JP3494170B2 - 建 具 - Google Patents

建 具

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JP3494170B2
JP3494170B2 JP2001212616A JP2001212616A JP3494170B2 JP 3494170 B2 JP3494170 B2 JP 3494170B2 JP 2001212616 A JP2001212616 A JP 2001212616A JP 2001212616 A JP2001212616 A JP 2001212616A JP 3494170 B2 JP3494170 B2 JP 3494170B2
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Japan
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bathroom
vertical frame
ventilation passage
water
fitting
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JP2001212616A
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Inventor
泰徳 安部
賢治 戸村
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東陶機器株式会社
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  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルや集合住宅
等に設置される浴室入口の建具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ホテルや集合住宅等に設置される
図12ような浴室の入口の建具101には、視覚的に浴
室の開放感を高め、かつ高級感を持たせるために、框を
持たない透明もしくは半透明の強化ガラスでつくられた
ドア面材102と、ステンレス鋼板を折り曲げたドア枠
103で構成されたものがある。浴室天井面104には
浴室内の湿った空気を排気するために換気器具105が
設置されている。その排気された空気を補給するため
に、図13に示すようにドア面材201の下端部と建具
下枠202の間203、もしくは図14に示すようにド
ア面材201の上端部と建具上枠204の間205、も
しくは図15に示すようにドア面材201の丁番側端部
と丁番側縦枠206の間207に、通気用の隙間が設け
られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、ホテルや集合住
宅等浴室の入口に、框を持たない透明もしくは半透明の
強化ガラスでつくられたドア面材と、ステンレス鋼板を
折り曲げて成形したドア枠で構成された建具を使用する
場合、ドア面材の下端部と建具下枠の間、もしくはドア
面材の上端部と建具上枠の間、もしくはドア面材の丁番
側端部と丁番側縦枠の間に通気用として開口を設けてい
る。しかし、浴室内でシャワーなどを使用する場合、通
気用の開口に直接かかる水が浴室の外側へ漏出し、隣接
する脱衣室側の床を濡らすことがある。 【0004】本発明の目的は上記課題を解決するもので
あり、シャワー等を使って通気用開口部に直接水をかけ
ても、その水が浴室の外側に漏出することのない建具を
提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するためになされた本発明の建具は、ホテルや集合住宅
等の浴室入口に設置される縦枠を備える建具であって、
縦枠は脱衣室側の吸気口と浴室側の排気口とが互い違い
になるように平面視で折り曲げられてクランクが形成さ
れた細長い換気通路を有し、換気通路の浴室側の排気口
は建具に直交する浴室壁面に沿うように開口し、縦枠は
更にクランク近傍の換気通路側壁面に配設された水返し
と、換気通路の下部に配設され浴室へ向かう水勾配を有
するふさぎ材と、換気通路の脱衣室側端部に配設されふ
さぎ材から立ち上がる水返しとを有することを特徴とし
た。 【0006】 この発明によれば、建具の縦枠内部に換
気通路を設けることで、ドア面材周囲に設けている換気
開口をなくすことができる。また、換気通路の脱衣室側
の吸気口と浴室側の排気口とが互い違いになるように換
気通路を平面視で折り曲げてクランクを形成し、換気通
路の浴室側の排気口を建具に直交する浴室壁面に沿うよ
うに開口させ、更にクランク近傍の換気通路側壁面に水
返しを配設し、換気通路の下部に浴室へ向かう水勾配を
有するふさぎ材を配設し、換気通路の脱衣室側端部にふ
さぎ材から立ち上がる水返しを配設したことによって、
シャワー等を使って通気用開口部に直接水をかけても、
浴室の外側へ漏水させることがない建具を提供すること
ができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、本発明のホテル・集合住宅の
浴室平面図であり、浴室1は、浴槽2、建具3、カウン
ター4、シャワー設備5、浴室天井面に設置される換気
器具6等で構成している。浴室1は、建具3を介して脱
衣室7に面している。脱衣室7には、洗面カウンター
8、便器9等が設置される。 【0008】図2は、本発明のホテルや集合住宅等浴室
の入口に設置される建具を、浴室側からみた立面図を示
す。建具3は丁番側縦枠3a、戸当り側縦枠3b、上枠
3c、下枠3d、強化ガラス製ドア面材3e、ドアハン
ドル3f、丁番3g、戸当り(図示せず)で構成してい
る。丁番側縦枠3aには、上端から下端まで浴室壁面3
hに沿って、換気通路4dが開口される。 【0009】図3は、本発明のホテルや集合住宅等浴室
の入口に設置される建具の横断面図を示す。縦枠ピース
(内)4a、縦枠ピース(外)4bの間には、脱衣室側
から浴室側への空気の通り抜けが可能な換気通路4cを
設けおり、その換気通路4cの浴室側への排気口4dは
建具3に直交する浴室壁面3hに沿うように開口され
る。 また、縦枠ピース(外)4bは浴室側から見たと
き、浴室壁面3hによって隠蔽されるように設置され
る。 【0010】図4は、本発明のホテルや集合住宅等浴室
の入口に設置される建具の丁番側縦枠3aの実施例1を
示す。丁番側縦枠3aは、吸気口4eと排気口4dが互
い違いになるよう、その換気通路4c内部の両壁面4
f、4gを折り曲げ、クランク4hを形成している。ま
た、排気口4dから突き当たった部分4iで壁面4gを
折り返すことで水返しA・4jを形成している。また、
吸気口4eから壁面4kまでの範囲は、換気通路4cの
下部に下ふさぎ材4n、そして上部には上ふさぎ材(図
示せず)を設置している。 【0011】図5は、上記縦枠3aの実施例2を示す。
実施例2は、前記実施例1の縦枠3aの巾を広げること
で、吸気口4eと排気口4dの芯をさらにずらしている
ことを特徴とする。 【0012】図6は、上記縦枠3aの実施例3を示す。
実施例3は、前記実施例2の吸気口4eから突き当たっ
た部分4kで壁面4lを折り返すことで水返しB・4m
を形成していることを特徴とする。 【0013】図7は、請求項1におけるホテルや集合住
宅等浴室の入口に設置される建具の丁番側縦枠3aの換
気通路部縦断面詳細図を示す。吸気口4eから壁面4k
までの範囲は、換気通路4c下部に下ふさぎ材4n、そ
して上部には上ふさぎ材4oを設置している。下ふさぎ
材4nは、浴室側に向けて水勾配4pを設け、その脱衣
室側端部に水返し4qを設置している。前記実施例3の
場合、水返しB・4mが2点鎖線の位置に配置される。 【0014】図8は、実施例1の作用図を示す。浴室側
から排気口4dに向けてシャワーを散水した場合、排気
口4dは浴室壁面3hに近接しているため、進入した水
が直接吸気口4eに向かうことはなく、換気通路壁面4
iもしくは4rにぶつかる。壁面4iにぶつかった水は
向きを変えて水返しA・4jにあたり、勢いを失って壁
面4iもしくは水返しA・4jを伝って直下に流れ落
ち、排気口下端部から浴室側に排出される。また、壁面
4rにぶつかった水の中には、向きを変えて吸気口4e
側に向かうものもあるが、その場合壁面4fに当たって
勢いを失い、直下に流れ落ちる。 【0015】図9は、実施例2の作用図を示す。実施例
2は、前記実施例1の縦枠3aの巾を広げることで、吸
気口4eと排気口4dの芯をさらにずらしている。その
ことで、換気通路壁面4iの巾は広がり、水返しA・4
jの位置は吸気口4e側に移動している。その結果、排
気口4dから進入し、浴室壁面3hにぶつかって換気通
路4c側に向かっていた水は、換気通路壁面4iと水返
しA・4jで捕らえることになり、結果として吸気口4
eに向かう水をさらに減らすことができる。 【0016】図10は、実施例3の作用図を示す。実施
例3は、前記実施例2の吸気口4eから突き当たった部
分4kで壁面4lを折り返すことで水返しB・4mを形
成している。その結果、浴室壁面3hにあたって排気口
4dから進入した水は、水返しB・4mに遮られ、換気
通路4c側に直接向かうことができなくなる。結果とし
て、吸気口4eから漏れ出す水をさらに減らすことがで
きる。また、換気通路がZ型になることから、換気通路
内での水の流れがより複雑になり、水勢を抑えることに
も寄与している。 【0017】図11に示すように排気口4dから勢いよ
く進入した水は、前記壁面4iもしくは水返しA・4j
にぶつかり、一部の水は飛散して前記壁面4fに付着す
る。その水は、下ふさぎ材4n流れ落ち、下ふさぎ材4
nに設けられている水勾配4pによって浴室側に排出さ
れる。また、水勢が強く、水が下ふさぎ材4nをさかの
ぼってくる場合、吸気口4e下端に設置した水返し4q
で受け止めることで、脱衣室側への水の漏出を防止す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】請求項1における本発明の建具を設置した浴室
の平面図である。 【図2】請求項1における本発明の建具を設置した浴室
の正面図である。 【図3】縦枠内部に換気通路を設けた建具の平面図であ
る。 【図4】換気通路を設けた縦枠の平面図(実施例1)で
ある。 【図5】換気通路を設けた縦枠の平面図(実施例2)で
ある。 【図6】換気通路を設けた縦枠の平面図(実施例3)で
ある。 【図7】図4における換気通路を設けた縦枠のA−A’
縦断面図である。 【図8】実施例1において、浴室側から排気口に向け
て、シャワーを散水したときの様子を示す平面図であ
る。 【図9】実施例2において、浴室側から排気口に向け
て、シャワーを散水したときの様子を示す平面図であ
る。 【図10】実施例3において、浴室側から排気口に向け
て、シャワーを散水したときの様子を示す平面図であ
る。 【図11】浴室側から排気口に向けて、シャワーを散水
したときの様子を示縦断面図である。 【図12】従来技術の建具を設置した浴室の立面図であ
る。 【図13】従来技術のドア下換気仕様の建具を設置した
浴室を示す立面図である。 【図14】従来技術のドア上換気仕様の建具を設置した
浴室を示す立面図である。 【図15】従来技術のドア脇換気仕様の建具を設置した
浴室を示す立面図である。 【符号の説明】 1.浴室 2.浴槽 3.縦枠に換気通路をもった建具 4.カウンター 5.シャワー設備 6.換気器具 7.脱衣室 8.洗面カウンター 9.便器 3a.丁番側縦枠 3b.戸当たり側縦枠 3c.上枠 3d.下枠 3e.強化ガラス製ドア面材 3f.ドアハンドル 3g.丁番 3h.浴室壁面 4a.縦枠ピース(内) 4b.縦枠ピース(外) 4c.換気通路 4d.排気口 4e.吸気口 4f.換気通路内壁面 4g.換気通路内壁面 4h.クランク 4i.突き当たり 4j.水返しA 4k.換気通路内壁面 4l.換気通路内壁面 4m.水返しB 4n.下ふさぎ材 4o.上ふさぎ材 4p.水勾配 4q.水返し 4r.換気通路内壁面 101.強化ガラス製ドア面材 102.ステンレス製ドア枠 103.建具 104.浴室天井面 105.換気器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−20632(JP,A) 実開 平3−126990(JP,U) 実開 昭57−68075(JP,U) 実開 昭61−173684(JP,U) 登録実用新案3037488(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/00 - 7/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ホテルや集合住宅等の浴室入口に設置さ
    れる縦枠を備える建具であって、縦枠は脱衣室側の吸気
    口と浴室側の排気口とが互い違いになるように平面視で
    折り曲げられてクランクが形成された細長い換気通路を
    有し、換気通路の浴室側の排気口は建具に直交する浴室
    壁面に沿うように開口し、縦枠は更にクランク近傍の換
    気通路側壁面に配設された水返しと、換気通路の下部に
    配設され浴室へ向かう水勾配を有するふさぎ材と、換気
    通路の脱衣室側端部に配設されふさぎ材から立ち上がる
    水返しとを有することを特徴とする建具。
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JP5981864B2 (ja) * 2012-04-17 2016-08-31 三協立山株式会社
JP6846715B2 (ja) * 2017-10-25 2021-03-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 サニタリールーム付きの組立式浴室ユニット
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