JP3541067B2 - 置換ピリジルサリシルアルデヒドまたは−サリシル酸誘導体、その製造方法および除草剤としての使用 - Google Patents

置換ピリジルサリシルアルデヒドまたは−サリシル酸誘導体、その製造方法および除草剤としての使用 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本願発明は、栽培植物に対して一部改善された選択性を有し、顕著な除草効果を有する新規の置換ピリジン誘導体に関する。更に本願発明は、その製造方法、製造するための新規の中間生成物並びに除草剤および植物生長調整剤としての使用方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来技術、例えば国際特許出願公開第91/13065号およびドイツ特許出願公開第3919435号各公報には、非置換のピリジル基を有するサリシルアルデヒド−またはサリシル酸誘導体が除草作用を有することが示されている。後者の公報にはまた、6−メチル−2−ピリジル、3−クロル−5−ピリジルおよび5−クロル−2−ピリジルのような特殊な置換ピリジル基を有する対応する化合物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の目的は、文献で公知の化合物の作用が、除草作用、植物成長調整作用および/または選択性に関して必ずしも充分ではなく、そのため改善された作用を有するピリジル置換のサリシルアルデヒド−またはサリシル酸誘導体を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、一般式I
【0005】
【化3】
Figure 0003541067
で表わされ、式中、Rがホルミル基、CO2 H基またはCO2 Hに加水分解可能な基を意味し、残余の置換基が次の意味、すなわち
2 がハロゲン、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオ、Xが窒素またはCR13で、ここでCR13は水素またはハロゲンを意味するかまたはR3 と一緒になって3から4員のアルキレン−またはアルケニレン鎖を形成し、ここでメチレン基は酸素により置換され、
3 がハロゲン、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、またはR3 は上記のようなR13と5または6員環に結合し、
Yが酸素または硫黄、
Pyが任意の位置に結合したピリジン環で、4種の置換基R14、R15、R16およびR17を有し、
14
a)1から3個のC1 −C4 アルキルを有してもよいC3 −C8 シクロアルキル基、
b)1から5個のハロゲン原子を有してもよく、且つ1個のC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C3 −C8 シクロアルキルまたはジ−C1 −C4 アルキルアミノを有するC1−C8 アルキル基、
c)1から5個のハロゲン原子および/または1個のC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C3 −C8 シクロアルキルまたはジ−C1 −C4 アルキルアミノを有してもよいC1−C8 アルコキシ基、
d)1から5個のハロゲン原子および/または1個のC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C3 −C8 シクロアルキルまたはジ−C1 −C4 アルキルアミノを有してもよいC1−C4 アルキルチオ基、
e)ジ−C1 −C4 アルキルアミノ基またはジ−C1 −C4 アルキルアミノオキシ基、
f)1から5個のハロゲン原子および/または1個のC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオを有してもよいC2 −C6 アルケニル基またはC2 −C6 アルキニル基、
15、R16、R17がそれぞれ互いに無関係で、水素、ニトロ、ハロゲン、C1
8 アルキル、C1 −C8 ハロゲンアルキル並びにR14で述べた基、
を有する置換ピリジルサリシルアルデヒドまたは−サリシル酸誘導体に関する。
【0006】
上記の基において、下に述べた置換基が次の意味を有するのが好ましい。
【0007】
1 −C4 アルキルはメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、2−メチル−2プロピル、1−ブチル、2−ブチル、
1 −C8 アルキルはC1 −C4 アルキル並びにペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,2−ジメチルプロピル、1,1−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1−エチル−2−メチルプロピル、
1 −C2 ハロゲンアルキルはフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、トリクロロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチルおよびペンタフルオロエチル、
1 −C2 ハロゲンアルコキシはジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、1−フルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシおよびペンタフルオロエトキシ、
1 −C4 アルコキシはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、特にメトキシ、エトキシ、1−メチルエトキシ、
1 −C4 アルキルチオはメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、ブチルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチオ、1,1−ジメチルエチルチオ、特にメチルチオ、エチルチオ、
3 −C6 アルケニルは2−プロペニル、3−プロペニル、3−ブテニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニルおよび1−エチル−2−メチル−2−プロペニル、
3 −C6 アルキニルは2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニルおよび1−エチル−1−メチル−2−プロピニルである。
【0008】
基Rは、更にカルボキシル基に加水分解する可変の基に関する。例えばRは基
【0009】
【化4】
Figure 0003541067
を表わし、Rは次の意味を有する。
【0010】
a)水素、
b)サキシニルイミドオキシ基、
c)1個の窒素原子を介して結合した、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルおよびトリアゾリルのような5−員の複素芳香族で、それらは1から2個のハロゲン原子、特に弗素および塩素および/または1から2個の次に示す基を有してもよい。
【0011】
1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、特にC1 −C2 ハロゲンアルキル、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、特にC1 −C2 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、
d)R1 は更に基−(O)m−NR67 を表わし、式中mは0または1を表わし、更にR6 およびR7 は同じでも異なってもよく、次の意味を有する。
【0012】
水素、
1 −C8 アルキル、特にC1 −C4 アルキル、
3 −C6 アルケニル、特に2−プロペニル、2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニルおよび3−メチル−2−ペンテニル、
3 −C6 アルキニル、望ましくは2−プロピニル、2−ブチニル、1−メチル−2−プロピニルおよび1−メチル−2−ブチニル、特に2−プロピニル、
3 −C6 シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルで、ここでこれらのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は、それぞれ1から5個、特に1から3個のハロゲン原子、望ましくは弗素または塩素および/または1から2個の次の基を有してもよい。
【0013】
1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C3 −C6 アルケニルオキシ、C3 −C6 アルケニルチオ、C3 −C6 アルキニルオキシ、C3 −C6 アルキニルチオで、ここで前記のアルケニル−およびアルキニル成分は、好ましくは上記の意味に相当する。
【0014】
1 −C4 アルキルカルボニル、例えば特にメチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、1−メチルエチルカルボニル、ブチルカルボニル、1−メチルプロピルカルボニル、2−メチルプロピルカルボニル、1,1−ジメチルエチルカルボニル、
1 −C4 アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、1−メチルエトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、1−メチルプロピルオキシカルボニル、2−メチルプロピルオキシカルボニル、1,1−ジメチルエトキシカルボニル、
3 −C6 アルケニルカルボニル、C3 −C6 アルキニルカルボニル、C3 −C6 アルケニルオキシカルボニルおよびC3 −C6 アルキニルオキシカルボニルで、ここでアルケニル−またはアルキニル基は前記で定義したようなものが好ましく、
フェニル、場合により1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオで置換されてもよく、例えば2−フルオロフェニル、3−クロロフェニル、4−ブロモフェニル、2−メチルフェニル、3−ニトロフェニル、4−シアノフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−トリフルオロエトキシフェニル、2−メチルチオフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2−メトキシ−3−メチルフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2−ニトロ−5−シアノフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、
ジ−(C1 −C4 アルキル)アミノ、特にジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、N−プロピル−N−メチルアミノ、N−プロピル−N−エチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、N−イソプロピル−N−メチルアミノ、N−イソプロピル−N−エチルアミノ、N−イソプロピル−N−プロピルアミノ、
6 およびR7 は更に、1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、特にC1 −C2 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、特にC1 −C2 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオで置換されてもよいフェニル、またはR6 およびR7 は一緒になって1個の閉環、場合により置換されたC4 −C7 アルキレン鎖を形成し、ここで酸素、硫黄または窒素から選択されたヘテロ原子を含むことができ、例えば−(CH24 −、−(CH25 −、−(CH26 −、−(CH27 −、−(CH22 −O−(CH22 −、−CH2 −S−(CH23 −、−(CH22 −O−(CH23 −、−NH−(CH23 −CH2 −NH−(CH22 −、−CH2 −CH=CH−CH2 −、−CH=CH−(CH23 −で、ここで置換基としては特にC1 −C4 アルキレン鎖が挙げられる。
【0015】
e)R1 は更に基
【0016】
【化5】
Figure 0003541067
を表し、式中kは0、1および2の値を、pは1、2、3および4の値であり、更にR8 はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C3 −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニルまたは場合により置換された、特にR6 およびR7 で示したようなフェニル、
f)R1 は更にOR9 を意味し、ここでR9 は次の意味を有する。
【0017】
i)水素、アルカリ金属のカチオン、アルカリ土類金属のカチオン、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムおよびバリウム、または環境認容性の有機アンモニウム、例えばtert.−C1 −C4 アルキルアンモニウムまたはアンモニウム[NH4 +]、
ii)1から3個のC1 −C4 アルキルを有してもよい、前記の意味を有するC3 −C8 シクロアルキルで、特にシクロプロペニル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、
iii)C1 −C8 アルキルで、1から5個のハロゲン原子、特に弗素および塩素および/または1個の次の基を有することができる。
1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C1 −C4 アルキルカルボニル、C3 −C8 シクロアルキル、C1 −C4 アルコキシカルボニル、フェニル、1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、および/またはC1 −C4 アルキルチオで置換されたフェニルまたはフェノキシ、例えば特に上記のもの、
iv)1個のC1 −C8 アルキル基で、1から5個の、好ましくは1から3個のハロゲン原子、特に弗素および/または塩素および1個の次の基を有することができる。1から3個の窒素原子を有する1個の5員のヘテロ芳香族、または1個の窒素原子および、1個の酸素または硫黄原子を有する1個の5員のヘテロ芳香族、例えばピラゾリル、イミダゾリル、ベンツイミダゾリル、トリアゾリルで、炭素原子かまたは可能な場合は窒素原子を介して結合し、ここでヘテロ芳香族は1から4個のハロゲン原子および/または1から2個の次の基を有することができる。
ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、フェニル、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、および/またはC1 −C4 アルキルチオ。特に1−ピラゾリル、3−メチル−1−ピラゾリル、4−メチル−1−ピラゾリル、3,5−ジメチル−1−ピラゾリル、3−フェニル−1−ピラゾリル、4−フェニル−1−ピラゾリル、4−クロル−1−ピラゾリル、4−ブロム−1−ピラゾリル、1−イミダゾリル、1−ベンツイミダゾリル、1,2,4−トリアゾリル−1、3−メチル−1,2,4−トリアゾリル−1、5−メチル−1,2,4−トリアゾリル−1、1−ベンツトリアゾリル、3−イソプロピルイソオキサゾリル−5、3−メチルイソオキサゾリル−5、オキサゾリル−2、トリアゾリル−2、イミダゾリル−2、3−エチルイソオキサゾリル−5、3−フェニル−イソオキサゾリル−5、3−tert.−ブチルイソオキサゾリル−5。
【0018】
v)2−位の位置にC1 −C4 アルコキシイミノ、C3 −C6 アルキニルオキシイミノ、C3 −C6 ハロゲンアルケニルオキシイミノまたはベンジルオキシイミノを有することができるC2 −C6 アルキル基、
vi)C3 −C6 アルケニル基またはC3 −C6 アルキニル基で、これらの基はそれ自体1から5個のハロゲン原子を有することができ、
vii)R9 は更に1から5個のハロゲン原子および/または1から3個のニトロ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、および/またはC1 −C4 アルキルチオ、特に上記の意味を有するフェニル基、
viii)1から3個の窒素原子を有し、1個の窒素原子を介して結合した5員のヘテロ芳香族で、例えばピラゾリル、イミダゾリル、ベンツイミダゾリル、トリアゾリル、ベンツトリアゾリル、好ましくは1−位を介して結合し、ここでヘテロ芳香族は1から2個のハロゲン原子および/または1から2個の次の基を有することができる。
1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、フェニル、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、および/またはC1 −C4 アルキルチオ。特に1−ピラゾリル、3−メチル−1−ピラゾリル、4−メチル−1−ピラゾリル、3,5−ジメチル−1−ピラゾリル、3−フェニル−1−ピラゾリル、4−フェニル−1−ピラゾリル、4−クロル−1−ピラゾリル、4−ブロム−1−ピラゾリル、1−イミダゾリル、1−ベンツイミダゾリル、1,2,4−トリアゾリル−1、3−メチル−1,2,4−トリアゾリル−1、5−メチル−1,2,4−トリアゾリル−1、1−ベンツトリアゾリル、3,4−ジクロロイミダゾリル−1が挙げられる。
【0019】
ix)R9 は更に基−N=CR1011で、ここでR10およびR11は同じでも異なってもよく、
1 −C12アルキル、特にC1 −C8 アルキル、C3 −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニル、C3 −C6 シクロアルキルで、ここでこれらの基は、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオおよび/または1個の場合により置換したフェニル基で、特に前記の意味を有する基を有することができる。
1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、および/またはC1 −C4 アルキルチオで置換されたフェニルで、ここでこれらの基は特に上記の意味を有し、
またはR10およびR11は一緒になってC3 −C12アルキレン鎖を形成し、ここで1から3個のC1 −C4 アルキル基を有してもよく、更に例えば特にR6 およびR7 で挙げたように、酸素、硫黄および窒素の群からのヘテロ原子を含んでいてもよい。
【0020】
g)R1 は更に基−NH−SO2 −R12を表し、ここでR12は特に前記R1 で挙げたような、C1 −C4 アルキル、C3 −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニル、C3 −C8 シクロアルキルで、ここでこれらの基は上記のようなC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオおよび/またはフェニル基を有することができ、場合により置換された、特に前記に挙げたようなフェニルである。
【0021】
特にR1 が基OR9 を表すのが好ましい。
【0022】
生物学的作用に関して、式Iの作用物質が好ましく、式中その他の置換基は次の意味を有する。
2 はR1 で個々に挙げたC1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ基およびハロゲン原子、特に塩素、弗素、メチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、特にメトキシが好ましい。
X は窒素またはCR13で、式中R13は水素または、弗素または塩素のようなハロゲンを意味するか、またはR3 と一緒になって、4から5員のアルキレン鎖またはアルケニレン鎖を形成し、ここではメチレン基に酸素が組込まれ、例えば−CH2 −CH2 −O−、−CH=CH−O−、−CH2 −CH2 −CH2 −O−、−CH=CH−CH2 O−、特に水素、弗素および−CH2 −CH2 −O−である。
3 はC1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、特にC1 −C2 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、特にC1 −C2 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ基、特に弗素、トリフルオロメチル、塩素、メチル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、特にメトキシまたは上記のR13と共に5から6員環に結合するのが好ましい。
Pyは2−、3−または4−位に結合したピリジン環で、任意の位置に4個の置換基R14、R15、R16およびR17を有することができる。
14
a)1から3個のC1 −C4 アルキル基を有することができるC3 −C8 シクロアルキル基で、特にシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシルである。
b)C1 −C8 アルキル基で、1から5個のハロゲン原子を有することができ、且つ次の基を有し、
1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、特にC1 −C2 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C3 −C8 シクロアルキルまたはジ−C1 −C4 アルキルアミノ、特に2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−ジメチルアミノエチル、2−ジエチルアミノエチル、メトキシメチル、エトキシメチル、ジメチルアミノメチル、ジエチルアミノエチルが好ましい。
c)C1 −C8 アルコキシ基で、1から5個のハロゲン原子および/または次のを有することができ、
1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、特にC1 −C2 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C3 −C8 シクロアルキルまたはジ−C1 −C4 アルキルアミノ、特に2−メトキシエトキシ、2−エトキシエトキシ、2−ジメチルアミノエトキシ、2−ジエチルアミノエトキシ、メトキシメトキシ、エトキシメトキシ、ジメチルアミノメトキシ、ジエチルアミノメトキシ、ジエチルアミノエトキシ、2−メチルチオエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシが好ましい。
d)C1 −C4 アルキルチオ基で、1から5個のハロゲン原子および/または次の基を有することができ、
1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、特にC1 −C2 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C3 −C8 シクロアルキルまたはジ−C1 −C4 アルキルアミノ、特に2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、2−ジメチルアミノエチル、2−ジエチルアミノエチル、メトキシメチル、エトキシメチル、ジメチルアミノメチル、ジエチルアミノエチルが好ましい。
e)ジ−(C1 −C4 アルキル)アミノ基またはジ−(C1 −C4 アルキル)アミノオキシ基で、特にジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジプロピルアミノ、ジメチルアミノオキシ、ジエチルアミノオキシが好ましい。
f)C2 −C6 アルケニル基またはC2 −C6 アルキニル基で、1から5個のハ
ロゲン原子および/または次の基を有することができ、
1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオ、特にビニル、2−プロペニル、エチニル、1−プロピニル、3−プロピニル、3−メトキシ−1−プロピニル、クロロアリルが好ましい。R15、R16、R17はR14で挙げた基並びに水素、ニトロ、C1 −C8 アルキル基、C1 −C2 ハロゲンアルキル、特に水素、C1 −C4 アルキル、ハロゲン、特に弗素または塩素、C1 −C2 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C2 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオが好ましい。
【0023】
特に、請求項1による式Iで表され、式中R15からR17の少なくとも2個の基が水素を意味する置換ピリジルサリシルアルデヒド−およびサリシル酸誘導体が好ましい。
【0024】
更に式Iで、R3 がメトキシ、XがCHまたはCFを表すか、R3 がXと一緒になってOCH2 CH2 −鎖を形成する化合物が好ましい。
【0025】
式II
【0026】
【化6】
Figure 0003541067
で表され、下記に挙げた例に使用される対応する芳香族カルボン酸誘導体と、式III
【0027】
【化7】
Figure 0003541067
で表される対応する化合物と、塩基の存在下で反応させて、式Iの芳香族カルボン酸誘導体が得られる。
【0028】
20は塩素、臭素、沃素、アリールまたはアルキルスルホニル、例えばトルオールスルホニルまたはメチルスルホニルまたは他の対応する出発基を意味する。式IVの化合物は、大抵の場合公知または一般の専門知識により、反応性の置換基R20により容易に得られる。塩基としては、NaHまたはCaH2 のようなアルカリ−またはアルカリ土類金属ハイドライド、NaOHまたはKOHのようなアルカリ金属水酸化物、カリウム−tert.−ブチレートのようなアルカリ金属アルコレート、Na2 CO3 またはK2 CO3 のようなアルカリ金属カーボネート、NaNH2 またはリチウムジイソプロピルアミドのようなアルカリ金属アミド、或はトリエチルアミンまたはピリジンのような第三アミンを使用できることを見出した。有機塩基の添加において、これらの反応が求められるとき、相転移触媒が添加される。これには例えばクラウンエーテルまたは有機アンモニウム化合物が問題となる。
【0029】
溶媒については、多くの通常の溶媒が使用可能であり、例えばジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、メチル−t.−ブチルエーテル、ジエチルエーテル、アセトン、メチルエチルケトン、トルオール、ベンゾール、ジメトキシエタン、ジオキサン、ピリジンまたはt−ブタノールが使用可能である。
【0030】
反応温度は一般に−80から150℃の間、好ましくは−10から130℃の間である。
【0031】
更に有利な化合物Iの製造方法は、式IV
【0032】
【化8】
Figure 0003541067
で表わされ、式中、R′R″は水素、
1 −C4 アルキル、これらの基はそれぞれ1から5個のハロゲン原子および/または1から2個のC1 −C4 アルコキシ基を有してもよく、
フェニル、これらの基はそれぞれ1から5個のハロゲン原子および/または1から2個のC1 −C4 アルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはニトロ基を有してもよく、
更に両方の基が一緒になって、1から5個のハロゲン原子および/またはC1 −C4 アルキル基により置換されてもよいC2 −C6 アルキレン鎖、
Yが酸素または硫黄を意味する環式アセタールを、式V
【0033】
【化9】
Figure 0003541067
で表わされ、式中、Mはリチウム、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属カチオンまたはマグネシウム、カルシウム、バリウムのような当量のアルカリ土類金属カチオンを表わし、R1'はR1 の部分量に相当し、更に、
a)2から3個の窒素原子を含み、1から2個のハロゲン原子および/またはC1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシおよび/またはC1 −C4 アルキルチオ基を有してもよい、窒素原子を介して結合される5員ヘテロ芳香族基、
b)基−(O)m−NR67 で、式中、mは0または1を表わし、R6 およびR7 は同じでも異なってもよく、水素、C1 −C8 アルキル、C3 −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニル、C3 −C8 シクロアルキルで、これらの基はそれぞれ1から5個のハロゲン原子および/または1から2個の次の基を有してもよく、それはC1 −C4 アルコキシ、C3 −C6 アルケニルオキシ、C3 −C6 アルキニルオキシ、C1 −C4 アルキルチオ、C3 −C6 アルケニルチオ、C3 −C6 アルキニルチオ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシ、C1 −C4 アルキルカルボニル、C3 −C6 アルケニルカルボニル、C3 −C6 アルキニルカルボニル、C1 −C4 アルコキシカルボニル、C3 −C6 アルケニルオキシカルボニル、C3 −C6 アルキニルオキシカルボニル、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、C3−C8 シクロアルキル、フェニル、単結合または多重結合のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオ基で置換されてもよいフェニル、1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオ基で置換されてもよいフェニルを表わし、R6 およびR7 は一緒になって閉環し、選択的に置換されたC4 −C7 アルキレン鎖、または酸素、硫黄または窒素の群から選択されたヘテロ原子で、選択的に置換されたC3 −C6 アルキレン鎖、
c)R1 は更に基
【0034】
【化10】
Figure 0003541067
式中、R8 はC1 −C4 アルキル、フェニル、またはハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオで置換されてもよいフェニル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C3 −C6 アルケニルまたはC3 −C6 アルキニルを表わし、pが1、2、3または4の値を、kが0、1または2の値を表わし、
d)基OR9 、式中R9 は次の基を意味し、
I)1から3個のC1 −C4 アルキル基を有してもよいC3 −C8 シクロアルキル基、
II)1から5個のハロゲン原子および/または次の基を有してもよいC1 −C4 アルキル基で、すなわちC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオ、シアノ、C1 −C4 アルキルカルボニル、C3 −C8 シクロアルキル、C1 −C4 アルコキシカルボニル、フェニル、単独または多重にハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシおよび/またはC1 −C4 アルキルチオ基で置換されてもよい、フェニルまたはフェノキシ、
III)1から5個のハロゲン原子および1個の次の基を有してもよいC1 −C8 アルキル基で、すなわち1から3個の窒素原子を含む5員のヘテロ芳香族、または1個の窒素原子および1個の酸素原子または硫黄原子を含む5員のヘテロ芳香族で、これらの基は1から4個のハロゲン原子および/または1から2個のニトロ、シアノ、C1−C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシおよび/またはC1 −C4 アルキルチオ基を有してもよく、
IV)2位にC1 −C4 アルコキシイミノ、C3 −C6 アルケニルオキシイミノ、C3 −C6 ハロゲンアルケニルオキシイミノまたはベンジルオキシイミノ基を有するC2 −C6 アルキル基、
V)1から5個のハロゲン原子をそれ自体有してもよいC3 −C6 アルケニルまたはC3 −C6 アルキニル基、
VI)1から5個のハロゲン原子および/または1から3個のニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシおよび/またはC1 −C4 アルキルチオ基を有してもよいフェニル基、
VII)1から3個の窒素原子を含み、1から2個のハロゲン原子および/または1から2個のニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシおよび/またはC1 −C4 アルキルチオ基を有してもよい、窒素原子を介して結合した5員のヘテロ芳香族、
VIII)R9 は更に基−N=CR1011を意味し、R10およびR11は同じでも異なってもよく、C1 −C12アルキル、C3 −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニル、C3 −C8 シクロアルキルで、これらの基はC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシC1 −C4 アルキルチオおよび/またはフェニル基を有してもよく、1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシおよび/またはC1 −C4 アルキルチオ基により置換されてもよく、またはR10およびR11は一緒になって、1から3個のC1 −C4 アルキルを有してもよいC3 −C12アルキレン鎖を形成し、
e)または基−NH−SO2 −R12を意味し、式中R12はC1 −C4 アルキル、C3 −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニル、C3 −C8 シクロアルキルで、これらの基はC1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 アルキルチオおよび/またはフェニル基を有してもよく、
また1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C1 −C4 アルキル、C1 −C4 ハロゲンアルキル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロゲンアルコキシまたはC1 −C4 アルキルチオ基により置換されてもよい
上記の塩と、更に式IIIのピリジン−またはトリアジン化合物(式中R20は弗素、塩素、臭素、沃素のようなハロゲン、アルキルスルホニル、特にメチルスルホニルまたはハロゲンアルキルスルホニル、特にトリフルオロメチルスルホニルを意味する)と、および更に式IIIのピリミジン−またはトリアジン化合物(ここでR20は前記の基が挙げられる)と不活性溶媒中で反応させる環状アセタールにより生成される方法である。
【0035】
この反応は同時ドイツ特許出願P4337321号の対象であるが、以下の反応図式に従って表わすことができる。
【0036】
【化11】
Figure 0003541067
環式アセタールIVと塩Vとの反応および更に式IIIのヘテロ環化合物との反応は一つの反応容器中で直接、作用物質Iに到るまで実施することができる。
【0037】
この場合まずR1'Mを付加するのに、化合物R1'Hと塩基を付加してもよい。引続きヘテロ環化合物IIIを添加する。
【0038】
この化合物IIIの添加は、反応の第一工程、中間生成物IVに対する塩Vの付加、が充分に完結してから初めて実施されると有利である。
【0039】
反応時間は数分から数時間を要し、反応温度は−40と200℃の間、大抵は0から130℃の間である。第一工程後反応を中断して、中間生成物II(R1 =R1')を単離したり、上記のように更に反応させることも可能である。
【0040】
【化12】
Figure 0003541067
いずれの場合も、通常の溶媒が適当であり、その溶媒は用いられる塩基または塩R1'Mを自ら脱プロトン化することができないが、反応に関与できるものである。
【0041】
特に好適な分極溶媒には、例えばジエチルエーテル、メチル−tert.−ブチルエーテルのようなエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサンまたは、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルプロピレン尿素またはジメチルスルホキシドがある。クラウンエーテルまたは第四アンモニウム塩のような相転移触媒を、反応に必要ならば添加してもよい。
【0042】
反応温度は−40と200℃の間であり、好ましくは0から160℃の間である。反応時間は数分から50時間であり、大抵は0.5から10時間である。
【0043】
出発物質IVのモル当たり、化合物V(R1'M)は一般に0.8から3モル当量、特に0.9から1.5モル当量が用いられる。ヘテロ環化合物IIIの量は、同様にI当たり0.8から3モル当量、特に0.9から1.5モル当量が適当である。
【0044】
反応は連続的に、または不連続に大気圧下、高圧または減圧下で行われる。反応工程は多様の可能性を有し、それぞれの場合使用される溶媒中の生成物の可溶性並びに溶媒と水の混和性および溶媒の沸点に依存する。
【0045】
好適な実施方法には、例えば反応混合物から予め溶媒を部分的に、または完全に蒸発させてから水と混合し、生成物を濾過するか或は有機溶媒を用いて抽出する方法がある。出発物質IVの製法には、6−ヒドロキシ安息香酸(Y=0)、または6−メルカプト安息香酸(Y=S)を、酸触媒の存在下にO=CR′R″化合物と反応させる方法が有利に実施し得る。
【0046】
【化13】
Figure 0003541067
この場合、Aはハロゲン原子、例えば塩素、臭素、沃素、C1 −C4 ハロゲンアルキル、スルホニルオキシ、特にトリフルオロスルホニルオキシ、C1 −C4 アルキルスルホニルオキシ、またはフルオロスルホニルオキシを意味する。
【0047】
出発物質は一般に公知であるか、公知の方法で用いられる。
【0048】
反応時に除去される水と結合させるために、例えばモールシーブ、トリフルオロ酢酸無水物、無水酢酸のような酸無水物、硫酸ナトリウム、塩化カルシウムのような脱水剤が、水の移動に必要ならば添加される。
【0049】
反応に有効な、例えばジメチルアセタール、ジエチルアセタール、エチレンアセタール、またはプピレンアセタールのようなO=CR′R″化合物のアセタールも適している。
【0050】
触媒としては特に酸性イオン交換体、例えばトルエンスルホン酸、硫酸、燐酸等のようなプロトン酸、または例えば塩化アルミニウム、四塩化チタン、塩化亜鉛、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化錫等のルイス酸が適している。
【0051】
屡々、形成された水またはアセタールから形成されたアルコールが直接反応混合物から蒸留除去される。
【0052】
更に環式アセタールIVの反応は、式W−Pyの錫化合物または硼素化合物を、触媒作用を呈するパラジウム化合物の存在下に、以下の反応図式により実施される。
【0053】
【化14】
Figure 0003541067
Wは、例えばトリメチル錫、トリエチル錫、トリプロピル錫、トリブチル錫、トリペンチル錫またはトリヘキシル錫のようなトリ−C1 −C8 アルキル錫等のトリアルキル錫、ジヒドロキシ硼素、ジアルコキシ硼素、例えばジメトキシ硼素、ジエトキシ硼素、ジプロポキシ硼素、ジイソプロポキシ硼素またはジブトキシ硼素、またはその異性体のようなジ−C1 −C4 アルコキシ硼素等のジアルコキシ硼素、または例えばエチレンジオキシ硼素または1,3−プロピレンジオキシ硼素のようなC1 −C4 アルキレンジオキシ硼素を意味する。
【0054】
使用される硼素化合物または錫化合物は公知であるか、または公知化合物と同様に製造し得るものである。
【0055】
この新規の方法では触媒活性のあるパラジウム化合物が用いられる。その場合反応混合物に少なくとも部分的に溶解するパラジウム塩またはパラジウム錯体はどれも適している。パラジウムの酸化度は0または2を有する。パラジウム塩としては以下の対象イオンが挙げられる。すなわち、塩化物、臭化物、沃化物、硫酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、アセチルアセトンまたはヘキサフルオロ−2,4−ペンタジオンが考慮される。前提としては単に反応条件下において、パラジウムの配位子が基質から排除できるだけである。特に例えばメチルジフェニルホスフィン、イソプロピルジフェニルホスフィン等のようなアリールアルキルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリキシルホスフィン等のようなトリアリールホスフィン、トリフリルホスフィンのようなトリヘテロアリールホスフィンまたは二量体ホスフィンのようなホスフィン配位子が適している。ジベンジリデンアセトンまたはその塩、シクロオクタ−1,5−ジエンまたはトリアルキルアミンのようなアミン(例えばトリエチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、N−メチルモルホリン)またはピリジンのようなオレフィン性配位子も適している。
【0056】
使用される錯体は反応時に直接投入することができる。すなわち、例えばテトラキストリフェニルホンフィンパラジウム(O)、ビストリフェニルホンフィン塩化パラジウム、ビストリフェニルホスフィン酢酸パラジウムを用いて、ジベンジリデンアセトンパラジウム(O)−錯体、テトラキスメチルジフェニルホスフィンパラジウム(O)またはビス(1,2−ジフェニルホスフィノエタン)二塩化パラジウムで実施することができる。パラジウム塩および追加の適当な配位子も利用することができ、そのときまず本来の場所に触媒活性の錯体を形成する。これらの方法は、例えば上記の塩およびトリフリルホスフィンまたはトリトリルホスフィンのようなホスフィン配位子が考えられる。例えばトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムまたは1,5−シクロオクタジエン二塩化パラジウムのようなパラジウム錯体も、例えばトリフリルホスフィンまたはトリトリルホスフィンのようなホスフィン配位子の付加によって更に活性化される。
【0057】
パラジウム化合物(塩または錯体)は、通常W−Py化合物当たり、0.001から10モル%、特に0.005から5モル%が使用される。量を多くすることはできるが、経済的ではない。
【0058】
出発物質IV−A当たりのW−Py量は、一般に0.8からモル当量、好ましくは0.95から1.5モル当量である。
【0059】
反応にはそれ自体が、適用される基質に対して反応しない溶媒は全て適している。分極溶媒は反応を加速する。特にジエチルエーテル、ジメチル−tert.−ブチルエーテルのようなエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルプロビレン尿素付加物またはトリエチルアミンのようなアミンが適している。屡々、例えばエーテルとアミドとの混合物または上記溶媒と水または脂肪族アルコールとの混合物の利用は有利である。テトラアルキルアンモニウムハロゲン化合物または例えば塩化リチウムのようなアルカリ金属ハロゲン化物の付加は屡々有益であり、特にAがスルホニルオキシ基のときは推奨される。
【0060】
反応温度は−20から200℃、好ましくは−50から160℃である。反応時間は、通常数分から50時間であり、多くは0.5から10時間である。低沸点溶媒を利用するときにはオートクレーブ中で、特定圧力下で反応を実施することが有効である。
【0061】
記載された方法により製造される式Iの化合物がカルボン酸に関する場合(R1 は従ってヒドロキシルを意味する)、例えば請求項2で実施されるカルボン酸誘導体はその方法により製造されるが、カルボン酸はまず通常の方法により活性化形態においてハロゲン化物またはイミダゾール類に転換され、更に式R1 −Hの相当する水酸化物と反応する。これらの二工程は、例えばカルボン酸を、例えばカルボジイミドまたは適当な亜燐酸無水物のような水分離剤の存在下で、水酸化化合物を作用させることにより簡素化される。
【0062】
更に式Iのカルボン酸(但しR1 はヒドロキシルを意味する)も多くの記載されたエステルと同様に反応させることができる。
【0063】
まずカルボン酸をその塩、特にアルカリ金属塩に転換し、これを場合により他の上記の塩基の存在下で、アルキル化剤を用いて反応させる。
【0064】
アルキル化剤には一般式R1 −R21を有し、R21は例えば塩素、臭素、沃素、トルエンスルホニルまたはメチルスルホニルのようなアリールスルホニルまたはアルキルスルホニルが考慮される。利用されるアルキル化剤は一般に公知であるか、公知化合物と同様に製造し得る。
【0065】
化合物I、これを含有する薬剤、およびこれらの環境に適合する塩、例えばアルカリ金属塩およびアルカリ金属土類塩は、栽培植物に害を与えることなく、除草剤として小麦、稲、とうもろこし、大豆、綿花などの栽培植物における雑草および有害な草を非常に良好に防除し、更に使用量が少ないという効果を有する。化合物Iまたはこれを含有する除草剤は、例えば直接的に噴霧可能な水溶液、粉末、懸濁液、高濃度の水性、油性またはその他の懸濁液または分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤又は顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法によって適用することができる。適用形式は、完全に使用目的に基づいて決定される;いずれの場合にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細分が保証されるべきである。
【0066】
直接飛散可能の溶液、乳濁液、ペースト又は油分散液を製造するために、一般的には化合物Iが好ましく使用される。不活性添加剤としては、中位乃至高位の沸点の鉱油留分例えば燈油又はディーゼル油、更にコールタール油等、並びに植物性又は動物性産出源の油、脂肪族、環状及び芳香族炭化水素例えば、パラフィン、テトラヒドロナフタリン、アルキル置換ナフタリン又はその誘導体、アルキル置換ベンゼンまたはその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン等、強極性溶剤例えばN,N−ジメチルフォルムアミド、ジメチルスルフォキシド、N−メチルピロリドン、水が使用される。
【0067】
水性使用形は乳濁液濃縮物、懸濁液、ペースト、又は湿潤可能の粉末、水分散可能の粉末より水の添加により製造することができる。乳濁液、ペースト又は油分散液を製造するためには、物質をそのまま又は油又は溶剤中に溶解して、湿潤剤、接着剤、分散剤又は乳化剤により水中に均質に混合することができる。しかも有効物質、湿潤剤、接着剤、分散剤又は乳化剤及び場合により溶剤又は油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水にて希釈するのに適する。
【0068】
表面活性物質としては次のものが挙げられる:芳香族スルフォン酸、たとえばリグニンスルフォン酸、フェノールスルフォン酸、ナフタリンスルフォン酸、ジブチルナフタリンスルフォン酸の各アルカリ塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩、並びに脂肪酸、アルキルスルフォネート、アルキルアリールスルフォネート、アルキルスルフェート、ラウリルエーテルスルフェート、脂肪アルコールスルフェートのアルカリ塩及びアルカリ土類塩、アンモニウム塩、並びに硫酸化ヘキサデカノール、ヘプタデカノール及びオクタデカノールの塩、並びに硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルフォン化ナフタリン及びナフタリン誘導体とフォルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタリン或はナフタリンスルフォン酸とフェノール及びフォルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン−オクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキシサイド−縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、又はポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビットエステル、リグニン−亜硫酸廃液及びメチルセルロース。
【0069】
粉末、散布剤及び振りかけ剤は有効物質と固状担体物質とを混合又は一緒に磨砕することにより製造することができる。
【0070】
粒状体例えば被覆−、含浸−及び均質粒状体は、有効物質を固状担体物質に結合することにより製造することができる。固状担体物質は例えば鉱物土例えばシリカゲル、珪酸、珪酸ゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素及び植物性生成物例えば穀物粉、樹皮、木材及びクルミ穀粉、セルロース粉末及び他の固状担体物質である。
【0071】
使用形は有効物質を通常0.01乃至95重量%、殊に0.5乃至90重量%を含有する。この際有効物質は純度90〜100%、殊に95〜100%(NMRスペクトルによる)で使用される。
【0072】
製剤例は以下の通りである。
I.20重量部の化合物No.1.092を、アルキル置換ベンゼン80重量部、エチレンオキサイド8乃至10モルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに付加した付加生成物10重量部、ドデシルベンゼンスルフォン酸のカルシウム塩5重量部及びエチレンオキサイド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物5重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液を100000重量部に注入しかつ細分布することにより有効物質0.02重量%を含有する水性分散液が得られる。
II.20重量部の化合物No.1.092を、シクロヘキサノン40重量部、イソブタノール30重量部、エチレンオキサイド7モルをイソオクチルフェノール1モルに付加した付加生成物20重量部、エチレンオキサイド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液を水100000重量部に注入することにより有効成分0.02重量%を含有する水性分散液が得られる。
III.20重量部の有効物質No.1.092を、シクロヘキサノン25重量部、沸点210乃至280℃の鉱油留分65重量部及びエチレンオキサイド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液を水100000重量部に注入し、細分散することにより有効物質0.02重量%を含有する水性分散液が得られる。
IV.20重量部の化合物No.1.6を、ジイソブチル−ナフタリン−α−スルフォン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルフォン酸のナトリウム塩17重量部及び粉末状珪酸ゲル60重量部と充分に混和し、かつハンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に細分布することにより有効物質0.1重量%を含有する噴霧液が得られる。
V.3重量部の有効物質No.1.092を細粒状カオリン97重量部と密に混和する。かくして有効物質3重量%を含有するダスト剤が得られる。
VI.20重量部の化合物No.1.092を、ドデシルベンゼンスルフォン酸のカルシウム塩2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部、フェノール−尿素−フォルムアルデヒド−縮合物のナトリウム塩2重量部及びパラフィン系鉱油68重量部と密に混和する。安定な油状分散液が得られる。
【0073】
除草剤またはその有効物質は事前法または事後法により施用される。有効物質がある種の栽培植物にうまく適合しない場合は、下部に成長している雑草または露出している土壌には付着しても、敏感な栽培食物の葉にできるだけ影響を与えないように、噴霧装置により除草剤を噴霧することができる(後直接撒布、レイ−バイ)。
【0074】
有効物質を除草剤として使用する場合の使用量は施与目的、季節、目的の植物および成長段階応じて、ヘクタールあたりの有効物質(a.S)0.001−2.0Kg、好ましくは0.01−1.0Kgである。
【0075】
施用法の多様性を考慮して、化合物Iおよびこれを含有する薬剤を、望ましくない植物を除去するために、栽培植物に対して使用することもできる。例えば、以下に述べる植物に対して使用することができる。
【0076】
タマネギ(Allium cepa)
パイナップル(Ananas comosus)
ナンキンマメ(Arachis hypogaea)
アスパラガス(Asparagus officinalis)
フダンソウ(Beta vulgaris spp.altissima)
サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.rapa)
アブラナ(変種カブラ)(Brassica napus var.napus)
カブカンラン(変種ナポプラシーカ)(Brassica napus var.napobrassica)
テンサイ(変種シルベストリス)(Brassica rapa var.silvestris)
トウツバキ(Camellia sinensis)
ベニバナ(Carthamus tinctorius)
キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illinoinensis)
レモン(Citrus limon)
ナツミカン(Citrus sinensis)
コーヒー〔Coffea arabica(Coffea canephora,Coffea liberica)〕
キユウリ(Cucumis sativus)
ギヨウギシバ(Cynodon dactylon)
ニンジン(Daucus carota)
アブラヤシ(Elaeis guineensis)
イチゴ(Fragaria vesca)
大豆(Glycine max)
木棉〔Gossypium hirsutum(Gossypium arboreum、Gossypium herbaceum、Gossypiumvitifolium)〕
ヒマワリ(Helianthus annuus)
ゴムノキ(Hevea brasiliensis)
大麦(Hordeum vulgare)
カラハナソウ(Humulus lupulus)
アメリカイモ(Ipomoea batatas)
オニグルミ(Juglans regia)
レンズマメ(Lens culinaris)
アマ(Linum usitatissimum)
トマト(Lycopersicon lycopersicum)
リンゴ属(Malus spp.)
キヤツサバ(Manihot esculenta)
ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa)
バシヨウ属(Musa spp.)
タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕
オリーブ(Olea europaea)
イネ(Oryza sativa)
アズキ(Phaseolus lunatus)
ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris)
トウヒ(Picea abies)
マツ属(Pinus spp.)
シロエンドウ(Pisum sativum)
サクラ(Prunus avium)
モモ(Prunus Persica)
ナシ(Pyrus communis)
スグリ(Ribes sylvestre)
トウゴマ(Ricinus communis)
サトウキビ(Saccharum officinarum)
ライムギ(Secale cereale)
ジャガイモ(Solanum tuberosum)
モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕
カカオ(Theobroma cacao)
ムラサキツメクサ(Trifolium pratense)
小麦(Triticum aestivum)
トリテイカム、ドラム(Triticum durum)
ソラマメ(Vicia faba)
ブドウ(Vitis vinifera)
トウモロコシ(Zea mays)
式Iの化合物は更に植物の種々の発達段階に影響を及ぼすことができ、それ故生長調整剤として用いられる。植物生長調整の多様性は何よりも先ず、植物の種及び品種に依存し、又、植物生長に適用する時点特に植物の発達段階、季節、適用種類又は、適用方法(例えば種子滅菌液、土壌処理、樹木における葉への適用、又は幹注入)、気候因子(例えば温度、降水量、更に日照時間、及び光強度)、土壌性質(施肥を含めて)、作用物質の形態又は適用形式及び有効物質の適用濃度に依存する。
【0077】
式Iの本発明による植物生長調整剤の各種応用可能性系列から植物栽培、農場、園芸について幾つか以下に述べる。
A.
本発明により適用し得る化合物を用いると植物の植物的な生長が著しく疎外され、特に長さの生長の減退が最も著しい。処理植物はそれに応じて丈の低い生長を示し、その外に暗い葉色調が観察される。
【0078】
実際上好都合なのは街周辺、やぶ、運河の斜面の草、公園、競技場、果樹園施設、鑑賞用芝生や飛行場の芝生面の草の生長度を減少させ、芝切り込みの作業量と費用支出を低減させることができることである。
【0079】
農業用の関心は、穀物、トウモロコシ、ヒマワリ、及び大豆のような環境抵抗力のないものの栽培の安定性向上にもある。この場合生ずる茎の短縮と茎の補強とが収穫前の不利な天候条件下での植物のぽきっと折れる「横倒れ」の危機を減少させるか除去させる。
【0080】
生長調整剤を綿の丈生長抑制及び成熟過程の時期変更に対しても適用することは重要である。それによりこの重要な栽培植物の完全な機械化された増収が可能となる。
【0081】
果樹及び他の樹木においては生長調整剤を用いると刈り込み費用を節減することができる。その他生長調整剤により果樹の交代(互生葉序)を出現させることができる。
【0082】
生長調整剤の適用により植物の脇への分枝も増加させるか、又は抑制させることができる。例えば煙草植物においては脇芽(側枝芽)の形成は葉生長のためには防止されなければならない。
【0083】
生長調整剤により例えば冬油菜の場合、凍結抵抗性が著しく高められる。その場合一方において丈成長および旺盛な(且つそれ故特に凍結しやすい)葉、又は植物の量は抑制される。他方播種後及び冬霜の出現前の若い油菜植物は植物の発達段階似おける有利な生長条件にもかかわらず成長が抑制される。従って霜の危険にさらされると開花抑制の解体が早過ぎ、発生相における変化を示す傾向のあるような植物は除去される。
【0084】
他の栽培、例えば冬穀物においても、本発明による化合物を用いる処理により秋には充分に出芽しているが、冬になると充分には繁茂しないことが有利である。それにより高められた凍結感受性と相対的に軽減された葉、又は、植物の量のために種々の病気(例えばかび病)の襲来を予防することができる。植物生長の抑制はその外に多くの栽培植物について地面の密な植え込みを可能として、地平面から多くの収穫を保つことができるようにする。
【0085】
B.
生長調整によって植物の部分と同様に植物の内容物の多収穫をもたらされる。例えば蕾、花、葉、実、種子核、根及び球根のより大量の生長が調整により誘導可能となり、砂糖大根、砂糖きび、及び柑橘類果物の糖分増加、穀物又は大豆の蛋白質含量の上昇、ゴムの木のラテックス流出増加促進が生ずる。
【0086】
従って式Iの化合物は植物の内容物質生長抑制又は栄養器官及び/又は生殖生長の阻害によって収穫増加をもたらすことができる。
【0087】
C.
植物生長調整によって、遂には発達期間の短縮又は延長と同様に収穫される植物の成熟を加速又は遅延させ、収穫を早めたり遅らせたりさせる。
【0088】
経済的な関心は例えば柑橘類、オリーブ又は他の種類の樹木で核、さね、及び穀の実の固着性が時期的に集中して落下又は減少することによって収穫が容易になることである。この機構は植物の果実又は葉の部分と新芽部分との間の分離組織形成の要求と称され、例えば木綿のような有用植物の脱葉を良好に調整可能とすることも重要である。
【0089】
D.
本発明物質の導入によって灌水強度が低減されコストを満足する管理が実施できる。生長調整剤の影響により現存する水の利用が改善されるからである。即ちStomataの開口面積が減少し、厚いEpidermis及びCuticulaが形成され、土壌の根通過性が改善され、植物組織中のミクロ温度は緻密な生長により良好な影響を及ぼす。
【0090】
特に化合物Iは大麦、油菜、及び小麦のような栽培植物の茎の短縮に対して良好な作用を示す。
【0091】
本発明による式Iの生長調整剤の適用は栽培植物の種子(種穀腐蝕剤として)にも、土壌即ち根に対しても、並びに特に好まれるように葉に対して散布しても実施される。剤の製造は除草剤の場合と同様に行われる。
【0092】
作用物質の使用量は植物の調和性の高さから臨界的でない。
【0093】
最適の使用量は夫々撲滅対象、季節、目標植物及び生長時期によって異なる。
【0094】
作用範囲の拡大と相乗効果を狙ってIのピリジルサリチル酸誘導体を多数の他の除草剤または生長調整剤作用物質群の代替物と混合し且つ共同して使用することができる。例えば除草剤混合物のパートナーとしてはダイアジン、4H−3,1−ベンゾオキサジン誘導体、ベンゾチアジアジノン、2,6−ジニトロアニリン、N−フェニルカルバメート、チオールカルバメート、ハロゲンカルボン酸、トリアジン、アミド、尿素、ジフェニルエーテル、トリアジノン、ウラシル、ベンゾフラン誘導体、シクロヘキサン−1,3−ジオン−誘導体、2−位置に例えばカルボキシ基又はカルビミノ基を有するキノリンカルボン酸誘導体、イミダゾリン、スルホンアミド、スルホニル尿素、アリルオキシ酸、ヘテロアリルオキシフェノキシプロピオン酸並びにその塩、エステル及びアミド等が考慮される。生長調整剤として特にクローム四塩化物、エチレンおよびメピ四塩化物が求められる。
【0095】
その外に化合物Iは単独もしくは他の除草剤または生長調整剤と組み合わせて更には植物保護剤と混合して、例えば有害植物又は植物性病原かびないしバクテリアの撲滅のための薬剤と一緒に用いることができる。
【0096】
その上、栄養および微量元素の欠乏補給のためミネラル塩溶液と共に混合物を投入することができるのは興味がある。化合物Iには非植物毒性油及び濃縮油も添加することができる。
【0097】
合成例
実施例1
a)
【0098】
【化15】
Figure 0003541067
5−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オン
800mlの三弗化酢酸中に2,6−ジヒドロキシ安息香酸100g(0.66モル)を投入し、100mlのアセトンと216g(1.98モル)の三弗化酢酸無水物を追加した。約2時間還流下煮沸し、引き続き還流下時間当り50ccのアセトン(総反応時間7.5時間、総アセトン付加量375ml)を滴下した。反応混合物を真空中約55℃で濃縮し、トルエンを3回充填して再度濃縮し、引き続き45℃でオイルポンプにより乾燥した。
【0099】
油状生成物を2リットルのメチル−三級−ブチルエーテル中に入れ、2リットルの水と2リットルの飽和NaHCO3 液を混合し、1.5時間攪拌した。
【0100】
メチル−三級−ブチルエーテルにより分離、抽出し、集合した有機相を食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥、濃縮した。残留物を200mlのn−ペンタンにより攪拌し、吸引、濾過、乾燥した。収率:115g(90%)。融点60〜62℃。
b)
【0101】
【化16】
Figure 0003541067
2,2−ジメチル−5−トリフルオルメチルスルホニルオキシ−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オン
1.5リットルのメチレンクロライド中に80g(0.41モル)の5−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オンを溶解し、0℃で129g(1.28モル)のトリメチルアミンを添加し、更に2時間以内に314g(1.11モル)のトリフルオルメチルスルホン酸無水物を滴下した。10℃に加温し、その温度で10分撹拌し、さらに撹拌しながら0℃で1.5リットルの水と混合した。有機相を分離し、メチレンクロライドで抽出し、集合した有機相を水及び一度飽和食塩水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥、濃縮した。残留物を200mlのn−ペンタンで撹拌、濾別し、n−ペンタンにより後洗浄し、40℃でオイルポンプにより乾燥した。
【0102】
収率:118g(88%) 融点115℃。
c)
【0103】
【化17】
Figure 0003541067
2,2−ジメチル−5−(2−メトキシピリジン−5−イル)−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オン
150mlのジオキサン中に8.7gの2,2−ジメチル−5−トリフルオルメチルスルホニルオキシ−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オン、23.2gの2−メトキシ−5−トリブチル錫ピリジン、3.4gの塩リチウム、0.6gのテトラキストリフェニルホスヒンパラジウム、及び70mgの2,6−ジ−t.ブチル−4−メチルフェノールを溶解し、オートクレーヴ中で140℃で3時間撹拌した。真空中で、濃縮し、200mlのn−ペンタンと撹拌し、微量のシリカゲル−60上で濾過し、n−ペプタンで後洗浄し、生成物を醋酸エチルエステルにより溶離した。濃縮後10.3gの融点160℃の残留物を得た。
d)
2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ−6−(2−メトキシピリジン−5−イル)−安息香酸アセトンオキシムエステル(化合物2.00g)30mlのトルエン中に溶解した0.67gのアセトンオキシムとメタノール中の1.66gの30%濃度ナトリウムメチラート溶液とを混合し、真空中で濃縮した。35mlのジメチルホルムアミド及び2.50gの2,2−ジメチル−5−(2−メトキシピリジン−5−イル)−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オンを添加し、室温で15分撹拌し、引き続き1.90gの4,6−ジメトキシ−2−メチルスルホニルピリミジンを付加した。その後数時間撹拌し、反応混合物に300mlの水を注ぎ、メチル−t−ブチルエーテルにより抽出し、水及び飽和食塩水溶液によりていねいに洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空濃縮した。粗生成物をn−ヘキサン/醋酸エチルエステルによりシリカゲル−60を用いてクロマトグラフィー精製した。1 H−NMR(CDCl3 ):表2参照。
【0104】
実施例2
a)
2,2−ジメチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4H−(1,3)ベンゾジオキシ−4−オン
120mgのジオキサン中に10.9gの2,2−ジメチル−5−トリフルオルメチルスルホニルオキシ−4H−(1,3)ベンゾジオキシ−4−オン、16.0gの6−メトキシ−2−トリブチル錫ピリジン、4.25gの塩化リチウム、0.78gのテトラキストリフェニルホスヒンパラジウム及び40mgの2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを溶解し、140℃でオートクレーヴ中で4時間撹拌した。真空濃縮し、生成物をシリカゲルにより醋酸エチルエステル/トルエンを用いてクロマト精製した。9.1g(95%)の融点、130〜132℃の固体を得た。
【0105】
b)
2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)
安息香酸ベンジルエステル(化合物1.012)
50mlのジメチルホルムアミド中に溶解した1.36gのベンジルアルコールを380mgのナトリウムハイドライド(パラフィン油中80%濃度)と混合し、室温で約1時間撹拌した。
【0106】
3.0gの2,2−ジメチル−5−(6−メトキシピリジン−2−イル)−4H−(1,3)ベンゾジオキシン−4−オンを付加し、室温で3時間撹拌し、引き続き2.65gの4,6−ジメトキシ−2−メチルスルホニルピリミジンを添加した。室温で2時間、80℃で1.5時間、115℃で3時間撹拌し、燐酸氷水中に注入し、醋酸エチルエステルにより抽出し、水洗し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空濃縮した。
【0107】
粗製物はシリカゲル−60によりシクロヘキサン/トルエン/醋酸エチルエステルを用いてクロマトグラフィー精製を行った。
【0108】
1 H−NMR(CDCl3 ):表1参照。
【0109】
実施例3
2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ)−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)−安息香酸(化合物1.004)
100mlのジエチルエーテル中に1.57gの2−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルオキシ−6−(6−メトキシピリジン−2−イル)−安息香酸ベンジルエステルと560mgのパラジウム(10%活性炭上)を投入し、室温で10時間、50バール水圧により水素添加を行った。セライト(Fa,Aldrich)を用いて濾過し、真空中で濃縮した。
【0110】
収率:0.99g個体、融点158〜160℃
式Iの特に好適な化合物は上述の実施例に従って製造可能であり、以下の表1〜6にまとめられている。
【0111】
【表1】
Figure 0003541067
【0112】
【表2】
Figure 0003541067
【0113】
【表3】
Figure 0003541067
【0114】
【表4】
Figure 0003541067
【0115】
【表5】
Figure 0003541067
【0116】
【表6】
Figure 0003541067
【0117】
【表7】
Figure 0003541067
【0118】
【表8】
Figure 0003541067
【0119】
【表9】
Figure 0003541067
【0120】
【表10】
Figure 0003541067
【0121】
【表11】
Figure 0003541067
【0122】
【表12】
Figure 0003541067
【0123】
【表13】
Figure 0003541067
【0124】
【表14】
Figure 0003541067
【0125】
【表15】
Figure 0003541067
【0126】
【表16】
Figure 0003541067
【0127】
【表17】
Figure 0003541067
【0128】
【表18】
Figure 0003541067
【0129】
【表19】
Figure 0003541067
【0130】
【表20】
Figure 0003541067
【0131】
【表21】
Figure 0003541067
【0132】
【表22】
Figure 0003541067
【0133】
【表23】
Figure 0003541067
【0134】
【表24】
Figure 0003541067
【0135】
【表25】
Figure 0003541067
【0136】
【表26】
Figure 0003541067
【0137】
【表27】
Figure 0003541067
表4
【0138】
【化18】
Figure 0003541067
上記式の化合物は、その置換基、R1 、R3 、X及びR14〜R17の組み合わせがその都度表1の列に対応する。すなわち表4の対象は、化合物番号4.001から4.158であり、且つ番号4.001は表1の番号1.001に於いて0の代わりにY=Sの場合に相当する。
【0139】
化合物番号4.008(R1 =2−プロパンイミノオキシ、R3 =OCH3 、X=CH、R14=6−OCH3 、R15〜R17=H)は融点130〜132℃を示す。
【0140】
表5
【0141】
【化19】
Figure 0003541067
上記式の化合物は、その置換基、R1 、R3 、X及びR14〜R17の組み合わせがその都度表2の列に対応する。すなわち表5の対象は、化合物番号5.001から5.158であり、且つ番号5.001は表1の番号2.001に於いて0の代わりにY=Sの場合に相当する。
【0142】
【化20】
Figure 0003541067
上記式の化合物は、その置換基、R1 、R3 、X及びR14〜R17の組み合わせがその都度表3の列に対応する。すなわち表6の対象は、化合物番号6.001から6.098であり、且つ番号6.001は表1の番号3.001に於いて0の代わりにY=Sの場合に相当する。
【0143】
適用例
式Iの化合物の除草効果及び生長調製効果は温室試験によって示された。栽培容器として約3%の腐食土を含む粘度砂を培地として有するプラスチック鉢を用いた。試験植物の種子は種類別に分離後播種した。前過程処理として水中懸濁又は乳化した作用物質を直接播種後微細分配ノズルを用いて散布した。発芽と生長を促進するため容器に軽度の散水を行い、引き続き透明なプラスチックカバーを用いて植物が生長するまで被覆した。このカバーは作用物質によって妨害されない限り試験植物の均一な発芽をもたらした。
【0144】
後過程処理のため試験植物はその生長形態に応じて先ず丈高さ3〜15cmまで培養され、それから水中懸濁の又は乳化した作用物質を用いて取り扱われた。試験植物はそのため直接播種されて均一な容器中で培養されるか、または先ず発芽植物として分離、培養され処理の二、三日前に試験容器中に移植された。後過程処理での適用量は0.0313又は0.0625kg/ヘクタールの有効物質であった。
【0145】
植物はその種類特定の10〜25℃ないし20〜35℃の温度で取り扱われた。試験周期は2〜4週間の巾であった。この期間内、植物は手入れをされ、個々の取り扱いに対する反応は活用された。除草効果は0〜100の尺度によって評価された。この場合100は植物の発芽皆無又は、少なくとも地表部分の完全な損傷、0は損害皆無又は、正常な生長過程を意味する。
【0146】
生長調製効果は長さの測定によって定められた。試験終了後処理植物の生長高さに対比された。
【0147】
生長試験に適用された植物の種類は以下のようにまとめられている。
スズメノテッポウ(Alopecurus myosuroides)
イヌビエ(Echinochloa crusgalli)
コアワ(Setaria italica)
シロガシラ(Sinapis alba)
イヌホオズキ(Solanum nigrum)
イヌノフグリ属(Veronica spp.)
本発明による化合物No.1004の非常に良好な除草効果が示されている。
【0148】
従来の技術での化合物に対する改善された除草効果は後置の表I、IIから断定される。比較物質としてのA、Bは以下の構造の化合物である。
【0149】
【化21】
Figure 0003541067
表I:温室に於ける後生長適用時の除草活性度
(0.0625又は0.0313kg/ヘクタール 有効物質)
【0150】
【表28】
Figure 0003541067
表II:温室に於ける後生長適用時の除草活性度
(0.0156又は0.0078kg/ヘクタール 有効物質)
【0151】
【表29】
Figure 0003541067

Claims (3)

  1. 一般式I
    Figure 0003541067
    で表わされ、式中、Rが
    Figure 0003541067
    を表わし、R は次のa)〜g)の意味を有する。
    a)水素。
    b)サキシニルイミドオキシ基。
    c)1個の窒素原子を介して結合した5−員の複素芳香族で、それらは1から2個のハロゲン原子、および/または1から2個の次に示す基を有してもよい:
    −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C ハロゲンアルコキシ、C −C アルコキシ、C −C アルキルチオ。
    d)基−(O)m−NR を表わし、式中mは0または1を表わし、更にR およびR は同じでも異なってもよく、次の意味を有する:
    水素、
    −C アルキル、
    −C アルケニル、
    −C アルキニル、
    −C シクロアルキル、
    ここで、これらのアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基およびアルキニル基は、それぞれ1から5個のハロゲン原子および/または1から2個の次の基を有してもよい:
    −C アルキル、C −C アルコキシ、C −C アルキルチオ、C −C ハロゲンアルコキシ、C −C アルケニルオキシ、C −C アルケニルチオ、C −C アルキニルオキシ、C −C アルキニルチオ、
    −C アルキルカルボニル、
    −C アルコキシカルボニル、
    −C アルケニルカルボニル、C −C アルキニルカルボニル、C −C アルケニルオキシカルボニルおよびC −C アルキニルオキシカルボニル、
    フェニル(場合により1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシまたはC −C アルキルチオで置換されてもよい)、
    ジ−(C −C アルキル)アミノ、か、
    またはR およびR は一緒になって1個の閉環で、場合により置換されたC −C アルキレン鎖を形成し、ここで酸素、硫黄または窒素から選択されたヘテロ原子を含むことができる。
    e)R は更に基
    Figure 0003541067
    を表し、式中kは0、1および2の値を、pは1、2、3および4の値であり、更にR はC −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニルまたはフェニル(場合により1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシまたはC −C アルキルチオで置換されてもよい)である。
    f)R は更にOR を意味し、ここでR は次の意味を有する:
    i)水素、アルカリ金属のカチオン、アルカリ土類金属のカチオン、
    ii)1から3個のC −C アルキルを有してもよい、前記の意味を有するC −C シクロアルキル、
    iii)C −C アルキルで、1から5個のハロゲン原子および/または1個の次の基を有することができる:
    −C アルコキシ、C −C アルキルチオ、シアノ、C −C アルキルカルボニル、C −C シクロアルキル、C −C アルコキシカルボニル、フェニル、1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシ、および/またはC −C アルキルチオで置換されたフェニルまたはフェノキシ、
    iv)1個のC −C アルキル基で、1から5個のハロゲン原子、および1個の次の基を有することができる:
    1から3個の窒素原子を有する1個の5員のヘテロ芳香族、または1個の窒素原子および、1個の酸素または硫黄原子を有する1個の5員のヘテロ芳香族(ここでヘテロ芳香族は1から4個のハロゲン原子および/または1から2個の次の基を有することができる:ニトロ、シアノ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、フェニル、C −C ハロゲンアルコキシ、および/またはC −C アルキルチオ)、トリアゾリル−2、イミダゾリル−2、3−エチルイソオキサゾリル−5、
    v)2−位の位置にC −C アルコキシイミノ、C −C アルキニルオキシイミノ、C −C ハロゲンアルケニルオキシイミノまたはベンジルオキシイミノを有することができるC −C アルキル基、
    vi)C −C アルケニル基またはC −C アルキニル基で、これらの基はそれ自体1から5個のハロゲン原子を有することができ、
    vii)1から5個のハロゲン原子および/または1から3個のニトロ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシ、および/またはC −C アルキルチオを有するフェニル基、
    viii)1から3個の窒素原子を有し、1個の窒素原子を介して結合した5員のヘテロ芳香族で、ここでヘテロ芳香族は1から2個のハロゲン原子および/または1から2個の次の基を有することができる:C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、フェニル、C −C ハロゲンアルコキシ、および/またはC −C アルキルチオ、
    ix)R は更に基−N=CR 10 11 で、ここでR 10 およびR 11 は同じでも異なってもよく、C −C 12 アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C シクロアルキルで、ここでこれらの基は、C −C アルコキシ、C −C アルキルチオおよび/または1個の場合により置換したフェニル基(場合により1個以上のハロゲン、ニトロ、シアノ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシまたはC −C アルキルチオで置換されてもよい)、か、
    またはR 10 およびR 11 は一緒になってC −C 12 アルキレン鎖を形成し、ここで1から3個のC −C アルキル基を有してもよく、酸素、硫黄および窒素の群からのヘテロ原子を含んでいてもよい。
    g)R は更に基−NH−SO −R 12 を表し、ここでR 12 はC −C アルキル、C −C アルケニル、C −C アルキニル、C −C シクロアルキルで、ここでこれらの基は上記のようなC −C アルコキシ、C −C アルキルチオおよび/またはフェニル基(場合によりハロゲン、ニトロ、シアノ、C −C アルキル、C −C ハロゲンアルキル、C −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシまたはC −C アルキルチオで置換されてもよい)である。
    を意味し、残余の置換基が次の意味、すなわち
    がハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロゲンアルキル、C−Cアルコキシ、C−CハロゲンアルコキシまたはC−Cアルキルチオ、
    Xが窒素またはCR13で、ここでCR13は水素またはハロゲンを意味するかまたはRと一緒になって3から4員のアルキレン−またはアルケニレン鎖を形成し、ここでメチレン基は酸素により置換され、
    がハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロゲンアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロゲンアルコキシ、C−Cアルキルチオ、またはRは上記のようなR13と5または6員環に結合し、
    Yが酸素または硫黄、
    Pyが任意の位置に結合したピリジン環で、4種の置換基R14、R15、R16およびR17を有し、
    14
    a)1から5個のハロゲン原子および/または1個のC −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシ、C −C アルキルチオ、シアノ、C −C シクロアルキルまたはジ−C −C アルキルアミノを有してもよいC −C アルコキシ基、
    b)1から5個のハロゲン原子および/または1個のC −C アルコキシ、C −C ハロゲンアルコキシ、C −C アルキルチオ、シアノ、C −C シクロアルキルまたはジ−C −C アルキルアミノ基を有してもよいC −C アルキルチオ基、
    15、R16、R17がそれぞれ互いに無関係で、水素、ニトロ、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロゲンアルキル並びにR14で述べた基、
    を有する置換ピリジルサリシルアルデヒドまたは−サリシル酸誘導体。
  2. 少なくとも1種の、請求項1による式Iのピリジルサリシルアルデヒドまたは−サリシル酸誘導体および通常の不活性担体物質を含むことを特徴とする除草剤並びに植物生長調整剤。
  3. 請求項1による式Iのピリジルサリシルアルデヒドまたは−サリシル酸誘導体の除草剤としての有効量を植物および/またはその生長域に作用させることを特徴とする望ましくない植物の生長防止方法並びに植物生長調整方法。
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