JP3511339B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3511339B2
JP3511339B2 JP09530196A JP9530196A JP3511339B2 JP 3511339 B2 JP3511339 B2 JP 3511339B2 JP 09530196 A JP09530196 A JP 09530196A JP 9530196 A JP9530196 A JP 9530196A JP 3511339 B2 JP3511339 B2 JP 3511339B2
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4282Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a serial bus, e.g. I2C bus, SPI bus
    • G06F13/4291Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a serial bus, e.g. I2C bus, SPI bus using a clocked protocol

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリアルバスライン
を用いた通信装置に関し、特に通信装置のシリアルバス
ラインの確認手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルバスラインを用いた通信
装置としては、例えば特昭57−106262号公報
(特願昭56−173169号)等に開示された通信装
置等が知られている。
【0003】図2はこの特昭57−106262号公
報に開示された通信装置と同等な構成を示しており、同
図中において、51は同期クロックを伝送するための同
期クロックワイヤであり、52はデータを伝送するため
のデータワイヤであり、53、54は電源供給部であ
り、55、56はクロックワイヤ51、データワイヤ5
2をプルアップするためのプルアップ抵抗であり、5
7、63はデータを送受信する局である。このような局
57、63はクロックワイヤ51、データワイヤ52に
よって並列に接続されている。
【0004】また、58、64は各局57、63の動作
を制御するための制御回路であり、59、65はクロッ
クワイヤ51の電圧を制御するためのトランジスタであ
り、60、66はクロックワイヤ51の電圧を入力する
ためのバッファであり、61、67はデータワイヤ52
の電圧を制御するためのトランジスタであり、62、6
8はデータワイヤ52の電圧を入力するためのバッファ
である。
【0005】トランジスタ59、65は、制御回路回路
58、64からの制御に応じて同期クロックワイヤ51
からの電流を引き込み、プルアップ抵抗55における電
圧降下によってクロックワイヤ51の電圧をローレベル
とし得るように、トランジスタ61、67は、制御回路
回路58、64からの制御に応じてデータワイヤ52か
らの電流を引き込み、プルアップ抵抗56における電圧
降下によってデータワイヤ52の電圧をローレベルとし
得るように構成されている。
【0006】このように構成された通信装置では、通信
を行う際には、いずれか1つの局が通信を制御するマス
タ局となり、他の局はマスタ局による通信制御に応じて
データの送受信を行うスレーブ局となる。
【0007】初期状態として各トランジスタ59、65
及びトランジスタ61、67は全てオフとなっており、
図3(A)及び同図(B)中にバスフリー期間として示
すように、クロックワイヤ51及びデータワイヤ52の
電圧はハイレベルとなっている。このような状態におい
て、送信要求がある局は、クロックワイヤ51及びデー
タワイヤ52の電圧がハイレベルであることを確認した
後、トランジスタ61あるいはトランジスタ67をオン
とする。これにより、図3(B)中の時刻t10から時
刻t11までの開始信号期間において、データワイヤ5
2の電圧がローレベルとなって開始信号が送出される。
これにより、送信要求のある局がマスタ局となり、他の
局はデータワイヤ52がローレベルとされたことを検出
してスレーブ局となる。なお、通信の開始時においては
マスタ局は送信局として動作し、図3(A)に示すよう
に、時刻t11から時刻t12までの情報信号期間にお
いて、トランジスタ59あるいはトランジスタ65のス
イッチングを行って同期クロックをクロックワイヤ51
に送出すると共に、同図(B)に示すように、この同期
クロックに同期させてトランジスタ61あるいはトラン
ジスタ67のスイッチングを行って、送信データに応じ
た電圧を送出する。スレーブ局は、クロックワイヤ51
からの同期クロックに同期させてデータワイヤ52から
のデータを受信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の公報に記載され
た通信装置では、開始信号を送出する前に、クロックワ
イヤ51及びデータワイヤ52の電圧がハイレベルとな
っていることが前提となっており、送信要求がある局が
クロックワイヤ51及びデータワイヤ52の電圧を確認
した後に、開始信号等の送出を開始するようになってい
るが、他の期間、例えばクロックを発生している情報信
号期間にはクロックワイヤ51及びデータワイヤ52の
電圧を検出していない。
【0009】このため、クロックワイヤ51又はデータ
ワイヤ52をローレベルに引き込むことを許されていな
いマスタ局以外の送信局や受信局がこれらのワイヤ5
1、52をローレベルに引き込んでいたり、これらのワ
イヤ51、52が絶縁不良等によってローレベルに引き
込まれているといった通信異常を検出することができな
い問題があった。
【0010】本発明は、この様な問題点を解消するため
になされたものであり、通信異常の有無を確認すること
ができ、また、通信異常を検出した際に警告あるいは再
転送等の処理を行ってデータを確実に伝送することがで
きる通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信装置
、少なくとも1対の通信局が、同期クロックを伝送す
るためのクロックワイヤとデータを伝送するためのデー
タワイヤを備えるシリアルバスラインで接続され、少な
くとも上記通信局の1つが同期クロックを発生する同期
クロック発生手段を備え、該同期クロック発生手段を備
える通信局の1つが同期クロックを発生して通信を制御
するマスタ局となり、該マスタ局となった通信局以外の
少なくとも1つの通信局がマスタ局による通信制御に応
じてデータの送受信を行うスレーブ局となる通信装置で
あって、前記マスタ局となった通信局がデータの送受信
を行っているときに、前記マスタ局となった通信局以外
の通信局からの電圧がクロックワイヤに送出されている
こと及び/又は前記マスタ局となった通信局からデータ
の送信が指示された通信局以外の通信局からの電圧がデ
ータワイヤに送出されていることを検出し、このことが
検出されたときに通信異常が生じたと判定する制御回路
とを備えることを特徴とする
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態に
係る通信装置の構成を示すブロック図である。この第1
の実施形態に係る通信装置は、2つの局7、13がシリ
アルバスラインにより接続されて構成されている。同図
中において、1は同期クロックを伝送するためのクロッ
クワイヤであり、2はデータを伝送するためのデータワ
イヤであり、3、4は電源供給部であり、5、6はクロ
ックワイヤ1、データワイヤ2をプルアップするための
プルアップ抵抗であり、7、13はデータを送受信する
局である。このような局7、13はクロックワイヤ1、
データワイヤ2によって並列に接続されている。これら
の局7、13は、例えばパーソナルコンピュータ、ワー
クステーション等の情報処理装置、あるいはテレビジョ
ン装置、ビデオテープレコーダ装置等の映像あるいはチ
ューナ、アンプ等の音響機器等に設けられており、これ
らの機器間で動作の制御等を行うために用いられる。
【0017】また、8、14は各局7、13の動作を制
御するための制御回路であり、9、15はクロックワイ
ヤ1の電圧をローレベルとするためのトランジスタ(第
1のスイッチング手段)であり、10、16はクロック
ワイヤ1の電圧を保持するためのバッファであり、1
1、17はデータワイヤ2の電圧をローレベルとするた
めのトランジスタ(第2のスイッチング手段)であり、
12、18はデータワイヤ2の電圧を保持するためのバ
ッファである。
【0018】トランジスタ9、15のソース、ドレイン
は各々クロックワイヤ1又は接地電位に接続されてお
り、ゲートは各々制御回路8、14に接続されている。
バッファ10、16の入力側はクロックワイヤ1に接続
されており、これらの出力は各々制御回路8、14に供
給されている。これらのトランジスタ9、15が全てオ
フであるときは、プルアップ抵抗5を介してクロックワ
イヤ1にハイレベルの電圧が供給される。また、これら
のトランジスタ9、15のいずれか1つをオンとするこ
とにより、オンとされたトランジスタ9あるいはトラン
ジスタ15を介してクロックワイヤ1が略接地され、プ
ルアップ抵抗5、クロックワイヤ1、トランジスタ9あ
るいはトランジスタ15を介して接地電位に流入する電
流により、プルアップ抵抗5に電圧降下が生じ、クロッ
クワイヤ1の電圧がローレベルとなる。
【0019】バッファ10、16の入力側はクロックワ
イヤ1に接続されており、出力側は各々制御回路8、1
4に供給されている。各制御回路8、14は、これらの
バッファ10、16の出力により、クロックワイヤ1の
電圧を検出するようになっている。
【0020】また、トランジスタ11、17のソース、
ドレインは各々データワイヤ2又は接地電位に接続され
ており、ゲートは各々制御回路8、14に接続されてい
る。これらのトランジスタ11、17が全てオフである
ときは、プルアップ抵抗6を介してデータワイヤ2にハ
イレベルの電圧が供給される。また、これらのトランジ
スタ11、17のいずれか1つをオンとすることによ
り、オン状態となったトランジスタ11あるいはトラン
ジスタ17を介してデータワイヤ2が略接地され、プル
アップ抵抗6、データワイヤ2、トランジスタ11ある
いはトランジスタ17を介して接地電位に流入する電流
により、プルアップ抵抗6に電圧降下が生じ、データワ
イヤ2の電圧がローレベルとなる。
【0021】バッファ12、18の入力側はデータワイ
ヤ2に接続されており、出力側は各々制御回路8、14
に供給されている。各制御回路8、14は、これらのバ
ッファ12、18の出力により、データワイヤ2の電圧
を検出するようになっている。
【0022】このような構成の通信装置では、通信を行
う際には、いずれか1つの局が同期クロックを発生して
通信を制御するマスタ局となり、他の局がマスタ局から
の制御に応じてデータの送信あるいは受信伝送を制御さ
れるスレーブ局となる。マスタ局は制御回路8、14に
よりトランジスタ9、15をスイッチングして図4
(A)に示すような同期クロックを発生し、この同期ク
ロックをクロックワイヤ1に送出する。
【0023】また、マスタ局からの制御により、いずれ
か一方の局がデータを送信する送信局となり、他の局が
データを受信する受信局となる。マスタ局が送信局とる
場合には、マスタ局は自ら発生した同期クロックに同期
させてデータワイヤ2にデータを送出する。また、スレ
ーブ局が送信局となる場合には、スレーブ局はマスタ局
からの同期クロックに同期させてデータワイヤ2にデー
タを送出する。なお、通信の開始時においてはマスタ局
は送信局として動作するが、送信局と受信局の切り換え
は、マスタ局がスレーブ局に送信するメッセージ等によ
って行うことができるようになっている。
【0024】データの伝送を開始する際には、まず、送
信要求のある局は、同期クロックが停止しており(クロ
ックワイヤ1の電圧がハイレベルとなっている)、デー
タワイヤ2の電圧がハイレベルであるバスフリー期間の
時刻t0において、図4(B)に示すように、トランジ
スタ11あるいはトランジスタ17をオンとする。これ
により、時刻t0から時刻t1までの開始信号期間にお
いて、データワイヤ2の電圧がローレベルとなって開始
信号が送出される。これにより、送信要求のある局がマ
スタ局となり、他の局はデータワイヤ2がローレベルと
されたことを検出してスレーブ局となる。
【0025】マスタ局は、図4(A)に示すように、時
刻t1から時刻t2までの情報信号期間において、トラ
ンジスタ9あるいはトランジスタ15のスイッチングを
行って同期クロックをクロックワイヤ1に送出すると共
に、同図(B)に示すように、この同期クロックに同期
させてトランジスタ11あるいはトランジスタ17のス
イッチングを行って、送信データに応じた電圧を送出す
る。ここで、上述のマスタ局がスレーブ局にデータの送
信を要求するメッセージ等も送信データとして送信され
る。
【0026】また、スレーブ局がマスタ局からの指示に
よりデータを送信する場合には、マスタ局のトランジス
タ9あるいはトランジスタ15のスイッチングは行われ
ず、スレーブ局のトランジスタ9あるいはトランジスタ
15のスイッチングが行われて送信データがデータワイ
ヤ2に送出される。
【0027】受信局(通信開始時ではスレーブ局)は、
クロックワイヤ1を介して供給される同期クロックに応
じてバッファ16あるいはバッファ10を介してデータ
ワイヤ2の電圧を検出し、データを受信する。データを
受信した受信局は時刻t2において供給される9ビット
目の同期クロックに同期させて、トランジスタ17ある
いはトランジスタ11のスイッチングを行って1ビット
目〜8ビット目のデータを良好に受信したか否かを示す
電圧を確認応答としてデータワイヤ2に送出する。受信
局は、例えばデータを良好に受信したときはトランジス
タ17あるいはトランジスタ11をオフとして図4
(B)中の時刻t2からt3に実線で示すようにハイレ
ベルの電圧をデータワイヤ2に送出し、データの受信に
失敗したときはトランジスタ17あるいはトランジスタ
11をオンとして同図中に破線で示すようにローレベル
の電圧をデータワイヤ2に送出する。
【0028】時刻t3において確認応答を確認した後、
同期クロックの発生を停止し、データワイヤ2をハイレ
ベルとする。この後、マスタ局あるいは送信局がデータ
ワイヤ2の確認のために、トランジスタ11あるいはト
ランジスタ17をオンとしてデータワイヤ2をローレベ
ルとし、異常が無ければ時刻t4から時刻t5までの停
止信号期間において、トランジスタ11あるいはトラン
ジスタ17をオフとしてデータワイヤ2の電圧をハイレ
ベルとして停止信号を発生する。
【0029】そして、時刻t5においてクロックワイヤ
1及びデータワイヤ2の電圧がハイレベルとされ、バス
フリー期間となると、次にデータを送信したい局は、時
刻t6においてデータワイヤ2の電圧をローレベルとし
てマスタ局になり、時刻t7において同期クロックの発
生及びデータの送信を開始する。
【0030】ところで、上述のように各々の局がバスフ
リー期間において開始信号を発生し得る構成となってい
る場合には、複数の局が略同時に開始信号を送出するこ
とにより、複数の局がマスタ局となる虞がある。このよ
うに複数の局がマスタ局になった場合、あるいはマスタ
局以外の局において誤動作によりトランジスタ9、15
がオンとなった場合等には、本来はクロックワイヤ1が
ハイレベルであるべき期間において、本来のマスタ局以
外の局によりクロックワイヤ1の電圧がローレベルとさ
れ(ローレベルに引き込まれ)、通信異常が発生する。
【0031】このため、この第1の実施形態に係る通信
装置では、同期クロックがハイレベルである期間におい
てクロックワイヤ1の電圧を検出し、他の局等によりク
ロックワイヤ1がローレベルに引き込まれていないかを
検出するようになっている。
【0032】具体的には、各局8、14(マスタ局ある
いは送信局)の制御回路は、データの送受信を行う際
に、データの送受信のための制御に並行させて、図5に
示すフローチャートに従ってクロックワイヤ1の電圧の
検出を行っている。
【0033】すなわち、データの送受信を行う際に、制
御回路8、14は、例えば一定時間経毎に、ステップS
1からの処理の実行を開始し、ステップS1において、
情報信号期間であるか否かを検出する。情報信号期間で
ある場合には、ステップS2に進み、情報信号期間でな
い場合には、ステップS5に進み次のステップに進む。
具体的には、一旦処理を終了して再度、ステップS1か
らの実行を待機する。
【0034】ステップS2において、制御回路8、14
は、自らトランジスタ9あるいはトランジスタ15をオ
ンとしてクロックワイヤ1をローレベルに引き込んでい
るか否かを検出し、該当するときは、ステップS5に進
み、上述と同様に一旦終了する。また、該当しないとき
はステップS3に進む。
【0035】ステップS3において、制御回路8、14
はクロックワイヤ1に接続されているバッファ10、1
6を介してクロックワイヤ1の電圧を検出し、続くステ
ップS4において、クロックワイヤ1がハイレベルであ
るか否かを判定し、該当するときはステップS5に進
み、上述と同様に一旦終了する。また、該当するとき
は、ステップS6に進み、他の局等においてクロックワ
イヤ1がローレベルに引き込まれているために、データ
転送が異常であるとして、ステップS7においてデータ
の再送信を指示して終了する。
【0036】これにより、データの再送信が開始され、
この再送信においても上述のステップS1からのクロッ
クワイヤ1の電圧の検出が行われる。
【0037】このように、データの送信時の同期クロッ
クがハイレベルである期間においてクロックワイヤ1の
電圧を検出することにより、例えばマスタ局以外の局が
クロックワイヤ1をローレベルに引き込んでいたり、あ
るいは複数の局がマスタ局となって同期クロックを送出
していたりして通信異常が生じていた場合においても、
これらの異常を検出することができる。従って、検出し
た通信異常に応じて時局のデータ送信を他局の送信の終
了あるいは、通信異常の解消まで延期することにより、
データ送信の信頼性を向上させることができる。
【0038】また、上述の情報信号期間において、トラ
ンジスタ11あるいはトランジスタ17をオフとしてい
るときに、バッファ12あるいはバッファ18を介して
データワイヤ2の電圧を検出し、マスタ局によりデータ
の送信が指示された局以外の局がデータの送信を行って
いるか否かを検出して通信の制御を行うことにより、デ
ータ送信の信頼性を向上させることができる。
【0039】なお、上述のバスフリー期間においてもク
ロックワイヤ1及びデータワイヤ2の電圧を検出して通
信異常を検出する構成としてもよい。また、通信異常が
生じた場合に、各局7、13の制御回路8、14が、こ
れらの局7、13が設けられている機器に設けられてい
る表示部あるいはスピーカ等により警告表示、警告音声
を出力する構成としてもよい。あるいは、各制御回路
8、14は、通信異常が発生したことを検出すると、デ
ータの転送を最初から繰り返す構成としてもよく、さら
に、このようなデータの伝送の繰り返し回数の上限を設
定しておき、繰り返し回数がこの上限回数以上となった
ときに、警告表示、警告音声を出力するようにしてもよ
い。これにより、ユーザが通信異常の発生を容易に把握
することができる。
【0040】図6は本発明の第2の実施形態に係る通信
装置の構成を示すブロック図である。この第1の実施形
態に係る通信装置は、図1に示す通信装置の構成に加え
て各局7、13がクロックワイヤの電圧をアナログ/デ
ジタル(A/D)変換するA/D変換器20、21を備
えている。
【0041】この図6に示す通信装置では、上述の図1
に示す通信装置と同様に、図4に示す送信データのフォ
ーマット及び図5に示すフローチャートに従って動作す
るが、上述の図5に示すフローチャートのステップS3
においてバッファ10あるいはバッファ16を介してク
ロックワイヤ1の電圧を検出する代わりに、A/D変換
器20、21を用いて、クロックワイヤ1の電圧を検出
し、ステップS4においてクロックワイヤ1の電圧が予
め設定した閾値より高いか否かによってクロックワイヤ
1の電圧の判定を行う。
【0042】この第2の実施形態に係る通信装置では、
クロックワイヤ1の電圧をA/D変換器20、21によ
り検出することにより、クロックワイヤ1の電圧を、バ
ッファ10、16を介してクロックワイヤ1の電圧をロ
ーレベル、ハイレベルの2値として検出した場合に比較
して、高精度に検出することができる。従って、通信異
常の検出精度を向上させることができ、データ伝送の信
頼性を向上させることができる。
【0043】また、例えばクロックワイヤ1の絶縁不良
等によってクロックワイヤ1の電圧が低下した場合等で
は、トランジスタ9、15の誤動作によりクロックワイ
ヤ1の電圧をローレベルとしたときに比較して、クロッ
クワイヤ1の電圧が高いと考えられる。このため、A/
D変換器20、21を介してクロックワイヤ1の電圧を
高精度に測定することにより、電圧が低下した原因を特
定することを容易にすることができる。
【0044】なお、上述の各実施形態では、プルアップ
抵抗5、6によりシリアルバスラインを構成するクロッ
クワイヤ1及びデータワイヤ2にハイレベルの電圧を供
給しておき、トランジスタ9、15及びトランジスタ1
1、17により、同期クロックワイヤ1、データワイヤ
2をローレベルに引き込み得る構成としていたが、クロ
ックワイヤ1及びデータワイヤ2を解放あるいはプルダ
ウン抵抗によりプルダウンしておき、トランジスタ9、
15及びトランジスタ11、17に相当するスイッチン
グ手段により、クロックワイヤ1、データワイヤ2にハ
イレベルの電圧を供給し得る構成とする等、本発明の技
術的思想の範囲内で種々の変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明では、マスタ局となった通信局が
データの送受信を行っている間に、前記マスタ局となっ
た通信局以外の通信局がクロックワイヤに同期クロック
を送出している場合又はマスタ局となった通信局により
データの送信が指示された通信局以外の通信局がデータ
ワイヤを送出している場合においても、制御回路により
これらの異常を検出することができるため、通信の信頼
性を向上させることができ、通信異常の判定を容易に行
うことができる。
【0046】また、制御回路が、同期クロック発生手段
が同期クロックを発生している間であって、第1のスイ
ッチング手段により、ローレベル乃至ハイレベルの電圧
供給源がクロックワイヤから切り離されているときの電
圧を検出することにより、マスタ局となった通信局以外
通信局からクロックワイヤに送出されている電圧の検
出精度を向上させることができる。
【0047】また、制御回路が、マスタ局となった通信
からデータの送信を指示された通信局がデータを送信
している間であって、第2のスイッチング手段により、
ローレベル乃至ハイレベルの電圧供給源がデータワイヤ
から切り離されているときの電圧を検出することによ
り、マスタ局となった通信局からデータの送信を指示さ
れた通信局以外の通信局からデータワイヤに送出されて
いる電圧の検出精度を向上させることができる。
【0048】
【0049】さらに、制御回路が通信異常が生じたと判
定したときに、通信異常が生じたことを警告すること
より、通信装置の操作者が通信異常を容易に認識するこ
とができる。
【0050】また、制御回路が通信異常が生じたと判定
したときにデータの送信を1回以上最初からやり直す
う制御することにより、データの送信の信頼性を向上さ
せることができる。
【0051】また、制御回路が入力ポートを介してクロ
ックワイヤ又はデータワイヤの電圧を入力する構成とす
ることにより、異常検出手段の構成を簡略化することが
できる。
【0052】また、クロックワイヤ又はデータワイヤの
電圧をアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル
変換手段をさらに備え、制御回路が、アナログ/デジタ
ル変換手段の出力が、ローレベルの上限の電圧以上若し
くはハイレベルの下限の電圧以下であるか否かを検出す
ことにより、クロックワイヤ又はデータワイヤの電圧
の検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 従来の通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 従来の通信装置における送信データのフォー
マットの一例を示す図である。
【図4】 上記本発明の第1の実施形態に係る通信装置
における送信データのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図5】 上記本発明の第1の実施形態に係る通信装置
におけるクロックワイヤの電圧を検出する動作を示す図
である。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る通信装置の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 クロックワイヤ、2 データワイヤ、3、4 電源
供給部、5、6 プルアップ抵抗、9、11、15、1
7 トランジスタ、10、12、16、18 バッフ
ァ、20、21 アナログ/デジタル変換器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/40 - 12/417 G06F 13/20 - 13/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1対の通信局が、同期クロック
    を伝送するためのクロックワイヤとデータを伝送するた
    めのデータワイヤを備えるシリアルバスラインで接続さ
    れ、少なくとも上記通信局の1つが同期クロックを発生
    する同期クロック発生手段を備え、 該同期クロック発生手段を備える通信局の1つが同期ク
    ロックを発生して通信を制御するマスタ局となり、該マ
    スタ局となった通信局以外の少なくとも1つの通信局が
    マスタ局による通信制御に応じてデータの送受信を行う
    スレーブ局となる通信装置であって、前記マスタ局となった通信局がデータの送受信を行って
    いるときに、前記 マスタ局となった通信局以外の通信
    からの電圧がクロックワイヤに送出されていること及び
    /又は前記マスタ局となった通信局からデータの送信が
    指示された通信局以外の通信局からの電圧がデータワイ
    ヤに送出されていることを検出し、このことが検出され
    たときに通信異常が生じたと判定する制御回路とを備え
    ることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】上記クロックワイヤは、プルアップ抵抗乃
    至プルダウン抵抗によってプルアップ乃至プルダウンさ
    れており、上記同期クロック発生手段はクロックワイヤ
    とローレベル乃至ハイレベルの電圧供給源との接続、切
    り離しを制御する第1のスイッチング手段(9、15)
    を備え、 上記制御回路は、上記同期クロック発生手段が同期クロ
    ックを発生している間であって、上記第1のスイッチン
    グ手段により、ローレベル乃至ハイレベルの電圧供給源
    がクロックワイヤから切り離されているときの電圧を検
    出することにより前記マスタ局となった通信局以外の
    局からの電圧がクロックワイヤに送出されていること
    を検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】上記データワイヤは、プルアップ抵抗乃至
    プルダウン抵抗によってプルアップ乃至プルダウンされ
    ており、さらに、上記通信局はデータワイヤとローレベ
    ル乃至ハイレベルの電圧供給源との接続、切り離しを制
    御する第2のスイッチング手段(11、17)を備え、 上記制御回路は、上記マスタ局からデータの送信が指示
    された通信局がデータを送信している間であって、上記
    第2のスイッチング手段により、ローレベル乃至ハイレ
    ベルの電圧供給源がデータワイヤから切り離されている
    ときの電圧を検出することにより前記マスタ局となった
    通信局からデータの送信が指示された通信局以外の通信
    局からの電圧がデータワイヤに送出されていることを検
    出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】さらに、上記制御回路が通信異常が生じた
    と判定したときに、通信異常が生じたことを警告し、
    は上記制御回路が通信異常が生じたと判定したときにデ
    ータの送信を1回以上最初からやり直すよう制御する
    とを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】上記制御回路は、クロックワイヤ又はデー
    タワイヤの電圧を入力する入力ポートを備えることを特
    徴とする請求項2又は請求項3に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】クロックワイヤ又はデータワイヤの電圧を
    アナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換手
    をさらに備え、 前記制御回路は、 該アナログ/デジタル変換手段の出力
    が、ローレベルの上限の電圧以上若しくはハイレベルの
    下限の電圧以下であるか否かを検出することを特徴とす
    る請求項2又は請求項3に記載の通信装置。
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