JP2019060936A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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浩大 林
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Abstract

【課題】 現像室内のトナーの循環が妨げられることによる画像濃度低下を抑制することが可能な現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供する。【解決手段】 現像装置が、現像剤と、現像剤担持体と、現像剤担持体に接触して現像剤を供給する供給部材であって、現像剤担持体と供給部材との接触部において、現像剤担持体と供給部材の表面が、重力方向の下方の成分を含む方向に移動するように配置された供給部材を有する。さらに、現像剤担持体と供給部材とを収納する現像室と、現像剤を収納する現像剤収納室と、現像室と現像剤収納室とを仕切り、現像剤収納室と現像室とを連通する開口が備えられた仕切壁と、現像剤を現像剤収納室から現像室に搬送する搬送部材と、を有する。搬送部材は現像剤が通過可能な穴、または搬送部材と仕切り壁の間に隙間を生じさせる凸部を有する。【選択図】 図5

Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録材上に画像を形成する画像形成装置に関し、特に画像形成装置に適用される現像装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いたプリンタ等の画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(以下、「感光体」という。)を一様に帯電させ、帯電した感光体を選択的に露光することによって、感光体上に静電像を形成する。感光体上に形成された静電像は、現像剤のトナーでトナー像として顕像化される。そして、感光体上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
このような画像形成装置は、一般に、現像剤の補給や各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。この現像剤の補給作業や各種のプロセス手段のメンテナンスを容易にするために、感光体、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等を枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとすることが実用化されている。プロセスカートリッジ方式によれば、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することができる。
又、近年、複数色の現像剤を用いてカラー画像を形成するカラー画像形成装置が普及してきている。カラー画像形成装置としては、複数色の現像剤を用いた画像形成動作のそれぞれに対応する感光体を、トナー像が転写される被転写体の表面移動方向に沿って一列に配置した、所謂、インライン方式の画像形成装置が知られている。インライン方式のカラー画像形成装置には、複数の感光体が鉛直方向(重力方向)と交差する方向(例えば水平方向)に一列に配置されたものがある。インライン方式は、画像形成速度の高速化やマルチファンクションプリンタへの展開などの要望に対応し易いなどの点で好ましい画像形成方式である。
又、複数の感光体を鉛直方向と交差する方向に一列に配置したインライン方式の画像形成装置として、複数の感光体を、被転写体としての中間転写体、又は、被転写体としての記録材を搬送する記録材担持体の下側に配置したものがある。
感光体を中間転写体や記録材担持体の下側に配置する場合、画像形成装置本体内において中間転写体や記録材担持体を間に挟む態様で、例えば定着装置と現像装置(或いは、露光装置)とを離れた位置に配置することができる。そのため、現像装置(或いは、露光装置)が定着装置の熱の影響を受け難いなどの利点がある。
一方、上述のように感光体を中間転写体又は記録材担持体の下側に配置するような場合には、現像装置において、現像剤収納部から重力に反して現像剤担持体や供給部材へ現像剤を供給する必要が生じることがある。また、現像室内の現像剤の劣化を抑制するために、現像室内から下側の現像剤収納室へ現像剤を戻す循環を形成する必要が生じることがある。
特許文献1では、供給部材と現像剤担持体との各々の表面がニップ部(接触部)の上端から下端に移動する方向に回転することによって、現像室の現像剤を、現像室と現像剤収納室を連通する開口を通じて現像剤収納室へ戻す循環を形成する方法が提案されている。
特開2016−105200号公報
現像剤収納室の大容量化に伴って現像剤収納室が大きくなった場合等に、現像剤収納室の現像剤を搬送する搬送部材が長くなる場合がある。搬送部材が長くなることで、現像室と現像剤収納室を連通する開口の一部を塞ぐと、現像室の現像剤を現像剤収納室に戻す現像剤の流れが妨げられると、画像濃度の低下が発生する場合がある。
本発明の目的は、現像剤収容室と現像室を仕切る仕切壁に設けられた開口を通じて、現像剤を現像剤収納室へ戻す構成において、搬送部材が長くなる場合においても現像剤の循環が妨げられることを防止することである。
上記目的を達成するため、本出願に係る発明の構成の一つは以下のようなものである。
現像剤と、
前記現像剤を担持する現像剤担持体であって、回転可能な現像剤担持体と、
前記現像剤担持体と接触することで、前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する供給部材であって、回転可能であり、前記現像剤担持体と前記供給部材との接触部において、前記現像剤担持体の表面と前記供給部材の表面とが、重力方向の下方の成分を含む方向に移動するように前記現像剤担持体に接触する供給部材と、
前記現像剤担持体と前記供給部材とを収納する現像室と、
前記現像剤を収納する現像剤収納室であって、少なくとも一部が前記現像室の下側に位置する現像剤収納室と、
前記現像室と前記現像剤収納室とを仕切る仕切壁であって、前記現像剤収納室と前記現像室とを連通する開口が備えられ、前記開口の下端が前記接触部の上端の下側に位置する仕切壁と、
前記現像剤収納室に収納され、前記現像剤を前記現像剤収納室から前記現像室に前記開口を介して搬送する回転可能な搬送部材であって、前記現像剤が通過可能な穴が備えられた搬送部材と、
を有し、
前記搬送部材の先端が前記接触部の上端の上側に位置した状態で、前記穴の下端は前記接触部の上端の下側に位置し、前記穴の上端は前記開口の下端の上側に位置することを特徴とする現像装置。
本発明によれば、現像剤収容室と現像室を仕切る仕切壁に設けられた開口を通じて、現像剤を現像剤収納室へ戻す構成において、搬送部材が長くなる場合においても、現像剤の循環が妨げられることを防止することができる。
実施例1における現像装置及びプロセスカートリッジの断面図 実施例1における画像形成装置の断面図 実施例1における現像装置内のトナーの動きを説明する断面図 実施例1におけるトナー収納室の一部と現像室の拡大概略断面図である。 実施例1における現像装置と搬送シートを説明する図 実施例2における現像装置と搬送シートを説明する図 実施例3における現像開口近傍の斜視図 実施例3における現像装置及びプロセスカートリッジの断面図 実施例1における搬送シートの連通穴を拡大した構成を説明する図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を例示する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
また、特に断りのない限り、本実施例において、後述する像担持体の回転軸線、現像剤担持体の回転軸線、供給部材の回転軸線、搬送部材の回転軸線は、実質的に平行である。さらに、各部材の長手方向は、各部材の回転軸線の方向と実質的に同一である。
また、特に断りのない限り、本実施例において、断面方向とは、いずれかの部材の回転軸線の方向に直交する方向である。すなわち、断面図とは、断面方向に切断した対象物を、回転軸線の方向から見た図である。
また、特に断りのない限り、本実施例において、上下方向とは重力方向における上下方向である。なお、重力方向とは、本発明が適用される装置もしくは部品が、通常使用される姿勢を取っているときの、重力方向である。
以下に図面を例示して、本発明に係る画像形成装置、およびプロセスカートリッジ、現像装置を図面に則して説明する。特に断りのない限り、以下の説明では、記録材に画像が形成される時の姿勢が、通常使用される姿勢である。
<電子写真画像形成装置>
電子写真画像形成装置(画像形成装置)の一実施例の全体構成について説明する。図2は、本実施例の画像形成装置100の断面図である。本実施例の画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザビームプリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読み取り装置、或いは画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体に入力される。画像形成装置100は、複数の画像形成部としてのプロセスカートリッジ7が、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するためのSY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体に設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、画像形成装置100の装置本体100aに着脱可能となっている。本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ7は全て同一形状を有しており、各色用のプロセスカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーが収納されている。本実施例では、プロセスカートリッジについて説明するが、現像装置3が単独で画像形成装置本体に着脱可能な構成としても良い。
像担持体としての感光ドラム1は、図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光ドラム1の周囲にはスキャナユニット(露光装置)30が配置されている。スキャナユニット30は、画像情報に基づきレーザを照射して感光ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光装置である。4個の感光ドラム1に対向して、感光ドラム1の表面に形成されたトナー像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト31が配置されている。
中間転写体としての中間転写ベルト31は、全ての感光ドラム1に当接し、図示矢印B方向(反時計方向)に循環移動(回転)する。中間転写ベルト31は、循環移動の方向において無端状のベルトである。
中間転写ベルト31の内周面側には、各感光ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ32が並設されている。そして、一次転写ローラ32に、図示しない一次転写電圧印加手段としての一次転写電圧電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性(本実施例では負極性)とは逆極性の電圧が印加される。これによって、感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト31上に転写(一次転写)される。
また、中間転写ベルト31の外周面側において二次転写手段としての二次転写ローラ33が配置されている。そして、二次転写ローラ33に、図示しない二次転写電圧印加手段としての二次転写電圧電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト31上のトナー像が記録材12に転写(二次転写)される。例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト31上に各色のトナー像が順次に重ね合わせて一次転写される。その後、中間転写ベルト31の移動と同期が取られて記録材12が二次転写部へと搬送される。そして、記録材12を介して中間転写ベルト31に当接している二次転写ローラ33の作用によって、中間転写ベルト31上の4色トナー像は、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置34に搬送される。定着装置34において記録材12に熱および圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。
感光ドラム1は、中間転写ベルト31の下側に配置されている。感光ドラム1は、プロセスカートリッジ7の下側に配置された露光装置30によって露光される。
[プロセスカートリッジ]
本実施例の画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。
図1は、感光ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本実施例のプロセスカートリッジ7の断面(主断面)図である。尚、本実施例では、収納している現像剤の種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ7の構成および動作は実質的に同一である。
本実施例において、プロセスカートリッジ7は、回転可能な像担持体としての感光ドラム1を備える。感光ドラム1は、表面に静電潜像を担持する。プロセスカートリッジ7は、感光ドラム1の表面を帯電するための帯電部材としての帯電ローラ2を備える。帯電ローラ2は回転可能である。プロセスカートリッジ7は、感光ドラム1の表面を清掃するための清掃部材としてのクリーニング部材6を備える。
本実施例において、プロセスカートリッジ7は、現像剤としてのトナーを担持し、回転可能な現像剤担持体としての現像ローラ4を備える。現像ローラ4は、感光ドラム1にトナーを供給することで、感光ドラム1の静電潜像を現像する。プロセスカートリッジ7は、現像ローラ4に接触することで現像ローラ4にトナーを供給する回転可能な供給部材としての供給ローラ5を備える。プロセスカートリッジ7は、現像ローラ4に担持されたトナーの厚みを規制するための規制部材としての現像ブレード8を備える。
本実施例において、プロセスカートリッジ7は、感光体ユニット13と、現像装置としての現像ユニット3とを有する。
感光体ユニット13は、感光ドラム1、帯電ローラ2、クリーニング部材6を備える。感光体ユニット13は、クリーニング枠体14を備える。
現像ユニット3は、現像ローラ4、供給ローラ5、現像ブレード8を備える。現像ユニット3は、現像枠体3aを備える。
現像ユニット3は、現像ローラ4、供給ローラ4を収納する現像室20を備える。感光ドラム1にトナーを供給するために、現像ローラ4の一部は、現像室20の外部(現像枠体3aの外部)に露出している。
現像ユニット3は、現像室20に搬送されるトナーを収納する現像剤収納室としてのトナー収納室21を備える。現像ユニット3は、現像室20とトナー収納室21とを仕切る仕切壁19を備える。仕切壁19には、現像室20とトナー収納室21とを連通する開口としての現像開口26が備えられる。言い換えると、現像枠体3aは仕切壁19を備える。そして、現像枠体3aの内部の空間は、仕切壁19によって、現像室20とトナー収納室22とに仕切られている。中間転写ベルト31の下側に配置された感光ドラム1にトナーを供給するために、現像ローラ4は現像ユニット3の上部に配置されている。
すなわち、現像室20は、トナー収納室21の上側に配置されている。言い換えると、トナー収納室21の少なくとも一部は、現像室20の下側に配置されている。より具体的には、トナー収納室21の少なくとも一部は、現像室20の直下に配置されている。現像開口26は、後述するトナー搬送部材22の回転軸線(回転軸22aの回転中心)の上側に配置されている。また、現像開口26と現像ローラ4、現像開口26と供給ローラ5の少なくともいずれか一方は、重力方向における位置が重なるように配置されている。つまり、現像オーラ4、供給ローラ5、現像開口26は、水平方向から見たとき(水平方向に投影したとき)に、現像開口26と現像ローラ4、現像開口26と供給ローラ5の少なくともいずれか一方は、重なるように配置されている。
<感光体ユニット>
図1を用いて、感光体ユニット13についてさらに説明する。
感光体ユニット13には、図示しない軸受を介して感光ドラム1が回転可能に取り付けられている。感光ドラム1は、装置本体100aに設けられた駆動モータ(不図示)の駆動力を受ける。そして、感光ドラム1は矢印A方向(時計方向)に回転される。本実施例にて、感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面にキャリア発生層、キャリア移送層等をコーティングした有機感光ドラムである。
また、感光体ユニット13には、感光ドラム1の周面上に接触するように、帯電ローラ2、クリーニング部材6が配置されている。クリーニング部材6によって感光ドラム1の表面から除去された転写残トナーは、クリーニング枠体14内に落下、収納される。
帯電ローラ2は、芯金(導電性の軸)と、導電性ゴムのローラ部を有する。帯電ローラ2は、感光ドラム1に向けて押圧されており、ローラ部が感光ドラム1と接触することで従動回転する。
画像形成時には、帯電ローラ2の芯金には、感光ドラム1に対して所定の直流電圧が印加される。これにより感光ドラム1の表面には、一様な電位(Vd)を有する部分が形成される。そして、前述のスキャナユニット30から画像データに対応したレーザ光が発光され、感光ドラム1が露光される。露光された部位は、キャリア発生層からのキャリアにより表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、露光部位は所定の電位(Vl)を有する部分となり、未露光部位は所定の電位(Vd)を有する部分となる。
ここで、Vdを暗部電位と呼ぶ。Vlを明部電位と呼ぶ。感光ドラム1の表面のうち、暗部電位を有する部分を暗部電位部とよぶ。感光ドラム1の表面のうち、明部電位を有する部分を明部電位部とよぶ。本実施例において、明部電位は約−100Vである。暗部電位は約−500Vである。
このように、静電潜像が感光ドラム1の表面に形成される。
<現像ユニット>
図1を用いて、現像ユニット13についてさらに説明する。
現像ユニット3は、トナーとして、非磁性一成分トナーを用いる。本実施例のトナーは、重合トナーである。トナーの平均粒径は7〜8μmである。流動性付与剤として、疎水性シリカを1.5wt%外添した。トナーは、現像枠体3aに収納される。
現像ユニット3は、現像枠体3aの内部に、トナーを担持するための現像剤担持体としての現像ローラ4を有している。現像ローラ4は、芯金(導電性の軸)の外周面上に直径15mmとなるように導電性の弾性体を設けた構成である。現像ローラ4は、装置本体100aに設けられた駆動モータ(不図示)の駆動力を受ける。現像ローラ4は、矢印D方向に回転する。現像ローラ4と感光ドラム1とは、対向部において互いの表面が同方向(本実施例では下から上に向かう方向)に移動するようにそれぞれ回転する。
尚、本実施例では、現像ローラ4は、感光ドラム1に接触して配置されているが、現像ローラ4は、感光ドラム1に対して所定間隔を開けて近接配置される構成であってもよい。
本実施例において、現像ローラ4には、所定のDC電圧(直流電圧)が印加される。本実施例においては−300Vを印可した。摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光ドラム1に接触する現像部において、感光ドラム1の表面と現像ローラ4の表面の電位差から、明部電位部にのみ転移して静電潜像を顕像化する。
現像ユニット3は、現像ローラ4に接触することで、現像ローラ4にトナーを供給する供給部材としてのトナー供給ローラ5(以下、単に「供給ローラ」という)5を有している。供給ローラは、矢印E方向に回転する。供給ローラ5は、現像ローラ4の周面上に所定の接触部(ニップ部)Nを形成して配設されている。また、供給ローラ5は、導電性芯金の外周に直径15mmの発泡体層を形成した弾性スポンジローラである。発泡体層は、気泡同士がつながっている連続気泡体(連泡)から構成される。表層を連続気泡体とすることで、供給ローラ5の内部にトナーが多量に入り込むことができる。また、供給ローラ5の表面セル径は100μm〜400μmである。
現像ユニット3は、供給ローラ5によって供給された現像ローラ4上のトナーのコート量規制及び電荷付与を行う現像ブレード8が配置されている。現像ブレード8は薄い板状部材である。現像ブレード8は、板状部材のバネ弾性を利用して、トナー及び現像ローラ4を押圧する。トナーは、現像ブレード8と現像ローラ4との摺擦により摩擦帯電され、電荷を付与される。これと同時に、現像ローラ4の表面において、トナーの層の厚みが規制される。また、本実施例においては、現像ブレード8に不図示のブレード電圧電源から所定電圧を印加し、トナーコート(現像ローラ4を被覆するトナー)の安定化を図っている。
また、現像ブレード8によって現像ローラ4上から掻き落とされたトナーが落下する方向にトナー収納室21があり、トナーが収納されている。
また、トナー収納室21には、搬送部材としてのトナー搬送部材22が収納される。トナー搬送部材22は、図中矢印G方向に回転可能である。トナー搬送部材22は、トナー収納室21に収納されたトナーTnを攪拌すると共に、供給ローラ5の上部に向けてトナーTnを搬送している。
本実施例におけるトナー搬送部材22について説明する。トナー搬送部材22は、回転軸22aと、搬送部としての搬送シート22bを有する。搬送シート22bは、回転軸22aに固定されている。搬送シート22bは、回転軸22aの回転軸線の方向(長手方向)の略全域にわたって取り付けられている。搬送シート22bはたとえば厚さが50μm〜250μmのポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルムなどの可撓性の樹脂性シートを用いて作製することのできる矩形状のシート部材である。搬送シート22bの回転方向下流側の面を、トナー搬送部材22または搬送シート22bのトナー搬送面とする。
トナー搬送部材22の回転軸線(回転中心)は、回転軸22aの回転軸線(回転中心)と同じである。トナー搬送部材22の先端は、トナー搬送部材22の回転半径方向(回転軸線に直交する方向)における、搬送シート22bの先端である。
トナー搬送部材22は、トナーをトナー収納室21から現像室20に現像開口26を介して搬送する。搬送シート22bは可撓性を有する弾性部材である。トナー搬送部材22の先端22b1(搬送シート22bの先端22b1)がトナー収納室21の内壁面に接触して変形させられる。この変形は弾性変形である。トナーは、搬送シート22bの変形が解放されることにより、現像開口26に向けて跳ね上げられる。
<供給ローラと現像ローラ>
図1、図3を用いて、供給ローラ5と現像ローラ4について説明する。
供給ローラ5は、現像ローラ4の周面上に所定の接触部Nを形成して配設されている。図3に示すように、供給ローラ5と現像ローラ4は供給ローラ5が現像ローラ4により凹状に変形するように接触している。このときの、供給ローラ5の凹み量△Jを侵入量と呼ぶ。本実施例では、供給ローラ5の現像ローラ4への侵入量、即ち、供給ローラ5が現像ローラ5により凹状とされるその凹み量△Jは1mmである。
供給ローラ5は現像ローラ4との接触部Nにおいて、互いの表面が同一方向に移動するように、図示矢印Eの方向に回転する。本実施例においては、現像ローラ4は100rpm、供給ローラ5は200rpmで回転している。すなわち、現像ローラ4の表面速度は、およそ80mm/secである。供給ローラ5の表面速度は、およそ160mm/secである。
ここで、供給ローラ5と現像ローラ4について、さらに詳しく説明する。接触部Nにおいて、供給ローラ5の表面の移動方向と現像ローラ4の表面の移動方向は、いずれも重力方向で下方の成分を含む。言い換えると、供給ローラ5は、現像剤ローラ4と供給ローラ5との接触部Nにおいて、現像ローラ4の表面と供給ローラ5の表面とが、重力方向の下方の成分を含む方向に移動するように、現像ローラ4に接触する。すなわち、接触部Nの端部のうち、上側の端部(上端)を接触部上端N1とし、接触部Nの下側の端部(下端)を接触部下端N2としたとき、現像ローラ4と供給ローラ5は、表面が接触部上端N1から接触部下端N2に向かう方向に回転する。
ここで、供給ローラ5によって現像ローラ4の表面にトナーがコートされるメカニズムについて、図3を用いて説明する。図3は、現像装置内のトナーの動きを説明する断面図である。図3では、トナー搬送部材22によってトナー供給部材5に搬送されたトナーの動きが示されている。
まず、トナー搬送部材22による現像室20へのトナー供給は、主に、供給ローラ5の上部に向けて行われる(図3の矢印T1)。供給ローラ5の上部に搬送されたトナーは、供給ローラ5の表面及び内部に留まる。そして、トナーは、供給ローラ5の矢印E方向への回転によって現像ローラ4との接触部Nへ向けて搬送される(図3の矢印T2)。そして、供給ローラ5は現像ローラ4との接触部Nの直前において変形し、その変形によって供給ローラの表面及び内部に留まっていたトナーの一部が、供給ローラ5から吐き出される(図3の矢印T3)。吐き出されたトナーは、現像ローラ4と供給ローラ5の上部の空間(以下、「一時トナー貯留部V」という。)に溜められる。
次に、接触部Nに突入したトナーは、現像ローラ4と供給ローラ5の摺擦によって電荷が与えられる。電荷を持ったトナーは接触部Nを通過した後に、自身の電荷量によって現像ローラ4に静電吸着する。その効果によって、供給ローラ5から現像ローラ4へとトナーが供給される。そして、現像ローラ4に供給されたトナーの一部が規制部材8によって規制されることで、現像ローラ4上に所望の厚みのトナーコートが形成される。また、規制部材8によって規制されたトナー等、一部のトナーは、供給ローラ5の回転によって現像室20に設けられた現像開口26の方向へと搬送される。そして、現像開口26を通ってトナー収納室21へと戻される(図3の矢印T4)。
ここで、現像室20とトナー収納室21とを仕切っている仕切壁19のうち、現像開口26の下側の壁を下側壁19bと呼ぶ。下側壁19bの上側の端部(上端)、すなわち現像開口26の下側の端部(下端)を、開口下端26bと呼ぶ。一方、仕切壁19のうち、現像開口26の上側の壁を上側壁19aと呼ぶ。上側壁19aの下側の端部(下端)、すなわち現像開口26の上側の端部(上端)を、開口上端26aと呼ぶ。
このとき、開口下端26bは、供給ローラ5の中心(供給ローラ5の回転軸線)より1mm下側に配置される。また、開口下端26bは、接触部上端N1よりも下側に配置される。本実施例では、開口下端26bは、接触部下端N2よりも下側に配置される。
また、現像室20の底を形成している枠体(下側壁19bの一部)と供給ローラ5の下面との隙間は、最大1.5mmになるように、供給ローラ5を配置した。
前述したように、供給ローラ5へのトナー供給は、トナー搬送部材22により現像開口26を通して一時トナー貯留部Vにトナーを送り込むことで行われる。また、供給ローラ5の回転によって現像室20からトナー収納室21へ戻されるトナーも、現像開口26を通る。よって、現像開口26の構成が現像室20とトナー収納室21との間のトナーの流れT4に対して影響を与える。
<画像濃度の低下>
印刷された画像の濃度が、所望の濃度よりも低下する現象を、画像濃度低下と呼ぶ。上述した、現像ローラ4へのトナーコートにおいて、高印字プリント(現像剤の消費量が多い印刷)を連続した際に、画像濃度低下が発生する場合について図3、4を用いて説明する。図4は、トナー収納室21の一部と現像室20の拡大概略断面図である。図4は、重力方向における回転軸22aの回転中心(搬送部材22の回転軸線)と、開口下端26bと、搬送シート22bの先端22b1と、接触部Nの位置関係を示している。
図4において、回転軸22aの回転中心から下側壁19bの上端、すなわち開口下端26bまでの高さを、H1とする。回転軸22aの回転中心から接触部Nのうち回転方向上流側の端部(接触部上端N1)までの高さを、H2とする。搬送シート22bが現像開口26b近傍で仕切壁19に接触した際の、回転軸22aの回転中心から搬送シート22bの先端までの高さをH3とする。
画像濃度低下が発生するのは2つのケースが考えられる。
まず、ケース1として、一時トナー貯留部Vに十分なトナー量が存在しない場合である。この場合、現像ローラ4と供給ローラ5の回転によって接触部Nに突入するトナーが不足する。その結果、現像ローラ4上に高印字プリントをするのに十分なトナー量を確保できなくなり、画像濃度低下が発生する。この現象は、特にトナー収納室21内のトナー量が少ない場合に発生しやすい。それは、トナー搬送部材22によって現像室20へ跳ね上げるトナー量が少なくなるためである。
次に、ケース2として、現像室20内において、現像開口26近傍でのトナーの高さが、接触部上端N1よりも高くなってしまう場合である。
画像濃度を低下させないためには、現像ローラ4と供給ローラ5の接触部Nの上方に溜められたトナーが、接触部Nに侵入することが必要である。そして、接触部Nの上方に溜められたトナーは、現像開口26の近傍のトナーの高さが接触部上端N1よりも低いときに、接触部Nに良好に侵入することができる。
現像開口26近傍でのトナーの高さが、接触部上端N1よりも高くなった場合、現像開口26近傍のトナーによって、前述した供給ローラ5の回転による現像室20からトナー収納室21へのトナーの流れT4が妨げられる。すると、現像ローラ4と供給ローラ5との接触部Nの下方にトナーが滞留してしまい、一時トナー貯留部Vから接触部Nへのトナー供給が妨げられる。その結果、現像ローラ4の上のトナーが不足し、画像濃度低下が発生する。
通常、現像室20内の現像開口26近傍のトナー高さは、下側壁19bの上端(開口下端26b)の高さにより決定される。つまり、H1とH2の高さの関係で決定され、H1<H2とすることで画像濃度低下の発生を防止できる。
しかし、トナー搬送部材22の回転軸22aの回転周期の中で、搬送シート22bが現像開口26に近接する場合がある。このとき、搬送シート22bの回転半径方向外側の端部である先端22b1の高さによって現像室20内の現像開口26近傍のトナー高さが決定される場合がある。すなわち、下側壁19bの上端(開口下端26b)よりも、先端22b1が上側に位置する場合である。
すなわち、トナー搬送部材22が回転したとき、図4で示されるH2とH3の大小関係が、H3>H2になる期間があると、その期間中は画像濃度低下が発生する場合がある。
<トナー搬送部材>
ここで、図4、図5を用いて、本実施例におけるトナー搬送部材22について、さらに詳しく説明する。図5は、本実施例に係る現像装置と搬送シートを説明する図である。図5の左側は、本実施例に係る現像装置の断面図である。図5の右側は、図5の左側に示した搬送シート22bを、水平方向に投影した図である。
自然状態における搬送シート22bの回転軸22aの回転半径方向における長さは、同一方向における回転軸22aの回転中心からトナー収容室21壁面W1までの距離よりも長い。すなわち、トナー搬送部材22の回転軸線に直交する方向において、トナー搬送部材22の回転軸線と、自然状態にあるトナー搬送部材22の先端との間の距離は、トナー搬送部材22の回転軸線とトナー収納室21の壁面W1までの距離よりも長い。なお、トナー収納室21の壁面W1とは、トナー搬送部材22の回転軸線よりも下側の位置におけるトナー収納室21の壁面W1である。自然状態とは、搬送シート22bが変形していない状態である。
このようなトナー搬送部材22を用いることで、トナー収納室内のトナー量が少ない場合にも、効率よくトナーを供給することが可能となる。つまり前述のケース1の画像濃度低下は解決できる。
ここで、トナー収納室21の容積が大きい場合には、回転軸22aの回転中心と壁面W1の距離が長くなり、搬送シート22bを長くする必要がある。また、搬送シート22bが仕切壁19に最も近接した状態の一部において、搬送シート22bの先端22b1が、接触部上端N1の上側に位置することで、現像開口26を通じて、供給部材5の上側に、より確実にトナーを供給できる。なお、搬送シート22bが仕切壁19に最も近接した状態とは、本実施例では当接した状態である。
言い換えると、本実施例では、トナー搬送部材22の先端22b1が接触部上端N1の上側に位置した状態で、トナー搬送部材22の一部としての搬送シート22bが、仕切壁19に当接可能である。このようにすることで、現像開口26を通じて、供給部材5の上側に、より確実にトナーを供給できる。
しかし、このようなトナー搬送部材22を用いると、図4で示したような状態(H3>H2)となる期間は、前述のケース2の画像濃度低下が発生することがある。
この現象は、特にトナー収納室21内のトナーが多い場合に発生しやすい。これは、トナー搬送部材22の回転によって現像室20に搬送されるトナー量が多くなってしまうため、現像室20内のトナーが増え、現像開口26近傍のトナー高さが高くなりやすいためである。
つまり、本実施例の構成において、画像濃度低下の発生を防止するためには、一時トナー貯留部Vでのトナー貯留量を必要量以上に保ちつつ、現像開口26の近傍におけるトナー高さをH2以下(接触部上端N1の高さ以下)に保つことが必要である。
トナーの高さを低くするために、本実施例では、図5に示すように搬送シート22bの一部に、搬送シート22bを貫通する連通穴23(穴)が設けられる。本実施例の搬送シート22bは、搬送シート22bが現像開口26に近接した際に、搬送部材22の回転方向において、現像開口26に合致する位置(現像開口26と重なる位置)に連通穴23が備えられる。なお、図5の右側における記号Woは、現像開口26の幅である。連通穴23は、トナー搬送部材22の回転軸線の方向において、連通穴23の位置は、現像開口26の位置と重なるように設けられる。
なお、連通穴23はトナー搬送部材22の回転軸線の方向に沿って、複数の位置に設けられる。連通穴23は、回転軸22の軸線方向に沿って略等間隔に設けられる。連通穴23の直径は10mm、隣り合う連通穴23同士の間隔は5mmとした。
これによって、搬送シート22bが現像開口26近傍に来た場合においても、現像室20内の現像開口26近傍のトナーは連通穴23を通過可能であり、トナー収納室21に移動できる。したがって、現像開口26近傍の、トナーの高さを低くすることができる。すなわち、トナー搬送部材22の回転周期のどのタイミングにおいても、現像室20内の現像開口26近傍のトナー高さを供給ローラ5と現像ローラ4との回転上流側の接触位置(接触部上端N1)よりも低い位置に保つことができる。したがって、供給ローラ現像開口26におけるトナーの流れT4が妨げられなくなる。その結果、一時トナー貯留部Vから接触部Nへのトナー供給が妨げられることによる画像濃度低下の発生を防止できる。
トナー搬送部材22の先端22b1が、接触部上端N1の上側に位置した状態における連通穴23の位置について、さらに詳しく説明する。なお、本実施例において、この状態は、トナー搬送部材22が仕切壁19に当接した状態であり、連通穴23を通じて、現像室20のトナーが、トナー収納室21に移動することができる状態である。
上述した状態において、連通穴23の下端は、接触部上端N1よりも下側に位置する。これは、現像開口26の近傍で、接触部上端N1よりも上側までトナーが溜まることを抑制するためである。さらに、連通穴23の上端は、開口下端26bよりも上側に位置する。これにより、連通穴23を通じて、現像開口26からトナー収容室21にトナーが戻ることができる。また、本実施例では、連通穴23の下端を開口下端26bの下側に配置した。これにより、開口下端26bの高さを超えたトナーが、すぐに連通穴23を通過する。よって、トナーの高さが高くなることをより効果的に防止できる。
また、本実施例では、連通穴23の上端は、接触部上端N1の下側に配置した。こうすることで、トナー搬送部材22によるトナーの搬送量が減少することを抑制できる。すなわち、搬送シート22bの先端部によって一時トナー貯留部Vへのトナー搬送量を一定以上確保し、一時トナー貯留部Vのトナーが不足することによる画像濃度低下の発生も防止できる。
<実験>
本発明の実施例の構成について、以下の実験を行った。
○画像濃度評価
トナーの供給性の比較として、高印字プリントを連続した際の画像の濃度低下量を測定する評価を実施した。
評価条件は、画像形成装置を評価環境25.5℃、50%RHにて1日放置して当該環境になじませた後、A4紙で100枚印刷した。この100枚の印刷では、紙の面積に対する画像の面積の比率が5%の横線の画像を印刷する動作を、連続的に行った。その後、画像形成領域に相当する感光ドラム1の領域を全域露光することで、所定の余白を除く紙の全領域が印刷されている画像を連続3枚出力した。本実施例では、この画像をベタ画像と呼ぶ。3枚目のベタ画像において、先端から後端までの濃度差を、X−Rite製SPECTORDENSITOMETER 500を用いて測定した。尚、評価画像は単色で出力した。また、本評価をトナー収容室内のトナー量を50g、200g、400gの3パターンの場合において行った。
上記評価の結果は、以下の3パターンに分類した。
A:ベタ画像において、紙先端から紙後端までの濃度差が0.2未満
B:ベタ画像において、紙先端から紙後端までの濃度差が0.2〜0.3未満
C:ベタ画像において、紙先端から紙後端までの濃度差が0.3以上
効果の比較として以下の構成においても同様の実験を行った。
<比較例1>
比較例1の構成は、実施例1の構成において、連通穴23がない搬送シートを用いた構成である。それ以外の構成に関しては実施例1の構成と同じである。
<比較例2>
比較例2の構成は、回転軸22aの回転中心から搬送シート22bの先端までの長さH3が、回転軸22aの回転中心から接触部上端N1までの高さH2に対して低い(すなわち、H3<H2)構成である。
評価を行った結果を以下の表に示す。
Figure 2019060936
比較例1の構成では、トナー収納室21内のトナー量が多く、トナー搬送部材22によるトナーくみ上げ量の多い場合において、現像開口26近傍のトナー高さがH2以上になってしまい、画像濃度低下が発生した。
比較例2の構成では、現像開口26近傍のトナー高さがH2以上になってしまうことによる画像濃度低下は発生しなかった。しかし、トナー収納室21内のトナー量が少ない場合に、一時トナー貯留部Vへのトナー搬送量が不十分になってしまい、画像濃度低下が発生した。
一方、本実施例の構成では、一時トナー貯留部Vへのトナー搬送量は十分量を確保しつつ、連通穴23を設けてあることにより、現像開口26近傍でのトナー高さをH2以下に抑えることができる。このため、トナー収納室21内のトナー量に関わらず、画像濃度低下の発生を防止できる。
なお、本実施例においては、トナー搬送部材22の回転軸線方向に沿って、連通穴23は間隔をあけて複数の位置に設けられている。しかし、トナー搬送部材22の回転軸線方向に延長された、長い連通穴23を設けてもよい。
また、図9に示すように、連通穴23の上端は、接触部上端N1の上側に位置するようにしてもよい。なお、図9は、実施例1における搬送シートの連通穴を拡大した構成を説明する図である。
次に、本発明の他の実施例について説明する。なお、本実施例の現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1のものと同じである。したがって、実施例2の説明において、上述した実施例1と重複する部分については、その説明を省略する。
本発明の実施例2に係る画像形成装置は、搬送シート22bの仕切壁19と当たる面(トナー搬送面)に凸部24を設けることを特徴とする。
図6を用いて、本実施例に係る現像装置について説明する。図6は本実施例に係る現像装置と搬送シートを説明する図である。図6に示すように、搬送シート22bのトナー搬送面上に、凸部24を設けている。図6の左側は、本実施例に係る現像装置の断面図である。図6の右側は、図6の左側に示した搬送シート22bを、水平方向に投影した図である。
本実施例において、回転軸22aの回転中心と、接触部上端N1、開口下端26b、搬送シート22bが仕切壁19に近接した状態(凸部24が仕切り壁9に当接した状態)の先端22b1までの高さの関係は、実施例1の図4で示したものと同じである。
本実施例において凸部24は、2mmの厚みのポリエステルフィルムを搬送シート22bのトナー搬送面に貼付することによって設けている。また、凸部24は、トナー搬送部材22の回転周期の中で、現像開口26に近接した場合において、現像開口26の下側の壁19bに当接するように配置してある。
凸部24はトナー搬送部材22の回転軸線の方向に沿って、複数の位置に設けられる。凸部24の幅は5mm、隣り合う凸部24同士の間隔は10mmとした。図6の右側における記号Woは、現像開口26の幅である。トナー搬送部材22の回転軸線の方向において、凸部24の位置は、現像開口26の位置と重なる。
本実施例において、凸部24は、トナー搬送部材22の先端が接触部上端N1の上側に位置した状態で、仕切壁19に当接可能である。言い換えると、本実施例におけるトナー搬送部材22は、凸部24が仕切壁19と当接した状態で、トナー搬送部材22の先端が接触部上端N1の上側に位置する長さを有している。
そして、凸部24が仕切壁19に当接した状態で、現像開口26の下側において、トナー搬送部材22の搬送シート22bと、仕切壁19との間に隙間が生じる。
このように配置することによって、トナー搬送部材22の回転周期のどのタイミングにおいても、現像室20内における現像開口26近傍のトナー高さが、現像開口26の下側の壁の高さで決定されるようになる。したがって、現像室20内におけるトナーの流れを妨げることが無くなり、画像濃度低下の発生を防止することができる。
本実施例においても、実施例1で説明した画像濃度評価を行った。その結果を以下に示す。
ここで、実施例2の構成は、上述した比較例1の構成に、凸部24を加えた構成である。
Figure 2019060936
表に示した通り、本実施例の構成においても、実施例1の構成と同様にトナー収納室21内のトナー量に関わらず、画像濃度低下の発生を防止できた。これは、搬送シート22bに設けた凸部24の効果により、トナー搬送部材22の回転周期のいずれのタイミングにおいても、現像室20内のトナーの流れを妨げることが無くなったためである。
なお、本実施例では、凸部24としてポリエステルフィルムを搬送シート22bのトナー搬送面に貼付することによって実現したが、これに限るものではない。凸部24は、別の材質のものを用いてもよい。また、搬送シート22bの一部が、凸部24の形状を有するようにしてもよい。例えば、真空成型などの方法を用いて、搬送シート22bに、一体的に凸部24の形状が形成されるようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施例について説明する。なお、本実施例の現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1と同じである。したがって、実施例3の説明において、上述した実施例1と重複する部分については、その説明を省略する。
本発明の実施例3に係る画像形成装置は、トナー搬送シート22bの回転軸22aの回転方向において現像開口26の下流側の下流壁19bからトナー収納室21の内部に向けて突出する凸部25を設けることを特徴とする。
本実施例において、回転軸22aの回転中心と、接触部上端N1、開口下端26b、搬送シート22bが仕切壁19に近接した状態(凸部25が搬送シート22bに当接した状態)の先端22b1の高さの関係は、実施例1の図4で示したものと同じである。
トナー搬送シート22bは、回転軸22aが回転することで、回転軸22の回転周期の一部において、回転軸22の回転方向において開口下端26bに接することなく、凸部25に摺接しながら移動する。
図7、図8を参照して更に説明する。図7は、トナー収納室21の現像開口26の近傍の斜視図である。図8は、本実施例における現像装置及びプロセスカートリッジの断面図である。
本実施例では、現像ユニット3は、凸部25を、仕切壁19のうち、現像開口26の下側に位置する下側壁19bに、回転軸22aの軸線方向(即ち、現像開口26の長手方向)において間隔をあけて複数有する。本実施例では、第1、第2、第3、第4、第5の凸部25a、25b、25c、25d、25eの5個の凸部25が、回転軸22の軸線方向に沿って略等間隔で複数個所に設けられている。凸部25の幅は5mm、隣り合う凸部25同士の間隔は10mmとした。
図7に示すように、本実施例では、仕切壁19の下側壁19bは、現像開口26が設けられる平面に沿って延在する第一部分19b1を有する。下側壁19bは、回転軸22aの回転方向において、第一部分19b1の下流側に、現像開口26が備えられる平面と交差する平面に沿って延在する第二部分19b2を有する。第一部分19b1と、第二部分19b2は、接続部(角部)19cを挟んで隣り合う。これにより、仕切壁19(下側壁19b)は、トナー収納室21に向けて凸となるように屈曲された形状とされている。そして、本実施例では、凸部25が、接続部19cに隣接して、第一部分19b1に設けられている。又、本実施例では、この凸部25は、現像開口26に隣接して、現像開口26が備えられる平面よりもトナー収納室21内の内部に向けてせり出している。
図8に示すように、本実施例において、凸部25は、トナー搬送部材22の先端22b1が接触部上端N1の上側に位置した状態で、トナー搬送部材22の搬送シート22bに当接可能である。言い換えると、本実施例におけるトナー搬送部材22は、凸部25がトナー搬送部材22の搬送シート22bと当接した状態で、トナー搬送部材22の先端22b1が接触部上端N1の上側に位置する長さを有している。
そして、凸部25がトナー搬送部材22の搬送シート22bに当接した状態で、現像開口26の下側において、搬送シート22bと仕切壁19との間に隙間が生じる。
本実施例では、搬送シート22bが現像開口26に到達した際に、トナー搬送シート22bの搬送面は複数の凸部25に接触している。この複数の凸部25の間において、トナー搬送シート22bの搬送面と仕切壁19との間には、隙間が形成される。従って、トナー搬送シート22bが現像開口26の近傍にあるときでも、トナーは、現像開口26を通過した後、上記現像開口26とトナー搬送シート22bとの間の空間を通る。そしてトナー搬送シート22bの摺擦面に沿って複数の凸部25の間の空隙19d(図7)を通って移動することができる。
ここで、仮に凸部25が無い場合を考える。この場合、トナー搬送シート22bが現像開口26の下流側の下側壁19bに完全に接触する。現像開口26の上流側でトナー搬送シート22bとの間に空間が設けられたとしても、現像開口26の下流側はトナー搬送シート22bと仕切壁19bとが接触することで閉じられている。従って、現像開口26を通過したトナーは、トナー搬送シート22bに沿ってトナー搬送シート22bの回転方向下流側へと移動することはできず、現像開口26を介したトナーの移動は妨げられてしまう。
本実施例では、凸部25は現像開口26が形成される平面よりもトナー収納部側に突出している。これにより、トナー搬送シート22bは、トナー搬送シート22bの先端25aと解放壁面Waとの接触が解放された際も、凸部25を支点としてその先端25a側が現像開口から離れる方向に開いた状態となる。したがって、トナー搬送シート22bが現像開口26を塞ぐことはない。このように、本実施例によれば、回転軸22が回転する毎にトナー搬送シート22bが現像開口26を介したトナーの移動を妨げてしまうことを抑制することが可能となる。そして、現像室20からトナー収納室21に戻ってきたトナーを、図示矢印F(図8)で示すようにトナー搬送シート22bの回転方向において下流側へ移動させるトナーの流路を形成することが可能となる。これにより、回転軸22が回転する毎に現像室20とトナー収納室との間でのトナーの循環が妨げられてしまうことを抑制して、良好な画像を安定して形成することが可能となる。
<実験>
本実施例においても実施例1で説明した画像濃度評価を行った。なお、効果の比較として以下の構成においても同様の実験を行った。
<比較例3−1>
比較例3−1の構成は、実施例3に対して凸部25がない構成であり、それ以外の構成に関しては実施例3と同様の構成を用いた。すなわち、上述した比較例1の構成と同様である。
<比較例3−2>
比較例3−2の構成は、上述した比較例2の構成と同様である。
評価を行った結果を以下の表に示す。
Figure 2019060936
本実施例は、トナー量50g、200g、400gの3パターンの全ての場合において、濃度差がほとんどない結果となった。これは、トナー収納室21の内部に向けて突出する凸部25を設けているため、トナー搬送シート22bが現像開口26下流側を塞ぐことはなく、トナーの流路が形成されるからである。
これに対し、比較例3−1はトナー量が多い時に濃度差が大きかった。この構成では、トナー収納室内のトナー量が多く、トナー搬送部材22によるトナーくみ上げ量の多い場合において、現像室20内の開口近傍でのトナーの高さが、供給ローラ5と現像ローラ4との回転上流側の接触位置よりも高くなる。そのため、開口近傍のトナーによって供給ローラ5の回転による現像室20からトナー収納室21へのトナーの流れが妨げられる。結果として、一時トナー貯留部Vから接触部Nへのトナー供給が妨げられてしまい、現像ローラ4上のトナーが不足し、画像濃度低下が発生する。この現象は、トナー搬送部材22の回転の中で、搬送シート22bが開口19に近接したときに発生する。
比較例3−2の構成では、トナー量が少ない時に濃度差が大きかった。比較例3−2の構成では、開口近傍でのトナー高さがH2以上になってしまうことによる画像濃度低下は発生しなかった。しかし、トナー収納室内のトナー量が少ない場合に、一時トナー貯留部Vへのトナー搬送量が不十分になってしまい、画像濃度低下が発生した。
以上、本実施例の構成でも、画像濃度低下の発生を抑制することができる。
本実施例において、凸部25は、第一部分19b1に設けたが、第二部分19b2に設けることもできる。また、トナーの流路を形成し易いことから凸部25を複数設けることが好ましいが、例えば回転軸22の軸線方向の略中央に1個設けてその凸部25の両側でトナーの流路が形成されるようにするなどしてもよい。
以上、実施例1、2、3について説明をした。本実施例では、トナー搬送シート22bと現像開口26上端との間に隙間がある構成としたが、トナー搬送シート22bが現像開口26全域を覆っていても、効果を得ることができる。
各実施例の構成は、必要に応じて一部または全部を組み合わせることができる。すなわち、各実施例の構成1、2、3の構成の一部を組み合わせたもの、または全部を組み合わせてもよい。
各実施例では、カラー画像形成が可能な画像形成装置を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、モノクロ画像形成が可能な画像形成装置であっても良い。
また、各実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。記録剤担持体を使用し、前記記録剤担持体に担持された記録材に各色のトナー像を順次重ね合わせて転写する画像形成装置であっても良い。
また、各実施形態では、プロセスカートリッジは画像形成装置に対して着脱可能であるとしたが、画像形成装置に対して固定されたものであってもよい。
また、現像ユニットと、感光体ユニットとを、それぞれ個別に画像形成装置に着脱可能としてもよい。また、現像ユニットと、感光体ユニットを分離可能なプロセスカートリッジを、現像ユニットと感光ユニットが組み合わされた状態で、画像形成装置に対して着脱可能に構成してもよい。
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
3 現像ユニット
4 現像ローラ
5 供給ローラ
6 クリーニング部材
7 プロセスカートリッジ
8 現像ブレード
12 記録材
13 感光体ユニット
14 クリーニング枠体
19 仕切壁
19a 上側壁
19b 下側壁
19c 接続部
20 現像室
21 トナー収納室
22 トナー搬送部材
22a 回転軸
22b 搬送シート
23 連通穴
24 凸部
25 凸部
26 現像開口
26a 開口上端
26b 開口下端
30 スキャナユニット
31 中間転写ベルト
32 一次転写ローラ
33 二次転写ローラ
34 定着装置
100 画像形成装置
100a 装置本体
Tn トナー
N 接触部(ニップ部)
N1 接触部上端
N2 接触部下端
H1 トナー搬送部材の回転軸からトナー搬送部材22の高さ
H2 トナー搬送部材の回転軸からトナー搬送部材22の高さ
H3 トナー搬送部材の回転軸からトナー搬送部材22の高さ

Claims (13)

  1. 現像剤と、
    前記現像剤を担持する現像剤担持体であって、回転可能な現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と接触することで、前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する供給部材であって、回転可能であり、前記現像剤担持体と前記供給部材との接触部において、前記現像剤担持体の表面と前記供給部材の表面とが、重力方向の下方の成分を含む方向に移動するように前記現像剤担持体に接触する供給部材と、
    前記現像剤担持体と前記供給部材とを収納する現像室と、
    前記現像剤を収納する現像剤収納室であって、少なくとも一部が前記現像室の下側に位置する現像剤収納室と、
    前記現像室と前記現像剤収納室とを仕切る仕切壁であって、前記現像剤収納室と前記現像室とを連通する開口が備えられ、前記開口の下端が前記接触部の上端の下側に位置する仕切壁と、
    前記現像剤収納室に収納され、前記現像剤を前記現像剤収納室から前記現像室に前記開口を介して搬送する回転可能な搬送部材であって、前記現像剤が通過可能な穴が備えられた搬送部材と、
    を有し、
    前記搬送部材の先端が前記接触部の上端の上側に位置した状態で、前記穴の下端は前記接触部の上端の下側に位置し、前記穴の上端は前記開口の下端の上側に位置することを特徴とする現像装置。
  2. 前記搬送部材の先端が前記接触部の上端の上側に位置した状態で、前記穴の下端は前記開口の下端の下側に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記搬送部材の先端が前記接触部の上端の上側に位置した状態で、前記穴の上端は前記接触部の上端の下側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記搬送部材の先端が前記接触部の上端の上側に位置した状態で、前記穴の上端は前記接触部の上端の上側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  5. 前記穴は、前記搬送部材の回転軸線の方向に沿って複数の位置に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記先端が前記現像剤収納室の内壁面に接触することで、前記搬送部材は変形し、前記変形が解放されることにより、前記現像剤は前記開口に向けて跳ね上げられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の現像装置
  7. 現像剤と、
    前記現像剤を担持する現像剤担持体であって、回転可能な現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体と接触することで、前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する供給部材であって、回転可能であり、前記現像剤担持体と前記供給部材との接触部において、前記現像剤担持体の表面と前記供給部材の表面とが、重力方向の下方の成分を含む方向に移動するように前記現像剤担持体に接触する供給部材と、
    前記現像剤担持体と前記供給部材とを収納する現像室と、
    前記現像剤を収納する現像剤収納室であって、少なくとも一部が前記現像室の下側に位置する現像剤収納室と、
    前記現像室と前記現像剤収納室とを仕切る仕切壁であって、前記現像剤収納室と前記現像室とを連通する開口が備えられ、前記開口の下端が前記接触部の上端の下側に位置する仕切壁と、
    前記現像剤収納室に収納され、前記現像剤を前記現像剤収納室から前記現像室に前記開口を介して搬送する回転可能な搬送部材であって、前記仕切壁に当接可能な凸部が備えられた搬送部材と、
    を有し、
    前記搬送部材の先端が前記接触部の上端の上側に位置した状態で、前記凸部は前記仕切壁に当接し、前記仕切壁と前記搬送部材との間に隙間が生じることを特徴とする現像装置。
  8. 前記凸部は、前記搬送部材の回転軸線の方向に沿って複数の位置に設けられることを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記凸部は、前記開口の下端の下側において、前記仕切壁と当接することを特徴とする請求項7または8に記載の現像装置。
  10. 前記先端が前記現像剤収納室の内壁面に接触することで、前記搬送部材は変形し、前記変形が解放されることにより、前記現像剤は前記開口に向けて跳ね上げられることを特徴とすることを特徴とする請求項7から9いずれか一項に記載の現像装置。
  11. 前記現像剤担持体から前記現像剤を供給される像担持体と、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の現像装置と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 装置本体と、
    前記現像剤担持体から前記現像剤を供給される像担持体と、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の現像装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 装置本体と、
    請求項11に記載のプロセスカートリッジと、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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