JP3505068B2 - 同期整流式dc−dcコンバータ - Google Patents
同期整流式dc−dcコンバータInfo
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Description
に対して略一定の直流電力を供給する同期整流式DC−
DCコンバータに関する。
定の直流の電力を供給する直流−直流変換装置(DC/
DCコンバータ)が知られている。図11(a)は、従来
の同期整流式DC−DCコンバータ1の回路構成図であ
り、図11(b)は、図11(a)に示した回路素子の動作
を示すタイムチャートである。
タ1は、同一の構成を有するDC−DCコンバータ1
a,1b,及び1cを並列に接続して構成されている。こ
こに、各DC−DCコンバータ1a,1b,及び1cをD
C−DCコンバータ1aを例として説明する。
トランスTが設けられている。トランスTの一次側に
は、スイッチングトランジスタTrが設けられ、一次側
に発生するエネルギーを断続的に二次側(DC−DCコ
ンバータ1a,1b,1c)に供給する。トランスTの二
次巻線Mの一端には、信号線を介してチョークコイルL
の一端が接続されている。このチョークコイルLの他端
は、DC−DCコンバータ1aの出力端子に接続されて
いる。
る信号線には、抵抗Rsの一端が接続されている。抵抗
Rsの他端は、整流スイッチとしてのエンハンスメント
形のMOS−FET(MOS形電界効果トランジスタ:
以下、「FET」という)Qsのゲートに接続されてい
る。FETQsのソースは、信号線を介してDC−DC
コンバータ1aの出力端子に接続されている。FETQ
sのドレインは、信号線を介して二次巻線Mの他端に接
続されている。そして、FETQsには、そのソースと
ドレインとを接続しソースからドレインへ向かう方向を
順方向とする寄生ダイオードDQsが等価的に内在して
いる。
とを接続する信号線には、信号線を介して抵抗Rfの一
端が接続されている。抵抗Rfの他端は、フライホイー
ルスイッチとしてのFETQfのゲートに接続されてい
る。FETQfのソースは、信号線を介してFETQsの
ソースに接続されている。FETQfのドレインは、二
次巻線MとチョークコイルLとを接続する信号線に接続
されている。このFETQfには、そのソースとドレイ
ンとを接続しソースからドレインへ向かう方向を順方向
とする寄生ダイオードDQfが等価的に内在している。
そして、チョークコイルLの後段には、平滑コンデンサ
Cが二次巻線Mに対して並列に接続されており、DC−
DCコンバータ1aの出力端子は、負荷2に接続されて
いる。
を、図11(b)を用いて以下に説明する。トランスTの
二次巻線Mには、図11(b)に示すように、トランスT
の一次巻線への電圧の印加に応じて、電圧VTとして正
の電圧と負の電圧とが一定の大きさ及び周期で間欠的に
発生する。
ONとなって二次巻線Mに正の電圧VTが生じると、F
ETQsのゲート電圧が上昇してFETQsがONとな
る。このとき、チョークコイルLにはエネルギーが蓄積
されるとともに、平滑コンデンサCが充電されて平滑化
された一定の出力電流が負荷2に供給される。
OFFとなって電圧VTが負となると、FETQsのゲー
ト電圧が低下してFETQsがOFFとなるとともに、
FETQfのゲート電圧が上昇してFETQfがONとな
る。また、電圧VTが負となることによってチョークコ
イルLに蓄積されたエネルギーが解放され、チョークコ
イルL,負荷2,及びFETQfからなる閉路を電流が
流れる。
負の電圧VTの発生が停止する(電圧VTが0となる)と、
FETQfのゲート電圧が低下してFETQfがOFFと
なるとともに、寄生ダイオードDQfの抵抗値がFET
Qfのソース−ドレイン間の抵抗値よりも小さくなる。
これによって、チョークコイルL,負荷2,及び寄生ダ
イオードDQfからなる閉路を電流が流れる。
圧VTが二次巻線Mに生じると、FETQsがONとな
り、FETQsのソース−ドレイン間の抵抗値が寄生ダ
イオードDQfの抵抗値よりも小さくなる。これによっ
て、寄生ダイオードDQfがOFFとなる。そして、上
述した動作が繰り返し行われる。このように、DC−D
Cコンバータ1aは、電圧VTの正から負への変化に同
期してFETQs及びFETQfをON/OFFさせるこ
とによって、一定の出力電流を負荷2に供給する。
ンバータ1は、DC−DCコンバータ1a,1b,及び1
cが並列に運転されることによって、負荷2に出力電流
を供給する。これによって、DC−DCコンバータ1
a,1b,1cの何れかが故障により停止した場合でも、
適正な範囲の電流を負荷2に供給できるようになってい
る。しかしながら、DC−DCコンバータ1a,1b,及
び1cの何れかに故障が発生した場合(例えば、電圧VT
発振が停止した場合)には、以下の問題が生じるおそれ
があった。
バータ1aの発振が停止した場合には、正常に動作して
いるDC−DCコンバータ1b及び1cからDC−DC
コンバータ1の出力端子へ向けて供給された電流は、D
C−DCコンバータ1aのチョークコイルL及び抵抗R
sを通じてFETQsのゲート電圧を上昇させるととも
に、二次巻線M及び抵抗Rfを通じてFETQfのゲート
電圧を上昇させる。このため、FETQs及びFETQf
がONとなり、DC−DCコンバータ1aへDC−DC
コンバータ1b及び1cからの大量の電流が流れ込む。
これによって、負荷2に供給される電流が足りなくなる
とともに、大量の電流によってFETQs及びFETQf
が破損してしまうおそれがあった。
り、並列運転を行った際における破損の可能性を低減で
きる同期整流式DC−DCコンバータを提供することを
課題とする。
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1の発明は、負荷に対して複数台が並列に接続され
る同期整流式DC−DCコンバータにおいて、トランス
の二次側に補助巻線を設け、整流スイッチ及びフライホ
イールスイッチをこの補助巻線によって駆動する。
Cコンバータの並列運転中に、あるDC−DCコンバー
タの出力が停止し、このDC−DCコンバータに他のD
C−DCコンバータの出力が入力されたとしても、整流
スイッチ及びフライホイールスイッチには回り込みによ
る電圧が印加されないため、整流スイッチ及びフライホ
イールスイッチはオンせず、あるDC−DCコンバータ
に大電流が流入するのを防止することが出来る。
コンバータが、トランスが磁気リセットされた期間にお
いて、フライホイールスイッチのオン状態を維持させる
駆動維持回路を持つことに特定したものである。
リセットにより、フライホイールスイッチの制御端子へ
の電力供給が絶たれても、フライホイールスイッチはオ
ン状態を維持するため、チョークコイルLに蓄積された
エネルギーの開放において、フライホイールスイッチを
経由する開放経路が保たれる。
路が、トランスに発生するエネルギーを蓄積し、そのエ
ネルギーをフライホイールスイッチの制御端子に与える
蓄積手段を持つことに特定したものである。
リセットにより、フライホイールスイッチの制御端子へ
の電力供給が絶たれても、蓄積手段からエネルギー供給
を受けるため、フライホイールスイッチはオン状態を維
持できる。
3のDC−DCコンバータが、トランスに整流スイッチ
をオンする電流が誘起されると、フライホイールスイッ
チの制御端子に負の電圧を与えることに特定したもので
ある。
がオンし、整流スイッチのオン期間に移行すると、フラ
イホイールスイッチに負の電圧が与えられるため、フラ
イホイールスイッチの駆動は急速に停止される。
コンバータが、制御端子にフライホイールスイッチの制
御端子と逆の極性の電圧が与えられ、補助巻線からフラ
イホイールスイッチの制御端子への電力供給を断続する
放電スイッチを持つことに特定したものである。
フライホイールスイッチとは交互にオンするため、フラ
イホイールスイッチがオフ期間に入ると放電スイッチが
オンし、補助巻線の負の出力がフライホイールスイッチ
の制御端子に与えられ、フライホイールスイッチの駆動
が急速に停止される。
コンバータが、トランスに所定時間出力が現れないとき
に、フライホイールスイッチをオフさせる駆動停止回路
を持つことに特定したものである。
バータの発振停止状態が続いてトランスに出力が発生し
なくなり、駆動維持回路によりフライホイールスイッチ
がオン状態を維持しても、それを停止することができ
る。よって、チョークコイルLに蓄積されたエネルギー
の開放は遮断され、電流量の増大が防止できる。
コンバータが、トランスの出力停止時間に応じた電圧を
検出して閾値と比較し、比較結果を示す信号を前記フラ
イホイールスイッチへ出力する比較回路を有することに
特定したものである。
バータの発振停止状態が続いてトランスの出力停止時間
に応じた電圧が低下し、これが閾値を下回るとフライホ
イールスイッチへ比較結果信号を出力する。すると、フ
ライホイールスイッチはオフし、チョークコイルLに蓄
積されたエネルギーの開放が遮断される。
コンバータが、オフ状態にあるフライホイールスイッチ
のチャネル間電圧を所定値以下に抑えるクランプ回路を
持つことに特定したものである。
スイッチがオフし、チョークコイルLに蓄積されたエネ
ルギーが開放経路を遮断され、フライホイールスイッチ
のチャネルに大きな電圧がかかろうとしても、クランプ
回路により所定値以下に抑えられるため、フライホイー
ルスイッチが保護される。
路が、フライホイールスイッチと並列に接続されるツェ
ナーダイオードを備えることに特定したものである。請
求項9の発明によると、フライホイールスイッチのチャ
ネル間電圧がツェナー電圧に達すると、チョークコイル
Lに蓄積されたエネルギーはツェナーダイオードを介し
て開放されるため、フライホイールスイッチのチャネル
間電圧はツェナー電圧以下に抑えられる。
回路が、フライホイールスイッチのチャネル間電圧を定
電圧源の電圧値以下に抑えることに特定したものであ
る。請求項10の発明によると、フライホイールスイッ
チのチャネル間電圧が定電圧源の電圧値を超えると、エ
ネルギーが定電圧源の方へ開放されるため、フライホイ
ールスイッチのチャネル間電圧は定電圧源の電圧値以下
に抑えられる。
Cコンバータが、フライホイールスイッチと直列に接続
される可飽和リアクトルを持つことに特定したものであ
る。請求項11の発明によると、フライホイールスイッ
チがオンしてから直ちに整流スイッチがオフせず、両ス
イッチがオン状態となる期間が発生しても、フライホイ
ールスイッチのチャネルに流れる電流が阻止されるた
め、スイッチに定格以上の電流が流れることを防止す
る。
プ回路が、ツェナーダイオードと直列に配置され、カソ
ードがツェナーダイオードのカソードに接続されたダイ
オードを持つことに特定したものである。
ルスイッチがオンしてからチャネルに電流が流れるまで
の間、ツェナーダイオードの順方向に流れようとする電
流がダイオードによって阻止されるため、ツェナーダイ
オードに発生する電力損失を抑えられる。
Cコンバータが、フライホイールスイッチの制御端子に
かかる電圧をこのスイッチの定格の上限または下限の少
なくとも一方に収める駆動電圧調整回路を設けることに
特定したものである。
ルスイッチの制御端子の電圧が定格値内に抑えられ、制
御端子電圧の振動が吸収される。請求項14の発明は、
請求項12の駆動電圧調整回路が、フライホイールスイ
ッチの制御端子にかかる電圧値を定電圧源の電圧値以下
に抑えることに特定したものである。
ルスイッチの制御端子の電圧が信号し、定電圧源の電圧
値を超えると、フライホイールスイッチの制御端子から
定電圧源への電流路が形成され、制御端子の電圧値が定
電圧源の電圧値以下に抑えられる。
圧調整回路が、トランスに発生する出力を保持してフラ
イホイールスイッチの制御端子に与えることに特定した
ものである。
回路は保持したトランスの出力電力に応じた電圧をフラ
イホイールスイッチの制御端子に出力する。正極側の出
力を与えると、制御端子の電圧値は駆動電圧調整回路の
出力電圧以下に抑えられ、負極側の出力を与えると、制
御端子の電圧値は駆動電圧調整回路の出力電圧以上を維
持する。
Cコンバータが、負荷に対する出力値が閾値を下回ると
フライホイールスイッチをオフすることに特定したもの
である。
複数の同期整流式DC−DCコンバータの何れかの出力
が低下し、他のDC−DCコンバータの出力電流が回り
込んできても、フライホイールスイッチがオフするた
め、回り込み電流はトランス側には流れない。よって、
トランスの一次側への電流の回生が生じず、トランスの
一次側に存在する回路が保護される。
Cコンバータが、トランスの出力が閾値を下回るとフラ
イホイールスイッチをオフすることに特定したものであ
る。請求項17の発明によると、並列運転中の複数の同
期整流式DC−DCコンバータの何れかにおいて、トラ
ンスの出力低下に伴う負荷への出力低下が発生し、他の
DC−DCコンバータの出力電流が回り込んできても、
フライホイールスイッチがオフするため、回り込み電流
はトランス側には流れない。よって、トランスの一次側
への電流の回生が生じず、トランスの一次側に存在する
回路が保護される。
用いて説明する。 〔実施形態1〕図1は、実施形態1による同期整流式D
C−DCコンバータ(以下、単に「DC−DCコンバー
タ」という)10を示す回路構成図である。図10にお
いて、DC−DCコンバータ10は、同一の構成を有す
るDC−DCコンバータ10a,10b,及び10cを並
列に接続して構成されている。このため、各DC−DC
コンバータ10a,10b,及び10cを、DC−DCコ
ンバータ10aを例として説明する。 〈DC−DCコンバータ10の回路構成〉DC−DCコ
ンバータ10aの入力側には、トランスTが設けられて
いる。トランスTの一次側には、スイッチングトランジ
スタTrが設けられている。スイッチングトランジスタ
Trは、ON/OFF動作を繰り返すことによって、ト
ランスTの一次側にて発生した電力をDC−DCコンバ
ータ10へ断続的に供給する。
線を介してnチャネルのエンハンスメント形のMOS−
FET(電界効果トランジスタ:以下、「FET」とい
う。)Qsのソースが接続されている。FETQsのドレ
インには、信号線を介してチョークコイルLの一端が接
続されている。このチョークコイルLの他端は、DC−
DCコンバータ10aの出力端子(DC−DCコンバー
タ10の出力端子)に接続されている。
1の一端が接続されている。補助巻線H1の他端(以
下、「第1出力端」という)は、抵抗Rsの一端に接続さ
れている。抵抗Rsの他端は、上述したFETQsのゲー
トに接続されている。このFETQsには、そのソース
とドレインとを接続しソースからドレインへ向かう方向
を順方向とする寄生ダイオードDQsが等価的に内在し
ている。
とを接続する信号線には、FETQfのドレインが接続
されている。FETQfのソースは、信号線を介して二
次巻線Mの他端に接続されている。また、二次巻線Mの
他端には、補助巻線H2の一端が接続されている。補助
巻線H2の他端(以下、「第2出力端」という)は、抵抗
Rfの一端に接続されている。抵抗Rfの他端は、上述し
たFETQfのゲートに接続されている。このFETQf
には、そのソースとドレインとを接続しソースからドレ
インへ向かう方向を順方向とする寄生ダイオードDQf
が等価的に内在している。
滑コンデンサCが二次巻線Mに対して並列に接続されて
いる。そして、DC−DCコンバータ10aの出力端子
は、負荷2(例えば、コンピュータのCPU等)に接続さ
れている。また、DC−DCコンバータ10b及び10
cの出力端子は、DC−DCコンバータ10aの出力端
子にそれぞれ接続されている。 〈DC−DCコンバータ10の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ10の動作を以下に説明する。但し、DC
−DCコンバータ10a,10b,及び10cは同じ動作
を行うので、DC−DCコンバータ10aの動作を例と
して説明する。なお、DC−DCコンバータ10aの動
作は、上述したDC−DCコンバータ1aと同じ動作を
行うので、図11(b)を用いて説明する。
の一次巻線への電圧印加に応じて、電圧VTとして正の
電圧(Tr:ON時)と負の電圧(Tr:OFF時)とがそ
れぞれ一定の大きさ及び周期で交互に発生する(図11
(b)参照)。但し、二次巻線Mの一端の電位が他端の電
位よりも高くなった場合を正とし、二次巻線Mの一端の
電位が他端の電位よりも低くなった場合を負とする。
加され、二次巻線Mに正の電圧VTが生じたとする。す
ると、補助巻線H1の第1出力端に正の電圧が生じる。
この電圧は抵抗Rsを介してFETQsのゲートに印加さ
れる。すると、FETQsのゲート・ソース電圧(以下、
単に「ゲート電圧」という)が上昇し、FETQsがON
となる。
チョークコイルLへ向けて流れる。そして、FETQs
がONの間、チョークコイルLにはエネルギーが蓄積さ
れるとともに、平滑コンデンサCが充電される。これに
よって、平滑化された直流電圧がDC−DCコンバータ
10の出力として負荷2に供給される。
極性が正から負へ変わると、FETQsのゲート電圧が
低下してFETQsがOFFとなる。また、電圧VTの極
性が正から負へ変わることによって、補助巻線H2の第
2出力端に正の電圧が発生する。この正の電圧は抵抗R
fを介してFETQfに印加される。すると、FETQf
のゲート電圧が上昇してFETQfがONとなる。この
ように、FETQsのOFFとほぼ入れ替わりにFET
QfがONとなる。
FETQsがONの間にチョークコイルLに蓄積されて
いたエネルギーが解放される。これによって、チョーク
コイルL,負荷2,及びFETQfからなる閉路を電流
が流れる状態となる。
負の電圧VTの発生が停止して二次巻線Mに生じる電圧
が0となると、FETQfのゲート電圧が低下してFE
TQfがOFFとなるとともに、寄生ダイオードDQfの
抵抗値がFETQfのソース・ドレイン間の抵抗値より
も小さくなる。これによって、チョークコイルL,負荷
2,及び寄生ダイオードDQfからなる閉路を電流が流
れる状態となる。
加によって、二次巻線Mに再び正の電圧VTが生じ且つ
補助巻線H1の第1出力端に正の電圧が生じる。する
と、FETQsがONとなる。これによって、寄生ダイ
オードDQfのアノード・カソード間の電圧が逆方向と
なるので、この寄生ダイオードDQfへ電流が流れなく
なり、寄生ダイオードDQfがOFFとなる。以後、上
述した動作が繰り返し行われる。
は、電圧VTの極性が正から負への変化するのに同期し
て、FETQs及びFETQfをON/OFFさせる。こ
れによって、整流されたほぼ一定の出力電圧が負荷2に
供給される。
DC−DCコンバータ10a,10b,及び10cが並列
に運転され、それぞれの出力は、DC−DCコンバータ
10aの出力端子を通じて負荷2に供給される。このと
き、故障等によってDC−DCコンバータ10a,10
b,及び10cの何れかの発振(電圧VTの発生)が停止し
た場合には、DC−DCコンバータ10は以下のように
動作する。
の発振が停止した場合には、正常なDC−DCコンバー
タ10b及び10cから出力された電流が、DC−DC
コンバータ1aのチョークコイルLを通じて、そのFE
TQsのドレイン・ソース間を流れようとする。しか
し、FETQsはOFFとなっており、且つ寄生ダイオ
ードDQsが電流の向きに対して逆方向に整流性を有し
ているので、その導通は阻止される。同様に、DC−D
Cコンバータ10b及び10cから出力された電流は、
チョークコイルLを通じてFETQfのドレイン・ソー
ス間を流れようとするが、FETQfはOFFとなって
おり、且つ寄生ダイオードDQfが電流の向きに対して
逆方向に整流性を有しているので、その導通は阻止され
る。
ートに電圧が印加されず、FETQs及びFETQfはO
Nとならない。従って、DC−DCコンバータ10aに
大量の電流が流れ込むことがない。このように、実施形
態1によるDC−DCコンバータ10によれば、チョー
クコイルLを通じてDC−DCコンバータ10aに流れ
込んだ電流が、FETQs及びFETQfの各ゲートまで
流れ込んでFETQs又はFETQfをONとすることが
防止される。このため、負荷2に供給される電流の不足
が防止されるとともに、FETQs及びFETQfの破損
が防止される。 〔実施形態2〕次に、本発明の実施形態2を説明する。
上述した実施形態1における各DC−DCコンバータ1
0a,10b,10cは、図11(b)に示すように、トラ
ンスTが磁気リセットされ電圧VTが0となる間は、F
ETQfがOFFとなるとともに寄生ダイオードDQfが
ONとなる。ところが、寄生ダイオードDQfがONと
なると、寄生ダイオードDQfのアノード・カソード間
の電圧降下が必要以上に大きくなるので、損失が増大し
てしまうという問題があった。
べくなされたものである。図2(a)は、実施形態2によ
るDC−DCコンバータ20を示す回路構成図であり、
図2(b)は、図2(a)に示した回路素子の動作を示すタ
イムチャートであり、図2(c)は、図2(b)に示したタ
イムチャートの一部を拡大して示す図である。 〈DC−DCコンバータ20の回路構成〉図2(a)にお
いて、DC−DCコンバータ20の入力側には、トラン
スTが設けられている。トランスTの二次巻線Mの一端
には、信号線を介してFETQsのソースが接続されて
いる。FETQsのドレインには、信号線を介してチョ
ークコイルLの一端が接続されている。そして、チョー
クコイルLの他端は、DC−DCコンバータ20の出力
端子に接続されている。
1の一端が接続されている。この補助巻線H1の他端
(以下、「第1出力端」という。)は、抵抗Rsの一端に
接続されている。抵抗Rsの他端は、上述したFETQs
のゲートに接続されている。このFETQsには、その
ソースとドレインとを接続しソースからドレインへ向か
う方向を順方向とする寄生ダイオードDQsが等価的に
内在している。
とを接続する信号線には、FETQfのドレインが接続
されている。FETQfのソースは、信号線を介して二
次巻線Mの他端に接続されている。また、二次巻線Mの
他端には、補助巻線H2の一端が接続されている。補助
巻線H2の他端(以下、「第2出力端」という。)は、ダ
イオードD1のアノードに接続されている。ダイオード
D1のカソードは、抵抗Rfの一端に接続されている。抵
抗Rfの他端は、上述したFETQfのゲートに接続され
ている。
ンとを接続しソースからドレインへ向かう方向を順方向
とする寄生ダイオードDQfが等価的に内在している。
また、FETQfには、FETQfのゲートに一端が接続
され他端がFETQfのソースに接続されたコンデンサ
Ciss(容量成分)が等価的に内在し、これを蓄積手段と
する。なお、コンデンサCissに代えて、FETQfのゲ
ート・ソース間に外付けでコンデンサを接続しても良
い。
ースとを接続する信号線には、抵抗R1の一端が接続さ
れている。この抵抗R1の他端は、FETQ1のゲートに
接続されている。FETQ1のソースは、二次巻線Mの
他端とFETQsのソースとを接続する信号線に接続さ
れている。また、FETQ1のドレインは、ダイオード
D1のカソードと抵抗R1の一端とを接続する信号線に接
続されている。このFETQ1には、そのソースからド
レインとを接続しソースからドレインへ向かう方向を順
方向とする寄生ダイオードDQ1が等価的に内在してい
る。
滑コンデンサCが二次巻線Mに対して並列に接続されて
いる。そして、DC−DCコンバータ20の出力端子
は、負荷2に接続されている。 〈DC−DCコンバータ20の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ20の動作を以下に説明する。即ち、トラ
ンスTの二次巻線Mには、実施形態1と同様に、トラン
スTの一次巻線への電圧印加に応じて、電圧VTとして
正の電圧と負の電圧とがそれぞれ一定の大きさ及び周期
で交互に発生する(図2(b)参照)。
加によって、二次巻線Mに正方向の電圧VTが生じたと
する。このとき、補助巻線H1の第1出力端に正の電圧
が生じる。この電圧は、抵抗Rsを介してFETQsのゲ
ートに印加される。すると、FETQsのゲート電圧が
上昇してFETQsがONとなる。また、FETQsがO
NとなるとFETQ1もONとなる。
にはエネルギーが蓄積されるとともに、平滑コンデンサ
Cが充電される。これによって、平滑化されたほぼ一定
の直流電圧がDC−DCコンバータ20の出力として負
荷2に供給される。
性が正から負へ変わると、FETQsのゲート電圧が低
下してFETQsがOFFとなる。また、FETQ1もO
FFとなる。また、電圧VTの極性が正から負へ変わる
ことによって、補助巻線H2の第2出力端に正の電圧が
発生し、この電圧がダイオードD1及び抵抗Rfを介して
FETQfのゲートに印加される。これによって、FE
TQfがONとなる。このように、FETQsのOFFと
ほぼ入れ替わりにFETQfがONとなる。このとき、
FETQfのコンデンサCissには電荷が蓄積される。
ONの間にチョークコイルLに蓄積されていたエネルギ
ーが解放される。これによって、チョークコイルL,負
荷2,及びFETQfからなる閉路を電流が流れる状態
となる。
電圧VTの発生が停止する(電圧VTが0となる)と、補助
巻線H2の第2出力端からFETQfのゲートに正の電
圧が印加されなくなる。しかし、FETQfのコンデン
サCissには、電荷が蓄積されているので、コンデンサ
CissとFETQfのゲートとの間の電位は、FETQf
のソースとFETQ1のソースとの間の電圧よりも高い
ままである。
は、低電位の方向へ流れようとするが、電流の流れに対
するダイオードD1及びダイオードDQ1の向きが逆方向
であり、且つFETQfがOFFとなっているので、電
流の流れが阻止される。このため、FETQfのゲート
電圧がONレベルで維持される。従って、FETQfが
OFFとならず、寄生ダイオードDQfがONとならな
い。
加によって、二次巻線Mに再び正の電圧VTが生じ、且
つ補助巻線H1の第1出力端に正の電圧が生じると、F
ETQsがONとなる。また、正の電圧VTの発生によっ
て再びFETQ1がONとなる。すると、コンデンサCi
ssに蓄積された電荷が、コンデンサCissの容量と抵抗
Rfの値とによって定まる時定数に応じて抵抗Rf及びF
ETQ1を介して放電する。 すると、FETQfのゲー
ト電圧が低下し、FETQfがOFFとなる(ターンOF
F)。そして、FETQsがONとなることによって、チ
ョークコイルLに再びエネルギーが蓄積される。以後、
DC−DCコンバータ20は、上述した動作を繰り返
す。
0によると、トランスTが磁気リセットされ電圧VTが
0となった場合でもFETQfのON状態が維持され
る。このため、従来のDC−DCコンバータ1aや実施
形態1におけるDC−DCコンバータ10aのように寄
生ダイオードDQfがONとなって損失を生じることが
防止される。 〔実施形態3〕次に、本発明の実施形態3を説明する。
上述した実施形態2におけるDC−DCコンバータ20
では、コンデンサCissの電荷の放電をダイオードD1で
阻止することで、寄生ダイオードDQfがONとなるこ
とが防止されている。そして、FETQsがONとなる
と同時にFETQ1をONとすることで、コンデンサCi
ssの電荷を放電させてFETQfをOFFとさせてい
る。
コンバータ20では、FETQfのゲート電圧(図2(c)
の電圧VGS-Qf)を例えば0〜10Vの矩形波で制御す
ることによって、FETQfを駆動させている。そし
て、MOS−FETがTTL(Transistor Transistor L
ogic)のゲートとして使用されることに鑑み、そのON
/OFFの閾値は、2V付近に設定されている。しかし
ながら、FETQfのゲート電圧の立ち上がりは、コン
デンサCissと抵抗Rfによる過渡現象に従うので、図2
(c)に示すように、ゲート電圧は0に近づくほど緩やか
に低下し最終的に0となる。
バータ20では、トランスTに正の電圧VTが発生して
からFETQfのゲート電圧がON/OFFの閾値まで
低下するまでの時間,即ちターンOFF時間が長くかか
ってしまい、スイッチング損失が増大する問題があっ
た。
DC−DCコンバータ20の問題を解消すべくなされた
ものである。図3(a)は、実施形態3によるDC−DC
コンバータ30を示す回路構成図であり、図3(b)は、
図3(a)に示した回路素子の動作を示すタイムチャート
であり、図3(c)は、図3(b)に示したタイムチャート
の一部を拡大して示す図である。 〈DC−DCコンバータ30の回路構成〉図3(a)にお
いて、DC−DCコンバータ30の入力側には、トラン
スTが設けられており、DC−DCコンバータ30の出
力端子は、負荷2に接続されている。トランスTの二次
巻線Mの一端は、信号線を介してFETQsのソースに
接続されている。FETQsのドレインは、信号線を介
してチョークコイルLの一端に接続されている。そし
て、チョークコイルLの他端は、DC−DCコンバータ
30の出力端子に接続されている。トランスTの二次巻
線Mの一端には、補助巻線H1の一端が接続されてい
る。補助巻線H1の他端(以下、「第1出力端」とい
う。)は、抵抗Rsの一端に接続されている。抵抗Rsの
他端は、上述したFETQsのゲートに接続されてい
る。このFETQsには、そのソースとドレインとを接
続しソースからドレインへ向かう方向を順方向とする寄
生ダイオードDQsが等価的に内在している。
ンサCの一端が接続されている。平滑コンデンサCの他
端は、信号線を介して二次巻線Mの他端に接続されてい
る。そして、平滑コンデンサCの他端と二次巻線Mの他
端とを接続する信号線には、抵抗R1を介してFETQ1
のゲートが接続されている。
続されている。補助巻線H2の他端(以下、「第2出力
端」という。)は、信号線を介してFETQ1のソースに
接続されている。そして、FETQ1のドレインは、抵
抗Rfを介してFETQfのゲートに接続されている。こ
のFETQ1には、そのソースとドレインとを接続しソ
ースからドレインへ向かう方向を順方向とする寄生ダイ
オードDQ1が等価的に内在している。
と平滑コンデンサCの他端とを接続する信号線に接続さ
れている。FETQfのドレインは、FETQsのドレイ
ンとチョークコイルLの一端とを接続する信号線に接続
されている。このFETQfには、そのソースとドレイ
ンとを接続しソースからドレインへ向かう方向を順方向
とする寄生ダイオードDQfが等価的に内在している。
また、FETQfには、FETQfのゲートに一端が接続
され他端がFETQfのソースに接続されたコンデンサ
Ciss(容量成分)が等価的に内在している。 〈DC−DCコンバータ30の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ30の動作を以下に説明する。即ち、トラ
ンスTの二次巻線Mには、実施形態1と同様に、トラン
スTの一次巻線への電圧印加に応じて、電圧VTとして
正の電圧と負の電圧とがそれぞれ一定の大きさ及び周期
で交互に発生する(図3(b)参照)。
加によって、二次巻線Mに正の電圧VTが生じたとす
る。このとき、補助巻線H1の第1出力端に正の電圧が
生じる。この電圧は、抵抗Rsを介してFETQsのゲー
トに印加される。すると、FETQsがONとなる。こ
れに続いてFETQ1もONとなる。
にはエネルギーが蓄積されるとともに、平滑コンデンサ
Cが充電される。これによって、平滑化された直流電圧
がDC−DCコンバータ30の出力として負荷2に供給
される。
性が正から負へ変わると、FETQs及びFETQ1のゲ
ート電圧が低下してFETQs及びFETQ1がOFFと
なる。また、電圧VTの極性が正から負へ変わることに
よって、補助巻線H2の第2出力端に正の電圧が発生す
る。この電圧は、寄生ダイオードDQ1及び抵抗Rfを介
してFETQfのゲートに印加される。すると、FET
QfがONとなる。このとき、FETQfのコンデンサC
issには、電荷が蓄積される。
ONの間にチョークコイルLに蓄積されていたエネルギ
ーが解放される。これによって、チョークコイルL,負
荷2,及びFETQfからなる閉路を電流が流れる状態
となる。
電圧VTの発生が停止する(電圧VTが0となる)と、FE
TQfのコンデンサCissにチャージされた正の電圧によ
って、FETQfのゲート電圧がONレベルで維持され
る。従って、FETQfがOFFとならず、寄生ダイオ
ードDQfがONとならない。
加によって、二次巻線Mに再び正の電圧VTが生じ且つ
補助巻線H1の第1出力端に正の電圧が生じる。する
と、FETQsが再びONとなる。また、FETQ1が再
びONとなる。これによって、FETQfのゲートには
負の電圧が印加されるので、FETQfのゲート電圧
は、ほぼ−10Vの定常状態に向かって低下する。
ンデンサCissの容量と抵抗Rfの値によって定まる時定
数に応じ、抵抗Rf及びFETQ1を介して放電される。
ここで、FETQfのゲート電圧は、定常状態がほぼ−
10Vであるので、2V付近(FETQfのON/OFF
の閾値付近)では、比較的急な傾きをもって低下する。
従って、FETQfは、比較的短いターンOFF時間で
OFFとなる。
って、チョークコイルLに再びエネルギーが蓄積され
る。以後、DC−DCコンバータ30は、上述した動作
を繰り返す。
0によれば、FETQ1のONによってFETQfのゲー
トに逆バイアスがかかるので、FETQfのON/OF
Fの閾値付近におけるゲート電圧の傾きが実施形態2と
比べて急となる。これによって、FETQfのターンO
FF時間を実施形態2と比べて短くできる。従って、実
施形態2に比べてスイッチング損失の低減を図ることが
できる。
ータ30によれば、寄生ダイオードDQ1が実施形態2
におけるダイオードD1の機能を果たすので、実施形態
2によるDC−DCコンバータ20と比べて部品点数を
減少させることができる。 〔実施形態4〕次に、本発明の実施形態4を説明する。
上述した実施形態2におけるDC−DCコンバータ2
0,及び実施形態3によるDC−DCコンバータ30
は、故障等によってその発振が停止した場合,或いは、
トランスTの一次側の電源をOFFとした場合には、コ
ンデンサCissにチャージされた電圧によって、FET
QfがONとなったままとなってしまう。
バータ20を用いてDC−DCコンバータ10のように
並列運転を行った場合には、DC−DCコンバータ20
の何れかの発振が停止すると、正常なDC−DCコンバ
ータ20からの大量の電流が発振の停止したDC−DC
コンバータ20のFETQfに流れ込んでFETQfが破
損するおそれがあった。これは、複数のDC−DCコン
バータ30を用いてDC−DCコンバータ10のように
並列運転を行った場合にも共通する問題であった。
べくなされたものである。図4(a)は、実施形態4によ
るDC−DCコンバータ40を示す回路構成図であり、
図4(b)は、図4(a)に示した回路素子の動作を示すタ
イムチャートである。但し、実施形態4によるDC−D
Cコンバータ40は、上述したDC−DCコンバータ3
0に新たな構成を付加することで構成されているので、
共通する構成要素については説明を省略し、新たな構成
要素のみについて説明する。 〈DC−DCコンバータ40の回路構成〉図4(a)にお
いて、トランスTの二次巻線Mの一端とFETQsのソ
ースとを接続する信号線には、ダイオードD2のアノー
ドが接続されている。ダイオードD2のカソードは、抵
抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端は、コン
デンサC1の一端,ツェナーダイオードD3のカソード,
抵抗Rhの一端,及び比較器41の非反転入力端子にそ
れぞれ接続されている。
Cの他端とを接続する信号線には、上述したコンデンサ
C1の他端,ツェナーダイオードD3の他端,抵抗Rhの
他端が接続されるとともに、比較器41の反転入力端子
が、参照電圧Vrefの発生用の定電圧源を介して接続さ
れている。そして、比較器41の出力端子は、抵抗Rf
を介してFETQfのゲートに接続されている。
入力される電圧Vc1を充電する。また、ツェナーダイオ
ードD3は、コンデンサC1の電圧Vc1が所定値を上回っ
た時に電圧降伏を起こすことにより、コンデンサC1の
電圧Vc1を所定値に抑える。ダイオードD2は、コンデ
ンサC1の電荷が二次巻線Mの一端側へ放電することを
阻止する。また、抵抗Rhは、コンデンサC1の放電用抵
抗である。
れている。この比較器41は、その非反転入力端子から
入力された電圧Vc1とその反転入力端子から入力された
参照電圧Vrefとを対比し、電圧Vc1が参照電圧Vrefを
下回っている場合に負電圧を出力する。 〈DC−DCコンバータ40の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ40の動作を以下に説明する。但し、DC
−DCコンバータ40の動作は、DC−DCコンバータ
30の動作と共通部分を含むので、主としてDC−DC
コンバータ30と異なる動作について説明する。トラン
スTの二次巻線Mには、実施形態1と同様に、トランス
Tの一次巻線への電圧印加に応じて、電圧VTとして正
の電圧と負の電圧とがそれぞれ一定の大きさ及び周期で
交互に発生する。
加によって、二次巻線Mに正の電圧VTが生じたとす
る。このとき、正の電圧VTは、ダイオードD2,抵抗R
2を介してコンデンサC1にチャージされ、チャージされ
た電荷によって生じた電圧Vc1が比較器41に入力され
る。このとき、比較器41に入力される電圧Vc1は、ツ
ェナーダイオードD3によって所定値に抑えられる。
性が正から負へ変わると、FETQs及びFETQ1がO
FFとなる。また、電圧VTの極性が正から負へ変わる
ことによって補助巻線H2の第2出力端に正の電圧が発
生する。これによって、FETQfがONとなる。この
とき、コンデンサCissには、電荷が蓄積される。
ONの間にチョークコイルLに蓄積されたエネルギーが
解放される。これによって、チョークコイルL,負荷
2,及びFETQfからなる閉路を電流ILが流れる状態
となる。
タ40が発振を停止し、図4(b)に示されるように、電
圧VTが0のままで補助巻線H1の第1出力端に正の電
圧が生じない状態となったとする。すると、FETQs
はOFFのままとなり、FETQfは、コンデンサCiss
にチャージされた正の電圧によってON状態を維持す
る。
は、抵抗Rhを介して放電し、比較器41に入力される
電圧Vc1が徐々に低下する。そして、比較器41は、電
圧Vc1が参照電圧Vrefを下回った場合には、負電圧を
出力する。この負電圧は、FETQfのゲートに印加さ
れる。これによって、コンデンサCissの電荷は、抵抗
Rfを介して比較器41に流れ込んで放電される。その
結果、FETQfのゲート電圧が急激に低下して、FE
TQfがOFFとなる。
0によると、複数のDC−DCコンバータ40を並列運
転させた場合において、何れかのDC−DCコンバータ
40が発振を停止し、その二次巻線Mに所定時間電圧V
Tが生じない状態となると、コンデンサC1の容量が抵抗
Rhの値,並びに電圧Vc1の初期値により定まる所定時
間経過後に、比較器41がFETQfをOFFにする。
このため、発振を停止したDC−DCコンバータ40に
大電流が流れるのを防止でき、そのDC−DCコンバー
タ40のFETQfが破損することを防止できる。 〔実施形態5〕次に、本発明の実施形態5を説明する。
実施形態4によるDC−DCコンバータ40を複数用い
て並列運転を行った場合において、何れかのDC−DC
コンバータ40が電圧VTが生じなくなり、電圧VTが0
の状態が所定時間続くと、そのDC−DCコンバータ4
0は、トランスT側の電位が負荷2側の電位よりも低く
なる。このため、他のDC−DCコンバータ40からチ
ョークコイルLを介して電流が流れ込む。この電流への
対処として、DC−DCコンバータ40では、電圧VT
が0の状態が所定時間続くと、比較器41がFETQf
をOFFにする。
ると、他のDC−DCコンバータ40から流れ込んだ電
流がその行き場を失う。このため、FETQfのドレイ
ン・ソース間に大きなサージ電圧が発生し、FETQf
が破損するおそれがあった。この問題に対し、チョーク
コイルLの前段に抵抗やコンデンサを設けることでサー
ジ電圧に対するアブソーバを形成することが考えれる。
しかしながら、抵抗やコンデンサを設けることによって
損失が生じるので、DC−DCコンバータ40の効率が
低下する可能性があった。
べくなされたものである。図5(a)は、実施形態5によ
るDC−DCコンバータ50を示す回路構成図であり、
図5(b)は、図5(a)に示した回路素子の動作を示すタ
イムチャートである。但し、実施形態5によるDC−D
Cコンバータ50は、上述したDC−DCコンバータ4
0に新たな構成を付加することによって構成されている
ので、共通する構成要素については同一の符号を付して
説明を省略し、新たな構成要素のみについて説明する。 〈DC−DCコンバータ50の回路構成〉図5(a)にお
いて、FETQsのドレインとチョークコイルLの一端
とを接続する信号線には、ツェナーダイオードDZ1の
カソードが接続されている。このツェナーダイオードD
Z1のアノードは、トランスTの二次巻線Mの他端と平
滑コンデンサCの他端とを接続する信号線に接続されて
いる。
抵抗は、FETQfのON時には、FETQfのソース・
ドレイン間の抵抗よりも大きくなり、ツェナーダイオー
ドDZ1が順方向(アノード→カソード)でONとならな
いようになっている。 〈DC−DCコンバータ50の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ50の動作を以下に説明する。但し、DC
−DCコンバータ50の動作は、DC−DCコンバータ
40の動作と共通部分を含むので、主としてDC−DC
コンバータ40と異なる動作について説明する。また、
ここでは、複数のDC−DCコンバータ50を用いて並
列運転を行っている場合における何れかのDC−DCコ
ンバータ50の動作について説明する。
と同様に、トランスTの一次巻線への電圧印加に応じ
て、電圧VTとして正の電圧と負の電圧とがそれぞれ一
定の大きさ及び周期で交互に発生する。
0が、電圧VTが0又は負電圧の時に故障によって発振
を停止し、図5(b)に示すように、正の電圧VTが生じ
ない状態となったとする。すると、そのDC−DCコン
バータ50のFETQsはOFFのままとなり、FET
Qfは、コンデンサCissにチャージされた正の電圧によ
ってON状態を維持する。一方、コンデンサC1に蓄積
された電荷は、抵抗Rhを介して放電し、比較器41に
入力される電圧Vc1が徐々に低下する。そして、比較器
41は、電圧Vc1が参照電圧Vrefを下回った場合に
は、FETQfをOFFとする。
50が発振を停止することで、そのDC−DCコンバー
タ50には、他のDC−DCコンバータ50から出力さ
れた電流がチョークコイルLを通じて流れ込む。即ち、
チョークコイルLを流れる電流ILが通常時とは逆方向
へ流れる(図5(b)参照)。すると、ツェナーダイオード
DZ1のカソード・アノード間の電圧VDZ1が上昇す
る。そして、電圧VDZ1が所定のツェナー電圧を越える
と、ツェナーダイオードDZ1が降伏現象を起こし、ツ
ェナーダイオードDZ1に逆方向(カソード→アノード)
の電流IDZ1が流れる。このため、FETQfのドレイン
・ソース間の電圧VQfが大きくならない。
0によると、チョークコイルLに蓄積された電流ILの
流れが逆方向となると、ツェナーダイオードDZ1が降
伏して電流IDZ1を二次巻線Mの他端側へ逃がす。この
ため、FETQfに大きなサージ電圧が生じ、FETQf
に大電流が流れてFETQfが破損することを防止でき
る。
サージ電圧に対するアブソーバを形成してあるので、D
C−DCコンバータ50の通常運転においてツェナーダ
イオードDZ1による損失が発生しない。従って、DC
−DCコンバータ50はDC−DCコンバータ40とほ
ぼ同様の効率で負荷2に略一定の直流電圧を供給するこ
とができる。 〔実施形態6〕次に、本発明の実施形態6を説明する。
図6は、実施形態6によるDC−DCコンバータ60を
示す回路構成図である。但し、実施形態6によるDC−
DCコンバータ60は、上述したDC−DCコンバータ
40に新たな構成を付加することによって構成されてい
る。このため、共通する構成要素については同一の符号
を付して説明を省略し、新たな構成要素のみについて説
明する。 〈DC−DCコンバータ60の回路構成〉図6におい
て、FETQsのドレインとチョークコイルLの一端と
を接続する信号線には、ダイオードDcのアノードが接
続されている。このダイオードDcのカソードは、比較
器41の駆動電圧Vccを生じる定電圧源に接続されてい
る(クランプ回路に相当)。FETQsがONの際には、
このダイオードDc側の電位は、チョークコイルL側の
電位よりも高く設定されている。これによって、FET
QsがONの際には、電流がダイオードDcへ向かって流
れないようになっている。 〈DC−DCコンバータ60の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ60の動作を以下に説明する。但し、DC
−DCコンバータ60の動作は、DC−DCコンバータ
50の動作と共通部分を含むので、主としてDC−DC
コンバータ50と異なる動作について説明する。また、
ここでは、複数のDC−DCコンバータ60を用いて並
列運転を行っている場合の動作を説明する。
バータ60が発振を停止し、正の電圧VTが生じない状
態となったとする。すると、FETQsはOFFのまま
となり、FETQfはコンデンサCissにチャージされた
正の電圧によってON状態を維持する。そして、所定時
間が経過すると、FETQfは比較器41によってOF
Fとなる。
の発振が停止することで、このDC−DCコンバータ6
0の電位が、他のDC−DCコンバータ60の電位より
も低くなる。このため、他のDC−DCコンバータ60
から発振を停止したDC−DCコンバータ60のチョー
クコイルLを通じて電流が流れ込む。
コンバータ60のチョークコイルLには、通常時とは逆
方向の電流ILが流れる。このとき、FETQs及びFE
TQfがOFFとなっているので、ダイオードDcの電位
が最も低い状態となっている。従って、電流ILは、ダ
イオードDcを介して駆動電圧Vccを生じる定電圧源ヘ
流れる。このため、FETQfのドレイン・ソース間の
電圧VQfが駆動電圧Vccでクランプされ、サージ電圧の
発生が防止される。
60の効果は、実施形態5におけるDC−DCコンバー
タ50とほぼ同様である。もっとも、他のDC−DCコ
ンバータ60から流れ込んできた電流を比較器41の駆
動電圧Vccとして使用できるという利点がある。 〔実施形態7〕次に、本発明の実施形態7を説明する。
実施形態7は、実施形態5にて説明したDC−DCコン
バータ50(図5参照)を改良したものである。図7(a)
は、実施形態7によるDC−DCコンバータ70を示す
回路構成図であり、図7(b)は、図7(a)に示したDC
−DCコンバータ60の電圧波形図である。但し、DC
−DCコンバータ70は、DC−DCコンバータ50に
新たな構成を付加して構成されているので、共通する構
成要素については同一の符号を付して説明を省略し、新
たな構成要素について説明する。 〈DC−DCコンバータ70の回路構成〉図7(a)にお
いて、FETQsのドレインには、可飽和リアクトルLs
の一端が接続されている。可飽和リアクトルLsの他端
は、信号線を介してチョークコイルLの一端に接続され
ている。可飽和リアクトルLsの他端とチョークコイル
Lの一端とを接続する信号線には、可飽和リアクトルL
fの一端が接続されている。可飽和リアクトルLfの他端
は、FETQfのドレインに接続されている。
ークコイルLの一端とを接続する信号線には、ダイオー
ドDdのアノードが接続されている。ダイオードDdのカ
ソードは、ツェナーダイオードDZ1のカソードに接続
されている。ツェナーダイオードDZ1のカソードは、
トランスTの二次巻線Mの他端と平滑コンデンサCの他
端とを接続する信号線に接続されている。
となった際にFETQfのドレインからの電流をその磁
束密度が飽和するまで蓄積し、飽和状態となると電流を
導通する。また、可飽和リアクトルLsは、FETQsが
ONとなった際にFETQsのドレインからの電流をそ
の磁束密度が飽和するまで蓄積し、飽和状態となると電
流を導通する。
TQsとFETQfとは、同時にON/OFFとなる訳で
はなく、FETQsがOFFとなってからFETQfがO
Nとなるまでの時間,或いは、FETQfがOFFとな
ってからFETQsがONとなるまでの時間,即ち、F
ETQsとFETQfとが同時にONとなる時間がある。
Lfとは、FETQfがONとなってからFETQsがO
FFとなるまでの間に、定格以上の電流がFETQsの
ドレインからソースへ流れてしまうこと,及びFETQ
sがONとなってからFETQfがOFFとなるまでの間
に、定格以上の電流がFETQfのドレインからソース
へ流れてしまうことを防止し、FETQs又はFETQf
が破損することを防止する。
た際に、可飽和リアクトルLfが飽和してFETQfのド
レインからの電流を導通する状態となるまでの間、ツェ
ナーダイオードDZ1が順方向(アノード→カソード)で
ONとなることによる損失の発生を防止する。 〈DC−DCコンバータ70の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ70の動作を以下に説明する。但し、DC
−DCコンバータ70の動作は、DC−DCコンバータ
50の動作と共通部分を含むので、主としてDC−DC
コンバータ50と異なる動作について説明する。トラン
スTの二次巻線Mには、図7(b)に示すように、トラン
スTの一次巻線への電圧印加に応じて、電圧VTとして
正の電圧と負の電圧とがそれぞれ一定の大きさ及び周期
で交互に発生する。
加によって、二次巻線Mに正方向の電圧VTが生じ且つ
補助巻線H1の第1出力端に電圧が生じたとする。これ
によって、FETQsがONとなる。すると、FETQs
のドレインから電流が流れて可飽和リアクトルLsにあ
る程度の時間蓄積され、可飽和リアクトルLsが飽和す
ると、チョークコイルLへ電流が流れる。
コイルLにはエネルギーが蓄積されるとともに、平滑コ
ンデンサCが充電される。これによって、平滑化された
一定の直流電圧がDC−DCコンバータ20の出力とし
て負荷2に供給される。
イオードDZ1のアノードからダイオードDdのアノー
ドまでの間の電圧(電圧VDd+VDZ1)は、図7(b)に示さ
れるように、所定値の正の電圧を維持する。
性が正から負へ変わると、FETQsがOFFとなる。
すると、チョークコイルLに蓄積されたエネルギーに基
づく電流ILが、負荷2及び寄生ダイオードDQfを経て
可飽和リアクトルLfに流れる。可飽和リアクトルLf
は、自身が飽和状態となるまで、電流ILの導通を阻止
する。
示されるように負となり、且つFETQfのソース・ド
レイン間よりも電位が低い状態となるので、ツェナーダ
イオードDZ1が順方向(アノード→カソード)でONと
なり電流ILを流そうとする。ところが、ダイオードDd
が電流ILの流れに対して逆方向に設けられているの
で、ツェナーダイオードDZ1を電流ILが流れること
が阻止される。
和リアクトルLfが飽和することで、電圧VDd+VDZ1が
ほぼ0となり、チョークコイルL,負荷2,FETQ
f,及び可飽和リアクトルLfを電流ILが流れる状態と
なる。
二次巻線Mの電圧VTが0となると、FETQfのコンデ
ンサCissにチャージされた正の電圧によってFETQf
がON状態を維持する。この後、二次巻線Mに正の電圧
VTが生じると、FETQ1がONとなってFETQfを
OFFとする。
間、可飽和リアクトルLsによって、FETQsのドレイ
ンからソースへ流れようとする電流の導通が阻止され
る。そして、FETQsがONとなると、チョークコイ
ルLに再びエネルギーが蓄積される。以後、DC−DC
コンバータ70は、上述した動作を繰り返す。
0によると、ツェナーダイオードDZ1のカソードから
流れる電流を阻止する状態でダイオードDdを設けてあ
る。このため、、FETQsがOFFとなってFETQf
がONとなるまでの間において、可飽和リアクトルLf
が飽和するまでの間に、ツェナーダイオードDZ1が順
方向でONとなることによる損失を防止できる。 〔実施形態8〕次に、本発明の実施形態8を説明する。
上述した実施形態1〜4におけるDC−DCコンバータ
10,20,30,及び40では、FETQfのゲート電圧
は、二次巻線Mに生じた電圧VT及びコンデンサCissに
チャージされた電圧によって操作される。このため、F
ETQfのゲート電圧は、二次巻線M及び抵抗Rfのイン
ピーダンス成分やコンデンサCissの容量によって振動
する。これによって、FETQfのゲート電圧がその定
格を越えてしまうおそれがあった。
べくなされたものである。図8(a)は、実施形態8によ
るDC−DCコンバータ80を示す回路構成図であり、
図8(b)は、図8(a)に示した回路素子の動作を示すタ
イムチャートである。但し、実施形態8によるDC−D
Cコンバータ50は、上述したDC−DCコンバータ4
0に新たな構成を付加することによって構成されている
ので、共通する構成要素については同一の符号を付して
説明を省略し、新たな構成要素のみについて説明する。 〈DC−DCコンバータ80の回路構成〉抵抗Rfの他
端とFETQfのゲートとを接続する信号線には、信号
線が引き出されており、この信号線にはダイオードD5
のアノードが接続されている。このダイオードD5のカ
ソードは、比較器41の駆動電圧Vccを発生する定電圧
源に接続されている。ダイオードD5は、駆動電圧Vcc
がFETQfのゲートに印加されることを阻止する。 〈DC−DCコンバータ80の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ80の動作を説明する。但し、DC−DC
コンバータ80の動作は、DC−DCコンバータ40の
動作とほぼ同様であるので、DC−DCコンバータ40
と異なる動作について説明する。トランスTの二次巻線
Mには、図8(b)に示すように、トランスTの一次巻線
への電圧印加に応じて、電圧VTとして正の電圧と負の
電圧とがそれぞれ一定の大きさ及び周期で交互に発生す
る。
FETQfのゲート電圧(ゲート・ソース電圧:図8(b)
のVGS-Qf)は、負の電圧VT(例えば、−12V)とな
る。この後、二次巻線Mに生じる電圧VTの極性が正か
ら負へ変わることによって、補助巻線H2の第2出力端
に正の電圧が生じ、FETQfのゲート電圧が上昇して
FETQfがONとなる。
し、定格の上限を越えた大きさ(例えば、+15V)まで
上昇しようとしたとする(図8(b)破線参照)。すると、
FETQfのゲート電圧は、比較器41の駆動電圧Vcc
(例えば、+12V)でクランプされているので、ゲート
電圧は、+15Vまで上昇せず、+12Vで抑えられ
る。このため、ゲート電圧が所定の定格内に収まる。ま
た、余分な電流がダイオードD5を介して電源へ向かっ
て流れ、比較器41の駆動電圧Vccとして利用される。
0によると、FETQfのゲートがダイオードD5を介し
て比較器41の駆動電源に接続されている。このたM、
FETQfのゲートに印加される電圧の上限が駆動電圧
Vccにクランプされる。このため、補助巻線H2,抵抗
Rf,又はコンデンサCissによってFETQfのゲート
電圧が振動し、そのゲート電圧が定格外まで上昇するこ
とが抑制される。従って、FETQfの破損を防止する
ことができる。 〔実施形態9〕次に、本発明の実施形態9を説明する。
実施形態9も実施形態8におけるDC−DCコンバータ
80と同様に、FETQfのゲート電圧の振動による問
題を解消すべくなされたものである。図9(a)は、実施
形態9によるDC−DCコンバータ90を示す回路構成
図であり、図9(b)は、図9(a)に示した回路素子の動
作を示すタイムチャートである。但し、実施形態9のD
C−DCコンバータ90は、上述したDC−DCコンバ
ータ30(図3(a)参照)に新たな構成を付加することに
よって構成されているので、共通する構成要素について
は同一の符号を付して説明を省略し、新たな構成要素の
みについて説明する。 〈DC−DCコンバータ90の回路構成〉二次巻線Mの
一端とFETQsのソースとを接続する信号線には、ダ
イオードD9のアノードが接続されている。ダイオード
D9のカソードは、抵抗R7の一端に接続されている。抵
抗R7の他端は、コンデンサC3の一端に接続されてい
る。コンデンサC3の他端は、二次巻線Mの他端とFE
TQfのソースとを接続する信号線に接続されている。
を接続する信号線には、コンデンサC4の一端が接続さ
れている。コンデンサC4の他端は、抵抗R6の一端に接
続されている。抵抗R6の他端は、ダイオードD8のアノ
ードに接続されている。ダイオードD8のカソードは、
補助巻線H2の第2出力端とFETQ1のソースとを接
続する信号線に接続されている。
続する信号線には、信号線を介してダイオードD6のア
ノードとダイオードD7のアノードとがそれぞれ接続さ
れている。ダイオードD6のカソードは、コンデンサC3
の一端に接続されている。ダイオードD7のカソード
は、コンデンサC4の他端に接続されている。
ダイオードD6,コンデンサC3,コンデンサC4,抵抗
R6,ダイオードD7,及びダイオードD8が、本発明に
よる駆動電力調整手段に相当する。 〈DC−DCコンバータ90の動作〉上述したDC−D
Cコンバータ90の動作を説明する。但し、DC−DC
コンバータ90の動作は、DC−DCコンバータ30の
動作とほぼ同様であるので、DC−DCコンバータ30
と異なる動作について説明する。トランスTの二次巻線
Mには、図9(b)に示すように、トランスTの一次巻線
への電圧印加に応じて、電圧VTとして正の電圧と負の
電圧とがそれぞれ一定の大きさ及び周期で交互に発生す
る。
圧VTが生じると、FETQs及びFETQ1がONとな
り、チョークコイルLにエネルギーが蓄積されるととも
に、平滑化された直流電圧が負荷2に供給される。ま
た、正の電圧VTが生じることによって、電圧VTに応じ
た電荷が抵抗D9及び抵抗R7を介してコンデンサC3に
チャージされる。さらに、正の電圧VTが生じると同時
に、補助巻線H2の一端に正の電圧が生じ、これによっ
て、コンデンサC4に電圧がチャージされる。
性が正から負に変わることによって、補助巻線H2の第
2出力端に正の電圧が生じ、FETQfのゲート電圧(図
9(b)のVGS-Qf)が上昇してFETQfがONとなる。
ここで、FETQfのゲートは、ダイオードD6を介して
コンデンサC3の一端に接続されており、このときのコ
ンデンサC3の一端の極性は正である。このため、FE
TQfのゲート電圧は、コンデンサC3にチャージされた
正の電圧(例えば、+12V)でクランプされる。
することによって、FETQfのゲート電圧が振動し、
定格の上限を越えた大きさ(例えば、+15V)まで上昇
しようとしても、FETQfのゲート電圧は、コンデン
サC3にチャージされる正の電圧の上限である+12V
までしか上昇しない(図9(b)破線参照)。これによっ
て、FETQfのゲート電圧が定格内に抑えられる。
圧VTが0となった後に、二次巻線Mに再び正の電圧VT
が発生すると、FETQ1がONとなる。これにより、
FETQfのゲート電圧が下降してFETQfがOFFと
なる。
ドD7を介してコンデンサC4の他端に接続されている。
また、このときのコンデンサC4の他端の極性は負であ
る。これらによって、FETQfのゲート電圧は、コン
デンサC4にチャージされた負の電圧(例えば、−12
V)でクランプされる。
って、FETQfのゲート電圧が振動し、定格の下限を
越えた大きさ(例えば、−15V)まで下降しようとして
も、FETQfのゲート電圧は、コンデンサC4のにチャ
ージされる負の電圧の上限である−12Vまでしか下降
しない(図9(b)破線参照)。従って、FETQfのゲー
ト電圧が定格内に抑えられる。
0によると、FETQfのゲートがダイオードD6を介し
てコンデンサC3の一端に接続されているので、FET
Qfのゲートに印加される電圧の上限がコンデンサC3に
チャージされる正の電圧の上限にクランプされる。ま
た、FETQfのゲートがダイオードD7を介してコンデ
ンサC4の他端に接続されているので、FETQfのゲー
トに印加される電圧の下限がコンデンサC4にチャージ
される負の電圧の下限にクランプされる。
振動によってFETQfの定格を越えて上昇或いは下降
することを防止できる。従って、FETQfの破損を防
止することができる。 〔実施形態10〕次に、本発明の実施形態10を説明す
る。上述した実施形態3におけるDC−DCコンバータ
30(図3(a)参照)を複数用いて並列運転を行った場
合、各DC−DCコンバータ30の出力電圧には差異が
生じる。このとき、出力電圧の低いDC−DCコンバー
タ30には、他のDC−DCコンバータ30からの電流
が流れ込み、この電流がトランスTの二次巻線Mを流れ
ることにより、トランスTの一次巻線に電流が回生し、
この電流がトランスTの前段に存する整流回路に流れ込
む可能性があった。
の前段に存在する整流回路には負荷2側からの電流を阻
止する構成が設けられていない。このため、DC−DC
コンバータ30やその前段に存する整流回路には、大量
の電流が流れてしまう。このため、DC−DCコンバー
タ30及び整流回路が破損するおそれがあった。
問題に鑑みなされたものである。図10は、実施形態1
0による整流回路100を示す回路構成図である。但
し、実施形態10の整流回路100は、上述した整流回
路30(図3(a)参照)に新たな構成を付加することによ
って構成されているので、共通する構成要素については
同一の符号を付して説明を省略し、新たな構成要素のみ
について説明する。 〈DC−DCコンバータ100の回路構成〉補助巻線H
2の他端には、信号線を介してpチャネル形のMOS−
FETであるFETQ2のソースが接続されている。F
ETQ2のドレインは、FETQ1のソースに接続されて
いる。また、補助巻線H2の一端とFETQfのソース
とを接続する信号線には、ダイオードD2のカソードが
接続されている。ダイオードD2のアノードは、抵抗R3
の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、コンデン
サC5の一端が接続されている。コンデンサC5の他端
は、補助巻線H2の他端とFETQ2のソースとを接続
する信号線に接続されている。
は、抵抗R4の一端が接続されている。抵抗R4の他端
は、抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端
は、FETQ2のゲートに接続されている。そして、抵
抗R4の他端には、フォトカプラPI1が接続されてい
る。フォトカプラPI1の他端は、コンデンサC5の他
端とFETQ2のソースとを接続する信号線に接続され
ている。
−DCコンバータ100の出力電流の検出回路101が
設けられている。検出回路101は、電流検出器IDT
1,オペアンプOP1,定電圧源E1,発光ダイオード
FD,抵抗R5,及び発光ダイオードFDの駆動電圧V
ccを発生する定電圧源からなる。
コイルLと負荷2との間に直列に挿入されており、整流
回路100の出力電流Ioutに相当する電圧を、オペア
ンプOP1の非反転入力端子に入力する。定電圧源E1
は、参照電圧VrefをオペアンプOP1の反転入力端子
に入力する。オペアンプOP1の出力端子には、発光ダ
イオードFDのカソードが接続されており、発光ダイオ
ードFDのアノードは、抵抗R5を介して駆動電圧Vcc
を生じる定電圧源に接続されている。
力電流Ioutに相当する電圧と参照電圧Vrefとを対比
し、出力電流Ioutに相当する電圧が参照電圧Vrefを下
回った場合に負電圧を出力し、これによって、発光ダイ
オードFDを発光させる。この発光ダイオードFDは、
実際には、発光ダイオードFDからの光をフォトカプラ
PI1が受光可能な位置に配置されている。フォトカプ
ラPI1は、発光ダイオードFDからの光を受光すると
ONとなり、コンデンサC5に蓄積された電荷を放電さ
せる。また、参照電圧Vrefは、整流回路100の出力
電流の0〜30%程度に設定され、これを下回った場合
に発光ダイオードFDが発光する。
と負荷2との間で出力電流Ioutを検出しているが、こ
の出力電流Ioutに代えて、FETQsのドレイン電流,
FETQfのドレイン電流,或いは、トランスTの電流
等を検出するようにDC−DCコンバータ100が構成
されていても良い。 〈DC−DCコンバータ100の動作〉上述したDC−
DCコンバータ100の動作を以下に説明する。但し、
DC−DCコンバータ100の動作は、DC−DCコン
バータ30の動作と共通の動作を含むので、主としてD
C−DCコンバータ30と異なる動作について説明す
る。
形態1と同様に、トランスTの一次巻線への電圧印加に
応じて、電圧VTとして正の電圧と負の電圧とが一定の
大きさ及び周期で交互に発生する(図3(b)参照)。
加によって、二次巻線Mに正の電圧VTが生じたとす
る。このとき、補助巻線H1の第1出力端に正の電圧が
生じる。これによって、FETQsがONとなる。これ
に続いてFETQ1もONとなる。
にはエネルギーが蓄積されるとともに、平滑コンデンサ
Cが充電される。これによって、平滑化された直流電圧
がDC−DCコンバータ30の出力として負荷2に供給
される。
性が正から負へ変わると、FETQs及びFETQ1のゲ
ート電圧が低下してFETQs及びFETQ1がOFFと
なる。また、電圧VTの極性が正から負へ変わることに
よって、補助巻線H2の第2出力端に正の電圧が発生す
る。この電圧は、コンデンサC5の他端からチャージさ
れる。すると、コンデンサC5の他端側の極性が正とな
り、一端側の極性が負となる。これによって、負の電圧
が抵抗R4及び抵抗R2を介してFETQ2のゲートに印
加され、FETQ2がONとなる。
なっているものとすると、FETQ2がONとなること
によって、補助巻線H2の第2出力端に生じた正の電圧
がFETQ2,FETQ1,及び抵抗Rfを介してFET
Qfのゲートに印加される。これによって、FETQfの
ゲート電圧が上昇してFETQfがONとなる。このよ
うに、FETQsがOFFとなりFETQfがONとなる
と、FETQsがONの間にチョークコイルLに蓄積さ
れたエネルギーが解放される。これによって、チョーク
コイルL,負荷2,及びFETQfからなる閉路を電流
が流れる状態となる。
C−DCコンバータ100の動作の間、DC−DCコン
バータ100の出力電流Ioutに対応する電圧を随時検
出し、オペアンプOP1に入力する。オペアンプOP1
は、入力された電圧と参照電圧Vrefとを対比し、この
電圧が参照電圧Vrefを下回った場合には、負電圧を出
力する。これによって、発光ダイオードFDが発光す
る。
はフォトカプラPI1に受光される。すると、フォトカ
プラPI1がONとなり、自身を短絡状態とする。これ
によって、コンデンサC5に蓄積された電荷が放電する
とともに、FETQ2のゲートに負電圧が印加されない
状態となるので、FETQ2がOFFとなる。
た正の電圧がFETQfのゲートに印加されなくなるの
で、FETQfは、コンデンサCissにチャージされた正
の電圧によってON状態を維持する。そして、FETQ
2がOFFとなることでコンデンサCissへのチャージも
停止するため、FETQfはコンデンサCissの電荷がな
くなり次第OFFとなる。もっとも、FETQfがOF
Fとなっても、チョークコイルL,負荷2,及び寄生ダ
イオードDQfを電流が流れる状態となるので、負荷2
に対する電流の供給は途切れない。その後、電流検出器
ID1が、所定値以上の出力電流を検出した場合には、
フォトカプラPI1がOFFとなり、再びコンデンサC
5に電荷を蓄積可能となる。
100によれば、DC−DCコンバータ100の出力電
流Ioutが所定値を下回った場合には、FETQ2がOF
Fとなることによって、FETQfがOFFとなる。
00を並列運転させた場合において、何れかのDC−D
Cコンバータ100の出力電流が他のDC−DCコンバ
ータ100の出力電流よりも小さくなり、そのDC−D
Cコンバータ100へ他のDC−DCコンバータ100
からの出力電流が流れ込んでも、FETQfがOFFと
なっているため、電流はトランスT側へ流れない。従っ
て、DC−DCコンバータ100自身の破損が防止され
るとともに、トランスTの一次巻線側へ電流が回生しな
いので、DC−DCコンバータ100の前段に存在する
整流回路の破損も防止できる。
バータによれば、複数のDC−DCコンバータを用いて
並列運転を行った場合において、何れかのDC−DCコ
ンバータに対する入力が停止することによってそのDC
−DCコンバータが破損する可能性を低減することがで
きる。
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ータの構成図
ンバータの構成図
タの構成図
0 同期整流式DC−DCコンバータ 41 比較器
Claims (2)
- 【請求項1】 トランスの二次巻線に直列に接続される
整流スイッチと、該二次巻線に並列に接続されるフライ
ホイールスイッチとを備え、負荷に対して複数並列に接
続されて、該負荷に所定の直流出力を供給する同期整流
式DC−DCコンバータにおいて、 前記トランスの一次巻線に発生する電圧によって誘起さ
れ、前記整流スイッチの制御端子と前記フライホイール
スイッチの制御端子とに互いに逆極性の出力を与える補
助巻線と、 前記トランスが磁気リセットされた期間において、前記
フライホイールスイッチのオン状態を維持させる駆動維
持回路と、前記トランスの出力に応じた電圧を検出して閾値と比較
し、当該電圧が閾値を下回った場合に負電圧をフライホ
イールスイッチへ与えてフライホイールスイッチをオフ
させる比較回路を有する、前記トランスに所定時間出力
が現れないときに、前記フライホイールスイッチをオフ
させる駆動停止回路と、 チョークコイルを通じて流れ込む電流を前記比較回路の
駆動電圧を生じる定電圧源に流れ込ませることにより、
オフ状態にある前記フライホイールスイッチのチャネル
間電圧を前記定電圧源の電圧値以下に抑えるクランプ回
路とを有する ことを特徴とする同期整流式DC−DCコ
ンバータ。 - 【請求項2】 トランスの二次巻線に直列に接続される
整流スイッチと、該二次巻線に並列に接続されるフライ
ホイールスイッチとを備え、負荷に対して複数並列に接
続されて、該負荷に所定の直流出力を供給する同期整流
式DC−DCコンバータにおいて、 前記トランスの一次巻線に発生する電圧によって誘起さ
れ、前記整流スイッチの制御端子と前記フライホイール
スイッチの制御端子とに互いに逆極性の出力を与える補
助巻線と、 前記トランスが磁気リセットされた期間において、前記
フライホイールスイッチのオン状態を維持させる駆動維
持回路と、 前記トランスに所定時間出力が現れないときに、前記フ
ライホイールスイッチをオフさせる駆動停止回路と、 前記整流スイッチと直列に接続される第1の可飽和リア
クトルと、 前記フライホイールスイッチと直列に接続される第2の
可飽和リアクトルと、 前記フライホイールスイッチと並列に接続されるツェナ
ーダイオードを有し、オフ状態にある前記フライホイー
ルスイッチのチャネル間電圧を所定値以下に抑えるクラ
ンプ回路と、 前記ツェナーダイオードと直列に配置され、カソードが
該ツェナーダイオードのカソードに接続されるダイオー
ドとを有することを特徴とする同期整流式DC−DCコ
ンバータ。
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