JP5274281B2 - 電圧測定装置、方法、プログラム、記録媒体およびテスタ - Google Patents

電圧測定装置、方法、プログラム、記録媒体およびテスタ Download PDF

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Description

本発明は、電圧発生器の出力電圧の誤差の補正に関する。
従来より、LCDドライバICなどのDUT(Device Under Test:被測定物)の出力電圧の測定に、基準電圧発生器を使用することが行われている。例えば、DUTの出力電圧と、基準電圧発生器の出力電圧との差分を測定する。さらに、基準電圧発生器の出力電圧と差分とを加算して、DUTの出力電圧を測定する。
なお、基準電圧発生器の出力電圧には誤差(例えば、ゲイン誤差およびオフセット誤差)があるため、誤差を補正することも知られている(例えば、特許文献1の図9のGain調整およびOffset調整を参照)。このような誤差の補正は、基準電圧発生器の出力電圧の誤差が線形であることを前提としている。
特開2000−68831号公報
しかしながら、基準電圧発生器の出力電圧の誤差は、非線形であることがある。よって、上記のような従来技術によって、基準電圧発生器の出力電圧の誤差を補正しようとしても、正確には誤差を補正できない場合がある。
そこで、本発明は、電圧発生器の出力電圧の誤差を正確に補正することを課題とする。
本発明にかかる電圧測定装置は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記電圧発生器が発生できる全ての前記基準電圧について記録する誤差記録部と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定部と、前記差分測定部の測定結果と、前記誤差記録部に記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出部とを備えるように構成される。
上記のように構成された電圧測定装置によれば、誤差記録部が、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記電圧発生器が発生できる全ての前記基準電圧について記録する。差分測定部が、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する。差分導出部が、前記差分測定部の測定結果と、前記誤差記録部に記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する。
本発明にかかる電圧測定装置は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録部と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定部と、前記差分測定部の測定結果と、前記誤差記録部に記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出部と、を備え、前記誤差記録部は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧のなかから、前記差分測定部による前記差分の測定に使用する前記基準電圧について、前記誤差を記録するように構成される。
上記のように構成された電圧測定装置によれば、誤差記録部が、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する。差分測定部が、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する。差分導出部が、前記差分測定部の測定結果と、前記誤差記録部に記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する。なお、前記誤差記録部は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧のなかから、前記差分測定部による前記差分の測定に使用する前記基準電圧について、前記誤差を記録する。
なお、本発明にかかる電圧測定装置は、前記誤差記録部が、所定長さのビット列の特定の1ビットに、前記基準電圧を対応付けるようにしてもよい。
本発明は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記電圧発生器が発生できる全ての前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、を備えた電圧測定方法である。
本発明は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、を備え、前記誤差記録工程は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧のなかから、前記差分測定工程による前記差分の測定に使用する前記基準電圧について、前記誤差を記録する電圧測定方法である。
本発明は、電圧測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記電圧測定処理は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記電圧発生器が発生できる全ての前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、を備えたプログラムである。
本発明は、電圧測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記電圧測定処理は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、を備え、前記誤差記録工程は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧のなかから、前記差分測定工程による前記差分の測定に使用する前記基準電圧について、前記誤差を記録するプログラムである。
本発明は、電圧測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、前記電圧測定処理は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記電圧発生器が発生できる全ての前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、を備えた記録媒体である。
本発明は、電圧測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、前記電圧測定処理は、複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、を備え、前記誤差記録工程は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧のなかから、前記差分測定工程による前記差分の測定に使用する前記基準電圧について、前記誤差を記録する記録媒体である。
本発明にかかるテスタは、本発明にかかる電圧測定装置と、前記電圧発生器とを備えるように構成される。
本発明の実施形態にかかる電圧測定装置100を有するテスタ1の構成を示すブロック図である。 第一の実施形態にかかる第一誤差記録部18aの記録内容(図2(a)参照)、第二誤差記録部18bの記録内容(図2(b)参照)を示す図である。 第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bの出力電圧の波形を示す図である。 第一の実施形態にかかる第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧の波形を示す図である。 第二の実施形態にかかる第一誤差記録部18aの記録内容(図5(a)参照)、第二誤差記録部18bの記録内容(図5(b)参照)を示す図である。 第二の実施形態にかかる第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧の波形を示す図である。 基準電圧を、所定長さ(例えば4ビット)のビット列の特定の1ビットに対応付けて記録した場合の、第一誤差記録部18aの記録内容の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
第一の実施形態
図1は、本発明の実施形態にかかる電圧測定装置100を有するテスタ1の構成を示すブロック図である。テスタ1は、LCDドライバIC2の出力電圧を測定するためのものである。LCDドライバIC2は、DUT(Device Under Test:被測定物)の一種である。LCDドライバIC2は、複数の出力ピンを有する。ここで、LCDドライバICの出力ピンを二つのグループに分け、第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bという。
テスタ1は、第一基準電圧発生器10a、第二基準電圧発生器10b、高精度電圧測定器11、第一減算器12a、第二減算器12b、アンプ14a、14b、第一スイッチ20a、第二スイッチ20b、電圧測定装置100を備える。
第一基準電圧発生器10aは、複数種類の値の電圧を発生する。例えば、第一基準電圧発生器10aは、5種類の値の電圧を発生する。第一基準電圧発生器10aが発生すべき電圧を基準電圧という。基準電圧を、V+2、V+1、V0、V-1、V-2と表記する。ただし、V+2>V+1>V0>V-1>V-2である。ここで、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧は、基準電圧と誤差がある。この誤差は、基準電圧V+2の場合は+a5である(実際の電圧=V+2+a5)。同様に、誤差は、基準電圧がV+1、V0、V-1、V-2の場合は、それぞれ、+a4、+a3、+a2、+a1であり、実際の電圧が、V+1+a4、V0+a3、V-1+a2、V-2+a1となる。
第二基準電圧発生器10bは、第一基準電圧発生器10aと同様なものである。ただし、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と、基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との誤差が、第一基準電圧発生器10aとは異なる。第二基準電圧発生器10bにおける誤差は、基準電圧がV+2、V+1、V0、V-1、V-2の場合は、それぞれ、+b5、+b4、+b3、+b2、+b1であり、実際の電圧が、V+2+b5、V+1+b4、V0+b3、V-1+b2、V-2+b1となる。
高精度電圧測定器11は、第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を測定するための高精度な電圧測定器である。
第一減算器12aは、第一ピングループ2aのうちのいずれか一本のピンの出力電圧と、第一基準電圧発生器10aの出力する実際の電圧とを受ける。第一減算器12aは、さらに、前者から後者を減じたものを出力する。
第二減算器12bは、第二ピングループ2bのうちのいずれか一本のピンの出力電圧と、第二基準電圧発生器10bの出力する実際の電圧とを受ける。第二減算器12bは、さらに、前者から後者を減じたものを出力する。
アンプ14a、14bは、それぞれ、第一減算器12a、12bの出力を増幅する。
電圧測定装置100は、第一誤差記録部18a、第二誤差記録部18b、第一差分測定部16a、第二差分測定部16b、第一差分導出部17a、第二差分導出部17bを有する。
図2は、第一の実施形態にかかる第一誤差記録部18aの記録内容(図2(a)参照)、第二誤差記録部18bの記録内容(図2(b)参照)を示す図である。
第一誤差記録部18aは、図2(a)を参照して、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧と、発生すべき基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との誤差+a5、+a4、+a3、+a2、+a1を、第一基準電圧発生器10aが発生できる全ての5種類の基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2について記録する。
第二誤差記録部18bは、図2(b)を参照して、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と、発生すべき基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との誤差+b5、+b4、+b3、+b2、+b1を、第二基準電圧発生器10bが発生できる全ての5種類の基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2について記録する。
第一差分測定部16aは、アンプ14aの出力を受け、被測定物であるLCDドライバIC2の第一ピングループ2aの出力電圧と、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧との差分を測定する。
第二差分測定部16bは、アンプ14bの出力を受け、被測定物であるLCDドライバIC2の第二ピングループ2bの出力電圧と、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧との差分を測定する。
第一差分導出部17aは、第一差分測定部16aの測定結果と、第一誤差記録部18aに記録された誤差とを加算して、第一ピングループ2aの出力電圧と基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との差分を導出する。この差分と、基準電圧とを加算すれば、第一ピングループ2aの出力電圧を導出することができる。
第二差分導出部17bは、第二差分測定部16bの測定結果と、第二誤差記録部18bに記録された誤差とを加算して、第二ピングループ2bの出力電圧と基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との差分を導出する。この差分と、基準電圧とを加算すれば、第二ピングループ2bの出力電圧を導出することができる。
第一スイッチ20aは、第一基準電圧発生器10aを、高精度電圧測定器11または第一減算器12aに接続する。
第二スイッチ20bは、第二基準電圧発生器10bを、高精度電圧測定器11または第二減算器12bに接続する。
次に、第一の実施形態の動作を説明する。
まず、第一スイッチ20aを介して、第一基準電圧発生器10aを高精度電圧測定器11と接続する。高精度電圧測定器11は、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との誤差を測定する。この誤差は、第一誤差記録部18aに記録される(図2(a)参照)。
次に、第二スイッチ20bを介して、第二基準電圧発生器10bを高精度電圧測定器11に接続する。高精度電圧測定器11は、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2との誤差を測定する。この誤差は、第二誤差記録部18bに記録される(図2(b)参照)。
その後、LCDドライバIC2の第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bからの出力電圧の測定を並行して行う。この場合、第一スイッチ20aを介して、第一基準電圧発生器10aを第一減算器12aと接続する。さらに、第二スイッチ20bを介して、第二基準電圧発生器10bを第二減算器12bに接続する。
図3は、第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bの出力電圧の波形を示す図である。第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bの出力電圧が基準電圧と一致しているものとする。具体的には、第一ピングループ2aの出力電圧は、時間tごとに、V0、V+1、V+2、V+1、V0、V-1、V-2、V-1、V0と変化していく。第二ピングループ2bの出力電圧は、時間tごとに、V0、V-1、V-2、V-1、V0、V+1、V+2、V+1、V0と変化していく。
図4は、第一の実施形態にかかる第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧の波形を示す図である。
第一ピングループ2aの出力電圧と同様に、時間tごとに、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を、V0、V+1、V+2、V+1、V0、V-1、V-2、V-1、V0と変化させていく。すると、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧が、時間tごとに、V0+a3、V+1+a4、V+2+a5、V+1+a4、V0+a3、V-1+a2、V-2+a1、V-1+a2、V0+a3と変化していく。
第二ピングループ2bの出力電圧と同様に、時間tごとに、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を、V0、V-1、V-2、V-1、V0、V+1、V+2、V+1、V0と変化させていく。すると、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧が、時間tごとに、V0+b3、V-1+b2、V-2+b1、V-1+b2、V0+b3、V+1+b4、V+2+b5、V+1+b4、V0+b3と変化していく。
第一減算器12aは、第一ピングループ2aのうちのいずれか一本のピンの出力電圧から、第一基準電圧発生器10aの出力する実際の電圧を減じたものを出力する。
第一減算器12aの出力は、時間tごとに、−a3、−a4、−a5、−a4、−a3、−a2、−a1、−a2、−a3と変化していく。第一差分測定部16aは、第一減算器12aの出力を、アンプ14aを介して受け、第一ピングループ2aの出力電圧と、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧との差分を測定する。測定結果は、上述のように、時間tごとに、−a3、−a4、−a5、−a4、−a3、−a2、−a1、−a2、−a3と変化していく。
もし、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差が無ければ、第一差分測定部16aの測定結果に、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を加算すれば、第一ピングループ2aの出力電圧が導出できる。
しかし、誤差が実際には存在するので、第一差分測定部16aの測定結果に、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を加算しても、V0−a3、V+1−a4、V+2−a5、V+1−a4、V0−a3、V-1−a2、V-2−a1、V-1−a2、V0−a3となり、第一ピングループ2aの出力電圧とはならない。
そこで、第一差分導出部17aにより、第一差分測定部16aの測定結果(時間tごとに、−a3、−a4、−a5、−a4、−a3、−a2、−a1、−a2、−a3と変化している)と、第一誤差記録部18aに記録された誤差とを加算する。ただし、第一差分導出部17aは、第一誤差記録部18aから、基準電圧に対応した誤差を読み出す。ここで、時間tごとに、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を、V0、V+1、V+2、V+1、V0、V-1、V-2、V-1、V0と変化させているため、第一差分導出部17aが第一誤差記録部18aから読み出す誤差も、時間tごとに、+a3、+a4、+a5、+a4、+a3、+a2、+a1、+a2、+a3と変化している。すると、時間tごとに、第一差分導出部17aの導出結果は、−a3+a3=0、−a4+a4=0、…となる。すなわち、第一差分導出部17aの導出結果は、全て0となる。これは、第一ピングループ2aの出力電圧と基準電圧との差分が0であることを意味する。第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を、V0、V+1、V+2、V+1、V0、V-1、V-2、V-1、V0と変化させていることは既知であるため、第一ピングループ2aの出力電圧がV0、V+1、V+2、V+1、V0、V-1、V-2、V-1、V0と変化していることがわかる。
第二減算器12bは、第二ピングループ2bのうちのいずれか一本のピンの出力電圧から、第二基準電圧発生器10bの出力する実際の電圧を減じたものを出力する。
第二減算器12bの出力は、時間tごとに、−b3、−b2、−b1、−b2、−b3、−b4、−b5、−b4、−b3と変化していく。第二差分測定部16bは、第二減算器12bの出力を、アンプ14bを介して受け、第二ピングループ2bの出力電圧と、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧との差分を測定する。測定結果は、上述のように、時間tごとに、−b3、−b2、−b1、−b2、−b3、−b4、−b5、−b4、−b3と変化していく。
もし、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差が無ければ、第二差分測定部16bの測定結果に、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を加算すれば、第二ピングループ2bの出力電圧が導出できる。
しかし、誤差が実際には存在するので、第二差分測定部16bの測定結果に、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を加算しても、V0−b3、V-1−b2、V-2−b1、V-1−b2、V0−b3、V+1−b4、V+2−b5、V+1−b4、V0−b3となり、第二ピングループ2bの出力電圧とはならない。
そこで、第二差分導出部17bにより、第二差分測定部16bの測定結果(時間tごとに、−b3、−b2、−b1、−b2、−b3、−b4、−b5、−b4、−b3と変化している)と、第二誤差記録部18bに記録された誤差とを加算する。ただし、第二差分導出部17bは、第二誤差記録部18bから、基準電圧に対応した誤差を読み出す。ここで、時間tごとに、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を、V0、V-1、V-2、V-1、V0、V+1、V+2、V+1、V0と変化させているため、第二差分導出部17bが第二誤差記録部18bから読み出す誤差も、時間tごとに、+b3、+b2、+b1、+b2、+b3、+b4、+b5、+b4、+b3と変化している。すると、時間tごとに、第二差分導出部17bの導出結果は、−b3+b3=0、−b2+b2=0、…となる。すなわち、第二差分導出部17bの導出結果は、全て0となる。これは、第二ピングループ2bの出力電圧と基準電圧との差分が0であることを意味する。第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を、V0、V-1、V-2、V-1、V0、V+1、V+2、V+1、V0と変化させていることは既知であるため、第二ピングループ2bの出力電圧がV0、V-1、V-2、V-1、V0、V+1、V+2、V+1、V0と変化していることがわかる。
第一の実施形態によれば、第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生できる全ての基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2について、第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bに、誤差が記録されており(図2参照)、それが第一差分導出部17aおよび第二差分導出部17bにより補正されるので、第一差分測定部16aおよび第二差分測定部16bの測定の正確な補正が可能である。
第二の実施形態
第二の実施形態は、第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bが、第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生できる基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2のなかから、第一差分測定部16aおよび第二差分測定部16bによる差分の測定に使用する基準電圧V+2、V0、V-2についてのみ、誤差を記録する点が、第一の実施形態と異なる。
第二の実施形態にかかる電圧測定装置100を有するテスタ1の構成は、第一の実施形態と同様である(図1参照)。
図5は、第二の実施形態にかかる第一誤差記録部18aの記録内容(図5(a)参照)、第二誤差記録部18bの記録内容(図5(b)参照)を示す図である。
第一誤差記録部18aは、図5(a)を参照して、第一基準電圧発生器10aが発生できる基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2のなかから、第一差分測定部16aによる差分の測定に使用する基準電圧V+2、V0、V-2について、誤差を記録する。
第二誤差記録部18bは、図5(b)を参照して、第二基準電圧発生器10bが発生できる基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2のなかから、第二差分測定部16bによる差分の測定に使用する基準電圧V+2、V0、V-2について、誤差を記録する。
第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bの記録内容以外のテスタ1の構成は、第一の実施形態と同様であり、説明を省略する。
次に、第二の実施形態の動作を説明する。
まず、第一スイッチ20aを介して、第一基準電圧発生器10aを高精度電圧測定器11と接続する。高精度電圧測定器11は、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧V+2、V0、V-2との誤差を測定する。この誤差は、第一誤差記録部18aに記録される(図5(a)参照)。なお、基準電圧V+1およびV-1については、誤差を測定しない。
次に、第二スイッチ20bを介して、第二基準電圧発生器10bを高精度電圧測定器11に接続する。高精度電圧測定器11は、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧V+2、V0、V-2との誤差を測定する。この誤差は、第二誤差記録部18bに記録される(図5(b)参照)。なお、基準電圧V+1およびV-1については、誤差を測定しない。
その後、LCDドライバIC2の第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bからの出力電圧の測定を並行して行う。この場合、第一スイッチ20aを介して、第一基準電圧発生器10aを第一減算器12aと接続する。さらに、第二スイッチ20bを介して、第二基準電圧発生器10bを第二減算器12bに接続する。
第一ピングループ2aおよび第二ピングループ2bの出力電圧の波形は、第一の実施形態と同様であり、説明を省略する(図3参照)。
図6は、第二の実施形態にかかる第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧の波形を示す図である。
時間2tごとに、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を、V0、V+2、V0、V-2、V0と変化させていく。すると、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧が、時間2tごとに、V0+a3、V+2+a5、V0+a3、V-2+a1、V0+a3と変化していく。
時間2tごとに、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を、V0、V-2、V0、V+2、V0と変化させていく。すると、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧が、時間2tごとに、V0+b3、V-2+b1、V0+b3、V+2+b5、V0+b3と変化していく。
図6に示すように、第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bは、発生可能な5種類の値の電圧(基準電圧V+2、V+1、V0、V-1、V-2に対応)のうち、3種類(基準電圧V+2、V0、V-2に対応)しか発生しない。また、第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生する電圧は、第一差分測定部16aおよび第二差分測定部16bによる差分の測定に使用される。よって、第一差分測定部16aおよび第二差分測定部16bによる差分の測定に使用される基準電圧(第一基準電圧発生器10aおよび第二基準電圧発生器10bが発生すべき電圧)は、V+2、V0、V-2である。
第一減算器12aは、第一ピングループ2aのうちのいずれか一本のピンの出力電圧から、第一基準電圧発生器10aの出力する実際の電圧を減じたものを出力する。
第一減算器12aの出力は、時間tごとに、−a3、V+1−V0−a3、−a5、V+1−V+2−a5、−a3、V-1−V0−a3、−a1、V-1−V-2−a1、−a3と変化していく。第一差分測定部16aは、第一減算器12aの出力を、アンプ14aを介して受け、第一ピングループ2aの出力電圧と、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧との差分を測定する。測定結果は、上述のように、時間tごとに、−a3、V+1−V0−a3、−a5、V+1−V+2−a5、−a3、V-1−V0−a3、−a1、V-1−V-2−a1、−a3と変化していく。なお、第一差分測定部16aの測定結果として挙げたこれらの値は、第一差分測定部16aの測定できる範囲内となるように、基準電圧V+1、V0などを調整しておく。
もし、第一基準電圧発生器10aが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差が無ければ、第一差分測定部16aの測定結果に、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を加算すれば、第一ピングループ2aの出力電圧が導出できる。
しかし、誤差が実際には存在するので、第一差分測定部16aの測定結果に、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を加算しても、第一ピングループ2aの出力電圧とはならない。
例えば、時間0〜tにおいては、第一差分測定部16aの測定結果が−a3、基準電圧がV0であるので、両者を加算すると、V0−a3となる。これは、第一ピングループ2aの出力電圧V0(時間0〜t)とは異なる。また、例えば、時間t〜2tにおいては、第一差分測定部16aの測定結果がV+1−V0−a3、基準電圧がV0であるので、両者を加算すると、V+1−a3となる。これは、第一ピングループ2aの出力電圧V+1(時間t〜2t)とは異なる。
そこで、第一差分導出部17aにより、第一差分測定部16aの測定結果(時間tごとに、−a3、V+1−V0−a3、−a5、V+1−V+2−a5、−a3、V-1−V0−a3、−a1、V-1−V-2−a1、−a3と変化している)と、第一誤差記録部18aに記録された誤差とを加算する。ただし、第一差分導出部17aは、第一誤差記録部18aから、基準電圧に対応した誤差を読み出す。ここで、時間2tごとに、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧を、V0、V+2、V0、V-2、V0と変化させているため、第一差分導出部17aが第一誤差記録部18aから読み出す誤差も、時間2tごとに、+a3、+a5、+a3、+a1、+a3と変化している。
すると、時間tごとに、第一差分導出部17aの導出結果は、変化していく。例えば、時間0〜tにおいては、第一差分測定部16aの測定結果が−a3、誤差が+a3であるので、第一差分導出部17aの導出結果は、−a3+a3=0となる。時間t〜2tにおいては、第一差分測定部16aの測定結果がV+1−V0−a3、誤差が+a3であるので、第一差分導出部17aの導出結果は、V+1−V0−a3+a3=V+1−V0となる。時間2t以降は、第一差分導出部17aの導出結果は、時間tごとに、−a5+a5=0、V+1−V+2−a5+a5=V+1−V+2、−a3+a3=0、V-1−V0−a3+a3=V-1−V0、−a1+a1=0、V-1−V-2−a1+a1=V-1−V-2、−a3+a3=0と変化していく。
よって、第一差分導出部17aの導出結果に、第一基準電圧発生器10aが発生すべき基準電圧(時間2tごとにV0、V+2、V0、V-2、V0と変化していく)を加算すれば、第一ピングループ2aの出力電圧を求めることができる。
例えば、時間0〜tにおいては、第一差分導出部17aの導出結果が0、基準電圧がV0であるので、第一ピングループ2aの出力電圧は、V0+0=V0であることがわかる。時間t〜2tにおいては、第一差分導出部17aの導出結果がV+1−V0、基準電圧がV0であるので、第一ピングループ2aの出力電圧は、V0+V+1−V0=V+1であることがわかる。時間2t以降は、第一ピングループ2aの出力電圧が、V+2+0=V+2、V+2+V+1−V+2=V+1、V0+0=V0、V0+V-1−V0=V-1、V-2+0=V-2、V-2+V-1−V-2=V-1、V0+0=V0と、時間tごとに変化していくことがわかる。
第二減算器12bは、第二ピングループ2bのうちのいずれか一本のピンの出力電圧から、第二基準電圧発生器10bの出力する実際の電圧を減じたものを出力する。
第二減算器12bの出力は、時間tごとに、−b3、V-1−V0−b3、−b1、V-1−V-2−b1、−b3、V+1−V0−b3、−b5、V+1−V+2−b5、−b3と変化していく。第二差分測定部16bは、第二減算器12bの出力を、アンプ14bを介して受け、第二ピングループ2bの出力電圧と、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧との差分を測定する。測定結果は、上述のように、時間tごとに、−b3、V-1−V0−b3、−b1、V-1−V-2−b1、−b3、V+1−V0−b3、−b5、V+1−V+2−b5、−b3と変化していく。なお、第二差分測定部16bの測定結果として挙げたこれらの値は、第二差分測定部16bの測定できる範囲内となるように、基準電圧V-1、V0などを調整しておく。
もし、第二基準電圧発生器10bが発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差が無ければ、第二差分測定部16bの測定結果に、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を加算すれば、第二ピングループ2bの出力電圧が導出できる。
しかし、誤差が実際には存在するので、第二差分測定部16bの測定結果に、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を加算しても、第二ピングループ2bの出力電圧とはならない。
例えば、時間0〜tにおいては、第二差分測定部16bの測定結果が−b3、基準電圧がV0であるので、両者を加算すると、V0−b3となる。これは、第二ピングループ2bの出力電圧V0(時間0〜t)とは異なる。また、例えば、時間t〜2tにおいては、第二差分測定部16bの測定結果がV-1−V0−b3、基準電圧がV0であるので、両者を加算すると、V-1−b3となる。これは、第二ピングループ2bの出力電圧V-1(時間t〜2t)とは異なる。
そこで、第二差分導出部17bにより、第二差分測定部16bの測定結果(時間tごとに、−b3、V-1−V0−b3、−b1、V-1−V-2−b1、−b3、V+1−V0−b3、−b5、V+1−V+2−b5、−b3と変化している)と、第二誤差記録部18bに記録された誤差とを加算する。ただし、第二差分導出部17bは、第二誤差記録部18bから、基準電圧に対応した誤差を読み出す。ここで、時間2tごとに、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧を、V0、V-2、V0、V+2、V0と変化させているため、第二差分導出部17bが第二誤差記録部18bから読み出す誤差も、時間2tごとに、+b3、+b1、+b3、+b5、+b3と変化している。
すると、時間tごとに、第二差分導出部17bの導出結果は、変化していく。例えば、時間0〜tにおいては第二差分測定部16bの測定結果が−b3、誤差が+b3であるので、第二差分導出部17bの導出結果は、−b3+b3=0となる。時間t〜2tにおいては、第二差分測定部16bの測定結果がV-1−V0−b3、誤差が+b3であるので、第二差分導出部17bの導出結果は、V-1−V0−b3+b3=V-1−V0となる。時間2t以降は、第二差分導出部17bの導出結果は、時間tごとに、−b1+b1=0、V-1−V-2−b1+b1=V-1−V-2、−b3+b3=0、V+1−V0−b3+b3=V+1−V0、−b5+b5=0、V+1−V+2−b5+b5=V+1−V+2、−b3+b3=0と変化していく。
よって、第二差分導出部17bの導出結果に、第二基準電圧発生器10bが発生すべき基準電圧(時間2tごとにV0、V-2、V0、V+2、V0と変化していく)を加算すれば、第二ピングループ2bの出力電圧を求めることができる。
例えば、時間0〜tにおいては、第二差分導出部17bの導出結果が0、基準電圧がV0であるので、第二ピングループ2bの出力電圧は、V0+0=V0であることがわかる。時間t〜2tにおいては、第二差分導出部17bの導出結果がV-1−V0、基準電圧がV0であるので、第二ピングループ2bの出力電圧は、V0+V-1−V0=V-1であることがわかる。時間2t以降は、第二ピングループ2bの出力電圧が、V-2+0=V-2、V-2+V-1−V-2=V-1、V0+0=V0、V0+V+1−V0=V+1、V+2+0=V+2、V+2+V+1−V+2=V+1、V0+0=V0と時間tごとに変化していくことがわかる。
第二の実施形態によれば、第一の実施形態と同様な効果を奏する。しかも、第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bは、第一差分測定部16aおよび第二差分測定部16bによる差分の測定に使用する基準電圧V+2、V0、V-2についてのみ、誤差を記録すればよい。よって、第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bが記録すべきデータの大きさを、第一の実施形態の場合(基準電圧V+2、V0、V-2についてのみならず、基準電圧V+1およびV-1についても誤差を記録する必要あり)と比べて小さくできる。
なお、第一および第二の実施形態においては、第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bは、基準電圧に対応づけて誤差を記録している(図2、図5参照)。ここで、第一誤差記録部18aおよび第二誤差記録部18bにおいて、基準電圧を、所定長さ(例えば4ビット)のビット列の特定の1ビットに対応付けて記録しておくようにしてもよい。
図7は、基準電圧を、所定長さ(例えば4ビット)のビット列の特定の1ビットに対応付けて記録した場合の、第一誤差記録部18aの記録内容の一例を示す図である。なお、図7においては、第一誤差記録部18aが、基準電圧V+1、V0、V-1、V-2に対応づけて、誤差+a4、+a3、+a2、+a1を記録する場合を想定している。
図7を参照して、第一誤差記録部18aは、基準電圧V+1にMSB(Most Significant Bit:最上位ビット)の1を対応付けて、その1ビットを記録し、基準電圧V+1の値を記録しない。第一誤差記録部18aは、基準電圧V0に、最上位ビットよりも一つ下の桁のビットの1を対応付けて、その1ビットを記録し、基準電圧V0の値を記録しない。第一誤差記録部18aは、基準電圧V-1に、最上位ビットよりも二つ下の桁のビットの1を対応付けて、その1ビットを記録し、基準電圧V-1の値を記録しない。第一誤差記録部18aは、基準電圧V-2に、LSB(Least Significant
Bit:最下位ビット)の1を対応付けて、その1ビットを記録し、基準電圧V-2の値を記録しない。
図7に示すような記録内容によれば、基準電圧を記録するためのデータの大きさを小さくすることができる。
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータに、上記の各部分、例えば電圧測定装置100を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
1 テスタ
2 LCDドライバIC
2a 第一ピングループ
2b 第二ピングループ
10a 第一基準電圧発生器
10b 第二基準電圧発生器
11 高精度電圧測定器
12a 第一減算器
12b 第二減算器
14a、14b アンプ
20a 第一スイッチ
20b 第二スイッチ
100 電圧測定装置
18a 第一誤差記録部
18b 第二誤差記録部
16a 第一差分測定部
16b 第二差分測定部
17a 第一差分導出部
17b 第二差分導出部
V+2、V+1、V0、V-1、V-2 基準電圧
+a5、+a4、+a3、+a2、+a1 誤差
+b5、+b4、+b3、+b2、+b1 誤差

Claims (6)

  1. 複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録部と、
    被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定部と、
    前記差分測定部の測定結果と、前記誤差記録部に記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出部と、
    を備え、
    前記誤差記録部は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧の一部分である、前記差分測定部による前記差分の測定に使用する前記基準電圧の全てについて、前記誤差を記録する、
    電圧測定装置。
  2. 請求項1に記載の電圧測定装置であって、
    前記誤差記録部は、所定長さのビット列の特定の1ビットに、前記基準電圧を対応付ける、
    電圧測定装置。
  3. 複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、
    被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、
    前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、
    を備え、
    前記誤差記録工程は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧の一部分である、前記差分測定工程による前記差分の測定に使用する前記基準電圧の全てについて、前記誤差を記録する、
    電圧測定方法。
  4. 電圧測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記電圧測定処理は、
    複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、
    被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、
    前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、
    を備え、
    前記誤差記録工程は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧の一部分である、前記差分測定工程による前記差分の測定に使用する前記基準電圧の全てについて、前記誤差を記録する、
    プログラム。
  5. 電圧測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    前記電圧測定処理は、
    複数種類の値の電圧を発生する電圧発生器が発生する実際の電圧と発生すべき基準電圧との誤差を、前記基準電圧について記録する誤差記録工程と、
    被測定物の出力電圧と、前記実際の電圧との差分を測定する差分測定工程と、
    前記差分測定工程の測定結果と、前記誤差記録工程により記録された前記誤差とを加算して、前記出力電圧と前記基準電圧との差分を導出する差分導出工程と、
    を備え、
    前記誤差記録工程は、前記電圧発生器が発生できる前記基準電圧の一部分である、前記差分測定工程による前記差分の測定に使用する前記基準電圧の全てについて、前記誤差を記録する、
    記録媒体。
  6. 請求項1に記載の電圧測定装置と、
    前記電圧発生器と、
    を備えたテスタ。
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