JP3490946B2 - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JP3490946B2
JP3490946B2 JP2000004250A JP2000004250A JP3490946B2 JP 3490946 B2 JP3490946 B2 JP 3490946B2 JP 2000004250 A JP2000004250 A JP 2000004250A JP 2000004250 A JP2000004250 A JP 2000004250A JP 3490946 B2 JP3490946 B2 JP 3490946B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられる現
像装置において、特に現像装置を構成する現像槽へと可
視像化するためのトナーを必要に応じて補給するための
トナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用するレーザプリン
タ、複写機、ファクリミリ等における画像形成装置は、
記録用のシート上に所望の画像を形成するために画像形
成部を備えている。この画像形成部は、例えば像担持体
である感光体表面を特定の極性に均一帯電した後、光学
的な画像を照射することで、画像に応じた静電潜像を形
成し、この静電潜像を可視像化するために現像装置等を
設けて構成されている。現像装置は、現像剤を収容し、
感光体と対向する現像位置へと現像剤を供給する現像ロ
ーラ等を備えた現像槽から構成されている。また、現像
槽内のトナーが消費されるため、現像槽へと必要に応じ
て現像剤であるトナーを、現像槽に隣接してトナー補給
するトナー補給装置を備えている。
【0003】上記現像装置は、特に現像槽に現像剤を補
給するトナー補給槽を上部に設けている場合、現像装置
の高さ方向が嵩み、よって画像形成装置内に無駄なスペ
ース部分が生じて画像形成装置全体が大きくなる。その
ため、現像槽に対してトナー補給槽を隣接するように横
方向に配置することで、現像装置の高さ方向の嵩みをな
くし、よって現像装置の薄型化と同時に、画像形成装置
内に生じる無駄なスペースをなくし、画像形成装置全体
の小型化を可能にしている。
【0004】例えば、特開平10−123815号公報
にはその一例が開示されており、トナー補給装置は、ト
ナーを貯蔵するトナー補給槽(トナーホッパ)内に、ト
ナーを撹拌すると同時にトナーを搬送するためのトナー
搬送手段を回転可能に備えている。このトナー搬送手段
は、トナーを撹拌することによって、トナーの搬送性を
確保すると同時に、トナーの劣化(凝集等)を防止する
機能を有する。
【0005】上記トナー搬送手段は、通常、比較的硬質
の素材(金属あるいは樹脂等)、例えば特開平10−3
01377号公報に記載のように梯子形状に強固に形成
されている回転部材である撹拌部材の端部にトナーの搬
送を目的とした可撓性の搬送シートとを設けて構成され
ている。
【0006】上述したように撹拌部材及び搬送シートを
設けてなるトナー搬送手段を設けることで、トナー補給
槽内に収容されているトナー全てを滞留させることな
く、少なくなっても十分なトナーの搬送性を上記搬送シ
ートにて行えるようにしている。例えば特開平6−23
6110号公報記載のものでは、撹拌部材先端に弾性シ
ート(搬送シートに対応)等を取付けている。これによ
り、トナー補給槽内に上記弾性シートを撹拌部材の回転
にて、摺接させるようにすることで、底面等に溜まる傾
向にあるトナーの撹拌及び搬送を十分に行える。従っ
て、トナーが少なくなってもトナーの搬送性を十分に確
保でき、トナーが滞留する等の不具合もなく、トナーの
有効な利用を図れるようになった。
【0007】また、特開平10−301377号公報に
は、梯子形状のトナー撹拌部材に矩形のフィルム(搬送
シートに対応)を設けることで、上述した特開平6−2
36110号公報記載のものと同様の効果を奏するよう
にしている。
【0008】さらに、本出願人が提案した特開平10−
123815号公報にも、撹拌部材にフィルム形状の搬
送シートを設け、該搬送シート先端部分をトナー補給槽
内面に摺接するように設けることで、トナーの搬送性を
確保し、安定したトナー搬送を行えるようにている。こ
の搬送シートにおいて、さらにトナーの搬送性を確保す
るために、トナー先端を回転方向に屈曲させ、トナーの
搬送性の向上を図るようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
トナー補給装置を構成するトナー補給槽内に設けられる
撹拌部材にトナーの搬送性をトナーが少なくなっても十
分に確保するための弾性シートやフィルム構成の搬送シ
ート等を設けている。
【0010】ところが、トナー補給槽によるトナー補給
容量が大きくなれば、撹拌部材に設ける搬送シートを長
く形成しなければトナー補給槽内のトナー全てを搬送す
ることができない。この場合、大きな問題は、搬送シー
ト等の強度及び剛性である。例えば、多量のトナーが存
在する場合では、搬送シートが大きく変形し、トナーの
搬送性が低下する。そのため、十分な剛性を有する搬送
シート等を用いるとよいが、トナー補給槽と摺接するこ
とで、柔軟性に乏しくなり、大きく湾曲できずに大きな
負荷となる。その結果、駆動モータ等に負担が生じ、か
つ搬送シートへの負担も大きくなり、低寿命化にもな
る。
【0011】また、上記搬送シート等は、可撓性が良好
で、変形、湾曲に絶えるように、例えばポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルムやポリエステルフィル
ム等が用いられている。そのため、搬送シートが湾曲、
変形し、これが繰り返されると、湾曲や変形状態が復帰
されずに折れ曲がったまま塑性変形し、トナーの搬送性
が落ち、またトナーの撹拌性も合わせて落ちることもあ
る。
【0012】そこで、特開平10−301377号公報
によれば、撹拌部材に取付け固定される樹脂シート(フ
ィルム)に複数の穴を設けることで、回転時に搬送シー
トが受ける力を少なくするようにする提案がなされてい
る。これによれば、トナーが多い場合においても回転負
荷となるのを避けることができると同時に、変形等によ
る寿命低下をある程度防止できる。
【0013】しかし、上述したように穴を多数設けるこ
とでフィルムの剛性が低下するため、トナーの搬送性が
低下することが考えられる。また、単に複数の穴を設け
るのみでは、搬送シートにて搬送するトナーが低下する
ことにもなる。特に、トナーを搬送する部分に多くの穴
を設けることは、トナーの総搬送量が低下する傾向にあ
る。
【0014】しかも、開口を搬送シート全体に均等に形
成するため、搬送シート先端でのトナーの搬送性が低下
し、トナー補給槽内の一部のトナーが残り、全てのトナ
ーを効率よく搬送することができなくなる。
【0015】本発明は、上述した問題点に鑑み、トナー
補給槽内のトナーの有効利用を図り、常に安定したトナ
ー搬送性、十分なトナーの搬送量を確保できるようにし
てなるトナー補給装置を提供することを目的とする。
【0016】また本発明の目的は、非常に簡単に構成を
付加するのみで、トナーの搬送性を十分に確保してなる
トナー補給装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1の発明によるトナー補給装置は、トナー補給槽
に収容されるトナーを撹拌し搬送するトナー搬送手段を
備えてなるトナー補給装置であって、上記トナー搬送手
段は、上記トナー補給槽内のトナーを撹拌するための回
転する撹拌部材の一端部に取付けられ収容されたトナー
を搬送する搬送シートを備えてなり、上記搬送シートに
は複数のスリットが形成されていることを特徴とする。
【0018】以上のような構成とすることで、搬送シー
トとしては剛性及び強度に富む、比較的厚さの厚いもの
を選択しても、上記スリットを形成することで搬送シー
トのトナー圧力や、トナー補給槽に先端が接触すること
で受ける負荷を吸収するように容易に、湾曲変形するこ
とが可能となる。そのため、回転させるときのトルク負
荷の増加を防止でき、かつ十分な剛性及び強度によりト
ナーの搬送性を確保することが可能となる。
【0019】上述した構成を特徴とする第1の発明によ
るトナー補給装置において、上記スリットを、搬送シー
トが撹拌部材に取付けられる端部を基端として搬送シー
ト先端側へと延びる方向に形成することで、回転部材の
回転に対して半径方向にスリットが形成されているた
め、搬送シートの剛性等が大きく低減されることなく、
変形等が容易に行え、トナーの搬送性を十分に確保で
き、長期の使用に対しても維持できる。
【0020】 上述した構成を特徴とする第1の発明に
よるトナー補給装置において、上記スリットを、搬送シ
ートが撹拌部材に取付けられる端部側よりに形成するこ
とで、トナーの搬送を行う搬送シート先端側の剛性
度を十分に確保し、安定したトナーの搬送を可能にでき
る。つまり、撹拌部材に取付けられる端部の搬送シート
側によりにスリットが形成されているため、スリット形
成部で変形が生じ、その部分でトナー圧力やその他の負
荷を吸収して変形でき、長期の使用においても安定した
トナー搬送性を確保できる。
【0021】また、上述した構成を特徴とする第1の発
明によりトナー補給装置において、上記スリットを、撹
拌部材の回転軸方向において、中央部から両端部に向か
って徐々に形成されるピッチを長く形成するようにすれ
ば、搬送シートの回転軸方向の両端部の剛性を確保でき
る。つまり、搬送シートによるトナーの搬送において
は、中央部に比べて両端部側でトナーの搬送性が落ちる
傾向にある。つまり、両端部側での搬送シートの変形が
大きくなり、よってトナーの搬送量が、回転軸方向にお
いて均一な分布を示さなくなる。これを補うために、ス
リットの形成ピッチを端部に向かって長くすれば、搬送
シートの剛性を確保し、トナー搬送分布状態を、回転軸
方向全体においてほぼ均一化することが可能となる。
【0022】さらに上記スリットを形成する場合、撹拌
部材の回転軸方向において、中央部に対し両端部に向か
って徐々に短く形成するようにしておくことでも、上述
したように回転軸方向におけるトナーの搬送分布状態を
ほぼ均一にすることが可能となる。
【0023】また、上述した目的を達成するための第2
の発明によるトナー補給装置は、トナー補給槽に収容さ
れるトナーを撹拌し搬送するトナー搬送手段を備えてな
るトナー補給装置であって、上記トナー搬送手段は、上
記トナー補給槽内のトナーを撹拌するための回転する撹
拌部材の一端部に取付けられ収容されたトナーを搬送す
る搬送シートを備えてなり、上記搬送シートには複数の
開口が形成されるとともに、該開口は上記搬送シートが
撹拌部材に取付けられる端部側よりに設けられているこ
とを特徴とする。
【0024】このような構成としておくことで、スリッ
トを設ける場合と同様、搬送シートとして厚めのフィル
ム等を用いても、複数の開口を形成することで、トナー
圧力や搬送シート先端がトナー補給槽の内壁に接する時
の負荷を吸収するように容易に変形でき、トナーの安定
した長期の搬送を可能になる。この場合、開口は搬送シ
ート先端部でなく、撹拌部材の取付け端部よりに形成さ
れているため、トナー補給槽内のトナーの滞留をなく
し、全てのトナーの搬送を可能にできる。しかも、開口
を設けることで、トナーの撹拌性を十分に確保でき、搬
送シートが受ける負担等も大きく軽減でき、長期使用が
可能となる。
【0025】上述した構成を特徴とする第2の発明によ
るトナー補給装置において、上記複数の開口を、その形
状、開口面積を同一とし、撹拌部材の回転軸方向におい
て、中央部から両端部に向かって徐々に形成されるピッ
チを長く形成しておけば、搬送シートの回転軸方向の両
端部の剛性を確保できる。つまり、搬送シートによるト
ナーの搬送においては、中央部に比べて両端部側でトナ
ーの搬送性が落ちる傾向にある。そのため、両端部側で
の搬送シートの変形が大きくなり、よってトナーの搬送
量が、回転軸方向において均一な分布を示さなくなる。
これを補うために、開口の形成ピッチを端部に向かって
長くすれば、搬送シートの剛性を確保し、トナー搬送分
布状態を、回転軸方向全体においてほぼ均一化すること
が可能となる。
【0026】さらに上記開口を形成する場合、撹拌部材
の回転軸方向において、中央部に対し両端部に向かって
開口面積を小さく形成するようにしておくことでも、上
述したように回転軸方向におけるトナーの搬送分布状態
をほぼ均一にすることが可能となる。
【0027】なお、開口を形成する場合、例えば図7に
おいて、(c)や(d)のように、搬送シートの取付け
端部側の開口数を少なく、先端側を多くしている。また
図8において、(a)〜(c)に示すように複数の開口
において、取付け端部の開口面積に対して、先端側の面
積を大きくなるようにしている。このように開口を形成
することで、搬送を目的とする搬送シートの開口部での
トナーの汲み上げ量を少なくし、先端付近で汲み上げた
トナーによるシートの変形を少なくし、安定した十分な
トナー搬送を確保するために有効である。従って、複数
の開口を設ける場合、上述したように搬送シートの取付
け端部より先端側に向かうに従って開口面積を大きくす
ることで、トナーの搬送性を確保するのに役立つ。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】以上のように本発明によればトナー補給装
置にトナーの搬送を目的として設けられているトナー搬
送手段を構成する搬送シートに、単にスリット、あるい
は開口を形成する非常に簡単な構成とすることで、安定
したトナーの搬送を長期間維持することが可能となる。
そして、スリットあるいは開口の設ける位置を適宜設定
することで、より優れか効果を発揮できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明の各種実施形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。そこで、図1は本
発明によるトナー補給装置を構成するトナー搬送手段の
一例を示すもので、特に搬送シートの一実施形態による
外観を示す斜視図、図2は図1に示すトナー搬送手段を
備えるトナー補給装置及び、該装置を備えた現像装置の
構造を示す断面図である。
【0033】また図3は図2に示す現像装置を備える画
像形成装置の一例として複写機の内部構造を示す断面図
である。
【0034】まず、本発明にかかる現像装置の現像槽へ
とトナーを補給するトナー補給装置による各種実施形態
を説明する前に、図3に示す画像形成装置について説明
する。本発明のトナー補給装置を備える現像装置は、複
写機にのみ適用できるものでなく、電子写真方式を利用
してなるプリンタやファクシミリ等の現像装置にそのま
ま適用できることは勿論である。
【0035】図3に示すように複写機は、中央部に矢印
方向に回転される感光体1、感光体表面を均一に帯電さ
せる帯電器2、光学系3を介して原稿台4上に載置され
た原稿の画像を露光した後に形成された静電潜像を現像
する現像装置5、後に説明するシート給送装置より送り
込まれたシートに感光体上に形成されたトナー画像を転
写するための転写器6、及び転写後に残留するトナーを
除去するクリーニング装置7等からなる画像形成部が設
けられている。
【0036】上記感光体1に原稿の画像を露光するため
の光学系3は、原稿台4の下部に配置され原稿を光照射
する露光ランプ31、原稿からの反射光を適宜反射する
ミラー32、33及び34からなる走査装置と、原稿か
らの反射光を感光体1表面に結像させるレンズ35及
び、最終的に原稿からの反射光をレンズ35を介して感
光体1へと導く固定された反射ミラー36、37及び3
8から構成されている。従って、走査装置であるミラー
32及び露光ランプ31からなる第1の走査装置を原稿
台4に沿って一定速度で移動させ、またミラー33及び
34からなる第2の走査装置を上記第1の走査装置の速
度に対して1/2の速度で同一方向に走行させること
で、原稿の画像を感光体1の回転に合わせて順次スリッ
ト露光でき、感光体1表面に原稿の画像を結像できる。
【0037】このような構成の光学系3でなく、結像レ
ンズ35を介して光電変換素子からなる読取素子、例え
ばCCD等に結像させ、デジタル的に画像を読取り、こ
の読取った画像データにて導体レーザを選択的に駆動制
御することで、画像データに応じたレーザ光による光像
を感光体1表面に照射するようなものもある。これは、
デジタル複写機であり、図3に示す構造のものはアナル
グ複写機として、両者は区別されており、本発明はいず
れの装置にもそのまま適用できる。
【0038】上記光学系3による原稿画像(光像)の露
光を行うことで、帯電器2にて均一に帯電された感光体
1表面には、原稿画像に応じた静電潜像が形成される。
この静電潜像は、次の現像装置5にて現像され、着色剤
であるトナーが付着され可視像化される。
【0039】感光体1表面に形成されたトナー画像は、
シート給送装置からの適宜給送されてくるシートに、転
写器6の作用により転写される。シートは、事前にレジ
ストローラ8の位置まで搬送されており、感光体1の回
転位置に同期したタイミングでレジストローラ8を介し
て転写器6と対向する転写位置(画像形成位置)へと送
り込まれる。
【0040】転写後のシートは、感光体1表面より分離
し、ガイド面に沿って加熱定着ローラ9へと送り込まれ
る。この加熱定着ローラ7を通過することで、シート上
に形成されたトナー画像は永久像として定着される。そ
の後に、複写機外に突出する排出トレイ10上に排出さ
れる。
【0041】次に、上記レジストローラ8へとシートを
送り込むためのシート給送装置について説明する。シー
ト給送装置としては、複写機本体の下部に配置され、該
本体より着脱可能(特に図面の前方向に引き出し可能)
に設けられた給紙カセット11に収容されたシートPを
送り出す給紙ローラ12を備えたカセット給紙部13
と、複数のシートPを載置できる載置トレイ15を備
え、該トレイ上に対向した設けられた呼込ローラ16、
該呼込ローラ16にて送り出されたシートPを分離し給
送する給紙ローラ17とで構成される手差し給紙部18
を備えている。
【0042】図中符号19は、上記シート給送装置、特
にカセット給紙部13から給紙されたシートPの搬送経
路を示している。
【0043】以上ように構成された複写機において、次
に本発明にかかる現像装置5の構成、特にトナー補給装
置によるトナーの補給部への搬送性を良好にしてなる現
像装置の一実施形態について説明する。
【0044】(本発明の第1の実施形態)図2は先に説
明したように、本発明における第1の実施形態によるト
ナー補給装置を備える現像装置5の構造を示したもので
ある。この図1において、現像装置5は、トナーを収容
してなるトナー補給槽50からなる本発明にかかるトナ
ー補給装置を備えており、トナー補給槽50を、現像装
置5を構成する現像槽51に対して横方向に隣接するよ
うにして配置している。
【0045】 現像装置5は、従来周知のように現像剤
を収容してなる現像槽51に、収容された現像剤を撹拌
搬送する撹拌ローラ52と、現像剤を図3に示した画像
形成部、特に感光体1と対向する現像領域へと搬送し、
現像を行う現像ローラ53とを回転可能に設けている。
そして、上述したトナー補給槽50を現像槽51に隣接
するようにして配置している。
【0046】上記現像ローラ53は、図には示していな
いが、例えば現像剤がトナー及びキャリアから構成され
るような場合には、円筒形状の非磁性スリーブ内に複数
の磁極を備えるマグネットを設け、スリーブを図2に示
すように反時計方向に回転させることで、マグネットの
磁力により現像剤を吸着させてその方向への搬送し、感
光体1と対向する現像領域へと搬送する構成である。こ
の搬送途中には、現像剤の現像ローラ53への付着量を
規制する規制ブレード41が、上記スリーブと一定の関
係を保って設けられている。
【0047】一方、本発明におけるトナー補給装置を構
成するトナー補給槽50は、その槽内に現像槽51へと
必要時に補給するためのトナー54を収容する容器であ
る。このトナー補給槽50と隣接する現像槽51との間
には、トナー54を補給する補給部を構成する補給口5
5が形成されており、この補給口55の開口周縁部分に
周面の一部が食い込むようにして回転可能に成したトナ
ー補給ローラ56が配置されている。これら、補給口5
5及び補給ローラ56にて補給部が構成されている。
【0048】トナー補給ローラ56は、トナー54を現
像槽51へと補給するために、トナーを保持する無数の
穴が円周面に形成されるように多孔質形状のスポンジ等
の部材にて形成されている。そのため、回転するトナー
補給ローラ56が上記補給口55の開口周縁にこすられ
ることで、トナー補給ローラ56に保持されたトナー5
4が掻き落とされるようにして現像槽51へと補給され
る。
【0049】上記トナー補給ローラ56へとトナー54
を供給するために、トナー補給槽50内に、トナー搬送
手段が設けられている。このトナー搬送手段は、回転部
材(回転体)である撹拌部材57を回転可能に設けてい
る。この撹拌部材57は、回転軸57aを中心にして回
転駆動されるものであって、トナー補給槽50内に収容
されたトナー54を主に撹拌する。この撹拌部材57
は、従来周知のものが使用されており、特別な構造のも
のではない。
【0050】この撹拌部材57は、その構造の一例を図
1を参照して説明すれば、回転軸57aの両端部に一対
の支持板57bを設け、その支持板57bの両端部に撹
拌棒57cを設けて構成されている。図1では補強のた
めに回転軸57aと撹拌棒57cとの間に複数のリブ
(57d)を設けている。回転軸57aは、一本の棒の
ように設ける必要はなく、たとえば特開平10−301
377号公報に記載されているように、支持板57bの
端面にそれぞれ突出するように設けるようにしてもよ
い。これらは、全て同一部材にて一体成型されるように
してもよい。
【0051】上記撹拌部材57の回転軸57aは、図に
示すようにトナー補給槽50の高さ方向(縦方向)のほ
ぼ中心位置に設けられ、この回転軸57aが回転駆動さ
れることで、撹拌部材57は回転される。この撹拌部材
57の少なくとも一つ端部側、特に撹拌棒57c側に
は、トナー補給槽50内のトナー54の撹拌を行うと共
に、主にトナー54を補給ローラ56へと送り込む(搬
送する)目的のシート形状の可撓性部材からなる搬送シ
ート58の一端が取付け固定されている。搬送シート5
8は、撹拌部材57の上述した両側の撹拌棒57cにそ
れぞれ設けるようにしてもよいことは勿論である。この
搬送シート58及び撹拌部材57にてトナー搬送手段が
構成されている。
【0052】以下に本発明による搬送シート58の特徴
的な構成を詳細に説明する。この搬送シート58は、
0.25〜0.5mm程度の厚さを有するポリエチレン
テレフタレート(PET)やポリエステルフィルム等の
フィルムシートで構成されており、自由端側の先端部分
がトナーの搬送性、及び十分な搬送量を確保するために
角度θで屈曲されたトナー保持部58aを設けている。
本発明においては、トナー保持部58aは必要に応じて
設ければよいことであって、本発明の必須の要件ではな
い。
【0053】上記搬送シート58は、その先端が少なく
とも図2に示すようにトナー補給槽50の内壁面に摺接
するような長さに設定されている。これにより、収容さ
れている全てのトナーに対して、滞留させることなくト
ナーの撹拌、搬送を行えるようにしている。特に図2に
よれば、トナー補給槽50の横方向が長く、トナー補給
槽50の底面に搬送シート58が接することで、該搬送
シートの変形状態が大きくなることにもなる。
【0054】なお、図2において符号59は、トナー補
給槽50内にトナーを補填するために、開閉可能に設け
られた開閉蓋である。この蓋59は、開放することでト
ナーカートリッジ等を装着し、トナーが補給槽50内に
補充され、補充後にトナーカートリッジが除去されるこ
とで、閉じられる。また、符号41は、現像ローラ53
に付着した現像剤量を一定量に規制するブレードであ
り、42は現像剤に含まれるトナー量、つまりトナー濃
度を例えば透磁率変化にて検知する濃度センサである。
この濃度センサの検知に応じてトナー補給動作が行われ
る。
【0055】本発明の搬送シート58は、従来の搬送シ
ートよりも厚くしている。従来の搬送シートによればト
ナー補給槽50の内壁面に摺接させて大きく変形、湾曲
することを許容すべく、厚さを薄くしている。例えば、
その厚さとしては0.125〜0.188mm程度にし
ている。従って、本発明の搬送シート58の厚さは、従
来のものよりも、約1.33倍〜4倍程度厚くしてい
る。
【0056】このような厚さにすることで、撹拌部材5
7が回転されることで、搬送シート58はトナー補給槽
50の内壁面に先端部分が摺接しながら回動され、貯蔵
されたトナー54を撹拌すると同時に先端部分でトナー
を汲み上げて搬送する。この時、搬送シート58が十分
に厚さを有することで、その剛性が確保され、十分なト
ナーの撹拌と同時にトナーを汲み上げ搬送する量を増加
させる(十分は搬送量を確保する)ことができる。
【0057】しかし、搬送シート58の厚さが厚くなれ
ば、トナー補給槽50の内壁面と摺接する際の負荷が大
きくなり、搬送シート58の湾曲、変形が抑制される傾
向にある。そのためトナーの搬送量が安定しなくなり、
かつ駆動負荷(回転トルク)が増大する。これを防止す
るために、本発明においては、図1に示すように複数の
スリット60を搬送シート58に設ける。該スリット6
0は、撹拌部材57に搬送シート58を取付け固定した
基端(根元付近)から、搬送シート58の自由端側に延
びる方向に向かって形成されている。
【0058】このように、搬送シート58にスリット6
0を形成することで、搬送シート58の撹拌部材57に
取付けられる近傍での剛性(搬送シートの腰の強さ)を
弱めることができる。これにより、比較的厚めの搬送シ
ート58を設けるようにしても、搬送シート58がトナ
ー補給槽50の内壁面と摺接し回動されるときの抵抗
(負担)を和らげ、駆動負荷が増大するのを防止でき
る。
【0059】つまり、搬送シート58は、撹拌部材57
の取付け付近で変形が容易になり、貯蔵されたトナー5
4及びトナー補給槽50の内壁面での抵抗により、容易
に変形し湾曲できる。この時、搬送シート58の先端部
分、つまり自由端部分では厚さによる剛性により搬送シ
ート58にて十分なトナーの搬送性及び搬送量を確保す
ることができる。
【0060】また、複数のスリット60を設けること
で、搬送シート58にかかるトナーの圧力を減少でき、
撹拌部材57及びトナー54に過大なストレスを与える
ことなく、トナーの搬送量を十分に確保できる。特に、
トナー補給槽50内に貯蔵されるトナー量は、長手方向
(撹拌部材57の回転軸方向)に常に均一な分布状態に
なるとは限らず、不揃いな状態である。しかし、本発明
のスリット60を形成してなる搬送シート58によれ
ば、トナー量が多い領域はトナーの抵抗で搬送シートの
変形量が大きくなりやすく、搬送シート58側でトナー
に対する抵抗等を吸収できる。これにより、トナーに対
して過大なストレスを与えるのを回避でき、安定したト
ナー搬送を確保できるようになる。
【0061】以上説明したように、本発明の第1の実施
形態によるトナー補給装置において、トナー54を貯蔵
(収容)してなるトナー補給槽50内に回転駆動される
搬送シート58を厚手のものを用いる場合において、ス
リット60を設けることで、搬送シート58の剛性を適
度に設定できる。そのため、従来のように搬送シートの
厚さを薄くする必要がなくなり、十分なる量のトナー搬
送を可能にしている。
【0062】従来のように薄い搬送シートの場合には、
十分な搬送を確保するために、例えば補強部材等を別途
設ける必要があるものの、本発明の第1の実施形態によ
る搬送シート58によれば、スリット60を設けるだけ
で、従来以上にトナーの搬送性を確保でき、安定したト
ナー搬送を行えるようになる。
【0063】また、スリット60を搬送シート58の撹
拌部材57との取付け近傍に設けていることから、その
近傍部分が大きく変形可能となる。そのため、スリット
60の数を少なくしも、搬送シート58の変形量を大き
くできるため、製造コストも高くなることはない。つま
り、スリット60を設けるときに、スリット間隔が短い
場合、形成するのに手間がかかるのみでなく、スリット
を形成する時に近傍の隣接するスリットに影響され、真
っ直ぐに形成できない場合がある。したがって、十分な
幅をもってスリット60を形成でき、製造コスト等が上
がることはなくなる。
【0064】(第1の実施形態による搬送シートの他の
態様)本発明における図1に示すように搬送シート58
に設けるスリット60は、同一ピッチP及び同一長さ
(取付け基部から搬送シート自由端側の距離)Lを全て
同一にしている。このようなスリット60の形成構造で
なく、図4にその他、複数の事例を示しているが、この
ようなものであってもよい。
【0065】図3に示すものは、トナーの搬送性をさら
に安定させることに十分な効果を発揮できる。つまり、
搬送シート58の端部領域は、中央部領域に比べて変形
しやすい。そのため、トナーの搬送性を考えれば、中央
部よりも両端部領域でのトナーの搬送量が少なくなる傾
向にある。
【0066】 そこで、上記のようなことを考慮し、ト
ナーの搬送性及び搬送量を回転軸57a方向おいて、ほ
ぼ均一にするために、図4(a)乃至(c)に示すよう
なスリット60を形成するとよい。
【0067】まず図4(a)及び(c)によれば、スリ
ット60を端部領域に比べ中央部領域を長くしている。
特に図4(a)に示すものは、搬送シート58の撹拌部
材57の取付け端部を基準に、回転軸57a方向に両端
部側へ行くにしたがってスリット60の長さを短くして
いる。スリット60の回転軸57a方向のピッチPは同
一としている。
【0068】また、図4(c)に示すものは、搬送シー
ト58の中心部のスリット60cを基準に、その基準ス
リットの中心線(回転軸57aに平行な線)に対し両端
部に行くにしたがって上下のスリット60の長さを徐々
に短く形成している。
【0069】このようなスリット60が形成された搬送
シート58によれば、中央部領域の剛性が弱められ、端
部領域の剛性とほぼ同等にできる。これにより、搬送シ
ート58による両端部でのトナー搬送性の低下を抑制
し、中央部領域と同等の搬送性を維持できるようにな
る。これにより、搬送シート58による回転軸57a方
向でのトナーの搬送量の分布をほぼ均一にでき、安定し
た搬送性を確保できる。
【0070】また、図4(b)によるスリット60の構
成によれば、各スリット60の長さLを同一にし、中央
部のスリット60cから端部に向かってのスリット60
の形成間隔(ピッチP)を徐々に長くしている。つま
り、中心のスリット60cに対し、両端部に向かうにし
たがって、設ける間隔(ピッチP)を徐々にP1<P2
<P3・・となるように形成されている。このようなス
リット60の形成においても両端部の搬送シート58の
剛性を強め、中央部での剛性と同等にすることが可能と
なる。これにより、上述した図4(a)及び(c)の構
成のものと同等の効果を奏することができる。
【0071】上述した本発明の第1の実施形態による搬
送シート58にスリット60を形成するものにおいて、
以下にスリットを設けないものとの対比を行った結果を
下記に示す。その結果ついての特性図を図5(a)に示
した。
【0072】 ここで、図5(a)に示す本発明による
搬送シート58の厚さは、0.25mm厚のフィルム
(ポリエステルフィルム)を用い、スリット60を図1
に示すように等間隔(等ピッチP)で、同一長さ(L)
に形成したものを用いた。また、各スリット60の形成
位置として、スリット60の中心位置Oから撹拌部材5
7の中心までの中心距離hを、撹拌部材57の端部から
トナー補給槽50の底面までの最短距離Hとしたとき、
h=0.7Hとなるよに設定した。
【0073】上記中心位置Oとは、スリット60群のみ
を考慮し、それらのスリット群の中心となる位置であ
る。例えば、図1に示す場合、スリットの個数が奇数で
あれば、中心スリット60cで、かつスリット長さLの
中心が中心位置Oとなる。また、スリットの長さL及び
ピッチPが同一の場合、その数が偶数でれば、隣接する
中央の2本が中心スリットなり、そのスリット間の中心
で、かつスリット長さLの中心が中心位置となる。
【0074】そして、比較対象としては、搬送シート5
8のトナー補給槽50との摺接し湾曲変形できるように
厚さ0.125mm厚のポリエステルフィルムを用い
た。またこの比較対象の搬送シートにおいては、補強部
材として、撹拌部材57に固定され搬送シートよりも短
い長さのものを設け、搬送シートを補強したものであ
る。それ例を図6に示すように薄めの搬送シート58
を、補強部材45を介して撹拌部材57に取付けたもの
である。
【0075】また、図5においては、トナー54を補給
槽50に決められた量だけ充填しておき、撹拌部材57
を連続して回転させ、トナー補給ローラ56を介して現
像槽52側に補給されるトナー量を測定してプロットし
たもので、横軸に搬送シートの回転時間(分)を、縦軸
に補給されたトナーの量をトナー落下量として示してい
る。
【0076】そこで、図5(a)は、図6に示すような
補強部材45を設けた搬送シート58を用いた場合のト
ナー搬送量をグラフの“▲”でプロットしており、本発
明による図1に示す構造のスリット60を設ける搬送シ
ート58についてはグラフの“■”でプロットしてい
る。この図5(a)から明らかなように、本発明の搬送
シート58によれば、トナーの搬送量が長期間安定し、
十分なトナー補給量を確保できた。
【0077】また、補強部材45を設けるような搬送シ
ート58によれば、補強部材45を設けることで、安定
した搬送性を維持できるものの、搬送量は、本発明によ
る搬送シート58の方がやや優れ、その搬送を補強部材
を設けるものと同等に長時間維持できている。
【0078】そのため、本発明によれば、スリット60
を設けることで、図6のような補給部材を設けるものと
同等のトナーの搬送性を確保できるようになった。しか
も補強部材を設ける必要がなくなるため、その構成が非
常に簡単になる。特にトナー搬送手段の構成が簡単にな
り、コスト低減が可能となる。
【0079】(本発明の第2の実施形態)上述した本発
明の実施形態によれば、搬送シート58にスリット60
を形成する場合について説明した。これにより、搬送シ
ート58として厚いものを用いても、トナーやトナー補
給槽50に対する抵抗を緩和でき、トナーの搬送量を増
加し、かつその搬送性を長時間維持できるようにしてい
る。
【0080】このような目的及び作用効果を達成するた
めの搬送シート58による別の実施形態を以下に説明す
る。この実施形態は、搬送シート58にスリット60で
はなく、開口を設けるものである。つまり、本発明の第
2の実施形態による搬送シート58に設けられる開口の
態様例を図7に各種示すように、搬送シート58を撹拌
部材57に取付ける基端寄りに形成している。
【0081】まず、図7(a)に示す搬送シート58
は、複数の円形状の開口61を設けている。この円形状
の開口61は、上述したように撹拌部材57に取付け固
定する基端側寄りに設けられており、例では2列(長手
方向となる回転軸57a方向に2列)平行となるような
開口配列で形成されている。また図7(b)に示す搬送
シート58は、開口61が矩形状に形成されたものであ
り、同様に2列構成となっている。これらの開口61
は、搬送シート58に形成する間隔(ピッチ)及び大き
さ(面積S)を同一としている。しかも、2列構成の開
口61は、それぞれ同一位置に形成されている。
【0082】一方、図7(c)及び(d)に示す開口6
1は、2列構成において、互いにずれた位置に設けてい
る。つまり、千鳥状に開口61を形成している。この場
合、基端側の列の開口61の個数を、先端側の列の開口
61の個数よりも少なくしている。なお、図7に示すよ
うに開口61においては、円形状、矩形状に形成した事
例を示しているが、これに限ることなく、三角形状、5
角以上の多角形状に形成することもできる。
【0083】このような構成において、搬送シート58
として、例えば0.5mm厚程度のものを用いても、図
7に示す各種開口61を設けることで、スリット60を
設ける場合と同様の作用効果を期待できる。つまり、複
数の開口61を設けることで、トナー補給槽50の内壁
面と搬送シート58が摺接し、湾曲し撓むときに、その
変形が無理なく容易に行われる。そして収容されている
トナー54については、搬送シート58の先端部分を利
用して十分な剛性を確保しつつ、効率よく搬送可能とな
る。この時、余分なトナーは、開口61を擦り抜け、回
転駆動トルクの軽減を行えるとともに、擦り抜けたトナ
ーを含めた撹拌が効果的に行われる。
【0084】そこで、スリット60を設ける場合の搬送
シート58と同様に、トナーの搬送性等を確認するため
に、例えば図7(b)に示す形状の開口61を設けたも
ので実際に搬送性の確認を行った。この場合、開口61
の開口率としては、搬送シート58の総面積(Ss)に
対し、開口61の総開口面積(Sk)を除算した率(S
k/Ss×100%)、つまり開口率(Sr)を25%
にした。搬送シート58の総面積Ssは、先端部分のト
ナー保持部58aを省いた面積であり、かつ撹拌部材5
7が取付け固定される端部も省いたものである。
【0085】そして、開口61群のみを考慮し、その中
心位置Oから搬送シート58が取付けられる撹拌部材5
7の中心までの中心距離hを、撹拌部材57の先端から
トナー補給槽50の底面までの最短距離Hに対して、h
=0.7Hの関係に設定して開口61を形成した。ま
た、比較対象としては、図6に示すようの補強部材45
を設け、0.125mm厚の搬送シート58を設けたも
のとを比較した結果を図5(b)に示す。
【0086】図5(b)に示す通り、開口61を設ける
ものにおいもて、トナーの搬送性を確保し、安定した十
分なるトナーの搬送量を長期間維持できた。この場合、
補強部材45を設ける搬送シート58とほぼ同等のトナ
ーの搬送性を確保でき、その搬送性を長期間維持でき
る。なお、トナーの撹拌性については、図5では理解で
きないものの、撹拌が十分に行われており、トナーの凝
集等を確認することはなかった。この撹拌性のみを見れ
ば、スリット60を設けるものと比較しても良好な結果
を得た。しかも、撹拌部材57を回転駆動する場合の駆
動トルクが小さくなった。
【0087】また、図7(a)に示す開口61を設ける
場合についても同様にして行った結果を図5(c)に示
している。この場合、開口率としては25%、中心距離
hは、同様に0.7Hにした。ここで、中心位置Oにつ
いては、スリット60を形成する場合のものと同様で、
開口61群のみを考慮し、その中心位置である。例え
ば、図7(a)において、一列の開口個数が奇数で、2
列構成の場合、中心開口61cの中心で、かち中心開口
61c間の中心が中心位置Oとなる。なお、図7(b)
の開口61の場合には、一列の開口個数が偶数であるた
め、隣接する中央の2個の開口61cの中間で、かつ2
列間の中間が中心位置Oとなる。
【0088】図7(a)の開口形状の搬送シート58と
図6に示す補強部材45を備える搬送シートによるトナ
ーの搬送性の結果を示す図5(c)において、トナーの
搬送性を図7(b)の構成による搬送シート58と同様
に長期間維持することができた。
【0089】(本発明の第2の実施形態における他の態
様)本発明における第2の実施形態においては、単純に
同一形状の開口61を搬送シート58に設けるものであ
った。このような2列構成の開口61の構造でなく、図
8にその他、複数の事例を示した。図8に示すような開
口61を形成された搬送シートにおいても同等の効果を
期待できる。
【0090】特に図8(a)及び(c)に示す開口61
は、一列構成としたもので、トナーを撹拌、搬送する側
の開口面積、つまり搬送シート先端側の開口面積が大き
くなるようにしたものである。また、図8(b)に示す
開口61は、3列に開口61を設け、図8(a)及び
(c)と同様に、トナーを撹拌搬送する搬送シート58
の先端側の全体の開口面積を大きくたものである。
【0091】以上のような構成の開口61においては、
図7(c)及び(d)と同様の作用効果を得ることがで
きる。つまり、搬送を目的とする搬送シートの開口部で
のトナーの汲み上げ量を少なくし、先端付近で汲み上げ
たトナーによるシートの変形を少なくし、安定した十分
なトナー搬送を確保するために有効である。従って、複
数の開口を設ける場合、上述したように搬送シートの取
付け端部より先端側に向かうに従って開口面積を大きく
することで、トナーの搬送性を確保するのに役立つ。
【0092】また図8(d)及び(e)に示す開口61
を形成してなる搬送シート58においては、トナーの搬
送性をさらに安定させることに十分な効果を発揮でき
る。つまり、搬送シート58の端部領域は、中央部領域
に比べて変形しやすい。そのため、トナーの搬送性を考
えれば、中央部よりも両端部領域でのトナーの搬送量が
少なくなる傾向にある。
【0093】 そこで、上記のようなことを考慮し、ト
ナーの搬送性及び搬送量を回転軸57a方向おいて、ほ
ぼ均一にするために、図8(d)又は(e)に示すよう
な開口61を形成するとよい。
【0094】特に図8(d)のものは、開口61を一列
構成とし、中心の開口部の面積を最大として、それより
両端部側にいくに従って徐々に開口部の面積を小さくし
ている。つまり中心の開口61の面積をS1とした、両
側の各面積をS2、S3・・とし、S1>S2>S3>
・・の関係で設けている。これは、図4(a)や(c)
のものと同様、搬送シート58の中央部領域の剛性が弱
められ、端部領域の剛性とほぼ同等にできる。これによ
り、搬送シート58による両端部でのトナー搬送性の低
下を抑制し、中央部領域と同等の搬送性を維持できるよ
うになる。これにより、搬送シート58による回転軸5
7a方向でのトナーの搬送量の分布をほぼ均一にでき、
安定した搬送性を確保できる。
【0095】また、図8(e)の搬送シート58に設け
られる開口61は、同様に一列構成であって、かつ開口
の形状及び面積を同一とし、かつ設ける間隔(ピッチ
P)を中央部から端部に向かって徐々に長くなるように
している。つまり、中央部の開口61に両隣の開口61
とのピッチP1と、さらにその隣の開口のピッチP2
が、P1<P2<P3・・となるようにしている。これ
は、図4(b)に示すようにスリット60の構成と同
様、両端部の搬送シート58の剛性を強め、中央部での
剛性と同等にすることが可能となる。これにより、上述
した図8(d)及び(e)の構成のものと同等の効果を
奏することができる。
【0096】なお、図7及び図8(c)(e)に示すよ
うな開口61においては、その開口の形状及び開口面積
を同一にしている。そのため、形状の異なる開口を設け
るよりは、その製造等が簡単になる。また、同一とする
ことで、搬送シート58の変形との関係において、開口
部密度等を容易に設定できる。さらに、開口の個数、開
口の密度等を、搬送シート58の変形の関係から、簡単
に導き出せる。
【0097】(スリット及び開口を形成する位置につい
て効果の確認)上述した第1及び第2の実施形態におい
て説明したように搬送シート58に設けるスリット60
あるいは開口61を形成することで、図6に示すような
補強部材を設けるような場合と同等の結果、あるいはそ
れ以上の効果を期待できるようになった。
【0098】そこで、スリット60又は開口61を設け
る位置で、そのトナーの搬送量の効果が異なる。特に、
スリット60又は開口61を搬送シート58の先端部分
(トナー保持部58a付近)に設けると、トナーの搬送
性が落ち、また撹拌部材57との取り付け基部(端部)
付近に設けると搬送シートの変形が大きくなり、同様に
搬送性が落ちる結果となる。
【0099】そこで、スリット60あるいは開口61を
設ける位置についての実施例を以下に示す。この実施例
においては、図7(a)に示した形状の2列構成の開口
61を設けた搬送シート58の場合について行った。こ
の搬送シート58は、0.5mm厚のポリエステルフィ
ルムにて構成した。
【0100】特に、開口61の開口率としては、先に説
明した通りであり、25%となるようにした。そして、
その開口率において、開口61の中心位置、つまり開口
61のみを取出し、それらの中心位置Oである。その中
心位置Oから搬送シートを取付ける撹拌部材57の中心
までの距離をhとし、この中心距離hを種々異なった搬
送シート58を用いて行った。
【0101】そして、上記中心距離hにおいては、図2
に示すように撹拌部材57の一端部からトナー補給槽5
0の底面までの最短距離をHとした時、0.45H、
0.5H、0.75H、1.0H、1.05Hの5種類
についての結果を図9(a)〜(e)に示した。また、
図9においては比較対象として、図6に示す補強部材4
5を設けた搬送シートの厚さとして0.125mmのポ
リエステルフィルムにて構成した。図9においては、本
発明によるものを“■”にてプロットしており、図6に
示す構成の搬送シートによるものを“◆”にてプロット
した。
【0102】 図9から分かるように、図9(a)及び
(e)によれば、本発明のように開口6を設ける場合
において、徐々にトナーの搬送量が低下していく。その
ため、長期間の使用には向かない。つまり、長期の使用
により徐々にトナーの搬送量が低下する。また、トナー
の搬送量が低くなる理由としては、開口61が搬送シー
ト58先端に近付く(1.05H)と、トナーを捕捉
し、搬送する先端部での捕捉面積が少なくなり、十分な
トナーの搬送量を確保できなくなる。逆に、開口61を
設ける位置が搬送シートの撹拌部材57の取り付け部分
に近くなる(0.45H)と、トナー圧力を受け大きく
搬送シート58が上記取り付け端部付近で変形し、それ
が塑性変形し、トナーの搬送性を確保できなくなり、徐
々にトナーの搬送量が落ちる。
【0103】 これに対し、開口6を設ける位置とし
ては、中心距離hとして、0.5Hあるいは1.0Hと
することで、図9(b)及び(d)に示すように、搬送
量としては図6に示すものに対して落ちるものの、長期
間において一定量で、十分な量のトナーの安定したW搬
送を維持できる。
【0104】 従って、開口61を搬送シート58に形
成する位置としては、その開口6群の中心距離hとし
て、H/2≦h≦Hの関係を満足するように設定する。
この中心位置Oを基準として、上記式が満足される範囲
内に開口61を形成するようにすればよい。これによ
り、長期間安定したトナーの十分なる搬送性を維持でき
る。
【0105】また、図5(c)に示すように中心距離h
としては0.7Hとすることで、非常に優れたトナーの
搬送性を長期間維持でき、搬送量についても図6の構成
のもの以上の量を確保できる。最適には中心距離hとし
ては、0.7H前後であり、図9(c)に示すように、
0.75Hにおいても図6に示すものとほぼ同等のトナ
ーの搬送量を確保できることから、0.65H〜0.7
5Hの範囲内であるといえる。
【0106】 また、上述したように開口61について
実施したが、これは当然スリット60においても同様の
ことである。このスリット60の中心位置Oは先に説明
した通り、形成されるスリット60の群のみを考慮し、
それらの中心の位置である。つまり、図1においては中
心スリット60c(両側に同数の同一のスリットを設け
る場合であり、その個数が奇数)の長さL方向の中心
が、中心位置Oとなる。また、中心スリット60が2本
ある場合、つまりスリット60の個数が偶数の場合に
は、そのスリット間の中心で、かつスリット長さLの中
心が中心位置Oとなる。
【0107】このようなスリット60においても上述し
た開口61を設ける場合と同様に、スリット60の中心
距離hとしては同様の結果を得られ、また同様の作用効
果を得ている。
【0108】一方、上述したように開口61において
は、中心距離hの関係でなく、その開口率によってもト
ナーの搬送性が変化する。そのため、開口61群の総開
口面積に大小の関係を種々変えた搬送シートによるトナ
ーの搬送結果を図10(a)〜(e)に示す。
【0109】上記開口率(Sr)は、先に説明した通り
であり、平面形状の搬送シート58の総面積(Ss)に
対し、開口61群の総開口面積(Sk)の比率、つまり
Sr=Sk/Ss×100(%)である。また搬送シー
ト58の総面積Ssは、例えば先端を屈曲してトナー保
持部58aが形成されているときには、その部分を省
き、かつ撹拌部材57の取付け端部を省いた平面状態で
の総面積である。
【0110】また、搬送シート58においては、先に説
明した図9の構造のものと搬送シートの厚さ、開口61
の形状等を実質同一にしており、特に開口率Srとして
は、5%、10%、20%、30%、35%の搬送シー
ト58の5種類のもので行った。この場合、開口61の
中心距離hは、全てにおいて0.7Hに設定した。
【0111】 図10の結果において、図6に示す補強
部材45を設ける場合の搬送シートのトナー搬送状態と
対比するように各搬送シート58のトナー搬送状態が示
されている。これにより、開口61を形成する時の開口
率Srが5%、あるいは35%の場合には、トナーの搬
送量が長期間維持できず、徐々に搬送量が低下する結果
となった。
【0112】特に開口率Srを5%とした開口61が形
成される搬送シート58の場合、搬送シート58の変形
が良好でなく、つまり変形量が小さく、撹拌部材57と
の取り付け端部付近に大きな負荷が生じ、その部分で塑
性変形する。これにより、搬送シート58の弾力性が大
きく低下し、トナーの搬送量が大きく低下した。また、
開口率が35%となれば、トナー圧力により変形が大き
くなり、十分なトナーの搬送を確保できなくなった。し
かも、開口61からのトナーの漏れが目立ち、全体とし
てトナーの搬送量が低下した。
【0113】従って、開口61の開口率Srとしては、
10%以上、30%以下に設定すれば好適であるといえ
る。そこで、開口率Srとしては、図5(c)に示した
通り、25%とすることで、図6に示す補強部材45を
設ける搬送シート58と同等、あるいはそれ以上の効果
を発揮する。そのため、最適には25%程度の開口率S
rに設定すればよく、図10(c)に示すように開口率
Srとして20%程度にすれば、図6の構成による搬送
シートの場合と略同等の効果を得ることができる。
【0114】以上のように、搬送シート58に設ける開
口61の開口率(Sr)については、上述した範囲に設
定することで、搬送シート58の強度を確保し、トナー
の搬送性を長期間安定した状態で維持できる。
【0115】また、上述した開口率(Sr)と中心距離
hについては、上述した範囲内に設定することで、搬送
シート58に形成する開口61の寸法、設置個数等を決
定するための基準として用いることができる。つまり、
中心距離hが設定されれば、その中心距離hにおける中
心位置Oを基準に、形成する開口61、個数等を適宜設
定でき、開口率に合わせて形状等を適宜考慮できる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したトナー補給装置によれば、
トナーを搬送するための搬送シートにおいて、該シート
にスリットあるいは開口を形成することで、搬送シート
の剛性や強度を維持するために厚さを厚くでき、そのた
めの補強部材等を設ける必要がなるくなり、その構成が
非常に簡単になる。
【0117】また、搬送シートのみでトナーの搬送性を
維持できるため、トナー搬送にかかる構成が非常に簡単
になると同時に、長期間の使用に耐え、製造コスト等も
安価になる。
【0118】さらに、スリット又は開口の設ける位置等
を適宜設定することで、トナーの搬送量を十分に長期間
維持可能となり、安定した搬送性を維持できる。
【0119】以上の結果から、現像装置に本発明のトナ
ー補給装置を備えることで、常に安定したトナー搬送を
確保できるため、安定した画質を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるトナー補給装置を構成するトナ
ーの搬送手段を示すもので、第1の実施形態にかかる搬
送シートの一構成例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すような搬送シートを含むトナー搬送
手段を備えるトナー補給装置を具備してなる現像装置の
全体構成を示す断面図である。
【図3】図2に示すような現像装置を備えた画像形成装
置の全体構造の一例を示した断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による搬送シートのそ
の他の各種態様例を示す図である。
【図5】本発明による搬送シートを用いることでトナー
の搬送性を比較した結果を示す特性図を示すものであ
る。
【図6】本発明にかかるトナー搬送手段を構成する搬送
シートの比較例として、搬送シートに補強部材を設ける
場合による事例を示すトナー搬送手段の構成を示す斜視
図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるトナーの搬送手
段を構成する搬送シートの各種事例を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施形態によるトナーの搬送手
段を構成する搬送シートによるその他の各種態様例を示
す平面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態による搬送シートを用
いた場合による開口を設ける位置に応じたトナーの搬送
量を比較した結果を示す特性図である。
【図10】本発明の第2の実施形態による搬送シートを
用いた場合による開口の開口率との関係によるトナーの
搬送量を比較した結果を示す特性図である。
【符号の説明】
5 現像装置 50 トナー補給槽(トナー補給装置) 54 トナー 55 トナー補給口 56 トナー補給ローラ(補給部) 57 撹拌部材(トナー搬送手段) 57a 回転軸 57b 支持板 57c 撹拌棒 58 搬送シート 60 スリット 61 開口
フロントページの続き (72)発明者 長田 努 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 荒木 広重 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 大塚 義則 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−178988(JP,A) 特開 昭64−4778(JP,A) 特開 平10−301377(JP,A) 特開 平6−236110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 110 G03G 15/08 507

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー補給槽に収容されるトナーを撹拌
    し搬送するトナー搬送手段を備えてなるトナー補給装置
    であって、 上記トナー搬送手段は、上記トナー補給槽内のトナーを
    撹拌するための回転する撹拌部材の一端部に取付けられ
    収容されたトナーを搬送する搬送シートを備えてなり、 上記搬送シートには複数のスリットが形成され 上記スリットは、上記搬送シートが上記撹拌部材に取付
    けられる端部を基端として搬送シート先端側へと延びる
    方向に、かつ上記端部側よりに形成されて いることを特
    徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】 トナー補給槽に収容されるトナーを撹拌
    し搬送するトナー搬送手段を備えてなるトナー補給装置
    であって、 上記トナー搬送手段は、上記トナー補給槽内のトナーを
    撹拌するための回転する撹拌部材の一端部に取付けられ
    収容されたトナーを搬送する搬送シートを備えてなり、 上記搬送シートには複数のスリットが形成され、 上記スリットは、上記搬送シートが上記撹拌部材に取付
    けられる端部を基端として搬送シート先端側へと延びる
    方向に、かつ上記 撹拌部材の回転軸方向において、中央
    部から両端部に向かって徐々にピッチを長くして形成さ
    れていることを特徴とするトナー補給装置。
  3. 【請求項3】 トナー補給槽に収容されるトナーを撹拌
    し搬送するトナー搬送手段を備えてなるトナー補給装置
    であって、 上記トナー搬送手段は、上記トナー補給槽内のトナーを
    撹拌するための回転する撹拌部材の一端部に取付けられ
    収容されたトナーを搬送する搬送シートを備えてなり、 上記搬送シートには複数のスリットが形成され、 上記スリットは、上記搬送シートが上記撹拌部材に取付
    けられる端部を基端として搬送シート先端側へと延びる
    方向に、かつ上記 撹拌部材の回転軸方向において、中央
    部に対し両端部に向かって徐々に短く形成されているこ
    とを特徴とするトナー補給装置。
  4. 【請求項4】 トナー補給槽に収容されるトナーを撹拌
    し搬送するトナー搬送手段を備えてなるトナー補給装置
    であって、 上記トナー搬送手段は、上記トナー補給槽内のトナーを
    撹拌するための回転する撹拌部材の一端部に取付けられ
    収容されたトナーを搬送する搬送シートを備えてなり、 上記搬送シートには複数の開口が形成されるとともに、
    該開口は上記搬送シートが撹拌部材に取付けられる端部
    側よりに設けられ、その形状、開口面積を同一とし、撹
    拌部材の回転軸方向において、中央部から両端部に向か
    って徐々に形成されるピッチを長く形成されていること
    を特徴とするトナー補給装置。
  5. 【請求項5】 トナー補給槽に収容されるトナーを撹拌
    し搬送するトナー搬送手段を備えてなるトナー補給装置
    であって、 上記トナー搬送手段は、上記トナー補給槽内のトナーを
    撹拌するための回転する撹拌部材の一端部に取付けられ
    収容されたトナーを搬送する搬送シートを備えてなり、 上記搬送シートには複数の開口が形成されるとともに、
    該開口は上記搬送シートが撹拌部材に取付けられる端部
    側よりに設けられ、その形状、開口面積を同一とし、撹
    拌部材の回転軸方向において、複数列に設けられ、上記
    端部側の列の個数を少なく形成されていることを特徴と
    するトナー補給装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5記載のトナー補給装置にお
    いて、上記開口は千鳥状に形成されていることを特徴と
    するトナー補給装置。
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