JP3532927B2 - 含フッ素n,n,n′,n′−テトラアリールベンジジン誘導体およびその製造方法 - Google Patents

含フッ素n,n,n′,n′−テトラアリールベンジジン誘導体およびその製造方法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な化合物である含
フッ素N,N,N′,N′−テトラアリールベンジジン
誘導体およびその製造方法に関する。さらに詳しく述べ
れば、光導電性有機材料として有用な新規な化合物であ
る含フッ素N,N,N′,N′−テトラアリールベンジ
ジン誘導体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の含フッ素N,N,N′,N′−
テトラアリールベンジジン誘導体は、いかなる文献にも
報告されていない新規な化合物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、光導電性有機材料として有用な新規な化合物である
含フッ素N,N,N′,N′−テトラアリールベンジジ
ン誘導体を提供することにある。
【0004】本発明の第二の目的は、光導電性有機材料
として有用な新規な化合物である含フッ素N,N,
N′,N′−テトラアリールベンジジン誘導体の製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記諸目的は、下記の一
般式(1)
【0006】
【化5】
【0007】(ただし、式中、R1は炭素数が1〜3の
アルキル基、フッ素化アルキル基、アルコキシ基および
フッ素化アルコキシ基よりなる群から選ばれた1種のも
のであり、R2およびR3は水素、炭素数が1〜3のア
ルキル基、フッ素化アルキル基、アルコキシ基およびフ
ッ素化アルコキシ基よりなる群から選ばれた1種のもの
であり、R2とR3は異なりかつR1、R2およびR3
のいずれか一つ以上は炭素数が1〜3のフッ素化アルキ
ル基またはフッ素化アルコキシ基を表す)で示される含
フッ素N,N,N′,N′−テトラアリールベンジジン
誘導体により達成される。
【0008】本発明の一般式(1)で示される含フッ素
N,N,N′,N′−テトラアリールベンジジン誘導体
は、以下の方法により製造することができる。
【0009】下記の一般式(2)
【0010】
【化6】
【0011】(ただし、式中、R1は炭素数が1〜3の
アルキル基、フッ素化アルキル基、アルコキシ基および
フッ素化アルコキシ基よりなる群から選ばれた1種のも
のであり、Xはヨウ素または臭素を表す)で示されるハ
ロゲン化ビフェニル誘導体と下記の一般式(3)
【0012】
【化7】
【0013】(ただし、式中、R2およびR3は水素、
炭素数が1〜3のアルキル基、フッ素化アルキル基、ア
ルコキシ基およびフッ素化アルコキシ基よりなる群から
選ばれた1種のものであり、R2とR3は異なることを
表す)で示されるジアリールアミン化合物とを銅系触媒
および塩基性化合物の存在下で反応させることにより製
造することができる。
【0014】
【作用】本発明によれば、一般式(1)で示される含フ
ッ素N,N,N′,N′−テトラアリールベンジジン誘
導体は、一般式(2)で示されるハロゲン化ビフェニル
誘導体と一般式(3)で示されるジアリールアミン化合
物との反応により製造されるが、該ハロゲン化ビフェニ
ル誘導体およびジアリールアミン化合物は、通常化学量
論量を使用すればよいが、反応の促進、収率ならびに経
済性を考慮して、ジアリールアミン化合物は、ハロゲン
化ビフェニル誘導体に対して化学量論量の0.2〜10
倍量、好ましくは0.5〜3倍量の範囲で使用すればよ
い。
【0015】本発明で使用される銅系触媒としては、例
えば銅粉末、酸化銅あるいはハロゲン化銅等の銅化合物
を挙げることができる。その使用量は、一般式(2)で
示されるハロゲン化ビフェニル誘導体に対してモル比で
0.2〜10倍量、好ましくは0.5〜3倍量である。
【0016】本発明で使用される塩基性化合物として
は、アルカリ金属の水酸化物または炭酸塩類が挙げら
れ、具体的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナリトウム、炭酸カリウム等を挙げることができる。
その使用量は、一般式(2)で示されるハロゲン化ビフ
ェニル誘導体に対してモル比で0.2〜10倍量、好ま
しくは0.5〜3倍量である。
【0017】本発明においては、必要ならば反応溶媒の
共存化で行うが、例えばニトロベンゼン、ジクロルベン
ゼン、キノリン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、N−メチルピロリドン、1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノン等の溶媒を単独もしくは
組合わせて使用することができ、一般式(2)で示され
るハロゲン化ビフェニル誘導体に対して重量比で0.2
〜10倍量、好ましくは0.5〜5倍量の範囲で使用す
ればよい。この際、反応温度を120〜280℃、好ま
しくは150〜250℃の範囲で行われ、反応時間は2
〜48時間である。
【0018】このようにして製造される本発明に関わる
新規な化合物である含フッ素テトラアリールベンジジン
誘導体を表1および表2に例示したが、もとよりこれら
に限定されるものではない。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【実施例】次に実施例により本発明について詳細に説明
するが、もとより本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0022】実施例1(化合物No.1の製造)温度
計、分水器付凝縮器および撹拌機装置300mlガラス
製丸底フラスコに99.6%の3,3′−ジメチル−
4,4′−ジヨードビフェニル33.0g、99.8%
のN−3−トリフルオロメチルフェニル−p−トルイジ
ン60.3g、炭酸カリウム16.6gおよび銅粉6.
5gを仕込み、200〜225℃で26時間維持した。
その際、反応で生成する水は、分水器により反応系外へ
取り出した。
【0023】反応終了後、内容物をトルエン350ml
に希釈し、不溶解物を濾別して得られたトルエン溶液を
減圧下で濃縮して褐色の油状物を得た。次いで、n−ヘ
キサン溶媒中で活性炭処理後、濃縮物を酢酸エチル/メ
タノールで再結晶を行った。
【0024】さらに、結晶物をカラムクロマトグラフィ
ー(アルミナ/シクロヘキサン)で精製し、濃縮物を酢
酸エチル−メタノールで再結晶を行って純度99.8%
の3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−トリフル
オロメチルフェニル)−N,N′−ビス(4−メチルフ
ェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジア
ミンの白色結晶27.3gを得た(収率52.7%)。
表3に元素分析値を示した。
【0025】
【表3】 図1に、3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−
トリフルオロメチルフェニル)−N,N′−ビス(4−
メチルフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,
4′ジアミンの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)
を示した。
【0026】実施例2(化合物No.2の製造)実施例
1におけるN−3−トリフルオロメチルフェニル−p−
トルイジンに代えて99.5%N−3−トリフルオロメ
チルフェニル−m−トルイジン60.3gを使用し、反
応時間を40時間とする以外は同様に行った。反応終了
後、内容物をトルエン350mlに希釈し、不溶解物を
濾別して得られたトルエン溶液を減圧下で濃縮して褐色
の油状物を得た。
【0027】ついで、n−ヘキサン溶媒中で活性炭処理
して得られた濃縮物をカラムクロマトグラフィー(アル
ミナ/シクロヘキサン)で精製し、濃縮物をエタノール
で再結晶を行って純度99.9%の3,3′−ジメチル
−N,N′−ビス(3−トリフルオロメチルフェニル)
−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′
−ビフェニル]−4,4′−ジアミンの白色結晶27.
0gを得た(収率52.2%)。表4に元素分析値を示
した。
【0028】
【表4】 図2に、3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−
トリフルオロメチルフェニル)−N,N′−ビス(3−
メチルフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,
4′−ジアミンの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)を示した。
【0029】実施例3(化合物No.3の製造)実施例
1におけるN−3−トリフルオロメチルフェニル−p−
トルイジンに代えて99.6%の3−トリフルオロメチ
ルフェニルアニリン54.0gを使用し、反応時間を2
6時間とする以外は同様に行った。反応終了後、内容物
をトルエン350mlに希釈し、不溶解物を濾別して得
られたトルエン溶液を減圧下で濃縮して褐色の油状物を
得た。
【0030】ついで、n−ヘキサン溶媒中で活性炭処理
して再結晶を行った。
【0031】得られた結晶物をカラムクロマトグラフィ
ー(アルミナ/トルエン)で精製し、濃縮物をトルエン
−メタノールで再結晶を行って純度99.9%、3,
3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−トリフルオロメ
チルフェニル)−N,N′−ジフェニル−[1,1′−
ビフェニル]−4,4′−ジアミンの白色結晶30.0
gを得た(収率60.5%)。表5に元素分析値を示し
た。
【0032】
【表5】 図3に、3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−
トルフルオロメチルフェニル)−N,N′−ジフェニル
−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミンの赤
外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)を示した。
【0033】実施例4(化合物No.12の製造)実施
例1におけるN−3−トリフルオロメチルフェニル−p
−トルイジンに代えてN−3−トリフルオロメチルフェ
ニル−p−アニシジン63.9gを使用し、反応時間を
16時間とする以外は同様に行った。反応終了後、内容
物をトルエン350mlに希釈し、不溶解物を濾別して
得られたトルエン溶液を減圧下で濃縮して淡橙色の油状
物を得た。
【0034】ついで、n−ヘキサン溶媒中で再結晶を行
った。
【0035】得られた結晶物をカラムクロマトグラフィ
ー(アルミナ/トルエン)で精製し、濃縮物を酢酸エチ
ル−メタノールで再結晶を行って純度99.7%、3,
3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−トリフルオロメ
チルフェニル)−N,N′−ビス(4−メトキシフェニ
ル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン
の白色結晶30.2gを得た(収率46.4%)。表6
に元素分析値を示した。
【0036】
【表6】 図4に、3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−
トリフルオロメチルフェニル)−N,N′−ビス(4−
メトキシフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,
4′−ジアミンの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)を示した。
【0037】実施例5(化合物No.31の製造) 実施例4における3,3´−ジメチル−44´−ジヨ
ードビフェニルに代えて99.3%、3,3´−ジメト
キシ−44´−ジヨードビフェニル42.7gを使用
し、200〜210℃で、反応時間を16時間とする以
外は同様に行った。反応終了後、内容物をトルエン35
0mlに希釈し、不溶解物を濾別して得られたトルエン
溶液を減圧下で濃縮して暗灰色の固形物を得た。
【0038】ついで、固形物を酢酸エチル溶媒中で活性
炭処理後、酢酸エチルで再結晶を行った。
【0039】得られた結晶物をカラムクロマトグラフィ
ー(アルミナ/トルエン)で精製し、再度、酢酸エチル
で再結晶を行って純度99.9%、3,3′−ジメトキ
シ−N,N′−ビス(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−N,N′−ビス(4−メトキシフェニル)−
[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミンの白色
結晶16.1gを得た(収率23.7%)。表7に元素
分析値を示した。
【0040】
【表7】 図5に、3,3′−ジメトキシ−N,N′−ビス(3−
トリフルオロメチルフェニル)−N,N′−ビス(4−
メトキシフェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,
4′−ジアミンの赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤
法)を示した。
【0041】実施例6(化合物No.32の製造)実施
例5におけるN−3−トリフルオロメチルフェニル−p
−アニシジンに代えて純度99.8%のN−4−(2,
2,2−トリフルオロエトキシフェニル)−p−トルイ
ジン67.9gを使用し、210〜220℃で、反応時
間を20時間とする以外は同様に行った。反応終了後、
内容物をトルエン350mlに希釈し、不溶解物を濾別
して得られたトルエン溶液を減圧下で濃縮して褐色の油
状物を得た。
【0042】ついで、酢酸エチル溶媒中で活性炭処理
後、濃縮物をトルエン−n−ヘキサン混合溶媒で再結晶
を行い、更に、カラムクロマトグラフィー(アルミナ/
トルエン)で精製し、酢酸エチルで再結晶を行って純度
99.4%、3,3′−ジメトキシ−N,N′−ビス
[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシフェニ
ル)]−N,N′−ビス(4−メチルフェニル)−
[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミンの白色
結晶15.6gを得た(収率22.0%)。表8に元素
分析値を示した。
【0043】
【表8】 図6に、3,3′−ジメトキシ−N,N′−ビス[4−
(2,2,2−トリフルオロエトキシフェニル)−N,
N′−ビス(4−メチルフェニル)−[1,1′−ビフ
ェニル]−4,4′−ジアミンの赤外線吸収スペクトル
(KBr錠剤法)を示した。
【0044】
【発明の効果】本発明に関わる新規な化合物である含フ
ッ素テトラアリールベンジジン誘導体は、光導電性有機
材料として有用な化合物である。
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1で得られた3,3′−ジメチル−N,
N′−ビス(3−トリフルオロメチルフェニル)−N,
N′−ビス(4−メチルフェニル)−[1,1′−ビフ
ェニル]−4,4′−ジアミンの赤外線吸収スペクトル
を示したものである。図2は、実施例2で得られた3,
3′−ジメチル−N,N′−ビス(3−トリフルオロメ
チルフェニル)−N,N′−ビス(3−メチルフェニ
ル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン
の赤外線吸収スペクトルを示したものである。図3は、
実施例3で得られた3,3′−ジメチル−N,N′−ビ
ス(3−トリフルオロメチルフェニル)−N,N′−ジ
フェニル−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジア
ミンの赤外線吸収スペクトルを示したものである。図4
は、実施例4で得られた3,3′−ジメチル−N,N′
−ビス(3−トリフルオロメチルフェニル)−N,N′
−ビス(4−メトキシフェニル)−[1,1′−ビフェ
ニル]−4,4′−ジアミンの赤外線吸収スペクトルを
示したものである。図5は、実施例5で得られた3,
3′−ジメトキシ−N,N′−ビス(3−トリフルオロ
メチルフェニル)−N,N′−ビス(4−メトキシフェ
ニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミ
ンの赤外線吸収スペクトルを示したものである。図6
は、実施例6で得られた3,3′−ジメトキシ−N,
N′−ビス[4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ
フェニル)−N,N′−ビス(4−メチルフェニル)−
[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミンの赤外
線吸収スペクトルを示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 211/54 C07C 211/54 213/02 213/02 217/92 217/92 (72)発明者 倉田 直次 兵庫県西宮市愛宕山9番23号 (72)発明者 杉田 恵雄 千葉県千葉市千城台東3丁目7番3号 (56)参考文献 特開 平1−257967(JP,A) 特開 平1−257960(JP,A) 特開 平1−280765(JP,A) 特開 平1−215069(JP,A) 特開 平3−64760(JP,A) 特開 平5−6010(JP,A) 特許2863264(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 211/54 C07C 209/10 CA(STN) REG(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 (ただし、式中、R1は炭素数が1〜3のアルキル基、
    フッ素化アルキル基、アルコキシ基およびフッ素化アル
    コキシ基よりなる群から選ばれた1種のものであり、R
    2およびR3は水素、炭素数が1〜3のアルキル基、フ
    ッ素化アルキル基、アルコキシ基およびフッ素化アルコ
    キシ基よりなる群から選ばれた1種のものであり、R2
    とR3は異なりかつR1,R2およびR3のいずれか一
    つ以上は炭素数が1〜3のフッ素化アルキル基またはフ
    ッ素化アルコキシ基を表す)で示される含フッ素N,
    N,N′,N′−テトラアリールベンジジン誘導体。
  2. 【請求項2】 下記の一般式(2) 【化2】 (ただし、式中、R1は炭素数が1〜3のアルキル基、
    フッ素化アルキル基、アルコキシ基およびフッ素化アル
    コキシ基よりなる群から選ばれた1種のものであり、X
    はヨウ素または臭素を表す)で示されるハロゲン化ビフ
    ェニル誘導体と下記の一般式(3) 【化3】 (ただし、式中、R2およびR3は水素、炭素数が1〜
    3のアルキル基、フッ素化アルキル基、アルコキシ基お
    よびフッ素化アルコキシ基よりなる群から選ばれた1種
    のものであり、R2とR3は異なることを表す)で示さ
    れるジアリールアミン化合物とを銅系触媒および塩基性
    化合物の存在下で反応させることを特徴とする下記の一
    般式(1) 【化4】 (ただし、式中、R1は炭素数が1〜3のアルキル基、
    フッ素化アルキル基、アルコキシ基およびフッ素化アル
    コキシ基よりなる群から選ばれた1種のものであり、R
    2およびR3は水素、炭素数が1〜3のアルキル基、フ
    ッ素化アルキル基、アルコキシ基およびフッ素化アルコ
    キシ基よりなる群から選ばれた1種のものであり、R2
    とR3は異なりかつR1,R2およびR3のいずれか一
    つ以上は炭素数が1〜3のフッ素化アルキル基またはフ
    ッ素化アルコキシ基を表す)で示される含フッ素N,
    N,N′,N′−テトラアリールベンジジン誘導体の製
    造方法。
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