JP2018173526A - 画像形成装置およびカートリッジ - Google Patents

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剛司 櫛田
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Abstract

【課題】カートリッジが着脱可能な画像形成装置において,カートリッジが再生品として再利用された回数を推定できる技術を提供すること。【解決手段】画像形成装置100は,収容室と,検知ギアと,突起と,メモリ610と,を備える現像カートリッジ1が装着される。検知ギアは,画像形成装置100のモータ98からの駆動力が伝達されて回転する。そして,画像形成装置100は,検知ギアの回転に伴って位置が移動する突起の移動を,光センサ913にて検知する。画像形成装置100は,光センサ913によって突起の移動を検知した場合,メモリ610に記憶されるカウンタ値に所定の加算値を加算した更新値を算出し,算出した更新値をカウンタ値としてメモリ610に書き込む。【選択図】図11

Description

本発明は,画像形成装置および画像形成装置に用いられるカートリッジに関する。
従来,カートリッジが着脱可能な画像形成装置が知られている。カートリッジは,トナーやインク等の着色剤を収容する。カートリッジには,印刷可能枚数等のイールドが定められている。画像形成装置は,カートリッジに定められたイールドに基づいて,カートリッジの寿命を管理する。従来の画像形成装置およびカートリッジの構成は,例えば,特許文献1に開示されている。
特開2008−242085号公報
カートリッジに着色剤を充填して再生品として再利用することがある。そのため,カートリッジが再生品として再利用された回数を把握したいというニーズがある。特許文献1には,印刷可能枚数を記憶するICチップを有するカートリッジの構成が開示されているが,カートリッジが再生品として再利用された回数を推定することはできない。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,カートリッジが着脱可能な画像形成装置において,カートリッジが再生品として再利用された回数を推定できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,モータと,カートリッジであって,着色剤を収容する収容部と,所定の方向に延びる軸を中心に回転する検知ギアと,前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する被検知部と,カウンタ値を記憶するメモリと,を備え,前記モータからの駆動力が伝達されて前記検知ギアが回転する前記カートリッジと,前記被検知部の移動を検知する検知部と,制御部と,を備えた画像形成装置であって,前記制御部は,前記メモリに記憶された前記カウンタ値を読み取るカウンタ値読取処理を実行し,さらに前記制御部は,前記検知部によって前記被検知部の移動を検知した場合,前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値に,所定の正値または負値である加算値を加算した更新値を算出する算出処理と,前記算出処理にて算出した前記更新値を,前記カウンタ値として前記メモリに書き込むカウンタ値書込処理と,を実行する,ことを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は,カウンタ値を記憶するメモリと,検知ギアの回転によって移動する被検知部とを備えるカートリッジが装着される。そして,画像形成装置は,カートリッジの被検知部の移動を検知した場合,カウンタ値を更新してカートリッジのメモリに書き込む。
すなわち,本明細書に開示される画像形成装置によれば,カートリッジのメモリに書き込まれたカウンタ値に基づいて,カートリッジに備えられた被検知部の移動が検知された回数を推定できる。そして,例えば,カートリッジに着色剤が充填されて再生品として再び利用が開始される際にカートリッジの被検知部が移動する構成においては,カートリッジのメモリに記憶されるカウンタ値は,そのカートリッジが再生品として再利用された回数が反映されている値である。これにより,メモリに記憶されるカウンタ値に基づいて,カートリッジが再生品として再利用された回数を推定できる。
上記装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,カートリッジが着脱可能な画像形成装置において,カートリッジが再生品として再利用された回数を推定できる技術が実現される。
画像形成装置の概念図である。 ドロアユニットおよび現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの斜視図である。 現像カートリッジの分解斜視図である。 現像カートリッジの分解斜視図である。 検知ギアの斜視図である。 突起,ギアシャフト,レバー,光センサ,および制御部の関係を示した図である。 突起,ギアシャフト,レバー,光センサ,および制御部の関係を示した図である。 光センサから得られる検出信号の例を示した図である。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 カウンタ値更新処理の手順を示すフローチャートである。 カートリッジ確認処理の手順を示すフローチャートである。 移動検出処理の手順を示すフローチャートである。 初回判定処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,画像形成機能を備えたプリンタに本発明を適用したものである。
図1は,画像形成装置100の概念図である。この画像形成装置100は,電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては,レーザプリンタやLEDプリンタが挙げられる。画像形成装置100は,4つの現像カートリッジ1と,ドロアユニット91と,画像形成部92とを備える。ドロアユニット91は,4つの現像カートリッジ1を保持可能なフレームである。ドロアユニット91は,装着部の一例である。画像形成部92は,4つの現像カートリッジ1から供給される現像剤(例えば,トナー)により,印刷用紙の記録面に画像を形成する。
図2は,ドロアユニット91および現像カートリッジ1の斜視図である。図1および図2に示すように,4つの現像カートリッジ1は,ドロアユニット91に対して,個別に交換可能である。現像カートリッジ1の交換時には,画像形成装置100の前面からドロアユニット91が引き出される。そして,ドロアユニット91に設けられた任意のスロット910において,現像カートリッジ1の取り外しおよび取り付けが行われる。4つのスロット910の各々の底部付近には,感光ドラム911が設けられる。
本実施形態では,1つのドロアユニット91に,4つの現像カートリッジ1が装着される。4つの現像カートリッジ1は,互いに異なる色(例えば,シアン,マゼンタ,イエロー,およびブラックの各色)の現像剤を収容する。ただし,ドロアユニット91に装着される現像カートリッジ1の数は,1〜3つであってもよく,5つ以上であってもよい。
図1に示すように,4つの現像カートリッジ1は,それぞれ,カートリッジIC61を有する。カートリッジIC61は,データの読み出しおよび書き込みが可能なICチップである。また,画像形成装置100は,制御部93と,操作パネル94とを備える。制御部93は,例えば,回路基板により構成される。制御部93は,画像形成装置100における諸処理を実行する。ドロアユニット91に4つの現像カートリッジ1が装着されると,各現像カートリッジ1のカートリッジIC61と,制御部93とが,それぞれ電気的に接続される。
図3〜図6は,現像カートリッジ1の斜視図である。図3〜図6に示すように,本実施形態の現像カートリッジ1は,ケーシング10,アジテータ20,現像ローラ30,第1ギア部40,第2ギア部50,およびICチップアセンブリ60を有する。
ケーシング10は,現像剤を収容可能な筐体である。ケーシング10は,第1端面11と第2端面12との間で第1方向に延びる。第1ギア部40およびICチップアセンブリ60は,第1端面11に位置する。第2ギア部50は,第2端面12に位置する。ケーシング10の内部には,収容室13が設けられる。現像剤は,収容室13内に収容される。収容室13は,収容部の一例である。ケーシング10は,開口部14を有する。開口部14は,第1方向に対して直交する第2方向におけるケーシング10の端部に位置する。収容室13と外部とは,開口部14を介して連通する。
アジテータ20は,アジテータシャフト21と撹拌羽根22とを有する。アジテータシャフト21は,第1方向に沿って延びる。撹拌羽根22は,アジテータシャフト21から径方向外側へ向けて拡がる。アジテータシャフト21の少なくとも一部と,撹拌羽根22とは,収容室13の内部に配置される。アジテータシャフト21の第1方向の両端部には,後述する第1アジテータギア44および第2アジテータギア51が,それぞれ連結される。したがって,アジテータシャフト21および撹拌羽根22は,第1アジテータギア44および第2アジテータギア51と共に回転する。撹拌羽根22が回転すると,収容室13内の現像剤が撹拌される。
現像ローラ30は,第1方向に延びる回転軸について回転可能なローラである。現像ローラ30は,ケーシング10の開口部14に配置される。本実施形態の現像ローラ30は,現像ローラ本体31と現像ローラシャフト32とを有する。現像ローラ本体31は,第1方向に延びる円筒状の部材である。現像ローラ本体31の材料には,例えば,弾性を有するゴムが用いられる。現像ローラシャフト32は,現像ローラ本体31を第1方向に貫通する円柱状の部材である。現像ローラシャフト32の材料には,金属または導電性を有する樹脂が用いられる。現像ローラ本体31は,現像ローラシャフト32に対して,相対回転不能に固定される。
現像ローラシャフト32の第1方向の一方の端部は,後述する現像ローラギア42に対して,相対回転不能に固定される。したがって,現像ローラギア42が回転すると,現像ローラシャフト32も回転し,現像ローラシャフト32と共に現像ローラ本体31も回転する。
なお,現像ローラシャフト32は,現像ローラ本体31を第1方向に貫通していなくてもよい。例えば,一対の現像ローラシャフト32が,現像ローラ本体31の第1方向の両端から,第1方向にそれぞれ延びていてもよい。
また,現像カートリッジ1は,図示を省略した供給ローラを有する。供給ローラは,現像ローラ30と収容室13との間に位置する。また,供給ローラは,第1方向に延びる回転軸について回転可能である。現像カートリッジ1が駆動力を受けると,ケーシング10内の収容室13から,供給ローラを介して,現像ローラ30の外周面に,現像剤が供給される。その際,供給ローラと現像ローラ30との間において,現像剤は摩擦帯電される。一方,現像ローラ30の現像ローラシャフト32には,バイアス電圧がかけられている。このため,現像ローラシャフト32と現像剤との間の静電気力によって,現像ローラ本体31の外周面に,現像剤が引き付けられる。
また,現像カートリッジ1は,図示を省略した層厚規制ブレードを有する。層厚規制ブレードは,現像ローラ本体31の外周面に供給された現像剤を,一定の厚みに成形する。その後,現像ローラ本体31の外周面の現像剤は,ドロアユニット91に設けられた感光ドラム911へ供給される。このとき,現像剤は,感光ドラム911の外周面に形成された静電潜像に応じて,現像ローラ本体31から感光ドラム911へ移動する。これにより,感光ドラム911の外周面において,静電潜像が可視像化される。
第1ギア部40は,ケーシング10の第1端面11に位置する。図5は,第1ギア部40が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図5に示すように,第1ギア部40は,カップリング41,現像ローラギア42,アイドルギア43,第1アジテータギア44,および第1カバー45を有する。なお,図5では,各ギアの複数のギア歯の図示が省略されている。
カップリング41は,画像形成装置100から供給される駆動力を,最初に受けるギアである。カップリング41は,第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。カップリング41は,カップリング部411とカップリングギア412とを有する。カップリング部411およびカップリングギア412は,例えば,樹脂により一体に形成される。カップリング部411には,第1方向に凹む締結穴413が設けられている。また,カップリングギア412の外周部には,全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。
現像カートリッジ1が装着されたドロアユニット91が,画像形成装置100内に収納されると,画像形成装置100の駆動シャフトが,カップリング部411の締結穴413に挿入される。これにより,駆動シャフトとカップリング部411とが,相対回転不能に連結される。したがって,駆動シャフトが回転すると,カップリング部411が回転し,カップリング部411と共にカップリングギア412も回転する。
現像ローラギア42は,現像ローラ30を回転させるためのギアである。現像ローラギア42は,第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。現像ローラギア42の外周部には,全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と,現像ローラギア42の複数のギア歯の一部とは,互いに噛み合っている。また,現像ローラギア42は,現像ローラ30の現像ローラシャフト32の第1方向の端部に,相対回転不能に装着されている。このため,カップリングギア412が回転すると,現像ローラギア42が回転し,現像ローラギア42と共に現像ローラ30も回転する。
アイドルギア43は,カップリングギア412の回転を第1アジテータギア44に伝達するためのギアである。アイドルギア43は,第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。アイドルギア43は,第1方向に配列された大径ギア部431および小径ギア部432を有する。小径ギア部432は,大径ギア部431とケーシング10の第1端面11との間に位置する。言い換えれば,大径ギア部431は,小径ギア部432よりも第1端面11から離れている。小径ギア部432の歯先円の径は,大径ギア部431の歯先円の径よりも小さい。大径ギア部431および小径ギア部432は,例えば,樹脂により一体に形成される。
大径ギア部431および小径ギア部432の外周部には,それぞれ,全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。小径ギア部432のギア歯の数は,大径ギア部431のギア歯の数よりも少ない。カップリングギア412の複数のギア歯の一部と,大径ギア部431の複数のギア歯の一部とは,互いに噛み合っている。また,小径ギア部432の複数のギア歯の一部と,第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは,互いに噛み合っている。カップリングギア412が回転すると,大径ギア部431が回転し,大径ギア部431と共に小径ギア部432も回転する。そして,小径ギア部432の回転に伴い,第1アジテータギア44も回転する。
第1アジテータギア44は,収容室13内のアジテータ20を回転させるためのギアである。第1アジテータギア44は,第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。第1アジテータギア44の外周部には,全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。上述の通り,小径ギア部432の複数のギア歯の一部と,第1アジテータギア44の複数のギア歯の一部とは,互いに噛み合っている。また,第1アジテータギア44は,アジテータシャフト21の第1方向の一方の端部に,相対回転不能に固定されている。このため,カップリング41からアイドルギア43を介して第1アジテータギア44に動力が伝達されると,第1アジテータギア44が回転し,第1アジテータギア44と共にアジテータ20も回転する。
第1カバー45は,ケーシング10の第1端面11に,例えばねじ止めで,固定される。カップリングギア412,現像ローラギア42,アイドルギア43,および第1アジテータギア44は,第1端面11と第1カバー45との間に収容される。カップリング部411の締結穴413は,第1カバー45の外部に露出する。本実施形態の第1カバー45は,後述するICチップアセンブリ60のホルダ62を保持するホルダカバーを兼ねている。
第2ギア部50は,ケーシング10の第2端面12に位置する。図6は,第2ギア部50が分解された状態の現像カートリッジ1の斜視図である。図6に示すように,第2ギア部50は,第2アジテータギア51,検知ギア52,導電部材53,および第2カバー54を有する。なお,図6では,第2アジテータギア51のギア歯の図示が省略されている。
第2アジテータギア51は,アジテータシャフト21の回転を検知ギア52に伝達するためのギアである。第2アジテータギア51は,第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。第2アジテータギア51の外周部には,全周に亘って等間隔に複数のギア歯が設けられている。例えば,現像カートリッジ1が未使用の状態では,第2アジテータギア51の複数のギア歯の一部は,検知ギア52の複数のギア歯の一部と,噛み合うことが可能である。また,第2アジテータギア51は,アジテータシャフト21の第1方向の他方の端部に,相対回転不能に固定されている。このため,アジテータシャフト21が回転すると,第2アジテータギア51も回転する。
なお,本形態の現像カートリッジ1は,着色剤が充填されて再生品として再利用される場合がある。以下では,現像カートリッジ1が製造された後,一度も使用されたことない状態を「新品未使用」とする。一方,再生品であって,再生後に一度も使用されたことのない状態を「再生品未使用」とする。新品未使用と再生品未使用との区別の必要がない場合には,単に「未使用」とする。なお,後述するように,検知ギア52は,再生品未使用の現像カートリッジ1においても,新品未使用の現像カートリッジ1と同じ配置となっている。
検知ギア52は,画像形成装置100に対して現像カートリッジ1の情報を示すためのギアである。現像カートリッジ1の情報には,現像カートリッジ1が未使用の現像カートリッジであるか,または,未使用ではない現像カートリッジであるかの情報が含まれる。また,現像カートリッジ1の情報には,現像カートリッジ1の仕様が含まれてもよい。現像カートリッジ1の仕様には,例えば,現像カートリッジ1のトナー容量が含まれてもよい。
検知ギア52は,第1方向に延びる回転軸周りに回転することが可能である。検知ギア52は,外周部の一部分に複数のギア歯を有する。未使用の現像カートリッジ1をドロアユニット91に装着して,ドロアユニット91を画像形成装置100内に収納すると,カップリング41は,画像形成装置100から駆動力を受ける。そして,カップリング41から,アイドルギア43,第1アジテータギア44,およびアジテータ20を介して伝達される駆動力により,第2アジテータギア51が回転する。検知ギア52は,第2アジテータギア51と噛み合うことによって回転する。ただし,検知ギア52は,外周面の一部分のみにギア歯を有する。このため,検知ギア52が所定の角度回転すると,第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れ,検知ギア52の回転が停止する。
このように,画像形成装置100において一旦使用された現像カートリッジ1では,第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れている。このため,一旦使用された現像カートリッジ1を,画像形成装置100から取り外して,次回,画像形成装置100に装着した場合には,第2アジテータギア51の回転が,検知ギア52へ伝達されない。したがって,検知ギア52は回転しない。つまり,装着された現像カートリッジ1が未使用であれば検知ギア52は回転し,未使用でなければ検知ギア52は回転しない。
なお,第2アジテータギア51と検知ギア52との間に,他のギアが配置されていてもよい。例えば,第2ギア部50は,第2アジテータギア51および検知ギア52の双方と噛み合う第2アイドルギアを有していてもよい。そして,第2アジテータギア51の回転が,第2アイドルギアを介して,検知ギア52に伝達されてもよい。
図7は,検知ギア52の斜視図である。図6および図7に示すように,検知ギア52は,突起521を有する。突起521は,第1方向に突出する。また,突起521は,検知ギア52の回転軸を中心として円弧状に延びる。検知ギア52が回転すると,突起521も回転する。すなわち,突起521の位置は,検知ギア52の回転に伴って変化する。突起521は,被検知部の一例である。
導電部材53は,導電性の部材である。導電部材53の材料には,導体である金属または導電性の樹脂が用いられる。導電部材53は,ケーシング10の第2端面12に位置する。導電部材53は,第1方向に突出した円筒状のギアシャフト531を有する。検知ギア52は,ギアシャフト531に支持されつつ,ギアシャフト531の周りを回転する。図7に示すように,突起521は,ギアシャフト531の周囲を部分的に覆う。また,導電部材53は,軸受部532を有する。軸受部532は,現像ローラ30の現像ローラシャフト32に接触する。
第2カバー54は,ケーシング10の第2端面12に,例えばねじ止めで,固定される。第2アジテータギア51,検知ギア52,および導電部材53は,第2端面12と第2カバー54との間に収容される。また,第2カバー54は,開口541を有する。突起521の一部分およびギアシャフト531の一部分は,開口541を介して露出する。後述するレバー912は,開口541を介して,検知ギア52またはギアシャフト531に接触する。
ドロアユニット91は,レバー912と光センサ913とを有する。光センサ913は,検知部の一例である。なお,レバー912は,ドロアユニット91ではなく,画像形成装置100に設けられてもよい。また,光センサ913は,ドロアユニット91ではなく,画像形成装置100に設けられてもよい。
図8および図9は,突起521,ギアシャフト531,レバー912,光センサ913,および制御部93の関係を示した図である。図8および図9に示すように,レバー912は,ギアシャフト531および突起521に接触可能である。
レバー912の表面には,導電性の金属板914が取り付けられている。金属板914には,制御部93から電力が供給される。図8のように,金属板914がギアシャフト531に接触すると,金属板914と,導電部材53および現像ローラシャフト32とが,電気的に導通する。画像形成装置100の駆動時には,金属板914から供給される電力により,現像ローラシャフト32が所定のバイアス電圧に維持される。
ただし,突起521は,ギアシャフト531の外周面を部分的に覆う。このため,ドロアユニット91に未使用の現像カートリッジ1が挿入された後,検知ギア52が回転しているときには,金属板914とギアシャフト531との接触状態が,検知ギア52の形状に応じて変化する。すなわち,金属板914は,一時的にギアシャフト531から離れて,図9のように,突起521のみと接触する。このように,レバー912は,金属板914がギアシャフト531に接触する第1位置と,金属板914がギアシャフト531から離れる第2位置との間で移動する。
光センサ913は,レバー912の変位を検出し,検出信号70を制御部93へ送信する。光センサ913には,例えば,投光部と受光部とを有するセンサユニットが用いられる。図10は,光センサ913から得られる検出信号70の例を示した図である。レバー912が第1位置にあるときには,投光部からの光は,レバー912に遮られることなく,受光部に入射する。このとき,光センサ913の検出信号70はLowとなる。一方,レバー912が第2位置にあるときは,投光部からの光が,レバー912に遮られる。したがって,投光部からの光は,受光部に入射しない。このとき,光センサ913の検出信号70はHighとなる。
なお,レバー912が第1位置のときに検出信号70がHighとなり,レバー912が第2位置のときに検出信号70がLowとなってもよい。
このように,光センサ913から出力される検出信号70は,LowとHighとの間で変化する波形となる。画像形成装置100の制御部93は,光センサ913から得られる検出信号70の波形に基づいて,装着された現像カートリッジ1が未使用であるか否かを識別する。
本実施形態の光センサ913は,レバー912を介して,突起521の移動を検出することで,装着された現像カートリッジ1が未使用であるか否かを識別する。ただし,光センサ913は,突起521の移動を直接検出することで,装着された現像カートリッジ1が未使用であるか否かを識別してもよい。また,光センサ913に代えて,磁気センサあるいは接触式センサを用いて,突起521の移動を検出することで,装着された現像カートリッジ1が未使用であるか否かを識別してもよい。あるいは,金属板914とギアシャフト531との間の電気的導通の有無に基づいて,突起521の移動を検出することで,装着された現像カートリッジ1が未使用であるか否かを識別してもよい。
なお,本実施形態においては,後述するように,一旦使用された現像カートリッジ1では,第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れる。そのため,一旦使用された現像カートリッジ1を画像形成装置100から取り外して,次回,画像形成装置100に装着した場合には,第2アジテータギア51の回転が検知ギア52へ伝達されない。結果として,未使用ではない現像カートリッジ1では,突起521は移動しない。ただし,未使用の現像カートリッジ1の使用を開始した際に突起521が移動し,未使用ではない現像カートリッジ1の使用を開始した際には突起521が移動しない構成であれば,上記の構成に限らず,他の構成であってもよい。
また,本実施形態では,ギアシャフト531が導電部材53の一部である。しかしながら,導電部材53への給電経路とは別に,ギアシャフトを設けてもよい。例えば,ケーシング10が,第2端面12を貫通する貫通孔と,貫通孔に取り付けられたキャップとをさらに有し,当該キャップから第1方向にギアシャフトが延びてもよい。
ICチップアセンブリ60は,ケーシング10の第1端面11の外側に配置される。図3〜図6に示すように,ICチップアセンブリ60は,ICチップであるカートリッジIC61と,ホルダ62とを有する。カートリッジIC61は,ホルダ62の外表面に固定される。ホルダ62は,第1カバー45に保持される。カートリッジIC61は,電気的接触面を有する。電気的接触面は,導体である金属からなる。また,カートリッジIC61は,記憶媒体であるメモリ610を有する。メモリ610には,例えば,現像カートリッジ1の寿命管理のための数値や後述するカウンタ値が記憶されている。
ドロアユニット91は,スロット910ごとに電気コネクタを有する。電気コネクタは,画像形成装置100内の制御部93と,電気的に接続されている。現像カートリッジ1がドロアユニット91に装着されると,ドロアユニット91の電気コネクタと,カートリッジIC61の電気的接触面とが,互いに接触する。これにより,画像形成装置100は,カートリッジIC61からのデータの読み出しと,カートリッジIC61へのデータの書き込みとを行うことが可能となる。
続いて,画像形成装置100の電気的構成について説明する。画像形成装置100の制御部93は,図11に示すように,CPU931と,ROM932と,RAM933と,NVRAM(不揮発性RAM)934とを含む。また,画像形成装置100は,画像形成部92と,操作パネル94と,ネットワークIF(ネットワークインターフェース)97と,モータ98と,光センサ913と,4つの現像カートリッジ1と,を備え,これらが制御部93に電気的に接続されている。
ROM932には,画像形成装置100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM933は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。NVRAM934は,各種の設定,装着されている各現像カートリッジ1に関するカートリッジ情報,画像形成装置100の使用情報等を記憶する記憶領域として利用される。
CPU931は,ROM932から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM933またはNVRAM934に記憶させながら,画像形成装置100の各構成要素を制御する。CPU931は,制御部の一例である。また,制御部93が制御部の一例であってもよい。なお,図11中の制御部93は,CPU931等,画像形成装置100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際に画像形成装置100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
操作パネル94は,例えば,タッチパネルであり,ユーザに向けた各種のメッセージを表示するとともに,ユーザによる選択や実行指示の入力を受け付ける。操作パネル94は,報知部および受付部の一例である。ネットワークIF97は,ネットワークを介して接続された外部装置と通信を行うためのハードウェアである。通信方法は,有線でも無線でもよい。ネットワークIF97は,通信部の一例である。
モータ98は,感光ドラム911やカップリング41等の回転部材を回転駆動する。光センサ913は,各現像カートリッジ1に対応してそれぞれ設けられ,突起521の移動の有無に応じて異なる信号である検出信号70を送信する。画像形成装置100は,前述したように,光センサ913から受信した検出信号70に基づいて,対応する現像カートリッジ1が未使用であるか否かを判断する。
続いて,本形態の画像形成装置100の現像カートリッジ1の再利用について説明する。画像形成装置100に取り付けられる現像カートリッジ1は,トナーの充填により再生品として再利用可能なものである。例えば,現像カートリッジ1を提供しているメーカは,回収した現像カートリッジ1にトナーを充填し,検知ギア52を巻き戻すことにより,現像カートリッジ1を再生品未使用の状態とする。再生品未使用の状態にある現像カートリッジ1の検知ギア52の配置は,新品未使用の状態にある現像カートリッジ1の検知ギア52の配置と同じである。従って,画像形成装置100の制御部93は,装着された現像カートリッジ1が新品未使用または再生品未使用であった場合,光センサ913の検出信号70に基づいて,どちらも未使用であると判断する。
現像カートリッジ1の再利用を繰り返すと,例えば,検知ギア52やケーシング10などが劣化する可能性がある。そこで,画像形成装置100は,現像カートリッジ1の再利用の回数を推定するための構成を有している。具体的には,現像カートリッジ1のメモリ610には,現像カートリッジ1が再生品として再利用された回数が反映された値であるカウンタ値が記憶されている。なお,このカウンタ値は,当該現像カートリッジ1について,未使用の状態から未使用ではない状態になった回数を示す。具体的には,カウンタ値は,新品未使用の状態から使用を開始した回数(最大1回)と,再生品未使用の状態から使用を開始した回数との合計回数を示す。なお,以下では,未使用の状態にある現像カートリッジ1の使用を開始することを初回の使用という。
画像形成装置100は,装着された現像カートリッジ1が未使用であると判断した場合,カウンタ値に所定の加算値を加算した更新値を算出し,算出した更新値を新たなカウンタ値としてメモリ610に書き込む。なお,加算値は,正値であっても負値であってもよい。つまり,0回から順にカウントアップしてもよいし,所定回数からカウントダウンしてもよい。ただし,1つの現像カートリッジ1については,加算値は所定の固定値である。
続いて,上述のカウンタ値を更新する動作を実現するカウンタ値更新処理の手順について,図12のフローチャートを参照して説明する。カウンタ値更新処理は,画像形成装置100の電源の投入,または,現像カートリッジ1を挿抜する箇所のカバーが開閉されたことを契機に,CPU931にて実行される。
カウンタ値更新処理では,CPU931は,まず,ドロアユニット91の各スロット910に適切な現像カートリッジ1が装着されているか否かを確認するカートリッジ確認処理を実行する(S101)。
カートリッジ確認処理の手順について,図13のフローチャートを参照して説明する。カートリッジ確認処理では,CPU931は,まず,ドロアユニット91の1つのスロット910を選択する(S201)。そして,CPU931は,そのスロット910に現像カートリッジ1が装着されているか否かを判断する(S202)。
画像形成装置100は,ドロアユニット91のスロット910ごとに,現像カートリッジ1の有無を検出するカートリッジセンサ(図示省略)を有する。制御部93は,カートリッジセンサから出力される信号に基づいて,スロット910ごとに現像カートリッジ1が有るか否かを判断する。なお,制御部93は,上述した光センサ913から出力される信号を利用して,現像カートリッジ1が有るか否かを判断してもよい。
スロット910に現像カートリッジ1が装着されていると判断した場合(S202:YES),CPU931は,例えば,メモリ610と通信が行えるか否かに基づいて,装着されている現像カートリッジ1がメモリ610を有するか否かを判断する(S203)。メモリ610を有すると判断した場合(S203:YES),CPU931は,現像カートリッジ1の認証に成功したか否かを判断する(S204)。
メモリ610には,現像カートリッジ1を識別するための認証情報が記憶されている。認証情報としては,例えば,現像カートリッジ1の品番,対応する画像形成装置100の機種が該当する。また,NVRAM934には,例えば,使用可能な現像カートリッジ1の品番のリストが記憶されている。CPU931は,現像カートリッジ1のメモリ610に記憶されている認証情報とNVRAM934に記憶されているリストとを比較し,合致する情報が有る場合には,現像カートリッジ1の認証に成功したと判断する。一方,合致する情報が無い場合には,画像形成装置100は,現像カートリッジ1の認証に失敗したと判断する。そして,画像形成装置100は,認証に失敗した現像カートリッジ1を使用した画像形成を行わない。
認証に成功したと判断した場合(S204:YES),CPU931は,その現像カートリッジ1を使用可能であると判定する(S205)。一方,現像カートリッジ1がメモリ610を有していないと判断した場合(S203:NO),または,認証に成功しなかったと判断した場合(S204:NO),CPU931は,そのスロット910はエラーであると判定する(S206)。
そして,スロット910に現像カートリッジ1が装着されていないと判断した場合(S202:NO),または,S205の後,または,S206の後,CPU931は,次のスロット910があるか否かを判断する(S207)。確認の済んでいないスロット910があると判断した場合(S207:YES),CPU931は,S201に戻り,次のスロット910を選択して同様に現像カートリッジ1を確認する。一方,全てのスロット910について現像カートリッジ1の確認が終了したと判断した場合(S207:NO),CPU931は,カートリッジ確認処理を終了して,カウンタ値更新処理に戻る。
なお,上述したカートリッジ確認処理では,スロット910に現像カートリッジ1が装着されていない場合には,エラーとしないとしたが,スロット910に現像カートリッジ1が装着されていない場合にもエラーとしてもよい。つまり,S202にてNOの場合にもS206に進むとしてもよい。
画像形成装置100は,例えば,ブラックの現像カートリッジ1が装着されていれば,モノクロの画像であれば印刷可能である。このように,空きスロット910があっても,装着されている現像カートリッジ1のみを使用しての画像形成を行う装置構成であれば,スロット910に現像カートリッジ1が装着されていない場合はエラーとしないことが好ましい。一方,複数のスロット910の全てに適切な現像カートリッジ1が装着されている場合にのみ画像形成を行う装置構成であれば,1つでも空きスロット910がある場合にはエラーとする方が好ましい。
図12のカウンタ値更新処理の説明に戻る。CPU931は,S101のカートリッジ確認処理の後,エラーと判定されたスロット910が有ったか否かを判断する(S102)。エラーと判定されたスロット910が有ったと判断した場合(S102:YES),CPU931は,操作パネル94にエラーのメッセージを表示させ(S103),カウンタ値更新処理を終了する。エラーのメッセージとしては,例えば,スロット910を指定して現像カートリッジ1を装着し直すようにユーザに促す内容とする。
一方,エラーと判定されたスロット910が無かったと判断した場合(S102:NO),CPU931は,移動検出処理を実行する(S105)。移動検出処理は,装着された現像カートリッジ1が未使用であるか否かを判断するための処理である。
次に,移動検出処理の手順について,図14のフローチャートを参照して説明する。移動検出処理では,CPU931は,まず,モータ98の駆動を開始させる(S301)。そして,CPU931は,ドロアユニット91の各スロット910に設けられている光センサ913から,検出信号70を受信する(S302)。
具体的には,モータ98の駆動を開始させると駆動シャフトが回転する。そうすると,駆動シャフトの回転が,カップリング41,アイドルギア43,第1アジテータギア44,アジテータ20,および第2アジテータギア51を介して,検知ギア52に伝達する。これにより,検知ギア52が回転を開始する。検知ギア52が回転すると,検知ギア52と共に突起521も回転する。そして,突起521の移動に応じて,レバー912の傾きが変化する。光センサ913は,レバー912の変位に応じて変化する検出信号70を,制御部93へ送信する。これにより,制御部93は,検知ギア52の回転に応じて変化する入力波形を取得する。
そして,CPU931は,各スロット910について,入力波形の取得が完了したか否かを判断する(S303)。完了していないと判断した場合(S303:NO),CPU931は,さらに継続して,光センサ913の検出信号70を受信する。
完了したと判断した場合(S303:YES),CPU931は,モータ98の駆動を停止させる(S304)。例えば,モータ98の駆動を開始した後,予め設定された時間が経過すると,CPU931は,モータ98の駆動を停止させる。CPU931は,取得した入力波形をRAM933に記憶させ(S305),移動検出処理を終了して,カウンタ値更新処理に戻る。
図12のカウンタ値更新処理の説明に戻る。CPU931は,S105の移動検出処理の後,各現像カートリッジ1が未使用の状態から使用を開始したか否か,すなわち,各現像カートリッジ1が初回の使用であるか否かを順に確認する。そこで,CPU931は,装着されている現像カートリッジ1の1つを選択する(S106)。そして,CPU931は,選択した現像カートリッジ1について,初回の使用であるか否かを判定する初回判定処理(S107)を実行する。
次に,初回判定処理の手順について,図15のフローチャートを参照して説明する。初回判定処理では,CPU931は,まず,対象の現像カートリッジ1のメモリ610から,記憶されているカウンタ値を読み出す(S401)。S401は,カウンタ値読取処理の一例である。そして,CPU931は,移動検出処理にて取得した入力波形に基づいて,突起521の移動を検出したか否かを判断する(S402)。
未使用の現像カートリッジ1では,モータ98の駆動力が検知ギア52に伝達され,突起521の位置が移動する。画像形成装置100は,例えば,ROM932またはNVRAM934に突起521の位置が移動した場合の入力波形を記憶している。そして,画像形成装置100は,移動検出処理のS305にて記憶させた今回の入力波形と,既に記憶されている突起521の位置の移動を含む入力波形とを比較する。比較結果に基づいて,CPU931は,入力波形に突起521の移動による信号の変位が含まれているか否かを判断する。
なお,モータ98の駆動力によって検知ギア52が一定量回転すると,第2アジテータギア51と検知ギア52との噛み合いが外れるので,検知ギア52は回転を停止する。これ以後は,検知ギア52の位置が巻き戻されない限り,モータ98の駆動力は検知ギア52に伝達されない。検知ギア52の位置が巻き戻されるのは,例えば,現像カートリッジ1が再生品として提供される場合であり,その際には,現像カートリッジ1に新たなトナーが充填されて,検知ギア52の位置が巻き戻されることで再生品未使用の状態とされる。つまり,一旦未使用であると判断された後の現像カートリッジ1は,再生されない限り,モータ98を駆動しても,検知ギア52は回転せず,突起521の位置は移動しないので,未使用ではないと判断される。
入力波形から突起521の移動を検出したと判断した場合(S402:YES),CPU931は,対象の現像カートリッジ1が未使用であったと判断し,画像形成装置100のNVRAM934または現像カートリッジ1のメモリ610に記憶された,トナー残量,現像ローラ30の回転量,印刷枚数等の現像カートリッジ1に関連するカートリッジ情報を,初回の使用に対応したカートリッジ情報に更新する(S403)。
なお,CPU931は,NVRAM934または現像カートリッジ1のメモリ610に記憶させた,トナー残量,現像ローラ30の回転量,印刷枚数等の現像カートリッジ1に関連するカートリッジ情報に基づいて,現像カートリッジ1の未使用からの使用量を判断する。そして,使用量が規定量に達したと判断した場合,当該現像カートリッジ1を使用した印刷を停止する。例えば,CPU931は,カートリッジ情報に基づき,現像カートリッジ1に収容されているトナーの残量が少なくなったと判断した場合,使用量が規定量に達したと判断する。あるいは,CPU931は,カートリッジ情報に基づき,現像ローラ30の回転量が所定の回転量に達したと判断した場合,使用量が規定量に達したと判断する。さらに,CPU931は,カートリッジ情報に基づき,使用量が規定量に達したと判断した場合,操作パネル94に,現像カートリッジ1の交換を促す旨のメッセージを表示させるための信号を出力する。
さらに,CPU931は,S401にて読み出したカウンタ値に所定の加算値を加算して,更新値を算出する(S404)。S404は,算出処理の一例である。そして,CPU931は,算出した更新値をカウンタ値としてメモリ610に記憶させる(S405)。S405は,カウンタ値書込処理の一例である。これにより,現像カートリッジ1のメモリ610に記憶されているカウンタ値が更新される。
次に,CPU931は,カウンタ値が所定値であるか否かを判断する(S406)。所定値は,例えば,現像カートリッジ1が繰り返し再利用されて劣化が進んだ結果,トナー漏れ等が発生する可能性がある回数であり,ROM932またはNVRAM934に記憶されている。あるいは,所定値は,現像カートリッジ1のメモリ610に記憶されていてもよい。
そして,カウンタ値が所定値であると判断した場合(S406:YES),CPU931は,カウンタ値が所定値に達したことを示す信号を生成する。具体的には,CPU931は,操作パネル94に,現像カートリッジ1の再利用が所定回数に達した旨のメッセージ表示を行わせるための信号を出力する(S407)。メッセージ表示を見ることで,ユーザは,現像カートリッジ1の再利用が所定回数に達したことを把握できる。あるいは,メッセージ表示に代えて,音によるメッセージを出力してもよいし,複数の報知方法を併用してもよい。
また,S407では,CPU931は,ネットワークIF97を介して接続されている外部装置に,現像カートリッジ1の再利用が所定回数に達したことを示す信号を送信してもよい。外部装置としては,例えば,PC(パーソナルコンピュータ),サーバ,携帯機器がある。このようにすれば,現像カートリッジ1の交換作業を行っているユーザ以外のユーザも,現像カートリッジ1の再利用が所定回数に達した旨の情報を得られる。
一方,突起521の移動を検出しなかったと判断した場合(S402:NO),CPU931は,画像形成装置100のNVRAM934に記憶されている使用情報が第1値であるか否かを判断する(S410)。画像形成装置100は,製造されて出荷される際に,当該画像形成装置100が未使用であることを示す第1値を,使用情報としてNVRAM934に記憶している。CPU931は,NVRAM934に使用情報として第1値が記憶されているか否かを判断する。NVRAM934は,装置側メモリの一例である。
NVRAM934に記憶されている使用情報が第1値であると判断した場合(S410:YES),CPU931は,S401にて読み出したカウンタ値が初期値であるか否かを判断する(S411)。そして,カウンタ値が初期値であると判断した場合(S411:YES),CPU931は,現像カートリッジ1が初回の使用であると決定してS403に進む。
画像形成装置100のNVRAM934に記憶されている使用情報が第1値であって(S410にてYES),かつ,メモリ610に記憶されているカウンタ値が初期値であれば(S411にてYES),画像形成装置100が出荷時の新品であって,現像カートリッジ1は,画像形成装置100に同梱出荷された新品の現像カートリッジ1である可能性が高い。同梱品の現像カートリッジ1には,検知ギア52が設けられていない場合があり,そのような現像カートリッジ1では,未使用であっても,CPU931は,突起521の移動を検出できない。本形態では,CPU931は,画像形成装置100が出荷時の状態であるか否かを示す使用情報を用いて,現像カートリッジ1が初回の使用であるか否かを判断するので,同梱出荷する現像カートリッジ1に未使用か否かを検知するための検知ギア52等を設けなくても済む。
なお,現像カートリッジ1のカウンタ値に関わらず,画像形成装置100のNVRAM934に記憶されている使用情報が第1値であれば,現像カートリッジ1の初回の使用であると判断してもよい。具体的には,S411を削除し,S410にてYESであれば,S403に進むとしてもよい。出荷後に初めて使用する画像形成装置100に,他の装置にて使用を開始した現像カートリッジ1が装着される可能性は低い。画像形成装置100のNVRAM934に記憶されている使用情報のみで判断すれば,処理が簡易である。一方,現像カートリッジ1のカウンタ値も参照して初回の使用であるか否かを判断すれば,より的確な判断となる可能性が高い。
NVRAM934に記憶されている使用情報が第1値ではないと判断した場合(S410:NO),または,NVRAM934に記憶されている使用情報が第1値であっても,カウンタ値が初期値ではないと判断した場合(S411:NO),CPU931は,操作パネル94に,現像カートリッジ1の初回の使用であるか否かを問い合わせる問い合わせ表示を行わせる(S412)。ユーザは,例えば,操作パネル94を操作して,初回の使用であるか否かの回答を入力できる。なお,画像形成装置100は,問い合わせ表示を外部装置に送信し,外部装置から回答を受信するようにしてもよい。
そして,CPU931は,初回の使用であるとの回答を示す命令である初回の命令の入力を受け付けたか否かを判断する(S413)。初回の命令の入力を受け付けたと判断した場合(S413:YES),CPU931は,現像カートリッジ1が初回の使用であると決定してS403に進む。つまり,ここまでに初回の使用であると判断されなかった現像カートリッジ1であっても,ユーザによって初回の命令の入力を受け付けた場合,CPU931は,初回の使用であると決定してカウンタ値を更新する。ユーザによる初回の命令の入力は,カウンタ値を更新する更新命令の一例である。
未使用の現像カートリッジ1にて,検知ギア52による初回の使用の判断に失敗した場合,トナー残量等の現像カートリッジ1に関連するカートリッジ情報が初回の使用に対応したカートリッジ情報に更新されないため,カートリッジ情報に基づき,使用量が規定量に達したと判断されて印刷停止状態になる可能性がある。画像形成装置100では,ユーザによる初回の使用であるとの命令の入力が,検知ギア52による初回の使用の検知を代替するので,印刷停止状態になることを抑制できる。
初回の使用ではないとの入力を受け付けた場合や,所定時間経過しても入力を受け付けなかった場合(S413:NO),または,初回の使用であってもカウンタ値が所定値ではないと判断した場合(S406:NO),または,S407の後,CPU931は,初回判定処理を終了して,カウンタ値更新処理に戻る。なお,S410にて画像形成装置100のNVRAM934に記憶されている使用情報が第1値ではないと判断された場合(S410にてNO),S412やS413を実行せず,初回判定処理を終了するという構成にしてもよい。
図12のカウンタ値更新処理の説明に戻る。CPU931は,S107の初回判定処理の後,次の現像カートリッジ1があるか否かを判断する(S108)。初回判定処理を行っていない現像カートリッジ1が有ると判断した場合(S108:YES),CPU931は,S106に戻って次の現像カートリッジ1を選択し,選択した現像カートリッジ1について初回判定処理を実行する。
一方,すべての現像カートリッジ1について初回判定処理を実行し終わり,次の現像カートリッジ1が無いと判断した場合(S108:NO),CPU931は,画像形成装置100のNVRAM934に記憶される使用情報を,画像形成装置100が未使用ではないことを示す第2値に更新して(S109),カウンタ値更新処理を終了する。使用情報は,画像形成装置100の出荷時には第1値に設定されている。現像カートリッジ1のエラーが無く,少なくとも移動検出処理(S105)を実行したことで,この画像形成装置100は出荷時の新品の状態ではない。なお,使用情報が既に第2値に設定されている場合には,CPU931は,S109をスキップしてもよい。
以上,詳細に説明したように,本形態の画像形成装置100によれば,現像カートリッジ1のメモリ610に,カウンタ値が記憶される。そして,画像形成装置100は,モータ98の駆動によって,現像カートリッジ1の検知ギア52の回転が検知された場合,カウンタ値を更新してメモリ610に書き込む。すなわち,画像形成装置100は,現像カートリッジ1のメモリ610に記憶されるカウンタ値を,現像カートリッジ1の初回の使用の度に更新する。これにより,現像カートリッジ1のメモリ610に記憶されるカウンタ値に基づいて,現像カートリッジ1が再生品として再利用された回数を推定できる。
本発明は,検知ギア52を備えない現像カートリッジ1にも適用可能である。例えば,現像カートリッジ1のメモリ610に,初回の使用か否かを示す情報である初回情報を記憶するとしてもよい。このような現像カートリッジ1であれば,移動検出処理に代えて,メモリ610から初回情報を読み出すことで,読み出した初回情報に基づいて,初回の使用か否かを判断できる。
メモリ610に初回情報が記憶されている現像カートリッジ1を使用する画像形成装置100では,例えば,カウンタ値更新処理のS105を削除し,初回判定処理のS401にてカウンタ値と初回情報とを読み出すとよい。この場合,S401は,初回情報読取処理の一例である。そして,S402では,CPU931は,突起521の移動を検出する代わりに,読み出した初回情報が現像カートリッジ1の初回の使用を示す情報であるか否かを判断する。
さらに,S405では,CPU931は,カウンタ値としての更新値と,初回情報として初回の使用でないことを示す情報とを,メモリ610に記憶させる。この場合,S405は,初回情報書込処理の一例である。このようにしても,画像形成装置100は,現像カートリッジ1のメモリ610に記憶されるカウンタ値に基づいて,現像カートリッジ1が再生品として再利用された回数を推定できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置としては,印刷機,複写機,複合機,FAX装置等,着脱可能な現像カートリッジを備えるものであれば適用可能である。また,電子写真方式の画像形成装置に限らず,インクジェット方式のものでもよい。つまり,着色剤は,トナーであってもインクであってもよい。また,カラー画像の形成可能な装置に限らず,モノクロ専用機であってもよい。つまり,装着できる現像カートリッジが1台のみであってもよい。
また,本形態では,現像カートリッジ1の認証に失敗した場合,エラーとして移動検出処理を行わないとしたが,認証の成否の判断は行わないとしてもよい。つまり,図13に示したカートリッジ確認処理のS204を削除し,S203にてYESであればS205に進むとしてもよい。その場合には,現像カートリッジ1のメモリ610に認証情報が記憶されていなくてもよい。ただし,現像カートリッジ1の認証が失敗した場合に画像形成を行わない装置構成を採用する場合には,S204の認証の成否の判断を行うことで,画像形成が行われないにも拘らず検知ギア52が回転してしまうことが回避できる。
また,本形態では,カウンタ値が所定値である場合にメッセージ表示を行うとしたが,所定値を超えた場合にもメッセージ表示を行ってもよい。また,所定値が近づいた場合にもメッセージ表示を行ってもよい。あるいは,カウンタ値が所定値である場合は,印刷を停止するとしてもよい。
また,画像形成装置100のNVRAM934に記憶された使用情報に基づく初回の使用であるか否かの判断は,無くてもよい。さらに,問い合わせ表示と更新命令の受け付けも,無くてもよい。つまり,初回判定処理のS410〜S413を削除し,突起521の移動を検出したか否かのみに基づいて未使用であったか否かを判断してもよい。ただし,この場合には,画像形成装置100に同梱される現像カートリッジ1にも検知ギア52を設けることが必要となる。
また,画像形成装置100のNVRAM934に記憶された使用情報が第1値でカウンタ値が初期値でない場合に限って,問い合わせ表示と初回の命令の入力受付とを行うとしてもよい。つまり,突起521の移動を検出せず,画像形成装置100のNVRAM934に記憶された使用情報が第2値であれば,初回の使用ではないと判断してもよい。また,現像カートリッジ1に関するカートリッジ情報に基づいて,画像形成装置100が印刷停止状態となっている場合に限って,問い合わせ表示と初回の命令の入力受付とを行うとしてもよい。このようにすれば,ユーザの手間を減らすことができる。一方,本形態のように問い合わせることで,再生品として再利用された回数をより確実に推定できる。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 現像カートリッジ
100 画像形成装置
13 収容室
52 検知ギア
521 突起
610 メモリ
91 ドロアユニット
913 光センサ
931 CPU
934 NVRAM
94 操作パネル
97 ネットワークIF
98 モータ

Claims (13)

  1. モータと,
    カートリッジであって,
    着色剤を収容する収容部と,
    所定の方向に延びる軸を中心に回転する検知ギアと,
    前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する被検知部と,
    カウンタ値を記憶するメモリと,
    を備え,前記モータからの駆動力が伝達されて前記検知ギアが回転する前記カートリッジと,
    前記被検知部の移動を検知する検知部と,
    制御部と,
    を備えた画像形成装置であって,
    前記制御部は,
    前記メモリに記憶された前記カウンタ値を読み取るカウンタ値読取処理を実行し,
    さらに前記制御部は,
    前記検知部によって前記被検知部の移動を検知した場合,
    前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値に,所定の正値または負値である加算値を加算した更新値を算出する算出処理と,
    前記算出処理にて算出した前記更新値を,前記カウンタ値として前記メモリに書き込むカウンタ値書込処理と,
    を実行する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記カートリッジは,前記モータからの駆動力が伝達されて前記検知ギアが回転し,前記検知ギアが一定量回転すると前記モータからの駆動力が伝達されず前記検知ギアが回転しない,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記メモリには認証情報が記憶され,
    前記制御部は,
    前記メモリに記憶された前記認証情報を読み取り,読み取った前記認証情報が所定の認証情報に合致する場合,前記モータの駆動を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において,
    複数の前記カートリッジを装着する装着部を備え,
    前記制御部は,
    前記装着部に装着された複数の前記カートリッジのそれぞれから読み取った前記認証情報が全て所定の認証情報に合致する場合,前記モータの駆動を行う,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    出荷時に使用情報として第1値が記憶されている装置側メモリを備え,
    前記制御部は,
    前記モータを駆動した際に前記検知部が前記被検知部の移動を検知しなかった場合であって,かつ前記使用情報に前記第1値が記憶されている場合,
    前記使用情報を第2値に更新し,さらに,
    前記算出処理および前記カウンタ値書込処理を実行する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    出荷時に使用情報として第1値が記憶されている装置側メモリを備え,
    前記制御部は,
    前記モータを駆動した際に前記検知部が前記被検知部の移動を検知しなかった場合であって,かつ前記使用情報に前記第1値が記憶されている場合,
    前記使用情報を第2値に更新し,さらに,
    前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値が出荷時の値である初期値の場合には,前記算出処理および前記カウンタ値書込処理を実行し,
    前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値が前記初期値以外の場合には,前記算出処理および前記カウンタ値書込処理を実行しない,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. カートリッジであって,
    着色剤を収容する収容部と,
    カウンタ値と,初回の使用か否かを示す初回情報と,を記憶するメモリと,
    を備える前記カートリッジと,
    制御部と,
    を備えた画像形成装置であって,
    前記制御部は,
    前記メモリに記憶された前記カウンタ値を読み取るカウンタ値読取処理と,
    前記メモリに記憶された前記初回情報を読み取る初回情報読取処理と,
    を実行し,
    さらに前記制御部は,
    前記初回情報読取処理にて読み取った前記初回情報が初回の使用であることを示す情報であった場合,
    前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値に,所定の正値または負値である加算値を加算した更新値を算出する算出処理と,
    前記算出処理にて算出した前記更新値を,前記カウンタ値として前記メモリに書き込むカウンタ値書込処理と,
    初回の使用でないことを示す情報を,前記初回情報として前記メモリに書き込む初回情報書込処理と,
    を実行する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値が所定値である場合,前記所定値に達したことを示す信号を生成する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    報知部を備え,
    前記制御部は,
    前記カウンタ値読取処理にて読み取った前記カウンタ値が所定値である場合,前記報知部を制御して,前記所定値に達したことを報知させる,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    外部装置と通信する通信部を備え,
    前記制御部は,
    前記通信部を制御して,前記外部装置に,前記カウンタ値が所定値に達したことを示す信号を送信させる,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記メモリに記憶される前記カウンタ値を更新する更新命令を受け付ける受付部を備え,
    前記制御部は,
    前記受付部が前記更新命令を受け付けた場合,前記算出処理および前記カウンタ値書込処理を実行する,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 着色剤を収容する収容部と,
    所定の方向に延びる軸を中心に回転する検知ギアと,
    前記検知ギアの回転に伴って位置が移動する被検知部と,
    カウンタ値を記憶するメモリと,
    を備えるカートリッジであって,
    駆動力が伝達されて前記検知ギアが回転し,
    前記被検知部の位置が移動した場合,前記カウンタ値に所定の正値または負値である加算値を加算した更新値が,新たな前記カウンタ値として前記メモリに書き込まれる,
    ことを特徴とするカートリッジ。
  13. 着色剤を収容する収容部と,
    カウンタ値と,初回の使用か否かを示す初回情報と,を記憶するメモリと,
    を備えるカートリッジであって,
    前記メモリに記憶される前記初回情報が初回の使用であることを示す情報であった場合,
    前記カウンタ値に所定の正値または負値である加算値を加算した更新値が,前記カウンタ値として前記メモリに書き込まれ,
    さらに初回の使用でないことを示す情報が,新たな前記初回情報として前記メモリに書き込まれる,
    ことを特徴とするカートリッジ。
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