JP5037784B2 - ナースコールシステム - Google Patents
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Description
更に、このようなナースコールシステムは、患者から呼び出しがあると、ディスプレイに表示されている患者名表示部のうち対応する部位の色が変わったり点滅して、呼出操作をした患者が一目でわかるようになっているものがある(例えば、特許文献1参照)。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、高度なプログラミング技術を持たない例えば看護師等のようなシステム利用者であっても、ディスプレイに表示される病棟レイアウトを自在に設計することを可能とするナースコールシステムを提供することを目的としている。
ナースコール親機は、実際のベッドレイアウトに合わせて患者表示枠を配置して形成した複数の病室レイアウト図から成る病棟レイアウト図を表示するためのディスプレイを有すると共に、患者表示枠、病室レイアウト図を作成するレイアウト作成手段を有し、患者表示枠は、患者名のみを表示、或いは患者の年齢等の患者管理データ、及び診療科目、救護区分等の医療・看護データのうちから選択した項目を患者名に併せて表示し、患者管理データと医療・看護データの項目及び並び方を変えた複数の雛形から選択して形成され、レイアウト作成手段は、作成手順を案内する対話型ユーザーインターフェイス等のガイダンスを備えて、患者表示枠を選択するガイダンスを行うことを特徴とする。
この構成により、対話型ユーザーインターフェイス等のガイダンスによりディスプレイに表示する病棟レイアウト図を作成するので、例えば看護師等のシステム利用者が作成或いは変更することも可能となり、病棟レイアウト図作成コストを大きく削減することが可能となる。
この構成により、病室毎の基本データの入力を可視的に行うので、基本データの入力をスムーズに実施できる。
この構成により、病室表示枠を選択する際、患者表示枠と病室番号表示枠とを合わせた形で選択でき、個別に選択する面倒な操作を必要としない。
この構成により、患者表示枠と病室番号表示枠とを入力することで、病室表示枠は自動作画されるので、面倒な選択操作、或いは作画操作を必要としない。
この構成により、病室表示枠を仮配置できるので、後は移動して正しい配置にすれば良く、病棟レイアウトを容易に実施できる。
この構成により、病棟外形の形の中に個々の病室レイアウト図を配置できるので、患者からの呼び出しに対応し易い。
この構成により、表示した病室レイアウト図の位置の微調整ができ、病棟内等の最適な位置に配置できる。
この構成により、対話形式で更に選択操作によりディスプレイに表示する病棟レイアウト図を作成できるので、例えば看護師等のシステム利用者であっても作成或いは変更することが可能となり、レイアウト作成コストを大きく削減することが可能となる。
この構成により、患者から呼び出しが成されるとディスプレイの該当する患者表示枠の色が変わるので、一目でその患者の場所を把握でき、看護師は対応し易い。
また、患者表示枠やその病室でのレイアウト図は雛形から選択して作成できるので、システム利用者であってもスピーディーに病棟レイアウト図の作成ができる。
尚、10はディスプレイを制御及び設定するCPUを備えた主制御装置としての親機本体であり、ディスプレイと合わせて例えばパーソナルコンピュータで構成することができる。
以下、病棟レイアウト図の作成手順を図3のフローチャートを基に説明する。レイアウト作成プログラムが起動されると、最初に患者表示枠14の設定操作画面に入る。この操作は、図4に示す様に患者表示枠14の雛形が表示され、合わせて例えば「ボタンの種類をA〜Eで指定します」と画面に操作案内が表示される。
この表示では、M1は患者氏名、M2は患者管理データである患者年齢を表示し、M3は医療看護データである救護区分、M4は医療看護データである診療科目であり、M5はその他の医療・看護データ、M6は担当医師及び看護師名を表示し、Aは全ての項目を表示した最大サイズを表し、Eは患者名字だけの最小サイズを表している。この表示から、患者表示枠選択手段としてのマウス或いはタッチパネルによる操作で、作業者は希望する形のものを符号で選択し、決定(S1)する。
このように、データベース形式或いは表形式の可視的なデータ入力手段により病室毎の基本データの入力を行うし、マウスかタッチパネルを操作して行うので、基本データの入力をスムーズに実施できる。
尚、勿論これ以外の雛形も備えられており、あらゆるレイアウトに対応可能となっている。また、ベッド配置の選択は、例えば「最初に床数、次に縦列毎のエスカッション数を指定します」と案内表示をして、数字入力とすることも可能となっている。例えば、4床で2行、2行の病室を作成する場合は「4−22」を選択すればよい(S3)。
こうしてベッド配列が終了したら、病室レイアウト図の表示操作に入る。これまでの設定で、各病室のベッド数及びベッド配列が決定されているので、病室表示ボタン(図示せず)を押すと、病室毎に病室番号表示枠13、患者表示枠14が仮配置されて表示され、更に病室毎に患者表示枠14を囲むように病室表示枠15が自動作画されて表示される(S5)。このとき、病室番号表示枠は、上記図2に示すように病室表示枠15の左上に配置される。
尚、病室表示枠15の作画を自動とせず、患者表示枠14の配列を選択するステップ(S2或いはS3)にて、病室表示枠も合わせて表示した雛形から選択するようにしても良い。この場合、患者表示枠14と病室番号表示枠13とを合わせた病室表示枠をで選択できるので、自動としなくても個別に選択する面倒な操作はなく作業者の負担は大きなものとならないが、病室番号表示枠13やトイレ等の自由な選択が難しくなる。また、病室番号表示枠13の表示位置を固定としているが、任意位置に設定できるようにしても良い。
病棟外形12を描画したら、次に病棟外形12を背景にして病室レイアウトを行う。この操作は、マウス、タッチパネル等の座標入力手段を用いて画面上に表示されている病室表示枠15を移動操作し、実際の病室配置に沿うように移動操作する(S7)。この病室表示枠15の移動操作の際、病室番号表示枠13及び患者表示枠14を含み病室レイアウト図全体が移動する。
この操作において、高解像度のディスプレイを使用している場合には、上段の病室と下段の病室でわずかに位置がずれる場合があるが、このような位置ズレを防ぐために、2、3、5、あるいは10ピクセルのグリッドを表示させて、病室表示枠15の例えば左上端がグリッドに乗るように設定すると良く、表示した病室表示枠の位置の微調整ができ、最適な位置に配置できる。
尚、病棟レイアウト図は、実際の病棟の形を模した病棟の外形をjpg、bmp等の画像データとして予め作成しておく。この作成ソフトには市販品が使用できるため、ここでは詳述しない。また、病室表示ボタン、病棟表示ボタンはディスプレイ5の表示されるボタンで、マウスによる操作等で押す操作が成される。
そして、この状態でナースコールプログラムを起動すれば、ハードディスクに記憶された各データを読み出して、作成された病棟のレイアウトがディスプレイ5に表示される。
尚、この時、点滅する患者表示枠14を有する病室表示枠15も同時に点滅表示させても良く、患者表示枠14と同様にハードディスクに記憶した病室表示枠データを読み出すことで容易に実施できる。
また、ナースコール親機で直接各種設定を行なったが、これに限らず、管理用コンピュータ、あるいは営業担当者が携帯しているノートパソコン等の他のコンピュータを使用してもよい。
更に、座標入力手段がマウス、タッチパネル等の配置が視覚的に認識できる手段としたが、これに限らず、座標入力手段は座標を表形式で数値入力できるようなものでもよい。この場合には、病室表示枠の座標データが数値で正確に入力できるため、病室表示枠が病室毎にずれることがなく、適切な配列を作ることができる。
また、各種設定データがナースコール親機のハードディスク等の不揮発記憶手段内に記憶されたが、これに限らず、制御機、管理用コンピュータ、図示しないナースコールサーバー、あるいは図示しないオーダリングシステムで記憶してもよい。
Claims (9)
- 患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設けられたナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機とを有するナースコールシステムであって、
前記ナースコール親機は、実際のベッドレイアウトに合わせて患者表示枠を配置して形成した複数の病室レイアウト図から成る病棟レイアウト図を表示するためのディスプレイを有すると共に、前記患者表示枠、前記病室レイアウト図を作成するレイアウト作成手段を有し、
前記患者表示枠は、患者名のみを表示、或いは患者の年齢等の患者管理データ、及び診療科目、救護区分等の医療・看護データのうちから選択した項目を患者名に併せて表示し、前記患者管理データと前記医療・看護データの項目及び並び方を変えた複数の雛形から選択して形成され、
前記レイアウト作成手段は、作成手順を案内する対話型ユーザーインターフェイス等のガイダンスを備えて、前記患者表示枠を選択するガイダンスを行うことを特徴とするナースコールシステム。 - 前記病室レイアウト図は、前記患者表示枠に加えて病室を表示するための病室表示枠、及び病室番号を表示する病室番号表示枠とで構成され、
前記レイアウト作成手段は、個々の病室の前記患者表示枠数と病室番号とを、前記ディスプレイに表形式等の可視的に表示して入力するデータ入力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。 - 前記病室表示枠は、前記患者表示枠を備えた複数の雛形から選択され、前記レイアウト作成手段は、前記病室表示枠を選択するガイダンスを行うことを特徴とする請求項2記載のナースコールシステム。
- 前記レイアウト作成手段は、前記患者表示枠の配置及び病室番号表示枠の指定を受けて、前記患者表示枠を包含し、病室番号表示枠を備えた病室表示枠を作成して前記ディスプレイ上に表示することを特徴とする請求項2記載のナースコールシステム。
- 前記レイアウト作成手段は、作成した個々の病室表示枠をディスプレイ上に出画させて仮配置する機能を有することを特徴とする請求項3又は4記載のナースコールシステム。
- 前記レイアウト作成手段は、前記病室レイアウト図の背景となる病棟外形を前記ディスプレイに表示するための病棟画像データを備えてなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のナースコールシステム。
- 前記レイアウト作成手段は、表示された病室レイアウト図を移動するためのグリッドを2乃至10ピクセルの間隔で備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載記載のナースコールシステム。
- 患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設けられたナースコール子機と、ナースステーションに設置されて前記患者からの呼び出しに応答するためのナースコール親機とを有し、前記ナースコール親機は、夫々の病室内の患者の位置を患者名で表示した病室レイアウト図を表示するディスプレイを備えてなるナースコールシステムにおいて、
前記患者名の表示を、患者の年齢等の患者管理データ、診療科目及び救護区分等の医療・看護データのうちから選択した項目を患者名に併せて表示する患者表示枠により実施し、
前記患者表示枠の複数の雛形を備えてその中から使用する患者表示枠を選択する患者表示枠選択手段と、
前記選択した患者表示枠を組み合わせて病室として表示するために前記患者表示枠の配置及び数を指定することにより、或いは病室表示枠により囲まれた患者表示枠の配置図の複数の雛形を備えてその中から使用する病室を選択することにより、表示する病室レイアウト図を設定する病室設定手段と、
前記ディスプレイに表示された個々の前記病室レイアウト図を移動操作して病棟レイアウト図を作成するためのマウス、タッチパネル等の座標入力手段とを有し、
前記病棟レイアウト図を対話形式で作成可能としたことを特徴とするナースコールシステム。 - 選択された前記患者表示枠を記憶する第1の記憶手段と、前記座標入力手段で入力された前記患者表示枠の座標を記憶する第2の記憶手段と、呼出操作をした患者名を特定する主制御装置とを備え、
前記主制御装置は、主制御装置が特定した患者名を基に、前記第1の記憶手段に記憶した前記患者表示枠の形、前記第2の記憶手段に記憶した前記患者表示枠の先頭座標を特定し、前記ディスプレイに表示されている患者表示枠の場所及び範囲を特定して特定した患者表示枠の表示色を変更することを特徴とする請求項8記載のナースコールシステム。
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