置内に設けられたり、冷蔵庫本体に設けられるマ
イクロプロセッサやその他の回路が採用される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1から図3は、本発明の実施の形態に係
る駆動方法を採用した自動製氷機を示している。この自
動製氷機1は、冷蔵庫の製氷室内に設置されている。自
動製氷機1は、図示しない貯氷容器の上方に配置された
製氷皿2と、貯氷容器内の貯氷量を検知するために昇降
する氷検出手段となる検氷アーム3と、製氷皿2へ水等
の液体を供給するための液体供給操作手段となる揺動部
材4と、製氷皿2ならびに検氷アーム3および揺動部材
4を連動させて駆動する駆動装置5を備えて構成されて
いる。なお、製氷皿2の下部には製氷皿の温度を検知す
るサーミスタ1aが設けられている。
【0021】この駆動装置5は、検氷アーム3の先端を
貯氷容器内に下降させ、その下降距離に基づいて貯氷容
器内の氷の有無を検出する。そして、この駆動装置5
は、氷の不足を検出した場合、製氷皿2を反転させて離
氷位置とし貯氷容器内に氷を落下させる。反転された製
氷皿2は、その他端側の突出部2aが冷蔵庫または自動
製氷機1の機枠6に設けられた当接片(図示省略)に当
たってねじれ変形し、この変形を利用して氷を落下させ
る。その後、駆動装置5は、製氷皿2を製氷位置へ戻
す。
【0022】通常の自動製氷機では、この製氷位置で製
氷皿2に注水されるが、この実施の形態の自動製氷機は
製氷位置をすぎて更にわずかに、例えば10〜20度回
転させられる。この逆方向の回転によって製氷皿2に設
けた突出した係合部2bが揺動部材4の一方側4aに係
合し、揺動部材4を機枠6に設けられた揺動支点となる
軸部7を中心として揺動させる。この揺動によって、揺
動部材4の他端側4bが液体供給手段となる開閉弁8を
動作させ、水を製氷皿2に供給する。なお、係合部2b
は、駆動装置5の近傍に設けられているので、後述する
出力軸25からの駆動力が揺動部材4に伝わり易くなっ
ている。
【0023】この揺動部材4は、図3に示すように、一
端側4aが下方に押されることにより、他端側4bが上
方に突出するものとなっている。しかも、その突出部分
は、駆動装置5が配置される部分より離れた位置となる
ようにされている。揺動部材4の他端側4bは、作動棒
8aに当接し、この作動棒8aを介して開閉弁8を押し
上げるようになっている。開閉弁8aが押し上がると、
貯液タンクとなる貯水タンク8b内の水が水受け皿8c
内に入り、給水管8dから製氷皿2に供給されるように
なっている。
【0024】この駆動装置5は、図4および図5に示す
ように、製氷皿2に連結されてこれを反転させるカムと
なるカム歯車10と、このカム歯車10に操作され介在
部材の一部を構成する検氷機構11およびスイッチ機構
12を備えて構成されている。なお、この駆動装置5の
内部機構は、2つのケース9a,9bからなるケース9
内に配置されている。
【0025】カム歯車10は、駆動源となるステッピン
グモータ13により回転させられる。すなわち、ステッ
ピングモータ13の回転は、回転伝達手段14を介して
カム歯車10に伝達される。この回転伝達手段14は、
ステッピングモータ13のロータ出力軸13aに設けら
れたピニオン15と、ピニオン15の回転を順次減速さ
せる第1歯車16、第2歯車17、第3歯車18、第4
歯車19および第5歯車20より構成されている。
【0026】第1歯車16と第3歯車18は、図5に示
すように、一方のケース9aとモータ端面との間に設け
られる固定軸22に回転自在にかつ上下に重ねて配置さ
れている。この第1歯車16と第3歯車18は、共に大
径のギヤ部と小径のピニオン部から構成されている。第
2歯車17と第4歯車19は、一方のケース9aと中地
板21との間に設けられる固定軸23に回転自在にかつ
上下に重ねて配置されている。この第2歯車17と第4
歯車19も共に大径のギヤ部と小径のピニオン部より構
成されている。
【0027】第2歯車17のギヤ部は、第1歯車16の
ピニオン部に噛み合っている。また、第2歯車17のピ
ニオン部は、第3歯車18のギヤ部に、第3歯車のピニ
オン部は第4歯車19のギヤ部に、第4歯車19のピニ
オン部は第5歯車20のギヤ部に、第5歯車20のピニ
オン部はカム歯車10のギヤ10aに噛み合っている。
したがって、ステッピングモータ13のロータ出力軸1
3aの回転は、回転伝達手段14により次々に減速され
ながらカム歯車10に伝達される。
【0028】図6は、カム歯車10を示している。この
カム歯車10には、出力軸25が一体成形されている。
この出力軸25は、一方のケース9aに設けられた孔か
ら駆動装置5の外方に突出し、製氷皿2に連結されてい
る。したがって、カム歯車10と製氷皿2とは、一体と
なって回転する。
【0029】また、カム歯車10の、一方のケース9a
に対向する一側面10bには、溝26が周方向に沿って
形成されている。この溝26内には一方のケース9aの
内面に形成された突起(図示省略)が挿入されており、
カム歯車10の回転できる角度を所定の範囲に制限して
いる。すなわち、溝26の両端面26a,26bに突起
が当たる位置を、カム歯車10の回転限界位置としてい
る。本実施の形態の場合には、カム歯車10は、−20
度から170度の範囲で回転できる。なお、この回転角
度は、ステッピングモータ13が暴走した場合の回転許
容範囲で、通常の場合は、後述するように、−10度か
ら160度の範囲で動作する。
【0030】一方、カム歯車10の、中地板21に対向
する他側面10cには、環状の凹部27が形成されてい
る。この凹部27の回転中心側の面は、検氷軸用カム面
28を構成し、また、外周側の面はマグネットレバー用
カム面29を構成している。各カム面28,29は、カ
ム歯車10の回転中心となる軸に対してほぼ平行に延設
された延設部の側壁に形成されている。そして、検氷軸
用カム面28は、検氷非動作位置部28aと、検氷降下
動作部28bと、氷不足検出位置部28cと、検氷復帰
動作部28dとを有している。一方、マグネットレバー
用カム面29は、第1のオン信号発生用カム部29a
と、第1のオフ信号発生用カム部29bと、第2のオン
信号発生部となる満氷時オン信号発生用カム部29c
と、第2のオフ信号発生用カム部29dとを有してい
る。
【0031】検氷機構11は、カム歯車10に操作され
る検氷軸用レバー(伝達部材)31と、この検氷軸用レ
バー31の動きを検氷アーム3に伝達する検氷軸32
と、検氷軸32を揺動させるための力を与えるコイルス
プリング33と、コイルスプリング33を取りつけるた
めの腕34とを備えて構成されている。
【0032】検氷軸用レバー31は、カム歯車10と中
地板21との間に配置されている。検氷軸用レバー31
の一端部のカム歯車10に対向する面には、凸部31a
が形成されている。この凸部31aは、検氷軸用レバー
31の回転中心軸線から径方向に離間した位置に形成さ
れており、回転中心軸線を回転中心として回動可能とな
っている。そして、凸部31aは、カム歯車10に形成
された検氷軸用カム面28に当接するカムフォロアーと
なっている。
【0033】このように構成された検氷機構11は、検
氷軸用カム面28に沿って動作する検氷軸用レバー31
の動きを検氷アーム3に伝えると共に、検氷アーム3の
動きを後述するマグネット揺動禁止部材43に伝えるも
のとなっている。すなわち、検氷アーム3が満氷によっ
てその動きを停止すると、検氷軸32は、検氷アーム3
と共にその回転を停止する。
【0034】なお、コイルスプリング33は、その他端
が中地板21に設けたバネ掛け突起部21aに引っ掛け
られ、検氷アーム3を常時検氷位置側へ付勢するように
なっている。すなわち、検氷軸用カム面28に対し、検
氷軸用レバー31を当接させる方向に付勢力を与えてい
る。この力は、カム歯車10の中心から外周に向かうも
ので、両ケース9a,9bを組み込むときの妨げとなら
ない力となっている。このため、カム歯車10がコイル
スプリング33の力によって浮き上がってしまうことが
なく、カム歯車10の組み込みや両ケース9a,9bの
一体化が簡単に行え、組み立て易いものとなる。
【0035】信号出力手段となるスイッチ機構12は、
カム歯車10に操作されるマグネットレバー41と、マ
グネットレバー41の揺動に応じて検出信号を変化させ
るホールIC42と、マグネットレバー41の揺動を禁
止するように働くマグネット揺動禁止部材43と、マグ
ネットレバー41を揺動させるための力を与えるコイル
スプリング44とをを備えて構成されている。
【0036】マグネットレバー41は、一方のケース9
aと中地板21との間に配置され、その軸部41aが中
地板21に一体成形されている貫通孔21bに揺動自在
に取りつけられている。マグネットレバー41の一端部
のカム歯車10側の面には、山形状の凸部41bが形成
されている。この凸部41bは、カム歯車10に形成さ
れたマグネットレバー用カム面29に当接するカムフォ
ロアーとなっている。したがって、カム歯車10が回転
した場合、凸部41bがマグネットレバー用カム面29
に沿ってカム歯車10の径方向に移動し、マグネットレ
バー41が揺動する。
【0037】また、マグネットレバー41の所定位置に
は突起腕41cが形成されている。この突起腕41c
は、検氷軸32に設けられたマグネット揺動禁止部材4
3の近傍に位置している。この突起41cにマグネット
揺動禁止部材43が当たっている状態では、マグネット
レバー41は揺動することができない。一方、マグネッ
トレバー41の先端部には、ホールIC42を動作させ
る永久磁石46が取り付けられている。また、マグネッ
トレバー41には、突起腕41cと点対称的に突起腕4
1dが設けられ、コイルスプリング44の一端が取り付
けられている。なお、コイルスプリング44の他端は、
中地板21に設けられた軸21cに引っ掛けられてい
る。
【0038】ホールIC42は、中地板21に固定さ
れ、中地板21と他方のケース9bの間に取り付けられ
たプリント配線基盤51に接続されている。このホール
IC42は、マグネットレバー41が作動位置に在る場
合にその他端部の永久磁石46に対向するように配置さ
れている。このホールIC42は、図13に示すよう
に、信号検出手段となるコントローラ52に電気的に接
続されている。そして、マグネットレバー41が非作動
位置に在る場合、このホールIC42は、検出信号とし
て低レベルの信号(以下、L信号と記す)をコントロー
ラ52に出力する。一方、マグネットレバー41が揺動
して、ホールIC42に対向したとき、このホールIC
42は、検出信号として高レベルの信号(以下、H信号
と記す)をコントローラ52に出力する。
【0039】ホールIC42は、カム歯車10が−10
度から160度まで回転する間に2ヶ所の位置でH信号
を出力する。すなわち、マグネットレバー41を操作す
るマグネットレバー用カム面29には2ヶ所の位置に凹
み部分となる第1のオン信号発生用カム部29aと満氷
時オン信号発生用カム部29cが形成されており、マグ
ネットレバー41の凸部41bがこれらの凹み部分に到
達してこのマグネットレバー41が揺動する度に、ホー
ルIC42はH信号を出力する。出力されたH信号は、
その発生位置の違いにより製氷位置信号または検氷位置
信号(識別信号)としてコントローラ52に認識され
る。コントローラ52は、これらの信号に基づいてカム
歯車10の現状位置を認識する。
【0040】なお、プリント配線基板51の他方のケー
ス9b側には、この自動製氷機1を動作させるためのコ
ントローラ52を含む制御回路のための各種の電子部品
53が設けられている。このコントローラ52等の制御
回路は、自動製氷機1に設けるのではなく、自動製氷機
1が設置される冷蔵庫本体側の回路に設けるようにして
も良い。
【0041】マグネットレバー41は、コイルスプリン
グ44によってマグネットレバー用カム面29に当接す
る方向に付勢されている。この力は、カム歯車10の外
周から中心に向かうもので、両ケース9a、9bを組み
込むときの妨げとならない力となっている。このため、
カム歯車10がコイルスプリング44の力によって浮き
上がってしまうことがなく、カム歯車10の組み込みや
両ケース9a,9bの一体化が簡単に行え、組み立てや
すいものとなる。
【0042】コントローラ52は、マイクロコンピュー
タを備えている。そして、図13に示すように、100
Vまたは120VのAC電源を変換部54および整流部
55を介してDC12Vの電源が入力している。そし
て、コントローラ52の入力側にはサーミスタ1aとホ
ールIC42が、出力側には駆動回路56を介してステ
ッピングモータ13がそれぞれ電気的に接続されてい
る。また、コントローラ52は、タイマ回路を有してい
る。さらに、コントローラ52の記憶装置には、基本動
作プログラムおよび初期設定プログラムが記憶されてい
る。コントローラ52は、これらの制御プログラムを繰
り返し実行し、ホールIC42等から供給される検出信
号に基づいてステッピングモータ13を正転または逆転
させる。
【0043】なお、このコントローラ52が制御手段を
構成している。また、このコントローラ52からは、必
要により他の機器、例えば、貯水タンク8bへの吸水用
の電磁バルブを制御するための信号や、揺動部材4を使
用しない場合に開閉弁8を制御するための信号等を送出
できるようになっている。
【0044】次に、この自動製氷機1の駆動装置5の動
作について説明する。コントローラ52は、基本動作プ
ログラムおよび初期設定プログラムを適宜実行し、図1
4および図15に示すように動作する。例えば、基本動
作プログラムは、扉が開かれていない状態であることお
よび製氷皿の下に置かれるサーミスタ1aによって製氷
完了を検知した後、一定時間経過することというAND
条件が満たされたとき、待機終了の旨の信号がコントロ
ーラ52に入力し実行するようにされる。また、初期設
定プログラムは、例えば、電源オンまたは初期化する旨
の信号のいずれかがコントローラ52に入力した場合に
実行するようにされる。
【0045】この自動製氷機1の全体的な動作は、図1
5に示すとおりとなっている。まず、電源がオンされる
(ステップS1)と、初期設定プログラムが動作する
(ステップS2)。次に、基本動作プログラムを開始
し、氷製造状態に入る(ステップS3)。コントローラ
52は、氷製造が終了されたか否かをサーミスタ1aで
検知し(ステップS4)、終了を検知すると、貯氷容器
内の氷の量を検知しに行く(ステップS5)。なお、初
期設定からスタートした場合は、水が供給されないが、
サーミスタ1aは、氷の有無にかかわらず庫内温度を感
知するので、氷製造が終了したと判断し、次のステップ
に進み、後述する離氷動作(ステップ7)の終了後に給
水動作(ステップ8)を行う。
【0046】そして、コントローラ52は、貯氷容器内
の氷が不足状態か否かを検知し(ステップS7)、満氷
でないとき、すなわち氷が不足状態であると、製氷皿2
を反転させ氷を貯氷容器へ供給する(ステップS8)。
製氷皿2はその後、水が供給される位置(ステップS
3)へ戻っていく。一方、満氷状態であると、製氷皿2
は反転せず元に戻り、所定時間のタイマが働き(ステッ
プS9)、ステップS6の貯氷状態検知動作のステップ
に戻っていく。
【0047】初期設定プログラム(イニシャライズ)
は、図16に示すとおりとなっている。なお、以下にお
いてマグネットレバー41とホールIC42との位置関
係をその生成信号によって「スイッチH」「スイッチ
L」の2つの状態に分けることとする。初期設定プログ
ラムでは、まず、マグネットレバー41の状態を検知す
る。すなわち、コントローラ52は、スイッチがH信号
を出力しているか否かを判断し(ステップS11)、否
定的(NO)のときは、ステッピングモータ13を逆転
(反時計回転=CCW回転)させ、製氷位置方向へカム
歯車10を駆動する(ステップS12)。
【0048】その後、コントローラ52は、スイッチが
H信号を出力するか否か検知し(ステップS13)、肯
定的(YES)であると、タイマをセットする(ステッ
プS14)。このときのタイマ時間は、図14に示すよ
うに、満氷時オン信号の時間taより長い時間となる時
間tb、すなわち基準点から製氷位置までの時間tbと
している。換言すれば、tb>taの関係となるように
基準点を設けている。
【0049】このタイマが働いている時間内において、
コントローラ52は、スイッチがH信号を継続するか否
か検知し(ステップS15)、肯定的(YES)である
と、タイマが終了したか否か判断し(ステップS1
6)、終了しているとステッピングモータ13を停止さ
せる(ステップS17)。すなわち、タイマが終了した
時点でスイッチがH信号状態であると、そのH信号は満
氷時オン信号ではなく製氷位置でのオン信号とコントロ
ーラ52が判断し、ステッピングモータ13を停止させ
る。これによってカム歯車10は0度の位置に設定され
る。しかし、ステップS15で、タイマ時間内にスイッ
チがL信号を発生すると、H信号を発生させた位置は満
氷時オン信号であったこととなり、次のH信号の発生を
検知すべくステッピングモータ13の反時計回転を継続
させる。
【0050】なお、ステップS11でスイッチがH信号
発生状態であると、ステッピングモータ13は正方向回
転(時計回転=CW回転)し、離氷位置方向へカム歯車
10を駆動する(ステップS18)。これは、この実施
の形態の自動製氷機1は、製氷位置からさらに逆回転さ
せると給水位置へ移行し、自動的に給水を行うようにな
っているため、初期設定プログラムで給水を行うことと
なると、既に満杯の氷または水を有する製氷皿2にさら
に給水を行ってしまう危険性があるためである。このよ
うな危険を避けるため、初期設定プログラムでは、給水
を絶対行わないようにしている。
【0051】ステップS18でステッピングモータ13
がCW回転を開始後、コントローラ52は、スイッチが
L信号を発生するか否か検知し(ステップS19)、肯
定的(YES)となるとステップS12に移行し、すぐ
にステッピングモータをCCW回転させる。その後は、
先に示したステップS13からステップS17を行い、
カム歯車10を0度の位置とする。
【0052】次に基本動作プログラムを図17および図
18に基づいて説明する。
【0053】なお、基本動作プログラムを実行していな
い場合には、カム歯車10は製氷位置(回転角θが0度
の位置)に復帰している。この状態では、製氷皿2は、
図19に示すように水平に保持されている。そして、検
氷機構11を操作する検氷軸用カム面28は、凸部31
aをカム歯車10の中心側に移動させており、検氷軸3
2を非作業位置に引き戻している。この状態では、検氷
アーム3は、図2中、実線で示すように、製氷皿2の側
方に格納されている。一方、スイッチ機構12中のマグ
ネットレバー41の凸部41bは、マグネットレバー用
カム面29に沿って径方向内側に移動し、マグネット揺
動禁止部材43は突起腕41cから離れている。したが
って、スプリング44のばね力により、マグネットレバ
ー41はマグネットレバー用カム面29の凹部に当接
し、揺動可能とされている。
【0054】先に示したステップS1,S2を終了後、
製氷皿2は製氷位置で待機する。まず、コントローラ5
2は、その製氷位置で一定時間経過したか否かを判断し
(ステップS21)、肯定的な(YES)であるとサー
ミスタ1aによって製氷皿2が所定温度以下か否かを判
断する(ステップS22)。
【0055】なお、コントローラ52を、例えば、冷蔵
庫の扉が開けられた後に閉められた場合であって、製氷
皿2に氷ができていることを確認できた場合に、この基
本動作プログラムの実行を開始するようにしても良い。
この基本動作プログラムでは、貯氷容器内の貯氷量に応
じて図14に示す貯氷量不足時の動作モードまたは貯氷
量充足時の動作モードに基づく検氷状態を実行する。
【0056】基本動作プログラムの実行を開始したコン
トローラ52は、図17のステップS23において、ま
ず、貯氷容器内の貯氷量が不足している場合に必要とな
るステップ数を設定する。すなわち、カム歯車10を0
度から160度まで駆動するのに必要なステップ数を設
定する。次に、ステッピングモータ13を正転させてカ
ム歯車10を図4中矢印CW方向に回転させる(ステッ
プS24)。次に、コントローラ52は、ステップS2
5に進んでホールIC42より供給される検出信号がL
信号か否かを判断し、L信号が検出されるまでこのステ
ップS25を繰り返し実行する。L信号を検出できずに
H信号(製氷位置信号)が検出されている状態では、カ
ム歯車10はいまだ製氷位置から十分に回転するに至っ
ていないと考えられる。
【0057】そして、カム歯車10がCW方向に十分に
回転し、スイッチ機構12を操作するマグネットレバー
用カム面29の第1のオフ信号発生用カム部29bが、
凸部41bを径方向外側に移動させると、マグネットレ
バー41が揺動する。これにより、ホールIC42の検
出信号(=スイッチ)がH信号からL信号に変化し、製
氷位置信号がオフされる。この位置が図14に示す基準
点となる。したがって、ステップS25の判別結果が肯
定(YES)になり、コントローラ52はステップS2
6に進んでスイッチがH信号を発生するか否かを判断す
る。
【0058】スイッチからH信号を発生しない状態が継
続すると、設定されたステップ数が終了したか否か判断
し(ステップS27)、設定ステップ数に到達すると、
コントローラ52は、ステッピングモータ13を停止さ
せる(ステップS28)。ここで、スイッチがL信号の
発生を継続するのは、マグネット揺動禁止部材43が、
検氷軸32、すなわち、検氷アーム3の回転に伴って十
分な回転を行うことにより、マグネットレバー41の突
起腕41cに当接する位置に移動し、マグネットレバー
41の揺動を禁止するためである。
【0059】このステップS26からステップS27の
動きについて、再度詳細に説明する。すなわち、コント
ローラ52は、ステップS26で、検出される信号がH
信号であるか否かを判断する。この状態で検出されるH
信号は、検氷位置信号である。そして、検氷位置信号の
立ち上がりを確認できずに判別結果が否定(NO)とな
る場合には、コントローラ52は、ステップS27に進
んでセットされたステップ数が終了したか否かを判断す
る。そして、コントローラ52は、設定スラップ数が終
了するまでステップS26,S27を繰り返し実行す
る。この状態では、カム歯車10は、図4中矢印CW方
向に回転しているので、この回転角θが10度に達する
と、検氷機構11の凸部31aは検氷軸用カム面28の
検氷降下動作部28bに到達する。
【0060】いま、貯氷容器内の貯氷量が不足している
場合には、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に邪魔され
ることなく所定位置まで下降することができる。したが
って、凸部31aが検氷軸用カム面28の検氷降下動作
部28bに沿って径方向外側に移動し、検氷軸用レバー
31を揺動させる。これにより、検氷軸32が回転操作
され、検氷アーム3の先端が下降し始める。
【0061】そして、カム歯車10の回転角θが32度
に達すると、検氷アーム3は、図2の2点鎖線位置まで
動作する。このとき、検氷軸用レバー31は、検氷軸用
カム面28の氷不足検出位置部28cまで揺動し、検氷
軸32に設けられたマグネット揺動禁止部材43が、ス
イッチ機構12のマグネットレバー41に形成された突
起腕41cに当たる。したがって、マグネットレバー4
1は、このマグネット揺動部材43に動きを規制されて
揺動することができなくなる。このため、スイッチ機構
12の凸部41bがマグネットレバー用カム面29の凹
み部分となる満氷時オン信号発生用カム部29cに到達
しても、凸部41bはこのマグネットレバー用カム面2
9に沿って移動することはなく、このカム面29から離
れる。この状態では、永久磁石46がホールIC42に
対向しておらず、このホールIC42は、L信号をコン
トローラ52に供給し続ける。
【0062】したがって、ステップS26の判別結果は
否定を継続し、コントローラ52は、ステップS27を
実行してセットされたステップ数に到達するまでステッ
プS26に戻る。検氷アーム3が下降している間は、マ
グネットレバー41は揺動できないので、コントローラ
52はH信号を検出することはなく、ステップS26と
ステップS27を繰り返し実行する。
【0063】さらに、カム歯車10が矢印CW方向に回
転されると、マグネットレバー41の凸部41bが再び
マグネットレバー用カム面29に接触して、たとえマグ
ネット揺動禁止部材43によるマグネットレバー41の
規制が解除された場合にも、このマグネットレバー41
は揺動することはない。したがって、貯氷容器内の貯氷
量が不足している場合には、検氷位置信号が出力される
ことはない。なお、この実施の形態では、ホールIC4
2の動作として、いわゆるアクティブ・ハイの制御方法
を採用している。
【0064】そして、カム歯車10の回転角θが58度
に達すると、凸部31aが検氷軸用カム面28の検氷復
帰動作部28dに沿って径方向内側に移動し始める。さ
らに、カム歯車10の回転角θが80度に達すると、検
氷軸用レバー31の凸部31aが検氷軸用カム面28の
検氷非動作位置部28aに乗り上げ、検氷軸用レバー3
1は非作動位置に戻る。この状態であっても、上述した
ように、マグネットレバー41は揺動することがなく、
ホールIC42はL信号をコントローラ52に供給し続
ける。したがって、コントローラ52は、ステップS2
6とステップS27を繰り返して実行する。
【0065】この後、若干の時間が経過すると、ステッ
プ23でセットしたステップ数に到達する。これによ
り、ステップS27の判別結果が肯定になり、コントロ
ーラ52はステップS28に進む。コントローラ52
は、このセットされたステップ数を動作させる間にH信
号、すなわち検氷位置信号を検出できなかったことで、
貯氷容器内の貯氷量が不足していることを認識する。
【0066】ステップS28では、コントローラ52
は、ステッピングモータ13を1秒間停止させる。すな
わち、カム歯車10の回転角θが160度に達する位置
が、離氷位置で、製氷皿2は、図20に示すとおりとな
っている。この状態では、製氷皿2は、当接片に当たっ
てねじれ変形しており、製氷皿2より氷が外れて貯氷容
器内に落下する。
【0067】この後、この実施の形態では、所定ステッ
プ数(=160度の位置)に達すると、図18に示すよ
うに、コントローラ52は、ステップS29に進み、カ
ム歯車10を図4中矢印CCW方向に回転させるために
ステッピングモータ13を逆転させる。これ以降、カム
歯車10が戻り行程に入る。なお、カム歯車10を矢印
CW方向にさらに回転させ、カム歯車10の回転角θが
170度に達すると、カム歯車10に形成された溝26
の端面26bが一方のケース9aの突起に度当たりし、
いわゆるメカロックの状態になって以降の矢印CW方向
への回転を不可能にするようにしても良い。
【0068】なお、この実施の形態では、製氷位置から
離氷位置の手前までを高速運転し、スピードを上げ、離
氷位置の直前から離氷位置までを低速にしトルクを上げ
ている。すなわち、製氷皿2をねじり始めるときから氷
を落下させるまでの間については、トルクを稼ぐためス
テッピングモータ13を低速化させている。例えば、通
常の小型のステッピングモータでは、製氷位置(0度)
から離氷位置(160度)までを6分間かけて駆動し、
そのねじり始めまでを5分間程度となるところを1分間
程度とし、0度から160度までを計2分間程度で駆動
している。ただし、このように変速させず小型のステッ
ピングモータで3〜7分程度かけて離氷する定速駆動と
しても良い。
【0069】次に、コントローラ52はステップS30
に進み、検出信号がH信号からL信号に変化したか否か
を判別する。肯定的(YES)であると、タイマをセッ
トする(ステップS31)。このときのタイマ時間は、
図14に示すように、満氷時オン信号の時間taより長
い時間tbとしている。すなわち、tb>taの関係と
なるように基準点を設けている。このタイマが働いてい
る時間内において、コントローラ52は、スイッチがH
信号を継続するか否か検知し(ステップS32)、肯定
的(YES)であると、タイマが終了したか否か判断し
(ステップS33)、終了していると製氷位置から逆方
向への駆動ステップ数を設定する(ステップS34)。
【0070】なお、カム歯車10が矢印CCW方向に回
転し、スイッチ機構12の凸部41bがマグネットレバ
ー用カム面29の満氷時オン信号発生用カム部29cを
通過する際、マグネットレバー41は揺動可能あるいは
揺動不能となる。したがって、ホールIC42の信号が
H信号となる場合と、L信号となる場合がある。これ
は、戻り行程では、次の2つの状態が存在し得るためで
ある。すなわち、第1の状態は、貯氷容器内の氷が満杯
になって、検氷アーム3が満氷検出レベル(図2の1点
鎖線状態)で止まりそれ以上進出できなくなる結果、マ
グネット揺動禁止部材43がマグネットレバー41の突
起腕41cに当接できず、その動きを規制できない場合
である。第2の状態は、貯氷容器内の氷が満杯になら
ず、検氷アーム3が満氷検出レベル以下まで下がり、マ
グネット揺動禁止部材43がマグネットレバー41の突
起腕41cに当接し、その動きを規制する場合である。
【0071】次に、コントローラ52は、ステップS3
5に進み、設定されたステップ数に到達したか否かを判
断する。その判断が肯定的なときはステップS36に進
み、空になった製氷皿2に注水を行なう。この注水は、
給水位置である−10度に到達する前から徐々に行われ
る。すなわち、製氷皿2の係合部2bが揺動部材4の一
方側4aを徐々に押し始めるため、開閉弁8も徐々に開
くためである。この給水は、図21に示すように製氷皿
2が逆方向に10度傾いた状態で行われると共にステッ
ピングモータ13を1秒間完全に停止することにより
(ステップS36)、確実に行われる。なお、給水量を
確実に制御するため、製氷位置(0度)から給水位置
(−10度)までのステッピングモータ13の速度を他
の部分より速くなるようにしたり、開閉弁8が開き始め
てから完全に開くまでの間を高速駆動するようにしても
良い。
【0072】給水が行われた後、コントローラ52は、
ステッピングモータ13をCW回転させると共に(ステ
ップS37)、ステップ数を設定する(ステップS3
8)。その後、コントローラ52は、そのステップ数に
到達したか否かを判断し(ステップS39)、到達した
らステッピングモータ13を停止させる(ステップS4
0)。この停止位置が製氷位置(0度)となる。この
後、ステップS21に戻り、上述のプログラムの実行開
始条件が満たされた場合は、再度ステップS21からス
テップS40のこのプログラムの実行を開始する。
【0073】一方、貯氷容器内の貯氷量が充足している
場合を考える。この場合には、製氷皿2を反転させて離
氷作業を行う必要はなく、直ちに製氷皿2を製氷位置に
復帰させている。
【0074】貯氷容器内の貯氷量が充足している場合に
は、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に当たって下降す
ることができない。したがって、駆動装置5が始動し、
カム歯車10が製氷位置から矢印CW方向に回転されて
回転角θが41度に達した場合には、検氷軸用レバー3
1は、わずかに揺動するものの、氷に検氷アーム3が突
き当たりそれ以上揺動できなくなり、検氷機構11の凸
部31aが検氷軸用カム面28から離れる。このため、
マグネット揺動禁止部材43は、スイッチ機構12のマ
グネットレバー41に形成された突起腕41cを規制で
きず、スイッチ機構12の凸部41bは、マグネットレ
バー用カム面29の凹み部分となる満氷時オン信号発生
用カム部29cに沿って移動し、マグネットレバー41
が揺動することとなる。
【0075】マグネットレバー41の揺動によって、図
17のステップS26において、ホールIC42の信号
がL信号からH信号に変化する。すなわち、検氷位置信
号が立ち上がってステップS26の判別結果が肯定にな
り、コントローラ52は、図17のステップS51に進
み、ステッピングモータ13を1秒間だけ停止させる。
この後、直ちにカム歯車10の戻り行程に移行し、コン
トローラ52は、ステップS52に進み、カム歯車10
を矢印CCW方向に回転させるためにステッピングモー
タ13を逆転させる。
【0076】この後、コントローラ52は、スイッチが
L信号を出力しているか否かを判断し(ステップS5
3)、肯定的(YES)のときは、スイッチがH信号を
出力するか否かを判断し(ステップS54)、肯定的
(YES)であると、タイマをセットする(ステップS
55)。このときのタイマ時間は、図14に示すよう
に、満氷時オン信号の時間taより長い時間となる時間
tb、すなわち基準点から製氷位置までの時間tbとし
ている。
【0077】このタイマが働いている時間内において、
コントローラ52は、スイッチがH信号を継続するか否
か検知し(ステップS56)、肯定的(YES)である
と、タイマが終了したか否か判断し(ステップS5
7)、終了しているとステッピングモータ13を停止さ
せる(ステップS58)。すなわち、タイマが終了した
時点でスイッチがH信号状態であると、そのH信号は満
氷時オン信号ではなく製氷位置でのオン信号とコントロ
ーラ52が判断し、ステッピングモータ13を停止させ
る。これによってカム歯車10は0度の位置に設定され
る。しかし、ステップS56で、タイマ時間内にスイッ
チがL信号を発生すると、H信号を発生させた位置は他
の信号であったこととなり、次のH信号の発生を検知す
べくステッピングモータ13の反時計回転を継続させ
る。
【0078】コントローラ52は、ステッピングモータ
13が停止してから一定時間が経過したか否かを検知し
(ステップS559)、肯定的(YES)であると、ス
テップS22に戻り、所定温度以下か否かを検知する。
その後は前述と同様のステップを繰り返すこととなる。
なお、ステップS59における一定時間の経過判断を、
ステッピングモータ13の停止からではなく、他の時
点、例えば、ステップS21、すなわち1回前の一定時
間経過検知時点を基準として計測するようにしても良
い。
【0079】なお、上述の実施の形態は本発明の好適な
実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。例えば、図22に示すように、時間tb>時間
taの関係はそのままとし、基準点で切り換わる信号を
基準点から製氷位置までの信号とし、製氷位置で元に戻
るようにしても良い。この場合、初期設定時の動作は、
そのカム歯車10がどの回転位置にいても、駆動開始時
は常に離氷位置側へ駆動させるようにするのが好まし
い。そして、検氷位置と離氷位置の間にあるときにイニ
シャライズされるときのみ、170度の回転限度位置を
利用して回転方向を変えるようにする。
【0080】また、出力軸25をカムとなるカム歯車1
0に一体的に設けず別体としても良く、その際、それら
を別の駆動源で駆動するようにしても良い。また、カム
フォロアーとなる検氷軸用レバー31の凸部31aをカ
ム歯車10の回転中心から外周方向に回動付勢させるの
ではなく、逆に、外周方向からカム歯車10の回転中心
方向へ回動付勢させても良い。
【0081】また、カムフォロアーとなる凸部31a
を、検氷軸32に固設された検氷軸用レバー31に設け
るのではなく、検氷軸32自体に設けても良い。さら
に、検氷アーム3と検氷軸32とを別体とせず、一体化
した部品としても良い。
【0082】また、上述の実施の形態で示した製氷皿2
の係合部2bを設けず、出力軸25に揺動部材4との係
合部を設けたり、出力軸25にアームを取り付けそのア
ームによって揺動部材4を動作させるようにしても良
い。
【0083】さらに、上述の実施の形態では、検氷位置
のH信号を満氷の場合のみ発生するようにしたが、満氷
のときは発生させず不足状態のときにH信号を発生させ
るようにしても良い。また、上述の実施の形態では、マ
グネットレバー41とホールIC42との関係をアクテ
ィブ・ハイとなる関係にしたが、両者が対向する位置で
はL信号が発生するアクティブ・ローの関係にしても良
い。さらに、信号出力手段としては、発光素子、受光素
子および遮へい手段を利用した光方式等他の手段を採用
しても良い。
【0084】さらに、駆動源としてはステッピングモー
タ13を使用せず、ACモータやコンデンサモータを使
用し、カム歯車10の回転角度をステップ数ではなく時
間で制御するようにしても良い。さらには、ソレノイド
等モータ以外の駆動源を採用しても良い。また、氷化す
る液体としては、水の他にジュース等の飲み物や検査試
薬等の非飲料等を採用することができる。また、貯氷容
器内の氷が出来上がったか否かを検知する手段として
は、サーミスタ1aの他に形状記憶合金等を利用したバ
イメタルとしても良い。
【0085】また、液体供給手段となる開閉弁8と液体
供給操作手段となる揺動部材4とを一体化させても良
い。さらに揺動部材4の代わりにスイッチ機構を設け、
スイッチを押すことにより、開閉弁8等を動作させた
り、換気扇のひものような物を設け、製氷位置から給水
位置の間でそのひもを引っ張るようにしても良い。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の自
動製氷機の駆動方法では、初期設定時にメカロックをさ
せないようにでき、振動音や衝突音が発生しないように
できる。このため、商品価値が向上すると共に自動製氷
機を長寿命化できる。
【0087】また、請求項2記載の発明では、信号出力
手段となるスイッチ機構を簡略化できると共に検氷位置
での信号と基準点で発生する信号とを区別でき、確実に
製氷位置へ製氷皿を復帰させることができる。
【0088】さらに、請求項3記載の発明では、製氷皿
が製氷位置を越えて回転した位置にあったときは、さら
に逆回転させることなく離氷位置側へ駆動させてから製
氷位置へ復帰させることができる。このため、製氷位置
からさらに逆回転する位置に、製氷や離氷以外の動作モ
ードを設定することができる。
【0089】さらに、請求項4記載の発明では、初期設
定時にメカロックをさせないようにでき、振動音や衝突
音が発生しないようにできる。このため、商品価値が向
上すると共に自動製氷機を長寿命化できる。また、信号
出力手段となるスイッチ機構を簡略化できると共に検氷
位置での信号と基準点で発生する信号とを区別でき、確
実に製氷位置へ製氷皿を復帰させることができる。さら
に、製氷皿が製氷位置を越えて回転した位置にあったと
きは、さらに逆回転させることなく離氷位置側へ駆動さ
せてから製氷位置へ復帰させることができる。このた
め、製氷位置からさらに逆回転する位置に、製氷や離氷
以外の動作モードを設定することができる。
【0090】加えて、請求項5記載の発明では、離氷位
置側に製氷皿が回転しているときにイニシャライズする
と、すぐに製氷位置へ復帰していくことになる。このた
め、製氷皿がどの位置にあってもイニシャライズの際に
メカロックが生じないものとなる。また、請求項6記載
の発明では、離氷位置とは反対側に製氷皿を回転させた
場所に給水位置を設けているので、通常の製氷から離氷
の動作に影響させることなく給水位置を設定することが
可能となる。このため、簡単な機構の追加で給水動作を
行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の駆動方法を採用した自動
製氷機の要部平面図である。
【図2】図1の自動製氷機の側面図である。
【図3】図2の自動製氷機から製氷皿部分を取り除き、
貯水タンク等を付加した側面図である。
【図4】図1の自動製氷機の駆動装置を示し、一方のケ
ースを取り外して内部を観察可能にした正面図である。
【図5】図4の駆動装置のA−B−C−D−E−F−G
−H線に沿う断面を示し、その回転伝達手段の連結関係
を示す展開図である。
【図6】図4の駆動装置のカム歯車を示し、(A)はそ
の平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であ
る。
【図7】図4の駆動装置のVII-VII線に沿う要部断面図
である。
【図8】図4の駆動装置のVIII−VIII線に沿う要部断面
図である。
【図9】図4の駆動装置のIX-IX線に沿う要部断面図で
ある。
【図10】図1の自動製氷機の駆動装置の正面図であ
る。
【図11】図10の駆動装置の右側面図である。
【図12】図10の駆動装置の平面図である。
【図13】図1の自動製氷機の制御系を示すブロック図
である。
【図14】図1の自動製氷機の動作状況を示す図であ
る。
【図15】図1に示す自動製氷機のコントローラが実行
する動作の概要を示すフローチャート図である。
【図16】図1に示す自動製氷機のコントローラの初期
設定プログラムを示すフローチャート図である。
【図17】図1に示す自動製氷機のコントローラが実行
する基本動作プログラムの前半部分のフローチャート図
である。
【図18】図1に示す自動製氷機のコントローラが実行
する基本動作プログラムの後半部分のフローチャート図
である。
【図19】図1の自動製氷機の製氷皿の製氷位置状態を
示す側面図である。
【図20】図1の自動製氷機の製氷皿の離氷位置状態を
示す側面図である。
【図21】図1の自動製氷機の製氷皿の給水位置状態を
示す側面図である。
【図22】本発明の自動製氷機の駆動方法の変形例の動
作状況を示す図である。
【符号の説明】
1 自動製氷機 2 製氷皿 3 検氷アーム(氷検出手段) 4 揺動部材(液体供給操作手段) 5 駆動装置 7 軸部(揺動支点) 8 開閉弁(液体供給手段) 9 ケース 10 カム歯車(カム) 11 検氷機構 12 スイッチ機構(信号出力手段) 13 ステッピングモータ(駆動源) 14 回転伝達手段 25 出力軸 28 検氷軸用カム面 29 マグネットレバー用カム面 31 検氷軸用レバー 31a 凸部 32 検氷軸 33 コイルスプリング 34 腕 41 マグネットレバー 42 ホールIC 43 マグネット揺動禁止部材 46 永久磁石 52 コントローラ(制御手段であり信号検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/00 - 1/12 F25C 1/16 - 5/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源によって駆動される出力軸と、該
    出力軸に支持されると共に上記駆動源によって回転駆動
    される製氷皿と、該製氷皿で製氷された氷を貯氷する貯
    氷容器と、該貯氷容器内の氷の有無を検出する検出手段
    とを有し、上記製氷皿の回転位置として、上記貯氷容器
    内の氷の有無を検出する検氷位置を挟んで製氷皿内の液
    体を製氷させる製氷位置と、製氷された氷を離氷させる
    離氷位置とを備えた自動製氷機の駆動方法において、上
    記製氷位置と上記検氷位置との間で信号を発生させ、そ
    の信号の切り替え位置を基準点とし、初期設定動作時に
    現在位置からこの基準点に向けて駆動開始させ、この基
    準点の通過の際の上記信号の切り替わりを利用して上記
    製氷皿を製氷位置へ復帰させることを特徴とする自動製
    氷機の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記信号を前記検氷位置で発生する信号
    と同一の信号とし、前記基準点から前記製氷位置までの
    時間を、前記検氷位置で発生する信号の時間より長くし
    たことを特徴とする請求項1記載の自動製氷機の駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記基準点から前記製氷位置側に渡るす
    べての領域で前記信号が発生するように構成し、前記初
    期設定動作時に、前記信号が発生したときは、前記離氷
    位置側へ前記製氷皿を駆動し、前記信号が発生しないと
    きは、前記製氷位置側へ前記製氷皿を駆動するようにし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の自動製氷機
    の駆動方法。
  4. 【請求項4】 駆動源によって駆動される出力軸と、該
    出力軸に支持されると共に上記駆動源によって回転駆動
    される製氷皿と、該製氷皿で製氷された氷を貯氷する貯
    氷容器と、該貯氷容器内の氷の有無を検出する検出手段
    とを有する自動製氷機の駆動方法において、上記貯氷容
    器内の氷の有無を検出する検氷位置を挟んで上記製氷皿
    内の液体を製氷させる製氷位置と、製氷された氷を離氷
    させる離氷位置とを有すると共に、上記製氷皿が上記検
    氷位置近傍および上記製氷位置近傍に回転駆動されると
    き、この各々の位置で長さの異なる所定長の同一信号を
    出力する信号出力手段と、該信号出力手段により出力さ
    れた信号を検出する信号検出手段とを有し、上記製氷位
    置近傍で上記信号出力手段により信号が出力されている
    間に上記製氷位置を設け、該製氷位置から上記製氷皿を
    検氷位置側へ駆動して上記信号が出力されなくなるまで
    の長さを、上記検氷位置で上記信号出力手段によって出
    力される上記所定長の信号の長さより長く設定し、初期
    設定動作開始時に上記信号が出力されているとき、一旦
    上記製氷皿を上記離氷位置側へ駆動して上記信号が切り
    替わった後、上記製氷皿を逆転させて上記製氷位置へ復
    帰させることを特徴とする自動製氷機の駆動方法。
  5. 【請求項5】 初期設定動作開始時に前記信号が出力さ
    れていないとき、前記製氷皿を前記製氷位置側へ回転さ
    せて前記製氷位置へ復帰させることを特徴とする請求項
    4記載の自動製氷機の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記製氷位置を挟んで前記基準点と反対
    側に前記製氷皿が回転駆動された位置に、前記製氷皿へ
    液体を供給する給水位置を設けたことを特徴とする請求
    項1から5のいずれか1項記載の自動製氷機の駆動方
    法。
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