JP3492970B2 - コラーゲンのゼリー状加工食品及びその製造方法 - Google Patents
コラーゲンのゼリー状加工食品及びその製造方法Info
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Description
効果をもたらし、かつ食しやすく加工したコラーゲンの
ゼリー状加工食品及びその製造方法に関するものであ
る。
繊維状のタンパク質で、結合組織に多く存在する。結合
組織が多く集まる皮膚や骨、軟骨、腱、血管の壁、歯な
どにはコラーゲンも多く存在し、細胞外マトリックスを
占めている。コラーゲンは細胞を外側から支え柔軟性の
ある骨格として働くと共に、細胞の新陳代謝が行われる
際に物質の受け渡しが行われる通路として機能してい
る。
などによってこれらの重要な働きが滞ってしまうと、皮
膚や毛髪の老化、骨や関節の疾病等が生じる。このよう
に、コラーゲンは美容と健康に重要な役割を果たしてい
る。
製品は数多く存在し、化粧品のように人体外部に塗布す
るものや、錠剤やスープのように食品として人体内部に
取り込むものがある。後者の例としては、特開平7−2
78012号公報や特開平10−165138号公報に
その技術が開示されている。
品は、コラーゲンタンパク、もしくはその加水分解物
に、植物有用部分、もしくはその抽出物を配合した食品
で、経口的に摂取することにより、生体コラーゲンの生
合成を促進し生体組織の新陳代謝を活発にすると共に、
加齢変化による生体組織の疲労、機能の低下を改善する
としている。
動物の骨及び他の十分な純度を有する結合組織から抽出
したもの、また、その抽出物を加水分解したものとして
いる。
食品は、ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸とコラーゲ
ンとを含む複合ムコ多糖類と核酸を含有するカプセル状
の食品で、経口的に摂取することにより、肌荒れや小皺
の改善等の美容効果をもたらすとしている。
して供給されているもの、又は牛皮、豚皮、牛軟骨等の
動物から抽出したもので、酵素発酵によって低分子化を
図ったものが好ましいとされている。
方法としては、例えば特開平6−80934号公報に具
体的に開示されている。動物組織から結合組織を機械的
に分離し、取り出した結合組織に脂肪、残留骨、非コラ
ーゲンタンパク質を除去する処理を施すと共に、酵素処
理によって結合組織から残留肉を分離してコラーゲンを
回収している。
−80934号公報に記載のコラーゲンの抽出方法はソ
ーセージの包装材料に適したものであり、機械的に分離
した結合組織からコラーゲンを回収するまでに、化学薬
品を使った処理を何度も繰り返している。かかる抽出法
により抽出したコラーゲンは、食品そのものとして使用
するものではなく、コラーゲンの性状の特異性と食する
のに支障のないタンパク質であることから採用された包
装材料にすぎず、健康のために食するコラーゲンに加工
しうる技術ではなかった。
や特開平10−165138号公報には具体的なコラー
ゲンの抽出方法が記載されていない。
ゲンを健康食品として食する技術は多々あり、例えば、
カプセルに封入して食するものや一定の錠型にして服用
するもの等がある。しかし、いずれにしても特有の臭み
というそのままでは食し難い欠点があり、上記公開公報
に記載の食品は、その組成を見る限り美味であるとは思
われず、継続的に、もしくは多量に食することに抵抗を
感じさせるものであった。
めに、本発明に係るコラーゲンのゼリー状加工食品で
は、畜類の所定部位から採取したコラーゲン含有原料を
加熱して溶融コラーゲンを抽出し、次いで溶融コラーゲ
ンを冷却静置することにより、油脂分を分離し、油脂分
を除去した残留分をゼリー状のコラーゲンとし、次に該
ゼリー状コラーゲンを加熱、攪拌して液状に変質し、液
状のコラーゲン中に、所定の添加物を混入し冷却してゼ
リー状とすることにした。
状加工食品は、以下の点にも特徴を有するものである。 (1)畜類の所定部位は豚の頭部、脚部、臀部、尾部の
中から1種又は2種以上を選択すること。 (2)畜類の所定部位から採取したコラーゲン含有原料
を加熱するに際しては、水蒸気の温度により加熱するこ
と。 (3)溶融コラーゲンを抽出するに際しては、畜類の所
定部位から採取したコラーゲン含有原料を水蒸気中に配
置し、水蒸気の加熱により溶融コラーゲンを滴下するよ
うにして抽出すること。 (4)液状のコラーゲン中に混入する添加物は、コーヒ
ー、抹茶、ブルーベリー、ワイン、酒類、又はスッポン
の血液であること。 (5)添加物中に更にビタミン剤や栄養剤を混入するこ
と。
状加工食品の製造方法では、畜類の所定部位から採取し
たコラーゲン含有原料を加熱して溶融コラーゲンを抽出
し、次いで溶融コラーゲンを冷却静置することにより、
油脂分を分離し、油脂分を除去した残留分をゼリー状の
コラーゲンとし、次に該ゼリー状コラーゲンを加熱、攪
拌して液状に変質し、液状のコラーゲン中に、所定の添
加物を混入し冷却してゼリー状とすることにした。
状加工食品の製造方法は、以下の点にも特徴を有するも
のである。 (1)畜類の所定部位は豚の頭部、脚部、臀部、尾部の
中から1種又は2種以上を選択すること。 (2)畜類の所定部位から採取したコラーゲン含有原料
を加熱するに際しては、水蒸気の温度により加熱するこ
と。 (3)溶融コラーゲンを抽出するに際しては、畜類の所
定部位から採取したコラーゲン含有原料を水蒸気中に配
置し、水蒸気の加熱により溶融コラーゲンを滴下するよ
うにして抽出すること。 (4)液状のコラーゲン中に混入する添加物は、コーヒ
ー、抹茶、ブルーベリー、ワイン、酒類、又はスッポン
の血液であること。 (5)添加物中に更にビタミン剤や栄養剤を混入するこ
と。
まず畜類として牛、馬、鳥、豚を対象とするが、好まし
くは豚を対象とし、豚の頭部、脚部、臀部、尾部から骨
部、肉部、ゼラチン質部を採取する。
℃の蒸気中にて加熱する。一定時間加熱することにより
コラーゲン含有原料中の繊維状コラーゲンが溶解して溶
融コラーゲンとなり、下方に滴下する。この滴下した溶
融コラーゲンを収集して冷却状態で静置すると、油脂分
が上層に浮遊し、下層にゼリー状のコラーゲンが沈下す
る。上層の油脂分を除去すると、残留分はゼリー状コラ
ーゲンとして回収できる。
熱されると熱変性が起こり、ゼラチンになる。よって、
コラーゲン含有原料より抽出されたコラーゲンは、正確
にはコラーゲンの熱変性体であるゼラチンということに
なるが、コラーゲンとゼラチンは立体構造が違うだけで
あり、栄養素的には何の違いもない。経口的に摂取する
ことを前提としている本発明においてはコラーゲンが熱
変性を起こしてゼラチンになっていても何ら問題がない
ので、コラーゲンの熱変性体であるゼラチンも含めて、
コラーゲンと総称することにする。
と、ゼリー状から液状に変質する。この液状コラーゲン
が凝固する前に、所定の添加物、例えば焙煎したコーヒ
ーを混入攪拌することによりコーヒー味のゼリー状コラ
ーゲンが形成される。なお、添加物としては、嗜好品と
してのコーヒー液以外に多種の呈味成分を混入でき、ま
た、ビタミンや朝鮮人参等の健康補助食品を混入でき
る。コラーゲンは、添加物とよく混ぜ合わせた後に再び
冷却してゼリー状に凝固させる。
ゲンは、添加物の味によって臭みも解消されており、例
えば通常のコーヒーゼリー食品と同様の味覚と食感を有
し、嗜好品を食しながらコラーゲンのタンパク機能を十
分に享受できることになり、嗜好品範疇の食生活におい
て、高純度のコラーゲンタンパク質を自然に取得できる
効果があり、美容健康食品としてその価値を飛躍的に向
上できるものである。
きるので、断続的に摂取する場合でも必要分だけを取り
出すことができ、食するのに便利である。
できる。本実施例では畜類として豚を採用し、豚の頭
部、脚部、臀部、尾部を用いる。特に特定部位として頭
皮部、唇部、鼻部、耳部、臑部、臀皮部を用いる。例え
ば、耳部はコラーゲンの含有量が高い軟骨と皮から成り
立っているので、又、豚の脚部にはいわゆる豚足と称し
て多量のゼラチン質部が付着しているので、原料に使う
部位として適している。
種以上用意し、肉片と共にゼラチン質部を骨部から削ぎ
取る。コラーゲンは、皮膚や骨、軟骨、腱、血管の壁、
歯等に多く含まれ、ゼラチン質部を削ぎ取った後の骨部
にも当然にコラーゲンが含まれているので、骨部も細片
にして用いることができる。これらのコラーゲン含有原
料は、加熱することにより繊維状のコラーゲンが溶融コ
ラーゲンとなって抽出される。
℃に熱した水蒸気を用いる。コラーゲン含有原料が加熱
水蒸気に接すると、その蒸気熱によってコラーゲンが溶
融し、滴下する。この際、加圧器を利用してコラーゲン
含有原料がより高圧下で水蒸気と接するようにしてもよ
い。
収納し、クッカー中に高温の水蒸気を注入しかつクッカ
ー内部を高圧力、即ち3気圧とすることにより、コラー
ゲン含有原料は高温高圧下のもとで加熱されて加水分解
された状態となり、原料の動物組織が破壊され、動物組
織中のコラーゲンが溶出しやすい状態となり、下方に溶
融コラーゲンが滴下する。この溶融コラーゲンは高純度
のコラーゲンである。
と接触することにより、動物タンパク質が熱変性を受け
て収縮することになり、ドリップの溶出と共にコラーゲ
ンも溶出することになる。
ーゲン含有原料の表面に付着することになるが、この表
層のドレンが原料の芯部まで蒸気熱を伝導させる役割も
果たす。即ち、蒸気熱で原料表面のみが加熱される状況
を回避し、原料の深部に時間をかけて漸次熱を伝えるた
めのクッションの役割を果たすものである。
却状態で静置すると、ラード状の油脂分が上層に浮遊
し、下層にゼリー状のコラーゲンが沈下する。冷却の温
度はコラーゲンがゼリー状に変質し、凍らない程度であ
ればよいが、10℃以下に冷却することが好ましい。二
層が完全に分離したら、上層の油脂分を除去すると残留
分は純度の高いゼリー状コラーゲンとして回収できる。
静置時間が短いと、見た目には二層に分かれていても油
脂分とコラーゲンが完全に分離していない可能性がある
ので、10時間以上は静置することが好ましい。
法は、加熱水蒸気を用いる手段を採用したが、これ以外
にも原料を煮出しする手段や圧搾する手段がある。
有原料を投入して煮出しするものである。即ち、約90
℃〜100℃の熱湯中で約3時間〜6時間煮出し、熱湯
中に油脂分やコラーゲン質を溶出し、この熱湯を濾過す
ることによりコラーゲンのみを分離するものである。
に切断し、これをローラミルにかけて圧搾してゼラチン
質部分を油脂分やドリップと共に搾り出し、搾り出し液
からコラーゲン以外の不純分を濾過分離してコラーゲン
を抽出するものである。
ラーゲンも、加熱、静置してゼリー状とする。
処理されて、原料より純度の高いコラーゲンがゼリー状
として回収される。かかるゼリー状コラーゲンに呈味成
分を添加してゼリー状加工食品とするのは次の方法によ
る。
ゼリー状から液状に変質させる。該コラーゲンは低温で
も液状になるので、必要以上に加熱する必要はなく、4
5℃以下でよい。この液状コラーゲンに、所定の添加
物、例えばコーヒーを混入攪拌することによりコーヒー
味のゼリー状コラーゲンが形成される。
ーヒー液以外に多種の呈味成分を混入でき、抹茶、ココ
ア、ワイン、酒類、果物等が考えられる。以下、代表的
な添加物の混入方法について述べる。
パーセント、より好ましくは40重量パーセントを、抽
出した液状コラーゲン50〜70重量パーセント、より
好ましくは60重量パーセントに混入攪拌する。
ンが食べ易くなる。また、コーヒーの癌抑制作用、アル
コール性肝障害防止作用、動脈硬化防止作用、ダイエッ
ト効果、利尿作用等が働く。
含まれるカフェインが脂肪細胞中の脂肪を分解する酵素
を活性化することにより生じるが、コーヒー自体もほぼ
0カロリーである。よって、コラーゲンにコーヒーを添
加することで、高蛋白質低カロリー食品とすることがで
き、ダイエット食としても利用できる。
セント、より好ましくは40重量パーセントを、抽出し
た液状コラーゲン50〜70重量パーセント、より好ま
しくは60重量パーセントに混入攪拌する。
促すと共に、抹茶の風味によってコラーゲンが食べ易く
なる。また、抹茶に含まれるカテキンによって、抗酸化
作用や発癌抑制作用、抗菌・殺菌作用等が働く。
パーセント、より好ましくは40重量パーセントを、抽
出した液状コラーゲン50〜70重量パーセント、より
好ましくは60重量パーセントに混入攪拌する。
くなると共に、ココアは鉄分、カリウム、マグネシウム
を豊富に含むので、腸内の有害な物質を吸着して便とし
て排出させる作用が働く。
溶かし、ワイン30〜50重量パーセント、より好まし
くは40重量パーセントを、抽出した液状コラーゲン5
0〜70重量パーセント、より好ましくは60重量パー
セントに混入攪拌する。
を促すと共に、ワインの風味によってコラーゲンが食べ
易くなる。また、ワインに含まれるポリフェノールの持
つ抗酸化作用や潰瘍の防止効果、アレルギーなどに対す
る免疫力調整作用、血液の浄化作用、美肌効果等を、コ
ラーゲンの効果と相乗させることができる。
しくは85重量パーセントと、ブルーベリージャム5〜
25重量パーセント、より好ましくは15重量パーセン
トをミキサーにかけて液状にし、該ブルーベリー液40
〜60重量パーセント、より好ましくは50重量パーセ
ントを、抽出した液状コラーゲン40〜60重量パーセ
ント、より好ましくは50重量パーセントに混入攪拌す
る。
を促すと共に、食べ易くあっさりとした甘さにすること
ができる。また、ブルーベリーに含まれるアントシアニ
ンによって、目の機能を高める作用や抗酸化作用、整腸
作用等が働く。
ているので、コラーゲンにブルーベリーを添加すること
で、目に対するの滋養食品としても利用できる。
ろ液40〜60重量パーセント、より好ましくは50重
量パーセントを、抽出した液状コラーゲン40〜60重
量パーセント、より好ましくは50重量パーセントに混
入攪拌する。
促すと共に、ざくろ特有の酸味が甘さと相まって、コラ
ーゲンが食べ易くなる。また、ざくろに含まれるポリフ
ェノールの持つ美肌効果を、コラーゲンの効果と相乗さ
せることができる。
は85重量パーセントと、プルーンジャム5〜25重量
パーセント、より好ましくは15重量パーセントをミキ
サーにかけて液状にし、該プルーン液40〜60重量パ
ーセント、より好ましくは50重量パーセントを、抽出
した液状コラーゲン40〜60重量パーセント、より好
ましくは50重量パーセントに混入攪拌する。
促すと共に、食べ易い甘さにすることができる。また、
プルーンはビタミン、ミネラルが多いので、鉄分による
貧血防止作用や、カリウムによる体内の減塩作用等の効
果が有り、コラーゲンの効果と相乗させることができ
る。更に、繊維質や抗酸化物質も豊富に含むので、便秘
防止作用や老化防止作用も働く。
キサーにかけ液状にし、該アロエ液40〜60重量パー
セント、より好ましくは50重量パーセントを、抽出し
た液状コラーゲン40〜60重量パーセント、より好ま
しくは50重量パーセントに混入攪拌する。
促すことができる。また、アロエの持つ殺菌作用、美肌
効果、抗糖尿病効果、発癌抑制効果を、コラーゲンの効
果と相乗させることができる。
し、該しそ液30〜50重量パーセント、より好ましく
は40重量パーセントを、抽出した液状コラーゲン50
〜70重量パーセント、より好ましくは60重量パーセ
ントに混入攪拌する。または、生のしその葉を煮て、煮
汁に砂糖を加入したもの30〜50重量パーセント、よ
り好ましくは40重量パーセントを、抽出した液状コラ
ーゲン50〜70重量パーセント、より好ましくは60
重量パーセントに混入攪拌する。
そを用いた場合、混合液は赤紫色となり、色合が美しく
食欲を促す。また、しその持つ制菌作用は風邪防止の効
果有り、コラーゲンの効果と相乗させることができる。
混合し、ゴマの混合物10〜30重量パーセント、より
好ましくは20重量パーセントを、抽出した液状コラー
ゲン70〜90重量パーセント、より好ましくは80重
量パーセントに混入攪拌する。
なり、コラーゲンが食べ易くなる。また、ゴマには栄養
分が豊富であると共に、ビタミンEやゴマリグナンのよ
うな抗酸化物質による老化防止作用が有り、コラーゲン
の老化防止作用との相乗効果が期待できる。
量パーセントを、抽出した液状コラーゲン70〜90重
量パーセント、より好ましくは80重量パーセントに混
入攪拌する。
のある甘さとなるので、コラーゲンが食べ易くなる。ま
た、蜂蜜の持つ整腸作用は、下痢や便秘、潰瘍の防止効
果が有り、コラーゲンの効果と相乗させることができ
る。
はプロリンであり、コラーゲンも特徴的にプロリンを多
く含むので、蜂蜜を添加することで、生体コラーゲンの
生合成を促進する作用を強化することができる。
参、スッポンの血液等の健康補助食品も混入できる。こ
のようにして製造したゼリー状のコラーゲンは、添加物
の味によって臭みも解消されている。
に冷却して、再びゼリー状に凝固させる。冷却温度は前
述したようにコラーゲンがゼリー状に変質し、凍らない
程度であればよく、10℃以下が好ましい。
ゲンは、通常、冷蔵によって保存するが、長期保存する
場合は冷凍する。冷凍保存した該ゼリー状のコラーゲン
を食する際は、自然解凍をして液状にし、その後加熱し
ながら攪拌して全体をなじませる。必要以上に加熱する
必要はなく、45℃以下で約5分ほどでよい。次に冷却
して、ゼリー状に凝固させる。冷却温度は前述の通りで
あるので省略する。
成分を添加するものであるため、呈味成分が混入し易
く、又、ゼリー状に保形するため、コラーゲンが食しや
すくなる効果を有する。
去するため、高純度のコラーゲンを得ることができ、
又、添加物の混入も行い易く、簡単にコラーゲンのゼリ
ー状食品とすることができる効果がある。
部、脚部、臀部、尾部を用いるため、効率的にコラーゲ
ンを回収できる効果がある。
して、水蒸気の温度により加熱するため、コラーゲンを
傷めずに簡単に抽出できる効果がある。
て抽出することにより、採集がし易く、効率よくコラー
ゲンを回収できる効果がある。
入することにより、均一に添加物とコラーゲンが混ざ
り、色むらを無くすことができる。また、添加する食品
によって、視覚的に食欲を促すと共に、味覚的にもコラ
ーゲンの臭みを無くし、食べ易くすることができる。更
には、コラーゲンに食品を添加することで、美容と健康
に対する相乗効果をもたらすことができる。
により、美容と健康に対する効果を更に幅広くすること
ができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 畜類の所定部位から採取したコラーゲン
含有原料を加熱して溶融コラーゲンを抽出し、次いで溶
融コラーゲンを冷却静置することにより、油脂分を分離
し、油脂分を除去した残留分をゼリー状のコラーゲンと
し、次に該ゼリー状コラーゲンを加熱、攪拌して液状に
変質し、液状のコラーゲン中に、所定の添加物を混入し
冷却してゼリー状としたことを特徴とするコラーゲンの
ゼリー状加工食品。 - 【請求項2】 畜類の所定部位は豚の頭部、脚部、臀
部、尾部の中から1種又は2種以上を選択することを特
徴とする請求項1記載のコラーゲンのゼリー状加工食
品。 - 【請求項3】 畜類の所定部位から採取したコラーゲン
含有原料を加熱するに際しては、水蒸気の温度により加
熱することを特徴とした請求項1又は請求項2記載のコ
ラーゲンのゼリー状加工食品。 - 【請求項4】 溶融コラーゲンを抽出するに際しては、
畜類の所定部位から採取したコラーゲン含有原料を水蒸
気中に配置し、水蒸気の加熱により溶融コラーゲンを滴
下するようにして抽出することを特徴とした請求項1〜
3のいずれか1項に記載のコラーゲンのゼリー状加工食
品。 - 【請求項5】 液状のコラーゲン中に混入する添加物
は、コーヒー、抹茶、ブルーベリー、ワイン、酒類、又
はスッポンの血液であることを特徴とする請求項1〜4
のいずれか1項に記載のコラーゲンのゼリー状加工食
品。 - 【請求項6】 添加物中に更にビタミン剤や栄養剤を混
入したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
記載のコラーゲンのゼリー状加工食品。 - 【請求項7】 畜類の所定部位から採取したコラーゲン
含有原料を加熱して溶融コラーゲンを抽出し、次いで溶
融コラーゲンを冷却静置することにより、油脂分を分離
し、油脂分を除去した残留分をゼリー状のコラーゲンと
し、次に該ゼリー状コラーゲンを加熱、攪拌して液状に
変質し、液状のコラーゲン中に、所定の添加物を混入し
冷却してゼリー状としたことを特徴とするコラーゲンの
ゼリー状加工食品の製造方法。 - 【請求項8】 畜類の所定部位は豚の頭部、脚部、臀
部、尾部の中から1種又は2種以上を選択することを特
徴とする請求項7記載のコラーゲンのゼリー状加工食品
の製造方法。 - 【請求項9】 畜類の所定部位から採取したコラーゲン
含有原料を加熱するに際しては、水蒸気の温度により加
熱することを特徴とした請求項7又は請求項8記載のコ
ラーゲンのゼリー状加工食品の製造方法。 - 【請求項10】 溶融コラーゲンを抽出するに際して
は、畜類の所定部位から採取したコラーゲン含有原料を
水蒸気中に配置し、水蒸気の加熱により溶融コラーゲン
を滴下するようにして抽出することを特徴とした請求項
7〜9のいずれか1項に記載のコラーゲンのゼリー状加
工食品の製造方法。 - 【請求項11】 液状のコラーゲン中に混入する添加物
は、コーヒー、抹茶、ブルーベリー、ワイン、酒類、又
はスッポンの血液であることを特徴とする請求項7〜1
0のいずれか1項に記載のコラーゲンのゼリー状加工食
品の製造方法。 - 【請求項12】 添加物中に更にビタミン剤や栄養剤を
混入したことを特徴とする請求項7〜11のいずれか1
項に記載のコラーゲンのゼリー状加工食品の製造方法。
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JP2000071143A JP3492970B2 (ja) | 1999-12-28 | 2000-03-14 | コラーゲンのゼリー状加工食品及びその製造方法 |
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JP11-375525 | 1999-12-28 | ||
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