JP3522662B2 - 半導体集積回路の検査装置及びその検査方法並びにその検査プログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

半導体集積回路の検査装置及びその検査方法並びにその検査プログラムを記録した記憶媒体

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JP3522662B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個のDAコン
バータを内蔵し、各DAコンバータの出力電圧を、それ
ぞれ、対応する出力端子より出力する構成とした半導体
集積回路(例えば、液晶駆動用IC等)の検査装置及び
その検査方法並びにその検査プログラムを記録した記録
媒体に関するものであり、特に、上記各DAコンバータ
の出力電圧のテストを、極めて短時間で、また高精度に
実施することができる検査装置及びその検査方法並びに
その検査プログラムを記録した記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルの高精細化に伴い、該液晶パ
ネルに搭載される液晶ドライバLSIは、多出力化、多
階調化が進んできている。この階調表示を行うため、液
晶ドライバLSIの各出力回路は、それぞれDAコンバ
ータを内蔵し、階調電圧を出力する。例えば、6ビット
DAコンバータの場合は、64階調表示、8ビットDA
コンバータの場合は、256階調表示が、それぞれ可能
となる。
【0003】このような液晶ドライバLSIのテストに
おいては、図8に示すように、各DAコンバータから出
力される、それぞれの階調電圧値が全て正常範囲内(P
ASS)にあるか否かのテストを実行している。
【0004】図9に、従来のテスト方法を、m出力の液
晶ドライバLSI51のテストの場合を例にとって示し
た概念図を示す。半導体試験装置(テスタ)52を用い
て、液晶ドライバLSI51へ入力信号を供給し、内蔵
される各DAコンバータ(図示せず)より、1階調目の
電圧レベルを出力させる。この1階調目の電圧レベル
は、各出力端子(出力1、…、出力m)を介して、液晶
ドライバLSI51外部に導出され、それぞれ、テスタ
52の各入力端子(V)に入力される。テスタ52にお
いては、マトリクススイッチ(図示せず)を順次オン・
オフ制御することにより、内蔵されている高精度アナロ
グ電圧測定器(図示せず)を用いて、1出力ずつ、m出
力まで、順次、1階調目の階調電圧値を測定し、その測
定結果を、逐次、内蔵のデータメモリ(図示せず)に格
納する。この処理を、階調数分、繰り返し実行し、最終
的に、全出力(m出力)、全階調分(n階調)のデータ
をメモリに格納する。この結果、m×n個のデータが、
メモリに格納されることになる。このメモリに格納され
たデータを、テスタ52に内蔵されている演算装置(図
示せず)を用いて演算処理し、各出力における各階調電
圧値の試験を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような液晶ドライ
バLSI51のテストにおいては、多出力化・多階調化
が進むにつれて、データの取り込み量の増加、およびデ
ータ処理時間の増大化が進み、テスト時間は大幅に増大
する。また、階調数が増加し、各階調電圧間の電位差が
微小となるのに伴い、全階調電圧値について、極めて高
精度な測定を行うことが必要となり、このことが、更な
るテスト時間の増大を招いていた。
【0006】こうして、液晶ドライバLSIの多出力化
・多階調化が進むことにより、従来の検査方法では、取
り扱いデータ量の増加と、極めて高精度な電圧測定を全
階調出力電圧に対して行う必要があることとにより、テ
スト時間が大幅に増大し、テストコストは激増する一方
となって来ている。
【0007】本発明は、かかる従来の事情に鑑みて為さ
れたものであり、短時間で、高精度な検査を可能とする
半導体集積回路の検査装置及びその検査方法並びにその
検査プログラムを記録した記録媒体を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体集積
回路の検査装置は、複数個のDAコンバータを内蔵し、
該各DAコンバータの出力電圧を、それぞれ、対応する
出力端子より出力する構成とした半導体集積回路の検査
装置において、特定DAコンバータに対応する特定出力
端子より出力される各階調の特定出力電圧値を測定し、
該特定出力電圧値と、対応する期待電圧値との特定差分
電圧値を算出する電圧測定手段と、各階調において、上
記特定出力端子以外の上記各出力端子より出力される各
出力電圧値と、上記特定出力電圧値とを入力し、それぞ
れの差分電圧値を算出して増幅する差動増幅手段と、該
差動増幅手段から出力された増幅差分電圧値が、対応す
る階調の上記特定差分電圧値に応じて設定される判定電
圧範囲内にあるか否かを判定する比較判定手段とを備え
ることを特徴とするものである。
【0009】本発明に係る半導体集積回路の検査装置
は、上述の検査装置において、上記特定出力端子以外の
出力端子の個数と同数の差動増幅手段を設け、該差動増
幅手段は、対応する上記特定出力端子以外の出力端子よ
り出力される出力電圧値が入力されるとともに、上記特
定出力電圧値が共通に入力され、上記差動増幅手段から
の各増幅差分電圧を、上記比較判定手段において、同時
に判定することを特徴とするものである。
【0010】本発明に係る半導体集積回路の検査装置
は、上述の検査装置において、上記判定電圧範囲を規定
する上限電圧値及び下限電圧値は、上記期待電圧値に対
応させて予め設定した上限基準電圧値及び下限基準電圧
値を、上記特定差分電圧値に対応した一定値だけ増減さ
せて設定されることを特徴とするものである。
【0011】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、複数個のDAコンバータを内蔵し、該各DAコンバ
ータの出力電圧を、それぞれ、対応する出力端子より出
力する構成とした半導体集積回路の検査方法において、
特定DAコンバータに対応する特定出力端子より出力さ
れる各階調の特定出力電圧値を測定し、該特定出力電圧
値と対応する期待電圧値との特定差分電圧値を算出し、
各階調において、上記特定出力端子以外の上記各出力端
子より出力される各出力電圧値と、上記特定出力電圧値
とを入力し、それぞれの差分電圧値を算出して増幅し、
該増幅差分電圧値が、対応する階調の上記特定差分電圧
値に応じて設定される判定電圧範囲内にあるか否かを判
定することを特徴とするものである。
【0012】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上述の検査方法において、各出力端子に対応する増
幅差分電圧値を並列に入力し、該増幅差分電圧値が上記
判定電圧範囲内にあるか否かを同時に判定することを特
徴とするものである。
【0013】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上述の検査方法において、上記判定電圧範囲を規定
する上限電圧値及び下限電圧値は、上記期待電圧値に対
応させて予め設定した上限基準電圧値及び下限基準電圧
値を、上記特定差分電圧値に対応した一定値だけ増減さ
せて設定されることを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上述の検査方法において、上記特定出力電圧値が上
記上限及び下限基準電圧値により規定される基準電圧範
囲内にあるか否かを判定し、上記特定出力電圧値が上記
基準電圧範囲外にある場合、上記半導体集積回路を不良
品とし、上記特定差分電圧値が上記基準電圧範囲内にあ
る場合、上記増幅差分電圧が、上記判定電圧範囲内であ
れば良品とし、上記判定電圧範囲外であれば不良品とす
ることを特徴とするものである。
【0015】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上述の検査方法において、半導体集積回路の各端子
の出力の階調が変化するとき、上記判定電圧範囲の上限
値と下限値とが変化しても、上記判定電圧範囲の幅は、
一定であることを特徴とするものである。
【0016】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上述の検査方法において、不良品の判定が出るま
で、上記判定電圧範囲の幅を段階的に縮小することを特
徴とするものである。
【0017】本発明に係る半導体集積回路の検査方法
は、上述の検査方法において、不良品の判定が出たとき
の上記判定電圧範囲における各出力電圧の偏差により半
導体集積回路をランク分け分類することを特徴とするも
のである。
【0018】また、本発明は、請求項4〜10に記載の
検査方法を実行可能とする半導体集積回路の検査プログ
ラムを記録した記憶媒体である。
【0019】かかる本発明の半導体集積回路の検査装置
及び検査方法によれば、まず、電圧測定手段によって、
特定のDAコンバータより出力され該特定DAコンバー
タに対応する特定出力端子より出力される複数の階調電
圧の電圧値が高精度に測定され、更に、各測定電圧値と
対応期待電圧値との差電圧値(ディジタル値)が算出さ
れる。この差電圧値は、テスタ内部のメモリに格納され
る。次いで、上記特定端子以外の各出力端子より出力さ
れる各DAコンバータの出力電圧が、それぞれ、差動増
幅器において、上記特定DAコンバータの出力電圧と比
較される。その比較結果、すなわち、差動増幅器よりの
増幅差分電圧は、比較判定手段(コンパレータ)に入力
される。コンパレータにおいては、上記差動増幅器より
の増幅差分電圧が、所定の電圧範囲(判定電圧範囲)に
あるか否かの判定が実行される。この所定電圧範囲を規
定する上限電圧値及び下限電圧値は、上記特定出力端子
より出力される階調電圧値が期待電圧値に等しい場合に
対応して設定されている上限及び下限の基準電圧値に対
して、上記差電圧値に対応する電圧値が増減されて設定
されている。これにより、電圧比較の基準となる、上記
上限電圧値及び下限電圧値が、特定DAコンバータより
出力される各階調電圧の、期待値電圧からのずれに応じ
て補正され、各階調電圧のテストを正しく行うことがで
きるものである。
【0020】かかる本発明の半導体集積回路の検査装置
及び検査方法によれば、多出力化・多階調化が進んだ液
晶ドライバLSI等の半導体集積回路の検査において
も、コンパレータにおける各増幅差分電圧の同時判定
と、特定出力端子より出力される特定DAコンバータの
出力電圧についてのみ高精度な電圧測定を実施すればよ
いこととにより、テスト時間の大幅な短縮を図ることが
できるものであり、テストコストの大幅な削減を図るこ
とが可能となるものである。また、差動増幅器による差
動増幅動作(各入力電圧間の電位差を所定倍率(例え
ば、100倍、或いは、それ以上の倍率)で増幅する)
により、後段のコンパレータによる比較動作の高精度化
を図ることができるものであり、高精度な検査が可能と
なるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。
【0022】〔第1実施形態〕図1は、本発明に係る液
晶ドライバLSI検査装置の第1実施形態を示すブロッ
ク図である。図1においては、m出力、n階調の半導体
集積回路からなる液晶ドライバLSIの試験を行う場合
について示している。また、図2は、図1に示す検査装
置の動作説明に供する電圧波形図である。
【0023】液晶ドライバLSI1は、m個の出力端子
3−1、…、3−mを持つ。各出力端子3−1、…は、
それぞれ液晶ドライバLSI1に内蔵されたDAコンバ
ータ2−1、…、2−mの出力端子に接続されている。
各DAコンバータ2−1、…は、それぞれ、n階調の階
調電圧を出力する。
【0024】DAコンバータ2−1を特定DAコンバー
タとして、これに接続する第1の出力端子3−1より出
力される電圧を特定出力電圧(特定階調電圧)とする。
この特定階調電圧は、検査装置であるテスタ4に設けら
れる高精度電圧測定器5に入力される。第1の出力端子
3−1より順次出力されるn階調の各特定階調電圧は、
電圧測定器5において、その電圧値が高精度で測定さ
れ、ディジタル値として出力される。更に、各階調毎
に、測定された特定開帳電圧値(ディジタル値)と理想
値(期待電圧値:ディジタル値)との差(図2に示す△
V1、△V2等)が算出される。この特定差分電圧値
は、テスタ4に設けられているメモリ(図示せず)に格
納される構成となっている。
【0025】第2の出力端子3−2から第mの出力端子
3−mまでの各出力端子より出力される各階調電圧は、
それぞれ、差動増幅器6−1、…、6−(m−1)の一
方の入力端子に入力される。また、差動増幅器6−1、
…、6−(m−1)の他方の入力端子には、上記第1の
出力端子3−1より出力される各特定階調電圧が共通に
入力される。各差動増幅器6−1、…、6−(m−1)
は、液晶ドライバLSI1の第2出力端子3−2、…、
第m出力端子3−(m−1)より出力される各階調電圧
と、第1の出力端子3−1より出力される階調電圧との
間のずれ電圧を所定の倍率(例えば、100倍、或い
は、それ以上の倍率)で増幅した増幅差分電圧を出力す
る。この差動増幅器における、ずれ電圧値の増幅処理に
より、後段のコンパレータにおける比較判定の高精度化
を実現している。
【0026】各差動増幅器6−1、…、6−(m−1)
から出力された増幅差分電圧は、それぞれ、テスタ4に
設けられるコンパレータ7に入力される。コンパレータ
7は比較判定手段であり、入力された各差動増幅器6−
1、…、6−(m−1)よりの増幅差分電圧が、それぞ
れ、所定の電圧範囲にあるか否かの判定を同時に実行
し、その判定結果を示す信号を出力する。すなわち、全
ての入力電圧が所定電圧範囲内にあるか、或いは、何れ
かの入力電圧が所定電圧範囲外となっているかを示す判
定結果信号を出力する。
【0027】このコンパレータ7の回路構成図を図3に
示す。図3において、11−1及び12−1、…、11
−(m−1)及び12−(m−1)は、それぞれ、電圧
比較器であり、13−1、…、13−(m−1)及び1
4は論理積回路である。また、VOHi(i=1〜n)
は、所定電圧範囲の上限である上限電圧値であり、VO
Li(同)は、所定電圧範囲の下限である下限電圧値で
ある。
【0028】電圧比較器11−1、…、11−(m−
1)は、それぞれ、差動増幅器6−1、…、6−(m−
1)よりの増幅差分電圧と上記上限電圧値VOHiとを
比較し、前者が後者よりも低ければ、”H”レベルの信
号を、また、前者が後者よりも高ければ、”L”レベル
の信号を出力する。同様に、電圧比較器12−1、…、
12−(m−1)は、それぞれ、差動増幅器よりの増幅
差分電圧と上記下限電圧値VOLiとを比較し、前者が
後者よりも高ければ、”H”レベルの信号を、また、前
者が後者よりも低ければ、”L”レベルの信号を出力す
る。
【0029】かかる構成により、入力された各差動増幅
器6−1、…、6−(m−1)の増幅差分電圧が、全
て、所定電圧範囲内にあれば、論理積回路14の出力
は、”H”レベルとなり、何れかの増幅差分電圧が所定
電圧範囲外にあれば、論理積回路14の出力は、”L”
レベルとなる。
【0030】このコンパレータ7における上記上限電圧
値VOHi及び下限電圧値VOLiは、各階調毎に予め
設定されている基準上限電圧値VOHSi(i=1〜
n)及び基準下限電圧値VOLSi(i=1〜n)に基
づいて設定される。すなわち、基準上限電圧値VOHS
i(i=1〜n)及び基準下限電圧値VOLSi(i=
1〜n)は、図2に示すように、各階調の理想値に応じ
て予め設定されており、この基準上限電圧値と基準下限
電圧値によって規定される範囲を基準電圧範囲とする。
上限電圧値VOHi及び下限電圧値VOLiは、それぞ
れ、以下の補正を施した値に設定されている。
【0031】VOHi=VOHSi±△Vi・(差動増
幅器の増幅率) VOLi=VOLSi±△Vi・(差動増幅器の増幅
率)
【0032】上限電圧値VOHi及び下限電圧値VOL
iで規定される範囲を判定電圧範囲とする。なお、上記
基準上限電圧値及び基準下限電圧値は、全ての階調電圧
(1階調目の階調電圧からn階調目の階調電圧までの全
階調電圧)に対して、共通の電圧値が設定されるもので
あってもよい。なお、判定電圧範囲の幅が一定であるの
で、増幅差動電圧を判定するコンパレータ7の判定電圧
は一定のままでよく、煩雑な設定は不要となる。
【0033】以下、この検査装置の動作の説明を行う。
図4は、この検査装置による検査動作を示すフローチャ
ートである。まず、1階調目の階調電圧が、第1の出力
端子3−1から出力されるように、出力状態を設定し
(S1)、液晶ドライバLSI1を動作させる。このと
き、第1の出力端子3−1から出力された特定階調電圧
は、テスタ4の電圧測定器5に入力され、その値が測定
される(S2)。上記測定動作の過程で、特定階調電圧
値が基準電圧範囲内にあるか否かを比較する(S3)。
特定階調電圧値が基準電圧範囲外にあることが検出され
れば、その時点で、検査動作を終了させ、対象のLSI
は不良品として処理される(S4)。
【0034】特定階調電圧値が基準電圧範囲内にあるこ
とが検出されれば、電圧測定値と1階調目の特定階調電
圧の理想値との差(測定値−理想値)が計算されて(S
5)、その結果(△V1)が、メモリに格納される(S
6)。n階調になったか否かを判定し(S7)、n階調
になるまで次の階調の測定に入る(S8)。n階調目の
階調電圧の測定までを実行したとき、次に、第2の出力
端子3−2から第mの出力端子3−mまでの各出力端子
から出力される各階調電圧の検査の実行に進む。これ
は、以下のようにして行われる。
【0035】1階調目の階調電圧が全ての出力端子3−
1、…、3−(m−1)から出力されるように液晶ドラ
イバLSI1が設定制御される(S9)。このとき、第
1の出力端子3−1から出力される階調電圧は、各差動
増幅器6−1、…、6−(m−1)の一方に入力端子に
共通に入力される。また、第2の出力端子3−2、…、
第mの出力端子3−mから出力される各階調電圧は、そ
れぞれ、対応する差動増幅器6−1、…、6−(m−
1)の他方の入力端子に入力される。これら各入力電圧
に基づいて、差動増幅器6−1、…、6−(m−1)
は、液晶ドライバLSI1の第2出力端子以降の各出力
端子より出力された1階調目の階調電圧と、同第1の出
力端子より出力された1階調目の特定階調電圧との差を
検出する(S10)。検出した差分電圧値を各差動増幅
器により所定の倍率(例えば、100倍、或いは、それ
以上の倍率)に増幅し(S11)、この増幅差分電圧
は、テスタ4のコンパレータ7に、並列に入力される。
【0036】判定電圧範囲を規定する上限電圧値VOH
1及び下限電圧値VOL1を、それぞれ、以下の値に設
定する(S12)。すなわち、特定電圧測定値と1階調
目の特定階調電圧の理想値との差(△V1)をメモリか
ら読み出して、上限電圧値VOH1及び下限電圧値VO
L1を設定する。 VOH1=VOHS1−△V1・(差動増幅器の増幅
率) VOL1=VOLS1−△V1・(差動増幅器の増幅
率)
【0037】コンバータ7において、差分増幅値が、そ
れぞれ上記判定電圧範囲内にあるか否かの判定が実行さ
れる(S13)。コンパレータ7における判定におい
て、論理積回路14の出力が、”L”レベルとなり、何
れかの出力電圧が上記判定電圧範囲外にあると判定され
た場合は、その時点で、検査動作を終了し、検査対象の
LSIは不良品として処理される(S14)。一方、論
理積回路14の出力が、”H”レベルとなり、全ての出
力電圧が、上記判定電圧範囲内にあると判定された場合
は、n階調目になったかを判定する(S15)。この場
合は、n階調ではないので、2階調目の階調電圧のテス
トに移る(S16)。
【0038】次に、2階調目の階調電圧が、全ての出力
端子3−1、…、3−(m−1)から出力されるように
液晶ドライバLSI1が設定制御される(S9)。この
とき、第1の出力端子3−1から出力される特定階調電
圧は、各差動増幅器6−1、…、6−(m−1)の一方
に入力端子に共通に入力される。また、第2の出力端子
3−2、…、第mの出力端子3−mから出力される各階
調電圧は、それぞれ、対応する差動増幅器6−1、…、
6−(m−1)の他方の入力端子に入力される。これら
各入力電圧に基づいて、差動増幅器6−1、…、6−
(m−1)は、液晶ドライバLSI1の第2出力端子以
降の各出力端子より出力された2階調目の階調電圧と、
同第1の出力端子より出力された2階調目の特定階調電
圧との差を検出する(S10)。検出した差分電圧値を
各差動増幅器により所定の倍率(例えば、100倍、或
いは、それ以上の倍率)に増幅し(S11)、この増幅
差分電圧は、テスタ4のコンパレータ7に、並列に入力
される。
【0039】判定電圧範囲を規定する上限電圧値VOH
2及び下限電圧値VOL2を、それぞれ、以下の値に設
定する(S12)。すなわち、特定電圧測定値と1階調
目の特定階調電圧の理想値との差(△V2)をメモリか
ら読み出して、上限電圧値VOH2及び下限電圧値VO
L2を設定する。 VOH2=VOHS2−△V2・(差動増幅器の増幅
率) VOL2=VOLS2−△V2・(差動増幅器の増幅
率)
【0040】コンバータ7において、差分増幅値が、そ
れぞれ上記判定電圧範囲内にあるか否かの判定が実行さ
れる(S13)。コンパレータ7における判定におい
て、論理積回路14の出力が、”L”レベルとなり、何
れかの出力電圧が上記判定電圧範囲外にあると判定され
た場合は、その時点で、検査動作を終了し、検査対象の
LSIは不良品として処理される(S14)。一方、論
理積回路14の出力が、”H”レベルとなり、全ての出
力電圧が、上記判定電圧範囲内にあると判定された場合
は、n階調目になったかを判定する(S14)。この場
合は、n階調ではないので、3階調目の階調電圧のテス
トに移る(S15)。
【0041】以下、同様にして、n階調目の階調電圧の
テストまでを実行することにより、液晶ドライバLSI
に内蔵される各DAコンバータより出力される各階調電
圧のテストを実行することができるものである。
【0042】なお、上記の実施形態においては、第1の
出力端子より出力される特定階調電圧を比較の基準電圧
として用いる構成としているが、他の出力端子より出力
される階調電圧を特定階調電圧として用いる構成として
もよいことは言うまでもない。
【0043】〔第2実施形態〕図5は、本発明に係る液
晶ドライバLSI検査装置の第2実施形態を示すブロッ
ク図である。この検査装置41は、(m−1)個の差動
増幅器を設ける構成に代えて、図5に示すように、1個
の差動増幅器61、並びに、1組の電圧比較器111及
び121と1個の論理積回路131とから成るコンパレ
ータ71を設けるとともに、液晶ドライバLSI1の第
2から第mまでの各出力端子3−2、…、3−mと、差
動増幅器61との間に入力切替回路8を設ける構成とす
る。こうして、入力切替回路8により差動増幅器61に
比較動作を逐次的に実行させることもできる。この場合
は、論理積回路131の出力が、”L”レベルとなった
時点で、検査は終了し、対象のLSIは不良品として処
理される。一方、第2出力端子から第m出力端子までの
テストを終了して、論理積回路の出力が、全て”H”レ
ベルであったときは良品と判定される。更に、差動増幅
器の個数を、2個以上、(m−2)個以下の任意の個数
とすることも可能である。
【0044】〔第3実施形態〕第3実施形態における検
査装置は、構成は第1実施形態と同じであるが、検査方
法が異なる。図1において、複数個のDAコンバータを
有する液晶ドライバより出力される階調電圧波形図(図
2)は、理想電圧値に対してずれ電圧ΔV1、ΔV2が発
生する。これは液晶ドライバ内の個々のDAコンバータ
出力電圧において、ずれ電圧が発生する。このずれ電圧
量を検査することも、液晶ドライバの試験においては重
要である。
【0045】従来方式であれば、高精度アナログ電圧測
定器にて各階調電圧の電圧測定を行い、テスタにて演算
してずれ電圧の偏差を求めていたが、本実施形態によれ
ば、図1に示すように、差動増幅器6−1、…、6−
(m−1)から出力する差分電圧をコンパレータ7に入
力し比較判定するため、コンパレータ7のVH、VL電
圧は絶えず一定の電圧にて試験を行うことが可能とな
る。しかし、このVH、VL電圧を個別に変化させ、V
H側でPASSの状態からFAILの状態に変化した値
と、VL側でPASSの状態からFAILの状態に変化
した値の電圧差を求めることができる。
【0046】具体例として実際の数値を示して詳述す
る。第3実施形態における検査方法は、図6に示すよう
に、理想値に対してVOH=2V、VOL=1Vに設定
して、この範囲内であるか否かを判定しているが、本実
施形態は、さらにデバイスの実力を把握することが可能
となる。
【0047】まず、VOH=2Vを例えば0.1Vずつ
変動させていき、FAILとなるポイントを検出する。
すなわち理想値に対してピン間の電圧バラツキの最大値
がFAILポイントとなる。図6の2ピンが不良の最大
値とした場合、VOH=1.80VがFAILポイント
となる。同様にVOL=1Vを0.1Vずつ変動させて
いき、FAILとなるポイントを検出する。この場合、
理想値に対してピン間バラツキの最小値がFAILポイ
ントとなる。図6の1ピンが不良の最小値とした場合、
VOL=1.20VがFAILポイントとなる。ここで
検出したVOH=1.8VとVOL=1.2Vがピン間
の電圧バラツキであり、この値によって用途別にふりわ
け(ランク分け)を行なうことが実現できる。
【0048】この検査動作を図7を用いて説明する。図
7は、この検査装置による検査動作を示すフローチャー
トである。S1〜S13は、第1実施形態で説明したの
と同じ処理を行うので、詳しい説明は省略する。テスタ
4のコンパレ−タ7において、それぞれ、差分電圧値が
判定電圧範囲内にあるか否かの判定が実行され(S1
3)、論理積回路14の出力が、”H”レベルとなり、
全ての出力電圧(差分増幅値)が、上記判定電圧範囲内
にあると判定された場合は、判定電圧範囲を所定の値だ
け縮小して、判定電圧範囲を設定する(S25)。そし
て、再びS13に戻り、差分増幅値が判定電圧範囲内に
あるか否かの判定が実行される。こうして、論理積回路
17の出力が、”L”レベル(不良判定)となるまで、
S13とS25を繰り返し、判定電圧範囲を、例えば
0.1Vずつ段階的に縮小していく。
【0049】S13の判定において、論理積回路17の
出力が、”L”レベルとなり、何れかの差分電圧値が上
記判定電圧範囲外にあると判定された場合は、各出力端
子から出力された出力電圧の電圧偏差を抽出する(S2
1)。そして、判定を行った判定電圧範囲内における抽
出された電圧偏差に基づいて、液晶ドライバLSIのラ
ンク分けを行う(S22)。n階調目であるかを確認し
(S23)、n階調でなければ、再びS13に戻る。
【0050】上記の説明では0.1Vずつ変動させてい
るが、この変動量を小さくしていくことで、さらに測定
精度を上げることが可能である。また、図4や図7の検
査処理を実行させるプログラムを作成し、これを記憶媒
体に記憶させて、これに基づいてCPUに実行させるこ
とも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
半導体集積回路の検査装置及び検査方法によれば、特定
出力電圧値と、対応する期待電圧値との特定差分電圧値
を算出し、上記特定差分電圧値に応じて設定される判定
電圧範囲を設定するので、電圧比較の基準となる判定電
圧範囲が、特定DAコンバータより出力される特定出力
電圧の、期待値電圧からのずれに応じて補正され、各階
調電圧のテストを精度よく行うことができる。また、差
動増幅器による差動増幅動作により、比較判定手段によ
る比較動作の高精度化を図ることができるものであり、
高精度な検査が可能となるものである。
【0052】本発明の半導体集積回路の検査装置及び検
査方法によれば、多出力化・多階調化が進んだ液晶ドラ
イバLSI等の半導体集積回路の検査においても、比較
判定手段における各増幅差分電圧の同時判定により、短
時間で高精度な検査を可能とする検査装置を提供するこ
とができるものであり、テストコストの大幅な削減を達
成することができる。
【0053】本発明の半導体集積回路の検査装置及び検
査方法によれば、上限基準電圧値及び下限基準電圧値
を、上記特定差分電圧値に対応した一定値だけ増減させ
て判定電圧範囲を規定する上限電圧値及び下限電圧値を
設定するので、電圧比較の基準となる判定電圧範囲が、
特定DAコンバータより出力される特定出力電圧の、期
待値電圧からのずれに応じて補正され、各階調電圧のテ
ストを精度よく行うことができる。
【0054】本発明の半導体集積回路の検査方法によれ
ば、基準電圧範囲及び期待値電圧からのずれに応じて補
正される判定電圧範囲により半導体集積回路の良否を判
定するので、良否判定を精度よく、効率的に行うことが
できる。
【0055】本発明の半導体集積回路の検査方法によれ
ば、階調の変動にかかわらず判定電圧範囲の幅は一定で
あるので、比較判定手段の判定電圧を変動させる必要が
なく、煩雑な設定が不要となる。
【0056】本発明の半導体集積回路の検査方法によれ
ば、不良品の判定が出るまで、上記判定電圧範囲の幅を
段階的に縮小することにより、比較判定手段の判定基準
が除々に理想値に近づき、検査した半導体集積回路の実
力を知ることができる。さらに出力電圧の偏差値によっ
てデバイスの実力を分類することができ、搭載する液晶
パネルの用途を拡大していくことが可能となるばかり
か、これによって歩留まりの向上も図れ、ひいては液晶
ドライバの価格適正化にも寄与できる。ランク分けによ
り、本来なら不良品となるデバイスであっても、バラツ
キが大きくても問題とならない。用途においては、安価
なデバイスとして供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶ドライバLSI検査装置の第
1実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の動作説明に供する電圧波形図で
ある。
【図3】第1実施形態のコンパレータの回路構成を示す
回路構成図である。
【図4】第1実施形態の検査装置による検査動作を示す
フローチャートである。
【図5】本発明に係る液晶ドライバLSI検査装置の第
2実施形態を示すブロック図である。
【図6】第3実施形態において、上限値及び下限値の変
動による判定を示す説明図である。
【図7】第3実施形態の検査装置による検査動作を示す
フローチャートである。
【図8】従来の検査装置の説明に供する電圧波形図であ
る。
【図9】従来の検査装置の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 液晶ドライバL
SI 2−1、…、2−m DAコンバータ 3−1、…、3−m 出力端子 4 テスタ 5 電圧測定器 6−1、…、6−(m−1) 差動増幅器 7 コンパレータ 8 入力切替回路 11−1、…、11−(m−1) 電圧比較器 12−1、…、12−(m−1) 電圧比較器 13−1、…、13−(m−1) 論理積回路 14 論理積回路 61 差動増幅器 71 コンパレータ 111、121 電圧比較器 131 論理積回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 H03M 1/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のDAコンバータを内蔵し、該各
    DAコンバータの出力電圧を、それぞれ、対応する出力
    端子より出力する構成とした半導体集積回路の検査装置
    において、 特定DAコンバータに対応する特定出力端子より出力さ
    れる各階調の特定出力電圧値を測定し、該特定出力電圧
    値と、対応する期待電圧値との特定差分電圧値を算出す
    る電圧測定手段と、 各階調において、上記特定出力端子以外の上記各出力端
    子より出力される各出力電圧値と、上記特定出力電圧値
    とを入力し、それぞれの差分電圧値を算出して増幅する
    差動増幅手段と、 該差動増幅手段から出力された増幅差分電圧値が、対応
    する階調の上記特定差分電圧値に応じて設定される判定
    電圧範囲内にあるか否かを判定する比較判定手段と、を
    備えることを特徴とする半導体集積回路の検査装置。
  2. 【請求項2】 上記特定出力端子以外の出力端子の個数
    と同数の差動増幅手段を設け、 該差動増幅手段は、対応する上記特定出力端子以外の出
    力端子より出力される出力電圧値が入力されるととも
    に、上記特定出力電圧値が共通に入力され、 上記差動増幅手段からの各増幅差分電圧を、上記比較判
    定手段において、同時に判定することを特徴とする請求
    項1に記載の半導体集積回路の検査装置。
  3. 【請求項3】 上記判定電圧範囲を規定する上限電圧値
    及び下限電圧値は、上記期待電圧値に対応させて予め設
    定した上限基準電圧値及び下限基準電圧値を、上記特定
    差分電圧値に対応した一定値だけ増減させて設定される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体集積
    回路の検査装置。
  4. 【請求項4】 複数個のDAコンバータを内蔵し、該各
    DAコンバータの出力電圧を、それぞれ、対応する出力
    端子より出力する構成とした半導体集積回路の検査方法
    において、 特定DAコンバータに対応する特定出力端子より出力さ
    れる各階調の特定出力電圧値を測定し、該特定出力電圧
    値と対応する期待電圧値との特定差分電圧値を算出し、 各階調において、上記特定出力端子以外の上記各出力端
    子より出力される各出力電圧値と、上記特定出力電圧値
    とを入力し、それぞれの差分電圧値を算出して増幅し、 該増幅差分電圧値が、対応する階調の上記特定差分電圧
    値に応じて設定される判定電圧範囲内にあるか否かを判
    定することを特徴とする半導体集積回路の検査方法。
  5. 【請求項5】 各出力端子に対応する増幅差分電圧値を
    並列に入力し、該増幅差分電圧値が上記判定電圧範囲内
    にあるか否かを同時に判定することを特徴とする請求項
    4に記載の半導体集積回路の検査方法。
  6. 【請求項6】 上記判定電圧範囲を規定する上限電圧値
    及び下限電圧値は、上記期待電圧値に対応させて予め設
    定した上限基準電圧値及び下限基準電圧値を、上記特定
    差分電圧値に対応した一定値だけ増減させて設定される
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の半導体集積
    回路の検査方法。
  7. 【請求項7】 上記特定出力電圧値が上記上限及び下限
    基準電圧値により規定される基準電圧範囲内にあるか否
    かを判定し、 上記特定出力電圧値が上記基準電圧範囲外にある場合、
    上記半導体集積回路を不良品とし、 上記特定差分電圧値が上記基準電圧範囲内にある場合、
    上記増幅差分電圧が、上記判定電圧範囲内であれば良品
    とし、上記判定電圧範囲外であれば不良品とすることを
    特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路の検査方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体集積回路の各端子の出力の階調が
    変化するとき、上記判定電圧範囲の上限値と下限値とが
    変化しても、上記判定電圧範囲の幅は、一定であること
    を特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の半導体集
    積回路の検査方法。
  9. 【請求項9】 不良品の判定が出るまで、上記判定電圧
    範囲の幅を段階的に縮小することを特徴とする請求項7
    記載の検査方法。
  10. 【請求項10】 不良品の判定が出たときの上記判定電
    圧範囲における各出力電圧の偏差により半導体集積回路
    をランク分け分類することを特徴とする請求項9記載の
    半導体集積回路の検査方法。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10に記載の検査方法を実
    行可能とする半導体集積回路の検査プログラムを記録し
    た記憶媒体。
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