JP3217250B2 - 現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤補給装置

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JP3217250B2
JP3217250B2 JP26778095A JP26778095A JP3217250B2 JP 3217250 B2 JP3217250 B2 JP 3217250B2 JP 26778095 A JP26778095 A JP 26778095A JP 26778095 A JP26778095 A JP 26778095A JP 3217250 B2 JP3217250 B2 JP 3217250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ−等の電子写真方式を用いた画像形成装
置に用いられる現像装置のトナ−補給装置に関する。
【0002】
【従来技術】非導電性感光体に静電潜像を形成し、この
潜像を帯電している着色粒子によって現像し、得られた
現像剤から成る像を転写紙上に転写する電子写真プロセ
スを利用する複写機、ファクシミリ装置、プリンタが広
く知られている。この電子写真プロセスを利用した画像
形成装置においては、現像剤槽から現像剤が消費されて
なくなると、現像剤槽に現像剤を補給して継続使用され
る。従来から現像剤を補給する為の機構として特開昭5
9−188678号公報及び同60−146265号公
報には、現像剤粉体を収納し、一端側前面を開放して排
出口とした円筒状容器を回転させ、回転に伴って該排出
口から現像剤粉体を画像形成装置の現像剤槽へ供給する
装置が提案されている。この現像剤補給装置において、
画像形成装置本体へ円筒状容器を設置する機構は、次の
通りである。即ち、現像剤補給動作時には画像形成装置
本体に水平に設けられた容器載置ホルダを、垂直状態と
なるように一端部を軸として下方に揺動させる。この位
置で使い終って空になった容器を取り出し、その代わり
に現像剤が充填されている新しい容器を前記載置ホルダ
に取付け、その後容器載置ホルダを運転位置である水平
位置に揺動させて完了する。この新しい容器を垂直状態
の容器載置ホルダに取付ける際の操作を説明すると、ま
ず新しい容器をその開口部を上向きにした状態で、開口
部に設けられているキャップを取り外し、内容物である
現像剤粉体がこぼれないようにするために開口部を上向
きにしたまま載置ホルダに取付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
載置ホルダをその一方を軸として水平位置と垂直位置と
の間で揺動せしめる方式に於ては、載置ホルダの長さを
画像形成装置の高さよりも短くする必要がある。一般的
な画像形成装置の高さは低く、従って現像剤補給用円筒
状容器の長さも短くなり、充填量が少なくなる為、容器
の交換を頻繁に行わなければならないという傾向があっ
た。また、上記従来の補給機構では、画像形成装置の内
部構造に設計上の制約があり、装置の小型化が困難であ
った。このようなところから本出願人は、容器載置ホル
ダを水平な姿勢にしたまま現像剤円筒状容器を交換する
機構を提案した。しかしながら、上記公報記載の装置で
用いられるごとく、一底面の前面を開放した容器では、
載置ホルダ上に設置する際に内容物である現像剤粉体が
該開放口からこぼれてしまい使用できない。そのため
に、両底面を封止し、一端部の側壁に排出口を設け、そ
の口部を上に向けた状態で載置ホルダ上に載置する方式
が特開平3−2881号公報に開示されている。しか
し、画像形成装置は専門知識等を有しない一般事務員等
が使用するため、現像剤補給容器を交換する際に誤って
容器の側壁に設けた口部を下向きにする可能性があり、
この場合口部から現像剤がこぼれてフロア、機内、身体
等を汚損する虞れが多くなる。また、容器の一端部近傍
の側壁に設けた口部と容器端部との間にデッドスペース
が生じ、その分だけ容器の長さを長くせねばならないと
いう不具合があった。
【0004】このような不具合を解決する為に本出願人
は、トナーボトルを保持する容器載置ホルダー(ボトル
ホルダー)を画像形成装置前面適所(前面ドアーを開放
した内部位置)に、水平方向へ回動自在に枢支し、該ホ
ルダーが機器本体と平行な姿勢(トナー補給用位置)に
ある時には栓取り外し機構がトナーボトルの軸方向一端
面に形成した開口を開閉する栓を開放し、画像形成装置
前面と直交する姿勢(ボトル交換用位置)では栓取り外
し機構が該栓を閉止する構成の補給装置を提案した。こ
の補給装置によれば、該開口が軸方向端面にあるだけで
なく、ホルダーの回動動作に応じて該開口が開栓、閉栓
されるので、トナー補給用位置において内部のトナーが
外部に飛散することがなく、また該位置に於て容器を交
換する際にトナーが容器外へ飛散する虞れも皆無とな
る。しかし、このタイプの補給装置にあっては、上記ト
ナー補給用位置とボトル交換用位置の間の中途半端な位
置でホルダーが停止することがあり、この位置では栓が
半開状態となっているため、この位置でボトルを着脱す
ると内部のトナーが外部に飛散することがあった。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、現像剤を収容した円筒状容器(トナーボトル)を画
像形成装置側に水平回動自在に設けた容器載置ホルダに
着脱することによりセットする形式の現像剤補給装置に
おいて、容器の側壁に排出口を設けた場合に操作者が誤
って排出口を下向きにして内部の粉体を飛散させること
を防止することができる現像剤の補給装置を提供する。
より具体的には、トナーボトルの軸方向一端部に設けた
開口に着脱自在に配置した栓を、容器載置ホルダを回動
させる過程で自動的に開閉させるようにした補給装置に
於て、画像形成装置と直交する姿勢に容器載置ホルダを
回動させた状態でトナーボトルを着脱すべきところ、中
途半端な回動位置でトナーボトルを着脱することによる
粉体の飛散を防止することができる現像装置補給装置を
提供することを目的としている。その為に本発明では、
励起バネによりホルダを上記二つの正規の位置に付勢す
るように構成すると共に、ホルダが中途半端な位置にあ
る時にはホルダからボトルを着脱できないようにしたも
のである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、現像装置のトナーホッパにトナーボト
ルの開口部を連通させた状態で該トナーボトルを回転自
在に保持するボトルホルダーと、該ボトルホルダー上の
該トナーボトルを回転駆動する駆動手段と、トナーボト
ルの開口部の栓を開閉する栓取り外し機構と、を備えた
トナー補給ユニットであって、上記ボトルホルダーは、
画像形成装置本体に固定された固定ブラケットによって
水平方向へ回動可能に支持された可動ブラケットにより
支持されて、画像形成装置本体前面と略平行な姿勢であ
るトナー補給用位置と、画像形成装置本体前面と略直交
する状態となるボトル交換用位置との間を回動可能であ
り、上記栓取り外し機構は、ボトルホルダーがボトル交
換用位置からトナー補給用位置まで回動する過程で作動
して該栓を挟持して開口部から抜き取って開栓し、ボト
ルホルダーがトナー補給用位置からボトル交換用位置ま
で回動する過程で逆作動して開口部を閉栓する構成を有
したものにおいて、該固定ブラケットと可動ブラケット
に夫々設けたピンにはトーションバネ状の励起バネがそ
の両端部を係止され、上記ボトルホルダーが、上記トナ
ー補給用位置とボトル交換用位置との間を回転移動する
間に上記励起バネの付勢方向が変更可能であり、上記励
起バネのボトル交換用位置での荷重は、トナ−補給用位
置からボトル交換用位置への回転移動過程で、トナ−ボ
トル栓をトナ−ボトルに差し込む際に生じる操作力より
も、大きい操作力を得られる荷重であることを特徴とす
る。
【0007】請求項2の発明は、上記現像剤補給装置に
おいて、上記ボトル交換用位置と、上記トナ−補給用位
置との間に、上記励起バネの付勢方向の変化する中間位
置が存し、上記ボトルホルダーが上記中間位置にある時
に、上記トナーボトルを該ボトルホルダーに固定する為
のレバーが画像形成装置本体により隠蔽されるように、
上記励起バネの位置を設置したことを特徴とする。請求
項3の発明は、上記励起バネは、中心コイル部の直径
が、上記2つのピン間の最大間隔よりも大きいことを特
徴とする。請求項4の発明は、上記励起バネの中心コイ
ル部の直径が、上記2つのピン間の最大間隔よりも小さ
い一方で、上記中心コイル部の両端に位置するフック部
間の間隔が上記ピン間の最大間隔よりも大きく設定され
ていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施例に
基づいて詳細に説明する。なお、本発明の要部である現
像剤補給装置の構成は、図11以降に説明するが、その
前提となる複写機の構成について図1〜図10により説
明する。図1(a) は本発明の一実施例の現像剤補給装置
を適用する複写機の概略構成を示す正面図、(b) は平面
図である。複写機の上面には原稿載置用のコンタクトガ
ラス1が設けられ、このコンタクトガラス1の下方に原
稿照射ランプ2a、反射ミラ−2b、レンズ等を備えた
光学ユニットが設けられている。この光学ユニットの下
方にはドラム状の感光体3が回転可能に設けられ、その
周囲に帯電装置4、現像装置5、転写装置6(転写チャ
−ジャ)、クリ−ニング装置7、除電装置8などが配設
されている。そして、感光体3の左方には転写装置6に
よりトナ−像が転写された転写紙P上に該トナ−像を定
着するための定着装置9が配設され、複写機下部には転
写紙Pをストックするとともに、感光体等から成る作像
部の転写位置に向けて送り出すための給紙部10が設け
られている。この複写機全体の電子写真プロセス動作は
周知であるので、説明を省略する。
【0009】図2は上記現像装置5の概略構成を示す正
面断面図である。この現像装置5は二成分現像剤を用い
た一般的な乾式現像装置であり、現像装置のケーシング
の内部に現像ロ−ラ11、攪拌用羽根車12、混合ロ−
ラ13、セパレ−タ14、横攪拌スクリュ−15等が設
けられている。そして、この上部には、現像装置内にト
ナ−を補給するためのトナ−導入部としてのホッパ−1
6が付設されている。このホッパ−16においては、後
述する現像剤補給装置としてのトナ−補給ユニット17
からのトナ−搬入及び攪拌を行うためにトナ−搬送スク
リュ−18が設けられ、また現像装置5内との連通口に
は現像装置内にトナ−を補給するための図示しないトナ
−濃度センサ−の出力信号により回動するトナ−補給ロ
−ラ19が設けられている。
【0010】上記トナ−補給ユニット17(現像剤補給
装置)は、図1(a) の正面図に示すように、複写機の前
面側の上部に設けられ、現像剤収納容器としてのトナ−
ボトル20を保持するための容器保持手段としてのボト
ルホルダ−21を有している。このボトルホルダ−21
は、図1(b) の平面図に示すようにユニット右端部の回
転軸部22の回転中心Zの回りで、ほぼ水平面内でほぼ
90度の範囲(ボトル交換用位置Aとトナー補給用位置
Bとの間)で回動自在に構成されている。回転中心Zを
中心としてユニット17の先端部が複写機の手前に引き
出されて複写機前面と直交する姿勢となるボトル交換用
位置A(トナ−ボトル20を着脱するための位置)と、
ユニット17全体が複写機前面に平行になるトナ−補給
用位置Bとを取り得るようになっている。少なくともこ
のトナ−補給用位置Bでは、ボトルホルダ−21の下壁
に形成されたトナ−落下用の開口が、複写機手前側まで
延在する上記ホッパ−16のトナ−受け部16a上に位
置するようになっている。なお、このトナ−補給ユニッ
ト17は複写機前面を覆う図示しない前カバ−よりも内
側に位置するように設け、この前カバ−を開いた時に初
めてトナ−補給ユニット17をボトル交換用位置Aに引
き出せるようにすることが望ましい。
【0011】図3(a) は本実施例に用いることができる
トナ−ボトル20の縦断面図であり、図3(b) はその開
口部23の拡大図である。この例のトナ−ボトル20は
ほぼ円筒状をしており、その軸方向一端面のほぼ中央に
小径の円筒状開口部23が形成されている。図示の例で
はこの開口部23は外側に突出したカラ−24の先端部
に形成され、この開口部23を封止するように栓25が
設けられている。この栓25の中央には摘み部26が突
出形成されている。そして、上記円筒部の内周面には、
前述の特開昭59−188678号公報等におけると同
様に、内部の収納トナ−をトナ−ボトル20の回転によ
って開口部23側に案内するための案内溝27が螺旋状
に形成されている。このトナ−ボトル20のカラ−24
周面に形成されている突出部(以下、カラ−部リブとい
う)28は、トナ−ボトル20の運搬時に、この開口部
カラ−24全体を覆うためのキャップを取り付けるため
の係合部を構成するためのものであり、このキャップ内
周面にこの係合部と係合する突起又は溝が形成されてい
る。
【0012】図4(a) 、(b) 、(c) は、図4(a) に示す
ように栓25で開口部23が封止された状態のトナ−ボ
トル20から栓25を取り外す機構の概略構成及び動作
の説明図である。この栓取り外し機構32は、栓25を
着脱自在に保持する手段としてのコレットチャック30
と、このコレットチャック30をトナ−ボトル20に対
して軸方向へ進退させる図示しない進退移動手段とを備
えている。図示の例では、コレットチャック20が、ボ
トルホルダ−21の一部に形成された支持壁31の孔部
31aで支持され、図4(a) に示すフリ−な状態では、
その先端に形成されている挾持部33が拡がるよう付勢
されている。図4(b) はトナ−ボトル20がボトルホル
ダ−21のセット位置に置かれたときの状態を示す。上
記進退移動手段によりトナ−ボトル20に対してより離
れた位置へと移動されるときに、コレットチャック30
の外周の大径部が上記孔部31aの内周面で押されて上
記挾持部33が狭められ、これにより、栓25の摘み部
26を挟持するようになっている。コレットチャック3
0は栓25の摘み部26を挟持して栓25を保持した状
態で図4(c) に示すように開口部23を完全に開放でき
る位置まで栓25を移動させる。
【0013】このような栓取り外し機構32をトナ−補
給ユニット17に設けることにより、開口部23を栓2
5で封止したままの状態で、トナ−ボトル20を、ボト
ルホルダ−21に載置することができるので、特に、図
1(a) 、(b) のようにトナ−ボトル20をほぼ水平な状
態でボトルホルダ−21上に載置する場合にも、開口部
23からのトナ−漏れを防止することができる。また、
トナ−ボトル20中のトナ−が消費され空になったとき
に、ボトルホルダ−21からトナ−ボトル20を取り出
すときに、上記進退移動手段によりコレットチャック3
0を逆に移動させて、空になったトナ−ボトル20の開
口部23に栓25を取り付けるようにすることもでき
る。これによれば、ボトルホルダ−21からトナ−ボト
ル20を取り出す際には、開口部23が栓25により既
に封止された状態なので、開口部23に付着したトナ−
が落下してボトル交換者の手や衣服を汚すことはない。
【0014】次に、本発明のトナ−補給ユニット17の
より詳細な実施例について説明する。図5はトナ−補給
用位置Bにあるときのトナ−補給ユニット17の概略構
成を示す正面図、図6及び図7は一部変形部品を含むト
ナ−補給ユニット17の分解斜視図である。この例のト
ナ−補給ユニット17は、トナ−ボトル20を保持しこ
れをトナ−補給ロ−ラ19と同期させつつ回動させて、
その内部に収納されたトナ−を順次開口部23からホッ
パ−16のトナ−受け部16aへ供給するように構成さ
れている。図面を用いてその詳細を説明すると、ホッパ
−16のトナ−受け部16aは、ホッパ−16の操作側
の図示しない側板から手前側に突出した部分で上部が開
口し樋形状をしており、この中心には該側板より奥側に
延在するホッパ−16内から伸びてきた軸34が貫通し
ており、軸34には、トナ−ボトル20の開口部23か
ら落下したトナ−をホッパ−16内に移送するためのス
パイラル状のトナ−送り板35が取付けられ(図2参
照)、これにより、前記トナ−搬送スクリュ−18が形
成されている。
【0015】この例のトナ−補給ユニット17は、複写
機の前側板に回動自在に支持され、かつトナ−ボトル2
0をほぼ水平に保持し得るボトルホルダ−21、該ボト
ルホルダ−21上でトナ−ボトル20を軸方向に位置決
めするためのボトル係止機構36、該ボトルホルダ−2
1に保持されたトナ−ボトル20を回転駆動するための
ボトル回転駆動用モ−タ37、このボトル回転駆動用モ
−タ37からの駆動をトナ−ボトル20に伝達するため
の筒状のギヤリンク38、該ボトルホルダ−21上のト
ナ−ボトル20の栓25を挾持するためのコレットチャ
ック30、内部の空所にコレットチャック30を摺動自
在に支持した中子39、該コレットチャック30を進退
移動するためのカム装置40などを有している。
【0016】上記ボトルホルダ−21は、図6及び図7
に示すように可動ブラケット41上に取り付けられ、こ
の可動ブラケット41が、複写機の前側板に固定された
固定ブラケット42の下ピン43部で回動自在に支持さ
れ、かつ、ボトルホルダ−21上部が固定ブラケット4
2の上ピン44で回動自在に係止され、これにより、上
下ピン43を結ぶほぼ鉛直な直線回りで回動自在にされ
ている。なお、図7に図示の固定ブラケット42は上記
前側板に螺子止めされたステ−45で回動自在に支持さ
れ、かつ、固定用螺子46で上記前側板に固定されてい
る。また、上記ボトルホルダ−21は、トナ−ボトル2
0の開口部23側の頭部を覆う蓋状の受け部47を備え
ており、この受け部47内には、トナ−ボトル20の頭
部を気密に覆う筒状のストッパ−カバ−48が収容され
ている。
【0017】このストッパ−カバ−48には、上記ギヤ
リンク38を回動自在に収容するリンク収容部と、該リ
ンク収容部よりも若干小さく、かつトナ−ボトル20の
開口部23よりも若干大きい内径の、上記中子39を収
容する中子収容部とが形成されている。この中子収容部
の下壁にはトナ−落下用開口49が形成され、端壁には
上記コレットチャック30を摺動自在に支持する孔部及
びボス部50が形成されている。また該中子収容部内に
は中子39を常時トナ−ボトル20側に付勢する竹の子
状の中子スプリング51も収容されている。図6中の符
号48aはトナ−ボトル20側開放端部の縁部に形成さ
れた、筒状リンク係止用のリンクストッパ−である。
【0018】上記ボトル係止機構36は、トナ−ボトル
20の軸線方向における位置決めを行うためのものであ
り、基端部がボトルホルダ−21側の部材、例えば、図
5や図6に示すように、上記ストッパ−カバ−48に回
動自在に軸支され、かつ、先端がトナ−ボトル20外周
面に形成された、凹又は凸の係合部分に係合し得る形状
にされた係止部材52と、該係止部材52の先端がトナ
−ボトル周面側に近付くように常時付勢する付勢スプリ
ング53とから構成されている。図示の例のトナ−ボト
ル20の係合部分54は、円筒外周面からほぼ垂直に立
った垂直係合面54aと開口部23側の傾斜面54bと
を有する断面直角三角形の突出リング状に形成されてい
る(以下、突出リング状部という)。この係合面54a
は、トナ−ボトル20の後端側に傾斜するようにオ−バ
−ハングした形状にしても良い。
【0019】上記ボトル回転駆動用モ−タ37は、図5
や図7に示すように駆動伝達用の歯車55とともに、上
記可動ブラケット41上に取り付けてもよいし、上記ボ
トルホルダ−21がトナ−補給用位置Bに位置したとき
に、上記ギヤリンク38と係合し得るような複写機本体
側の箇所に固定されていても良い。上記ギヤリンク38
は、外周面にボトル回転駆動用モ−タ37側の歯車55
と噛み合うギヤ歯56を有し、内径はトナ−ボトル20
の外径よりも大きく設定されている。また、トナ−ボト
ル20の開口部カラ−24が貫通し得る孔部が形成され
た端壁の内面には、図5に示すようにトナ−ボトル20
の開口部23側端壁に形成された突出部(以下、ボトル
リブという)57と係合する突出部(以下、リンクリブ
という)58が例えば放射状に複数形成されている。
【0020】なお、図5の例では、上記可動ブラケット
41上に取り付けられているボトル回転駆動用モ−タ3
7側の歯車55が上記ギヤリンク38外周のギヤ歯56
に係合できるように、該リンク38を収容しているスト
ッパ−カバ−48の周壁下部にギヤ噛み合い用の開口が
形成されている。また上記端壁の孔部の縁には、トナ−
ボトル20の開口部カラ−24外周面との間をシ−ルし
て、開口部23からのトナ−がトナ−ボトル20の外周
面等に付着するのを防止するとともに、後述するトナ−
ボトル20の交換時に該開口部カラ−24外周面を清掃
するブレ−ド機能を発揮する、リング状のカラ−部シ−
ル59が取り付けられている。図示のカラ−部シ−ル部
材59は先端縁側がコレットチャック30側に向くよう
に湾曲しているので、トナ−ボトル20のセットが容易
に行える。
【0021】また、図6中、符号60は上記ギヤリンク
38の端面に接着される柔軟性部材、例えばスポンジ製
のシ−ル、符号61は該シ−ルを覆う状態で同端面に接
着される可撓性薄板シ−ル(例えば、厚み0.188m
m)である。また符号107はボトルホルダ−21の受
け部47に開設されたトナ−落下用開口を塞ぐ為のシャ
ッタ−であり、通常は、これに開設された開口が該トナ
−落下用開口に一致する回転位置にされ、サ−ビスマン
による保守時に摘み108を用いて回転され、該トナ−
落下用開口を塞ぐようになっている。上記コレットチャ
ック30は、図6に示すように先端の挾持部33が外力
によって狭められ得るようにするための複数の切り割れ
62を有し、本実施例では図8(a) に示すように、外力
が加えられていない状態で、挾持部33の開きD1 が栓
25の摘み部26先端の最大径d1 よりも大きくなるよ
うに形成されている。また同じく外力が加えられていな
い状態で、挾持部33近傍の大径先端部63の外径がこ
れより後端よりの小径後端部64の外径D2 よりも大き
くなるように形成されている。
【0022】上記中子39は、栓25の鍔部65と当接
し得る鍔部66とコレットチャック30がスライドする
円筒状のスライダ−部67とを有している。このスライ
ダ−部67の内径D3 は、上記コレットチャック30の
小径後端部64の外径D2 よりも大きく、かつ、外力が
加えられていない状態の大径先端部63の外径よりも小
さくなるように設定されている。これにより、図8(b)
に仮想線(二点鎖線)で示すように、コレットチャック
30の大径先端部63上に位置したときに、この大径先
端部63上に乗り上げて挾持部33の開きを小さくす
る。この時の挾持部33の開きD1 ’は少なくとも上記
摘み部26の最大径d1 よりも小さく、好ましくは根元
の外径d2 とほぼ同じ程度になるように設定する。
【0023】図5に示されるカム装置40は、ボトルホ
ルダ−21が、図1のトナ−補給用位置Bからボトル交
換用位置Aに移動されるのに連動して上記コレットチャ
ック30をトナ−ボトル20から離れるように退避させ
る一方、ボトルホルダ−21が、ボトル交換用位置Aか
らトナ−補給用位置Bに移動されるのに連動して上記コ
レットチャック30をトナ−ボトル20に近づくように
進行させるためのものである。本実施例においては、上
記固定ブラケット42を介して複写機の前側板に取り付
けられた板カム部材68と、上記コレットチャック30
の後端に固定されるチャックシャフト69に回動自在に
取り付けられたコロ70とで構成されている(図6)。
【0024】この板カム部材68は、図9(a) 、(b) に
示すように、ボトルホルダ−21の回転中心Z側から上
記コロ70をガイドする第1カム面部71と、回転中心
Zとは反対側から上記コロ70をガイドする第2カム面
部72とを有している。この第1カム面部71は、ボト
ルホルダ−21が、トナー補給用位置Aからボトル交換
用位置Bに移動されるのに連動して、例えば図9(b) の
ようにコレットチャック30の大径先端部63に係合し
た中子39を介して中子スプリング51によりトナ−ボ
トル20側に付勢されたコレットチャック30が、トナ
−ボトル20から離れるようにコロ70をガイドする一
方、ボトルホルダ−21が、ボトル交換用位置Bからト
ナー補給用位置Aに移動されるのに連動して、同様に中
子スプリング51によりトナ−ボトル20側に付勢され
たコレットチャック30が、徐々にトナ−ボトル20に
近づくようにコロ70をガイドするものである。また、
上記第2カム面部72は、例えば図9、図10に示すよ
うに、ボトルホルダ−21のボトル交換用位置Bからト
ナー補給用位置Aへの移動が完了する直前に、中子39
が、上記ボトル係止機構36によって位置決めされたト
ナ−ボトル20の開口部カラ−24の縁に突き当たっ
て、コレットチャック30の大径先端部63に係合しな
くなり、これにより、コレットチャック30に中子スプ
リング51の付勢力が付与されなくなったときから、上
記トナー補給用位置Aへの移動が完了するまでの間、コ
レットチャック30がトナ−ボトル20に近づくように
コロ70をガイドするものである。
【0025】なお、本実施例においては、このようにカ
ム装置40を、ボトルホルダ−21の回転軸近傍に設け
ているので、現像剤収納容器の交換者が、現像剤収納容
器の交換のために上記ボトル交換用位置Aと上記トナ−
補給用位置Bとの間で上記ボトルホルダ−21を移動さ
せるべく、引いたり押したりする力を作用させる上記ボ
トルホルダ−21上の作用点と上記回転中心Zの距離
が、上記カム装置40のカム面部71、72とコロ70
の係合点と上記回転中心Zの距離よりも大きくなる。従
って、てこの原理により、比較的小さな力で、上記ボト
ルホルダ−21を移動させることができる。
【0026】以上の構成において、トナ−補給ユニット
17のボトルホルダ−21は、通常の複写動作中にはト
ナ−補給用位置Bに位置させる。このトナ−補給用位置
Bでのボトルホルダ−21の位置決めのために、ボトル
ホルダ−21の係止機構、例えばマグネットを用いた係
止機構などを複写機前側板とボトルホルダ−21に設け
ることが望ましい。このトナ−補給用位置Bでは、図5
に示すように、ボトルホルダ−21上のトナ−ボトル2
0は、上記ボトル係止機構36の係止部材52の先端が
突出リング状部54に係合して位置決めされ、その開口
部23側端壁のボトルリブ57が上記ギヤリンク38の
リンクリブ58に係合し得るようになっている。また、
コレットチャック30は図9(a) 、(b) に示すように、
トナ−ボトル20から最も退避した位置にあり、中子ス
プリング51で付勢された中子39が大径先端部63に
係合して狭められている挾持部33で、栓25の摘み部
26を挾持して栓25を保持した状態で、トナ−ボトル
20の開口部23は開口している。そして、ストッパ−
カバ−48のトナ−落下用開口49の下方に、複写機本
体側のホッパ−16のトナ−受け部16aが位置してい
る。
【0027】現像処理動作が繰返されて現像装置内のト
ナ−濃度が低下すると、図示しないトナ−濃度センサ−
の出力信号によりトナ−補給ロ−ラ19が回転を始め、
これに伴って上記ボトル用モ−タ37が回転を始め、そ
の駆動が歯車55及びギヤリンク38を介してトナ−ボ
トル20に伝えられ、トナ−ボトル20が回転する。こ
のトナ−ボトル20の内面には螺旋状の案内溝27が設
けられているため、この回動により内部に収納されてい
たトナ−は徐々に開口部23に送り出されて該開口部2
3から落下し、ストッパ−カバ−48のトナ−落下用開
口49を経てホッパ−16のトナ−受け部16aに受け
られ、トナ−搬送スクリュ−18により、複写機前側板
より奥側のホッパ−16部へ搬送される。この動作は、
現像装置内のトナ−濃度が所定の値になってトナ−補給
ロ−ラ19が再び停止するまで続けられる。このように
トナ−補給ロ−ラ19の回転時にトナ−ボトル20を回
転させるのに代え、ホッパ−16内部のトナ−が減少す
る適宜のタイミングでトナ−ボトル20を回転させるよ
うにしても良い。
【0028】トナ−ボトル20の交換などのために、上
記ボトルホルダ−21上からトナ−ボトル20を取り出
すときには、まず、ボトルホルダ−21を、トナ−補給
用位置Bからボトル交換用位置Aへ移動させる。このボ
トルホルダ−21の移動中に、カム装置40の第1カム
面でコロ70をガイドしながら、栓25を保持している
コレットチャック30をトナ−ボトル20開口部23に
向けて移動させ、中子39の鍔部66を栓25の鍔部6
5を介してトナ−ボトル20の開口部カラ−24の縁に
当接させる。これにより中子39の移動が規制された後
も、ボトルホルダ−21の移動に伴ってカム装置40の
第2カム面でコロ70をガイドして、更にコレットチャ
ック30を移動させ、中子39のコレットチャック大径
先端部63との係合を外して、コレットチャック30の
復元力で挾持部33を開かせ、これにより、栓25の摘
み部26の挾持を解除する。これまでのコレットチャッ
ク30の移動により、トナ−ボトル20の開口部カラ−
24内に栓25を挿入して開口部23を封止する。そし
て、ボトルホルダ−21のボトル交換用位置Aへの移動
が完了したときには、図8(a) 及び図10(a) 、(b) に
示すように、コレットチャック30の挾持部33は、そ
の開きが栓25の摘み部26の最大径D1 よりも大きく
なった状態になる。
【0029】次に、このボトル交換用位置Aにボトルホ
ルダ−21がある状態で、トナ−ボトル20交換者が、
上記付勢スプリング53の付勢力に抗して上記ボトル係
止機構36の係止部材52を、トナ−ボトル20周面か
ら離れるように上方に引き上げて、周面の突出リング状
部54との係合を解除し、その状態でトナ−ボトル20
をストッパ−カバ−48内から抜き出してボトルホルダ
−21からトナ−ボトル20を取り出す。
【0030】次に、ボトル交換用位置Aで、新たなトナ
−ボトル20と交換される。ボトルホルダ−21に、ト
ナ−で満たされ、かつ開口部23が栓25で封止された
新たなトナ−ボトル20を、その頭部をストッパ−カバ
−48に向けて載置し、ボトル頭部をストッパ−カバ−
48内に差し込む。この差し込み動作の途中で、ボトル
係止機構36の係止部材52を、上記トナ−ボトル20
の突出リング状部54に係合させ、これにより、ボトル
ホルダ−21上でトナ−ボトル20を位置決めする。図
示の例では、このトナ−ボトル20の差し込み動作中
に、上記係止部材52の先端部が突出リング状部54の
開口部側傾斜面54bに乗り上げ、また、突出リング状
部54が該係止部材52の傾斜面を持ち上げるので、係
止のために係止部材52を持ち上げる操作の手間を省け
る。
【0031】また、上述のように、ストッパ−カバ−4
8で中子39をコレットチャック30の大径先端部63
に係合しない位置に規制してコレットチャック30の挾
持部33を開いた状態にしておけば、この差し込み動作
時、開口部23を封止する栓25の摘みを、コレットチ
ャック30の挾持部33内にスム−ズに侵入させること
ができる。なお、上述のように中子39でトナ−ボトル
20を押し出すときに、栓25の摘み部26がコレット
チャック30の挾持部33を脱出した後に、挾持部33
が挟まってしまうような構成にしている場合には、新し
いトナ−ボトル20をストッパ−カバ−48内に挿入す
るときに、トナ−ボトル20の開口部カラ−24の縁に
よりこの栓25の鍔部65を介して中子39の鍔部66
を押し、中子39とコレットチャック30の大径先端部
63との係合を解除して挾持部33を拡げた後に、栓2
5の摘み部26が該挾持部33内に侵入していくよう
に、栓25を、その鍔部65が摘み部26よりも充分突
出した形状にしておくことが望ましい。
【0032】次に、ボトルホルダ−21をボトル交換用
位置Aからトナ−補給用位置Bへ移動させる。このボト
ルホルダ−21の移動中に、カム装置40の第1カム面
でコロ70をガイドしながら、栓25を保持しているコ
レットチャック30をトナ−ボトル20の開口部23か
ら離れるように移動させる。コレットチャック30は、
コレットチャック30の移動の初期にその大径先端部6
3が中子39に係合し挾持部33が挟まって栓25の摘
み部26を挾持し、これにより、栓25を保持する。そ
の後の移動中も中子スプリング51の付勢力で中子39
と大径先端部63との係合を維持して栓25を保持し続
け、これにより、該開口部23から栓25を取り外して
該開口部23を開放させて、図5及び図9(a) 、(b) に
示すように、ボトルホルダ−21のトナ−補給用位置B
への移動を完了する。これにより、前述のように、トナ
−ボトル20回転による開口部23からのトナ−の排出
が可能になる。以上のように本実施例のトナ−補給ユニ
ット17によれば、ボトルホルダ−21の移動操作及び
ボトルホルダ−21上のトナ−ボトル20の取替えのみ
で、トナ−ボトル20の開口部23からのトナ−漏れを
生じさせることなく、トナ−ボトル20の交換を行うこ
とができる。
【0033】ところで、上記トナー補給ユニットにおい
てトナ−ボトルを交換する際には、図11に示されるよ
うに複写機前面と平行な状態(トナ−補給用位置)Bか
ら、マシン前面と直交する向きになる位置A(ボトル交
換用位置)に90°回転させた上で、係止部材(レバ
−)52を上げてボトルをホルダー21から抜き差しす
ることとなる。このように90°回転させる過程で、上
記コレットチャック30を含む機構によってボトルに栓
がなされるが、この閉栓動作時に該機構を構成する各部
品間等に加わる抵抗荷重により、ボトルホルダー21を
回動させる操作力が重くなるため、操作者が、ボトル交
換用位置Aに達する手前で位置Aに達したものと勘違い
して、トナ−ボトルユニットのレバ−52を上げてしま
い、開栓が不十分な状態のままトナ−ボトルをユニット
から抜出してトナ−をこぼしてしまうという問題があっ
た。
【0034】また、90°回転操作を一旦は完全におこ
なったにもかかわらず作業ミスにより、ボトルホルダー
21がB方向へ向けて戻る(ボトル交換用位置AではB
方向へ自由に30°位回転してしまう:例えばC位置)
ことがあり、この戻った状態でボトル交換を行うと、図
8に示したコレットチャック30の先端距離D1 が栓2
5のつまみ26の径d1 よりも小さくなり(30°の回
転により、コレットチャックがカムによって引っぱられ
るため、先端が小さくぼんでしまう)、コレットチャッ
ク30がボトルを開栓させないまでも、栓25をつかん
でいる状態となるため、この状態でボトルをホルダーか
ら抜くと、栓を開栓してしまい、トナ−こぼれが発生す
ることがあった。
【0035】また、上記問題点を解決するため、コイル
状のスプリングを設置しているが、このスプリング形状
によっては、スプリングが保持部材よりはずれてしま
い、機能をはたさない場合があった。本発明ではこのよ
うな不具合を解決する為に、図5の右下、図12、図1
3に示した如き励起バネ102を設けて、ボトルホルダ
ー21をA、B各位置に向けて付勢される様にしてい
る。即ち、トナ−補給ユニット17が複写機本体内(位
置B)にセットされた状態では該B位置側に、また複写
機から離れた状態(トナ−ボトル交換用位置A)ではA
へ向けて、夫々付勢荷重がかかっているため、トナ−ボ
トル交換位置が固定されることとなり、コレットチャッ
クの先端が栓25の摘み部26をつかまなくなるので、
オペレ−タ−の作業ミスによるトナ−こぼれを防ぐこと
ができる。
【0036】励起バネ102はトナー補給ユニット17
の可動ブラケット41と固定ブラケット42により夫々
両端部102a,102bを支持されているトーション
バネ(ネジリコイルバネ)であり、その中央部にはコイ
ル部102cが存する。上記のように可動ブラケット4
1は、ブラケット42の軸43によって回動自在に支持
されており、可動ブラケット41下面にはピン100
が、固定ブラケット42の下面にはピン101が夫々突
設されると共に、励起バネ102の一端102aがピン
100に、他端102bがピン101に夫々係止されて
いる。
【0037】図12はこのトナー補給ユニット17を下
方から見た図を示す。同図下方が複写機側であり、図1
2(a) が位置B、(b) が位置C(中間位置)、(c) が位
置Aである。図12(a) の状態はトナー補給ユニット1
7が複写機本体のB位置にセットされた状態で、励起バ
ネ102がピン100と101にわたって取付けられて
いる。トナ−ボトル交換は、図12(c) の状態で行われ
る。(a) の状態では、励起バネ102の両端部からピン
100、101に夫々加わる荷重は、矢印で示した方向
に向かっており、その結果トナー補給ユニット17は太
い矢印方向(位置Bに保持する方向)に励起力を受ける
ことになり、トナー補給ユニット17は複写機本体側に
押しつけられる。また図12(c) の状態では、バネ10
2による励起力は、図12(a) とは逆側の、複写機本体
より離される方向にかかる。この励起バネ102は、図
12(a) から同図(c) の位置までユニットを90°回動
する過程でボトルが開栓される際に起こる開栓力よりも
強い励起力(操作力)を出力し得るバネ荷重をもつよう
に構成される。
【0038】また、この励起バネ102を用いたトナー
補給ユニットの開閉機構にあっては、構成上、図12
(b) の状態(位置C=中間位置)が存在する。同図(b)
の状態においては、バネ力の荷重方向がトナー補給ユニ
ット17の回転中心軸Zを通るため、トナー補給ユニッ
ト17の回転励起力が0(ゼロ)となる。この状態で
は、トナー補給ユニット17は90°回動する途中で停
止してしまうこととなる。
【0039】図12(b) の状態において、オペレ−タ−
がレバ−52を引き上げてトナ−ボトルをホルダー21
から抜き取ってしまうと、トナ−ボトルの栓の開栓状態
が不十分となるため、トナ−がボトル外部にこぼれてし
まう。このような不具合を防止するため、本発明では、
図12(b) の位置にユニット17がある時には、レバ−
52が複写機の前壁輪郭線より内側に位置するように外
装部材等の構造を設計することにより、レバー52をオ
ペレ−タ−から見えなくして(隠蔽して)、操作しない
ように配慮する。つまり、ピン100と101の位置を
工夫することにより、前ドアーを開放した状態であって
もC位置にあるユニットのレバー52が見えない、或は
操作できないように構成する。図11のC位置における
レバーの位置は、上述したような隠蔽状態にある。
【0040】なお、図13に示すようにコイル部102
cの直径φdが図中のLmax(ピン100と101の
間の最大距離)よりも小さい場合には、矢印方向へ所定
以上の荷重が加わった時にスプリングがピンから脱落す
るので、Lmax<φdとなるように設定する。即ち、
この励起バネ102は、図14(a) に示すように、ピン
100と101の間の最大距離(Lmax)よりも中心
コイル径dの方を大きく構成すれば、矢印方向への抜け
が発生しない。なお、図14(b) のように中心コイル径
dをLmaxよりも小さくしたとしても,コイル部10
2cから両方のフック部にかけての部分の距離DとLm
axとの関係が、D>Lmax となるように設定すれ
ば、抜落ちがなくなる。この場合、径dが小さいので、
(a) の場合よりもバネ荷重を大きくできるメリットがあ
る。また、図14(b) に示すように、コイル部はLma
xより小さくとも、コイル部から両方のフック部にかけ
ての部分の距離がLmaxより大きくなる形状でも良
い。
【0041】なお、図11〜図14に示した実施例は、
図1〜図10に示した画像形成装置だけについて適用が
可能な訳ではなく、上記と類似の挙動をするトナー補給
ユニットを備えた画像形成装置一般に適用可能である。
即ち、位置Aと位置Bとの間を水平方向に回動するトナ
ーボトルホルダー(軸方向一端面に開口と栓を有する)
と、栓取り外し機構(上記のものとは異なった構成を含
む)を備えたトナー補給ユニットに対して、図11〜1
4の実施例は全て適用可能であり、本発明の範囲に含ま
れるものである。このように本発明によれば、励起バネ
102により、トナー補給ユニット17が画像形成装置
にと平行な姿勢(トナー補給用位置B)にセットされた
状態では位置B側に、また画像形成装置から離れた状態
(トナ−ボトル交換用位置A)では、離れる方向への荷
重が夫々かかっているため、トナ−ボトル交換用位置で
のボトルホルダーの姿勢が固定されるので、位置Aにお
いてコレットチャックの先端が栓のつまみをつかまな
い。このため、オペレ−タ−の作業ミスによるトナ−こ
ぼれを防ぐことができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明では、現像装置のトナー
ホッパにトナーボトルの開口部を連通させた状態で該ト
ナーボトルを回転自在に保持するボトルホルダーと、該
ボトルホルダー上の該トナーボトルを回転駆動する駆動
手段と、トナーボトルの開口部の栓を開閉する栓取り外
し機構と、を備えたトナー補給ユニットであって、上記
ボトルホルダーは、画像形成装置本体に固定された固定
ブラケットによって水平方向へ回動可能に支持された可
動ブラケットにより支持されて、画像形成装置本体前面
と略平行な姿勢であるトナー補給用位置と、画像形成装
置本体前面と略直交する状態となるボトル交換用位置と
の間を回動可能であり、上記栓取り外し機構は、ボトル
ホルダーがボトル交換用位置からトナー補給用位置まで
回動する過程で作動して該栓を挟持して開口部から抜き
取って開栓し、ボトルホルダーがトナー補給用位置から
ボトル交換用位置まで回動する過程で逆作動して開口部
を閉栓する構成を有したものにおいて、該固定ブラケッ
トと可動ブラケットに夫々設けたピンにはトーションバ
ネ状の励起バネがその両端部を係止され、上記ボトルホ
ルダーが、上記トナー補給用位置とボトル交換用位置と
の間を回転移動する間に上記励起バネの付勢方向が変更
可能であり、上記励起バネのボトル交換用位置での荷重
は、トナ−補給用位置からボトル交換用位置への回転移
動過程で、トナ−ボトル栓をトナ−ボトルに差し込む際
に生じる操作力よりも、大きい操作力を得られる荷重で
ある。このように、励起バネ102によるボトル交換用
位置へ向けた励起力が、トナ−ボトルの閉栓時に生じる
操作力よりも大きいため、励起力が0となる状態Cを脱
するようトナー補給ユニット17を操作すれば、励起バ
ネによる励起力により、ボトル交換用位置まで作動さ
れ、オペレ−タ−の作業ミスによる不完全状態な90°
回動操作でのトナ−こぼれを防ぐことができる。
【0043】請求項2の発明は、上記現像剤補給装置に
おいて、上記ボトル交換用位置と、上記トナ−補給用位
置との間に、上記励起バネの付勢方向の変化する中間位
置が存し、上記ボトルホルダーが上記中間位置にある時
に、上記トナーボトルを該ボトルホルダーに固定する為
のレバーが画像形成装置本体により隠蔽されるように、
上記励起バネの位置を設置した。このため、励起力が0
となる中間位置では、ボトルの固定レバ−が画像形成装
置の筐体や操作部の下にかくれているため、たとえトナ
ー補給ユニット17が90°操作の途中で停止したとし
ても、レバ−がオペレ−タ−からは見えず、ボトルを抜
いてしまうことがなくなり、ボトル取り外しに伴うトナ
ーの飛散もなくなる。
【0044】請求項3の発明では、上記励起バネは、中
心コイル部の直径が、上記2つのピン間の最大間隔より
も大きいので、トナー補給ユニット17の操作中にバネ
がはずれることがなくなる。請求項4の発明では、上記
励起バネの中心コイル部の直径が、上記2つのピン間の
最大間隔よりも小さい一方で、上記中心コイル部の両端
に位置するフック部間の間隔が上記ピン間の最大間隔よ
りも大きく設定されている。この為、レイアウト上の制
約を受けることなく、励起バネの荷重を大きくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明を適用する画像形成装置の概略構
成を示す正面断面図、(b) はその平面図。
【図2】図1の画像形成装置の感光体及び現像装置の構
成図。
【図3】(a) はトナーボトルの構成を示す断面図、(b)
は要部拡大断面図。
【図4】(a) 乃至(c) はトナーボトルからの栓の取り外
し手順を示す図。
【図5】本発明のトナー補給ユニットの一例の全体構成
説明図。
【図6】図5のトナー補給ユニットの一部の分解斜視
図。
【図7】図5のトナー補給ユニットの他の一部の分解斜
視図。
【図8】(a) 及び(b) はコネットチャックの説明図。
【図9】(a) 及び(b) は栓取り外し機構の一例の構成及
び動作説明図。
【図10】(a) 及び(b) は栓取り外し機構の一例の構成
及び動作説明図。
【図11】本発明の主要部を構成するトナー補給ユニッ
トの回動動作を示す平面図。
【図12】(a) (b) 及び(c) は励起バネの作動を示す底
面図。
【図13】一つの実施例の励起バネの構成説明図。
【図14】(a) 及び(b) は夫々他の実施例の励起バネの
構成図。
【符号の説明】
1 コンタクトガラス、2a 原稿照射ランプ、2b
反射ミラ−,3 感光体,4 帯電装置、5 現像装
置、6 転写装置(転写チャ−ジャ)、7 クリ−ニン
グ装置、8 除電装置,9 定着装置,10 給紙部,
11 現像ロ−ラ,12 攪拌拌用羽根車、13 混合
ロ−ラ、14 セパレ−タ、15 横攪拌スクリュ−、
16 ホッパ−、17 トナ−補給ユニット、18 ト
ナ−搬送スクリュ−、19 トナ−補給ロ−ラ、20
トナ−ボトル、21 ボトルホルダ−、22 回転軸
部、Z 回転中心、 A ボトル交換用位置、B トナ
ー補給用位置、23 円筒状開口部、24 カラー、2
5 栓、26 摘み部、27 案内溝、28 突出部
(カラ−部リブ)、30 コレットチャック、31 支
持壁、32 栓取り外し機構、33 挟持部、34
軸、35 トナ−送り板、36ボトル係止機構、37
ボトル回転駆動用モ−タ、38 ギヤリンク、39中
子、40 カム装置、41 可動ブラケット、42 固
定ブラケット、43 ピン、44 ピン、45 ステ
ー、52 係止部材、53 付勢スプリング、54 係
合部材、68 板カム部材、69 チャックシャフト、
70 コロ、71 第1カム面部、72 第2カム面
部、100,101 ピン、102励起バネ、102
a,102b 端部,102c コイル部、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置のトナーホッパにトナーボトル
    の開口部を連通させた状態で該トナーボトルを回転自在
    に保持するボトルホルダーと、該ボトルホルダー上の該
    トナーボトルを回転駆動する駆動手段と、トナーボトル
    の開口部の栓を開閉する栓取り外し機構と、を備えたト
    ナー補給ユニットであって、 上記ボトルホルダーは、画像形成装置本体に固定された
    固定ブラケットによって水平方向へ回動可能に支持され
    た可動ブラケットにより支持されて、画像形成装置本体
    前面と略平行な姿勢であるトナー補給用位置と、画像形
    成装置本体前面と略直交する状態となるボトル交換用位
    置との間を回動可能であり、 上記栓取り外し機構は、ボトルホルダーがボトル載置用
    位置からトナー補給用位置まで回動する過程で作動して
    該栓を挟持して開口部から抜き取って開栓し、ボトルホ
    ルダーがトナー補給用位置からボトル交換用位置まで回
    動する過程で逆作動して開口部を閉栓する構成を有した
    ものにおいて、 該固定ブラケットと可動ブラケットに夫々設けたピンに
    はトーションバネ状の励起バネがその両端部を係止さ
    れ、 上記ボトルホルダーが、上記トナー補給用位置とボトル
    交換用位置との間を回転移動する間に上記励起バネの付
    勢方向が変更可能であり、 上記励起バネのボトル交換用位置での荷重は、トナ−補
    給用位置からボトル交換用位置への回転移動過程で、ト
    ナ−ボトル栓をトナ−ボトルに差し込む際に生じる操作
    力よりも、大きい操作力を得られる荷重であることを特
    徴とする現像剤補給装置。
  2. 【請求項2】 上記現像剤補給装置において、上記ボト
    ル交換用位置と、上記トナ−補給用位置との間に、上記
    励起バネの付勢方向の変化する中間位置が存し、 上記ボトルホルダーが上記中間位置にある時に、上記ト
    ナーボトルを該ボトルホルダーに固定する為のレバーが
    画像形成装置本体により隠蔽されるように、上記励起バ
    ネの位置を設置したことを特徴とする請求項1の現像剤
    補給装置。
  3. 【請求項3】 上記励起バネは、中心コイル部の直径
    が、上記2つのピン間の最大間隔よりも大きいことを特
    徴とする請求項1又は2記載の現像剤補給装置。
  4. 【請求項4】 上記励起バネの中心コイル部の直径が、
    上記2つのピン間の最大間隔よりも小さい一方で、上記
    中心コイル部の両端に位置するフック部間の間隔が上記
    ピン間の最大間隔よりも大きく設定されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の現像剤補給装置。
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