JP2881016B2 - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JP2881016B2 JP2108691A JP10869190A JP2881016B2 JP 2881016 B2 JP2881016 B2 JP 2881016B2 JP 2108691 A JP2108691 A JP 2108691A JP 10869190 A JP10869190 A JP 10869190A JP 2881016 B2 JP2881016 B2 JP 2881016B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はデータ伝送用モデム等に使用される自動利得
制御回路に関する。より詳細に述べるならば、乗算器、
加算器、データROM、データRAM、シーケンス制御、A/D
−D/A入出力インターフェイスなどを内蔵するDSP(デジ
タル・シグナル・プロセッサ)上に構成される変復調器
において、A/Dコンバーターから出力されるディジタル
化受信信号の直流オフセット成分を除去するために、DS
P上に高域通過フィルターを構成した自動利得制御回路
に関するものである。
(従来の技術) 従来このような分野の技術としては「特開昭58−1472
15」やディジタル信号処理シリーズ第8巻(昭晃堂)
「情報・通信におけるディジタル信号処理」に記載され
る自動利得制御回路があった。第4図は、従来の自動利
得制御回路の一例を示す図である。第4図において、1
は受信入力信号R(n)を受ける可変利得回路、2は増
幅器の出力を全波整流し受信レベルを検出するレベル検
出回路、3は目標振幅値P0との差分をとる誤差検出回
路、4は誤差検出回路からの誤差信号を積分し、その出
力A(n)を可変利得回路1に入力する積分回路であ
る。この積分回路4の出力A(n)は可変利得回路1の
出力をコントロールする。可変利得回路1の出力が自動
利得制御回路の出力P(n)となる。
この場合の自動利得制御回路の動作を説明すると次の
ようになる。入力信号R(n)は可変利得回路1によっ
て所定の利得だけ増幅される。この増幅された信号P
(n)はレベル検出回路2によってP(n)に応じた直
流レベルに変換される。この直流レベルは、目標振幅値
P0との差分をとる誤差検出回路3に入り二つの信号差に
応じた信号を積分回路4に入力し積分回路の出力を制御
信号A(n)として可変利得回路1に入力され出力P
(n)が一定になるように可変利得回路1の利得をコン
トロールする。
第5図は各部の動作を示めす波形である。第5図の
(a)は入力信号R(n)および受信開始信号を示し、
(b)は可変利得回路1の出力信号P(n)、(c)は
積分回路4の出力A(n)を示している。
(発明が解決しようとする課題) 第5図より明らかなように入力信号R(n)に直流オ
フセット成分がある場合、出力信号P(n)にオフセッ
ト成分が出力される。この出力信号P(n)のオフセッ
ト成分を無くするために、第6図に示すように高域通過
フィルター5(以下HPF5という)を使用する。しかしこ
の場合、モデム等の送信・受信動作によりHPF5の遅延レ
ジスタの内容がゼロクリアされる方式において、HPF5の
出力信号Rh(n)はHPF5の微分特性により直流オフセッ
ト成分を出力する。この直流オフセット成分がレベル検
出器2によりレベル検出され自動利得制御回路が誤動作
してしまう。
第7図は、HPF5を使用した場合の各部の動作を示した
図である。
(a)は入力信号R(n)および受信開始信号を示
し、(b)はHPF5の出力信号Rh(n)、(c)は可変利
得回路1の出力信号P(n),(d)は積分回路4の出
力A(n)を示している。
本発明はこのような問題点を解決するためのものであ
り、受信動作開始時に受信信号に直流オフセット成分が
存在してもレベル検出器2による検出誤動作しないよう
にHPF5の微分特性による直流オフセット成分を小さくす
ることを目的としたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、受信入力信号を受ける可変利得回路と、可
変利得回路の出力を全波整流し受信レベルを検出するレ
ベル検出回路と、レベル検出回路からの出力と目標振幅
値P0との差分をとる誤差検出回路と、誤差検出回路から
の誤差信号を積分し、その出力を可変利得回路に入力す
る積分回路と、この積分回路の出力により可変利得回路
の出力をコントロールする自動利得制御回路において、
受信動作開始時の受信信号の正負を判定する正負判定回
路と、正負判定回路からの正負信号により遅延レジスタ
に初期値をセットするHPFをレベル検出器の前または可
変利得回路の前に具備する自動利得制御回路である。
(作 用) 本発明では上記手段によってHPFの初期動作時の直流
オフセットに対するHPFの微分出力を小さくし、後に接
続されるレベル検出回路の初期動作を安定にするための
ものである。
(実施例) 第1図は、本発明の自動利得制御回路の一実施例を示
す図である。本発明の自動利得制御回路は、DSP上に構
成されているものである。HPF5は、可変利得回路1の前
段に設けられ、正負判定回路6はHPF5が動作する前段に
設置される。正負判定回路6は、変復調器が受信動作を
開始した時の最初の受信信号R(n)の正負を判定す
る。この判定結果が正であれば、HPF5内の遅延レジスタ
に正の初期値を書き込む。この初期値は、たとえばあら
かじめ設定した正の固定値でも良い。あるいは、最初の
受信信号R(n)の値をそのまま書き込んでも良い。一
方、判定結果が負であれば、HPF5内の遅延レジスタに負
の初期値を書き込む。この初期値は、たとえばあらかじ
め設定した負の固定値でも良い。あるいは、最初の受信
信号R(n)の値をそのまま書き込んでも良い。固定値
を書き込む場合、判定結果が正の場合の初期値と、判定
結果が負の場合の初期値とは、絶対値が等しく符号が反
対という関係を有していても良い。こうしてHPF5内の遅
延レジスタに初期値を書き込んだ後、正負判定回路6は
動作を停止する。HPF5は遅延レジスタに初期値を書き込
んだ後動作を開始し受信入力R(n)を入力する。HPF5
では受信入力信号R(n)の直流オフセット成分を取り
除いたRh(n)を出力する。HPF5から出力信号Rh(n)
は可変利得回路1に入力され、可変利得回路1によって
所定の利得だけ増幅される。この増幅された信号P
(n)はレベル検出回路2によってこの信号P(n)に
応じた直流レベルに変換される。この直流レベルは、目
標値振値P0との差分をとる誤差検出回路3に入り二つの
信号差に応じた誤差信号を積分回路4に入力する。積分
回路4では、この誤差信号を積分し可変利得回路1の利
得係数を決定し、その決定した利得係数を積分回路4の
出力A(n)として可変利得回路1に出力する。この積
分回路4からの出力を可変利得回路1に入力し出力P
(n)が一定になるように可変利得増幅器1の利得をコ
ントロールする。
第2図は、HPF5の構成の一例を示す。正負判定回路6
は最初の受信信号R(n)の正負を判定しその結果を基
に、第2図のHPF5の遅延レジスタ7に初期値を書き込
む。この結果HPF5はすでに直流オフセットの微分成分が
入力されたのと等価になり受信信号R(n)の直流オフ
セットの微分出力が低減される。従って、モデム等の送
信・受信動作によりHPF5の遅延レジスタT1の内容がゼロ
クリアされる方式においても、HPF5の出力信号Rh(n)
の直流オフセット成分は充分小さくなりレベル検出回路
2での受信レベル検出動作が安定する。
なお、第2図において、8と9は加算器、10〜12は乗
算器である。第3図は、第1図に示す回路の各部の動作
波形を示す図である。
(a)は入力信号R(n)および受信開始信号を示
し、(b)はHPF5の出力信号Rh(n)、(c)は可変利
得回路1の出力信号P(n)、(d)は積分回路4の出
力信号A(n)を示す。第8図は本発明の他の実施例を
示す図である。第1図と異なる点はHPF5と正負判定回路
6の取付位置をレベル検出回路2の直前に取り付けたも
のでありこの場合、出力信号P(n)は直流オフセット
成分がそのまま可変利得回路1の利得分だけ増幅される
がレベル検出回路2の前にHPF5と正負判定回路6を取付
て有るためレベル検出回路2では直流オフセットの成分
は低減されているため、直流オフセット成分による不安
定動作は発生しない。
以上、説明したように本発明によれば送信・受信動作
切り替え動作によるHPFの遅延レジスタがゼロクリアさ
れても受信入力信号の直流オフセットによるレベル検出
回路の誤動作がなくなり安定した自動利得制御回路を構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は本発明の
HPFの一実施例を示す図、第3図は第1図の各部の動作
波形を示す図、第8図は本発明の他の実施例を示す図、
第4図〜第7図は従来技術の説明図である。 1……可変利得回路、2……レベル検出回路、3……誤
差検出回路、4……積分回路、5……高域通過フィルタ
ー、6……正負判定回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信した入力信号が供給され、この受信信
    号の振幅を可変する可変利得手段と、 受信動作開始時の受信信号の正負を判定する判定手段
    と、 前記判定手段からの正負の判定信号により、内部の遅延
    レジスタに所定の初期値をセットする高域通過フィルタ
    と、 前記高域通過フィルタからの出力を全波整流し受信レベ
    ルを検出するレベル判定手段と、 前記レベル判定手段からの出力と、目標振幅値P0との差
    分をとる誤差検出手段と、 この誤差検出手段からの誤差信号を積分して前記可変利
    得手段の利得係数を決定する積分回路を有することを特
    徴とする、 自動利得制御回路。
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