JP2017067885A - 現像カートリッジ - Google Patents

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Kazuna Taguchi
和奈 田口
虫賀 元明
Motoaki Mushiga
元明 虫賀
泰生 深町
Yasuo Fukamachi
泰生 深町
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Abstract

【課題】現像カートリッジにおいて、仕様を識別するための新たなギアの構造を提供する。【解決手段】この現像カートリッジは、第1ギア35および第2ギア34を有する。第1ギア35は、周囲の一部分に沿う第1係合部54を有する。また、第1ギア35は、第1面61と、第1面61から周方向に離れた第2面61とを有する。第1面61および第2面62は、それぞれ、第1ギア35の周方向に延びる。また、周方向に沿った第2面62の長さは、周方向に沿った第1面61の長さよりも長い。画像形成装置は、これらの第1面61および第2面62を検出することによって、現像カートリッジの仕様を識別できる。【選択図】図7

Description

本発明は、現像カートリッジに関する。
従来、レーザプリンタなどの画像形成装置に現像カートリッジを着脱可能とした構造が知られている。現像カートリッジは、現像剤であるトナーを収容する。このような画像形成装置は、現像カートリッジ内のトナーの量が少なくなったかどうか、または、印刷枚数が予め設定された枚数を超えたかどうかを判定する。そして、画像形成装置が、現像カートリッジ内のトナーの量が少なくなった、または、印刷枚数が予め設定された枚数を超えたと判定すると、画像形成装置は、画像形成装置が備えるディスプレイに、現像カートリッジの交換を促す情報を表示する。ユーザは、ディスプレイに表示された情報を見ると、画像形成装置から現像カートリッジを取り出し、新たな現像カートリッジを画像形成装置に装着する。
カートリッジ交換式の従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1,2に記載されている。
特開2000−221781号公報 特開2011−215374号公報
現像カートリッジを交換したときに、この種の画像形成装置は、交換後の現像カードリッジが有するギアの回転を利用して、交換後の現像カートリッジが新品であるか否かを検知する場合がある。また、回転するギアの形状を検出することによって、装着された現像カートリッジの仕様(例えば、トナーの量や印刷可能枚数など)を識別する場合もある。現像カートリッジの種類が多様化すると、それらの仕様を識別するために、多くの異なるギアの構造を用意する必要がある。
本発明の目的は、現像カートリッジにおいて、仕様を識別するための新たなギアの構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、現像カートリッジであって、軸方向に延びる第1軸について、第1位置から第2位置まで回転可能な第1ギアを有し、前記第1ギアは、前記第1ギアと共に回転可能な第1面であって、前記第1位置において画像形成装置の一部分に接触可能な第1面と、前記第1ギアと共に回転可能な第2面であって、前記第1面から前記第1ギアの周方向に離れ、前記第2位置において画像形成装置の一部分に接触可能な第2面と、を有し、前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記第1面の長さよりも長いことを特徴とする。
本願の第2発明は、1発明の現像カートリッジであって、前記第1面が画像形成装置の一部分に接触可能な状態になった後に、前記第2面が画像形成装置の一部分に接触可能な状態になることを特徴とする。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の現像カートリッジであって、現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、前記円板部は、前記軸方向において、前記筐体の外面と向かい合う第1端面と、前記軸方向において、前記第1端面とは反対側の第2端面と、を有し、前記第1面および前記第2面は、前記第2端面に位置することを特徴とする。
本願の第4発明は、第1発明または第2発明の現像カートリッジであって、現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、前記第1ギアは、前記筐体の外面に位置し、前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、前記第1面および前記第2面は、前記円板部に対して前記筐体とは反対側に位置することを特徴とする。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第2面は、周方向に沿った複数の面を含み、前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記複数の面の全体としての長さであることを特徴とする。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第1ギアの径方向に沿って延びる第1突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第1突起と、前記径方向に沿って延びる第2突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第2突起と、を有し、前記第1突起が、前記第1面を有し、前記第2突起が、前記第2面を有することを特徴とする。
本願の第7発明は、第6発明の現像カートリッジであって、前記第1面は、前記径方向における前記第1突起の先端に位置し、前記第2面は、前記径方向における前記第2突起の先端に位置することを特徴とする。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアの少なくとも一部分を覆うギアカバーをさらに有し、前記ギアカバーは開口部を有し、前記第1面が前記開口部から露出した後、前記第2面が前記開口部から露出することを特徴とする。
本願の第9発明は、第3発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第2端面から前記軸方向に延びる柱状部をさらに有し、前記第1面および前記第2面は、それぞれ、前記筐体の外面から前記第2端面よりも前記軸方向において離れて位置し、且つ、前記第2端面から間隔をあけて配置され、さらに、前記柱状部の周面に位置することを特徴とする。
本願の第10発明は、第1発明から第9発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1位置において、前記第2面は、画像形成装置の一部分に接触せず、前記第2位置において、前記第1面は、画像形成装置の一部分に接触しないことを特徴とする。
本願の第11発明は、第10発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第1位置から前記第2位置を経て前記第3位置まで回転可能であり、前記第3位置において、前記第1面および前記第2面の両方が、画像形成装置の一部分に接触しないことを特徴とする。
本願の第12発明は、第9発明の現像カートリッジであって、前記現像カートリッジは、前記軸方向に沿って延び、前記軸方向に沿った第2軸について回転可能なアジテータであって、前記軸方向に沿った第1端部と、前記第1端部と前記軸方向に離れた第2端部とを有するアジテータをさらに備え、前記第1端部は、前記筐体を貫通し、前記現像カートリッジは、さらに、前記筐体の外面に位置し、前記第1端部に接続される小径ギアであって、前記アジテータと共に回転可能な小径ギアと、前記小径ギアの径よりも大きい径を有し、前記軸方向において前記小径ギアよりも前記筐体の外面から離れ位置する大径ギアであって、前記第2軸について前記小径ギアと共に回転可能な大径ギアと、を備え、前記大径ギアは、前記軸方向において、前記第1面と前記第2面との両方よりも前記第2端面に近くに位置し、前記柱状部は、前記大径ギアの回転周囲の外側に位置することを特徴とする。
本願の第13発明は、第12発明の現像カートリッジであって、前記軸方向に延びる第3軸について回転可能な入力ギアであって、前記筐体の外面に位置する入力ギアと、前記入力ギアの径よりも小さい径を有し、前記第3軸について前記入力ギアと共に回転可能な出力ギアであって、前記筐体の外面から前記入力ギアよりも離れて位置し、前記大径ギアと噛み合う出力ギアと、を有することを特徴とする。
本願の第14発明は、第13発明の現像カートリッジであって、前記軸方向に延びる第4軸について回転可能なカップリングをさらに有し、前記カップリングは、駆動力を受けるカップリング部と、前記カップリング部と共に回転するカップリングギアと、を有し、前記カップリングギアは、前記入力ギアと噛み合うことを特徴とする。
本願の第15発明は、第14発明の現像カートリッジであって、前記軸方向に延びる第5軸について回転可能な現像ローラであって、現像ローラ本体部と、前記第5軸に沿って延び、現像ローラ本体部と共に回転可能な現像ローラシャフトであって、前記軸方向における第3端部と、前記軸方向において前記第3端部から離れた前記第4端部とを有する現像ローラシャフトと、を備える現像ローラと、前記第3端部に接続され、前記現像ローラシャフトと共に回転可能な現像ギアであって、前記カップリングギアと噛み合う現像ギアとをさらに有すること特徴とする。
本願の第16発明は、第11発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う第1係合部を有し、前記現像カートリッジは、さらに、前記軸方向に沿って延びる第2軸について回転可能な第2ギアであって、前記第2ギアの周囲の少なくとも一部分に沿う第2係合部を有する第2ギアを有し、前記第1位置において、前記第1係合部が、前記第2係合部と係合し、前記第2位置において、前記第1係合部が、前記第2係合部と係合し、前記第3位置において、前記第1係合部が、前記第2係合部と係合しないことを特徴とする。
本願の第17発明は、第1発明から第15発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第1ギアの周囲の少なくとも一部分に沿う第1係合部を有することを特徴とする。
本願の第18発明は、第17発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿うことを特徴とする。
本願の第19発明は、第17発明または第18発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う複数のギア歯であることを特徴とする。
本願の第20発明は、第17発明または第18発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿って設けられた摩擦部材であることを特徴とする。
本願の第21発明は、第20発明の現像カートリッジであって、前記摩擦部材の材料はゴムであることを特徴とする。
本願の第22発明は、第16発明から第21発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿い、前記第1係合部は、前記第1ギアの周方向の第5端部と、前記第5端部から前記周方向に離れた第6端部とを有し、前記第1面は、前記第1軸と前記第5端部とを結ぶ第1仮想線と、前記第1軸と前記第6端部とを結ぶ第2仮想線との間の角度範囲内に位置し、前記第2面の少なくとも一部は、前記第1仮想線と、前記第2仮想線との間の角度範囲内に位置することを特徴とする。
本願の第23発明は、第1発明から第22発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、6.35°以上かつ6.45°以下であることを特徴とする。
本願の第24発明は、第1発明から第23発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第2面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、93.9°以上かつ94.9°以下であることを特徴とする。
本願の第25発明は、第1発明から第24発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1面の前記周方向の両端部のうち前記第2面に近い端部と、前記第2面の周方向の両端部のうち前記第1面に近い端部と、の間の前記第1軸周りの角度は、83.1°以上かつ84.1°以下であることを特徴とする。
本願の第26発明は、軸方向に延びる第1軸について回転可能な第1ギアであって、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う第1係合部であって、前記第1ギアの周方向の第1端部と、前記第1端部から前記周方向に離れた第2端部とを含む第1係合部と、前記第1ギアと共に回転可能な第1面であって、前記第1ギアの周方向に延び、前記第1軸と前記第1端部とを結ぶ第1仮想線と、前記第1軸と前記第2端部とを結ぶ第2仮想線との間の角度範囲内に位置する第1面と、前記第1ギアと共に回転可能であり、前記第1面から前記周方向に離れ、前記周方向に延びる第2面であって、前記第1仮想線と、前記第2仮想線との間の角度範囲内に、少なくとも一部が位置する第2面と、を有する第1ギアと、前記軸方向に延びる第2軸について回転可能な第2ギアであって、前記第2ギアの周囲に沿う第2係合部であって、少なくとも前記第1係合部の一部係合する第2係合部を有する第2ギアと、を有し、前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記第1面の長さよりも長いことを特徴とする。
本願の第27発明は、第26発明の現像カートリッジであって、現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、前記第1係合部は、前記円板部の周囲の一部に沿って設けられ、前記円板部は、前記軸方向において、前記筐体の外面と向かい合う第1端面と、前記軸方向において、前記第1端面とは反対側の第2端面と、を有し、前記第1面および前記第2面は、第2端面に位置することを特徴とする。
本願の第28発明は、第26発明の現像カートリッジであって、現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、前記第1ギアは、前記筐体の外面に位置し、前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、前記第1係合部は、前記円板部の周囲の一部に沿って設けられ、前記第1面および前記第2面は、前記円板部に対して前記筐体とは反対側に位置することを特徴とする。
本願の第29発明は、第26発明または第28発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う複数のギア歯であり、前記複数のギア歯の少なくとも1つのギア歯は、前記第2係合部と係合することを特徴とする。
本願の第30発明は、第29発明の現像カートリッジであって、前記第2係合部は、前記第2ギアの周囲の少なくとも一部分に沿う複数のギア歯であり、前記第1係合部の複数のギア歯の少なくとも1つのギア歯は、前記第2係合部の複数のギア歯の少なくとも1つのギア歯と接触可能であることを特徴とする。
本願の第31発明は、第26発明から第28発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う複数のギア歯であることを特徴とする。
本願の第32発明は、第26発明から第28発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の位置部分に沿って設けられた摩擦部材であることを特徴とする。
本願の第33発明は、第32発明の現像カートリッジであって、前記摩擦部材の材料はゴムであることを特徴とする。
本願の第34発明は、第26発明から第33発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第2面は、周方向に沿った複数の面を含み、前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記複数の面の全体としての長さであることを特徴とする。
本願の第35発明は、第26発明から第34発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第1ギアの径方向に沿って延びる第1突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第1突起と、前記径方向に沿って延びる第2突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第2突起と、を有し、前記第1突起が、前記第1面を有し、前記第2突起が、前記第2面を有することを特徴とする。
本願の第36発明は、第35発明の現像カートリッジであって、前記第1面は、前記径方向における前記第1突起の先端に位置し、前記第2面は、前記径方向における前記第2突起の先端に位置することを特徴とする。
本願の第37発明は、第26発明から第36発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアの少なくとも一部分を覆うギアカバーをさらに有し、前記ギアカバーは開口部を有し、前記第1面が前記開口部から露出した後、前記第2面が前記開口部から露出することを特徴とする。
本願の第38発明は、第27発明の現像カートリッジであって、前記第1ギアは、前記第2端面から前記軸方向に延びる柱状部をさらに有し、前記第1面および前記第2面は、それぞれ、前記筐体の外面から前記第2端面よりも前記軸方向において離れて位置し、且つ、前記第2端面から間隔をあけて配置され、さらに、前記柱状部の周面に位置することを特徴とする。
本願の第39発明は、第38発明の現像カートリッジであって、前記現像カートリッジは、前記軸方向に沿って延び、前記軸方向に沿った第2軸について回転可能なアジテータであって、前記軸方向に沿った第3端部と、前記第3端部と前記軸方向に離れた第4端部とを有するアジテータをさらに備え、前記第3端部または前記第4端部のいずれかは、前記筐体を貫通し、前記第2ギアは、前記筐体の外面に位置すると共に、前記第3端部または前記第4端部のいずれかに接続され、前記アジテータと共に回転可能であり、前記現像カートリッジは、さらに、前記第2ギアの径よりも大きい径を有し、前記軸方向において前記第2ギアよりも前記筐体の外面から離れ位置する大径ギアであって、前記第2軸について前記第2ギアと共に回転可能な大径ギアを備え、前記大径ギアは、前記軸方向において、前記第1面と前記第2面との両方よりも前記第2端面に近くに位置し、前記柱状部は、前記大径ギアの回転周囲の外側に位置することを特徴とする。
本願の第40発明は、第39発明の現像カートリッジであって、前記軸方向に延びる第3軸について回転可能な入力ギアであって、前記筐体の外面に位置する入力ギアと、前記入力ギアの径よりも小さい径を有し、前記第3軸について前記入力ギアと共に回転可能な出力ギアであって、前記筐体の外面から前記入力ギアよりも離れて位置し、前記大径ギアと噛み合う出力ギアと、を有することを特徴とする。
本願の第41発明は、第40発明の現像カートリッジであって、前記軸方向に延びる第4軸について回転可能なカップリングをさらに有し、前記カップリングは、駆動力を受けるカップリング部と、前記カップリング部と共に回転するカップリングギアと、を有し、前記カップリングギアは、前記入力ギアと噛み合うことを特徴とする。
本願の第42発明は、第41発明の現像カートリッジであって、前記軸方向に延びる第5軸について回転可能な現像ローラであって、現像ローラ本体部と、前記第5軸に沿って延び、現像ローラ本体部と共に回転可能な現像ローラシャフトであって、前記軸方向における第5端部と、前記軸方向において前記第5端部から離れた前記第6端部とを有する現像ローラシャフトと、を備える現像ローラと、前記第5端部と前記第6端部とのいずれかに接続され、前記現像ローラシャフトと共に回転可能な現像ギアであって、前記カップリングギアと噛み合う現像ギアとをさらに有すること特徴とする。
本願の第43発明は、第26発明から第42発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、6.35°以上かつ6.45°以下であることを特徴とする。
本願の第44発明は、第26発明から第43発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第2面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、93.9°以上かつ94.9°以下であることを特徴とする。
本願の第45発明は、第26発明から第44発明までのいずれか1発明の現像カートリッジであって、前記第1面の前記周方向の両端部のうち前記第2面に近い端部と、前記第2面の周方向の両端部のうち前記第1面に近い端部と、の間の前記第1軸周りの角度は、83。1°以上かつ84.1°以下であることを特徴とする。
本願の第1発明〜第45発明によれば、第1面と、第1面よりも周方向の長さが長い第2面とを利用して、現像カートリッジの仕様を識別できる。
現像カートリッジの斜視図である。 ギア部の分解斜視図である。 ギアカバーを外したギア部の平面図である。 検知ギアの平面図である。 検知ギアの斜視図である。 ギアカバーの斜視図である。 検知ギアの回転時の様子を示した図である。 検知ギアの回転時の様子を示した図である。 検知ギアの回転時の様子を示した図である。 検知ギアの回転時の様子を示した図である。 検知ギアの回転時の様子を示した図である。 検出信号の変化を示したグラフである。 他の検知ギアの例を示した図である。 他の検出信号の例を示したグラフである。 他の検知ギアの例を示した図である。 他の検出信号の例を示したグラフである。 他の検知ギアの例を示した図である。 他の検出信号の例を示したグラフである。 変形例に係る検知ギアの平面図である。 他の検知ギアの回転時の様子を示した図である。 他の検知ギアの回転時の様子を示した図である。 他の検知ギアの回転時の様子を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態では、検知ギア(第1ギア)の回転軸である第1軸が延びる方向を「軸方向」と称する。本願の図1および図2には、軸方向が矢印で示されている。
<1.現像カートリッジの全体構成>
図1は、本発明の一例となる現像カートリッジ1の斜視図である。この現像カートリッジ1は、電子写真方式の画像形成装置(例えば、レーザプリンタやLEDプリンタ)に装着されて、現像剤であるトナーを感光ドラムへ供給するユニットである。図1に示すように、現像カートリッジ1は、ケーシング10、現像ローラ20、およびギア部30を有する。
ケーシング10は、電子写真印刷用のトナーを収容可能な筐体である。ケーシング10は、ギア部30が配置される第1外面と、その反対側に位置する第2外面とを有する。ケーシング10は、第1外面と第2外面との間で、軸方向に直方体状に延びている。ケーシング10の内部には、トナーを収容するトナー室11が、設けられている。また、ケーシング10は、トナー室11内に軸方向に延びるアジテータ12を有する。アジテータ12は、後述するアジテータギア34に連結され、アジテータギア34と共に回転する。アジテータ12が回転すると、トナー室11内のトナーが撹拌される。これにより、トナーの凝集が抑制される。
現像ローラ20は、軸方向に延びる回転軸(第5軸)を中心として回転可能な円筒状の部品である。本実施形態の現像ローラ20は、ローラ本体21とローラシャフト22とを有する。ローラ本体21は、軸方向に延びる円筒状の部材である。ローラ本体21の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。ローラシャフト22は、ローラ本体21を軸方向に貫通する略円柱状の部材である。ローラシャフト22の材料には、導電性を有する金属または樹脂が用いられる。ローラ本体21は、ローラシャフト22に対して、相対回転不能に固定される。したがって、ローラシャフト22が回転すると、ローラシャフト22と共にローラ本体21も回転する。
なお、ローラシャフト22は、ローラ本体21を軸方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対のローラシャフト22が、ローラ本体21の軸方向の両端から、軸方向にそれぞれ延びていてもよい。
ケーシング10は、トナー室11と外部とを連通する開口部13を有する。現像ローラ20のローラ本体21は、開口部13に、軸方向に沿って配置される。ローラシャフト22の軸方向の一方の端部は、後述する現像ギア32に連結される。ローラシャフト22は、現像ギア32に対して、相対回転不能に固定される。このため、現像ギア32が回転すると、ローラシャフト22が回転し、ローラシャフト22と共に現像ローラ20も回転する。
画像形成装置の稼働時には、ケーシング10内のトナー室11から、図示を省略した供給ローラを介して、現像ローラ20の外周面に、トナーが供給される。その際、供給ローラと現像ローラ20との間において、トナーは摩擦帯電される。一方、現像ローラ20のローラシャフト22には、バイアス電圧がかけられている。このため、ローラシャフト22とトナーとの間の静電気力によって、ローラ本体21の外周面に、トナーが引き付けられる。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、ローラ本体21の外周面に供給された余分なトナーを削ぎ落とす。これにより、層厚規制ブレードを通過したローラ本体21の表面に、トナーが一定の厚みで保持される。その後、ローラ本体21の外周面に担持されたトナーは、画像形成装置側の感光ドラムへ供給される。このとき、トナーは、感光ドラムの外周面に形成された静電潜像に応じて、ローラ本体21から感光ドラムへ移動する。これにより、感光ドラムの外周面において、静電潜像が可視像化される。
ギア部30は、ケーシング10の第1外面に配置される。ギア部30は、複数のギアと、複数のギアの少なくとも一部を覆うギアカバー37とを有する。ギア部30の複数のギアは、後述するカップリング部312を含む。画像形成装置に現像カートリッジ1が装着されたときには、画像形成装置の駆動シャフト91がカップリング部312に連結される。そして、駆動シャフト91から供給される動力が、ギア部30内の複数のギアを介して、アジテータ12や現像ローラ20に伝達される。
<2.ギア部の構造>
続いて、ギア部30の構造について、説明する。
図2は、ギア部30の分解斜視図である。図3は、ギアカバー37を外した状態で、ギア部30を軸方向の一方側から見た平面図である。図1〜図3に示すように、本実施形態のギア部30は、カップリング31、現像ギア32、アイドルギア33、アジテータギア34、検知ギア35、トーションばね36、および上述したギアカバー37を有する。カップリング31、現像ギア32、アイドルギア33、アジテータギア34、および検知ギア35は、いずれも、軸方向に延びる回転軸を中心として回転する。
なお、図2および図3では、アジテータギア34の小径ギア部342および検知ギア35以外のギアについては、ギア歯の図示が省略されている。
カップリング31は、画像形成装置から供給される駆動力を、最初に受けるギアである。カップリング31は、軸方向に延びる回転軸(第4軸)A4を中心として回転可能となっている。カップリング31は、カップリングギア311とカップリング部312とを有する。カップリングギア311およびカップリング部312は、例えば、一体の樹脂により形成される。カップリングギア311の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。また、カップリング部312には、軸方向に凹む締結穴313が設けられている。
画像形成装置に現像カートリッジ1が装着されると、図1中に二点鎖線で示すように、画像形成装置の駆動シャフト91が、カップリング部312の締結穴313に挿入される。これにより、駆動シャフト91とカップリング部312とが、相対回転不能に連結される。したがって、駆動シャフト91が回転すると、カップリング部312が回転し、カップリング部312と共にカップリングギア311も回転する。
現像ギア32は、現像ローラ20を回転させるためのギアである。現像ギア32は、軸方向に延びる回転軸(第5軸)A5を中心として回転可能となっている。現像ギア32の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。カップリングギア311のギア歯と、現像ギア32のギア歯とは、互いに噛み合っている。また、現像ギア32は、現像ローラ20のローラシャフト22の軸方向における一方の端部に、相対回転不能に接続されている。このため、カップリングギア311が回転すると、現像ギア32が回転し、現像ギア32と共に現像ローラ20も回転する。
アイドルギア33は、カップリングギア311の回転をアジテータギア34に伝達するためギアである。アイドルギア33は、軸方向に延びる回転軸(第3軸)A3を中心として回転可能となっている。アイドルギア33は、第3軸に沿って配列された入力ギア部331および出力ギア部332を有する。入力ギア部331および出力ギア部332は、例えば、一体の樹脂により形成される。ケーシング10の第1外面から出力ギア部332までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から入力ギア部331までの軸方向の距離よりも、大きい。また、出力ギア部332の径は、入力ギア部331の径よりも小さい。
入力ギア部331および出力ギア部332の外周部には、それぞれ、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。カップリングギア311のギア歯と、入力ギア部331のギア歯とは、互いに噛み合っている。また、出力ギア部332のギア歯と、アジテータギア34の後述する大径ギア部341のギア歯とは、互いに噛み合っている。カップリングギア311が回転すると、入力ギア部331が回転し、入力ギア部331と共に出力ギア部332も回転する。そして、出力ギア部332の回転に伴い、アジテータギア34も回転する。
アジテータギア34は、トナー室11内のアジテータ12を回転させるためのギアである。アジテータギア34は、本発明における第2ギアの一例である。アジテータギア34は、軸方向に延びる回転軸(第2軸)A2を中心として回転可能となっている。アジテータギア34は、第2軸に沿って配列された大径ギア部341および小径ギア部342を有する。大径ギア部341および小径ギア部342は、例えば、一体の樹脂により形成される。小径ギア部342の径は、大径ギア部341の径よりも小さい。また、ケーシング10の第1外面から小径ギア部342までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から大径ギア部341までの軸方向の距離よりも、小さい。
大径ギア部341および小径ギア部342の外周部には、それぞれ、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。上述の通り、アイドルギア33の出力ギア部332のギア歯と、アジテータギア34の大径ギア部341のギア歯とは、互いに噛み合っている。また、アジテータギア34は、アジテータ12の軸方向において一方の端部に対して、相対回転不能に接続されている。このため、カップリング31からアイドルギア33を介してアジテータギア34に動力が伝達されると、大径ギア部341が回転し、大径ギア部341と共に小径ギア部342も回転する。そして、アジテータギア34の回転に伴い、アジテータ12も回転する。
検知ギア35は、画像形成装置に対して現像カートリッジ1の仕様などの必要な情報を伝達するためのギアである。検知ギア35は、本発明における第1ギアの一例である。検知ギア35は、軸方向に延びる回転軸(第1軸)A1を中心として回転可能となっている。検知ギア35は、外周部の一部分に複数のギア歯を有する。未使用の現像カートリッジ1を画像形成装置に装着すると、検知ギア35は、アジテータギア34の小径ギア部342と噛み合うことによって回転する。そして、小径ギア部342と検知ギア35との噛み合いが外れると、検知ギア35は回転を停止する。
<3.検知ギアの構造>
続いて、図4および図5を参照して、検知ギア35のより詳細な構造について、説明する。
図4は、検知ギア35を軸方向一方側から見た平面図である。図5は、検知ギア35の斜視図である。図4および図5に示すように、本実施形態の検知ギア35は、円板部41、柱状部42、第1突起43、および第2突起44を有する。円板部41、柱状部42、第1突起43、および第2突起44は、例えば、一体の樹脂により形成される。ただし、検知ギア35は、複数の部材により構成されていてもよい。また、検知ギア35の材料に、樹脂以外の材料が用いられていてもよい。
円板部41は、第1軸A1に対して垂直に配置された板状の部位である。円板部41は、ケーシング10の第1外面と軸方向に向かい合う第1端面と、ギアカバー37の内面と軸方向に向かい合う第2端面と、を有する。円板部41は、外周部の一部分に、複数のギア歯53を有する。すなわち、円板部41は、周方向(第1軸A1に対する周方向。以下同じ)に並ぶ第1領域51と第2領域52とを有し、第1領域51および第2領域52のうち第1領域51の外周部のみに、複数のギア歯53を有する。第2領域52は、ギア歯53の無い部分である。複数のギア歯53は、周方向に沿って等間隔に並ぶ。また、複数のギア歯53は、アジテータギア34の小径ギア部342と係合する第1係合部54を構成する。
アジテータギア34の小径ギア部342のギア歯(第2係合部)の一部分は、第1係合部54の回転周囲内(第1係合部54の第1軸A1を中心とする外接円の内側)に位置する。したがって、小径ギア部342の複数のギア歯と、円板部41の複数のギア歯53とは、互いに係合可能な位置関係となる。一方、円板部41の第2領域52は、ギア歯53をもたず、第1領域51よりも第1軸A1側へ凹んでいる。アジテータギア34の小径ギア部342は、第2領域52の回転周囲の外側に位置する。
第1係合部54は、周方向の第1端部541と、第1端部541から周方向に離れた第2端部542とを含む。本実施形態では、第1係合部54の回転方向の前端部が第1端部541であり、第1係合部54の回転方向の後端部が第2端部542である。新品(未使用)の現像カートリッジ1においては、第1端部541が、アジテータギア34の小径ギア部342のギア歯に接触している。
柱状部42は、円板部41の第2端面からギアカバー37へ向けて突出する。柱状部42は、第1軸A1に沿って軸方向に延びる。本実施形態の柱状部42は、中央に貫通孔420を有する。ギアカバー37の後述する第1支持軸部373は、貫通孔420に挿入される。また、図2に示すように、ケーシング10の第1外面には、キャップ部材15が固定される。キャップ部材15は、検知ギア35へ向けて突出する第2支持軸部151を有する。第2支持軸部151は、円板部41に設けられた円孔に挿入される。検知ギア35は、第1支持軸部373および第2支持軸部151に支持されながら、第1軸A1を中心として回転する。
第1突起43は、柱状部42の外周面から径方向(第1軸に対する半径方向。以下同じ)外側へ向けて突出する。第1突起43は、径方向および軸方向に沿って板状に延びる。第1突起43の径方向外側の面は、後述する検知レバー92に接触可能な第1面61となる。すなわち、本実施形態の第1面61は、円板部41の第2端面から軸方向に間隔をあけて配置されるとともに、柱状部42と連結する。第1面61は、検知ギア35の外周に沿って周方向に延び、かつ、軸方向に延びる。第1面61を含む第1突起43は、円板部41および柱状部42と共に、第1軸A1を中心として回転する。
第2突起44は、柱状部42の外周面から径方向外側へ向けて突出する。第2突起44は、第1腕部441、弧状部442、および第2腕部443を有する。第1腕部441および第2腕部443のそれぞれは、柱状部42の外周面から径方向外側へ向けて平板状に広がる。弧状部442は、第1腕部441の径方向外側の端縁と、第2腕部443の径方向外側の端縁とを、円弧状に連結する。弧状部442の径方向外側の面は、後述する検知レバー92に接触可能な第2面62となる。すなわち、本実施形態の第2面62は、円板部41の第2端面から軸方向に間隔をあけて配置されるとともに、柱状部42と繋がる。第2面62は、検知ギア35の外周に沿って周方向に延び、かつ、軸方向に延びる。第2面62を含む第2突起44は、円板部41および柱状部42と共に、第1軸A1を中心として回転する。
図4および図5に示すように、第1面61と第2面62とは、互いに周方向に離れている。また、第1面61は、周方向において、第1係合部54の第1端部541と第2端部542との間に位置する。また、第2面62は、周方向において、第1面61よりも第2端部542に近い位置に配置される。本実施形態では、第2面62の一部分が、周方向において、第1係合部54の第1端部541と第2端部542との間(すなわち、第1軸A1を中心とする第1領域51の周方向の角度範囲内)に位置し、第2面62の他の部分が、周方向において、第2端部542よりも第1係合部54の外側(すなわち、第1軸A1を中心とする第2領域52の周方向の角度範囲内)に位置する。
ただし、第2面62の全体が、周方向において、第1係合部54の第1端部541と第2端部542との間に位置していてもよい。すなわち、第1面61と第2面62とが、いずれも、第1軸A1を中心とする第1領域51の周方向の角度範囲内に位置していてもよい。
図3、図7、図8、図9、図10、及び、図11に示すように、大径ギア部341の一部分と、円板部41の一部分とは、軸方向に重なる。大径ギア部341は、第1係合部54の回転周囲内に位置するにも関わらず、大径ギア部341は軸方向において円板部41よりもケーシング10の第1外面から離れて位置する。このため、大径ギア部341は第1係合部54と接触しない。さらに、大径ギア部341の一部分は、第1面61の回転周囲内と第2面62の回転周囲内に位置し、そして、大径ギア部341の一部分は、大径ギア部341は軸方向において第1面61と第2面62の両方よりもケーシング10の第1外面に近くに位置する。このため、大径ギア部341は第1面61と第2面62との両方に接触しない。また、大径ギア部は、柱状部42の回転周囲の外に位置する。このように、本実施形態の構造では、軸方向において、円板部41と第1突起43との間に第1隙間が設けられ、大径ギア部341の一部分が、第1隙間に位置する。また、本実施形態の構造では、軸方向において、円板部41と第2突起44との間に第2隙間が設けられ、大径ギア部341の一部分が、第2隙間に位置する。
図4に示すように、周方向に沿った第2面62の長さは、周方向に沿った第1面61の長さよりも長い。また、第2面62の周方向の両端部の間の第1軸A1周りの角度θ2は、第1面61の周方向の両端部の間の第1軸A1周りの角度θ1よりも大きい。後述のように、画像形成装置は、第1面61および第2面62の各々を検知し、検知結果に基づいて、現像カートリッジ1の仕様を認識する。なお、第1面61の周方向の両端部の間の第1軸A1周りの角度θ1は、6.40°である。角度θ1は、例えば、6.35°以上かつ6.45°以下とすればよい。また、第2面62の周方向の両端部の間の第1軸周りの角度θ2は、94.4°である。角度θ2は、例えば、93.9°以上かつ94.9°以下とすればよい。
ここで、第1面61の周方向の両端部のうち第2面62から遠い端部(第1面61の回転方向前端部)を第3端部とする。また、第2面62の周方向の両端部のうち第1面61に近い端部(第2面62の回転方向前端部)を第4端部とする。そして、図4のように、第3端部と第4端部との間の第1軸A1周りの角度をθ3とする。角度θ3は、90.0°である。角度θ3は、例えば、89.5°以上かつ90.5°以下とすればよい。
また、第1面61の周方向の両端部のうち第2面62に近い端部(第1面61の回転方向後端部)を第5端部とする。そして、図4のように、第4端部と第5端部との間の第1軸A1周りの角度をθ4とする。角度θ4は、83.6°である。角度θ4は、例えば、83.1°以上かつ84.1°以下とすればよい。
また、第1領域51の周方向の両端部のうち第1面61に近い端部(第1領域51の回転方向前端部)を第6端部とする。そして、図4のように、第3端部と第6端部との間の第1軸A1周りの角度をθ5とする。角度θ5は、97.9°である。角度θ5は、例えば、97.4°以上かつ98.4°以下とすればよい。
また、第1領域51の周方向の両端部のうち第2面62に近い端部(第1領域51の回転方向後端部)を第7端部とする。また、第2面62の周方向の両端部のうち第1面61から遠い端部(第2面62の回転方向後端部)を第8端部とする。そして、第7端部と第8端部との間の第1軸A1周りの角度をθ6とする。角度θ6は、29.9°である。角度θ6は、例えば、29.4°以上かつ30.4°以下とすればよい。
トーションばね36は、検知ギア35を回転方向に加圧する弾性部材である。図1〜図3に示すように、ケーシング10は、ばね受け部14を有する。ばね受け部14は、軸方向において、第1外面に対してトナー室11と反対側に位置する。また、ばね受け部14は、軸方向において、第1外面から突出した平板状である。トーションばね36の一端は、ばね受け部14に接触する。トーションばね36の他端は、検知ギア35に接触する。また、トーションばね36は、ばね受け部14と検知ギア35との間に、自然状態よりも撓んだ状態で配置される。このため、トーションばね36の他端は、検知ギア35に対して、回転方向の反発力を与える。
検知ギア35は、初期状態においてトーションばね36に接触する第1接触突起45を有する。なお、検知ギア35の初期状態の詳細については、図7を用いて後述する。ケーシング10の第1外面から第1接触突起45までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から円板部41までの軸方向の距離よりも、大きい。また、ケーシング10の第1外面から第1接触突起45までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から第1突起43までの軸方向の距離よりも、小さい。また、ケーシング10の第1外面から第1接触突起45までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から第2突起44までの軸方向の距離よりも、小さい。そして、第1接触突起45は、柱状部42から径方向外側へ向けて突出する。初期状態では、図7に示すように、トーションばね36の他端が、第1接触突起45の回転方向の後端面に接触する。したがって、トーションばね36から受ける弾性力によって、検知ギア35は回転方向に加圧される。その結果、第1係合部54の第1端部541が、アジテータギア34の小径ギア部342に接触した状態に維持される。
また、検知ギア35は、回転終了時にトーションばね36に接触する第2接触突起46を有する。なお、検知ギア35の回転終了時の詳細については、図11を用いて後述する。ケーシング10の第1外面から第2接触突起46までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から円板部41までの軸方向の距離よりも、大きい。また、ケーシング10の第1外面から第2接触突起46までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から第1突起43までの軸方向の距離よりも、小さい。また、ケーシング10の第1外面から第2接触突起46までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から第2突起44までの軸方向の距離よりも、小さい。また、第2接触突起46は、第1接触突起45から周方向に離れている。そして、第2接触突起46は、柱状部42から径方向外側へ向けて突出する。検知ギア35の回転終了時には、トーションばね36の他端が、第2接触突起46の回転方向の後端面に接触する。したがって、トーションばね36から受ける弾性力によって、検知ギア35は回転方向に加圧される。その結果、第1係合部54がアジテータギア34の小径ギア部342から離れた状態に維持される。
ギアカバー37は、複数のギア31〜35の少なくとも一部分を覆う部材である。図6は、ギアカバー37を軸方向において他方側から見た斜視図である。図2および図6に示すように、ギアカバー37は、ギアカバー本体371と突起収容部372とを有する。突起収容部372は、ギアカバー本体371から軸方向において一方側へ凹んだカップ状である。第1突起43および第2突起44は、突起収容部372内に収容される。また、ギアカバー37は、支持軸部373を有する。支持軸部373は、突起収容部372の中央から軸方向他方側へ向けて突出した柱状である。上述の通り、支持軸部373は、柱状部42の貫通孔420に挿入される。
また、突起収容部372は、周方向の一部分に開口部374を有する。開口部374は、突起収容部372を径方向および軸方向に貫通する。画像形成装置の後述する検知レバー92は、開口部374に配置される。図7に示すように、検知ギア35が回転を開始する前の初期状態では、第2突起44よりも第1突起43の方が、開口部374に近い。検知ギア35が回転すると、第1突起43の第1面61が開口部374から露出して検知レバー92に接触した後、第2突起44の第2面62が開口部374から露出して検知レバー92に接触する。
図2及び図3に示すように、第4突起70は、第1外面に位置する。第4突起70は、軸方向に沿って延びる。より具体的には、第4突起70は、第1外面から外側に向けて延びる。なお、第4突起70は、別部材として、第1外面に取り付けられてもよい。また、第4突起70は、別部材を介して、第1外面に取り付けられてもよい。第4突起70は、第1外面に固定されてもよい。第4突起70は、軸方向に見て、U字形状である。第4突起70は、ドラムカートリッジから押圧力を受けることが可能な形状である。現像カートリッジ1は、画像形成装置に装着されるときに、ドラムカートリッジに装着される。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着された後に、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジと共に画像形成装置に装着される。具体的には、第4突起70は、押圧力を受けるための面を有する。さらに具体的には、第4突起70は、湾曲面を有する。湾曲面は、現像ローラから第4突起へ向けた方向に湾曲している図示しないドラムカートリッジの押圧部材が、湾曲面を押圧すると、湾曲面は、押圧部材から、感光ドラムへ向けて適切な押圧力を受けることができる。押圧部材の一例は、例えば、圧縮バネである。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着されていないとき、圧縮バネの長さはL1である。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着されるとき、圧縮バネは、感光ドラムへ向けて、湾曲面を付勢する。現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着されるとき、圧縮バネは第4突起70を付勢し、圧縮バネの長さが、L1よりも短くなる。より具体的には、現像カートリッジ1がドラムカートリッジに装着されたとき、押圧部材の押圧面が、第4突起を感光ドラムへ向けて押す。
第4突起70は、第2軸A2と第4軸A4とを結ぶ方向において、第2軸A2と第4軸A4との間に位置する。第4突起70は、検知ギア35の回転により定義される回転周囲の外側に位置する。また、第4突起70は、小径ギア部342の回転によって定義される回転周囲内の外側に位置する。第4突起70は、大径ギア部341の回転によって定義される回転周囲の外側に位置する。第4突起70は、出力ギア部332の回転によって定義される回転周囲の外側に位置する。第4突起70は、カップリングギア311の回転によって定義される回転周囲の外側に位置する。第4突起70の先端部は、大径ギア部341が有する端面であって軸方向において第1外面と向かい合う端面よりも、第1外面に近い。言い換えれば、第4突起70の先端部は、軸方向において、大径ギア部341が有する端面であって軸方向において第1外面と向かい合う端面から離れている。軸方向における第1外面からの第4突起70の長さは、軸方向における第1外面と、大径ギア部341が有する端面であって軸方向において第1外面と向かい合う端面との間の長さよりも短い。このため、第4突起70は、ギア部30の回転を妨げることはない。
<4.現像カートリッジ装着後の検知ギアの動作>
続いて、画像形成装置に現像カートリッジ1を装着した直後の検知ギア35の動作について、説明する。図7〜図11は、検知ギア35の回転時の様子を示した図である。カップリング31に駆動力が供給されると、検知ギア35は、まず、図7の状態から図8の状態へ回転する。次に、検知ギア35は、図8の状態から図9の状態へ回転する。続いて、検知ギア35は、図9の状態から図10の状態へ回転する。その後、検知ギア35は、図10の状態から図11の状態へ回転する。また、図12は、検知ギア35の回転に伴い、画像形成装置が取得する検出信号の変化を示したグラフである。
まず、図7の初期状態では、第1係合部54の第1端部541が、小径ギア部342の回転周囲内に位置する。一方、第1係合部54の第2端部542は、小径ギア部342の回転周囲の外側に位置する。このとき、トーションばね36の加圧によって、第1端部541は、アジテータギア34の小径ギア部342に接触した状態に維持される。ただし、第1係合部54のギア歯53と、小径ギア部342のギア歯とは、互いに噛み合っていてもよいし、噛み合うことなく接触していてもよい。
また、図7の初期状態では、第1面61および第2面62のうち、第1面61のみが、ギアカバー37の開口部374から露出する。そして、第1面61が、画像形成装置の一部分である検知レバー92に接触する。このとき、第2面62は、検知レバー92に接触しない。
駆動シャフト91が回転すると、カップリング31およびアイドルギア33を介して伝達される動力により、アジテータギア34が回転する。そうすると、アジテータギア34の小径ギア部342のギア歯と、検知ギア35の第1係合部54のギア歯53とが噛み合い、検知ギア35は回転を開始する。本実施形態では、図7の初期状態から一定の時間、第1面61が検知レバー92に接触する。このように、第1面61が検知レバー92に接触するときの検知ギア35の位置を、第1位置とする。
第1位置では、図7および図8のように、検知レバー92が、第1面61に押されることによって位置が変化する。例えば、検知レバー92の先端が、第1面61に接触することによって、画像形成装置に対する検知レバー92の傾きが変化する。画像形成装置は、検知レバー92の変位に応じた第1検出信号S1を取得する。例えば、図12に示すように、検知レバー92の変位によって、パルス状の第1検出信号S1が得られる。第1検出信号S1の継続時間t1は、検知ギア35の第1面61の周方向の長さに対応する。その後、第1面61が検知レバー92を通過すると、検知レバー92は標準位置に戻り、第1検出信号S1が停止する。以後の第2位置および第3位置においては、第1面61は、検知レバー92に接触しない。
続いて、検知ギア35がさらに回転し、検知ギア35の第2面62が、ギアカバー37の開口部374から露出する。そして、図9のように、第2面62が、検知レバー92に接触する。本実施形態では、図9の状態から一定の時間、第2面62が検知レバー92に接触する。このように、第2面62が検知レバー92に接触するときの検知ギア35の位置を、第2位置とする。
第2位置では、図9のように、検知レバー92が、第2面62に押されることによって位置が変化する。例えば、検知レバー92の先端が、第2面62に接触することによって、画像形成装置に対する検知レバー92の傾きが変化する。画像形成装置は、検知レバー92の変位に応じた第2検出信号S2を取得する。例えば、図12に示すように、検知レバー92の変位によって、パルス状の第2検出信号S2が得られる。第2検出信号S2の継続時間t2は、第2面62の周方向の長さに対応する。したがって、第2検出信号S2の継続時間t2は、第1検出信号S1の継続時間t1よりも長い。
また、第1検出信号S1と第2検出信号S2との間の時間間隔taは、第1面61の上述した第5端部と、第2面62の上述した第4端部との間の周方向の距離に対応する。画像形成装置は、得られた第1検出信号S1の継続時間t1、第2検出信号S2の継続時間t2、およびこれらの検出信号S1,S2の時間間隔taに基づき、現像カートリッジ1の仕様を検知する。やがて、第2面62が検知レバー92を通過すると、検知レバー92は標準位置に戻り、第2検出信号S2が停止する。
その後、検知ギア35がさらに回転し、図10のように、第1係合部54の第2端部542が、小径ギア部342を通過すると、小径ギア部342と第1係合部54との噛み合いが外れる。したがって、アジテータギア34から検知ギア35への動力伝達は途絶える。ただし、小径ギア部342と第1係合部54との噛み合いが外れた後は、トーションばね36が、検知ギア35の第2接触突起46を加圧する。このため、検知ギア35は、トーションばね36から受ける弾性力によって、図11に示す第3位置まで回転する。その結果、第1係合部54が、小径ギア部342から離れた状態に維持される。
なお、図4および図5に示すように、検知ギア35は、第1ストッパ突起47を有する。ケーシング10の第1外面から第1ストッパ突起47までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から円板41までの軸方向の距離よりも、大きい。また、ケーシング10の第1外面から第1ストッパ突起47までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から第1突起43までの軸方向の距離よりも、小さい。また、ケーシング10の第1外面から第1ストッパ突起47までの軸方向の距離は、ケーシング10の第1外面から第2突起44までの軸方向の距離よりも、小さい。第1ストッパ突起47は、径方向外側へ突出する。一方、図6に示すように、ギアカバー37は、第2ストッパ突起375を有する。第2ストッパ突起375は、軸方向において、ギアカバー本体371の内面から軸方向に突出する。図11の第3位置では、回転方向において、第1ストッパ突起47の前端部が、第2ストッパ突起375に接触する。これにより、検知ギア35の回転が停止して、検知ギア35が第3位置に位置決めされる。
第3位置においては、第1係合部54の全てのギア歯53が、小径ギア部342のギア歯と噛み合わない。また、第3位置においては、第1面61および第2面62の両方が、検知レバー92に接触しない。
以上のように、本実施形態の現像カートリッジ1が画像形成装置に装着されて、ギア部30に駆動力が供給されると、検知ギア35は一定の角度だけ回転して停止する。その際、検知ギア35の第1面61および第2面62が、検知レバー92を変位させることで、画像形成装置は検出信号を得る。画像形成装置は、検出信号が生じると、装着された現像カートリッジ1が新品であると認識する。また、画像形成装置は、第1検出信号S1および第2検出信号S2に基づいて、装着された現像カートリッジ1の仕様(例えば、トナーの量や印刷可能枚数など)を認識する。
特に、ギア部30の駆動を開始させた直後には、駆動源である画像形成装置のモータの回転数が安定しない場合がある。したがって、最初に検知される第1検知信号S1よりも、後に検知される第2検知信号S2の方が、検知時間を正確に得やすい。このため、本実施形態では、最初に検知レバー92に接触する第1面61の周方向の長さよりも、第1面61の後に接触する第2面62の周方向の長さが、長くなっている。このようにすれば、検知ギア35の回転が安定した状態で、画像形成装置は、第2検出信号S2を正確に取得できる。したがって、例えば、画像形成装置は、第1検出信号S1を基準パルスとして使用し、上述した時間間隔taと第2検出信号S2の継続時間t2とに基づいて、現像カートリッジ1の仕様を精度よく識別することができる。
<5.他の検知ギアの例>
続いて、上記の検知ギア35と異なる形状の検知ギアの例について、図13、図15、および図17を用いて説明する。図13、図15、および図17に示す検知ギアからは、図12に示す検出信号とは区別可能な検出信号が得られる。
図20は、図13の検知ギア35Aの回転時の様子を示した図である。図13および図20の検知ギア35Aは、円板部41A、柱状部42A、第1突起43A、および第2突起44Aを有する。円板部41Aおよび柱状部42Bの構造は、上記の検知ギア35と同等である。
第1突起43Aおよび第2突起44Aは、それぞれ、柱状部42Aの外周面から径方向外側へ向けて突出する。第1突起43Aの径方向外側の面は、検知レバーに最初に接触する第1面61Aとなる。第2突起44Aの径方向外側の面は、第1面61Aよりも後に検知レバーに接触する第2面62Aとなる。第1突起43Aおよび第2突起44Aは、円板部41Aおよび柱状部42Aと共に回転する。
図13および図20に示すように、第1面61Aと第2面62Aとは、互いに周方向に離れている。周方向に沿った第1面61Aの長さは、第1面61の長さと同等である。また、第1面61Aと第2面62Aとの周方向の間隔は、第1面61と第2面62との周方向の間隔と同等である。ただし、図13および図20の検知ギア35Aでは、周方向に沿った第1面61Aの長さと、周方向に沿った第2面62Aの長さとが、同一の長さとなっている。
図14は、図13および図20の検知ギア35Aが回転したときに、画像形成装置が取得する検出信号の変化を示したグラフである。検知ギア35では、図12のように、第1面61に対応する第1検出信号S1の継続時間t1よりも、第2面62に対応する第2検出信号S2の継続時間t2の方が長い。これに対し、図13および図20の検知ギア35Aを用いると、図14のように、第1面61Aに対応する第1検出信号S1Aの継続時間t1Aと、第2面62Aに対応する第2検出信号S2Aの継続時間t2Aとが、同等となる。したがって、画像形成装置は、図12の検出信号と図14の検出信号とを、区別して認識することができる。なお、第1検出信号S1Aと第2検出信号S2Aとの間の時間間隔taAは、図12の時間間隔taと同等である。
よって、例えば、第1の仕様を有する現像カートリッジ1に検知ギア35が搭載され、第1の仕様とは異なる第2の仕様を有する現像カートリッジに検知ギア35Aが搭載されれば、画像形成装置は、得られる検出信号の違いから、これらの現像カートリッジの仕様を識別することができる。
図21は、図15の検知ギア35Bの回転時の様子を示した図である。図15および図21の検知ギア35Bは、円板部41B、柱状部42B、第1突起43B、および第2突起44Bを有する。円板部41Bおよび柱状部42Bの構造は、上記の検知ギア35と同等である。
第1突起43Bおよび第2突起44Bは、それぞれ、柱状部42Bの外周面から径方向外側へ向けて突出する。第1突起43Bの径方向外側の面は、検知レバーに最初に接触する第1面61Bとなる。第2突起44Bの径方向外側の面は、第1面61Bよりも後に検知レバーに接触する第2面62Bとなる。第1突起43Bおよび第2突起44Bは、円板部41Bおよび柱状部42Bと共に回転する。
図15および図21に示すように、第1面61Bと第2面62Bとは、互いに周方向に離れている。周方向に沿った第1面61Bの長さは、周方向に沿った第1面61の長さと同等である。また、周方向に沿った第1面61Bの長さと、周方向に沿った第2面62Bの長さとが、同一の長さとなっている。また、第1面61Bと第2面62Bとの周方向の間隔が、第1面61と第2面62との周方向の間隔よりも大きい。
図16は、図15および図21の検知ギア35Bが回転したときに、画像形成装置が取得する検出信号の変化を示したグラフである。検知ギア35では、図12のように、第1面61に対応する第1検出信号S1の継続時間t1よりも、第2面62に対応する第2検出信号S2の継続時間t2の方が長い。これに対し、図15および図21の検知ギア35Bを用いると、図16のように、第1面61Bに対応する第1検出信号S1Bの継続時間t1Bと、第2面62Bに対応する第2検出信号S2Bの継続時間t2Bとが、同等となる。また、図16の例では、第1検出信号S1Bと第2検出信号S2Bとの間の時間間隔taBが、図12の時間間隔taよりも長くなる。したがって、画像形成装置は、図12の検出信号と図16の検出信号とを、区別して認識することができる。
よって、例えば、第1の仕様を有する現像カートリッジ1に検知ギア35が搭載され、第1の仕様とは異なる第3の仕様を有する現像カートリッジに検知ギア35Bが搭載されれば、画像形成装置は、得られる検出信号の違いから、これらの現像カートリッジの仕様を識別することができる。
図22は、図17の検知ギア35Cの回転時の様子を示した図である。図17および図22の検知ギア35Cは、円板部41C、柱状部42C、第1突起43C、第2突起44C、および第3突起48Cを有する。円板部41Cおよび柱状部42Cの構造は、上記の検知ギア35と同等である。
第1突起43C、第2突起44C、および第3突起48Cは、それぞれ、柱状部42Cの外周面から径方向外側へ向けて突出する。第1突起43Cの径方向外側の面は、検知レバーに最初に接触する第1面61Cとなる。第2突起44Cの径方向外側の面は、第1面61Cよりも後に検知レバーに接触する第2面62Cとなる。第3突起48Cの径方向外側の面は、第2面62Cよりも後に検知レバーに接触する第3面63Cとなる。第1突起43C、第2突起44C、および第3突起48Cは、円板部41Cおよび柱状部42Cと共に回転する。
図17および図22に示すように、第1面61C、第2面62C、および第3面63Cは、互いに周方向に離れている。周方向に沿った第1面61Cの長さは、周方向に沿った第1面61の長さと同等である。また、第1面61Cと第2面62Cとの周方向の間隔は、第1面61と第2面62との周方向の間隔と同等である。ただし、図17および図22の検知ギア35Cでは、周方向に沿った第1面61Cの長さと、周方向に沿った第2面62Cの長さとが、同一の長さとなっている。また、検知ギア35では、検知される面の数が2つであったのに対し、図17および図22の検知ギア35Cは、第1面61C、第2面62C、および第3面63Cの3つの検知される面を有する。周方向に沿った第3面63Cの長さと、周方向に沿った第2面62Cの長さとは、同一の長さとなっている。
図18は、図17および図22の検知ギア35Cが回転したときに、画像形成装置が取得する検出信号の変化を示したグラフである。検知ギア35では、図12のように、第1面61に対応する第1検出信号S1の継続時間t1よりも、第2面62に対応する第2検出信号S2の継続時間の方が長い。これに対し、図17および図22の検知ギア35Cを用いると、図18のように、第1面61Cに対応する第1検出信号S1Cの継続時間t1Cと、第2面62Bに対応する第2検出信号S2Cの継続時間t2Cとが、同等となる。また、図18の例では、第1検出信号S1Cおよび第2検出信号S2Cに加えて、第3面63Cに対応する第3検出信号S3Cが発生する。第2検出信号S2Cの継続時間t2Cと、第3検出信号S3Cの継続時間t3Cとは、同等となる。したがって、画像形成装置は、図12の検出信号と図18の検出信号とを、区別して認識することができる。
よって、例えば、第1の仕様を有する現像カートリッジ1に検知ギア35が搭載され、第1の仕様とは異なる第4の仕様を有する現像カートリッジに検知ギア35Cが搭載されれば、画像形成装置は、得られる検出信号の違いから、これらの現像カートリッジの仕様を識別することができる。
<6.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
図19は、一変形例に係る検知ギア35の平面図である。図19の例では、第2面62が、複数の小面621により構成されている。各小面621は、周方向に沿って、かつ、互いに間隔をあけて配列されている。このように、複数の小面621が不連続に配置された構造でも、隣り合う小面621の周方向の間隔が小さければ、検知レバー92は、複数の小面621により連続的に変位する。したがって、第2面62の全体に対応する第2検出信号S2を得ることができる。この場合、周方向に沿った第2面62の長さは、周方向に沿った複数の小面621の全体の長さとすればよい。すなわち、周方向に沿った第2面62の長さは、回転方向の最前端に配置された小面621の最前端から、回転方向の最後端に配置された小面621の最後端までの周方向の長さとすればよい。そして、周方向に沿った複数の小面621の全体の長さが、周方向に沿った第1面61の長さよりも長ければよい。
また、上記の実施形態では、ギア部30内の複数のギアが、互いに、ギア歯の噛み合いによって係合していた。しかしながら、ギア部30内の複数のギアは、摩擦力により互いに係合していてもよい。例えば、検知ギア35の第1領域51の外周部に、複数のギア歯の代わりに、摩擦部材(例えばゴム)が設けられても良い。また、例えば、検知ギア35の第1領域51の外周部に、第2領域52の外周部よりも摩擦係数が高い材料(例えばゴム)で形成された摩擦部材が設けられてもよい。そして、摩擦部材が、アジテータギア34の小径ギア部342に接触することで、小径ギア部342と検知ギア35とが、互いに係合してもよい。
また、上記の実施形態では、検知ギアが、検知レバー92に接触可能な面として、第1面および第2面の2つの面を有していた。しかしながら、検知ギアは、第1面および第2面に加えて、検知レバー92に接触可能な他の面を有していてもよい。
また、上記の実施形態では、検知レバー92を有する接触式のセンサを用いて、第1面および第2面を検出していた。しかしながら、検知ギアの第1面および第2面は、光センサや磁気センサ等の非接触式センサにより検出されるものであってもよい。
また、上記の実施形態では、カップリングとアジテータギアとの間に、アイドルギアが設けられていた。しかしながら、カップリングとアジテータギアとは、アイドルギアを介することなく、直接噛み合っていてもよい。
また、上記の実施形態では、弾性部材としてトーションばねを用いていた。しかしながら、トーションばねに代えて、コイルばねや弾性を有する樹脂などを、弾性部材として用いてもよい。
また、現像カートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 現像カートリッジ
10 ケーシング
11 トナー室
12 アジテータ
13 開口部
14 ばね受け部
20 現像ローラ
21 ローラ本体
22 ローラシャフト
30 ギア部
31 カップリング
32 現像ギア
33 アイドルギア
34 アジテータギア
35 検知ギア
36 トーションばね
37 ギアカバー
41 円板部
42 柱状部
43 第1突起
44 第2突起
45 第1接触突起
46 第2接触突起
47 第1ストッパ突起
51 第1領域
52 第2領域
53 ギア歯
54 係合部
61 第1面
62 第2面
70 第4突起
311 カップリングギア
312 カップリング部
313 締結穴
331 入力ギア部
332 出力ギア部
341 大径ギア部
342 小径ギア部
371 ギアカバー本体
372 突起収容部
373 支持軸部
374 開口部
375 第2ストッパ突起
420 貫通孔
441 第1腕部
442 弧状部
443 第2腕部
541 第1端部
542 第2端部
621 小面
S1 第1検出信号
S2 第2検出信号

Claims (45)

  1. 軸方向に延びる第1軸について、第1位置から第2位置まで回転可能な第1ギアを有し、
    前記第1ギアは、
    前記第1ギアと共に回転可能な第1面であって、前記第1位置において画像形成装置の一部分に接触可能な第1面と、
    前記第1ギアと共に回転可能な第2面であって、前記第1面から前記第1ギアの周方向に離れ、前記第2位置において画像形成装置の一部分に接触可能な第2面と、
    を有し、
    前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記第1面の長さよりも長いことを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 請求項1に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面が画像形成装置の一部分に接触可能な状態になった後に、前記第2面が画像形成装置の一部分に接触可能な状態になることを特徴とする現像カートリッジ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジであって、
    現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、
    前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、
    前記円板部は、
    前記軸方向において、前記筐体の外面と向かい合う第1端面と、
    前記軸方向において、前記第1端面とは反対側の第2端面と、
    を有し、
    前記第1面および前記第2面は、前記第2端面に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジであって、
    現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、
    前記第1ギアは、前記筐体の外面に位置し、
    前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、
    前記第1面および前記第2面は、前記円板部に対して前記筐体とは反対側に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2面は、周方向に沿った複数の面を含み、
    前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記複数の面の全体としての長さであることを特徴とする現像カートリッジ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、
    前記第1ギアの径方向に沿って延びる第1突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第1突起と、
    前記径方向に沿って延びる第2突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第2突起と、
    を有し、
    前記第1突起が、前記第1面を有し、
    前記第2突起が、前記第2面を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  7. 請求項6に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面は、前記径方向における前記第1突起の先端に位置し、
    前記第2面は、前記径方向における前記第2突起の先端に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアの少なくとも一部分を覆うギアカバーをさらに有し、
    前記ギアカバーは開口部を有し、
    前記第1面が前記開口部から露出した後、前記第2面が前記開口部から露出することを特徴とする現像カートリッジ。
  9. 請求項3に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、
    前記第2端面から前記軸方向に延びる柱状部
    をさらに有し、
    前記第1面および前記第2面は、それぞれ、前記筐体の外面から前記第2端面よりも前記軸方向において離れて位置し、且つ、前記第2端面から間隔をあけて配置され、さらに、前記柱状部の周面に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1位置において、前記第2面は、画像形成装置の一部分に接触せず、
    前記第2位置において、前記第1面は、画像形成装置の一部分に接触しないことを特徴とする現像カートリッジ。
  11. 請求項10に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、前記第1位置から前記第2位置を経て前記第3位置まで回転可能であり、
    前記第3位置において、前記第1面および前記第2面の両方が、画像形成装置の一部分に接触しないことを特徴とする現像カートリッジ。
  12. 請求項9に記載の現像カートリッジであって、
    前記現像カートリッジは、
    前記軸方向に沿って延び、前記軸方向に沿った第2軸について回転可能なアジテータであって、前記軸方向に沿った第1端部と、前記第1端部と前記軸方向に離れた第2端部とを有するアジテータをさらに備え、
    前記第1端部は、前記筐体を貫通し、
    前記現像カートリッジは、さらに、
    前記筐体の外面に位置し、前記第1端部に接続される小径ギアであって、前記アジテータと共に回転可能な小径ギアと、
    前記小径ギアの径よりも大きい径を有し、前記軸方向において前記小径ギアよりも前記筐体の外面から離れ位置する大径ギアであって、前記第2軸について前記小径ギアと共に回転可能な大径ギアと、
    を備え、
    前記大径ギアは、前記軸方向において、前記第1面と前記第2面との両方よりも前記第2端面に近くに位置し、
    前記柱状部は、前記大径ギアの回転周囲の外側に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  13. 請求項12に記載の現像カートリッジであって、
    前記軸方向に延びる第3軸について回転可能な入力ギアであって、前記筐体の外面に位置する入力ギアと、
    前記入力ギアの径よりも小さい径を有し、前記第3軸について前記入力ギアと共に回転可能な出力ギアであって、前記筐体の外面から前記入力ギアよりも離れて位置し、前記大径ギアと噛み合う出力ギアと、
    を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  14. 請求項13に記載の現像カートリッジであって、
    前記軸方向に延びる第4軸について回転可能なカップリングをさらに有し、
    前記カップリングは、
    駆動力を受けるカップリング部と、
    前記カップリング部と共に回転するカップリングギアと、
    を有し、
    前記カップリングギアは、前記入力ギアと噛み合うことを特徴とする現像カートリッジ。
  15. 請求項14に記載の現像カートリッジであって、
    前記軸方向に延びる第5軸について回転可能な現像ローラであって、
    現像ローラ本体部と、
    前記第5軸に沿って延び、現像ローラ本体部と共に回転可能な現像ローラシャフトであって、前記軸方向における第3端部と、前記軸方向において前記第3端部から離れた前記第4端部とを有する現像ローラシャフトと、
    を備える現像ローラと、
    前記第3端部に接続され、前記現像ローラシャフトと共に回転可能な現像ギアであって、前記カップリングギアと噛み合う現像ギアと
    をさらに有すること特徴とする現像カートリッジ。
  16. 請求項11に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、
    前記第1ギアの周囲の一部分に沿う第1係合部を有し、
    前記現像カートリッジは、さらに、
    前記軸方向に沿って延びる第2軸について回転可能な第2ギアであって、前記第2ギアの周囲の少なくとも一部分に沿う第2係合部を有する第2ギア
    を有し、
    前記第1位置において、前記第1係合部が、前記第2係合部と係合し、
    前記第2位置において、前記第1係合部が、前記第2係合部と係合し、
    前記第3位置において、前記第1係合部が、前記第2係合部と係合しないことを特徴とする現像カートリッジ。
  17. 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、
    前記第1ギアの周囲の少なくとも一部分に沿う第1係合部を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  18. 請求項17に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿うことを特徴とする現像カートリッジ。
  19. 請求項17または請求項18に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う複数のギア歯であることを特徴とする現像カートリッジ。
  20. 請求項17または請求項18に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿って設けられた摩擦部材であることを特徴とする現像カートリッジ。
  21. 請求項20に記載の現像カートリッジであって、
    前記摩擦部材の材料はゴムであることを特徴とする現像カートリッジ。
  22. 請求項16から請求項21までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿い、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周方向の第5端部と、前記第5端部から前記周方向に離れた第6端部とを有し、
    前記第1面は、前記第1軸と前記第5端部とを結ぶ第1仮想線と、前記第1軸と前記第6端部とを結ぶ第2仮想線との間の角度範囲内に位置し、
    前記第2面の少なくとも一部は、前記第1仮想線と、前記第2仮想線との間の角度範囲内に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  23. 請求項1から請求項22までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、6.35°以上かつ6.45°以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
  24. 請求項1から請求項23までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、93.9°以上かつ94.9°以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
  25. 請求項1から請求項24までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面の前記周方向の両端部のうち前記第2面に近い端部と、前記第2面の周方向の両端部のうち前記第1面に近い端部と、の間の前記第1軸周りの角度は、83.1°以上かつ84.1°以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
  26. 軸方向に延びる第1軸について回転可能な第1ギアであって、
    前記第1ギアの周囲の一部分に沿う第1係合部であって、前記第1ギアの周方向の第1端部と、前記第1端部から前記周方向に離れた第2端部とを含む第1係合部と、
    前記第1ギアと共に回転可能な第1面であって、前記第1ギアの周方向に延び、前記第1軸と前記第1端部とを結ぶ第1仮想線と、前記第1軸と前記第2端部とを結ぶ第2仮想線との間の角度範囲内に位置する第1面と、
    前記第1ギアと共に回転可能であり、前記第1面から前記周方向に離れ、前記周方向に延びる第2面であって、前記第1仮想線と、前記第2仮想線との間の角度範囲内に、少なくとも一部が位置する第2面と、
    を有する第1ギアと、
    前記軸方向に延びる第2軸について回転可能な第2ギアであって、
    前記第2ギアの周囲に沿う第2係合部であって、少なくとも前記第1係合部の一部係合する第2係合部
    を有する第2ギアと、
    を有し、
    前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記第1面の長さよりも長いことを特徴とする現像カートリッジ。
  27. 請求項26に記載の現像カートリッジであって、
    現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、
    前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、
    前記第1係合部は、前記円板部の周囲の一部に沿って設けられ、
    前記円板部は、
    前記軸方向において、前記筐体の外面と向かい合う第1端面と、
    前記軸方向において、前記第1端面とは反対側の第2端面と、
    を有し、
    前記第1面および前記第2面は、第2端面に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  28. 請求項26に記載の現像カートリッジであって、
    現像剤を収容可能な筐体をさらに有し、
    前記第1ギアは、前記筐体の外面に位置し、
    前記第1ギアは、前記第1軸に対して回転可能な円板部を有し、
    前記第1係合部は、前記円板部の周囲の一部に沿って設けられ、
    前記第1面および前記第2面は、前記円板部に対して前記筐体とは反対側に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  29. 請求項26または請求項28に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う複数のギア歯であり、
    前記複数のギア歯の少なくとも1つのギア歯は、前記第2係合部と係合することを特徴とする現像カートリッジ。
  30. 請求項29に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2係合部は、前記第2ギアの周囲の少なくとも一部分に沿う複数のギア歯であり、
    前記第1係合部の複数のギア歯の少なくとも1つのギア歯は、前記第2係合部の複数のギア歯の少なくとも1つのギア歯と接触可能であることを特徴とする現像カートリッジ。
  31. 請求項26から請求項28までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の一部分に沿う複数のギア歯であることを特徴とする現像カートリッジ。
  32. 請求項26から請求項28までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1係合部は、前記第1ギアの周囲の位置部分に沿って設けられた摩擦部材であることを特徴とする現像カートリッジ。
  33. 請求項32に記載の現像カートリッジであって、
    前記摩擦部材の材料はゴムであることを特徴とする現像カートリッジ。
  34. 請求項26から請求項33までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2面は、周方向に沿った複数の面を含み、
    前記周方向に沿った前記第2面の長さは、前記周方向に沿った前記複数の面の全体としての長さであることを特徴とする現像カートリッジ。
  35. 請求項26から請求項34までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、
    前記第1ギアの径方向に沿って延びる第1突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第1突起と、
    前記径方向に沿って延びる第2突起であって、前記第1ギアと共に回転可能な第2突起と、
    を有し、
    前記第1突起が、前記第1面を有し、
    前記第2突起が、前記第2面を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  36. 請求項35に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面は、前記径方向における前記第1突起の先端に位置し、
    前記第2面は、前記径方向における前記第2突起の先端に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  37. 請求項26から請求項36までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアの少なくとも一部分を覆うギアカバーをさらに有し、
    前記ギアカバーは開口部を有し、
    前記第1面が前記開口部から露出した後、前記第2面が前記開口部から露出することを特徴とする現像カートリッジ。
  38. 請求項27に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1ギアは、
    前記第2端面から前記軸方向に延びる柱状部
    をさらに有し、
    前記第1面および前記第2面は、それぞれ、前記筐体の外面から前記第2端面よりも前記軸方向において離れて位置し、且つ、前記第2端面から間隔をあけて配置され、さらに、前記柱状部の周面に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  39. 請求項38に記載の現像カートリッジであって、
    前記現像カートリッジは、
    前記軸方向に沿って延び、前記軸方向に沿った第2軸について回転可能なアジテータであって、前記軸方向に沿った第3端部と、前記第3端部と前記軸方向に離れた第4端部とを有するアジテータ
    をさらに備え、
    前記第3端部または前記第4端部のいずれかは、前記筐体を貫通し、
    前記第2ギアは、前記筐体の外面に位置すると共に、前記第3端部または前記第4端部のいずれかに接続され、前記アジテータと共に回転可能であり、
    前記現像カートリッジは、さらに、
    前記第2ギアの径よりも大きい径を有し、前記軸方向において前記第2ギアよりも前記筐体の外面から離れ位置する大径ギアであって、前記第2軸について前記第2ギアと共に回転可能な大径ギアを備え、
    前記大径ギアは、前記軸方向において、前記第1面と前記第2面との両方よりも前記第2端面に近くに位置し、
    前記柱状部は、前記大径ギアの回転周囲の外側に位置することを特徴とする現像カートリッジ。
  40. 請求項39に記載の現像カートリッジであって、
    前記軸方向に延びる第3軸について回転可能な入力ギアであって、前記筐体の外面に位置する入力ギアと、
    前記入力ギアの径よりも小さい径を有し、前記第3軸について前記入力ギアと共に回転可能な出力ギアであって、前記筐体の外面から前記入力ギアよりも離れて位置し、前記大径ギアと噛み合う出力ギアと、
    を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  41. 請求項40に記載の現像カートリッジであって、
    前記軸方向に延びる第4軸について回転可能なカップリングをさらに有し、
    前記カップリングは、
    駆動力を受けるカップリング部と、
    前記カップリング部と共に回転するカップリングギアと、
    を有し、
    前記カップリングギアは、前記入力ギアと噛み合うことを特徴とする現像カートリッジ。
  42. 請求項41に記載の現像カートリッジであって、
    前記軸方向に延びる第5軸について回転可能な現像ローラであって、
    現像ローラ本体部と、
    前記第5軸に沿って延び、現像ローラ本体部と共に回転可能な現像ローラシャフトであって、前記軸方向における第5端部と、前記軸方向において前記第5端部から離れた前記第6端部とを有する現像ローラシャフトと、
    を備える現像ローラと、
    前記第5端部と前記第6端部とのいずれかに接続され、前記現像ローラシャフトと共に回転可能な現像ギアであって、前記カップリングギアと噛み合う現像ギアと
    をさらに有すること特徴とする現像カートリッジ。
  43. 請求項26から請求項42までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、6.35°以上かつ6.45°以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
  44. 請求項26から請求項43までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第2面の前記周方向の両端部の間の前記第1軸周りの角度は、93.9°以上かつ94.9°以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
  45. 請求項26から請求項44までのいずれか1項に記載の現像カートリッジであって、
    前記第1面の前記周方向の両端部のうち前記第2面に近い端部と、前記第2面の周方向の両端部のうち前記第1面に近い端部と、の間の前記第1軸周りの角度は、83。1°以上かつ84.1°以下であることを特徴とする現像カートリッジ。
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