JP3706017B2 - トナー補給装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置及びこれを備える画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機等の電子写真方式の画像形成を行なう画像形成装置において現像装置に対してトナーを補給するトナー補給装置、及び、このトナー補給装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタや複写機等の電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置では、画像光の照射によって表面に静電潜像を形成する感光体に対向して現像装置を配置し、この現像装置から感光体表面にトナーを供給することによって静電潜像をトナー像に可視像化する。したがって、現像装置は常に所定量以上のトナーを収納しておく必要があり、現像装置に対してトナーを補給するトナー補給装置が備えられている。
トナー補給装置は、現像装置に補給すべきトナーを収容するトナー収容部内にトナー攪拌部材を回転自在に備えている。トナー攪拌部材は、回転によってトナー収容部内のトナーを攪拌混合してトナーの凝集固化を防止し、現像装置に補給する際の搬送性を維持する。このため、トナー攪拌部材は、通常、回転軸、回転軸の周面から半径方向に延出した回転羽根である支持体、及び、支持体の先端に片持ち支持されたトナー搬送シートからなる。
【0003】
支持体は、金属又は樹脂等の硬質の素材により、回転体に一体的に形成された梯子状の形状に形成されている。また、トナー搬送シートは、PETフィルム等の可撓性を有する弾性素材により、長方形に形成されている。トナー搬送シートは、一端の基端部において両面テープ等を介して支持体の先端部に固定されており、他端はトナー収容部の内壁に接触する開放端部にされている。トナー攪拌部材が回転軸を中心に回転することにより、トナー搬送シートの開放端部がトナー収容部の内壁に擦動し、現像装置へのトナーの供給位置に十分な量のトナーを搬送する。
【0004】
従来のトナー補給装置の構成として、具体的には、トナー攪拌部材110が、図8(A)に示すように単一のトナー搬送シート111を備えたもの、及び、図8(B)に示すように2つのトナー搬送シート111を備えたものがある。いずれの構成においても、回転軸113を中心としてトナー攪拌部材110が図中反時計方向に回転にすることにより、支持体112がトナー収容部120内のトナー140を攪拌するとともに、トナー搬送シート111がトナー収容部120の上方に位置するトナー補給部130までトナー収容部120の内壁に沿ってトナー140を掻き上げる。
【0005】
トナー補給部130にはスポンジローラ131が回転自在に支持されており、トナー補給部130に掻き上げられたトナー140は回転するスポンジローラ131の表面に吸着された後、スリット状の補給口132の縁部で掻き落とされながら図外の現像装置内に供給される。また、転写工程時に記録媒体に転写されることなく感光体表面に残留したトナーを後の画像形成プロセスにおいて再利用するトナーリサイクル方式の画像形成装置に用いられるトナー補給装置では、転写工程終了後の感光体表面からクリーニング機構によって除去された後に所定の搬送経路を経由してトナー収容部120内に回収されたトナーを、トナー攪拌部材110によって未使用のトナーと攪拌混合した後、現像装置に供給される。
【0006】
従来のトナー補給装置として、特開平6−236110号公報及び特開平11−311895号公報には、トナー搬送シートに切欠部を形成することにより、トナー搬送シートによるトナー補給部へのトナーの搬送量を一定にするようにした構成が開示されている。また、特開平8−185026号公報には、トナー搬送シートの変形を制御する支え片を設けることにより、トナー搬送シートによるトナー補給部へのトナーの搬送量を一定にするようにした構成が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトナー補給装置では、トナー攪拌部材においてトナー収容部内のトナーを攪拌する機能を有する支持体(回転羽根)が金属又は樹脂等の硬質素材によって形成されているために殆ど弾性的な撓み変形を生じることがなく、回転軸からの支持体の延出長さを半径とする円内に位置するトナーのみしか攪拌時に移動させることができない。また、回転軸からの支持体の延出長さは、支持体の先端がトナー収容部の内壁に当接しない範囲に制限される。このため、トナー補給装置から現像装置へのトナーの供給量が増加するにともなってトナー収容部内のトナー量が減少すると、支持体によってトナーを十分に攪拌、移動させることができなくなり、トナー補給部に十分な量のトナーを搬送することができなくなって現像装置に対するトナーの供給量が低下し、画像濃度の低下等による画質の劣化を招く問題がある。
【0008】
また、従来のトナー補給装置に設けられているトナー攪拌部材では、回転軸の半径方向におけるトナーの搬送能力を向上させるためのみに形状設計や材質設定に対する配慮がなされているが、回転軸方向へのトナーの搬送能力の向上について十分に考慮したものがなく、トナー収容部内に収容されているトナーの全体を均一に攪拌混合することができない問題があった。このため、特に、トナーリサイクル方式の画像形成装置に用いられるトナー補給装置では、感光体表面から除去された回収トナーが未使用トナーと十分に攪拌混合せず、未使用トナーに比較して帯電性等の現像特性が劣る回収トナーがトナー攪拌部材の回転軸方向の一部に偏在し、形成された画像に部分的な欠陥を生じる問題がある。
【0009】
例えば、回収トナーがトナー収容部におけるトナー攪拌部材の回転軸方向の中央部に投入される場合、投入された回収トナーは中央部に収容されていた未使用トナーとは十分に攪拌混合されるが、トナー攪拌部材の回転によっては回転軸方向にトナーを十分に移動させることができないため、回収トナーを回転軸方向の全域に分布させることができない。この結果、トナー収容部における回転軸方向について、中央部では回収トナーが多く未使用トナーが少なくなる一方、両端部では回収トナーが少なく未使用トナーが多くなる。このように、トナー収容部における回転軸方向についての回収トナーと未使用トナーとの不均一な混合状態は現像装置内においても継続し、濃度ムラ等の画像欠陥を生じる。
【0010】
この点で、特開平8−185026号公報に開示された構成では、攪拌シートの変形を制御する支え片を設けることにより、攪拌シートの変形に由来する回転軸方向におけるトナーの搬送能力のムラを解消するようにしているが、回転軸方向のトナーの搬送能力を向上させるものではなく、軸方向の全域にわたって回収トナーと未使用トナーとの混合状態を均一化することができるものではない。
【0011】
この発明の目的は、トナー収容部におけるトナー攪拌部材による回転軸の半径方向のトナーの搬送能力を向上させてトナー収容部内に収容されているトナーの全てを安定して現像装置に供給することができるとともに、トナー攪拌部材による回転軸方向のトナーの搬送能力をも向上させてトナー収容部内におけるトナーの混合状態をより均一化することができるトナー補給装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0013】
(1) トナー収容部内に収容したトナーを攪拌するとともに現像装置に連通するトナー供給部に搬送するトナー攪拌手段を回転自在に備えたトナー補給装置において、
前記トナー攪拌手段は、回転軸から少なくとも2方向の半径方向にトナー収容部の内壁に当接しない範囲に延出した複数の支持体と、
前記複数の支持体のうちの1つの支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸に平行な平行開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸の半径方向に搬送する回転方向搬送部材と、
前記複数の支持体のうちの他の1つの支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸に対して傾斜した傾斜開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸に平行な方向に搬送する軸方向搬送部材と、を含み、
前記軸方向搬送部材は、各間隔にスリットを設けて前記回転軸方向に複数備えられたことを特徴とする。
【0014】
この構成においては、現像装置に供給すべきトナーを収容したトナー収容部において回転自在にされたトナー攪拌手段が、トナー攪拌手段の回転時にトナーを回転軸の半径方向に搬送する回転方向搬送部材、及び、トナー攪拌手段の回転時にトナーを回転軸方向に搬送する軸方向搬送部材を備えている。したがって、トナー攪拌手段の回転時にトナー収容部に収容されているトナーがトナー攪拌手段の回転軸の半径方向に搬送されるとともに回転軸方向にも搬送され、トナー収容部内におけるトナー攪拌手段の回転軸方向についてトナーの混合状態が均一化される。
また、トナー攪拌手段が、回転軸から半径方向にトナー収容部の内壁に当接しない範囲に延出した支持体、支持体の先端に片持ち支持されて平行開放端を備えた可撓性を有するシート体の回転方向搬送部材、及び、支持体の先端に片持ち支持されて傾斜開放端を備えた可撓性を有するシート体の軸方向搬送部材を備えている。したがって、トナー攪拌手段の回転時にトナー収容部に収容されているトナーのうち、支持体の回転軸からの延出長さを半径とする円内に位置するトナーが支持体によって攪拌され、弾性変形によって平行開放端の全域をトナー収容部の内壁に擦動させた状態で回転方向搬送部材が回転することによってトナーがトナー攪拌手段の回転軸の半径方向に搬送されるとともに、軸方向搬送部材の傾斜開放端がトナーをトナー攪拌手段の回転軸方向に搬送する。
さらに、軸方向搬送部材が回転軸方向の複数の位置で分割される。したがって、軸方向搬送部材の各位置は、互いに独立して変形し、隣接する位置との間で変形状態が影響し合うことがない。
また、複数の支持体のそれぞれに回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材が個別に支持される。したがって、トナー攪拌手段の回転により、回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材が、トナーを回転方向に搬送する機能及び軸方向に搬送する機能を個別に発揮する。
【0017】
(2) トナー収容部内に収容したトナーを攪拌するとともに現像装置に連通するトナー供給部に搬送するトナー攪拌手段を回転自在に備えたトナー補給装置において、
前記トナー攪拌手段は、回転軸から2方向の半径方向にトナー収容部の内壁に当接しない範囲に延出した複数の支持体と、
前記支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸に平行な平行開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸の半径方向に搬送する回転方向搬送部材と、
前記支持体のうちの一方の支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸の一方の端部に向かって傾斜した傾斜開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸に平行な方向に搬送する軸方向搬送部材と、
前記複数の支持体のうちの他方の支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸の他方の端部に向かって傾斜した傾斜開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸に平行な方向に搬送する別の軸方向搬送部材と、を含み、
前記一方の支持体の先端に複数の前記回転方向搬送部材及び前記軸方向搬送部材を各間隔にスリットを設けて交互に支持し、
前記他方の支持体の先端に複数の前記回転方向搬送部材及び前記別の軸方向搬送部材を各間隔にスリットを設けて交互に支持したことを特徴とする。
【0018】
この構成においては、軸方向搬送部材が、トナー収容部内におけるトナー攪拌手段の回転軸方向の互いに異なる方向にトナーを搬送する。したがって、トナー収容部内においてトナーがトナー攪拌手段の回転軸方向の一端側に偏ることがない。
また、単一の支持体が回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材をトナー攪拌手段の軸方向において交互に支持する。したがって、形成すべき支持体数が削減される。
【0023】
(3) (2)の構成において、トナー攪拌手段の両端部に位置する軸方向搬送部材を、反対側の端部にトナーを搬送する部材としてもよい。
【0024】
この構成により、トナー収容部におけるトナー攪拌手段の両端部にトナーが偏って収容されることがなく、トナー収容部内にトナーをより一様な状態で収納することができる。
【0025】
(4) 前記回転方向搬送部材の平行開放端及び軸方向搬送部材の傾斜開放端の何れか一方又は両方を、支持体の回転範囲の外側に向かって折り曲げたことを特徴とする。
【0026】
この構成においては、回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材の開放端の少なくとも一方が支持体の回転範囲の外側に向かって折り曲げられる。したがって、回転方向搬送部材又は軸方向搬送部材の剛性が向上し、トナー攪拌手段の回転時におけるトナーとの当接によって意図しない方向に変形することがない。
【0029】
(5) 前記トナー補給装置のいずれかを用いて画像形成を行うことを特徴とする。
【0030】
この構成においては、トナー収容部内においてトナーをトナー攪拌手段の回転軸方向に搬送する機能を備えたトナー補給装置から現像装置に供給されたトナーを用いて画像形成が行われる。したがって、トナー収容部からトナー攪拌手段の回転軸方向に均質かつ均一な状態で供給されたトナーによって画像が形成され、形成された画像において濃度の不均一を生じることがない。
【0031】
(6)(5) の構成において、転写工程終了後の感光体表面に残留したトナーがトナー補給装置内に回収して再利用するトナーリサイクル機能を備えたものとすることができる。
【0032】
この構成により、トナー収容部に予め収納されている未使用トナー中に使用済みのトナーを均一に分布させることができ、未使用トナーに比較して現像性に劣る使用済みトナーがトナー収容部の一部に偏在することによる画像形成状態の劣化を未然に防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態に係るトナー補給装置を装着した現像装置の構成を示す断面図である。トナーとキャリアとからなる現像剤を収納する現像装置10は、上面における感光体である一端側に開口部10aを備え、トナー補給装置1が装着される他端側に補給孔10bを備えている。現像装置10は、電子写真方式の画像形成プロセスにおける現像工程時に、内部に収納している現像剤を開口部10aにおいて感光体の表面に供給し、感光体の表面に形成された静電潜像をトナー像に顕像化する。即ち、現像工程時には現像装置10内に収納されている現像剤中のトナーのみが消費され、画像形成プロセスが繰り返されると現像剤中のトナー濃度が低下して静電潜像の顕像化に支障を来す。そこで、現像剤中のトナー濃度を基準範囲に維持すべく、所定のタイミングで現像装置10内にトナー補給装置1からトナーを補給する。
【0034】
この現像装置10の内部には、搬送ローラ11、攪拌ローラ12及び現像ローラ13が軸支されている。搬送ローラ11は、補給孔1bの下方において矢印A方向に回転し、補給孔1bを経由してトナー補給装置1から補給されたトナーを攪拌ローラ12側に搬送する。攪拌ローラ12は、現像装置10の略中央部で矢印B方向に回転し、搬送ローラ11によって搬送されたトナーをキャリアとともに攪拌し、キャリアの表面にトナーを静電吸着させる。現像ローラ13は、内部に複数の磁極を備えた円筒形状を呈するとともに、開口部10aから周面の一部を露出した状態で矢印C方向に回転し、磁極の磁力によって周面にキャリアを磁気吸着して形成した現像剤の穂立ちを介して感光体の表面にトナーを供給する。
【0035】
現像装置10に装着されるトナー補給装置1は、内部にトナー収容部1a及びトナー補給部1bが形成されている。トナー収容部1aの略中央部には、この発明のトナー攪拌手段である攪拌ローラ2が軸支されている。攪拌ローラ2は、矢印D方向への回転によりトナー収容部1a内のトナーを攪拌して凝集固化を防止するとともに、トナー補給部1bに掻き上げる。一方、トナー補給部1bには、トナー供給ローラ3が軸支されている。トナー供給ローラ3は、矢印E方向に回転するスポンジローラであり、トナー補給部1bに掻き上げられたトナーを表面に吸着した後、スリット状の補給口4の縁部で掻き落としつつ、現像装置10内に供給する。
【0036】
なお、トナー補給装置1が使用される画像形成装置が、画像形成プロセスの転写工程後に感光体の表面に残留したトナーを回収して再利用するトナーリサイクル機能を有する場合、感光体の表面から回収されたトナーはトナー補給装置1の上面からトナー収容部1a内に落下する。
【0037】
図2は、上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの第1の実施例を示す外観図である。この発明のトナー攪拌手段である攪拌ローラ2は、樹脂等の硬質素材からなる回転軸20の周面における2個所に梯子型の支持体21a,21bを半径方向に延出して一体的に形成し、この支持体21a,21bの先端部に可撓性を有するシート体の回転方向搬送部材22及び軸方向搬送部材23を回転軸20の半径方向に直交する方向、即ち、攪拌ローラ2の回転時における支持体21a,21bの先端部の回転軌跡の法線方向に延出する状態で片持ち支持して構成されている。
【0038】
支持体21a,21bの回転軸20の半径方向の長さは、攪拌ローラ2が回転軸20を中心として回転した際に、先端部がトナー収容部1aの内壁に当接しない範囲に設定されている。このため、攪拌ローラ2の回転時に、硬質素材からなる支持体21a,21bの先端部との当接によって、トナー収容部1aの内壁が損傷することはない。
【0039】
回転方向搬送部材22は、支持体21aの回転軸20の軸方向における全長にわたって1枚の矩形を呈する平板状に形成されており、その開放端22aは回転軸20の軸方向に平行な平行開放端にされている。回転方向搬送部材22は、トナー収容部1aにおける回転軸20の軸支位置とトナー収容部1aの内壁との間の最大距離を越える範囲に開放端22aが位置する長さにされている。このため、攪拌ローラ2の回転時に開放端22aがトナー収容部1aの内壁に当接するが、回転方向搬送部材22が弾力性を有する可撓性のシート体によって構成されていることから、トナー収容部1aの内壁に損傷を与えることはない。
【0040】
これに対して、軸方向搬送部材23は、支持体21bの回転軸20の軸方向の全長にわたって1枚の平板を6分割して形成されており、その開放端23aは回転軸20の軸方向に対して傾斜した傾斜開放端にされている。詳細には、開放端23aは、傾斜方向が互いに異なる2種類の傾斜開放端22aa,22abを交互に配置して構成されており、軸方向搬送部材23の面方向から見て山部と谷部とからなるV字型形状を繰り返した形状を呈している。また、軸方向搬送部材23は、トナー収容部1aにおける回転軸20の軸支位置とトナー収容部1aの内壁との間の距離を一部において越える範囲に開放端23aが位置する長さにされている。このため、攪拌ローラ2の回転時に開放端23aがトナー収容部1aの内壁に当接するが、軸方向搬送部材23が弾力性を有する可撓性のシート体によって構成されていることから、トナー収容部1aの内壁に損傷を与えることはない。
【0041】
図3は、上記第1の実施例に係る攪拌ローラの回転時におけるトナーの搬送状態を説明する図である。トナー収容部1a内において攪拌ローラ2が図3(A)に示すように矢印D方向に回転すると、トナー収容部1a内に収納されているトナーが硬質の支持体21a,21bによって攪拌され、トナーの凝集固化が防止される。
【0042】
回転方向搬送部材22は、開放端22aにおいて軸方向の全域にわたって略均一にトナー収容部1aの内壁に当接する。これによって、回転方向搬送部材22は、図3(A)に示すように一様に弾性変形し、開放端22aがトナー収容部1aの内壁を掻き上げる状態で、トナー収容部1a内のトナーを内壁との間に挟むようにして、図3(B)中矢印Fで示す回転方向に搬送する。
【0043】
軸方向搬送部材23は、開放端23aa,23abの山部近傍において選択的にトナー収容部1aの内壁に当接する。これによって、軸方向搬送部材23は、図3(A)に示すように捩じれた形状に弾性変形し、トナー収容部1a内のトナーを傾斜開放端の山部から谷部に向かう方向、即ち、開放端23aaの部分では図3(B)中矢印Gで示す軸方向に、開放端23abの部分では図3(B)中矢印Hで示す軸方向に搬送する。
【0044】
このようにして、攪拌ローラ2は、矢印D方向に回転することにより、支持体21によってトナー収容部1a内のトナーを攪拌する機能、回転方向搬送部材23によってトナー収容部1a内のトナーを回転方向に搬送する機能、及び、軸方向搬送部材23によってトナー収容部1a内のトナーを軸方向に搬送する機能を実現する。
【0045】
これにより、トナー収容部1a内のトナーの凝集固化を防止して十分な搬送性を確保することができ、トナー収容部1aからトナー補給部1bに対して十分な量のトナーを搬送することができるだけでなく、トナー収容部1aの長手方向にトナーを十分に移動させてトナー収容部1a内のトナーを均一な状態にすることができる。したがって、転写工程終了後の感光体表面から回収された使用済みトナーがトナー収容部1a内に投入された場合にも、この使用済みトナーをトナー収容部1a内に一様に分布させることができ、使用済みトナーがトナー収容部1a内の長手方向における一部に偏って分布することによる画像形成状態の劣化を防止することができる。
【0046】
なお、図3(B)に示すように、軸方向搬送部材23において、回転軸20の軸方向の一端部に位置する傾斜開放端23aaはトナーを矢印G方向に搬送する方向に傾斜しており、他端部に位置する傾斜開放端23abはトナーを矢印H方向に搬送する方向に傾斜している。したがって、トナー収容部1aにおいてトナーが回転軸20の軸方向の両端部に集まることがなく、トナー収容部1a内にトナーをより均一に分布させることができる。
【0047】
また、軸方向搬送部材23は、スリット23bによって傾斜開放端23aa,23ab毎に分割して構成されているため、各傾斜開放端23aa,23abは個別に変形することができ、隣接する傾斜開放端23aa,23abと互いに異なる方向にトナーを確実に搬送することができる。
【0048】
さらに、軸方向搬送部材23の傾斜開放端23aは、複数のV字型を繰り返し形成した形状にされており、回転軸20の軸方向に形成された複数の谷部のそれぞれに向かうようにトナーを搬送することにより、軸方向の全域についてトナーを均一に分布されるようにしている。したがって、軸方向搬送部材23の分割数を増加することによってトナー収容部1a内により均一にトナーを収納することができる。
【0049】
加えて、回転軸20の軸方向に直交する方向において、軸方向搬送部材23の長さは回転方向搬送部材22の長さに比較して短くしている。これは、トナー収容部1aの内壁との間にトナーを挟み込んだ状態で搬送する回転軸搬送部材22では多量のトナーを搬送するためにトナー収容部1aの内壁に対する当接力をできるだけ大きくする必要があるのに対して、トナーを回転軸20の軸方向に搬送する軸方向搬送部材23ではトナー収容部1aの内壁に対する当接力がトナーの回転軸20の軸方向への移動の妨げとなるためである。
【0050】
図4は、上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの第2の実施例を示す外観図である。この攪拌ローラ10′は、回転方向搬送部材22′の平行開放端22a′及び軸方向搬送部材23′の傾斜開放端23a′を支持体21a,21bの回転範囲の外側に向かって折り曲げたものである。このように、開放端22a′,23a′を折り曲げて構成することにより、回転方向搬送部材22′及び軸方向搬送方向23′の剛性を高めてトナーの搬送機能を向上させることができる。
【0051】
なお、上記の例では回転方向搬送部材22′の平行開放端22a′及び軸方向搬送部材23′の傾斜開放端23a′の両方を折り曲げているが、平行開放端22a′又はの傾斜開放端23a′のうち、より搬送機能を向上させるべき何れか一方のみを折り曲げることもできる。
【0052】
また、上記の第1及び第2の実施例では回転軸の周面の2箇所から延出した支持体のそれぞれに回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材を支持しているが、回転軸の周面の3箇所以上から支持体を延出するようにしてもよい。
【0053】
図5は、上記第1及び第2の実施例に係る攪拌ローラを用いた場合のトナー収容部におけるトナーの移動状態を従来例と比較した結果を示す図である。同図に示す結果は、第1の実施例の攪拌ローラ2、第2の実施例の攪拌ローラ2′及び従来例の攪拌ローラ110のそれぞれをトナー補給装置1内にセットし、イエローのトナーを充填したトナー収容部1aにおける回転軸20の軸方向の一端側にマゼンタのトナーを所定量だけ投入し、トナー収容部1aにおけるマゼンタのトナーの移動量を測定したものである。
【0054】
ここに、回転方向搬送部材22及び軸方向搬送部材23の回転軸20の軸方向における長さが350mm、回転方向搬送部材22の回転軸20の半径方向における長さが60mm、軸方向搬送部材23の回転軸20の軸方向に直交する方向の長さが52mm、軸方向搬送部材23におけるスリット23bの回転軸20の軸方向に直交する方向の長さが40mm、軸方向搬送部材23における7個連続して形成された各V字型形状の回転軸20の軸方向の長さが約50mmのものを用いた。
【0055】
また、第2の実施例の攪拌ローラ2′は、回転方向搬送部材22の平行先端部22a及び軸方向搬送部材23の傾斜先端部23aに幅5mmの折り返しを形成している。さらに、従来例は、図8(A)に示した単一の回転方向搬送部材111を備えた攪拌ローラ110であって、回転方向搬送部材22の回転軸20の軸方向における長さ、及び、回転軸20の軸方向に直交する方向の長さが第1の実施例に係る攪拌ローラ20及び第2の実施例に係る攪拌ローラ20′と同一のものを用いた。
【0056】
図5に明らかなように、従来例の攪拌ローラ110を用いた場合には、トナー収容部1aにおける回転軸20の軸方向の60%程度の範囲までしかマゼンタのトナーを搬送することができなかった。これに対して、第1の実施例の攪拌ローラ2及び第2の実施例の攪拌ローラ2′を用いた場合には、トナー収容部1aにおける回転軸20の軸方向の全域にマゼンタのトナーを搬送することができた。特に、第2の実施例の攪拌ローラ2′を用いた場合には、第1の実施例の攪拌ローラ2を用いた場合に比較してより早くトナー収容部1aにおける回転軸20の軸方向の全域にマゼンタのトナーを搬送することができた。
【0057】
この結果から、本発明の構成が、トナー補給装置1のトナー収容部1aにおける回転軸20の軸方向についてのトナーの分布状態を一様にするために、極めて有効であると言える。
【0058】
図6(A)及び(B)は、上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの第3の実施例の形状を示す側面図及び正面図である。第3の実施例に係る攪拌ローラ2″は、回転軸20の周面の2箇所から延出した支持体21a″,21b″のそれぞれの先端に、平行開放端22a″を形成した回転方向搬送部材22″、及び、傾斜開放端23a″を形成した軸方向搬送部材2″をスリット25を挟んで交互に繰り返し形成した搬送部材24a,24bの一端を片持ち支持したものである。
【0059】
但し、搬送部材24aと搬送部材24bとの間で、回転方向搬送部材22″及び軸方向搬送部材2″は、互いに回転対称となるように配列されている。
【0060】
トナー収容部1a内において攪拌ローラ2″が図6(A)に示すように矢印D方向に回転すると、トナー収容部1a内に収納されているトナーが硬質の支持体21a″,21b″によって攪拌され、トナーの凝集固化が防止される。
【0061】
回転方向搬送部材22″は、開放端22a″が軸方向の全域にわたって略均一にトナー収容部1aの内壁に当接する。これによって、回転方向搬送部材22″は、一様に弾性変形して開放端22a″がトナー収容部1aの内壁を掻き上げる状態で、トナー収容部1a内のトナーを内壁との間に挟むようにして、図6(B)中矢印Fで示す回転方向に搬送する。
【0062】
軸方向搬送部材23″は、傾斜開放端23a″の山部近傍が選択的にトナー収容部1aの内壁に当接する。これによって、軸方向搬送部材23″は、捩じれた形状に弾性変形してトナー収容部1a内のトナーを傾斜開放端23a″の山部から谷部に向かう方向、即ち、搬送部材24aでは図6(B)中矢印Gで示す軸方向に、搬送部材24bでは図6(B)中矢印Hで示す軸方向に搬送する。
【0063】
このようにして、攪拌ローラ2″は、矢印D方向に回転することにより、支持体21″によってトナー収容部1a内のトナーを攪拌する機能、搬送部材24a,24bの回転方向搬送部材22″によってトナー収容部1a内のトナーを回転方向に搬送する機能、及び、搬送部材24a,24bの軸方向搬送部材23″によってトナー収容部1a内のトナーを軸方向に搬送する機能を実現する。
【0064】
これにより、トナー収容部1a内のトナーの凝集固化を防止して十分な搬送性を確保することができ、トナー収容部1aからトナー補給部1bに対して十分な量のトナーを搬送することができるだけでなく、トナー収容部1aの長手方向にトナーを十分に移動させてトナー収容部1a内のトナーを均一な状態にすることができる。
【0065】
なお、回転方向搬送部材22″の平行開放端22a″及び軸方向搬送部材23″の傾斜開放端23a″の何れか一方又は両方に折り曲げ部を形成し、回転方向搬送部材22″及び軸方向搬送部材23″の剛性を高めることもできる。
【0066】
また、図7(A)に示すように、搬送部材24a,24bの両端部に、反対側の端部方向に向かってトナーを搬送する軸方向搬送部材23″を配置し、トナー収容部1a内における回転軸20″の軸方向の両端部にトナーが偏ることを防止するようにしてもよい。
【0067】
さらに、軸方向搬送部材23″の傾斜角及び回転軸20″の軸方向に直交する方向の長さを適当に選択することにより、軸方向搬送部材23″に回転方向搬送部材22″の回転方向へのトナー搬送機能をも付与することができる場合には、図7(B)に示すように、搬送部材24a,24bを軸方向搬送部材23″のみによって構成することもできる。この場合に、図7(C)に示すように、搬送部材24aと搬送部材24a,24bとにおいて回転軸20″の軸方向におけるスリット25の形成位置を互いに対向しない位置とすることにより、トナー収容部1a内の回転軸20″の軸方向にトナーをより一様に分布させることができる。
【0068】
加えて、図6及び図7(A)〜(C)に示す例では支持体21a″,21b″を回転軸20″の周面の2箇所から延出して形成しているが、先端部において搬送部材を支持する支持体を回転軸20″の周面の3箇所以上から延出して形成することもできる。
【0069】
【発明の効果】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0070】
(1) 現像装置に供給すべきトナーを収容したトナー収容部において回転自在にされたトナー攪拌手段にトナー攪拌手段の回転時にトナーを回転軸の半径方向に搬送する回転方向搬送部材、及び、トナー攪拌手段の回転時にトナーを回転軸方向に搬送する軸方向搬送部材を備えることにより、トナー攪拌手段の回転時にトナー収容部に収容されているトナーをトナー攪拌手段の回転軸の半径方向に搬送するとともに回転軸方向にも搬送することができ、トナー収容部内におけるトナー攪拌手段の回転軸方向についてトナーの混合状態を均一化して現像装置にトナーを一様に供給することができる。
また、トナー攪拌手段に、回転軸から半径方向にトナー収容部の内壁に当接しない範囲に延出した支持体、支持体の先端に片持ち支持されて平行開放端を備えた可撓性を有するシート体の回転方向搬送部材、及び、支持体の先端に片持ち支持されて傾斜開放端を備えた可撓性を有するシート体の軸方向搬送部材を備えることにより、トナー攪拌手段の回転時にトナー収容部に収容されているトナーのうち、支持体の回転軸からの延出長さを半径とする円内に位置するトナーを支持体によって攪拌することができるだけでなく、弾性変形によって平行開放端の全域をトナー収容部の内壁に擦動させた状態で回転方向搬送部材が回転することによってトナーをトナー攪拌手段の回転軸の半径方向に搬送することができ、さらに、軸方向搬送部材の傾斜開放端によってトナーをトナー攪拌手段の回転軸方向に搬送することができる。これによって、トナー収容部内におけるトナー攪拌手段の回転軸方向についてトナーの混合状態を均一化して現像装置にトナーを一様に供給することができる。
さらに、軸方向搬送部材を回転軸方向の複数の位置で分割することにより、軸方向搬送部材の各位置を互いに独立して変形させることができ、隣接する位置との間で変形状態が影響し合うことがないようにしてトナーを所定の方向に確実に搬送させることができる。
また、複数の支持体のそれぞれに回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材を個別に支持することにより、トナー攪拌手段の回転時において、回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材にトナーを回転方向に搬送する機能及び軸方向に搬送する機能を個別に発揮させることができる。
【0072】
(2) 軸方向搬送部材によってトナー収容部内におけるトナー攪拌手段の回転軸方向の互いに異なる方向にトナーを搬送することにより、トナー収容部内においてトナーがトナー攪拌手段の回転軸方向の一端側に偏ることがないようにし、トナー収容部内におけるトナーの収容状態をより均一化することができる。
また、単一の支持体において回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材をトナー攪拌手段の軸方向において交互に支持することにより、形成すべき支持体数を削減することができ、コストダウンを実現できる。
【0075】
(3) 回転方向搬送部材及び軸方向搬送部材の開放端の少なくとも一方を支持体の回転範囲の外側に向かって折り曲げることにより、回転方向搬送部材又は軸方向搬送部材の剛性を高くしてトナー攪拌手段の回転時におけるトナーとの当接によって意図しない方向に変形することを防止し、トナーの搬送性を向上させることができる。
【0077】
(4) トナー収容部からトナー攪拌手段の回転軸方向に均質かつ均一な状態で供給されたトナーによって画像を形成し、形成された画像において濃度の不均一が生じないようにして画像形成状態を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るトナー補給装置を装着した現像装置の構成を示す断面図である。
【図2】上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの第1の実施例を示す外観図である。
【図3】上記第1の実施例に係る攪拌ローラの回転時におけるトナーの搬送状態を説明する図である。
【図4】上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの第2の実施例を示す外観図である。
【図5】上記第1及び第2の実施例に係る攪拌ローラを用いた場合のトナー収容部におけるトナーの移動状態を従来例と比較した結果を示す図である。
【図6】上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの第3の実施例の形状を示す側面図及び正面図である。
【図7】上記トナー補給装置に備えられる攪拌ローラの他の実施例の形状を示す図である。
【図8】従来のトナー補給装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1−トナー補給装置
1a−トナー収容部
1b−トナー供給部
2−攪拌ローラ
10−現像装置
20−回転軸
21a,21b−支持体
22−回転方向搬送部材
22a−平行開放端
23−軸方向搬送部材
23a−傾斜開放端

Claims (4)

  1. トナー収容部内に収容したトナーを攪拌するとともに現像装置に連通するトナー供給部に搬送するトナー攪拌手段を回転自在に備えたトナー補給装置において、
    前記トナー攪拌手段は、回転軸から少なくとも2方向の半径方向にトナー収容部の内壁に当接しない範囲に延出した複数の支持体と、
    前記複数の支持体のうちの1つの支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸に平行な平行開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸の半径方向に搬送する回転方向搬送部材と、
    前記複数の支持体のうちの他の1つの支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸に対して傾斜した傾斜開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸に平行な方向に搬送する軸方向搬送部材と、を含み、
    前記軸方向搬送部材は、各間隔にスリットを設けて前記回転軸方向に複数備えられたことを特徴とするトナー補給装置。
  2. トナー収容部内に収容したトナーを攪拌するとともに現像装置に連通するトナー供給部に搬送するトナー攪拌手段を回転自在に備えたトナー補給装置において、
    前記トナー攪拌手段は、回転軸から2方向の半径方向にトナー収容部の内壁に当接しない範囲に延出した複数の支持体と、
    前記支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸に平行な平行開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸の半径方向に搬送する回転方向搬送部材と、
    前記支持体のうちの一方の支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸の一方の端部に向かって傾斜した傾斜開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸に平行な方向に搬送する軸方向搬送部材と、
    前記複数の支持体のうちの他方の支持体の先端に片持ち支持されて前記回転軸の半径方向に直交する方向に支持端から開放端まで連続して延出した可撓性を有するシート体であって、前記回転軸の他方の端部に向かって傾斜した傾斜開放端を有し、回転時にトナーを前記回転軸に平行な方向に搬送する別の軸方向搬送部材と、を含み、
    前記一方の支持体の先端に複数の前記回転方向搬送部材及び前記軸方向搬送部材を各間隔にスリットを設けて交互に支持し、
    前記他方の支持体の先端に複数の前記回転方向搬送部材及び前記別の軸方向搬送部材を各間隔にスリットを設けて交互に支持したことを特徴とするトナー補給装置。
  3. 前記回転方向搬送部材の平行開放端及び軸方向搬送部材の傾斜開放端の何れか一方又は両方は、支持体の回転範囲の外側に向かって折り曲げたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー補給装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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