JP3499034B2 - 非対称信号検出回路 - Google Patents

非対称信号検出回路

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JP3499034B2
JP3499034B2 JP05235095A JP5235095A JP3499034B2 JP 3499034 B2 JP3499034 B2 JP 3499034B2 JP 05235095 A JP05235095 A JP 05235095A JP 5235095 A JP5235095 A JP 5235095A JP 3499034 B2 JP3499034 B2 JP 3499034B2
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    • G11B5/09Digital recording

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録や通信で使用
され、非対称信号の非対称量を検出するための非対称信
号検出回路及びそれを用いた信号再生装置に関する。 【0002】磁気記録及び通信の分野において、入力信
号が非対称である場合がある。例えば、磁気記録装置の
分野においては、MR(磁気抵抗)ヘッドの採用によ
り、読み取り信号波形が非対称となりやすい。このた
め、信号の正負の振幅誤差値やオフセット量、正負各々
の振幅値を検出して、非対称信号を補正する必要があ
る。 【0003】 【従来の技術】図24(A)及び図24(B)はMRヘ
ッドの動作原理図、図25は従来の構成図、図26はオ
フセットの説明図である。 【0004】図24(A)は、磁気ディスク装置等に用
いられているMR(Magneto-Resistive)ヘッドの動作曲
線を示す。磁気記録媒体からの入力磁界Hに対し、MR
素子の抵抗率ρが変化することを利用して、記録情報を
読みだす。一般的に、ヘッドは、Hbにバイアスされて
おり、出力信号OUTは、バイポーラ(+1、0、−
1)となる。又、理想的には、動作曲線の線形領域(直
線部)が使用される。このため、入力信号IN(記録さ
れている磁界)が、正負対称であると、出力信号OUT
も正負対称の信号振幅となる。 【0005】図24(B)は、バイアス点Hbがずれた
ことにより、動作曲線上の非線形な領域を使用した場合
である。この時、出力信号OUTは、正負非対称の信号
となる。 【0006】図25は従来の磁気記録再生装置における
信号処理系の構成を示す。図25に示すように、磁気記
録再生系1は、磁気記録媒体と磁気ヘッドからなる。磁
気ヘッドから読みだされた信号は、アンプ、フィルタ等
で構成されるACカップリング部2を介し等化器3に入
力される。等化器3は、入力された信号を波形整形す
る。その後、データ検出器4が、波形等化された信号か
らデータ「0」、「1」を検出する。このように、磁気
記録再生系1と等化器3とは、ACカップリングされて
いる。 【0007】図26において、IN1及びIN2は、A
Cカップリング前の信号波形である。IN1は、正負対
称な場合の波形を示し、IN2は、正負非対称な場合の
波形を示す。又、OUT1及びOUT2は、ACカップ
リング後の信号波形である。OUT1は、正負対称な場
合の波形を示し、OUT2は、正負非対称な場合の波形
を示す。 【0008】図26に示すように、正負対称な場合に
は、信号の0レベルが変動することはない。しかし、正
負非対称な場合には、0レベルが、V0 だけ変動する。
即ち、オフセットが生じる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】一般的に、等化器は線
形のものが用いられる。このため、このように入力信号
が、正負非対称の信号振幅になった場合や、オフセット
が発生した場合には、等化器が所望の波形に等化するこ
とが困難となるという問題があった。 【0010】又、所望の波形からのずれ(等化誤差)
は、それに続く検出器での「0」、「1」の判定を誤ら
せる可能性を増大させるという問題もあった。 【0011】しかも、こうした非対称な信号の振幅値の
検出でさえ、二次的に発生するオフセットのために、困
難な問題となっていた。 【0012】本発明の目的は、非対称信号のオフセット
量を検出するための非対称信号検出回路及びこれを用い
た信号再生装置を提供することにある。 【0013】 【0014】 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号の
負の非対称量を検出するための非対称信号検出回路にお
いて、入力信号を遅延する第1の遅延手段と、前記入力
信号から前記第1の遅延手段の出力を差し引く第1の減
算手段と、前記第1の減算手段の出力を遅延する第2の
遅延手段と、前記第2の遅延手段の出力と前記第1の減
算手段の出力とを加算する加算手段と、前記加算手段の
出力と所定のスレッシュホールド値とを比較して、ゲー
ト信号を作成するゲート信号作成手段と、前記入力信号
から前記第1の減算手段の出力を差し引く第2の減算手
段と、前記ゲート信号に応じて、前記第2の減算手段の
出力を選択し、前記入力信号のオフセット量を出力する
選択手段とを有することを特徴とする。 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】本発明では、好ましくは、トレーニング信
号とデータ信号とを有する入力信号を再生する信号再生
装置において、前記トレーニング信号から信号のオフセ
ット量を検出する非対称信号検出回路と、前記データ信
号から前記検出したオフセット量を差し引く減算回路
と、前記減算回路の出力信号を等化する等化回路と、前
記等化回路の出力からデータを検出するデータ検出回路
とを有する。 【0021】そして、その非対称信号検出回路は、入力
信号を遅延する第1の遅延手段と、前記入力信号から前
記第1の遅延手段の出力を差し引く第1の減算手段と、
前記第1の減算手段の出力を遅延する第2の遅延手段
と、前記第2の遅延手段の出力と前記第1の減算手段の
出力とを加算する加算手段と、前記加算手段の出力と所
定のスレッシュホールド値とを比較して、ゲート信号を
作成するゲート信号作成手段と、前記入力信号から前記
第1の減算手段の出力を差し引く第2の減算手段と、前
記ゲート信号に応じて、前記第2の減算手段の出力を選
択する選択手段とを有する。 【0022】又、前記データ検出回路のデータ「1」の
個数に対応した量を前記非対称信号検出回路のオフセッ
ト量に乗算して、前記減算回路に出力する乗算回路を更
有する。 【0023】又、前記入力信号が、RLL符号で符号化
され、且つ前記トレーニング信号のデータ「1」の割合
を、前記RLL符号の統計的なデータ「1」の出現確率
と等しくした。 【0024】又、本発明では、好ましくは、前記トレー
ニング信号のRLL符号は、8/9(0,4,4)符号
で構成され、且つ前記トレーニング信号のデータ「1」
の割合を、0.6とした。 【0025】又、本発明では、好ましくは、前記トレー
ニング信号のRLL符号は、8/9(0,4,4)符号
で構成され且つ前記入力信号は、1/(1+D)でプリ
コードされ、且つ前記トレーニング信号のデータ「1」
の割合を、0.5とした。 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【作用】本発明の請求項1では、入力信号から第1の遅
延手段の出力を差し引くと、オフセットが除去された信
号が得られる。この信号を第2の遅延手段で遅延させた
信号と前述のオフセットが除去された信号とを加算し
て、ゲート信号を作成する。又、入力信号からオフセッ
トを除去した信号を減算すると、オフセット成分が含ま
れた信号が得られる。この信号をゲート信号でゲートす
ることにより、オフセット量が検出できる。 【0036】このように、オフセットを除去した信号を
作成して、この信号を基にオフセット量を検出するた
め、入力信号から正確にオフセット量を検出することが
できる。 【0037】 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】 【0045】 【0046】 【0047】 【0048】 【0049】 【0050】 【0051】 【0052】 【0053】 【0054】 【0055】 【0056】 【0057】 【0058】 【実施例】図1は本発明の非対称信号検出回路の一実施
例の構成図、図2はオフセット除去の説明図、図3及び
図4はその各部波形図である。 【0059】図1に示す非対称信号検出回路は、非対称
信号として正負の信号の振幅誤差量を検出するための回
路である。図1に示すように、磁気記録再生系1は、磁
気ヘッドと磁気ディスクとを有する。この磁気記録再生
系1の磁気ヘッドが磁気ディスクから読み取った読み取
り信号は、ACカップリング部2に入力される。ACカ
ップリング部2は、アンプ、フィルタ等で構成される。
ACカップリング部2からの信号は、非対称信号検出回
路5に入力される。 【0060】非対称信号検出回路5は、ACカップリン
グ部2からの入力信号S1を、T1/2だけ遅延させる
第1の遅延回路10と、入力信号S1から第1の遅延回
路10の出力を差し引く第1の減算回路11とを有す
る。第1の減算回路11の出力S2は、オフセットを除
去された信号となる。 【0061】又、非対称信号検出回路5は、第1の減算
回路11の出力S2を、T1 /2だけ遅延させる第2の
遅延回路12と、第1の減算回路11の出力S2と第2
の遅延回路の出力とを加算する加算回路13と、加算回
路13の出力S3と所定のスレッシュホールド値とを比
較して、ゲート信号S4を発生する判定回路14とを有
する。 【0062】更に、非対称信号検出回路5は、第1の減
算回路11の出力S2から第2の遅延回路12の出力を
差し引く第3の減算回路15と、第3の減算回路15の
出力S5を、ゲート信号S4で選択する選択回路16と
を有する。この選択回路16の出力S6が、正負の信号
の振幅誤差量を示す振幅誤差信号である。 【0063】先ず、オフセット除去の動作を説明する。
図2に示すように、1個の磁化反転によって生ずる再生
信号を、時間関数h(t)とする。そして、プラス極の
最大振幅値を1とした時に、マイナス極の最大振幅値が
そのα倍であり、且つそれぞれのピークの間隔が時間T
1 だけ離れている。更に、正負非対称の信号振幅によっ
て、オフセットV0 が発生している。 【0064】従って、fa(t)で示される入力信号
は、下記式で示される。 【0065】 fa(t)=h(t)−αh(t−T1 )+V0 (t) (1) 次に、入力信号を、Tdだけ遅延させた信号を入力信号
から差し引いた信号fb(t)を考える。この信号fb
(t)は、下記式で示される。 【0066】 fb(t)=fa(t)−fa(t−Td) (2) (2)式を展開すると、 fb(t)=h(t)−h(t−Td)−α{h(t−T1 ) −h(t−T1 −Td)}+V0 (t)−V0 (t−Td) (3) となる。 【0067】ここで、ACカップリング部の時定数がT
1 に比べて、極端に大きい場合には、オフセット量が時
間によらず、殆ど一定であると仮定できる。即ち、下記
(4)式が成り立つものとする。 【0068】 V0 (t)=V0 (t−Td) (4) これを、式(3)に代入すると、下記式(5)が得られ
る。 【0069】 fb(t)=h(t)−h(t−Td)−α{h(t−T1 ) −h(t−T1 −Td)}(5) 即ち、オフセットが除去された信号fb(t)が得られ
る。 【0070】このようにオフセットの除去された信号を
作成することにより、正負の振幅誤差量、オフセット
量、正負の振幅量の検出が可能となる。 【0071】次に、図3及び図4を用いて、正負の振幅
誤差量の検出について説明する。図3に示すように、第
1の減算回路11により入力信号S1から、入力信号S
1を時間T1 /2だけ遅延させた信号を差し引くと、オ
フセットの除去された信号S2が得られる。 【0072】次に、第2の遅延回路12により、信号S
2を更に時間T1 /2だけ遅延させた信号を作成する。
加算回路13によりこの信号と信号S2とを加算する
と、信号S3が得られる。判定回路14により、信号S
3を、スレッシュホールド値Vth、−Vthでスライ
スすると、ゲート信号S4が得られる。 【0073】一方、第3の減算回路15により、信号S
2から第2の遅延回路12の出力信号を差し引くと、信
号S5が得られる。選択回路16により、この信号S5
を、ゲート信号S4で選択すると、正負の振幅誤差信号
S6が得られる。 【0074】この構成例では、図3に示すように、α>
1の時(負側の信号が大きい場合)には、誤差信号S6
は、正側に現れる。逆に、図4に示すように、α<1の
時(正側の信号が大きい場合)には、誤差信号S6は、
負側に現れる。この誤差信号は、正負の非対称差に応じ
て、変化する。 【0075】このようにして、非対称信号の正負の振幅
誤差量が得られる。又、オフセットを除去した信号を作
成し、且つこの信号を基に、正負の振幅誤差量を得るた
め、正確な振幅誤差量が得られる。 【0076】次に、この振幅誤差検出回路5を用いた非
対称特性の補償装置について説明する。図5は、本発明
の再生装置の第1の例構成図である。図6(A)及び図
6(B)は、その非対称性の特性図である。図5は、M
Rヘッドの非対称特性を補償する再生装置を示す。 【0077】MRヘッドでは、記録磁化に応じた抵抗の
変化率を電気信号に変換するため、電流を流す。これは
センス電流と呼ばれる。この電流を用いて、図24
(A)及び図24(B)に示したバイアスが行われる。
従って、図6(A)に示すように、一般には、センス電
流値により、正負の非対称性が変化する。図6(A)に
示すように、センス電流値IsがI0 の時に、α=1と
なり、正負対称となる。 【0078】従って、センス電流を調整することによっ
て、非対称性を調整する事が可能である。しかし、ヘッ
ドによりその特性がばらつくため、ヘッド毎の調整が必
要である。 【0079】図5に示すように、MRヘッド20の読み
取り信号は、ACカップリング部2に入力する。ACカ
ップリング部2の信号は、波形等化器3に入力され、波
形等化される。波形等化器3は、例えば、トランスバー
サル・イコライザーで構成される。波形等化器3の出力
は、データ検出器4に入力する。データ検出器4は、波
形等化器3の出力から、データ「1」、「0」を検出す
る。このデータ検出器4は、例えば、最尤検出器(ビタ
ビ検出器)で構成される。 【0080】図1で示した振幅誤差検出回路5は、AC
カップリング部2の信号S1から振幅誤差信号S6(Δ
V)を出力する。図6(B)に示すように、非対称性と
振幅誤差の関係は、リニアな関係にある。従って、信号
が対称なら、振幅誤差ΔVがゼロとなる。 【0081】そこで、振幅誤差ΔVにより、MRヘッド
20のセンス電流源21のセンス電流値を制御する。即
ち、非対称性をゼロとするように、センス電流値を最適
値I0 に自動的に近づける。 【0082】ここで、スムーズな調整を行うように、ル
ープフィルタ22−1が設けられている。このループフ
ィルタ22−1としては、抵抗とコンデンサとからなる
1次のローパスフィルタが用いられる。 【0083】ループフィルタ22−1の出力を保持する
レジスタ22−2は、次の理由で設けられる。即ち、図
2及び図3で説明したオフセットを除去して、振幅誤差
量を得るためには、正負の信号に、干渉がないことが必
要である。このような信号は、データ信号に求めること
はできない。そこで、データ信号の前に設けられている
トレーニング信号に、干渉のない正負の信号を設定す
る。 【0084】従って、トレーニング期間中に、制御信号
によりレジスタ22−2で、振幅誤差量に従う制御量を
保持させる。そして、データ信号のデータ期間中は、そ
の保持された制御量により、MRヘッド20のセンス電
流値を制御する。 【0085】即ち、トレーニング信号とデータ信号とを
有する入力信号を用いる。そして、トレーニング信号に
より、振幅誤差量を検出して、制御量を保持しておく。
データ信号に対しては、この保持した制御量により、M
Rヘッド20のセンス電流値を設定する。 【0086】このようにして、MRヘッド20の非対称
特性を補償した信号再生が可能となる。又、波形制御さ
れていない入力信号から制御量を検出するため、正確に
制御量が得られる。 【0087】図7は、本発明の非対称信号検出回路の他
の例構成図、図8はその各部波形図である。図7の例
は、A/Dコンバータによる離散系信号処理に適用した
例を示す。又、ここでは、最近の磁気ディスク装置等に
用いられるパーシャルレスポンスにおける(1+D)の
等化を意識したサンプリングを示している。 【0088】図7において、図1で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してある。図7に示すように、
非対称信号検出回路7は、前述の第1の遅延回路10
と、第1の減算回路11と、第2の遅延回路12と、加
算回路13と、判定回路14と、第3の減算回路15
と、第1の選択回路16とを有する。そして、この構成
により、図1で前述したように、振幅誤差信号S6を出
力する。 【0089】この非対称信号検出回路7は、第1の減算
回路11の出力信号S2を、ゲート信号S4で選択する
第2の選択回路17を有する。この第2の選択回路17
の出力信号S8が、正負の振幅値を示す。 【0090】更に、非対称信号検出回路7は、入力信号
S1から第1の減算回路11の出力信号S2を差し引く
第2の減算回路18と、第2の減算回路18の出力信号
S9をゲート信号S4で選択する第3の選択回路19と
を有する。この第3の選択回路19の出力信号S10
が、オフセット量を示す。 【0091】尚、8は、等化フィルターであり、ACカ
ップリング部2の出力をフィルターリングするものであ
る。又、9は、A/Dコンバータであり、等化フィルタ
ー8のアナログ出力をデジタル値に変換するものであ
る。 【0092】図8を用いてその動作を説明する。図1で
説明したように、第1の選択回路16により、第3の減
算回路15の出力信号S5を、ゲート信号S4で選択す
ることにより、正負の振幅誤差信号S6が得られる。 【0093】又、第2の選択回路17により、第1の減
算回路11の出力信号S2を、ゲート信号S4で選択す
ることにより、信号の正負の振幅値信号S8が得られ
る。 【0094】更に、第3の選択回路19により、第2の
減算回路18の出力信号S9を、ゲート信号S4で選択
することにより、信号のオフセット量信号S10が得ら
れる。 【0095】この実施例でも、オフセットを除去した信
号を作成し、且つこの信号を基に、正負の振幅値及びオ
フセット量を得るため、正確な振幅値及びオフセット量
が得られる。 【0096】図9は、本発明の再生装置の第2の例構成
図である。この実施例では、フィードホワードループに
より、信号のオフセットを除去するものである。 【0097】図9において、図5及び図7で示したもの
と同一のものは、同一の記号で示してある。図9に示す
ように、A/Dコンバータ9の出力信号S1は、オフセ
ット検出回路7−1に入力する。オフセット検出回路7
−1は、図7で示した非対称信号検出回路である。尚、
このオフセット検出回路7−1は、オフセット量の検出
のみ必要なため、図7に示す構成の内、第3の減算回路
15、選択回路16、17は削除される。 【0098】オフセット検出回路7−1は、前述したよ
うに、入力信号S1からオフセット量信号S10を出力
する。この信号S10とゲート信号S4は、平均化回路
21に入力される。平均化回路21は、ヘッド再生信号
に重畳されたノイズを除去するための回路である。 【0099】この平均化回路21は、オフセット量信号
S10を累積する加算回路と、ゲート信号S4をカウン
トするカウンタと、加算回路の加算値をカウンタのカウ
ント値(サンプル値)で割り算する割り算回路と、割り
算回路の出力を保持するレジスタとを有する。 【0100】減算回路22は、A/Dコンバータ9の出
力S1からこの平均化されたオフセット信号S12を差
し引くものである。このようにして、オフセットが補償
される。 【0101】尚、制御信号は、平均化回路21のレジス
タに、オフセットの平均値をホールドさせるためのもの
である。この意味は、前述したように、図2及び図3で
説明したオフセットを除去して、振幅誤差量を得るため
には、正負の信号に、干渉がないことが必要である。こ
のような信号は、データ信号に求めることはできない。
そこで、データ信号の前に設けられているトレーニング
信号に、干渉のない正負の信号を設定する。 【0102】従って、トレーニング期間中に、制御信号
によりレジスタで、オフセット量に従う制御量を保持さ
せる。そして、データ信号のデータ期間中は、その保持
された制御量により、A/Dコンバータ9の出力を補正
する。 【0103】即ち、トレーニング信号とデータ信号とを
有する入力信号を用いる。そして、トレーニング信号に
より、オフセット量を検出して、制御量を保持してお
く。データ信号に対しては、この保持した制御量によ
り、A/Dコンバータの出力を補正する。 【0104】図10は、本発明の再生装置の第3の実施
例構成図、図11は図10の構成のループフィルタの構
成図である。この実施例では、フィードバックループに
より、信号のオフセットを除去するものである。 【0105】図10において、図9で示したものと同一
のものは、同一の記号で示してある。図10に示すよう
に、A/Dコンバータ9の出力信号S1は、オフセット
検出回路7−1に入力する。オフセット検出回路7−1
は、図7で示した非対称信号検出回路である。尚、この
オフセット検出回路7−1は、オフセット量の検出のみ
必要なため、図7に示す構成の内、第3の減算回路1
5、選択回路16、17は削除される。 【0106】オフセット検出回路7−1は、前述したよ
うに、入力信号S1からオフセット量信号S10を出力
する。この信号S10は、ループフィルタ23に入力さ
れる。ループフィルタ23は、周知のデジタルのラグフ
ィルタである。 【0107】図11に示すように、ループフィルタ23
は、加算回路23−1と、加算回路23−1の出力を遅
延する遅延回路23−2と、遅延回路23−2の出力に
ゲインKτを乗算する第1の乗算回路23−3と、加算
回路23−1の出力にゲインKgを乗算する第2の乗算
回路23−4と、第2の乗算回路23−4の出力を保持
する図示しないレジスタで構成される。 【0108】この第1の乗算回路23−3のゲインKτ
を、1を越えない値に設定しておくことにより、図5に
示したアナログのループフィルタと同一の動作を行う。
従って、ループフィルタの役目は、図5に示したものと
同一である。尚、第2の乗算回路23−4のゲインKg
は、全体のゲインを調整するためのものである。 【0109】減算回路24は、A/Dコンバータ9の出
力からループフィルタ23の出力を差し引く。これによ
り、オフセットを除去した信号が得られる。 【0110】尚、制御信号は、ループフィルタ23のレ
ジスタに、オフセット値をホールドさせるためのもので
ある。この意味は、前述したように、図2及び図3で説
明したオフセットを除去して、振幅誤差量を得るために
は、正負の信号に、干渉がないことが必要である。この
ような信号は、データ信号に求めることはできない。そ
こで、データ信号の前に設けられているトレーニング信
号に、干渉のない正負の信号を設定する。 【0111】従って、トレーニング期間中に、制御信号
によりレジスタで、オフセット量に従う制御量を保持さ
せる。そして、データ信号のデータ期間中は、その保持
された制御量により、A/Dコンバータ9の出力を補正
する。 【0112】即ち、トレーニング信号とデータ信号とを
有する入力信号を用いる。そして、トレーニング信号に
より、オフセット量を検出して、制御量を保持してお
く。データ信号に対しては、この保持した制御量によ
り、A/Dコンバータの出力を補正する。 【0113】図12は本発明の再生装置の第4の実施例
構成図、図13は磁化反転密度とオフセットの関係図で
ある。 【0114】図13に示すように、時間間隔τの範囲内
に、正負信号のペアが1組、即ち、磁化反転が2個ある
場合を示す。この時のオフセット量をVaとする。この
時間間隔τ内では、下記(6)式が成立する。 【0115】 【数1】 【0116】ここで、オフセット量が一定と仮定する
と、式(6)は、下記(7)式に書き換えられる。 【0117】 【数2】 【0118】一方、図13の下側に示すように、時間間
隔τ内に、正負信号のペアが2組(磁化反転が4個)あ
る場合を考える。 【0119】この時のオフセット量をVbとすると、式
(8)が成立する。 【0120】 【数3】【0121】ここで、信号は繰り返し信号であるから、
時間τの範囲内から範囲外への干渉量と、範囲外から範
囲内への干渉量とは、同じと考えられる。従って、時間
τ内での1つの信号の積分値を、下記(9)式として与
えることができる。 【0122】 【数4】 【0123】この式(9)を、式(8)に代入すると、 Vb=2(H−αH)/τ=2Va (10) が得られる。 【0124】この事から、オフセット量は、正負信号の
数(磁化反転の数)に比例し、変動すると考えられる。
そこで、その変動を予測しながら、オフセットを補償す
る回路を、図12に示す。 【0125】図12において、図9で示したものと同一
のものは、同一の記号で示してある。図12に示すよう
に、データ検出器4の検出データは、ループフィルタ2
5に入力される。データの「1」は、磁化反転に対応し
て記録される。このため、ループフィルタ25は、その
時定数に応じた時間間隔τ内のデータ「1」の個数や磁
化反転の数(密度)に比例した値が出力される。 【0126】このループフィルタ25の構成は、図11
に示したものである。但し、トレーニングパターンと同
じ個数(密度)のデータ列では、ループフィルタ25の
出力値が1になるように、ループフィルタ25の時定数
やゲインを調整する必要がある。 【0127】ループフィルタ25の出力は、乗算回路2
6により、平均化回路21のオフセットの平均値と乗算
される。減算回路22は、A/Dコンバータ9の出力か
らこの乗算回路26の出力を差し引く。これにより、オ
フセットを除去した信号が得られる。 【0128】この例でも、トレーニング期間中に、平均
化回路21でオフセット量に従う制御量を保持する。そ
して、データ信号のデータ期間中は、その保持された制
御量をデータ「1」の個数に応じて変化させて、制御量
を作成する。このデータ「1」の個数に応じた制御量に
より、A/Dコンバータ9の出力を補正する。 【0129】即ち、トレーニング信号とデータ信号とを
有する入力信号を用いる。そして、トレーニング信号に
より、オフセット量を検出して、制御量を保持してお
く。データ信号に対しては、この保持した制御量とデー
タ「1」の個数により、A/Dコンバータの出力を補正
する。 【0130】図14は、図9の実施例の変形例を説明す
るための8/9変換使用時のデータの統計図である。 【0131】近年の磁気ディスク装置では、記録情報を
M系列等の疑似ランダム化する手法が用いられている。
従って、ACカップリングのカットオフ周波数が低い
(時定数が大きい)場合には、その時定数内の記録デー
タ「1」の個数の変化は小さいと考えられる。 【0132】そこで、磁気記憶装置では、一般的に用い
られるRLL(Run Length Limited) 符号において、入
力がランダムとした場合のその生成符号のデータ「1」
(磁化反転)の割合(確率)を統計的に求める。そし
て、トレーニング信号におけるデータ「1」の割合をそ
の割合に合わせる。これにより、データ「1」の頻度に
より変動するオフセットに対して、適切な補正を行うこ
とができる。 【0133】図14は、記録情報がランダムであると見
なし、入力信号に8/9(0、4、4)符号化を用いた
場合の統計図である。即ち、記録情報を100サンプル
単位で区切り、その中のデータ「1」の個数を求めたも
のである。 【0134】現在の記憶装置では、ACカップリングの
カットオフ周波数が、数十KHz〜数百KHzであるの
に対し、ビット周波数(ビット周期の逆数)は、数十M
Hz〜数百MHzである。従って、ビット周波数が、カ
ットオフ周波数の100倍以上となっているため、10
0サンプル単位に区切ることは妥当である。 【0135】尚、8/9(0、4、4)符号化について
は、USP4707681を参照されたい。 【0136】図14に示すように、データ「1」の個数
は、60±10個以内に収まる。従って、磁気記録媒体
上の符号化後の信号パターンにおいて、全体のサンプル
数nと、データ「1」の個数mとの関係を、m/n=
0.6となるトレーニングパターンを用いる。これによ
り、オフセットを検出して、オフセット補償する。これ
により、任意のデータパターンにおいても、その変動に
よる誤差は、±10パーセントの範囲内に収まる。 【0137】図15は、図9の実施例の他の変形例を説
明するための8/9変換使用時のデータの統計図であ
る。 【0138】図14と同様に、トレーニング信号のデー
タ「1」の割合を変えたものが、図15の実施例であ
る。図15は、図14に示した8/9(0、4、4)符
号化の後に、1/(1+D)のプリコーダを挿入して、
記録した場合の統計図である。 【0139】図15に示すように、データ「1」の個数
は、50±10個以内に収まる。従って、磁気記録媒体
上の符号化後の信号パターンにおいて、全体のサンプル
数nと、データ「1」の個数mとの関係を、m/n=
0.5となるトレーニングパターンを用いる。これによ
り、オフセットを検出して、オフセット補償する。これ
により、任意のデータパターンにおいても、その変動に
よる誤差は、±10パーセントの範囲内に収まる。 【0140】図16は、本発明の再生装置の第5の例構
成図、図17(A)及び図17(B)は図16の構成の
動作説明図である。 【0141】図16において、図9に示したものと同一
のものは、同一の記号で示してある。図16に示すよう
に、A/Dコンバータ9は、フラッシュ型のもので構成
されている。即ち、リファレンス電圧を正側のVp、負
側のVn、中点のVrの3点を与える構成である。そし
て、A/Dコンバータ9は、抵抗90と減算器91〜9
4と、エンコーダ95から成る。 【0142】オフセット/振幅誤差検出器7−2は、A
/Dコンバータ9の出力からオフセット値と振幅誤差を
検出するものである。このオフセット/振幅誤差検出器
7−2の構成は、図7に示した構成のものである。但
し、振幅値は出力として必要がないため、選択回路17
は削除されている。 【0143】反転回路27は、検出した振幅誤差値を反
転するものである。D/Aコンバータ28は、反転した
振幅誤差値をアナログ量に変換するものである。ループ
フィルタ29は、アナログの振幅誤差量のノイズを除去
するものである。このループフィルタ29の構成は、一
次のローパスフィルタで構成されており、制御信号によ
り値をホールドするレジスタを含む。このローパスフィ
ルタ29の出力が、A/Dコンバータ9の中点電圧Vr
となる。 【0144】D/Aコンバータ30は、デジタルのオフ
セット値をアナログ量に変換するものである。ループフ
ィルタ31は、アナログのオフセット量のノイズを除去
するものである。このループフィルタ31の構成は、一
次のローパスフィルタで構成されており、制御信号によ
り値をホールドするレジスタを含む。減算回路32は、
等化フィルター8の出力からループフィルタ31の出力
を差し引くものである。 【0145】この動作を説明する。図17(A)の破線
は、A/Dコンバータ9への入力と出力との関係が、中
点電圧Vrが、正側電圧Vpと負側電圧Vnとの中心に
なる場合である。このような場合に、正負非対称な入力
信号は、図の破線で示す出力信号となる。この非対称信
号である正側に比べ負側が大きい非対称信号に対して
は、振幅誤差信号S6は、図8で示したように、負極性
の信号となる。 【0146】従って、反転回路27で極性が反転された
補正信号により、A/Dコンバータ9の中点電圧Vrを
補正する。これにより、中点電圧Vrは、正側に移動す
る。このため、A/Dコンバータ9の特性が、図17
(A)の実線に示すように、正側の傾き(ゲイン)が大
きく、負側の傾き(ゲイン)が小さくなる。この結果、
A/D出力は、実線のようになり、非対称性が補償され
る。 【0147】但し、新たにオフセットV0 が加わる。こ
のため、オフセットを検出して、減算回路32で差し引
く。これにより、図17(B)に示すように、非対称性
もオフセットも補償された出力信号が得られる。この例
では、正負の非対称により発生するオフセットも、減算
回路により除去される。 【0148】この例においても、制御信号は、ループフ
ィルタ29、31のレジスタに、振幅誤差量及びオフセ
ット値をホールドさせるためのものである。即ち、トレ
ーニング期間中に、制御信号によりレジスタで、振幅誤
差量及びオフセット量に従う制御量を保持させる。そし
て、データ信号のデータ期間中は、その保持された制御
量により、A/Dコンバータ9の入力及び中点電圧を補
正する。即ち、トレーニング信号とデータ信号とを有す
る入力信号を用いるものである。 【0149】図18は、本発明の再生装置の第6の例構
成図である。図18において、図9で示したものと同一
のものは、同一の記号で示してある。 【0150】図18に示すように、オフセット補償回路
7−3は、図9で示したように、A/Dコンバータ9の
出力をオフセット補償するものである。即ち、図9に示
したオフセット検出回路7−1と、平均化回路21と、
減算回路22とから成る。 【0151】符号判定回路32は、等化回路3の出力の
正負符号を判定する。例えば、符号判定回路32は、等
化回路3の出力を、0レベルスライスして、符号の正負
を判定するものである。 【0152】振幅値検出回路7−4は、図7で示した非
対称信号検出回路である。尚、この振幅値検出回路7−
4は、振幅値の検出のみ必要なため、図7に示す構成の
内、第2の減算回路18、第3の減算回路15、選択回
路16、19は削除される。 【0153】この振幅値検出回路7−4は、符号判定回
路32の判定結果により、振幅値を正(S8)と、負
(−S8)に分けて、出力する。このため、スイッチが
含まれる。 【0154】第1の平均化回路33は、正側の振幅値S
8を平均化するものである。第2の平均化回路34は、
負側の振幅値−S8を平均化するものである。両平均化
回路33、34は、図9で示したものと同一の構成であ
る。 【0155】除算回路35は、各々平均化回路33、3
4の出力と理想振幅値Vdとの比を算出するものであ
る。即ち、除算回路35は、理想振幅値を平均化回路3
3、34の出力で除算したVd/−S8とVd/S8と
を算出する。 【0156】レジスタ36は、トレーニング期間に算出
した前述の比を保持するものである。セレクタ37は、
符号判定回路32の判定出力により、正側の比又は負側
の比を選択するものである。乗算回路38は、等化回路
3の出力に、セレクタ37の出力を乗算するものであ
る。 【0157】この実施例では、振幅値検出回路7−4に
よって、正負の振幅値を検出する。それぞれの振幅値
は、各々平均化回路33、34により、ノイズ成分が除
去される。更に、除算回路35により、理想振幅値Vd
との比が計算される。これが、レジスタ36に保持され
る。そして、等化回路3の出力に前述の比が乗算され
る。この乗数は、ゲインと見なすことができる。このゲ
インを等化回路3の出力の極性(正負)によって、切り
換える。これにより、正負非対称を補正することが可能
となる。 【0158】又、制御信号は、レジスタに、乗数をホー
ルドさせるためのものである。この意味は、前述したよ
うに、トレーニング期間中に、制御信号によりレジスタ
で、制御量を保持させる。そして、データ信号のデータ
期間中は、その保持された制御量により、等化回路3の
出力を補正する。従って、トレーニング信号とデータ信
号とを有する入力信号を用いる。 【0159】図19は本発明の再生装置の第7の実施例
構成図である。図18の例は、フィードホワードによる
補正であったが、図19の例は、フィードバックの例を
示す。図19において、図9及び図18で示したものと
同一のものは、同一の記号で示してある。 【0160】加算回路39は、負側の振幅値−S8と理
想振幅値Vdとを加算するものである。減算回路40
は、理想振幅値Vdから正側の振幅値S8を減算するも
のである。ループフィルタ41は、加算回路39の出力
のノイズを除去するものである。ループフィルタ42
は、加算回路40の出力のノイズを除去するものであ
る。これらのループフィルタ41、42の構成は、図1
0で示した構成と同一である。 【0161】この実施例では、振幅値検出回路7−4に
よって、正負の振幅値を検出する。それぞれの振幅値
は、各々加算回路39及び減算回路40により、理想振
幅値Vdとの差が計算される。これが、ループフィルタ
41、42でノイズを除去され、保持される。そして、
等化回路3の出力に前述の差が乗算される。この乗数
は、ゲインと見なすことができる。このゲインを等化回
路3の出力の極性(正負)によって切り換える。これに
より、正負非対称を補正することが可能となる。 【0162】又、制御信号は、ループフィルタ41、4
2のレジスタに、乗数をホールドさせるためのものであ
る。この意味は、前述したように、トレーニング期間中
に、制御信号によりレジスタで、制御量を保持させる。
そして、データ信号のデータ期間中は、その保持された
制御量により、等化回路3の出力を補正する。従って、
トレーニング信号とデータ信号とを有する入力信号を用
いる。 【0163】図20は、ビタビ検出動作の説明図、図2
1は、本発明の再生装置の第8の実施例構成図、図22
は、図21の構成におけるビタビ検出器の構成図であ
る。 【0164】この実施例は、ビタビ検出器により正負の
非対称性を補償するものである。先ず、ビタビ検出動作
について、図20を使用して説明する。 【0165】最近の磁気ディスク装置では、パーシャル
レスポンスと最尤検出法(ビタビ検出法)の組み合わせ
が用いられている。例えば、M.J.Ferguson、"Optimal R
eception for Binary Partial Response Channels" Bel
l Syst.Tech.J.、vol.51、Feb.1972、或いはR.W.Woo
d、"Viterbi Detection of class IV Partial Response
on a Magnetic Recording Channels" IEEE Trans.Mag
n.、vol. Com-34 、NO.5、May.1986等の論文で説明され
ている。 【0166】図20は、ビタビ検出法におけるトレリス
線図の一部を示す。時刻(i−2)における状態
(0)、(1)から、時刻iにおける状態(0)、
(1)へ4つの可能性があることを示している。それぞ
れの遷移における期待値(仮定値)は、それぞれ0、V
a、−Vb、0となる。 【0167】時刻iにおける状態(0)のメトリック値
M(0)i は、下記式(11)で与えられる。 【0168】 M(0)i =MIN {M(0)i-2 +(x−0)2 、M(1)i-2 +(x−Va)2 }(11) これを変形すると、下記(12)式が得られる。 【0169】 M(0)i =MIN {M(0)i-2 、 M(1)i-2 −2Va・x+Va2 }+x2 (12) 又、時刻iにおける状態(1)のメトリック値M(1)
i は、下記式(13)で与えられる。 【0170】 M(1)i =MIN {M(0)i-2 +(x−(−Vb))2 、M(1)i-2 +(x−0)2 } (13) これを変形すると、下記(14)式が得られる。 【0171】 M(1)i =MIN {M(0)i-2 +2Vb・x+Vb2 、 M(1)i-2 }+x2 (14) ここで、xは、ビタビ検出器への入力である。又、関数
MINは、式中の前項と後項との間で、小さい方を選択
する算法である。 【0172】この様に、ビタビ検出器では、それぞれの
遷移において、過去のメトリック値に、現在の入力信号
と期待値との二乗誤差を加えたものを求める。そして、
それらを比較して、小さい方を選択する操作を行う。こ
れと同時に、遷移の選択も行う。 【0173】従来のビタビ検出器では、仮定値Va、−
Vbは、等化回路の特性のみによって決定されていた。
このため、MRヘッドの特性や信号の正負非対称性等は
考慮されていなかった。 【0174】図21は、ビタビ検出器の期待値に、信号
の非対称性を考慮した実施例である。図21において、
図18で示したものと同一のものは、同一の記号で示し
てある。ビタビ検出器4−1は、前述したように、等化
回路3からの入力信号xと期待値Va、−Vbとの二乗
誤差をとり、遷移の選択を行う。ビタビ検出器4−1に
ついては、図22により後述する。 【0175】符号判定回路32は、等化回路3の出力の
符号を判定する。振幅値検出器7−4は、等化回路3の
出力の正負の振幅値を検出する。更に、振幅値検出器7
−4は、符号判定回路32の出力に応じて、検出した振
幅値を、正の振幅値+S8と、負の振幅値−S8に分け
て、出力する。 【0176】平均化回路46は、正の振幅値を平均化し
て、制御信号に応じてホールドする。平均化回路47
は、負の振幅値を平均化して、制御信号に応じてホール
ドする。これら平均化回路46、47の出力が、ビタビ
検出器4−1の期待値(仮定値)Va、−Vbとして、
ビタビ検出器4−1に入力される。 【0177】このように、正負の振幅値を検出して、こ
れを平均化した値を仮定値とするため、非対称信号の正
負振幅値に応じたビタビ検出が可能となる。従って、ビ
タビ検出器において、信号の正負非対称性の補償が可能
となる。 【0178】この例でも、トレーニング信号とデータ信
号とを有する入力信号を利用している。そして、トレー
ニング信号により、振幅値を検出して、その平均値をホ
ールドする。そのホールド値により、ビタビ検出器の仮
定値を設定する。そして、データ信号に対しては、その
仮定値を利用して、ビタビ検出動作を行う。 【0179】図22により、ビタビ検出器について、説
明する。 【0180】図22に示すように、ビタビ検出器4−1
は、ACS(Adder/Compare/Select) 回路ACSとパス
メモリ71とを有する。パスメモリ71は、選択された
遷移を保持するものである。ACS回路ACSは、前述
のメトリック値の演算を行い、その遷移を選択するもの
である。 【0181】ACS回路ACSは、4つの減算器50、
53、60、63と、4つの二乗回路51、54、6
1、64と、4つの加算器52、55、62、65と、
2つの比較器56、66と、2つの選択回路57、67
と、4つの遅延回路58、68、69、70とを有す
る。 【0182】減算器50は、入力信号xから0を差し引
く。そして、2乗回路51は、減算器50の出力を二乗
する。更に、加算器52は、前のメトリック値M(0)
i-2に、二乗回路51の出力を加算する。従って、加算
器52の出力は、前述した式(11)の左項の演算結果
となる。 【0183】又、減算器53は、入力信号xからVaを
差し引く。そして、2乗回路54は、減算器53の出力
を二乗する。更に、加算器55は、前のメトリック値M
(1)i-2 に、二乗回路54の出力を加算する。従っ
て、加算器55の出力は、前述した式(11)の右項の
演算結果となる。 【0184】比較器56は、両加算器52、55の出力
を比較する。そして、加算器52の出力が加算器55の
出力より小さい時は、遷移「0」を出力する。逆に、加
算器55の出力が加算器52の出力より小さい時は、遷
移「1」を出力する。この遷移は、パスメモリ71に保
持される。 【0185】選択回路57は、比較器56の出力が
「0」の時は、加算器52の出力をメトリック値として
選択する。逆に、選択回路57は、比較器56の出力が
「1」の時は、加算器55の出力をメトリック値として
選択する。このメトリック値M(0)i は、遅延回路5
8、69により遅延されて、次の演算のための前のメト
リック値となる。 【0186】同様に、減算器60は、入力信号xから−
Vbを差し引く。そして、2乗回路61は、減算器60
の出力を二乗する。更に、加算器62は、前のメトリッ
ク値M(0)i-2 に、二乗回路61の出力を加算する。
従って、加算器62の出力は、前述した式(13)の左
項の演算結果となる。 【0187】又、減算器63は、入力信号xから0を差
し引く。そして、2乗回路64は、減算器63の出力を
二乗する。更に、加算器65は、前のメトリック値M
(1) i-2 に、二乗回路64の出力を加算する。従っ
て、加算器65の出力は、前述した式(13)の右項の
演算結果となる。 【0188】比較器66は、両加算器62、65の出力
を比較する。そして、加算器62の出力が加算器65の
出力より小さい時は、遷移「0」を出力する。逆に、加
算器65の出力が加算器62の出力より小さい時は、遷
移「1」を出力する。この遷移は、パスメモリ71に保
持される。 【0189】選択回路67は、比較器66の出力が
「0」の時は、加算器62の出力をメトリック値として
選択する。逆に、選択回路67は、比較器66の出力が
「1」の時は、加算器65の出力をメトリック値として
選択する。このメトリック値M(1)i は、遅延回路6
8、70により遅延されて、次の演算のための前のメト
リック値となる。 【0190】図23は、図21におけるACS回路の他
の例構成図である。 【0191】メトリック値の差を下記(15)式で定義
する。 【0192】 ΔMi =M(0)i −M(1)i (15) これに、前述の式(12)及び式(14)を代入する
と、式(16)が得られる。 【0193】 ΔMi =MIN {M(0)i-2 、M(1)i-2 −2Va・x+Va2 } −MIN {M(0)i-2 +2Vb・x+Vb2 、M(1)i-2 }(16) 式(12)から、状態(0)から状態(0)への遷移が
選択される条件は、M(0)i-2 ≦M(1)i-2 −2V
a・x+Va2であるから、これを整理すると、下記式
(17)が得られる。 【0194】 M(0)i-2 −M(1)i-2 ≦−2Va・x+Va2 (17) 同様に、式(12)から、状態(1)から状態(0)へ
の遷移が選択される条件は下記式(18)で示される。 【0195】 M(0)i-2 −M(1)i-2 >−2Va・x+Va2 (18) 又、式(14)から、状態(0)から状態(1)への遷
移が選択される条件は、 M(0)i-2 +2Vb・x+Vb2 <M(1)i-2 であるから、これを整理すると、下記式(19)が得ら
れる。 【0196】 M(0)i-2 −M(1)i-2 <−2Vb・x−Vb2 (19) 同様に、式(14)から、状態(1)から状態(1)へ
の遷移が選択される条件は下記式(20)で示される。 【0197】 M(0)i-2 −M(1)i-2 ≧−2Vb・x−Vb2 (20) ここで、入力値xに着目して、(1)から(0)の遷移
の式(18)を変形すると、式(21)が得られる。 【0198】 −( ΔMi-2 /2Va) +( Va/2) <x (21) 同様に、(0)から(1)への遷移の式(19)を変形
すると、式(22)が得られる。 【0199】 −( ΔMi-2 /2Vb) −( Vb/2) >x (22) ここで、式(21)と、式(22)との左辺の大小関係
を限定するため、下記式(23)及び式(24)が成り
立つものと仮定する。 【0200】 ΔMi-2(Va−Vb)+Va・Vb(Va+Vb)≧0 (23) ( ΔMi-2 /Vb)+Vb≧( ΔMi-2 /Va)−Va (24) このように仮定すると、(0)から(0)への遷移及び
(1)から(1)への遷移の場合の条件は、式(17)
及び式(20)を変形して、下記式(25)式が得られ
る。 【0201】 (−ΔMi-2 /2Vb)−Vb/2≦x≦( −ΔMi-2 /2Va)+Va/2 (25) 以上をまとめると、下記式(26)が成立すると、
(1)から(0)の遷移となる。そして、メトリック値
は、下記式(27)に更新される。 【0202】 Va(Va−2x)<ΔMi-2 (26) ΔMi =M(1)i-2 −2Va・x+Va2 −M(1)i-2 =Va2 −2Va・x =Va(Va−2x) (27) 同様に、下記式(28)が成立すると、(0)から
(1)への遷移となる。そして、メトリック値は、下記
式(29)に更新される。 【0203】 −Vb(Vb+2x)>ΔMi-2 (28) ΔMi =M(0)i-2 −M(0)i-2 −2Vb・x−Vb2 =−Vb2 −2Vb・x =−Vb(Vb+2x) (29) 更に、式(26)及び式(28)が成り立たないと、下
記式(30)が成り立ち、(0)から(0)への遷移或
いは(1)から(1)への遷移となる。そして、メトリ
ック値は、下記式(31)に示すように、過去の値とな
る。 【0204】 Va(Va−2x)≧ΔMi-2 ≧−Vb(Vb+2x) (30) ΔMi =M(0)i-2 −M(1)i-2 =ΔMi-2 (31) これらの式を回路上で実現した実施例が、図23であ
る。 【0205】即ち、減算器80は、仮定値Vaから、1
ビットシフトした入力値x(=2x)を差し引く。乗算
器81は、減算器80の出力と仮定値Vaとを乗算す
る。これにより、式(26)の左項が得られる。比較器82
は、遅延回路87の出力であるメトリック値の差ΔM
i-2 と乗算器81の出力とを比較する。 【0206】これにより、(26)式が成立すると、(1)
から(0)への遷移となり、比較器82から遷移「1」
が出力される。逆の場合には、(30)式が成立するた
め、比較器82から遷移「0」が出力される。 【0207】同様に、減算器83は、1ビットシフトし
た入力値x(=2x)から仮定値Vbを差し引く。乗算
器84は、減算器83の出力と仮定値−Vbとを乗算す
る。これにより、式(28)の左項が得られる。比較器
85は、遅延回路87の出力であるメトリック値の差Δ
i-2 と乗算器84の出力とを比較する。 【0208】これにより、(28)式が成立すると、
(0)から(1)への遷移となり、比較器85から遷移
「1」が出力される。逆の場合には、(30)式が成立
するため、比較器85から遷移「0」が出力される。 【0209】そして、セレクタ86は、両比較器82、
85の出力により、乗算器81、84の出力を選択し
て、メトリック値ΔMi を得る。 【0210】このようにすると、図22の例に比較し
て、乗算回路が2個で済む。よって、簡易な構成で実現
できる。 【0211】上述の実施例では、磁気記録装置について
説明したが、通信分野における非対称信号にも適用でき
る。 【0212】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。 【0213】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 【0214】入力信号から第1の遅延手段の出力を差
し引くと、オフセットが除去された信号が得られる。こ
の信号を第2の遅延手段で遅延させた信号と前述のオフ
セットが除去された信号とを加算して、ゲート信号を作
成する。又、入力信号からオフセットを除去した信号を
減算すると、オフセット成分が含まれた信号が得られ
る。この信号をゲート信号でゲートすることにより、オ
フセット量が検出できる。 【0215】このように、オフセットを除去した信号
を作成して、この信号を基にオフセット量を検出するた
め、入力信号から正確にオフセット量を検出することが
できる
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の非対称信号検出回路の一実施例の構成
図である。 【図2】図1におけるオフセット除去の説明図である。 【図3】図1におけるα>1の時の波形図である。 【図4】図1におけるα<1の時の波形図である。 【図5】本発明の再生装置の第1の例構成図である。 【図6】図5の構成における非対称性の特性図である。 【図7】本発明の非対称信号検出回路の他の例構成図で
ある。 【図8】図7の構成の波形図である。 【図9】本発明の再生装置の第2の例構成図である。 【図10】本発明の再生装置の第3の例構成図である。 【図11】図10の構成のループフィルタの構成図であ
る。 【図12】本発明の再生装置の第4の例構成図である。 【図13】図12の変形例を説明するための磁化反転密
度とオフセットの関係図である。 【図14】図12の変形例を説明するための8/9変換
使用時のデータの統計図である。 【図15】図12の他の変形例を説明するためのプリコ
ーダ使用時のデータの統計図である。 【図16】本発明の再生装置の第5の例構成図である。 【図17】図16の構成の動作説明図である。 【図18】本発明の再生装置の第6の例構成図である。 【図19】本発明の再生装置の第7の例構成図である。 【図20】本発明の第8の例を説明するためのビタビ検
出動作の説明図である。 【図21】本発明の再生装置の第8の例構成図である。 【図22】図21の構成におけるビタビ検出器の構成図
である。 【図23】図22の構成におけるACS回路の他の例構
成図である。 【図24】従来技術を説明するためのMRヘッドの動作
原理図である。 【図25】従来の構成図である。 【図26】従来技術のオフセットの説明図である。 【符号の説明】 1 磁気記録再生系 2 ACカップリング部 3 等化回路 4 データ検出器 8 等化フィルター 9 A/Dコンバータ 10 第1の遅延回路 11 第1の減算回路 12 第2の遅延回路 13 加算回路 14 判定回路 15 第3の減算回路 16 第1の選択回路 17 第2の選択回路 18 第2の減算回路 19 第3の選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−231410(JP,A) 特開 平4−67304(JP,A) 特開 平7−210807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/00 - 5/024 G11B 5/09 G11B 20/10 - 20/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】入力信号の正負の非対称量を検出するため
    の非対称信号検出回路において、 入力信号を遅延する第1の遅延手段と、 前記入力信号から前記第1の遅延手段の出力を差し引く
    第1の減算手段と、 前記第1の減算手段の出力を遅延する第2の遅延手段
    と、 前記第2の遅延手段の出力と前記第1の減算手段の出力
    とを加算する加算手段と、 前記加算手段の出力と所定のスレッシュホールド値とを
    比較して、ゲート信号を作成するゲート信号作成手段
    と、 前記入力信号から前記第1の減算手段の出力を差し引く
    第2の減算手段と、 前記ゲート信号に応じて、前記第2の減算手段の出力を
    選択し、前記入力信号のオフセット量を出力する選択手
    段とを有することを特徴とする非対称信号検出回路。
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