JP3513728B2 - 医療看護管理システム - Google Patents

医療看護管理システム

Info

Publication number
JP3513728B2
JP3513728B2 JP22128895A JP22128895A JP3513728B2 JP 3513728 B2 JP3513728 B2 JP 3513728B2 JP 22128895 A JP22128895 A JP 22128895A JP 22128895 A JP22128895 A JP 22128895A JP 3513728 B2 JP3513728 B2 JP 3513728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
icon
display
information
equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22128895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0965453A (ja
Inventor
毅 本谷
昌司 清水
健 中島
勝広 小林
範幸 小田島
秀彦 中川
太郎 松浦
朋之 荒武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP22128895A priority Critical patent/JP3513728B2/ja
Publication of JPH0965453A publication Critical patent/JPH0965453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513728B2 publication Critical patent/JP3513728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナースコールによ
り遂行される看護業務をサポートするための医療看護管
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の都市型特別養護老人ホームやその
他の医療福祉施設では、建物が高層化し、例えば寮母室
にも、介護支援・安全性の確保のためにナースコール盤
や照明・空調制御盤、非常放送リモート盤、ITVモニ
タ盤、電気錠操作盤、自動火災報知盤等、多種多様な設
備機器が設置されている。照明、空調制御盤は、照明、
空調の運転状況の表示や制御を行い、ナースコール盤
は、ナースコールの対応状況の表示や制御を行うもので
あり、電気錠操作盤は、電気錠や赤外線センサーの動作
状況を表示したり、電気錠の施解錠制御を行うものであ
る。このように、それぞれの機器類は、それぞれの所謂
機能目的に応じて設計・製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の医
療福祉施設では、多種多様な設備機器が並べて設置され
るため、各フロアの寮母室の貴重な壁面スペースを占領
してしまう。しかも、それだけでなく多種多様な設備機
器がそれぞれの所謂機能目的に応じて設計・製作されて
いるため、それぞれの設備機器の操作にある程度習熟す
ることが必要となり、操作に専門的な知識が若干必要に
なり煩雑になるという問題も生じる。
【0004】特に医療看護に関する管理の場合には、ナ
ースコール機能だけでなく、各被看護者の体温、血圧、
体重等の健康状態に関する情報のチェック、記録、さら
には食事制限、入浴の可否その他の生活上の制限事項や
その履歴の記録、カルテの確認等、様々な情報の管理が
必要になる。そのため、ナースコール盤だけでなく、カ
ルテ等の記録簿が必要になり、それらの管理が煩雑にな
っている。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、画面上で簡便に状態の確認、操作、記録簿の入
力、確認等の管理ができ、少ないスペースで各種機能の
設備機器の管理ができる操作性の良好な医療看護管理シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、ナ
ースコールにより遂行される看護業務をサポートするた
めの医療看護管理システムであって、被看護者の氏名の
アイコンとその頭につけ看護情報を示すタグのアイコン
とを用いて前記被看護者の配置を表示し設備のアイコン
を用いて設備の配置を表示するナースコール画面の表示
手段と、前記表示手段の画面上の前記各アイコンを選択
操作することにより当該アイコンに関する情報の入力を
行う入力手段と、ナースコールその他の音声の入出力を
行う音声入出力手段と、前記表示手段に表示する表示デ
ータ及びアイコンに関する管理データを格納する情報記
憶手段と、前記被看護者のナースコール設備と接続され
入力の情報や表示情報の処理を行い情報記憶手段の管理
データの設定、更新、表示手段の画面の制御、音声入出
力手段の制御を行う監視制御手段とを備え、前記監視制
御手段は、前記表示手段に表示された前記氏名のアイコ
ンの操作により該当する被看護者のカルテ画面を表示
し、前記タグのアイコンの操作により該当する氏名のア
イコン及びタグのアイコンの設定登録ないし更新の画面
を表示することを特徴とするものである。
【0007】さらに、前記監視制御手段は、ナースコー
ルの操作遷移・状態に応じて前記各アイコンの表示態様
を変えることを特徴とし、前記看護情報は、タグの色又
は文字により表示することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ説明する。図1は本発明に係る医療看護管理シ
ステムの実施の形態を説明するための図、図2は画面の
レイアウト例を示す図である。
【0009】図1において、監視制御部11は、操作パ
ネル14、ハンディターミナル15、マイク16からの
入力情報、ナースコールその他の設備機器22から取り
込まれる状態情報を処理して情報記憶部12に格納され
た各種機能の設備機器である、ナースコールや、照明、
空調等に関するデータの設定・更新、ディスプレイ13
の画面の表示制御・切り換え、スピーカ17からの音声
出力の制御、設備機器22の制御、電話器23と各居住
者との回線の接続を行う、例えばコンピュータ(中央演
算処理装置)から構成されるものである。
【0010】情報記憶部12は、医療福祉施設の各種機
能の設備機器の状態表示や監視制御を行うのに必要な各
種情報を記憶するものであり、設備機器毎にディスプレ
イ13の画面に表示する各フロアの画面データ、設備機
器の状態データ、画面や設備機器の制御データ等を記憶
している。
【0011】表示制御部18は、監視制御部11を通し
て情報記憶部12から読み出された画面データや状態デ
ータをディスプレイ13の画面に展開するための制御を
行うものである。ディスプレイ13の画面の基本的な構
成は、図2に示すように各階平面図と中央ウインドウ
と全館平面図と機能切換ボタンのエリアに大きく
区分し、設備機器の状態も含めて操作・状態表示アイコ
ンで表示し、この画面からアイコンを例えばタッチ入力
する操作パネル14を組み合わせ、画面上のアイコンを
操作することにより、画面の切り換え選択や設備機器の
動作設定・制御を行うようにしている。
【0012】入力制御部19は、タッチ入力の操作パネ
ル14やハンディターミナル15の入力を制御するもの
であり、タッチ入力された操作パネル14のエリア、ア
イコン情報を監視制御部11で処理できるデータに変換
している。この場合、ディスプレイ13の画面情報を表
示制御部18で参照し、タッチ入力された操作パネル1
4の領域やアイコン情報を監視制御部11で処理できる
データに変換してもよいし、座標情報を監視制御部11
に送り出し、監視制御部11でディスプレイ13の画面
情報と照合を行うことによって、タッチ入力情報を処理
してもよい。ハンディターミナル15は、寮母、ナース
が各被看護者(入居者)を回診したときなどに、体温や
血圧等の検診データや気分等の問診データのような健康
状態のチェック情報を入力し記憶する携帯用の端末であ
る。
【0013】音声入力制御部20は、マイク16から入
力される放送音声等を処理するものであり、音声出力制
御部21は、スピーカ17から出力する警報その他の音
声を処理するものである。設備機器22としては、ナー
スコール盤だけでなく、照明、空調、非常放送リモー
ト、ITVモニタ、電気錠、自動火災報知等の制御盤及
び設備機器等も適宜接続される。
【0014】カルテ管理部25は、各被看護者の容態や
病歴、看護注意事項、食事制限、入浴の可否、住所、電
話番号等のカルテデータを入出力、編集管理するもので
あり、カルテデータを格納しておくのがカルテデータ記
憶部29である。そして、ディスプレイ26は、入力デ
ータ、編集データ、カルテデータ等を表示し、それらを
プリント出力するのがプリンタ28、データの入力、編
集指示等の入力を行うのが入力部27である。
【0015】カルテ管理部25とその入出力部及び記憶
部は事務室等に配置し、監視制御部11とその入出力部
及び記憶部は各フロアの寮母室等にそれぞれ配置して、
これらを通信ラインで接続することにより、カルテデー
タ記憶部29に格納してあるカルテデータは、カルテ管
理部25を通して読み出され各フロアの寮母室等に配置
したディスプレイ13に適宜表示される。また、ハンデ
ィターミナル15から入力されたカルテデータは、監視
制御部11からカルテ管理部25を通してカルテ記憶部
29に格納される。したがって、各フロアのナース、寮
母は、ナースコールがあったとき、台帳を見ずに、ディ
スプレイ13の画面でそのフロアの各被看護者の個人情
報を知ることができるので、その被看護者の容態や、病
歴、看護上の注意事項を見て認識することができる。こ
のようなカルテデータは、情報記憶部12にも格納して
おき、定期的にカルテ管理部25から監視制御部11を
介して更新するように管理してもよい。また、寮母、ナ
ース同士がお互いに行う申し送り事項も、カルテデータ
と同様に管理することにより、ディスプレイ13の画面
を使って申し送りを行うことができる。
【0016】図2に示すように区分したディスプレイ1
3の画面のエリアのうち、各階平面図のエリアは、平
面図と共に選択されている機能の設備機器等を表すアイ
コンを表示し、さらにその設備機器の状態をアイコンの
色や点滅、輝度その他の表示態様の変化、さらにはアイ
コンの形状の変化により表示するエリアである。
【0017】中央ウインドウのエリアは、特別な情報
を表示するためのウインドウであり、例えばポップアッ
プ画面を展開するアイコンを表示するエリアである。ポ
ップアップ画面としては、照明、空調であればスケジュ
ールの設定、変更を行うためのボタン、ナースコール機
能の場合には、被看護者を登録するためのボタンや看護
情報を設定するためのボタン、電気錠の機能の場合に
は、警戒/解除等のボタンを表示し、そのボタンが押さ
れると、それぞれのポップアップ画面を上書き表示す
る。
【0018】全館断面図のエリアは、建物の断面図を
表示し、他フロアで発生した緊急事態(火災、ナースコ
ール)の表示、他フロアの情報の表示を行うエリアであ
る。また、各フロア毎ではなく、複数フロアを共用し画
面を切り替えて管理する場合には、フロア部分を選択す
ることにより、そのフロアの平面図を各階平面図のエ
リアに展開する。このとき、その展開したフロアの部分
について他のフロアと異なる表示態様にする。
【0019】機能切替ボタンのエリアは、ナースコー
ル、照明、空調、火災、電気錠、放送、お知らせ等、各
機能(設備機器)の切替ボタンを表示し、各階平面図
に展開する機能の画面の切り替えを行うエリアである。
例えばある切替ボタンが押されると、その押されたボタ
ンの機能の平面図に各階平面図のエリアの展開を切り
換え、そのボタンの表示態様を他のボタンと異なる表示
態様にする。また、事象が発生した場合や、お知らせが
存在する場合など、該当機能を要求する場合には、機能
ボタンの色を変え、オペレータに操作を促す。
【0020】その他、時刻・緊急のエリアは、日付時
刻を表示し、また各フロアのユーティリティでの設定に
より緊急事象(優先レベルA)が発生した場合に「緊
急」を表示するエリアである。ガイダンスのエリア
は、操作説明を表示するエリアであり、各階平面図の
エリアの左下隅に表示した「説明」ボタンが押される
と操作説明の画面をガイダンスのエリアに表示し、そ
のエリアに表示した「閉じる」ボタンが押されるとこの
エリアを閉じる。これは、パソコンのヘルプコマンドに
相当するものである。また、各階平面図のエリアの右
下隅には「記号」ボタンを表示し、その操作により看
護情報凡例ボックス(ポップアップ画面)を表示する。
つまた、これは、ナースコール画面での表示である。そ
の他、適宜ボタンを必要に応じて付け加えてもよい。
【0021】次に、ナースコール画面の例を示して画面
上からの操作、表示を説明する。図3はナースコール画
面の例を示す図、図4は画面上でのアイコンの表示制御
を説明するための図である。
【0022】3階のナースコール画面の例を示したのが
図3であり、図示のように各階平面図のエリアにそのフ
ロアの医務室、看護婦室、談話室、トイレ等の配置と共
に、各被看護者の氏名のアイコン、その頭に付けたタグ
のアイコンを部屋及びベットの配置に対応する位置に表
示し、機能切替ボタンのエリアでは、ナースコールのボ
タンの輝度を他のボタンの輝度より上げて(或いは下げ
て)表示している。氏名のアイコンの頭に付けたタグの
アイコンは、その氏名の被看護者について、担送、護
送、独歩、静(安静)等の属性情報(看護情報)を色や
文字で表示するものであり、また、先に述べたように右
下のエリアに「記号」ボタン(図示せず)を表示してお
き、これを操作することにより、図示のようにタグとそ
の属性情報のポップアップ画面(看護情報凡例ボック
ス)を展開して、各被看護者の属性情報の確認を行える
ようにしている。
【0023】また、中央ウインドウのエリアには、一
斉、病室一斉、聴取、ポケベル、設定の情報を表示して
いる。例えば氏名のアイコンを1個以上選択(タッチに
より選択され、表示が反転)して一斉を操作すると、そ
れぞれのベッドに電話器から連絡音声を送り、病室一斉
を操作すると、選択された氏名を含む病室単位で電話器
から連絡音声を送ることができる。また、聴取を操作す
ると、選択された氏名のベッドから環境音を聴取するこ
とができる。ポケベルは、寮母や看護婦の持つポケベル
に対し呼びをかけるものであり、設定は、各被看護者の
属性情報の設定、更新を行うものである。被看護者から
ナースコール等があった場合には、その氏名アイコンの
表示態様が例えば反転や点滅等に変わる。このようにナ
ースコール画面は、ナースコール、その対応状況の表示
と制御、ナースコールによる放送・聴取の制御、被看護
者に関する看護情報の設定を行い、一定時間呼び出しの
対応が行われない場合には他のフロアに通知する。
【0024】ナースコール画面でのアイコンは、例えば
図4に示すように被看護者名「岡田」のアイコンを使っ
た場合、待機中(通常)を灰色で表示し、選局で緑色点
滅、通話中で緑色、呼び出し中で橙色点滅、除外局選局
で橙色、呼び出し中選局で緑色/橙色交互点滅、脱落・
断線で赤色点滅というように被看護者名のアイコンの表
示態様を変え、故障で×と黄色、コールで橙色のナース
のアイコンに変えるようにしている。また、トイレコー
ル、バスコールは、それぞれ待機中と呼び出し中で灰色
と橙色点滅に切り替え、同時に中央ウインドウの下側に
部屋番号と氏名、属性情報等を表示する。このようにそ
のときどきの状況に応じてアイコン等の表示態様を変化
させることによって状況の把握をし易いようにしてい
る。
【0025】図5はナースコール画面の処理中の例を示
す図、図6はナースコール画面の看護情報登録時の例を
示す図、図7はカルテ管理部側の入居者登録時の画面の
例を示す図、図8はカルテ管理部側の看護情報登録時の
例を示す図である。
【0026】ナースコールがあると、先に図4で説明し
たように氏名アイコンが灰色の待機中から選曲の橙点滅
に変わり、処理が終了すると、その順番に従って図5に
示すように中央ウインドウの下側に部屋番号と氏名、属
性情報等を表示し、中央ウインドウの下側に表示した氏
名(松浦、本多)やトイレコールに対応するアイコンの
表示態様を他と異なる表示態様にする。さらに、特定の
モードで氏名アイコンが操作されると、その者のカルテ
を表示する。そのモードは、例えば通話中のモードであ
ってもよいし、2回連続して氏名アイコンが操作(タッ
チ)されたときのような条件であってもよい。
【0027】各氏名アイコンの頭に付けたタグのアイコ
ンを設定登録ないし更新するときの画面の例を示したの
が図6であり、図3や図5に示す画面の中央ウインドウ
にある「設定」のアイコンが操作されると中央ウインド
ウの上に展開するものである。この例は、氏名アイコン
の表示態様が他と異なる509号室の杉森に関する登録
処理画面であり、担送、護送、独歩のいずれかが選択さ
れ確定が操作されると登録、更新する。また、キャンセ
ルが操作されると取り消しを行う。
【0028】上記のようなナースコール関連業務は、各
階寮母室でそれぞれ行うが、各フロアの入居者登録や看
護情報登録は、事務室のカルテ管理部からも行うことが
できる。その画面の例として、5階の509号室に杉森
真二が入居するときの入居者登録の画面の例を示したの
が図7であり、さらに看護情報がある場合に展開する看
護情報登録の画面の例を示したのが図8である。このよ
うにして事務室のカルテ管理部で所定の情報が入力され
て被看護者が登録されると、各階寮母室の画面もその内
容で更新して表示する。
【0029】次に、データ構成及び処理について説明す
る。図9はデータベースの構成例を示す図、図10は表
示制御の処理の流れを説明するための図、図11は設備
機器の信号入力処理を説明するための図、図12は操作
パネルの入力処理を説明するための図である。情報記憶
部12には、上記のようにフロアと機能切替ボタンのタ
ッチによりフロアとナースコールや照明、空調、火災、
電気錠等の機能を選択し、平面図上に機能の設備機器を
表すアイコンで状態を表示するため、例えば図9に示す
ようにナースコールや照明、空調等、各機能の設備機器
毎に、各フロアの画面データと状態データを記憶してい
る。各フロアの画面データは、そのフロアのレイアウ
ト、設備機器の配置位置等の平面図に関する情報、さら
にポップアップ画面や操作説明の表示、警告メッセージ
等のウインドウに関する情報を有し、状態データは、各
設備機器の状態に関する情報を有する。このように各フ
ロアのデータを情報記憶部12で共用してもよいし、各
フロア毎にそのフロアのデータをそれぞれの情報記憶部
12で記憶するように構成してもよい。そして、図10
に示すように画面データに基づき平面図を展開し(ステ
ップS1)、状態データに応じてアイコンの表示態様を
制御することによって、画面の表示が行われる(ステッ
プS2)。例えばいま2階の照明が表示されているとす
ると、照明の2F画面データと2F状態データを読み出
して展開している。そこで、この画面において機能切替
ボタンの空調が押されると、空調の2F画面データと2
F状態データを読み出して展開し、全館断面図の3F部
分が押されると、照明の3F画面データと3F状態デー
タを読み出して展開することになる。
【0030】本発明に係る医療看護管理システムで管理
する各種の設備機器22、23、……から状態変化等が
生じ、或いは呼び出し等があったときの図1に示す監視
制御部11による処理の例を示したのが図11である。
この処理では、設備機器からの信号入力を監視し(ステ
ップS11)、信号入力があると、照明、空調等、設備
機器の種類の判断を行う(ステップS12)。そして、
状態データの更新が必要な情報に関する信号か否かの判
断を行い(ステップS13)、その必要がある信号であ
れば情報記憶部12の状態データの内容を更新し(ステ
ップS14)、さらに緊急度・重要度の判断を行った後
(ステップS15)、その判断に基づき緊急の表示出力
を行ったり、画面の切り替えが必要か否かの判断を行い
(ステップS16)、その必要がある場合には新たな切
り替え画面に関するデータを情報記憶部12から読み出
して展開する(ステップS17)。さらに音声の出力が
必要か否かの判断を行い(ステップS18)、その必要
がある場合には、音声出力制御部21を通してスピーカ
17から音声を出力する(ステップS19)。
【0031】また、ディスプレイ13の画面と組み合わ
せた操作パネル14のタッチ入力に関する処理の例を示
したのが図12である。この処理では、操作パネル14
からのタッチ入力を監視し(ステップS21)、タッチ
入力があると、まずタッチエリアを検出する(ステップ
S22)。そして、そのエリアが全館断面図エリアか、
機能切替ボタンエリアか、中央ウインドウエリアか、そ
の他のエリアかの判断を行う(ステップS23、S2
5、S27、S29)。全館断面図エリアの場合には指
定されたフロアに切り替えて新たな平面図を展開し(ス
テップS24)、機能切替ボタンエリアの場合には指定
された機能に切り替えて新たな平面図を展開し(ステッ
プS26)、中央ウインドウエリアの場合にはその内容
に対応するポップアップ画面を展開し(ステップS2
8)、その他のエリアの場合には、そのタッチされたボ
タンの内容に対応する処理を行う(ステップS30)。
【0032】本発明に係る医療看護管理システムでは、
上記のようにディスプレイの画面に各種機能の設備機器
を操作・状態表示アイコンで表示し、その画面上のアイ
コンから直接操作し、しかもその操作に基づく状態の変
化に応じてアイコンの表示態様(色や点滅、輝度その
他)、その背景の表示態様を変化させるので、1つのア
イコンの繰り返し操作に対し、その操作時の状態に応じ
た表示態様に変化させることができる。したがって、幾
つものアイコンやキーの操作を組み合わせることなく、
1つのアイコンで多様な操作を行い、それに応じた状態
の表示を行うことができる。つまり、本発明では、アイ
コンを操作・状態表示アイコンとして操作と、その対象
の状態表示に用いるものである。そのため、各アイコン
を同じような操作で各種機能の設備機器を管理すること
ができるので、操作を単純化し装置に関する知識がない
者にも操作や状態の把握を判りやすくすることができ
る。さらには、ポップアップ画面を組み合わせることに
より、限られた画面で多様に必要な情報を適宜表示する
ことができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明に係る医療看護管理システムを
具体的に地下1階地上5階建ての特別養護老人施設に適
用した例を示し詳述する。勿論、以下同様に5階建てに
限らずさらに高層の建物にも同様に適用でき、特別養護
老人施設以外の施設にも同様に適用できる。
【0034】図13は特別養護老人施設に適用した本発
明に係る医療看護管理システムの全体の構成例を示す
図、図14は画面の種類及びその遷移を説明するための
図である。図13において、31は寮母室装置、32は
事務室装置、33は設備監視装置、34はナースコール
インターフェース、35は伝送インターフェース、36
は自動火災報知盤、37は放送設備、38は中央監視装
置、39はネットワークを示す。
【0035】寮母室装置31は、2〜5階の寮母室に設
置されナースコールインターフェース34を介してナー
スコール設備を直接接続し、寮母の操作によってそのフ
ロア内の設備機器と関連情報を管理するものである。事
務室装置32は、1階の事務室に設置され、事務員の操
作によって全館の設備機器と関連情報を管理するもので
あり、キーボード、スキャナを有し、お知らせ画面の編
集、被看護者情報の登録を行うと共に、寮母室装置31
と同様の操作が行えるようになっている。設備監視装置
33は、地下1階の設備監視室に設置され、1〜5階の
各装置と地下1階に接続された各設備機器との情報交換
を中継し、また、火災による非常状態の場合のみ設備監
視員によって操作される中継装置である。これらの各装
置は、インターフェースボードを内蔵したパソコンとデ
ィスプレイ及びタッチセンサーにより構成され、ネット
ワーク(イーサネット)39により接続されている。伝
送インターフェース35は、電気錠や赤外線センサーを
接続する設備であり、自動火災報知盤36は、火災、ガ
ス漏れ、防火扉の監視制御を行う設備であり、放送設備
37は、(非常)放送を館内に流す設備であり、中央監
視装置38は、照明、空調の監視制御を行う設備であ
る。これら各設備機器は、地下1階に設置される設備監
視装置33により制御、管理されるので、寮母室装置3
1、事務室装置32の各装置は、設備監視装置33にア
クセスすることにより各機器の状況表示、及び制御を行
うように構成している。したがって、設備監視装置33
により接続された各設備機器の状況を逐次監視し保持し
て、各設備機器情報を要求に応じて寮母室装置31、事
務室装置32へ伝送し、またこれらの装置からの制御要
求によって各設備機器の制御を行う。したがって、寮母
室装置31が図1に示す各階寮母室の監視制御部11と
その周辺装置に相当し、事務室装置32が図1に示す事
務室のカルテ管理部25とその周辺装置に相当する。そ
して、設備監視装置33は、図1に示す情報記憶部12
のデータを共通管理すると共に設備機器22のうちナー
スコール設備以外の設備を管理するものである。
【0036】寮母室装置31では自フロアの、事務室装
置32では指定フロアの設備状況の表示を行い、その
間、設備監視装置33から最新の情報を、例えば表示タ
イマーで設定された一定時間単位で収集する。一方、設
備監視装置33では、これらの要求とは別に、例えば照
明であれば常時中央監視装置38から設備監視タイマー
で設定された一定時間間隔で最新の設備状況を収集する
ことにより、全ての設備状況を保持し、要求によりこれ
を上記各装置に通知する。これに対し、寮母室装置31
では、画面上のアイコン操作が有効になると、設備監視
装置33に対して指令を発行して操作指令タイマーによ
り一定時間応答を監視し、故障と判断した場合には、異
常メッセージを出力する。
【0037】上記システムで使用される画面は、図14
に示すように照明の状況表示、制御を行う照明画面、空
調の状況表示、制御を行う空調画面、火災、ガス漏れ、
防火扉の状況表示、制御を行う火災画面、電気錠、赤外
線センサーの状況表示、制御を行う電気錠画面、ナース
コールの状況表示、制御を行うナースコール画面、放送
エリアの選択、制御を行う放送画面、お知らせ一覧を表
示するお知らせ画面、各種システム情報の登録、変更を
行う設定画面を有し、システムが立ち上がった時点で
は、ナースコール画面を表示する。
【0038】図15は照明画面の例を示す図、図16は
照明スケジュール設定画面の例を示す図、図17は空調
画面の例を示す図、図18は照明、空調、放送の操作状
態とアイコンの表示態様との対応例を説明するための
図、図19及び図20は電気錠画面の例を示す図、図2
1は火災画面の例を示す図、図22は放送画面の例を示
す図、図23はお知らせ画面の例を示す図である。
【0039】照明画面は、図15に示すように各階平面
図のエリアに常夜灯や装飾灯、廊下灯のアイコンを状態
に応じた表示態様で表示し、中央ウインドウのエリアに
スケジュールを設定するためのポップアップ画面を開く
アイコンを表示している。常夜灯や装飾灯、廊下灯の点
灯/消灯は、それぞれのアイコンが押されたとき、点灯
しているものは消灯し、消灯しているものは点灯し、ア
イコンやその対象エリア(廊下や部屋等)の表示態様が
そのときの状態、その遷移に応じて変化する。また、ス
ケジュールボタンが押されると、図16に示すような照
明のスケジュール画面をポップアップ表示し、それぞれ
の照明毎に、或いはフロア一斉に点灯/消灯を時間帯で
設定、変更することができる。スケジュール画面は、図
示のように各階平面図のエリア全面にポップアップ表示
し、そのフロアの平面図を一部のエリアに表示すると共
に、各設備機器毎に時間スケールのバーを示す一覧と個
別、一斉等のスケジュールの設定、更新等の選択ボタン
を表示し、さらに、スケジュールの設定、更新等の操作
ボタンとして運転等の開始、停止、時間の設定等のボタ
ン、その設定状態を示すバー等を表示する。
【0040】空調画面も、照明画面と同様、図17に示
すように各階平面図のエリアに空調のアイコンとその部
屋を状態に応じた表示態様で表示し、中央ウインドウの
エリアにスケジュールを設定するためのポップアップ画
面を開くアイコンを表示している。空調の運転/停止
も、アイコンが個別に押されたとき、或いは設定された
スケジュールに従って制御することができる。
【0041】各画面のアイコンの表示は、例えば装飾灯
の点灯/消灯では、図18(a)に示すようにまず消灯
状態を灰色のアイコンで表示し、そのアイコンが押され
ると処理中を示すアイコンに変え、システムが点灯制御
を行って点灯を確認すると橙色の点灯状態にする。同様
にこの点灯状態でそのアイコンが押されると処理中を示
すアイコンに変え、システムが消灯制御を行って消灯を
確認すると灰色の消灯状態に戻る。また、廊下(A)、
廊下(B)の点灯操作では、図18(b)に示すように
灰色のアイコンで消灯状態が表示されているとき、Aア
イコンが押されると、そのアイコンの表示態様を処理中
を経て点灯に変え、同様にBアイコンが押されると、そ
のアイコンの表示態様も処理中を経て点灯に変える。こ
のように各階平面図のエリアに設備機器、その状態に
応じて表示態様を制御したアイコンを表示している。ま
た、放送の場合には、図18(c)に示すようにその終
了状態、選択中、放送中に応じてアイコン及び居室の表
示態様を制御している。
【0042】電気錠画面は、図19に示すように各入口
にそれぞれの状態(施錠、解錠)を示した電気錠のアイ
コンを表示し、中央ウインドウのエリアに一斉警戒や警
戒解除、警戒時間設定、一斉解錠、ブザー停止、復旧の
ようなボタンアイコンを表示する。一斉警戒は、全ての
電気錠を一斉に警戒状態にする操作を行うためのもので
あり、警戒解除は、その警戒状態を解除する操作を行う
ためのものである。警戒時間設定は、時間設定して自動
的に設定時間で一斉警戒/警戒解除を行うためのもので
あり、一斉解錠は、電気錠を一斉に解錠する操作を行う
ためのものである。警戒状態にあるときに解錠された場
合には、電気錠の開閉状態の画面に強制的に切替え、警
報音を発報する。また、警戒時に赤外線センサーが作動
した場合には、図20に示すように赤外線センサーの検
知状態をアイコンで表示すると共に、警報音を発報す
る。また、ITVと組み合わせ、警報状態となった位置
付近の映像を画面に表示してもよい。
【0043】火災画面は、図21に示すように各階平面
図のエリアに正常では灰色、警告になると赤色に変化す
る表示態様で例えば炎のアイコンを表示すると共に、そ
の部屋の表示態様も変え、それぞれの状態を示した電気
錠と防火扉のアイコンを表示すると共に、他の階が警告
状態の場合には、全館断面図のエリアのその階に赤色の
アイコンを表示する。
【0044】放送画面は、図22に示すように各階平面
図のエリアの廊下と居室に放送のアイコンを表示し中央
ウインドウのエリアに開始ボタンを表示すると共に、全
館断面図のエリアの各階部分に廊下と居室のアイコンを
表示し、その放送エリアに合わせて放送のアイコンとそ
の周囲の表示態様、廊下と居室のアイコンの表示態様を
選択的に変える。放送の基本形としては、先に説明した
図18(c)に示すように終了状態からアイコンが押さ
れると、選択状態になり、開始ボタンが押されシステム
が放送開始を確認すると放送中になって、終了ボタンが
押されると終了状態に戻る。これらの状態に応じてアイ
コン、居室の表示態様が変化する。
【0045】お知らせ画面は、図23に示すように各階
平面図のエリアにスキャナで読み取った事務連絡メッセ
ージ等のお知らせ情報を表示する。前ページ、次ページ
によりお知らせを順次表示し、一覧によりお知らせの一
覧を表示する。このお知らせ情報の入力、編集は、図1
3に示した事務室装置32によりスキャナを用いて行わ
れる。
【0046】なお、上記各処理画面は、それぞれの処理
機能に合わせて優先度をもち、優先度は、優先レベルと
優先順位が設定され、事象発生などにより、自動的に緊
急画面への切替えを行うようにしている。優先レベルと
して、例えば緊急のレベルA、優先のレベルB、通常の
レベルCからなる3つのレベルを設けたとすると、レベ
ルAでは、事象発生時に自動的にこの処理画面に切り換
え、制御を行っているときの該当する操作を中断し、緊
急画面解除後に再度該当操作のやり直しを行う。レベル
Bでは、事象発生時に画面上のボタンで事象発生を知ら
せ、画面の切り換えを促す。レベルCでは、事象発生と
は関係なく画面上のボタンが押されると、処理画面を切
り換える。これに対し、優先順位は、同一優先レベル内
での優先順位を定めるものであり、例えば整数値で表
し、「1」が最も順位が高く、「2、3、4」と続く。
例えば火災画面がレベルA「1」、ナースコール画面が
レベルA「2」、電気錠画面がレベルB「1」、お知ら
せ画面レベルB「2」のようになり、これらの設定変更
は、ユーティリティにより行われる。
【0047】次に、上記システムにおける具体的な処理
について説明する。図24は処理の流れを類別して説明
するための図、図25は各装置間、設備機器間のデータ
の流れを説明するための図、図26は照明状況表示・制
御機能を説明するための図である。
【0048】上記システムでの処理の流れは、図24に
示すように大きくデータセンス型と、事象発生型と、操
作処理型の3種類になる。データセンス型は、図24
(a)に示すように処理装置から当該制御装置、又はデ
ータ蓄積装置に対して必要時点で状況の問い合わせを行
う方式であり、制御装置に事象的な情報が発生する場合
には、随時データセンスを行う必要がある。この方式で
は、情報問い合わせコマンドを発行して所定の時間情報
問い合わせ応答があるのを待ち、応答がない場合には、
再度情報問い合わせコマンドを発行してそれでも応答が
なければ故障と判断する。事象発生型は、図24(b)
に示すように該当制御装置から事象が通知される方式で
あり、操作処理型は、図24(c)に示すように各設備
に対する操作を行うものである。操作処理型では、操作
指令コマンドを発行して、所定時間操作指令受諾応答、
続けて操作完了応答があるのを待ち、応答がない場合に
は、再度操作指令コマンドを発行してそれでも応答がな
ければ該当装置の故障と判断する。しかし、受諾応答は
あっても完了応答がない場合には該当設備の故障と判断
する。また、制御装置(中央監視装置など)により操作
完了応答を発行しないものもあるが、この場合には、操
作完了応答の代わりにデータセンスを行うことにより操
作の完了を確認する。
【0049】上記3種類の処理の流れを図13のシステ
ムに当てはめて示したのが図25であり、因みに寮母室
装置31とナースコールインターフェース34との間、
寮母室装置31と事務室装置32との間、設備監視装置
33と伝送インターフェース35との間が事象発生型と
操作処理型の処理になり、寮母室装置31と設備監視装
置33との間、事務室装置32と設備監視装置33との
間がデータセンス型と事象発生型と操作処理型の処理に
なる。そして、設備監視装置33と自動火災報知盤36
との間が事象発生型、設備監視装置33と放送設備37
との間が操作処理型、設備監視装置33と中央監視装置
38との間がデータセンス型と操作処理型の処理にな
る。
【0050】次に、状況表示と制御機能について照明を
例に詳述する。照明の場合、寮母室装置31ではそのフ
ロア(自階)の表明状況を画面に表示し、事務室装置3
2では全フロアの照明状況を画面に表示すると共に、そ
の制御(点灯/消灯/スケジュール設定)を行い、設備
監視装置33、中央監視装置38を経由して実現され
る。この場合、図26に示すように中央監視装置38が
各フロアの照明設備の状態を監視し、寮母室装置31で
はデータセンス型の処理で逐次照明状況を取得して各フ
ロアの平面図上の該当設備位置に状況を表示する。ま
た、寮母室装置31から画面で指定することにより操作
処理型で設備監視装置33、中央監視装置38を経由し
て電灯設備への制御指令を発行する。
【0051】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、カラーディスプレイを用いて点滅や反転
表示と併せて異なる色により表示態様を変えて幾つかの
状態の違いを同じアイコンで表現したが、白黒のディス
プレイで濃度を変えて同様の対応を行うようにしてもよ
い。また、入力手段の操作パネルとしてタッチパネルを
用いたが、マウスやジョイスティック、ポール等のポイ
ンティングデバイスを用いて画面上のカーソルを操作し
てタッチパネルによる入力に代えるようにしたり、タッ
チペンやライトペンを用いるようにしてもよいし、これ
らのデバイスやキーボードを併用してもよい。さらに、
館内の要所に複数のITVカメラを配置してその映像を
常時定期的に切り替えてディスプレイに表示し、各種機
能の設備機器に状態変化があったときやオペレータによ
る操作があったときに、本来の機能画面に切り替えるよ
うにしてもよいし、電気錠や火災等の異常事態発生時
に、その位置情報から該当する位置付近の映像を出すよ
うにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、画面にフロアの配置とベッドの配置に対応し
て氏名アイコンとそれぞれの看護情報を持つタグアイコ
ン等を表示し、ナースコールで氏名アイコンの表示態様
を変化させ、また、各ベッドの指定、呼び出しも氏名ア
イコンをタッチ操作して対応できるので、設備に関する
特別の知識がなくてもナースコール業務を円滑に遂行す
ることができる。また、ハンディターミナルを用いて問
診や検診情報等を入力してカルテ情報として管理し、必
要に応じて画面に各被看護者のカルテ情報を表示するの
で、看護に際して各被看護者の容体、病歴、健康状態、
看護上の注意事項等を容易に把握することができ、きめ
細かなケアをサポートすることができる。
【0053】さらに、各種機能の設備機器をその機能、
フロア毎に切り替えて画面に平面図と共にアイコンで表
示し、しかも、その状態に応じて色や点滅等の表示態様
を変えて表示するので、各種機能の設備機器の状態を1
つの画面を使って切り替えるだけで容易に確認すること
ができ、室内における設備の設置スペースを大幅に低減
することができる。さらに、画面上に表示された各種の
アイコンを選択し操作することにより、設備機器の制御
や設定を行うことができるので、操作が簡単になり特別
にオペレータの訓練をしなくてもシステムの運用、設備
の管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る医療看護管理システムの1実施
例を説明するための図である。
【図2】 画面のレイアウト例を示す図である。
【図3】 ナースコール画面の例を示す図である。
【図4】 画面上でのアイコンの表示制御を説明するた
めの図である。
【図5】 ナースコール画面の処理中の例を示す図であ
る。
【図6】 ナースコール画面の看護情報登録時の例を示
す図である。
【図7】 カルテ管理部側の入居者登録時の画面の例を
示す図である。
【図8】 カルテ管理部側の看護情報登録時の例を示す
図である。
【図9】 データベースの構成例を示す図である。
【図10】 表示制御の処理の流れを説明するための図
である。
【図11】 設備機器の信号入力処理を説明するための
図である。
【図12】 操作パネルの入力処理を説明するための図
である。
【図13】 特別養護老人施設に適用した本発明に係る
医療看護管理システムの全体の構成例を示す図である。
【図14】 画面の種類及びその遷移を説明するための
図である。
【図15】 照明画面の例を示す図である。
【図16】 照明スケジュール設定画面の例を示す図で
ある。
【図17】 空調画面の例を示す図である。
【図18】 照明、空調、放送の操作状態とアイコンの
表示態様との対応例を説明するための図である。
【図19】 電気錠画面の例を示す図である。
【図20】 電気錠画面の例を示す図である。
【図21】 火災画面の例を示す図である。
【図22】 放送画面の例を示す図である。
【図23】 お知らせ画面の例を示す図である。
【図24】 処理の流れを類別して説明するための図で
ある。
【図25】 各装置間、設備機器間のデータの流れを説
明するための図である。
【図26】 照明状況表示・制御機能を説明するための
図である。
【符号の説明】
11…監視制御部、12…情報記憶部、13と26…デ
ィスプレイ、14…操作パネル、15…ハンディターミ
ナル、16…マイク、17…スピーカ、18…表示制御
部、19…入力制御部、20…音声入力制御部、21…
音声出力制御部、22…設備機器、23…電話器、25
…カルテ管理部、26…入力部、28…プリンタ、29
…カルテデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 勝広 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設 株式会社内 (72)発明者 小田島 範幸 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設 株式会社内 (72)発明者 中川 秀彦 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設 株式会社内 (72)発明者 松浦 太郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設 株式会社内 (72)発明者 荒武 朋之 東京都港区芝浦一丁目2番3号清水建設 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−314392(JP,A) 特開 平7−212857(JP,A) 特開 平7−129550(JP,A) 特開 平5−128710(JP,A) 特開 平4−153821(JP,A) 特開 平7−97015(JP,A) 特開 平9−65452(JP,A) 実開 平6−56848(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナースコールにより遂行される看護業務
    をサポートするための医療看護管理システムであって、被看護者の氏名のアイコンとその頭につけ看護情報を示
    すタグのアイコンとを用いて前記被看護者の配置を表示
    し設備のアイコンを用いて設備の配置を表示する ナース
    コール画面の表示手段と、 前記表示手段の画面上の前記各アイコンを選択操作する
    ことにより当該アイコンに関する情報の入力を行う入力
    手段と、 ナースコールその他の音声の入出力を行う音声入出力手
    段と、 前記表示手段に表示する表示データ及びアイコンに関す
    る管理データを格納する情報記憶手段と、 前記被看護者のナースコール設備と接続され入力の情報
    や表示情報の処理を行い情報記憶手段の管理データの設
    定、更新、表示手段の画面の制御、音声入出力手段の制
    御を行う監視制御手段とを備え、前記監視制御手段は、
    前記表示手段に表示された前記氏名のアイコンの操作に
    より該当する被看護者のカルテ画面を表示し、前記タグ
    のアイコンの操作により該当する氏名のアイコン及びタ
    グのアイコンの設定登録ないし更新の画面を表示する
    とを特徴とする医療看護管理システム。
  2. 【請求項2】 前記監視制御手段は、ナースコールの操
    作遷移・状態に応じて前記各アイコンの表示態様を変え
    ことを特徴とする請求項1記載の医療看護管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記看護情報は、タグの色又は文字によ
    り表示することを特徴とする請求項1又は2記載の医療
    看護管理システム。
JP22128895A 1995-08-30 1995-08-30 医療看護管理システム Expired - Fee Related JP3513728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22128895A JP3513728B2 (ja) 1995-08-30 1995-08-30 医療看護管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22128895A JP3513728B2 (ja) 1995-08-30 1995-08-30 医療看護管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0965453A JPH0965453A (ja) 1997-03-07
JP3513728B2 true JP3513728B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=16764441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22128895A Expired - Fee Related JP3513728B2 (ja) 1995-08-30 1995-08-30 医療看護管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3513728B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1147198A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Aiphone Co Ltd ナースコール装置
JPH1147199A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Aiphone Co Ltd ナースコール装置
JP2002297764A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報収集装置及び生体情報の出力制御方法、生体情報処理装置及びその制御方法、並びに生体情報処理システム及びその制御方法
JP4704619B2 (ja) * 2001-06-28 2011-06-15 アイホン株式会社 ナースコール装置
JP2003260093A (ja) * 2002-03-11 2003-09-16 Hitachi Electronics Service Co Ltd 視点入力によるナースステーションへの意思伝達システム
JP2003260092A (ja) * 2002-03-11 2003-09-16 Hitachi Electronics Service Co Ltd 医療用意思伝達システム
JP2005151540A (ja) * 2003-10-14 2005-06-09 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP2006020016A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Toshiba Lighting & Technology Corp 負荷制御システム
JP5048210B2 (ja) * 2004-09-29 2012-10-17 アイホン株式会社 ナースコールシステム
JP5037784B2 (ja) * 2004-11-05 2012-10-03 アイホン株式会社 ナースコールシステム
JP5645298B2 (ja) * 2008-12-22 2014-12-24 東芝ライテック株式会社 監視端末器及び照明制御システム
SG2014010102A (en) * 2013-02-20 2014-10-30 Panasonic Ip Corp America Control method for information apparatus and program
US9766799B2 (en) 2013-02-20 2017-09-19 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Control method for information apparatus and computer-readable recording medium
WO2014128772A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 携帯情報端末の制御方法及びプログラム
US9634852B2 (en) 2013-02-20 2017-04-25 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Control method for information apparatus and computer-readable recording medium
EP2797391B1 (en) 2013-02-20 2019-01-16 Panasonic Intellectual Property Corporation of America Control method for information apparatus and program
CN103258113A (zh) * 2013-04-02 2013-08-21 冯志仙 一种护理管理系统
JP5931122B2 (ja) * 2014-05-20 2016-06-08 三菱電機株式会社 中央演算装置、制御装置、リモコン装置及び連携異常検出方法
JP6629623B2 (ja) * 2016-02-17 2020-01-15 アイホン株式会社 ナースコールシステム
JP6815111B2 (ja) * 2016-07-14 2021-01-20 三菱電機株式会社 制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム
JP2020071741A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 フロンティーク株式会社 介護支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0965453A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3513728B2 (ja) 医療看護管理システム
US11944467B2 (en) Distributed healthcare communication system
US8799011B2 (en) Patient room and bed management apparatus and system
US8334777B2 (en) Patient room and bed management apparatus and system
US7123142B2 (en) Integrated intercom and security system
JP2008219904A (ja) インフラストラクチャ報告のためのシステム及び方法
JP2008243197A (ja) 予期ユーティリティ制御デバイス
JP3513727B2 (ja) 医療福祉施設管理システム
JP4664579B2 (ja) マネジメントシステム
EP2093724B1 (en) Distributed healthcare communication system
JP3057401B2 (ja) タッチパネル表示操作画面を備えたロビーインターホン
JP4344498B2 (ja) 環境内の機能制御方法とそのシステム、およびその使用方法
JPH11195192A (ja) 医療福祉施設向けリスク管理業務支援システム
JP2887552B2 (ja) ナース総合情報管理制御システム
JP2000311282A (ja) 遠隔介護システム、特定負荷制御装置、及び特定負荷制御システム
JP3292913B2 (ja) ビル管理システム
JP2001313726A (ja) 介護管理・支援方法
US10109180B1 (en) Wireless hall light box
JP4683448B2 (ja) 防災監視設備
JP2000215369A (ja) 警報監視盤
JP7370139B2 (ja) 防災支援システム
JP4221717B2 (ja) 住宅情報盤
JP2003256947A (ja) 遠隔共同監視システム
JPH09285450A (ja) 介護管理・支援装置
JPH11283150A (ja) 非常通報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031225

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees