JP2581811Y2 - 製氷皿の駆動装置 - Google Patents

製氷皿の駆動装置

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JP2581811Y2
JP2581811Y2 JP2376293U JP2376293U JP2581811Y2 JP 2581811 Y2 JP2581811 Y2 JP 2581811Y2 JP 2376293 U JP2376293 U JP 2376293U JP 2376293 U JP2376293 U JP 2376293U JP 2581811 Y2 JP2581811 Y2 JP 2581811Y2
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和憲 西川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷蔵庫の製氷皿を駆動
する装置の改良に関する。
【0002】
【先行の技術】出願人は、平成5年2月26日提出の特
許出願(出願番号5−61378号)によって、本考案
の前提となる「製氷皿の駆動装置」を提案しているの
で、まずそれを詳細に説明し、その技術的課題を明らか
にする。
【0003】図1および図2は、製氷皿の駆動装置1の
全体的な構成を示している。製氷皿の駆動装置1は、離
氷動作時に、上向きの製氷皿2を反転させるとともに、
検氷動作時に検氷バー3を揺動させるために、冷蔵庫の
製氷室内で、貯氷容器の上に組み込まれる。
【0004】製氷皿2は、長方形の上面開口型のもので
あり、対向辺の一方で駆動装置1の駆動部4に連結さ
れ、また他方で冷蔵庫の機枠6に固定された従動軸5に
対して反転可能な状態で支持されており、反転時すなわ
ち上向きの状態から下向きの状態となった時点つまり回
動域の一端で、例えば機枠6に固定された当接片7に当
たり、ねじり変形することによって、内部の氷を離氷さ
せ、下方の貯氷容器に落下させる。
【0005】また上記検氷バー3は、割り型のケース
8、9の側方位置で、検氷軸10に取り付けられてお
り、水平位置から必要な角度例えば最大動作角度37度
程度回動することによって、貯氷容器内の氷に当接する
ことにより、満氷状態を検出し、また非当接となったと
き、貯氷量の不足を検出する。
【0006】次に、図3ないし図8は、ケース8、9の
内部に組み込まれたカム歯車11、検氷レバー12、ス
イッチ作動レバー13、およびスイッチ14の構成およ
びこれらを駆動する直流のモータ15などの配置を示し
ている。モータ15は、図3のほか、図8に示すよう
に、ケース8の内部に、プリント基板37とともに固定
されており、その回転は、減速用のウォーム16、ウォ
ームホィール17、ギヤ18、19を介してカム歯車1
1に伝達される。
【0007】カム歯車11は、図4や、図6、図7に示
すように、これと一体の出力軸20によって、ケース
8、9の軸受け部分に対して回動自在に支持されてお
り、一方の側面の輪郭により第1のカム21を形成し、
また他方の不連続な円周上の突条によって第2のカム2
2を形成している他、カム歯車11の回転角度を規制す
るためのストッパー23、およびロックレバー25を駆
動するための突起24を形成している。なお、出力軸2
0の一部は、ケース8から外部へ突出し、突出部分で小
判状の駆動部4となっている。
【0008】ストッパー23は、図6のようにカム歯車
11の逆転方向の回転角度を規制するために、ケース8
に形成されたストッパー受け26に対応し、製氷皿2の
ほか、カム歯車11や出力軸20の回動域の製氷位置側
規制している。なお、ロックレバー25は、図4のよ
うに、先端の爪の部分で、ウォーム16のボス部分に形
成された段部47と対応し、それらの当接によって、モ
ータ15の通電状態のもとでも、モータ15およびウォ
ーム16を強制的に停止させるようになっている。
【0009】そして、上記第1のカム21は、図3、図
6のように、円弧状の輪郭部分で検氷レバー12のカム
フォロアー28に当接しており、窪みの部分で変位許容
域29を形成している。また、第2のカム22は、図7
のように、外周壁で、スイッチ作動レバー13のカムフ
ォロアー30と当接しており、不連続な部分で、カム歯
車11の基準原点位置および製氷位置と対応する変位許
容域31、検氷位置で上記変位許容域29と対応する変
位許容域32、およびカム歯車11の回転終期の離氷位
置と対応する変位許容域33を形成している。
【0010】上記スイッチ作動レバー13およびロック
レバー25は、図8のように、共にケース8と一体のレ
バー軸34に対して回動自在に支持されており、それら
の間に設けられた引きスプリング35によって互いに異
なる回転方向に付勢されている。スイッチ作動レバー1
3は、先端部分で例えば永久磁石36を備えており、こ
の永久磁石36の磁束をプリント基板37に取り付けら
れたホールICなどのスイッチ14に対応させている。
スイッチ14は、永久磁石36に近づいたときに、
“L”レベルの出力信号を発生し、遠ざかったときに、
“H”レベルの出力信号を発生する。
【0011】検氷レバー12は、図3に示すように、一
端で、ケース8と一体のレバー軸39に対して回動自在
に支持されており、孔40の部分で出力軸20と干渉し
ないように交差し、先端側の部分で直接、またはこの実
施例に見られるように、スライダー41を介在させた状
態で、検氷軸10に係り合っている。すなわち、スライ
ダー41は、検氷レバー12に形成されたスライドガイ
ド42の内部で移動可能な状態にはめ込まれており、ス
ライダー41のスプリング受け44と検氷レバー12の
スプリング受け45との間のスプリング43を介して一
体化しており、先端で2つの係合突起46によって、検
氷軸10と一体の係合片48と係り合っている。
【0012】検氷軸10は、図5に示すように、下側の
部分でケース8に掛けられた引きスプリング49によ
り、図5で、常に時計方向に付勢されている。この結
果、検氷バー3は、図2で、常に反時計方向に付勢され
ており、また検氷レバー12は、上記引きスプリング4
9により、図3で、常に時計方向つまりカムフォロアー
28を第1のカム21の輪郭に当接させる方向の力を受
けている。
【0013】検氷レバー12は、スイッチ作動レバー1
3と対応する部分で、変位阻止部50を有しており、こ
の部分をスイッチ作動レバー13の一部例えばそれと一
体の変位阻止片51に当接させることにより、スイッチ
作動レバー13の回動範囲を規制する。このようにし
て、スイッチ作動レバー13は、原点位置、検氷位置お
よび離氷位置で変位許容域31、32、33と対応し、
スイッチ14の出力として“H”レベルの信号を発生す
る方向に変位可能な状態となっている。
【0014】次に、図9は、モータ15の制御系を示し
ている。コントローラ52は、動作のプログラムを内蔵
しており、各種の指令信号のほか、スイッチ14からの
出力信号などを入力とし、駆動回路53に動作指令を与
える。駆動回路53は、検氷動作時および離氷動作時
に、モータ15を必要なトルクで正転方向に回転させ、
また検氷動作または離氷後の戻り動作時に、正転時の電
流よりも小さな逆方向の電流を流し、モータ15を小さ
なトルクで逆転方向に回転させる。
【0015】ここで図10は、駆動回路53の一例を示
している。駆動回路53は、トランジスタ駆動方式のも
のであり、DC12ボルトの電源端子54の間に、トラ
ンジスタTr1、モータ15およびトランジスタTr4
を直列に接続するとともに、同様に電源端子54の間に
トランジスタTr2、抵抗器R、モータ15およびトラ
ンジスタTr3を直列に接続し、これらのトランジスタ
Tr1、Tr2、Tr3、Tr4のベース・コネクタま
たはベース・エニッタや制御用入力端子の間に抵抗器R
1、R2、R3、R4、R5、R6を接続し、必要に応
じサージ電流吸収用のダイオードD1、D2、D3、D
4を組み合わせて構成されている。
【0016】コントローラ52が制御出力によって、ト
ランジスタTr4をオンさせると、トランジスタTr1
のベース電位が下がって、トランジスタTr1がオンの
状態になるため、モータ15は正転方向すなわち製氷位
置→検氷位置→離氷位置の方向に回転する。このとき、
トランジスタTr3がオフの状態であるため、トランジ
スタTr2はオンの状態にならない。
【0017】また、コントローラ52が制御出力でトラ
ンジスタTr3をオンさせると、トランジスタTr2が
オンし、抵抗器Rで分圧され、電源電圧よりも低い電圧
がモータ15の端子間に加えられるため、モータ15
は、逆転して、出力軸20を戻す方向すなわち離氷位置
→検氷位置→製氷位置→原点位置の方向に回転する。こ
の抵抗器Rの介在によって、逆転時のモータ15のトル
クは、正転時よりも低く抑えられている。
【0018】次に、図11は、製氷皿駆動装置1の一連
の動作を示している。動作プログラムのからの周期的な
動作指令または外部からの強制的な動作指令によって、
コントローラ52は、駆動回路53を介してモータ15
を必要なトルクで正転方向に駆動し、カム歯車11を図
3、図6、図7、図8で反時計方向にゆっくりと回転さ
せる。カム歯車11が170度回転するのに必要な時間
は、約10秒程度に設定されている。
【0019】カム歯車11およびその軸20と一体の駆
動部4が図3などで反時計方向に回転することによっ
て、製氷皿2は、ゆっくりと反転方向に回動する。これ
と同時に、第1のカム21が同じ方向に回転し、検氷レ
バー12のカムフォロアー28が引きスプリング49の
弾力により、窪みすなわち変位許容域29に落ち込むた
め、検氷レバー12は、図3で、レバー軸39を中心と
して、時計方向に回動しスライダー41を介して、検氷
軸10を図5で時計方向に回動させる。この検氷軸10
の回転は、検氷バー3を図2で反時計方向に回動させ
る。
【0020】貯氷量なし、またはその量の不足時に、検
氷バー3は、貯氷容器内で障害物なしの状態となって、
最大動作角度程度まで回動する。このため、検氷レバー
12は、検氷バー3の動きと連動して、変位許容域29
の深い位置まで変位し、図7や図8に示すように、変位
阻止部50を変位阻止片51に接近する方向まで移動さ
せる。これによりスイッチ作動レバー13の回動が阻止
される。
【0021】しかし、貯氷量の充足時には、検氷バー3
が貯氷容器内の氷に当たって途中で止まるため、検氷軸
10は、満氷検出レベル以上回らない。このとき、カム
フォロアー28が変位許容域29に落ち込まず、浮き加
減となるため、検氷レバー12は、それと連動し、変位
阻止部50を変位阻止片51に当接させる位置まで変位
しない。これにより、スイッチ作動レバー13が図7の
ように、回動可能となる。
【0022】カム歯車11が55度から85度まで回る
範囲で、検氷レバー12は、カムフォロアー28の部分
で変位許容域29を過ぎて、第1のカム21の輪郭に接
するため、元の位置に復帰する。これ以後、検氷レバー
12は、カムフォロアー28により、第1のカム21の
円弧状の輪郭部分に接するため、回動しない状態に設定
される。
【0023】一方、第2のカム22の部分で、−12度
〜11度の範囲の変位許容域31、33度〜47度の範
囲の変位許容域32、170度〜190度までの範囲の
変位許容域33が形成されているため、これらの変位許
容域31、32、33の部分に、スイッチ作動レバー1
3のカムフォロアー30が対応したとき、スイッチ動作
レバー13は、永久磁石36をスイッチ14から離れる
方向に変位させる。
【0024】前述の通り、スイッチ14は、永久磁石3
6から離れているときに“H”レベルの出力信号を発生
しているが、永久磁石36と対向し、それに接近したと
きに“L”レベルの出力信号に変わる。したがって、ス
イッチ14の出力信号は、変位許容域31、32、33
と対応して、“H”レベルの原位置信号、検氷信号、お
よび離氷信号となって、コントローラ52の入力となっ
ている。
【0025】コントローラ52は、動作プログラムの実
行過程で、動作指令を受けたとき、モータ15を正転方
向に回転させるための出力を発生し続ける。この正転方
向の運転中に、スイッチ14の出力信号が“L”レベル
から“H”レベルに変化したとき、つまり検氷信号また
は離氷信号が発生したとき、コントローラ52は、スイ
ッチ14の出力信号により、モータ15を逆転させる。
【0026】コントローラ52は、モータ15を逆転さ
せ、出力軸20を−1度の原点に戻し、その後、瞬時例
えば0.2秒だけ正転方向に回転させることによって、
カム歯車11を製氷位置に戻す。この操作は、ロック解
除処理であり、カム歯車11のストッパー23をストッ
パー受け26に確実に当て、機械的に位置決めしてから
短い0.2秒の時間に対応するモータ15の正転方向の
回転により、駆動系の応力つまり駆動力の作用状態をな
くして戻り動作を終了させるために設定されている。
【0027】さて、検氷動作によって、貯氷量が不足す
るときに、検氷レバー12が大きく変位し、その変位阻
止部50がスイッチ作動レバー13の変位阻止片51に
接近している。したがって、正転方向回転の初期で、ス
イッチ作動レバー13が変位許容域31によって変位
し、スイッチ14の“H”レベルの出力信号としての原
位置信号が“L”レベルに変化した後、スイッチ作動レ
バー13は、次の変位許容域32に落ち込もうとする。
【0028】しかし、スイッチ作動レバー13の変位阻
止片51が変位状態の検氷レバー12の変位阻止部50
に当たっているため、スイッチ作動レバー13は、変位
許容域32に落ち込まない。したがって、貯氷量の不足
時に、スイッチ14の出力信号は“L”レベルのままで
あり、“H”レベルの検氷信号を出力しないことにな
る。
【0029】そこで、コントローラ52は、“H”レベ
ルの出力信号として離氷信号を得るまで、モータ15を
正転方向に回転させ、カム歯車11を170度程度の離
氷位置まで回転させる。これによって、製氷皿2は、反
転し、完全に反転する直前につまり回動域の一端で当接
片7に当たることによって、ねじり変形し、内部の氷を
離氷させ、貯氷容器内に落下させる。
【0030】カム歯車11が離氷位置まで回転すると、
スイッチ作動レバー13が変位許容域33に落ち込ん
で、スイッチ14の出力信号が“L”レベルから“H”
レベルに変化し、離氷信号が得られた時点で、コントロ
ーラ52は、モータ15を逆転させながら、タイマー時
間例えば13秒程度の時間経過後、スイッチ14の最初
の“H”レベルの出力信号として原位置信号を確認して
から、さらに逆転時間1.5秒程度だけモータ15を逆
転させることによって、カム歯車11を−1度の原点に
戻し、カム歯車11のストッパー23をストッパー受け
26に当てて停止させ、瞬時正転させることによって、
ロック解除処理により、0度の製氷位置まで回し、駆動
系の応力を解消させる。
【0031】ここで上記タイマー時間は、離氷後の逆転
過程つまり戻り過程で、検氷信号の発生時に、当該検氷
信号を無視するために設定されている。すなわち、離氷
動作によって、氷が貯氷容器に補充されたとしても、貯
氷量がまだ所定の量に達していないとき、戻り過程の検
氷動作でも、検氷レバー12が第1のカム21の変位許
容域29に正確に追従せず、変位阻止部50が変位阻止
片51に当たる位置まで移動しないため、スイッチ作動
レバー13は、図7で変位許容域32と対応する位置で
反時計方向に回動する。この結果、製氷皿2の戻り過程
でも、スイッチ14は、“H”レベルの検氷信号を発生
する。上記タイマー時間は戻り動作で、検氷信号の発生
時に備えて、それを無視するために設定されている。
【0032】したがってコントローラ52は、製氷皿2
を元の状態に戻す過程で、タイマー時間にわたって、モ
ータ15を継続的に逆転させ、その間の検氷信号の有無
にかかわらず、モータ15を継続的に逆転させた後、そ
のタイマー時間の経過後、スイッチ14からの最初の
“H”レベルの信号すなわち原位置信号を入力した時点
で、一定の逆転時間だけモータを逆転させ、カム歯車1
1を−1度の原点位置に戻し、カム歯車11のストッパ
ー23をストッパー受け26に当てて停止させ、次に瞬
時正転させることによって、0度の製氷位置まで回し、
駆動系の応力を解消させる。
【0033】この逆転時に、モータ15に抵抗器Rで制
限された電流が通るため、モータ15の出力トルクは、
正転時に比較して1/2から1/4程度に低く抑えられ
ている。これにより、正転時より軽い戻り動作が確保で
き、しかも必要以上の力が作用せず、駆動系が保護され
る。
【0034】次に、検氷動作の時点で、貯氷量が満たさ
れているとき、検氷バー3の回転量が氷に対する検氷バ
ー3の当接により少なくなるため、これと連動して、検
氷レバー12は、満氷検出レベルの範囲内にあって、変
位許容域29にほとんど落ち込まず、変位阻止部50を
スイッチ作動レバー13の変位阻止片51に当たる位置
までに移動させていない。
【0035】したがって、カム歯車11の33度〜47
度までの回転範囲で、スイッチ作動レバー13のカムフ
ォロアー30が変位許容域32に落ち込み、永久磁石3
6をスイッチ14に対向する位置から対向しない位置へ
と変化させる。これによってスイッチ14は、“H”レ
ベルの検氷信号を出力し、満氷状態であることをコント
ローラ52に知らせる。
【0036】そこで、コントローラ52は、スイッチ1
4の“L”レベルから“H”レベルへの信号変化を検出
して、つまり満氷状態に対応する検氷信号を得て、モー
タ15を所定の逆転時間例えば16秒程度だけ逆転さ
せ、カム歯車11をストッパー23と、ストッパー受け
26との当接関係によって停止させ、その後0.2秒だ
け瞬時に正転させて、0度の製氷位置に戻す。
【0037】このとき、カム歯車11の復帰に必要な回
転角度は、逆回転方向に34度程度であり、前記の離氷
動作時の171度程度よりも充分に小さくてよい。した
がってモータ15に対する通電のままの状態で、モータ
15の回転停止状態つまりロック状態が逆転時間の大半
にわたって、継続することになるが、逆転時の電流が抵
抗器Rにより低く抑えられているため、駆動系に悪影響
はほとんど現れない。
【0038】なお、検氷レバー12の動きがスライダー
41およびスプリング43を介して間接的に検氷軸10
に伝達されるように、安全機構が付加されている。した
がって、検氷バー3に外力が加わって、検氷軸10が逆
駆動の状態で回動したとしても、その力がスライダー4
1の変位にともなうスプリング43の撓みによって吸収
される。このため、検氷レバー12に伝達されず、それ
によって検氷レバー12やこれに関連するギヤなどの破
壊が未然に防止できる。
【0039】カム歯車11が正転方向に回転している過
程で、異常により170度以上も回って止まらなかった
としても、180度のところでカム歯車11の突起24
がロックレバー25に当たり、それを図8で反時計方向
に回すため、ロックレバー25は、その先端部分を図4
のようにウォームギヤ16の段部47に当て、通電状態
のままモータ15を強制的に停止させ、ロックの状態と
する。したがって、カム歯車11は、180度以上回ら
ず、これに関連する製氷皿2や内部の部品は、大きな力
を受けて破壊することもない。なお、ウォームホィール
17は、高速回転していて、トルクが小さいため、ロッ
クレバー25と段部47との係り合いによって、比較的
小さな力で強制的に停止させられる。
【0040】
【先行技術の課題】上記先行技術のものでは、離氷後の
戻り過程で、貯氷量によって、検氷信号がでたりでなか
ったりするため、コントローラ52は、タイマー時間に
よって検氷信号の発生を無視している。したがって、コ
ントローラ52は、タイマー時間の経過後に、スイッチ
14の出力信号の“L”レベルから“H”レベルの変化
をとらえて、原位置信号を確認している。このように、
出力軸20の往復回転において、検氷位置で検氷動作が
機械的に行われ、しかも戻り方向のモータ15の戻り方
向の回転時間を1つのスイッチ14からの“H”レベル
の信号によって行う場合に、検氷信号の発生時、または
検氷信号の非発生時の2つのモードに対して適切な対応
が必要となる。このため、コントローラ52側での制御
が複雑になり、また制御過程の時間的な割り当も困難と
なる。
【0041】もし、このような対策を講じないときに
は、離氷位置から原点位置まで戻るのに必要な逆転時間
が設定されなければならず、その時間が長くなるため、
それに応じてモータ15に対する通電状態のままのロッ
ク状態が長く継続することを許容しなければならない。
【0042】もともと、モータ15として回転速度のば
らつきがきわめて大きい安価な直流モータを使用してい
るので、タイマー時間にも相当の余裕時間が必要とな
る。モータ15の逆転の途中に、識別信号などを作っ
て、モータ15の逆転時間を短く設定するような工夫が
なされたとしても、モータ15の性能が劣っていると、
短いタイマー時間の設定にも大きな余裕度をもって設定
しなければならず、この結果、他の信号処理の時間的な
タイミングとの関係で、時間的に余裕のもった設定が不
可能となる。
【0043】
【考案の目的】したがって、本考案の目的は、離氷後に
製氷皿2を復帰させるために、モータ15を逆転させる
過程で、検氷信号の発生や非発生という不確定な状況を
なくすることである。
【0044】
【考案の解決手段】上記目的のもとに、本考案は、請求
項1の製氷皿の駆動装置(1)において、前記検氷レバ
ー(12)に、前記検氷位置において貯氷容器内の所定
量以下の貯氷量に対応して前記スイッチ作動レバー(1
3)の変位を阻止する変位阻止部(50)を設け、前記
カム歯車(11)に、当該カム歯車(11)の軸の回転
に連動して回り、前記製氷皿(2)の離氷動作のための
回転方向と前記製氷皿(2)の原点復帰のための戻り過
程の回転方向とにより回転位置のずれる規制部材(5
6、67)を設け、前記規制部材(56、67)に、前
記製氷皿(2)の戻り回転過程での検氷位置おける前記
検氷レバー(12)の変位を阻止する変位規制部(5
7、68)を形成し、前記製氷皿(2)の戻り回転過程
での検氷位置で、前記変位規制部(57、68)を前記
検氷レバー(12)に当て、前記変位阻止部(50)を
前記スイッチ作動レバー(13)に当接しない位置に変
位させておき、前記スイッチ作動レバー(13)を前記
第2のカム(22)に追従させることによって、前記製
氷皿(2)の検氷位置で必ず検氷信号を発生させ、原点
位置でスイッチ(14)の“H”レベルの出力信号すな
わち原位置信号を確実に判別できるようにしている。ま
た、本考案は、請求項2の製氷皿の駆動装置(1)にお
いて、前記カム歯車(11)に、当該カム歯車(11)
の軸の回転に連動して回り、前記製氷皿(2)の離氷動
作のための回転方向と前記製氷皿(2)の原点復帰のた
めの戻り過程の回転方向とにより回転位置のずれる規制
部材(63)を設け、前記規制部材(63)に前記製氷
皿(2)の戻り回転過程での検氷位置における前記スイ
ッチ作動レバー(13)の変位を阻止する変位規制部
(64)を形成し、前記製氷皿(2)の戻り回転過程で
の検氷位置で、前記変位規制部(64)を前記スイッチ
作動レバー(13)に当接する位置に変位させておき、
前記スイッチ作動レバー(13)を前記第2のカム(2
2)に追従させないことによって、前記製氷皿(2)の
検氷位置で常に検氷信号を発生させないようにし、原点
位置でスイッチ(14)の“H”レベルの出力信号すな
わち原位置信号を確実に判別できるようにしている。
【0045】
【実施例1】この実施例1は、図12および図13に示
すように、出力軸20にリング状の規制部材56を装着
し、それに形成された変位規制部57を検氷レバー12
の当接部59に当接させることによって、製氷皿2の戻
り過程で、貯氷量にかかわらず、検氷信号を確実に発生
させる例である。
【0046】すなわち、上記規制部材56は、図12の
ほか図13に見られるように、出力軸20に対し独立に
回転できるようにゆるく嵌まっており、それに取り付け
られた板ばね58によって出力軸20の外周面に弾力的
に当接している。規制部材56の外側面に形成された変
位規制部57は、孔40の内側に形成された当接部59
に当接する関係にある。
【0047】なお、孔40は、その一部の切り欠き部6
0で、変位規制部57の反時計方向の動きを許容する。
また、ケース9に形成されたストッパー61および孔4
0の一部に形成されたストッパー62は、変位規制部5
7にあたって、その回動範囲を規制している。
【0048】モータ15の正転方向の回転時に、規制部
材56は、板ばね58により出力軸20の回転を受けて
図12で反時計方向に回転し、変位規制部57でストッ
パー61に当たって停止している。このとき、変位規制
部57が切り欠き部60に対応しているため、検氷レバ
ー17は、先行技術のものと同様に検氷動作を行う。
【0049】検氷動作によって、貯氷量の不足が確認さ
れ、製氷皿2が離氷動作を終えた後に、戻り方向つまり
逆転方向に回転する過程で、規制部材56は、板ばね5
8により、出力軸20の回転を受けて、同じ方向に回転
し、変位規制部57をストッパー62に当接させ、当接
部59と対向させる。
【0050】このため離氷後の貯氷量にかかわらず、検
氷レバー12は、当接部59で変位規制部57に当た
り、検氷位置で変位許容域29の窪み部分に追従しなく
なる。したがって検氷バー3も検氷動作のための揺動運
動を行わない。この結果、離氷後の貯氷量にかかわら
ず、検氷位置で、スイッチ作動レバー13は、変位阻止
部50によって規制されず、必ず変位許容域32に落ち
込み、スイッチ14から離れる。
【0051】したがって、製氷皿2の戻り過程で、スイ
ッチ14は、検氷位置と対応して、確実に“H”レベル
の検氷信号を発生する。このため、コントローラ52
は、タイマー時間を設定することなく、モータ15を離
氷後、時間制限しないまま逆転させ、スイッチ14の一
番目の“H”レベルの出力信号として検氷信号を確認し
てから、二番目の“H”レベルの出力信号としての原位
置信号を確認したら、逆転時間を設定して、出力軸20
を原点位置に戻した後、ロック解除処理を行う。なお、
戻り過程で、“H”レベルの信号が所定数以上発生した
とき、コントローラ52は、異常動作と判断し、必要な
処理を施す。
【0052】この実施例によると、二番目の“H”レベ
ルの出力信号によって、原位置信号が確実に特定できる
ため、タイマー時間の設定操作が必要とされず、また戻
り過程での2つの信号の確認によって、出力軸20の回
転位置が正確に確認できる。また、戻り回転時に、検氷
バー3が検氷方向に変位しないため、検氷方向への変位
によるトラブル例えば内容物と検氷バー3との係り合い
による止まりや、検氷バー3を上下動させる人為的な動
作によるトラブルの発生が未然に防止できる。
【0053】
【実施例2】この実施例2は、図14に示すように、出
力軸20の戻りのための逆転時に、変位許容域32を規
制部材63の変位規制部64で塞いで、貯氷量にかかわ
らず検氷信号を発生させない例である。規制部材63
は、リング状の部分で出力軸20に回転可能な状態で嵌
まり合っており、変位許容域32と対応する部分で変位
規制部64を有している。
【0054】この変位規制部64は、第2のカム22の
外形よりもやや大きく、変位許容域32を塞ぐ大きさと
して形成され、変位規制部64に形成された長孔65と
第2のカム22に固定されたピン66によって長孔65
の中心角に対応する角度だけ変位できるようになってい
る。
【0055】出力軸20が検氷動作や離氷動作のために
正転方向に回転するとき、規制部材63が第2のカム2
2に対して相対的に時計方向の回転位置にずれているた
め、スイッチ作動レバー13のカムフォロアー30は、
変位許容域31、32、33の部分に順次落ち込んで、
原点位置および製氷位置で原位置信号を、検氷位置で貯
氷量に応じて検氷信号を、また離氷位置で離氷信号をそ
れぞれ発生する。
【0056】一方、離氷動作後に、出力軸20が戻りの
ために逆転方向に回転するとき、第2のカム22が長孔
65の中心角に相当する分だけ先行して回転した後、ピ
ン66が長孔65の端部に当たって、規制部材63が第
2のカム22とともに回転する。このとき、変位規制部
64は、変位許容域32を塞いで、貯氷量にかかわら
ず、カムフォロアー30が変位許容域32に落ち込まな
いようにしている。したがって、出力軸20の戻り過程
で、その回転角度が検氷位置にきても、スイッチ作動レ
バー13は、貯氷量にかかわらず、変位せず、スイッチ
14と向き合うことによって、スイッチ14の出力信号
を“L”レベルに保っている。
【0057】このように、離氷動作後の貯氷量にかかわ
らず、検氷信号が発生しないため、コントローラ52
は、離氷動作後の戻り過程で、モータ15を時間制限し
ないまま逆転方向に回転し、スイッチ14からの最初の
“H”レベルの出力信号を直ちに原位置信号と確定し、
その時点から短い逆転時間で、モータ15の逆転方向の
運転時間を規制し、その逆転時間の経過後にロック解除
処理を行う。なお、戻り過程で、“H”レベルのスイッ
チ信号が所定数以上発生したとき、コントローラ52
は、異常動作と判断し、必要な動作を施す。
【0058】
【実施例3】この実施例3は、図15に示すように、離
氷動作後の出力軸20の逆回転すなわち戻り回転中に、
貯氷量にかかわらず、規制部材67により常に満氷状態
を示すための検氷信号を発生させる例である。規制部材
67は、出力軸20に対して回転自在に組み合わせられ
ており、第1のカム21のピン70に対し規制部材67
の長孔69によって回転規制されるようになっている。
【0059】出力軸20が正転方向に回転するとき、規
制部材67は、変位許容域29を開放状態としている。
このため、貯氷量に応じて検氷信号が発生したり、発生
しなかったりする。一方、出力軸20が逆方向つまり戻
り方向に回転し、製氷皿2が反転状態から元に戻る過程
で、規制部材67が変位許容域29を塞いでいるため検
氷レバー12の変位阻止部50がスイッチ作動レバー1
3から離れている。したがって、スイッチ作動レバー1
3は、変位許容域29で必ずスイッチ14から離れる方
向に変位するため、スイッチ14は、戻し過程で、貯氷
量の充足や不足状態にかかわらず、常に検氷信号を発生
する。
【0060】
【他の実施態様】なお、上記実施例は、検氷レバー12
やスイッチ作動レバー13を回動形式のものとして構成
しているが、これらの変位は、直線方向の変位であって
もよく、したがって、既存の直線案内機構などによって
構成することもできる。また、スイッチ14は、ホール
素子などに限らず、接触式のものとして構成できる。し
たがって、スイッチ作動レバー13とスイッチ14と組
み合わせは、スイッチの形式によって適宜変更されるも
のである。
【0061】
【考案の効果】本考案では、請求項1では、製氷皿の原
点復帰のための戻り過程で、規制部材の変位規制部が検
氷レバーの動きを阻止するため、検氷位置でスイッチが
必ず出力(検氷信号)を発生する。これによって、戻り
過程で、スイッチ出力(検氷信号)の後に現れるものが
原位置信号であると特定できる。また、請求項2では、
製氷皿の原点復帰のための戻り過程で、規制部材の変位
規制部がスイッチ作動レバーの変位を阻止するため、検
氷位置でスイッチの出力(検氷信号)が常に出力しない
状態となる。これによって、戻り過程で、最初に現れる
スイッチ出力が原位置信号であると特定できる。このよ
うに、製氷皿の戻り過程で、検氷位置で検氷信号が必ず
出るかもしくは必ず出ないように機械的に工夫されてい
るため、検氷信号の発生・非発生に対応する2つの制御
が不要となり、制御プログラムが簡単化できること、戻
り回転過程でタイマー時間の設定が不要となり、最初の
“H”レベルのスイッチ信号すなわち原点信号の識別が
容易に行えることの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製氷皿の駆動装置の全体的な平面図である。
【図2】製氷皿の駆動装置の全体的な側面図である。
【図3】製氷皿の駆動装置の要部の一部破断拡大背面図
である。
【図4】カム歯車の部分の下から見た拡大水平断面図で
ある。
【図5】検氷軸の駆動部分の拡大断面図である。
【図6】カム歯車の第1のカムの拡大正面図である。
【図7】カム歯車の第2のカムの拡大水平断面図であ
る。
【図8】カム歯車に対応するスイッチ作動レバーおよび
ロックレバーの対応関係の拡大平面図である。
【図9】モータの制御系のブロック線図である。
【図10】モータの駆動回路の回路図である。
【図11】動作時のタイムチャート図である。
【図12】実施例1での要部の一部破断拡大背面図であ
る。
【図13】実施例1での規制部材の平面図である。
【図14】実施例2での第2のカムと規制部材との関係
の平面図である。
【図15】実施例3での第1のカムと規制部材との関係
の平面図である。
【符号の説明】
1 製氷皿の駆動装置 2 製氷皿 3 検氷バー 4 駆動部 5 従動軸 6 機枠 7 当接片 8 割り型のケース 9 割り型のケース 10 検氷軸 11 カム歯車 12 検氷レバー 13 スイッチ作動レバー 14 スイッチ 15 モータ 16 ウォーム 17 ウォームホィール 18 ギヤ 19 ギヤ 20 出力軸 21 第1のカム 22 第2のカム 23 ストッパー 24 突起 25 ロックレバー 26 ストッパー受け 27 ロックレバー受け 28 カムフォロアー 29 変位許容域 30 カムフォロアー 31 変位許容域 32 変位許容域 33 変位許容域 34 レバー軸 35 引きスプリング 36 永久磁石 37 プリント基板 39 レバー軸 40 孔 41 スライダー 42 スライドガイド 43 スプリング 44 スプリング受け 45 スプリング受け 46 係合突起 47 段部 48 係合片 49 引きスプリング 50 変位阻止部 51 変位阻止片 52 コントローラ 53 駆動回路 54 電源端子 56 規制部材 57 変位規制部 58 板ばね 59 当接部 60 切り欠き 61 ストッパー 62 ストッパー 63 規制部材 64 変位規制部 65 長孔 66 ピン 67 規制部材 68 変位規制部 69 長孔 70 ピン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(15)により製氷位置から離氷
    位置まで往復回転する製氷皿(2)と、前記モータ(1
    5)によって回転する第1のカム(21)および第2の
    カム(22)を有するカム歯車(11)と、このカム歯
    車(11)の前記第1のカム(21)に駆動されて往復
    運動する検氷レバー(12)と、この検氷レバー(1
    2)の往復運動と連動して前記製氷皿(2)の製氷位置
    と離氷位置との間の検氷位置で貯氷容器内の氷の貯氷量
    に応じて回動量を変える検氷バー(3)と、前記第2の
    カム(22)により前記製氷皿(2)の製氷位置、検氷
    位置および離氷位置で所定の動作範囲変位するスイッチ
    作動レバー(13)と、このスイッチ作動レバー(1
    3)の変位に応じて前記製氷皿(2)の製氷位置、検氷
    位置および離氷位置でそれぞれ原位置信号、検氷信号お
    よび離水信号を発生するスイッチ(14)と、を有する
    製氷皿の駆動装置(1)において、 前記検氷レバー(12)に、前記検氷位置において貯氷
    容器内の所定量以下の貯氷量に対応して前記スイッチ作
    動レバー(13)の変位を阻止する変位阻止部(50)
    を設け、 前記カム歯車(11)に、当該カム歯車(11)の軸の
    回転に連動して回り、前記製氷皿(2)の離氷動作のた
    めの回転方向と前記製氷皿(2)の原点復帰のための戻
    り過程の回転方向とにより回転位置のずれる規制部材
    (56、67)を設け、 前記規制部材(56、67)に、前記製氷皿(2)の戻
    り回転過程での検氷位置おける前記検氷レバー(12)
    の変位を阻止する変位規制部(57、68)を形成し、 前記製氷皿(2)の戻り回転過程での検氷位置で、前記
    変位規制部(57、68)を前記検氷レバー(12)に
    当て、前記変位阻止部(50)を前記スイッチ作動レバ
    ー(13)に当接しない位置に変位させておき、前記ス
    イッチ作動レバー(13)を前記第2のカム(22)に
    追従させることによって、前記製氷皿(2)の検氷位置
    で必ず検氷信号を発生させることを特徴とする製氷皿の
    駆動装置(1)。
  2. 【請求項2】 モータ(15)により製氷位置から離氷
    位置まで往復回転す る製氷皿(2)と、前記モータ(1
    5)によって回転する第1のカム(21)および第2の
    カム(22)を有するカム歯車(11)と、このカム歯
    車(11)の前記第1のカム(21)に駆動されて往復
    運動する検氷レバー(12)と、この検氷レバー(1
    2)の往復運動と連動して前記製氷皿(2)の製氷位置
    と離氷位置との間の検氷位置で貯氷容器内の氷の貯氷量
    に応じて回動量を変える検氷バー(3)と、前記第2の
    カム(22)により前記製氷皿(2)の製氷位置、検氷
    位置および離氷位置で所定の動作範囲変位するスイッチ
    作動レバー(13)と、このスイッチ作動レバー(1
    3)の変位に応じて前記製氷皿(2)の製氷位置、検氷
    位置および離氷位置でそれぞれ原位置信号、検氷信号お
    よび離水信号を発生するスイッチ(14)と、を有する
    製氷皿の駆動装置(1)において、 前記カム歯車(11)に、当該カム歯車(11)の軸の
    回転に連動して回り、前記製氷皿(2)の離氷動作のた
    めの回転方向と前記製氷皿(2)の原点復帰のための戻
    り過程の回転方向とにより回転位置のずれる規制部材
    (63)を設け、 前記規制部材(63)に前記製氷皿(2)の戻り回転過
    程での検氷位置における前記スイッチ作動レバー(1
    3)の変位を阻止する変位規制部(64)を形成し、 前記製氷皿(2)の戻り回転過程での検氷位置で、前記
    変位規制部(64)を前記スイッチ作動レバー(13)
    に当接する位置に変位させておき、前記スイッチ作動レ
    バー(13)を前記第2のカム(22)に追従させない
    ことによって、前記製氷皿(2)の検氷位置で常に検氷
    信号を発生させないことを特徴とする製氷皿の駆動装置
    (1)。
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