JP3520969B2 - 自動車用サイドドアのヒンジ部構造 - Google Patents

自動車用サイドドアのヒンジ部構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサイドパ
ネルに形成されたドア開口縁にサイドドアの前縁部をヒ
ンジ部材を介して開閉可能に支持するようにした構造に
関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動車のフロントドアは、図
6,図7に示すように、フロントドア開口51の前縁部
を形成するフロントピラー52に、フロントドア50の
前端縁50aを上下一対のヒンジ部材53,53を介し
て開閉可能に支持した構造となっている(例えば、実開
昭62−48825号公報参照)。 【0003】上記フロントドア50を取付けるには、該
前端縁50aにヒンジ部材53をボルト締め固定し、該
フロントドア50を閉めた状態で外側方からボルト53
aでヒンジ部材53をフロントピラー52に締結し、こ
の後フロントピラー53をフェンダエプロン54の後端
部で覆うようにしている。このため、フロントドア50
の前端をフロントピラー52の後端に略突き合わせた構
造となっている。 【0004】一方、上記フロントドアでは、側面衝突時
にドアが変形して車室内に入り込んだり,開かなくなっ
たりするのを防止する観点から、従来、例えばフロント
ドア内にリインホースやインパクトビームを配設して剛
性を高める場合がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようにリインホースやインパクトビームを配設して
剛性を高める場合には、部品点数が増えるとともに、重
量が増加するという問題がある。 【0006】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、部品点数,及び重量の増加を招くことなくド
アの剛性を向上でき、側面衝突時に変形してドアが室内
に入り込んだり,開かなくなったりするのを防止できる
自動車用サイドドアのヒンジ部構造を提供することを目
的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、車体のサイド
パネルにドア開口を形成し、該ドア開口の前縁部にヒン
ジ部材を介してサイドドアの前縁部を開閉可能に支持し
た自動車用サイドドアのヒンジ部構造において、上記サ
イドドアは、アウタパネルとインナパネルとを閉断面を
なすように接合してなるドア本体を有し、車体側方から
見て、上記ドア本体の前縁部をドア開口の前縁部にこれ
を略覆うようにラップさせ、上記ヒンジ部材は、上記イ
ンナパネルの前端部に形成さ れた第1ヒンジ取付座に固
定された第1ヒンジ部と、上記ドア開口の前縁部に形成
された第2ヒンジ取付座に固定された第2ヒンジ部とを
ヒンジピンにより回動自在に連結したものであり、上記
第2ヒンジ取付座は第1ヒンジ取付座より車両後方に位
置し、かつ車両側方から見て、上記第2ヒンジ取付座は
上記ドア本体の前縁部とラップしていることを特徴とし
ている。 【0008】 【発明の作用効果】本発明に係るヒンジ部構造によれ
ば、サイドドアの前縁部をドア開口縁部にラップさせた
ので、側面衝突時の衝撃力はサイドドアから剛性の高い
サイドパネル全体で受けることとなり、サイドドアの変
形を回避できる。その結果、サイドドアが車室内に入り
込んだり,開かなくなったりするのを防止できる効果が
ある。 【0009】また上記サイドドアの前縁部をドア開口縁
にラップさせるだけの構造であるから、従来のリインホ
ースメントやインパクトビームを配設する場合のような
部品点数,及び重量の増加を回避できる効果がある。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図5は、本発明の
一実施形態による自動車用サイドドアのヒンジ部構造を
説明するための図であり、図1はフロントドアのヒンジ
部の断面平面図(図3のI−I線断面図)、図2はフロ
ントドア開口を形成するサイドパネルの側面図、図3は
フロントドアの側面図、図4はヒンジ部材の斜視図、図
5は自動車の斜視図である。 【0011】図において、1はセミキャブオーバ型自動
車であり、これの車体2は左, 右側部のサイドパネル
3,3の上端間にルーフパネル4を配設するとともに、
下端間にフロアパネル5を配設して車室を形成した概略
構造のものである。また上記左, 右のサイドパネル3の
前端には前方に延びるフェンダエプロン7の後端が接続
され、該フェエンダエプロン7,サイドパネル3の下縁
には前端6の上方を覆うホイールハウス部6aが形成さ
れている。 【0012】上記サイドパネル3にはフロントドア開口
3a,リヤドア開口3bが形成されており、該各開口3
a,3bにはそれぞれフロントドア8,スライド式リヤ
ドア9が開閉可能に配設されている。このフロントドア
開口3aの周縁にはフロントドア8との間をシールする
ウェザストリップ10が装着されている。 【0013】上記フロントドア開口3aは、上下方向に
延び該ドア開口3aの前縁部を形成するフロントピラー
11と、該フロントピラー11の下端に接続されかつ車
体後方向に延びドア開口3aの下縁部を形成するロッカ
パネル12と、該ロッカパネル12と上記フロントピラ
ー11とに結合されドア開口3aの後縁部を形成するセ
ンタピラー13とで形成されている。 【0014】上記フロントピラー11は、横断面ハット
状のピラーアウタ15とピラーインナ16とを閉断面を
なすように接合した大略角筒状のものであり、該フロン
トピラー11内には上記ピラーアウタ15の内面に沿う
ようにピラーリインホース17が接合されている。この
フロントピラー11の垂直部11a外面には上下一対の
第2ヒンジ取付け座11b,11bが形成されており、
第2ヒンジ取付け座11bはピラーアウタ15とピラ
ーリインホース17との重合部に設けられている。これ
によりフロントドア8の取付け剛性の向上を図ってい
る。 【0015】上記フロントドア8は、アウタパネル20
とインナパネル21とを最中状に接合してドア本体22
を形成し、該ドア本体22内にドアガラス23を昇降可
能に配設した概略構造のものである。上記インナパネル
21の前端部21aにはヒンジリインホース24が接合
されており、該ヒンジリインホース24とピラーインナ
21とで上下一対の第1ヒンジ取付け座8bが形成され
ている。 【0016】上記フロントドア8の各第1ヒンジ取付け
座8bにはヒンジ部材25が配設されている。このヒン
ジ部材25は、上記第1ヒンジ取付け座8bに2本のボ
ルト26で締め付け固定された第1ヒンジ27と、上
記フロントピラー11の第2ヒンジ取付け座11bに2
本のボルト28で締め付け固定された第2ヒンジ部29
とをヒンジピン30により回動自在に連結したものであ
り、上記第1ヒンジ部27にはフロントドア8の全開位
置を規制するストッパ片27aが形成されている。 【0017】そして、車体の外側方から見て、上記フロ
ントドア8の前縁部8cはフロントピラー11にこれの
垂直部11aを略覆うようにラップしており、このラッ
プ代Aにおいて、上記フロントドア8の前縁部8cに配
設されたヒンジリインホース24が、フロントピラー1
1の前後幅の略全長に渡って重なるように設定されてい
る。 【0018】ここで、本実施形態では、上記フロントピ
ラー11を後方に移動させることにより上記フロントド
ア8の前縁部8cにラップさせている。このようにフロ
ントピラー11を後方に移動させたことにより、車体前
部のクラッシュストロークを大きく設定することが可能
となっている。なお、フロントドア8の前縁部8cを前
方に延長してフロントピラー11にラップさせてもよ
く、このようにした場合はドア開口面積を大きく設定で
きる。 【0019】また上記フロントドア8を車体2に取付け
るには、該フロントドア8にヒンジ部材25をボルト締
め固定し、該フロントドア8を全開位置(図1の二点鎖
線参照)に開いた状態でヒンジ部材25をフロントピラ
ー11にボルト締め固定することとなる。 【0020】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態よれば、フロントドア8の前縁部8cを
フロントピラー11にラップさせたので、側面衝突時の
衝撃力はフロントドア8からフロントピラー11を介し
てサイドパネル3全体で受けることとなり、フロントド
ア8の変形を回避できる。その結果、フロントドア8が
車室内に入り込んだり,開かなくなったりするのを防止
できる。 【0021】また上記フロントドア8の前縁部8cに配
設されたヒンジリインホース24をフロントピラー11
の前後幅略全長に渡ってラップさせたので、衝撃力に対
する剛性を高めることができ、側面衝突時のフロントド
ア8の変形をさらに防止できる。 【0022】本実施形態では、上記フロントドア8の
縁部8cをフロントピラー11にラップさせるだけの構
造であるから、従来のようにリインホースメントやイン
パクトビームを配設する場合に比べて部品点数を低減で
きるとともに、重量を軽減できる。 【0023】なお、上記実施形態では、フロントドアを
例に説明したが、本発明はリヤドアにも勿論適用でき、
この場合にも上記実施形態と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態によるフロントドアのヒン
ジ部構造を説明するための断面平面図である(図3のI
−I線断面図)。 【図2】上記実施形態のサイドパネルの側面図である。 【図3】上記実施形態のフロントドアの側面図である。 【図4】上記実施形態のヒンジ部材の斜視図である。 【図5】上記実施形態の自動車の斜視図である。 【図6】従来の一般的なフロントドアヒンジ部の側面図
である。 【図7】従来のヒンジ部構造の断面平面図である。 【符号の説明】 1 自動車 2 車体 3 サイドパネル 3a フロントドア開口 8 フロントドア(サイドドア) 11 フロントピラー(ドア開口縁) 25 ヒンジ部材 A ラップ代

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体のサイドパネルにドア開口を形成
    し、該ドア開口の前縁部にヒンジ部材を介してサイドド
    アの前縁部を開閉可能に支持した自動車用サイドドアの
    ヒンジ部構造において、上記サイドドアは、アウタパネ
    ルとインナパネルとを閉断面をなすように接合してなる
    ドア本体を有し、車体側方から見て、上記ドア本体の前
    縁部をドア開口の前縁部にこれを略覆うようにラップさ
    せ、上記ヒンジ部材は、上記インナパネルの前端部に形
    成された第1ヒンジ取付座に固定された第1ヒンジ部
    と、上記ドア開口の前縁部に形成された第2ヒンジ取付
    座に固定された第2ヒンジ部とをヒンジピンにより回動
    自在に連結したものであり、上記第2ヒンジ取付座は第
    1ヒンジ取付座より車両後方に位置し、かつ車両側方か
    ら見て、上記第2ヒンジ取付座は上記ドア本体の前縁部
    とラップしていることを特徴とする自動車用サイドドア
    のヒンジ部構造。
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