JP3477216B2 - シリコンウェハ表面の超微量金属分析におけるエッチング方法 - Google Patents
シリコンウェハ表面の超微量金属分析におけるエッチング方法Info
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコンウェハ表面の酸
化膜及びシリコンバルク層に含有する超微量元素を定量
する前工程として、シリコンウェハの酸化膜およびシリ
コンバルク層をエッチングして超微量金属元素分析をす
るためのエッチング方法に関する。 【0002】 【従来の技術】シリコンウェハ表面の超微量不純物金属
定量方法における表面分析方法としては次のようなもの
が挙げられる。密閉容器中にウェハを水平または垂直に
配置し、ふっ化水素酸を常温または加熱して気化させ、
約2時間放置させることによりふっ化水素ガスと酸化膜
が反応して分解されるというものである。(特開昭60
−69531号、特開平1−98944号)。しかしな
がらこの方法では、ふっ化水素酸ガスのみで表面を分解
するため分解に長持間を要し、シリコンよりイオン化傾
向の小さいCu等の金属は分解されないという問題があ
った。 【0003】またふっ化水素酸蒸気の変わりに混酸(2
0%ふっ化水素酸と30%硝酸)蒸気を用いてシリコン
ウェハ表面を分解し、試料溶液とする方法(特開平3−
188642号)があるが、この方法では定量するのに
十分な結露液が得られないために反応生成物を回収する
ための硝酸を加えている。これは、薬液からの汚染を防
止するための蒸気分解法と矛盾し、薬液の量が少ないと
はいえ汚染要因となるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】これら従来からの方法
では、ふっ化水素酸では酸化膜は分解されるがシリコ
ンバルク層が分解されないため真のシリコンウェハ表面
清浄度を評価できないこと、また、Cuなどの元素はシ
リコンウェハ表面に再析出し、測定ができないこと、
硝酸を添加することにより、薬液からの汚染が憂慮され
ることなどの問題があるものであった。従って、本発明
は上記したような問題を解消してなるシリコンウェハ表
面の超微量金属分析における改良されたエッチング方法
を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決しようとするための手段】本発明は、硝酸
とふっ化水素酸とを混合した酸であって硝酸14.3〜
14.9mol/lおよびふっ化水素1.1〜0.2m
ol/lを含有する水溶液を加熱し発生する蒸気、及び
シリコンウェハ表面で冷却されて生じた結露液により、
シリコンウェハ表面酸化膜および/またはシリコンバル
ク表層から深さ1μmまでの層の超微量金属を溶解さ
せ、薬液を加えることなくこの結露液を回収し、分析す
ることを特徴とするシリコンウェハ表面の超微量金属分
析におけるエッチング方法である。 【0006】 【作用】このように本発明は、薬液からの汚染を回避
するために、薬液の蒸気を用いてシリコンウェハ表面を
分解する、分解ガスに酸化剤として硝酸を加え、硝酸
及びふっ化水素酸混合蒸気とすることによりシリコンを
エッチングする、同様に結露液中に硝酸を含むことに
より銅などの元素も溶解する、シリコンウェハ表面に
定量に必要十分な量(10〜1000μl)の反応分解
液を結露させる、薬剤を加えることなく結露液を分析
するというものであるため、装置、器具、薬液等の環境
からの汚染が排除され、超微量不純物金属を正確かつ迅
速に定量することができるものである。 【0007】本発明において、硝酸とふっ化水素酸とを
混合した酸における硝酸およびふっ化水素含有量をそれ
ぞれ上記のごとき特定範囲のものに限定するのは、この
特定範囲を逸脱すると、後述するように、シリコンウェ
ハ表面のエッチング量が適当なものとならない、あるい
は結露液の量がその後の定量分析に必要とされる量に満
たないものとなる虞れがあるためである。 【0008】また、本明細書において以後「混酸」と
は、硝酸とふっ化水素酸とを混合した酸であって硝酸1
4.3〜14.9mol/lおよびふっ化水素1.1〜
0.2mol/lを含有する水溶液をいい、また「シリ
コンバルク層」とはシリコンバルク表層から深さ1μm
までの層をいうものとする。 【0009】本発明のシリコンウェハ表面のエッチング
方法は、具体的には例えば、(イ)底部及び側面底部を
十分加熱できる容器に硝酸とふっ化水素酸の混酸を入
れ、容器上部にシリコンウェハを水平に固定する、
(ロ)容器を加熱して硝酸とふっ化水素酸の混合蒸気を
発生させる、(ハ)混合蒸気はシリコンウェハ表面で冷
却されて結露し、この時シリコンウェハ表面の超微量金
属は結露液中に溶解する、そして(ニ)薬液を加えるこ
となく結露液を回収し分析試料とすることにより行なわ
れる。 【0010】 【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の実施に用いる装置例の縦断面図で
ある。この装置を用いて本発明に係わるシリコンウェハ
表面の超微量金属分析を実施するには、以下のようにし
て行なわれる。まずシリコンウェハ1の重量を測定す
る。次いで、分解液加熱・蒸発容器2の底部及び側面
底部のヒータ3を加熱、混酸4を75〜80℃に保ち十
分な硝酸およびふっ化水素酸の混合蒸気を発生させる。
容器2上部の加熱されにくい位置に真空ピンセット6
によりシリコンウェハ1を水平に固定し、一定時間蒸気
に曝露する。シリコンウェハ1に接触した蒸気は表面
で冷却されて結露する。シリコンウェハ表面の結露液
をガス(清浄窒素等)を吹き付けて収集する。シリコ
ンウェハの重量を測定し、処理前の重量との差と予め求
めた結露液比重より結露液の量を求める。マイクロピ
ペットで結露液を回収、これを試料としてフレームレス
原子吸光分析(ICP−MS)装置で測定する。必要
に応じて乾燥後のシリコンウェハ重量を測定し、エッチ
ング量を求める。 【0011】上記およびの工程における結果、シリ
コンウェハ表面の自然酸化膜及びシリコンバルク層の超
微量金属は、分解ガス及び結露液と反応し分解され、結
露液中に溶解する。従って、検出対象たる不純物は、
においてマイクロピペットで回収されるまでの間はシリ
コンウェハ表面の結露液中に存し、他の不純物を混入さ
せる要因となる位置変動を生じない。また、不純物の回
収に薬液を用いないので、薬液からの汚染を憂慮する必
要もない。 【0012】表1は、エッチング液として、硝酸水溶液
(68重量%硝酸)とふっ化水素酸(38重量%ふっ化
水素)との各種の混合比率の混合溶液を用い、これを加
熱し、蒸気を発生させて、シリコンウェハを蒸気エッチ
ングし、シリコンウェハ上に結露した結露液量とエッチ
ング量を観察した結果を示すものである。 【0013】 【表1】 【0014】表1に示すように、混合溶液におけるふっ
化水素酸の量が多いと瞬時に反応し多量にエッチングさ
れるがウェハ表面は乾燥し、結露液は得られなかった。
またふっ化水素酸を減少させると、徐々に結露液は増加
し、表1に示すように硝酸(68重量%)97:ふっ化
水素酸(37重量%)3の容積比率で混合した時が結露
液量が多く、エッチング量も適量で、また結露粒子の大
きさと分布も均一で最適であった。しかしながら、ふっ
化水素酸の量が極端に減少すると、エッチング量が不十
分なものとなってしまった。これらの結果から、本発明
おいて用いられる混酸における硝酸およびふっ化水素の
含有量は、それぞれ14.3〜14.9mol/lおよ
び1.1〜0.2mol/lと限定する。なお、図2
は、本発明に係わるこのような特定割合の混酸蒸気でエ
ッチングを行なった場合における曝露時間に対するエッ
チング深さ及び結露液量の一例を示したものである。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、薬品を
直接シリコンウェハ表面に滴下して分解するのではな
く、特定割合の硝酸及びふっ化水素酸混合蒸気で分解
し、結露液を分析するので、薬品からの汚染を防止で
き、更に全ての反応から回収に至るまで、測定しようと
するシリコンウェハ表面上で行い、別の容器に移すこと
がないので容器からの汚染を低減化できる。また混酸蒸
気により自然酸化膜のみならず、シリコンバルク層をも
分解し、測定対象とするのでシリコンウェハの清浄度管
理を向上できる。
化膜及びシリコンバルク層に含有する超微量元素を定量
する前工程として、シリコンウェハの酸化膜およびシリ
コンバルク層をエッチングして超微量金属元素分析をす
るためのエッチング方法に関する。 【0002】 【従来の技術】シリコンウェハ表面の超微量不純物金属
定量方法における表面分析方法としては次のようなもの
が挙げられる。密閉容器中にウェハを水平または垂直に
配置し、ふっ化水素酸を常温または加熱して気化させ、
約2時間放置させることによりふっ化水素ガスと酸化膜
が反応して分解されるというものである。(特開昭60
−69531号、特開平1−98944号)。しかしな
がらこの方法では、ふっ化水素酸ガスのみで表面を分解
するため分解に長持間を要し、シリコンよりイオン化傾
向の小さいCu等の金属は分解されないという問題があ
った。 【0003】またふっ化水素酸蒸気の変わりに混酸(2
0%ふっ化水素酸と30%硝酸)蒸気を用いてシリコン
ウェハ表面を分解し、試料溶液とする方法(特開平3−
188642号)があるが、この方法では定量するのに
十分な結露液が得られないために反応生成物を回収する
ための硝酸を加えている。これは、薬液からの汚染を防
止するための蒸気分解法と矛盾し、薬液の量が少ないと
はいえ汚染要因となるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】これら従来からの方法
では、ふっ化水素酸では酸化膜は分解されるがシリコ
ンバルク層が分解されないため真のシリコンウェハ表面
清浄度を評価できないこと、また、Cuなどの元素はシ
リコンウェハ表面に再析出し、測定ができないこと、
硝酸を添加することにより、薬液からの汚染が憂慮され
ることなどの問題があるものであった。従って、本発明
は上記したような問題を解消してなるシリコンウェハ表
面の超微量金属分析における改良されたエッチング方法
を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決しようとするための手段】本発明は、硝酸
とふっ化水素酸とを混合した酸であって硝酸14.3〜
14.9mol/lおよびふっ化水素1.1〜0.2m
ol/lを含有する水溶液を加熱し発生する蒸気、及び
シリコンウェハ表面で冷却されて生じた結露液により、
シリコンウェハ表面酸化膜および/またはシリコンバル
ク表層から深さ1μmまでの層の超微量金属を溶解さ
せ、薬液を加えることなくこの結露液を回収し、分析す
ることを特徴とするシリコンウェハ表面の超微量金属分
析におけるエッチング方法である。 【0006】 【作用】このように本発明は、薬液からの汚染を回避
するために、薬液の蒸気を用いてシリコンウェハ表面を
分解する、分解ガスに酸化剤として硝酸を加え、硝酸
及びふっ化水素酸混合蒸気とすることによりシリコンを
エッチングする、同様に結露液中に硝酸を含むことに
より銅などの元素も溶解する、シリコンウェハ表面に
定量に必要十分な量(10〜1000μl)の反応分解
液を結露させる、薬剤を加えることなく結露液を分析
するというものであるため、装置、器具、薬液等の環境
からの汚染が排除され、超微量不純物金属を正確かつ迅
速に定量することができるものである。 【0007】本発明において、硝酸とふっ化水素酸とを
混合した酸における硝酸およびふっ化水素含有量をそれ
ぞれ上記のごとき特定範囲のものに限定するのは、この
特定範囲を逸脱すると、後述するように、シリコンウェ
ハ表面のエッチング量が適当なものとならない、あるい
は結露液の量がその後の定量分析に必要とされる量に満
たないものとなる虞れがあるためである。 【0008】また、本明細書において以後「混酸」と
は、硝酸とふっ化水素酸とを混合した酸であって硝酸1
4.3〜14.9mol/lおよびふっ化水素1.1〜
0.2mol/lを含有する水溶液をいい、また「シリ
コンバルク層」とはシリコンバルク表層から深さ1μm
までの層をいうものとする。 【0009】本発明のシリコンウェハ表面のエッチング
方法は、具体的には例えば、(イ)底部及び側面底部を
十分加熱できる容器に硝酸とふっ化水素酸の混酸を入
れ、容器上部にシリコンウェハを水平に固定する、
(ロ)容器を加熱して硝酸とふっ化水素酸の混合蒸気を
発生させる、(ハ)混合蒸気はシリコンウェハ表面で冷
却されて結露し、この時シリコンウェハ表面の超微量金
属は結露液中に溶解する、そして(ニ)薬液を加えるこ
となく結露液を回収し分析試料とすることにより行なわ
れる。 【0010】 【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の実施に用いる装置例の縦断面図で
ある。この装置を用いて本発明に係わるシリコンウェハ
表面の超微量金属分析を実施するには、以下のようにし
て行なわれる。まずシリコンウェハ1の重量を測定す
る。次いで、分解液加熱・蒸発容器2の底部及び側面
底部のヒータ3を加熱、混酸4を75〜80℃に保ち十
分な硝酸およびふっ化水素酸の混合蒸気を発生させる。
容器2上部の加熱されにくい位置に真空ピンセット6
によりシリコンウェハ1を水平に固定し、一定時間蒸気
に曝露する。シリコンウェハ1に接触した蒸気は表面
で冷却されて結露する。シリコンウェハ表面の結露液
をガス(清浄窒素等)を吹き付けて収集する。シリコ
ンウェハの重量を測定し、処理前の重量との差と予め求
めた結露液比重より結露液の量を求める。マイクロピ
ペットで結露液を回収、これを試料としてフレームレス
原子吸光分析(ICP−MS)装置で測定する。必要
に応じて乾燥後のシリコンウェハ重量を測定し、エッチ
ング量を求める。 【0011】上記およびの工程における結果、シリ
コンウェハ表面の自然酸化膜及びシリコンバルク層の超
微量金属は、分解ガス及び結露液と反応し分解され、結
露液中に溶解する。従って、検出対象たる不純物は、
においてマイクロピペットで回収されるまでの間はシリ
コンウェハ表面の結露液中に存し、他の不純物を混入さ
せる要因となる位置変動を生じない。また、不純物の回
収に薬液を用いないので、薬液からの汚染を憂慮する必
要もない。 【0012】表1は、エッチング液として、硝酸水溶液
(68重量%硝酸)とふっ化水素酸(38重量%ふっ化
水素)との各種の混合比率の混合溶液を用い、これを加
熱し、蒸気を発生させて、シリコンウェハを蒸気エッチ
ングし、シリコンウェハ上に結露した結露液量とエッチ
ング量を観察した結果を示すものである。 【0013】 【表1】 【0014】表1に示すように、混合溶液におけるふっ
化水素酸の量が多いと瞬時に反応し多量にエッチングさ
れるがウェハ表面は乾燥し、結露液は得られなかった。
またふっ化水素酸を減少させると、徐々に結露液は増加
し、表1に示すように硝酸(68重量%)97:ふっ化
水素酸(37重量%)3の容積比率で混合した時が結露
液量が多く、エッチング量も適量で、また結露粒子の大
きさと分布も均一で最適であった。しかしながら、ふっ
化水素酸の量が極端に減少すると、エッチング量が不十
分なものとなってしまった。これらの結果から、本発明
おいて用いられる混酸における硝酸およびふっ化水素の
含有量は、それぞれ14.3〜14.9mol/lおよ
び1.1〜0.2mol/lと限定する。なお、図2
は、本発明に係わるこのような特定割合の混酸蒸気でエ
ッチングを行なった場合における曝露時間に対するエッ
チング深さ及び結露液量の一例を示したものである。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、薬品を
直接シリコンウェハ表面に滴下して分解するのではな
く、特定割合の硝酸及びふっ化水素酸混合蒸気で分解
し、結露液を分析するので、薬品からの汚染を防止で
き、更に全ての反応から回収に至るまで、測定しようと
するシリコンウェハ表面上で行い、別の容器に移すこと
がないので容器からの汚染を低減化できる。また混酸蒸
気により自然酸化膜のみならず、シリコンバルク層をも
分解し、測定対象とするのでシリコンウェハの清浄度管
理を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施に用いる表面分解装置の概略
縦断面図である。 【図2】は、本発明の一実施例において得られた曝露時
間とエッチング深さ、結露液量の関係を示すグラフであ
る。 【符号の説明】 1…シリコンウェハ、2…加熱・蒸発容器、3…ヒータ
ー、4…硝酸+ふっ化水素酸、5…混酸蒸気、6…真空
ピンセット。
縦断面図である。 【図2】は、本発明の一実施例において得られた曝露時
間とエッチング深さ、結露液量の関係を示すグラフであ
る。 【符号の説明】 1…シリコンウェハ、2…加熱・蒸発容器、3…ヒータ
ー、4…硝酸+ふっ化水素酸、5…混酸蒸気、6…真空
ピンセット。
フロントページの続き
(72)発明者 吉富 正行
山口県光市大字島田3434番地 新日本製
鐵株式会社光製鐵所内
(56)参考文献 特開 平3−188642(JP,A)
特開 昭58−99113(JP,A)
特開 昭62−106631(JP,A)
特開 平1−265521(JP,A)
特開 平4−110647(JP,A)
特開 平3−188642(JP,A)
R.Takizawa 外“Clea
n Silicon Water Su
rface by a Slight
Etch Method”,Exten
ded Abstracts of 20
th Coference on So
lid State Devices
and Materials,1988,p
475〜478
R.Takizawa 外“Ultr
aclean Technique f
or Silicon Water S
urfaces with HNO3−
HF Systems”,Japane
se Journal of Appl
ied Physics,1988,Vo
l.27,No.11,L2210−L2212
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリコンウェハ表面の超微量不純物金属
を定量するためのシリコンウェハ表面分解方法におい
て、硝酸とふっ化水素酸とを混合した酸であって硝酸1
4.3〜14.9mol/lおよびふっ化水素1.1〜
0.2mol/lを含有する水溶液を加熱し発生する蒸
気、及びシリコンウェハ表面で冷却されて生じた結露液
により、シリコンウェハ表面酸化膜および/またはシリ
コンバルク表層から深さ1μmまでの層の超微量金属を
溶解させ、薬液を加えることなくこの結露液を回収し、
分析することを特徴とするシリコンウェハ表面の超微量
金属分析におけるエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00704793A JP3477216B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | シリコンウェハ表面の超微量金属分析におけるエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00704793A JP3477216B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | シリコンウェハ表面の超微量金属分析におけるエッチング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06213805A JPH06213805A (ja) | 1994-08-05 |
JP3477216B2 true JP3477216B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=11655147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00704793A Expired - Fee Related JP3477216B2 (ja) | 1993-01-19 | 1993-01-19 | シリコンウェハ表面の超微量金属分析におけるエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477216B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3473699B2 (ja) | 2001-10-24 | 2003-12-08 | 三菱住友シリコン株式会社 | シリコンウェーハのエッチング方法とその装置及び不純物分析方法 |
CN109772255A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-05-21 | 核工业理化工程研究院 | 用于矩形不锈钢基底金属镀层板的反应装置 |
CN117168942A (zh) * | 2023-11-01 | 2023-12-05 | 山东有研艾斯半导体材料有限公司 | 一种检测硅片表面金属的取样方法 |
-
1993
- 1993-01-19 JP JP00704793A patent/JP3477216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
R.Takizawa 外"Clean Silicon Water Surface by a Slight Etch Method",Extended Abstracts of 20th Coference on Solid State Devices and Materials,1988,p475〜478 |
R.Takizawa 外"Ultraclean Technique for Silicon Water Surfaces with HNO3−HF Systems",Japanese Journal of Applied Physics,1988,Vol.27,No.11,L2210−L2212 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06213805A (ja) | 1994-08-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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