JP4804553B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いたプリンタ等の画像形成装置では、像担持体としての電子写真感光体(以下、「感光体」という)を一様に帯電させる。次いで、帯電した感光体を選択的に露光することによって、感光体上に静電像を形成する。次いで、感光体上に形成された静電像を、現像剤のトナーでトナー像として顕像化する。そして、感光体上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシート等の記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像記録を行う。
近年、複数色の現像剤を用いてカラー画像を形成するカラー画像形成装置が普及している。カラー画像形成装置としては、複数色の現像剤を用いた画像形成動作のそれぞれに対応する感光体を、トナー像が転写される被転写体の表面移動方向に沿って一列に配置した、所謂、インライン方式の画像形成装置が知られている。インライン方式は、画像形成速度の高速化やマルチファンクションプリンタへの展開などの要望に対応し易いなどの点で好ましい画像形成方式である。
このような画像形成装置に用いられる現像方式としては、乾式現像方式が広く普及している。乾式現像方式には、トナーとキャリアとを備えた二成分現像剤を用いる二成分現像方式と、実質的にトナーから成る一成分現像剤(一成分トナー)を用いる一成分現像方式とがある。近年では、装置の小型化やコスト低減等において有利であることから、キャリアを使用しない一成分現像方式の現像装置が多く提案されている。
容室とを有する。そして、現像室よりも下方に位置する現像剤収容室から現像室へと、重力に反して現像剤を供給する必要が生じることがある。
現像剤が収容される現像剤収容室と、
前記現像剤収容室の上方に設けられ、前記現像剤収容室から現像剤が供給される現像室と、
前記現像剤収容室と前記現像室との間を隔てる隔壁に設けられた開口部と、
前記現像剤収容室に回転可能に設けられ、前記現像剤収容室に収容された現像剤を重力に抗して前記開口部に供給する現像剤収容室搬送部材と、
回転可能に設けられ、前記現像室内の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
前記現像室に回転可能に設けられ、前記開口部を介して前記現像室に供給された現像剤を前記現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、
を有する現像装置において、
前記現像室内のうち前記開口部と前記現像剤供給部材との間に設けられ、回転可能な支持軸と前記支持軸に支持された可撓性を有するシート部材とを有する現像室搬送部材であって、前記開口部を介して前記現像室に供給された現像剤を攪拌しながら搬送する現像室搬送部材を有し、
前記開口部は、前記隔壁のうち前記現像室搬送部材に対向する領域における前記支持軸の軸方向のうちの一部に設けられ、
前記開口部のうち前記現像室搬送部材の下方に位置する前記隔壁の部分に対して最も近い位置に位置する開口端縁は、前記現像剤収容室搬送部材の回転中心より上方に位置し、
前記現像室搬送部材の前記支持軸の回転中心から前記シート部材の外径側の先端部までの長さをLとした場合に、前記現像室搬送部材のうち、前記軸方向に直交する仮想面が前記開口部と重なる前記軸方向の領域で前記長さLが最も小さくなるように構成され、
前記隔壁のうち前記現像室搬送部材の下方の位置から前記開口端縁までの部分には、前記支持軸が回転した場合に、前記シート部材が摺動する部分が含まれていることを特徴とする。
[電子写真画像形成装置]
先ず、本発明を適用可能な電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置100の概略断面図である。本実施形態の画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザプリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読取装置、或いは画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体に入力される。
を用いる。又、本実施形態では、現像装置4は、トナーを担持搬送する現像剤担持体としての現像ローラ14a(後述)を感光体ドラム1に対して接触させて反転現像を行うものである。即ち、本実施形態では、現像装置4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーを、感光体ドラム1上の露光により電荷が減衰した部分(画像部、露光部)に付着させることで静電像を現像する。
部材6によって除去、回収される。又、二次転写工程後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置11によって清掃される。尚、画像形成装置100は、所望の単独又はいくつか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色又はマルチカラーの画像を形成することもできるようになっている。
次に、本実施形態における画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。尚、本実施形態の説明における、現像装置(現像ユニット)或いはプロセスカートリッジの構成や動作について、上、下、垂直、水平といった方向を表す用語は、特に断りのない場合は、それらの通常の使用状態において見た時の方向を表す。つまり、現像装置或いはプロセスカートリッジの通常の使用状態は、適正に配置された画像形成装置本体に対して適正に装着され、画像形成動作に供し得る状態である。また、以下の説明において、回転可能に設けられた部材に対して用いられる長手方向とは、その部材の回転軸線方向(回転軸方向、軸方向)をいうものとする。
よい。本実施形態においては、現像ローラ14aに印加されたDCバイアス=−350Vに対して、摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光体ドラム1に接触する現像部において、その電位差から、明部電位部にのみ転移して静電潜像を顕像化する。用いられるトナーは非磁性一成分トナーであり、本実施形態では被露光部にトナーを転移させる反転現像方式により現像動作を行っている。
用可能であるが、本実施形態においては、厚さ0.1mmのリン青銅薄板を用いた。現像ブレード14cと現像ローラ14aとの摺擦によりトナーは摩擦帯電されて電荷を付与されると同時に層厚規制される。現像ブレード14cには、不図示のブレードバイアス電源から所定電圧(−550V)が供給される。
図3(a)は、実施例1における現像装置の概略構成を示す断面図である。図3(b)は、本実施例におけるトナー供給ローラ、開口部、非開口領域、現像室搬送部材の長手方向の位置関係を示す概略図であって、図3(a)の概ね、上方Mから見た場合の断面を示している。図3(c)は、現像装置のうち現像室搬送部材近傍の概略構成を示す断面図である。現像室14及びトナー収容室15には、トナーを攪拌しながら搬送するための現像室搬送部材14d及びトナー搬送部材15aがそれぞれ設けられている。現像室搬送部材14d及びトナー搬送部材15aはそれぞれ、回転可能な支持軸と、支持軸に支持された可撓性(弾性)を有するシート部材とからなる。現像室搬送部材14d及びトナー搬送部材15aはそれぞれ、図3(a)に14p及び15pで示す方向に回転するように調整した。
方に押出し、開口部16へ搬送する。
)が長い場合(14r2)には、回転半径が短い場合(14r1)に比べ、現像室底面14gへの摺擦しはじめる時間が早く、非接触の状態となる時間が遅くなる。つまり、シート部材14fが現像室底面14gと摺擦する領域は、回転半径14r1,14r2に対応してそれぞれ、図6(b)に示す14s1,14s2となる。そのため、シート部材14fのうち回転半径が小さい領域14f1より、大きい領域14f2においては、トナー供給ローラ14b方向へトナーが搬送される時間が遅れる。これにより、先に搬送される回転半径の小さい領域14f1のトナーが、回転半径の大きい領域14f2の方向へ動く流れが生じる。
実施例2における現像装置は、基本的には、実施例1に準ずるが、実施例1に対して開口部及び現像室搬送部材の構成が異なる。図4(a)は、実施例2の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。具体的には、図4(a)に示すように、トナー供給ローラ14b(現像ローラ14a)の長手方向中心が、開口部16の一部と重なりを有するように構成し、開口部16を1つのみとした。この場合、開口部16は、トナー供給ローラ14b(現像ローラ14a)の長手方向の中心部を通り、長手方向に直交する仮想面と重なることとなる。また、開口部長手幅16a=110mm(=Ls)であり、Ls≦0.6×Lrを満たすように設定し、非開口領域の長手幅17aはそれぞれ55mmとした。さらに、現像室搬送部材14dの支持軸14eの回転中心14e1からシート部材14f先端までの距離Lは、中央部で2mm、両端部で4mmとし、開口部16から遠ざかる方向、すなわち中央部から両端部へトナーが搬送されるように調整した。
実施例3における現像装置は、基本的には、実施例1に準ずるが、実施例1に対して現像室搬送部材の構成が異なる。図4(b)は、実施例3の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。具体的には、図4(b)に示すように、シート部材14fが回転する領域の長手方向外側(支持軸14eの長手方向の両端側)に開口部16が位置するように設定した。すなわち、開口部16とシート部材14fとは、開口部16と重なり長手方向に直交する仮想面が、シート部材14fと重ならないように構成されている。さらに、現像室搬送部材14dの支持軸14eの回転中心14e1からシート部材14f先端までの距離Lは、最大4mm、最小2mmとし、開口部16から遠ざかる方向、すなわち、中央部に向かうようにトナーが搬送されるように調整した。
実施例4における現像装置は、基本的には、実施例1に準ずるが、実施例1に対して次の点が異なる。ここで、図5(a)は実施例4の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。すなわち、本実施例では、図5(a)に示すように、現像室搬送部材14dの支持軸14eの回転中心14e1の方が、開口部下端16cより上方に位置している。
実施例5における現像装置は、基本的には、実施例1に準ずるが、実施例1に対して開口及び現像室搬送部材の構成が異なる。ここで、図5(b)は実施例5の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。具体的には、図5(b)に示すように、開口部16が長手方向における両端部及び中央部に位置する。また、各開口部の開口部長手幅16a=40mmとし、Ls=120であり、Ls≦0.6×Lrを満たすように設定した。さらに、現像室搬送部材14dの支持軸14eの回転中心14e1からシート部材14f先端までの距離Lは、最大4mm、最小2mmとし、開口部16から遠ざかる方向にトナーが搬送されるように調整した。
図10は、比較例1の現像装置20uの概略構成を示す断面図である。現像装置20uには、トナー(図のメッシュ部)を貯留するトナー貯留容器26uと、このトナー貯留容器26u内に形成されたトナー収容部27uとが設けられている。そして、トナー収容部27u内にはトナー攪拌部材29uが設けられ、トナー収容部27uの上部にはトナー受け部材30uが設けられている。また、トナー受け部材30uの上方にはトナー供給ローラ31uが設けられており、トナー受け部材30uには、トナー供給ローラ31uの下側部分に当接される受けシート32uが設けられている。また、トナー供給ローラ31uと当接し、現像部で感光体に対向するように現像ローラ33uが設けられ、現像ローラ33uの下方には、現像ローラ33uに当接するように規制ブレード34uが設けられている。また、規制ブレード34uが取付けられ、規制ブレードによって規制された落下トナーが当たりトナー収容部へ自由落下させるトナー経路部材として機能するケーシング壁45uが設けられている。また、現像後に現像ローラ33uに残ったトナーを回収する方向に当接しながらトナー漏れを防止するための上シール46uが設けられている。
比較怜2における現像装置は、基本的には、実施例1に準ずるが、実施例1に対して開口部及び現像室搬送部材の構成が異なる。ここで、図9は比較例2の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。具体的には、図9に示すように、開口部16、現像室搬送部材14d及びシート部材14fがトナー供給ローラ14bの長手方向全域にわたって設けられている。
画像評価はベタ画像を連続10枚出力し、5枚目及び10枚目のベタ画像の出力先端と後端の濃度差から評価をエックスライト(X−Rite)株式会社製spectordensitometer500を用いて行った。各例のプリンタにおいて600dpiレーザスキャナを使用し画像記録を行った。
××:5枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.3以上。
×:5枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.2以上、0.3未満。
△:5枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.2未満、10枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.3未満。
○:5枚目及び10枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.2未満。
◎:5枚目及び10枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.1未満。
印字初期のベタ画像濃度差評価は、評価環境25.0℃、50%Rh、100枚印字後に行った。印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。
画像評価はベタ画像を連続10枚出力し、5枚目及び10枚目のベタ画像の出力先端と後端の濃度差から評価をエックスライト(X−Rite)株式会社製spectordensitometer500を用いて行った。各例のプリンタにおいて600dpiレーザスキャナを使用し画像記録を行った。
×:5枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.2以上、0.3未満。
△:5枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.2未満、10枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.3未満。
○:5枚目及び10枚目のベタ画像・出力先端と後端の濃度差が0.2未満。
トナー残量が少ない時のベタ画像濃度差評価は、評価環境25.0℃、50%Rh、9千枚印字後に行った。印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。
印字初期のベタ画像として100枚印字後及びトナー残量が少ない時のベタ画像として
、9千枚印字後、ベタ画像を1枚印字し、印字初期に対するトナー残量が少ない時のベタ画像濃度の低下量を以下の基準に基づいて評価した。各印字枚数における出力先端のベタ画像濃度は、エックスライト(X−Rite)株式会社製spectordensitometer500を用いて行った。
×:ベタ画像濃度の低下量が0.3以上。
△:ベタ画像濃度の低下量が0.2以上、0.3未満。
○:ベタ画像濃度の低下量が0.1以上、0.2未満。
◎:ベタ画像濃度の低下量が0.1未満。
トナー残量が少ない時のベタ画像濃度差評価は、評価環境25.0℃、50%Rhにて行った。印字テストは、画像比率5%の横線の記録画像を連続的に通紙して行った。
はじめに、実施例1と従来技術である比較例1とを比較することによって、本発明の優位性を示す。
とで、印字枚数に依らず、ベタ濃度差が小さく、安定した画像形成を行うことができる。
以下に、実施例1〜5及び比較例1〜2を各評価項目において比較することによって、本発明の優位性を述べる。
まず、印字枚数初期及びトナー残量少時のベタ濃度差評価結果について述べる。上述したように、従来技術である比較例1においては、供給ローラ31u近傍にトナーを搬送する部材を有していないことに加え、トナー受け部材30uにトナーを保持できないため、ベタ濃度差が著しく大きい。また、比較例2においては、現像室搬送部材14dを有しているにも関わらず、ベタ濃度差が大きい。その理由は、開口部が長手全域に渡って存在するためと考えられる。長手方向全域に開口部16も有すると、現像室内に保持するトナー量が低下する。加えて、開口部近傍で、現像室搬送部材の回転により、トナー収容室から供給されたトナーを現像室内に維持できず、トナー収容室から供給されたトナーがトナー収容室に戻りやすくなる。結果、ベタ濃度差が大きくなると考えられる。
次に、トナー残量が少なくなったときのベタ濃度の低下量評価結果について述べる。まず、従来技術である比較例1と実施例1を比較する。比較例1は、実施例1に比べ、ベタ濃度の低下量が大きい。
加速したと考えられる。
ナー収容室15から現像室14へトナーが供給され、開口部付近のトナーは迅速に開口部16から遠ざかる方向に現像室搬送部材14dにより搬送される。このようにして、現像室14内のトナー量を保持することができる。十分にトナーを保持した現像室14において、開口部16の長手方向中央部におけるシート部材14fの自由長が最小であることにより、開口部近傍においては、開口部以外の部分よりトナーの攪拌性が弱くなり、トナーの不動層の形成をより効果的に行える。その結果、トナー収容室15からの過剰なトナー供給を抑制し、現像室14内のトナーを消費した分のみを適宜、トナー収容室15から供給し、ベタ濃度低下量の少ない良好な画像形成を行うことができる。さらに、現像室14からトナー収容室15へのトナーの戻し量を抑制するためには、開口部16を長手方向の両端部、あるいは中央部のみに形成することが好ましい。
実施例6,7,8,9は、基本的に実施例1の現像装置に準ずるが、実施例1に対して
開口部長手幅16aの和Lsがそれぞれ0.7×Lr,0.6×Lr,0.4×Lr,2×Lm(=18mm)であることが異なる。
本発明と比較例の差異を調べるための画像評価は、前述の(a)印字初期のベタ画像濃度差評価、(c)トナー残量が少ない時のベタ濃度低下評価について行った。以下、表2に実施例1,実施例6〜9の評価結果を示す。
(通気穴あり)
実施例10は、基本的に実施例1の現像装置に準ずるが、実施例1に対して現像室搬送部材14dのシート部材14fが異なる。ここで、図8(a)は、実施例10の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。すなわち、本実施例のシート部材14fには、図8(a)に示すように、通気穴(穴)が長手方向に複数設けられている。そして、開口部16に近い通気穴14i1よりも開口部16から離れた通気穴14i2の方が、通気穴の大きさ(面積、開口面積)が大きくなるように設けられている。なお、開口部16から離れるほど、通気穴の大きさが大きくなるように複数の通気穴が設けられるものであってもよい。
(シート厚み増)
実施例11は、基本的に実施例1の現像装置に準ずるが、実施例1に対して現像室搬送部材14dのシート部材14fが異なる。ここで、図8(b)は、実施例11の現像室搬送部材と開口部について説明するための概略図である。すなわち、本実施例のシート部材14fにおいては、図8(b)に示すように、長手方向でシート部材14fの厚みが異なる不均一な部分が設けられている。本実施例では、開口部16近傍の領域(所定領域)よりも、開口部16から離れた領域(所定領域よりも開口部16から離れた領域)の方が、シート部材14fの厚みが小さくなっている。なお、シート部材14fのうち開口部16から離れた領域ほど、シート部材14fの厚みが小さくなるように設けられていてもよい。
本発明と比較例の差異を調べるための画像評価は、前述の(a)印字初期のベタ画像濃度差評価、(b)トナー残量が少ない時のベタ画像濃度差評価について行った。表3に実施例1,10,11の評価結果を示す。
実施例1〜11では、補給制御を行わなかったが、画像形成装置又は現像装置に設けられた制御手段により補給制御を行っても良い。例えば、トナー劣化を検知する検知手段と、現像室14からトナーを強制的に排出する排出手段とを現像装置4に設け、トナー劣化を検知した場合、現像室14からトナーを強制的に排出してもよい。そして、上述したようにトナー収容室15から現像室14にトナーを補給しても良い。これにより、現像室14内に、著しく劣化したトナーが溜まらないので、現像装置内の部材へのトナー融着を防止することができ、長期間に渡って安定して現像装置を使用することができる。
14 現像室
14a 現像ローラ
14b トナー供給ローラ
14d 現像室搬送部材
14e 支持軸
14f シート部材
15 トナー収容室
15a トナー搬送部材
12 隔壁
16 開口部
17 非開口領域
Claims (13)
- 現像剤が収容される現像剤収容室と、
前記現像剤収容室の上方に設けられ、前記現像剤収容室から現像剤が供給される現像室と、
前記現像剤収容室と前記現像室との間を隔てる隔壁に設けられた開口部と、
前記現像剤収容室に回転可能に設けられ、前記現像剤収容室に収容された現像剤を重力に抗して前記開口部に供給する現像剤収容室搬送部材と、
回転可能に設けられ、前記現像室内の現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
前記現像室に回転可能に設けられ、前記開口部を介して前記現像室に供給された現像剤を前記現像剤担持体に供給する現像剤供給部材と、
を有する現像装置において、
前記現像室内のうち前記開口部と前記現像剤供給部材との間に設けられ、回転可能な支持軸と前記支持軸に支持された可撓性を有するシート部材とを有する現像室搬送部材であって、前記開口部を介して前記現像室に供給された現像剤を攪拌しながら搬送する現像室搬送部材を有し、
前記開口部は、前記隔壁のうち前記現像室搬送部材に対向する領域における前記支持軸の軸方向のうちの一部に設けられ、
前記開口部のうち前記現像室搬送部材の下方に位置する前記隔壁の部分に対して最も近い位置に位置する開口端縁は、前記現像剤収容室搬送部材の回転中心より上方に位置し、
前記現像室搬送部材の前記支持軸の回転中心から前記シート部材の外径側の先端部までの長さをLとした場合に、前記現像室搬送部材のうち、前記軸方向に直交する仮想面が前記開口部と重なる前記軸方向の領域で前記長さLが最も小さくなるように構成され、
前記隔壁のうち前記現像室搬送部材の下方の位置から前記開口端縁までの部分には、前記支持軸が回転した場合に、前記シート部材が摺動する部分が含まれていることを特徴とする現像装置。 - 前記長さLは、前記現像室搬送部材のうち、前記軸方向に直交する仮想面が前記開口部のうち前記軸方向の中心位置に重なる前記軸方向の位置で最も小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記隔壁のうち前記現像室搬送部材に対向する領域における前記軸方向のうちの一部であって前記開口部が設けられていない非開口部は、前記軸方向の幅が、前記現像剤供給部材が回転した場合に前記現像剤供給部材の軌跡によって形成される回転領域の外周面と前記開口端縁との距離Lmより大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
- 前記開口部は少なくとも1つ設けられ、
前記開口部の前記軸方向の幅は、前記現像剤供給部材が回転した場合に前記現像剤供給部材の軌跡によって形成される回転領域の外周面と前記開口端縁との距離Lmより大きく、
前記現像剤供給部材の回転軸方向の幅Lrと前記開口部の前記軸方向の幅の和Lsとの関係が、
Ls≦0.6×Lr
を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置。 - 前記幅Lrと前記幅の和Lsとの関係が、
Ls≦0.4×Lr
を満たすことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。 - 前記開口部は、前記隔壁のうち前記現像室搬送部材に対向する領域における前記軸方向の両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記開口部は、前記現像剤供給部材の回転軸方向の中心部を通り前記回転軸に直交する仮想面と重なるように設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記開口部と前記シート部材とは、前記開口部と重なり前記軸方向に直交する仮想面が、前記シート部材と重ならないように構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記支持軸の回転中心は、前記開口端縁より下方に位置することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記シート部材には、複数の穴が設けられ、
前記複数の穴は、前記開口部における前記軸方向の中心に対して近くに位置する穴ほど、穴の面積が小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の現像装置。 - 前記シート部材のうち所定領域の厚みは、前記シート部材のうち前記所定領域よりも前記開口部から離れた領域の厚みよりも厚いことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記現像剤収容室搬送部材は、回転可能な支持軸と、この支持軸に支持された可撓性を有するシート部材であって、この支持軸が回転した場合に前記現像剤収容室の底部に摺動するシート部材とを有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記現像室内の現像剤を排出する排出手段と、
前記現像室内の現像剤が劣化したことを検知する検知手段と、
を有し、前記検知手段により前記現像室内の現像剤が劣化したことが検知された場合に、前記排出手段により前記現像室内の現像剤を排出させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の現像装置。
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