JP2021131504A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】高画質な画像を形成することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、未使用トナーを収容するトナーカートリッジ14と、回収トナーを収容する回収トナー収容部13と、トナーカートリッジ14から供給された未使用トナーと回収トナー収容部13から供給された回収トナーとが所定の混合比で混合された混合トナーを収容するトナー混合部15と、トナー混合部15から供給された混合トナーを収容する現像トナー収容部79と、感光体ドラム3と、露光部と、現像トナー収容部79に収容されているトナーを担持して感光体ドラム3に供給する現像ローラ7と、静電潜像の現像に使用されず現像ローラ7上に残留した残留トナーT3を回収する回収ローラ10及び回収クリーニングブレード11と、回収された現像剤を搬送して回収トナー収容部13内に回収トナーとして供給する搬送スパイラル12、78とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置では、現像器の現像剤収容部から供給され現像ローラ上に担持された現像剤としてのトナーは、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像の現像に使用される。現像に使用されず現像ローラ上に残留した残留トナーはリセットローラで回収され、回収トナーとして現像剤収容部に戻される。回収トナーはトナーカートリッジから供給される新規トナーである未使用トナーとともに、現像に使用される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−66857号公報
しかしながら、上記画像形成装置では、現像剤収容部に戻された回収トナーとトナーカートリッジから供給された未使用トナーとの比率が制御されていないため、画質が低下するおそれがある。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、高画質な画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、未使用現像剤を収容する第1の現像剤収容部と、回収現像剤を収容する第2の現像剤収容部と、前記第1の現像剤収容部から供給された前記未使用現像剤と前記第2の現像剤収容部から供給された前記回収現像剤とが所定の混合比で混合された現像剤を収容する第3の現像剤収容部と、前記第3の現像剤収容部から供給された前記現像剤を収容する第4の現像剤収容部と、静電潜像が形成される像担持体と、印刷データに基づく光照射によって前記静電潜像を形成する露光部と、前記第4の現像剤収容部に収容されている前記現像剤を担持して、前記像担持体の表面に前記現像剤を供給する現像剤担持体と、前記静電潜像の現像に使用されず前記現像剤担持体上に残留した残留現像剤を回収する現像剤回収部と、前記現像剤回収部によって回収された前記残留現像剤を搬送して前記第2の現像剤収容部内に前記回収現像剤として供給する回収現像剤搬送機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、高画質な画像を形成することができるという効果がある。
実施の形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の画像形成ユニットの構成を概略的に示す断面図である。 図2の画像形成ユニットのトナー混合防止フィルムの構成を概略的に示す側面図である。 図2の画像形成ユニットの回収トナー搬送用の搬送スパイラルの構成を概略的に示す斜視図である。 図2の画像形成ユニットの通常動作時における、回収トナー収容部及びトナーカートリッジのシャッタの開状態、並びにトナー混合部のシャッタの閉状態を概略的に示す断面図である。 図2の画像形成ユニットの通常動作時における、回収トナー収容部及びトナーカートリッジのシャッタの閉状態、並びにトナー混合部のシャッタの開状態を概略的に示す断面図である。 図2の画像形成ユニットの通常動作時における、回収トナー収容部、トナーカートリッジ、及びトナー混合部のシャッタの閉状態を概略的に示す断面図である。 図2の画像形成ユニットの回収トナー不足時における、回収トナー収容部及びトナーカートリッジのシャッタの閉状態、並びにトナー混合部のシャッタの開状態を概略的に示す断面図である。 図2の画像形成ユニットの回収トナー不足時における、回収トナー収容部のシャッタの閉状態、並びにトナーカートリッジ及びトナー混合部のシャッタの開状態を概略的に示す断面図である。 図2の画像形成ユニットの回収トナー過剰時における、回収トナー収容部及びトナー混合部のシャッタの開状態、並びにトナーカートリッジのシャッタの閉状態を概略的に示す断面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態に係る画像形成装置の現像トナー収容部へのトナー供給の動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置の回収トナー収容部内の回収トナーが不足したときの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置の回収トナー収容部内の回収トナーが不足したときの動作の他の例を示すフローチャートである。 図14の動作を示す説明図である。 実施の形態に係る画像形成装置の回収トナー収容部内の回収トナーが過剰になったときの動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る画像形成装置のLEDヘッドによる回収トナー廃棄用の発光パターンを示す波形図である。 画像形成装置における回収トナーと未使用トナーの混合によるトナーの帯電量の調整方法を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、実施の形態を適宜変更することが可能である。
《1》実施の形態の構成
〈画像形成装置1の構成〉
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1の構成を概略的に示す断面図である。画像形成装置1は、電子写真方式によって用紙などの記録媒体(単に「媒体」とも言う。)上に画像を形成する印刷装置である。画像形成装置1は、カラー画像を形成することができるカラープリンタである。また、画像形成装置1によって用いられる現像剤は、例えば、非磁性1成分負帯電性のトナーである。
図1に示されるように、画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを有している。画像形成ユニット2Y、2M、2C、2K(「画像形成ユニット2」とも表記される。)は、画像形成装置1の本体構造に対して着脱自在に構成されている。本実施の形態では、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、媒体90の搬送方向の上流側から順に1列に配列されている。画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、その中に収容される現像剤としてのトナーの種類以外については、互いに同じ構造を有している。
また、画像形成装置1は、積層された複数の媒体90が搭載される給紙カセット55と、複数の媒体90から1枚ずつ媒体90を搬送路に送り出す給紙ローラ56と、給紙ローラ56によって送り出された媒体90を画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kに向けて搬送する搬送ローラ57とを有している。
また、画像形成装置1は、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの下側に、媒体90をD1方向に搬送する転写ベルトユニット22を有している。転写ベルトユニット22は、画像形成装置1の本体構造に対して着脱自在に構成されている。転写ベルトユニット22は、駆動ローラ58と、従動ローラ59と、これらに張架された無端状のベルト64とを有している。駆動ローラ58は、ベルト駆動モータ27(後述の図11に示される。)から付与される駆動力によって回転する。ベルト64は、駆動ローラ58のD2方向の回転によってD1方向に移動する。ベルト64は、媒体90を静電吸着する。ベルト64の回転に伴い、媒体90は、D1方向に搬送される。転写ベルトユニット22は、ベルト64を挟んで感光体ドラム3Y、3M、3C、3K(「感光体ドラム3」とも表記される。)の反対側に配置された転写ローラ8Y、8M、8C、8K(「転写ローラ8」とも表記される。)を有している。また、転写ベルトユニット22は、ベルト64の外周面に接して、ベルト64の外周面に残る現像剤を除去する転写クリーニング部としての転写クリーニングブレード60と、転写クリーニングブレード60によって掻き取られたトナーを収容する廃棄現像剤収容部としての廃トナー収容部61とを有している。
また、画像形成装置1は、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kから媒体90に転写された現像剤像であるトナー像を、加熱及び加圧することによって媒体90上に定着する加熱ローラ20及び加圧ローラ21と、トナー像が定着された媒体90を画像形成装置1の外部に排出する排出ローラ62と、排出された媒体90を積載するスタッカ部63とを有している。給紙ローラ56、搬送ローラ57、転写ベルトユニット22、排出ローラ62などは、媒体搬送部を構成している。
〈画像形成ユニット2の構成〉
図2は、画像形成装置1の画像形成ユニット2の構成を概略的に示す断面図である。図2に示されるように、画像形成ユニット2は、像担持体としての感光体ドラム3と、帯電部材としての帯電ローラ4と、帯電クリーニング部としての帯電クリーニングローラ5と、感光体ドラム3用のクリーニング部としてのクリーニングブレード9と、廃棄現像剤搬送部材としての廃トナー搬送部材65と、除電光源19とを有している。また、画像形成ユニット2は、現像剤担持体としての現像ローラ7と、現像剤供給部材としての供給ローラ16と、現像剤規制部材としての現像ブレード17と、現像剤回収部材としての回収ローラ10と、回収ローラ10用の回収クリーニング部としての回収クリーニングブレード11と、回収現像剤搬送部材としての搬送スパイラル12とを有している。
また、画像形成ユニット2は、回収現像剤収容部(第2の現像剤収容部)としての回収トナー収容部13と、未使用トナーを収容する未使用現像剤収容部(第1の現像剤収容部)としてのトナーカートリッジ14と、現像剤混合部(第3の現像剤収容部)としてのトナー混合部15と、現像剤収容部(第4の現像剤収容部)としての現像トナー収容部79と、トナー混合防止部材としてのトナー混合防止フィルム18とを有している。回収トナー収容部13は、回収トナーを撹拌する撹拌部材(第2の撹拌部材)としての撹拌バー133と、開口(第2の開口)132と、開口132を開閉する開閉部材としてのシャッタ(第2のシャッタ)131とを有している。トナーカートリッジ14は、未使用トナーを撹拌する撹拌部材(第1の撹拌部材)としての撹拌バー143と、開口(第1の開口)142と、開口142を開閉する開閉部材としてのシャッタ(第1のシャッタ)141とを有している。トナー混合部15は、回収トナーと未使用トナーを撹拌する撹拌部材(第3の撹拌部材)としての撹拌バー153と、開口(第3の開口)152と、開口152を開閉する開閉部材としてのシャッタ(第3のシャッタ)151とを有している。現像トナー収容部79は、トナーを撹拌する撹拌部材(第4の撹拌部材)としての撹拌バー793を有している。例えば、シャッタ131、141、及び151は、開口132、142、及び152を塞ぐ開閉板と、開閉板を移動させるスライド機構とを有している。
感光体ドラム3は、ドラム駆動モータ28(後述の図11に示される。)によって付与される駆動力によってD3方向に回転する。感光体ドラム3は、円筒状の導電性支持体と、その表面に配置された感光層とを有している。感光体ドラム3の表面には静電潜像が形成される。
帯電ローラ4、露光部(露光手段)である光ヘッドとしてのLED(発光素子)ヘッド6、及び現像ローラ7は、感光体ドラム3の周囲に配置されている。帯電ローラ4は、金属シャフトと、その表面に備えられた半導電性弾性層とを有している。帯電ローラ4には、帯電ローラ用電源29(後述の図11に示される。)によって所定のバイアス電圧が印加されている。帯電ローラ4は、感光体ドラム3の回転に伴って従動回転し、感光体ドラム3の表面を一様に帯電する。
帯電クリーニングローラ5は、帯電ローラ4に接触して配置されている。帯電クリーニングローラ5は、例えば、帯電ローラ4の回転に伴って従動回転する。或いは、帯電クリーニングローラ5は、帯電ローラ4とは異なる速度で、つまり、帯電ローラ4と周速差をつけて回転してもよい。帯電クリーニングローラ5は、帯電ローラ4の表面に付着したトナー及びトナーの外添剤などを掻き取る。
Y、M、C、Kの各色用のLEDヘッド6は、例えば、画像形成装置1の本体構造又は本体構造に対して開閉するカバー部材の下面に取り付けられている。例えば、画像形成装置1の本体構造にY、M、C、Kの各色用の画像形成ユニット2が装着された後に、画像形成装置1のカバー部材を閉じることによって、Y、M、C、Kの各色用のLEDヘッド6は、各色用の画像形成ユニット2の感光体ドラム3に向き合う所定位置に配置される。LEDヘッド6は、感光体ドラム3の回転軸3a方向である主走査方向(すなわち、図2が描かれている紙面に垂直な方向)に配列された複数のLED(Light Emitting Diode)を有するLEDアレイと、LEDアレイと感光体ドラム3との間に配置されたロッドレンズアレイとを有している。ロッドレンズアレイは、例えば、正立等倍結像レンズアレイである。複数のLEDは、印刷データに応じて発光及び消灯する。複数のLEDから出射された光は、ロッドレンズアレイによって感光体ドラム3の表面に結像する。LEDヘッド6によって、一様に帯電している感光体ドラム3の表面が露光されると、感光体ドラム3の表面に静電潜像が形成される。
現像ローラ7は、金属シャフトと、その表面に配置された半導電性弾性層とを有している。現像ローラ7には、現像ローラ用電源30(後述の図11に示される。)から所定のバイアス電圧が印加される。図2に示されるように、現像ローラ7は時計回り(D4方向)に回転し、感光体ドラム3は反時計回り(D3方向)に回転し、その結果、現像ローラ7の表面と感光体ドラム3の表面とは、これらの接触点において、同じ方向に移動する。
また、現像ローラ7に隣接して、感光体ドラム3との接触点より下流側に回収ローラ10と、供給ローラ16と、現像ブレード17とが、この順に配置されている。現像ローラ7に担持されたトナーT1の一部のトナーT2は感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像に付着し、現像ローラ7上の残留トナーT3は、現像ローラ7と回収ローラ10との間に形成される電界によって回収ローラ10に移る(回収される)。
回収ローラ10は、例えば、金属シャフトである。回収ローラ10には、回収ローラ用電源33(後述の図11に示される。)から所定のバイアス電圧が印加されている。図2に示されるように、回収ローラ10は反時計回り(D6方向)に回転し、現像ローラ7は時計周り(D4方向)に回転し、その結果、回収ローラ10の表面と現像ローラ7の表面とは、これらの接触点において、同じ方向に移動する。回収ローラ10は、現像ローラ7との接触点で、現像ローラ7上の未現像トナーである残留トナーT3を現像ローラ7から回収する。
供給ローラ16は、例えば、金属シャフトと、その表面に配置された発泡性シリコンゴム層とを有している。供給ローラ16は、現像ローラ7の表面にトナーを供給する。供給ローラ16は、供給ローラ用電源31(後述の図11に示される。)から所定のバイアス電圧が印加される。図2に示されるように、供給ローラ16は時計回り(D5方向)に回転し、現像ローラ7は時計周り(D4方向)に回転し、その結果、供給ローラ16の表面と現像ローラ7の表面とは、これらの接触点において、互いに逆方向に移動する。
現像ブレード17は、現像ローラ7の表面に押圧されるように配置される。現像ブレード17は、現像ローラ7の表面に対する押圧力によって、現像ローラ7の表面に担持される現像剤層としてのトナー層の厚さを規制し、現像ローラ7の表面にトナー薄層を形成する。現像ブレード17には、供給ローラ用電源31(後述の図11に示される。)から所定のバイアス電圧が印加される。現像ブレード17は、例えば、主走査方向に長い長尺な板状部材を屈曲させて形成しており、その材料としては、ステンレスが使用される。また、現像ブレード17の屈曲部は、現像ローラ7の表面に押圧されている。
回収ローラ10の現像ローラ7との接触点よりも回転方向(D6方向)下流側には、回収クリーニングブレード11が設けられている。回収クリーニングブレード11は、回収ローラ10に接触しており、残留トナーT3の回収後に回収ローラ10の表面に付着する回収トナーT4を除去する。回収クリーニングブレード11は、例えば、ポリウレタンゴムからなるブレードである。
画像形成ユニット2と転写ベルトユニット22を画像形成装置1の本体構造に装着したとき、感光体ドラム3は、ベルト64と接触し、ベルト64を挟んで感光体ドラム3の反対側に転写ローラ8が配置された状態になる。転写ローラ8は、転写ローラ用電源32(後述の図11に示される。)から所定のバイアス電圧が印加される。転写ローラ8は、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像を媒体90に転写する。
感光体ドラム3のベルト64との接触点よりも回転方向(D3方向)下流側には、クリーニングブレード9が設けられている。クリーニングブレード9は、感光体ドラム3の表面に接触しており、転写後に感光体ドラム3の表面に残存するトナーを除去する。クリーニングブレード9は、例えば、ポリウレタンゴムによって形成されている。
クリーニングブレード9の真下に、廃トナー搬送部材65が設けられている。廃トナー搬送部材65は、クリーニングブレード9によって感光体ドラム3の表面から除去された廃現像剤としての廃トナーを搬送用ダクトまで搬送し、搬送用ダクト内の廃トナーは廃トナー搬送部材(例えば、搬送スパイラル)によって廃トナー収容部61(図1)に収容される。なお、廃トナー搬送部材65、その駆動機構(搬送スパイラルを回転させる機構)、及び搬送用ダクトは、廃トナー搬送機構を構成する。
感光体ドラム3のクリーニングブレード9よりも回転方向(D3方向)下流側には、除電光源19が感光体ドラム3とは非接触で配置されている。除電光源19は、例えば、LEDにより構成される。除電光源19は、感光体ドラム3の表面に光を照射して、感光体ドラム3上の残電荷を除去する。
回収トナー収容部13の下部の開口132は、シャッタ131(第2シャッタ)によって開閉される。シャッタ131は、回収トナーの供給時に開き、供給停止時に閉じる。また、回収トナー収容部13は、その内部の回収トナーを撹拌及び混合するための撹拌バー133を備える。画像形成ユニット2は、回収トナー収容部13の予め決められた高さ方向の位置である回収トナー低レベル(回収現像剤低レベル)T13Lの高さにおけるトナーの有無を検出する回収トナー低レベル用センサ13Lと、回収トナー収容部13の予め決められた高さ方向の位置である回収トナー高レベル(回収現像剤高レベル)T13Hの高さにおけるトナーの有無を検出する回収トナー高レベル用センサ13Hとを有している。回収トナー高レベルT13Hは、回収トナー低レベルT13Lより高い位置である。
トナーカートリッジ14の下部の開口142は、シャッタ141(第1シャッタ)によって開閉される。シャッタ141は、未使用トナーの供給時に開き、供給停止時に閉じる。また、トナーカートリッジ14は、その内部の未使用トナーを撹拌及び混合するための撹拌バー143を備える。画像形成ユニット2は、トナーカートリッジ14の予め決められた高さ方向の位置である未使用トナー低レベル(未使用現像剤低レベル)T14Lの高さにおけるトナーの有無を検出する未使用トナー低レベル用センサ14Lを有している。
トナー混合部15の下部の開口152は、シャッタ151(第3シャッタ)によって開閉される。シャッタ151は、トナーの供給時にシャッタ151が開き、供給停止時にシャッタ151を閉じる。また、トナー混合部15は、その内部のトナーを撹拌及び混合するための撹拌バー153を備える。画像形成ユニット2は、トナー混合部15の予め決められた高さ方向の位置である混合トナー低レベル(混合現像剤低レベル)T15Lの高さにおけるトナーの有無を検出する混合トナー低レベル用センサ15Lと、トナー混合部15の予め決められた高さ方向の位置である混合トナー高レベル(混合現像剤高レベル)T15Hの高さにおけるトナーの有無を検出する混合トナー高レベル用センサ15Hとを有している。混合トナー高レベルT15Hは、混合トナー低レベルT15Lより高い位置である。
画像形成ユニット2の内壁から供給ローラ16に向かってトナー混合防止フィルム18が伸びている。トナー混合防止フィルム18は、供給ローラ16の下部にある回収トナーと、供給ローラ16の上部にある現像用のトナーとが混じり、回収トナーの帯電量が低下することを防止する役割を持つ。画像形成ユニット2は、現像トナー収容部79の予め決められた高さ方向の位置である現像トナー低レベル(現像剤低レベル)T79Lの高さにおけるトナーの有無を検出する現像トナー低レベル用センサ79Lと、現像トナー収容部79の予め決められた高さ方向の位置である現像トナー高レベル(現像剤高レベル)T79Hの高さにおけるトナーの有無を検出する現像トナー高レベル用センサ79Hとを有している。現像トナー高レベルT79Hは、現像トナー低レベルT79Lより高い位置である。
図3は、トナー混合防止フィルム18の構造を概略的に示す側面図である。トナー混合防止フィルム18は、シート状のフィルム181と、フィルム181の一端に備えられた両面テープ182とを有している。フィルム181の一端は、両面テープ182によって画像形成ユニット2の内壁に固定され、他端は、供給ローラ16の上部に接触している。トナー混合防止フィルム18は、供給ローラ16の回転を妨げることなく、供給ローラ16の上側のトナーを下側に移動させないことができる。
図4は、画像形成ユニット2における回収トナー搬送用の搬送スパイラル12、78の構成を概略的に示す斜視図である。画像形成ユニット2は、回収現像剤搬送部材としての搬送スパイラル12と、回収現像剤搬送部材としての搬送スパイラル78とを有している。回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10から掻き落とされた回収トナーは、回転する搬送スパイラル12によってD11方向に搬送され、回転する搬送スパイラル78によって回収トナー収容部13に搬送される。搬送スパイラル12及び78、それらの駆動機構(搬送スパイラルを回転させる機構)、及び搬送スパイラル12,78を囲う搬送用ダクトは、回収現像剤搬送機構としての回収トナー搬送機構を構成する。
図5から図7は、画像形成ユニット2の通常動作時における回収トナー収容部13、トナーカートリッジ14、及びトナー混合部15のシャッタ131、141、及び151の開閉状態を概略的に示す断面図である。図5は、通常動作時における、回収トナー収容部13及びトナーカートリッジ14のシャッタ131、141の開状態、並びにトナー混合部15のシャッタ151の閉状態を示す。図6は、通常動作時における、回収トナー収容部13及びトナーカートリッジ14のシャッタ131,141の閉状態、並びにトナー混合部15のシャッタ151の開状態を示す。図7は、通常動作時における、回収トナー収容部13、トナーカートリッジ14、及びトナー混合部15のシャッタ131、141、151の閉状態を示す。
図8及び図9は、画像形成ユニット2の回収トナー不足時における回収トナー収容部13、トナーカートリッジ14、及びトナー混合部15のシャッタ131、141、及び151の開閉状態を概略的に示す断面図である。図8は、回収トナー不足時における回収トナー収容部13、トナーカートリッジ14、及びトナー混合部15のシャッタ131、141、及び151の閉状態を示す。図9は、回収トナー不足時における、回収トナー収容部13及びトナーカートリッジ14のシャッタ131及び141の閉状態、並びにトナー混合部15のシャッタ151の開状態を示す。
図10は、画像形成ユニット2の回収トナー過剰時における回収トナー収容部13、トナーカートリッジ14、及びトナー混合部15のシャッタ131、141、及び151の開閉状態を概略的に示す断面図である。図10は、回収トナー過剰時における回収トナー収容部13及びトナー混合部15のシャッタ131及び151の開状態、並びにトナーカートリッジ14のシャッタ141の閉状態を示す。
〈画像形成装置1の制御系の構成〉
図11は、画像形成装置1の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。図11に示されるように、画像形成装置1は、各種制御を司る印刷制御部34と、外部装置(例えば、パーソナルコンピュータなど)から印刷データを受信する印刷データ受信部48と、印刷データ受信部48が受信した印刷データを、LEDヘッド6に対するヘッド発光命令データに変換する印刷データ変換部49とを有している。また、画像形成装置1は、感光体ドラム3の回転数を計測するドラム回転数計測部50と、LEDヘッド6のヘッド発光命令データに対応する発光素子の発光数(すなわち、光ドットの照射の回数)を計測するヘッド発光数計測部51とを有している。さらに、画像形成装置1は、帯電ローラ4に所定の電圧を印加する帯電ローラ用電源29と、現像ローラ7に所定の電圧を印加する現像ローラ用電源30と、供給ローラ16と現像ブレード17とに所定の電圧を印加する供給ローラ用電源31と、転写ローラ8に所定の電圧を印加する転写ローラ用電源32と、回収ローラ10に所定の電圧を印加する回収ローラ用電源33と、これらの各電源を制御する高圧制御部35と、LEDヘッド6の発光を制御する露光制御部36と、除電光源19を発光するのに所定の電圧を印加する除電光用電源37とを有している。
また、画像形成装置1は、加熱ローラ20と加圧ローラ21の動作を制御する定着制御部38と、給紙ローラ56と搬送ローラ57を駆動する搬送駆動モータ26、駆動ローラ58を駆動するベルト駆動モータ27、感光体ドラム3を駆動するドラム駆動モータ28の各モータを制御する駆動制御部39とを有している。
また、画像形成装置1は、シャッタ151、シャッタ141、シャッタ131の動作を制御するシャッタ制御部40と、ドラム回転数計測部50、ヘッド発光数計測部51、温湿度センサ52の各測定結果に基づいて計算を行う計算部53と、ドラム回転数計測部50とヘッド発光数計測部51の計測結果を記憶する記憶部54とを有している。画像形成装置1は、混合トナー低レベル用センサ15Lと混合トナー高レベル用センサ15Hの検出信号に基づいてトナー混合部15内のトナーの量を判定する判定部150、未使用トナー低レベル用センサ14Lの検出信号に基づいてトナーカートリッジ14内のトナーの量を判定する判定部140、回収トナー低レベル用センサ13Lと回収トナー高レベル用センサ13Hの検出信号に基づいて回収トナー収容部13内のトナーの量を判定する判定部130、現像トナー低レベル用センサ79Lと現像トナー高レベル用センサ79Hの検出信号に基づいて現像トナー収容部79内のトナーの量を判定する判定部790、これらの判定部を統括するトナー有無判定部41と、ユーザにトナーの混合比を入力させるための入力値Rの選択肢を表示する表示部46、選択させるための操作部47を制御するユーザインターフェース部45とを有している。
未使用トナー低レベル用センサ14L、回収トナー低レベル用センサ13L、回収トナー高レベル用センサ13H、混合トナー低レベル用センサ15L、混合トナー高レベル用センサ15H、現像トナー低レベル用センサ79L、現像トナー高レベル用センサ79Hは、例えば、透過式光学センサであり、光路が各容器内を通過するように画像形成装置1内に設置される。各判定部140、130、150、790は、未使用トナー低レベル用センサ14L、回収トナー低レベル用センサ13L、回収トナー高レベル用センサ13H、混合トナー低レベル用センサ15L、混合トナー高レベル用センサ15H、現像トナー低レベル用センサ79L、現像トナー高レベル用センサ79Hの受光部が発光部の光を受光したときには、光路を遮るトナーがないと考えられるため「トナーなし」の判定を行い、受光しないときには、光路を遮るトナーがあると考えられるため「トナーあり」の判定を行う。
〈印刷制御部34〉
印刷制御部34は、画像形成装置1の全体の動作を制御する。具体的には、印刷制御部34は、トナー有無判定部41、ユーザインターフェース部45、印刷データ受信部48、印刷データ変換部49、ドラム回転数計測部50、ヘッド発光数計測部51、計算部53、及び記憶部54から受け取った情報に基づいて、高圧制御部35、露光制御部36、除電光用電源37、定着制御部38、駆動制御部39、及びシャッタ制御部40を制御する。例えば、印刷制御部34は、駆動制御部39を制御することによって、搬送駆動モータ26、ベルト駆動モータ27、及びドラム駆動モータ28を駆動させる。また、印刷制御部34は、高圧制御部35を制御することによって、帯電ローラ用電源29、現像ローラ用電源30、供給ローラ用電源31、転写ローラ用電源32、及び回収ローラ用電源33を駆動させる。
例えば、印刷制御部34は、印刷データ受信部48がパーソナルコンピュータなどの上位装置から印刷データを受信すると、駆動制御部39を制御することによって、搬送駆動モータ26、ベルト駆動モータ27、及びドラム駆動モータ28を駆動させる。ドラム駆動モータ28は、感光体ドラム3に回転駆動力を与え、その結果、感光体ドラム3は、D3方向(図2)に一定の周速度で回転する。感光体ドラム3の回転による駆動力は、ギア列などの動力伝達機構によって、現像ローラ7、供給ローラ16、回収ローラ10、撹拌バー143、撹拌バー133、撹拌バー153、撹拌バー793、搬送スパイラル12、搬送スパイラル78、及び廃トナー搬送部材65に伝達される。
なお、印刷制御部34、高圧制御部35、露光制御部36、除電光用電源37、定着制御部38、駆動制御部39、シャッタ制御部40、トナー有無判定部41、及び計算部53は、画像形成装置1の全体の動作を制御する制御部を構成する。
図11に示される制御系の機能又は制御系の一部の機能は、ソフトウェアとしての印刷制御プログラムを格納する記憶装置としてのメモリと、この印刷制御プログラムを実行する情報処理装置であるプロセッサとによって実現可能である。
《2》実施の形態の動作
〈帯電プロセス〉
帯電ローラ4は、感光体ドラム3につれ周ることによって、図2におけるD7方向に回転する。このとき、感光体ドラム3の表面に接触又は圧接して設けられた帯電ローラ4に対し、帯電ローラ用電源29から直流電圧が印加され、感光体ドラム3の表面は、一様に帯電される。例えば、感光体ドラム3の導電性支持体を接地し、帯電ローラ4に−1000Vの直流電圧を印加することで、感光体ドラム3の表面は、−500V程度に帯電する。
〈露光プロセス〉
露光プロセスでは、露光制御部36は、ヘッド発光命令データに基づいてLEDヘッド6の各LEDを点灯(ON)及び消灯(OFF)させる。露光制御部36は、ON及びOFFするLEDによって、一様に帯電した感光体ドラム3の表面に、ヘッド発光命令データに対応した静電潜像を形成させる。例えば、感光体ドラム3の表面のうちの露光された部分の電位は、−50V程度になる。
〈現像プロセス〉
現像プロセスでは、感光体ドラム3の表面の静電潜像がトナーによって現像され、感光体ドラム3の表面にトナー像が形成される。例えば、現像ローラ7には、現像ローラ用電源30よって−200Vの直流電圧が印加される。また、薄層化された現像ローラ7上のトナー層の電位は、−50V程度である。現像ローラ7の表面のトナー層の電位と現像ローラ7に印加された電圧(−200V)との合計が、−250V(=−50V−200V)程度となり、感光体ドラム3の表面の露光部分の電位(−50V程度)を越える(すなわち、−50Vより負側の値である)ため、感光体ドラム3の表面の露光部分にトナーが付着する。また、トナー層の電位と現像ローラ7に印加される電圧との合計は、感光体ドラム3の表面の非露光部分の電位(−500V程度)を越えない(すなわち、−500Vより正側の値である)ため、感光体ドラム3の表面の非露光部分にトナーは付着しない。
〈媒体搬送プロセス〉
媒体搬送プロセスでは、駆動制御部39は、搬送駆動モータ26に接続されている給紙ローラ56を回転させる。給紙ローラ56の回転によって、給紙カセット55(図1)に積層された複数の媒体から媒体90が1枚ずつ分離され、搬送路に送り出される。搬送駆動モータ26に接続されている搬送ローラ57の回転によって、媒体90は、転写ベルトユニット22の上部に搬送される。さらに、駆動制御部39は、ベルト駆動モータ27を駆動させて駆動ローラ58に回転駆動力を与える。ベルト64は、図1のD1方向及びD2方向に回転する。媒体90は、ベルト64に吸着保持され、ベルト64の回転移動によってD1方向に搬送される。
〈転写プロセス〉
転写プロセスでは、感光体ドラム3に対向して設けられた転写ローラ8には、転写ローラ用電源32によって+2000Vの直流電圧が印加されている。転写ローラ8(+2000V)と感光体ドラム3の導電性支持体(接地されている)との間に生じる電界によって、感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像が媒体90上に転写される。ベルト64の回転によって、媒体90は、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの下を通過することによって、例えば、Y、M、C、Kの各色のトナー像が媒体90上に順に転写される。
〈定着プロセス〉
媒体90は、定着器を構成する加熱ローラ20と加圧ローラ21との間を通過し、熱及び圧力によって、媒体90上のトナーが溶融して、トナー像の媒体90への定着が行われる。トナー像が定着された媒体90は、排出ローラ62によって排出され、スタッカ部63に積載される。
〈クリーニングプロセス〉
転写後の感光体ドラム3の表面には、若干量のトナーが残留する場合がある。この残留トナー(すなわち、転写残トナー)は、クリーニングブレード9によって除去される。ここで、転写残トナー又は外添剤の一部がクリーニングブレード9をすり抜けて、帯電ローラ4に巻きつく場合がある。帯電ローラ4上のトナー又は外添剤は、帯電クリーニングローラ5によって除去される。
〈除電プロセス〉
除電光源19が発光し感光体ドラム3に光が照射されることによって、感光体ドラム3の表面の非露光部分の電荷が除去される。電荷が除去された感光体ドラム3の表面は、再び帯電ローラ4によって一様に帯電される。このようにして、感光体ドラム3は、繰り返し画像形成に使用される。
〈ベルトクリーニングプロセス〉
転写後のベルト64上には、若干量のトナーが残留している場合がある。この残留トナーは、転写クリーニングブレード60によって除去される。転写クリーニングブレード60によって除去されたトナーは、スパイラル又はパドルなどのベルト廃トナー搬送部材によって搬送され、廃トナー収容部61に回収される。このようにして、ベルト64は、繰り返し画像形成に使用される。
〈印刷プロセス〉
現像ローラ7、供給ローラ16、及び回収ローラ10は、前述のように感光体ドラム3の回転駆動力を得て図2のD4方向、D5方向、及びD6方向にそれぞれ回転する。
現像トナー収容部79に貯蔵されているトナーは、供給ローラ16の回転によって、現像ローラ7へ送られる。供給ローラ16の表面と現像ローラ7の表面とは、その接触点において互いに逆向きに移動しているため、これらの摩擦でトナーは負に帯電する。現像ローラ7の表面に送られたトナーは、現像ローラ7の回転によって現像ブレード17との接触位置を通過する際、現像ローラ7と現像ブレード17とによって摩擦帯電されながら薄層化され、トナー層となる。例えば、供給ローラ用電源31によって−300Vの直流電圧が供給ローラ16と現像ブレード17に印加されている。その後、薄層化された現像ローラ7上のトナー(図2におけるトナーT1)は、感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像に対応して現像され、静電潜像は、トナー像(図2におけるトナーT2)となる。
〈トナー回収プロセス〉
現像に使用されず現像ローラ7上に残留した残留トナー(図2における残留トナーT3)は、現像ローラ7の回転によって回収ローラ10との接触位置を通過する際、現像ローラ7と回収ローラ10との間に形成される電界によって回収ローラ10側に移る。回収ローラ10側に移った回収トナー(図2における回収トナーT4)は、回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10上から除去される。例えば、回収ローラ用電源33によって−100Vの直流電圧が回収ローラ10に印加されている。また、本実施の形態では、回収ローラ用電源33から回収ローラ電圧を得ているが、回収ローラ用電源33を用いず、回収ローラ10を接地してもよい。いずれの場合も、現像ローラ7と回収ローラ10との間に形成される電界によって、現像ローラ7上に残留した負に帯電しているトナーは、回収ローラ10側に移る。
回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10上から除去された回収トナーは、搬送スパイラル12によって、図4におけるD11方向(すなわち、主走査方向)に搬送され、続いて搬送スパイラル78によってD12方向に搬送され回収トナー収容部13内に蓄えられる。
〈現像トナー収容部79へのトナー供給〉
図12は、画像形成装置1の現像トナー収容部79へのトナー供給の動作を示すフローチャートである。ステップS101において、印刷制御部34は、ドラム回転数計測部50に、印刷動作におけるドラムカウントの計測を開始させる。計測開始時のドラムカウント(E1*)は、記憶部54に記憶される。ドラムカウントは、感光体ドラム3の回転数(すなわち、印刷距離)の測定値であり、例えば、感光体ドラム3が1回転するたびに1カウントアップする。また、記号「*」は、Y、M、C、Kの色を表す代わりに用いられる。例えば、ドラムカウント(E1*)は、各色の感光体ドラム3のドラムカウントE1_Y、E1_M、E1_C、E1_Kを表している。以下で用いられる記号、ドットカウント(F1*)、ドラムカウント(E2*)、ドットカウント(F2*)、トナー消費量(C*)、トナー供給量(S*)、シャッタ141の開時間(Ob*)、シャッタ131の開時間(Oc*)などにおいても、記号「*」はY、M、C、Kの色を表す。
ステップS102において、印刷制御部34は、ヘッド発光数計測部51に、印刷動作におけるドットカウントの計測を開始させる。計測開始時のドットカウント(F1*)は、記憶部54に記憶される。ドットカウントは、LEDヘッド6で印刷パターンに合わせてLEDを点灯させる際のドット点灯数であり、例えば、1つのLEDが1点灯(すなわち、1つの光ドットを照射)するたびに1カウントアップする。
ステップS103において、印刷制御部34は、印刷が終了したか否かを判断する。印刷制御部34は、印刷が終了していない場合(NOの場合)、印刷を継続し、印刷が終了した場合(YESの場合)、処理をステップS104に進める。
印刷が終了した場合、ステップS104において、印刷制御部34は、ドラム回転数計測部50に、ドラムカウントの計測を終了させる。計測終了時のドラムカウント(E2*)は、記憶部54に記憶される。
ステップS105において、印刷制御部34は、ドットカウントの計測を終了させる。計測終了時のドットカウント(F2*)は、記憶部54に記憶される。
ステップS106において、印刷制御部34は、計算部53に、記憶部54に記憶されている計測開始時のドラムカウント(E1*)と、計測開始時のドットカウント(F1*)と、計測終了時のドラムカウント(E2*)と、計測終了時のドットカウント(F2*)とから、印刷動作で消費したトナー消費量(C*)を計算させる。
トナー消費量(C*)は、以下の式(1)に示されるように、LEDヘッド6の点灯によって現像されるトナー量(Pt*)と、カブリトナー量(gb*)との和である。
(C*)=(Pt*)+(gb*) …式(1)
現像トナー量(Pt*)は、以下の式(2)に示されるように、LEDヘッド6の点灯数と、LEDヘッド6のLEDの1点灯あたりで現像に使用されるトナー重量(V*)との積で表される。LEDヘッド6の点灯数は、計測開始時のドットカウント(F1*)と計測終了時のドットカウント(F2*)の差分((F2*)−(F1*))である。
(Pt*)=((F2*)−(F1*))×(V*) …式(2)
カブリトナー量(gb*)は、以下の式(3)に示されるように、印刷によって進んだドラムカウントと、単位ドラムカウント当たりの感光体ドラム3に付着するカブリトナー量(D*)との積で表される。印刷で進んだドラムカウントは、計測開始時のドラムカウント(E1*)と計測終了時のドラムカウント(E2*)の差分((E2*)−(E1*))である。
(gb*)=((E2*)−(E1*))×(D*) …式(3)
ステップS107において、トナー消費量からトナー供給量が計算される。本実施の形態では、以下の式(4)に示されるように、トナー供給量(S*)は、トナー消費量(C*)に等しい。
(S*)=(C*) …式(4)
ステップS108において、印刷制御部34は、トナー供給量(S*)からトナーカートリッジ14のシャッタ141の開時間と、回収トナー収容部13のシャッタ131の開時間とをそれぞれ計算する。シャッタ131が開状態であるときに、単位時間当たりに開口132を通過するトナー量を(Q*)とする。また、シャッタ141が開状態であるときに、単位時間当たりに開口142を通過するトナー量も(Q*)とする。本実施の形態では、ユーザの操作部47(図11)の操作によるトナー混合比の入力値Rの入力がない、あるいは、入力値R=0が入力されている場合、回収トナー収容部13からトナー混合部15へ供給される回収トナーと、トナーカートリッジ14からトナー混合部15へ供給される未使用トナーの混合比は、5:5とする。なお、トナー混合比の調整方法は、後述の図18で説明される。
式(5)に示されるように、トナーカートリッジ14のシャッタ141の開時間(Ob*)は、トナー供給量(S*)と未使用トナーの比率(すなわち、5/10)との積を単位時間当たりにシャッタ141を通過するトナー量(Q*)で割ることによって得られる。また、式(6)に示されるように、回収トナー収容部13のシャッタ131の開時間(Oc*)は、トナー供給量(S*)と回収トナーの比率(すなわち、5/10)と積を単位時間当たりにシャッタ131を通過するトナー量(Q*)で割ることによって得られる。
(Ob*)=(S*)×(5/10)/(Q*) …式(5)
(Oc*)=(S*)×(5/10)/(Q*) …式(6)
ステップS109において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、図5に示されるようにトナーカートリッジ14のシャッタ141を開時間(Ob*)の間だけ開き、回収トナー収容部13のシャッタ131を開時間(Oc*)の間だけ開く。これによって、トナー混合部15に、未使用トナーと回収トナーとが、合計のトナー供給量(S*)だけ供給される。
ステップS110において、トナー混合部15内に供給された未使用トナーと回収トナーを撹拌及び混合することで、トナー混合部15内の未使用トナーと回収トナーとが混ざり、均一化される。
ステップS111において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、図6に示されるようにトナー混合部15のシャッタ151を開き、トナー混合部15内のトナーは全て現像トナー収容部79に供給される。供給後に、ステップS112において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、図7に示されるようにトナー混合部15のシャッタ151を閉じ、一連のトナーの供給制御を終了する。
〈現像トナー収容部79内のトナーが不足した場合又は過剰である場合の動作の例〉
通常は、図12に示されるフローチャートに従い、消費されたトナー量と同じ量のトナーがトナー混合部15から現像トナー収容部79に供給される。しかし、現像トナー収容部79内のトナーが不足する場合又は過剰になる場合がある。
印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、現像トナー収容部79の現像トナー低レベル用センサ79Lが受光状態であると判断した場合、現像トナー収容部79内のトナーの量が現像トナー低レベルT79L未満まで減っていて、トナー不足状態にあると判断する。このときには、印刷制御部34は、トナー混合部15のシャッタ151を開き、現像トナー収容部79の現像トナー低レベル用センサ79Lが受光状態でないと判断するまで、つまり、現像トナー収容部79内のトナーの量が現像トナー低レベルT79L以上になるまでトナー混合部15から現像トナー収容部79へトナーを供給する。
印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、現像トナー収容部79の現像トナー高レベル用センサ79Hが受光状態でないと判断した場合、現像トナー収容部79内のトナーの量が現像トナー高レベルT79H以上まで増えていてトナー過剰状態にあると判断する。このときには、印刷制御部34は、印刷動作を停止し、トナー混合部15のシャッタ151を閉じ、LEDヘッド6を発光させて現像トナー収容部79内のトナーを現像トナー収容部79外へ移して廃棄する。廃棄されたトナーは、クリーニングブレード9によって掻き取られ、最終的には、廃トナー収容部61に収容される。この廃棄は、現像トナー収容部79の現像トナー高レベル用センサ79Hが受光状態になり、現像トナー収容部79内のトナーのトナー量が現像トナー高レベルT79Hより少なくなるまで行われる。
画像形成ユニット2の使われ方によっては、回収トナー収容部13内の回収トナーが不足する場合又は過剰になる場合がある。以下に、これらの場合の動作について説明する。
〈回収トナーが不足した場合の回収トナー供給処理の例〉
図13は、画像形成装置1の回収トナー収容部13内の回収トナーが不足しているときの動作を示すフローチャートである。ステップS201において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、回収トナー収容部13内の回収トナーが回収トナー低レベルT13L以上残っていると判断し、印刷動作を継続する。印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、回収トナー収容部13内の回収トナーが不足して回収トナー低レベルT13L未満に減っていると判断し、回収トナー収容部13内に回収トナーを補充するため、処理をステップS202に進める。
ステップS202において、印刷制御部34は、印刷動作を中断し、回収トナー収容部13内に回収トナーを補充するための制御指令を出力し、処理をステップS203に進める。
ステップS203において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、図9に示されるように、回収トナー収容部13のシャッタ131を閉じ、トナーカートリッジ14のシャッタ141を開き、トナー混合部15のシャッタ151を開く。図9に示されるように、ステップS203により、トナー混合部15と現像トナー収容部79への回収トナー収容部13からの回収トナーの流入はなくなり、トナー混合部15と現像トナー収容部79へは、トナーカートリッジ14内の未使用トナーのみが供給される状態になる。
次のステップS204において、印刷制御部34は、高圧制御部35及び駆動制御部39を制御することによって、印刷用電圧を現像ローラ7、供給ローラ16、現像ブレード17、帯電ローラ4、及び回収ローラ10にそれぞれ印加して、空回しを実行する。このとき、LEDヘッド6の発光は行わないため、感光体ドラム3の表面に、静電潜像が形成されない。この操作によって、現像トナー収容部79内のトナーは、供給ローラ16の回転によって、現像ローラ7へ送られる。供給ローラ16の表面と現像ローラ7の表面とは、その接触点において互いに逆向きに移動しているため、これらの摩擦で、トナーは負に帯電する。現像ローラ7へ送られたトナーは、現像ローラ7の回転によって現像ブレード17との接触位置を通過する際、現像ローラ7と現像ブレード17とによって摩擦帯電されながら薄層化される。その後、薄層化された現像ローラ7上のトナーは、感光体ドラム3との接触部に向かうが、感光体ドラム3の表面には、潜像が形成されていないため、感光体ドラム3には、移らずに回収ローラ10との接触部に向かう。現像ローラ7の回転によって回収ローラ10との接触位置を通過する際、現像ローラ7と回収ローラ10との間に形成される電界によってトナーは、回収ローラ10側に移る。回収ローラ10に移った回収トナーは、回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10から除去される。回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10から除去された回収トナーは、搬送スパイラル12によって、図4のD11方向に搬送され、その後、搬送スパイラル78によってD12方向に搬送され、回収トナー収容部13内に回収される。
次のステップS205において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、トナー混合部15の混合トナー高レベル用センサ15Hが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、空回しを継続させて、処理をステップS206に進める。印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、トナー混合部15の混合トナー高レベル用センサ15Hが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、トナー混合部15内のトナーが多過ぎると判断し、処理をステップS207に進め、トナーカートリッジ14のシャッタ141を閉じることで、トナー混合部15及び現像トナー収容部79への未使用トナーの供給を止める。このときの各シャッタの開閉状態及び各収容部からのトナーの供給状態は、図8に示される状態である。
ステップS206において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、ステップS208においてトナーカートリッジ14のシャッタ141を開く。このときの各シャッタの開閉状態及び各収容部からのトナーの供給状態は図9に示される状態である。印刷制御部34は、空回しを継続させ、処理をステップS205に進める。印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、処理をステップS209に進める。
ステップS209において、印刷制御部34は、トナーカートリッジ14のシャッタ141を閉じ、また、トナー混合部15のシャッタ151を閉じる。この操作においてトナー回収の動作モードは終了し、次のステップS210において印刷動作に復帰し、ステップS201以降の処理を繰り返す。
〈回収トナーが不足した場合の回収トナー供給処理の他の例〉
図14は、画像形成装置1の回収トナー収容部13内の回収トナーが不足しているときの動作の他の例を示すフローチャートである。図13の例では、回収トナー収容部13内の回収トナーが不足した場合に印刷動作を停止させて回収トナー収容部13内の回収トナーを補充している。これに対し、図14の例では、回収トナーが不足しているときに、印刷動作を停止させずに、回収トナー収容部13内の回収トナーを補充している。
ステップS301において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、回収トナー収容部13内の回収トナーが回収トナー低レベルT13L以上残っていると判断し、印刷動作を継続する。ステップS301において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、回収トナー収容部13内の回収トナーが不足していると判断し、処理をステップS302に進め、回収トナー収容部13内に回収トナーを補充するための動作を指令する。
図15は、図14のステップS302の動作を示す説明図である。ステップS302において、印刷制御部34は、媒体間の距離(すなわち、紙間の距離)を通常動作時よりも長くする(すなわち、印刷後空回しの距離を伸ばす)。紙間の距離は、媒体90を2枚以上連続で印刷する場合における、媒体90と次の媒体90との間の距離を示す。本実施の形態では、通常印刷時における紙間の距離は60mmであるが、ステップS302では紙間の距離は600mmに設定されて、印刷後空回しの距離が伸ばされる。また、印刷後空回しとは、一連の印刷動作に伴うLEDヘッド6の発光が終わった後からドラム駆動モータ28を停止させるまでの間に、LEDヘッド6の発光を行わずに余分に空回しを継続することを指す。
通常印刷の場合、印刷動作終了時に印刷後空回しを行うことはなく、印刷動作終了後は直ぐにドラム駆動モータ28の停止動作を行う。紙間の距離と印刷後空回しの際に現像ローラ7、供給ローラ16、現像ブレード17、帯電ローラ4、回収ローラ10へ印加する電圧は、印刷用電圧と同じである。印刷後空回しでは、LEDヘッド6の発光は行わないため、感光体ドラム3の表面に静電潜像は形成されない。このような動作によって、現像トナー収容部79内のトナーは、供給ローラ16の回転によって、現像ローラ7へ送られる。供給ローラ16の表面と現像ローラ7の表面とは、その接触点において互いに逆向きに移動しているため、これらの摩擦でトナーは負に帯電する。現像ローラ7へ送られたトナーは、現像ローラ7の回転によって現像ブレード17との接触位置を通過する際、現像ローラ7と現像ブレード17とによって摩擦帯電されながら薄層化される。その後、薄層化された現像ローラ7上のトナーは、感光体ドラム3との接触部に向かうが、感光体ドラム3の表面には静電潜像が形成されていないため、感光体ドラム3には移らずに回収ローラ10との接触部に向かう。現像ローラ7の回転によって回収ローラ10との接触位置を通過する際、現像ローラ7と回収ローラ10との間に生じる電界によってトナーは、回収ローラ10側に移る。回収ローラ10によって移った回収トナーは、回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10上から除去される。回収クリーニングブレード11によって回収ローラ10上から除去された回収トナーは、搬送スパイラル12によって、図4のD11方向、すなわち、主走査方向端部に向かって搬送される。主走査方向端部に搬送された回収トナーは、続いて搬送スパイラル78によってD12方向に搬送され回収トナー収容部13内に回収される。
ステップS303において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、紙間の距離と、印刷後空回しの距離を伸ばす制御を継続する。印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー低レベル用センサ13Lが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、次のステップS304において、紙間の距離を元の長さである60mmに戻し、印刷後空回しの距離を元の長さである0mmに戻し、通常印刷に戻る。
〈回収トナーが過剰である場合の回収トナー廃棄処理の例〉
図16は、画像形成装置1の回収トナー収容部13内の回収トナーが過剰になったときの動作を示すフローチャートである。ステップS401において、印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー高レベル用センサ13Hが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、印刷を継続する。印刷制御部34は、トナー有無判定部41の判定結果に基づいて、回収トナー収容部13の回収トナー高レベル用センサ13Hが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、回収トナー収容部13内の回収トナーが過剰であり、回収トナー収容部13内の回収トナーを減らすために、処理をステップS402に進める。
ステップS402において、印刷制御部34は、印刷動作を中断し、動作モードを回収トナー収容部13内の回収トナーを廃棄するモードに切り替え、処理をステップS403に進める。
ステップS403において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、図10に示されるように、回収トナー収容部13のシャッタ131を開き、トナーカートリッジ14のシャッタ141を閉じ、トナー混合部15のシャッタ151を開く。このとき、トナー混合部15と現像トナー収容部79へのトナーカートリッジ14からの未使用トナーの供給はなくなり、トナー混合部15と現像トナー収容部79へは、回収トナー収容部13内の回収トナーのみが供給される。
次のステップS404において、印刷制御部34は、高圧制御部35を制御して、印刷用電圧を現像ローラ7、供給ローラ16、現像ブレード17、帯電ローラ4、回収ローラ10にそれぞれ印加し、また、露光制御部36を制御して、LEDヘッド6を発光させる。このとき、LEDヘッド6の発光は、LEDヘッド6の発光パターンとしては、全面50%パターン(例えば、全面「1010」発光、すなわち、偶数番目又は奇数番目のLEDのみを発光させる発光パターン)が望ましい。これは、全面露光(全面「1111」発光)とするとクリーニングブレード9への負荷が大きくなり過ぎ、クリーニングブレード9をトナーがすりぬける可能性があるためである。図17は、LEDヘッド6による回収トナー廃棄用の全面50%発光パターンを示す波形図である。図17において、ONはすべてのLEDの発光、OFFはすべてのLEDの消灯を表している。このため、感光体ドラム3の表面に全面「1010」発光に応じた静電潜像が形成される。
以上の操作によって、現像トナー収容部79内のトナーは、供給ローラ16の回転によって、現像ローラ7へ送られる。供給ローラ16の表面と現像ローラ7の表面は、その接触点において互いに逆向きに移動しているため、これらの摩擦でトナーは負に帯電する。現像ローラ7へ送られたトナーは、現像ローラ7の回転によって現像ブレード17との接触位置を通過する際、現像ローラ7と現像ブレード17とによって摩擦帯電されながら薄層化される。その後、薄層化された現像ローラ7上のトナーは、感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像の現像に使用され、静電潜像はトナー像となる。転写ローラ8に印刷用電圧が印加されていないため、トナー像は、ベルト64に移らず、クリーニングブレード9によって感光体ドラム3の表面から除去される。廃トナー搬送部材65は、クリーニングブレード9によって感光体ドラム3から除去された現像剤を図示せぬダクトまで搬送し、ダクト内の廃トナーは、図示せぬ搬送経路を通り、廃トナー収容部61に収容される。ここでは、転写ローラ8に印刷用電圧を印加せず、トナーを感光体ドラム3に接触するクリーニングブレード9によって回収する例を示したが、代わりに、転写ローラ8に印刷用電圧を印加し、トナー像をベルト64に転写し、ベルト64上のトナー像を転写クリーニングブレード60で回収するようにしてもよい。
次のステップS405において、印刷制御部34は、回収トナー収容部13の回収トナー高レベル用センサ13Hが受光状態でないと判断した場合(NOの場合)、回収トナー廃棄動作を継続する。印刷制御部34は、回収トナー収容部13の回収トナー高レベル用センサ13Hが受光状態であると判断した場合(YESの場合)、回収トナー収容部13内の回収トナーの過剰状態が解消されたと判断して、処理をステップS406に進める。
ステップS406において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、回収トナー収容部13のシャッタ131を閉じ、トナー混合部15のシャッタ151を閉じる。この操作において回収トナー廃棄のモードは終了し、次のステップS407において印刷動作に復帰し、ステップS401以降の処理を繰り返す。
〈トナーの帯電量の調整方法〉
図18は、画像形成装置1における回収トナーと未使用トナーの混合によるトナーの帯電量の調整方法を示すフローチャートである。ステップS501において、ユーザによって操作部47においてトナー混合比の入力値Rが入力される。例えば、ユーザは、−5から+5までの数字(整数)の中から1つの数字を入力値Rとして入力する。
ステップS502において、ステップS501で入力された入力値Rに基づいて、シャッタ131、141の開時間が計算される。このとき、入力値Rとトナー混合比との対応関係を示す対応表が参照される。操作部から入力される情報である入力値Rと、トナー混合比との対応関係を示す対応表は、テーブルとして予め記憶部54に記憶されている。表1は、対応表の例を示す。
Figure 2021131504
例えば、R=0が入力された場合、回収トナーと未使用トナーの混合比は、5:5であり、シャッタ131とシャッタ141の開時間は、ともに(5/10)×αである。αは、回収トナー収容部13に蓄えるべき回収トナーの量に応じて決められる値である。
入力値Rが負の値(R=−5〜−1)のとき、未使用トナーの量は回収トナーの量より多く、ステップS506の段階におけるトナー混合部15での撹拌後のトナー帯電量は、R=0の場合のトナー帯電量より低い。この帯電量の低いトナーは、汚れ改善に効果がある。逆に、入力値Rが正の値(R=+1〜+5)のとき、回収トナーの量は未使用トナーの量より多く、ステップS506の段階におけるトナー混合部15での撹拌後のトナー帯電量は、R=0の場合のトナー帯電量より高い。この帯電量の高いトナーは、カブリ改善に効果がある。
ステップS503において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、トナーカートリッジ14のシャッタ141と回収トナー収容部13のシャッタ131とを開き、撹拌バー143の回転によってトナーカートリッジ14内の未使用トナーをトナー混合部15へ、撹拌バー133の回転によって回収トナー収容部13内の回収トナーをトナー混合部15へそれぞれ供給する。
ステップS504において、印刷制御部34は、ステップS503でトナー混合部15内に供給されている未使用トナーと回収トナーを、撹拌バー153の回転によって撹拌及び混合する作業を開始する。
ステップS505において、印刷制御部34は、ステップS502において計算した時間経過後に、トナーカートリッジ14のシャッタ141と、回収トナー収容部13のシャッタ131をそれぞれ閉じる。これによって、トナー混合部15内の未使用トナーと回収トナーの混合比が、所望の比になる。以降も、トナー混合部15内のトナーの撹拌及び混合は継続される。
ステップS506において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、トナー混合部15内のトナーの撹拌及び混合がなされた段階でトナー混合部15のシャッタ151を開く。
ステップS507において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、トナー混合部15内のトナーを現像トナー収容部79へ供給する。
ステップS508において、印刷制御部34は、シャッタ制御部40を制御して、トナー混合部15内のトナーが現像トナー収容部79へ供給され切った段階でトナー混合部15のシャッタ151を閉じる。
以下、本実施の形態のさらに効果的な使用例について説明する。高温高湿環境(例えば、27℃80%RH環境)で画像形成装置1が使用される場合には、高温高湿環境以外の環境で画像形成装置1が使用される場合に比べ、カブリと呼ばれる画像不良が顕著になる場合がある。カブリとは、正常に帯電したトナーに比べ帯電量が低いトナー、又は逆極性に帯電したトナーによって、画像の背景部分、すなわち、非画像部分にトナーが付着する現象である。現像トナー収容部79内のトナーの27℃80%RH環境で使用する場合の帯電量は、22℃55%RH環境で使用する場合の帯電量より低くなる。これに伴い、現像ブレード17の接触位置を通過した後の現像ローラ7上のトナーの帯電量は、22℃55%RH環境で使用する場合の帯電量より27℃80%RH環境で使用する場合の帯電量の方が低くなる。
操作部47においてトナー混合比の入力値R=0を入力した場合、現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量は、22℃55%RH環境において−19μC/g、27℃80%RH環境において−10μC/gであった。27℃80%RH環境において、操作部47においてトナー混合比の入力値R=+3を入力すると、カブリの良化が見られた。このとき、現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量が−20μC/gとなっており、R=0を入力した場合に比べ現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量が高くなっている。これは、回収トナーと未使用トナーの混合比を8:2とし、現像トナー収容部79内において帯電量の高い回収トナーの比率を上げたことで、現像ブレード17を通過する前の現像ローラ7上のトナー帯電量を上げることができたために帯電量アップの効果が得られたと考えることができる。
低温低湿環境、例えば、10℃20%RH環境で本実施の形態の画像形成装置1が使用される場合、汚れと呼ばれる画像不良が現れることがある。汚れとは、正常に帯電したトナーに対して高い帯電量のトナーによって画像上、特に中間調領域上にトナーが余分に付着する現象である。現像トナー収容部79内のトナーの帯電は、22℃55%RH環境で使用する場合に比べ10℃20%RH環境では高くなり、それに伴い、現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量も22℃55%RH環境より10℃20%RH環境の方が高くなる。
操作部47においてトナー混合比の入力値R=0を入力した場合、現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量は、22℃55%RH環境において−19μC/g、10℃20%RH環境において−28μC/gであった。10℃20%RH環境において、操作部47においてトナー混合比の入力値R=−3を入力すると、汚れが発生しなくなった。このとき、現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量が−18μC/gとなっており、R=0を入力した場合に比べ現像ブレード17通過後の現像ローラ7上のトナー帯電量が低くなっている。これは、回収トナーと未使用トナーの混合比を2:8とし、現像トナー収容部79内において帯電していない未使用トナーの比率を上げたことで、現像ブレード17を通過する前の現像ローラ7上のトナー帯電量を下げることができたために帯電量を抑える効果が得られたと考えることができる。
《3》実施の形態の効果
以上に説明したように、本実施の形態によれば、現像ローラ7に残存し、回収ローラ10によって回収された高帯電の回収トナーを回収トナー収容部13に蓄えることができる。また、回収トナー収容部13の回収トナーとトナーカートリッジ14の未使用トナーとをトナー混合部15に供給でき、トナー混合部15における回収トナーと未使用トナーの所定の混合比は、操作部47での操作によって任意に設定可能である。
回収トナーが未使用トナーよりも多くなるように混合比が設定されると、回収トナー収容部13の下部に設けられたシャッタ131の開時間がトナーカートリッジ14の下部に設けられたシャッタ141の開時間よりも長くなるように、制御される。この場合、トナーカートリッジ14からトナー混合部15へ供給される未使用トナーの量は、回収トナー収容部13からトナー混合部15へ供給される回収トナーの量より少ない。
回収トナーは、回収前に少なくとも1度は、現像ローラ7と現像ブレード17の間で摩擦帯電されている。そのため、回収トナーの帯電量は未使用トナーの帯電量よりも高い。また、トナー混合部15内の回収トナーの割合が未使用トナーよりも多い。これによって、トナー混合部15内のトナー帯電量を高くすることができる。現像トナー収容部79へは、トナー混合部15内から上述の高帯電トナーが供給されるため、現像部に搬送されるトナーは、十分な帯電量が確保できており、現像におけるカブリの悪化を抑えることができる。
逆に、回収トナーが未使用トナーよりも少なくなるようにユーザが混合比を設定すると、回収トナー収容部13の下部に設けられたシャッタ131の開時間をトナーカートリッジ14の下部に設けられたシャッタ141の開時間よりも短くなるように制御され、トナー混合部15へ供給する回収トナーと未使用トナーの量は、回収トナーより未使用トナーの方が多くなる。これによって、トナー混合部15内のトナーの帯電量を低くすることができる。汚れが発生している場合には、ここで説明したように回収トナーが未使用トナーよりも少なくなるようにユーザが混合比を設定することで、このような制御によってトナーの帯電量を低下させることができ、汚れを抑えることができる。
また、図13又は図14に示される回収トナー収容部13内の回収トナーが不足したときの動作によって、回収トナー収容部13にトナー補充するするモードに自動的に移行するため、回収トナーの枯渇を防ぐことができる。
また、図16に示されるよう回収トナー収容部13のフルを検知した場合の動作によって、回収トナー収容部13の回収トナーを廃棄するモードに自動的に移行するため、回収トナー収容部13におけるトナーの過剰状態を無くすることができる。
また、図12に示されるように、印刷で消費された分のトナーをトナー混合部15から現像トナー収容部79へ供給し、また、現像トナー収容部79内のトナーの量の下限と上限をセンサで検知し、トナー量が下限より少ない場合は、トナー補充を行い、トナー量が上限以上の場合は、回収トナー廃棄を行うため、現像トナー収容部79内のトナーの量を適量に保つことができる。
《4》利用形態の説明
上記説明では、非磁性一成分トナーを採用したタンデム直接転写方式のカラープリンタを説明したが、本発明は、中間転写ベルトを備えた中間転写方式のプリンタに適用可能である。また、本発明は、モノクロプリンタ、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、MFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置にも適用可能である。
1 画像形成装置、 2、2Y、2M、2C、2K 画像形成ユニット、 3、3Y、3M、3C、3K 感光体ドラム、 4 帯電ローラ、 5 帯電クリーニングローラ、 6 LEDヘッド、 7 現像ローラ、 8、8Y、8M、8C、8K 転写ローラ、 9 クリーニングブレード、 10 回収ローラ、 11 回収クリーニングブレード、 12 搬送スパイラル、 13 回収トナー収容部、 13L 回収トナー低レベル用センサ、 13H 回収トナー高レベル用センサ、 131 シャッタ、 132 開口、 133 撹拌バー、 14 トナーカートリッジ、 14L 未使用トナー低レベル用センサ、 141 シャッタ、 142 開口、 143 撹拌バー、 15 トナー混合部、 15L 混合トナー低レベル用センサ、 15H 混合トナー高レベル用センサ、 151 シャッタ、 152 開口、 153 撹拌バー、 16 供給ローラ、 17 現像ブレード、 18 トナー混合防止フィルム、 181 フィルム、 182 両面テープ、 19 除電光源、 22 転写ベルトユニット、 28 ドラム駆動モータ、 30 現像ローラ用電源、 31 供給ローラ用電源、 32 転写ローラ用電源、 56 給紙ローラ、 57 搬送ローラ、 58 駆動ローラ、 59 従動ローラ、 60 転写クリーニングブレード、 61 廃トナー収容部、 62 排出ローラ、 63 スタッカ部、 64 ベルト、 65 廃トナー搬送部材、 78 搬送スパイラル、 79 現像トナー収容部、 79L 現像トナー低レベル用センサ、 79H 現像トナー高レベル用センサ、 793 撹拌バー、 90 媒体、 T13L 回収トナー低レベル、 T13H 回収トナー高レベル、 T14L 未使用トナー低レベル、 T15L 混合トナー低レベル、 T15H 混合トナー高レベル、 T79L 現像トナー低レベル、 T79H 現像トナー高レベル。

Claims (13)

  1. 未使用現像剤を収容する第1の現像剤収容部と、
    回収現像剤を収容する第2の現像剤収容部と、
    前記第1の現像剤収容部から供給された前記未使用現像剤と前記第2の現像剤収容部から供給された前記回収現像剤とが所定の混合比で混合された現像剤を収容する第3の現像剤収容部と、
    前記第3の現像剤収容部から供給された前記現像剤を収容する第4の現像剤収容部と、
    静電潜像が形成される像担持体と、
    印刷データに基づく光照射によって前記静電潜像を形成する露光部と、
    前記第4の現像剤収容部に収容されている前記現像剤を担持して、前記像担持体の表面に前記現像剤を供給する現像剤担持体と、
    前記静電潜像の現像に使用されず前記現像剤担持体上に残留した残留現像剤を回収する現像剤回収部と、
    前記現像剤回収部によって回収された前記残留現像剤を搬送して前記第2の現像剤収容部内に前記回収現像剤として供給する回収現像剤搬送機構と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光照射に際して前記露光部によって行われる光ドットの照射の回数をドットカウントとして計測する発光数計測部と、
    前記像担持体の回転数である回転数計測部と、
    制御部と、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記ドットカウント、前記回転数、及び前記混合比を示す情報に基づいて、前記第1の現像剤収容部から供給される前記未使用現像剤の量と前記第2の現像剤収容部から供給される前記回収現像剤の量とを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記混合比を示す情報が入力される操作部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記操作部から入力される情報と、前記混合比との対応関係を示すテーブルを記憶する記憶部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の現像剤収容部は、第1の開口と、前記第1の開口を開閉する第1のシャッタとを有し、
    前記第2の現像剤収容部は、第2の開口と、前記第2の開口を開閉する第2のシャッタとを有し、
    前記第3の現像剤収容部は、第3の開口と、前記第3の開口を開閉する第3のシャッタとを有し、
    前記第1の現像剤収容部に収容されている前記未使用現像剤は、前記第1のシャッタが開状態のときに前記第1の開口を通して前記第3の現像剤収容部に供給され、
    前記第2の現像剤収容部に収容されている前記回収現像剤は、前記第2のシャッタが開状態のときに前記第2の開口を通して前記第3の現像剤収容部に供給され、
    前記第3の現像剤収容部に収容されている前記現像剤は、前記第3のシャッタが開状態のときに前記第3の開口を通して前記第4の現像剤収容部に供給され、
    前記制御部は、前記第1のシャッタを開状態にする第1の開時間を調節することによって前記第1の現像剤収容部から供給される前記未使用現像剤の量を調節し、前記第2のシャッタを開状態にする第2の開時間を調節することによって前記第2の現像剤収容部から供給される前記回収現像剤の量を調節する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3の現像剤収容部は、収容されている前記現像剤を撹拌する撹拌部材をさらに有し、
    前記制御部は、前記撹拌部材による撹拌の後に、前記第3のシャッタを開状態にする
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第3の現像剤収容部に収容されている前記現像剤の量が予め決められた混合現像剤低レベル未満であることを検出する混合現像剤低レベル用センサと、
    前記第3の現像剤収容部に収容されている前記現像剤の量が予め決められた混合現像剤高レベル以上であることを検出する混合現像剤高レベル用センサと、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記混合現像剤低レベル用センサの検出信号と前記混合現像剤高レベル用センサの検出信号に基づいて、前記第3のシャッタの開閉を制御する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第4の現像剤収容部に収容されている前記現像剤の量が予め決められた現像剤低レベル未満であることを検出する現像剤低レベル用センサと、
    前記第4の現像剤収容部に収容されている前記現像剤の量が予め決められた現像剤高レベル以上であることを検出する現像剤高レベル用センサと、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記現像剤低レベル用センサの検出信号と前記現像剤高レベル用センサの検出信号に基づいて、前記第1のシャッタ、前記第2のシャッタ、及び前記第3のシャッタの各々の開閉を制御する
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2の現像剤収容部に収容されている前記回収現像剤の量が予め決められた回収現像剤低レベル未満であることを検出する回収現像剤低レベル用センサをさらに有し、
    前記制御部は、前記回収現像剤の量が前記回収現像剤低レベル未満であると判断されたときに、前記印刷データに基づく印刷動作を中断し、前記回収現像剤の量が前記回収現像剤低レベル以上であると判断されるまで、前記残留現像剤を回収して前記回収現像剤として前記第2の現像剤収容部に供給する回収現像剤供給処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記回収現像剤供給処理は、前記第1の現像剤収容部に収容されている前記未使用現像剤を、前記第3の現像剤収容部、前記第4の現像剤収容部、前記現像剤担持体、及び前記現像剤回収部の順に移動させることによって前記回収現像剤を生成し、前記回収現像剤搬送機構によって前記回収現像剤を前記第2の現像剤収容部に搬送する処理を含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体上に形成された現像剤像が転写される媒体を順次搬送する媒体搬送部と、
    前記第2の現像剤収容部に収容されている前記回収現像剤の量が予め決められた回収現像剤低レベル未満であることを検出する回収現像剤低レベル用センサと、
    をさらに有し、
    前記制御部は、前記回収現像剤の量が前記回収現像剤低レベル未満であると判断されたときに、前記印刷データに基づく印刷動作を中断せずに、前記回収現像剤の量が前記回収現像剤低レベル以上であると判断されるまで、前記媒体間の距離及び印刷動作後の前記現像剤担持体、前記像担持体、の空回しの距離を伸ばす
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2の現像剤収容部に収容されている前記回収現像剤の量が予め決められた回収現像剤高レベル以上であることを検出する回収現像剤高レベル用センサをさらに有し、
    前記制御部は、前記回収現像剤の量が前記回収現像剤高レベル以上であると判断されたときに、前記印刷データに基づく印刷動作を中断し、前記回収現像剤高レベル用センサによって前記回収現像剤の量が前記回収現像剤高レベル未満であると判断されるまで、前記回収現像剤を廃棄する回収現像剤廃棄処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体上の現像剤を除去するクリーニング部と、
    前記クリーニング部によって除去された前記現像剤を搬送する廃棄現像剤搬送部材と、
    をさらに有し、
    前記回収現像剤廃棄処理は、前記第2の現像剤収容部に収容されている前記回収現像剤を、前記第3の現像剤収容部、前記第4の現像剤収容部、前記現像剤担持体、前記露光部によって予め決められたパターンの静電潜像が形成された前記像担持体、前記クリーニング部、及び前記廃棄現像剤搬送部材の順に移動させることで、廃棄する処理を含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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