JPH10162078A - 記録またはスケジュールの管理システムおよび方法 - Google Patents

記録またはスケジュールの管理システムおよび方法

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JPH10162078A
JPH10162078A JP33023696A JP33023696A JPH10162078A JP H10162078 A JPH10162078 A JP H10162078A JP 33023696 A JP33023696 A JP 33023696A JP 33023696 A JP33023696 A JP 33023696A JP H10162078 A JPH10162078 A JP H10162078A
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美智子 山田
Masato Teraoka
正人 寺岡
Noriaki Sugimura
典昭 杉村
Noboru Murakoshi
登 村越
Ryoichi Sato
亮一 佐藤
Atsuya Yamanashi
敦也 山梨
Kenji Okamoto
健治 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ・システムにおいて,記録,連
絡事項,予定等を表わすデータを見やすくかつ分りやす
い形で表示できるようにする。 【構成】 実データを組込める付箋構造Aをあらかじめ
規定しておき,時間データを含む実データを取込み,一
方向に時間目盛をもつ第1の背景Bの上の時間データに
よって規定される位置に,実データが組込まれた付箋A
を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は記録やスケジュールの管理のた
めのコンピュータ・システムおよび方法に関する。
【0002】
【背景技術】記録として保存しておくデータ,伝達が必
要なデータ,将来(1日後のような非常に近い将来も含
む)の予定を表わすデータ等を保存し,それらを必要に
応じて取出して所定のフォーマットにしたがって表示す
ることはコンピュータが得意とする分野である。これら
のデータ量がきわめて膨大となってもコンピュータはそ
れを容易に処理することができる。
【0003】問題はヒューマンインターフェイスにあ
る。これらのデータを単にテーブルの形で表示しても利
用者にとっては分りにくい。特にデータ量や項目量が膨
大になると,一覧表の形にするには多すぎるので適当に
分割して出力せざるを得ず,全体像が把握しにくくな
る。特に重要な事項が含まれていても見逃しやすくな
る。
【0004】コンピュータ・システムを利用する場所,
機関,施設等に特有の事項もあるので,その利用者に応
じて出力フォーマットを変えることも必要となる。デー
タを入力する場合にも同様の問題がある。
【0005】
【発明の開示】この発明は,コンピュータ・システムに
おいて,記録,連絡事項,予定等を表わすデータを見や
すくかつ分りやすい形で表示できるようにするものであ
る。
【0006】この発明はまた表示画面上でデータを容易
に変更できるようにするものである。
【0007】この発明はさらに利用者に応じて,データ
の入出力フォーマットを容易に変更または作成できるよ
うにするものである。
【0008】この発明による記録,伝達事項または予定
の管理方法は,実データを組込める付箋構造をあらかじ
め規定しておき,時間データを含む実データを取込み,
一方向に時間目盛をもつ第1の背景の上の時間データに
よって規定される位置に,実データが組込まれた付箋を
表示するものである。この発明は上述のように動作する
コンピュータも提供している。
【0009】時間軸をもつ背景に,時間データによって
規定される位置に付箋が表示され,この付箋の中に実デ
ータが記入されている。付箋があたかも壁面に貼ってあ
るかのように表示されるので,非常に見やすく,かつ分
りやすい。必要ならば,一部の(重要な)実データのみ
を付箋内に表わしてもよい。
【0010】付箋の時間データが時間幅をもっている場
合には,好ましくは時間データによって規定される期間
バーを付箋とともに表示する。
【0011】この発明の一実施態様では,刺さった状態
と横になった状態とをもつピンを付箋上に表示し,ピン
が刺さった状態のときに実データをメモリに保存する。
また,ピンが横の状態のときにメモリの実データの書き
換えを許す。
【0012】これにより,表示画面上でデータの書換え
が可能である。また,ピンの状態により実データが保存
されているかどうかが分る。
【0013】この発明の他の実施態様では,第1の背景
の時間目盛よりも縮小された時間目盛をもつ第2の背景
を表示し,この第2の背景上の時間データによって規定
される位置に,付箋に対応するアイコンを表示する。
【0014】これによって,第1の背景には詳細な情報
が表示され,第2の背景には長い時間(期間)にわたっ
た表示が行なわれるので,全体を充分に把握すると同時
に詳細を知ることができる。
【0015】少なくとも2つに分類される複数種類の項
目がある場合には,項目の種類ごとに付箋構造が規定さ
れる。第1の背景が上記一方向に垂直な方向に分類区画
をもつように分けられ,付箋が分類ごとに分けて表示さ
れる。重なる付箋がある場合には,それらが重ならない
ように,そのうちの一つの付箋を上記一方向に垂直な方
向に移動させて表示する。
【0016】上記の付箋の構造の変更も可能である。付
箋構造を規定するデータが表示され,入力に応答して表
示されたデータが変更される。
【0017】新たな構造の付箋の作成も可能である。ま
ず,新たな構造の付箋を入力するための画面が表示さ
れ,付箋の構造を規定するデータの入力に応じて新たな
付箋構造が作られかつ記憶される。
【0018】この発明は過去の記録のみならず,未来の
予定(スケジュール管理),他人への伝達等に利用でき
る。
【0019】この発明はまた,施設,病院,ホテル等の
居室管理,ベッド管理に適した予定(スケジュール)の
管理方法およびコンピュータを提供している。
【0020】この発明による予定の管理方法は,識別符
号と項目に関する区画データと期間データの入力を受付
けて第1のファイルをつくり,一方向に時間目盛をもち
これに垂直な方向に項目に関して区画された背景上の,
第1のファイルの区画データと期間データとによって規
定される位置に,識別符号を表示するとともに,期間デ
ータによって規定される長さを持つバーを表示し,上記
バーの途中の位置が特定されたときに,特定された位置
以前のバーをそのままの位置に保ち,特定された位置以
降のバーを指定された区画に移し,上記識別符号と同じ
識別符号を付けて表示するとともに,指定された区画に
ついての第2のファイルを作成し,第1のファイルの期
間の終期と第2のファイルの期間の始期とを同じにし,
かつ第1のファイルの期間の元の終期を第2のファイル
の期間の終期とするものである。この発明は上記のよう
に動作するコンピュータも提供している。
【0021】ある人の区画(居室,ベッドなど)を変え
る場合,表示画面上で期間を示すバーを切り,その後半
部分を新たな区画に移すだけで,移す前の第1のファイ
ルに加えて,移した後のデータを格納した第2のファイ
ルが自動的にでき上る。切断された期間バーによって区
画の移動が視覚的に非常に分りやすいものとなってい
る。
【0022】この発明はさらに,上述した方法にしたが
う処理をコンピュータに実行させるプログラム,または
上述したコンピュータの動作を実現させるためのプログ
ラムを記録した媒体を提供している。ここで媒体とは,
ハードディスク,フロッピーディスクのような磁気記録
媒体,CD−ROMのような光学的記録媒体,光磁気記
録媒体,半導体メモリ,その他のコンピュータが読取可
能な媒体のすべてを包含する。
【0023】
【実施例】この実施例は,この発明を,老人ホーム,老
人福祉施設等に設置される施設ケア(介護)管理システ
ムに適用したものである。この施設ケア管理システム
は,施設の職員(看護婦を含む)が施設の居住者(被介
護者)に対して行った多岐にわたる介護の記録の管理,
介護の指示または予定の管理,職員相互の連絡(引継
ぎ),被介護者の居室の振分け等に利用される。
【0024】図1は施設ケア管理システムの電気的構成
の概要を示すものである。
【0025】施設ケア管理システムはホストコンピュー
タ10を含む。ホストコンピュータ10はいわゆるパーソナ
ルコンピュータ,ワークステーション等と呼ばれる小型
のコンピュータで実現できる。ホストコンピュータ10は
ハードディスク装置および内部メモリを備えている。ハ
ードディスク装置のハードディスクには,施設ケア管理
のための後述するプログラム,各種マスタ,各種データ
ファイル(データベース)等が格納されている。内部メ
モリは半導体メモリにより実現され,表示画面を作成す
るために表示データを展開したり,各種データを一時的
に記憶するために用いられる。マウスやキーボードを含
む入力装置11,CRT表示装置(または液晶表示装置)
12,プリンタ13等がホストコンピュータ10に接続されて
いる。
【0026】施設ケア管理システムでは,職員が実施し
た介護の内容を入力するために,いわゆる電子手帳20が
用いられる。電子手帳20は携帯型の超小型コンピュータ
であり,表示装置,入力装置等を一つのケース内に一体
的に備えている。電子手帳20はホストコンピュータ10と
接続可能であり,ホストコンピュータ10との間でデータ
交信を行う。
【0027】図2は電子手帳20において入力され,電子
手帳20からホストコンピュータ10に伝送された介護の内
容(ケア記録)を,被介護者ごとに,表示装置12の表示
画面に表示した一例を示している。図2の拡大図が図3
および図4に示されている。ケア記録はホストコンピュ
ータ10の入力装置11を用いて入力または変更することも
できる。実施した介護の内容のみならず,職員への連絡
事項,介護の予定等もケア記録の概念に含ませるものと
する。
【0028】この表示画面の特徴は表示領域Bを持ち,
この表示領域Bの横方向に時間軸(時間目盛)が設定さ
れて表示領域Bが区分され,縦方向は介護の種類(ケア
タイトルという)ごとに区切られており,このような表
示領域Bにおいて,実施した(または予定する)時間の
位置に小領域(これを付箋という)Aが設けられ,この
付箋A内に実施した(または予定しているもしくは伝達
したい)介護等の内容が記入され,あたかも付箋が壁に
貼り付けられているかのように表現されていることであ
る。
【0029】介護の種類および内容は次のように分類さ
れる。
【0030】最も大きな分類をケアタイトル区分とい
う。これには,食事,排泄,リハビリ等がある。
【0031】中分類をケアタイトル名という。たとえ
ば,ケアタイトル区分食事に属するケアタイトル名に
は,食事量,間食,手書きメモ,状態観察,摂食ケアが
ある。ケアタイトル区分排泄に属するケアタイトル名に
は,排泄量,尿量,手書きメモ,状態観察等がある。こ
れらのケアタイトル名は必要に応じてさらに区分けされ
る。たとえば食事量は朝食,昼食,夕食に分けられる
(チェック区分)。
【0032】最も細かい分類はラベルと呼ばれる。たと
えばケアタイトル名食事量のラベルには介助レベル,食
事場所,主食,副食,水分,流動食,記録者が含まれ
る。付箋A内に表示されるのはすべての,または一部の
ラベルの実データである。
【0033】図2の表示画面において,表示領域Bの左
側の領域Dには上述したケアタイトル名が並んでいる。
各ケアタイトル名にはそれに対応したアイコン35が設定
され,かつ表示されている。これらのケアタイトル名が
表示された区画はマウスでクリックできる入力ボタンと
しても機能する。
【0034】表示領域Dの下方には4種類の機能ボタン
(編集道具)31〜34が配置されている。これらは矢印31
(矢印のアイコン),消しゴム32(消しゴムのアイコ
ン),要連絡記録33(ピンのアイコン),および普通の
記録34(ピンのアイコン)である。これらのアイコン
(区画31〜34)をクリックすると,クリックされた区画
の表示が反転する(または色が変わる)(図2では区画
31の表示が反転している:ハッチングで示す。)(これ
が,機能ボタンの機能が働いている状態である。)。必
要ならば,クリックされた区画(31〜34)に応じて,表
示画面上のカーソルがこれらのアイコンの形に変化する
ようにするとよい。要連絡記録33と普通の記録34のピン
のアイコンは表示される色が異なる。ピンアイコンは各
付箋A上にもあり,各付箋Aを表示領域Bにあたかも止
めているかのような印象を与える。ピンが刺さっていれ
ばその付箋の実データはハードディスクに保持されてい
ることを示し,ピンが横になっている状態では実データ
の書替えまたは書込みが可能となる。通常はピンは刺さ
った状態になっている。このようなピンの状態は矢印3
1,要連絡記録33,または普通の記録34の機能ボタンを
働かせた状態でクリックすれば変えることができる。連
絡が必要な記録については色の異なる(たとえば赤)ピ
ンアイコンが用いられているので,他の記録と区別して
分りやすくなっている。付箋上のピンアイコンの色(要
連絡かどうか)は機能ボタン33,34のうち働いているボ
タンに応じて,ピンアイコンがクリックされたときに働
いている機能ボタンのピンと同じ色になる。
【0035】表示領域Bの下方にある表示領域Cは基本
的には表示領域Bと同じ内容を表現している。表示領域
Cでは横(時間軸),縦とも圧縮されており,特に長い
期間にわたる(たとえば最大3週間分の)記録を一挙に
見ることができる。表示領域Cでは,表示領域Bの付箋
Aに対応して,その付箋のケアタイトル名のアイコン36
(アイコン35と同じもの)を用いて各ケアタイトル名の
時間軸上の位置が表示されている。
【0036】上述した付箋Aは一種のメモ用紙であり,
メモ用紙があたかも時間軸をもつ壁に貼られているフィ
ーリングを与える。このような付箋Aを表示するための
データ構造が図5に示されている。
【0037】図5(A) において,付箋Aの上には期間指
定アイコンとしての矢印と,期間を表わすバーとが表示
される。バーの始端と終端がそれぞれ介護の開始日時お
よび終了日時を表わす。これらの表示区画はそれぞれ期
間指定アイコン枠と期間枠によって規定される。開始日
時と終了日時に基づいてこれらの枠の表示画面上の位置
が計算される。期間指定アイコン(矢印)と期間を表わ
すバーは適当な色でその内部が塗られている。期間指定
アイコン(矢印)と期間を表わすバーとを付箋Aの中に
入れてしまってもよい。
【0038】付箋Aの上部にはピンアイコンとケアタイ
トル名とが表示される。これらの表示区画はピンアイコ
ン枠とケアタイトル名表示枠によって規定される。これ
らの2つの枠を包含する枠がヘッダ枠である。
【0039】付箋Aのヘッダの下方には複数の(最大9
個まで)ラベル・データが表示される。各ラベル・デー
タを表示するための区画がテキスト枠である。複数のテ
キスト枠とヘッダ枠とを含む枠がテキスト領域全体枠で
ある。
【0040】さらに,上述したすべての枠を含む方形の
範囲を全体枠という。図5(A) においてはすべての枠が
鎖線で示されている。表現上,鎖線の重なりを避けるた
めに,各鎖線はわずかの間隔をあけて図示されている。
【0041】これらの枠を表わすデータは,図5(B) に
ヘッダ枠を例にとって示すように,枠の左上の点を表わ
す座標(x,y)と,枠の横,縦の長さを表わすX,Y
とによって表現される。座標は表示画面上の適当な点
(たとえば図2の表示領域Bの左上隅の点)を原点とし
て表わされる。長さX,Yはたとえばドット数で現わさ
れる。座標(x,y)は開始日時データに基づいて算出
される。
【0042】期間指定アイコン(矢印),期間を表わす
バーおよび付箋Aの構造と内容は後述するように修正す
ることもできるし,新たに作成することもできる。その
ような処理のために,各ラベル・データについて図5
(C) に示すような定義がなされている。ラベル・データ
はラベル名と,実データと単位とから構成される。ラベ
ル名と実データを表示する区画をフィールドといい,そ
の長さをフィールド長さ,高さをフィールド高さとい
う。単位を表示する区画もフィールドに含めてもよい。
ラベル名はフィールドラベルといわれ,その表示長さが
ラベル長である。実データについては,そのデータを表
わす語の入力可能桁数が規定される。
【0043】図6はホストコンピュータのハードディス
クに格納されているケアタイトルマスタを示している。
ケアタイトル名ごとにこのようなマスタファイルがあら
かじめ作成されているか,またはこのシステムの利用者
(施設の職員)によって作成される。ケアタイトル区
分,ケアタイトル名は上述した通りである。ケアタイト
ル名に割当てられたコードがケアタイトルコードであ
る。送信フラグはこのようなマスタファイルデータを電
子手帳20に送信すべきかどうかを表わす。1つのケアタ
イトル名について1つの付箋フォーマット(構造)が定
義される。付箋には最大9個のフィールドが設けられる
ので,フィールドごとに,使用フラグ,フィールドラベ
ル,フィールド長さ,フィールド高さ,ラベル長,入力
可能桁数および単位が定められている。使用フラグは付
箋A内にそのフィールドのデータを表示するかどうかを
示すものである。すなわち,1つのケアタイトル名につ
いて最大9個のフィールドデータが電子手帳20から伝送
される(またはホストコンピュータ10で入力される)
が,それらのすべてのフィールドデータを表示する必要
はなく,重要と思われるデータのみを表示すればよい。
表示すべきかどうかが使用フラグによって表わされる。
重要なもののみ表示されるので,表示が簡潔となり,か
つ見易いものとなる。
【0044】図7は同じようにハードディスク内に格納
された利用者台帳ファイルを示している。この利用者台
帳ファイルには施設ケア管理システムが設置された施設
に入居しているすべての利用者(被介護者)が登録され
ている。利用者ごとに,台帳コード,氏名,そのふりが
な,入所日,その他の利用者固有のデータが利用者台帳
ファイルに格納されている。台帳コードは利用者ごとに
割当てられたコードである。
【0045】図8はハードディスクに格納されるケア記
録ファイルを示している。ケア記録ファイルは,実行さ
れた(または予定された)1回の1つのケアタイトル名
の介護(または連絡事項)ごとに(したがって付箋ごと
に)作成される。基本的にはこのケア記録ファイルのデ
ータは電子手帳20からホストコンピュータ10に伝送され
たものである。もっとも図2に示す画面を用いてホスト
コンピュータ10においてケア記録ファイルを作成するこ
ともできる。
【0046】台帳コード,ケアタイトル区分,ケアタイ
トル名,ケアタイトルコードは上述した通りである。開
始日時,終了日時は1つのタイトル名についての1回の
介護の開始日時,終了日時をそれぞれ示す。チェック区
分は上述した通りである。作番コードはケア記録ファイ
ルにユニークなコードでケア記録ファイルがつくられる
毎に自動的に割当てられる。
【0047】保存フラグはこのケア記録ファイルを保存
すべきかどうかを示すもので,上述した図2の表示画面
の付箋Aにおけるピンアイコンの状態に対応する。矢印
アイコンボタン31,ピンアイコンボタン33または34の機
能を働かせて保存解除されない限り,通常は保存を示
す。保存が解除されているときにはケア記録ファイルの
書替え,または書込みが可能である。要連絡フラグも付
箋Aのピンアイコンに対応し,このフラグが立っている
ときにはピンアイコンがたとえば赤色で表示される。こ
のフラグはピンアイコンボタン33または34を用いて変更
可能である。職員名は介護をした職員の氏名である。
【0048】テキスト領域全体サイズX,Yは付箋Aの
テキスト領域全体枠の大きさ(横,縦方向の長さ)を示
す。後に詳述するように,矢印アイコンボタン31,ピン
アイコンボタン33または34の機能を働かせた状態でカー
ソルで付箋Aの右下の隅を指し,ドラッグすると,テキ
スト領域全体枠が拡大または縮小される。これは付箋A
内に多量の文字が記入されているときに見やすいように
拡大したり,多くの付箋を表示するために付箋を縮小す
るときに用いられる。このテキスト領域全体サイズX,
Yに応じた拡大率または縮小率を用いて,対応するタイ
トル名についてケアタイトルマスタに記憶されているフ
ィールド長さ,フィールド高さ等が計算され,その計算
結果に基づいて付箋の表示が行なわれる。
【0049】付箋データには,フィールドごとに,使用
フラグと実データとが格納されている。使用フラグは上
述したように,表示するかどうかを表わす。
【0050】電子手帳20には,電子手帳20がホストコン
ピュータ10に接続されているときに,ホストコンピュー
タ10から上述した利用者台帳ファイル,ケアタイトルマ
スタ,後述する入退所履歴ファイル,居室マスタ等の内
容があらかじめ伝送され,そのメモリに記憶されてい
る。
【0051】施設の職員は被介護者の介護を行うときに
電子手帳20を携帯する(もちろん,電子手帳20はホスト
コンピュータ10から切離されている)。職員は自分が行
った介護の内容を,自分の氏名,日付等とともに電子手
帳20に入力する。
【0052】職員が電子手帳20を用いて介護の内容(ケ
ア記録)を入力するときに電子手帳20の表示装置に表示
される表示画面の例が図9に示されている。
【0053】図9(A) はタイトル区分食事,タイトル名
食事量(朝食)を入力するときの表示画面を示すもので
ある。表示画面には利用者(被介護者)の氏名,主食,
副食,水分,流動食(これらのラベルについてのみ使用
フラグが立っている)を入力する欄,および入力するた
めの数値一覧が表示される。表示画面は入力パッドにな
っているので,所望の箇所をペンで押すことによりこれ
らのケア記録データが入力される。職員は電子手帳20の
テンキーや機能キーを用いて開始時間,終了時間,画面
(氏名)のスクロール等を行うことができる。
【0054】図9(B) はタイトル区分食事,タイトル名
状態観察を入力するときの電子手帳20の表示画面の例を
示すものである。
【0055】このようにして入力されたケア記録データ
は電子手帳20内のメモリに記憶される。
【0056】電子手帳20がホストコンピュータ10に接続
され,伝送命令が入力されたときに,電子手帳20のメモ
リに記憶されているケア記録データはホストコンピュー
タ10に伝送され,そのハードディスクに記憶される。す
なわち,1回の1タイトル名の介護ごとに上述したケア
記録ファイルがハードディスクに作成されかつ格納され
る。
【0057】ホストコンピュータ10のメニュー画面に
は,ケア記録エディター,カスタマイズ,スケジュール
管理等のいずれかの選択を促す表示が現われる。
【0058】ケア記録エディターが選択されると,設定
画面が現われる。この設定画面において被介護者の氏
名,日時等が入力されると,入力された被介護者につい
て入力された日時範囲のケア記録を表わす図2に示す表
示が現われる。
【0059】図2に示す表示を行うためにホストコンピ
ュータ10は上述したケアタイトルマスタおよびケア記録
ファイルを用いて,その内部メモリ上に図10に示すよう
な表示用データを展開する。付箋に関するデータ(フィ
ールド長さ,フィールド高さ等)がタイトル名ごとにケ
アタイトルマスタに格納されており,ケア記録ファイル
ごとにテキスト領域全体サイズX,Y(初期値は固定さ
れている)が格納されているから,付箋を規定するヘッ
ダ枠,テキスト領域全体枠,テキスト枠の大きさが算出
される(ヘッダ枠はテキスト枠に比例して決定され
る)。また,ケア記録ファイルには開始日時および終了
日時が格納されているから,期間枠の大きさおよび付箋
の表示領域Bにおける位置も決定される(期間指定アイ
コン枠の大きさはプログラム上で定められており,全体
枠はすべての枠が決定されれば決る)。さらに,実デー
タがケア記録ファイルにあるので,使用フラグが立って
いる実データのみが付箋Aに記入される。領域B,C,
Dの背景を表わす画面データ(線やアイコンなど)はあ
らかじめ作成されて保存されているのはいうまでもな
い。
【0060】図2の表示において,複数の付箋Aの配置
は次のようにして決められる。ホストコンピュータ10は
表示すべき被介護者氏名,日時範囲が入力されると,ハ
ードディスクからその被介護者氏名をもち,入力された
日時範囲のケア記録ファイルを読出す。上述したように
内部メモリ上に図10に示す表示用データを展開する。こ
のとき,付箋(各種枠)のX座標(時間軸)上の位置は
開始日時により決定される。Y座標はとりあえず0に設
定しておく。付箋A1〜A5を表わすデータ(ケア記録
データ)は図11(A) に示すように時間順序でソートされ
た形になる。
【0061】続いて,これらの付箋表示データA1〜A
5をケアタイトル区分ごとにY軸上で区分境界線で分け
る。同じケアタイトル区分に属しかつ重なっている付箋
表示データがあれば,開始時間の遅いものを,軸上で重
なりがなくなるまで下げていく。このようにして,図11
(B) に示すような付箋の配置が定まる。
【0062】図2において,表示領域Bの表示画面を上
下方向および左右方向にスクロールすることができる。
表示領域Bのスクロールにしたがって表示領域Cの表示
画面も自動的にスクロールされる。表示領域Cには表示
領域Bの範囲が破線で示されている。表示領域Dのケア
タイトル名もまたは上下にスクロールすることができ
る。
【0063】図12から図18は,特に表示領域Bに付箋を
表示したり,そのデータを変更したり,付箋を移動した
りする処理を表わすフローチャートである。この処理は
ハードディスクに格納されたプログラムの命令にしたが
って実行される。
【0064】表示画面上にカーソル(図2には図示略)
が表示されている。このカーソルは矢印の形をしてい
る。画面上のカーソルをマウスを用いて移動させること
ができる。様々な指令はカーソルを画面上の所定の位置
にもたらし,マウスをクリックすることにより入力され
る。ここでは,カーソルを所定位置にもたらしてマウス
ボタンを押すこと(マウスボタンオン)をクリックとい
う。マウスボタンをオンしたままマウスでカーソルを動
かすことをドラッグという。マウスボタンを離すと(オ
フ)ドラッグが終る。
【0065】マウスボタンがオンされたときに(マウス
クリック)図12に示す処理に入る。マウスボタンがオン
された時点で画面上のカーソルがどの位置にあるかが判
断される。また,機能ボタン31〜34のうちのどのボタン
が働いているかが判断される。カーソルの位置と働いて
いる機能ボタンとの組合せに応じて各種処理に進むこと
になる。
【0066】付箋A内のピンアイコンの位置にカーソル
がある状態でクリックされ,かつ消しゴムボタン32以外
の機能ボタン31,33または34が働いていた場合には,図
13に示す付箋データの保存処理に進む(ステップ101 ,
102 )。
【0067】付箋A内のピンアイコンが刺さった状態の
ときには保存フラグがオンである(ステップ121 でYES
)。この場合には,内部メモリ上に展開されたクリッ
クされた付箋に対応する表示用データにおいて保存フラ
グがオフにされ,かつ付箋内のピンアイコンが横になる
(ステップ122 )。この状態になると,次に述べる付箋
データの修正が可能になる。
【0068】保存フラグがオフであったときには,保存
フラグがオンにされ,内部メモリ上の表示用データのう
ちの所要のものがハードディスク(ケア記録ファイル)
に保存される。また,ピンが刺さった状態となる(ステ
ップ123 )。
【0069】付箋A内のフィールド(または実データが
表示される区画)にカーソルがあるときにマウスがクリ
ックされ,かつ消しゴムボタン32以外の機能ボタン(3
1,33または34)が働いているときには,付箋Aの実デ
ータの修正(または加入)が可能である(図12,ステッ
プ103 ,104 )。
【0070】図14を参照して,このときには保存フラグ
がオフであることが必要である(ステップ131 )。付箋
A内の実データの表示区画がクリックされ,かつキーボ
ード(入力装置11)からデータが入力されると,クリッ
クされた区画に,(前に表示されていたデータに代え
て)入力されたデータが表示される(ステップ132 )。
【0071】したがって,表示されている付箋A内のデ
ータを修正するときには,機能ボタン31,33または34を
クリックした上で(既にクリックされていれば,この操
作は不要である),カーソルを修正したい付箋Aのピン
アイコンの位置にもたらしてクリックすると,付箋Aの
刺さっていたピンが横になりデータ保存が解除される。
この状態で修正したい実データをカーソルで指しながら
新たなデータをキーボードから入力すればよい。最後
に,付箋Aのピンアイコンをクリックすればピンアイコ
ンは刺さった状態となり,新たに入力されたデータが保
存される(保存フラブが立つ)。
【0072】付箋Aの位置を移動する場合には,消しゴ
ムボタン32以外の機能ボタン31,33,34が働いている状
態で,ヘッダ枠の範囲内にカーソルをもたらしてクリッ
クする(図12,ステップ105 ,106 )。マウスボタンを
押したままカーソルを所望の位置まで移動させ,カーソ
ルが所望の位置に到達したときにマウスボタンをオフす
る(ドラッグ)。
【0073】図15を参照して,付箋の移動も保存フラグ
がオフの状態でなければ行なえない(ステップ140 )。
したがって,上述した保存フラグをオフとする操作を前
もって行う必要がある。
【0074】マウスがクリックされると,そのときのカ
ーソルの位置(ヘッダ枠内)(座標)が読取られる(ス
テップ141 )。
【0075】マウスボタンがオンである限り,カーソル
が移動されるにともなって,付箋の全体枠(全体枠を示
す線図)が移動する(ステップ143 )。全体枠の左上の
点の座標がカーソルの移動量(および移動方向)に応じ
て一定時間ごとに修正され,この修正された枠データに
基づいて全体枠が表示される。
【0076】マウスボタンがオフになると(ステップ14
2 ),カーソルの最終的な移動量が算出される(ステッ
プ144 )。この移動量(X方向およびY方向の移動量)
を用いて,その付箋を構成する各枠(図5に示す各枠)
のデータ(座標(x,y)と長さX,Y)が計算され
る。また,期間枠の始点と終点の座標が時間データ(日
時分)に変換され,開始日時と終了日時が得られる(ス
テップ145 )。このようにして,移動後の付箋の表示用
データが計算により得られるので,得られた表示用デー
タを用いて移動後の位置に付箋が表示されることにな
る。
【0077】上述したように付箋上のピンアイコンがク
リックされればピンが刺さり,開始日時,終了日時を含
む新たな表示用データの所要のものがケア記録ファイル
としてハードディスクに保存される。また,保存フラグ
が立つ。
【0078】消しゴムボタン32以外の機能ボタン31,3
3,34が働いているときに,期間枠内がクリックされる
と,期間枠のリサイズ処理が行なわれる(図12,ステッ
プ107,108 )。
【0079】図16を参照して,この期間枠のリサイズ処
理も保存フラグがオフであることが条件である(ステッ
プ150 )。期間枠のリサイズとは期間バーの終端(終了
日時)を変更する処理である。付箋の移動と同じように
ドラッグ操作が行なわれる。
【0080】クリックされたときに,そのときのカーソ
ルの位置座標が取得される(ステップ151 )。マウスボ
タンがオンされている限り,一定時間ごとに,カーソル
の移動量に応じて,期間枠の線のみが表示される。すな
わちカーソルの移動方向に応じて期間枠が長くなった
り,短くなったりする(ステップ153 )。
【0081】マウスボタンがオフとなると,カーソルの
最終的な移動量が算出され(ステップ154 ),移動量に
応じて期間枠の長さXが算出され,期間バーが表示され
る。また,期間枠の終端の位置にしたがって終了日時が
計算される(ステップ155 )。
【0082】ピンアイコンをクリックすることにより,
新たな終了日時を含むデータが保存される。
【0083】上述したように付箋Aの右下隅の部分をク
リックしてドラッグすると,付箋Aが拡大される(付箋
Aの左上隅の位置は変化しない)。これもまた,消しゴ
ムボタン以外のボタンが働いているときに行なわれる
(図12,ステップ109 ,110 )。この処理は保存フラグ
がオンであっても可能である。
【0084】図17を参照して,クリックされると,カー
ソルの現在位置座標が読取られる(ステップ161 )。マ
ウスボタンがオンである限り,カーソルの移動量に応じ
てテキスト領域全体枠が拡大または縮小されて表示され
る(ステップ163 )。
【0085】マウスボタンがオフとなると(ステップ16
2 ),カーソルの最終移動量が取得され(ステップ164
),これに基づいてテキスト領域全体枠の拡大率また
は縮小率が算出される(拡大または縮小される前の大き
さはテキスト領域全体サイズとして記憶されている)。
この拡大または縮小率に応じて付箋の他の枠の大きさが
計算され,計算後の大きさで付箋が表示される。
【0086】新たに付箋を表示したいときには,ピンア
イコンボタン33または34が働いている状態としておく必
要がある。この状態でカーソルを表示領域B内の付箋を
表示したい位置にもたらしクリックする(図12,ステッ
プ113 ,114 )。
【0087】図18において,クリックされたときのカー
ソルの位置座標が検出される(ステップ171 )。表示領
域Dにおいて指定されている(マウスでクリックして指
定できる)ケアタイトル名の付箋フォーマット(ケアタ
イトルマスタ)がハードディスクから読出され,内部メ
モリ上に展開される(ステップ172 ,173 )。カーソル
の位置が期間指定アイコン枠の位置となる。カーソルの
位置座標を用いて付箋の各枠のデータが算出されるとと
もに,開始日時が算出される(ステップ174 )。これら
の算出されたデータに基づいて付箋が表示される。ピン
アイコンは横になっている。実データはまだ存在しない
ので表示されない。また期間バーも表示されない。
【0088】実データは上述した付箋データの修正処理
の手順(図14)で,期間バーは期間枠リサイズ処理(図
16)の手順でそれぞれ入力されると,表示される。ま
た,その後,ピンアイコンをクリックして刺した状態と
すれば,これらのデータがハードディスクに保存され
る。
【0089】たとえば図2のA0で示す付箋(その付箋
の構造と内容(フォーマット)は既に規定されている)
を表示するときには,表示領域D内の手書きメモ(上か
ら3番目)をクリックする。その後,ピンアイコンボタ
ン33または34の位置にカーソルをもたらしてクリックす
る。カーソルを,付箋A0を表示すべき位置までもって
いってクリックする。すると,付箋A0がその位置に現
われるので,実データ(手書きメモの内容)をキーボー
ドから入力する。表示画面を用いた入力の過程で図10に
示すような表示用データが作成される。最後に,付箋A
0のピンアイコンをクリックすればピンアイコンが刺さ
った状態となり,その表示用データに基づいてケア記録
ファイルが作成され,ハードディスクに保存される。
【0090】この付箋A0を表示領域B内の食事の区域
ではなく,排泄の区域にたとえ表示したとしても(空白
がない等の理由により),ファンクションキーf9(画
面整理)を押すと,図11を用いて説明したのと同じよう
な処理により,食事のタイトル区分に属する付箋A0は
食事の区域に表示されるようになる。
【0091】消しゴムボタン32が働いているときに,カ
ーソルを表示領域B内の付箋以外の位置にもたらしてク
リックすると,消去処理が行なわれる(図12,ステップ
111,112 )。カーソルを所望の付箋の位置にもってい
くと,その付箋のデータが消去される(保存フラグがオ
フの場合のみ)。
【0092】その他の処理としては,カーソルを表示領
域B上でドラッグすると(矢印ボタン31が働いていると
き),表示領域がカーソルの方向にスクロールされる。
【0093】付箋のフォーマットを変更したい場合に
は,初期画面においてカスタマイズを選択する。する
と,図19に示すような表示画面が現われる(ただし表示
領域Eのデータや,表示領域Fの付箋は現われていな
い)。この状態で,表示領域D1のいずれかの区画,た
とえば食事量の区画をクリックすると,そのタイトル名
のケアタイトルマスタのデータが読出され,表示領域E
にデータ(文字や数字)が現われる。表示領域Gの適用
ボタンを押すと,表示領域Fに付箋の画像が現われる。
利用者は付箋の画像をみながら,表示領域Eのフィール
ド・データをマウスでクリックしながら訂正することが
できる。修正されたデータを反映するように付箋の画像
も修正されていく。表示領域Eにおいて,フィールドの
文字の頭にある正方形は使用フラグの状態を示す。表示
領域Gの確定ボタンを押せば,修正されたデータがケア
タイトルマスタとして保存される。
【0094】新たなタイトル名と付箋をつくることもで
きる。カスタマイズを選択する。表示領域Gの新規作成
ボタンを選択する。図20において,表示領域Hのケアタ
イトル区分およびケアタイトル名をマウスでクリックし
ながら所望の文字をキーボードから入力する。またコー
ドを割当てる。ケアタイトル区分として食事,ケアタイ
トル名として食事趣向が,コードとして006が入力さ
れたものとする。表示領域Eの空欄に希望のデータを入
力していく。適用ボタンを押せば,入力されたデータに
よって規定される付箋が表示領域Fに現われる。
【0095】いくつかのアイコンがあらかじめ登録され
ており,表示領域Iのアイコン選択ボタンを押していく
と(クリックしていくと),これらのアイコンが順次表
示されるので希望のアイコンを設定できる。表示領域D
1において,入力されたタイトル名と設定されたアイコ
ンをもつ区画が入力されたコードによって定まる位置
に,表示される。確定ボタンを押せば,この新たに作成
されたケアタイトルマスタがハードディスクに保存され
る。新たに作成されたケアタイトルマスタのデータは電
子手帳20にも伝送可能であるから,このマスタにしたが
ったケア記録データを電子手帳20から入力することがで
きるようになる。
【0096】図2をみれば分るように,一人の被介護者
についての個々のケア記録が付箋の形で表わされ,かつ
この付箋が時間に対応する位置に並べて表示されるの
で,視覚的に非常に分りやすいものとなっている。この
ため,全体把握も容易である。表示領域Bに加えて表示
領域Cには時間軸を圧縮した形でより長い時間帯にわた
って表示されるので,長期にわたるケア記録も一覧でき
る。しかも表示領域Cではアイコン表示となっているの
で見やすい。表示領域Bにおいて,時間枠によってケア
時間の長さも分り,かつピンアイコンの色によって連絡
が必要なものかどうかも分る。
【0097】また,表示領域B上に新たな付箋を出現さ
せた上で,特に連絡を要する事項や,予定すべき事項も
入力して表示できる。これらは次の介護者(たとえば日
勤の人からその日の夜勤の人)への引継ぎのために重要
である。
【0098】さらに,新たなケアタイトル名とそのため
の付箋のフォーマットを作成することもできるので,自
由度が高い。新たに作成されたケアタイトルマスタのデ
ータは電子手帳にも伝送されるので,そのフォーマット
にしたがったケア記録データの入力を電子手帳で容易に
行うことができるようになる。
【0099】付箋のフォーマットは固定したものではな
く,上述のように修正,新たに作成が可能であるから,
施設ごとのニーズによく適合する。付箋フォーマット
(データ構造)によって電子手帳の入力画面も規定され
るので,電子手帳とホストコンピュータとが統一され
る。
【0100】これらのケア記録データはプリンタ13を用
いて印刷することができるので,紙での保存,次の介護
者への引継ぎに便利である。
【0101】次に居室スケジュール管理の処理について
説明する。
【0102】メニュー画面においてスケジュール管理を
選択し,日付と期間を入力すると,図21に示すようなス
ケジュール管理画面が表示装置12に現われる。
【0103】この表示画面において,表示領域Jには縦
方向に居室とベッド番号が並べられ,各ベッド番号に対
応してそこに割当てられている(居住している)被介護
者の氏名が表示され,氏名の位置から期間を示すバーが
横方向にのびている。この表示領域の横方向も時間軸で
ある。
【0104】居室とベッド番号の下方には4種類の機能
ボタン(編集道具)41〜43が配列されている。これらは
矢印41,消しゴム42,ピン43およびはさみ44である。矢
印41,消しゴム42およびピン43は上述した矢印31,消し
ゴム32およびピン33または34とほぼ同じ機能をもつ。は
さみボタン44は被介護者を他の居室またはベッドに移動
するときに,期間を示すバーを切って移動すべき場所に
移すのに用いられる。詳しくは後述する。
【0105】表示領域Jにおける氏名および期間を表わ
すバーを表示するためのデータ構造が図24に示されてい
る。期間指定矢印アイコンを表示するための期間指定ア
イコン枠を含んで,期間を示すバーを表示する範囲を示
す期間枠が設けられている。この期間枠の終端部には終
端指定アイコン枠がある。期間指定アイコン枠の左端が
開始日(ある居室のあるベッド番号の場所に入居する
日)であり,終端指定アイコン枠の右端が終了日(同居
室の同ベッド番号の場所から退居する日)である。
【0106】表示領域Jに表示されている期間の範囲内
に開始日がある場合には期間指定矢印アイコンが表示さ
れるが(たとえば図21の長寿三郎を参照),表示領域J
内に開始日がなく,表示された(入力された)日付より
も前に入居した者についてはこの矢印は表示されない
(たとえば図21の長寿太郎,長寿二郎を参照)。
【0107】終端指定アイコン枠は,終了日が確定的な
日ではなく,おおよその日である場合に,破線を表示す
る場所として位置づけられる(図21の長寿三郎を参
照)。期間指定アイコン枠もまた矢印ではなく破線を表
示するために用いられることもある(たとえば図21の10
3 号室のベッド番号(2) に移った長寿四郎を参照)。
【0108】通常は開始日や終了日は確定的である。こ
れを決定という。図21の表示領域Kには概ねボタンと決
定ボタンがある。概ねボタンがクリックされると上述し
た破線の表示になる。
【0109】ピンアイコン枠と氏名表示枠とでヘッダ枠
が構成される。ピンアイコンは上述した例と同じように
刺さっている状態でデータ保存,横になっている状態で
データの変更ができる。上述した枠のすべてを含む方形
の枠が全体枠である。
【0110】これらの枠を規定するデータは,図24(B)
にヘッダ枠について示してあるように,左上隅の座標
(x,y)と,横および縦の長さXおよびYとによって
構成される。座標の原点は表示領域Jの左上隅の位置に
とられる。
【0111】図25,図26および図27はハードディスクに
格納される棟マスタ,居室区分マスタおよび居室マスタ
を示している。
【0112】棟マスタは棟(建物)ごとに設けられ,棟
コード,棟名等を含んでいる。
【0113】居室区分とは一般ベッド,療養ベッド,痴
呆ベッド,痴呆畳等を区別するためのものである。居室
区分マスタは居室区分ごとに設けられ,居室区分コー
ド,居室区分名等のデータを含む。
【0114】居室マスタは居室ごとに設けられ,その居
室の属する棟を表わす棟コード,居室区分を表わす居室
区分コード,居室コード,居室名,その居室の定員等の
データを含む。
【0115】図28はハードディスクに設けられた入退所
履歴ファイルを示すものである。この入退所履歴ファイ
ルは被介護者ごとに,かつその被介護者に割当てられた
1つの居室の1つのベッド番号ごとに作成される。した
がって,施設に入所している1人の被介護者の入所期間
の間に居室やベッドが変った場合には,その被介護者に
ついて2つ以上の入退所履歴ファイルがつくられる。
【0116】入退所履歴ファイルには,被介護者の台帳
コード,氏名,その被介護者が入居している棟コード,
棟名,居室区分コード,居室区分名,居室コード,居室
名,ベッド番号,開始日,終了日,作番コード,次番コ
ード,前番コード等が格納されている。作番コードは入
退所履歴ファイルの作成ごとに割当てられるものであ
り,このファイルのインデックスとなる。1人の被介護
者に2つ以上の入退所履歴ファイルがある場合には,こ
れらの入退所履歴ファイルを相互にリンクさせる必要が
ある。前番コードは同一の被介護者について既に作成さ
れている1つ前の入退所履歴ファイルの作番コードを意
味し,次番コードは次に作成された入退所履歴ファイル
の作番コードを意味する。
【0117】図29は図21に示す氏名,ピンアイコン,期
間指定矢印アイコン,期間を示すバー等を表示するとき
にホストコンピュータ10の内部メモリに展開されるデー
タ構造を示している。
【0118】上述した入退所履歴ファイルのデータのほ
とんどがそのまま用いられる。期間指定アイコン枠の始
点および期間枠の終点はそれぞれ開始日および終了日に
基づいて計算される。他の枠(全体枠を除く)の大きさ
はあらかじめ定められている。
【0119】被介護者のスケジュールを新たに作成する
場合についてその動作を説明する。長寿三郎を例にと
る。
【0120】ピンボタン43をクリックしてこのボタン43
を働いた状態にする。カーソルを所望の位置(開始日の
位置)にもたらし,マウスボタンを押すと,その場所に
まずヘッダ枠が表示される。このヘッダ枠に氏名を入力
することになる。
【0121】氏名の入力はキーボードを用いて入力する
ことができる。また,利用者選択ボタンを押すと(クリ
ックすると),入居者の一覧表が表示されるので,その
中から所定の氏名をダブルクリックすれば,その氏名が
確定し,ヘッダ枠の氏名表示枠に表示される。
【0122】続いて,期間指定アイコン枠の矢印アイコ
ン(またはピンアイコン)の位置にカーソルをもたら
し,マウスボタンを押したまま横方向に引いていって所
定のところ(終了日の位置)にきたときにマウスボタン
を離すと(ドラッグ),その位置が終了日となる。開始
日から終了日まで期間を示すバーが表示される。表示画
面を用いた入力に応答して図29に示すような表示用デー
タが作成されていく。
【0123】最後に,ピンアイコン(ピンアイコン枠)
クリックすると,ピンが刺さり,作成された表示用デー
タに基づいて新たな入退所履歴ファイルが作成され,ハ
ードディスクに保存される。
【0124】このような入退所履歴ファイルの作成にお
いて,入力されている被介護者の居室が表示領域Lに表
示される。また,作成されている被介護者のヘッダ枠は
他の人のヘッダ枠と異なる色で表示される。好ましく
は,表示されている日付よりも早く入所している人(長
寿太郎等)のヘッダ枠もさらに異なる色で表示される。
【0125】開始日および終了日は表示領域Kをクリッ
クしてキーボードから入力することもできる。これらの
日が入力されると,それらの日の間にバーが表示され,
かつ開始日の位置にヘッダが表示される。
【0126】通常は開始日および終了日は決定である
が,概ねボタンがクリックされると,おおよその表示と
なる。
【0127】表示領域Jは左右,上下にスクロールが可
能である。
【0128】特定の被介護者について居室,ベッドを移
すときにははさみボタン44を用いる。長寿四郎を例にと
る。はさみボタン44をクリックすると,カーソルがはさ
みの形となる。このはさみカーソルを対象被介護者の期
間バーの移動すべき日のところにもたらし,マウスボタ
ンを押す。はさみカーソルのはさみが閉じ,期間バーが
切断される。マウスボタンを押したまま閉じたはさみを
垂直に移動して,新しい居室,ベッドの位置にもってく
る。期間バーの切断された箇所よりも後の部分も一緒に
移動する。所望の位置でマウスボタンを離すと,その位
置にヘッダ枠ができる。ヘッダ枠には同じ被介護者の氏
名が表示される。ピンアイコンは横になっているので,
それをクリックして刺した状態にすれば,新たに作成さ
れた入退所履歴ファイルがハードディスクに保存され
る。
【0129】図30ははさみアイコンを用いた居室,ベッ
ドの移動処理を示している。
【0130】はさみカーソルが所定位置にもたらされ,
マウスボタンが押されて期間バーが切断されたところか
らこの処理が始まる。閉じたはさみカーソルが所定位置
までほぼ垂直に移動されてマウスボタンが離されると
(ステップ201 でYES ),マウスボタンが離された時点
にはさみカーソルが存在した座標が検出される(ステッ
プ202 )。
【0131】図29を参照して対象被介護者の元の入退所
履歴ファイル・データ(これを親とする)の台帳コー
ド,氏名をコピーすることにより,新たな入退所履歴フ
ァイル(これを子とする)データがつくられる。棟コー
ド,棟名,居室区分コード,居室区分名,居室コード,
居室名,ベッド番号は,はさみカーソルがもたらされた
場所のものが用いられる。入退所履歴ファイル(子)に
新たな作番コードが与えられる。この入退所履歴ファイ
ル(子)の作番コードが入退所履歴ファイル(親)の次
番コードとして入れられ,入退所履歴ファイル(親)の
作番コードが入退所履歴ファイル(子)の前番コードと
して入れられる(ステップ203 )。
【0132】入退所履歴ファイル(子)の開始日は期間
バーが切断された日であり,この日が入退所履歴ファイ
ル(親)の終了日となる。入退所履歴ファイル(親)の
元の終了日が入退所履歴ファイル(子)の終了日となる
(ステップ204 )。
【0133】はさみカーソルが移動した縦の線(これを
接続線という)を表示するための枠(接続線枠)および
接続線パターンが作成され,入退所履歴ファイル(親)
に格納される(ステップ205 )。接続線パターンは,接
続線が上方に向っているのか,下方に向っているのかを
表わす。また,親の期間バーと子の期間バーが重なって
しまった場合には,赤色等の異なる色で接続線が引かれ
(接続線は縦の線と横の線の組合せ,または斜めの線と
なる),その旨が警告される。
【0134】このようなスケジュール管理,とくに別の
居室,ベッドへの移動は病院等における居室,ベッド管
理にも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施設ケア管理システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】ケア記録エディターの表示画面の一例を示す。
【図3】図2に示す表示画面の一部を拡大して示すもの
である。
【図4】図2に示す表示画面の他の部分を拡大して示す
ものである。
【図5】(A) は付箋表示のための枠を示し,(B) は枠を
表わすデータを示し,(C) はデータフォーマットを示
す。
【図6】ケアタイトルマスタを示す。
【図7】利用者台帳ファイルを示す。
【図8】ケア記録ファイルを示す。
【図9】(A) および(B) は電子手帳の表示画面を示す。
【図10】表示用データ構造を示す。
【図11】付箋を配列する手順を示す。
【図12】マウスクリック処理を示すフローチャートで
ある。
【図13】付箋データの保存処理を示すフローチャート
である。
【図14】付箋データの修正処理を示すフローチャート
である。
【図15】付箋の移動処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】期間枠のリサイズ処理を示すフローチャート
である。
【図17】付箋のリサイズ処理を示すフローチャートで
ある。
【図18】付箋の新規配置処理を示すフローチャートで
ある。
【図19】カスタマイズの表示画面の一例を示す。
【図20】カスタマイズの表示画面の他の例を示す。
【図21】スケジュール管理の表示画面の一例を示す。
【図22】図21に示す表示画面の一部を拡大して示す。
【図23】図21に示す表示画面の他の部分を拡大して示
す。
【図24】(A) は期間表示のための枠を示し,(B) は枠
を表わすデータを示す。
【図25】棟マスタを示す。
【図26】居室区分マスタを示す。
【図27】居室マスタを示す。
【図28】入退所履歴ファイルを示す。
【図29】表示用データ構造を示す。
【図30】はさみボタンの処理を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 11 入力装置 12 表示装置 20 電子手帳
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村越 登 静岡県静岡市小鹿1514−1 アウローラ小 鹿201 (72)発明者 佐藤 亮一 静岡県榛原郡吉田町神戸98−29 (72)発明者 山梨 敦也 静岡県清水市庵原町584−20 (72)発明者 岡本 健治 静岡県静岡市瀬名1−7−47

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実データを組込める付箋構造をあらかじ
    め規定しておき,時間データを含む実データを取込み,
    一方向に時間目盛をもつ第1の背景の上の時間データに
    よって規定される位置に,実データが組込まれた付箋を
    表示する,記録,伝達事項または予定の管理方法。
  2. 【請求項2】 時間データによって規定される期間バー
    を付箋とともに表示する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 刺さった状態と横になった状態とをもつ
    ピンを付箋上に表示し,ピンが刺さった状態のときに実
    データをメモリに保存する,請求項1または2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 ピンが横の状態のときにメモリの実デー
    タの書き換えを許す,請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1の背景の時間目盛よりも縮小された
    時間目盛をもつ第2の背景を表示し,この第2の背景上
    の時間データによって規定される位置に,付箋に対応す
    るアイコンを表示する,請求項1から4のいずれか一項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つに分類される複数種類の
    項目があり,項目の種類ごとに付箋構造を規定してお
    き,上記一方向に垂直な方向に分類区画をもつ第1の背
    景の上に,付箋を分類ごとに分けて表示する,請求項1
    から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 付箋が相互に重ならないように,上記一
    方向に垂直な方向に付箋を移動させて表示する,請求項
    1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 付箋構造を規定するデータを表示し,入
    力に応答して表示されたデータを変更する,請求項1か
    ら7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 新たな構造の付箋を入力するための画面
    を表示し,付箋の構造を規定する入力データを受付け,
    入力されたデータに応じて新たな付箋構造を作って記憶
    する,請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 新たな構造の付箋を入力するための画
    面を表示し,付箋の構造を規定する入力データを受付
    け,入力されたデータに応じて新たな付箋構造を作って
    記憶する,付箋構造作成方法。
  11. 【請求項11】 識別符号と項目に関する区画データと
    期間データの入力を受付けて第1のファイルをつくり,
    一方向に時間目盛をもちこれに垂直な方向に項目に関し
    て区画された背景上の,第1のファイルの区画データと
    期間データとによって規定される位置に,識別符号を表
    示するとともに,期間データによって規定される長さを
    持つバーを表示し,上記バーの途中の位置が特定された
    ときに,特定された位置以前のバーをそのままの位置に
    保ち,特定された位置以降のバーを指定された区画に移
    し,上記識別符号と同じ識別符号を付けて表示するとと
    もに,指定された区画についての第2のファイルを作成
    し,第1のファイルの期間の終期と第2のファイルの期
    間の始期とを同じにし,かつ第1のファイルの期間の元
    の終期を第2のファイルの期間の終期とする,予定の管
    理方法。
  12. 【請求項12】 実データを組込める付箋構造をあらか
    じめ規定しておき,時間データを含む実データを取込
    み,一方向に時間目盛をもつ背景の上の時間データによ
    って規定される位置に,実データが組込まれた付箋を表
    示するように動作するコンピュータ。
  13. 【請求項13】 新たな構造の付箋を入力するための画
    面を表示し,付箋の構造を規定する入力データを受付
    け,入力されたデータに応じて新たな付箋構造を作って
    記憶するように動作するコンピュータ。
  14. 【請求項14】 識別符号と項目に関する区画データと
    期間データの入力を受付けて第1のファイルをつくり,
    一方向に時間目盛をもちこれに垂直な方向に項目に関し
    て区画された背景上の,第1のファイルの区画データと
    期間データとによって規定される位置に,識別符号を表
    示するとともに,期間データによって規定される長さを
    持つバーを表示し,上記バーの途中の位置が特定された
    ときに,特定された位置以前のバーをそのままの位置に
    保ち,特定された位置以降のバーを指定された区画に移
    し,上記識別符号と同じ識別符号を付けて表示するとと
    もに,指定された区画についての第2のファイルを作成
    し,第1のファイルの期間の終期と第2のファイルの期
    間の始期とを同じにし,かつ第1のファイルの期間の元
    の終期を第2のファイルの期間の終期とするように動作
    するコンピュータ。
  15. 【請求項15】 あらかじめ規定された実データを組込
    める付箋構造のデータをメモリ上に展開し,一方向に時
    間目盛をもつ背景の上に付箋構造を表示するために,与
    えられた時間データにしたがって付箋構造を表示すべき
    位置を計算し,表示画面上の上記背景上の計算により得
    られた位置に,メモリ上に展開されたデータにしたがっ
    て付箋を表示するようにコンピュータを制御するための
    プログラムを記録した媒体。
  16. 【請求項16】 識別符号と項目に関する区画データと
    期間データの入力を受付けて第1のファイルをつくり,
    一方向に時間目盛をもちこれに垂直な方向に項目に関し
    て区画された背景上の,第1のファイルの区画データと
    期間データとによって規定される位置に,識別符号を表
    示するとともに,期間データによって規定される長さを
    持つバーを表示し,上記バーの途中の位置が特定された
    ときに,特定された位置以前のバーをそのままの位置に
    保ち,特定された位置以降のバーを指定された区画に移
    し,上記識別符号と同じ識別符号を付けて表示するとと
    もに,指定された区画についての第2のファイルを作成
    し,第1のファイルの期間の終期と第2のファイルの期
    間の始期とを同じにし,かつ第1のファイルの期間の元
    の終期を第2のファイルの期間の終期とするようにコン
    ピュータを制御するためのプログラムを記録した媒体。
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