JP3236107B2 - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JP3236107B2
JP3236107B2 JP06019993A JP6019993A JP3236107B2 JP 3236107 B2 JP3236107 B2 JP 3236107B2 JP 06019993 A JP06019993 A JP 06019993A JP 6019993 A JP6019993 A JP 6019993A JP 3236107 B2 JP3236107 B2 JP 3236107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真方式を用い
た複写機、プリンター、ファクシミリ等の乾式現像装置
にトナーを補給するためのトナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー補給装置の一種に、特開昭
59−188678号公報に開示されているように、内
面に螺旋状の突起案内リブを有する円筒状トナー容器
(トナーカートリッジまたはトナーボトル)を用いた装
置が知られている。このようなトナー容器を用いた従来
のトナー補給装置には、次の2つの例がある。
【0003】第1の例のトナー補給装置は、上記特開昭
59−188678号公報記載の技術を適用した装置で
ある。この第1の例のトナー補給装置におけるトナーボ
トルの交換操作は、図7に示す通りになる。このトナー
ボトルの交換操作を簡単に説明すると、図7において、
先ず、複写機本体の前ドアを開け(a)、トナーボト
ルホルダー1を押し下げる(b)。トナーボトル解除
レバー11を回して(c)、トナーボトル20を取り外
す(d)。これで空になった使用済みのトナーボトルの
取り外し動作が終わる。次に、新しいトナーボトル20
を軽く振って(e)、中のトナーの固まりをなくした
後、新しいトナーボトル20のキャップ2Aを取り外
して、このトナーボトル20をトナーボトルホルダー1
にセットする(f)。トナーボトル解除レバー11を
回して(g)、トナーボトルホルダー1全体を持ち上げ
る(h)。複写機本体の前ドアを閉じる。以上でトナ
ーボトルの交換操作は終了する。
【0004】この第1の例におけるトナー補給は、図8
(a)に示すように、トナー補給装置のトナー補給ロー
ラ12の手前先端に取付けられたウォームギヤ5Aの回
転により、リングギヤ2Cを介してトナーボトル20を
回転駆動し、このトナーボトル20の回転によってその
一端の開口部から溢出したトナーを、図8(b)に示す
トナー補給装置のトナー補給部6のトナー入口6aに送
り込むことによって行なわれる。
【0005】上述のように、従来の第1の例のトナー補
給装置におけるトナーボトルの交換操作では、オペレー
ターの操作として、トナーボトル20のキャップ2Aを
外す操作と、トナーボトル20をトナーボトルホルダー
1にセットするとき及び取り外すときに、トナーボトル
解除レバー11を回す操作とを必要としている。また、
この第1の例の場合には、トナーボトル20の開口部
は、その一端が大きく開口した形態になっている。更
に、上記のの操作では、特開昭63−50876号公
報に開示されているように、トナーボトルホルダー1に
よりトナーボトル20を下から上に移動させる操作に連
動して、トナー補給装置のトナー補給部6の開口部を開
くようになっている。また、上記操作のトナーボトル
20を押し下げる操作で、トナー補給部6の開口部を閉
じるとともに、トナーボトル20の淵に積もったトナー
を掻き落とす(清掃する)ようになっている(図8
(c)参照)。
【0006】一方、第2の例のトナー補給装置は、図
9、及び、図10に示すように構成されている。この第
2の例のトナー補給装置におけるトナーボトルの交換操
作は次のようになる。先ず、複写機本体の前ドアを開
け、トナーボトル回転レバー13を図9の矢印Aの手前
F側に引く。シャッター開閉レバー14を図9の矢印
Bの上方U側に操作する。トナーボトル20をトナー
ボトル受け台上から引き出す。これで空になったトナー
ボトル20の取り外しは終わる。次に、新しいトナー
ボトル20をトナーボトル受け台15に挿入する。シ
ャッター開閉レバー14を図9の矢印Bの下方D側に操
作する。トナーボトル回転レバー13を図9の矢印A
の奥R側に回転する。複写機本体の前ドアを閉じる。
以上でトナーボトル20の交換操作が完了する。
【0007】この第2の例のトナー補給装置の場合に
は、図10に示すように、トナーボトル20の交換操作
時にトナーボトル20のキャップ2Aを外す操作を必要
としないが、トナーボトルホルダー1にトナーボトル2
0をセットするときと、トナーボトルホルダー1からト
ナーボトル20を取り外すときに、図9で示したような
シャッター開閉レバー14の操作を行う必要がある。す
なわち、この第2の例のトナー補給装置の場合のトナー
ボトル20は、図10に示すように、内面に螺旋状のト
ナー搬送リブ2Gを有する円筒状のボトル本体2の一端
が、上記の第1の例の場合のトナーボトル20と同様に
開口しており、この開口にシール部材2Fを介してキャ
ップ2Aが摺動抵抗を持って回動自在に嵌合している。
また、このキャップの一部(図10の下方)は開口して
おり、この開口を開閉するシャッター板2Dが、キャッ
プ2Aに対して回動自在に係合している。更に、このシ
ャッター板2Dの一部をなす先端係合部2Eは、トナー
補給装置側のシャッター開閉レバー14と連動した連動
部材16に連結されている。そして、このシャッター開
閉レバー14の操作によって、シャッター板2Dは図1
0の下方から上方に回動する。
【0008】一方、トナー補給に際して、トナーボトル
20側の開口部の蓋を開け、本体側(トナー補給装置
側)の補給口の開口を開ける方法については、特開昭5
9−102262号公報、特開昭62−6285号公
報、特開昭63−75769号公報などに記載された技
術が従来例として知られている。ここで、特開昭59−
102262号公報に記載された技術は、トナーボトル
20を垂直上方から補給する例であって、本体側の蓋の
駒(回転軸)にトナーボトル20側のピンを係合させ、
ボトル本体2を半回転させトナーボトル20の開口とキ
ャップ2Aの開口を一致させるとともに、本体側の蓋を
も半回転させ開口と連通させるように構成されている。
また、特開昭62−6285号公報、及び、特開昭63
−75769号公報に記載された技術は、どちらも略同
じで、前記の従来例2件および本件と同じくトナーボト
ル20を水平にしてトナー補給するように構成されてい
る。そして、これらの従来例の場合には、トナーボトル
20の一端の開口部を上方にして本体側のトナー補給部
にセットするように構成され、補給動作の最初に容器回
転円筒が半回転し、これと同時にトナーボトル20も回
転させるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した第
1の例では、トナーボトル20の交換操作の手数(手
順)が多いばかりでなく、トナー補給装置からトナーボ
トル20を取り外したときに、容器の一端が大きく開口
しているため、残留トナーの粉塵が舞い上がり易く、身
体衣服にトナーが付着し易いなどの不具合を有してい
る。また、第2の例のトナー補給装置の場合の難点は、
トナーボトル20のセット時も、取り外すときも、必ず
シャッター開閉レバー14の操作を必要とすることであ
る。更に、従来のトナー補給装置では、キャップ2Aと
シャッター板2Dの位置関係を保持するものが特にない
ので、トナーボトル20のセット時に、これらのキャッ
プ2Aとシャッター板2Dとの係合を行う操作が面倒で
あるなどの欠点があった。
【0010】また、特開昭62−6285号公報、及
び、特開昭63−75769号公報に記載された前記従
来のトナー補給装置では、トナー補給装置からトナーボ
トル20を取り外したとき、その開口部が開いたままで
あるので、第1の例の場合と同様に、取り出したトナー
ボトル20を、その開口部が開いたまま操作することに
なるので、汚れ易い不具合がある。
【0011】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、トナーボトルの着脱操作にお
いて、出来るだけオペレータの操作手順を減らし、簡単
で誤操作がなく、トナーなどによる汚染の心配のないト
ナーボトル着脱機構を備えたトナー補給装置、すなわ
ち、先例との関係で言えば、トナーボトルの着脱に際し
て、オペレーターによるトナーボトルのキャップの着脱
操作がなく、取り出したときに大きな開口をそのままに
することなく、さらに、オペレーターによるシャッター
板の開閉操作もないトナー補給装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、内周面にトナーを移送するための螺旋
突起が形成された円筒状のトナーボトルを用いるトナー
補給装置において、上記トナーボトルは、ボトル本体
と、このボトル本体の一端に回転自在に設けられた、ト
ナー補給口を端面に有するキャップと、上記トナー補給
口を開閉するシャッタ板と、このシャッタ板が上記トナ
ー補給口を閉じた状態で該シャッタ板を上記キャップに
固定し、上記キャップの回動により破断するシール部材
と、からなり、上記トナーボトルをトナー補給装置にセ
ットするときは、このトナーボトルのトナー補給装置へ
の挿入動作のみを行い、上記トナー補給装置からトナー
ボトルを取り出すときには上記トナーボトルの回転方向
の回転動作を行って取り外す構成とする。
【0013】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記トナーボトルが上記トナー補給装置にセット
され、そのトナー補給動作が開始されることにより上記
トナーボトルが回転して、そのままでは引き出すことの
出来ないロック位置に、上記トナーボトルがセットされ
る構成とする。
【0014】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、収納されているトナーの放出を終えて上記トナー
ボトルが空になったときの交換動作において、トナー補
給と同一の回転方向に上記トナーボトルを回転させる第
1の動作と、この第1の動作とは逆の回転方向に上記ト
ナーボトルを回転させる第2の動作とがあり、上記第1
の動作に続けて上記第2の動作を行わせた後、上記トナ
ーボトルの軸方向に引き抜く動作を行わせることによ
り、使用済みのトナーボトルを取り外す構成とする。
【0015】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記トナーボトルと一体に構成されたリングギヤ
に係合する第1のギヤと、上記トナーボトルを回転させ
る駆動用モータのギヤに係合する第2のギヤとの係合
を、トナーボトルのロック位置でのトナー補給装置に対
する係合を解除するのに十分な回転を保証する角度だけ
回転できる余裕を持って駆動伝達する構成とする。
【0016】
【0017】
【作用】この発明によれば、トナーが充填されたトナー
ボトルがトナー補給装置にセットされるときには、この
トナーボトルのトナー補給装置への挿入動作のみが行わ
れ、上記トナー補給装置からトナーボトルが取り出され
るときには、上記トナーボトルの回転方向の回転動作が
行われてから取り外される。また、この発明によれば、
上記トナーボトルの開口を覆うキャップ部と、このキャ
ップ部に設けられたトナー補給口を開閉するシャッター
部との相対位置が、上記キャップ部と上記シャッター部
との一定の相対移動力によって破断する強度のシール部
材によって位置関係を決められる。
【0018】また、この発明によれば、上記トナーボト
ルが上記トナー補給装置にセットされ、そのトナー補給
動作が開始されることにより上記トナーボトルが回転し
て、そのままでは引き出すことの出来ないロック位置
に、上記トナーボトルがセットされる。
【0019】また、この発明によれば、上記トナーボト
ルの交換動作において、トナー補給と同一の回転方向に
トナーボトルが回転される第1の動作に続けて、この第
1の動作とは逆の回転方向にトナーボトルが回転される
第2の動作が行われた後、上記トナーボトルの軸方向に
引き抜く動作が行われることにより、使用済みのトナー
ボトルが取り外される。
【0020】また、この発明によれば、上記トナーボト
ルと一体に構成されたリングギヤに係合する第1のギヤ
と、上記トナーボトルを回転させる駆動用モータのギヤ
に係合する第2のギヤとの係合が、トナーボトルのロッ
ク位置でのトナー補給装置に対する係合を解除するのに
十分な回転を保証する角度だけ回転できる余裕を持って
駆動伝達される。
【0021】
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。なお、本実施例は、その多くの部分が
前記従来の第2の例で示したトナー補給装置に類似して
いるので、この第2の例を示す図9及び図10も随時参
照するものとする。
【0023】本実施例におけるトナー補給部6のトナー
ボトル20を含めた主な構成を図1に示す。このトナー
補給部6は、図4に示すように、現像装置10の背中に
乗った形になっている。また、図1に示したトナーボト
ル20は、そのボトル本体部2が現像装置10の軸方向
に対して直角に配置されているが、これは画像形成装置
(ここでは以下複写機という)の内部構成によるもので
ある。従って、本実施例では、このままトナーボトル2
0の着脱操作をしてもかまわないし、レバー9を操作
し、トナーボトル本体2を複写機の手前側に回転させ
て、トナーボトル20の着脱操作をしてもかまわない。
これについては、本件の発明内容とは本質的に関係な
い。
【0024】本実施例のトナー補給装置は、図3及び図
4に示すように、トナーボトル20の回転により溢出さ
れたトナーを受けるためのトナーホッパー17の一端部
に形成されたトナー補給部6、トナーホッパー17に補
給されたトナーの凝固を防止するためのアジテータ1
7、及び、トナー補給信号を受けて回転することにより
トナーホッパー17内のトナーを現像装置10内へ適量
だけ補給するためのトナー補給ローラ12を有してい
る。
【0025】また、本実施例のトナー補給装置が搭載さ
れる現像装置及び複写機等の構造は本件の発明内容と直
接関係ないが、この現像装置は、例えば、図4に示すよ
うに、トナー補給装置から補給されたトナーの凝固を防
止するための現像アジテータ21、現像装置内のトナー
濃度を検出してトナー補給の要否を検知するためのトナ
ーセンサ22、現像装置内のトナーを撹拌するための撹
拌ローラ23、複写機の感光体24上へ現像装置内のト
ナーを供給するための第1現像スリーブ25及び第2現
像スリーブ26、現像スリーブ上に搬送された余剰現像
剤を現像アジテータ21上に戻すための撹拌セパレータ
27及び搬送スクリュー28等で構成されている。
【0026】トナーボトル20は、図2及び図3に示す
ように、ボトル本体2と、キャップ2Aと、シャッター
板2Dと、リングギヤ2Cとからなっている。また、ボ
トル本体2には、図3に示すように、内側に隆起したト
ナー搬送リブ2Gが設けられており、このトナー搬送リ
ブ2Gは、トナーボトル20が回転することによって、
ボトル本体2に収容されているトナーを図3において右
側に搬送する機能を有している。
【0027】リングギヤ2Cは、ボトル本体2と一体的
に固定されている。キャップ2Aは、シール部材2Fを
介して、一定の摺動抵抗を持ってボトル本体2と相対的
に回転できるようになっている。また、キャップ2Aと
シャッター板2Dとは、シール部材2Iを介して所定の
摺動抵抗を持って相互に回転できるようになっている。
【0028】このように構成されたトナーボトル20が
トナーボトルホルダー1にセットされる前の状態におい
ては、そのキャップ2Aの突起部2Bとシャッター板2
Dの先端係合部2Eとの位置関係とが、互いに所定の位
置関係に保たれている。つまり、トナーボトル20のト
ナーボトルホルダー1へのセット時に、キャップ2Aの
突起部2Bはトナーボトルホルダー1の張り出し部1A
に差し込まれ、且つ、シャッター板2Dの先端係止部2
Eはトナーボトルホルダー1の固定部1Bに差し込まれ
る位置関係にある。また、このトナーボトル20のトナ
ーボトルホルダー1へのセット時に、ボトル本体2の外
周に固定されたリングギヤ2Cがギヤ3と噛み合う。
【0029】このようにしてトナーボトル20がトナー
ボトルホルダー1にセットされた状態で、トナーの補給
信号が来ると、図3において駆動モータ5が回転する。
この駆動モータ5のモータ出力軸にはウォームギヤ5A
が固定されていて、このウォームギヤ5Aは、これと噛
み合うギヤ4を駆動する。ここで、モータ出力軸にウォ
ームギヤ5Aを固定した構成とすることにより、ギヤ4
からの回転力(トルク)によって駆動モータ5が回わら
ないようにすることができ、且つ、駆動モータ5の出力
を減速できる。
【0030】ギヤ4からの回転力は、図6の(a)、
(b)に示すように、ギヤ4のピン4Aによりギヤ3の
ピン3Aを、図6(a)に矢印Cで示される方向に回す
ことによって、ギヤ3に伝えられる。ここで、回転駆動
が停止したとき、図6(a)を図の右側から見た図6
(b)に示す状態、つまり、ギヤ4のピン4Aがハッチ
ングで示す位置にあり、ギヤ3のピン3Aが実線で示す
状態になっているとする。この状態で、図6(a)にお
いて、ギヤ3を矢印Eで示す方向に回転させると、丁度
矢印Eで示す角度分だけギヤ3は容易に回転する。これ
は、換言すれば、ギヤ3と噛み合っているボトル本体2
のリングギヤ2C、つまりはボトル本体2を、図5にお
いて矢印Aの方向に回すと、ボトル本体2が、図6
(b)の矢印E側にその角度分容易に回ることを意味す
る。
【0031】従って、図5において一旦ボトル本体2を
矢印Aの方向に回すと、今度は、ボトル本体2が逆方向
に容易に回ることになる。この逆方向にボトル本体2を
回転すると、ボトル本体2と摺動抵抗を持って係合して
いるキャップ2Aが一体で回転し、張り出し部1Aの壁
に当たり止まる。これにより、ボトル本体2はセット時
と同じ状態になるので、トナーボトルホルダー1からこ
のボトル本体2を取り外すことが可能になる。
【0032】以上のように、キャップ2Aの突起部2B
がトナーボトルホルダー1側の鉤の手になった張り出し
部1Aを移動することによって、トナーボトル20のト
ナーボトルホルダー1とに対するロックがオン/オフす
る。また、駆動モータ5とボトル本体2との間の駆動系
を、上述のように、ピン結合とウォームギヤを用いて構
成することにより、図5において、ボトル本体2側から
矢印Aとは反対側に回そうとしても回らず、矢印A側に
回すときだけ矢印Eに示す角度分だけ回転できる。
【0033】一方、互いに摺動関係にあるキャップ2A
とシャッター板2Dとは、前述した相対位置関係を保持
するように、図2に示すように、例えば紙のようなシー
ト部材2Hで貼付されている。これにより、トナーボト
ル20のセット時において、図3に示すように、トナー
ボトルホルダー1の張り出し部1Aと固定部1Bとに、
キャップ2Aの突起部2Bと先端係合部2Eとを問題な
く係合でき、しかも、そのトナー補給動作によってシャ
ッター板2Dとキャップ2Aとが相対移動することによ
り、このシート部材2Hは容易に破れ、未使用か、使用
済みかが容易に判別できる。
【0034】上述の構成により、トナーボトル20の補
給口の開口とセット時の抜け止めが、次のようにして行
なわれる。すなわち、トナーボトル20がセットされる
前の状態では、トナーボトル20の開口部がシャッター
板2Dによって閉じられている。そして、トナーボトル
ホルダー1にトナーボトル20がセットされるときに、
キャップ2Aの突起部2Bがトナーボトルホルダー1の
張り出し部1Aと係合するようにして挿入される。
【0035】トナーの補給が開始されると、トナーボト
ル20のボトル本体2が回転される。この時、キャップ
2Aがボトル本体2と一体になって回転されるが、シャ
ッター板2Dは、トナーボトルホルダー1の固定部1B
に保持されているので、キャップ2Aとの相対位置がず
れて補給口が開口される。これにより、キャップ2A
が、トナーボトルホルダー1の張り出し部1A(ストッ
パー)に突き当たり、一定の角度回転した後、停止され
る。この状態で、トナーボトル20がトナーボトルホル
ダー1から抜けなくなり、トナーボトル20のロックが
オンされる。
【0036】一方、このトナーボトル20のロックを外
してトナーボトル20を取り外す場合には、以下のよう
に操作される。セットされているトナーボトル20は、
駆動モータ5による回転方向には、ボトル自体を掴んで
常時回転することができる。しかし、その反対方向側に
は駆動モータ5の駆動係止部が、ストッパーの役目をし
ているので回すことができない。
【0037】そこで、トナーボトル20を取り外すとき
には、先ず、トナー補給の回転方向にトナーボトル20
を一旦回転させ、その後、このトナーボトル20を反対
側に回す。これにより、トナーボトル20とその駆動係
止部とに間隔が出来るので、トナーボトル20が一定角
度回転できるようになる。この時、ボトル本体2とキャ
ップ2Aとは摩擦結合しているので一体的に回ろうとす
る。これにより、キャップ2Aの突起部2Bが、トナー
ボトルホルダー1の張り出し部1Aに対してセット時の
方向に戻り、トナーボトル20の取り出し可能な位置に
臨む。
【0038】ここで、本実施例においては、トナーが充
填されたトナーボトル20をトナー補給装置にセットす
るときに、トナーボトル20のトナー補給装置への挿入
動作のみを行い、装置自体が自動的に行うトナー補給の
ためのトナーボトル回転動作によって、トナーボトル2
0のロック位置への回転を行なうようにして、セット時
のオペレーターによるシャッター板2Dの開閉動作をな
くすことができる。
【0039】また、空になったトナーボトル20を取り
外すときは、トナーボトル20の正回転と、それに続く
逆回転の回転動作を行わせることにより、オペレーター
によるシャッター板2Dの開閉操作をなくし、オペレー
タの操作をトナーボトル20の取り出し操作だけで済ま
すことができる。すなわち、本実施例では、このような
動作を行なわせるために、駆動モータ5からトナーボト
ル20の回転駆動を伝達する駆動ギヤ列に、前述のよう
な「遊び」を持たせた機構が取り入れられている。
【0040】更に、本実施例においては、キャップ2A
の着脱動作を不要とするために、トナーボトル20のボ
トル本体2とキャップ2Aとを摺動抵抗を持たせた回転
結合にする一方、トナーボトル20のセット時に、トナ
ーボトル20が所定の係合位置にきちんとセットできる
ようにするために、前述したように、キャップ2Aとシ
ャッター板2Dとの位置関係を保持し、且つ、一定の相
対移動動作によって破断して、その位置関係を変更し得
る、シート部材2Hからなる保持/解放部材が設けられ
ている。
【0041】従って、本実施例によれば、先ず、トナー
ボトルのトナー補給装置への着脱操作を簡単に行なうこ
とができる。すなわち、従来のトナー補給装置では、い
ずれも少なくともトナーボトルの開口部の開閉のための
レバー操作があったが、本実施例によれば、セット時
(着装時)はトナーボトルを軸方向(長手方向)に挿入
するだけでよく、また、トナーボトルを取り出すとき
は、トナーボトル自体を掴んで正逆方向に僅かに回転さ
せるだけで、外すことができる。
【0042】また、本実施例によれば、オペレーターの
操作個所を減少できる上、その操作自体が簡単であり、
レバーなど別な部位を操作する必要がなく、トナーボト
ル自体を掴んでの操作なので、誤操作が起こりにくい。
【0043】更に、本実施例によれば、トナーボトルを
取り出すときの操作が、トナーボトルを掴んでの回転方
向の正逆回転操作なので、オペレーターがはっきりとト
ナーボトルを外すという意識の下でないと、トナーボト
ルが外れない構成になっているので、トナーボトル内部
にトナーが収容されているトナーボトルを、開口部(ボ
トルの補給口)を開けたままで、誤って引き出すという
ような不具合を防止できる。
【0044】更に、本実施例では、トナーボトルのキャ
ップとシャッター板との固定部材があるので、トナーボ
トルセット時にトナーボトルの位置決めの位置合わせと
シャッター板の位置決めが合わないというような不具合
は起こらない。また、この固定部材が破れ易い部材(シ
ート部材)で出来ているので、トナーボトルを一度でも
トナー補給装置にセットして、補給動作を既に行ったも
のか否かの判別もできるので、ユーザーにとって新品と
使用済みの判別が容易にでき、その利便性が向上され
る。
【0045】また、本実施例によれば、上述の効果の
他、取り出された状態において、トナーボトルのキャッ
プの開口が必ず閉じられているので、トナーボトルの交
換操作においてオペレーターの身体や衣服等を汚染する
心配がない。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、従来のようにトナーボ
トルの開口部の開閉のためのレバー操作が必要無く、ト
ナーボトルのセット時(着装時)はトナーボトルを軸方
向(長手方向)に挿入するだけでよく、また、トナーボ
トルを取り出すときは、トナーボトル自体を掴んで正逆
方向に僅かに回転させるだけでトナーボトルを取り外す
ことが出来るので、トナーボトル着脱時におけるオペレ
ーターの操作手順が減り、トナーボトルの着脱操作を簡
単にでき、誤操作が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー補給装置のトナー補給部にトナーボトル
をセットした状態を示す概略斜視図である。
【図2】上記トナーボトル自体の概略斜視図である。
【図3】図1をトナーボトルの軸中心で破断した概略断
面図である。
【図4】上記トナー補給部の現像装置に対する位置関係
を示すための現像装置の概略断面図である。
【図5】上記トナーボトルがトナーボトルホルダーに装
着される状態におけるトナーボトルホルダーのロック用
の鉤の手の溝部及び駆動伝達用の中継ギヤなどとの関係
を示す概略斜視図である。
【図6】上記トナーボトルの駆動モータと伝達用の中継
ギヤとの関係、及び、中継ギヤの駆動用のピンの位置関
係を示す概略斜視図である。
【図7】従来の第1の例におけるトナーボトルのボトル
交換作業を示す説明図である。
【図8】従来の第1の例におけるトナー補給部の補給機
構を示す斜視図である。
【図9】従来の第2の例におけるトナー補給部全体を示
す概略斜視図である。
【図10】従来の第2の例におけるトナー補給部をトナ
ーボトルの軸中心で破断した概略断面図である。
【符号の説明】
1 トナーボトルホルダー 1A 張出し部 1B 固定部 2 ボトル本体 2A キャップ 2B 突起部 2C リングギヤ 2D シャッター板 2E 先端係合部 2F,2I シール部材 2G トナー搬送リブ 2H シート部材 3,4 ギヤ 3A,4A ピン 5 駆動モータ 5A ウォームギヤ 6 トナー補給部 20 トナーボトル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面にトナーを移送するための螺旋突起
    が形成された円筒状のトナーボトルを用いるトナー補給
    装置において、上記トナーボトルは、ボトル本体と、このボトル本体の
    一端に回転自在に設けられた、トナー補給口を端面に有
    するキャップと、上記トナー補給口を開閉するシャッタ
    板と、このシャッタ板が上記トナー補給口を閉じた状態
    で該シャッタ板を上記キャップに固定し、上記キャップ
    の回動により破断するシール部材と、からなり、 上記 トナーボトルをトナー補給装置にセットするとき
    は、このトナーボトルのトナー補給装置への挿入動作の
    みを行い、上記トナー補給装置からトナーボトルを取り
    出すときには上記トナーボトルの回転方向の回転動作を
    行って取り外すことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】上記トナーボトルが上記トナー補給装置に
    セットされ、そのトナー補給動作が開始されることによ
    り上記トナーボトルが回転して、そのままでは引き出す
    ことの出来ないロック位置に、上記トナーボトルがセッ
    トされることを特徴とする請求項1記載のトナー補給装
    置。
  3. 【請求項3】収納されているトナーの放出を終えて上記
    トナーボトルが空になったときの交換動作において、ト
    ナー補給と同一の回転方向に上記トナーボトルを回転さ
    せる第1の動作と、この第1の動作とは逆の回転方向に
    上記トナーボトルを回転させる第2の動作とがあり、上
    記第1の動作に続けて上記第2の動作を行わせた後、上
    記トナーボトルの軸方向に引き抜く動作を行わせること
    により、使用済みのトナーボトルを取り外すことを特徴
    とする請求項1記載のトナー補給装置。
  4. 【請求項4】記トナーボトルと一体に構成されたリン
    グギヤに係合する第1のギヤと、上記トナーボトルを回
    転させる駆動用モータのギヤに係合する第2のギヤとの
    係合を、トナーボトルのロック位置でのトナー補給装置
    に対する係合を解除するのに十分な回転を保証する角度
    だけ回転できる余裕を持って駆動伝達する回転駆動機構
    で構成したことを特徴とする請求項2記載のトナー補給
    装置。
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