JP3488675B2 - 製袋等に使用できる耐水耐油紙 - Google Patents
製袋等に使用できる耐水耐油紙Info
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Description
ド等の固体状物、粉体状物、粒状物の製品を保管する袋
等の包装材料に好適な優れた耐水性と耐油性を有する耐
水耐油紙に関するものである。更に詳しくは、本発明の
耐水耐油紙は、印刷が可能であり、回収再生等リサイク
ルが可能である。しかもポリエチレンのコート紙と同様
な加工が可能であり、例えば角底袋を作るに当たって通
常の接着剤で充分な接着力が与えられ、更に開口部の耐
水耐油紙自体の接着において、ヒートシールが可能な製
袋等の包装材料及びその他の耐水性及び耐油性が求めら
れる用途に最適な耐水耐油紙である。
物、粉体状物、粒状物の製品を保管する包装材料に使用
する袋として、ポリエチレンをコートした紙を筒状と
し、底を貼り付けたものに、商品を投入し、開口部をヒ
ートシールによって閉じるものが多い。しかし、ポリエ
チレンをコートした紙は、回収再生等リサイクルが困難
であり、環境の観点から問題がある。よって、上記の用
途の包装材料に、ポリエチレンをコートした紙並の耐水
性及び耐油性を保有し、回収再生等リサイクルが可能
で、更に従来のシステムを利用して、ヒートシール性を
付与できる袋用の耐水耐油紙の開発が望まれてきた。
は回収再生等リサイクル性を満足する耐水耐油紙に関す
る発明が、出願後、公開されている。これらの公開公報
としては、特開昭55−80599号公報、特開平5−
272095号公報、特開平6−57689号公報、特
開平8−209590号公報、特開平9−3795号公
報、特開平9−87994号公報及び特開平9−111
693号公報が知られている。
たものは、絶乾パルプ重量に対して、フッ素系耐油剤を
0.1〜0.5重量%、0.2〜1.0重量%の低分子
型定着剤又は0.02〜0.1重量%の高分子型定着剤
と併用して定着させた、密度0.3〜0.8g/cm3
のセルロース系原紙を硫酸処理して、耐水性及び耐油性
の両特性に優れ、更に柔軟性、滑り性に優れた耐水性に
優れた耐油紙である。
たものは、アミロース含有量が20%以下の澱粉から調
製したカチオン澱粉を内添し、抄造した原紙を水分2〜
7%まで乾燥し、次いで、ポリフルオロカーボンリン酸
アンモニウムエステル溶液を塗布することにより、耐水
性、耐油性に優れ、用水への負荷が少なく、安全な中性
紙を低コストで得る事ができる中性耐水耐油紙の製造方
法である。
ものは、古紙を原料とする板紙、ライナー、クラフト、
上質紙等の加工紙の片面にアクリル系エマルジョンによ
るアクリル系樹脂層を多数積層させることにより、耐水
性、耐油性が付与され、アクリル系樹脂層はリサイクル
の際に細かく粉砕させ、抄紙工程でスクリーンに詰まる
事のない耐水性、耐油性を有したリサイクル可能なパル
プ原料の加工紙である。
たものは、コッブ吸水度100g/m2以下の内添サイ
ズ紙の一方面に完全ケン化型ポリビニルアルコール、シ
ラノール変性ポリビニルアルコール及びカチオン変性ポ
リビニルアルコールを塗布して塗工層を形成した後、シ
リンダードライヤーで乾燥し、次いで塗工面にフッ素系
耐油剤を塗布した後乾燥して得られる耐油性、耐水性に
加え成型性に優れ紙皿や食品包装に適した耐油紙であ
る。
のは、表面粗さRmaxが30〜5μm及びコッブ吸水
度が50〜20g/m2・2分である製紙用天然繊維を
主体とする基紙の片面又は両面に、アクリル系エマルジ
ョン100重量部に対し、ワックス系エマルジョンを1
〜20重量部の割合で配合したした水性エマルジョンを
固形分で、3〜20g/m2で塗布し、加熱乾燥する耐
水性並びに耐油性が要求される紙トレーや食品包装容器
用として、特に、ヒートシール適性があり、易離解性で
あって、回収再利用が可能な耐水耐油性である。
ものは、紙基材の表面に所要の印刷をした後、グラビア
印刷機を用いて、裏面にアクリル酸エステル共重合体又
は硝化綿とアクリル樹脂の混合体よりなるアンダーコー
ト樹脂層を塗工した後、その上に上記と同樹脂にワック
ス又はフッ素サイズ剤等の耐水耐油剤を添加したオーバ
ーコート樹脂層を塗被した少ない工程数で洗剤や食品用
の容器に適当な耐水耐油紙である。
たものは、表面粗さRmaxが30〜5μm及びコッブ
吸水度が50〜20g/m2・2分である製紙用天然繊
維を主体とする基紙の片面又は両面に、ガラス転移点が
10〜28℃の範囲にあるアクリル系樹脂エマルジョン
を固形分で、3〜20g/m2塗工し加熱乾燥する、耐
水性並びに耐油性が要求される紙トレーや食品包装容器
用の樹脂加工紙であってブロッキングを起こさない、易
離解性で回収再利用が可能な耐水耐油紙である。
号公報、特開平9−87994号公報及び特開平8−2
09590号公報は、フッ素系耐油剤を使用している。
このフッ素系耐油剤を添加することにより、高い耐油度
を有する加工紙が得られ、ポリエチレンコート紙、グラ
シン紙、パーチメント紙及びワックス含有紙よりも優れ
た耐油性が得られるといわれている。しかし、フッ素系
耐油剤は、耐水性を与えることは可能なものもあるが、
強いサイズ性を与えることが不可能となる。更に、加工
紙に撥水性も付与されるため、各種印刷方式による印刷
適性が悪くなり、水系での離解による回収再生等リサイ
クルが難しくなる。
は、ポリビニルアルコール系樹脂が使用されているが、
ポリビニルアルコール系樹脂は、塗工の際に発泡しやす
く、塗工面のピンホールを無くするには、設備上種々の
工夫が必要となる。
にポリフルオロカーボンリン酸アンモニウムエステル溶
液を塗布したものでは、本発明が目的とする耐水性、耐
油性のレベルまで上げることは難しく、更に塗布紙自体
にヒートシール性を与えることはできない。
平9−87994号公報には、アクリル系樹脂層を多層
設けたり、オーバーコート層を設けた加工紙が記載され
ているが、多層になることにより離解による回収再生等
のリサイクルが難しくなる。
11693号公報では、アクリル系エマルジョン単独及
びアクリル系エマルジョンに対し、ワックス系エマルジ
ョンを配合した塗料を塗工した耐水耐油紙が記載されて
いる。しかし、アクリル系エマルジョン単独を塗工した
加工紙では耐油性を呈する例は少ないので、ワックス系
ディスパージョンを配合して耐油性を与えることについ
ては理解できるが、大量のワックスを配合すればホット
メルト型接着剤による接着が困難になり、且つヒートシ
ール性能も低下する傾向がある。
に記載されている耐水性及び耐油性を付与する塗工層を
設けてなる耐水耐油紙では、耐油性及び耐水性の付与と
いう目的は達成されるものの、印刷適性が悪くなり、ま
た特に農薬、ペットフード等の固体状物、粉体状物、粉
体物の包装に使用される製袋用の耐水耐油紙は、製袋加
工のために、接着剤等の加工適性、用紙自体にヒートシ
ール性及び回収再生等リサイクル性の付与が不充分とな
る。
であり、その目的とするところは、製袋等に使用可能で
あり、印刷適性に優れた耐水耐油紙を提供することにあ
る。
来の耐水性及び耐油性を付与した耐水耐油紙に、印刷適
性が付与されている上に、製袋加工が容易で、しかも、
回収再生等リサイクルが可能な製袋用の耐水耐油紙及び
その他の耐水性及び耐油性が求められる用途に最適な耐
水耐油紙を提供することにある。
ため、製袋用の耐水耐油紙に限らず、印刷用紙、包装用
紙、情報用紙及び雑種紙等様々な用途に使用することが
できる。更に、機械的シアにより乳化したワックス系デ
ィパージョンを、紙表面に塗工する塗料に混合すること
により、印刷適性は若干悪くなるものの、防湿性能、撥
水性等が要求される包装材料にも使用することができ
る。
は全固型分中のワックス比率が少なく、共融性のある助
剤を共存させた方が、印刷適性の低下が抑えられしかも
ワックスの移動による裏面の摩擦係数の低下も少なくな
ることに特徴がある。
達成するべく鋭意研究の結果、パルプにサイズ剤と金属
塩を担持させ、耐水性を付与した原紙の少なくとも片面
に、顔料100重量部当たり、アクリル系ディスパージ
ョン(A)とスチレン・ブタジエン系ディスパージョン
(B)の混合物、又は用途によっては機械的な高シアに
より乳化したワックスエマルジョンの混合物を50乃至
200重量部配合してなる塗料を8〜25g/m2塗工
することによって、ほぼ完全な耐水性及び耐油性が得ら
れ、紙自体のヒートシールが可能なばかりでなく、両面
コート紙としても加工工程中のブロッキングを避けるこ
とができて、更に回収再生等リサイクルが可能な耐水耐
油紙が得られるということを発見したものである。
発明は、次の通りである。すなわち、本出願の請求項1
に記載の発明は、基材の少なくとも片面に、顔料100
重量部当たり、アクリル系ディスパージョン(A)とス
チレン・ブタジエン系ディスパージョン(B)の混合物
を50〜200重量部配合してなる塗料を、8〜25g
/m2塗工した加工紙であって、前記基材は、JIS
P−8140によるコッブ吸水度が40g/m2以下で
あり、前記アクリル系ディスパージョン(A)は、アク
リル酸2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリ
ル酸トリデシル、アクリル酸ステアリル、のうちいずれ
か1種の重合物、又はこれらのうちいずれか1種とスチ
レンとの共重合物、より選択されるものであり、前記ス
チレン・ブタジエン系ディスパージョン(B)は、ゲル
化率80%以上のカルボキシ変性スチレン・ブタジエン
系ディスパージョンであり、さらに、TAPPI UM
−557による耐油度(キット指数)が14乃至16で
あり、JIS P−8140によるコッブ吸水度が5g
/m2以下であることを特徴とする製袋等に使用できる
耐水耐油紙である。
は、アクリル系ディスパージョン(A)とカルボキシ変
性スチレン・ブタジエン系ディスパージョン(B)の混
合比が重量比で、A:B=25:75乃至75:25で
ある請求項1に記載の製袋等に使用できる耐水耐油紙で
ある。
は、カルボキシメチルセルロース塩類を顔料100重量
部あたり2重量部以下配合したことを特徴とする請求項
1乃至2のいずれかに記載の製袋等に使用できる耐水耐
油紙である。
クリル系ディスパージョンとスチレン・ブタジエン系デ
ィスパージョンの混合物に対して、パラフィンワックス
にポリエチレン又はポリエチレン誘導体、ロジン及びロ
ジン誘導体及び官能基の多いワックス類を併用し、機械
的に高シアで乳化したワックス系ディスパージョンを混
合して用いてもよい。
及び耐油性が付与され、回収再生等リサイクルが可能
で、ヒートシール性が付与されていること等から、製袋
用の包装材料のみならず、他の用途への適用も可能であ
る。例えば、本発明の耐水耐油紙は、様々な印刷方式に
よる印刷が可能であり、印刷用紙の用途として、屋外で
晒される選挙用ポスター、デパート等の屋外広告ポスタ
ー、また、ハムラベル等の耐水ラベル、バナーと呼ばれ
る屋外広告の垂れ幕に適用が可能である。
きることから、冷凍、冷蔵食品の包装紙、ファーストフ
ード等のトレー及びトレーの下敷紙等に適用が可能であ
る。
BP対応紙、クリーンペーパー等に適用が可能である。
た台所等水と油を使用する場所における紙壁紙、絵や文
字を水性ペンで耐水耐油紙に記入し、ウエットティッシ
ュで拭き取れば絵や文字を消去することが可能であり、
耐水耐油紙の表面が乾燥すれば、再び絵や文字を記入す
ることが可能であるため、子供用のスケッチブックに適
用することが可能である。又、アウトドアーで使用する
地図や本のカバーや、封筒や葉書の用紙、書籍の本文用
紙等にも適用することが可能である。
ためにはワックスエマルジョンの併用は必要としない
が、用途として撥水性や防湿性が要求される場合にはワ
ックスエマルジョンの利用も考えられる。パラフィン系
添加物は印刷適性、摩擦係数、紙塗工面に対する貼り合
せなど、何れも性能を低下させる傾向が大きい。これに
用いる撥水剤は先に記述した特別なワックスエマルジョ
ンであって、これらの性能の低下は僅かである。すなわ
ち、この種のワックス系エマルジョンは全固型分中のワ
ックス比率が少なく、共融性のある助剤を共存させた方
が、印刷適性の低下が抑えられしかもワックスの移動に
よる裏面の摩擦係数の低下も少なくなる。この処方によ
って内容物の乾燥、吸湿を防ぐとか、雨などが加工面に
接触しても水が撥かれて、侵入水を抑制する効果が期待
できるので特別の用途に対して有用である。
耐油紙の原紙は、耐水性を付与する観点から、コッブ吸
水度を40g/m2以下、好ましくは20g/m2以下と
することが望ましい。原紙のコッブ吸水度が40g/m
2を越えると、後工程によって、原紙面上に形成された
塗工層には完全に近い水の浸透防止効果があるが、基材
の断裁面からの水のしみ込みを防ぐことができない。そ
のため、一般の紙を原紙として使うと切り口から水が浸
透し、エッジの波打ち現象が起こり、これが凍結すると
紙層が破壊することがある。
ジンエマルジョンをパルプ100重量部に対し、1部以
上添加し、充分なアルミニウム塩によって定着させる方
法が最適である。特に、使用する変性ロジンを軟化点が
110℃以上のものにしたり、一部のカルボキシル基を
疎水性のエステルにしたりすることによって熱水に対す
る抵抗性を向上させることができる。また、原紙の可塑
性を上げて、できるだけ充填量を少なくしてウエットプ
レスにより高密度化して毛細管径を小さくして、不連続
化することによって耐水性を上げることができる。
いて、耐水性を付与するための主たる要件は疎水性と造
膜性が共に高いことである。造膜性の指標となるのは、
選択するディスパージョンの最低造膜温度(以下MFT
と略)である。本発明に使用するアクリル系ディスパー
ジョンの疎水性モノマーとして利用できるものは、例え
ばアクリル酸エステルでは、アルキル基が炭素数が8以
上のモノマーであって、代表的なものを挙げれば、アク
リル酸2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリ
ル酸アルキル、アクリル酸トリデシル、アクリル酸ステ
アリルであり、一部メタクリル酸アルキルエステルを利
用しても良い。最も実用的なものは、アクリル酸2エチ
ルヘキシルである。芳香族モノマーとして、スチレン、
α−メチルスチレンが一般的である。
いアクリル系ディスパージョンは、疎水性アクリル酸エ
ステルが低比率でも充分な耐水性を示すものがあり、コ
スト的に有利である。このディスパージョンは、ペイン
ト用では耐光性が問題とされるが、紙加工品では使用期
間が短く、且つ直射日光に暴露されることも少ないの
で、耐久性、黄変性、耐チョーキング性等、スチレン−
アクリル系ディスパージョンでもさして問題になること
はないので、スチレン成分が樹脂総量の30重量%を越
えるものでも有用なものが多い。但し、スチレン比率が
あまりにも高いものでは、塗工層が収縮して割れを生じ
耐水性を損なうことがある。また、耐光性をカバーする
目的には、屈折率が高く紫外線の遮断効果が大きく、紫
外線による酸化・還元の変化を抑制した顔料を併用する
ことが望ましく、ルチル型酸化チタン、特に格子欠陥を
カバーした顔料が適している。
性のみでなく耐油性を付与することが必要となる。上記
で述べてきたアクリル系ディスパージョンには、耐油性
があることに特徴があるわけではなく、逆に耐油性を示
すアクリル系ディスパージョンは、比較的少ない。そこ
で、耐水性を示すアクリル系ディスパージョンを選択し
て、更にスチレン・ブタジエン系ディスパージョンを混
合することにより、耐水性を損なわずに耐油性も付与で
きることを見出した。スチレン・ブタジエン系ディスパ
ージョンの内、造膜性が良好で且つスチレン比率が高
く、ゲル化率が80%以上のものが望ましく、カルボキ
シ変性の影響もあって耐油性も良好である。スチレン・
ブタジエン系ディスパージョンを併用することによって
耐水、耐油性共に良好な組成を選択することが容易にな
る。しかしながらMFTの低いバインダーばかりでは、
周辺に付着した塗料が乾燥すると耐水性が高いために洗
浄が困難になるため塗工方式によっては、一部を加工工
程中の室温では造膜しないMFTの高いディスパージョ
ンを利用する必要がある。また同一の目的として顔料で
ありながら耐水性、耐油性を保有する中空ポリマーを併
用するという対応も可能である。
な水溶性の高分子化合物を併用することも有効である
が、大量に添加すると耐水性を損なうことがある。セル
ロース誘導体、ポリビニル系水溶性高分子、変性澱粉、
アルギン酸塩、植物ガム、ゼラチン等が利用できるが、
カルボキシメチルセルロース塩類が利用し易く、顔料1
00重量部当り2重量部以下であれば耐水性能を低下さ
せることなく、耐油性の均一性を向上し、塗料の加工性
も良好にすることができる。
ブタジエン系ディスパージョンの混合比は、ヒートシー
ル性の関連で決定され、重量比でアクリル系ディスパー
ジョン:スチレン・ブタジエン系ディスパージョンが、
25:75乃至75:25の範囲が望ましい。この混合
比において、アクリル系ディスパージョンの混合比率が
25以下になると、ヒートシール強度が、実用上強くな
りすぎる。逆にアクリル系ディスパージョン混合比率が
75以上になると、ヒートシール強度が実用上弱くなり
すぎる。
じてワックス系ディスパージョンを添加する。ワックス
系ディスパージョンを添加することにより、防湿性及び
撥水性を向上させることができる。この目的に使用する
ワックス系ディスパージョンは、ポリエチレン及びその
誘導体、ロジン及びその誘導体に加えてカルナバワック
スやシェラック等官能基の多いワックス類を併用し、界
面活性剤を使わずに、機械的な高シアによって乳化し、
半透明に近い微細な粒子に仕上げたものが望ましい。こ
のような乳化物は、移動が少なく安定な防湿性を保持
し、裏面の滑りが大きくなるものの、通常のワックス・
エマルジョンよりもかなり抑制できる利点がある。
なものがあり、ワックス系ディスパージョンを添加した
ものも有効であるが、製袋加工でホットメルト接着剤等
による適性を維持するため、ワックス系ディスパージョ
ンの添加率は、樹脂100重量部に対して、ワックス成
分として3重量部以下とすることが望ましい。
二酸化チタン、三水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫酸
バリウム、サチン白、タルク等一般に印刷用コート紙の
顔料として利用されるものの中から選んでよい。これら
の顔料は分散剤、消泡剤、pH調整剤等を併用して分散
する。ペイント用アクリル系ディスパージョンは分散剤
が多く、顔料との混合性が高いことも特徴で、ポリカル
ボン酸塩で分散した顔料と均一に混合できる。顔料10
0重量部に対し、アクリル系ディスパージョンとスチレ
ン・ブタジエン系ディスパージョンの混合物を50乃至
200重量部混合する。また、必要に応じて、流動性改
善剤、保水剤、着色剤、防腐防黴剤、消臭剤、潤滑剤、
紫外線吸収剤、ブロッキング防止剤、溶剤等の助剤を添
加する。
至25g/m2の範囲で塗布する。塗工量が8g/m2以
下では充分な耐水性皮膜を形成せず、印刷適性も劣る。
また、25g/m2以上では、コスト上昇に見合う品質
の改善が認められないだけでなく、塗工層が厚くなるた
め回収再生時に塗工層の小片が離脱しこれを完全に離解
することが困難で、これを浮遊分離しない限り、洋紙へ
の再生原料として利用することが出来ない。
イ、ブレード、ロール、バー、ロッド、コンマ等の形式
のコーターが使用可能であるが、生産性と面感からベン
トブレード方式が好適である。塗工した紙は、用途によ
りスーパーカレンダー等により、平滑化処理を行う。
例にて具体的に説明する。尚実施例中、部及び%はすべ
て乾燥重量部及び%を示す。 <実施例1>
300ml〜400mlまで叩解し、サイズ剤(R−8
00 近代化学工業製)1.7%、硫酸バンド2.5
%、アルミン酸ソーダ0.1%、カチオン化澱粉1.2
%を添加し、pH5.0で64g/m2の紙を製造し
た。抄造した紙のコッブ吸水度は20g/m2であっ
た。以下の塗工紙には、この耐水耐油紙原紙を使用し
た。
ーバー社)20部、炭酸カルシウム(ソフトン 白石カ
ルシウム(株))60重量部、酸化チタン(R−855
石原産業(株))20部と、ポリカルボン酸系分散液
と消泡剤を加えた水中に分散し、アンモニアでpHを9
乃至10とした後、ボンコート 3983W(スチレン
−アクリル共重合体 Tg21℃DIC 大日本インキ
化学工業(株))25部 ニッポール LX−430
(SBR Tg12℃ 日本ゼオン(株))55部を混
合した塗料を、原紙に15g/m2塗工し、110℃で
90秒間乾燥後、23℃、50%RHに調湿し、耐油度
(キット指数)とコッブ吸水度を測定した。 1)耐油度(キット法)
ひまし油、トルオール、n−ヘキサンの混合比が異なる
試験液を試料の紙表面に1滴滴下し、15秒後にティッ
シュペーパーで滴下した試験液を拭き取って、試験液の
浸透による汚れ、即ち油分が滲み込んで濡れた部分が生
じなくても、はっきりとした黒い点が認められたら、不
合格とし、合格した最大の液番号について、5点の平均
値をキット指数として表現した。TAPPI UM−5
57では、最高12であるが、これ以上の耐油性のもの
では、更にトルオールの比率を減少させて、n−ヘキサ
ンを増量したもので測定する方法が提案されており、n
−ヘキサン100%のキット液が滲み込まないものを、
16とした改訂法に基づいて測定した。 2)コッブ吸水度
面について23℃の水に120秒間接触させたときの水
の浸透量g/m2を測定した。 <実施例2>
カ複合アクリル酸エステル共重合物 Tg12℃ DI
C)60部、P−6X20(SBR Tg3℃ 日本A
&L(株))40部に変更した以外は、実施例1と同様
に実施した。 <実施例3>
クリル酸エステル共重合体 Tg15℃ DIC)30
部、P−7109(SBR Tg3℃ 日本A&L
(株))50部に変更した以外は、実施例1と同様に実
施した。 <実施例4>
重量部、酸化チタン(R−855 石原産業(株))1
0重量部、プラスチックピグメント(グランドールPP
−1000スチレン−アクリル共重合中空ポリマー T
g116℃ DIC)30重量部にニッポールLX−4
07S(SBR Tg20℃ 日本ゼオン(株))70
重量部からなる塗料を実施例1と同様に塗工した。
造膜性はないが耐水性については多少の効果が認められ
る。 <実施例5>
にボンコート5462K(スチレン−アクリル共重合体
Tg6℃)80重量部、ニッポールLX−407S
120重量部にWR−988(ワックス・ポリエチレン
その他の疎水性物質の微粒分散液 日本PMC(株))
30重量部を混合した塗料を実施例1と同様に塗工し、
実施例1の試験項目に加えて、防湿性能、撥水性を測定
した。 3)防湿性(透湿度)
件の下でシート状物質を通過する水蒸気の質量を24時
間1m2当たりに換算した。 4)撥水度
た紙の表面に水滴を滴下し、その水滴の状態の観察から
紙の表面の撥水性をランク別に評価した。 <参考例1>
(スチレン−アクリル共重合体 Tg8℃ DIC)5
0重量部、サイビノールEK−81(スチレン−アクリ
ル共重合体 Tg65℃サイデン化学工業(株))30
重量部に変更した以外は、実施例1と同様に実施した。 <参考例2>
ン−アクリル共重合体 Tg9℃ サイデン化学工業
(株))50重量部、サイビノールDP−250(スチ
レン−アクリル共重合体Tg60℃ サイデン化学工業
(株))30重量部に変更した以外は、実施例1と同様
に実施した。
至2の耐水耐油紙における耐油度(キット指数)とコッ
ブ吸水度を示す。また実施例5では透湿度は40g/m
2・24Hrに達し、ワックスを含まない塗料の実施例
は300〜500g/m2・24Hr(何れも片面塗工
品)であって著しい向上がみられる。但し、撥水性はR
9に達するが、耐水性は僅かに向上する程度にとどま
る。
みで一部はTgの高いものを使用している。結果として
は耐水性は良くとも耐油性は低いものが多い。また参考
例として例示していないが耐油性の良好なものは耐水性
が劣るというものも多く、耐油性には親水基が寄与して
いることも推定される。従って安定した耐水、耐油性を
保持するためには疎水性の高いモノマーの比率が高いア
クリル系共重合体に、スチレンの配合比率が高く且つ造
膜性能及びゲル化率の高いカルボキシ変性スチレン−ブ
タジエン系ラテックスを併用することが不可欠である。 <実施例6>
ル共重合体 Tg6℃ DIC)とP−6X20(SB
R Tg3℃ 日本A&L(株))を接着剤として、実
施例1に用いた顔料100重量部に対し80重量部の接
着剤を配合した塗料で、アクリル系とスチレン−ブタジ
エン系ディスパージョンの比率を変更して晒クラフト紙
60g/m2の基材に15g/m2塗工して乾燥した試料
について温度110℃圧力2kg/cm2圧着時間0.
5秒の条件でヒートシールを施し、接着力を10mm巾
で180°剥離型式で測定した結果を表2に示す。
5%以下では、ヒートシール性が高くなり、100%で
は紙層破壊を起す。逆にスチレン−ブタジエン系ディス
パージョンが25部以下になると、ヒートシール性が低
下し、需要先のニーズに適合しない場合も多い。
紙の少なくとも片面に、顔料100重量部当たり、アク
リル系ディスパージョン(A)とスチレン・ブタジエン
系ディスパージョン(B)の混合物、又は用途によって
は機械的な高シアにより乳化したワックスエマルジョン
の混合物を50〜200重量部配合してなる塗料を8〜
25g/m2塗工することによって、ほぼ完全な耐水性
及び耐油性が得られ、紙自体のヒートシールが可能なば
かりでなく、印刷が可能で、両面コート紙としても加工
工程中のブロッキングを避けることができて、しかもポ
リエチレンのコート紙と同様な加工が可能であり、更に
回収再生等リサイクルが可能な製袋等の包装材料、その
他の耐水性及び耐油性が求められる用途に最適な耐水耐
油紙が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材の少なくとも片面に、顔料100重
量部当たり、アクリル系ディスパージョン(A)とスチ
レン・ブタジエン系ディスパージョン(B)の混合物を
50〜200重量部配合してなる塗料を、8〜25g/
m2塗工した加工紙であって、 前記基材は、JIS P−8140によるコッブ吸水度
が40g/m2以下であり、 前記アクリル系ディスパージョン(A)は、アクリル酸
2エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ト
リデシル、アクリル酸ステアリル、のうちいずれか1種
の重合物、又はこれらのうちいずれか1種とスチレンと
の共重合物、より選択されるものであり、 前記スチレン・ブタジエン系ディスパージョン(B)
は、ゲル化率80%以上のカルボキシ変性スチレン・ブ
タジエン系ディスパージョンであり、さらに、 TAPPI UM−557による耐油度(キット指数)
が14乃至16であり、JISP−8140によるコッ
ブ吸水度が5g/m2以下であることを特徴とする製袋
等に使用できる耐水耐油紙。 - 【請求項2】 アクリル系ディスパージョン(A)とカ
ルボキシ変性スチレン・ブタジエン系ディスパージョン
(B)の混合比が重量比で、A:B=25:75乃至7
5:25である請求項1に記載の製袋等に使用できる耐
水耐油紙。 - 【請求項3】 カルボキシメチルセルロース塩類を顔料
100重量部あたり2重量部以下配合したことを特徴と
する請求項1または2のいずれかに記載の製袋等に使用
できる耐水耐油紙。
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