JPH11195192A - 医療福祉施設向けリスク管理業務支援システム - Google Patents

医療福祉施設向けリスク管理業務支援システム

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JPH11195192A
JPH11195192A JP10000168A JP16898A JPH11195192A JP H11195192 A JPH11195192 A JP H11195192A JP 10000168 A JP10000168 A JP 10000168A JP 16898 A JP16898 A JP 16898A JP H11195192 A JPH11195192 A JP H11195192A
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JP
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fire
guidance
signal
floor
disaster prevention
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JP10000168A
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Inventor
Kaoru Aihara
薫 相原
Yutaka Daimon
豊 大門
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療福祉施設における火災等の緊急事態発生時
に、自衛消防隊の活動を支援するタイムリーな情報を提
供する。 【解決手段】総合防災盤、ビル管理システム及び看護業
務支援システムからリアルタイムで信号を受信し、防災
設備信号から火災の発生箇所や延焼状況を把握し、一般
建築設備信号から停電や設備機器の重大故障および照明
の点灯状況や空調設備の運転状況を把握し、看護業務支
援システムからは入院患者配置情報を把握し、緊急事態
を示す信号を受信した際には、建物を階層的にデータベ
ース化した建物モデルとガイダンス出力ルールを基にリ
アルタイム推論を行い、その時点での建物の使用状況を
考慮したガイダンスメッセージを各階ナースステーショ
ン、事務室及び防災センターに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療福祉施設向け
リスク管理業務支援システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般病
院のみならず、種々の高齢者施設や痴呆性老人介護施設
等の医療福祉施設において、火災が発生すると、自力で
避難できる入所者が極めて少数であるため、ハード、ソ
フトの両面において、十分な防災管理体制を持って対処
する必要がある。しかしながら、実際は、入院者数や入
所者数に対する介助者の比率は、極端に少ない状況にあ
り、有効な避難活動を中心とした緊急時対応行動がとれ
るかどうかは疑わしいものがある。
【0003】また、東京消防庁のレポートによれば、火
災の初期段階に於ける消防署への通報や消火活動、出火
室の患者の一時避難介助等を、看護婦や職員が連携しつ
つ機敏に対応することが望ましいと指摘されている。
【0004】これらの状況を考慮すると、従来の自動火
災報知設備やビル管理システムのみでは十分な対応とは
いえず、緊急時に迅速かつ的確な行動が要求される看護
婦や職員の負担を軽減するための新たなしくみが必要と
まっている。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、医療福祉施設における火災等の緊急事態発生
時に、自衛消防隊の活動を支援するタイムリーな情報を
提供するもので、火煙の拡散状況や、建築設備の運転状
況、患者の配置状況等をリアルタイムに反映し、状況に
即したガイダンスメッセージの提供を行うことにより、
防災センター要員や看護婦、職員等は互いに協調、連携
しながら、初期消火や避難誘導、防災設備の操作を行
い、入院患者や病院業務への影響を最小限に抑えること
ができる医療福祉施設向けリスク管理業務支援システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の医療
福祉施設向けリスク管理業務支援システムは、防災セン
ターに設置される総合防災盤、ビル管理システム及びメ
インパソコンと、事務室に設置される看護業務支援シス
テムと、各階ナースステーションに設置されるリモート
端末とを備える医療福祉施設において、前記総合防災
盤、ビル管理システム及び看護業務支援システムからリ
アルタイムで信号を受信し、防災設備信号から火災の発
生箇所や延焼状況を把握し、一般建築設備信号から停電
や設備機器の重大故障および照明の点灯状況や空調設備
の運転状況を把握し、看護業務支援システムからは入院
患者配置情報を把握し、緊急事態を示す信号を受信した
際には、建物を階層的にデータベース化した建物モデル
とガイダンス出力ルールを基にリアルタイム推論を行
い、その時点での建物の使用状況を考慮したガイダンス
メッセージを各階ナースステーション、事務室及び防災
センターに出力することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の医療福祉施設
向けリスク管理業務支援システムの1実施形態を示す構
成図、図2は本発明における処理の流れを示す図であ
る。
【0008】図1において、本システムは、医療福祉施
設における防災センター1に設置されるメインパソコン
2と、各階ナースステーション3に設置されるリモート
端末4と、これらを接続する院内LAN9とから構成さ
れている。また、防災センター1には、総合防災盤5お
よび非常放送設備6が設置され、事務室7にはリモート
端末4及び看護業務支援システム用パソコン8が設置さ
れている。なお、各階ナースステーションに設置される
リモート端末4は看護業務支援システムと兼用すること
も可能である。また、各階には電話網10に接続された
送受信アンテナ11と、スピーカ12が設置されてい
る。なお、13はディスプレイ付携帯端末、15はPB
X(交換機設備)である。
【0009】各階のナースステーション3を中心に設置
されるリモート端末4へのメッセージ転送は、院内LA
N9としてイントラネットが構築される場合は、WWW
プラウザへのサーバープッシュ方式等を採用することも
可能である。
【0010】入院患者等への情報伝達には、ヒューマン
インターフェースの高度化を図る必要があるため、非常
放送設備と連動した合成音声方式等を利用する。非常職
員の呼び出し等、施設外部への連絡には、PBX設備1
5と連動したオートダイアル機能を使用する。また、緊
急時における防災センター要員や看護婦等の対処能力の
向上を目的とし、本システム上(リモート端末も含め
る)で仮想の緊急事態を発生させ、日常的なトレーニン
グを行う。
【0011】図2において、メインパソコン2は、総合
防災盤5、ビル管理システム20、看護業務支援システ
ム21、他のパソコン22と接続されており、信号特徴
抽出処理部23において、防災設備や一般建築設備から
の信号をリアルタイムで受信し、防災設備信号から火災
の発生箇所や延焼状況を把握し、一般建築設備信号から
停電や設備機器の重大故障および照明の点灯状況や空調
設備の運転状況を把握し、看護業務支援システムからは
入院患者の館内分布等を一元的に把握するようにしてい
る。
【0012】緊急事態を示す信号を受信した際には、建
物を階層的にデータベース化した建物モデル24とガイ
ダンス出力ルール25を基にリアルタイム推論エンジン
26でリアルタイム推論を行い、その時点での建物の使
用状況を考慮したガイダンスメッセージを出力、表示す
る。
【0013】建物モデル24は、対象となる建物を階層
構造により部品化し、構成要素としてのフロアや部屋を
説明するための属性と、その属性値を記述したものであ
り、さらに在室情報や空調機、照明設備の状態などとい
った可変情報についても常に最新の情報を蓄積してい
る。ガイダンス出力ルール25は、例えばガイダンスメ
ッセージひとつひとつについて、それが出力されるべき
条件を 「rule :ルールの識別番号 WEIGHT: :優先度 IF BB:(属性 属性値) :メモリの属性値と比較する内容 THEN DSP:(ガイダンスメッセージ):条件部が一致した時の出力内容」 の書式で記述したものであり、その個々のルールについ
ては、発火した際の重要度を示す係数(WEIGHT)
が登録されている。また、フロア名や部屋名などを変数
表示している。その変数表示に実数値を代入し、実行可
能なルールに編集しなおすのが推論エンジン26であ
る。ガイダンス出力処理部27は、推論エンジン26に
より編集されたルールの条件部(IF部)の属性値とメ
モリに書き込まれた属性値とを比較し、条件部がすべて
一致した場合にそのルールの発火により、該当するガイ
ダンスメッセージを例えばCRTからなるガイダンスメ
ッセージ表示部28に優先順に出力する。
【0014】例えば火災感知器からの警報信号で、発信
個所(部屋)の用途が事務室、且つその部屋に無人であ
ることを満たした場合、ルールが発火し、「電気錠を遠
隔で解錠しなさい」というメッセージを出力するという
ガイダンス出力ルールは、 「rule 3-1 WEIGHT:90 IF BB:(信号種別 火災感知器) BB:(部屋用途 事務室) BB:(在室状況 無人) THEN DSP:(電気錠を遠隔で解錠しなさい)」 と記述される。さらに、発火したルールが複数の場合
は、メッセージも複数出力されることになるので、オペ
レータに行動内容の重要性(順序)がわかるように提供
するため、重要度を示す係数(WEIGHT)を相対的
に比較し、値の大きいものから数字を付して出力する。
【0015】総合防災盤5やビル管理システム、看護業
務支援システムから信号処理部23に入力する防災設備
データや一般設備データ、各室の患者在室状況データ等
のフォーマットは、例えば図3に示すように設備認識番
号とアドレスと信号種別からなり、さらに、これに最初
の入力では0秒として、時間が付加される。設備認識番
号は、火災報知機(プレアラーム機能付)、防火戸、防
火シャッター、防煙タレ壁、排煙口、排煙機、スプリン
クラー、スプリンクラーポンプ、CO2 消火設備、泡消
火設備、泡ポンプ、ドレンチャー設備、屋内消火栓設
備、屋内消火栓ポンプ、非常用自家発電設備、非常電
話、火災確定信号、停電信号、空調設備、照明設備、電
気錠等の各種設備を認識する番号である。アドレスは、
各種設備が設置されている場所を示すものであり、例え
ば建物モデルデータ24の部屋名(フレーム名)と設置
設備データの組み合わせにより表現する。信号種別は、
入力信号の形態がON/OFFのもの、火災感知器(プ
レアラーム機能付)のように平常時/プレアラーム/火
災/連動とあるもの、通常の感知器のように平常時/火
災/連動とあるもの、停電信号のように平常時/停電時
とあるもののそれぞれの種別を例えば00、01、0
2、……により表現する。
【0016】次に、本発明のシステムにおいて警報信号
を受信した場合の動作を説明する。上記システムでは、
図4に示すように信号特徴抽出処理部23が信号を受信
すると(ステップS11)、まず、信号処理部23は、
メモリに受信信号の種類や信号の発信個所及びその個所
のフロアや部屋に関する空間的特性、在室状況などの属
性値を書き込む(ステップS12)。このとき、書き込
む属性とその属性値は、信号処理部23において例えば
テーブルとして持ち、アドレスに基づき建物モデル24
を参照してメモリに書き込む内容を選択する。次に推論
エンジン26は、ガイダンス出力ルール25の各ルール
について、変数部分に信号処理部23から実数値を取り
込んで代入し、実行可能なルールに編集しなおす(ステ
ップS13)。ガイダンス出力処理部27は、各ルール
の条件部(IF部)の属性値とメモリに書き込まれた属
性値とを比較し、条件部がすべて一致したルールが発火
すると、そのガイダンスメッセージを抽出し(ステップ
S14)、各優先度係数(WEIGHT)に基づいてソ
ートする(ステップS15)。そして、図5に示すよう
に優先度係数(WEIGHT)の高い順に番号1、2、
3、……を付してガイダンスメッセージを出力する(ス
テップS16)。
【0017】図6は火災判定レベルの処理の流れを説明
するための図である。本システムは、警報信号の発信箇
所の使用特性に応じ、火災の疑わしさを考慮した防災ガ
イダンスメッセージを提供できるようにするため、メモ
リ上の属性として「火災判定レベル」を設けている。ま
ず、防災信号受信時にオペレータがとる行動は2つに大
別できる。ひとつは信号の内容に応じて比較的、容易に
判断できるもので、例えば火災感知器から警報信号を受
信したときに、警備要員を現地に向かわせて火災確認の
要請を行う等の行動がある。一方、火災発生が確定する
以前の行動内容の一部は、火災の疑わしさによって、ど
のような行動を選択するかをオペレータ自身が判断する
必要がある。例えば すべての防災センターに火災確認中の連絡を行う すべての警備要員に火災確認中の連絡を行う すべての警備要員に火災確認中の連絡を行い、待機の要
請を行う 感知器の発報階について、在室状況の確認を行う 感知器の発報階の上層階について、在室状況の確認を行
う 全館について、在室状況の確認を行う 感知器の発報階の上層階について、火災確認中の非常
放送を行う 全館について、火災確認中の非常放送を行う とりわけこの時点における対応如何によっては、初期消
化に失敗し火災が拡大したり、誤報であるのに過大な対
応をとってしまうといったように、オペレータにとって
は非常に難しい判断が要求される。
【0018】「火災判定レベル」は、火災感知器からの
警報信号を受信したとき、信号種別(プレアラーム報ま
たは火災報)や発信箇所の使用特性を考慮することによ
り、例えば0〜5までの6段階の属性値としてメモリに
記述される。この属性値が大きくなるほど、火災の疑わ
しさが増すものとする。この属性値をガイダンス出力ル
ールに記述することにより、警報信号を受信する都度、
火災の疑わしさに応じた適切な行動内容がCRT画面を
通じてガイダンスメッセージとしてオペレータに提供さ
れ、効果的な行動支援が実現できる。
【0019】受信した警報信号の発信箇所の使用特性を
基に、火災の疑わしさを算出しメモリの「火災判定レベ
ル」に属性値を記述するためには、各部屋毎にその使用
特性を予め記憶しておく必要がある。そのために、建物
の空間的特性を階層構造によりモデル化した建物モデル
に使用特性を定義している。具体的には、各部屋の特性
を説明する属性の中に「火気使用」と「喫煙」を設け、
属性値としてそれらの有無を記述する。これにより、受
信した警報信号の発信箇所(部屋)が特定されると、そ
の部屋の使用上の特性が即時に検索され、把握できるよ
うになっている。これら「火気使用」と「喫煙」につい
ては、警報信号を発した部屋が特定されれば一義的に決
まる固定的な情報であるが、同様に各部屋の使用特性を
説明する属性である「使用状況」については、その属性
値として人の在/不在を記述するため、可変的な情報で
ある。そこで、この判定は、例えば看護業務支援システ
ムとビル管理システムからの信号を基に行う。
【0020】例えば事務室やコンピュータ室、書類保管
室など電気錠のある部屋については、ビル管理システム
の入出退管理設備により人の在/不在を把握でき、廊下
やトイレ、エレベータホール、給湯室など電気錠のない
部屋についてはフロア毎の最終退出信号(入出退管理設
備)や共用部の照明設備の点灯状態、空調設備の運転状
態(中央監視設備)により人の在/不在を把握できる。
このような電気錠、照明設備、空調設備の移報信号を受
信した時点で該当する部屋の在/不在を判定し、建物モ
デルの情報を更新する。その具体的な処理の流れを示し
たのが図6である。火災感知器からの警報信号を受信す
ると、まず、その発信箇所(部屋)を特定して建物モデ
ルから当該箇所の使用特性を検索する。同時に信号の種
別(プレアラーム報または火災報)を把握する。次に、
これらの情報から火災判定レベルの算出を行い、その結
果、メモリの「火災判定レベル」に属性値をセットす
る。また、部屋の在/不在に関する信号を受信したとき
には、その発信箇所(部屋)を特定して建物モデルから
当該箇所の「使用状況」の属性値を更新する。なお、火
災かどうか疑わしい段階でのオペレータの行動内容を出
力することを目的とする場合、自火報受信機の火災確定
ボタンが押される等、火災発生の確定を確認した以降
は、処理が停止される。
【0021】火災判定レベルの算出方法は、先に述べた
ように発報した火災感知器の位置関係と部屋の使用特性
を考慮したものであるが、その具体的な例は以下のよう
なものである。まず、基本的な考え方は、同一部屋内の
3つ以上の火災感知器の発報や隣接関係にある部屋の火
災感知器の発報では、火災判定レベルを最大値の5と
し、それ以外は、各部屋の火災判定レベルを部屋の使用
特性(火気使用、喫煙、使用状況)を考慮して算出す
る。隣接関係にない複数の部屋の火災感知器が発報して
いるときには、それらの中の最大値を黒板にセットす
る。この各部屋の火災判定レベル計算の処理手順は以下
のようになる。まず、プレアラームを発報レベル1、火
災報を発報レベル2として発報した火災感知器の信号種
別を把握する。次に部屋内の個々の感知器の発報レベル
の総和をその部屋の火災判定レベルとして計算する。例
えば、感知器が1つのみ発報した場合には、上記の火災
判定レベルとし、感知器が2つ発報した場合には、いず
れもプレアラームであれば3、プレアラームと火災報で
あれば4、いずれも火災報であれば5を火災判定レベル
とする。そして、これに〔表1〕にしたがって部屋の使
用特性を考慮した火災判定レベルの修正を行う。
【0022】
【表1】 上記の処理により、火災判定レベルが4以上となったと
きは、真火災とみなし消防署への通報など、火災確定に
伴うガイダンスメッセージを出力するためのルールを設
定している。
【0023】医療福祉施設の場合は、オフィスビルとは
異なり、緊急時には防災センターの要員のみならず看護
婦や職員等が重要な役割を担うことになる。これらの人
間はナースステーションに代表されるように施設内各所
に点在しているので、それらの拠点においてもガイダン
スメッセージを受けることができるしくみが必要であ
る。すなわち、施設内の各所に設置される各パソコン端
末には、下記のように対象者の役割分担や火災の発生場
所を考慮したメッセージを提供する。
【0024】防災センター:火災の拡大状況、初期消
火、建築設備の操作、防火排煙設備の監視・遠隔操作等 ナースステーション(出火階):火災の拡大状況、患者
の水平避難誘導等 ナースステーション(他階):火災の拡大状況、出火階
への応援要員の派遣、患者の垂直避難誘導等 事務室:火災の拡大状況、院長や非番職員の召集、外来
患者の避難誘導等 また、医療福祉施設の性格上、職員は施設内を移動した
り非番等で施設外にいることが考えられるため、非常放
送設備6を利用した音声によるメッセージ内容の伝達
や、ディスプレイ付携帯端末13やページャー等の利用
も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、医療福祉施設における火災等の緊急事態発生
時に、自衛消防隊の活動を支援するタイムリーな情報を
提供するもので、火煙の拡散状況や、建築設備の運転状
況、患者の配置状況等をリアルタイムに反映し、状況に
即したガイダンスメッセージの提供を行うことにより、
防災センター要員や看護婦、職員等は互いに協調、連携
しながら、初期消火や避難誘導、防災設備の操作を行
い、入院患者や病院業務への影響を最小限に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療福祉施設向けリスク管理業務支援
システムの1実施形態を示す構成図である。
【図2】図1のシステム構成図である。
【図3】信号フォーマットの例を示す図である。
【図4】本発明における処理の流れを説明するための図
である。
【図5】ガイダンスメッセージの出力画面の例を示す図
である。
【図6】火災判定レベルの処理の流れを説明するための
図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災センターに設置される総合防災盤、ビ
    ル管理システム及びメインパソコンと、事務室に設置さ
    れる看護業務支援システムと、各階ナースステーション
    に設置されるリモート端末とを備える医療福祉施設にお
    いて、 前記総合防災盤、ビル管理システム及び看護業務支援シ
    ステムからリアルタイムで信号を受信し、防災設備信号
    から火災の発生箇所や延焼状況を把握し、一般建築設備
    信号から停電や設備機器の重大故障および照明の点灯状
    況や空調設備の運転状況を把握し、看護業務支援システ
    ムからは入院患者配置情報を把握し、 緊急事態を示す信号を受信した際には、建物を階層的に
    データベース化した建物モデルとガイダンス出力ルール
    を基にリアルタイム推論を行い、その時点での建物の使
    用状況を考慮したガイダンスメッセージを各階ナースス
    テーション、事務室及び防災センターに出力することを
    特徴とする医療福祉施設向けリスク管理業務支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記ガイダンスメッセージは、防災センタ
    ーにおいては、火災の拡大状況、初期消火、建築設備の
    操作、防火排煙設備の監視・遠隔操作等のメッセージで
    あり、出火階のナースステーションにおいては、火災の
    拡大状況、患者の水平避難誘導等のメッセージであり、
    他階のナースステーションにおいては、火災の拡大状
    況、出火階への応援要員の派遣、患者の垂直避難誘導等
    のメッセージであり、事務室においては、火災の拡大状
    況、院長や非番職員の召集、外来患者の避難誘導等のメ
    ッセージであることを特徴とする請求項1記載の医療福
    祉施設向けリスク管理業務支援システム。
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