JP3503547B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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    • H01CRESISTORS
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    • H01C10/30Adjustable resistors the contact sliding along resistive element
    • H01C10/32Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path
    • H01C10/34Adjustable resistors the contact sliding along resistive element the contact moving in an arcuate path the contact or the associated conducting structure riding on collector formed as a ring or portion thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は補聴器,計測器,通
信機器,センサその他の産業機器などに使用される可変
抵抗器、特に小型の可変抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機器の小型軽量化が定着してお
り、機器の内部に設けられる回路部品にも小型部品が要
求されている。回路部品の1つである可変抵抗器も、例
えば外径または一辺が2mm程度の超小型可変抵抗器が
用いられるようになっているが、可変抵抗器にはばね部
品である摺動子が必要である。ところが、摺動子を小型
化すると、良好な接触性と摺動特性とを達成するのが困
難になる。
【0003】従来の超小型可変抵抗器として、図1,図
2に示すように、ケース1にシャフト2、ロータ3、摺
動子4、基板5を組み込み、ケース1の底部開口部にエ
ポキシ樹脂などの封止樹脂6を充填してシールした構造
のものが知られている。なお、71,72,73は基板
5に固定されたリード端子であり、それぞれ円弧状抵抗
体51の両端および集電電極52に電気的に接続されて
いる。
【0004】摺動子4は、図3に示すように、薄肉な金
属板から基板5の円弧状抵抗体51に摺接するリング状
アーム部41と、基板5の集電電極52に接触するI字
状アーム部42とを形成したものであり、リング状アー
ム部41は直径に相当する部位で曲げ起こしされ、I字
状アーム部42はリング状アーム部41の曲げ起こし線
43に対してほぼ直角方向に延び、かつリング状アーム
部41の内側に形成されている。なお、図3において実
線は負荷が掛かった状態であり、二点鎖線は無負荷状態
を示す。摺動子4には、I字状アーム部42を中心とし
て左右対称の位置にロータ3の突起31(図4参照)と
嵌合する一対の貫通穴44が形成され、突起31を貫通
穴44に嵌合した後、突起31を溶着カシメによって潰
すことで、摺動子4をロータ3に一体回転可能に取り付
けてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の可変抵抗器
では、図5に示すように、基板5を組み込む時、リング
状アーム部41とI字状アーム部42の両方に荷重が掛
かるので、リング状アーム部41の折り曲げ部の根元を
支点として、摺動子4に倒れ方向のモーメントMが生じ
る(図5の(b)参照)。摺動子4に倒れが生じると、
抵抗体51とリング状アーム部41との接触、集電電極
52とI字状アーム部42との接触が不安定となり、信
頼性が低下するという問題がある。
【0006】上記摺動子4の倒れを防止するため、ロー
タ3の突起31を溶着カシメしているが、溶着カシメさ
れる2個の突起31はリング状アーム部41の曲げ起こ
し線43の近傍にある。このため、突起31と支点とな
る曲げ起こし線43との距離が短くなるため、摺動子4
の倒れを効果的に防止できない。また、微小部品ではロ
ータ3に十分な大きさの突起31を形成することができ
ず、溶着作業も容易ではない。例えば、摺動子4の直径
が1.5mmの場合、突起31の直径は0.2mm程度
としなければならず、このような小さな突起31を溶着
する作業が困難であるだけでなく、たとえ溶着しても所
望の固定強度が得られるとは限らない。
【0007】そこで、本発明の目的は、摺動子のロータ
に対する倒れを効果的に防止でき、基板との安定した接
触を維持できる可変抵抗器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ケースと、ケース内部に
回転可能に収納され、外部より回転操作されるロータ
と、ケース内部に収納され、表面中央部に集電電極を有
し、その集電電極の外側に略同心状の円弧状抵抗体を有
する基板と、上記ロータに一体回転可能に取り付けら
れ、上記基板の円弧状抵抗体に摺接するリング状アーム
部と、集電電極に接触するI字状アーム部とを有する摺
動子とを備えた可変抵抗器において、上記リング状アー
ム部は直径に相当する部位またはその付近で曲げ起こさ
れ、上記I字状アーム部はリング状アーム部の曲げ起こ
し線とほぼ直角方向に延び、かつリング状アーム部の内
側に形成されており、上記摺動子には、一端部が上記リ
ング状アーム部およびI字状アーム部と折り返し構造に
よって連結され、リング状アーム部の先端部と対応する
位置付近まで延びるベース部が一体に形成され、このベ
ース部の背面がロータによって支持されており、上記リ
ング状アーム部とベース部との折り返し部の一部をリン
グ状アーム部の曲げ起こし方向と逆方向に折り曲げ、I
字状アーム部を折り曲げずに引き起こしたことを特徴と
する可変抵抗器を提供する。
【0009】基板の集電電極に接触するI字状アーム部
を支点として、摺動子のリング状アーム部が基板の円弧
状抵抗体上を摺接する。このようにリング状アーム部と
I字状アーム部の両方に荷重を掛けた動作状態では、リ
ング状アーム部の折り曲げ部の根元を支点として摺動子
に倒れ方向のモーメントが作用する。しかし、本発明の
摺動子にはリング状アーム部およびI字状アーム部と折
り返し構造によって連結されたベース部が一体に形成さ
れ、しかもベース部はリング状アーム部の先端部と対応
する位置付近まで延びているので、ベース部が倒れ方向
のモーメントを支え、摺動子の倒れを確実に防止でき
る。そのため、抵抗体とリング状アーム部との接触、集
電電極とI字状アーム部との接触が安定となり、信頼性
が向上する。また、リング状アーム部とベース部との折
り返し部の一部をリング状アーム部の曲げ起こし方向と
逆方向に折り曲げ、I字状アーム部を折り曲げずに引き
起こした構造としてある。従来のような構造の摺動子の
場合、I字状アーム部を折り曲げて引き起こすため、曲
げ加工による影響で曲げ部分に加工硬化が生じ、I字状
アーム部の弾性領域、つまりばね有効長L 1 (図5の
(a)参照)が短くなる。そのため、I字状アーム部と
集電電極との接触圧が必要以上に高くなるという欠点が
ある。これに対し、本発明のように構成すれば、I字状
アーム部をほぼ直線状とし、I字状アーム部の根元部に
折り曲げによる引起しを行なわないので、曲げ加工によ
る加工硬化が生じにくくなり、荷重に対する応力がI字
状アーム部全体に分散するため、弾性領域を広くとるこ
とができる。つまり、ばね有効長を長くでき、I字状ア
ーム部と集電電極との接触圧を適切な値に設定できる。
【0010】請求項2のように、リング状アーム部およ
びI字状アーム部とベース部とを密着折り返し構造によ
って連結すれば、通常のU字形の折り返し構造に比べて
摺動子の高さ方向の寸法を短縮でき、可変抵抗器の一層
の薄型化が可能である。
【0011】
【0012】請求項3のように、折り返し構造付近のリ
ング状アーム部とベース部との対向面にI字状アーム部
を中心としてほぼ左右対称位置に、ロータの突起部と嵌
合する一対の貫通穴を形成するのが望ましい。つまり、
貫通穴はリング状アーム部とベース部とに共通に形成さ
れ、この貫通穴にロータの突起部を挿入することで、摺
動子はロータに対して回り止めされる。この場合、摺動
子の倒れがベース部によって防止されているので、突起
部を溶着カシメによって固定する必要はない。また、突
起部にかかる負荷も小さいので、細い突起部であっても
問題がない。
【0013】請求項4のように、本発明にかかる可変抵
抗器を補聴器に適用することができる。補聴器の場合、
感度調整用などに可変抵抗器が用いられるが、補聴器の
小型化に伴って可変抵抗器も小型のものが要求される。
本発明のように小型で安定した特性を持つ可変抵抗器を
使用することで、補聴器の信頼性も向上する。
【0014】なお、本発明では、摺動子とロータとの取
付構造は、従来のような突起を溶着カシメする方法に限
定されない。すなわち、ベース部とロータとを回り止め
さえすれば、アーム部のばね力によって摺動子とロータ
との結合が外れないからである。
【0015】
【発明の実施の形態】図6〜図11は本発明にかかる可
変抵抗器の一例を示し、例えば補聴器に使用されるもの
である。この可変抵抗器は、図1〜図5に示した可変抵
抗器と摺動子8を除いて同様の構造を有するので、同一
部分には同一符号を付す。
【0016】ケース1は、半田付けの熱に耐え、高温雰
囲気で安定動作を可能にするため、耐熱性熱可塑性樹脂
や熱硬化性樹脂などで円筒形状に一体成形されたもので
ある。ケース1の上面には円形の開口穴11が形成さ
れ、その内周にストッパ部12が突設されている。開口
穴11にはシャフト2のストッパ部21が挿入され、ス
トッパ部12にストッパ部21が当接することでシャフ
ト2の回転角度が規制されている。シャフト2もケース
1と同様な材料で形成されているが、金属で形成しても
よい。シャフト2の上端面には直径方向に工具係合溝2
2が形成されており、下端部には異形の軸部23が突設
されている。ケース1の下部には、ロータ3,摺動子8
および基板5を収納する円筒状の内部空間13が形成さ
れている。また、ケース1の下端開口部14には基板5
が嵌合され、その開口部端部を内側へ熱カシメすること
で基板5を抜け止めしている。そして、下端開口部14
と基板5とで構成される凹部に封止樹脂6が充填硬化さ
れ、シールされている。
【0017】ロータ3もケース1と同様な材料で円板形
状に一体成形されたものであり、その中心にはシャフト
2の軸部23と嵌合する異形穴32が形成されている。
異形穴32にシャフト2の軸部23を挿入し、その先端
を熱カシメすることにより、シャフト2とロータ3とが
一体に結合されている。なお、シャフト2とロータ3と
の結合手段としては、軸部23の先端を熱カシメする方
法に代えて、例えば軸部23の先端に抜け止め用の爪部
を形成してもよい。ロータ3の下面には、後述する摺動
子8を回り止めするための2本の突起部31が突設され
ている。
【0018】基板5は、ケース1の下端開口部14に嵌
合する円板形状をなしており、ケース1と同様な材料で
一体成形されている。基板5の表面中心部には貫通穴が
形成され、中心部の貫通穴に嵌合されたリード端子73
の上端部が基板5の表面に露出して集電電極52を構成
している。また、基板5の表面には集電電極52を中心
とする円弧状の抵抗体51が形成され、この抵抗体51
の両端にも貫通穴が形成され、この貫通穴に挿入された
リード端子71,72が抵抗体51の両端に接続されて
いる。なお、図6,図7ではリード端子71〜73を基
板5に植設したリード端子型の例を示したが、これに限
るものではなく、リード端子71〜73を省略して面実
装型に構成することもできる。
【0019】摺動子8は銅合金,不錆鋼,貴金属系合金
などのばね性を有する導電性薄肉金属板で形成され、適
宜に貴金属などの表面処理が施されている。摺動子8
は、図8のように、1枚の金属板からリング状アーム部
81とI字状アーム部82とベース部83とが連結状態
に打ち抜かれ、リング状アーム部81およびI字状アー
ム部82とベース部83とがその連結部84を境にして
密着折り返しされている。リング状アーム部81は直径
方向の曲げ起こし線85に沿って曲げ起こしされてお
り、リング状アーム部81の先端部には基板5の円弧状
抵抗体51に摺接する摺動接点81aが突き出し形成さ
れている。I字状アーム部82はリング状アーム部81
の曲げ起こし線85とほぼ直角方向に延び、かつリング
状アーム部81の内側に形成された直線状のアームであ
り、その先端部には集電電極52に接触する接点82a
が突き出し形成されている。
【0020】ベース部83は、リング状アーム部81と
ほぼ同径の円板状に形成されており、リング状アーム部
81の摺動接点81aを設けた先端部と対応する位置付
近まで延びており、背面がロータ3によって面支持され
ている。密着折り返しされた連結部84付近の一部分8
6はリング状アーム部81の曲げ起こし方向と逆方向に
折り曲げられており、I字状アーム部82は折り曲げず
に引き起こされている。つまり、I字状アーム部82は
折り返し点(連結部)84から直線状に延びている。こ
の折り曲げ部86に対応してロータ3の底面には傾斜面
33(図10参照)が形成されている。リング状アーム
部81とベース部83との密着面であって、上記折り曲
げ部85を除く部位には、I字状アーム部82を中心と
してほぼ左右対称位置に、ロータ3の突起部31と嵌合
する一対の貫通穴87,88が形成されている。なお、
貫通穴87,88に突起部31を挿入した後、突起部3
1を溶着カシメする必要はない。
【0021】上記のようにI字状アーム部82は折り返
し点(連結部)84から直線状に延びているので、図1
1に示すようにI字状アーム部82の弾性領域が長くな
り、ばね有効長L2 が長くなる。そのため、I字状アー
ム部82と集電電極52との接触圧を適切な値に設定で
きる。なお、リング状アーム部81のばね有効長は、曲
げ起こし線85から摺動接点81aまでの距離である。
この実施例では、摺動子8のリング状アーム部81のば
ね有効長とI字状アーム部82のばね有効長はほぼ等し
く設定されており、そのため両アーム部81,82のば
ね弾性もほぼ等しく設定されている。
【0022】図11に示すように、基板5をケース1に
組み込む時、リング状アーム部81とI字状アーム部8
2の両方に荷重が掛かるので、リング状アーム部81の
曲げ起こし線85を支点として、摺動子8に倒れ方向の
モーメントMが生じる(図8の(b)参照)。しかしな
がら、摺動子8には一体にベース部83が形成され、こ
のベース部83の背面がロータ3によって支持されてい
るので、モーメントMに対して摺動子8を安定に支持で
き、摺動子8の倒れを確実に防止できる。したがって、
抵抗体51とリング状アーム部81との接触、集電電極
52とI字状アーム部82との接触が安定となり、信頼
性が向上する。
【0023】また、突起部31が貫通穴87,88に嵌
合しているが、突起部31は摺動子8の倒れを防止する
必要がなく、単に摺動子8をロータ3に対して回り止め
するだけでよい。したがって、突起部31を溶着カシメ
する必要がなく、また突起部31に掛かる負荷が小さ
く、小さな突起部31であっても破損を防止できる。
【0024】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。ベース部83の形状は、円板状に限るものではな
く、円環状や十字形状など任意の形状を採用できる。こ
れに対応して、ロータ3の下面にもベース部83を回り
止めする嵌合部を形成してもよい。いずれにしても、ベ
ース部83はリング状アーム部81の長さ方向に広い領
域でロータ3に支持され、摺動子8に加わる倒れ方向の
モーメントMを支持できる形状であればよい。また、リ
ング状アーム部81およびI字状アーム部82とベース
部83とを密着折り返ししたが、密着せずに折り返して
もよい。さらに、ケース1の外形は円筒状に限らず、角
筒状であってもよい。この場合、基板5の外形も円板状
ではなく、角板形状が好ましい。本発明において、摺動
子のリング状アーム部は、厳密な円環状だけでなくその
類似形状を含む概念であり、閉ループ状であればよい。
また、I字状アーム部は厳密なI字形に限らず、ほぼ直
線状のアームであればよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、リング状アーム部とI字状アー
ム部を基板に圧接させた状態では、リング状アーム部の
折り曲げ部の根元を支点として摺動子に倒れ方向のモー
メントが作用するが、摺動子にはリング状アーム部およ
びI字状アーム部と折り返し構造によって連結されたベ
ース部が一体に形成され、しかもベース部はリング状ア
ーム部の先端部と対応する位置付近まで延び、その背面
がロータによって支持されているので、ベース部が倒れ
方向のモーメントを支え、摺動子の倒れを確実に防止で
きる。そのため、抵抗体とリング状アーム部との接触、
集電電極とI字状アーム部との接触が安定となり、信頼
性が向上する。また、従来のように溶着カシメによって
摺動子をロータに対して固定する必要が必ずしもなく、
何らかの嵌合構造によって回り止めするだけでよいの
で、組み付け作業を簡素化することが可能である。さら
に、リング状アーム部とベース部との折り返し部の一部
をリング状アーム部の曲げ起こし方向と逆方向に折り曲
げ、I字状アーム部を折り曲げずに引き起こしたので、
I字状アーム部の根元部に曲げ加工による加工硬化が生
じにくくなり、荷重に対する応力がI字状アーム部全体
に分散するため、弾性領域を広くとることができる。つ
まり、ばね有効長を長くでき、I字状アーム部と集電電
極との接触圧を適切な値に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変抵抗器の断面図である。
【図2】図1の可変抵抗器の分解斜視図である。
【図3】図1の可変抵抗器に用いられる摺動子の左側面
図,正面図,A−A断面図である。
【図4】図1の可変抵抗器に用いられる摺動子とロータ
の裏側から見た斜視図である。
【図5】図1の可変抵抗器に基板を組み込む前および後
の部分断面図である。
【図6】本発明にかかる可変抵抗器の一例の断面図であ
る。
【図7】図6の可変抵抗器の分解斜視図である。
【図8】図6の可変抵抗器に用いられる摺動子の左側面
図,正面図,B−B断面図,背面図である。
【図9】図8の摺動子の正面展開図である。
【図10】図6の可変抵抗器に用いられる摺動子とロー
タの裏側から見た斜視図である。
【図11】図6の可変抵抗器に基板を組み込む前および
後の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 シャフト 3 ロータ 31 突起部 5 基板 51 円弧状抵抗体 52 集電電極 8 摺動子 81 リング状アーム部 82 I字状アーム部 83 ベース部 84 連結部(折り返し点) 86 折り曲げ部 87,88 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 10/32 H01C 10/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、 ケース内部に回転可能に収納され、外部より回転操作さ
    れるロータと、 ケース内部に収納され、表面中央部に集電電極を有し、
    その集電電極の外側に略同心状の円弧状抵抗体を有する
    基板と、 上記ロータに一体回転可能に取り付けられ、上記基板の
    円弧状抵抗体に摺接するリング状アーム部と、集電電極
    に接触するI字状アーム部とを有する摺動子とを備えた
    可変抵抗器において、 上記リング状アーム部は直径に相当する部位またはその
    付近で曲げ起こされ、 上記I字状アーム部はリング状アーム部の曲げ起こし線
    とほぼ直角方向に延び、かつリング状アーム部の内側に
    形成されており、 上記摺動子には、一端部が上記リング状アーム部および
    I字状アーム部と折り返し構造によって連結され、リン
    グ状アーム部の先端部と対応する位置付近まで延びるベ
    ース部が一体に形成され、このベース部の背面がロータ
    によって支持されており、 上記リング状アーム部とベース部との折り返し部の一部
    をリング状アーム部の曲げ起こし方向と逆方向に折り曲
    げ、I字状アーム部を折り曲げずに引き起こしたことを
    特徴とする可変抵抗器。
  2. 【請求項2】上記リング状アーム部およびI字状アーム
    部とベース部とは密着折り返し構造によって連結されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗器。
  3. 【請求項3】上記折り返し構造付近のリング状アーム部
    とベース部との対向面でかつI字状アーム部を中心とし
    てほぼ左右対称位置に、ロータの突起部と嵌合する一対
    の貫通穴を形成したことを特徴とする請求項1または2
    に記載の可変抵抗器。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の可変
    抵抗器を用いた補聴器。
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