JP3514497B2 - 耐熱性接着剤溶液 - Google Patents
耐熱性接着剤溶液Info
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- JP3514497B2 JP3514497B2 JP33551093A JP33551093A JP3514497B2 JP 3514497 B2 JP3514497 B2 JP 3514497B2 JP 33551093 A JP33551093 A JP 33551093A JP 33551093 A JP33551093 A JP 33551093A JP 3514497 B2 JP3514497 B2 JP 3514497B2
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
関する。詳しくは、保存安定性に優れた、低温、低圧で
接着可能な耐熱性接着剤の溶液に関する。
機器などの分野にもちいられる各種高性能材料の接着剤
として、従来より多くの有機合成高分子からなる耐熱性
接着剤が知られており、これらの内で耐熱性の優れたも
のとしては、ポリベンズイミダゾール系、ポリイミド系
の接着剤が開発されている。特に、ポリイミド系の耐熱
性接着剤として、耐熱性及び接着力ともに優れているも
のとして、米国特許第4,065,345号や特開昭6
1−143477号公報等に開示された接着剤が知られ
ている。これらの耐熱性接着剤は優れた耐熱性、接着性
を有しているものの、良好な接着状態をえる為には、高
温、高圧の接着条件が必要であった。
の溶液を被着体に塗布し、脱溶剤とイミド化を行った
後、乾燥し、これを別の被着体に高温、高圧の条件下で
接着させる方法であった。この方法では、イミド化した
後、接着に供する必要があり、操作が煩雑であるばかり
か、イミド化反応が溶媒の除去ど同時に進行するため、
イミド化反応を一定にコントロールすることがむずかし
く、接着強度等の再現性に乏しいという問題点があっ
た。これに対しては、イミド化反応を溶液中で管理して
行いポリイミド溶液として用いる方法が特願平5−12
9012号公報や特願平5−12013号公報等に開示
されている。
用することにより接着性を向上させる手法も数多く報告
されている(特開平5−74245、5−98233、
5−98234、5−98235、5−98236、5
−98237、5−112760号公報等)が、ジアミ
ノシロキサン化合物の併用量が多いため、芳香族系ポリ
イミドが本来有する耐熱性を損なったり、またポリイミ
ドの前駆体であるポリアミド酸の有機溶剤溶液が層分離
を起こす等の保存安定性にも問題があった。
題を解決するために鋭意検討した結果、特定の方法で得
られるポリイミドおよび、その前駆体であるポリアミド
酸有機溶剤溶液が優れた耐熱接着剤として用いることが
でき、しかも優れた保存安定性を有する耐熱性接着剤溶
液であることを見いだし本発明に到達した。即ち本発明
は、(1)1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベン
ゼン1モルに対して、下式(I)(化3)
合物のモル比が、0.01〜0.05であるジアミン混
合物と、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物及び
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の内一方が、テト
ラカルボン酸二無水物の総量1モルにたいして0.02
〜0.98モルの範囲の量であるテトラカルボン酸二無
水物成分とを加熱下に反応することによって得られるポ
リイミドを含有する耐熱性接着剤溶液、 (2)1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
1モルに対して、下式(I)(化4)
合物のモル比が、0.01〜0.05であるジアミン混
合物と、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物及び
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の内一方が、テト
ラカルボン酸二無水物の総量1モルにたいして0.02
〜0.98モルの範囲の量であるテトラカルボン酸二無
水物成分とジカルボン酸無水物またはモノアミノ化合物
を加熱下に反応することによって得られるポリイミドを
含有する耐熱性接着剤溶液、
(3)上記のテトラカルボン酸二無水物成分1モルに対
し、0.8〜1.20モルのジアミン混合物を使用する
ことを特徴とする(1)および(2)記載の耐熱性接着
剤溶液、 (4)上記のテトラカルボン酸二無水物成分の総量1モ
ルに対し、0.001〜0.20モルのジカルボン酸無
水物またはモノアミンを使用することを特徴とする
(2)記載の耐熱性接着剤溶液および、 (5)(1)および(2)記載のポリイミドの前駆体で
あるポリアミド酸を含有する耐熱性接着剤溶液である。
おけるポリイミドを含有する耐熱性接着剤溶液および/
または、ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸を含有
する耐熱性接着剤溶液中に、下式(II)(化5)で表
される構造単位が、下式(III)(化5)で表される
構造単位1に対して、0.01〜0.05の割合で含有
されていると言うことである。
5以下の場合は、接着性向上の効果が充分でなく、また
O.10以上の場合は接着剤自体の耐熱性が損なわれ
る。さらに、ポリイミドを含有する耐熱性接着剤溶液の
場合も、ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸を含有
する耐熱性接着剤の場合も、0.10以上になると層分
離が激しく、安定に保存することができない。
する上式(II)で表される構造単位の比率は、好まし
くは、0.01〜0.05であり、さらに好ましくは
0.01〜0.03であり、最適には、0.01〜0.
02である。本発明において、ジアミンとしては、1,
3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼンおよび下式
(I)(化6)
されるが、性能をそこなわない範囲で以下のジアミンを
併用することもできる。併用できるジアミンとしては、
m−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、p
−フェニレンジアミン、m−アミノベンジルアミン、o
−アミノベンジルアミン,3−クロロ−1,2−フェニ
レンジアミン、4−クロロ−1、2−フェニレンジアミ
ン、2,3−ジアミノトルエン、2,4−ジアミノトル
エン、2,5−ジアミノトルエン、2,6−ジアミノト
ルエン、3,4−ジアミノトルエン、3,5−ジアミノ
トルエン、2−メトキシ−1,4−フェニレンジアミ
ン、4−メトキシ−1,2−フェニレンジアミン、4−
メトキシ−1,3−フェニレンジアミン、ベンジジン、
3,3’−ジクロロベンジジン、3,3’−ジメチルベ
ンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、3,3’
−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエー
テル、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,
3’−ジアミノジフェニルスルホキシド、3,4’−ジ
アミノジフェニルスルホキシド、4,4’−ジアミノジ
フェニルスルホキシド、3,3’−ジアミノジフェニル
スルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジ
アミノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベンゾフェ
ノン4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジ
アミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、
1,1−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]エタン、1,2−ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エタン、
シ)フェニル]プロパン,1,2−ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,3−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]プロパン、1,1−ビス[4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]ブタン、1,3−ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]ブタン、1,4−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ブタン、2,2
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ブタ
ン、2,3−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]ブタン,2−[4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル]−2−[4−(4−アミノフェノキシ)−3−
メチルフェニル]プロパン,2,2−ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)−3−メチルフェニル]プロパン、
2−[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]−2−
[4−(4−アミノフェノキシ)−3,5−ジメチルフ
ェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)−3,5−ジメチルフェニル]プロパン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパ
ン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,
4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン,4,4’
−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ケトン、ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルフィ
ド、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ス
ルホキシド、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]スルホン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)
フェニルエーテル、ビス[4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル]エーテル,1,3−ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼン、1,3−ビス
[4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル]ベンゼ
ン、1,4−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)ベン
ゾイル]ベンゼン、4,4’−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ベンゾイル]ベンゼン、4,4’−ビス(3−ア
ミノフェノキシ)−3,3’−ジメチルビフェニル、
4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)−3,3’,
5,5’−テトラメチルビフェニル、4,4’−ビス
(3−アミノフェノキシ)ー3,3’,5,5’−テト
ラクロロビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)−3,3’,5,5’−テトラブロモビフェニ
ル、
−メトキシフェニル]スルフェド、[4−(3−アミノ
フェノキシ)フェニル][4−(3−アミノフェノキ
シ)−3,5−ジメトキシフェニル]スルフィド、ビス
[4−(3−アミノフェノキシ)−3,5−ジメトキシ
フェニル]スルフィド、1,1−ビス[4−(3−アミ
ノフェノキシ)フェニル]プロパン、1,3−ビス[4
−(3−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]プ
ロパン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)
フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
プロパン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニ
ル]ケトン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェ
ニル]スルフィド、ビス[4−(3−アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン、4,4’−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル等が挙げられる。
成分としては、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物およびビフェニルテトラカルボン酸二無水物が用いら
れるが、耐熱性接着剤特性を損なわない範囲ないで他の
テトラカルボン酸二無水物を混合使用しても差し支えな
い。混合して用いることのできるテトラカルボン酸二無
水物としては、ピロメリット酸二無水物、ジフェニルエ
ーテルテトラカルボン酸二無水物、ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物、ビス(ジカルボキフェニル)スルホ
ン二無水物、ビス(ジカルボキシフェニル)プロパン二
無水物、ビス[(ジカルボキシフェノキシ)フェニル]
プロパン二無水物、ビス(ジカルボキシフェノキシ)ベ
ンゼン二無水物、ビス(ジカルボキシフェニル)ヘキサ
フルオロプロパン二無水物、エチレンテトラカルボン酸
二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物、ビス(2,3−ジカ
ルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジ
カルボキシフェニル)メタン二無水物、1,1−ビス
(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、
1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタン
二無水物、1,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)エタン二無水物、1,3−ビス(2,3−ジカルボ
キシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,2,3,4−
ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10
−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7
−アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
7,8−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、等
が挙げられる。
ーの場合と同様に、モノマー成分のモル比を調節する事
により分子量を制御する。すなわち、テトラカルボン酸
二無水物1モルに対し、0.8〜1.2モルのジアミン
混合物を使用する。このモル比が0.8以下および1.
2以上の場合は低分子量のものしか得られず、耐熱性接
着剤として充分作用しない。好ましくは、テトラカルボ
ン酸二無水物1モルに対してジアミン化合物0.9〜
1.1モル比であり、さらに好ましく0.95〜1.0
5モル比である。
しては、ポリマー分子末端を封止する目的で、ジカルボ
ン酸無水物あるいはモノアミンを利用することもある。
これらの化合物としては具体的には、無水フタル酸、
2,3−ベンゾフェノンジカルボン酸無水物、3,4−
ベンゾフェノンジカルボン酸無水物、2,3−ジカルボ
キシフェニルフェニルエーテル無水物、3,4−ジカル
ボキシフェニルフェニルエーテル無水物、2,3−ビフ
ェニルジカルボン酸無水物、3,4−ビフェニルジカル
ボン酸無水物、2,3−ジカルボキシフェニルフェニル
スルホン無水物、3,4−ジカルボキシフェニルフェニ
ルスルホン無水物、2,3−ジカルボキシフェニルフェ
ニルスルフィド無水物、3,4−ジカルボキシフェニル
フェニルスルフィド無水物、1,2−ナフタレンジカル
ボン酸無水物、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水
物、1,8−ナフタレンジカルボン酸無水物、1,2−
アントラセンジカルボン酸無水物、2,3−アントラセ
ンジカルボン酸無水物,1,9−アントラセンジカルボ
ン酸無水物が挙げられる。これらのジカルボン酸無水物
はアミンまたはジカルボン酸無水物と反応性を有しない
基で置換されていても差し支えない。これらは単独また
は2種以上混合して用いることができる。これらの芳香
族ジカルボン酸無水物の中で、好ましくは無水フタル酸
が使用される。またモノアミンとしては、次のようなも
のが挙げられる。例えば、アニリン、o−トルイジン、
m−トルイジン、p−トルイジン、2,3−キシリジ
ン、2,6−キシリジン、3,4−キシリジン、3,5
−キシリジン、o−クロロアニリン、m−クロロアニリ
ン、p−クロロアニリン、o−ブロモアニリン、m−ブ
ロモアニリン、p−ブロモアニリン、o−ニトロアニリ
ン、p−ニトロアニリン、m−ニトロアニリン、o−ア
ミノフェノール、p−アミノフェノール、m−アミノフ
ェノール,o−アニシジン、m−アニシジン、p−アニ
シジン,o−フェネチジン、m−フェネチジン、p−フ
ェネチジン、o−アミノベンズアルデヒド、p−アミノ
ベンズアルデヒド、m−アミノベンズアルデヒド、o−
アミノベンズニトリル、p−アミノベンズニトリル、m
−アミノベンズニトリル,
ニル、4−アミノビフェニル、2−アミノフェニルフェ
ニルエーテル、3−アミノフェニルフェニルエーテル,
4−アミノフェニルフェニルエーテル、2−アミノベン
ゾフェノン、3−アミノベンゾフェノン、4−アミノベ
ンゾフェノン、2−アミノフェニルフェニルスルフィ
ド、3−アミノフェニルフェニルスルフィド、4−アミ
ノフェニルフェニルスルフィド、2−アミノフェニルフ
ェニルスルホン、3−アミノフェニルフェニルスルホ
ン、4−アミノフェニルフェニルスルホン、α−ナフチ
ルアミン、β−ナフチルアミン,1−アミノ−2−ナフ
トール、5−アミノ−1−ナフトール、2−アミノ−1
−ナフトール,4−アミノ−1−ナフロール、5−アミ
ノ−2−ナフトール、7−アミノ−2−ナフトール、8
−アミノ−1−ナフトール、8−アミノ−2−ナフトー
ル、1−アミノアントラセン、2−アミノアントラセ
ン、9−アミノアントラセン等が挙げられる。通常、こ
れらの芳香族モノアミンの中で、好ましくはアニリンの
誘導体が使用される。これらは単独でまたは2種以上混
合して用いることができる。
ルボン酸無水物は、単独または2種以上混合して用いて
も何等問題はない。これら化合物の使用量としては、ジ
アミンとテトラカルボン酸二無水物の使用モル数の差の
1〜数倍のモノアミン(過剰成分がテトラカルボン酸二
無水物)、あるいはジカルボン酸無水物(過剰成分がジ
アミン)であれば良いが、少なくとも一方の成分の0.
01モル倍程度利用するのが一般的である。
機溶剤中で実施する。この反応に用いる有機溶剤として
は、ポリイミドの前駆体であるポリアミド酸およびポリ
イミドを製造するに問題がなく、しかも生成したポリア
ミド酸およびポリイミドを溶解できるものであればどの
ようなものでも利用でき、具体的には、アミド系の溶
剤、エーテル系の溶剤、フェノール系の溶剤が例示で
き、より具体的には、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミド、N
−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン、N−メチルカプロラクタム、1,2−
ジメトキシエタン−ビス(2−メトキシエチル)エーテ
ル、1,2−ビス(2−メトキシエトキシ)エタン、ビ
ス[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]エーテル、
テトラヒドロフラン、1,3−ジオキサン、1,4−ジ
オキサン、ピリジン、ピコリン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルスルホン、テトラメチル尿素、ヘキサメチ
ルホスホルアミド、フェノール、o−クレゾール、m−
クレゾール、p−クレゾール、クレゾール酸、o−クロ
ロフェノール、m−クロロフェノール、p−クロロフェ
ノール、アニソール等が挙げられ、これらは単独または
2種以上混合して使用する事もできる。特にアミド系の
溶剤が溶液の安定性、作業性としての利用の点から好ま
しい。
耐熱性接着剤溶液を製造するにあったて有機塩基触媒を
共存させることも可能である。有機塩基触媒としては、
ピリジン、α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリ
ン、キノリン、イソキノリン、トリエチルアミン等の第
3級アミン類が用いられるが、特に好ましくはピリジン
およびγ−ピコリンである。これら触媒の使用量として
は、テトラカルボン酸二無水物の総量1モルに対し、
0.001〜0.50モルである。特に好ましくは0.
01〜0.1モルである。
1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ジア
ミノシロキサン化合物と、テトラカルボン酸二無水物成
分であるベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビ
フェニルテトラカルボンサン二無水物と、ジカルボン酸
無水物またはモノアミンを添加させ反応させる方法とし
ては、 (a)テトラカルボン酸二無水物成分と1,3−ビス
(3−アミノフェノキシ)ベンゼンを反応させた後、ジ
アミノシロキサン化合物を添加し、その後、ジカルボン
酸無水物またはモノアミンを添加して反応を続ける方
法。 (b)テトラカルボン酸二無水物成分とジアミノシロキ
サン化合物を反応させた後、1,3−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ベンゼンを添加し、その後、ジカルボン酸
無水物またはモノアミンを添加して反応を続ける方法。 (c)1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン
とジアミノシロキサン化合物からなるジアミン混合物に
ジカルボン酸無水物を加えて反応させた後、上記テトラ
カルボン酸二無水物成分を添加し、更に反応を続ける方
法。 (d)上記テトラカルボン酸二無水物成分にモノアミン
を加え反応させた後、1,3−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ベンゼンとジアミノシロキサン化合物を添加し、
更に反応を続ける方法。 (e)上記テトラカルボン酸二無水物成分、1,3−ビ
ス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ジアミノシロキ
サン化合物、ジカルボン酸無水物またはモノアミンを同
時に添加し反応させる方法等が挙げられ、いずれの添加
・反応方法をとっても差し支えない。
製造する際の反応温度は、−20〜60℃、好ましくは
0〜40℃である。反応時間は使用するテトラカルボン
酸二無水物の種類、溶剤の種類、及び反応温度等により
異なるが、目安としては、1〜48時間であり、通常数
時間から十数時間である。本願においては、この様な方
法により得られたポリイミドの前駆体であるポリアミド
酸を含有する有機溶剤溶液を、ポリイミドの前駆体であ
るポリアミド酸を含有する耐熱性接着剤溶液と呼んでい
る。このようにして得られたポリアミド酸はついで15
0〜400℃に加熱脱水してイミド化することにより、
用いられる。
液を製造する際の反応温度は、100℃以上、好ましく
は150〜300℃であり、反応によって生じる水を抜
き出しながら行うのが一般的である。イミド化に先立
ち、ポリアミド酸を100℃以下の低温でまず合成しつ
いで温度を上げてイミド化することも可能であるが、単
に上記の方法でテトラカルボン酸二無水物成分とジアミ
ン成分を混合した後、有機塩基存在下、すぐに昇温する
ことでイミド化することもできる。反応時間は使用する
テトラカルボン酸二無水物の種類、溶剤の種類、有機塩
基触媒の種類と量および反応温度等により異なるが、目
安としては、留出する水が、ほぼ理論量に達する(通常
は全てが回収されるわけではないので、70〜90%の
回収率である。)まで反応することであり、通常数時間
から10時間程度である。この場合、イミド化反応によ
って生じる水はトルエン等の共沸剤を反応系に加えて、
共沸により水を除去する方法が一般的で有効である。ま
たまずポリアミド酸を合成した後、無水酢酸などのイミ
ド化剤を用いて化学的にイミド化を行いポリイミド含有
耐熱性接着剤溶液を製造することもできる。
体溶液からなるポリイミドを含有する耐熱性接着剤溶液
は保存安定性が良好で、しかも接着面に塗布、乾燥して
接着すると、銅箔とポリイミドフィルム、窒化ケイ素、
ガラスとの接着において比較的低温低圧でも充分な90
°剥離接着強度が得られる。ここで乾燥温度としては、
溶媒の沸点によってことなり、特定はできないが、通
常、100〜300℃である。また接着温度としては通
常150〜300℃、特に250℃以下で充分である。
細に説明する。 実施例1 撹拌器、還流冷却器および窒素導入管を備えた容器に
1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン28.
6g(0.098モル)、ジアミノシロキサン化合物
0.496g(0.002モル)[東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン株式会社製;製品名BY16−87
1]、N−メチル−2−ピロリドン225gを装入し、
窒素雰囲気下において、3,3’,4,4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物22.53g(0.0
70モル)、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物7.64g(0.026モル)を溶液
温度の上昇に注意しながら、分割して加え、室温で約2
0時間撹拌した。その後、無水フタル酸1.18g
(0.008モル)を加えたのち、加熱してN−メチル
−2−ピロリドンの還流温度で6時間加熱を続け、約5
0gのN−メチル−2−ピロリドンを留去した。得られ
たポリイミド溶液をガラス板上にできあがりコート厚み
15μmになるように塗布し、250℃で加熱乾燥した
後、1ozの銅箔と、その鏡沢面とを重ねあわせ、23
0℃、5Kg/cm2 で15分間加熱圧着した。得られ
た試験片を用い、IPC−TM−650method2,4,
9にしたがって90゜剥離接着強度を測定したところ、
1.96Kg/cmであった。上記ポリイミド溶液を室
温で30日間保存したが、全く外観上の変化はなっか
た。この保存後のポリイミド溶液を用いて、同様にして
試験片を作成して90゜剥離接着強度を測定したとこ
ろ、1.94Kg/cmであった。
g(0.002モル)[東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン株式会社製;製品名BY16−871]をジアミノ
シロキサン化合物1.5g(0.002モル)[東レ・
ダウコーニング・シリコーン株式会社製;製品名BY1
6−853C]に変更した以外は全く同様にしてポリイ
ミド溶液を調製した。このポリイミド溶液を用いて実施
例1と全く同様にして試験片を作成し90゜剥離接着強
度を測定したところ、1.93Kg/cmであった。上
記ポリイミド溶液を室温で30日間保存したが、全く外
観上の変化はなっかた。この保存後のポリイミド溶液を
用いて、同様にして試験片を作成して90゜剥離接着強
度を測定したところ、1.93Kg/cmであった。
テトラカルボン酸二無水物22.53g(0.070モ
ル)、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物7.64g(0.026モル)を3,3’,
4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物3
0.90g(0.096モル)に変更し以外は全く同様
にしてポリイミド溶液を調製し、試験片を作成して90
゜剥離接着強度を測定したところ、1.95Kg/cm
であった。このポリイミド溶液を室温で30日間保存し
たところ、ゲル化してしまいガラス板上に均一に塗布す
ることはできなかった。
テトラカルボン酸二無水物22.53g(0.070モ
ル)、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物7.64g(0.026モル)を3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物28.
21g(0.096モル)に変更し以外は全く同様にし
てポリイミド溶液を調製し、試験片を作成して90゜剥
離接着強度を測定したところ、1.89Kg/cmであ
った。このポリイミド溶液を室温で30日間保存したと
ころ、ゲル化してしまいガラス板上に均一に塗布するこ
とはできなかった。
1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン28.
6g(0.098モル)、ジアミノシロキサン化合物
0.496g(0.002モル)[東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン株式会社製;製品名BY16−87
1]、N−メチル−2−ピロリドン225gを装入し、
窒素雰囲気下において、3,3’,4,4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物22.53g(0.0
70モル)、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物7.64g(0.026モル)を溶液
温度の上昇に注意しながら、分割して加え、室温で約2
0時間撹拌した。かくして得られたポリアミド酸溶液を
ガラス板上にできあがりコート厚み15μmになるよう
に塗布し、100℃/1時間、200℃/1時間、25
0℃/1時間で加熱乾燥した後、1ozの銅箔と、その
鏡沢面とを重ねあわせ、230℃、5Kg/cm2 で1
5分間加熱圧着した。得られた試験片を用い、IPC−
TM−650method2,4,9にしたがって90゜剥離
接着強度を測定したところ、1.96Kg/cmであっ
た。上記ポリイミド溶液を8℃で30日間保存したが、
全く外観上の変化はなっかた。この保存後のポリイミド
溶液を用いて、同様にして試験片を作成して90゜剥離
接着強度を測定したところ、1.94Kg/cmであっ
た。
シ)ベンゼン28.6g(0.098モル)、ジアミノ
シロキサン化合物0.496g(0.002モル)[東
レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製;製品名B
Y16−871]を1,3−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ベンゼン26.28g(0.090モル)、ジアミ
ノシロキサン化合物2.48g(0.01モル)[東レ
・ダウコーニング・シリコーン株式会社製;製品名BY
16−871]に変更した以外は実施例3と全く同様に
してポリアミド酸溶液を調製したが、層分離をおこして
しまい、均一な溶液は得られなかった。
シ)ベンゼン28.6g(0.098モル)、ジアミノ
シロキサン化合物0.496g(0.002モル)[東
レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製;製品名B
Y16−871]を、1,3−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ベンゼン29.2g(0.10モル)に変更した
以外は全く同様にしてポリイミド溶液を調製し、試験片
を作成して90゜剥離接着強度を測定したところ、0.
94Kg/cmであった。
ムに塗布して加熱乾燥した後、試験片を作成して、90
゜剥離接着強度を測定したところ、2.04Kg/cm
であった。
Claims (5)
- 【請求項1】 1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン1モルに対して、下式(I)(化1) 【化1】 (式中、nは0〜7)で表されるジアミノシロキサン化
合物のモル比が、0.01〜0.05であるジアミン混
合物と、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物及び
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の内一方が、テト
ラカルボン酸二無水物の総量1モルにたいして0.02
〜0.98モルの範囲の量であるテトラカルボン酸二無
水物成分とを加熱下に反応することによって得られるポ
リイミドを含有する耐熱性接着剤溶液。 - 【請求項2】 1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン1モルに対して、下式(I)(化2) 【化2】 (式中、nは0〜7)で表されるジアミノシロキサン化
合物のモル比が、0.01〜0.05であるジアミン混
合物と、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物及び
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の内一方が、テト
ラカルボン酸二無水物の総量1モルにたいして0.02
〜0.98モルの範囲の量であるテトラカルボン酸二無
水物成分とジカルボン酸無水物またはモノアミノ化合物
を加熱下に反応することによって得られるポリイミドを
含有する耐熱性接着剤溶液。 - 【請求項3】 上記のテトラカルボン酸二無水物成分1
モルに対し、0.8〜1.20モルのジアミン混合物を
使用することを特徴とする請求項1および2記載の耐熱
性接着剤溶液。 - 【請求項4】 上記のテトラカルボン酸二無水物成分の
総量1モルに対し、0.001〜0.20モルのジカル
ボン酸無水物またはモノアミンを使用することを特徴と
する請求項2記載の耐熱性接着剤溶液。 - 【請求項5】 請求項1および2記載のポリイミドの前
駆体であるポリアミド酸を含有する耐熱性接着剤溶液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33551093A JP3514497B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 耐熱性接着剤溶液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33551093A JP3514497B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 耐熱性接着剤溶液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07188639A JPH07188639A (ja) | 1995-07-25 |
JP3514497B2 true JP3514497B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=18289385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33551093A Expired - Lifetime JP3514497B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 耐熱性接着剤溶液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3514497B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33551093A patent/JP3514497B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07188639A (ja) | 1995-07-25 |
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