JP3530146B2 - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】乗用田植機においては、走行機体を圃場
へ出し入れしたりトラックの荷台等へ積み降ろしする際
に、走行機体が前後の傾斜することがあるので、このよ
うな場合には作業者が地上に降りて、走行機体の前部に
配置された主クラッチレバーを操作することにより、走
行機体の操縦を行えるように構成されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗用田植機において
は、前後の重量バランス及び前方視界の確保の関係など
から走行機体の前部左右に予備苗のせ台を備える場合が
多い。このような予備苗のせ台を備えると、走行機体の
横外側に立つ地上の作業者にとって、予備苗のせ台の向
こう側(走行機体側)に主クラッチレバーが位置するよ
うな状態になることがあり、主クラッチレバーの操作が
行い難くなることがある。本発明は、機体の前部左右に
予備苗載せ台を備えた乗用田植機において、地上の作業
者による主クラッチレバーの操作を支障なく行えるよう
にすることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔請求項1にかかる発
明〕 請求項1にかかる発明の特徴は乗用田植機において、次
のように構成することにある。走行機体の前部に配置さ
れたボンネットの近傍に主クラッチレバーを備えて、前
記主クラッチレバーにより主クラッチを切り操作可能及
びブレーキを制動側に操作可能に構成すると共に、前記
ボンネットの横外側に予備苗のせ台を備えて、前記走行
機体の側面視で前記主クラッチレバーの上端部に重なる
第1姿勢、及び前記走行機体の側面視で前記主クラッチ
レバーの上端部から外れて主クラッチレバーの横外側方
を開放する第2姿勢に、前記予備苗のせ台を姿勢変更自
在に構成し、走行機体の前部に地上操作用の操作アーム
を、起立姿勢及び前方への倒伏姿勢に姿勢変更自在に備
え、この操作アームの起立姿勢での上端部側に、把持し
て押さえ込み操作可能な杆状の握り部を形成してある
【0005】[作用] 請求項1の特徴によると、地上の作業者が走行機体の横
外側から走行機体の操縦を行う際、予備苗のせ台を第2
姿勢に設定すればよく、予備苗のせ台が走行機体の側面
視で主クラッチレバーの上端部に重ならずに外れる状態
(第2姿勢)となるので、走行機体の横外側に立つ地上
の作業者にとって、主クラッチレバーを操作する際に予
備苗のせ台が邪魔になることが少なく、主クラッチレバ
ーを支障なく操作することができるようになる。そし
て、作業者が走行機体に搭乗して運転する通常の走行時
には、操作アームを起立姿勢に設定しておく。走行機体
の圃場への出し入れやトラックの荷台等への積み降ろし
を行う場合には、操作アームを倒伏姿勢に設定すること
により、倒伏姿勢の操作アームに上方から力を加えるこ
とで、走行機体の前部の押さえ込みを行うことができ
る。また、杆状の操作アームは把持可能なものであるか
ら、例えば、地上の作業者が倒伏姿勢の操作アームを把
持し横方向から力を加えて走行機体の向きを修正した
り、倒伏姿勢の操作アームを引き操作して走行機体の登
坂を補助することも可能である。
【0006】〔請求項2にかかる発明〕 請求項2にかかる発明の特徴は、請求項1にかかる発明
の構成に加えて、次のように構成することにある。ボン
ネットの横外側に備える予備苗のせ台を、第1姿勢で
は、平面視でボンネットの左右両側に備えられる乗降用
通路から外れた横外側方に位置させ、第2姿勢では、平
面視で乗降用通路内に入り込ませて位置させるように、
前記予備苗のせ台を姿勢変更自在に構成してある。
【0007】〔請求項3にかかる発明〕 請求項3の特徴は請求項1または2の特徴を備えた乗用
田植機において、次のように構成することにある。主ク
ラッチレバーを、主クラッチが切り操作され且つブレー
キが制動側に操作された作動位置に保持可能に構成して
ある。
【0008】[作用] 請求項3の特徴によると、主クラッチが切り操作され且
つブレーキが制動側に操作された作動位置に、主クラッ
チレバーが保持可能に構成されているので、主クラッチ
レバーを作動位置に操作して走行機体を停止させた際
に、主クラッチレバーを作動位置に保持しておけば、主
クラッチレバーから手を離しても、走行機体は停止した
状態を維持する。
【0009】〔請求項4にかかる発明〕 請求項4の特徴は請求項1〜3の特徴を備えた乗用田植
機において、次のように構成することにある。予備苗の
せ台を第1姿勢で保持可能に構成してある。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に係る乗用田植機
が示されている。この乗用田植機は、前輪1及び後輪2
を備えた四輪駆動型の走行機体3の後部に、油圧駆動さ
れるリンク機構4を介して、4条植の苗植付装置5が昇
降可能に連結されて構成されている。図1及び図7に示
すように、走行機体3の前部に搭載されたエンジン6の
出力軸7と、前輪1を支持したミッションケース8の入
力軸9とがベルト伝動装置10を介して連動連結され、
ミッションケース8でギヤ変速されて前輪1が駆動され
る。ミッションケース8から取り出された変速動力が、
後輪2を支持した後部伝動ケース11に軸伝達され、ミ
ッションケース8から取り出された作業用動力が苗植付
装置5に伝達される。
【0013】図4及び図5に示すように、走行機体3の
前部下部にバッテリ12を支持したバッテリ台13が備
えられ、バッテリ台13の下部を囲むように配置された
ガードフレーム14の左右外側面に、地上操縦用の操作
アーム15が前後に揺動自在に取り付けられている。操
作アーム15は丸パイプ材を下拡がりに屈曲形成したも
のであり、操作アーム15の左右の基部がガードフレー
ム14の左右の側部に支点aを中心に前後に起伏揺動可
能にボルト16で連結されている。ボルト16を適度に
締め付けることで、操作アーム15が勝手に揺動しない
適度な摩擦抵抗が付与されて、手動で操作アーム15を
任意に揺動操作でき、操作アーム15を起立姿勢に摩擦
保持することができる。
【0014】図4及び図5に示すように、ガードフレー
ム14の左右の側部にストッパ17が溶接固定されてお
り、図4の実線で示すように操作アーム15の左右の基
部がストッパ17の前端に接当することで、操作アーム
15が起立姿勢を越えて後方に揺動する状態が阻止され
る。図4の二点鎖線に示すように、操作アーム15の左
右の基部がストッパ17の下面に接当することで、操作
アーム15が前方への倒伏姿勢を越えて前方に揺動する
状態が阻止される。図1及び図2に示すように起立姿勢
において、操作アーム15は略鉛直に起立した姿勢とな
り、図6に示すように前方への倒伏姿勢において、操作
アーム15は数十度の角度で前上がり状に傾斜した姿勢
となる。
【0015】図2及び図3に示すように、倒伏姿勢の操
作アーム15を押し下げ操作したり前方に引っ張り操作
し易いように、操作アーム15の先端部が横握りできる
に足る適当な幅の横向き握り部15aに構成されてい
る。図1,2,3に示すように操作アーム15の先端部
の近くに、走行機体3の左右中心を示す照準具としての
センターマスコット18が、支点bを中心に起伏揺動自
在に備えられている。
【0016】図7に示すように、ベルト伝動装置10
は、出力軸7と入力軸9に取り付けられた伝動比の異な
る2組のプーリ22a,22bにベルト23a,23b
を巻回し、ベルト23a,23bに作用するテンション
ローラ24a,24bのいずれかを選択し作用させるこ
とで、高低2段の変速を行うように構成されたダブルテ
ンション式の変速機能を備えている。テンションローラ
24a,24bのアーム25a,25bが、運転座席2
6(図1及び図3参照)の左横側に配置された副変速レ
バー27に、2組のリンク機構28a,28bを介して
連係されている。図1に示すように、ミッションケース
8のギヤ変速装置(図示せず)を操作する主変速レバー
29が、運転ステップ30の中央前部に備えられてい
る。
【0017】図7に示すように、高低2段の変速を行う
テンションローラ24a,24bが主クラッチ31とし
て機能するように構成されている。図3及び図7に示す
ように、運転ステップ30の左側前部に配置された主ク
ラッチペダル32のペダルアーム32aに接当部33が
備えられ、テンションローラ24a,24bのアーム2
5a,25bの基端部が接当部33に対向するように配
置されており、主クラッチペダル32を踏み込み操作す
ることで、テンションローラ24a,24bがクラッチ
切り側に操作されて、エンジン6からミッションケース
8への伝動を遮断するテンションクラッチ式の主クラッ
チ31が構成されている。
【0018】図7,8,9に示すように、ペダルアーム
32aの支点軸34に、走行機体3の前方に向かう主ク
ラッチレバー35及びブレーキアーム36が遊嵌支持さ
れており、ペダルアーム32a及び主クラッチレバー3
5が、ねじりバネ37,38により上方の復帰位置に付
勢されている。主クラッチレバー35はペダルアーム3
2aに上方から交差するように配置されており、主クラ
ッチレバー35を押し下げ操作すると、ペダルアーム3
2aが上方からの片当たりによって押し下げ操作されて
主クラッチ31が切り操作され、主クラッチペダル32
を踏み込み操作すると、主クラッチレバー35は復帰位
置に残される。
【0019】図7,8,9,10に示すように、ブレー
キアーム36の先端部に、ベルト伝動装置10における
従動側の一方のプーリ22aのベルト巻掛け溝に押圧作
用するブレーキ片42が備えられており、主クラッチレ
バー35及びブレーキアーム36が、圧縮バネ43を外
嵌したロッド44を介して弾性的融通をもって連動連結
されている。これにより、主クラッチレバー35を押し
下げ操作して主クラッチ31を切り操作するのに伴っ
て、ブレーキ片42がプーリ22aに弾性的に押圧され
て、切り操作された主クラッチ31の下手側の伝動系に
制動を掛けるブレーキ41が構成されている。
【0020】図3及び図8に示すように、運転ステップ
30の左側前部に、踏み込み操作された主クラッチペダ
ル32の掛け金具32bに係合する係止レバー45が、
支点c周りに前後揺動自在且つ前方に復帰付勢されて配
置されており、踏み込み操作された主クラッチペダル3
2を係止レバー45で係止保持することができる。主ク
ラッチレバー35の係止ピン35aを係止レバー45で
係止して、主クラッチレバー35を主クラッチ31が切
り操作されブレーキ41が制動側に操作された作動位置
に保持することができる。
【0021】図1,2,3に示すように、走行機体3の
前部の左右横側部に、ボンネット50の横側に乗降用通
路51を空けた状態で予備苗のせ台52が配置されてい
る。予備苗のせ台52は、アーチ形に形成された支柱5
4を走行機体3の支持台55に備え、支柱54に複数段
の苗のせ板56を外向き片持ち状に備えて構成されてお
り、予備苗のせ台52の全体を支柱54の後部支柱54
bを中心にして後方に回動させることができる。
【0022】図2及び図11に示すように、後部支柱5
4bが支持台55に備えられた後部支軸57の縦軸芯d
周りに回動自在に外嵌され、セットボルト58によって
抜け止め支持されており、前部支柱54aの下部が、支
持台55に備えられた前部支軸59の上端に突き合わせ
対向された状態で連結されている。図11及び図12に
示すように、前部支柱54aの下部に、走行機体3の内
側に向けて開放された横断面形状U形の位置決め金具6
0が下方に突出して備えられ、位置決め金具60を前部
支軸59に横外側方から嵌合させることで、前部支軸5
9と前部支柱54aとが同芯状に位置決めされて上下に
突き合わされる。
【0023】図11及び図12に示すように、位置決め
金具60に、支軸61を介して回動可能且つレバー62
により回動操作可能な掛け金具63が備えられており、
前部支軸59と前部支柱54aとが同芯状に位置決めさ
れて上下に突き合わされた状態で、掛け金具63を前部
支軸59の背部に係止させることにより、前部支柱54
aが前部支軸59から横外方に離脱するのを阻止するよ
うに構成されている。レバー62を逆に操作して掛け金
具63を前部支軸59から外すことにより、図6及び図
3の二点鎖線に示すように、予備苗のせ台52の全体を
後部の縦軸芯d周りに後方に約180°回動させること
ができ、これにより走行機体3の前部の左側、つまり主
クラッチレバー35の周りを大きく空けて操作しやすい
状態を得ることができる。
【0024】図2及び図11に示すように、後部支柱5
4bの下部に、先に植え付けられた苗の列に沿って走行
機体3を走行させる場合に使用する苗マーカー64の支
持アーム65を支持したブラケット66が備えられてい
る。後部支軸57にストッパ67が備えられており、前
述のように予備苗のせ台52の全体を後方に約180°
回動させると、ブラケット66がストッパ67に接当し
て、これ以上の予備苗のせ台52の回動が阻止される。
【0025】図11及び図12に示すように、前部支軸
59の横外側面に係止孔68が備えられ、位置決め金具
60の内面に係止孔68に挿入される位置決めピン69
が備えられており、前部支柱54aが前部支軸59に突
き合わせ連結された状態において、前部支柱54aが前
部支軸59に対して上下方向に外れないようになってい
る。
【0026】本発明の乗用田植機は以上のように構成さ
れており、作業者が運転座席26に搭乗して運転する通
常の作業走行時では、図1,2,3の実線に示すよう
に、操作アーム15を起立姿勢に設定し、センターマス
コット18を起立させておく。この場合、主クラッチペ
ダル32を踏み込み操作して主クラッチ31を切り操作
しても、主クラッチレバー35が残ったままであるの
で、ブレーキ41は制動側に操作されない。
【0027】走行機体3を圃場へ出し入れしたりトラッ
クの荷台等へ積み降ろしする場合、走行機体3が前後に
傾斜して、作業者が運転座席26に搭乗しての運転が困
難な場合には、走行機体3を微速で自走させながら作業
者が地上に降りて操縦することになるのであり、図6に
示すように操作アーム15を倒伏姿勢に設定し、操作ア
ーム15を左右に操作して走行機体3の向きの修正を行
う。この場合、例えば図13に示すように、前上がり傾
斜で前進する際に推進反力で走行機体3の前部が浮き気
味になることがあるが、このような状態において操作ア
ーム15を押し下げ操作することにより、走行機体3の
前部の浮き上がりを押さえることができる。足場が悪く
て走行機体3が登り難い場合には、操作アーム15を前
方に引いて、走行機体3の登坂を補助することができ
る。
【0028】作業者が地上に降りての操縦中に走行機体
3を停止させる場合、主クラッチレバー35を押し下げ
操作すると、主クラッチ31が切り操作され、ブレーキ
41が制動側に操作されて、走行機体3は直ちに停止す
る。走行機体3の停止状態を維持したい場合には、係止
レバー45を用いて主クラッチレバー32を押し下げ操
作した作動位置に保持すればよい。
【0029】図14に示すように、走行機体3をトラッ
クの荷台70に積み込む際、主クラッチ31の切り操作
の遅れにより、倒伏姿勢の操作アーム15をトラックの
運転室の後枠71に当ててしまうようなことがあって
も、操作アーム15は前上がり状に傾斜した姿勢で上方
への揺動が許されているので、後枠71からの反力で操
作アーム15が無理なく上方に揺動する。
【0030】[発明の実施の別形態] 本発明は、以下のような形態で実施することもできる。 [1] 図15に示すように、操作アーム15を支持す
るガードフレーム14の支点a周りに複数の係止孔73
を備え、操作アーム15の基端部15bに挿抜可能に取
り付けられた連結ピン74を、係止孔73のいずれかに
選択的に挿入することにより、操作アーム15を起立姿
勢及び倒伏姿勢の間の複数の姿勢で固定できるように構
成して実施することもできる。
【0031】[2] 図16に示すように、操作アー
ム15を先端部にループ状の横向き握り部15aを備え
た棒状のアームで構成し、支点a周りの揺動により起立
姿勢及び倒伏姿勢の範囲で姿勢変更可能に構成する。縦
向きの支点e周りに横方向に、操作アーム15を姿勢変
更可能に構成し、走行機体3の前部の横方向から操作ア
ーム15を操作するように構成してもよい。これによ
り、トラックの荷台70の狭い場所等において、走行機
体3の向きの修正を行う場合に便利となる。
【0032】[3] 図17に示すように、ペダルア
ーム32aに直接に主クラッチレバー35を連結し、主
クラッチペダル32aとブレーキアーム36とを、圧縮
バネ43及びロッド44を介して連係してもよい。この
場合、主クラッチペダル32の踏み込み操作によって、
ブレーキ41が制動側に操作される。
【0033】[4] 運転ステップ30の右側に配置
された左右のサイドブレーキペダルによって操作される
左右の後輪2に対するサイドブレーキ(図示せず)を、
主クラッチレバー35によって制動側に操作されるブレ
ーキとして利用することもできる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、走行機体の前
部に配置されたボンネットの近傍に主クラッチレバーを
備え、ボンネットの横外側に予備苗のせ台を備えた場
合、予備苗のせ台を第2姿勢に設定することにより、走
行機体の横外側に立つ地上の作業者にとって、主クラッ
チレバーを支障なく操作することができ、支障なく主ク
ラッチを切り操作及びブレーキを制動側に操作すること
ができるようになって、乗用田植機の操作性を向上させ
ることができた。また、主クラッチレバーの操作による
機体の操作に加えて、地上の作業者が倒伏姿勢の操作ア
ームを把持することにより、走行機体の前部の押さえ込
みや、走行機体の向き修正、あるいは引き操作して走行
機体の登坂を補助することも可能であり、地上からの走
行機体の操作がより行い易くなった。
【0035】請求項3の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。 請求項3の特徴によると、主ク
ラッチが切り操作され且つブレーキが制動側に操作され
た作動位置に主クラッチレバーを保持しておけば、主ク
ラッチレバーから手を離しても、走行機体を停止した状
態に維持することができるので、走行機体が停止した状
態で、地上の作業者が走行機体の横外側から走行機体の
操縦を適切に行うことができるようになって、乗用田植
機の操作性を向上させることができた。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図
【図2】走行機体の前部の斜視図
【図3】走行機体の前部の平面図
【図4】操作アームの取付部の付近の側面図
【図5】操作アームの取付部の付近の正面図
【図6】操作アームを倒伏姿勢に設定し、予備苗のせ台
をの全体を後方に約180°回動させた状態での走行機
体の前部を示す側面図
【図7】ベルト伝動装置の付近の側面図
【図8】ブレーキの付近の側面図
【図9】ブレーキの付近の平面図
【図10】ブレーキの付近の正面図
【図11】予備苗のせ台の前部及び後部支柱の付近を示
す縦断側面図
【図12】予備苗のせ台の前部支柱の固定構造を示す横
断平面図
【図13】使用形態の一例を示す概略側面図
【図14】使用形態の他の例を示す概略側面図
【図15】発明の実施の別形態における操作アームの取
付部の付近の側面図
【図16】発明の実施の別形態における走行機体の前部
の平面図
【図17】発明の実施の別形態における主クラッチレバ
ー及びブレーキの付近の側面図
【符号の説明】
3 走行機体 31 主クラッチ 35 主クラッチレバー 41 ブレーキ 50 ボンネット 52 予備苗のせ台
フロントページの続き (72)発明者 青木 一夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 井上 強 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平3−246125(JP,A) 特開 平6−70623(JP,A) 特開 平5−153824(JP,A) 特開 昭63−98309(JP,A) 特開 平6−276809(JP,A) 特開 平7−96840(JP,A) 特開 平10−150809(JP,A) 実開 平6−24418(JP,U) 実公 平5−13667(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 B62D 49/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の前部に配置されたボンネット
    の近傍に主クラッチレバーを備えて、前記主クラッチレ
    バーにより主クラッチを切り操作可能及びブレーキを制
    動側に操作可能に構成すると共に、 前記ボンネットの横外側に予備苗のせ台を備えて、前記
    走行機体の側面視で前記主クラッチレバーの上端部に重
    なる第1姿勢、及び前記走行機体の側面視で前記主クラ
    ッチレバーの上端部から外れて主クラッチレバーの横外
    側方を開放する第2姿勢に、前記予備苗のせ台を姿勢変
    更自在に構成し、 走行機体の前部に地上操作用の操作アームを、起立姿勢
    及び前方への倒伏姿勢に姿勢変更自在に備え、この操作
    アームの起立姿勢での上端部側に、把持して押さえ込み
    操作可能な杆状の握り部を形成してある 乗用田植機。
  2. 【請求項2】 ボンネットの横外側に備える予備苗のせ
    台を、第1姿勢では、平面視でボンネットの左右両側に
    備えられる乗降用通路から外れた横外側方に位置させ、
    第2姿勢では、平面視で乗降用通路内に入り込ませて位
    置させるように、前記予備苗のせ台を姿勢変更自在に構
    成してある請求項1記載の乗用田植機。
  3. 【請求項3】 前記主クラッチレバーを、前記主クラッ
    チが切り操作され且つ前記ブレーキが制動側に操作され
    た作動位置に保持可能に構成してある請求項1又は2記
    載の乗用田植機。
  4. 【請求項4】 前記予備苗のせ台を第1姿勢で保持可能
    に構成してある請求項1〜3の何れか1項記載の乗用田
    植機。
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