JP2006259563A - 画像形成装置及び現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像装置において、環境の変化等による現像剤の物性の変化が生じても、現像剤の安定した排出を行い現像剤槽内の現像剤量の変動を小さくする。
【解決手段】 現像装置133のトナー及びキャリヤから成る現像剤を収納する現像剤槽303の壁部において、現像剤をオーバーフローするための現像剤排出口313がある。現像剤排出口313を形成する排出堰501の現像剤排出口313と垂直方向の断面の形状が、堰の上端部の幅が現像剤槽313の壁の厚さより薄く、かつ、現像剤槽313の壁部に対する堰の傾斜角度が現像剤の安息角より大きくする。
【選択図】 図6

Description

本発明は画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像装置に係り、特に現像剤容器にトナーとともにキャリヤを補給する一方で、オーバーフローにより現像剤を排出口から排出する方式の現像装置において、排出口を形成する排出壁の形状を改良した画像形成装置及び現像装置に関する。
トナー及びキャリヤから成る乾式の二成分現像剤において、トナーは画像形成により消費されていくが、キャリヤは現像装置に残る。残されたキャリヤは、画像形成の繰り返しによりキャリヤ表面の樹脂コート材料の剥がれや、キャリヤ表面へのトナー成分の付着が生じ、現像剤としての帯電性能等が低下し、画質の低下を招いていた。
そこで、画像形成により消費されるトナーの補給とは別に、キャリヤも補給する方式が提案されている。ここでトナーは画像形成により消費されていくが、キャリヤは現像装置の現像剤槽に残っていく。そのため、現像剤のトナー濃度を一定に保とうとすると、現像剤槽中の現像剤量は増えていく。このため過剰となった現像剤槽内の現像剤は、現像剤槽壁面に設けられた現像剤排出用の現像剤排出口からオーバーフローして排出されるものがあった。
このように現像剤の補給・排出が逐次繰り返されることにより、現像剤槽内の劣化した現像剤は、新たに供給される現像剤とに置き換わっていき、これにより現像剤の特性を良好に維持し、そして、現像剤量を一定に保っていた。
このような現像装置において、オーバーフローにより排出される現像剤の量は現像剤が排出される排出口の形状に影響され、その排出口の形状に特徴を持たせたものがあった。(特許文献1参照)
特開07−121017号公報(第1項、図1)
オーバーフローにより排出される現像剤の排出量は排出口の形状にもよるが、排出口の断面形状も影響する。例えば現像剤は排出口より排出されるが、この時排出口を形成する排出堰の上端に現像剤が堆積される。このことにより、実質的な排出堰の高さが高くなり排出口の面積が減少する。よって現像剤の排出量が減り現像剤槽内の現像剤量が増加する。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、現像剤の安定した排出を行い現像剤槽内の現像剤量の変動を小さくする画像形成装置及び現像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による画像形成装置は、感光体と、前記感光体表面を帯電させる帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記感光体表面を露光することにより静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像する現像部材と、前記現像部材に供給されるトナー及びキャリヤから成る現像剤を収納する現像剤槽と、前記現像剤槽の壁部に設けられ前記現像剤を排出する排出部と、断面形状において先端部の幅が前記壁部の厚さより小さく、かつ、水平方向に対する傾斜角度が前記現像剤の安息角より大きい、少なくとも前記排出部の一部を形成する排出堰と、を有することを特徴としている。
さらに、本発明による現像装置は、静電潜像を現像剤像とするものであって、トナー及びキャリヤから成る現像剤を収納する現像剤槽と、前記現像剤槽の壁部に設けられ前記現像剤を排出する排出部と、断面形状において、先端部の幅が前記壁部の厚さより小さく、かつ、水平方向に対する傾斜角度が前記現像剤の安息角より大きい、少なくとも前記排出部の1部を形成する排出堰と、を有することを特徴としている。
本発明によれば排出口を形成する排出堰の形状に特徴をもたせることで、現像剤の安定した排出を行い、現像槽内の現像剤量の変動を小さくすることができる画像形成装置及び現像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状などは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲を限定するものではない。
本実施例に係る画像形成装置101の全体的な構成を図1に示す。101は画像形成装置であり、上面部に原稿載置用の透明の原稿台103が設けられている。この原稿台103の一側部に、インジケータ105が設けられている。このインジケータ105と原稿台103との段差部が、原稿セット用の基準位置となっている。
原稿台103の下面側にキャリッジ107が設けられ、このキャリッジ107に露光ランプ109が設けられている。このキャリッジ107及び露光ランプ109により、露光手段が形成されている。キャリッジ107は、原稿台103の下面に沿って移動することができる。キャリッジ107が原稿台103に沿って往復移動しながら、露光ランプ109が点灯することにより、原稿台103に載置される原稿が露光される。
この露光により、原稿からの反射光像が得られ、それが反射ミラー111、113、115及び変倍用レンズブロック117によってCCD119に投影される。CCD119は、受光領域に多数の光電変換素子を有し、これら受光領域をライン走査し、かつ、そのライン走査を繰り返すことで、原稿の画像に対応する画像信号を出力する。
CCD119から出力される画像信号は増幅され、かつ、デジタル信号に変換され、そのデジタル信号が適宜に画像処理されて露光装置であるレーザーユニット121に供給される。レーザーユニット121は入力信号に応じたレーザービームを発する。
原稿台103のインジケータ105と隣接する位置に、原稿読取用の窓123が設けられている。窓123は、インジケータ105の長手方向長さに対応する寸法形状を有している。原稿台103、インジケータ105、及び窓123の上に、原稿台103カバーを兼ねた自動原稿送り装置125が開閉自在に設けられている。自動原稿送り装置125は原稿載置用のトレイ127を有し、そのトレイ127にセットされる複数の原稿を1枚ずつ窓123に送り込んでその窓123上を通過した原稿をトレイ127に排出する。この自動原稿送り装置125が動作するとき、露光ランプ109が窓123と対応する位置で発光し、その光が窓123に照射される。窓123に照射される光は、窓123上を通過する原稿をその窓123を通して露光する。この露光により、原稿からの反射光像が得られ、それが反射ミラー111、113、115及び変倍用レンズブロック117によってCCD119に投影される。
一方、画像形成装置101の略中央部には感光体129が回転自在に設けられている。この感光体129の周囲に、帯電装置131、現像装置133、転写装置135、剥離装置137、クリーナー139、除電器141が順次に配設されている。転写装置135により用紙に転写された現像剤像は定着装置143により定着される。そして、上記レーザーユニット121から発せられるレーザービームBが、帯電装置131と現像装置133との間の空間を通して感光体129の表面に照射される。
図2に示すように感光体129、帯電装置131、現像装置133、クリーナー139はユニット化され、プロセスカートリッジとして画像形成装置101に対し着脱可能に取り付けられている。
次にプロセスカートリッジ201中の現像装置133について説明する。図3は現像装置133の内部を側方から見た図、この図3のA―A線に沿う断面を矢印方向に見たのが図4である。現像装置133は、図3に示すように二成分現像剤であるトナー及びキャリヤが収容された現像剤補給容器301を備えている。また、現像装置133は現像剤槽303を備え、この現像剤槽303内には現像部材として現像ローラ315が回転自在に設けられている。現像ローラ315は感光体129に対向配置され回転することによりトナーを感光体129に供給する。上記現像剤補給容器301が装着されることにより、現像剤槽303にトナー及びキャリヤが補給される。現像剤槽303は、仕切板305によって上部空間と下部空間とに分かれており、その上部空間に現像剤補給容器301からトナー及びキャリヤが補給される。上部空間と下部空間は両側部でそれぞれ連通している。この上部空間及び下部空間の相互間で現像剤を循環させる循環手段として、上部空間内に第1のミキサー307が設けられ、下部空間内に第2のミキサー309が設けられている。第1のミキサー307、第2のミキサー309が回転することにより、図4の矢印で示すように現像剤が攪拌搬送される。
また、下部空間内には第2のミキサー309により攪拌搬送される現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検知手段311が設けられている。このトナー濃度検知手段311によって検知されるトナー濃度が所定値以下になると、現像剤補給容器301から現像剤が補給される。
次に現像剤について説明する。本実施例の現像剤はトナー、磁性キャリヤからなる二成分現像剤を用いている。トナーは結着樹脂と着色剤とを主成分として構成されるものを用いた。結着樹脂としてはポリスチレン、スチレンアクリル共重合体、ポリエステル、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、パラフィンワックス等を使用することができる。着色剤としては顔料及び染料が使用され、カーボンブラック、アニリンブルー、ピグメントレッド、ピグメントイエロー等が使用される。また、帯電制御剤、クリーニング助剤、離型性促進剤、流動性促進剤等を必要に応じて含有させることができる。
キャリヤとしてはフェライトや酸化鉄等の磁性粒子を用いたり、これらを芯材として、樹脂を被覆したものが用いることができる。キャリヤに被覆する樹脂としてはフッ素系のもの、アクリル系、シリコーン樹脂等のものを用いることができ、これらの単独や複数の種類を組み合わせたものを使用することができる。また、樹脂に磁性粉を含有させたものなども用いることができる。
さらに、補給用の現像剤の説明をする。トナーとキャリヤを混合した二成分現像剤は混合装置により作成される。混合装置はヘンシェルミキサー等が用いられる。補給用現像剤は多くはトナーであり、これに少量のキャリヤを混ぜる。
上記のように供給される現像剤はトナーと、キャリヤが含まれている。ここでトナーは画像形成により消費されていくが、キャリヤは現像装置133の現像剤槽303に残っていく。そのため、現像剤槽303内の現像剤のトナー濃度を一定に保とうとすると、現像剤の補給により現像剤槽303中の現像剤量は増えていく。このため過剰となった現像剤槽303内の現像剤は、現像剤槽303壁面に設けられた現像剤排出用の現像剤排出口313からオーバーフローして排出される。オーバーフローにより排出された現像剤は受容部317に溜まり込む。このように現像剤の補給・排出が逐次繰り返されることにより、現像剤槽303内の劣化した現像剤は、新たに供給される現像剤とに置き換わっていき、これにより現像剤の特性を良好に維持し、そして、現像剤量を一定に保っていた。
しかし、オーバーフローにより排出される現像剤の排出量は、現像剤の物性によっても影響を受けやすい。
例えば高温多湿の環境下では、現像剤の物性が変化し現像剤槽303内の現像剤量が著しく増加した。高温多湿の環境下で現像剤槽303内の現像剤量が増加する原因を分析した。図5に示すように現像剤は現像剤排出口313より排出されるが、この時現像剤排出口313を形成する排出堰501の上端に現像剤が堆積される。高温多湿の環境で現像剤の流動性が低下すると、排出堰501上端に堆積される現像剤の高さが増す。ここで現像剤の流動性を表す指標として現像剤の安息角を測定したところ、特に高温多湿環境下では現像剤の安息角が大きくなり流動性の低下が測定された。安息角が大きくなることで、排出堰501上端に堆積される現像剤の高さが増す。このことにより、実質的な排出堰501の高さが高くなり現像剤量排出口の面積が減少する。よって現像剤の排出量が減り現像剤槽303内の現像剤量が増加した。つまり、現像剤排出口313の断面形状を考慮する必要がある。
ここで現像剤の安息角の測定方法について説明する。上述のように現像剤の流動性の指標として安息角を測定した。測定は図8のように現像剤をロート801から皿803の上に落下させる。現像剤はある傾斜角度θをもって皿803の上に山状に堆積されていく。現像剤が堆積されていき、傾斜角度θがある値に達すると山は崩れる。この崩れる臨界角度を安息角とした。安息角は実質的には初期現像剤で測定した。
次に本実施例の排出堰501について説明する。図6は現像剤排出口313に本実施例の排出堰501を用いた図である。図7は図6の現像剤排出口313部分を拡大した図である。本実施例の排出堰501は上端部に傾斜をもたせた形状となっている。この排出堰501の上端部の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくする。
ここで排出堰501上端の傾斜部の傾斜角度とは、図7に示すように現像剤槽303の壁の外面303aまたは内面303bの傾斜開始部501aと排出堰501の先端部501bを結ぶ線と水平線との角度である。さらに、排出堰501先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さより小さくする。具体的には後で詳述するように1/3以下にするのがよい。
本実施例の排出堰501を用いた場合においての現像剤の排出性の評価を行った。評価方法は常温常湿環境下と高温多湿環境下でそれぞれ現像剤槽303に現像剤を10分毎に2gずつ一定量供給していく。そして現像剤の供給と、オーバーフローによる現像剤の排出が安定した時の現像剤量を求める。ここで、常温常湿環境(例えば、温度23℃、湿度50%)下での現像剤量と高温多湿環境(例えば、温度30℃、湿度85%)下の現像剤量の差を現像剤増加量とする。そして、排出堰501の傾斜角度に対する現像剤増加量の関係と、現像剤槽303の壁の厚さに対する排出堰501先端部501bの幅と現像剤増加の関係を評価する。
図9は排出堰501の傾斜角度に対する現像剤増加量の関係を示す図である。この評価には現像剤の種類として、安息角を32°とする現像剤A、安息角を40°とする現像剤Bの2種類を用いた。また、排出堰501の形状は先端部分が三角形状のものを用いた。図9を用いて排出堰501の傾斜角度に対する現像剤増加量の関係について説明する。
まず前述のように高温多湿環境下では現像剤物性が変化することで、現像剤は排出されづらくなる。よって現像剤増加量は増えていくが、現像剤増加量が50gを超えると、現像剤槽303内の現像剤を攪拌搬送するスクリューのトルクが大きくなってしまう。また、現像剤を排出する現像剤排出口313以外からも現像剤が漏れてしまう。そのため、現像剤増加量は50g以下が好ましい。これを踏まえて評価結果をみる。
現像剤Aに関してみてみると、排出堰501の傾斜角度が小さい場合現像剤増加量は50gより多く、好ましくないが、排出堰501の傾斜角度が現像剤Aの安息角である32°位になると現像剤増加量は50gを下回り良好レベルとなった。次に現像剤Bについてみてみると、こちらも排出堰501の傾斜角度が現像剤Bの安息角より小さい場合に、現像剤増加量が50gを上回り問題レベルにあったが、排出堰501の傾斜角度が40°位になると現像剤増加量は50gを下回り、良好レベルとなった。このことより、排出堰501の傾斜角度は現像剤の安息角より大きく取ることで、現像剤の排出量は良好となる。
次に現像剤槽303の壁の厚さに対する排出堰501先端部501bの幅と現像剤増加の関係について説明する。この評価では現像剤Bを用いた。図10は現像剤槽303の壁の厚さに対する排出堰501先端部501bの幅と現像剤増加の関係を示した図である。
排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/2とした場合、排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくしても現像剤増加量は50gを上回り現像装置133の動作が問題なレベルとなった。排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの2/5とした場合、現像剤増加量は排出堰501の傾斜角度が安息角よりかなり大きな角度になって良好レベルとなった。排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/3とした場合、排出堰501の傾斜角度が現像剤の安息角付近で現像剤増加量が良好レベルとなった。排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/3以下にすると、排出堰501の傾斜角度が現像剤の安息角より小さい角度で現像剤増加量が良好レベルとなった。
つまり、排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくとっても、排出堰501先端部501bの幅が現像剤槽303の壁の厚さより1/3以上である場合は、現像剤は排出されにくかった。以上の評価結果より、排出堰501の傾斜角度は現像剤の安息角より大きくし、排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/3以下にすることで、常温常湿環境から高温多湿環境に移行するなどの環境の変化時にも現像剤の排出は良好に行われる。
環境の変化においても現像剤物性は変化するが、大量枚数画像出力による多少の現像剤物性の変化が起こる。そこで、大量枚数画像出力における現像剤排出量の評価を行った。この評価では、従来の排出堰の形状の場合(図5)と、排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくし、排出堰501の先端部501bの形状を三角形状とした場合で比べた。
図11は評価結果である。図11に示すように、排出堰501の形状を従来のものを用いた場合、大量枚数の画像出力がされることで、現像剤槽303内の現像剤は劣化していき排出されにくくなった。結果現像剤槽303内の現像剤量は増加していき、現像装置133の動作に支障をきたす問題レベルまで増加してしまった。排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくし、排出堰501の先端部501bの形状を三角形状とした場合では、大量枚数の画像出力により現像剤が劣化し排出されにくくなっても、現像剤は良好に排出された。
このことにより、本実施例の排出堰501のように排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくし、排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/3とすることで、環境による現像剤物性の変化や、大量枚数画像出力による現像剤物性の変化にも対応し、現像剤の良好な排出実現された。
上述のように排出堰501の形状は、排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくし、排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/3以下とするのが好ましく、実施例1では排出堰501の形状を三角形状とした。
しかし、前述の条件を満たせば、排出堰501の形状は三角形状に限らなくてもよい。例えば図12のように排出堰501の先端部501bに面を持たせた形状であってもよい。また、図13のように排出堰501の傾斜面は曲線でもよい。ただし、傾斜面を曲線とした場合は傾斜開始部と排出堰の先端部501bを結ぶ線より内側に食込んだ曲線がよい。
このことについて説明する。傾斜面の曲線が、図14(a)に示すように、排出堰501の先端部501bから下方の排出堰501の傾斜開始部501aを結ぶ線より外側に出ている場合は、排出堰501の形状を変えることの効果が低く、排出性能は良好ではない。図14(b)に示すように、水平線と傾斜開始部とのなす角αが、水平線と排出堰501の先端部501bから下方の排出堰501の傾斜開始部501aを結ぶ線とのなす角より小さければ排出性は良好となる。
また、排出堰501の形状が三角形状の場合、排出堰501の両側に傾斜をもたせた形状以外にも、図15に示すように排出堰501の片側に傾斜をもたせた形状でもよい。
排出堰501の形状は上記実施例に用いたものに限らず、排出堰501の傾斜角度を現像剤の安息角より大きくし、排出堰501の先端部501bの幅を現像剤槽303の壁の厚さの1/3以下を満たすものであればよい。
本発明の一実施の形態である画像形成装置本体を示す内部構成図 本発明の一実施の形態であるプロセスカートリッジの断面図 本発明の一実施の形態である現像装置の断面図 図3のA−A線の総断面を矢印方向に見た図 従来の現像剤排出口の断面を示す図 本発明の一実施の形態である排出堰の断面を示す図 図6を拡大した図 現像剤の安息角を測定する方法を説明する図 排出堰の傾斜角度に対する現像剤増加量の関係を示す図 現像剤槽の壁の厚さに対する排出堰先端部の幅と現像剤増加との関係を示す図 大量枚数画像出力における現像剤排出量の評価結果を示す図 他の実施の形態である排出堰の断面を示す図 他の実施の形態として排出堰を曲線とした断面を示す図 排出堰を曲線としたものを説明する図 他の実施の形態である排出堰の断面を示す図
符号の説明
101 画像形成装置
103 原稿台
105 インジケータ
107 キャリッジ
109 露光ランプ
111 反射ミラー
113 反射ミラー
115 反射ミラー
117 変倍用レンズブロック
119 CCD
121 レーザーユニット
123 窓
125 自動原稿送り装置
127 トレイ
129 感光体
131 帯電装置
133 現像装置
135 転写装置
139 クリーナー
143 定着装置
201 プロセスカートリッジ
301 現像剤補給容器
303 現像剤槽
303a 現像剤槽の壁の外面
303b 現像剤槽の壁の内面
305 仕切板
307 第1のミキサー
309 第2のミキサー
311 トナー濃度検知手段
313 現像剤排出口
315 現像ローラ
317 受容部
501 排出堰
501a 排出堰傾斜開始部
501b 排出堰先端部
801 ロート
803 皿

Claims (8)

  1. 感光体と、
    前記感光体表面を帯電させる帯電装置と、
    前記帯電装置により帯電された前記感光体表面を露光することにより静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像を現像する現像部材と、
    前記現像部材に供給されるトナー及びキャリヤから成る現像剤を収納する現像剤槽と、
    前記現像剤槽の壁部に設けられ前記現像剤を排出する排出部と、
    断面形状において先端部の幅が前記壁部の厚さより小さく、かつ、水平方向に対する傾斜角度が前記現像剤の安息角より大きい、少なくとも前記排出部の一部を形成する排出堰と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記先端部の幅が前記壁部の厚さの1/3以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記断面形状が三角形状となっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記断面形状が内側に食込んだ曲線となっていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 静電潜像を現像剤像とするものであって、
    トナー及びキャリヤから成る現像剤を収納する現像剤槽と、
    前記現像剤槽の壁部に設けられ前記現像剤を排出する排出部と、
    断面形状において、先端部の幅が前記壁部の厚さより小さく、かつ、水平方向に対する傾斜角度が前記現像剤の安息角より大きい、少なくとも前記排出部の1部を形成する排出堰と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  6. 前記先端部の幅が前記壁部の厚さの1/3以下であることを特徴とする請求項5記載の現像装置。
  7. 前記断面形状が三角形状となっていることを特徴とする請求項5記載の現像装置。
  8. 前記断面形状が内側に食込んだ曲線となっていることを特徴とする請求項5記載の現像装置。
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