JP4891678B2 - 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法 - Google Patents

電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4891678B2
JP4891678B2 JP2006190621A JP2006190621A JP4891678B2 JP 4891678 B2 JP4891678 B2 JP 4891678B2 JP 2006190621 A JP2006190621 A JP 2006190621A JP 2006190621 A JP2006190621 A JP 2006190621A JP 4891678 B2 JP4891678 B2 JP 4891678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
display
input
tab
medical record
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006190621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008021015A (ja
Inventor
麻衣子 川瀬
昌樹 ▲高▼野
宜史 河▲崎▼
淳也 上原
真弥 戸羽
仁 斎藤
文雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2006190621A priority Critical patent/JP4891678B2/ja
Publication of JP2008021015A publication Critical patent/JP2008021015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4891678B2 publication Critical patent/JP4891678B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Description

本発明は、電子カルテシステムにおける情報表示方法及び電子カルテシステム、特に、病院内で行われる業務に関する情報の管理を行うことを可能にした電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法に関する。
一般に、病院内で行われる業務に関する情報には、医師が患者と対応しながら作成する患者の症状、医師が行った治療等を記述したカルテの情報、患者に対する投薬を指示した処方箋の情報、血液検査、レントゲン検査等を指示するオーダーの情報、保険による費用の請求のためのレセプトの情報、オーダーに対する検査結果等の情報等の各種の情報がある。従来、これらの情報は、患者毎に紙の上に記述されて必要な業務部署に回されて利用されていた。
近年、前述したような医療業務の情報の管理を電子化したシステムで行うようになってきている。それらのシステムには、前述した医療業務に係る各種の情報の個々の情報だけを取り出してシステム化したもの、全ての情報を統合してシステム化した電子カルテシステム等が知られている。
例えば、特許文献1には、カルテ(診療記録シート)を電子化した電子カルテシステムが開示されている。この電子カルテシステムでは表示画面上にカルテを表示し、そのカルテの少なくとも左右いずれか一方の側部にユーザーが指定する作成日付に対応するカルテを呼び出すための日付ラベルを日付順に表示するようにしている。この特許文献1によれば、前記日付ラベルを選択することにより所望の日付に作成されたカルテを呼び出して表示することができる。
また、前述したような全ての情報を統合してシステム化した電子カルテシステムに関する従来技術として、例えば、特許文献2、3等に記載された技術が知られている。
特許文献2に記載された技術は、病室内の患者名と指示棒とを病棟マップ画面上に表示し、医師から看護師への指示及び看護師から医師への伝言を該当する指示棒の色で表示すると共に、利用者の認証後、当該利用者(医師、看護師等)の職種に関連させた色で患者名を色点滅させるようにして、表示を判り易くしたものである。
また、特許文献3に記載された技術は、医療計画を表示し、この中に表示された各医療行為データがどのような実行状況にあるのかを状況表示マーク及び現在日時マークにより表示するものである。そして、前述の状況表示マークは、時間の経過と共に変更され、時間の進行に伴って早急に実行すべき状況に至ったことを医療計画表上で瞬時に認識させることができ、また、予定に反して未実行であった医療行為についても、医療計画表上で瞬時に認識させることができる。
特開2000−048107号公報 特開2004−303071号公報 特開2004−259295号公報 特開2006−146820号公報
前述した従来技術による電子カルテシステムは、カルテや温度板、オーダ情報など医療業務に係る全ての情報を医療業務に携わる全ての医師、看護師、検査技師、薬剤師、事務員等により共有することができ、医療業務を行う上で効果的なものである。このため、従来技術による電子カメテシステムには、それぞれの情報を表示もしくは入力するための様々な画面が存在する。このような電子カルテシステムの中で、近年、特に注目されているものとして、例えば、特許文献4に記載されているような、病気毎に標準化した診療、治療計画を記述したクリニカルパスと呼ばれる情報がある。このクリニカルパスには、患者毎に作成され、治療、検査、投薬、処置等が時系列的に記述されると共に、現時点以後の診療、治療計画が記述されるが、長期に渡る入院や通院の全ての期間の情報が記述されるため極めて多くの情報が記述されることになる。
従来技術による電子カルテシステムは、前述したようなクリニカルパスやそのたの画面を所望の端末装置に表示させた場合、夫々の画面に多くの情報が記述されているため、夫々の画面でスクロールや切替えを多用しないと、全体の内容を把握することができず、次に行うべき処置等の判断を行うことが困難であるという課題を有している。
例えば、前記課題を解決する手法として、カルテなどが表示される作業エリアを切り替える複数のタブを作業エリアに隣接して表示画面に表示することが有効である。しかし、このタブ切り替え方式では、タブでの選択により作業エリア全体が切り替わるため、特定の作業エリアでの作業中に他の作業エリアの情報を参照したいときは、その都度タブで作業エリアを切り替えなくてはならない。
そこで、本発明の目的は、電子カルテシステムで取り扱う患者に関する様々な情報の表示の一覧性を高め、利用者または利用場面に応じて必要な情報を簡単に引き出せて、視認性や入力作業の効率を向上させることができる電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法は、記録エリアと入力エリアとを有する作業エリアと、この作業エリアの作業内容を切り替える複数のタブとを1つの表示画面上に表示し、前記複数のタブは、前記作業エリアの少なくとも一辺に対応する作業エリアと関連つけて隣接して配置され、前記複数のタブの1つが選択されると、前記作業エリアに選択されたタブに応する作業内容の情報を表示し、前記選択された作業エリアの入力エリアの入力を受け付けると、前記選択されたタブ以外のタブを当該作業エリアと独立する操作ボタンの表示に切り替えるとともに、前記操作ボタンの1つが選択されると、前記記録エリアの表示内容を前記選択された操作ボタンに対応する表示内容に切り替え、前記入力エリアの入力の登録を受け付けると、前記操作ボタンの表示内容を元のタブ表示に切り替えるようにする。
本発明によれば、多様な作業内容を、この作業内容を表示する作業エリアと関連つけて配置される複数のタブの1つを選択することにより、容易に表示画面に呼び出すことができる。そして、作業エリアに表示される作業内容を実行するにあたり、入力エリアでの入力が受け付けられると、この入力が優先され、他のタブが選択されても、入力エリアでの入力が継続される。さらに、入力エリアの入力中は、他のタブが操作ボタン表示に変わり、これらが選択されると、選択された作業内容が記録エリアに表示されるので、入力作業者は入力エリアが表示される1つの表示画面に他の作業内容を参考情報として表示しながら入力作業ができるので、入力が容易となる。
このように、本発明によれば、電子カルテシステムで取り扱う患者に関する様々な情報の表示の一覧性を高め、利用者または利用場面に応じて必要な情報を表示することができる。特に、電子カルテシステムにおいては、情報表示の一覧性や参考情報を参照しながら記入する場合、本発明のような全画面に情報表示を行うことは、極めて有効である。
以下、本発明に係る電子カルテシステムにおける情報表示方法及び電子カルテシステムの実施形態を図1から図11を参照して詳細に説明する。
先ず、図1を参照して、本発明に係る電子カルテシステムの概要を説明する。図1は、端末装置の表示装置に表示される本実施の形態の特徴的な表示画面を示した概略図である。
図1において、この電子カルテシステムでは、各種の情報を備えた電子カルテサーバと複数の端末装置とがネットワークで接続され、前記端末装置を介して電子カルテサーバ内に格納される各種の情報を呼び出して、これら情報を閲覧したり、新たな情報の入力や、入力された情報の修正や更新を行うことができる。
図1は、医師が、特定の患者のカルテメニュー画面300を端末装置に呼び出した状態を示している。
このカルテメニュー画面300では、最上部に患者情報表示エリア310、その下部に診療記録や看護記録などの作業内容を表示する作業エリア320と、この作業エリア320の作業内容を切り替えるタブ表示エリア330が表示される。この実施の形態では、作業エリア320に「診療カレンダ」や「患者サマリ」「診療録」「看護記録」「温度板」「検査結果」「その他」などの特定の患者の情報をカテゴリ毎に表示することができる。これらのカテゴリ毎のカテゴリメニュー画面340が、この作業エリア320に積層されるように表示されている。そして、これらのカテゴリメニュー画面340は、作業エリア320の右側の1辺側に設けられる前記タブ表示エリア330の各タブ331と関連付けられている。
前記タブ表示エリア330のタブ331は、上下に順番に並べて配置されている。この実施の形態では、初期値として、図1のカルテメニュー画面300に示すように、「診療録」を示すタブ331aが選択され、これに対応する診療録のカテゴリメニュー画面340aが選択された状態を示している。ここで、選択されたタブ331aと作業エリア320に表示される診療録のカテゴリメニュー画面340aはその関連性を示すために連続した平面となるように表示され、他のタブと対応するカテゴリメニュー画面は、前記選択された診療録のカテゴリメニュー画面340aの下に重なったように表示されるため、他のタブのみがタブ表示エリア330に表示される。
したがって、利用者は、作業エリア320に現在表示されているカテゴリメニュー画面340が「診療録」であり、他のカテゴリメニュー画面には、タブ表示エリア330に表示される他のタブで示される「診療カレンダ」や「患者サマリ」などがあることが分かる。そして、これら他のカテゴリメニュー画面を作業エリア340に表示する場合には、所望のタブ331を選択することで、作業エリア320に所望のカテゴリメニュー画面を呼び出すことができる。
一方、作業エリア320内の各カテゴリメニュー画面340は、過去の入力内容を表示する記録エリア350と、最新情報を入力する入力エリア360と、前記入力エリア360での入力をサポートするサポートツールエリア380とから構成される。
図1に示す診療録のカテゴリメニュー画面340aでは、左側上部に過去の患者の診療記録がリスト表示される前記記録エリア350が表示され、左側下部には、最新の診療記録を入力する前記入力エリア360が表示され、作業エリア320の右側には診療記録を入力するための各種操作ボタンが配置される前記サポートツールエリア380が表示される。ここで、前記リスト表示される診療記録は、最上部が古く、下方に行くにしたがって最新の情報となるように表示される。そして、前回の診療記録が他の診療記録と区別されて詳細な情報とともに表示される。したがって、この実施の形態によれば、患者の診療記録が上方から下方に向かった時系列に表示され、その中で、前回の診療記録が詳細情報とともに表示されるので、最下部に表示される入力エリアでの最新の診療記録を作成する際には過去の記録を参照しながら作成することができる。しかも、簡単な入力は、右側のサポートツールエリア380で入力することができるので、便利である。
そして、この実施の形態の大きな特徴の1つは、前記入力エリア360での入力が行われると、他のタブが選択されても、当該入力状態を維持することにある。これにより、誤って他のタブを操作しても、途中の入力内容を保護することができる。
更に、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記入力エリア360での入力が行われると、当該入力状態を維持し、他のタブの選択操作を当該選択されたタブに対応するカテゴリの参照情報の要求として受け付けて、前記記録エリア350にタブに対応するカテゴリの参照情報(例えば、図10で後述する参照情報390)を表示させる点にある。これにより、入力中に必要な参照情報を同一画面上に簡単に呼び出して表示させることができる。しかも、この参照情報の選択に当たっては、カテゴリメニュー画面340の切り替えを行う見慣れたタブ331を選択することで行うことができるので、新たな操作スイッチを探すような操作の戸惑いを軽減することができる。
また、この実施の形態の他の大きな特徴の1つは、前記入力エリア360での入力を受け付けると、選択されていないタブを参照情報を選択するための操作ボタン332として、タブ331の表示内容を変更することにある。この実施の形態では、タブとしての表示状態では、前記作業エリア320の一辺に連続した形態として表示され、特定の入力エリア360での入力が受け付けられると、選択されていない他のタブの表示形態を、今まで作業エリア320と連続していた状態から、作業エリア320から独立させて周囲が他の領域と分離した「島状」の操作ボタン332としての表示として切り替える。このように、この実施の形態によれば、タブ331の表示内容を識別することにより、現在表示されているカテゴリメニュー画面340が入力状態であるか否かを認識することができるとともに、タブ331が操作ボタン332の表示のときであれば、これらを選択することで、記録エリア350に参照情報を簡単に呼び出すことができる。
以下、図2から図11を参照して、この実施の形態に係る電子カルテシステムを詳細に説明する。
先ず、図2は本発明の一実施形態による電子カルテシステムの構成を示すブロック図である。図2において、11は電子カルテサーバ、12は外部記憶装置、13は制御装置、14は主記憶装置、15、22は表示装置、16、23は入力装置、17、21はネットワーク装置、18はネットワーク、20は端末装置、121は患者管理DB、122は患者治療情報DB、123は診療DB、124は医療情報DB、125はユーザ管理DB、126は処理プログラム、127は設定ファイルである。
本発明の一実施形態による電子カルテシステムは、医療業務に係る各種の情報の全てを統合して管理する電子カルテサーバ11と病院施設内の各部署に設置される多数の端末装置20とがLAN等によるネットワーク18を介して接続されて構成されている。電子カルテサーバ11は、PC、ワークステーション等を用いた情報処理装置であり、ハードディスク等の外部記憶装置12、CPUによる制御装置13、制御装置13が各種の処理を行うためのワークメモリ等として使用する主記憶装置14、液晶、CRT等による表示装置15、キーボード、マウス等の入力装置16、ネットワーク18を介して端末装置20との接続を制御すると共に、相互間で情報の授受を行うネットワーク装置17を備えて構成されている。
外部記憶装置12内には、患者毎の氏名、生年月日、性別、血液型、感染症の有無等の個人情報を格納している患者管理DB121、患者毎の診療履歴としてのカルテ、診療計画の情報、すなわち、患者毎の様々な情報を格納している患者治療情報DB122、病気毎の標準の診療手順を示す様々な情報を格納している診療DB123、多数の病名や薬品名、検査の種類等、医療に関する情報を登録している医療情報DB124、電子カルテシステムを利用する医師、看護師、検査技師、事務職員等のユーザの個人情報を格納しているユーザ管理DB125、前述の各DBの更新、読み出し等の処理を行う処理プログラム126、ユーザ毎の利用形態の標準等の設定情報を格納している設定ファイル127が保持されている。
端末装置20は、受付、診察室、病棟の各フロアー、各種の検査室、医師が使用する会議室等に設置されるもので、電子カルテサーバ11との間で通信を行い、各種の情報の授受を行うネットワーク装置21、表示装置22、入力装置23、また、図示していないが、CPUによる制御装置や外部記憶装置を備えて構成されるPC等に代表される情報処理装置である。
図3から図6は、カテゴリメニュー画面に至るまでの代表的な表示画面の変遷を示すものである。また、図7はカテゴリメニュー画面におけるタブ切り替えの動作フロー図であり、図8から図10は図7に伴う表示画面の画面遷移を説明する表示画面図であり、図11はダブの表示形態の変化を示す部分拡大図である。以下、これらの図を参照して、本発明の実施形態での表示画面の遷移と各表示画面の機能について説明する。
ここで、以下説明する表示画面での操作は、マウスなどの入力装置23を介して、端末装置20の表示装置22の表示画面にカーソルを表示し、このカーソルで所定の箇所(操作ボタン)を指示することで、これらの操作を受け付けることができる。また、これらの操作の受け付けは、前記端末装置20を介して電子カルテサーバ11の制御装置13に伝達され、この制御装置13が各種の画面遷移や処理を実行する。
先ず、業務に携わるユーザは、自分の職場に備えられる端末装置20から電子カルテサーバ11にアクセスするために、端末装置20と必要なアプリケーションを起動する。この端末装置20と必要なアプリケーションの起動により、端末装置20には、ログイン画面が表示される。
図3は前述のログイン画面の構成例を示す図である。
このログイン画面200は、ユーザIDの入力領域と、パスワードの入力領域と、OKボタンと、キャンセルボタンとにより構成される。医師、看護師等のユーザは、このログイン画面にユーザID、パスワードを入力してOKボタンを押すと、ユーザID、パスワードの情報が電子カルテサーバ11に送信される。
電子カルテサーバ11は、端末装置20からユーザID、パスワードを受信すると、制御装置13がユーザ管理DB125内のデータを利用して、ユーザID、パスワードが正しいか否かによりアクセスしたユーザが真正なユーザであるか否かを判定し、アクセスしてきたユーザが真正なユーザであった場合、メインメニュー画面を端末装置20に送信して表示させる。
図4は前述のメインメニュー画面の構成例を示す図である。
この端末装置20に表示されたメインメニュー画面210には、システムにログインしたユーザの予定表、掲示板、回覧板の情報がそれぞれに入力可能に表示されていると共に、ログインしたユーザである医師、看護師、検査技師、薬剤師、コメディカルを行うスタッフ、事務のスタッフが何処で何を行うかを選択することができる情報のボタンが多数表示されている。例えば、医師が外来の診療室で外来患者の診療を行おうとしている場合、医師は、「外来診療」のボタンを選択する。同様に、医師が入院患者の診療を行う場合、医師は、「外来診療」のボタンの下に示している病棟名のボタンを選択すればよい。看護師の場合も、前述と同様に、自分が何処で何をすべきかによって、表示されているボタンの1つを選択する。いま、医師が、「外来診療」のボタンを選択したとすると、この情報が電子カルテサーバ11に送信され、電子カルテサーバ11内での処理により、次に、図5に示す診察室画面220が端末装置20に表示される。
図5は前述の診察室画面の構成例を示す図である。
図5に示す診察室画面220の例には、その診察室の担当医表、診療を受けるために待っている患者の情報を示す患者一覧が表示されている。そして、診察室の医師は、この画面から患者の一人を診察室に招き入れ、患者の氏名を確認した上で表示されている対応する患者を選択する。この患者の情報は、電子カルテサーバ11に送信される。電子カルテサーバ11は、送信されてきた患者の情報に基づいて患者治療情報DB122からその患者に関する様々な情報を含む前記カルテメニュー画面300(図1参照)を抽出して端末装置20に返送する。
医師は、図8に示す端末装置20に表示される前記カルテメニュー画面300の内容により、これまでの診療履歴を知ることができ、また、その時点で行うべき治療等を決定して、行った治療等の情報を入力し、また、必要により、看護師、検査技師等に必要な処置の指示を入力することのできる画面を呼び出すことができる。
図6は前述した図4に示すメインメニュー画面210から病棟名のボタンを選択したときに端末装置20に表示される病棟画面230の構成例を示す図であり、次に、これについて説明する。
図6に示す病棟画面230の例には、ベッド一覧が表示されており、ある病棟の2階の病室内の患者の氏名がベッド毎に表示されている。この病棟の端末装置20から電子カルテサーバ11にアクセスした医師、看護師等は、この画面から患者の一人を選択することができる。また、タブを選択することにより、ベッド一覧ではなく、患者一覧を表示させることもできる。選択された患者の情報は、電子カルテサーバ11に送信され、電子カルテサーバ11は、送信されてきた患者の情報に基づいて患者治療情報DB122からその患者の前記カルテメニュー画面300を抽出して端末装置20に返送する。
図8は図5に示す診察室画面220、図6に示す病棟画面230から患者名が選択されたとき、端末装置20に表示される前記カルテメニュー画面300の表示画面の構成例を示す図である。この表示画面の情報は、電子カルテサーバ11が患者治療情報DB122から抽出して端末装置20に送信してきたものである。
図8において、前記カルテメニュー画面300の表示画面は、従来技術の欄でも説明したように、患者毎に作成され、治療、検査、投薬、処置等を時系列的に記述した診療履歴と、現時点以後の診療、治療計画とが記述されるが、全体の情報量が極めて多い。このため、本発明の実施の形態では、このカルテメニュー画面300を見やすく表示するために、患者に対する様々な情報を端末装置20の利用者または利用場面に応じた複数のカテゴリごとに分けて、このカテゴリをタブ331で切り替えることで見易さや使い勝手の向上を図っている。
前記カルテメニュー画面300は、画面最上部に「電子カルテシステム」を表すシステムタイトルエリア305が帯状に設けられている。このカルテメニュー画面300は、ウインドウシステム上に表示されるウインドウ画面であり、前記システムタイトルエリア305の右側端には、このウインドウを拡大、最小化、閉じるための操作ボタン306が配置される。
前記システムタイトルエリア305の下部には、特定された患者情報を表示する帯状の前記患者情報表示エリア310が配置される。この患者情報表示エリア310には、患者のID番号や氏名、年齢、性別、外来などの区分、病名などの患者を特定する個人情報が表示される。この患者情報エリア310の右端には、プリントを指示する為のプリントボタン311や最新情報を取得するための画面更新ボタン312や前の操作画面に戻るための戻るボタン313などが集中して配置されている。
前記患者情報エリア310の下部には、診療記録や看護記録などの作業内容を表示する前記作業エリア320と、この作業エリア320の作業内容を切り替えるタブ表示エリア330が表示される。この実施の形態では、前記タブ表示エリア330に複数のカテゴリから1つのカテゴリを選択する前記タブ331を上下方向に順番に並べて配置し、このタブ331を選択することで、選択されたタブ331aに対応するカテゴリメニュー画面340aを前記電子カルテサーバ11に要求することができる。前記電子カルテサーバ11の制御装置13は外部記憶装置12の患者治療情報DB122から対応する患者のカテゴリメニュー画面340aを抽出して端末装置20に送信する。
この実施の形態では、各タブ331を前記作業エリア320に隣接して配置し、しかも、特定のタブ331aが選択された場合には、このタブ331aと、作業エリア320に表示されるカテゴリメニュー画面340aとが平面的に連続する形状となるような表示形態を採用している。
このため、例えば、図8に示すように、「診療録」のタブ331aが選択されたときには、この「診療録」のタブ331aと、作業エリア320に表示される診療録のカテゴリメニュー画面340aとが一体感のある表示形態となるので、ユーザは作業エリア320に表示されているカテゴリメニュー画面340aが診療録であることを認識することができる。ここで、他のタブが選択された場合は、「診療録」と同様な表示となるので、選択されたカテゴリメニュー画面340の識別が容易である。
このように、この実施の形態では、タブ表示エリア330のタブ331を選択することにより、作業エリア320の作業内容(カテゴリメニュー画面)を選択された作業内容(カテゴリメニュー画面)に簡単に切り替えることができる。しかも、前記タブ表示エリア330のタブと、作業エリア320に表示される各作業内容(カテゴリメニュー画面)が連続性をもって表示されるため、作業内容(カテゴリメニュー画面)の切り替えが、積層された作業内容(カテゴリメニュー画面)の中から選択された作業内容(カテゴリメニュー画面)を前面に持ってくるような紙カルテを取り扱う作業性をユーザに提供することができる。
さて、この実施の形態では、前記作業エリア320に表示されるカテゴリメニュー画面340は、この作業エリアの左上に配置される記録エリア350と、この記録エリア350の下部に配置される入力エリア360と、この入力エリア360及び記録エリア350の右側に配置されるサポートツールエリア380とから構成される。ここでは、代表的な「診療録」のカテゴリメニュー画面340aを事例にして、以下説明するが、他のカテゴリメニュー画面においても、この「診療録」のカテゴリメニュー画面340aと同様な記録エリア350と入力エリア360とサポートツールエリア280とを備えており、詳細については説明を省略する。
なお、作業エリア320は、必ずしも記録エリア350と入力エリア360とサポートツールエリア380のエリアを必須とするものではなく、カテゴリによっては、記録エリア350とサポートツールエリア380、あるいは、入力エリア360とサポートツールエリア380とで構成するようにしてもよい。
前記記録エリア350は、患者情報表示エリア310で特定される患者の診療記録が上方から下方に向かってリスト表示される。このリスト表示351は、作成日時、症状、処置状況、担当医師などが一行表示される。これにより、当該患者の病歴の一覧が容易となる。
また、この実施の形態では、リスト表示されるリストの最下部、即ち、前回の診療記録を他の診療記録と異なる表示を行うようにする。つまり、診療記録を新たに作成する場合、前回の診療記録は大いに参考になる。そこで、この実施の形態では、前回の診療記録の内容を詳細情報まで表示するようにしている。この実施の形態では、最下部の記録エリアのスペース352を左右2分割し、左側に病状353、右側に処置354を表示するようにし、それぞれのエリアに表示された内容を修正ボタンを備えることにより修正可能としている。
言い換えれば、この実施の形態では、前記記録エリア350を、上下2分割し、下部に記録された最新の診療記録を詳細情報として表示し、その上部に記録された最新の診療記録以前の診療記録を時系列にリスト表示するようにしている。
なお、この実施の形態では、前回の診療記録を詳細情報とともに表示しているが、前記リスト表示の各リストを選択することにより、当該選択されたリストに対応する詳細情報を前回の診療記録と同様に表示するようにしてもよい。また、この選択が行われた際には、前回の診療記録をリスト表示とすることで、記録エリアに表示されている件数を維持したまま、所望する過去の診療記録の詳細情報を記録エリアに表示させることができる。
また、この実施の形態では、前記記録エリア350の片側に、上下方向のスクロールバーを備えている。これにより、件数が多いときに便利である。さらに、必要により、左右方向のスクロールバーを備えるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、リスト表示の件数が多い場合、この件数を絞り込むための検索条件入力部355を、この記録エリアの最上部に設けている。この実施の形態では、「診療科」と「担当医」から絞り込むことができる。この検索条件入力部355はプルダウンの入力方式と成っており、前記電子カルテサーバ11は、この条件を入力することにより、外部記憶装置12の患者治療情報DB122から該当する患者情報を抽出して前記記録エリア350に表示させることができる。
次に、前記入力エリア360は、最上部に配置される帯状の診療記録名称エリア361と、この診療記録名称エリア361の下方に配置される帯状の症状入力エリア362と、診察結果を入力するための経過記録エリア363と、処方箋を入力するための処方処置エリア364とを含んで構成される。前記診療記録名称エリア361は、当該患者の診療記録の作成番号と、当該診療記録を作成する作成日時欄と、担当医師名を表記する指示医欄と、診断科を表記する診断科欄とが表示される。これらの表記は、前記電子カルテサーバ11の制御装置13が、当該患者の過去のデータ及びログインしたIDなどから自動的に生成するものである。
前記症状入力エリア362には、前記サポートツールエリア380または端末装置20の入力装置23を用いて病名などを文字入力することができる。前記経過記録エリア363と処方処置エリア364とは、左右に並べて配置される。この配置は、記録エリア350の下部に表記される前回の診療記録352の病状353と処置354とを左右に分割したレイアウトと共通にさせている。これにより、前回の記録を参照しながらの入力が容易となる。
この経過記録エリア363は、上部に血圧や脈拍などの基本的な診察結果を入力する診察結果エリア365と、具体的な症状を入力する症状入力エリア366に分割される。前記診察結果エリア365の各項目は、サポートツールエリア380で指定することができる。例えば、図8の事例では、「バイタル」のサポートツールを使うことにより、この各項目を指定することができる。図8では、血圧、脈拍、体温、体重・身長がレ点で指定した状態(マウスなどを介した選択操作)を示しており、この指定により、経過記録エリア363に同指定された入力欄が表示される。
症状入力エリア366は、患者が訴えている症状を入力する項目Sと、医師が患者を診た症状を入力する項目Dと、病名を入力する項目Aと、処置計画を入力する項目Pとが上下方向に分割され、各項目にカーソルを移動させることで、前記サポートツールエリア380や端末装置20の入力装置23を用いて入力を行うことができる。
また、処方処置エリア364には、薬の処方箋などを入力することができる。この実施の形態では、前記経過記録エリア363と処方処置エリア364への入力は、前記サポートツールエリア380(前記「バイタル」と同様な操作)及び端末装置20の入力装置23を用いて入力することができる。
また、前記診療記録名称エリア361の右側には、入力した内容を削除するクリアボタン367と、入力した内容を一時的に保存する一時保存ボタン368、処方処置などに入力した内容を所定の部署に依頼するオーダ発行ボタン369、入力エリアに入力した内容をカルテサーバーに保存するためのカルテ登録ボタン370が設けられている。
また、前記症状入力エリア362の右側には、症状の経過を入力するラジオボタン、病状の変化に伴う医師のコメントを入力する転帰コメントボタンが配置される。更に、処方処置エリア364の上部タイトルの右側には、同エリアの編集や削除を指定する操作ボタンが配置される。
前記サポートツールエリア380には、入力ツールと、オーダと、患者情報に関する各種の操作ボタンや情報を表示することができる。このサポートツールエリア380の最上部には、前記入力ツールとオーダと患者情報とを選択するタブ381が設けられており、このタブを選択することにより、このサポートツールエリア380のエリアを選択された項目に関する各種の操作ボタンや情報を表示することができる。
図8は、入力ツールが選択された状態を表示している。この入力ツールは、その上部に、前記経過記録エリア363の入力を支援するテンプレートと、患者のX線画像などを表示させる参考画像と、人体図などを表示させるシューマと、病名や症状などをリスト表示させるプログラムの選択ボタン382が設けられている。
図8は、テンプレートが選択された状態を示している。このテンプレートが選択されると、サポートツールエリア380は上下に2分割され、上部には、前記経過記録エリア363の診察結果エリア365の各項目を選択したり、入力したりする選択ボックスまたはテンキーが表示されるバイタル383は配置され、下部には、前記経過記録エリア363の症状入力エリア366で入力する項目Sと項目Dと項目Aと項目Pの各入力エリアに対応した選択ボタン384と入力支援画面385が上下に並べて配置される。この実施の形態では、複数の選択ボタン384の中で、1つが必ず選択されて拡張されて入力支援画面385が表示された状態となり、他の選択されていない選択ボタン384は帯状の表示形態となって表示される。
図8は、入力支援(A)の選択ボタン384が拡張表示されて、症状入力エリア366の項目Aに入力対象と成る病名がツリー構造で表示される。したがって、ユーザは、このツリー構造の中から目的の病名を選択することで、当該選択された病名を前記症状入力エリア366に入力するように制御装置13が動作する。
一方、制御装置13は、選択されていない他の帯状の選択ボタン384が選択されると、当該選択された選択ボタン384を拡張表示させて、当該拡張された部分に対応する操作ボタンや情報を備えた入力支援画面385を表示するとともに、今まで拡張していた入力支援(A)を縮小させて帯状の選択ボタン384に戻すようにする。これにより、常に同じ大きさの表示エリアに選択ボタン384と、選択されて拡張された入力支援画面385が表示されるので、操作性や視認性を向上させることができる。
次に、このカルテメニュー画面300の大きな特徴である参照情報を表示しながら入力エリア360への入力が可能な動作を、図7の動作フローを基に、図8から図11を参照してさらに説明を加える。
図7において、制御装置13は患者が特定されてカルテメニュー画面300の要求があると、予め初期設定で設定される図8に示すカルテメニュー画面300を端末装置20の表示画面に表示させる(ステップ400)。図8のカルテメニュー画面300は、医療記録が作業エリア320の前面に表示される初期設定であるが、利用者の設定により、初期画面で前面に表示されるカテゴリや、タブ表示エリア330に表示されるタブ331を任意の設定にすることができる。以後の説明では、図8のカルテメニュー画面300が初期設定で予め設定されている表示状態で説明を続ける。
制御装置13は、前記カルテメニュー画面300を表示すると、タブ表示エリア330のタブ331のいずれかが選択されるか否かを監視する(ステップ401)。初期設定のタブ331(「診療録」のタブ331a)以外のタブ331が選択されると、制御装置13は、選択されたタブ331に対応する情報(カルテメニュー画面)を外部記憶装置12から抽出して表示画面に表示する(ステップ402)。
一方、前記タブ331が選択されないで、入力エリア360のエリア内でカーソルを介して指示操作が成されたか否かを監視している(ステップ403)。制御装置13は、入力エリア360のエリア内でカーソルを介して何れかの入力するためのエリアに対して指示操作が成されると、入力エリア360を入力を受け付けるための入力状態と認識する。そして、制御装置13は、入力エリア360が入力状態となると、タブ表示エリア330の選択されていない他のタブ331を図9に示す操作ボタン332の表示状態とする。この図9の表示画面は、図8に対してタブ表示エリア330の変化以外は大きな違いはない。
この実施の形態では、制御装置13が、入力エリア360への入力の受付を、入力エリア360のエリア内でカーソルを介して指示操作があったか否かで認定しているが、これに限定するものではない。例えば、入力エリア360への入力操作を受け付ける操作ボタンを設けるようにしてもよい。
このタブ表示エリア330のタブ331の表示変化を図11で説明する。図11はタブ表示エリア330の部分拡大図であり、同図(a)が図8、同図(b)が図9、同図(c)が図10のタブ表示エリア330を示している。
図11(a)に示すように、入力エリア360が入力状態にないときは、「診療録」のタブ331aは台形を横に90度回転させて、台形の広い辺側が矩形状のカテゴリメニュー画面340と連続して形成されている。言い換えれば、矩形状のカテゴリメニュー画面340から「診療録」のタブ331aが飛び出した形状となっている。これに対して、他のタブは、台形を横に90度回転させて、台形の広い辺側が矩形状のカテゴリメニュー画面340側に向いた形状となっているが、それぞれのタブ331は、矩形状のカテゴリメニュー画面340と明確に分割される。しかしながら、選択されていないタブとカテゴリメニュー画面340は分割線のみで分割されるため、使用者には、「診療録」のカテゴリメニュー画面340aの裏面に隠れている「診療録」以外のカテゴリメニュー画面340との関連性を連想させる表示形態となっている。
一方、図11(b)に示すように、入力エリア360が入力状態となると、制御装置13は、今まで、台形を横に90度回転させた形状を備えた選択されていないタブを四隅に丸みのある操作ボタン332に変化させる。この操作ボタン332は、周囲に空白部を備えた形状で表示されるため、前記矩形状のカテゴリメニュー画面340と明確に分断される。このため、選択されていないタブ331と同じ位置に表示されるものであっても、その表示形態から、それぞれの操作ボタン332は、タブ331とは機能の異なる操作を指示するボタンであると認識することができる。
図7に戻り、制御装置13は、ステップ405の入力状態では、サポートツールエリア380の各種の操作ボタンや入力装置23を介して入力内容を受け付ける一方、操作ボタン332が選択されたか否かを監視している(ステップ406)。制御装置13は、前記操作ボタン332の何れかの1つが選択されると、当該選択された操作ボタン332に対応する情報を外部記憶装置12から呼び出して前記記録エリア350に表示する(ステップ407)。
図10は「診療カレンダ」の操作ボタン332が操作された状態を表示する。この図10の状態では、操作ボタン332が操作されても、入力エリア360とサポートツールエリア380の表示状態は変化せず、継続的に入力作業を行うことができる。
一方、記録エリア350には、選択された「診療カレンダ」の参照情報390が表示される。この実施の形態では、参照情報390として、横軸に「診療録」が作成された日付けが左から右側に向かって配置され、縦軸には、「マイルストン」「Dr.指示」「診療録」「看護指示」などが配置されたカレンダーが表示される。この参照情報390には、横軸及び縦軸に必要によりそれぞれスクロールバーを表示させることができる。
また、この実施の形態では、図10の表示状態において、「診療カレンダ」の操作ボタン332が選択され、記録エリア350に表示される内容が参照情報である旨の内容を利用者に認識させるために、制御装置13は、タブ表示エリア330の選択された操作ボタン332には、選択されたことを示すマークまたは強調表示を施し、参照情報390には、前記マークまたは強調表示に対応した参照情報390である旨の表示を施すようにする。これを図11でさらに説明する。
図11(c)において、この実施の形態では、操作ボタン332が選択操作がなされると、制御装置13は、操作ボタン332の左上の角部を折り込んだマークを付すようにする。同様に、制御装置13は、参照情報390のエリアの左上角部にも折り込んだマーク359を付すようにする。このように、操作ボタン332と参照情報390の同じ位置に同様なマークを施すことにより、利用者の識別性を向上させることができる。しかも、その位置を左上の角部に施すことにより、マークを施した操作ボタン332と、マークが施される参照情報の左上の角部の位置が最も隣接した位置となっているので、その認識性や識別性を一層向上させることができる。
なお、この実施の形態では、マークを施すことで、選択操作がなされたことを利用に示しているが、これに限定されるものではない。
図7に戻り、入力エリア360が入力状態となっていると、制御装置13は入力エリア360の登録操作が成されたか否かを監視している(ステップ408)。この実施の形態では、前記入力エリア360に設けられるカルテ登録ボタン370(図8)の操作を受け付けると、制御装置13は、前記タブ表示エリア330の操作ボタン332の表示形態を元のタブ331の表示形態に戻すとともに(ステップ409)、前記入力内容を外部記憶装置12に格納して(ステップ410)、図8の表示内容に戻して作業を終了する。
この実施の形態では、前記カルテ登録ボタン370の操作に変えて一時保存ボタン368(図8)の操作でも、ステップ409の操作を行うことができる。この一時保存ボタン368の操作では、ステップ410の操作は行われずに、入力エリア360の内容が一次的に記憶装置に格納される。
以上の説明では、「診療カレンダ」の操作ボタン332の表示状態を説明したが、他の操作ボタンを操作することでも、「診療カレンダ」と同様な表示形態の参考情報を得ることができる。
なお、この実施の形態では、前記タブ表示エリアを作業エリアの左側に設けたが、右側あるいは両側に設けるようにしてもよい。また、作業エリアの上部または下部、あるいは上下に設けるようにしてもよい。
さらに、この実施の形態では、タブを台形状としたが、これに限定されるものではない。また同様に、台形状から変化する操作ボタンを四隅に丸みのある四角形状としたがこれに限定されるものではなく、他の形状でもよい。
また、この実施形態では、選択された操作ボタンに角部を折り込んだマークを付することで選択状態を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、操作ボタンにその他の形状のマークを付けたり、操作ボタンを着色するようにしてもよい。
端末装置の表示装置に表示される本実施の形態の特徴的な表示画面を示した概略図である。 本発明の一実施形態による電子カルテシステムの構成を示すブロック図である。 ログイン画面の構成例を示す図である。 メインメニュー画面の構成例を示す図である。 診察室画面の構成例を示す図である。 病棟画面の構成例を示す図である。 カルテメニュー画面の動作フロー図である。 カルテメニュー画面の構成例を示す図である。 カルテメニュー画面の構成例を示す図である。 カルテメニュー画面の構成例を示す図である。 カルテメニュー画面のタブ表示エリアの変化説明図である。
符号の説明
11…電子カルテサーバ、12…外部記憶装置、13…制御装置、14…主記憶装置、15、22…表示装置、16、23…入力装置、17、21…ネットワーク装置、18…ネットワーク、20…端末装置、121…患者管理DB、122…患者治療情報DB、123…診療DB、124…医療情報DB、125…ユーザ管理DB、126…処理プログラム、127…設定ファイル、300…カルテメニュー画面、305…システムタイトルエリア、310…患者情報表示エリア、320…作業エリア、330…タブ表示エリア、331…タブ、331a…診療録を示すタブ、332…操作ボタン、340…カテゴリメニュー画面、340a…診療録のカテゴリメニュー画面、350…記録エリア、359…マーク、360…入力エリア、361…診療記録名称エリア、362…症状入力エリア、363…経過記録エリア、364…処方処置エリア、365…診察結果エリア、366…症状入力エリア、367…クリアボタン、368…一時保存ボタン、369…オーダ発行ボタン、370…カルテ登録ボタン、381…タブ、382…選択ボタン、383…バイタル、384…選択ボタン、385…入力支援画面、380…サポートツールエリア、390…参照情報

Claims (7)

  1. 医療業務に係る各種の情報を統合して管理する電子カルテサーバと、多数の端末装置とがネットワークを介して接続されて構成される電子カルテシステムにおいて、
    前記電子サーバは、この電子サーバの統合管理を行う制御装置と、記憶装置と、ネットワーク装置とを含んで構成され、
    前記記憶装置は、患者管理データベースと、患者治療情報データベースとを含んで格納し、
    前記端末装置は、表示装置と入力装置とを含んで構成され、
    前記制御装置は、
    前記端末装置からの要求を受け付けて、記録エリアと入力エリアとを有する作業エリアと、この作業エリアの作業内容を切り替える複数のタブを備えたタブ表示エリアとを備え、前記複数のタブが前記作業エリアの少なくとも一辺に対応する前記作業内容と関連つけて隣接して配置されるカルテメニュー画面を前記記憶装置から読み出して前記表示装置の1つの表示画面上に表示させ、
    前記複数のタブの1つの選択操作を受け付けて、前記作業エリアに選択されたタブに対応する作業内容の情報を前記記憶装置から呼び出して前記表示装置に表示させ、
    前記選択された作業内容における入力エリアの入力を受け付けると、前記選択されたタブ以外のタブを当該作業エリアと独立する操作ボタンの表示に切り替え、
    前記操作ボタンの1つが選択されると、前記選択された操作ボタンに対応する表示内容を前記記憶装置から読み出して前記記録エリアに、前記タブとして選択された場合とは異なる情報である参考情報として表示させ、
    前記入力エリアでの入力の登録を受け付けて前記記憶装置に格納するとともに、前記操作ボタンの表示内容を元のタブの表示に切り替える
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  2. 前記請求項1に記載の電子カルテシステムにおいて、
    前記入力エリア内において入力操作が行われることによって前記入力エリアの入力の受け付けが行われ、前記入力エリア内に配置される登録を指示する登録ボタンの操作に基づいて前記記憶装置への格納と前記操作ボタンの表示内容を元のタブの表示に切り替える
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  3. 前記請求項1または2に記載の電子カルテシステムにおいて、
    前記操作ボタンと、この操作ボタンの操作にともなって前記記録エリアに表示される参考情報とは、選択または選択にともなう表示であることを示すマークまたは強調表示を行う
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子カルテシステムにおいて、
    前記カルテメニュー画面は、上部に配置される患者情報表示エリアと、この患者情報表示エリアの下部に左右に並べて配置される前記タブ表示エリアと前記作業エリアとを備え、
    前記タブ表示エリアに配置される複数のタブは、それぞれのタブに異なるカテゴリの選択キーが割り当てられて、このタブ表示エリアの上下方向に順に配置され、
    前記作業エリアは、前記複数のタブに対応して割り当てられた複数のカテゴリメニュー画面を表示するためのエリアであって、この作業エリアの片側上部に配置される記録エリアと、片側下部に配置される入力エリアと、この作業エリアの他の片側に配置される補助入力エリアとを備えている
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  5. 表示装置と入力装置とを含んで構成される多数の端末装置とネットワークを介して接続され、
    この電子サーバの統合管理を行う制御装置と、患者管理データベースと患者治療情報データベースとを含んで格納する記憶装置とを含んで構成され、医療業務に係る各種の情報を統合して管理する電子カルテシステムにおける電子カルテサーバの表示方法であって、
    前記端末装置からの要求を受け付けて、記録エリアと入力エリアとを有する作業エリアと、この作業エリアの作業内容を切り替える複数のタブを備えたタブ表示エリアとを備え、
    前記複数のタブが前記作業エリアの少なくとも一辺に対応する前記作業内容と関連つけて隣接して配置されるカルテメニュー画面を前記記憶装置から読み出して前記表示装置の1つの表示画面上に表示させるステップと、
    前記複数のタブの1つの選択操作を受け付けて、前記作業エリアに選択されたタブに対応する作業内容の情報を前記記憶装置から呼び出して前記表示装置に表示させるステップと、
    前記選択された作業内容における入力エリアの入力を受け付けると、前記選択されたタブ以外のタブを当該作業エリアと独立する操作ボタンの表示に切り替えるステップと、
    前記操作ボタンの1つが選択されると、前記選択された操作ボタンに対応する表示内容を前記記憶装置から読み出して前記記録エリアに、前記タブとして選択された場合とは異なる情報である参考情報として表示させるステップと、
    前記入力エリアでの入力の登録を受け付けて前記記憶装置に格納するとともに、前記操作ボタンの表示内容を元のタブの表示に切り替えるステップと
    を備えたことを特徴とする電子カルテシステムにおける電子カルテサーバの表示方法。
  6. 前記請求項1に記載の電子カルテシステムにおいて、
    前記複数のタブの1つが、「診療録」を示すタブであり、
    前記記録エリアの最下部の記録エリアのスペースが病状と処置の表示に2分割され、前記2分割された記録エリアに表示された内容に対応した修正ボタンが備えられている
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
  7. 前記請求項1に記載の電子カルテシステムにおいて、
    前記記録エリアが分割され、分割された一方の記録エリアには記録された最新の診療記録が詳細情報として表示され、当該一方の記録エリアの上部に前記記録された最新の診療記録以前の診療記録が時系列にリスト表示されている
    ことを特徴とする電子カルテシステム。
JP2006190621A 2006-07-11 2006-07-11 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法 Active JP4891678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006190621A JP4891678B2 (ja) 2006-07-11 2006-07-11 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006190621A JP4891678B2 (ja) 2006-07-11 2006-07-11 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008021015A JP2008021015A (ja) 2008-01-31
JP4891678B2 true JP4891678B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39076906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006190621A Active JP4891678B2 (ja) 2006-07-11 2006-07-11 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4891678B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5171519B2 (ja) * 2008-09-30 2013-03-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ 粒子自動分析装置の画面表示方法
US8504511B2 (en) 2009-08-05 2013-08-06 Fujifilm Medical Systems Usa, Inc. System and method for providing localization of radiological information utilizing radiological domain ontology
US8321196B2 (en) 2009-08-05 2012-11-27 Fujifilm Medical Systems Usa, Inc. System and method for generating radiological prose text utilizing radiological prose text definition ontology
JP2013214317A (ja) * 2013-06-05 2013-10-17 Toshiba Tec Corp 決済端末及びその制御プログラム
CN111180023A (zh) * 2018-11-09 2020-05-19 上海依智医疗技术有限公司 生成病历的方法和装置
CN111177309B (zh) * 2019-12-05 2024-04-12 宁波紫冬认知信息科技有限公司 病历数据的处理方法及装置
JP2022151362A (ja) * 2021-03-26 2022-10-07 ソフトマックス株式会社 電子カルテシステム、電子カルテ表示方法及びそのプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005890A (ja) * 2000-01-01 2001-01-12 Gotenba Soft Kaihatsu:Kk 電子式医療管理システム
JP2002163355A (ja) * 2000-11-24 2002-06-07 Web Md Kk 医療情報管理システム、医療情報管理方法、および、記録媒体
JP2005072107A (ja) * 2003-08-20 2005-03-17 Yamagata Casio Co Ltd 部品マスター作成方法及び装置
JP2006048598A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Fujitsu Ltd カルテ入力装置およびカルテ入力プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008021015A (ja) 2008-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3934997B2 (ja) 診療支援システム、診療支援方法および診療支援プログラム
US7847970B1 (en) System and method for reception, analysis, and annotation of prescription data
US7810045B2 (en) Configurable user interface system for processing patient medical data
JP4781085B2 (ja) 手術予定表示システム
JP4891678B2 (ja) 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法
US20050222873A1 (en) Systems, methods and user interfaces for management and configuration of medical patient monitoring
US20090178004A1 (en) Methods and systems for workflow management in clinical information systems
US20070165049A1 (en) Configurable system and method for results review
US20050283387A1 (en) System for providing an interactive anatomical graphical representation of a body for use in a health care environment
EP1797518A1 (en) System and method for handling multiple radiology applications and workflows
JP4946277B2 (ja) 回答依頼システム及びその方法
JP3717425B2 (ja) 医療項目確認支援システム及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2016130983A (ja) 診療支援装置、診療支援装置の作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム
US20050108050A1 (en) Medical information user interface and task management system
JP2003108661A (ja) 看護医療支援システム
JPWO2012039148A1 (ja) 検査予約システム及び検査予約サーバ
US20070083395A1 (en) Method and apparatus for a patient information system and method of use
JP4477994B2 (ja) 電子カルテシステムにおける情報表示方法及び電子カルテシステム
US20090132280A1 (en) System and Method for a Worklist Search and Creation Tool in a Healthcare Environment
WO2006059635A1 (ja) 医療支援システム
JP2004164196A (ja) 電子カルテシステム
JP4755509B2 (ja) 検査管理システム及び検査管理方法
US20110078632A1 (en) Inspection information administering system, inspection information administering method and computer readable medium
JP2005353086A (ja) 医療項目確認支援システム及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2016181310A (ja) 電子カルテ装置、電子カルテ表示方法、電子カルテプログラム、電子カルテプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4891678

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350