JP2018055016A - 画像形成装置およびカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置および画像形成装置に用いられるカートリッジにおいて、カートリッジのメモリに仕様毎に異なる数値を予め記憶させる手間を減らすことができる技術を提供する。
【解決手段】この画像形成装置は、現像カートリッが有する突起の移動を検出するセンサを有する。カートリッジが画像形成装置に装着されると、画像形成装置の制御部は、センサから得られる検出信号に基づいて、カートリッジの寿命管理のための数値を増加または減少させることができる。このため、カートリッジの仕様毎に突起の形状を変更することで、仕様に応じた寿命管理を行うことができる。したがって、カートリッジのメモリに、仕様毎に異なる数値を予め記憶させておく必要がない。
【選択図】図14

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置に用いられるカートリッジに関する。
従来、レーザプリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置には、カートリッジが着脱可能である。カートリッジは、トナーなどの現像剤を収容する。カートリッジには、印刷可能枚数などのイールド情報が定められている。画像形成装置は、イールド情報に基づいて、カートリッジの寿命を管理する。従来の画像形成装置およびカートリッジについては、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2008−242085号公報
特許文献1のカートリッジは、ICチップを有する。特許文献1に記載のように、ICチップには、印刷可能枚数などの情報が記憶されている。しかしながら、印刷可能枚数などのイールド情報を、ICチップから読み出すようにすると、ICチップのメモリに、カートリッジの仕様毎に、異なる数値を予め記憶させておく必要がある。
本発明は、画像形成装置および画像形成装置に用いられるカートリッジにおいて、カートリッジのメモリに仕様毎に異なる数値を予め記憶させる手間を減らすことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、現像剤を収容可能なカートリッジであって、所定の方向に延びる軸について回転可能な検知ギアと、前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起と、前記カートリッジの寿命管理のための数値である基礎値を記憶する第1メモリと、を備えるカートリッジと、前記突起の移動を検出するセンサと、第2メモリと、制御部と、を備えた画像形成装置であって、前記制御部は、前記カートリッジが前記画像形成装置に装着されたとき、前記センサから得られた検出信号に対応する対応値を、前記基礎値に加算または減算させる演算処理と、前記基礎値に前記対応値を加算または減算した更新値を、前記第2メモリに記憶させる記憶処理と、を実行可能であることを特徴とする。
本願の第2発明は、第1発明の画像形成装置であって、前記演算処理は、前記基礎値に、前記対応値を加算し、前記記憶処理は、前記基礎値に前記対応値を加算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする。
本願の第3発明は、第2発明の画像形成装置であって、前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、前記演算処理は、前記基礎値に、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを、加算し、前記記憶処理は、前記基礎値に前記対応値と前記使用値とを加算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする。
本願の第4発明は、第2発明の画像形成装置であって、前記カートリッジは、さらに、現像ローラを備え、前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、前記演算処理は、前記基礎値に、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、加算し、前記記憶処理は、前記基礎値に前記対応値と前記使用値とを加算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする。
本願の第5発明は、第2発明から第4発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記画像形成装置は、画像形成部と、表示部と、をさらに備え、前記制御部は、前記画像形成部の画像形成動作に応じて、前記第2メモリに記憶された前記更新値をインクリメントする更新処理と、前記更新値が、予め設定された上限値以上であるかを判定する判定処理と、前記判定処理により、前記更新値が前記上限値以上であると判定された場合、前記表示部に通知を表示させる通知処理と、をさらに実行可能であることを特徴とする。
本願の第6発明は、第5発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記上限値から前記基礎値および前記対応値を減算した数値に対する、前記上限値から前記更新値を減算した数値の割合を、前記表示部に表示させる残量表示処理をさらに実行可能であることを特徴とする。
本願の第7発明は、第1発明の画像形成装置であって、前記演算処理は、前記基礎値から、前記対応値を減算し、前記記憶処理は、前記基礎値から前記対応値を減算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする。
本願の第8発明は、第7発明の画像形成装置であって、前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、前記演算処理は、前記基礎値から、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを、減算し、前記記憶処理は、前記基礎値から前記対応値と前記使用値とを減算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする。
本願の第9発明は、第7発明の画像形成装置であって、前記カートリッジは、さらに、現像ローラを備え、前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、前記演算処理は、前記基礎値から、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、減算し、前記記憶処理は、前記基礎値から前記対応値と前記使用値とを減算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする。
本願の第10発明は、第7発明から第9発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記画像形成装置は、画像形成部と、表示部と、をさらに備え、前記制御部は、前記画像形成部の画像形成動作に応じて、前記第2メモリに記憶された前記更新値をデクリメントする更新処理と、前記更新値が、予め設定された下限値以下であるかを判定する判定処理と、前記判定処理により、前記更新値が前記下限値以下であると判定された場合、前記表示部に通知を表示させる通知処理と、をさらに実行可能であることを特徴とする。
本願の第11発明は、第10発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記基礎値から前記対応値および前記下限値を減算した数値に対する、前記更新値から前記下限値を減算した数値の割合を、前記表示部に表示させる残量表示処理をさらに実行可能であることを特徴とする。
本願の第12発明は、第1発明から第11発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記基礎値は、0よりも大きいことを特徴とする。
本願の第13発明は、第1発明から第12発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記制御部は、前記センサから得られる検出信号に基づいて、前記カートリッジが新品であるかを検出する検出処理をさらに実行可能であり、前記演算処理は、前記検出処理により、前記カートリッジが新品であると判定された場合に、前記基礎値に前記対応値を加算または減算させることを特徴とする。
本願の第14発明は、第1発明から第13発明のいずれか1発明の画像形成装置であって、前記カートリッジは、前記第1メモリを有するICチップを備えることを特徴とする。
本願の第15発明は、現像剤を収容可能なカートリッジであって、所定の方向に延びる軸について回転可能な検知ギアと、前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起と、前記カートリッジの寿命管理のための数値である基礎値を記憶するメモリと、を備え、前記突起の移動により検出される信号に対応する対応値を、前記第1メモリに記憶された基礎値に、加算または減算させることが可能であることを特徴とする。
本願の第16発明は、第15発明のカートリッジであって、前記基礎値に前記対応値を加算した更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とする。
本願の第17発明は、第16発明のカートリッジであって、前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、前記基礎値に、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを加算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とする。
本願の第18発明は、第16発明のカートリッジであって、さらに、現像ローラを備え、前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、前記基礎値に、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、加算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とする。
本願の第19発明は、第15発明のカートリッジであって、前記基礎値から前記対応値を減算した更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とする。
本願の第20発明は、第19発明のカートリッジであって、前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、前記基礎値から、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを減算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であること特徴とする。
本願の第21発明は、第19発明のカートリッジであって、さらに、現像ローラを備え、前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、前記基礎値から、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、減算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とする。
本願の第1発明〜第21発明によれば、突起の移動により検出される検出信号に基づいて、カートリッジの寿命管理のための数値を増加または減少させることができる。このため、カートリッジの仕様毎に突起の形状を変更することで、仕様に応じた寿命管理を行うことができる。したがって、カートリッジの仕様毎に、異なる数値を予め第1メモリに記憶させておく必要がない。
画像形成装置の概念図である。 ドロアユニットおよび現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの分解斜視図である。 現像カートリッジの分解斜視図である。 検知ギアの斜視図である。 第1突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第1突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 光センサから得られる検出信号の例を示した図である。 制御部と4つのカートリッジICとの接続を、概念的に示したブロック図である。 現像カートリッジの装着後に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 現像カートリッジの装着後に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 図13の処理に登場する各数値を、概念的に示した図である。 残量表示の例を示した図である。 現像カートリッジの装着後に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 図16の処理に登場する各数値を、概念的に示した図である。 第2変形例の第1突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第3変形例の第1突起、第2突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第4変形例の第1突起、第2突起、第3突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第5変形例の第1突起、第2突起、ギアシャフト、レバー、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第6変形例の検知ギア、光センサ、および制御部の関係を示した図である。 第7変形例の現像カートリッジの斜視図である。 第7変形例のギア部を、カバーを取り外した状態で第1方向に見た平面図である。 第7変形例の検知ギアの平面図である。 第8変形例の検知ギアの平面図である。 第9変形例の検知ギアの平面図である。 第10変形例の検知ギアの平面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.画像形成装置の構成>
図1は、画像形成装置100の概念図である。この画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては、レーザプリンタやLEDプリンタが挙げられる。画像形成装置100は、4つの現像カートリッジ1と、ドロアユニット91と、画像形成部92とを備える。ドロアユニット91は、4つの現像カートリッジ1を保持可能なフレームである。画像形成部92は、4つの現像カートリッジ1から供給される現像剤(例えば、トナー)により、印刷用紙の記録面に画像を形成する。
図2は、ドロアユニット91および現像カートリッジ1の斜視図である。図1および図2に示すように、4つの現像カートリッジ1は、ドロアユニット91に対して、個別に交換可能である。現像カートリッジ1の交換時には、画像形成装置100の前面からドロアユニット91が引き出される。そして、ドロアユニット91に設けられた任意のスロット910において、現像カートリッジ1の取り外しおよび取り付けが行われる。4つのスロット910の各々の底部付近には、感光ドラム911が設けられる。
本実施形態では、1つのドロアユニット91に、4つの現像カートリッジ1が装着される。4つの現像カートリッジ1は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤を収容する。ただし、ドロアユニット91に装着される現像カートリッジ1の数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
図1に示すように、4つの現像カートリッジ1は、それぞれ、カートリッジIC61を有する。カートリッジIC61は、情報の読み出しおよび書き込みが可能なICチップである。また、画像形成装置100は、制御部93と、ディスプレイ94とを備える。制御部93は、CPU等のプロセッサ931および各種のメモリを有する。制御部93は、例えば、回路基板により構成される。制御部93は、プログラムに従ってプロセッサ931が動作することにより、画像形成装置100における諸処理を実行する。ドロアユニット91に4つの現像カートリッジ1が装着されると、各現像カートリッジ1のカートリッジIC61と、制御部93とが、それぞれ電気的に接続される。ディスプレイ94は、制御部93からの指令に従って、画像形成装置100の動作に関する種々の情報を画面上に表示する表示部である。
<2.現像カートリッジの構成>
図3〜図6は、現像カートリッジ1の斜視図である。図3〜図6に示すように、本実施形態の現像カートリッジ1は、ケーシング10、アジテータ20、現像ローラ30、第1ギア部40、第2ギア部50、およびICチップアセンブリ60を有する。
ケーシング10は、現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング10は、第1端面11と第2端面12との間で第1方向に延びる。第1ギア部40およびICチップアセンブリ60は、第1端面11に位置する。第2ギア部50は、第2端面12に位置する。ケーシング10の内部には、収容室13が設けられる。現像剤は、収容室13内に収容される。ケーシング10は、開口部14を有する。開口部14は、第1方向に対して直交する第2方向におけるケーシング10の端部に位置する。収容室13と外部とは、開口部14を介して連通する。
アジテータ20は、アジテータシャフト21と撹拌羽根22とを有する。アジテータシャフト21は、第1方向に沿って延びる。撹拌羽根22は、アジテータシャフト21から径方向外側へ向けて拡がる。アジテータシャフト21の少なくとも一部と、撹拌羽根22とは、収容室13の内部に配置される。アジテータシャフト21の第1方向の両端部には、後述する第1アジテータギア44および第2アジテータギア51が、それぞれ連結される。したがって、アジテータシャフト21および撹拌羽根22は、第1アジテータギア44および第2アジテータギア51と共に回転する。撹拌羽根22が回転すると、収容室13内の現像剤が撹拌される。
現像ローラ30は、第1方向に延びる回転軸(第2軸)について回転可能なローラである。現像ローラ30は、ケーシング10の開口部14に配置される。本実施形態の現像ローラ30は、現像ローラ本体31と現像ローラシャフト32とを有する。現像ローラ本体31は、第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体31の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフト32の材料には、金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ本体31は、現像ローラシャフト32に対して、相対回転不能に固定される。
現像ローラシャフト32の第1方向の一方の端部は、後述する現像ローラギア42に対して、相対回転不能に固定される。したがって、現像ローラギア42が回転すると、現像ローラシャフト32も回転し、現像ローラシャフト32と共に現像ローラ本体31も回転する。
なお、現像ローラシャフト32は、現像ローラ本体31を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば、一対の現像ローラシャフト32が、現像ローラ本体31の第1方向の両端から、第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した供給ローラを有する。供給ローラは、現像ローラ30と収容室13との間に位置する。また、供給ローラは、第1方向に延びる回転軸について回転可能である。現像カートリッジ1が駆動力を受けると、ケーシング10内の収容室13から、供給ローラを介して、現像ローラ30の外周面に、現像剤が供給される。その際、供給ローラと現像ローラ30との間において、現像剤は摩擦帯電される。一方、現像ローラ30の現像ローラシャフト32には、バイアス電圧がかけられている。このため、現像ローラシャフト32と現像剤との間の静電気力によって、現像ローラ本体31の外周面に、現像剤が引き付けられる。
また、現像カートリッジ1は、図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは、現像ローラ本体31の外周面に供給された現像剤を、一定の厚みに成形する。その後、現像ローラ本体31の外周面の現像剤は、ドロアユニット91に設けられた感光ドラム911へ供給される。このとき、現像剤は、感光ドラム911の外周面に形成された静電潜像に応じて、現像ローラ本体31から感光ドラム911へ移動する。これにより、感光ドラム911の外周面において、静電潜像が可視像化される。
第1ギア部40は、ケーシング10の第1端面11に位置する。図5は、第1ギア部40が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図5に示すように、第1ギア部40は、カップリング41、現像ローラギア42、アイドルギア43、第1アジテータギア44、および第1カバー45を有する。なお、図5では、各ギアの複数のギア歯の図示が省略されている。
カップリング41は、画像形成装置100から供給される駆動力を、最初に受けるギアである。カップリング41は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。カップリング41は、カップリング部411とカップリングギア412とを有する。カップリング部411およびカップリングギア412は、例えば、樹脂により一体に形成される。カップリング部411には、第1方向に凹む締結穴413が設けられている。また、カップリングギア412の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。
現像カートリッジ1が装着されたドロアユニット91が、画像形成装置100内に収納されると、画像形成装置100の駆動シャフトが、カップリング部411の締結穴413に挿入される。これにより、駆動シャフトとカップリング部411とが、相対回転不能に連結される。したがって、駆動シャフトが回転すると、カップリング部411が回転し、カップリング部411と共にカップリングギア412も回転する。
現像ローラギア42は、現像ローラ30を回転させるためのギアである。現像ローラギア42は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。現像ローラギア42の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と、現像ローラギア42の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、現像ローラギア42は、現像ローラ30の現像ローラシャフト32の第1方向の端部に、相対回転不能に装着されている。このため、カップリングギア412が回転すると、現像ローラギア42が回転し、現像ローラギア42と共に現像ローラ30も回転する。
アイドルギア43は、カップリングギア412の回転を第1アジテータギア44に伝達するためギアである。アイドルギア43は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。アイドルギア43は、第1方向に配列された大径ギア部431および小径ギア部432を有する。小径ギア部432は、大径ギア部431とケーシング10の第1端面11との間に位置する。言い換えれば、大径ギア部431は、小径ギア部432よりも第1端面11から離れている。小径ギア部432の歯先円の径は、大径ギア部431の歯先円の径よりも小さい。大径ギア部431および小径ギア部432は、例えば、樹脂により一体に形成される。
大径ギア部431および小径ギア部432の外周部には、それぞれ、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。小径ギア部432のギア歯の数は、大径ギア部431のギア歯の数よりも少ない。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と、大径ギア部431の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、小径ギア部432の複数のギア歯の一部と、第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。カップリングギア412が回転すると、大径ギア部431が回転し、大径ギア部431と共に小径ギア部432も回転する。そして、小径ギア部432の回転に伴い、第1アジテータギア44も回転する。
第1アジテータギア44は、収容室13内のアジテータ20を回転させるためのギアである。第1アジテータギア44は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。第1アジテータギア44の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。上述の通り、小径ギア部432の複数のギア歯の一部と、第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは、互いに噛み合っている。また、第1アジテータギア44は、アジテータシャフト21の第1方向の一方の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、カップリング41からアイドルギア43を介して第1アジテータギア44に動力が伝達されると、第1アジテータギア44が回転し、第1アジテータギア44と共にアジテータ20も回転する。
第1カバー45は、ケーシング10の第1端面11に、例えばねじ止めで、固定される。カップリングギア412、現像ローラギア42、アイドルギア43、および第1アジテータギア44は、第1端面11と第1カバー45との間に収容される。カップリング部411の締結穴413は、第1カバー45の外部に露出する。本実施形態の第1カバー45は、後述するICチップアセンブリ60のホルダ62を保持するホルダカバーを兼ねている。
第2ギア部50は、ケーシング10の第2端面12に位置する。図6は、第2ギア部50が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図6に示すように、第2ギア部50は、第2アジテータギア51、検知ギア52、導電部材53、および第2カバー54を有する。なお、図6では、第2アジテータギア51のギア歯の図示が省略されている。
第2アジテータギア51は、アジテータシャフト21の回転を検知ギア52に伝達するためのギアである。第2アジテータギア51は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。第2アジテータギア51の外周部には、全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。現像カートリッジ1が新品(未使用)の状態では、第2アジテータギア51の複数のギア歯の一部は、検知ギア52の複数のギア歯の一部と、噛み合うことが可能である。また、第2アジテータギア51は、アジテータシャフト21の第1方向の他方の端部に、相対回転不能に固定されている。このため、アジテータシャフト21が回転すると、第2アジテータギア51も回転する。
検知ギア52は、画像形成装置100に対して現像カートリッジ1の情報を示すためのギアである。現像カートリッジ1の情報には、現像カートリッジ1が新品(未使用)の現像カートリッジであるか、または、旧品(使用済み)の現像カートリッジであるかの情報が含まれる。また、現像カートリッジ1の情報には、現像カートリッジ1の仕様が含まれる。現像カートリッジ1の仕様には、例えば、現像カートリッジ1のトナー容量が含まれる。
検知ギア52は、第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。検知ギア52は、外周部の一部分に複数のギア歯を有する。新品の現像カートリッジ1をドロアユニット91に装着して、ドロアユニット91を画像形成装置100内に収納すると、カップリング41は、画像形成装置100から駆動力を受ける。そして、カップリング41から、アイドルギア43、第1アジテータギア44、およびアジテータ20を介して伝達される駆動力により、第2アジテータギア51が回転する。検知ギア52は、第2アジテータギア51と噛み合うことによって回転する。ただし、検知ギア52は、外周面の一部分のみにギア歯を有する。このため、検知ギア52が所定の角度回転すると、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れ、検知ギア52の回転が停止する。
このように、画像形成装置100において一旦使用された現像カートリッジ1では、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れている。このため、一旦使用された現像カートリッジ1を、画像形成装置100から取り外して、再度画像形成装置100に装着した場合には、第2アジテータギア51の回転が、検知ギア52へ伝達されない。したがって、検知ギア52は回転しない。
なお、第2アジテータギア51と検知ギア52との間に、他のギアが配置されていてもよい。例えば、第2ギア部50は、第2アジテータギア51および検知ギア52の双方と噛み合う第2アイドルギアを有していてもよい。そして、第2アジテータギア51の回転が、第2アイドルギアを介して、検知ギア52に伝達されてもよい。
図7は、検知ギア52の斜視図である。図6および図7に示すように、検知ギア52は、第1突起521を有する。第1突起521は、第1方向に突出する。また、第1突起521は、検知ギア52の回転軸を中心として円弧状に延びる。検知ギア52が回転すると、第1突起521も回転する。すなわち、第1突起521の位置は、検知ギア52の回転に伴って変化する。
導電部材53は、導電性の部材である。導電部材53の材料には、導体である金属または導電性の樹脂が用いられる。導電部材53は、ケーシング10の第2端面12に位置する。導電部材53は、第1方向に突出した円筒状のギアシャフト531を有する。検知ギア52は、ギアシャフト531に支持されつつ、ギアシャフト531の周りを回転する。図7に示すように、第1突起521は、ギアシャフト531の周囲を部分的に覆う。また、導電部材53は、軸受部532を有する。軸受部532は、現像ローラ30の現像ローラシャフト32に接触する。
第2カバー54は、ケーシング10の第2端面12に、例えばねじ止めで、固定される。第2アジテータギア51、検知ギア52、および導電部材53は、第2端面12と第2カバー54との間に収容される。また、第2カバー54は、開口541を有する。第1突起521の一部分およびギアシャフト531の一部分は、開口541を介して露出する。後述するレバー912は、開口541を介して、検知ギア52またはギアシャフト531に接触する。
<3.検知機構について>
ドロアユニット91は、レバー912と光センサ913とを有する。なお、レバー912は、ドロアユニット91ではなく、画像形成装置100に設けられてもよい。また、光センサ913は、ドロアユニット91ではなく、画像形成装置100に設けられてもよい。
図8および図9は、第1突起521、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部93の関係を示した図である。図8および図9に示すように、レバー912は、ギアシャフト531および第1突起521に接触可能である。
レバー912の表面には、導電性の金属板914が取り付けられている。金属板914には、制御部93から電力が供給される。図8のように、金属板914がギアシャフト531に接触すると、金属板914と、導電部材53および現像ローラシャフト32とが、電気的に導通する。画像形成装置100の駆動時には、金属板914から供給される電力により、現像ローラシャフト32が所定のバイアス電圧に維持される。
ただし、第1突起521は、ギアシャフト531の外周面を部分的に覆う。このため、ドロアユニット91に新品の現像カートリッジ1が挿入された後、検知ギア52が回転しているときには、金属板914とギアシャフト531との接触状態が、検知ギア52の形状に応じて変化する。すなわち、金属板914は、一時的にギアシャフト531から離れて、図9のように、第1突起521のみと接触する。このように、レバー912は、金属板914がギアシャフト531に接触する第1位置と、金属板914がギアシャフト531から離れる第2位置との間で移動する。
光センサ913は、レバー912の変位を検出し、検出信号70を制御部93へ送信する。光センサ913には、例えば、投光部と受光部とを有するセンサユニットが用いられる。図10は、光センサ913から得られる検出信号70の例を示した図である。レバー912が第1位置にあるときには、投光部からの光は、レバー912に遮られることなく、受光部に入射する。このとき、光センサ913の検出信号70はLowとなる。一方、レバー912が第2位置にあるときは、投光部からの光が、レバー912に遮られる。したがって、投光部からの光は、受光部に入射しない。このとき、光センサ913の検出信号70はHighとなる。
なお、レバー912が第1位置のときに検出信号70がHighとなり、レバー912が第2位置のときに検出信号70がLowとなってもよい。
このように、光センサ913から出力される検出信号70は、Low(第1状態)とHigh(第2状態)との間で変化する波形となる。画像形成装置100の制御部93は、光センサ913から得られる検出信号70の波形に基づいて、装着された現像カートリッジ1が新品であるか否か、および現像カートリッジ1の仕様を識別する。
本実施形態の光センサ913は、レバー912を介して、第1突起521の移動を検出する。ただし、光センサ913は、第1突起521の移動を直接検出してもよい。また、光センサ913に代えて、磁気センサあるいは接触式センサを用いてもよい。あるいは、金属板914とギアシャフト531との間の電気的導通の有無に基づいて、第1突起521の移動を検出してもよい。
また、本実施形態では、ギアシャフト531が導電部材53の一部である。しかしながら、導電部材53への給電経路とは別に、ギアシャフトを設けてもよい。例えば、ケーシング10が、第2端面12を貫通する貫通孔と、貫通孔に取り付けられたキャップとをさらに有し、当該キャップから第1方向にギアシャフトが延びてもよい。
<4.ICチップアセンブリについて>
ICチップアセンブリ60は、ケーシング10の第1端面11の外側に配置される。図3〜図6に示すように、ICチップアセンブリ60は、ICチップであるカートリッジIC61と、ホルダ62とを有する。カートリッジIC61は、ホルダ62の外表面に固定される。ホルダ62は、第1カバー45に保持される。カートリッジIC61は、電気的接触面を有する。電気的接触面は、導体である金属からなる。また、カートリッジIC61は、記憶媒体である第1メモリ610を有する。第1メモリ610には、基礎値Bが記憶されている。基礎値Bは、現像カートリッジ1の寿命管理のための数値である。基礎値Bは、現像カートリッジ1の装着後に、制御部93が、現像カートリッジ1により印刷可能な印刷枚数を計算するために用いられる。
ドロアユニット91は、スロット910ごとに電気コネクタを有する。電気コネクタは、画像形成装置100内の制御部93と、電気的に接続されている。現像カートリッジ1がドロアユニット91に装着されると、ドロアユニット91の電気コネクタと、カートリッジIC61の電気的接触面とが、互いに接触する。これにより、画像形成装置100は、カートリッジIC61からの情報の読み出しと、カートリッジIC61への情報の書き込みとを行うことが可能となる。
<5.本体の制御部について>
図11は、制御部93と4つのカートリッジIC61との接続を、概念的に示したブロック図である。図11に示すように、制御部93は、プロセッサ931、記憶部932、第2メモリ933、およびNVRAM934を有する。プロセッサ931は、CPUなどの演算処理装置である。プロセッサ931は、記憶部932、第2メモリ933、およびNVRAM934のそれぞれに対して、情報の書き込みおよび情報の読み出しを行うことができる。また、プロセッサ931は、4つのカートリッジIC61から、情報の読み出しを行うことができる。記憶部932は、プロセッサ931により読み取り可能なプログラム935を記憶する。制御部93は、プロセッサ931がプログラム935を実行することによって、動作する。
第2メモリ933は、情報の書き込みおよび読み出しが可能な揮発性のメモリである。プロセッサ931は、カートリッジIC61に記憶された情報を、第2メモリ933に展開する。これにより、プロセッサ931は、カートリッジIC61に記憶されている情報を、第2メモリ933から迅速に読み出すことができる。また、制御部93は、光センサ913から検出信号70を取得すると、取得した検出信号70を、第2メモリ933に記憶させる。
NVRAM934は、電源の供給が停止したときにも記憶を保持可能なメモリである。NVRAM934には、現像カートリッジ1に関連する情報が記憶される。画像形成装置100に新品の現像カートリッジ1が装着されると、プロセッサ931は、NVRAM934内の現像カートリッジ1に関連する情報を初期化する。
<6.現像カートリッジ装着後の処理>
続いて、現像カートリッジ1の装着後に実行される処理について、図12および図13のフローチャートを参照しつつ、説明する。図12および図13の処理は、現像カートリッジ1が装着された状態で、画像形成装置100の電源がオンにされたときに、実行されてもよい。また、以下の処理のうち、制御部93が行う処理は、プログラム935に従ってプロセッサ931が動作することによって、実行される。また、以下では、1つの現像カートリッジ1に対する処理を説明するが、同様の処理が、4つの現像カートリッジ1のそれぞれについて実行される。
ドロアユニット91に現像カートリッジ1が装着され、画像形成装置100にドロアユニット91が収納されると、制御部93は、まず、現像カートリッジ1が有るか否かを判断する(ステップS1)。画像形成装置100は、ドロアユニット91のスロット910ごとに、現像カートリッジ1の有無を検出するカートリッジセンサ(図示省略)を有する。制御部93は、カートリッジセンサから出力される信号に基づいて、スロット910ごとに現像カートリッジ1が有るか否かを判断する。なお、制御部93は、上述した光センサ913から出力される信号を利用して、現像カートリッジ1が有るか否かを判断してもよい。
制御部93は、ドロアユニット91のスロット910に、現像カートリッジ1が無いと判断した場合には(ステップS1:No)、ディスプレイ94にエラーまたは警告の表示を行う(ステップS2)。具体的には、予め準備されたメッセージが、ディスプレイ94に表示される。これにより、制御部93は、ドロアユニット91のスロット910に、現像カートリッジ1が装着されていない、または現像カートリッジ1の装着が不完全であることを、ユーザに通知する。
一方、制御部93は、ステップS1において、ドロアユニット91のスロット910に、現像カートリッジ1が有ると判断した場合には(ステップS1:Yes)、現像カートリッジ1の新品検知を行う。具体的には、制御部93は、まず、モータの駆動を開始させて駆動シャフトを回転させる(ステップS3)。そうすると、駆動シャフトの回転が、カップリング41、アイドルギア43、第1アジテータギア44、アジテータ20、および第2アジテータギア51を介して、検知ギア52に伝達する。これにより、検知ギア52が回転を開始する。検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521も回転する。そして、第1突起521の移動に応じて、レバー912の傾きが変化する。光センサ913は、レバー912の変位に応じて変化する検出信号70を、制御部93へ送信する。これにより、制御部93は、検知ギア52の回転に応じて変化する入力波形を取得する(ステップS4)。
やがて、第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れると、検知ギア52は回転を停止する。また、モータの駆動を開始した後、予め設定された時間が経過すると、制御部93は、モータの駆動を停止させる(ステップS5)。制御部93は、得られた入力波形を示す検出信号70を、第2メモリ933に記憶させる。
続いて、制御部93は、検出信号70の波形が、現像カートリッジ1が新品であることを示す新品波形であるかを判断する(ステップS6,検出処理)。制御部93内の記憶部932には、新品波形の特徴が予め記憶されている。制御部93は、検出信号70の波形が、記憶部932に記憶された新品波形の特徴と一致するかを判断する。例えば、一旦使用が開始された現像カートリッジ1が画像形成装置100から取り出され、再度画像形成装置100に装着された場合には、検出信号70の波形が、記憶部932に記憶された新品波形と一致しない(ステップS6:No)。この場合、制御部93は、検出信号70が新品波形でないと判断する。そして、制御部93は、現像カートリッジ1が旧品である旨の判定結果を、第2メモリ933に記憶させる(ステップS7)。
なお、第2メモリ933に、現像カートリッジ1が旧品である旨の判定結果を表す情報が既に記憶されている場合は、ステップS7は実行されなくてもよい。また、ステップS7では、制御部93は、第1メモリ610から後述する使用値Pを読み出してもよい。
一方、制御部93が、検出信号70の波形が新品波形と一致すると判断した場合(ステップS6:Yes)、制御部93は、現像カートリッジ1が新品である旨の判定結果を、第2メモリ933に記憶させる(ステップS8)。この場合、制御部93は、引き続きステップS9以降の処理を行う。図14は、ステップS9以降の処理に登場する各数値を、概念的に示した図である。
図13に示すように、制御部93は、まず、現像カートリッジ1のトナー容量を識別する(ステップS9)。制御部93内の記憶部932には、予め、検出信号70の波形とトナー容量との対応関係が、記憶されている。制御部93は、記憶部932に記憶された対応関係に基づいて、第2メモリ933に記憶された検出信号70の波形に対応するトナー容量を特定する。そして、制御部93は、特定されたトナー容量を、第2メモリ933に記憶させる。
次に、制御部93は、現像カートリッジ1の印刷可能枚数Nを決定する(ステップS10)。制御部93内の記憶部932には、予め、トナー容量と印刷可能枚数Nとの対応関係が、記憶されている。制御部93は、記憶部932に記憶された対応関係に基づいて、第2メモリ933に記憶されたトナー容量に対応する印刷可能枚数Nを特定する。そして、制御部93は、特定された印刷可能枚数Nを、第2メモリ933に記憶させる。
また、記憶部932には、予め上限値Mが記憶されている。上限値Mは、後述するステップS14およびステップS19の処理に用いられる固定値である。上限値Mは、例えば、0よりも大きい数値とされる。制御部93は、記憶部932から上限値Mを読み出す(ステップS11)。具体的には、制御部93は、記憶部932に記憶された上限値Mを、第2メモリ933に記憶させる。
続いて、制御部93は、カートリッジIC61の認証を行う(ステップS12)。カートリッジIC61の認証は、例えば、カートリッジIC61内の第1メモリ610に記憶された情報と、制御部93内のICチップ(図示省略)に記憶された情報とが一致するかを、プロセッサ931が判断することによって行われる。
カートリッジIC61の認証が成功した(例えば、カートリッジIC61内の第1メモリ610に記憶された情報と、制御部93内のカートリッジIC61に記憶された情報とが一致した)と制御部93が判断した場合、制御部93は、カートリッジIC61内の第1メモリ610から、基礎値Bおよび使用値Pを読み出す(ステップS13)。具体的には、制御部93が、第1メモリ610から基礎値Bおよび使用値Pを読み出し、その基礎値Bおよび使用値Pを、第2メモリ933に記憶させる。
基礎値Bは、後述する加算処理の基礎とされる数値であり、予め設定された固定値である。基礎値Bは、0であってもよく、0よりも大きい数値であってもよい。使用値Pは、現像カートリッジ1により既に印刷された印刷枚数を表す数値である。上述したステップS6において、制御部93が現像カートリッジ1を新品と判定し、その判定が正しい場合、使用値Pは0である。
一方、ステップS12において、カートリッジIC61の認証が失敗した(例えば、カートリッジIC61内の第1メモリ610に記憶された情報と、制御部93内のICチップに記憶された情報とが一致しない)と制御部93が判断した場合、制御部93は、ディスプレイ94にエラーまたは警告の表示を行ってもよい。
ステップS13が完了すると、制御部93は、上限値Mから基礎値Bおよび印刷可能枚数Nを減算することによって、対応値Iを算出する(ステップS14)。すなわち、制御部93は、次の数式(1)により、対応値Iを算出する。そして、制御部93は、算出した対応値Iを、第2メモリ933に記憶させる。
I=M−B−N (1)
上述の通り、印刷可能枚数Nは、光センサ913から得られる検出信号70に基づいて決定される。したがって、上記の数式(1)に基づいて算出される対応値Iは、光センサ913から得られる検出信号70に対応する数値となる。
続いて、制御部93は、基礎値Bに、対応値Iと使用値Pとを加算することによって、更新値Qを算出する(ステップS15,演算処理)。すなわち、制御部93は、次の数式(2)により、更新値Qを算出する。このとき、制御部93は、対応値Iと使用値Pとを加算した値を、新たな使用値Pとして第1メモリ610に記憶させてもよい。そして、制御部93は、算出した更新値Qを、第2メモリ933に記憶させる(ステップS16,記憶処理)。
Q=B+I+P (2)
その後、印刷処理が実行されると、図14中の破線矢印のように、制御部93は、更新値Qをインクリメントする(ステップS17,更新処理)。制御部93は、画像形成部92の画像形成動作に応じて、第2メモリ933に記憶された更新値Qをインクリメントする。具体的には、制御部93は、画像形成部92が印刷用紙に対して画像形成動作を行う度に、第2メモリ933に記憶された更新値Qを、画像が形成された印刷用紙の枚数分だけインクリメントした数値に書き換える。
また、印刷処理が実行されると、制御部93は、カートリッジIC61の第1メモリ610に記憶された使用値Pをインクリメントする(ステップS18)。制御部93は、画像形成部92の画像形成動作に応じて、第1メモリ610に記憶された使用値Pをインクリメントする。具体的には、制御部93は、画像形成部92が印刷用紙に対して画像形成動作を行う度に、第1メモリ610に記憶された使用値Pを、画像が形成された印刷用紙の枚数分だけインクリメントした数値に書き換える。
その後、制御部93は、第2メモリ933に記憶された更新値Qが、上限値M以上であるかを判定する(ステップS19,判定処理)。具体的には、制御部93は、第2メモリ933に記憶された更新値Qと上限値Mとを比較する。そして、更新値Qが上限値M未満であれば(ステップS19:No)、ステップS17に戻って、印刷処理を継続する。
やがて、更新値Qが上限値M以上になると(ステップ19:Yes)、制御部93は、ディスプレイ94に通知を表示させる(ステップS20,通知処理)。具体的には、制御部93は、予め記憶部932に記憶されたメッセージを、ディスプレイ94に表示させる。これにより、現像カートリッジ1の使用期限が到来したことを、ユーザに通知する。
以上のように、この画像形成装置100では、現像カートリッジ1が装着されたときに、カートリッジIC61に記憶された基礎値Bに、検出信号70に対応する対応値Iと、使用値Pとを加算する。そして、加算後の数値である更新値Qを、画像形成動作に応じてインクリメントすることによって、現像カートリッジ1の寿命を管理する。このため、現像カートリッジ1の仕様毎に検知ギア52の第1突起521の形状を変えておけば、仕様に応じた現像カートリッジ1の寿命管理を行うことができる。したがって、現像カートリッジ1の仕様毎に、カートリッジIC61に、予め異なる数値を記憶させておく必要はない。
<7.残量表示について>
画像形成装置100の稼働時には、制御部93が、ディスプレイ94に、トナーの残量の割合Tを表示する残量表示処理を、随時実行する。図15は、ディスプレイ94における残量表示の例を示した図である。
制御部93は、トナーの残量の割合Tを、例えば、次の数式(3)により算出する。
T[%]=100×(M−Q)/(M−B−I) (3)
数式(3)では、上限値Mから、その時点の更新値Qを減算した数値を分子としている。この数値(M−Q)は、現像カートリッジ1を用いて印刷できる残りの印刷枚数を表す。また、数式(3)では、上限値Mから、基礎値Bおよび対応値Iを減算した数値を分母としている。すなわち、算出される割合Tは、上限値Mから基礎値Bおよび対応値Iを減算した数値に対する、上限値Mからその時点の更新値Qを減算した数値の割合となっている。制御部93は、算出した割合Tを、例えば図15のように、ディスプレイ94に図形を用いて視覚的に表示させる。
ここで、仮に、上限値Mから基礎値Bのみを減算した数値を分母とすると、画像形成装置100に新品の現像カートリッジ1が装着された直後に、トナーの残量の割合Tが、既に100%よりも小さく表示される。しかしながら、上記の数式(3)のように、上限値Mから基礎値Bおよび対応値Iを減算した数値を分母とすれば、新品の現像カートリッジ1を挿入したときには、トナーの残量の割合Tを100%と表示させることができる。
<8.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下では、種々の変形例について、上記の実施形態との相違点を中心に説明する。
<8−1.第1変形例>
上記の実施形態では、ステップS17の更新処理が、画像形成動作に応じて更新値Qをインクリメントする、いわゆるカウントアップ方式であった。しかしながら、ステップS17の更新処理は、画像形成動作に応じて更新値Qをデクリメントする、いわゆるカウントダウン方式であってもよい。
図16は、カウントダウン方式を採用したときの処理手順の一部を示したフローチャートである。図17は、図16の処理に登場する各数値を、概念的に示した図である。
カウントダウン方式の場合、制御部93内の記憶部932には、予め下限値Mが記憶されている。下限値Mは、後述するステップS14およびステップS19の処理に用いられる固定値である。下限値Mは、0であってもよく、0よりも大きい数値であってもよい。制御部93は、トナー容量の識別(ステップS9)と、印刷可能枚数Nの決定(ステップS10)とを行った後、記憶部932から下限値Mを読み出す(ステップS11)。具体的には、制御部93は、記憶部932に記憶された下限値Mを、第2メモリ933に記憶させる。
続いて、制御部93は、上記の実施形態と同じように、カートリッジIC61の認証(ステップS12)を行う。そして、カートリッジIC61の認証が成功したと制御部93が判断した場合、制御部93は、カートリッジIC61内の第1メモリ610から、基礎値Bおよび使用値Pを読み出す(ステップS13)。具体的には、制御部93が、第1メモリ610から基礎値Bおよび使用値Pを読み出し、その基礎値Bおよび使用値Pを、第2メモリ933に記憶させる。
基礎値Bは、後述する減算処理の基礎とされる数値であり、予め設定された固定値である。基礎値Bは、例えば、0よりも大きい数値とされる。使用値Pは、現像カートリッジ1により既に印刷された印刷枚数を表す数値である。
ステップS13が完了すると、制御部93は、基礎値Bから下限値Mおよび印刷可能枚数Nを減算することによって、対応値Iを算出する(ステップS14)。すなわち、制御部93は、次の数式(4)により、対応値Iを算出する。そして、制御部93は、算出した対応値Iを、第2メモリ933に記憶させる。
I=B−M−N (4)
上記の実施形態と同じく、印刷可能枚数Nは、光センサ913から得られる検出信号70に基づいて決定される。したがって、上記の数式(4)に基づいて算出される対応値Iは、光センサ913から得られる検出信号70に対応する数値となる。
続いて、制御部93は、基礎値Bから、対応値Iと使用値Pとを減算することによって、更新値Qを算出する(ステップS15,演算処理)。すなわち、制御部93は、次の数式(5)により、更新値Qを算出する。そして、制御部93は、算出した更新値Qを、第2メモリ933に記憶させる(ステップS16,記憶処理)。
Q=B−I−P (5)
その後、印刷処理が実行されると、図17中の破線矢印のように、制御部93は、更新値Qをデクリメントする(ステップS17,更新処理)。制御部93は、画像形成部92の画像形成動作に応じて、第2メモリ933に記憶された更新値Qをデクリメントする。具体的には、制御部93は、画像形成部92が印刷用紙に対して画像形成動作を行う度に、第2メモリ933に記憶された更新値Qを、画像が形成された印刷用紙の枚数分だけデクリメントした数値に書き換える。
また、印刷処理が実行されると、制御部93は、上記の実施形態と同じように、カートリッジIC61の第1メモリ610に記憶された使用値Pをインクリメントする(ステップS18)。
その後、制御部93は、第2メモリ933に記憶された更新値Qが、下限値M以下であるかを判定する(ステップS19,判定処理)。具体的には、制御部93は、第2メモリ933に記憶された更新値Qと下限値Mとを比較する。そして、更新値Qが下限値Mよりも大きければ(ステップS19:No)、ステップS17に戻って、印刷処理を継続する。
やがて、更新値Qが下限値M以下になると(ステップ19:Yes)、制御部93は、ディスプレイ94に通知を表示させる(ステップS20,通知処理)。具体的には、制御部93は、予め記憶部932に記憶されたメッセージを、ディスプレイ94に表示させる。これにより、現像カートリッジ1の使用期限が到来したことを、ユーザに通知する。
以上のように、第1変形例の画像形成装置100では、現像カートリッジ1が装着されたときに、カートリッジIC61に記憶された基礎値Bから、検出信号70に対応する対応値Iと、使用値Pとを減算する。そして、減算後の数値である更新値Qを、画像形成動作に応じてデクリメントすることによって、現像カートリッジ1の寿命を管理する。このため、現像カートリッジ1の仕様毎に検知ギア52の第1突起521の形状を変えておけば、仕様に応じた現像カートリッジ1の寿命管理を行うことができる。したがって、現像カートリッジ1の仕様毎に、カートリッジIC61に、予め異なる数値を記憶させておく必要はない。
また、カウントダウン方式を採用した場合、制御部93は、残量表示処理において表示するトナーの残量の割合Tを、例えば、次の数式(6)により算出する。
T[%]=100×(Q−M)/(B−I−M) (6)
数式(6)では、その時点の更新値Qから、下限値Mを減算した数値を分子としている。この数値(Q−M)は、現像カートリッジ1を用いて印刷できる残りの印刷枚数を表す。また、数式(6)では、基礎値Bから、対応値Iおよび下限値Mを減算した数値を分母としている。すなわち、算出される割合Tは、基礎値Bから対応値Iおよび下限値Mを減算した数値に対する、その時点の更新値Qから下限値Mを減算した数値の割合となっている。制御部93は、算出した割合Tを、例えば図15のように、ディスプレイ94に図形を用いて視覚的に表示させる。
ここで、仮に、基礎値Bから下限値Mのみを減算した数値を分母とすると、画像形成装置100に新品の現像カートリッジ1が装着された直後に、トナーの残量の割合Tが、既に100%よりも小さく表示される。しかしながら、上記の数式(6)のように、基礎値Bから対応値Iおよび下限値Mを減算した数値を分母とすれば、新品の現像カートリッジ1を挿入したときには、トナーの残量の割合Tを100%と表示させることができる。
<8−2.第2変形例>
図18は、第2変形例の第1突起521、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部93の関係を示した図である。図18の例では、検知ギア52の回転軸を中心とする第1突起521の周方向の長さが、上記の実施形態よりも短い。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912がギアシャフト531から離れる時間が、上記の実施形態よりも短い。このように、第1突起521は、円弧状に延びていなくてもよい。
図18の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は1となる。また、図18の検知ギア52を用いた場合のHighの時間は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合のHighの時間よりも短くなる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図8および図9の検知ギア52と、図18の検知ギア52とを、識別することができる。
<8−3.第3変形例>
図19は、第3変形例の第1突起521、第2突起522、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部93の関係を示した図である。図19の例では、検知ギア52が、第1突起521と第2突起522とを有する。第1突起521および第2突起522は、検知ギア52の回転軸の周囲の異なる位置において、それぞれ第1方向に延びる。検知ギア52の回転軸に対する第1突起521の外端部(第1外端部)と、検知ギア52の回転軸に対する第2突起522の外端部(第2外端部)とは、検知ギア52の回転方向において離れている。
画像形成装置100に現像カートリッジ1が装着されて、検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521および第2突起522の位置が移動する。これにより、第1突起521がレバー912に接触する。そして、第1突起521のレバー912への接触よりも後に、第2突起522がレバー912に接触する。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912が、第1位置から第2位置へ2回動く。光センサ913は、レバー912が2回動くことを検出する。
このように、検知ギア52に2つの突起を設ければ、2つの突起の周方向の間隔や、各突起の周方向の長さによって、光センサ913の検出信号70が変化する。したがって、2つの突起の位置や形状によって、多数の異なるトナー容量を表すことができる。制御部93は、このような第1突起521および第2突起522の移動により得られる検出信号70に基づいて、現像カートリッジ1のトナー容量を識別してもよい。
図19の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図19の検知ギア52を用いた場合のHighの時間は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合のHighの時間よりも短くなる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図8、図9、および図18の検知ギア52と、図19の検知ギア52とを、識別することができる。
<8−4.第4変形例>
図20は、第4変形例の第1突起521、第2突起522、第3突起523、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部93の関係を示した図である。図20の例では、検知ギア52が、第1突起521、第2突起522、および第3突起523を有する。第1突起521、第2突起522、および第3突起523は、検知ギア52の回転軸の周囲の異なる位置に配置される。検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521、第2突起522、および第3突起523の位置が移動する。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912が、第1位置から第2位置へ3回動く。光センサ913は、レバー912が3回動くことを検出する。
このように、検知ギア52に3つの突起を設ければ、3つの突起の周方向の間隔や、各突起の周方向の長さによって、光センサ913の検出信号70が変化する。したがって、3つの突起の位置や形状によって、多数の異なるトナー容量を表すことができる。制御部93は、このような第1突起521、第2突起522、および第3突起523の移動により得られる検出信号70に基づいて、現像カートリッジ1のトナー容量を識別してもよい。
図20の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は3となる。また、図20の検知ギア52を用いた場合のHighの時間は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合のHighの時間よりも短くなる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図8、図9、図18、および図19の検知ギア52と、図20の検知ギア52とを、識別することができる。
なお、検知ギア52が有する突起の数は、4つ以上であってもよい。
<8−5.第5変形例>
図21は、第5変形例の第1突起521、第2突起522、ギアシャフト531、レバー912、光センサ913、および制御部93の関係を示した図である。図20の例では、検知ギア52が、第1突起521と第2突起522とを有する。第1突起521および第2突起522は、検知ギア52の回転軸の周囲の異なる位置において、それぞれ第1方向に延びる。検知ギア52の回転軸に対する第1突起521の外端部(第1外端部)と、検知ギア52の回転軸に対する第2突起522の外端部(第2外端部)とは、周方向に離れている。
画像形成装置100に現像カートリッジ1が装着されて、検知ギア52が回転すると、検知ギア52と共に第1突起521および第2突起522の位置が移動する。これにより、第1突起521がレバー912に接触する。そして、第1突起521のレバー912への接触よりも後に、第2突起522がレバー912に接触する。したがって、検知ギア52の回転に伴って、レバー912が、第1位置から第2位置へ2回動く。光センサ913は、レバー912が2回動くことを検出する。
また、図21の例では、第1突起521の周方向の長さよりも、第2突起522の周方向の長さの方が長い。このため、第1突起521によりレバー912が第2位置に位置する時間よりも、第2突起522によりレバー912が第2位置に位置する時間の方が長くなる。このように、第1突起521と第2突起522との周方向の長さを、互いに相違させれば、光センサ913は、第1突起521によりレバー912が第2位置に位置する時間と、第2突起522によりレバー912が第2位置に位置する時間とを、それぞれ異なる時間として検出できる。このため、第1突起521と第2突起522とで、より多くのトナー容量を表すことができる。
図21の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図21の検知ギア52を用いた場合のHighの時間は、図8および図9の検知ギア52を用いた場合のHighの時間よりも短くなる。また、図21の検知ギア52を用いた場合のHighの時間は、図19および図20の検知ギア52を用いた場合のHighの時間よりも長くなる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図8、図9、図18、図19、および図20の検知ギア52と、図21の検知ギア52とを、識別することができる。
<8−6.第6変形例>
図22は、第6変形例の検知ギア52、光センサ913、および制御部93の関係を示した図である。図22の例では、検知ギア52と、第1突起521とが、互いに別部材となっている。検知ギア52は、複数のギア歯を有し、回転軸を中心として回転する。検知ギア52が回転すると、検知ギア52の表面形状に沿って、第1突起521が軸方向に移動する。光センサ913は、第1突起521の軸方向の変位に応じて変化する検出信号70を、制御部93へ送信する。
このように、検知ギア52と第1突起521とは、別部材であってもよい。また、第1突起521は、軸方向に変位するものであってもよい。このような検知ギア52を用いた場合でも、Low(第1状態)とHigh(第2状態)との間で変化する検出信号70を得ることができる。したがって、制御部93は、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、検出信号70の波形に基づいて、現像カートリッジ1のトナー容量を識別できる。
<8−7.第7変形例>
図23は、第7変形例の現像カートリッジ1の斜視図である。この現像カートリッジ1は、ケーシング10の第1方向の一方の端面である第1端面11のみに、ギア部40を有する。ギア部40は、カバー45に覆われている。図24は、カバー45を取り外した状態で、ギア部40を第1方向に見た平面図である。図24のように、この例では、カップリング41から検知ギア52までの複数のギアが、ケーシング10の第1端面11に配置されている。このように、ケーシング10の第1端面11に、複数のギアを集約して配置してもよい。なお、カートリッジICは、例えば、ケーシング10の第1方向の他方の端面である第2端面に配置すればよい。
図25は、第7変形例の検知ギア52の平面図である。図25の検知ギア52は、円筒部520、第1突起521、および第2突起522を有する。円筒部520は、検知ギア52の第1方向の一方の端面から、第1方向に延びる。第1突起521および第2突起522は、それぞれ、円筒部520から径方向外側へ向けて延びる。第1突起521と第2突起522とは、周方向の異なる位置に配置される。また、図22の例では、第2突起522の周方向の長さが、第1突起521の周方向の長さよりも長い。このように、第1突起521および第2突起522は、径方向に延びる突起であってもよい。
このような検知ギア52を用いた場合でも、Low(第1状態)とHigh(第2状態)との間で変化する検出信号70を得ることができる。したがって、制御部93は、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、検出信号70の波形に基づいて、現像カートリッジ1のトナー容量を識別できる。
<8−8.第8変形例>
図26は、第8変形例の検知ギア52の平面図である。図26の例では、第1突起521の周方向の長さと、第2突起522の周方向の長さとが、同一である。すなわち、図26の例では、図25の例よりも、第2突起522の周方向の長さが短い。図25および図26のように、第2突起522の周方向の長さを変えることによって、異なるトナー容量を表すことができる。
図26の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図26の検知ギア52を用いた場合のHighの時間は、図25の検知ギア52を用いた場合のHighの時間よりも短くなる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図25の検知ギア52と、図26の検知ギア52とを、識別することができる。
<8−9.第9変形例>
図27は、第9変形例の検知ギア52の平面図である。図27の例では、第1突起521の周方向の長さと、第2突起522の周方向の長さとが、同一である。すなわち、図27の例では、図25の例よりも、第2突起522の周方向の長さが短い。図25および図27のように、第2突起522の周方向の長さを変えることによって、異なるトナー容量を表すことができる。
また、図27の例では、図26の例よりも、第1突起521と第2突起522との間の周方向の間隔が大きい。図26および図27のように、第1突起521と第2突起522との間の周方向の間隔を変えることによって、異なるイールド情報を表すことができる。
図27の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は2となる。また、図27の検知ギア52を用いた場合の2つのHighの間のLowの時間は、図25および図26の検知ギア52を用いた場合の2つのHighの間のLowの時間よりも、長くなる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図25および図26の検知ギア52と、図27の検知ギア52とを、識別することができる。
<8−10.第10変形例>
図28は、第10変形例の検知ギア52の平面図である。図28の例では、検知ギア52が、第1突起521、第2突起522、および第3突起523を有する。第1突起521、第2突起522、および第3突起523は、それぞれ、円筒部520から径方向外側へ向けて延びる。また、第1突起521、第2突起522、および第3突起523は、周方向の異なる位置に配置される。このように、検知ギア52に3つの突起を設ければ、3つの突起の周方向の間隔や、各突起の周方向の長さによって、光センサ913の検出信号70が変化する。したがって、3つの突起の位置や形状によって、より多くの異なるトナー容量を表すことができる。
図28の検知ギア52を用いた場合、検出信号70におけるHighの数は3となる。したがって、上述したステップS9のトナー容量の識別処理において、図25、図26、および図27の検知ギア52と、図28の検知ギア52とを、識別することができる。
なお、検知ギア52が有する突起の数は、4つ以上であってもよい。
<8−11.他の変形例>
上記の実施形態では、上限値M、基礎値B、対応値I、使用値P、および更新値Qは、全て印刷枚数を表していた。また、上記の第1変形例においても、下限値M、基礎値B、対応値I、使用値P、および更新値Qは、全て印刷枚数を表していた。しかしながら、上限値M、下限値M、基礎値B、対応値I、使用値P、および更新値Qは、現像カートリッジ1により記録可能なドットカウントを表す数値であってもよい。また、上限値M、下限値M、基礎値B、対応値I、使用値P、および更新値Qは、現像ローラ30の回転数を表す数値であってもよい。
また、上記の実施形態では、ステップS15の演算処理において、制御部93は、基礎値Bに、対応値Iと使用値Pとを加算していた。しかしながら、使用値Pの加算は、省略してもよい。すなわち、制御部93は、基礎値Bに対応値Iのみを加算することによって、更新値Qを算出してもよい。
また、上記の第1変形例では、ステップS15の演算処理において、制御部93は、基礎値Bから、対応値Iと使用値Pとを減算していた。しかしながら、使用値Pの減算は、省略してもよい。すなわち、制御部93は、基礎値Bから対応値Iのみを減算することによって、更新値Qを算出してもよい。
また、上記の実施形態では、ホルダの外表面に、電気的接触面を有するカートリッジICが固定されていた。しかしながら、ホルダの外表面には、電気的接触面のみを固定し、カートリッジICの第1メモリは、現像カートリッジ1の他の箇所に配置されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1メモリを有する記憶媒体が、ICチップであるカートリッジICであった。しかしながら、第1メモリを有する記憶媒体は、ICチップ以外の記憶装置であってもよい。
また、上記の実施形態で第2メモリ933に記憶された情報の少なくとも一部が、第1メモリ610に記憶されてもよい。この場合、制御部93は、第2メモリ933の代わりに、第1メモリ610に記憶された情報を用いて、上述した種々のステップを実行してもよい。例えば、上記の実施形態または第1変形例のステップS16において、制御部93は、算出した更新値Qを、第1メモリ610に記憶させてもよい。そして、ステップS17において、制御部93は、第1メモリ610に記憶された更新値Qを、インクリメントまたはデクリメントしてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアが、互いに、ギア歯の噛み合いによって係合していた。しかしながら、第1ギア部および第2ギア部内の複数のギアは、摩擦力により互いに係合していてもよい。例えば、互いに係合する2つのギアの外周部に、複数のギア歯の代わりに、摩擦部材(例えばゴム)が設けられてもよい。
また、上記の実施形態は、ドロアユニット91に装着可能な現像カートリッジ1を用いて説明されていた。しかしながら、現像カートリッジ1は、ドラムカートリッジに装着可能であってもよい。ドラムカートリッジは、1つの感光ドラムを有するカートリッジである。また、現像カートリッジ1は、感光ドラムを有するプロセスカートリッジであってもよい。プロセスカートリッジは、現像ローラと感光ドラムとを備える1つのカートリッジである。また、現像カートリッジ1の代わりに、トナーカートリッジが用いられてもよい。トナーカートリッジは、トナーを収容可能であり、かつ、現像ローラを有さないカートリッジである。
また、上記実施形態では、光センサ913が、レバー912の変位を検出した。しかしながら、光センサ913の代わりに、電気的な接続を検出する検出機構が用いられてもよい。この場合、第1突起521と第2突起522と第3突起523のいずれかの突起が、レバー912と接触し、レバー912が第2位置に配置されると、画像形成装置内のある電気回路の電気的な接続がONとなる。そして、電気回路の電気的な接続がONとなったことを、検出機構が検出する。一方、第1突起521と第2突起522と第3突起523のいずれの突起も、レバー912と接触しない場合、レバー912は第1位置に配置され、電気回路の電気的な接続がOFFとなる。そして、電気回路の電気的な接続がOFFとなったことを、検出機構が検出する。
また、図12に示すステップS6およびステップS7は、モータの駆動に関するステップS3からステップS5の処理と同時に、制御部93により実行されてもよい。
また、現像カートリッジの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 現像カートリッジ
10 ケーシング
20 アジテータ
30 現像ローラ
40 第1ギア部
41 カップリング
42 現像ローラギア
43 アイドルギア
44 第1アジテータギア
45 第1カバー
50 第2ギア部
51 第2アジテータギア
52 検知ギア
53 導電部材
54 第2カバー
60 ICチップアセンブリ
61 カートリッジIC
62 ホルダ
70 検出信号
91 ドロアユニット
92 画像形成部
93 制御部
94 ディスプレイ
100 画像形成装置
521 第1突起
522 第2突起
523 第3突起
610 第1メモリ
913 光センサ
931 プロセッサ
932 記憶部
933 第2メモリ
934 NVRAM
935 プログラム
B 基礎値
I 対応値
M 上限値,下限値
N 印刷可能枚数
P 使用値
Q 更新値
T 割合

Claims (21)

  1. 現像剤を収容可能なカートリッジであって、
    所定の方向に延びる軸について回転可能な検知ギアと、
    前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起と、
    前記カートリッジの寿命管理のための数値である基礎値を記憶する第1メモリと、
    を備えるカートリッジと、
    前記突起の移動を検出するセンサと、
    第2メモリと、
    制御部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記カートリッジが前記画像形成装置に装着されたとき、前記センサから得られた検出信号に対応する対応値を、前記基礎値に加算または減算させる演算処理と、
    前記基礎値に前記対応値を加算または減算した更新値を、前記第2メモリに記憶させる記憶処理と、
    を実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記演算処理は、前記基礎値に、前記対応値を加算し、
    前記記憶処理は、前記基礎値に前記対応値を加算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、
    前記演算処理は、前記基礎値に、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを、加算し、
    前記記憶処理は、前記基礎値に前記対応値と前記使用値とを加算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、さらに、現像ローラを備え、
    前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、
    前記演算処理は、前記基礎値に、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、加算し、
    前記記憶処理は、前記基礎値に前記対応値と前記使用値とを加算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置は、
    画像形成部と、
    表示部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部の画像形成動作に応じて、前記第2メモリに記憶された前記更新値をインクリメントする更新処理と、
    前記更新値が、予め設定された上限値以上であるかを判定する判定処理と、
    前記判定処理により、前記更新値が前記上限値以上であると判定された場合、前記表示部に通知を表示させる通知処理と、
    をさらに実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記上限値から前記基礎値および前記対応値を減算した数値に対する、前記上限値から前記更新値を減算した数値の割合を、前記表示部に表示させる残量表示処理
    をさらに実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記演算処理は、前記基礎値から、前記対応値を減算し、
    前記記憶処理は、前記基礎値から前記対応値を減算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、
    前記演算処理は、前記基礎値から、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを、減算し、
    前記記憶処理は、前記基礎値から前記対応値と前記使用値とを減算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、さらに、現像ローラを備え、
    前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、
    前記演算処理は、前記基礎値から、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、減算し、
    前記記憶処理は、前記基礎値から前記対応値と前記使用値とを減算した前記更新値を、前記第2メモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成装置は、
    画像形成部と、
    表示部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部の画像形成動作に応じて、前記第2メモリに記憶された前記更新値をデクリメントする更新処理と、
    前記更新値が、予め設定された下限値以下であるかを判定する判定処理と、
    前記判定処理により、前記更新値が前記下限値以下であると判定された場合、前記表示部に通知を表示させる通知処理と、
    をさらに実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記基礎値から前記対応値および前記下限値を減算した数値に対する、前記更新値から前記下限値を減算した数値の割合を、前記表示部に表示させる残量表示処理
    をさらに実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記基礎値は、0よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記センサから得られる検出信号に基づいて、前記カートリッジが新品であるかを検出する検出処理
    をさらに実行可能であり、
    前記演算処理は、前記検出処理により、前記カートリッジが新品であると判定された場合に、前記基礎値に前記対応値を加算または減算させることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記カートリッジは、前記第1メモリを有するICチップを備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 現像剤を収容可能なカートリッジであって、
    所定の方向に延びる軸について回転可能な検知ギアと、
    前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起と、
    前記カートリッジの寿命管理のための数値である基礎値を記憶するメモリと、
    を備え、
    前記突起の移動により検出される信号に対応する対応値を、前記第1メモリに記憶された基礎値に、加算または減算させることが可能であることを特徴とするカートリッジ。
  16. 請求項15に記載のカートリッジであって、
    前記基礎値に前記対応値を加算した更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とするカートリッジ。
  17. 請求項16に記載のカートリッジであって、
    前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、
    前記基礎値に、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを加算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とするカートリッジ。
  18. 請求項16に記載のカートリッジであって、
    さらに、現像ローラを備え、
    前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、
    前記基礎値に、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、加算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とするカートリッジ。
  19. 請求項15に記載のカートリッジであって、
    前記基礎値から前記対応値を減算した更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とするカートリッジ。
  20. 請求項19に記載のカートリッジであって、
    前記基礎値は、前記カートリッジにより印刷可能な印刷枚数、または、前記カートリッジにより記録可能なドットカウントを表し、
    前記基礎値から、前記対応値と、前記カートリッジにより既に印刷された印刷枚数、または、前記カートリッジにより既に記録されたドットカウントを表す数値である使用値とを減算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であること特徴とするカートリッジ。
  21. 請求項19に記載のカートリッジであって、
    さらに、現像ローラを備え、
    前記基礎値は、前記現像ローラに許容される回転数を表し、
    前記基礎値から、前記対応値と、前記現像ローラの既に回転した数を表す使用値とを、減算した前記更新値を、前記第1メモリに記憶可能であることを特徴とするカートリッジ。
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