JP3678710B2 - 乗用作業機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用田植機や乗用水田直播機等の乗用作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用田植機においては、走行機体を圃場へ出し入れしたりトラックの荷台等へ積み降ろしする際に、走行機体が前後に傾斜することがあるので、このような場合には作業者が地上に降りていることが望ましい。
このような要望に応える手段として、例えば特開平7−96839号公報又は特開平7−96840号公報に開示されているように、前輪を操向するピットマンアームに補助ハンドルレバーを取り付け、地上の作業者が走行機体の前方において補助ハンドルレバーを揺動操作することにより、ピットマンアームを強制的に操作する手段が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術に記載の構造によると、圃場への走行機体の出し入れやトラックの荷台等への走行機体の積み降ろしを、作業者が地上から操縦して行うことができるのであるが、補助ハンドルレバーはピットマンアームと一体で左右に揺動するので、作業者が走行機体に搭乗して操縦する通常の走行時には、補助ハンドルレバーをピットマンアームから取り外すことができるように着脱可能に構成しておく必要があった。
しかし、水田作業を行う乗用田植機においては、走行機体の前部の下部に位置するピットマンアームに泥が付着し易いので、ピットマンアームに設けた補助ハンドルレバー連結部に泥が付着すると、補助ハンドルレバーの着脱が困難になるおそれがあり、実用面で問題があった。
【0004】
乗用田植機は後輪を主推進車輪としているので、走行機体を前進で登坂走行させる際、推進反力で走行機体の前部が浮き気味となり、前輪の接地圧が低下して前輪による推進力が低下することがある。この場合、地上の作業者が走行機体の前部を押し下げて、走行機体の前部の浮き上がりを押さえるのであるが、従来の技術に記載の構造では、補助ハンドルレバーがピットマンアームに取り付けられているので、補助ハンドルレバーに加えた力で走行機体の前部を押し下げるような操作を行うと、ピットマンアームを変形させたり損傷させたりするおそれがあった。
【0005】
本発明は、地上から走行機体の操縦を容易に行うことができる乗用作業機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
[構成]
請求項1の特徴はステアリングハンドルを備えた走行機体の後部にリンク機構を介して農作業機を昇降可能に連結された乗用作業機において、走行機体の前部の左右中央部に配設した操作アームを、その基部を横向きの支点周りに起伏揺動自在に枢支し、走行機体の前部の左右中央部位置において操作アームの左右動が規制された状態で走行機体側に後退した格納姿勢と、この格納姿勢から操作アームの先端部が前方下方に揺動操作された作用姿勢とに切換可能に備えると共に、
地上から前記操作アームを前記横向きの支点周りに前記格納姿勢から前記先端部が前方下方へ揺動操作された作用姿勢に姿勢変更した当該作用姿勢において当該操作アームを下方に向けて押圧することにより当該操作アームを介して走行機体の前部を押し下げるように構成した点にある。
【0007】
[構成]
請求項2の特徴は、請求項1に係る発明において、変速レバーの操作により移動走行用の高速、作業走行用の低速または微速走行用の超低速の何れの変速状態にも変速可能な変速装置を備えた点にある。
【0008】
[構成]
請求項3の特徴は、請求項1または2に係る発明において、前記操作アームと前輪の操向用のピットマンアームの動作を牽制する操向牽制機構とを連係させて、前記操作アームの作用姿勢への切り換えに連動して前記操向牽制機構を操作して前記ピットマンアームの動作を牽制することにより前輪が自由に操向作動するのを阻止するように構成した点にある。
【0009】
[構成]
請求項4の特徴は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において、超低速変速位置から増速側への変速を阻止するストッパを設けるとともに、前記操作アームの作用姿勢への切り換えに連動して、前記ストッパを変速阻止位置に制御するように構成した点にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明に係る乗用作業機の一例としての乗用田植機が示されている。乗用田植機は、操向可能な前輪1及び主推進車輪としての後輪2を備えた四輪駆動型の走行機体3の後部に、油圧駆動されるリンク機構4を介して苗植付装置5を昇降可能に連結して構成されている。走行機体3の前部に搭載されたエンジン6と、前輪1を支持したミッションケース7とがベルト伝動装置8を介して連動連結され、ミッションケース7でギヤ変速及び正逆転に切り換えられた動力により前輪1が駆動される。ミッションケース7から取り出された走行用の動力が後部伝動ケース9に伝達されて、後輪2が前輪1と同調した速度で駆動され、ミッションケース7から取り出された作業用の動力が苗植付装置5に伝達される。
【0011】
図2,3,4に示すように、走行機体3の前部に、エンジン6を収容したエンジンボンネット10が備えられ、エンジンボンネット10の左右横外側に、予備苗のせ台11が立設されており、エンジンボンネット10と予備苗のせ台11との間に、走行機体3の前端と運転部との間の歩行移動を許容する乗降通路12が形成されている。
【0012】
図2,6(イ),7(イ),9に示すように、走行機体3の前端下部にバッテリ搭載用の前フレーム13が備えられ、前フレーム13の前部から左右横外側を囲むように設けられたガードフレーム14の前部に、パイプ材をU形に屈曲した牽引フレーム15が備えられている。ガードフレーム14の左右横側部に、地上操縦用の操作アーム16が横向きの支点a周りに起伏揺動可能に取り付けられている。操作アーム16は、丸パイプ材を下拡がりのアーチ形に屈曲し中間部をステー16aで連結して、A字形に構成されている。
【0013】
図2に示すように、乗降通路12での歩行移動を妨げないように、操作アーム16がエンジンボンネット10の横幅内に納まる幅に構成されており、図1及び図2に示すように、略鉛直に起立した格納姿勢の操作アーム16の上端が、運転座席17に着座した作業者がエンジンボンネット10越しに目視確認できる高さに位置するように構成されている。図6(イ)及び図7(イ)に示すように、操作アーム16の基部が、ガードフレーム14の左右横側部に起伏揺動可能にボルト18で連結されている。図9に示すように、一方のボルト18の連結箇所に備えた皿バネ19を締め付けることにより、操作アーム16の起伏揺動に適度の摩擦抵抗が付与されており、操作アーム16を手動で任意に揺動操作することができ、起立した格納姿勢で摩擦保持することができる。
【0014】
図6(イ)及び図9に示すように、ガードフレーム14の左右横側部にストッパ20が固定されており、操作アーム16の基部がストッパ20の前端に接当することにより、操作アーム16の起立限界が設定される。図6(ロ)で示すように、操作アーム16の基部がストッパ20の下面に接当することにより、操作アーム16の前方へ倒伏限界が設定される。限界まで起立させた操作アーム16は略鉛直の格納姿勢となり、限界まで倒伏させた作用姿勢の操作アーム16は少し前上がりに傾斜した状態となる。
【0015】
図4及び図5に示すように、作用姿勢の操作アーム16を押し下げ操作したり前方に引っ張り操作し易いように、操作アーム16の先端部は、横握りできるに足る適当な幅の横向き握り部16bに構成されている。操作アーム16のステー16aの後面に、走行機体3の左右中心を示す照準具としてのセンターマスコット21が、支点bを中心に起伏回動自在に備えられている。図2に示すように、ステー16aの前面に、操作アーム16の商用ニックネームや機種名等を表示した銘板22が貼り付けられている。
【0016】
操作アーム16は手動で任意に揺動操作することができるのであるが、比較的重量の大きい操作アーム16の揺動操作を補助する為に、以下のような起立付勢機構30が備えられている。図6(イ)(ロ)及び図7(イ)(ロ)に示すように、操作アーム16の左側の支点aの近くに備えた連係金具16cから後方に向けてロッド31が延出され、ロッド31がガードフレーム14の左側に設けた固定ブラケット32を挿通して後方に突出されている。ロッド31の先端部に備えたバネ受け座金33と固定ブラケット32との間に、コイルバネ34が備えられている。これにより、操作アーム16を格納姿勢から前方に揺動操作するのに伴って、ロッド31が前方に引き出されてコイルバネ34が圧縮変形され、コイルバネ34の弾性復元力によって操作アーム16が起立方向に付勢される。
【0017】
操作アーム16を格納姿勢から少し前方に揺動操作した範囲では、コイルバネ34による弾性復元力よりも、支点aの摩擦抵抗の方が大きくなるように設定されており、前述の範囲では操作アーム16を任意の角度で保持しておくことができる。これにより、センターマスコット21の位置を、ある程度の範囲で前後に位置調節して保持することができ、センターマスコット21を作業者の見易い位置に設定して使用することができる。操作アーム16を大きく前方に揺動操作した状態では、コイルバネ34による弾性付勢力が支点aの摩擦抵抗よりも大きいので、操作アーム16から手を放せばある程度起立した位置まで、操作アーム16が自動的に揺動する。
【0018】
ロッド31とコイルバネ34の組み付けは以下のように行われる。図6(ロ)及び図7(ロ)に示すように、組み付け前のロッド31にバネ受け座金33及びコイルバネ34を取り付け、バネ受け座金33に受け止めさせたコイルバネ34を治具等を用いて圧縮し、ロッド31の中間に予め形成したピン孔35に仮止めピン36を挿入し、圧縮したコイルバネ34の復元を阻止した状態にする。コイルバネ34を圧縮して取り付けたロッド31を、固定ブラケット32に横向きに切り欠き形成したロッド挿通孔37に側方から挿入し、ロッド31の前端を、予め支点aに取り付けた操作アーム16の連結金具16cに連結する。操作アーム16を大きく前方に揺動操作して、図6(ロ)に示す位置までロッド31を前方に引き出す。
【0019】
これにより、予め圧縮したコイルバネ34の前端を受け止めていた仮止めピン36が、ロッド挿通孔37を前方に通過する。この時にコイルバネ34は固定ブラケット32に受け止められて更に圧縮変形されるのに対して、仮止めピン36はコイルバネ34から外れて固定ブラケット32の前方に露出することになり、コイルバネ34の反力を受けない自由状態になっている仮止めピン36をロッド31から簡単に抜き取ることができるので、これによってロッド31とコイルバネ34との組み付けが完了する。
【0020】
操作アーム16の基部の近くに、操作アーム16が前方に揺動操作されると前輪1の操向を制限規制する操向牽制機構40が、以下のように構成されている。図6(イ)(ロ),7(イ)(ロ),8に示すように、ミッションケース7の前端部に固定したブラケット41に、操向牽制部材42が支軸43を介して横軸心c周りに回動可能に取り付けられ、ミッションケース7に備えられた前輪1の操向用のピットマンアーム44の上面に、操向牽制部材42が係合作用する突起45が設けられている。支軸43に外嵌した捩じりバネ46の上方延出端46aがロッド31の後端部に巻き付けられてピン47で外れ止め支持され、捩じりバネ46の下方延出端46bが操向牽制部材42に連結されている。
【0021】
これにより、ロッド31の前方移動に伴って捩じりバネ46の上方延出端46aが前方に押圧移動され、捩じりバネ46の全体が支軸43周りに回動して、捩じりバネ46の下方延出端46bが後方に移動し、操向牽制部材42が軸心c周りに図中反時計方向に回動する。操向牽制部材42の下端部に設けた係合作用部42aがピットマンアーム44の突起45に前方から弾性的に係合作用し、ロッド31の前方移動量が多くなるのに伴って、捩じりバネ46の捩じり変形量が大きくなり、係合作用部42aの突起45への係合作用が強くなる。
【0022】
図7(イ)及び図8に示すように、突起45は前方に向かう山形に形成され、係合作用部42aは後ろ向きに開放されたV形に形成されている。ピットマンアーム44が直進位置から多少左右に操作されていても、V形の係合作用部42aが山形の突起45に押圧され係合されることにより、ピットマンアーム44が直進位置に修正されて直進位置に安定よく係合保持される。このように、操作アーム16を前方に揺動操作すると、ピットマンアーム44が直進位置に安定保持され、路面の凹凸等によって前輪1が勝手に操向操作されてしまうことが阻止される。
【0023】
係合作用部42aは突起45に弾性的に係合されているので、運転部のステアリングハンドル23を無理に回動操作すれば、突起45が操向牽制部材42を捩じりバネ46に抗して前方に押しやりながら係合作用部42aを乗り越えて移動するように、ピットマンアーム44を操作することが可能である。操作アーム16が前方に揺動操作されて操向牽制機構40が作動状態にあると、前輪1が路面の凹凸等によって勝手に操向操作されないが、別の作業者が無理にステアリングハンドル23を回動操作すれ前輪1を操向操作することができる。
【0024】
図6(イ)(ロ)に示すように、操作アーム16と操向牽制機構40とを連係するロッド31の先端に捩じりバネ46の上方延出端46aを受け止めるように取り付けられたピン47は、取付位置が変更可能となっており、ピン47の取付位置の変更によって、操向牽制機構40が作動を開始する時の操作アーム16の揺動角度を調節することができる。
【0025】
図10に示すように、ベルト伝動装置8は、エンジン6の出力軸6a及びミッションケース7の入力軸7aに、伝動比の異なる2組の出力プーリ51a,51b及び入力プーリ52a,52bを取り付けて、出力プーリ51a,51b及び入力プーリ52a,52bにベルト53a,53bを巻回し、ベルト53a,53bに対してテンションローラ54a,54bを選択的に作用させることによって、「高」「低」2段の変速を行うよう構成されたダブルテンション式の変速機能を備えている。テンションローラ54a,54bを備えたテンションアーム55a,55bが、運転座席17の左横側に配置された副変速レバー24に、2組のリンク機構56a,56bを介して連係されている。
【0026】
図1及び図5に示すように、ミッションケース7の主ギヤ変速装置を3段に変速操作して、移動走行用の「高速」、植付走行用の「低速」及び畦越えや車両への積み降ろしの「超低速」の切換操作を行う主変速レバー25が、運転部ステップ26の中央前部に横移動操作可能に備えられている。図1及び図4に示すように、前後揺動操作によってミッションケース7のギヤシフトを行って前進と後進の選択を行うシャトルレバー27が、ステアリングハンドル23の左側に備えられている。
【0027】
図10に示すように、「高」「低」2段の変速を行う2組のテンションローラ54a,54bが主クラッチ57としても機能するように構成されている。運転部ステップ26の左側前部に備えられた主クラッチペダル58のペダルアーム58aに接当部59が備えられ、テンションアーム55a,55bの基端延長部が接当部59に対向するように配置されており、主クラッチペダル58を踏み込み操作することにより、テンションアーム55a,55bがクラッチ切り側に操作されて、エンジン6からミッションケース7への伝動を遮断するテンションクラッチ式の主クラッチ57が構成されている。図11(イ)(ロ)及び図12に示すように、主クラッチ57の伝動下手側に、ミッションケース7の入力軸7aに制動を掛けて走行機体3の停止を行うブレーキ60が備えられている。
【0028】
図11(イ)(ロ)及び図12に示すように、ペダルアーム58aを支持した支点軸61に、主クラッチ57とブレーキ60とを同時に操作する為の停止レバー62及びブレーキアーム63が支持されて前方に延出され、ペダルアーム58a及び停止レバー62が捩じりバネ64,65により上方に付勢されている。支点軸61の先端に、ペダルアーム58a、停止レバー62及びブレーキアーム63の抜け止めを図る座金66がボルト67を介して取り付けられており、図14に示すように座金66の延出端が、機体フレームを構成する横フレーム68に回動不能に係合され、座金66の一部がボルト67の頭部偏平面に係合するように曲げられて、ボルト67の回り止めが行われている。
【0029】
図11(イ)(ロ)及び図12に示すように、停止レバー62はペダルアーム58aに上方から交差するように配置されており、停止レバー62を下方に操作すると、ペダルアーム58aが上方からの停止レバー62の片当たりによって押し下げ操作されて、主クラッチ57が切り操作される。主クラッチペダル58が踏み込み操作された時には、停止レバー62は復帰位置に残される。図2及び図4に示すように、停止レバー62は、乗降通路12での歩行移動の邪魔にならないように、エンジンボンネット10の左横側面に接近して配置されている。エンジンボンネット10の左右横側面は外方に三次元的に凸曲した湾曲面に形成されており、停止レバー62がエンジンボンネット10の左横側面の凸曲頂部よりも前方に延出されているので、停止レバー62の本体をエンジンボンネット10の左横側面に接近させて配置しても、停止レバー62のレバー握り部62bをエンジンボンネット10の左横側面から離して握り操作し易い位置に配置することができる。
【0030】
図11(イ)(ロ),12,13に示すように、ブレーキアーム63の先端に入力プーリ52a,52bのうちの外方の入力プーリ52aのベルト巻掛け溝に作用するブレーキパッド70が備えられ、停止レバー62とブレーキアーム63とが、圧縮コイルバネ71を外嵌したロッド72を介して連結されている。停止レバー62を下方に操作して主クラッチ57を切り操作するのに伴って、ブレーキアーム63も下方に操作されて入力プーリ52aに制動が掛かるように、ブレーキ60が構成されている。停止レバー62を下方に操作すると、主クラッチ57が完全に切り操作される前にブレーキ60が先行して作用し始めるように、主クラッチ57とブレーキ60との作動タイミングが設定されている。
【0031】
図13に示すように、ブレーキアーム63が復帰したブレーキ解除位置において、ブレーキパッド70は入力プーリ52aのベルト巻掛け溝に少し係入されており、ブレーキアーム63が多少横移動しても、ブレーキ60の作用時にブレーキパッド70が正しく入力プーリ52aのベルト巻掛け溝に圧入される。ロッド72の下端に備えたピン73の取付位置を調節することにより、ブレーキ解除位置におけるブレーキアーム63の基準位置を調節することができ、ブレーキ60が作用し始めるタイミングを調整することができる。ロッド72の上部に取り付けたバネ受けピン74の位置を調節することにより、圧縮コイルバネ71の初期圧縮状態を調節することができて、ブレーキ60の作動時におけるブレーキパッド70の入力プーリ52aへの押圧力を調整することができる。
【0032】
図11(イ)(ロ)及び図12に示すように、左側の乗降通路12に、踏み込み操作された主クラッチペダル58の掛け金具58bに係合する係止レバー75が、支点d周りに前後揺動可能且つ前方に付勢されて備えられており、踏み込み操作された主クラッチペダル58を係止レバー75で係止保持して、主クラッチ57を切り操作された状態に保持することができる。
【0033】
図11(イ)(ロ)及び図12に示すように、係止レバー75の停止レバー62側の側面に、頭付き係止ピン76が備えられている。頭付き係止ピン76は、停止レバー62の揺動操作経路から外れているが、図11(ロ)及び図12の二点鎖線に示すように、片手で停止位置(主クラッチ57の切り状態及びブレーキ60の作動状態)に操作した停止レバー62を、係止レバー75側に弾性的に変位させて頭付き係止ピン76に下方から係止させることにより、停止レバー54を停止位置に保持しておくことができる。
【0034】
図11(イ)(ロ)及び図12に示すように、停止レバー62の上方部に、主クラッチペダル58の右端部に後方から重複する踏み込み部62aが備えられている。運転座席17に着座した状態で、前述のように頭付き係止ピン76により停止位置に保持されている停止レバー62の踏み込み部62aを踏み込み操作して、停止レバー62を下方に操作すると、頭付き係止ピン76から外れた停止レバー62が元の横側の位置に復帰する。この状態で踏み込み部62aの踏み込み操作を止めると、停止レバー62が頭付き係止ピン76に干渉することなく初期位置(主クラッチ57の入り状態及びブレーキ60の解除状態)まで復帰し、これに伴って主クラッチペダル58もクラッチ入り位置に復帰する。
【0035】
図2,3,4に示すように、乗降通路12の外側に備えられた予備苗のせ台11は、アーチ形に形成された支柱80を走行機体3に固定された支持台81に立設し、支柱80に複数段の苗のせ板82を外向き片持ち状に支持して構成されている。図4の二点鎖線及び図5に示すように、予備苗のせ台11の全体を支柱80の後部支柱80bの縦軸心eを中心にして約180度後方に回動させることにより、苗のせ板82の横外方への張出しを回避した状態に予備苗のせ台11を格納することができて、走行機体3を車両に積載する場合やガレージに格納する場合に便利なものとなっている。特に左側の予備苗のせ台13を後方へ回動させると、停止レバー62の周辺が広く空き、操作アーム16を使用して地上操縦する場合に操作レバー16の操作が容易に行える。
【0036】
図2に示すように、縦軸心eが鉛直に設定されているのに対して、支柱80は正規の使用姿勢で少しの角度(例えば数度)だけ走行機体3の内側に傾斜しており、予備苗のせ台11の全体を縦軸心eを中心にして約180度後方に回動させると、支柱80が走行機体3の外側に傾斜する。これにより、後方に回動した予備苗のせ台13の苗のせ板82が走行機体3の内側に大きく入り込んで、シャトルレバー27等に干渉するのを回避している。
【0037】
苗すくい板83に載せ付けたマット状苗を苗のせ板82に載置しており、マット状苗を苗植付装置5に補給して残った使用済みの苗すくい板83を、最上部の苗のせ板82に保管しておくように構成されている。図2,3,19に示すように、支柱80の上部に、アーチ形に屈曲形成された押さえ棒84が前後に亘って支点f周りに上下回動可能に架設されて、押さえ棒84と後部支柱80bとに亘ってトッグルバネ85が取り付けられ、押さえ棒84が上方に振り上げた非作用姿勢と苗のせ板82に載りかかる作用姿勢とに、デッドポイントDPを越えて切換保持可能に構成されている。従って、マット状苗が満載されている時には、押さえ棒84を上方に振り上げた非作用姿勢に切換保持しておき、マット状苗の補給が行われて最上段の苗のせ板82が空くと、最上段の苗のせ板82に使用済みの苗すくい板83を置き、作用姿勢に切り換えた押さえ棒84で苗すくい板83を弾性的に押さえ込み挟持することにより、使用済みの苗すくい板83が風等で吹き飛ばされないように保管しておく。
【0038】
図15に示すように、後部支柱80bは、支持台81に固定された後部支軸86に縦軸心e周りに回動自在に外嵌されて、セットボルト87によって抜け止め支持され、前部支柱80aの下端が、支持台81に固定された前部支軸88の上端に突き合わせ対向された状態で連結されている。図16及び図17に示すように、前部支柱80aの下端に、走行機体3の内側に向けて開放された横断面形状がU形の位置決め金具89が下方に突出して備えられ、位置決め金具89を前部支軸88に横外側から嵌合させることにより、前部支軸88と前部支柱80aとが同芯状に位置決めされて上下に突き合わされる。
【0039】
図16及び図17に示すように、前部支柱80aの下部に横向きの支軸90が横スライド自在に貫通され、支軸90の走行機体3の内側の突出端に掛け金具91が備えられて、支軸90に外嵌されたバネ92によって掛け金具91が支軸90と一緒に前部支軸88に付勢されている。掛け金具91にレバー93が備えられており、位置決め金具89を前部支軸88に横外側から嵌合させて、前部支軸88と前部支柱80aとを同芯状に位置決めして上下に突き合わせた状態で、レバー93を支軸90周りに上方に回動させることにより、掛け金具91を前部支軸88の背部に係止して、前部支柱80aが前部支軸88から横外方に離脱するのを阻止する。前部支軸88の外周面に係止溝94が環状に形成され、位置決め金具89の内面に係止ピン95が突設されて、前部支柱80aが前部支軸88に連結された状態で係止溝94に係止ピン95が係合しており、前部支柱80aが前部支軸88に対して上方にも外れないようになっている。レバー93を逆に前方に操作して掛け金具91を前部支軸88から外すことにより、予備苗のせ台11の全体を縦軸心e周りに後方に回動させることができる。
【0040】
図3に示すように、後部支軸86に、先に植えた苗の列に沿って走行機体3を走行させる場合に使用する苗マーカー100が備えられている。苗マーカー100は、後部支軸86に固定したブラケット101にマーカーアーム102を縦向きの支点gを中心に揺動可能に連結し、マーカーアーム102の先端に装着するマーカー棒103を、ゴム製キャップ104と一緒に上下に貫通させて構成されており、ゴム製キャップ104との貫通部分の摩擦抵抗によって、マーカー棒103を任意の高さにスライドさせて保持することができる。
【0041】
図18に示すように、ブラケット101にバネ板材からなる係止金具105が片持ち状に設けられ、予備苗のせ台11を約180度後方に回動させると、後部支柱80bの下端近くに固定した縦向きピン106が係止金具105に弾性的に係合して、予備苗のせ台11が後方に回動した状態に保持される。
【0042】
本発明の乗用田植機は以上のように構成されており、作業者が運転座席17に搭乗して操縦する通常の走行時には、図1,2,3に示すように、操作アーム16を格納姿勢に揺動操作し、センターマスコット21を起立させておく。この場合に、主クラッチペダル58を踏み込み操作して主クラッチ57を切り操作しても、停止レバー62は残ったままであるので、ブレーキ60が制動側に操作されることはない。
【0043】
乗用田植機を圃場へ出し入れする為の畦越え移動、又は乗用田植機をトラック等の荷台に積み降ろしする場合等、走行機体3が前後に傾斜して搭乗しての操縦が困難な場合には、主変速レバー25を「超低速」に操作し、副変速レバー24を「低速」に操作して、アクセル操作によりエンジン6の出力を適当に高く設定して、高トルクで微速走行できる状態で走行機体3を自走させながら、作業者が地上に降りて操縦する。この場合、前輪1を直進状態にして、操作アーム16を大きく前方に突出した作用姿勢に揺動操作する。
【0044】
例えば図20に示すように、前上がり傾斜で前進する場合、推進反力で走行機体3の前部が浮き気味になることがあるが、このような場合は操作アーム16を押し下げ操作して走行機体3の前部に下向きの荷重を掛けることにより、走行機体3の前部の浮き上がりを抑制することができる。路面が悪くて登り難い場合には、操作アーム16を前方に引き操作して登坂を補助することができる。必要に応じて操作アーム16を左右に押し引き操作することにより、強制的に走行機体3の方向修正を行うことができる。このような操作において、前輪1は走行牽制機構40によって直進方向に安定保持され、路面の凹凸等によって前輪1が勝手に操向操作されて思わぬ方向に走行機体3が移動するようなことはない。
【0045】
地上の作業者が走行機体3の操縦中に走行機体3の停止を行う場合、停止レバー62を下方に操作すれば、主クラッチ57が切り操作されブレーキ60が制動側に操作されて、走行機体3は直ちに停止する。この場合、ブレーキ60が先に作用するので、主クラッチ57だけが先に切り操作されて、自由になった走行機体3が下方にずり落ちるようなことはない。
【0046】
走行機体3の停止状態を維持したい場合には、停止位置の停止レバー62をそのまま少し横に弾性的に変位させて、係止レバー75の頭付き係止ピン76に係止保持させればよい。停止レバー62の停止位置からの解除は、手動で頭付き係止ピン76から離脱させるか、運転座席17から踏込み部62aを1回踏み込み操作して戻せばよい。
【0047】
[発明の実施の別形態]
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。
(1)図21に示すように、操作アーム16と操向牽制機構40とを連係するロッド31の先端に、捩じりバネ46の上方延出端46aを受ける座金付きのナット108を取り付けておくことにより、ナット108の位置調節によって、操向牽制機構40が作動を開始する時の操作アーム16の揺動角度を無段階に調節することができる。ナット108を大きく後方に移動させておくと、操作アーム16を限界まで揺動操作しても操向牽制機構40が作動しない状態とすることも可能になる。
【0048】
(2)図22に示すように、操向牽制部材42が退避位置から牽制位置へ回動するのを接当阻止するストッパ109を、ソレノイド等のアクチュエータ110により紙面表裏方向に出退可能に備えて、アクチュエータ110を制御装置111に接続し、作業条件によってストッパ109を以下のように出退制御してもよい。制御装置111に、主変速レバー25が「超低速」位置に在るか否かを検出する主変速センサS1、副変速レバー24が「低速」位置に在るか否かを検出する副変速センサS2、運転座席17の右側に配置されて苗植付装置5の昇降と苗植付装置5への動力の伝達を司る植付レバー112が「植付」位置に在るか否かを検出する植付センサS3、運転座席17への着座を検知する座席センサS4、左側の予備苗のせ台11が後方に回動されているか否かを検知する予備苗のせ台センサS5が接続されている。主変速レバー25が「超低速」位置に在り、副変速レバー24が「低速」位置に在り、植付レバー112が「植付」位置になく、運転座席17に作業者が着座しておらず、予備苗のせ台11が後方に回動されている状態、つまり、畦越えや車両への積み降ろしの移動に適した条件が満たされていることが認識されると、ストッパ109が後退制御されて操向牽制部材42の回動が可能となり、操向牽制機構40が作動する状態となる。
【0049】
通常の植付作業状態や道路での移動走行状態では、前述の条件が満たされなくなるので、ストッパ109が突出制御されて、操作アーム16を作用姿勢に切り換えても、捩じりバネ46だけが捩じり変形して操向牽制部材42の回動が接当阻止され、操向牽制機構40が作動しない状態となる。
【0050】
制御装置111に、ストッパ109を突出作動させて操向牽制機構40の作動を解除する牽制解除用スイッチSWが接続されており、操作アーム16が作用姿勢に切り換えられても、操向牽制機構40を作動させない牽制解除状態を任意に設定することが可能である。
【0051】
(3)図23に示すように、操作アーム16が格納姿勢から作用姿勢へ切り換えられるのを接当阻止するストッパ113を、ソレノイド等のアクチュエータ114によって出退可能に備え、アクチュエータ114を制御装置111に接続して、作業条件によってストッパ113を以下のように出退制御してもよい。
前述と同様に制御装置111に、主変速センサS1、副変速センサS2、植付センサS3、座席センサS4及び予備苗のせ台センサS5が接続されており、主変速レバー25が「超低速」位置に在り、副変速レバー24が「低速」位置に在り、植付レバー112が「植付」位置になく、運転座席17に作業者が着座しておらず、予備苗のせ台11が後方に回動されている状態、つまり、畦越えや車両への積み降ろしの移動に適した条件が満たされていることが認識されると、ストッパ113が退入制御されて、操作アーム16の作用姿勢への切り換えが許容される状態となる。通常の植付作業状態や道路での移動走行状態では、前述の条件が満たされていないので、ストッパ113が突出制御されて、操作アーム16を作用姿勢に切り換えることができない。
【0052】
前述の条件が満たされた状態で操作アーム16を作用姿勢に切り換えると、ポテンショメータからなる倒伏センサS6の検出により、主変速レバー25の操作経路及び副変速レバー24の操作経路に備えたストッパ115,116が、ソレノイド等のアクチュエータ117,118によって突出制御されて、主変速レバー25の「超低速」位置から増速側への移動が阻止され(中立位置への移行は可能)、副変速レバー24の「低速」位置から高速側への移行が阻止されるように構成して、操作アーム16を作用姿勢に切り換えて地上からの操縦で畦越えや車両への積み降ろしを行っている途中で、不用意に走行変速が超低速状態から高速側に操作できないようにしてもよい。
【0053】
(4)操向牽制機構40の作動を解除する手段としては、前述のように操向牽制部材42の回動を接当阻止する手段の他に、ピットマンアーム44に備えた突起45をアクチュエータで出退させることも可能である。
【0054】
(5)操作アーム16としては、走行機体3の前端部に起伏揺動可能に備えられたものに限られるものではなく、例えば図24に示すように、左右の乗降通路12の下側において、前後にスライド出退可能に備えられたU字形に構成して実施することもできる。この場合、後退した格納姿勢の操作アーム16の前端部を走行機体3の前端部のプロテクタに利用することもできる。
【0055】
(6)操作アーム16を作用姿勢に切り換えた際に作動する操向牽制機構40としては、前輪1を直進状態に安定保持するように構成する他に、操作アーム16を作用姿勢に切り換えた時点の前輪1の姿勢に固定又は制動を掛けるようにしてもよい。
【0056】
(7)操向牽制機構40としては操作アーム16を作用姿勢に切り換えた時の前輪1の姿勢を係合固定、弾性的に保持又は摩擦保持するように構成してもよい。
【0057】
(8)操向牽制機構40としてはピットマンアーム44に作用させる他に、ステアリングハンドル軸を係合ロック又は摩擦ロックする構造に構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用田植機の全体側面図
【図2】 走行機体の前部の正面図
【図3】 走行機体の前部の斜視図
【図4】 走行機体の前部の平面図
【図5】 操作アームを作用姿勢に切り換えた状態の走行機体の前部の側面図
【図6】 格納姿勢及び作用姿勢の走行アームの基部の側面図
【図7】 操作アームの基部及びコイルバネの組み付け手順を示す平面図
【図8】 操向牽制機構の構成部材を示す斜視図
【図9】 操作アームの基部を示す正面図
【図10】 ベルト伝動装置及びベルト伝動装置の操作構造を示す側面図
【図11】 制動解除状態及び制動状態のブレーキを示す側面図
【図12】 主クラッチ及びブレーキの操作構造を示す平面図
【図13】 ブレーキの正面図
【図14】 ブレーキアームの支点部の側面図
【図15】 左側の予備苗のせ台の下部を走行機体の内側から見た側面図
【図16】 図15におけるX−X方向から見た断面図
【図17】 予備苗のせ台の前部支柱の固定構造を示す横断平面図
【図18】 予備苗のせ台の後部支柱の下部の横断平面図
【図19】 予備苗のせ台の上部の縦断正面図
【図20】 地上の作業者が走行機体を操縦する状態の一例を示す側面図
【図21】 発明の実施の別形態の操向牽制機構を示す側面図
【図22】 発明の実施の別形態の操向牽制機構を示す構成図
【図23】 発明の実施の別形態の操向牽制機構を示す構成図
【図24】 発明の実施の別形態の走行機体の前部の斜視図
【符号の説明】
1 前輪
3 走行機体
4 リンク機構
5 農作業機
16 操作アーム
23 ステアリングハンドル
24 副変速レバー
25 主変速レバー
40 操向牽制機構
44 ピットマンアーム
115 ストッパ
116 ストッパ
a 軸心(支点)

Claims (4)

  1. ステアリングハンドル(23)を備えた走行機体(3)の後部にリンク機構(4)を介して農作業機(5)を昇降可能に連結された乗用作業機において、
    走行機体(3)の前部の左右中央部に配設した操作アーム(16)を、その基部を横向きの支点(a)周りに起伏揺動自在に枢支し、走行機体(3)の前部の左右中央部位置において操作アーム(16)の左右動が規制された状態で走行機体側に後退した格納姿勢と、この格納姿勢から操作アーム(16)の先端部が前方下方に揺動操作された作用姿勢とに切換可能に備えると共に、
    地上から前記操作アーム(16)を前記横向きの支点(a)周りに前記格納姿勢から前記先端部が前方下方へ揺動操作された作用姿勢に姿勢変更した当該作用姿勢において当該操作アーム(16)を下方に向けて押圧することにより当該操作アーム(16)を介して走行機体(3)の前部を押し下げるように構成してある乗用作業機。
  2. 変速レバー(24)(25)の操作により移動走行用の高速、作業走行用の低速または微速走行用の超低速の何れの変速状態にも変速可能な変速装置を備えてある請求項1に記載の乗用作業機。
  3. 前記操作アーム(16)と前輪(1)の操向用のピットマンアーム(44)の動作を牽制する操向牽制機構(40)とを連係させて、前記操作アーム(16)の作用姿勢への切り換えに連動して前記操向牽制機構(40)を操作して前記ピットマンアーム(44)の動作を牽制することにより前輪(1)が自由に操向作動するのを阻止するように構成してある請求項1または2に記載の乗用作業機。
  4. 超低速変速位置から増速側への変速を阻止するストッパ(115)(116)を設けるとともに、前記操作アーム(16)の作用姿勢への切り換えに連動して、前記ストッパ(115)(116)を変速阻止位置に制御するように構成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗用作業機。
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