JP4103320B2 - 情報再生装置及び再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報再生装置及び再生方法に係り、特にパーシャルレスポンス特性を利用したビタビ復号(PRML)を用いて、光ディスク等の記録媒体の再生信号を復号する情報再生装置及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置等の情報再生装置において、記録密度の向上に伴って、記録媒体から再生される再生信号を復号する方法として、PRML方式が多用されてきている。このPRML方式は、パーシャルレスポンス(PR)応答と、ビタビ復号方法とを組み合わせた復号方法である。
【0003】
ビタビ復号方法の概要は以下のようなものである。記録媒体に対する記録方法に応じて複数個の状態を予め特定し、記録媒体から再生される再生信号のパーシャルレスポンス応答に基づく計算処理によって、かかる複数個の状態間の最尤な遷移を選択する。このような選択は、ビタビ復号方法を行うビタビ復号器中の加算、比較、選択回路によってなされ、状態数に等しい個数の状態遷移を最尤推定する。最尤推定された状態遷移に対応して、復号データが生成される。
【0004】
上記の再生信号のパーシャルレスポンス応答を得るために、波形等化処理が行われる。波形等化処理は、記録線密度によって決まる空間周波数等を考慮して決められる、所定のパーシャルレスポンス特性の下でなされる。上述したように予め特定される複数個の状態の個数、及び計算処理において用いられる複数の各状態における振幅基準値の設定等により、ビタビ復号方法は、幾つかの種類に分けられる。そして、記録線密度等に従って決められるパーシャルレスポンス特性に対して、できるだけ良く適合する種類のビタビ復号方法を用いるようになされる。
【0005】
また、ビタビ復号方法は、入力される再生信号値に基づいて尤度を計算し、最も尤度が大きい状態遷移を選択することにより復号を行う方法である。尤度を計算するためには、波形等化処理に用いられるパーシャルレスポンス特性によって規定される振幅基準値がビタビ復号の識別点の値として用いられる。このため、ビタビ復号による復号データのエラーレートを低くするためには、入力信号と識別点の関係が重要となる。
【0006】
再生信号が非線形歪みを持たない理想的なものであれば、入力信号の振幅を自動利得制御(AGC:automatic gain control)などで一定にすることにより、パーシャルレスポンス特性によって入力信号と識別点の関係を一義的に決定できる。しかしながら、光ディスクにおいては、再生信号はアイ・パターンが上下の対称性を失うアシンメトリと呼ばれる現象などの非線形歪みの存在により、パーシャルレスポンス特性によって一義的に決定された識別点と再生信号のレベルが異なり、ビタビ復号の復号性能を劣化させることになる。
【0007】
そこで、特開平10−283739号公報には、再生信号の最大振幅とは一致しない識別点の値を、バンドパスフィルタ(BPF)により各識別点に相当するレベルの信号として周波数の違いにより抜き取り、その抜き取った信号のエンベロープの検出から識別点を求めることによって、アシンメトリのある再生信号に対応した識別点を設定する情報再生装置及び再生方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来装置及び方法では、エンベロープから求められた識別点ではアシンメトリの持つ非線形性を除去できず、ビタビ復号における線形性を満足することができないため、上記の課題を解決することはできない。
【0009】
また、記録媒体が光ディスクの場合、基板の複屈折、厚みムラ、反射膜の反射率ムラ等による信号振幅の変動や、前後のピット間での符号間干渉などによって再生信号が劣化する。また、記録時のレーザパワーやディスク成形時の条件などに起因して形成されるピットが過大または過小なものとなることによって、再生信号の振幅が変動し、それによるアシンメトリにより再生信号に歪みが生じたり、再生系内の電気的オフセットにより再生信号にオフセットが生じたりすることが、データの復号に誤りを生じる原因となる。
【0010】
前述の再生信号の最大振幅とは一致しない識別点の値を求める方法では、再生信号と識別点の一致は見るが、前記のような原因により再生信号に歪み、オフセット等が生じた場合には、各識別点の関係に非線形が生じることとなり、ビタビ復号の復号性能の改善は少なく、その結果、復号エラーレートが高くなるおそれがある。
【0011】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、ビタビ復号に入力する再生信号から予めアシンメトリなどの誤差を除去するための補正を行い、ビタビ復号の精度を向上させることにより、復号されたデータのエラーレートを向上し得る情報再生装置及び再生方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の情報再生装置は、ディジタル信号がプリコードされて記録されている記録媒体からディジタル信号を読み取る読取手段と、読取手段により読み取られたディジタル信号からビットクロックを生成し、更にこのビットクロックでディジタル信号をサンプリング補間するサンプリング補間手段と、サンプリング補間手段から取り出されたディジタル信号に対し、外部から入力される等化誤差に基づき適応型のパーシャルレスポンス特性の波形等化を行って波形等化データを出力する適応波形等化手段と、適応波形等化手段から出力された波形等化データを入力として受け、プリコードされて記録されているディジタル信号の所定の状態遷移と波形等化データの複数の0ポイント情報のパターンとに基づき、現サンプリングポイントにおける波形等化データの等化目標値を仮判定すると共に、状態遷移における状態情報を仮判定して仮判定情報を生成し、更に所定の状態遷移に基づく複数の等化目標値にそれぞれ対応する複数のサンプルデータ列である複数の波形等化サンプリングデータ列を生成して出力する等化目標値仮判定手段と、等化目標値仮判定手段から仮判定されて出力される等化目標値と波形等化データとの差分を演算して等化誤差を生成して適応波形等化手段に供給する減算手段と、等化目標値仮判定手段から出力された複数の波形等化サンプリングデータ列をそれぞれ平均化する平均化手段と、平均化手段から出力された複数の平均化信号のそれぞれに対し、所定の状態遷移に基づく複数の等化目標値との誤差を演算して非線形歪み情報として検出する非線形歪み検出手段と、等化目標値仮判定手段から出力される仮判定情報に基づいて、非線形歪み検出手段から出力される複数の非線形歪み情報から一の非線形歪み情報を選択して適応波形等化手段から出力された波形等化データに加算して波形等化データを補正して出力する非線形歪み補正手段とを有する構成としたものである。
【0013】
また、上記の目的を達成するため、本発明の情報再生方法は、記録媒体から読み取られた信号からビットクロックを生成し、更にこのビットクロックで読み取られた信号をサンプリング補間する第1のステップと、サンプリング補間された信号に対し、外部から入力される等化誤差に基づき適応型のパーシャルレスポンス特性の波形等化を行って波形等化データを出力する第2のステップと、プリコードされて記録されているディジタル信号の所定の状態遷移と波形等化データの複数の0ポイント情報のパターンとに基づき、現サンプリングポイントにおける波形等化データの等化目標値を仮判定すると共に、状態遷移における状態情報を仮判定して仮判定情報を生成する第3のステップと、波形等化データを入力として受け、所定の状態遷移に基づく複数の等化目標値にそれぞれ対応する複数のサンプルデータ列である複数の波形等化サンプリングデータ列を生成する第4のステップと、第3のステップにより仮判定されて出力される等化目標値と波形等化データとの差分を演算して等化誤差を生成する第5のステップと、第4のステップで生成された複数の波形等化サンプリングデータ列をそれぞれ平均化する第のステップと、第6のステップで得られた複数の平均化信号のそれぞれに対し、所定の状態遷移に基づく複数の等化目標値との誤差を演算して非線形歪み情報として検出する第のステップと、第3のステップで得られた仮判定情報に基づいて、第7のステップで得られた複数の非線形歪み情報から一の非線形歪み情報を選択して波形等化データに加算して波形等化データを補正して出力する第のステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明装置及び本発明方法では、外部から入力される等化誤差に基づき適応型のパーシャルレスポンス特性の波形等化を行って得られた波形等化データに対し、複数の等化目標値に対応した波形等化サンプルデータ列を平均化し、その平均化した各信号と対応する等化目標値との誤差を非線形歪み量として検出し、その複数の非線形歪み量のうち現在の遷移状態に応じて選択した非線形歪み量分だけ、波形等化データを補正することにより、記録媒体から再生したディジタル信号から予めアシンメトリなどの誤差を除去するようにしたため、ビタビ復号方法により復号した場合、ビタビ復号の識別点を、パーシャルレスポンス特性と信号振幅レベルによって決まる識別点をそのまま用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる情報再生装置の一実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態は、光ディスク再生装置であり、光ディスク1にPR方式を適用して記録されている情報信号は、半導体レーザダイオード(LD)、ピンフォトダイオード(PD)及び光学系等で構成される光ヘッド2により再生される。
【0016】
この光ヘッド2の出力側には、光ヘッド2で検出された再生信号を増幅するアンプ3と、再生信号をディジタル信号に変換するA/D変換器4と、A/D変換器4からのディジタル信号の振幅を所定のレベルに制御するAGC回路5と、AGC回路5から出力された再生信号よりクロックを生成するディジタル位相同期ループ(DPLL)回路6と、等化目標値に対して適応的に作動するパーシャルレスポンス特性を有する適応波形等化器7と、等化目標値仮判定回路8と、減算器9と、低域フィルタ(LPF)10と、非線形歪み検出器11と、非線形歪み補正器12と、ビタビ復号器13とが設けられている。
【0017】
上記の等化目標値仮判定回路8は、適応波形等化器7の出力信号とパーシャルレスポンス特性とからサンプルデータに対する等化目標値を仮判定し、また、仮判定結果を基にそれぞれの仮判定値に対応するサンプルデータ列を出力する。LPF10は仮判定値に対応するサンプルデータ列を平均化する。非線形歪み検出器11は、LPF10から出力された信号を基に、適応波形等化器7の出力信号の非線形歪みを検出する。非線形歪み補正器12は、非線形歪み検出器11の出力信号から適応波形等化器7の出力信号の非線形歪みを補正する。ビタビ復号器13は、非線形歪み補正器12の出力信号をビタビ復号して得た復号データを、図示しない復調・誤り訂正手段へ出力して誤り検出・誤り訂正を行わせ、これによりユーザデータに復調させる。
【0018】
次に、本発明の実施の形態の信号再生の動作について説明する。光ヘッド2は、光ディスク1にレーザー光を照射し、それによって生じる反射光を光ヘッド2内の光学系を通してPDで受光して、再生信号を生成する。光ヘッド2から出力された再生信号は、アンプ3でゲイン調整がされ、A/D変換器4に供給される。また、図示しないフォーカスエラー検出回路、トラッキングエラー検出回路にも再生信号は送られ、それぞれ演算されてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号として生成され、フォーカスサーボ、トラッキングサーボに用いられる。
【0019】
A/D変換器4は、入力再生信号を基本クロックに基づいてサンプリングし、サンプリングデータ、すなわちディジタルデータを生成する。このディジタルデータは、AGC回路5でデータレベルが所定のレベルに制御された後、DPLL回路6に供給される。DPLL回路6は、AGC回路5から出力されたディジタルデータを入力として受け、この入力ディジタルデータから情報再生装置の基準タイミングとなるビットクロックを生成し、更にこのビットクロックによって入力ディジタルデータをサンプリング補間(間引き補間)して適応波形等化器7に供給する。
【0020】
適応波形等化器7は、適応されるビタビ復号に適したパーシャルレスポンス特性によって等化目標値に対して適応的に波形等化処理を行う回路で、例えば、図2のブロック図に示すように、トランスバーサルフィルタ71と、フィルタ係数を適応的に可変するための乗算器・LPF72とより構成され、等化誤差に基づきフィルタ係数を適応的に変化させて波形等化する。
【0021】
この適応波形等化器7では、DPLL回路6によりサンプリング補間されて出力された信号をトランスバーサルフィルタ71により入力信号として受け、ここで、乗算器・LPF72からのフィルタ係数に応じた特性のフィルタリング処理を行い、得られた信号を等化目標値仮判定回路8及び減算器9及び非線形歪み補正器12へそれぞれ出力する。
【0022】
等化目標値仮判定回路8は、トランスバーサルフィルタ71からの波形等化出力データを、後述のパーシャルレスポンス特性で決まる等化目標値と比較して、波形等化出力データに対応する等化目標値を仮判定する。仮判定された等化目標値は減算器9に供給されて、トランスバーサルフィルタ71からの波形等化出力データから減算され、それらの差分値である等化誤差とされる。この等化誤差は、適応波形等化器7内の乗算器・LPF72に供給され、その乗算器によりトランスバーサルフィルタ71からの出力と乗算されて相関が検出された後、そのLPFにより積分され、等化誤差を0とするようなフィルタ係数としてトランスバーサルフィルタ71に供給される。
【0023】
また、等化目標値仮判定回路8は、仮判定値に対応する波形等化サンプルデータ列を出力する。この波形等化サンプルデータ列は、図1に示すLPF10で分散の平均値が求められて、非線形歪み検出器11に供給される。
【0024】
適応波形等化器7、等化目標値仮判定回路8及び減算器9はフィードバックループを構成しており、そのフィードバックループ中の等化目標値仮判定回路8はパーシャルレスポンス等化を前提とした仮判定を行って、等化目標値に対応した波形等化サンプルデータ列を出力する回路であるが、例えば、CDなどの最短のビット長を3T(Tはデータのビット周期)とする系において、パーシャルレスポンス特性PR(a,b,b,a)を適用すると、5値6状態の状態遷移となり、5つの等化目標値とその等化目標値に対応した5つの波形等化サンプルデータ列が出力される。
【0025】
ここで、バーシャルレスポンス(PR)特性について更に説明する。ユーザデータは、記録媒体の性質及び記録・再生方法等に応じて適切な符号化方法によって記録データとしての符号語に変換される。光ディスク装置においては、ブロック符号化において、ランレングス制限(RLL:Run Length Limited)符号化方法が用いられることが多い。一般に、’1’と’1’の間の連続する’0’の数を最小でd個、最大でk個とするm/nブロック符号をRLL(d,k;m,n)符号と呼ぶ。
【0026】
例えば、DVD(Digital Versatile Disk)で採用されている符号では、’1’と’1’の間の連続する’0’の数を最小で2個、最大で10個とする8/16ブロック符号化方法(RLL(2,10;8,16)符号)が採用されている。DVDの8/16ブロック符号は、8ビットを変換テーブルを基に14ビットに変換し、各符号の結合ビットとして2ビットを用いて全体として8ビットを16ビットに変換する符号化方法である。
【0027】
このようなRLL符号化方法と、マークエッジ記録方法との組合せによって記録されたデータから、再生される再生信号を復号してリードデータを得るために、ビタビ復号方法を用いることができる。マークエッジ記録方法とは、符号化された記録データの各ビットの境界における極性の反転を、記録媒体上の各ピットのエッジによって表現する記録方法で、符号化された記録データに対して、後述のプリコードが行われ、プリコード出力に対してピットが記録媒体上に形成されることになる。これに対して、例えば符号化された記録データの’1’に対してピットを記録媒体上に形成し、’0’に対してはピットを形成しない記録方法をマーク位置記録方法と呼ぶ。
【0028】
ここでは、RLL(2,10)ブロック符号において、パーシャルレスポンス特性PR(1,1,1,1)について説明する。まず、初めに、プリコードについて説明しておく。光ディスクに記録される信号に関して、マークエッジ記録方法においては、光ディスクへの実際の記録に先立って、上述のRLL符号化等によって符号化された記録データに基づくプリコードが行われる。各時点tにおける記録データ列をx[t]、これに基づくプリコード出力をy[t]とすると、プリコードは以下のように行われる。
【0029】
y[t]=mod2{x[t]+y[t−1]} (1)
このようなプリコード出力y[t]が実際に光ディスクに記録される。
【0030】
適応波形等化器7では、パーシャルレスポンス特性PR(1,1,1,1)での波形等化処理を行う。ここから、PR特性に適合した理想の再生信号の値をr[t]、ノイズを含む実際の再生信号(すなわち、記録媒体から再生された再生信号)をn[t]と表記する。
【0031】
まず、符号化方法及び記録媒体に対する記録方法に基づいて、生じ得るすべての状態を特定する。次に、ある時点における各状態を起点として、次の時点において生じ得るすべての状態遷移と、各状態遷移が生じる時の記録データx[t]および理想の再生信号の値r[t]を特定する。特定されたすべての状態及び状態遷移と、各状態遷移が生じる時の「記録データx[t]/理想の再生信号の値r[t]」を図の形式で表現したものを状態遷移図と呼ぶ。図3はRLL(2,10)、PR(1,1,1,1)における状態遷移図を示す。そして、この状態遷移図に基づく復号動作を行うように、図1のビタビ復号器13が構成される。
【0032】
次に、パーシャルレスポンスについて詳細に説明する。信号の振幅を規格化せずに、波形等化特性をPR(a,b,b,a)とする。PR(a,b,b,a)は、ある時点tにおける再生信号の値に対して、時点tにおける振幅の寄与がその時点での信号の振幅のa倍、時点t−1及びt−2における振幅の寄与が各々の時点での信号の振幅のb倍、時点t−3における振幅の寄与がその時点での信号の振幅のa倍とされるものである。従って、再生信号の値の最大値は、時点t−3から時点tにおいていずれもパルスが検出される場合で以下のようになる。
【0033】
a+b+b+a=2a+2b
また、再生信号の値の最小値は0となる。但し、実際の取り扱いにおいては、r[t]として、DC成分のa+bを差し引いた以下のようなものが用いられる。ここでy[t]は前述したように時点tにおけるプリコード出力を表す。
【0034】
Figure 0004103320
従って、ノイズを考慮しない場合の再生信号r[t]は、a+b、b、0、−b、−a−bのうちのいずれかの値をとることになる。
【0035】
本実施の形態の光ディスク装置において、PR(a,b,b,a)のもとで波形等化処理されたn[t]についてのアイパターンの一例を図4に示す。図4から各時点における再生信号n[t]の値は、ノイズによるばらつきを有するが、ほぼ、a+b、b、0、−b、−a−bのいずれかになることが確認できる。これらのa+b、b、0、−b、−a−bの値が、等化目標値として用いられる。
【0036】
まず、ここで用いられる状態として、ある時点tにおける状態を、時点t及びそれ以前のプリコード出力を用いて次のように定義する。すなわち、h=a[t]、i=b[t−1]、j=b[t−2]、k=a[t−3]の時の状態をShijk と定義する。
【0037】
このような定義によって、16(=24)個の状態があると考えられるが、実際に生じ得る状態は、符号化方法等に基づいて制限される。RLL(2,10)符号として符号化された記録データ列x[t]においては、'1' と'1' の間に最低2個の'0' が含まれるので、2個以上の'1' が連続することが無い。記録データ列x[t]に課されるこのような条件に基づいてプリコード出力y[t]について一定の条件が課され、その結果として生じ得る状態に制限が加えられる。
【0038】
上述したようにRLL(2,10)符号化によって生成される記録データ列中に、2個以上の'1' が連続するもの、または'1' の間に'0'が一つしか挟まらない、以下のものはあり得ない。
x[t]=1,x[t-1]=1,x[t-2]=1,x[t-3]=1
x[t]=1,x[t-1]=1,x[t-2]=1,x[t-3]=0
x[t]=1,x[t-1]=1,x[t-2]=0,x[t-3]=1
x[t]=1,x[t-1]=1,x[t-2]=0,x[t-3]=0
x[t]=1,x[t-1]=0,x[t-2]=1,x[t-3]=1
x[t]=1,x[t-1]=0,x[t-2]=1,x[t-3]=0
x[t]=0,x[t-1]=1,x[t-2]=1,x[t-3]=1
x[t]=0,x[t-1]=1,x[t-2]=1,x[t-3]=0
x[t]=0,x[t-1]=1,x[t-2]=0,x[t-3]=1
x[t]=0,x[t-1]=0,x[t-2]=1,x[t-3]=1
【0039】
記録データ列に課されるこのような条件に基づいて、(1)式に従ってプリコード出力y[t]について課される条件について検討すると、状態S0010、S0100、S0101、S0110、S1001、S1010、S1011、及びS1101の8個の状態は生じ得ないことがわかる。従って生じ得る状態は、8個(=24−8)である。
【0040】
ある時点sにおける状態を起点として、次の時点s+1において生じ得る状態を求めるためには、時点s+1における記録データの値x[s+1]が1となる場合、及び0となる場合に分けて調べる必要がある。
【0041】
ここでは、状態S0000を例として説明する。前記(1)式に従って、S0000すなわちh=y[s]=0、i=y[s−1]=0、j=y[s−2]=0、k=y[s−3]=0とプリコードされる記録データとしては、以下の2個が考えられる。
【0042】
x[s]=0,x[s-1]=0,x[s-2]=0,x[s-3]=1
x[s]=0,x[s-1]=0,x[s-2]=0,x[s-3]=0
【0043】
[x[s+1]=1の時]
この時、(1)式に従って、y[s+1]は、以下のように計算される。
Figure 0004103320
従って、再生信号r[s+1]の値は、(2)式に従って、次のように計算される。
【0044】
Figure 0004103320
【0045】
また、次の時点s+1での状態Shijkは、h=y[s+1],i=y[s],j=y[s−1],k=y[s−2]である。そして、上述したようにy[s+1]=1,y[s]=0,y「s−1」=0,y[s−2]=0となるので、次の時点s+1における状態は、S1000である。従って、y[s+1]=1の場合には、S0000→S1000という遷移が生じることが特定できる。
【0046】
[x[s+1]=0の時]
この時、(1)式に従って、y[s+1]は、以下のように計算される。
Figure 0004103320
従って、再生信号r[s+1]の値は、(2)式に従って、次のように計算される。
【0047】
Figure 0004103320
【0048】
また、次の時点s+1における状態Shijkは、h=y[s+1],i=y[s],j=y[s−1],k=y[s−2]である。そして、上述したようにy[s+1]=0,y[s]=0,y「s−1」=0,y[s−2]=0となるので、次の時点における状態は、S0000である。従って、x[s+1]=0の場合には、S0000→S0000という遷移が生じることが特定できる。
【0049】
このようにして、時点sにおける状態S0000以外の各状態についても、それらを起点として次の時点s+1において生じ得る状態遷移と、そのような各状態遷移が生じる時の記録データ値x[s+1]及び再生信号値r[s+1]との対応を求めることができる。
【0050】
上述したようにして、各状態について、それらを起点として生じ得る状態遷移と、各状態遷移が生じる時の記録データの値及び再生信号の値との対応を求め、図の形式に表したものが図5である。
【0051】
上記の時点s及びs+1は、特別の時点ではない。従って、前記したようにして求まる、生じ得る状態遷移とそれらに伴う記録データの値及び再生信号の値との対応は、任意の時点において適用することができる。このため、図5においては、任意の時点tにおいて生じる状態遷移に伴う記録データの値をx[t]と表記し、再生信号の値をr[t]と表記する。
【0052】
図5において、状態遷移は、矢印によって表される。また、各矢印に付した符号が(記録データ値x[t]/再生信号値r[t])を示している。状態S0000及びS1111を起点とする状態遷移は、2通りあるのに対して、状態S0011、S0111、S1000、S1110、S0001及びS1100を起点として生じ得る遷移は1通りのみである。
【0053】
さらに、図3において状態S0000とS0001は、何れもx[t+1]=0に対しては、r[t+1]=−a−bという値をとり、状態S0000に遷移している。一方、x[t+1]=1に対して、状態S0001からの遷移は生じ得ない。
【0054】
また、状態S1111とS1110も同様に、同じx[t+1]=0に対して同じr[t]の値をとり、かつ、同じ状態に遷移している。従って、状態S0000とS0001をまとめてS0と表現し、状態S1111とS1110をまとめてS3と表現することができる。さらに、状態S0011をS4、状態S0111をS5とし、状態S1000をS1、状態S1100をS2と表現することにして、整理した状態遷移図が図3である。
【0055】
このように、図3が5値6状態ビタビ復号方法に用いられる状態遷移図である。図3中には、S0〜S5の6個の状態、及び再生信号r[t+1]の値としての−a−b,−b,0,b,a+bの5個の値が示されている。状態S0及びS3を起点とする状態遷移は、2通りあるのに対して、状態S1、S2、S4及びS5を起点とする状態遷移は、1通りのみである。
【0056】
ここで、図3中、右半分の状態S2、S3及びS5はいずれも正の値(b又はa+bのいずれか)の経路を辿り、左半分の状態S0、S1及びS4はいずれも負の値(−b又は−a−bのいずれか)の経路を辿るため、ゼロクロスポイントである「0」の前又は後の値を参照することにより、正の経路なのか負の経路なのかが判別できる。
【0057】
しかも、あるゼロクロスポイントから次のゼロクロスポイントまでの間隔が分かれば、つまり状態S2から状態S4に至るまで、あるいは、状態S4から状態S2に至るまでの遷移数がわかれば、経路が確定し、取り得るべき各々のサンプル点に対して明確になる。
【0058】
また、上記の状態遷移図で「0」の値は、図4にも示したようにゼロクロスポイントであることを示し、「0」以外の値はゼロクロスポイントではないことを示しており、このゼロクロスポイントであるかどうかを示す情報を0ポイント情報Zと称し、Z=1のときゼロクロスポイントであるものとすると、上記の状態遷移図から、ゼロクロスポイント(Z=1)は2つ連続して取り出されることはなく、また、RLL(2,10)の場合は、隣接するZ=1の間には最低2つのZ=0が存在する(すなわち、状態S1→S2→S3→S5→S4と遷移したとき、又は状態S5→S4→S0→S1→S2と遷移したとき)。
【0059】
以上の点に着目し、図1及び図2の等化目標値仮判定回路8は、適応波形等化器7からの入力波形等化データと固定のしきい値とを比較し、連続して入力する波形等化データの5つのサンプル点毎にそれら5つのサンプル点の値がすべてZ=0であるか、連続する5つの値の最初の値のみがZ=1かどうか、連続する5つの値の最後の値のみがZ=1かどうか、連続する5つの値のうちの最初と最後の値がZ=1で、残りの3つの値はZ=0であるかどうかを判別する。
【0060】
これらのパターンは、着目する0ポイント情報の値がZ=0であるとしたとき、両側の0ポイント情報の値Zがいずれも”0”である場合であり、このときは信号波形が正側又は負側に張り付いている場合であるので、これらのパターンのいずれかを満たすときには、大なる値P1を算出する。
【0061】
また、上記のパターンのいずれでもないときは、連続する5つのサンプル点の0ポイント情報の値Zが、着目する0ポイント情報の値Zを”0”としたとき、両側に隣接する0ポイント情報の値Zの一方が”1”であるかどうか判定し、この条件を満たすときには、0とP1の中間レベルの値P2を算出する。
【0062】
そして、入力波形等化データの現在時刻の値が0以上であるときには、最終仮判別値Qをその時のP1又はP2の値とし、負であるときには最終仮判別値QをそのときのP1又はP2の値と極性を反転する。また、上記のいずれでもないときは、最終仮判別値Qを0とする。この最終仮判別値Qは、等化目標値として図1及び図2の減算器9へ出力される。なお、上記の等化目標値仮判定回路8のアルゴリズムは、本出願人が先に特願平10−372392号(発明者:戸波淳一郎)で提案している。
【0063】
また、等化目標値仮判定回路8は、仮判定した状態情報(仮判定情報)を非線形歪み補正器12へ出力し、また、5つの等化目標値に対応する5つのサンプルデータ列である波形等化サンプリングデータ列をLPF10へ出力する。波形等化サンプリングデータ列が理想の再生信号であるとすると、等化目標値と波形等化サンプリングデータ列とは一致することとなるが、波形等化サンプリングデータ列がアシンメトリを持つと等化目標値と波形等化サンプリングデータ列とは異なる値となり、波形等化サンプリングデータ列と等化目標値との差を基に非線形歪みの量や極性を求めることができる。
【0064】
ここで、本発明の非線形歪みを補正する動作を、図6を用いて説明する。等化目標値仮判定回路8から5つの等化目標値(a+b、b、0、−b、−a−b)に仮判定され、それぞれの等化目標値に対応した5つの波形等化サンプリングデータ列をLPF10により別々に平均化して平均化信号(平均値)を求め(LPF10は各波形等化サンプリングデータ列の平均値を求めるため5つのLPFで構成される)、非線形歪み検出器11により既知の5つの等化目標値とLPF10からの対応する平均値との誤差を非線形歪み情報として検出し、検出した5つの非線形歪み情報を非線形歪み補正器12に供給する。
【0065】
非線形歪み補正器12は、適応波形等化器7から取り出された波形等化データに、非線形歪み検出器11からの5つの非線形歪み情報のうち等化目標値仮判定回路8からの仮判定情報(これは波形等化データの現サンプリングポイントが、前述した6個の状態のうち仮判定した等化目標値に対応したどの状態にいるかを示している)をもとに選択器15で選択した、現時刻の状態(波形等化データの現サンプリングポイントの状態)に対応した一つの非線形歪み情報を加算器16で加算することにより補正し、補正された波形等化データをビタビ復号器13に供給し、ビタビ復号方法によって復号データを生成させる。ビタビ復号器13により復号されたデータは、記録された記録データに対する最尤復号系列である。従って、復号エラーが無い場合には、復号データは記録データと一致する。
【0066】
以上のように、本実施の形態によれば、アシンメトリなどによる非線形歪みを予め補正したデータによってビタビ復号するようにしているため、ビタビ復号の識別点は、パーシャルレスポンス特性と信号振幅レベルによって決まる識別点をそのまま用いることができ、ビタビ復号性能を劣化させることなく、より確実な復号が可能である。
【0067】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、RLL(1,X)のディジタル信号の再生にも、等化目標値仮判定回路8の等化目標値算出アルゴリズムに若干の変更を加えることで本発明を適用することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体から再生したディジタル信号から予めアシンメトリなどの誤差を除去する補正を行うことにより、ビタビ復号方法により復号した場合、ビタビ復号の識別点を、パーシャルレスポンス特性と信号振幅レベルによって決まる識別点をそのまま用いることができるため、ビタビ復号性能を劣化させることなく、より確実な復号ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1中の適応波形等化器の一実施の形態のブロック図である。
【図3】5値6状態パーシャルレスポンスの状態遷移図である。
【図4】RLL(2,10)、PR(1,1,1,1)における信号のアイパターンを示す図である。
【図5】5値6状態ビタビ復号方法の状態遷移図を作成する過程について説明するための略線図である。
【図6】図1の要部の構成図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 光ヘッド
4 A/D変換器
5 AGC回路
6 ディジタルPLL(DPLL)回路
7 適応波形等化器
8 等化目標値仮判定回路
9 減算器
10 低域フィルタ(LPF)
11 非線形歪み検出器
12 非線形歪み補正器
13 ビタビ復号器
71 トランスバーサルフィルタ
72 乗算器・LPF

Claims (3)

  1. ディジタル信号がプリコードされて記録されている記録媒体からディジタル信号を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られたディジタル信号からビットクロックを生成し、更にこのビットクロックで前記ディジタル信号をサンプリング補間するサンプリング補間手段と、
    前記サンプリング補間手段から取り出されたディジタル信号に対し、外部から入力される等化誤差に基づき適応型のパーシャルレスポンス特性の波形等化を行って波形等化データを出力する適応波形等化手段と、
    前記適応波形等化手段から出力された前記波形等化データを入力として受け、プリコードされて記録されている前記ディジタル信号の所定の状態遷移と前記波形等化データの複数の0ポイント情報のパターンとに基づき、現サンプリングポイントにおける前記波形等化データの等化目標値を仮判定すると共に、前記状態遷移における状態情報を仮判定して仮判定情報を生成し、更に前記所定の状態遷移に基づく複数の等化目標値にそれぞれ対応する複数のサンプルデータ列である複数の波形等化サンプリングデータ列を生成して出力する等化目標値仮判定手段と、
    前記等化目標値仮判定手段から仮判定されて出力される前記等化目標値と前記波形等化データとの差分を演算して前記等化誤差を生成して前記適応波形等化手段に供給する減算手段と、
    前記等化目標値仮判定手段から出力された前記複数の波形等化サンプリングデータ列をそれぞれ平均化する平均化手段と、
    前記平均化手段から出力された複数の平均化信号のそれぞれに対し、前記所定の状態遷移に基づく前記複数の等化目標値との誤差を演算して非線形歪み情報として検出する非線形歪み検出手段と、
    前記等化目標値仮判定手段から出力される前記仮判定情報に基づいて、前記非線形歪み検出手段から出力される複数の非線形歪み情報から一の非線形歪み情報を選択して前記適応波形等化手段から出力された前記波形等化データに加算して前記波形等化データを補正して出力する非線形歪み補正手段と
    を有することを特徴とする情報信号再生装置。
  2. 前記非線形歪み補正手段により補正された前記波形等化データをビタビ復号するビタビ復号器を更に有することを特徴とする請求項1記載の情報信号再生装置。
  3. ディジタル信号がプリコードされて記録されている記録媒体から信号を読み取り、その読み取られた信号からディジタル信号を再生するディジタル信号再生方法において、
    前記読み取られた信号からビットクロックを生成し、更にこのビットクロックで前記読み取られた信号をサンプリング補間する第1のステップと、
    前記サンプリング補間された信号に対し、外部から入力される等化誤差に基づき適応型のパーシャルレスポンス特性の波形等化を行って波形等化データを出力する第2のステップと、
    プリコードされて記録されている前記ディジタル信号の所定の状態遷移と前記波形等化データの複数の0ポイント情報のパターンとに基づき、現サンプリングポイントにおける前記波形等化データの等化目標値を仮判定すると共に、前記状態遷移における状態情報を仮判定して仮判定情報を生成する第3のステップと、
    前記波形等化データを入力として受け、前記所定の状態遷移に基づく複数の等化目標値にそれぞれ対応する複数のサンプルデータ列である複数の波形等化サンプリングデータ列を生成する第4のステップと、
    前記第3のステップにより仮判定されて出力される前記等化目標値と前記波形等化データとの差分を演算して前記等化誤差を生成する第5のステップと、
    前記第4のステップで生成された前記複数の波形等化サンプリングデータ列をそれぞれ平均化する第のステップと、
    前記第6のステップで得られた複数の平均化信号のそれぞれに対し、前記所定の状態遷移に基づく前記複数の等化目標値との誤差を演算して非線形歪み情報として検出する第のステップと、
    前記第3のステップで得られた前記仮判定情報に基づいて、前記第7のステップで得られた複数の非線形歪み情報から一の非線形歪み情報を選択して前記波形等化データに加算して前記波形等化データを補正して出力する第のステップと
    を含むことを特徴とする情報信号再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0686013U (ja) * 1992-04-10 1994-12-13 オリンパス光学工業株式会社 光軸傾き検出器

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