JP3492856B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3492856B2
JP3492856B2 JP17818096A JP17818096A JP3492856B2 JP 3492856 B2 JP3492856 B2 JP 3492856B2 JP 17818096 A JP17818096 A JP 17818096A JP 17818096 A JP17818096 A JP 17818096A JP 3492856 B2 JP3492856 B2 JP 3492856B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
replenishing device
toner replenishing
bottle
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17818096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1020642A (ja
Inventor
謙三 巽
勝 田中
治司 水石
滋 渡邊
俊隆 山口
武男 須田
洋 吉永
賢 雨宮
真由美 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP17818096A priority Critical patent/JP3492856B2/ja
Publication of JPH1020642A publication Critical patent/JPH1020642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3492856B2 publication Critical patent/JP3492856B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂静電方式の画像形成装置において、
感光体上に形成された静電潜像は、現像装置から供給さ
れるトナーにより可視像化されて記録紙に転写され、定
着工程を経ることで記録物となり、機外に排出される。
トナーはこのような現像とともに消費されるので、トナ
ー補給装置により消費分が補給されるようになってい
る。トナー補給装置は、画像形成装置の一部として構成
される。トナー補給装置を含む画像形成装置について、
公知でない従来技術として次のものがある。
【0003】トナーボトルを着脱自在に保持するトナ
ー補給装置と、このトナー補給装置を所定の引き出し位
置と所定の装着位置との間で往復動自在に支持する本
体、とを有する画像形成装置であって、前記本体には前
記トナー補給装置を前記所定の装着位置にて係止する係
止部材が設けられ、前記トナー補給装置には、トナーの
供給に適する所定の位置に位置保持されたトナーボトル
の栓を開き状態または閉じ状態に切り換える開閉手段
と、開揺動態位と閉揺動態位との間で位置変位してこの
位置変位に応じて前記開閉手段に作用し、前記開揺動態
位にて前記栓を開き状態に、前記閉揺動態位にて前記栓
を閉じ状態に、それぞれ保持する操作レバーが設けられ
ている画像形成装置。
【0004】トナーボトルを保持しているトナー補給装
置は、該トナー補給装置を支持する画像形成装置本体、
あるいは現像ユニット本体(以下、トナー補給装置を支
持するものを単に、本体と称する。)などの本体上の所
定の装着位置にて係止部材により位置保持された状態も
とで、該トナー補給装置に装着されているトナーボトル
のトナーを本体側に供給する。所定の装着位置に位置決
めされているトナー補給装置において、操作レバーを開
揺動態位におく操作により開閉手段が作動してトナーボ
トルの栓が開き状態になる。この開き状態のもとで、該
トナーボトルのトナーは本体側に供給される。
【0005】こうしてトナーの供給が行なわれ、やが
て、トナーボトルが空になると、オペレータは前記操作
レバーを閉揺動態位に切り換えることで開閉手段を作動
させてトナーボトルの栓を閉じ状態に切り換え、これに
よりトナーボトルの栓を閉じ状態にした上で、係止部材
を操作して該トナー補給装置の係止を解除した上で、ト
ナー補給装置を所定の引き出し位置まで引き出し、この
引き出し位置にて新しいトナーボトルとの交換を行な
い、交換が済んだら、トナー補給装置を再び所定の装着
位置まで押し込み、係止部材にて位置保持した上で、操
作レバーを操作して開閉手段により新しいトナーボトル
の栓を開き状態にし、トナーの供給が行なわれる状態に
する。
【0006】従来、係止部材はオペレータが操作しやす
いように外部に露出している。また、該トナー補給装置
が前記所定の装着位置におかれているときには該トナー
補給装置上のトナーボトルをトナーの供給に適する所定
の位置に位置保持し、該トナー補給装置が前記所定の装
着位置から前記所定の引き出し位置側に移動したときに
は、この移動に応じて、前記トナーボトルの位置保持を
解除する手段が講じられている。
【0007】上記の画像形成装置において、トナー
補給装置が所定の装着位置から所定の引き出し位置側に
移動するときには、この移動に応じて、トナーボトルの
位置保持を解除するトナーボトルの位置保持手段が設け
られているもの。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の画像形成装置
においては、操作レバーが開揺動態位であって、かつト
ナー補給装置が所定の装着位置にあるときに、オペレー
タなどが誤って係止部材に触れたり或いは係止部材を操
作したりすると、この係止部材が本体に対するトナー補
給装置の係止を解除してしまうことがある。係止が解除
されると、トナー補給装置は所定の装着位置からずれて
しまう。トナー補給装置が所定の装着位置にあり、操作
レバーが開揺動態位にあるときには、栓が開き状態にな
っていてトナー補給装置と本体とでトナー供給経路を構
成しているが、トナー補給装置が所定の装着位置からず
れると、トナー供給経路が切れてしまい、トナーの供給
が行なわれなくなる。
【0009】また、トナーボトルの栓が開き状態にあ
り、かつ、トナー補給装置は、トナーボトルを位置保持
するための手段である付勢手段により所定の装着位置側
から所定の引き出し位置側に移動する向きに付勢されて
いるが、係止部材の係止が解除されると、それまで阻止
されていた上記付勢によるトナー補給装置が移動し、栓
が開き状態にあるトナーボトルがトナー補給装置上で不
安定に移動し、このため、トナーボトル内のトナーが外
部にトナー補給装置上にこぼれてしまうとの問題もあ
る。
【0010】前記の画像形成装置において、トナー補
給装置が所定の装着位置におかれていないときにはトナ
ーボトルはトナー補給装置上において位置が定まらず、
この状態のもとで操作レバーの操作に応じて開閉手段は
動作可能ではあるが、栓を掴む体勢にない。それにも関
わらず、誤って操作レバーを操作して開揺動態位にし、
この状態のもとでトナー補給操作装置を所定の装着位置
に移動させ得たとしても、開閉装置が栓を掴む状態にな
いのでトナーボトルをトナーの供給可能な正規の状態に
おくことができない。
【0011】そこで本発明は、上記の問題を解消し、ト
ナー補給装置に対する操作レバーの誤操作を防止し、ま
た、簡単に誤操作状態を正規の状態になおすことのでき
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1)トナーボトルを着脱自在に保持するトナー補給装
置と、このトナー補給装置を所定の引き出し位置と所定
の装着位置との間で往復動自在に支持する本体、とを有
する画像形成装置であって、前記本体には前記トナー補
給装置を前記所定の装着位置にて係止する係止部材が設
けられ、前記トナー補給装置には、トナーの供給に適す
る所定の位置に位置保持されたトナーボトルの栓を開き
状態または閉じ状態に切り換える開閉手段と、開揺動態
位と閉揺動態位との間で位置変位してこの位置変位に応
じて前記開閉手段に作用し、前記開揺動態位にて前記栓
を開き状態に、前記閉揺動態位にて前記栓を閉じ状態
に、それぞれ保持する操作レバーが設けられている画像
形成装置において、前記所定の装着位置におかれた前記
トナー補給装置を係止している前記係止部材の係止解除
動作を、前記揺動態位から前記揺動態位への前記操
作レバーの位置変位に応じて阻止する手段を設けた(請
求項1)。
【0013】(2)(1)記載の画像形成装置におい
て、トナー補給装置が前記所定の装着位置におかれてい
るときに前記トナー補給装置上のトナーボトルに作用し
て前記トナーボトルを前記トナー補給装置の一部に押圧
して位置決めし、前記トナー補給装置が前記所定の装着
位置から前記所定の引き出し位置側に向けて移動する動
作に応じて前記押圧を解除する付勢手段を有することと
した(請求項2)。
【0014】(3)(2)記載の画像形成装置におい
て、前記付勢手段は、前記本体と前記トナー補給装置上
に置かれるトナーボトルとの間に介在する弾性手段とし
た(請求項3)。
【0015】(4)トナーボトルを着脱自在に保持する
トナー補給装置と、このトナー補給装置を所定の引き出
し位置と所定の装着位置との間で往復動自在に支持する
本体、とを有する画像形成装置であって、前記本体には
前記トナー補給装置を前記所定の装着位置にて係止する
係止部材が設けられ、前記トナー補給装置には、トナー
の供給に適する所定の位置に位置保持されたトナーボト
ルの栓を開き状態または閉じ状態に切り換える開閉手段
と、開揺動態位と閉揺動態位との間で位置変位してこの
位置変位に応じて前記開閉手段に作用し、前記開揺動態
位にて前記栓を開き状態に、前記閉揺動態位にて前記栓
を閉じ状態に、それぞれ保持する操作レバーが設けられ
ているとともに、前記トナー補給装置が前記所定の装着
位置から前記所定の引き出し位置側に移動するときに
は、この移動に応じて、前記トナーボトルの位置保持を
解除するトナーボトルの位置保持手段を有する画像形成
装置において、前記操作レバーが前記開揺動態位におか
れた状態のもとで、前記所定の装着位置よりも前記引き
出し位置寄りの任意の位置から前記所定の装着位置に向
けて前記トナー補給装置を移動させるとき、該トナー補
給装置と共に移動する前記操作レバーが、前記所定の装
着位置よりも前記所定の引き出し位置側の前方位置にて
前記係止部材と衝突するようにした(請求項4)。
【0016】(5)(4)記載の画像形成装置におい
て、前記衝突した状態からさらに前記トナー補給装置を
前記所定の装着位置に向けて移動させるとき、この移動
動作に応じて前記係止部材と衝突した状態にある前記操
作レバーが前記係止部材により押動させられて、前記開
揺動態位から前記閉揺動態位に位置変位するようにした
(請求項5)。
【0017】(6)(1)、(2)、(3)または
(4)記載の画像形成装置において、前記操作レバーは
トナー補給装置に一端部を枢着されていて、前記開閉手
段の一部たるカムフォロワと係合して該開閉手段に作用
するカム部を有するとともに、トナー補給装置を往復動
させる際の把っ手の機能も有することとした(請求項
6)。
【0018】
【発明の実施の形態】
(一)請求項1〜請求項3、請求項6記載の発明の説明 図1は、トナー補給装置および本体について、形状や構
造を単純化して模式的に示している。図1において、ト
ナーボトル38はトナー補給装置6の一部をなすボトル
受台42に着脱自在である。ボトル受台42は具体的に
は図11に示すようなもので、一端側には筒状のトナー
ホッパ部40が形成されている。トナーボトル38は、
所謂ボトルの形状をしていて、新しいトナーボトルには
中にトナーが充填されていてトナー吐出口38aには栓
68がしてある。図1において、新しいトナーボトル3
8はボトル受台42に、栓68がされたままの状態で、
栓68の側をトナーホッパ部40に向けて、図15に示
すようにボトル形状に合わせて湾曲しているボトル受台
42上に、上方から置くことにより装着することができ
る。ボトル受台42には、図10に符号42fで示すよ
うな凸条のガイドが形成されていて、このガイド42f
が本体108に形成された凹条のガイド108cに係合
して、引き出し方向である矢印1aの向き及び、装着方
向である矢印Jの向きに往復動自在である。
【0019】図1に示すように本体108の下面には板
ばね110の一端側が固定されている。この板ばね11
0の自由端側には抜け止め用ストッパの機能を果たす係
止部材112が取付けられている。この係止部材112
は、図14にも示すように、傾斜面部112a、平坦部
112b、垂直部112c、操作部119と一体的に構
成されている。ボトル受台42の下面は図2に示すよう
に溝状部42gが形成されていて、この溝状部42gの
矢印1a方向端は壁部42hで塞がれている。
【0020】この溝状部42gの幅は、係止部材112
およびばね110の幅よりも大きく形成されているの
で、溝状部42gの位置にあるときには係止部材112
及びばね110は溝状部42g中に嵌入できる。
【0021】 係止部材112は外力が作用しない状態
のもとでは、図1に示すように傾斜面部112aの中間
部が壁部42hの下端縁と対応する位置関係にある。よ
って、トナー補給装置6を図1に示す状態から矢印1a
に示す向きに押し込んでいくと、やがて壁部42hが傾
斜面部112aに当接して係止部材112をばね110
の弾性に抗して押し下げ、平坦部112bを乗り越え、
垂直部112cが本体108と対向するようになって、
図5に示すようにトナー補給部材6を矢印Jの向きに戻
せない状態に係止する。このように係止部材112によ
りトナー補給装置6が係止されたときの位置を、トナー
補給装置6の所定の装着位置という。
【0022】上記所定の装着位置とは反対に、図1にお
いて、トナー補給装置6を最大限、矢印Jの向きに引き
出したときのトナー補給装置6の位置を所定の引き出し
位置という。この所定の引き出し位置では、本体108
に設けたストッパ109が溝状部42gの後端側壁部4
2jに当接することにより、この位置よりも図1に矢印
Jの向きに引き出すことができない。
【0023】図1に示す状態は、図15に示す状態に相
当し、かかる所定の引き出し位置にあるとき、トナー補
給装置6のボトル装着位置の上方は開放されているの
で、トナーボトル38の交換作業が可能である。トナー
ボトルの交換に際しては、空のトナーボトル38をボト
ル受台42から取り出してから、新しいトナーボトル3
8を、その栓68側がトナーホッパ部40側に向くよう
にしてボトル受台42上に置く。次に、トナー補給装置
6を矢印1aの向きに押し込むと、トナー補給装置6は
ガイド42f、108cなどにより案内されて進み、や
がてトナーボトル38の底部がジョイント62に当接す
るようになり、さらに、該トナーボトル38の肩部がリ
ブ44cに当接した状態となる(図16参照)。このと
き、同時に栓68は海綿状のシール部材78に当接した
状態となっており、トナー補給装置6はこのような状態
で位置保持される。この位置が前記した所定の装着位置
に相当する。
【0024】この所定の装着位置では、トナーボトル3
8の口部が図16に示すようにシール部材78に当接
し、トナーボトル38の底部はジョイント62に当接し
ている。 ジョイント62は図18に示すようにケース
66に軸支された軸61に取付けられている。この取付
けの態様は、キー溝に設けたキー61aにより回転は軸
61と一体であるが、軸方向の移動は可能になってい
る。軸61の軸端には抜け止め61bが設けられてい
て、ジョイント62が軸61から外れるのが阻止されて
いる。
【0025】 かかる構成により、トナー補給装置6が
所定の装着位置にあるとき、トナーボトル38の底部
は、ばね64の弾性により押され、該トナーボトル38
の肩部は、図16に示すようにホッパ部40と一体的な
リブ44cに当接して位置保持される。ここで、ばね8
2はトナー補給装置6が所定の装着位置におかれている
ときにトナー補給装置6上のトナーボトル38に作用し
てトナーボトル38をトナー補給装置6の一部であるリ
ブ44cに押圧して位置決めし、トナー補給装置6が所
定の装着位置から所定の引き出し位置側に向けて移動す
る動作に応じて押圧を解除する弾性手段の一例である付
勢手段である(請求項2、請求項3)。
【0026】トナーホッパ部40には、トナーボトル3
8の栓68を開き状態(図17参照)または閉じ状態
(図16参照)に切り換える開閉手段が設けられてい
る。この開閉手段の詳細は後述するが、概略を延べる
と、図16において、コレットチャック70、円筒ケー
ス72、軸部材76、ばね82、スライド軸86などを
主な部材とし、閉栓状態にあるトナーボトル38の肩部
がリブ44cに押し当てられているときにこの状態のも
とで、スライド軸86をJの向きに移動すると、図17
に示すようにコレットチャック70が栓68を掴んで引
き出し、栓68を開き状態にするし、スライド軸86を
1aの向きに戻せばこの移動に応じて図16に示すよう
に栓68を閉じ状態にする。
【0027】このようなスライド軸86の移動は、図8
に外観形状を示すような操作レバー84により行なわれ
る。操作レバー84の支点部84aは図1に示すように
ホッパ部40に軸40aにより枢着されている。操作レ
バー84は、コの字型のハンドルで、2つのカム部84
b、把っ手部84c、衝突部84d、覆い部84eなど
を有する(請求項6)。カム84bは、さらに、曲面部
84b−2と、この曲面部を挾むようにして形成された
けたクリック部84b−1、84b−3などからなる。
【0028】操作レバー84のカム部84bには伸張性
のばね82の付勢力によりスライド軸86が押し当てら
れた状態となっている。操作レバー86は、軸40aを
支点として回動自在である。図1に示すように操作レバ
ー84を水平にした閉揺動態位ではスライド軸86がク
リック部84b−3に係合した状態に保持される。この
状態は図16に示すように円筒ケース72がばね82に
よりリブ44cに当接した状態であり、コレットチャッ
ク70が開いていて、トナーボトル38の栓68は閉じ
状態のままである。
【0029】図1に示した閉揺動態位の状態にある操作
レバー84の把っ手部84cを掴んで軸40aを支点に
して該操作レバー84を押し下げると、スライド軸86
はカム部84bに摺接しつつクリック部84b−3から
曲面部84b−2を経て図5に示すようにクリック部8
4b−1に至り、この状態に操作レバー84は保持され
る。このとき、曲面部84b−2によりスライド軸86
を押し動かされ、コレットチャック70が栓68を掴ん
で矢印Jの向きに移動し、図17に示すようにトナーボ
トル38を開き状態にする。この状態で、トナーボトル
38内のトナーはトナーホッパ部40を経て、現像装置
部など所要の部位に供給可能となる。このように操作レ
バー84は開揺動態位と閉揺動態位との間で位置変化さ
せることができ、この位置変化に応じて開閉手段を作動
させて、トナーボトルの栓を開き状態または閉じ状態に
位置変化させることができる。このような操作レバー8
4の操作そのものは、ボトル受台42にトナーボトルが
セットされている、いないに拘らず可能である。
【0030】通常のトナーボトルの交換作業の手順を説
明する。 1.図1に示すように、トナー補給装置6は所定の引き
出し位置にある。操作レバー84はクリック部84b−
3にスライド軸86が係合していることで閉揺動態位に
保持されている。この状態のもとでトナーボトル38を
交換する。空のトナーボトル38をボトル受台42から
取り出し、トナーが充填された新しいトナーボトルを3
8をボトル受台42に乗せる。
【0031】2.操作レバー84の把っ手部84cを掴
み、図3に示すようにトナー補給装置6を矢印1aの向
きに押し動かす。トナー補給装置6が所定の装着位置に
達する過程で係止部材112が壁部42hを乗り越え、
所定の装着位置に至った時点でばね82の弾性力により
トナーボトル38を介してジョイント62がトナー補給
装置を矢印1aの向きに付勢するので、図5に示すよう
に係止部材112の垂直部112cとトナーホッパ40
の壁部とが圧接した状態となり、トナー補給装置6は所
定の装着位置に保持される。このとき、トナーボトル3
8は図16に示すように肩部がリブ44cに当接してい
てかつ、栓68が閉じ状態になっていて、コレットチャ
ック70が栓68を掴み得る位置にて開いている。
【0032】3.オペレータが操作レバー84を掴み、
図1に示す閉揺動態位から図5に示す開揺動態位に変位
させる。このレバー操作に従い、カム部84bがスライ
ド軸86を押し動かし、軸部材76が矢印Jの向きに移
動し、この移動に伴ってコレットチャック70が栓68
を掴みトナーボトル38から栓68を引き抜く。開揺動
態位では、スライド軸86がクリック部84b−1に係
合してこの開揺動態位での回動位置が保持される。開揺
動態位において、操作レバー84の一部として形成され
たコの字状の覆い部84eが図5に示すように操作部1
19を操作不能に上下方向から包囲している(請求項
1)。従って、この状態では、操作部119を押して係
止部材112を押し下げようとしても、覆い部84eに
よりガードされているので、操作部119の押し下げ操
作ができない。仮に押し下げ操作ができるものとする
と、開き状態にあるトナーボトル38を乗せたトナー補
給装置6が、ばね82の働きで所定の装着位置からずれ
てしまい、トナーボトル38からのトナー供給ができな
くなる。しかし、この例では、操作レバーの覆い部84
eが係止部材112の操作部119を覆うので、特に、
下側にまわり込むように覆う部位が係止部材112の下
動を妨げるので、誤操作が防止される。よって、この覆
い部84eは、係止部材の係止解除動作を阻止する手段
の一例を構成する。この図5に示す開揺動態位にて、ト
ナーボトル38からのトナー供給が行なわれる。
【0033】4.トナーボトル38を交換する場合、図
6に矢印で示すようなレバー操作を行ない、操作レバー
84を図5に示す開揺動態位から図1に示す閉揺動態位
に変位させる。このような操作レバー84の動作に従
い、カム部84bの働きにより軸部材76が図17に示
す状態から図16に示す状態に移動し、トナーボトル3
8の栓68が閉じ状態になる。また、この操作レバー8
4の操作により、操作部119は覆い部84eにより覆
われなくなるので、操作部119の操作が可能となる。
【0034】5.操作レバー84を揺動態位にするこ
とにより、トナーボトル38の栓68を閉じてから、操
作部119を押し下げ、この押し下げた状態のもとで、
操作レバー84の把っ手部84cを掴み、矢印Jの向き
に引き出し、図1に示す所定の引き出し位置まで移動さ
せ、ここでトナーボトル38の交換を行なう。
【0035】(二)請求項4〜請求項6記載の発明の説
明 前記(一)で説明した内容を前提に以下、説明する。図
1に示すように、トナー補給装置6が所定の引き出し位
置にあり、操作レバー84が閉揺動態位にあるとき、ト
ナーボトル38の交換が行ない、誤って、すぐに操作レ
バーを揺動態位に押し下げたとする。この場合には、
ボトル受台42上でのトナーボトル38の位置は不安定
であり、開閉手段のコレットチャック70がトナーボト
ル38の栓68を掴むことのできる位置にないので、コ
レットチャック70は栓68を掴むことなく、図17に
示す位置に移動しており、しかも該コレットチャック7
0は閉じていて、栓68を掴む体勢にない。従って、か
かる状態の下では仮にトナーボトル38を、その肩部が
リブ44cに当接するまで移動させたとしても、再度操
作レバー84を操作しないと、栓68を開き状態にする
ことはできない。
【0036】 本例では、このように、トナー補給装置
6が所定の装着位置以外の位置にあるときに、操作レバ
ー84を誤って開揺動態位に移動したままでは、該トナ
ー補給装置6を所定の装着位置まで移動できないように
している。そのための手段として、図7に示すように操
作レバー84を開揺動態位にしたままで、トナー補給装
置6を矢印1aで示す向き、つまり、所定の引き出し位
置から所定の装着位置に向かう向きに移動したとき、そ
の途中で、操作レバー84の衝突部84dが、係止部材
112の先端部に形成した操作部119と衝突するよう
に相互の位置関係を設定している(請求項4)。
【0037】かかる衝突は、正規の操作においては発生
しない事態であるので、オペレータに、誤操作を気付か
せることができる。また、仮にこの状態で誤操作を気付
かなかったときでも以下に述べるように、本体の前カバ
ーを閉じることができないので、この段階でも異常を気
付かせることができ、さらに、電気的手段により、画像
形成装置を運転状態にさせないようにすることもでき
る。
【0038】図7において、符号108aは本体の前カ
バーを示し、この前カバー108aには、トナー補給装
置6の出入り操作に必要な開口120が形成されてい
る。この開口120は図示しない前カバーにより開閉自
在であり、トナー補給装置6が所定の装着位置におかれ
たときには、この前カバーと閉じることができるように
なっている。前カバーが閉じると、閉じたことが確認用
のインタロックスイッチにより確認されて該スイッチが
オンとなり、画像形成装置を運転状態におくことができ
るが、前カバーを閉じることができない場合には、イン
タロックスイッチをオンにすることができないので、画
像形成装置を運転状態におくことができない。
【0039】本例では、図7に示すように、衝突部84
dが操作部119と衝突したとき、操作レバー84の一
部は本体の前側板108aの位置と交差する状態にあ
る。従って、操作レバー84があるために、前カバーを
閉じることができず、よって、画像形成装置を運転状態
におくことができない。このようにして、操作レバー8
4の誤操作によりトナーボトル38が正規の状態に位置
しておらず、トナーの供給ができない状態のもとでは、
画像形成装置の運転を停止状態にできる。
【0040】図7に示すように、衝突部84dが操作部
119と衝突した状態のもとにおいて、係止部材112
の平坦部112bは既に壁部42h上に乗り上げている
ので、操作レバー84以外の部材、例えば軸部材76を
矢印1aの向きに押すことにより、トナー補給装置6を
矢印1aの向きに動かすことができる。このようなトナ
ー補給装置6の移動により、操作レバー84は操作部1
19により矢印Jの向きに押し動かされる。このため、
スライド軸86がクリック部84b−1を外れると、ば
ね82の力による軸部材76の矢印1aの向きの移動に
従い、スライド軸86も矢印1aの向きに移動するの
で、該スライド軸86が曲面部84b−2を押圧して操
作レバー84を図7に2点鎖線で示す閉揺動態位に自動
的に戻る。
【0041】つまり、衝突部84dが操作部119と衝
突した状態のもとにおいて、トナー補給装置6と一体的
な部位であって、操作レバー84以外の部位を矢印1a
の向きに押動すると、この押動に応じて、操作レバー8
4は開揺動態位から閉揺動態位に位置変位する(請求項
5)。このようにして、操作レバーの誤操作状態が容易
に解消される。
【0042】(三)トナー補給装置の例 以下、トナー補給装置6の具体的な構成についてこれに
関連する諸部材とともに説明する。図9に示すように、
画像形成装置2には、図示しない画像形成装置本体に着
脱自在に配設されるプロセスカートリッジ4と、このプ
ロセスカートリッジ4に着脱自在に配設されるトナー補
給装置6が備えられており、プロセスカートリッジ4に
は、像担持体としての感光体8と、現像装置10とが一
体的に収納されている。感光体8の周囲には、帯電ロー
ラ12、転写ローラ14、クリーニングブレード16等
が備えられており、現像装置10には、攪拌スクリュー
18,20、現像スリーブ22、ドクターブレード24
等が備えられている。図9中、符号26はトナーリサイ
クルベルトを、符号28はトナー濃度センサを示してい
る。
【0043】作像動作は次のように行なわれる。感光体
8は除電光32により除電され、表面電位が0〜−15
0Vの基準電位に平均化される。次に帯電ローラ12に
より帯電され、表面電位が−1100V前後となる。次
に露光光34で露光され、光が照射された部分(画像
部)は表面電位が0〜−290Vとなる。現像スリーブ
22には−800V前後のバイアス電圧がかけられてい
るため、現像スリーブ22上のトナーが上記画像部分に
付着する。
【0044】トナー像が作られた感光体8は回転移動
し、図示しない給紙部より用紙先端部と画像先端部とが
転写ローラ14部位で一致するようなタイミングで転写
紙が送られ、転写ローラ14部で感光体8表面のトナー
像が転写紙へ転写される。その後転写紙は図示しない定
着部へ送られ、熱と圧力によりトナーが転写紙へ融着さ
れてコピーとして排出される。感光体8上に残った残留
トナーはクリーニングブレード16により掻き落とさ
れ、その後感光体8は除電光32により残留電荷を除電
されてトナーの無いまっさらな状態となり、再び次の作
像工程へ移る。上述した感光体8、帯電ローラ12、現
像装置10及びクリーニングブレード16等は、一体の
感光体回りケース内に納められている。クリーニングブ
レード16を有するクリーニング装置で回収された残留
トナーはプーリ27と同軸に設けられたトナー搬送コイ
ルにより紙面を貫く方向上の位置に設けられたトナーリ
サイクルベルト26の位置まで搬送される。そして、ト
ナーリサイクルベルト26により攪拌スクリュー18,
20を有する現像剤攪拌部へ送られ、トナーがリサイク
ルされる仕組みになっている。
【0045】次に、現像装置10について説明する。現
像スリーブ22は、内部に5極の磁石を配置した固定軸
を有し、この外周面を非磁性のパイプ材で覆う構成で、
このパイプ材が回転することで現像剤が現像スリーブ2
2上を移動する。現像剤は、キャリアと呼ばれる小さな
鉄球とトナーより構成される2成分タイプである。現像
剤は攪拌スクリュー18,20で攪拌されながら循環
し、これによってトナーは電荷を持ち、キャリアに付着
して感光体8表面まで運ばれ、静電気力の作用で感光体
8へ付着可能となる。現像剤のうち、キャリアは循環し
ているが、トナーは感光体8上の画像部分へ付着するの
で消費される。従って、適宜補給する必要がある。ま
た、現像剤は感光体8への供給量を一定にしないと、画
像濃度不良や濃度ムラを発生するので、現像剤の流入量
を規制する上記ドクターブレード24が配置されてい
る。
【0046】図9に示すように、トナー補給装置6に
は、概略、トナー収容容器としてのトナーボトル38
と、トナーホッパ部40を一体に有してトナーボトル3
8を収容するボトル受台42と、トナーホッパ部40に
装着されてトナーボトル38と一体的に回転するボトル
保持部材44が備えられており、ボトル保持部材44は
複数の押し出し部材46を有している。トナーホッパ部
40には開口部48が形成されており、この開口部48
の外面にはトナー補給量を適正にするための弾性を有す
る補給量規制部材50が設けられている。また、開口部
48の外方にはトナー導入カバー52が取り付けられて
おり、このトナー導入カバー52の下端には水平状に開
口するトナー供給口54が形成されている。
【0047】一方、プロセスカートリッジ4側には、現
像装置10の攪拌スクリュー20の上部位置をもって、
同じく水平状に開口するトナー受入口56が形成されて
おり、トナー補給装置6の装着位置でトナー供給口54
とトナー受入口56は対向するようになっている。トナ
ーボトル38のトナー吐出口38aからトナーホッパ部
40に流出したトナーは(矢印A)、ボトル保持部材4
4の押し出し部材46で押し上げられ(矢印B)、開口
部48を通ってトナー導入カバー52に入り込み(矢印
C)、連通状態にあるトナー供給口54とトナー受入口
56を通って現像装置10内へ補給される(矢印D)。
そして、これらのトナー供給口54とトナー受入口56
はそれぞれ後述するシャッター部材で開閉されるように
なっている。
【0048】次に、トナー補給装置6を図10乃至図1
5に基づいて詳細に説明する。図10はトナー補給装置
6をプロセスカートリッジ4に装着した状態の外観図で
あり、図11はトナー補給装置6の部品構成図である。
トナーボトル38は、装置本体後側板58に固定された
駆動部60によって回転駆動される。この駆動部60
は、ジョイント62、スプリング64、モータ及び軸を
内蔵したケース部66から構成されており、ジョイント
62の先端には凹部62aと凸部62b,62bが形成
されている。これに対応してトナーボトル38の底部
(後端)には、ジョイント62の凹部62aに入り込む
円柱状凸部38bと、凸部62bの側面に係合する角柱
状凸部38cが形成されている。円柱状凸部38bの凹
部62aへの嵌入によってトナーボトル38の底部が保
持され、凸部62bに対する角柱状凸部38cの係合に
よってトナーボトル38の回転が得られるものである。
駆動部60のジョイント62が矢印E方向に回転する
と、トナーボトル38も同一方向に回転する(図1
0)。
【0049】トナーボトル38にはその内壁面に螺旋状
の突起38dが形成されており、回転させることにより
トナー吐出口38aからトナーが吐出する。このトナー
吐出口38aにはトナーが不使用時に吐出するのを防止
する栓68がはめ込まれている。ボトル保持部材44の
先端側には複数のリブ44aが一体形成されており、こ
れらのリブ44aに上記押し出し部材46が両面テープ
等で貼り付けられている。押し出し部材46はマイラー
やゴム等の弾性材料から成る。ボトル保持部材44の内
壁面にはリブ44bが形成されており、このリブ44b
がトナーボトル38の頭部に設けられた平面部38eあ
るいは凸片部に引っ掛かって両者が一体的に回転するよ
うになっている。
【0050】図11において、符号70は栓68を摘ん
だり離したりするコレットチャックで、円筒ケース72
に内蔵され、ネジ74によって軸部材76と一体化され
ている。符号78はシール材、80はシール部材、82
はコレットチャック70、円筒ケース72、軸部材76
等の一連の部品をトナーボトル38側へ常時加圧するコ
イルバネを示す。これらの組付部品はトナーホッパ部4
0内に保持されている。符号84は栓68を開閉栓制御
する操作レバーであり、一体に形成された軸部84aが
ボトル受台42の先端部に形成された軸穴42aに支持
されて回転可能となっている。また、符号86は軸部材
76に形成された穴76aに入るスライド軸であり、操
作レバー84に形成されたカム部84bに接触してお
り、操作レバー84を図10に示すF方向へ回転させ、
前記コレットチャック70等の一連の部品をトナーボト
ル38から離れる方向にスライドさせると、栓68がト
ナー吐出口38aから抜けてトナーボトル38内のトナ
ーがトナーホッパ部40内へ吐出する(図16,図1
7)。これについての詳細は後述する。
【0051】次にトナー供給口54を開閉するシャッタ
ー部材等について説明する。図11に示すように、トナ
ーホッパ部40の開口部48に設けられる補給量規制部
材50はマイラーやゴム等の弾性材料で形成されてお
り、スリット穴50a(細長い角穴)を有している。こ
のスリット穴50aの幅設定によりトナー補給量を適正
にしている。なお、補給量規制部材50は開口部48に
両面テープ等で貼り付けられている。開口部48の外方
に取り付けられるトナー導入カバー52の内方にはトナ
ー供給口54を開閉するシャッター部材88が上下方向
に移動可能に、すなわち、水平状に開口されたトナー供
給口54に対して垂直状態(交差状態)に設けられてい
る。シャッター部材88は、シャッター本体としての湾
曲可能な弾性部材90と、これを支持する支持部材92
と、この支持部材92に一体形成された円柱状の突起部
94とから構成されており、支持部材92はシャッター
部材88を常時閉じるように付勢するバネ部材96を有
している。この実施例では弾性部材90はマイラー等の
ポリエステルフィルムで形成されており、両面テープ等
で支持部材92に貼り付けられている。トナー導入カバ
ー52には突起部94が移動するための移動用孔52a
が形成されている。
【0052】トナー導入カバー52には、図12に示す
ように、底面にトナー供給口54が形成されているとと
もに、シャッター部材88の弾性部材90を案内する円
弧状のガイド部98,98が一体に形成されている。ま
た、ガイド部98の終端側には、弾性部材90の先端を
食い込ませてトナー飛散を防止するための弾性シール部
材としてのスポンジシール部材100が設けられてい
る。図11において、開口部48の近傍に表示される符
号104は、後述する第2シャッター部材を駆動するた
めの水平方向に台形状に突出する第2案内リブを示して
おり、符号106は弾性部材90の背面側を支持する変
形規制ガイドを示している。
【0053】図13に示すように、ボトル受台42はガ
イド板108上を矢印G方向に着脱可能となっており、
ガイド板108は装置本体後側板58と装置本体前側板
59に図示しないネジで固定されている。装置本体前側
板59には位置決めピン109が形成されており、この
位置決めピン109がボトル受台42の位置決め穴42
bに入り込むことによってガイド板108とトナー補給
装置6との位置決めがなされる。この他にも装置本体前
側板59には位置決めピンが形成されており、これは受
台42の位置決め穴42cに入り込むようになってい
る。また、ガイド板108の先端には、ガイド板108
に固定された板バネ110で支持された抜け止め用係止
部材112が設けられており、この抜け止め用係止部材
112を下方に押し下げた状態でトナー補給装置6を装
着し、装着後抜け止め用係止部材112を戻すと、図1
3に示すように、抜け止め用係止部材112が受台42
の先端部に係合し、トナー補給装置6は抜け止め状態に
保持される。
【0054】図15はトナー補給装置6を所定の引き出
し位置に引き出した状態を示していて、この状態のもと
で、トナーボトル38はトナー補給装置6に対して着脱
される。この場合の抜け止めは、図12に示すように、
ボトル受台42に形成された42d,42eの段部がガ
イド板108に形成された切欠部108a,108bに
引っ掛かることによってなされる。なお、プロセスカー
トリッジ4は、装置本体後側板58と装置本体前側板5
9に設けられた図示しない位置決めピンにより位置決
め、保持され、上ケース41に一体に形成されたストッ
パ113によって抜け止めされている(図15参照)。
【0055】前記したように、図15に示すトナー補給
装置6の所定の引き出し状態においてトナーボトル38
をボトル受台42に載せ、トナー補給装置6を本体内に
押し込んでセットする。この場合、トナー補給装置6を
押し込む前は、シャッター部材88は、バネ部材96の
付勢力でトナー導入カバー52の底部に形成したトナー
供給口54を閉じた状態にあり、弾性部材90は円弧状
のガイド部98に沿って湾曲し、その先端はスポンジシ
ール部材100に食い込んでいる。このため、トナーホ
ッパ部40の開口48とトナー供給口54との間はトナ
ー漏れを生じない状態にシールされている。
【0056】かかる状態からトナー補給装置6の押し込
み操作がなされると、支持部材92に一体に形成された
突起部94の円柱部分が現像部上ケース43に一体に形
成された案内リブの上り傾斜面114aに当接し、バネ
部材96の付勢力に抗して押し上げられ、最終的に案内
リブの平坦な頂部で静止する。この動作に伴って弾性部
材90もガイド部98に沿って上昇(退避)し、トナー
供給口54は開口される。トナー補給装置6を引き出す
と、突起部94が傾斜面114aを下ることになるの
で、バネ部材96の付勢力でシャッター部材88は自動
的に閉じる方向に移動し、弾性部材90が垂直状態から
トナー供給口54に沿うように湾曲して閉状態となる。
トナー補給装置6が押し込まれると、トナー補給装置6
のボトル受台42に形成された水平方向に突出する第2
案内リブ102の傾斜面に円柱状の第2突起部118が
当接し、シャッター本体116は閉状態から水平方向に
退避する。第2突起部118が傾斜面を通過した時点で
トナー受入口56は完全に開口され、さらにトナー導入
カバー52の側面中央部位に達すると、トナー受入口5
6とトナー供給口54が対向する。このシャッター11
6の開動作とシャッター部材88の開動作は同時に起こ
るので、現像装置10とトナー補給装置6間は連通状態
となる。
【0057】図16はトナー供給口54、トナー受入口
56が開いた状態、すなわち、トナー補給装置6及びプ
ロセスカートリッジ4を画像形成装置本体に装着した状
態を示している。トナーボトル38の頭部は、球形の突
起38fとボトル保持部材44との係合及びホッパ部4
0に係合しているボトル保持部材44のリブ44cへの
当接によって位置決めされている。この状態から、図1
0に矢印Fで示すように、操作レバー84を下方向に回
動させると、カム部84bがスライド軸86を図16に
示すように矢印J方向に引っ張る。これによって軸部材
76もJ方向に移動し始め、コレットチャック70が円
筒ケース72の突起72aに突き当たるようになり、こ
れに伴ってコレットチャック70が閉じ始めて栓68を
摘む。この状態でさらにJ方向の移動が進と、図17に
示すように、コレットチャック70によってトナーボト
ル38の栓68が取り外され、トナーボトル38内のト
ナーがボトル受台42のトナーホッパ部40内に流出可
能な状態になる。この状態は図17に示した状態に相当
する。
【0058】トナー補給は、トナー濃度センサ28によ
り現像装置10内のトナー濃度を検知することによって
なされる。検出値が基準濃度以下になったら、図10に
示すように駆動部60が作動し、ジョイント62を矢印
E方向に回転させる。これによってジョイント62がト
ナーボトル38の底部に係合し、トナーボトル38も同
一方向に回転する。トナーボトル38が回転すると、口
部38gからトナーが吐出して、トナーホッパ部40内
に溜まる。一方、トナーボトル38の回転はボトル保持
部材44と一体のリブ44bを介して伝達され、押し出
し部材46がトナーホッパ部40の内壁面を摺動回転す
ることになり、トナーホッパ部40内に溜まったトナー
を掻き上げる。押し出し部材46が補給量規制部材50
のスリット穴を通過するときにトナーがスリット穴から
押し出される。押し出されたトナーは、トナー導入カバ
ー52内で落下し、下方に位置して開口状態にあるトナ
ー供給口54及びトナー受入口56を通って現像装置1
0内に補給される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、トナー補給装置に対す
る操作レバーの誤操作を防止し、また、簡単に誤操作状
態を正規の状態になおすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の要部を説明した
正面図である。
【図2】ボトル受台の底部を説明した部分斜視図であ
る。
【図3】トナー補給装置を本体に装着する動作過程を説
明した斜視図である。
【図4】本体に装着されたトナー補給装置を、操作レバ
ーが開揺動態位に変位させる前の状態で示した部分斜視
図である。
【図5】本体に装着されたトナー補給装置を、操作レバ
ーが開揺動態位に変位させられた後の状態で示した部分
正面図である。
【図6】本体に装着されたトナー補給装置を、操作レバ
ーが開揺動態位から変位させられる前の状態で示した部
分斜視図である。
【図7】操作レバーと係止部材の操作部とが衝突した状
態を説明したトナー補給装置の部分正面図である。
【図8】操作レバーの斜視図である。
【図9】画像形成装置概要断面図である。
【図10】トナー補給装置の斜視図である。
【図11】トナー補給装置の分解斜視図である。
【図12】トナー供給口を有するトナー導入カバーの斜
視図である。
【図13】トナー補給装置と本体との関係を説明した分
解斜視図である。
【図14】係止部材がボトル受台を係止した状態を説明
した部分斜視図である。
【図15】トナー補給装置を所定の引き出し位置におい
た状態を説明した斜視図である。
【図16】開閉手段がトナーボトルの栓を閉じ状態にお
いているときの断面図である。
【図17】開閉手段がトナーボトルの栓を開き状態にお
いているときの断面図である。
【図18】ジョイント部の断面図である。
【符号の説明】 84 操作レバー 84e 覆い部 112 係止部材 119 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 滋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 須田 武男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 吉永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平7−20708(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーボトルを着脱自在に保持するトナー
    補給装置と、このトナー補給装置を所定の引き出し位置
    と所定の装着位置との間で往復動自在に支持する本体、
    とを有する画像形成装置であって、 前記本体には前記トナー補給装置を前記所定の装着位置
    にて係止する係止部材が設けられ、 前記トナー補給装置には、トナーの供給に適する所定の
    位置に位置保持されたトナーボトルの栓を開き状態また
    は閉じ状態に切り換える開閉手段と、開揺動態位と閉揺
    動態位との間で位置変位してこの位置変位に応じて前記
    開閉手段に作用し、前記開揺動態位にて前記栓を開き状
    態に、前記閉揺動態位にて前記栓を閉じ状態に、それぞ
    れ保持する操作レバーが設けられている画像形成装置に
    おいて、 前記所定の装着位置におかれた前記トナー補
    給装置を係止している前記係止部材の係止解除動作を、
    前記揺動態位から前記揺動態位への前記操作レバー
    の位置変位に応じて阻止する手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、ト
    ナー補給装置が前記所定の装着位置におかれているとき
    に前記トナー補給装置上のトナーボトルに作用して前記
    トナーボトルを前記トナー補給装置の一部に押圧して位
    置決めし、前記トナー補給装置が前記所定の装着位置か
    ら前記所定の引き出し位置側に向けて移動する動作に応
    じて前記押圧を解除する付勢手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、前
    記付勢手段は、前記本体と前記トナー補給装置上に置か
    れるトナーボトルとの間に介在する弾性手段であること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】トナーボトルを着脱自在に保持するトナー
    補給装置と、このトナー補給装置を所定の引き出し位置
    と所定の装着位置との間で往復動自在に支持する本体、
    とを有する画像形成装置であって、 前記本体には前記トナー補給装置を前記所定の装着位置
    にて係止する係止部材が設けられ、 前記トナー補給装置には、トナーの供給に適する所定の
    位置に位置保持されたトナーボトルの栓を開き状態また
    は閉じ状態に切り換える開閉手段と、開揺動態位と閉揺
    動態位との間で位置変位してこの位置変位に応じて前記
    開閉手段に作用し、前記開揺動態位にて前記栓を開き状
    態に、前記閉揺動態位にて前記栓を閉じ状態に、それぞ
    れ保持する操作レバーが設けられているとともに、 前記トナー補給装置が前記所定の装着位置から前記所定
    の引き出し位置側に移動するときには、この移動に応じ
    て、前記トナーボトルの位置保持を解除するトナーボト
    ルの位置保持手段を有する画像形成装置において、 前記操作レバーが前記開揺動態位におかれた状態のもと
    で、前記所定の装着位置よりも前記引き出し位置寄りの
    任意の位置から前記所定の装着位置に向けて前記トナー
    補給装置を移動させるとき、該トナー補給装置と共に移
    動する前記操作レバーが、前記所定の装着位置よりも前
    記所定の引き出し位置側の前方位置にて前記係止部材と
    衝突するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、前
    記衝突した状態からさらに前記トナー補給装置を前記所
    定の装着位置に向けて移動させるとき、この移動動作に
    応じて前記係止部材と衝突した状態にある前記操作レバ
    ーが前記係止部材により押動させられて、前記開揺動態
    位から前記閉揺動態位に位置変位するようにしたことを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4記載の画像形成装置において、前記操作レバーはト
    ナー補給装置に一端部を枢着されていて、前記開閉手段
    の一部たるカムフォロワと係合して該開閉手段に作用す
    るカム部を有するとともに、トナー補給装置を往復動さ
    せる際の把っ手の機能も有していることを特徴とする画
    像形成装置。
JP17818096A 1996-07-08 1996-07-08 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3492856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17818096A JP3492856B2 (ja) 1996-07-08 1996-07-08 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17818096A JP3492856B2 (ja) 1996-07-08 1996-07-08 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1020642A JPH1020642A (ja) 1998-01-23
JP3492856B2 true JP3492856B2 (ja) 2004-02-03

Family

ID=16044011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17818096A Expired - Lifetime JP3492856B2 (ja) 1996-07-08 1996-07-08 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3492856B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7809313B2 (en) 2006-12-15 2010-10-05 Ricoh Company, Ltd. Toner bottle unit and image forming apparatus
JP2011008113A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Ricoh Co Ltd 粉体収容容器及び画像形成装置
CN103454880A (zh) * 2012-06-03 2013-12-18 株式会社理光 粉体收纳容器以及图像形成装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6240262B1 (en) 2000-02-18 2001-05-29 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Toner supply device and toner cartridge
US6259877B1 (en) 2000-02-18 2001-07-10 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Toner cartridge and toner supply device
US6256469B1 (en) 2000-02-18 2001-07-03 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Toner supply apparatus in image forming system
US6289182B1 (en) 2000-02-18 2001-09-11 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Method and apparatus for discriminating toner bottle types, stirring toner, and detecting the amount of remaining toner
JP4342742B2 (ja) 2001-04-16 2009-10-14 株式会社リコー トナー補給装置及び該トナー補給装置を用いた画像形成装置
JP4781766B2 (ja) * 2005-09-30 2011-09-28 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP4679360B2 (ja) 2005-12-22 2011-04-27 シャープ株式会社 トナー補給装置およびこれを用いた現像装置
JP4853949B2 (ja) * 2006-03-14 2012-01-11 株式会社リコー 画像形成装置
JP5321952B2 (ja) * 2008-06-30 2013-10-23 株式会社リコー トナー補給装置及び画像形成装置
JP5370738B2 (ja) * 2009-03-23 2013-12-18 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
MX337912B (es) 2010-12-03 2016-03-28 Ricoh Co Ltd Recipiente de polvo, dispositivo de suministro de polvo y aparato de formación de imágenes.
CA3039367C (en) 2011-11-25 2023-01-31 Ricoh Company, Limited Powder container and image forming apparatus
CA2975462C (en) 2012-06-03 2019-12-31 Ricoh Company, Limited Powder container and image forming apparatus
US9465317B2 (en) 2013-02-25 2016-10-11 Ricoh Company, Ltd. Nozzle insertion member, powder container, and image forming apparatus
KR101967125B1 (ko) 2013-03-15 2019-04-08 가부시키가이샤 리코 분체 용기 및 화상 형성 장치
JP6614858B2 (ja) * 2015-08-24 2019-12-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6918479B2 (ja) * 2016-12-12 2021-08-11 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7809313B2 (en) 2006-12-15 2010-10-05 Ricoh Company, Ltd. Toner bottle unit and image forming apparatus
JP2011008113A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Ricoh Co Ltd 粉体収容容器及び画像形成装置
CN103454880A (zh) * 2012-06-03 2013-12-18 株式会社理光 粉体收纳容器以及图像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1020642A (ja) 1998-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3492856B2 (ja) 画像形成装置
RU2632587C1 (ru) Сменный блок для электрофотографического устройства формирования изображения, имеющий защелочный механизм
US6097903A (en) Toner supplying device, toner container therefor and image forming apparatus using same toner supplying device and toner container
EP0631206B1 (en) Toner supply apparatus
US6151471A (en) Toner supplying device, method and image forming apparatus using the same toner supplying device or method
JP2986660B2 (ja) 電子写真装置
JP4342742B2 (ja) トナー補給装置及び該トナー補給装置を用いた画像形成装置
JP3545779B2 (ja) 画像形成装置
JP2008175985A (ja) 画像形成装置
JP4562941B2 (ja) 画像形成装置
US6934492B2 (en) Toner supply container, image formation unit and image forming apparatus
JP3452296B2 (ja) 画像形成装置
JP3993976B2 (ja) トナーボトル及びトナー補給機構及び画像形成装置
JP3545916B2 (ja) トナー補給機構
JP7305105B2 (ja) 現像剤補給装置、及び、画像形成装置
JP3225364B2 (ja) 画像形成装置
JP3502732B2 (ja) 画像形成装置
JP3311554B2 (ja) トナー補給装置
US5430531A (en) Locking apparatus for toner cartridge
JP3356249B2 (ja) 画像形成装置
JP3599959B2 (ja) 画像形成装置
JP3217250B2 (ja) 現像剤補給装置
JPH1165246A (ja) 画像形成装置
JPH103208A (ja) トナー補給装置
JP7341772B2 (ja) 現像剤補給容器、現像剤補給装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071114

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081114

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091114

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101114

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term