JP2847607B2 - 製氷皿の復帰方法 - Google Patents

製氷皿の復帰方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫の製氷皿を駆動
する装置において、製氷皿を検氷動作後または離氷動作
後に原位置に復帰させる方法に関する。
【0002】
【先行の技術】特許出願人は、平成5年2月26日提出
の特許出願によって、本発明の前提となる「製氷皿の駆
動装置」を提案しているので、まずそれを詳細に説明
し、その技術的課題を明らかにする。
【0003】図1および図2は、製氷皿駆動装置1の全
体的な構成を示している。製氷皿駆動装置1は、製氷皿
2を反転させるとともに、検氷バー3を揺動させるため
に、冷蔵庫の製氷室内で、貯氷容器の上に組み込まれ
る。
【0004】製氷皿2は、長方形の上面開口型のもので
あり、対向辺の一方で製氷皿駆動装置1の駆動部4に連
結され、また他方で冷蔵庫の機枠6に固定された従動軸
5に対して反転可能な状態で支持されており、反転時す
なわち上向きの状態から下向きの状態となった時点つま
り回動域の一端で、例えば機枠6に固定された当接片7
に当たり、ねじり変形することによって、内部の氷を離
氷させ、下方の貯氷容器に落下させる。
【0005】また上記検氷バー3は、製氷皿駆動装置1
の割り型のケース8、9の側方位置で、検氷軸10に取
り付けられており、水平位置から必要な角度例えば最大
動作角度37度程度回動することによって、貯氷室内の
氷に当接することにより、満氷状態を検出し、また非当
接となったとき、貯氷量の不足を検出する。
【0006】次に、図3ないし図8は、ケース8、9の
内部に組み込まれたカム歯車11、検氷レバー12、ス
イッチ作動レバー13、およびスイッチ14の構成およ
びこれらを駆動する直流のモータ15などの配置を示し
ている。モータ15は、図3のほか、図8に示すよう
に、ケース8の内部に、プリント基板37とともに固定
されており、その回転は、減速用のウォーム16、ウォ
ームホィール17、ギヤ18、19を介してカム歯車1
1に伝達される。
【0007】カム歯車11は、図4や、図6、図7に示
すように、これと一体の出力軸20によって、ケース
8、9の軸受け部分に対して回動自在に支持されてお
り、一方の側面の輪郭により第1のカム21を形成し、
また他方の不連続な円周上の突条によって第2のカム2
2を形成している他、カム歯車11の回転角度を規制す
るためのストッパー23、およびロックレバー25を駆
動するための突起24を形成している。なお、出力軸2
0の一部は、ケース8から外部へ突出し、突出部分で小
判状の駆動部4となっている。
【0008】ストッパー23は、図6のようにカム歯車
11の回転角度を規制するために、ケース8に形成され
たストッパー受け26、27に対応し、製氷皿2のほ
か、カム歯車11や出力軸20の回動域をほぼ180度
内に規制している。なお、ロックレバー25は、図4の
ように、先端の爪の部分で、ウォーム16のボス部分に
形成された段部47と対応し、それらの当接によって、
モータ15の通電状態のもとでも、モータ15およびウ
ォーム16を強制的に停止させるようになっている。
【0009】そして、上記第1のカム21は、図3、図
6のように、輪郭部分で検氷レバー12のカムフォロア
ー28に当接しており、窪みの部分で変位許容域29を
形成している。また、第2のカム22は、図7のよう
に、外周壁で、スイッチ作動レバー13のカムフォロア
ー30と当接しており、不連続な部分で、カム歯車11
の基準位置と対応する変位許容域31、上記変位許容域
29と対応する変位許容域32、およびカム歯車11の
回転終期と対応する変位許容域33を形成している。
【0010】上記スイッチ作動レバー13およびロック
レバー25は、図8のように、共にケース8と一体のレ
バー軸34に対して回動自在に支持されており、それら
の間に設けられた引きスプリング35によって互いに異
なる回転方向に付勢されている。スイッチ作動レバー1
3は、先端部分で例えば永久磁石36を備えており、こ
の永久磁石36の磁束をプリント基板37に取り付けら
れたホールICなどのスイッチ14に対応させている。
【0011】検氷レバー12は、図3に示すように、一
端で、ケース8と一体のレバー軸39に対して回動自在
に支持されており、長孔40の部分で出力軸20と交差
し、先端側の部分で直接、またはこの実施例に見られる
ように、スライダー41を介在させた状態で、検氷軸1
0に係り合っている。すなわち、スライダー41は、検
氷レバー12に形成されたスライドガイド42の内部で
移動可能な状態にはめ込まれており、スライダー41の
スプリング受け44と検氷レバー12のスプリング受け
45との間のスプリング43を介して一体化しており、
先端で2つの係合突起46によって、検氷軸10と一体
の係合片48と係り合っている。
【0012】検氷軸10は、図5に示すように、下側の
部分でケース8に掛けられた引きスプリング49によ
り、図5で、常に時計方向に付勢されている。この結
果、検氷バー3は、図2で、常に反時計方向に付勢され
ており、また検氷レバー12は、上記引きスプリング4
9により、図3で、常に時計方向つまりカムフォロアー
28を第1のカム21の輪郭に当接させる方向の力を受
けている。
【0013】検氷レバー12は、スイッチ作動レバー1
3と対応する部分で、変位阻止部50を有しており、こ
の部分をスイッチ作動レバー13の一部例えばそれと一
体の変位阻止片51に当接させることにより、スイッチ
作動レバー13の回動範囲を規制する。
【0014】次に、図9は、モータ15の制御系を示し
ている。コントローラ52は、後述の各実施例毎に、初
期設定、ロック解除処理、基本動作のプログラムを内蔵
しており、各種の指令信号のほか、スイッチ14からの
出力信号などを入力として、駆動回路53に動作指令を
与える。駆動回路53は、検氷動作時および離氷動作時
に、モータ15を必要なトルクで正転方向に回転させ、
また検氷動作または離氷後の戻り動作時に、正転時の電
流よりも小さな逆方向の電流を流し、モータ15を小さ
なトルクで逆転方向に回転させる。
【0015】ここで図10は、駆動回路53の一例を示
している。駆動回路53は、トランジスタ駆動方式のも
のであり、DC12ボルトの電源端子54の間に、トラ
ンジスタTr1、モータ15およびトランジスタTr4
を直列に接続するとともに、同様に電源端子54の間に
トランジスタTr2、抵抗器R、モータ15およびトラ
ンジスタTr3を直列に接続し、これらのトランジスタ
Tr1、Tr2、Tr3、Tr4のベース・コネクタま
たはベース・エニッタや制御用入力端子の間に抵抗器R
1、R2、R3、R4、R5、R6を接続し、必要に応
じサージ電流吸収用のダイオードD1、D2、D3、D
4を組み合わせて構成されている。
【0016】コントローラ52が制御出力によって、ト
ランジスタTr4をオンさせると、トランジスタTr1
のベース電位が下がって、トランジスタTr1がオンの
状態になるため、モータ15は正転方向すなわち時計方
向(CW方向)に回転する。このとき、トランジスタT
r3がオフの状態であるため、トランジスタTr2はオ
ンの状態にならない。
【0017】また、コントローラ52が制御出力でトラ
ンジスタTr3をオンさせると、トランジスタTr2が
オンし、抵抗器Rで分圧され、電源電圧よりも低い電圧
がモータ15の端子間に加えられるため、モータ15
は、逆転して、出力軸20を戻す方向すなわち反時計方
向(CCW方向)に回転する。これによって、逆転時の
モータ15のトルクは、正転時よりも低く抑えられてい
る。
【0018】次に、図11は、製氷皿駆動装置1の一連
の動作を示している。動作プログラムのからの周期的な
動作指令または外部からの強制的な動作指令によって、
コントローラ52は、駆動回路53を介してモータ15
を必要なトルクで正転方向に駆動し、カム歯車11を図
3、図6、図7、図8で反時計方向にゆっくりと回転さ
せる。カム歯車11が170度回転するのに必要な時間
は、約10秒程度に設定されている。
【0019】カム歯車11およびその軸20と一体の駆
動部4が図3などで反時計方向に回転することによっ
て、製氷皿2は、ゆっくりと反転方向に回動する。これ
と同時に、第1のカム21が同じ方向に回転し、検氷レ
バー12のカムフォロアー28が引きスプリング49の
弾力により、窪みすなわち変位許容域29に落ち込むた
め、検氷レバー12は、図3で、レバー軸39を中心と
して、時計方向に回動しスライダー41を介して、検氷
軸10を図5で時計方向に回動させる。この検氷軸10
の回転は、検氷バー3を図2で反時計方向に回動させ
る。
【0020】貯氷量なし、またはその量の不足時に、検
氷バー3は、貯氷容器内で障害物なしの状態となって、
最大動作角度程度まで回動する。このため、検氷レバー
12は、検氷バー3の動きと連動して、変位許容域29
の深い位置まで変位し、図8に示すように、変位阻止部
50を変位阻止片51に接近する方向まで移動させる。
これによりスイッチ作動レバー13の回動が阻止され
る。
【0021】しかし、貯氷量の充足時には、検氷バー3
が貯氷容器内の氷に当たって途中で止まるため、検氷軸
10は、満氷検出レベル以上回らない。このとき、カム
フォロアー28が変位許容域29に落ち込まず、浮き加
減となるため、検氷レバー12は、それと連動し、変位
阻止部50を変位阻止片51に当接させる位置まで変位
しない。これにより、スイッチ作動レバー13が図7の
ように、回動可能となる。
【0022】カム歯車11が55度から85度まで回る
範囲で、検氷レバー12は、カムフォロアー28の部分
で変位許容域29を過ぎて、第1のカム21の輪郭に接
するため、元の位置に復帰する。これ以後、検氷レバー
12は、カムフォロアー28により、第1のカム21の
円弧状の輪郭部分に接するため、回動しない状態に設定
される。
【0023】一方、第2のカム22の部分で、−12度
〜11度の範囲の変位許容域31、33度〜47度の範
囲の変位許容域32、170度〜190度までの範囲の
変位許容域33が形成されているため、これらの変位許
容域31、32、33の部分に、スイッチ作動レバー1
3のカムフォロアー30が対応したとき、スイッチ動作
レバー13は、永久磁石36をスイッチ14から離れる
方向に変位させる。
【0024】スイッチ14は、永久磁石36から離れて
いるときに“H”レベルの出力を発生しているが、永久
磁石36と対向し、接近したときに、“L”レベルの信
号に変わる。したがって、スイッチ14の出力信号は、
変位許容域31、32、33と対応して、“H”レベル
の原位置信号、検氷信号、および離氷信号となって、コ
ントローラ52の入力となっている。このように、スイ
ッチ14は、製氷皿2の回動域の両端、および回動途中
の検氷動作で満氷の状態を検出する。ここで、スイッチ
14が“H”レベルの出力信号を発生しているとき、ス
イッチ14は、オンの状態であり、またスイッチ14の
出力信号が“L”レベルの状態にあるとき、スイッチ1
4は、オフの状態である。後述のフローチャートで、ス
イッチオンやスイッチオフは、スイッチ14のオン状態
またはオフ状態を示す。
【0025】前述のとおり、コントローラ52は、動作
指令を受けたときに、モータ15を正転方向に回転させ
るための出力を発生し続ける。この正転方向の運転中
に、スイッチ14の出力信号が“L”レベルから“H”
レベルに変化したとき、つまり検氷信号または離氷信号
が発生したとき、コントローラ52は、スイッチ14の
出力信号により、モータ15を逆転時間にわたって逆転
させる。この逆転時間はカム歯車11を〔170度+余
裕角度〕だけ回せる時間として例えば16秒程度に設定
されている。
【0026】コントローラ52は、モータ15を逆転さ
せ、上記逆転時間の16秒経過した後にモータ15を停
止させ、−1度の原点に戻し、その後、瞬時例えば0.
2秒だけ正転方向に回転させることによって、カム歯車
11を製氷位置に戻す。この操作は、ロック解除処理で
あり、カム歯車11のストッパー23をストッパー受け
26に確実に当て、機械的に位置決めしてから短い0.
2秒の時間に対応するモータ15の正方向の回転によ
り、駆動系の応力つまり駆動力の作用状態をなくして戻
り動作を終了させるために設定されている。
【0027】さて、検氷動作によって、貯氷量が不足す
るときに、検氷レバー12が大きく変位し、その変位阻
止部50がスイッチ作動レバー13の変位阻止片51に
接近している。したがって、正転方向回転の初期で、ス
イッチ作動レバー13が変位許容域31によって変位
し、スイッチ14の“H”レベルの出力としての原位置
信号が“L”レベルに変化した後、スイッチ作動レバー
13は、次の変位許容域32に落ち込もうとする。
【0028】しかし、スイッチ作動レバー13の変位阻
止片51が変位状態の検氷レバー12の変位阻止部50
に当たっているため、スイッチ作動レバー13は、変位
許容域32に落ち込まない。したがって、貯氷量不足時
に、スイッチ14の出力は“L”レベルのままであり、
“H”レベルの検氷信号を出力しないことになる。
【0029】そこで、コントローラ52は、“H”レベ
ルの出力信号として離氷信号を得るまで、モータ15を
回転させ、カム歯車11を170度程度の離氷位置まで
回転させる。これによって、製氷皿2は、反転し、完全
に反転する直前に、つまり回動域の一端で当接片7に当
たることによって、ねじり変形し、内部の氷を離氷さ
せ、貯氷容器に落下させる。
【0030】カム歯車11が離氷位置まで回転すると、
スイッチ作動レバー13が変位許容域33に落ち込ん
で、スイッチ14の信号が“L”レベルから“H”レベ
ルに変化し、離氷信号が得られた時点で、コントローラ
52は、モータ15を逆転時間として上記16秒程度だ
け逆転させることによって、カム歯車11を−1度の原
点に戻し、カム歯車11のストッパー23をストッパー
受け26に当てて停止させ、瞬時正転させることによっ
て、0度の製氷位置まで回し、駆動系の応力を解消させ
る。
【0031】この逆転時に、モータ15に抵抗器Rで制
限された電流が通るため、モータ15の出力トルクは、
正転時に比較して1/2から1/4程度に低く抑えられ
ている。これにより、正転時より軽い戻り動作が確保で
き、しかも必要以上の力が作用せず、駆動系が保護され
る。なお、この逆転動作中にも、検氷動作が行われ、離
氷により満氷になっていると、検氷信号が出るが、この
ときの検氷信号は、モータ15の逆転動作に関係しない
ようになっている。
【0032】次に、検氷動作の時点で、貯氷量が満たさ
れているとき、検氷バー3の回転量が氷に対する検氷バ
ー3の当接により少なくなるため、これと連動して、検
氷レバー12は、満氷検出レベルの範囲内にあって、変
位許容域29にほとんど落ち込まず、変位阻止部50を
スイッチ作動レバー13の変位阻止片51に当たる位置
までに移動させていない。
【0033】したがって、カム歯車11の33度〜47
度までの回転範囲で、スイッチ作動レバー13のカムフ
ォロアー30が変位許容域32に落ち込み、永久磁石3
6をスイッチ14に対向する位置から対向しない位置へ
と変化させる。これによってスイッチ14は、“H”レ
ベルの検氷信号を出力し、満氷状態であることをコント
ローラ52に知らせる。
【0034】そこで、コントローラ52は、スイッチ1
4の“L”レベルから“H”レベルへの信号変化を検出
して、つまり満氷状態に対応する検氷信号を得て、モー
タ15を逆転時間上記16秒程度だけ逆転させ、前記と
同様に、カム歯車11をストッパー23と、ストッパー
受け26との当接関係によって停止させ、その後0.2
秒だけ瞬時に正転させて、0度の製氷位置に戻す。
【0035】このとき、カム歯車11の復帰に必要な回
転角度は、逆回転方向に34度程度であり、前記の離氷
動作時の171度程度よりも充分に小さくてよい。した
がってモータ15に対する通電のままの状態で、モータ
15の回転停止状態つまりロック状態が逆転時間の大半
にわたって、継続することになるが、逆転時の電流が抵
抗器Rにより低く抑えられているため、駆動系に悪影響
はほとんど現れない。
【0036】なお、検氷レバー12の動きがスライダー
41およびスプリング43を介して間接的に検氷軸10
に伝達されるように、安全機構が付加されている。した
がって、検氷バー3に外力が加わって、検氷軸10が逆
駆動の状態で回動したとしても、その力がスライダー4
1の変位にともなうスプリング43の撓みによって吸収
される。このため、検氷レバー12に伝達されず、それ
によって検氷レバー12やこれに関連するギヤなどの破
壊が未然に防止できる。
【0037】カム歯車11が正転方向に回転している過
程で、異常により170度以上も回って止まらなかった
としても、180度のところでカム歯車11の突起24
がロックレバー25に当たり、それを図8で反時計方向
に回すため、ロックレバー25は、その先端部分を図4
のようにウォームギヤ16の段部47に当て、通電状態
のままモータ15を強制的に停止させ、ロックの状態と
する。したがって、カム歯車11は、180度以上回ら
ず、これに関連する製氷皿2や内部の部品は、大きな力
を受けて破壊することもない。なお、ウォームホィール
17は、高速回転していて、トルクが小さいため、ロッ
クレバー25と段部47との係り合いによって、比較的
小さな力で強制的に停止させられる。
【先行技術の課題】
【0038】先行技術のものでは、モータ15の逆転時
間が16秒に設定されており、しかもその逆転時間は、
離氷動作の戻り動作と検氷動作後の戻り動作とともに同
じ時間として与えられている。直流のモータ15の回転
速度特性のばらつきや、駆動電圧の変動などを考慮する
と、この逆転時間は、戻り動作の確実性を確保するため
に、余裕をもって、大きく設定しなければならない。逆
転時間が大きく設定されると、検氷時点から逆転したと
き、カム歯車11が逆転によって原点に復帰した後、モ
ータ15が通電状態のままで、回転しないロック状態が
長く継続することになり、また離氷後の原点への復帰の
場合でも余裕をもった時間モータに通電することになる
から、ロック状態の時間が長くなって好ましくない。
【0039】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、製氷皿2
を復帰させるために、モータ15を逆転させる過程で、
通電状態のままで回転しない状態すなわちロック状態を
長く継続させないようにし、その運転状態によるモータ
15の短寿命化を防止することである。
【0040】
【発明の解決手段】上記目的のもとに、本発明は、スイ
ッチ14の離氷信号の発生後、モータ15を時間制御し
ないまま逆転方向すなわち製氷皿2の復帰方向に回転さ
せて行き、その後、スイッチ14の出力信号のレベル変
化とコントローラ52のタイマー時間の終了状態との組
み合わせにより、コントローラ52により、スイッチ1
4の出力信号の発生位置を確認し、この位置からモータ
15の逆転時間を制限することによって、モータ15の
ロック状態での通電時間を可及的に短く設定している。
ここで、スイッチ14の出力信号のレベルの変化とコン
トローラ52のタイマー時間の終了状態との組み合わせ
は、各実施例によって実現される。
【0041】
【実施例1】実施例1は、出力軸20の逆転の過程で、
スイッチ14の出力信号レベルが最初に“L”レベルか
ら“H”レベルに変化するまで時間制限しないまま、逆
転させ、その信号レベルが変化したとき、つまり離氷に
より貯氷量が満たされておれば、検氷信号が出たとき、
または離氷にかかわらず、貯氷量がまだ不足状態である
か、あるいは検氷時点で満氷状態であれば、原位置信号
が出た時、その発生時点から必要なタイマー時間だけ回
転させることによって、カム歯車11のストッパー23
をストッパー受け26に当接させ、出力軸20を停止さ
せる例である。
【0042】図12は、この実施例1でのスイッチ14
としてのホールICの出力信号つまり原位置信号、検氷
信号および離氷信号の発生位置と、タイマー時間
との時間的な対応関係を示している。なお、タイマ
ー時間などは、各区間の回転に必要な時間と
対応している。また図13、図14および図15は、そ
れぞれコントローラ52の制御内容すなわち初期設定フ
ローチャート、ロック解除処理フローチャート、基本動
作フローチャートをそれぞれ示している。
【0043】図13の初期設定フローチャートは、出力
軸20を回転角度0度の製氷位置に設定するために、初
期の使用段階で行われる。このための回転方向は、反時
計(CCW)方向にのみ設定されている。これは、製氷
皿2に水が入っているとき、その水のままの状態で貯氷
容器に供給される恐れがあるからである。
【0044】最初のステップ1で、電源オンの状態に設
定され、初期設定のフローチャートが開始され、次のス
テップ2で、モータ15が反時計方向に回転するため、
出力軸20は、反時計方向に回転し始める。次のステッ
プ3で、スイッチオンつまりスイッチ14がオンの状態
になったら、ステップ4で、タイマー時間+α(余
裕)時間の設定がなされる。ここで、条件として、下記
の大小関係が設定されている。
【0045】タイマー時間+α時間> タイマー時間+α時間>
【0046】ステップ5で、タイマー終了前にスイッチ
14がオフの状態になったとき、ステップ3でのスイッ
チオンが検氷信号によるものであるため、ステップ4、
5が繰り返される。しかし、ステップ5でスイッチオフ
の状態にならないまま、ステップ6でタイマー時間+
α時間が経過し、タイマー終了となったとき、ステップ
3のスイッチオンが原位置信号によるものであることが
確認できる。そこで、コントローラ52は、ステップ7
で1秒間の停止時間をおいた後、ステップ8でロック解
除の処理を行い、次のステップ9で初期設定のフローチ
ャートを終了する。
【0047】図14は、上記ステップ8のロック解除処
理のフローチャートを示している。前述の通り、このロ
ック解除処理は、出力軸20を−1度の原点位置から、
0度の製氷位置に戻すことによって、駆動系の応力を解
消するためのものであり、ステップ1でロック解除処理
を開始した後、ステップ2でモータ15を正転(CW)
方向に回転させ、これと同時にステップ3で、タイマー
に0.2秒の逆転時間をセットし、次のステップ4でタ
イマー時間の終了を確認して、ステップ5でモータ15
を停止させ、ステップ6に至ってフローチャートを終了
する。これによって出力軸20は、0度の位置に戻るた
め、製氷皿2は、水平な状態になって、製氷1に設定さ
れる。
【0048】次に、図15は、基本動作の順序を示して
いる。ステップ1の製氷完了後または待機終了状態で一
定の周期時間の経過後または外部からの強制指令にもと
づいて、ステップ2でモータ15が正転方向に回転し、
ステップ3でスイッチ14のオフの確認によって、原位
置信号の立ち下がりが確認され、続くステップ4で検氷
信号の検出のために、タイマー時間++α時間の設
定がなされる。
【0049】ステップ5で、スイッチ14がオンしない
うちに、ステップ6でタイマー時間の経過が確認された
ら、このタイマー時間中に検氷信号が出なかったこと、
すなわち貯氷量不足の状態が確認されるため、モータ1
5は、正転方向の回転を継続することによって、離氷動
作を行わせる。
【0050】続くステップ7でスイッチ14がオンにな
ったら、すなわち離氷信号が発生したら、次のステップ
8でモータ14を1秒間だけ停止させた後、ステップ9
で出力軸20を戻り方向すなわち反時計方向に回転さ
せ、ステップ10のスイッチオフによる離氷信号の立ち
下がりを確認し、続くステップ11でスイッチオンによ
って、検氷信号または原位置信号の立ち上がり位置を確
認する。このステップ11の時点では、スイッチオンの
状態が検氷信号によるものか、原位置信号によるものか
の特定はできない。
【0051】そこで、ステップ12でいずれの信号にも
対応できるように、検氷信号の発生した時点から−1度
の原位置に戻るまでに必要なタイマー時間+++
α時間の設定がなされ、次のステップ13でタイマー終
了が確認された時点で、出力軸20は、必ず原点位置ま
で回転している。なお、ステップ10のスイッチオンが
原位置信号によるものであるとき、タイマー時間+
+αの時間だけ余計に時間を設定したことになるため、
この時間に相当する分だけモータ14は、通電状態のま
までロック状態にあることになる。続くステップ14
で、1秒間の停止後、ステップ15で前述のロック解除
の処理が行われた後、ステップ16で製氷皿2に給水動
作が行われ、続くステップ17で動作終了となる。
【0052】前述のステップ5でタイマー時間++
α時間の経過前にスイッチ14がオンになったとき、満
氷状態であることが確認できるため、ステップ18でモ
ータ15の1秒間の停止後、ステップ19で反時計方向
に回転し、ステップ20での検氷信号によるスイッチオ
フ、ステップ21での原位置信号によるスイッチオンを
確認して、続くステップ22でタイマー時間+α時間
の設定がなされ、ステップ23でタイマー時間+α時
間の終了を確認し、ステップ24での1秒間の停止、ス
テップ25でのロック解除処理を経てステップ26の待
機状態になり、このあとの検氷動作または離氷動作に備
える。
【0053】この実施例によると、出力軸20の限時時
間に対応する回転角度が47度から−1度までの最大4
8度程度で足りるため、それに必要な限時逆転時間(タ
イマー時間++α時間)も余裕をもたせたとしても
5秒程度で足りる。したがって、モータ15が通電状態
に設定されたまま、反時計方向に回らない時間が短くで
き、通電停止のロック状態という無駄な動作が短くでき
る。
【0054】
【実施例2】この実施例2は、第2のカム22と、スイ
ッチ14とによって、図16に示すように、検氷信号と
離氷信号との間で識別信号を強制的に発生させる例であ
る。図17は、第2のカム22の一例を示している。変
位許容域32と変位許容域33との間で、70度〜84
度の範囲にわたって、変位許容域38が形成されてい
る。この変位許容域38にスイッチ作動レバー13のカ
ムフォロアー30が落ち込むことによって、スイッチ1
4としてのホールICは、オンの状態になって、“H”
レベルの識別信号を発生する。
【0055】この実施例の場合でも、実施例1と同様の
初期設定フローチャートおよびロック解除処理フローチ
ャートが利用される。ここで次の条件が設定されてい
る。
【0056】タイマー時間+α時間> タイマー時間+α時間> タイマー時間+α時間>
【0057】図18は、基本動作のフローチャートを示
している。ステップ1の製氷完了後または待機終了状態
で一定の周期時間の経過後または外部からの強制指令に
基づいて、ステップ2でモータ15が正転方向に回転
し、ステップ3でスイッチ14のオフの確認によって、
原位置信号の立ち下がりが確認され、続くステップ4で
検氷信号の検出のために、タイマー時間++α時間
の設定がなされる。ステップ5で、スイッチ14がオン
しないうちに、ステップ6でタイマー時間の経過が確認
されたら、このタイマー時間中に検氷信号が出なかった
こと、すなわち貯氷量不足の状態が確認されるため、モ
ータ15は、正転方向の回転を継続する。
【0058】続くステップ7でのスイッチ14のオン、
ステップ8でのスイッチ14のオフにより、識別信号の
存在を確認し、次のステップ9でスイッチ14がオンに
なったら、すなわち離氷信号が発生したら、離氷動作が
完了したことになるので、次のステップ10でモータ1
4を1秒間だけ停止させた後、ステップ11でモータ1
5の回転方向を変換して、出力軸20を戻り方向すなわ
ち反時計方向に回転させる。
【0059】ステップ12のスイッチオフによる離氷信
号の立ち下がりを確認し、次のステップ13のスイッチ
オン、ステップ14のスイッチオフによって識別信号を
無効として乗り越えてから、ステップ15で、検氷信号
の乗り越えのため、タイマー時間++α時間が設定
される。
【0060】このタイマー時間++α時間の設定に
よって、モータ15は、出力軸20を原位置信号の発生
角度近くまで戻すべく、このタイマー時間++α時
間中の検氷信号の発生を無視していく。ステップ16で
タイマー時間++α時間の経過後、続くステップ1
7のスイッチオンによって、原位置信号の立ち上がり位
置が検出される。この後のステップ18で原点位置まで
に戻るのに必要なタイマー時間+α時間が設定され
る。
【0061】次のステップ19でタイマー終了が確認さ
れた時点で、出力軸20は、必ず原点位置まで回転して
いる。続くステップ20で、1秒間の停止後、ステップ
21で前述のロック解除処理が行われた後、ステップ2
2で製氷皿2に給水動作が行われ、続くステップ23で
動作終了となる。
【0062】前述のステップ5でタイマー時間++
α時間の経過前にスイッチ14がオンになったとき、満
氷状態であることが確認できるため、ステップ24でモ
ータ15の1秒間の停止後、ステップ25で反時計方向
に回転し、ステップ26での検氷信号によるスイッチ1
4のオフ、ステップ27での原位置信号によるスイッチ
オンを確認してから、続くステップ28でタイマー時間
+α時間の設定がなされ、ステップ29でタイマー時
間+α時間の終了を確認し、ステップ30での1秒間
の停止、ステップ31でのロック解除処理を経てステッ
プ32の待機状態になり、このあとの検氷動作または離
氷動作に備える。
【0063】このように、コントローラ52は、戻し回
転中に識別信号を検出したら、タイマー時間++α
の設定し、このタイマー時間の経過後、最初の出力信号
の立ち上がり変化により、原位置信号を検出し、この検
出時点からタイマー時間+α時間例えば1.5秒後に
モータ15を停止させる。これにより上記と同様に、カ
ム歯車11および出力軸20は、確実に原位置に戻り、
ストッパー23とストッパー受け26との当接状態での
モータ15の通電時間を最小限度の例えば1秒以下に抑
えられる。
【0064】
【実施例3】この実施例3は、図19に示すように、原
位置信号と検氷信号との間で短い時間幅の識別信号を発
生させる例である。ここで、下記の条件が設定される。
【0065】タイマー時間+α時間> タイマー時間+α時間> タイマー時間+α時間< タイマー時間+α時間< タイマー時間+α時間< タイマー時間+α時間<
【0066】図20は、そのための第2のカム22の構
成を示している。第2のカム22は識別信号を発生させ
るために、変位許容域31と変位許容域32との間で、
変位許容域55を有している。
【0067】次に、図21は、この実施例3での初期設
定の動作を示している。ステップ1の電源オンによるプ
ログラム開始後、ステップ2でモータ15および出力軸
20が反時計方向に回転し、ステップ3でスイッチ14
のオン状態の確認によって、離氷信号、検氷信号、識別
信号または原位置信号の存在位置が確認されるが、これ
らの信号のいずれかがまだ特定されない。
【0068】続くステップ4で、タイマー1によって、
タイマー時間+α時間の設定がなされ、またタイマー
2によってタイマー時間+α時間の設定がなされる。
ステップ5でタイマー1またはタイマー2のタイマー時
間が終了する前に、スイッチ14がオフの状態になった
ら、出力軸20の回転開始位置が離氷信号、検氷信号ま
たは識別信号の立ち下がりあたりであると推定されるた
め、次のステップ6でその確認のためにタイマー時間
+α時間の設定がなされ、ステップ7でこのタイマー時
間の経過前に、続くステップ8でスイッチ14がオンに
なることを確認することによって、ステップ3、5での
スイッチオン、オフが識別信号によるものと特定でき
る。
【0069】しかし、ステップ7でスイッチ14のオン
前にタイマー時間が終了したとき、ステップ3に戻り、
識別信号の特定のために、以上のステップが繰り返され
る。識別信号が特定されたら、続くステップ9で、タイ
マー時間+α時間の設定がなされ、続くステップ10
でそのタイマー時間の終了を確認し、ステップ11で1
秒間の停止後、ステップ12のロック解除処理を行っ
て、ステップ13で初期設定の動作を終了する。
【0070】一方、ステップ5でスイッチ14がオフに
ならないまま、ステップ14においてタイマー1のタイ
マー時間が終了し、ステップ15でスイッチ14がオフ
になったときも、ステップ3の前に戻り再び以上のステ
ップが繰り返される。続くステップ16でもタイマー2
のタイマー時間が経過したとき、出力軸は原位置にある
と予測できるが、確認の必要がある。またこの時、製氷
皿2に氷が満たされておらず、製氷皿2に水が入ってい
ることが予測される。
【0071】そこで、次のステップ17で製氷動作に必
要な時間だけモータ15の回転動作が停止し、製氷皿2
の中の水が氷になるのを待つ。これによって、この後に
続く出力軸20の正転方向の回転過程で、製氷皿2の内
部の水が氷になっていない状態で、検氷動作および離氷
動作が行われることを未然に防止する。
【0072】ステップ17での製氷時間に必要な時間が
経過したら、モータ15は、時計方向に回転することに
より、原位置信号の発生近くでの出力軸20を1回少し
だけ時計方向に回して、確実に原位置に止めるためのス
テップを行う。すなわち、ステップ18でスイッチ14
のオフを確認し、続くステップ19でスイッチ14のオ
ン、ステップ20でスイッチ14のオフの確認を行うこ
とによって、出力軸20の回転位置を識別信号と検氷信
号との間近くに設定し、ステップ21での1秒間の停止
後、再びステップ2に戻って初期設定の動作を繰り返
す。以上の初期設定の動作によって、出力軸20は、製
氷位置に設定される。
【0073】次に、図22は、基本動作の順序を示して
いる。ステップ1の製氷完了状態または待機終了状態か
ら、検氷・離氷動作のために、ステップ2でモータ15
が時計方向に回転し、続くステップ3でスイッチ14の
オフにより、原位置信号の立ち下がりを確認し、続くス
テップ4、5でスイッチ14のオン、オフにより識別信
号を乗り越えて無効とし、乗り越え時点のステップ6で
タイマー時間++α時間の設定が行われる。
【0074】ステップ7でスイッチ14がオンにならな
いまま、ステップ8でタイマー時間が経過したとき、貯
氷量が不足しているので、出力軸20は、製氷皿2を反
転して、離氷動作に入る。次のステップ9でスイッチ1
4のオン状態から離氷信号を確認して、ステップ10で
1秒間の停止後、ステップ11での原位置検出処理、ス
テップ12での給水動作を行って、ステップ13で一連
の動作を終了する。
【0075】このタイマー時間++α時間が終了す
る前のステップ7で、スイッチ14がオンの状態になっ
たとき、続くステップ14で原位置検出処理を行った
後、ステップ15で給水動作を行い、ステップ16で待
機状態に入る。
【0076】次に、図23は、原位置検出処理の動作の
一連の順序を示している。ステップ1の開始後、ステッ
プ2でモータ15および出力軸20が反時計方向に回転
し、ステップ3でのスイッチ14のオフのあとに、ステ
ップ4でスイッチ14のオン状態の確認によって、離氷
信号、検氷信号、識別信号または原位置信号の存在位置
が確認されるが、これらの信号のいずれかがまだ特定さ
れない。
【0077】続くステップ5で、タイマー1によって、
タイマー時間+α時間の設定がなされ、またタイマー
2によってタイマー時間+α時間の設定がなされる。
ステップ6でタイマー1またはタイマー2のタイマー時
間が終了する前に、スイッチ14がオフの状態になった
ら、出力軸20の回転開始位置が離氷信号、検氷信号ま
たは識別信号の立ち下がりあたりであると推定されるた
め、次のステップ7でその確認のためにタイマー時間
+α時間の設定がなされ、ステップ8でこのタイマー時
間の経過前に、続くステップ9でスイッチ14がオンに
なることを確認することによって、ステップ4、6での
スイッチオン、オフが識別番号や短い時間幅の異常信号
によるものと特定できる。
【0078】しかし、ステップ8でスイッチ14のオン
前にタイマー時間が終了したとき、ステップ4に戻り、
識別信号の特定のために、以上のステップが繰り返され
る。識別信号が特定されたら、続くステップ10で、タ
イマー時間+α時間の設定がなされ、続くステップ1
1でそのタイマー時間の終了を確認し、ステップ12で
1秒間の停止後、ステップ13のロック解除処理を行っ
て、ステップ14で初期設定の動作を終了する。
【0079】一方、ステップ6でスイッチ14がオフに
ならないまま、ステップ15においてタイマー1のタイ
マー時間が終了し、ステップ16でスイッチ14がオフ
になったときも、ステップ4の前に戻り再び以上のステ
ップが繰り返される。続くステップ17でもタイマー2
のタイマー時間が経過したとき、異常があったと判断
し、ステップ18にてモータを停止する。ステップ19
で異常識別処理を行った後、ステップ20で原位置検出
処理を終了する。この場合、識別信号により確実に原位
置が識別できるため、ロック状態は短くできる。
【0080】
【実施例4】この実施例4は、離氷動作後の出力軸20
の逆回転すなわち戻り回転中に、貯氷量の過不足にかか
わらず、常に満氷状態を示すための検氷信号を発生させ
る例である。このため、図24で、検氷信号は、破線で
なく、実線によって表されている。
【0081】図25は、この実施例の第1のカム21
と、補助カム60との構成を示している。第1のカム2
1は、前記実施例1のものと同様の構成である。そし
て、補助カム60は、出力軸20に対して回転自在に組
み合わせられており、第1のカム21のピン61に対し
補助カム60の長孔62によって回転規制されるように
なっている。
【0082】出力軸20が正転方向に回転するとき、補
助カム60は、変位許容域29を開放状態としている。
このため、前記実施例1と同様に、貯氷量に応じて検氷
信号が発生したり、発生しなかったりする。
【0083】一方、出力軸20が逆方向つまり戻り方向
に回転し、製氷皿2が反転状態から元に戻る過程で、補
助カム60が変位許容域29を塞いでいるため、検氷レ
バー12の変位阻止部50がスイッチ作動レバー13か
ら離れている。このため、スイッチ作動レバー13は、
変位許容域29で必ずスイッチ14から離れる方向に変
位するため、スイッチ14は、戻し過程で、貯氷量の充
足・不充足にかかわらず、常に検氷信号を発生する。
【0084】図26は、基本動作の順序を示している。
なおこの実施例でも、初期設定およびロック解除処理の
フローチャートは、前記実施例1のものと同様に行われ
る。ステップ1の製氷完了後または待機終了状態で一定
の周期時間の経過後または外部からの強制指令に基づい
て、ステップ2でモータ15が正転方向に回転し、ステ
ップ3でスイッチ14のオフの確認によって、原位置信
号の立ち下がりが確認され、続くステップ4で検氷信号
の検出のために、タイマー時間++α時間の設定が
なされる。
【0085】ステップ5で、スイッチ14がオンしない
うちに、ステップ6でタイマー時間の経過が確認された
ら、このタイマー時間中に検氷信号が出なかったこと、
すなわち貯氷量不足の状態が確認されるため、モータ1
5は、正転方向の回転を継続することによって、離氷動
作を行わせる。
【0086】続くステップ7でスイッチ14がオンにな
ったら、すなわち離氷信号が発生したら、次のステップ
8でモータ14を1秒間だけ停止させた後、ステップ9
で出力軸20を戻り方向すなわち反時計方向に回転さ
せ、ステップ10のスイッチオフによる離氷信号の立ち
下がりを確認し、続くステップ11のスイッチオン、ス
テップ12のスイッチオフによって、検氷信号位置を確
認する。
【0087】続くステップ13のスイッチオンから原位
置信号が確認される。次のステップ14で、タイマー時
間+α時間の設定がなされ、ステップ15でのスイッ
チ14のオフ状態にならないことを条件とするステップ
16でのタイマー時間の終了によって、原位置への復帰
を確認する。この後のステップ17で1秒間の停止、ス
テップ18でのロック解除処理、ステップ19での給水
動作を経て、ステップ20で一連の動作を終了する。
【0088】前述のステップ5でタイマー時間++
α時間の経過前にスイッチ14がオンになったとき、満
氷状態であることが確認できるため、ステップ21でモ
ータ15の1秒間の停止後、ステップ22で反時計方向
に回転し、ステップ23での検氷信号によるスイッチの
オフ、ステップ24での原位置信号によるスイッチオン
を確認して、続くステップ25でタイマー時間+α時
間の設定がなされ、ステップ26でのスイッチオフでな
いときに、ステップ27でタイマー時間+α時間の終
了を確認し、ステップ28での1秒間の停止、ステップ
29でのロック解除処理を経てステップ30の待機状態
になり、このあとの検氷動作または離氷動作に備える。
【0089】
【各実施例の関係】基本的な動作は、実施例1で充分で
あるが、予想外の状態例えば途中で可動部分が何かに当
たったり、あるいは可動部分に物がひっかかったりし
て、出力軸20がロックしたり、ロック状態である方向
にそれ以上動かなくなってしまったりすることへの対応
をなくするために、必要に応じて、実施例2や実施例3
または実施例4が用いられる。
【0090】なお、上記実施例は、検氷レバー12やス
イッチ作動レバー13を回動形式のものとして構成して
いるが、これらの変位は、直線方向の変位であってもよ
く、したがって、既存の直線案内機構などによって構成
することもできる。また、スイッチ14は、ホール素子
などに限らず、接触式のものとして構成できる。したが
って、スイッチ作動レバー13とスイッチ14と組み合
わせは、スイッチの形式によって適宜変更されるもので
ある。
【0091】また、上記各実施例では説明しなかった
が、動作フローチャートとは別に監視タイマーを設けて
異常を監視することが好ましい。すなわち、この監視タ
イマーは、モータが回転した時の予測動作時間の例えば
2倍程度の時間に設定する。そうすれば動作がこのタイ
マー時間内に終了しない場合、制御側はユニットに何ら
かの異常が発生したものと判断して、モータへの通電を
断つ。これにより機器の損傷防止ができる。
【0092】
【発明の効果】本発明では、請求項1によれば、モータ
の逆転により離氷位置の製氷皿を反転させ、製氷皿を製
氷位置に復帰させる過程で、前記スイッチの出力信号と
前記タイマー時間との組み合わせにより前記製氷皿の製
氷位置を確認し、製氷皿を製氷位置に停止させているか
ら、モータの通電時間に対してモータの回転量にばらつ
きがあったとしても、製氷皿の復帰過程で、通電状態の
ままで回転しない状態つまりモータのロック状態が可及
的に短時間にでき、モータや回転部分の寿命が長くでき
る。そして、請求項2によれば、最初の信号レベルの変
化が検氷信号または原位置信号と確認でき、それらの信
号の発生時点からタイマー運転が開始されるため、制御
が簡単になる。 また請求項3によれば、最初の識別信号
によって不確定な検氷信号を無視できるだけのタイマー
時間が設定され、そのタイマー時間の後に最初に検出さ
れる原位置信号によってタイマー運転が開始されるた
め、不確実な検氷信号を無視できる。 さらに請求項4に
よれば、識別信号の時間幅と他の信号の時間幅との大小
比較によって、識別信号が特定され、その後に続く信号
レベルの変化から原位置信号が確認できるため、タイマ
ー時間が可及的に短く設定できる。 さらに請求項5によ
れば、製氷皿の戻り過程で、検氷信号が貯氷量にかかわ
らず、必ず発生するため、その検氷信号の後に続く信号
レベルの変化から原位置信号が特定でき、不確定な判断
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製氷皿の駆動装置の全体的な平面図である。
【図2】製氷皿の駆動装置の全体的な側面図である。
【図3】製氷皿の駆動装置の要部の一部破断拡大背面図
である。
【図4】カム歯車の部分の下から見た拡大水平断面図で
ある。
【図5】検氷軸の駆動部分の拡大断面図である。
【図6】カム歯車の第1のカムの拡大正面図である。
【図7】カム歯車の第2のカムの拡大水平断面図であ
る。
【図8】カム歯車に対応するスイッチ作動レバーおよび
ロックレバーの対応関係の拡大平面図である。
【図9】モータの制御系のブロック線図である。
【図10】モータの駆動回路の回路図である。
【図11】動作時のタイムチャート図である。
【図12】実施例1の動作時のタイムチャート図であ
る。
【図13】実施例1の初期設定のフローチャート図であ
る。
【図14】実施例1のロック解除処理のフローチャート
図である。
【図15】実施例1の基本動作のフローチャート図であ
る。
【図16】実施例2の動作時のタイムチャート図であ
る。
【図17】実施例2の基本動作のフローチャート図であ
る。
【図18】実施例2で用いる第2のカムの拡大断面図で
ある。
【図19】実施例3の動作時のタイムチャート図であ
る。
【図20】実施例3の第2のカムの拡大断面図である。
【図21】実施例3の初期設定のフローチャート図であ
る。
【図22】実施例3の基本動作のフローチャート図であ
る。
【図23】実施例3の原位置検出処理のフローチャート
図である。
【図24】実施例4の動作時のタイムチャート図であ
る。
【図25】第1のカムおよび補助カムの拡大平面図であ
る。
【図26】実施例4の基本動作のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 製氷皿駆動装置 2 製氷皿 3 検氷バー 4 駆動部 5 従動軸 6 機枠 7 当接片 8 割り型のケース 9 割り型のケース 10 検氷軸 11 カム歯車 12 検氷レバー 13 スイッチ作動レバー 14 スイッチ 15 モータ 16 ウォーム 17 ウォームホィール 18 ギヤ 19 ギヤ 20 出力軸 21 第1のカム 22 第2のカム 23 ストッパー 24 突起 25 ロックレバー 26 ストッパー受け 27 ストッパー受け 28 カムフォロアー 29 変位許容域 30 カムフォロアー 31 変位許容域 32 変位許容域 33 変位許容域 34 レバー軸 35 引きスプリング 36 永久磁石 37 プリント基板 38 変位許容域 39 レバー軸 40 長孔 41 スライダー 42 スライドガイド 43 スプリング 44 スプリング受け 45 スプリング受け 46 係合突起 47 段部 48 係合片 49 引きスプリング 50 変位阻止部 51 変位阻止片 52 コントローラ 53 駆動回路 54 電源端子 55 変位許容域 60 補助カム 61 ピン 62 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 克己 長野県飯田市毛賀1020番地 株式会社三 協精機製作所飯田工場内 (56)参考文献 特開 平3−271672(JP,A) 実開 平4−125173(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25C 1/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(15)により製氷皿(2)を製
    氷位置から離氷位置まで回し、この離氷位置で製氷皿
    (2)内の氷を離氷した後、前記製氷皿(2)を反転し
    前記製氷位置に復帰させる製氷皿の復帰方法におい
    て、前記 製氷皿(2)の回動域の両端としての前記離氷位
    置、前記製氷位置、および前記離氷位置から前記製氷位
    置までの回動途中における検氷位置とのそれぞれの位置
    で所定の出力時間の出力信号を出力する1つのスイッチ
    (14)と、このスイッチ(14)により所定のタイマ
    ー時間作動されるタイマー機能を有するコントローラ
    (52)とを有し、 前記出力信号は、前記製氷位置の出力時間と検氷位置で
    出力する出力時間とを異ならせ、前記コントローラ(5
    2)は前記所定のタイマー時間を基準にして、この所定
    のタイマー時間と、前記それぞれの位置で出力される前
    記出力時間とを比較して、前記製氷位置の前記出力時間
    を他の位置で出力する前記出力時間と判別し、前記製氷
    位置を判断し、 前記製氷皿(2)を反転して前記製氷位置に復帰させる
    復帰過程で、前記コントローラ(52)により前記製氷
    位置を判断するとともに、前記製氷皿(2)を前記製氷
    位置に停止させることを特徴とする製氷皿の復帰方法。
  2. 【請求項2】 製氷位置と離氷位置とを回動域の両端と
    して回動自在に支持された製氷皿(2)と、この製氷皿
    (2)を駆動するモータ(15)と、製氷皿(2)の上
    記製氷位置で原位置信号、上記離氷位置で離氷信号をそ
    れぞれ発生するとともに上記の製氷位置と離氷位置との
    間の検氷位置で貯氷量に応じて検氷信号を発生する1つ
    のスイッチ(14)と、スイッチ(14)の出力信号に
    よりモータ(15)を制御するコントローラ(52)と
    を有する製氷皿駆動装置(1)において、 上記のスイッチ(14)の離氷信号、検氷信号、および
    原位置信号と、コントローラ(52)のタイマー機能と
    を用い、 離氷位置の製氷皿(2)を製氷位置に復帰させる過程
    で、スイッチ(14)の離氷信号の発生位置からモータ
    (15)を製氷皿(2)の復帰方向に逆転させて行き、
    スイッチ(14)の検氷信号および原位置信号のうちい
    ずれかの発生時点 で、製氷皿(2)を検氷位置から製氷
    位置まで復帰させるのに必要なタイマー時間をコントロ
    ーラ(52)により設定し、上記タイマー時間の終了時
    点でモータ(15)の逆転を停止することを特徴とする
    製氷皿の復帰方法。
  3. 【請求項3】 製氷位置と離氷位置とを回動域の両端と
    して回動自在に支持された製氷皿(2)と、この製氷皿
    (2)を駆動するモータ(15)と、製氷皿(2)の上
    記製氷位置で原位置信号、上記離氷位置で離氷信号をそ
    れぞれ発生するとともに上記の製氷位置と離氷位置との
    間の検氷位置で貯氷量に応じて検氷信号を発生する1つ
    のスイッチ(14)と、スイッチ(14)の出力信号に
    よりモータ(15)を制御するコントローラ(52)と
    を有する製氷皿駆動装置(1)において、 上記のスイッチ(14)の離氷信号、検氷信号、および
    原位置信号のほか、離氷信号と検氷信号との間で発生す
    る識別信号と、コントローラ(52)のタイマー機能と
    を用い、 離氷位置の製氷皿(2)を製氷位置に復帰させる過程
    で、スイッチ(14)の離氷信号の発生位置からモータ
    (15)を製氷皿(2)の復帰方向に逆転させて行き、
    スイッチ(14)の最初の出力として識別信号の確認
    後、識別信号の終了からスイッチ(14)の検氷信号の
    発生・不発生の状態を無視するのに必要なタイマー時間
    をコントローラ(52)により設定し、このタイマー時
    間にわたってモータ(15)を逆転させ、その後のスイ
    ッチ(14)の出力信号レベルの変化から原位置信号を
    確認し、この原位置信号の発生時点で、製氷皿(2)を
    原位置信号の発生位置から製氷位置まで復帰させるのに
    必要なタイマー時間をコントローラ(52)により設定
    し、上記タイマー時間の終了時点でモータ(15)の逆
    転を停止することを特徴とする製氷皿の復帰方法。
  4. 【請求項4】 製氷位置と離氷位置とを回動域の両端と
    して回動自在に支持された製氷皿(2)と、この製氷皿
    (2)を駆動するモータ(15)と、製氷皿(2)の上
    記製氷位置で原位置信号、上記離氷位置で離氷信号をそ
    れぞれ発生するとともに上記の製氷位置と離氷位置との
    間の検氷位置で貯氷量に応じて検氷信号を発生する1つ
    のスイッチ(14)と、スイッチ(14)の出力信号に
    よりモータ(15)を制御するコントローラ(52)と
    を有する製氷皿駆動装置(1) において、 上記のスイッチ(14)の離氷信号、検氷信号、および
    原位置信号のほか、検氷信号と原位置信号との間で発生
    する識別信号と、コントローラ(52)のタイマー機能
    とを用い、 離氷位置の製氷皿(2)を製氷位置に復帰させる過程
    で、スイッチ(14)の離氷信号の発生位置からモータ
    (15)を製氷皿(2)の復帰方向に逆転させて行き、
    識別信号の時間幅と、離氷信号、検氷信号、原位置信号
    の時間幅とを比較し、それらの大小比較の結果からスイ
    ッチ(14)の識別信号を確認し、この識別信号に続く
    信号レベルの変化から原位置信号を特定し、この原位置
    信号の発生時点で、製氷皿(2)を原位置信号の発生位
    置から製氷位置まで復帰させるのに必要なタイマー時間
    をコントローラ(52)により設定し、上記タイマー時
    間の終了時点でモータ(15)の逆転を停止することを
    特徴とする製氷皿の復帰方法。
  5. 【請求項5】 製氷位置と離氷位置とを回動域の両端と
    して回動自在に支持された製氷皿(2)と、この製氷皿
    (2)を駆動するモータ(15)と、製氷皿(2)の上
    記製氷位置で原位置信号、上記離氷位置で離氷信号をそ
    れぞれ発生するとともに上記の製氷位置と離氷位置との
    間の検氷位置で貯氷量に応じて検氷信号を発生する1つ
    のスイッチ(14)と、スイッチ(14)の出力信号に
    よりモータ(15)を制御するコントローラ(52)と
    を有する製氷皿駆動装置(1)において、 上記のスイッチ(14)の離氷信号、検氷信号、および
    原位置信号と、コントローラ(52)のタイマー機能と
    を用い、 離氷位置の製氷皿(2)を製氷位置に復帰させる過程
    で、スイッチ(14)の離氷信号の発生位置からモータ
    (15)を製氷皿(2)の復帰方向に逆転させて行き、
    貯氷量にかかわらず常にスイッチ(14)の検氷信号を
    発生させておき、その検氷信号に続く信号レベルの変化
    をスイッチ(14)の原位置信号と確認し、この原位置
    信号の発生時点で、製氷皿(2)を原位置信号の発生位
    置から製氷位置まで復帰させるのに必要なタイマー時間
    をコントローラ(52)により設定し、上記タイマー時
    間の終了時点でモータ(15)の逆転を停止することを
    特徴 とする製氷皿の復帰方法。
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