JP3480827B2 - 画像形成装置におけるトナー補給装置およびこれに用いられるトナーカートリッジ - Google Patents

画像形成装置におけるトナー補給装置およびこれに用いられるトナーカートリッジ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,ファクシミリ,
プリンタ等の画像形成装置におけるトナー補給装置およ
びトナーカートリッジに係り、特に交換可能な円筒形状
のトナーカートリッジを回転させながらトナーを補給す
ると共にカートリッジ交換時や所望の状況により所定角
度でトナーカートリッジを正逆方向に回動することによ
りカートリッジ内のトナーの局部的な堆積を崩すように
したトナー補給装置およびこれに用いられるトナーカー
トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置においては、帯電させた感
光体ドラムの表面を帯電させて複写しようとする画像情
報をドラム表面に露光させて潜像を形成し、トナーを感
光体に吸着させて可視像を形成し、この可視像を紙面に
転写してから熱および圧力によりトナーを紙面に定着さ
せ、クリーニングと除電とを行なうことにより、所定の
画像情報を紙面上の印刷物情報とするものであり、可視
像を形成する現像過程においては前記トナーが磁性体よ
りなるキャリアと共に現像剤として用いられている。
【0003】前記現像剤に含まれる主成分であるキャリ
アは、トナーの搬送と摩擦帯電の発生のために用いられ
ている。このキャリアは、トナーを感光体ドラムおよび
紙面に吸着させるために帯電させられて用いられるた
め、紙面に付着させて消費されることはないので、その
量が減ることはない。これに対して、トナーはそれ自体
が帯電することはないが、転写,定着,クリーニング等
の過程を経て印刷物が作成されることにより徐々に消費
されて減少していくことになる。したがって、トナーは
画像形成装置の経時的使用に伴い随時補給しなければな
らない。
【0004】上記トナーの補給の仕方としては、大きく
分けて2つの方法がある。1つはその複写機に専用のト
ナーカートリッジを設けておき、複写機のトナーの残量
が不足してきたときに、所定量の容器に封入されたトナ
ーをカートリッジの補給口から補給するものであり、こ
の方法によれば容器からカートリッジにトナーを補給す
る際に熟練者はともかくとして通常のユーザでは、カー
トリッジの小径の補給口にトナーを手際よく充填するこ
とが難しく、トナーをこぼしたりして着衣や手を汚して
しまう虞れがある。また、こぼしたトナーをかき集めて
カートリッジ内に入れたりすると不純物が混入してしま
う可能性もある。
【0005】もう1つのトナー補給方法は、交換カート
リッジを用いる方法である。交換カートリッジは、その
画像形成装置の最高のパフォーマンスを発揮して複写物
が作成されるために最良配合されたトナーを、不純物が
混入しないようにして画像形成装置の現像部に供給する
ことができると共に、トナーの補給を行なうユーザがト
ナーをこぼしたり着衣や手を汚したりする虞れもないた
め、使用し易い優れた補給方法となっている。
【0006】従来のトナー補給装置によりトナーを補給
するには、所定の形状や規格により形成された空のカー
トリッジを複写機のカートリッジ取付部から取り外し、
同一形状および同一規格を有すると共にトナーが満杯と
なった交換用のカートリッジを、充分に振ってから前記
カートリッジ取付部に装着することにより行なわれてい
る。トナーカートリッジの形状や容量は千差万別である
が、その中の1つに、円筒形状のものもある。この円筒
形カートリッジのメリットは、周面状の内壁を利用して
トナーを効率よく排出孔まで供給することができること
であるが、円筒形カートリッジを水平方向に設置する場
合には、円筒形カートリッジの内壁面にスパイラル状の
溝を形成しておいたり、円筒形カートリッジの中心を軸
にして回転駆動したりして、トナーを排出孔方向に案内
したりするようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトナー補給装置によれば、トナーがカートリ
ッジ内の局所に偏在するのを防止するためにカートリッ
ジ交換前にユーザにカートリッジを良く振るように指示
しているが、ユーザがこのような振る動作を怠った場合
にトナーがカートリッジの局所に偏在してしまう場合が
あり、せっかくカートリッジを交換したのにも拘わら
ず、カートリッジ交換後にトナーの供給が緩慢となった
り所望の供給量が得られなかったりするという問題があ
った。
【0008】また、上記のような円筒形のカートリッジ
を回転させるタイプのトナー補給装置によれば、カート
リッジが回転駆動されているときに複写機の電源がオフ
にされた場合に、トナー排出孔を上方に位置させた状態
で停止させることができず、このためトナーカートリッ
ジ交換のための複写機の停止であるか否かに拘わらず、
複写機の電源がオフにされたときには常に排出孔の位置
を検出すると共に検出された排出孔が必ず上方を向いて
停止するように停止位置を調整する機構を設けなければ
ならなかった。このような特別な検出手段や位置調整機
構は、複写機の製造コストを増加させ、ユーザに対して
無用な経済的負担をかける結果となっていた。
【0009】本発明は上記従来技術の有する問題を解消
し、トナーカートリッジ交換時にカートリッジの揺動に
よりトナーの撹拌をユーザが忘れた場合であっても交換
後に直ちに安定したトナー補給を可能にすると共に、複
写機の電源がオフにされたときにカートリッジのトナー
排出孔の位置が何れの方向を向いていてもカートリッジ
交換のときにはトナー排出孔を必ず上方にして古いカー
トリッジを取り外す構成を有するトナー補給装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の基本構成としての第1のトナー補給
装置は、一端側に開口部を有する円筒容器と、この円筒
容器の少なくとも内周面に螺旋状に突出形成された螺旋
突条と、前記円筒容器の前記開口部側の反対側端部の周
面に設けられた突起と、前記円筒容器の前記開口部側端
の周面に穿設されたトナー排出孔と、を備えるトナー
カートリッジと、本体側に設けられて、前記トナーカー
トリッジを水平方向に、かつ、このトナーカートリッジ
の回転を許容するように支持するカートリッジ支持部
前記カートリッジ支持部の挿入側の一端に設けられ
て、前記トナーカートリッジの脱着時には前記トナー排
出孔が常に上を向くように前記突起に嵌合する本体側
位置決め部と、前記トナーカートリッジの装着後に一定
の付勢力により前記トナーカートリッジの前記円筒容器
を前記開口部側の端部方向に付勢し続ける付勢部材と、
を備える入り口ホルダと、前記トナーカートリッジの前
記トナー排出孔を含む前記一端側の周面を覆うと共に前
記トナーカートリッジのトナー排出孔に対応するトナー
補給孔の位置を脱着時には常に上方を向くようにして前
記トナー排出孔の位置に一致させた状態で前記トナーカ
ートリッジを把持するカップ状の把持部と、この把持部
の底面に設けられたギアおよびこれに歯合するギアを含
むギアセットにより構成される駆動ギアと、この駆動ギ
アを介して前記把持部およびこれにより把持される前記
トナーカートリッジに回転力を与える回転駆動手段と、
を備える駆動装置と、を備え、前記駆動装置は、前記ト
ナーカートリッジの前記突起に対応して本体側に設けら
れて前記突起の位置を検知することにより前記円筒容器
の回動角度を検出する検出部をさらに備え、前記トナー
カートリッジが最初に装着されたときに前記検出部が前
記突起を検知するまで前記回転駆動手段が前記トナーカ
ートリッジを一方方向に所定角度だけ正回転させ、前記
突起が前記検出部により検出されると前記回転駆動手段
が前記トナーカートリッジを前記一方方向とは逆方向に
所定角度だけ逆回転させ、以下、前記検出部が前記突起
を検知しながら前記回転駆動手段が前記正回転と前記逆
回転とを小刻みに繰り返すことにより、前記回転駆動手
段が前記トナーカートリッジを揺動させることを特徴と
している。
【0011】上記第1のトナー補給装置において、第2
のトナー補給装置は、前記トナーカートリッジが、前記
螺旋突条および装填位置決め部を有すると共に先端が段
部を介して小径部となりこの小径部の端面が開口する前
記円筒容器と、この円筒容器の先端側に装着され前記小
径部に嵌合して前記装填位置決め部の位置とその位置関
係を一定にされる前記トナー排出孔がその周面に形成さ
れたキャップと、備えるようにしても良い。
【0012】また、第3のトナー補給装置は、上記第2
のトナー補給装置において、前記トナーカートリッジ
は、前記キャップの周面に穿設された前記トナー排出孔
の直径よりも幅広のリングにより形成され、前記キャッ
プの小径部分を軸方向にスライド自在にして取り付けら
れた、前記トナー排出孔を遮蔽するためのカバー部材を
さらに備えるようにしても良い。
【0013】また、第4のトナー補給装置は、上記第3
のトナー補給装置において、前記キャップの小径部分の
少なくとも前記トナー排出孔が形成されている箇所の周
囲には、弾性材により形成されると共に前記カバー部材
との面接触を密にするシールが貼着されていてもよい。
【0014】また、第5のトナー補給装置は、上記第3
のトナー補給装置において、前記キャップの小径部分の
外周面には軸方向の溝が形成され、前記カバー部材の内
周面には軸方向の突起が形成され、前記溝と前記突起と
の係合によりカバー部材の回転が阻止され軸方向のスラ
イドのみ許容されていてもよい。
【0015】また、第6のトナー補給装置は、上記第2
のトナー補給装置において、前記キャップの先端面に
は、前記トナーカートリッジの回転方向の移動を規制す
る位置決め用の凸部が設けられていてもよい。
【0016】また、第7のトナー補給装置は、上記第2
のトナー補給装置において、前記円筒容器の基端側周面
に形成された前記装填位置決め部は、円形容器の半径方
向に放射状に突出する突起により構成されていてもよ
い。
【0017】第8のトナー補給装置は、上記第1の基本
構成としての第1のトナー補給装置において、前記カー
トリッジ支持部は、一端側に前記入り口ホルダが固定さ
れ、他端側に前記駆動装置が取り付けられる断面が略々
U字状に成形された板材により構成され、前記入り口ホ
ルダに形成された挿入口の内側に設けられた軸状の突起
に回転自在に取り付けられたコロ部材を備えていてもよ
い。
【0018】第9のトナー補給装置は、上記第1の基本
構成としての第1のトナー補給装置において、前記入り
口ホルダは、前記トナーカートリッジが遊嵌される挿入
口と、トナーカートリッジの基端側周面に設けられた前
記装填位置決め部が嵌合する前記本体側位置決め部とし
ての凹部と、前記付勢部材としての付勢レバーと、を備
え、前記付勢レバー19は、水平方向に挿入された前記
円筒容器を基端部から先端部方向へと付勢するバネによ
り付勢されていてもよい。
【0019】また、第10のトナー補給装置は、第1の
基本構成としての第1のトナー補給装置において、前記
駆動装置は、前記カートリッジ支持部の挿入側他端に固
定されその下部に配置された現像器にトナーを補給する
ホッパ状の補給口に連通するチャンバを有する半円筒状
のホルダと、このホルダに対応する半円筒状を有し前記
ホルダに被せられて固定されるホルダカバーと、前記ホ
ルダおよびホルダカバーにより形成される前記チャンバ
内に回転自在に収納され、かつ前記トナーカートリッジ
の前記トナー排出孔と同一径のトナー補給孔を有しこれ
らの孔を一致させた状態で前記トナーカートリッジと一
体となって回転するホルダガイドと、前記トナーカート
リッジの先端面に形成された位置決め突起が嵌合する孔
を有しかつ前記ホルダガイドの端面に穿設されたD孔に
係合する断面が楕円状の軸を有して前記トナーカートリ
ッジを前記ホルダガイドに対して固定する円形板と、前
記ホルダおよびホルダカバーにより形成される前記チャ
ンバ内に収納される前記回転駆動手段としてのモータ
と、前記チャンバの近傍に設けられた複数のギアを含み
前記円形板の軸の先端に固定されたギアと歯合すること
により前記モータの回転駆動力を一体となった前記ホル
ダガイド,円形板およびトナーカートリッジに伝達して
これらを回転させる駆動ギア部と、を備えるようにして
も良い。
【0020】第11のトナー補給装置は、上記第10の
トナー補給装置において、前記駆動装置は、前記チャン
バ内に設けられたスクリュー状の送り部と、この送り部
の端部に取り付けられて前記モータの出力軸に取り付け
られた前記駆動ギア部に歯合するギアと、を備え、前記
トナーカートリッジより前記チャンバ内に供給されたト
ナーを前記ホッパ状の補給口に搬送する搬送オーガをさ
らに備えるようにしても良い。
【0021】第12のトナー補給装置は、第10のトナ
ー補給装置において、前記円形板が前記ホルダガイドに
対して回転方向の位置ずれを規制されながら収納され、
前記楕円軸はホルダガイドの底面中心に穿孔されたD孔
に係止されると共に前記チャンバと前記ホルダガイドの
収納室を隔離する隔壁に穿孔された孔に遊嵌されてその
先端に前記駆動ギア部のギアが取り付けられ、さらにそ
の先端にはバネが遊嵌されると共に前記チャンバ内面に
設けられた軸受けにより回転自在に係止されているも
の。
【0022】第13のトナー補給装置は、上記第12の
トナー補給装置において、前記円形板の楕円軸に取り付
けられたギアは、前記ホルダガイド側の面の偏心した箇
所に突起を有し、この突起は前記バネの付勢力により前
記隔壁の前記D孔の近傍に穿孔された回転防止孔に係合
されて前記トナー補給孔および排出孔を上方に向けた位
置で位置決めされるようにしても良い。
【0023】第14のトナー補給装置は、上記第13の
トナー補給装置において、前記モータの出力軸には、ベ
ルトを介して駆動力が伝達されるプーリとこのプーリと
一体に設けられたピニオンギアとが取り付けられ、前記
駆動ギア部は前記ピニオンギアに歯合する第1のギア
と、この第1のギアと同軸で一体に回動する第2のギア
と、この第2のギアに歯合して前記搬送オーガを回転駆
動すると共に前記搬送オーガと同軸の第3のギアと、前
記第1および第2のギアと同軸で前記チャンバ内に突出
して前記円形板の楕円軸に取り付けられたギアと歯合す
る第4のギアと、により構成されていても良い。
【0024】第15のトナー補給装置は、上記第10の
トナー補給装置において、前記ホルダ、前記ホルダカバ
ー、前記ホルダガイド、前記円形板、前記モータ、前記
駆動ギア部、前記搬送オーガは、一体に組み付けられた
アッセンブリとして構成されていても良い。
【0025】第16のトナー補給装置は、第10のトナ
ー補給装置において、前記トナーカートリッジの円筒容
器の基端側外周面には、前記トナーカートリッジに収納
されているトナーの色,成分,容量を含むトナー情報を
記録する情報記録部が設けられ、前記トナーカートリッ
ジ受け部内には、前記トナーカートリッジの外周面から
前記情報記録部よりトナー情報を読取る検出器が設けら
れていても良い。
【0026】第17のトナー補給装置は、第16の装置
において、前記情報記録部は、前記入り口ホルダの挿入
口に設けられた前記本体側位置決め部としての凹部に嵌
合するように、前記トナーカートリッジの円筒容器の基
端側外周面に突出形成された位置決め部により兼用され
ており、この位置決め部としての突起の周方向の長さを
複数に分割することにより内部に収納されたトナーの情
報を記録していても良い。
【0027】第18のトナー補給装置は、第17の装置
において、前記位置決め部としての突起の周方向の長さ
を複数に分割することにより内部に収納されたトナーの
情報を記録するようにしても良い。
【0028】第19のトナー補給装置は、第17の装置
において、前記位置決め部兼用の前記情報記録部の突出
形状を追従しながら前記トナー情報を読取る前記検出器
としてのマイクロスイッチが、前記トナーカートリッジ
受け部内にさらに設けられていてもよい。
【0029】第20のトナー補給装置は、第16の装置
において、前記情報記録部は、前記トナーカートリッジ
の円筒容器の外周側に貼付されると共に色分けすること
により情報を表示するシール状の情報記録部により構成
されていても良い。
【0030】第21のトナー補給装置は、第20の装置
において、前記シール状の情報記録部に色分けにより記
録された情報を読取る前記検出器としての光学センサを
さらに備えていても良い。
【0031】また、本発明の第2の基本構成としての第
1の画像形成装置におけるトナー補給装置に用いられる
トナーカートリッジは、トナーにより文字および絵を含
む任意の画像を形成する画像形成装置に前記トナーを補
給するトナー補給装置に用いられるトナーカートリッジ
であって、円筒形状を備え、閉塞された両端部のうちの
一方側端部に開口部が設けられ、前記開口部側の反対側
端部の周面に回転方向の位置検出用の突起が設けられ、
軸線周りに回転を与えることにより内周面に形成された
螺旋突条に沿って収納されたトナーを前記開口部方向に
搬送するトナー容器と、前記開口部に嵌合されると共に
前記トナー容器内を搬送されたトナーが排出されるトナ
ー排出孔を備え、前記トナー容器に装着されたときに予
め定められた位置関係で固定されることにより前記トナ
ー容器を軸線に対してある方向で回転させると前記トナ
ー排出孔が常に決められた方向を向くように構成された
カップ状のキャップと、前記キャップに嵌合されると共
にこのキャップに対して軸方向に往復動可能に設けら
れ、前記トナー排出孔を閉鎖してトナーの排出を阻止す
る第1の位置と、前記トナー排出孔を開放してトナーの
排出を許容する第2の位置でそれぞれ係止可能な円筒状
カバーと、を備え、前記トナー補給装置は、前記突起を
検知することにより前記トナー容器の回転方向の位置を
検出する検出部と、前記カップ状のキャップを把持して
前記トナー容器を回転駆動する回転駆動手段と、を備
え、前記トナー補給装置に該トナーカートリッジが最初
に装着されたときに、前記検出部が前記突起を検知する
まで前記トナー補給装置の回転駆動手段が前記トナーカ
ートリッジを一方方向に所定角度だけ正回転させ、前記
突起が前記検出部により検出されると前記回転駆動手段
が前記トナーカートリッジを前記一方方向とは逆方向に
前記所定角度だけ逆回転させ、以下、前記検出部が前記
突起を検知しながら前記回転駆動手段が前記所定角度ず
つ前記正回転と前記逆回転とを小刻みに繰り返すことに
より、前記トナー容器が揺動させられることを特徴とし
ている。
【0032】第2のトナーカートリッジは、第1のトナ
ーカートリッジにおいて、前記キャップは、前記画像形
成装置への装着されたときに、一体に結合された前記ト
ナー容器を軸線周りに回転駆動させる回転力を前記画像
形成装置より供給されるようにしても良い。
【0033】第3のトナーカートリッジは、第2のトナ
ーカートリッジにおいて、前記係合部は、前記キャップ
の先端面に突出形成された少なくとも2つの凸部であっ
ても良い。
【0034】第4のトナーカートリッジは、第3のトナ
ーカートリッジにおいて、前記2つの凸部を結んだ線で
あって前記軸線と略々直交する線に沿った前記キャップ
の外周面上の位置に前記トナー排出孔が設けられていて
も良い。
【0035】また、第5のトナーカートリッジは、第1
のトナーカートリッジにおいて、前記キャップは、外周
面の一母線に沿って、先端側と基端側にそれぞれ突起を
有し、前記円筒状カバーはこれら2つの突起の間をこれ
らの突起に当接するまで軸方向に移動可能であっても良
い。
【0036】第6のトナーカートリッジは、第5のカー
トリッジにおいて、前記キャップにおける前記2つの突
起と前記排出孔とは互いに略々90度ずれた位置に形成
されていても良い。
【0037】第7のトナーカートリッジは、第5のカー
トリッジにおいて、前記円筒状カバーは、週報光に形成
された略々U字状の切り込みを少なくとも2つ有し、前
記各切り込みのにより断線を有する片持ちばりとしての
舌片が形成され、この各舌片の先端近傍の表面および裏
面にそれぞれ外ストッパと内ストッパが突出形成し、前
記内ストッパが前記キャップの2つの突起に当接するま
でこれらの突起嵌でスライドするようにしても良い。
【0038】第8のトナーカートリッジは、第1のカー
トリッジにおいて、前記キャップの外周面と前記円筒状
カバーの内周面には、それぞれ軸方向に延在し互いに契
合する溝と突条がそれぞれ形成され、前記キャップへの
前記円筒状カバーの着脱はこれらの溝と突条が係合下状
態で軸方向にスライドすることにより行なわれこれによ
り両者の軸線周りの相対的回転関係が所定のものに規制
されていても良い。
【0039】第9のトナーカートリッジは、第1のカー
トリッジにおいて、前記円筒状カバーと前記キャップの
間には、両者間の隙間を少なくするシールが設けられ、
このシールに穿設された切り抜き穴と前記トナーは一致
するようにし、前記カバーによる前記排出口の閉鎖時に
トナーの漏れを抑制するようにしても良い。
【0040】第10のトナーカートリッジは、第1のカ
ートリッジにおいて、前記トナー容器の外周面の予め決
められた位置に、位置決め部が突出形成されており、こ
の位置決め部を基準にしてこのトナー容器をその軸線周
りに向きを決めることにより前記トナー排出孔を所定の
向きに向けると共に、この状態で着脱自在にし得るよう
に構成しても良い。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明に係る画像形成装置におけるトナー補給装置の好適
な実施形態について詳細に説明する。以下の実施形態の
説明においては、画像形成装置の一例として複写機を用
い、その具体的構造を説明しながら、この複写機におけ
るトナー補給装置を例にとって説明する。
【0042】図2は本発明に係るトナー補給装置が設け
られる複写機の全体構成を示す断面図である。図2にお
いて、複写機1はその本体下部に多数の紙を収納する給
紙カセット装置2を備えている。また、同一サイズの紙
を多量に給紙するためのLCF給紙装置3や、種々のサ
イズや種類の紙をマニュアルにより供給可能な手差し給
紙装置4をも備えている。
【0043】複写機1は、上部に設けられた原稿を読み
取るための画像読み取り部5と、この画像読み取り部5
に原稿を送り込むための原稿自動送り装置6と、前記画
像読み取り部5により読み込まれた画像データを保存す
る画像保存部7と、保存された画像データを取り出して
画像形成部8に印刷する画像を書き込むレーザ光学シス
テム9と、を備えている。
【0044】画像形成部8は、図2に加えて図3にも示
すように、感光体ドラム10と、現像器11と、クリー
ナ12と、帯電チャージャ13と除電ランプ14と、転
写・剥離チャージャ15と、を備えている。現像器11
には、トナーを補給するためのトナーカートリッジ16
と、このトナーカートリッジ16を回転駆動するための
駆動部17が取り付けられている。なお、駆動部17
は、図2および図3には図示されていない。
【0045】トナーカートリッジ16の詳細な構成につ
いて、図1を参照しながら説明する。図1において、ト
ナーカートリッジ16は、本体としての円筒容器60と
トナー排出部としてのキャップ160と、排出孔遮蔽カ
バー165と、より構成されている。
【0046】円筒容器60は、有底の円筒形状をなし、
少なくともその内周面には、円筒容器60が回転するの
に伴い、予め充填されたトナーを開口部61側に徐々に
送るための螺旋状の突条(図示せず)が形成されてお
り、図1に示された第1実施形態においては、円筒容器
60を合成樹脂を用いたブロー成形により製作している
ため前記案内用の螺旋状の突条に対応して外周面に螺旋
溝62が形成されている。
【0047】円筒容器60の底部より所定の位置には、
円筒容器60の外周の位置を決めるための位置決め部6
3が設けられている。図1の第1実施形態では、位置決
め部63は周状のフランジの途中を部分的に除去した2
つの突起として形成されている。
【0048】このカートリッジ16の前記開口部61
は、段部64の中心に所定の口径をもって突出形成され
ている。この段部64の一部は、キャップ160を円筒
容器60に装着したときに後述する排出孔161が前記
位置決め部63に対して所定の位置関係になるようにし
て、円筒容器60とキャップ160とを一体にするため
の位置決め用の切り欠き段部65が形成されている。
【0049】キャップ160は、全体としては前記円筒
容器60の開口部61の周囲の形状に対応する段部を備
える形状を有しており、周壁の任意の箇所に1つ前記排
出孔161が穿設されている。このキャップ160は、
キャップ160が円筒容器60に装着された後のトナー
カートリッジ16の回転駆動時に初期位置より半回転し
て下側を向いたときに1回分のトナーを補給するために
設けられている。排出孔161に対して周壁面で90度
位置ずれした箇所には後述する排出孔遮蔽用のカバー1
65を係合させるための係合部(突起)162aおよび
162bが片側に2つずつ設けられている。図1におい
ては、一方側の係合部162a,162bのみしか示さ
れていないが、示されている側の係合部162に対して
180度離れた位置にさらに2つの係合部162a,1
62bが設けられている。後に詳しく述べるが、2つの
係合部162a,162bの中間は、溝162cとなっ
ており、カバー165はこの溝162c内において軸方
向に移動し、係合部162a,162bに当接するまで
動き係るように作られている。
【0050】キャップ160の先端平面には、後述する
駆動装置20のホルダーガイドの内壁の平面に設けられ
た位置決め用の窪み(図示せず)に係合してホルダーガ
イドとトナーカートリッジ16との回転方向の位置ずれ
を阻止するための位置決め部としての凸部163が設け
られている。この第1実施形態においては、凸部163
は排出孔161が形成されている箇所と同一径上に位置
する2つのボスにより構成されている。また、この凸部
163は後述するモータ26(図4に図示される)から
の回転力を受けつつ、円筒容器60を回転させるもので
ある。キャップ160の排出孔161が形成されている
同一径上の対向する周壁にはカバー165の軸方向の移
動を案内するガイド溝164が、軸方向に形成されてい
る。
【0051】排出孔161を遮蔽、開放するカバー16
5は、排出孔161の直径より大きい所定径および所定
幅を有するリング形状をしている。前記キャップ160
の係合部162a,162b,溝162cに対応するカ
バー165には、前記係合部162に係合する突起を有
すると共にU字状の切り込みにより弾性力を有するバネ
部166がリングの対向する周面に形成されている。つ
まり、かばー165の周方向に沿ってU字状の切り込み
を入れて片持ちばりとしての弾性舌片166を作り、こ
の舌片166の内面および外面に内ストッパ166aが
キャップ160の溝162c内を軸方向に、突起162
a,162bに当たるまで移動するように構成されてい
る。
【0052】さらに前述のように、前記カバー165に
おける前記キャップのガイド溝164に対応する箇所に
は、内周面より軸線方向に突出する突条167が設けら
れており、この突条167は前記並行突条164の案内
溝に位置決めされてカバー165はキャップ160の周
面に沿ってスライド自在となっている。
【0053】前記排出孔161はカバー165のスライ
ドにより開閉されるが、キャップ160の外周面とカバ
ー165の内周面との間には僅かな隙間がある。排出孔
161の遮蔽時にこの隙間からトナーが漏れるのを防止
するため、排出孔161の周囲にはフェルトやスポンジ
等の弾性材よりなるシール168が貼付されている。こ
のシール168は、排出孔161に対応する箇所に形成
された切り抜き穴169を有している。以上がトナーカ
ートリッジ16の構成である。
【0054】次に、図4を参照しながら、上述したトナ
ーカートリッジ16を回転させる駆動装置20の構成に
ついて説明する。簡単に説明すると、モータ26の回転
力が円形板(駆動板)36に伝えられ、この円形板36
に凹状に形成された溝(駆動孔)36b,36bにトナ
ーカートリッジ16側の突起163,163が挿嵌され
ていることから、このトナーカートリッジ16が回転さ
せられるのである。また、このモータ26によって搬送
オーガ33を回転駆動させて、トナーをチャンバ23か
らホッパ24に移動させるようにしている。以下に詳し
く説明する。
【0055】図4において、カートリッジ受け部17
は、複写機1の本体に固定されており、その概略形状が
U字状に成形された金蔵または合成樹脂製の受け部材で
ある。駆動装置20は、このU字状の受け部17におけ
る図面手前側の端部17aに装着される。受け部17の
他端部17bには四角い板状の入り口ガイド18がネジ
等により固定されている。入り口ガイド18は、トナー
カートリッジ16を嵌挿可能な径のガイド穴18Aが形
成され、挿入口18Aの周縁に沿って2つのコロ18B
がトナーカートリッジ16を回転自在に支持するために
設けられている。
【0056】入り口ガイド18には、トナーカートリッ
ジ16が装着された後に円筒容器60の底部を駆動装置
20方向に付勢する略々C字状の付勢レバー19が取り
付けられている。付勢レバー19はバネ19Aにより水
平方向に挿入された円筒容器60をガイド18から駆動
装置20方向に向けて付勢するものである。図5は入り
口ホルダ18と付勢レバー19とトナーカートリッジ1
6の挿入時の状態を概略的に示す斜視図であり、同図に
示すように、入り口ホルダ18の挿入口18Aの内周面
の上部側には、円筒容器60の突起状の位置決め部63
が係合、つまり挿抜を許容する凹部18Cが形成されて
いる。
【0057】駆動装置20は、図4に示すように、形状
が略々半円筒状のホルダ21と、このホルダ21に一体
化されて入り口ガイド18方向に開口する円筒形を形成
するホルダカバー22と、ホルダ21およびホルダカバ
ー22により形成されるチャンバ23と、チャンバ23
に満たされたトナーを現像器11に供給するためのホッ
パ24と、チャンバ23の近傍に取り付けられる駆動機
構25と、を備えている。ホルダ21とホルダカバー2
2とは、円筒形をある半径により分割した形状になって
おり、隔壁21aによりチャンバ23が区切られると共
に後述するホルダガイド35のフランジ部35cが係合
する係合隔壁21bが設けられている。隔壁21aには
図示されないホルダカバー22の対向する隔壁との間で
孔を形成する切り欠き部21cが形成されている。
【0058】駆動機構25は、駆動源としてのモータ2
6と、ベルト27と、プーリ28と、駆動ギアセット3
0,31と、バネ32と、チャンバ23からホッパ24
へのトナーの移動を促す搬送オーガ33と,ブッシュ3
4と、ホルダガイド35と、円形板36と、を備えてい
る。なお、符号29はホッパ24のカバーのピンに装着
されるバネである。駆動ギアセット30は、大径の第1
のギア30aと、この第1のギア30aと歯合すると共
に前記ブッシュ34を介して搬送オーガ33に取り付け
られた第2のギア30bと、チャンバ23の外側で前記
プーリ28と一体となったギア28aと歯合する第3の
ギア30cと、第3のギア30cが一端に取り付けられ
たシャフトの他端に取り付けられた第4のギア30d
と、を備え、第4のギア30dは前記チャンバ23内に
配置されると共に前記ホルダガイド35に固定されるギ
アセット31に歯合するように構成されている。
【0059】前記ホルダガイド35は、図1に示された
トナーカートリッジ16のキャップ160の先端の円筒
部分より一回り大きい径を有するカップ形状を有してお
り、前記キャップ160の排出孔161に対応する位置
に対応する口径で穿設された補給孔35aを有してい
る。ホルダガイド35の底面の中心はボス状に突出する
と共にこの突出した部分には楕円形状の楕円穴35bが
形成されている。円形板36は、ホルダガイド35の楕
円穴35bを貫通するようにDカットされた軸36a
と、この軸36aの扁平面の中心に一致する円形板36
の直径上に等距離に穿設された穴ないしは凹部36b
と、を備えている。なお、符号35cはホルダガイド3
5をホルダ21に係止するためのフランジ部であり、図
6に示される符号35dは、キャップ160のカバー1
65に係合して排出孔161を開口させる係合突起であ
る。
【0060】前記凹部36bは、トナーカートリッジ1
6のキャップ160の先端面に突出形成された凸部16
3が嵌合する形状とサイズを有しており、前記凸部16
3,凹部36b,軸36a,楕円穴35bがそれぞれ係
合することにより、トナーカートリッジ16とホルダガ
イド35とは少なくとも回転方向の位置ずれが阻止され
た状態で一体的に回転駆動されることになる。また、ギ
アセット31は、ホルダ21の隔壁21aに形成された
切り欠き部21cと図示されないこれに対向するホルダ
カバー22の切り欠き部により形成される孔に係合する
突起31aと、ホルダガイド35の楕円穴35bに対応
する形状の楕円穴31bを有し、円形板36の軸36a
は楕円穴35bおよび31bを貫通させられた先端に前
記バネ32を遊嵌させ、前記チャンバ23内の内壁に形
成された軸受け部23aに回転自在に係止されている。
軸受け部23aは図4の分解斜視図には示されていない
が図6の断面図に示されている。
【0061】上記の構造を有する各部は、トナーカート
リッジ16を除いて予め組み立てられており、カートリ
ッジ受け部17の一端側17aには駆動装置20が組み
立てられて装着されており、他端部17bには付勢レバ
ー19が取り付けられた入り口ホルダ18が装着されて
いる。駆動装置20の駆動機構25は、ホルダ21の隔
壁21aで仕切られたチャンバ23の内側と外側にそれ
ぞれ装着されてギアシステム30,31を構成し、ホル
ダガイド35は円形板36が装着された状態で、前記ホ
ルダ21の隔壁21aとホルダガイド35のフランジ部
35cを係止する係止隔壁21bとの間に取り付けられ
る。全ての構成部がホルダ21に組み付けられた状態
で、ホルダ21にホルダカバー22が被せられて図示さ
れたネジにより固定されてアッセンブリにされた後、こ
のアッセンブリがカートリッジ受け部17の一端17a
側に固定される。
【0062】以上の構成を有するトナー補給装置にトナ
ーカートリッジ16を装着し、また、これを取り外す動
作について、図5ないし図7(a)〜(c)を用いて説
明する。まずトナーカートリッジ16を駆動装置20に
装着するには、トナーカートリッジ16を水平方向にし
て充分に撹拌した後、図5に示すように、入り口ホルダ
18のガイド穴18Aにキャップ160側から挿入す
る。このとき、円筒容器60の突起状の位置決め部63
が入り口ホルダ18の凹部18Cに一致するように、ト
ナーカートリッジ16を挿入することにより、キャップ
160の排出孔161は上方を向いたままで挿入され
る。ただし、この時点ではキャップ160の排出孔16
1はリング状のカバー165により塞がれているので、
このカバー165によってもトナーの零れは防止でき
る。
【0063】図6は、トナーカートリッジ16の先端部
分と駆動装置20とは係合する際の状態を示しており、
ホルダカバー22を取り外して図5の上方向からホルダ
21とトナーカートリッジ16とを俯瞰した平面図であ
る。ホルダガイド35とキャップ160のカバー165
のみ断面表示されている。図6に示される位置からさら
にカートリッジ16が奥の方に挿入されると、位置決め
部としての凸部163が円形板36の凹部36bに係合
してキャップ160の先端面で円形板36を押し込む。
【0064】その少し前に、ホルダガイド35の内周面
に形成された係合突起35dがカバー165の弾性舌片
166の外ストッパ166bに係合する。これにより、
カバー165は図1に示されたガイド溝164に突条1
67が案内されてスライドし、排出孔161が開口す
る。このように排出孔161の開口は、あくまでもホル
ダガイド35の内部で行なわれると共に、排出孔161
は開口すると直ちにホルダガイドの補給孔35aと一致
することになる。この状態でギアセット31の突起31
aは、ホルダ21の切り欠き部21cとこれに対応する
ホルダカバー22の切り欠き部とにより形成される孔に
係合している。図6において、キャップ160に対して
カバー165が右動し、内ストッパ166aが係合部1
62bに当たる。さらにカートリッジ16を押し込む
と、上ストッパ166bが係合突起35dを越えて図中
左動し、図7(a)に示す位置に移動する。
【0065】図6に戻って、上記のようにトナーカート
リッジ16をさらに押し込んだときには、キャップ16
0の先端面は筒部163と凹部36bとが係合したまま
円形板36を押圧しつつバネ32の力に抗して軸部36
aが軸受け部23aに当接して位置決めされる。この状
態で軸部36aに取り付けられたギアセット31はギア
セット30の第4のギア30dと歯合している。この状
態は、図7(a)に示されている。この状態でモータ2
6を駆動することによりモータの回転力はギアセット3
0および31により構成される駆動機構25により伝達
されてキャップ160および円筒容器60を回転させる
ことができる。
【0066】次に、図7(a)ないし7Cを参照しなが
ら、トナーカートリッジを駆動装置20より取り外す場
合について説明する。従来のトナー補給装置においては
キャップの排出孔ないしはホルダガイドの補給孔等から
トナーが零れることがないように、排出孔や補給孔を上
方向に向けた位置でトナーカートリッジの回転を停止さ
せる必要があった。しかしながら、本発明のこの第1実
施形態に係るトナー補給装置においてはトナーカートリ
ッジ16は、排出孔161が回転方向のどの位置にあっ
ても回転を停止させることができる。
【0067】すなわち、ホルダガイド35の補給孔35
aとキャップ160の排出孔161とがどの位置にあっ
ても停止することができるが、この状態からトナーカー
トリッジ16を取り外そうとした場合、図7(b)に示
すように、ギアセット31の突起31aが、ホルダ21
の隔壁21aの切り欠き部21cとこれに対応するホル
ダカバー22の切り欠き部とにより形成される係合孔に
嵌合しなければトナーカートリッジ16を外すことがで
きないように構成されている。この突起31aの突出量
は、図7(b)に示すように、約4.5mmであるの
で、突起31aが切り欠き部21cにより形成される孔
に嵌まることによりトナーカートリッジ16は4.5m
m矢印方向に移動する。この突起31aが孔に嵌まり込
んだ状態では排出孔161は、図示されない補給孔(図
4に示す35a)と共に上方を向いている。また、この
4.5mmの移動によりギア30dとギアセット31と
の歯合状態も解除され、トナーカートリッジ16は自由
に回転させることができることになる。
【0068】この状態でトナーカートリッジ16の排出
孔161は、図7(b)に2点鎖線で示すカバー165
により徐々に塞がれつつあり、これをさらに引き抜く
と、図7(c)に示すように、完全に塞がれる状態とな
るので、トナーカートリッジ16を引き抜いた状態にお
いては排出孔161は塞がれた状態を保たせることがで
きる。この状態で、バネ32の付勢力により円形板36
がさらに2.5mm移動させられることにより、図7
(c)に示すように、トナーカートリッジ16は、
「4.5+2.5=7mm」だけ、入り口ホルダ18側
に移動させられることになる。この状態で、トナーカー
トリッジ16は入り口ホルダ18より少なくとも7mm
以上はその底部が突き出されていることになるので、ユ
ーザがカートリッジの16の円筒容器60の底部をつま
んで引き抜くことにより、使用済みのトナーカートリッ
ジ16を抜き出すことができる。
【0069】図8および図9は、上記のような構成を有
するとトナー補給装置によりトナーを現像器11に補給
する動作を説明するための斜視図である。図8はホルダ
21を含めた駆動装置20とトナーカートリッジ16と
を示し、図9は図8におけるホルダ21を省略した状態
の斜視図である。図1ないし図6を用いて説明したよう
な装着動作によりトナーカートリッジ受け部17に装着
されたトナー補給装置は、図8および図9に示すように
駆動装置20の駆動部としてのモータ26が図示されな
い制御装置により制御されることにより、トナーカート
リッジ16がギア等の駆動機構25により回転力を与え
られて図中の矢印のように回転する。
【0070】この回転により、円筒容器60の内部に突
出形成された螺旋状の突条がトナーを補給孔35a方向
に順次搬送することになる。通常の使用状態ではトナー
は矢印方向の正回転によりトナーを搬送しているが、ト
ナーカートリッジ16の交換時においては、後述するよ
うに矢印方向の正回転と反矢印方向の逆回転とを交互に
繰り返すことにより、トナーが底部側に偏っている場合
の偏在するトナーの取り崩し動作を行なうことも可能で
ある。
【0071】トナーカートリッジ16内のトナーは、ト
ナーカートリッジを回転させることにより随時排出孔1
61および補給孔35aより送り出される。送り出され
たトナーは、一旦はホルダ21の搬送オーガ33に貯め
られ、さらに搬送オーガ32によってホルダ21の補給
用ホッパ部24より現像器11方向に補給される。トナ
ーカートリッジ16の排出孔161および補給孔35a
より送り出されるトナーの量は、単位時間当たりの補給
量にばらつきがあり、この状態で現像器11に補給する
と、オーバトナーや「かぶり」といった問題が生じてし
まう。そのため、トナーカートリッジ16の排出孔16
1より送り出されるトナーを一旦搬送オーガ32に貯め
てからこの搬送オーガ32により搬送している。なお、
搬送オーガ32はブッシュ33を介して取り付けられた
ギア30bがギア30aと歯合することにより、トナー
カートリッジ16の回転と同期しながら回転してトナー
を搬送している。
【0072】図10(a)および図10(b)は、トナ
ーカートリッジ16を装着した際の制御を説明するため
の概略図である。トナーカートリッジ16の外周面に
は、検出用の突起が設けられている。図示の実施形態に
おいては、トナーカートリッジ16を入り口ホルダ18
のガイド孔18Aより挿入する際の位置決め部として機
能する凹部18Cに対応して円筒容器60の底部よりの
周壁に形成された突起状の位置決め部63が、検出用の
突起を兼ねている。複写機1には、この突起状の位置決
め部63が表示する情報を読取るためのマイクロスイッ
チまたは光学センサ等よりなる検出器40が取り付けら
れている。この検出器40はトナーカートリッジ16の
円筒容器60に収納されているトナーの容量,色,成
分,仕向け等を情報として記録している。トナーカート
リッジ16を交換した際に、外周面に記録されたこの情
報を検出器40により読み取ることにより、交換されて
装着されたトナーに関する上述の情報を複写機1の制御
部(図示せず)に送り、制御部の制御に基づき図示され
ない表示部にトナー情報を表示するようにしても良い。
【0073】円筒容器60の外周面にトナー情報を記録
した場合の読み取り動作について説明する。トナーカー
トリッジ16を交換した後、最初の動作として駆動装置
20はトナーカートリッジ16をトナー供給時の回転方
向すなわち図8に示す矢印の方向とは逆の方向(図10
(a)の矢印方向)に、2回転またはそれ以上回転させ
ることによりマイクロスイッチよりなる検出器40によ
りトナー情報を読取るようにしている。この読み取り動
作の結果、突起が形成されていない場合には、正規のト
ナーカートリッジではないものと判断され、前記表示部
等にその旨のメッセージを表示する。
【0074】トナーに関する情報は、例えば図10
(a)に示す突起による場合には、図10(b)に示す
ようにカートリッジの交換時に用いる位置決め部63に
切れ目63cを入れて2つの突起63aと63bとし、
角度αに対する角度βの割合に所定の意味を持たせるこ
とにより、トナー情報をカートリッジに付加しておくこ
とが可能となる。例えば、突起63aと63bの組み合
わせにおいて、トナーカートリッジ16に対する位置決
め部63の取付位置角度αは固定され、突起63bの幅
(位置角度β)のみを変更することにより、仕向け先を
国内用または特定国用のように変更することができる。
【0075】なお、図10(a)および図10(b)に
示す例では、入り口ホルダ18の凹部18Cに嵌合する
位置決め部63の突起部分をトナー情報を示すマークと
して用いていたが、本発明はこれに限定されず、図11
(a)および図11(b)に示すようなマークを印刷さ
れたシール状のトナー情報部66を円筒容器60の周面
に貼付するようにし、このトナー情報部66の情報を光
学よりなる検出部40により検出するようにしても良
い。
【0076】読み取り動作の結果、トナーの容量,成
分,仕向け等に間違いが無いことが確認されるとトナー
補給動作を行なうことになるが、その前にトナー補給装
置はトナーの撹拌動作を行なっている。トナーカートリ
ッジ16は、通常、排出孔を上向きにして保管されてい
るため、トナーは円筒容器60の下側で目の詰まった状
態となっている。このため、交換用トナーカートリッジ
の説明書には使用前にトナー容器を充分に揺すって、ト
ナーを底部側に圧し固められた状態から粒子と粒子との
詰まりが緩やかになった状態にしてから装着するように
との注意書きが記載されている。
【0077】しかしながら、トナーカートリッジを交換
するユーザは往々にしてこの撹拌動作を忘れることがあ
り、カートリッジの内のトナーを撹拌せずにトナーカー
トリッジの交換を行なうと、円筒容器60を横向きにし
ても容器の上部側のトナーがキャップ160の排出孔1
61からホルダガイド35の補給孔35a方向に供給さ
れずに円筒容器60の上側で固まったままの状態で動か
ない場合もある。
【0078】本発明に係るトナー補給装置によれば、こ
のようなユーザが撹拌動作を忘れたり、撹拌動作を充分
に行なわなかったときでも、トナーカートリッジ16を
交換後に直ちに駆動装置20による撹拌動作を行なって
いる。この自動撹拌動作について図12(a)ないし図
12(d)を参照しながら説明する。保管時のトナーカ
ートリッジ16は、図12(a)に波線で示すように、
円筒容器60の下側にトナーが固まっているために上部
側に空間ができている。これを横に倒しただけでは、図
12(b)に示すように内部のトナーは円筒容器60の
底部側に固まったままの状態であり、排出孔161方向
には容易には崩れない。そこで、ユーザが手に持って白
抜き矢印のように揺すってやることにより、図12
(c)に示すようにトナーの底部側の固まりを崩すこと
ができる。
【0079】このようなユーザによる揺動撹拌が充分で
なかったり全く忘れられてしまったりした場合に、図1
2(b)に矢印で記入したように駆動装置20の正逆両
方向への小刻みな回転によりトナーの底部側の固まりを
自動的に崩すことになる。機械による種々の振動実験を
行なってトナーの固まりの崩れ具合を調べたところ、図
12(b)に示すような駆動装置20の正逆両方向への
小刻みな回転動作がトナーを崩すのに最も効果的である
ことが分かった。
【0080】このトナーの固まりを崩すには、トナーの
流動性を示す1つの基準である安息角を超える角度であ
れば充分に効果があるため、図12(d)に示すよう
に、トナーカートリッジの16のキャップに設けられた
排出孔161の中心を通る線に対して、安息角を超える
角度でしかも正逆両方向の回転を与えた際にトナーが排
出孔161より零れ出ない程度の角度以下が適当である
ので、円筒容器60の揺動範囲は排出孔161の中心線
が正逆両方向に45度ずつまでの角度範囲にされること
が望ましい。
【0081】なお、この揺動角度範囲90度を駆動装置
20により設定する際には、図10(b)に示したよう
な位置決め部63の角度αをマイクロスイッチにより検
出している検出部40を用いれば容易に制御可能であ
る。すなわち、図10(b)の角度αが約70度であれ
ば、検出器40が突起63bの外端を検出してから約1
0度の回転を許容した後、逆方向に反転させ突起63a
の外端を検出した後、約10度の回転を許容してから再
度反転させるように制御すれば、揺動範囲90度の揺動
撹拌動作を駆動装置20を用いて行なうことが可能であ
る。
【0082】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係るトナー補給装置およびトナーカートリッジによれ
ば、トナーカートリッジ交換時にカートリッジの揺動に
よりトナーの撹拌をユーザが忘れた場合であっても交換
後に直ちに安定したトナー補給を行なうことができ、複
写機の電源がオフにされたときにカートリッジのトナー
排出孔の位置が何れの方向を向いていてもカートリッジ
交換のときにはトナー排出孔を必ず上方にして古いカー
トリッジを取り外すことができる。
【0083】すなわち、従来のトナー補給装置のよう
に、トナーがカートリッジ内の局所に偏在するのを防止
するためにカートリッジ交換前にユーザにカートリッジ
を良く振るように指示しているが、ユーザがこのような
振る動作を怠った場合であってもトナーがカートリッジ
の局所に偏在してしまうのを防止することができ、せっ
かくカートリッジを交換したのにも拘わらず、カートリ
ッジ交換後にトナーの供給が緩慢となったり所望の供給
量が得られなかったりすることがなくなる。
【0084】また、上記のような円筒形のカートリッジ
を回転させるタイプのトナー補給装置において、カート
リッジが回転駆動されているときに複写機の電源がオフ
にされた場合に、トナーカートリッジを交換するときに
は常にトナー排出口を上方に向けることができ、特別な
停止位置検出手段や位置調整機構を設ける必要がないの
で複写機の製造コストを抑えることができ、ユーザーに
対する経済的負担の軽減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナーカートリッジを構成する円筒容器とキャ
ップとの詳細を示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係るトナー補給装置が適用される画像
形成装置としての複写機の全体を示す断面図である。
【図3】トナー補給装置の要部を示す模式図である。
【図4】トナー補給装置の駆動装置を示す分解斜視図で
ある。
【図5】トナーカートリッジと入り口ホルダとの挿入時
の様子を示す斜視図である。
【図6】トナーカートリッジの装着直前の状態を示す断
面図である。
【図7】トナーカートリッジの取り外し動作を(a)な
いし(c)の段階でそれぞれ示す断面図である。
【図8】トナーカートリッジと駆動装置とを組み付けた
状態をホルダと共に示す斜視図である。
【図9】同じくトナーカートリッジと駆動装置との組み
付け状態をホルダを省略して示す斜視図である。
【図10】トナーカートリッジの外周側に設けられたト
ナー情報記録部と検出器とをそれぞれ示す(a)斜視図
および(b)背面図である。
【図11】トナー情報記録部と検出器の異なる構成例
(a)および(b)を示す斜視図である。
【図12】トナーカートリッジの撹拌動作をそれぞれ説
明するための(a)(b)(c)斜視図および(d)背
面図である。
【符号の説明】
16 トナーカートリッジ 17 カートリッジ支持部 18 入り口ホルダ(ガイド) 18C 本体側位置決め部 19 付勢部材 20 駆動装置 21 ホルダ 22 ホルダカバー 25 駆動ギア(駆動機構) 26 回転駆動手段(モータ) 35 カップ状把持部(円筒状カバー/ホルダガイド) 30 ギアセット 31 ギアセット 60 円筒容器 63 位置決め部 160 トナー排出部(キャップ) 165 排出孔遮蔽カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−75769(JP,A) 特開 平11−184232(JP,A) 特開 平7−199618(JP,A) 特開 平10−213957(JP,A) 特開 平10−260574(JP,A) 特開 平9−211977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に開口部を有する円筒容器と、この
    円筒容器の少なくとも内周面に螺旋状に突出形成された
    螺旋突条と、前記円筒容器の前記開口部側の反対側端部
    の周面に設けられた突起と、前記円筒容器の前記開口部
    側端部の周面に穿設されたトナー排出孔と、を備えるト
    ナーカートリッジと、 本体側に設けられて、前記トナーカートリッジを水平方
    向に、かつ、このトナーカートリッジの回転を許容する
    ように支持するカートリッジ支持部と 前記カートリッジ支持部の挿入側の一端に設けられて、
    前記トナーカートリッジの脱着時には前記トナー排出孔
    が常に上を向くように前記突起に嵌合する本体側位置
    決め部と、前記トナーカートリッジの装着後に一定の付
    勢力により前記トナーカートリッジの前記円筒容器を前
    開口部側の端部方向に付勢し続ける付勢部材と、を備
    える入り口ホルダと、 前記トナーカートリッジの前記トナー排出孔を含む前記
    一端側の周面を覆うと共に前記トナーカートリッジのト
    ナー排出孔に対応するトナー補給孔の位置を脱着時には
    常に上方を向くようにして前記トナー排出孔の位置に一
    致させた状態で前記トナーカートリッジを把持するカッ
    プ状の把持部と、この把持部の底面に設けられたギア
    よびこれに歯合するギアを含むギアセットにより構成さ
    れる駆動ギアと、この駆動ギアを介して前記把持部およ
    びこれにより把持される前記トナーカートリッジに回転
    力を与える回転駆動手段と、を備える駆動装置と、 を備え 前記駆動装置は、前記トナーカートリッジの前記突起に
    対応して本体側に設けられて前記突起の位置を検知する
    ことにより前記円筒容器の回動角度を検出する検出部を
    さらに備え、前記トナーカートリッジが最初に装着され
    たときに前記検出部が前記突起を検知するまで前記回転
    駆動手段が前記トナーカートリッジを一方方向に所定角
    度だけ正回転させ、前記突起が前記検出部により検出さ
    れると前記回転駆動手段が前記トナーカートリッジを前
    記一方方向とは逆方向に所定角度だけ逆回転させ、以
    下、前記検出部が前記突起を検知しながら前記回転駆動
    手段が前記正回転と前記逆回転とを小刻みに繰り返すこ
    とにより、前記回転駆動手段 が前記トナーカートリッジ
    を揺動させる ことを特徴とする画像形成装置におけるト
    ナー補給装置。
  2. 【請求項2】トナーにより文字および絵を含む任意の画
    像を形成する画像形成装置に前記トナーを補給するトナ
    ー補給装置に用いられるトナーカートリッジであって、円筒形状を備え、閉塞された両端部のうちの一方側端部
    に開口部が設けられ、前記開口部側の反対側端部の周面
    に回転方向の位置検出用の突起が設けられ、 軸線周りに
    回転を与えることにより内周面に形成された螺旋突条に
    沿って収納されたトナーを前記開口部方向に搬送するト
    ナー容器と、 前記開口部に嵌合されると共に前記トナー容器内を搬送
    されたトナーが排出されるトナー排出孔を備え、前記ト
    ナー容器に装着されたときに予め定められた位置関係で
    固定されることにより前記トナー容器を軸線に対してあ
    方向で回転させると前記トナー排出孔が常に決められ
    た方向を向くように構成されたカップ状のキャップと、 前記キャップに嵌合されると共にこのキャップに対して
    軸方向に往復動可能に設けられ、前記トナー排出孔を閉
    鎖してトナーの排出を阻止する第1の位置と、前記トナ
    ー排出孔を開放してトナーの排出を許容する第2の位置
    でそれぞれ係止可能な円筒状カバーと、 を備え 前記トナー補給装置は、前記突起を検知することにより
    前記トナー容器の回転方向の位置を検出する検出部と、
    前記カップ状のキャップを把持して前記トナー容器を回
    転駆動する回転駆動手段と、を備え、 前記トナー補給装置に該トナーカートリッジが最初に装
    着されたときに、前記検出部が前記突起を検知するまで
    前記トナー補給装置の回転駆動手段が前記トナーカート
    リッジを一方方向に所定角度だけ正回転させ、前記突起
    が前記検出部により検出されると前記回転駆動手段が前
    記トナーカートリッジを前記一方方向とは逆方向に前記
    所定角度だけ逆回転させ、以下、前記検出部が前記突起
    を検知しながら前記回転駆動手段が前記所定角度ずつ前
    記正回転と前記逆回転とを小刻みに繰り返すことによ
    り、前記トナー容器が揺動させられ ることを特徴とする
    画像形成装置におけるトナー補給装置に用いられるトナ
    ーカートリッジ。
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