JP2020095188A - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 供給部材における現像剤の充填効果を高めることができる現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。【解決手段】 現像装置は、現像枠体と、現像室に回転可能に配置される現像剤担持体と、現像室に回転可能に配置され、且つ、現像剤担持体と当接して当接部を形成し、発泡体構造を持つ、供給部材と、を有する。供給部材の重力方向における最下部は、開口の下端よりも下方に位置するように配置されており、現像室には、開口の下端と同じ位置もしくは下端の位置よりも下方となる位置において、供給部材の表面に当接して供給部材を弾性変形させる当接部材を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関する。特に、電子写真画像形成装置に使用される現像装置、プロセスカートリッジ、または、電子写真画像形成装置に関する。
従来では、電子写真画像形成装置に使用される現像剤担持体の表面に当接して配置され、弾性変形可能な発泡体構造を有する現像剤供給部材が知られている(特許文献1を参照する)。
特許文献1の現像剤供給部材は、現像剤担持体と当接してニップ部を形成している。また、現像剤供給部材の回転方向において、ニップ部の上流側では、現像剤供給部材(発泡体構造)が現像剤担持体の表面との当接により圧縮(弾性)変形され、発泡体構造内に含まれた現像剤は、吐き出しされて現像剤担持体の表面に塗布(供給)される。
一方、ニップ部の下流側では、圧縮変形された発泡体構造が元の形状に復元するため、周囲の現像剤が現像剤供給部材に吸い込まれる(充填される)。なお、充填された現像剤は、現像剤供給部材の回転に伴って、再びニップ部の上流側に移動されたとき、現像剤供給部材から吐き出されて現像剤担持体に供給される。
特開2010−211052号公報
特許文献1の構成では、現像剤供給部材の回転方向においてニップ部の下流側(即ち、現像剤が充填される「充填部位」)は、現像剤担持体と現像剤供給部材からなるニップ部の上方に位置されている。このため、現像剤供給部材の回転動作に連れて、現像剤をニップ部の上方に多く溜め込むことができず、「充填部位」における充填効果が低下する場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、供給部材における現像剤の充填効果を高めることができる現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、
現像室と、前記現像室へ供給する現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像室と前記現像剤収容室とを仕切ると共に前記現像室と前記現像剤収容室を連通する開口が設けられる仕切り部と、を備え、使用時の姿勢において前記現像剤収容室は前記現像室の下方に位置する、現像枠体と、
前記現像室に回転可能に配置される現像剤担持体と、
前記現像室に回転可能に配置され、且つ、前記現像剤担持体と当接して当接部を形成し、発泡体構造を持つ、供給部材と、
を有する現像装置であって、
前記供給部材の重力方向における最下部は、前記開口の下端よりも下方に位置するように配置されており、
前記現像室には、前記開口の前記下端と同じ位置もしくは前記下端の位置よりも下方となる位置において、前記供給部材の表面に当接して前記供給部材を弾性変形させる当接部材を有する、ことを特徴とする。
本発明のプロセスカートリッジは、現像剤像を担持する像担持体と、前記現像装置と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、転写部材と、前記現像装置、または、前記プロセスカートリッジと、を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、供給部材における現像剤の充填効果を高めることができる。
本発明の第1実施例に係る現像装置が使用される画像形成装置の断面概念図 本発明の第1実施例に係る現像装置を含むプロセスカートリッジの断面概念図 本発明の第1実施例に係る現像装置の現像室の断面概念図 本発明の第1実施例と比較する比較例における現像室の断面図 本発明の第2実施例に係る現像装置の現像室の断面概念図 (a、b)は、本発明の第2実施例に係る現像装置の当接シートとトナー供給ローラの当接部にトナーを取り込むくさび形状の概念図;(c)は、第2実施例におけるくさび形状と対比するための対比構成の概念図 本発明の第3実施例に係る現像装置の現像室の断面概念図
本発明は、現像装置、プロセスカートリッジまたは画像形成装置のいずれかの形態としても実施可能である。
以下、本実施例に関わる現像装置が使用される電子写真画像形成装置100(以下、単に「画像形成装置100」と称する場合がある)を図面に則して説明する。なお、本実施例の現像装置をプロセスカートリッジの一部として構成し、画像形成装置に使用することもできる。
以下に説明する実施例は、例示的に本発明を説明するものであって、以下に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置関係などは、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれに限定するものではない。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体(記録材)に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンター等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段などのプロセス手段の少なくとも一つと、感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
また、現像装置とは、感光体ドラム上の静電潜像を現像するための現像手段をカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能にしたものである。
(第1実施例)
以下、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
本発明の第1の実施例について図1〜図4により説明する。
(1)画像形成装置
先ず、本発明に係る電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る現像装置が使用される画像形成装置の断面概念図である。
図2は、本発明の第1実施例に係る現像装置を含むプロセスカートリッジの断面概念図である。なお、図2は、感光体ドラム1の長手方向(回転軸線方向)に沿って見た本実施例のプロセスカートリッジ7の概略断面(主断面)を示している。
図1に示すように、本実施例では、プロセスカートリッジ7が画像形成装置本体100Aに対して装着可能である。また、プロセスカートリッジが装置本体100Aに挿入されることによって画像形成装置100が構成される。
また、図2に示すように、プロセスカートリッジ7は、像担持体としての感光体ドラム1(像担持体)と、帯電ローラ2と、現像装置(現像ユニット4)と、クリーニング装置で構成されたものであり、これらが一体化されたものとなっている。
図1に示すように、本実施例の画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置本体100Aに接続された画像読み取り装置、或いは、画像形成装置本体100Aに通信可能に接続されたパーンナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置本体100Aに入力される。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第1、第2、第3、第4の画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施例では、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されている。
なお、本実施例では、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKの構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。
即ち、本実施例では、画像形成装置100は、複数の像担持体として、鉛直方向と交差する方向に並設された4個のドラム型の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1は、図示方向Aに図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を均―に帯電する帯電手段としての帯電ローラ2、画像情報に基づきレーザーを照射して感光体ドラム1上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段としてのスキャナユニット(露光装置)3が配置されている。また、感光体ドラム1の周囲には、静電像をトナー像として現像する現像手段としての現像ユニット(現像装置)4、転写後の感光体ドラム1の表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去するクリーニング手段としてのクリーニング部材6が配置されている。更に、4個の感光体ドラム1に対向して、感光体ドラム1上のトナー像を記録材12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5(転写部材)が配置されている。
なお、本実施例では、現像ユニット4は、現像剤として非磁性一成分現像剤のトナーを用いる。また、本実施例では、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ17(後述)を感光体ドラム1に対して接触させて反転現像を行うものである。即ち、本実施例では、現像ユニット4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーを、感光体ドラム1上の露光により電荷が減衰した部分(画像部、露光部)に付着させることで静電像を現像する。
本実施例では、感光体ドラム1と、感光体ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像ユニット4及びクリーニング部材6とは、一体化され、即ち、一体的にカートリッジ化されて、プロセスカートリッジ7を形成している。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体100Aに設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段を介して、画像形成装置100に着脱可能となっている。本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ7は、全て同一形状を有しており、各色用のプロセスカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブランク(K)の各色のトナーが収容されている。
中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト5は、全ての感光体ドラム1に当接し、方向Bに循環移動(回転)する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材として、駆動ローラ51、二次転写対向ローラ52に掛け渡されている。
中間転写ベルト5の内周面側には、各感光体ドラム1に対向するように、一次転写手段としての、4個の一次転写ローラ8が並設されている。一次転写ローラ8は、中間転写ベルト5を感光体ドラム1に向けて押圧し、中間転写ベルト5と感光体ドラム1とが当接する一次転写部を形成する。そして、一次転写ローラ8に、図示しない一次転写バイアス印加手段としての一次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
また、中間転写ベルト5の外周面側において二次転写対向ローラ52に対向する位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は、中間転写ベルト5を介して二次転写対向ローラ52に圧接し、中間転写ベルト5と二次転写ローラ9とが当接する二次転写部を形成する。そして、二次転写ローラ9に、図示しない二次転写バイアス印加手段としての二次転写バイアス電源(高圧電源)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト5上のトナー像が記録材12に転写(二次転写)される。
更に説明すれば、画像形成時には、先ず、感光体ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から発された画像情報に応じたレーザー光によって、帯電した感光体ドラム1の表面が走査露光され、感光体ドラム1上に画像情報に従った静電像が形成される。次いで、感光体ドラム1上に形成された静電像は、現像ユニット4によってトナー像として現像される。感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ8の作用によって中間転写ベルト5上に転写(一次転写)される。
例えば、フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次に行われ、中間転写ベルト5上に各色のトナー像が次に重ね合わせて一次転写される。
その後、中間転写ベルト5の移動と同期が取られて記録材12が二次転写部へと搬送される。中間転写ベルト5上の4色トナー像は、記録材12を介して中間転写ベルト5に当接している二次転写ローラ9の作用によって、一括して記録材12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録材12は、定着手段としての定着装置10に搬送される。定着装置10において記録材12に熱及び圧力を加えられることで、記録材12にトナー像が定着される。
なお、画像形成装置100は、所望の一つの画像形成部のみを用いて、または、幾つか(全てではない)の画像形成部を用いて、単色またはマルチカラーの画像を形成することができる。
(2)プロセスカートリッジ
次に、図2に沿って、本実施例の画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ7の全体構成について説明する。
なお、本実施例では、収容している現像剤の種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ7の構成及び動作は実質的に同一である。
図2に示すように、プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1等を備えた感光体ユニット13と、現像ローラ17(現像剤担持体)等を備えた現像ユニット4とを一体化して構成される。
感光体ユニット13は、感光体ユニット13内の各種要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体14を有する。クリーニング枠体14には、感光体ドラム1が図示しない軸受を介して回転可能に取り付けられている。感光体ドラム1は、図示しない駆動手段(駆動源)としての駆動モータの駆動力が感光体ユニット13に伝達されることで、画像形成動作に応じてA方向に回転駆動される。本実施例にて、画像形成プロセスの中心となる感光体ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に機能性膜である下引き層、キャリア発生層、キャリア移送層を順にコーティングした有機感光体ドラム1を用いている。
また、感光体ユニット13には、感光体ドラム1の周面上に接触するように、クリーニング部材6、帯電ローラ2が配置されている。クリーニング部材6によって感光体ドラム1の表面から除去された転写残トナーは、クリーニング枠体14内に落下、収容される。
帯電手段である帯電ローラ2は、導電性ゴムのローラ部を感光体ドラム1に加圧接触することで従動回転する。
ここで、帯電ローラ2の芯金には、帯電工程として、感光体ドラム1に対して所定の直流電圧が印加されており、これにより感光体ドラム1の表面には、一様な暗部電位(Vd)が形成される。前述のスキャナユニット3からのレーザー光によって画像データに対応して発光されるレーザー光のスポットパターンは、感光体ドラム1を露光し、露光された部位は、キャリア発生層からのキャリアにより表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、露光部位は所定の明部電位(Vl)、未露光部位は所定の暗部電位(Vd)の静電像が、感光体ドラム1上に形成される。
(3)現像ユニット
現像ユニット4は、感光体ドラム1へトナーを供給して現像を行う目的で設けられた現像室15と、現像に寄与するトナーを格納する現像剤収容室としてのトナー収容室18(現像剤収容室)と、を有する。本実施例では、現像室15を形成する現像枠体部61と、トナー収容室18を形成する現像枠体部62と、が一体的に接合された現像枠体60に、現像工程に係る各種要素が設けられて、現像ユニット4が構成されている。現像枠体部61と現像枠体部62との間には、詳しくは後述する現像室15内の現像剤貯留部を構成するトナー貯留槽19を形成する隔壁23(仕切り部)が形成されている。即ち、現像室15は、隔壁23によってトナー収容室18と区画され、トナー収容室18が現像室15の下方に配置された構成になっている。
現像ユニット4内に形成されたトナー収容室18には、現像剤として非磁性一成分現像剤、即ち、トナーが収容されている。また、トナー収容室18内には、攪拌部材22が設けられている。攪拌部材22は、トナー収容室18内に収容されたトナーを攪拌すると共に、トナー収容室18内に収容されたトナーを重力に反して跳ね上げて現像室15へ供給している。
本実施例の構成では、トナー収容室18内に収容されたトナーを重力に反して跳ね上げて(方向G)現像室15へ供給する必要がある。供給動作を容易にするために、隔壁23の先端24(開口24Aの下端)を通る水平線H2が、第1吸い込み部M1を通る水平線H1より下方になるように配置している。
現像室15は、現像剤担持体としての現像ローラ17、現像ローラ17にトナーを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ20(供給部材)を有する。また、現像室15は、トナー供給ローラ20の下方にトナーを貯めるトナー貯留槽19を有する。
本実施例では、トナー供給ローラ20は、芯金201と、表層202を備える。表層(202)には、発泡体構造(202A)が備えられており、弾性変形可能なように構成されている。なお、表層(202)は、芯金201の表面に形成され、表面202Bを備えている。
次に現像室15の詳細について図3を用いて説明する。図3は、本発明の第1実施例に係る現像装置の現像室15の断面概念図である。
図3に示すように、本実施例では、現像ブレード21が現像ローラ17にカウンタ(現像ブレード21の自由端が現像ローラ17の回転方向Dの上流側に向けて延びるように配置)で当接している。これによって、トナー供給ローラ20によって供給されたトナーのコート量規制及び電荷付与が実現されている。現像ブレード21は薄い板状部材からなり、薄板のバネ弾性を利用して当接圧力を形成し、その表面がトナー及び現像ローラ17に当接される。トナーは、現像ブレード21と現像ローラ17との摺擦により摩擦帯電されて電荷を付与されると同時に層厚規制される。
現像ローラ17と感光体ドラム1とは、接触部(ニップ部)N1において互いの表面が同方向(本実施例では下から上に向かう方向)に移動するようにそれぞれ回転する。即ち、感光体ドラム1は、方向Aに回転駆動され、現像ローラ17は、方向Dに回転駆動されている。
なお、本実施例では、現像ローラ17は、感光体ドラム1に接触して配置されているが、現像ローラ17は、感光体ドラム1に対して所定間隔を開けて近接配置される構成であってもよい。
本実施例では、現像ローラに印加された所定のDCバイアスに対して、摩擦帯電によりマイナスに帯電したトナーが、感光体ドラム1に接触する現像部(ニップ部N1)において、電位差に応じて、明部電位が形成された部位にのみ転移して静電像を顕像化する。
トナー供給ローラ20と現像ローラ17は、ニップ部N2(当接部)において互いに逆方向に移動するよう回転している。これにより、トナー供給ローラ20による現像ローラ17へのトナー供給及び現像残(現像後の残留トナー)として残った現像ローラ17上のトナーの剥ぎ取りを実現している。なお、トナー供給ローラ20は、当接部N2における表面N2Aが重力方向gの下方から上方へ移動するように、回転駆動されている(回転方向E)。
トナー供給ローラ20の最下端204は、開口24Aの下端24よりも下方に位置するように配置されている。
次に、トナー供給ローラ20のニップ部N2前後での動作について説明する。
トナー供給ローラ20の表面(202B)は、回転によりニップ部N2に向けて移動する。
トナー供給ローラ20は、その表層に発泡体層(発泡体構造)を有するため、発泡体層はニップ部N2へ突入する直前の第1吐き出し部L1(供給部材の当接部における方向Eの上流側の端部)において圧縮変形する。そして、圧縮変形によってトナー供給ローラ20の表面及び内部に留まっていたトナーが吐き出される。トナー供給ローラ20は、内部からトナーが吐き出された状態でニップ部N2に突入する。
トナー供給ローラ20は、ニップ部N2を通過した瞬間の第1吸い込み部M1(供給部材の当接部における方向Eの下流側の端部)で、現像ローラ17との圧接状態から解放される。この時、トナー供給ローラ20の発泡体層が圧接状態から解放された際に第1吸い込み部M1に存在するトナーをその内部に吸い込むことが可能である。
トナー供給ローラ20によってトナーを搬送するには、トナーをスポンジセル内に多く含ませることが重要である。このため、トナー供給ローラ20の第1吸い込み部M1に十分な量のトナーを供給することと、トナー供給ローラ20の発泡体層をニップ部N2で十分に圧縮変形させることが重要である。
(4)トナー供給ローラ20の第1吸い込み部M1への供給について
まず、最初に第1吸い込み部M1に十分な量のトナーを送り込むには、攪拌搬送部材22によってトナー収容室18から第1吸い込み部M1にトナーを直接供給する構成が望ましい。
攪拌搬送部材22は、撹拌軸と、攪拌シート及び撹拌シートを押える板金と、を含んで構成されている。
本実施例では、図3に示す方向Gの軌道を描いて、攪拌搬送部材22によってトナー収容室18から第1吸い込み部M1にトナーを直接供給される構成を取っている。
次に、トナー供給ローラの発泡体層を、ニップ部N2で圧縮変形させることについて説明する。
前述したように、トナー供給ローラ20の発泡体層をニップ部N2で十分な量を圧縮させることが必要である。本実施例においては、現像ローラ17、トナー供給ローラ20は、共に外径20mmであり、トナー供給ローラ20の現像ローラ17への侵入量(トナー供給ローラ20が現像ローラ17により凹状とされるその凹み量)△E1を0.8mmに設定した。侵入量ΔE1は大きいほど発泡体層が圧縮されるため、第1吸い込み部M1でトナー供給ローラ20の発泡体層に吸い込まれるトナー量は大きくなるものの、ニップ部N2でのトナーの摺擦による劣化が大きくなるため△E1を0.8mmに設定している。
次に、攪拌搬送部材22によって現像室15に供給されるトナーの流れについて図3を用いて説明する。攪拌搬送部材22によって方向Gの軌道をもってトナー吸い込み部近傍に搬送されたトナーは、第1吸い込み部M1に取り込まれる。一方、トナー供給ローラ20内部に吸い込まれなかったトナーの多くは、トナー供給ローラ20の回転と重力により方向F1に搬送され、現像室15のトナー貯留槽19部に収容(貯留)される。
方向Gの軌道をもってトナー吸い込み部近傍に搬送されたトナーの多くはトナー供給ローラ20内部に吸い込まれずにトナー貯留槽19に収容される。そのため、トナー貯留槽19は隔壁23の先端24までトナーが満たされた状態になる。
前述した攪拌搬送部材22によるトナー吸い込み部へ搬送されるトナー量は、長手方向の中央部と端部で異なる。回転に伴う攪拌搬送部材22の攪拌シートの撓み量が長手端部は、中央部よりも大きくなるためである。
そのため、第1吸い込み部M1を通過した直後ではトナー供給ローラ20内部に吸い込まれるトナー量は、長手の端部において中央部よりも少なくなる。
トナー供給ローラ20内部に吸い込まれるトナー量を長手で均一化するために、本発明の特徴である当接部材(AP)を設けている。図3を参照して当接部材について説明する。
本実施例では当接部材として、ステンレスなどの金属からなる直径5mmの円柱部材25(ローラ部材)を用いた。
円柱部材25はトナーで満たされているトナー貯留槽19でトナー供給ローラ20と当接し固定配置されている。具体的に、円柱部材25は、トナー供給ローラ20とほぼ同じ長さで、トナー供給ローラ20と平行となるように、互いの周面どうしが当接して配置されている。このように、円柱部材25と供給ローラ20の間、当接するニップ部N3が形成されている。
トナー供給ローラ20は方向Eに回転することによって、第1吸い込み部M1でトナーを吸い込んだ後、当接部材APとのニップ部N3直前までトナーが搬送される。トナー供給ローラ20は当接部材APとのニップ部N3の直前において圧縮変形し、その変形によってトナー供給ローラ20の表面及び内部(発泡体構造)に留まっていたトナーが吐き出される(第2吐き出し部L2)。トナー供給ローラ20は、圧縮変形された部分の内部からトナーが吐き出された状態でその部分の周面がニップ部N3に突入する。
トナー供給ローラ20は、ニップ部N3を通過した直後の第2吸い込み部M2において、現像ローラ17との圧接状態から解放される。そのため、トナー供給ローラ20はトナー貯留槽19に存在するトナーをその内部(発泡体構造)に吸い込まれる。
本実施例においては、第2吸い込み部M2でトナー供給ローラ20内部に十分トナーを吸い込ませるために、トナー供給ローラ20の当接部材APに対する侵入量ΔE2を、現像ローラ17に対する侵入量E1と同様に0.8mmとして設定している。
トナー貯留槽19はトナーで満たされているため、第2吸い込み部M2は、第1吸い込み部M1よりも長手方向に対して均一にトナーを吸い込むことができる。よって、トナー供給ローラ20は、円柱部材25より長手方向において均一にトナーを吸い込んだ状態で、現像ローラ17のニップ部N2の第1吐出し部L1まで搬送される。その結果、トナー供給ローラ20は現像ローラ17に対し、均一にトナーを供給することが可能となり、均一なプリント画像を出力することが可能となる。
また、本実施形態では、円柱部材25を固定配置しているが、これに限定されるのもではない。例えば、円柱部材25を回転駆動してもよい。本実施例では、当接部材APとしてローラ部材を用いたが、ブロック形状でもよい。
(5)評価
次に、第1実施例の構成における実験例1、及び、下記構成の比較実験例1、2を用いて評価を行った。
まず、比較実験例1は、図3に示した第1実施例の構成に対して、円柱部材25が配設されていない構成となる。それ以外の構成は、図3に示した第1実施例の構成と同様である。
一方、比較実験例2は、図4に示すように、円柱部材901をトナー貯留槽19よりも上方でトナー供給ローラ20に当接させている(ニップ部N3’)。それ以外の構成は、図3に示した第1実施例の構成と同様である。なお、図4は、第1実施例と比較する比較例(比較実験例2)における現像室の断面図である。
(5−1)評価実験/評価方法
本発明の上記実施例、及び、比較例1、2の構成について、以下のハーフトーン画像濃度均一性評価を行なった。
評価方法として、濃度が40%のハーフトーン画像を連続で5枚出力し5枚目で画像濃度均一性の測定を行なった。通紙方向×通紙方向に対して直角方向に9.4mmの長方形の領域を設定し、反射濃度を等間隔に3点ずつ、3列、9点測定した。反射濃度計はRD−918反射濃度計(クレタクマクベス社製)を使用した。計9点の反射濃度の最大と最小を画像濃度均一性とした。最大と最小の差分が小さいほど画像濃度均一性が良好である。
画像濃度均一性について、以下の基準で評価した。
○:最大と最小の差分が0.05未満。
△:最大と最小の差分が0.05以上、且つ、0.1未満。
×:最大と最小の差分が0.1以上
(5−2)評価実験の結果
以下、第1実施例の実験例1〜4と、比較実験例1、2の設定及びその評価結果を表1に示す。
Figure 2020095188
比較実験例1は、第1実施例の各実験例(1〜4)に比べて、ハーフトーンの均一性が悪い結果が見られた。
これは、攪拌搬送部材22によって下方のトナー収容室18から上方のトナー供給ローラ20のニップ部N2に供給されるトナー量が長手方向で異なり、端部に供給されるトナー量が中央部よりも少ないことが原因と考えられる。即ち、比較実験例1のような構成では、トナー供給ローラ20へのトナー充填不足が考えられる。この結果、比較実験例1では、ハーフトーン画像の中央部よりも端部で濃度が低下しやすくなり、最大濃度と最小濃度の差分が0.1以上になっている。
一方、第1実施例の実験例(1〜4)では、円柱部材25によって、トナーの剤面下でトナー供給ローラ20の内部に均一にトナーを吸い込むことができる(充填性が向上する)ので、中央部と端部での画像濃度差が小さくなる。このため、実施例1〜4では、ハーフトーン画像濃度の均一性も向上している。
また、比較実験例2では、円柱部材901をトナーが存在しないトナー貯留槽19よりも上方(トナーの剤面上)でトナー供給ローラ20に当接している。この場合、第2吐き出し部L2’でのトナーの吐き出しでトナーの吐き出しは行なえるものの、第2吸い込み部M2’でトナーを吸い込むことが出来ないため、べた濃度(印刷領域の全領域に画像が存在する場合の画像濃度)が低下する結果となった。
また、第1実施例の実験例1〜4から理解できるように、円柱部材25がトナー供給ローラ20の表面に当接することにより、トナー供給ローラ20へのトナーの充填効果が得られる。なお、円柱部材25がトナー供給ローラ20の表面に侵入する侵入量ΔEが0.8mm以上であれば、より十分に充填効果が発揮できることが分かった。
なお、前述した第1実施例では、カラー画像形成が可能な画像形成装置を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、モノクロ画像形成が可能な画像形成装置であっても良い。斯かる画像形成装置における現像装置に本発明の原理を適用することにより同様の効果を得ることができる。
(第2実施例)
本発明の第2実施例は、第1実施例と基本的に同様な構成であり、以下に異なる点について図5を用いて説明する。なお、図5は、本発明の第2実施例に係る現像装置の現像室15の断面概念図である。
本実施の形態に係る当接部材APは、当接シート26(シート状の部材)から構成される。なお、当接シート26は、トナー供給ローラ20の長手方向(軸方向)に対し平行に配置されている。また、当接シート26は、支持部材121を介して現像枠体60に取り付けられている。
当接シート26は、可撓性を持つフィルム状部材であり、支持部材に一端(固定端261)を固定され、他端が自由端262となる。また、自由端側の一方の表面2621がトナー供給ローラ20の表面202Bと接触(当接)し、(接触)ニップ部N4を形成している。
当接シート26の当接方向としては、ニップ部N4に対して26の先端がトナー供給ローラ20の回転方向上流側に位置する、いわゆるカウンタ(逆)方向になっている。
当接条件として、ニップ部N4のトナー供給ローラ20の回転方向上流端から当接シート26の先端までの距離dを0.3mm、トナー供給ローラ20に対して侵入量ΔE3を0.6mmになるようにトナー供給ローラ20に当接している。
トナー供給ローラ20の表面(202B)が現像ローラ17のニップ部N2を通過し、トナー貯留槽19に突入すると、トナー供給ローラ20の表面は、トナー貯留槽19内のトナーと接触する。トナー貯留槽19内のトナー供給ローラ20表面近傍のトナーは、トナー供給ローラ20の表面の回転に伴い、方向F1に示す方向に移動しニップ部N4に取り込まれる。
この当接部材によるトナーの取り込み量(充填効果)は、図6を用いて説明する。
なお、図6(a)、(b)は、第2実施例に係る現像装置の当接シート26とトナー供給ローラ20の当接部にトナーを取り込むくさび形状の概念図である。図6(c)は、第2実施例におけるくさび形状と対比するための対比構成の概念図である。
より具体的には、図6(a)には、「距離d」が2mmである。また、図6(b)には、「距離d」が0mmであり、即ち、当接部材を構成する当接シート26の先端エッジ部分(エッジ2622)がトナー供給ローラ20の表面(202B)に当接する場合を示している。
なお、図6(c)は、対比例として、円柱部材からなる当接部材を用いた場合において、侵入量が0.6mmであるときの状態を示している。
また、図6(a〜c)に示す領域「J」は、当接部材とトナー供給ローラ20の当接部にトナーを取り込む「くさび」形状部(領域)である。
図6に示すように、当接シート26で当接部材を構成した場合は、当接ローラ25のような曲率を持っている円柱部材25で当接部材を構成した場合に比べ、「くさび」形状部(領域J)を小さくすることが出来る。
また、当接シートの「くさび」形状部(領域J)は、距離dに大きく影響される。例えば、図6(b)の距離dが0mmの場合、図6(a)の距離dが2mmの場合よりも、「くさび」形状部(領域J)が小さくなっている。
なお、「くさび」形状部(領域J)が大きい場合では、ニップ部N4に取り込まれるトナー量が大きくなるため、トナー供給ローラ20がニップ部N4での圧縮幅が小さくなる。このため、トナー供給ローラ20に対する当接部材の当接状態について、より大きな侵入量(当接圧)が必要と考えられる。逆に言えば、「くさび」形状部(領域J)を小さくできれば、当接部材の侵入量を小さくすることが可能となる。
本実施例では、「距離d」は、2mm以下とすることが好ましい。また、「距離d」を0mmとすることがより好ましい。
以下、本実施例の構成における実験例5〜9を用いて評価を行った。なお、第2実施例の実験例5〜9の設定及びその評価結果を表2に示す。
Figure 2020095188
実験例5〜8から理解できるように、「距離d」に係らず、当接部材APがトナー供給ローラ20の表面に当接していれば、トナー供給ローラ20に対するトナーの充填効果の向上が見られ、ハーフトーン濃度の均一性の向上が見られた。
なお、実験例6、7に示すように、「距離d」がハーフトーン画像濃度の均一性に一定の影響が見られるものの、実施例5に示すように侵入量ΔE2を調整することで、ハーフトーン画像濃度の均一性を向上させることができた。つまり、「距離d」が0mmより大きい場合には、ハーフトーン画像濃度の均一性をより高めるために、侵入量ΔE2を0.6mm以上とすることが望ましい。
一方、実験例7、8から理解できるように、「距離d」が0mmの場合には、侵入量ΔE2を0.5mm以上とすることが好ましい。
このように、「くさび」形状(領域J)の形成に係る「距離d」を小さくすれば、侵入量ΔE2を小さく設定することができる。逆に言えば、「距離d」を大きくすれば、侵入量ΔE2を大きく設定することが望ましい。
また、「距離d」が大きければ、トナーの供給(取り込み)能力が大きくなるので、侵入量ΔE2と正比例関係を持って「距離d」と「侵入量ΔE2」を設定することにより、画像形成時のトナーの供給効率を向上させることもできる。
(第3実施例)
本発明の第3実施例は、第1実施例と基本的に同様な構成であり、以下に異なる点について図7を用いて説明する。なお、図7は、本発明の第3実施例に係る現像装置の現像室の断面概念図である。
図7に示すように、本実施例は、トナー供給ローラ20の回転方向のみ実施例1の構成と異なる以外は、基本的に同じ構成である。
具体的には、トナー供給ローラ20は、図7の方向Fに回転している。本実施例のトナー供給ローラ20の回転方向(方向F)が、第1実施例におけるトナー供給ローラ20の回転方向(方向E)とは逆方向である。このため、第1、第2吐き出し部と第1、第2吸い込み部の位置が実施例1と逆になっている。
本実施例では、第1吸い込み部M1は、水平線H2より重力方向の上方に配置されているものの、この領域にはトナーが存在している。その理由として、現像ローラ17と現像ブレード21との間のニップ部N5において、現像ブレ−ド21により規制されると共に、ニップ部N5を通過できなかったトナーが現像ローラ17から剥ぎ取られ、水平線H2より上部の空間で循環されるためである。
しかしながら、第1吸い込み部M1(領域)の近傍では、水平線H2の下部よりもトナー密度が低く、長手方向でトナー密度差が生じているため、トナー供給ローラ20内部に長手方向で均一に吸い込むことが難しいと考えられる。
本実施例では、トナー供給ローラ20内部に吸い込まれるトナー量を長手で均一化するために、当接部材APとして円柱部材25を設けている。
トナーで満たされ、トナー密度が第1吸い込み部M1よりも高いトナー貯留槽19内(剤面下)で、円柱部材25をトナー供給ローラ20の表面に当接させることで、トナー供給ローラ20に対するトナーの充填効率を向上させている。これにより、トナー供給ローラ20内部に吸い込まれるトナー量を長手で均一化することが可能になる。
なお、本実施例では、当接部材として円柱部材25を用いたが、これに限定されるものでなく、当接部材として、第2実施例のようなシート部材を用いてもよい。また、第2実施例と同様に、当接部材としてシート部材を用いた場合には、侵入量ΔE2を小さくしても、ハーフトーン画像濃度の均一性を向上させることができる。
本発明によれば、供給部材における現像剤の充填効果を高めることにより、現像剤供給部材の内部に吸い込まれるトナー量を均一化することができ、現像剤担持体へのトナー供給ムラによる濃度ムラ等の画像品質の悪化を軽減することができる。これにより、高品位な画像を供給することができる。
本発明の構成を以下のように纏めることができる。
本発明の現像装置(4)は、現像枠体60と、現像室に回転可能に配置される現像剤担持体(17)と、現像室に回転可能に配置され且つ現像剤担持体と当接して当接部(N2)を形成し発泡体構造(202A)を持つ供給部材(20)と、を有する。
なお、現像枠体(60)は、現像室(15)と、現像室へ供給する現像剤を収容する現像剤収容室(18)と、現像室と現像剤収容室とを仕切ると共に現像室と現像剤収容室を連通する開口(24A)が設けられる仕切り部(23)と、を備える。使用時の姿勢において、現像剤収容室は現像室の下方に位置する。
供給部材の重力方向(g)における最下部(204)は、開口の下端(24)よりも下方に位置するように配置されている。現像室には、開口の下端と同じ位置もしくは下端の位置よりも下方となる位置において、供給部材の表面(202B)に当接して供給部材を弾性変形させる当接部材(AP)を有する。
また、本発明の現像装置は、供給部材は、当接部における表面(N2A)が重力方向の下方から上方へ移動するように回転駆動されることができる。
また、本発明の現像装置は、現像剤担持体は、供給部材とは、同じ回転方向(D)に回転駆動されていることができる。
また、本発明の現像装置は、供給部材の回転方向(E)において、当接部の上流側の端部(L1)は、開口の下端よりも、上方に位置することができる。
また、本発明の現像装置は、供給部材の回転方向において、当接部の下流側の端部(M1)は、開口の下端よりも、上方に位置することができる。
また、本発明の現像装置は、当接部材は、一端が固定端(261)として現像枠体に固定され、他端が自由端(262)となるシート状の部材(26)から構成され、シート状の部材の自由端側が供給部材に当接していることができる。
また、本発明の現像装置は、シート状の部材は、自由端におけるエッジ部(2622)が供給部材に当接するように、現像枠体に取り付けられていることができる。
また、本発明の現像装置は、当接部材は、回転可能なローラ部材(25)で構成されることができる。
本発明のプロセスカートリッジ(7)は、現像剤像を担持する像担持体(1)と、本発明の現像装置と、を有する。
本発明の画像形成装置(100)は、転写部材(5)と、本発明の現像装置、または、本発明のプロセスカートリッジと、を有する。
4 現像ユニット(現像装置)
15 現像室
17 現像ローラ(現像剤担持体)
18 トナー収容室(現像剤収容室)
20 トナー供給ローラ(供給部材)
202A 発泡体構造
202B 表面
204 最下部
23 隔壁(仕切部)
24A 開口
24 開口の下端
25 円柱部材(当接部材)
26 当接シート(当接部材)
60 現像枠体
N3、N4 ニップ部(当接部)
AP 当接部材
g 重力方向

Claims (10)

  1. 現像室と、前記現像室へ供給する現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像室と前記現像剤収容室とを仕切ると共に前記現像室と前記現像剤収容室を連通する開口が設けられる仕切り部と、を備え、使用時の姿勢において前記現像剤収容室は前記現像室の下方に位置する、現像枠体と、
    前記現像室に回転可能に配置される現像剤担持体と、
    前記現像室に回転可能に配置され、且つ、前記現像剤担持体と当接して当接部を形成し、発泡体構造を持つ、供給部材と、
    を有する現像装置であって、
    前記供給部材の重力方向における最下部は、前記開口の下端よりも下方に位置するように配置されており、
    前記現像室には、前記開口の前記下端と同じ位置もしくは前記下端の位置よりも下方となる位置において、前記供給部材の表面に当接して前記供給部材を弾性変形させる当接部材を有する、ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記供給部材は、前記当接部における表面が重力方向の下方から上方へ移動するように回転駆動される、ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体は、前記供給部材とは、同じ回転方向に回転駆動されている、ことを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記供給部材の回転方向において、前記当接部の上流側の端部は、前記開口の前記下端よりも、上方に位置する、ことを特徴とする請求項2または3に記載の現像装置。
  5. 前記供給部材の回転方向において、前記当接部の下流側の端部は、前記開口の前記下端よりも、上方に位置する、ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記当接部材は、一端が固定端として前記現像枠体に固定され、他端が自由端となるシート状の部材から構成され、
    前記シート状の部材の前記自由端側が前記供給部材に当接している、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記シート状の部材は、前記自由端におけるエッジ部が前記供給部材に当接するように、前記現像枠体に取り付けられている、ことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 前記当接部材は、回転可能なローラ部材で構成される、ことを特徴とする請求項1〜5のいずか1項に記載の現像装置。
  9. 現像剤像を担持する像担持体と、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像装置と、を有する、ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 転写部材と、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像装置、または、請求項9に記載のプロセスカートリッジと、を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
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