JP3249316B2 - 全反射蛍光x線分析が行われる被測定体の表面処理方法 - Google Patents
全反射蛍光x線分析が行われる被測定体の表面処理方法Info
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Description
が行われる被測定体の表面処理方法に係わり、特に全反
射蛍光X線分析を行う前に、被測定体に施される表面処
理方法に関する。
セスの汚染管理に実用化されつつある。半導体ウェーハ
表面上、およびその近傍に存在する極微量の不純物(汚
染物)を、多元素を同時に分析することが可能であるた
めである。
に低い角度でウェーハ表面に入射させると、この入射X
線がウェーハ中へ奥深く侵入せず、ウェーハ表面で反射
する、という全反射現象が利用される。全反射現象を利
用することで、従来の蛍光X線分析方法に比べ、入射X
線の散乱、および母材からの蛍光X線によるバックグラ
ウンド上昇を抑制することができ、より高感度な分析が
可能となる。
全反射蛍光X線分析の原理を示す図で、図21は、通常
の蛍光X線分析の原理を示す図である。
得る入射角度、一般に全反射臨界角(φcrit. )と呼ば
れる角度があり、X線の入射角度φと全反射臨界角φcr
it.との関係がφ≦φcrit. の時、全反射現象を生ず
る。
の入射角度φと全反射臨界角φcrit. との関係がφ>φ
crit. の時、X線はウェーハ中へ侵入してしまうため
に、全反射現象は生じない。
では、入射X線100と反射X線102との2つのX線
によって汚染物からの蛍光X線104が得られるため
に、その蛍光X線104の強度は、図21に示す通常の
蛍光X線分析に比べて、ほぼ2倍近くにまで上がる。
がウェーハ内部に深く侵入しないため、ウェーハを構成
する元素からの蛍光X線が少なくなり、また、ウェーハ
内部に侵入した入射X線の散乱X線106(図21参
照)もほとんど発生しない。
X線強度は、汚染物元素の濃度に比例する。即ち汚染物
元素の濃度が高いと蛍光X線強度は強まり、一方、低い
と弱まる。このような蛍光X線の性質から、汚染物の定
量分析が可能となる。
度だけでなく、汚染物の形によっても変わる、という現
象があることが判明した。図22(a)、図23
(a)、図24(a)はそれぞれ汚染物の形を模式的に
示した断面図で、図22(b)、図23(b)、図24
(b)はそれぞれX線入射角度φと蛍光X線強度との関
係を示した図である。
されている。第1の形は、ウェーハ1表面上に汚染物3
が付着した粒子状のものである。この粒子状の汚染物の
代表例は、例えばウェーハの搬送中に付着した汚染物
で、一般にダストと呼ばれる。図22(b)には、汚染
物が粒子状の時のX線入射角度φと蛍光X線強度との関
係が示されている。
されている。第2の形は、ウェーハ1表面上に汚染物4
が拡がった膜状のものである。この膜状の汚染物の代表
例は、例えばウェーハの洗浄中にウェーハ表面に分子ま
たはイオンが吸着したような汚染物である。図23
(b)には、汚染物が膜状の時のX線入射角度φと蛍光
X線強度との関係が示されている。
されている。第3の形は、ウェーハ1の内部に汚染物5
が拡散してしまったものである。この拡散した汚染物の
代表例は、例えば表面に付着していた汚染物が、例えば
ウェーハ1の高温熱処理によって、ウェーハ1の内部に
拡散してしまった汚染物である。図24(b)には、汚
染物がウェーハ1の内部に拡散した時のX線入射角度φ
と蛍光X線強度との関係が示されている。
(b)に示されているように、汚染物の形によって、蛍
光X線強度特性が変化する。もし、汚染物の形を把握し
ないまま、全反射蛍光X線法を用いてウェーハ1の汚染
物を定量分析してしまうと、蛍光X線強度特性の相違に
よって、定量分析の精度が低下する。
検出限界は、1010atoms/cm 2程度と言われている。し
かし、近時、半導体装置の微細化が進み、半導体プロセ
スにおける汚染物分析の精度は、1010atoms/cm 2以下
の定量値評価が要求されるようになってきている。
表面に付着した汚染物を回収し、一点に集めてから、全
反射蛍光X線を用いて分析する、という方法が知られて
いる。
a, Y., "Development and Application of TREX for Wa
fer Surface Analysis," 39th Annual Denver X-ray An
alysis, Vol.34, 講演番号 F-25, Aug.1990. しかし、この方法では、汚染物が、ウェーハ表面の、ど
の箇所に存在していたのか、という情報を知ることがで
きない。ウェーハ表面に付着した汚染物が回収されてし
まうためである。
ていたのかという情報、即ち、汚染物の面内分布情報
は、汚染源の究明など、半導体プロセスにおけるクリー
ン化に役立つ。
なくとも被測定体の測定表面に付着した汚染物の面内分
布情報を知ることができ、かつ高精度な汚染物濃度の定
量分析を可能とする、全反射蛍光X線分析が行われる被
測定体の表面処理方法を提供することにある。
に、この発明の第1の態様では、少なくとも被測定体の
測定表面上に存在するであろう汚染物を溶かし、前記汚
染物を無数の液滴の内部に取り込む。この後、無数の液
滴を乾燥させる。これにより、粒子状の汚染物の残渣を
得る。そして、この残渣が得られた測定表面を全反射蛍
光X線分析する。
体の表面領域をさらに溶かす。また、この発明の第3の
態様では、被測定体の測定表面上に溶剤から成る無数の
液滴を得て、少なくとも被測定体の測定表面上に存在す
るであろう汚染物を溶かし、前記汚染物を無数の液滴の
内部に取り込む。この後、無数の液滴を乾燥させる。こ
れにより、粒子状の汚染物の残渣を得る。そして、この
残渣が得られた測定表面を全反射蛍光X線分析する。
とも被測定体の測定表面上に存在するであろう汚染物を
溶かす時、被測定体を加熱する。また、この発明の第5
の態様では、粒子状残渣の高さを、少なくとも0.1μ
m以上とする。
の表面処理方法であると、汚染物が、測定表面内での移
動を実質的に発生させることなく、無数の液滴の内部に
取り込まれる。この後、無数の液滴を乾燥させると、粒
子状の汚染物の残渣が残る。そして、この残渣が得られ
た測定表面を全反射蛍光X線分析すれば、少なくとも測
定表面に付着していた汚染物の面内分布情報を知ること
ができる。さらに、全反射蛍光X線分析法を用いて粒子
状の残渣とされた汚染物を定量分析すると、臨界角以下
の測定入射角範囲内において、最も強い蛍光X線が得ら
れる。このことからも、定量分析の精度が向上する。
る被測定体の表面処理方法であると、被測定体の表面領
域をさらに溶かすことで、被測定体の表面領域に存在し
ていた汚染物も、粒子状の残渣として残すことができ
る。よって、被測定体の表面領域に存在していた汚染物
の面内分布情報を、高精度な汚染物濃度の定量値ととも
に知ることができる。
る被測定体の表面処理方法であると、被測定体の測定表
面上に溶剤から成る無数の液滴を得ることで、被測定体
が疎水性でなくとも、その測定表面上に存在するであろ
う汚染物を、無数の液滴の内部に取り込むことができ
る。
る被測定体の表面処理方法であると、少なくとも被測定
体の測定表面上に存在するであろう汚染物を溶かす時、
被測定体を加熱することで、余分な液体を蒸発させるこ
とができる。よって、液滴を得るための液体の凝集、あ
るいは肥大化が防止され、汚染物が、液体の内部を、大
きく移動することがなくなる。
る被測定体の表面処理方法であると、粒子状の残渣の高
さを、少なくとも0.1μm以上とすることで、測定入
射角範囲内において、入射角度の変化に伴った蛍光X線
強度の変化もなくなるため、さらに定量分析の精度が向
上する。また、粒子状の残渣の高さの上限は、全反射蛍
光X線分析装置の分析精度によって決定されるが、実使
用の上では、3μm程度であろう。
り説明する。この説明において、全図に渡り共通の部分
には、共通の参照符号を付し、重複する説明は避けるこ
とにする。
1の実施例に係るウェーハの表面処理方法の主要な工程
を示した断面図である。また、図2は、全反射蛍光X線
分析装置の概略的な構成を示した構成図で、図4は、全
反射蛍光X線分析を行っている時の断面図である。
であるシリコンウェーハ1を準備する。このウェーハ1
の表面上には、大気中の酸素、または水分と反応するこ
とにより形成される自然酸化膜(SiO2 )2が成長し
ている。自然酸化膜2の厚さは、通常、10〜20オン
グストローム程度である。自然酸化膜2の上には、粒子
状の汚染物3および膜状の汚染物4がそれぞれ存在して
いる。また、自然酸化膜2の内部には、拡散した汚染物
5が存在している。
1を図示せぬチャンバへ入れる。次いで、このチャンバ
にフッ化水素酸蒸気(HF)を流す。フッ化水素酸蒸気
によって、ウェーハ1の表面領域部分(この実施例では
自然酸化膜2)は溶け、液状となる。やがて、自然酸化
膜2の溶解が、シリコン地肌まで進む。シリコンは、疎
水性である。このため、図1(c)に示すように、自然
酸化膜2が溶解されることによって得られた溶液は、そ
の表面張力によって、まるみのある、微小かつ無数の液
滴6…となる。ここで、溶液(液滴)の組成は、H2 S
iF6 とH2 Oとの混合液であろうと、推測される。推
測される化学反応式は、次の通りである。
(自然酸化膜) →H2 SiF6 + 2H2 O このような無数の液滴6…が形成されることによって、
粒子状の汚染物3、膜状の汚染物4および拡散した汚染
物5はそれぞれ、液滴6…中に溶け込む。
粒子状の汚染物3は、平面的な移動を実質的に起こさず
に、ほぼ垂直な移動だけで液滴6中に取り込まれる。ま
た、自然酸化膜2上に存在していた膜状の汚染物4は、
フッ化水素酸によって溶ける。この後、同様に、平面的
な移動を実質的に起こさずに、ほぼ垂直な移動だけで複
数の液滴6…中に分散して溶け込む(参照符号4-1、4
-2により示す)。さらに膜状の汚染物4は、分散して液
滴6中に溶け込むことで、その形が粒子状の汚染物3の
形に準じたものに変化する。
な移動を実質的に起こさずに、ほぼ垂直な移動だけで液
滴6中に溶け込む。尚、汚染物3〜5は、液滴6…に溶
け込む時、ウェーハ1の表面上を僅かに移動する。しか
し、汚染物3〜5が起こすであろう僅かな垂直移動は、
分析精度に影響を与えない。なぜならば、全反射蛍光X
線分析を行うとき、蛍光X線を検出する検出器が、ウェ
ーハ1の真上にあるためである。
1の測定表面上に作られた液滴6…を動かさずに、その
まま乾燥させ、H2 SiF6 とH2 Oとの混合液を除去
する。乾燥後、図1(e)に示すように、シリコン地
肌、即ちウェーハ1の測定表面上には、汚染物の塩だけ
が残る。よって、汚染物から成る粒子状の残渣7が得ら
れる。ここで、全ての汚染物は、元来の汚染物の形が膜
状であろうと、拡散したものであろうと、全て粒子状の
残渣7となる。
ェーハ1を、図2に示す全反射蛍光X線分析装置の試料
室10へ搬送する。分析装置は公知の装置を使用する。
公知の装置は、タングステン、モリブデン、金などをソ
ースとしてX線を発生させる回転対陰極11と、この回
転対陰極11にて発生されたX線から特定波長のX線を
抽出するモノクロメータ12とを有している。特定波長
のX線は処理室10へ導かれ、試料台13の上に置かれ
たウェーハ1の表面へ入射される。ここで、図4に示す
ように、X線は、入射角度φ≦全反射臨界角φcrit. の
条件でウェーハ1の表面へ入射される。これにより全反
射現象を生ずる。
な入射角度設定が可能なステージである。試料台13の
上方には、粒子状の残渣7が発した蛍光X線を検出する
固体検出器(SSD)14、および試料台13の移動量
を検知する変位センサ15が取り付けられている。固体
検出器(SSD)14はパルスプロセッサ16に結合さ
れている。
X線のスペクトルを得る。パルスプロセッサ16による
分析結果の例を図3に示す。図3に示すように、蛍光X
線分析では、元素毎に特有のエネルギピークが得られ
る。例えば1.5〜2.0keVの範囲で蛍光X線強度
の第1のピークが見られ、同様に7.2〜7.7keV
の範囲で第2のピーク、9.0〜10.0keVの範囲
で第3のピークが見られている。これらのピークから、
どの元素が存在しているかを特定できる。 (参考文献:Reinhold Klockenkamper, "Total-Reflect
ion X-ray FluorescenceSpectrometry: Principles and
Applications" Spectroscopy International2(2),199
0, p26〜p37.) 図3に示す分析結果では、第1のピークがウェーハ1を
構成するシリコン(Si)に起因して発生し、同様に第
3のピークが、X線のソースであるタングステン(W)
に起因して発生している。また、第2のピークは、その
エネルギピーク位置7.47keVからニッケル(N
i)に起因して発生したことが判明する。即ちウェーハ
1表面部分には不純物としてニッケルが存在している。
いないが、ニッケルの他、測定可能な元素として鉄(F
e)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、カリウム
(K)、カルシウム(Ca)などがある。これらは全
て、半導体プロセスにおいて、一般に汚染の原因となる
汚染物である。
がら、図5に示すようにウェーハ1表面の全域で行う。
図5中に参照符号20により示される複数の領域が測定
ポイントである。これら各測定ポイント20…毎に、図
3に示す測定結果を得る。全ての測定ポイント20で測
定結果が得られたら、汚染物元素毎に得られるエネルギ
ピークの蛍光X線の強度を、各測定ポイント20…毎に
プロットする。次に、測定結果をコンピュータにより処
理する。この処理では、例えば図6に示すように、高さ
で汚染物元素濃度の濃淡を表す三次元柱状画像を、各測
定ポイント毎に得ると良い。このような画像を作れば、
作業者が、汚染物元素の面内分布および濃度分布を一見
で理解できる。尚、図5および図6中のウェーハ1上に
示された破線は、座標を表している。
処理方法について説明する。図7(a)〜図7(e)お
よび図8は、この発明の第2の実施例に係るウェーハの
表面処理方法の主要な工程を示した断面図である。
表面上の自然酸化膜2のみを溶かす例であったが、この
第2の実施例は、ウェーハ1のバルク部分も溶かす例で
ある。これにより、バルク部分に存在する汚染物の面内
分布も知ることができる。さらにこの第2の実施例は、
溶解されたウェーハ1の溶解量を調節する方法が含まれ
ている。
(a)を参照して説明した試料と同様、自然酸化膜2上
には粒子状の汚染物3および膜状の汚染物4が存在し、
また、自然酸化膜2内部には、拡散した汚染物5が存在
している。さらに図7(a)に示す試料では、ウェーハ
1のシリコン地肌近傍のバルク部分にも、拡散した汚染
物5´が存在している。
1を図示せぬチャンバへ入れる。次いで、このチャンバ
中で、ウェーハ1の表面上に液滴を作るために、ウェー
ハ1の表面領域部分、この実施例では自然酸化膜2と、
シリコン地肌表面近傍とを、フッ化水素酸+硝酸蒸気
(HF+HNO3 )を用いて溶かす。さらに第2の実施
例では、上記溶解を、ウェーハ1を、例えばヒータ21
を用いて加熱しながら行う。ウェーハ1を加熱しながら
溶解を進めると、図7(b)および図7(c)に示され
るように、溶解された自然酸化膜(SiO2 )2の一
部、溶解されたウェーハ(Si)1の一部が蒸発され、
その溶解量を、常に最適に調節できる。この調節によ
り、溶液の増大による、液滴の凝集、あるいは肥大化が
防がれ、汚染物3〜5´が平面的に、大きく移動するこ
とを防げる。
段階を、図7(d)に示す。図7(d)中、シリコン地
肌のオリジナルの表面が破線により示されている。この
ようにバルク部分まで溶解させた場合でも、最終的に露
出するのはシリコンである。シリコンは疎水性である。
従って、第1の実施例と同様に、まるみのある、微小か
つ無数の液滴6…が、ウェーハ1の表面上に得られる。
て、粒子状の汚染物3、膜状の汚染物4、拡散した汚染
物5および5´がそれぞれ、液滴6…中に取り込まれ
る。この時、バルク内部に拡散した汚染物5´も、他の
汚染物と同様に、平面的な移動をほとんど起こさずに、
ほぼ垂直な移動だけで液滴6中に取り込まれる。
説明した方法と同様な方法によって、図7(e)に示す
ように液滴6…を乾燥させ、図8に示すように不純物か
ら成る粒子状の残渣7…を、ウェーハ1の表面上に得
る。
第1の実施例と同様、図4に示すように、ウェーハ1の
表面を、全反射蛍光X線を用いて分析する。次に、この
発明の第3の実施例に係る表面処理方法について説明す
る。
3の実施例に係るウェーハの表面処理方法の主要な工程
を示した断面図である。上記第1、第2の実施例はそれ
ぞれ、ウェーハ1の表面領域部分を溶かして、ウェーハ
1の測定面上に無数の液滴6…を作り、これら液滴6…
の内部に、ウェーハ1の表面上に存在している汚染物
3,4、あるいは拡散した汚染物5,5´を取り込む例
であった。
上に、例えば溶解液からなる無数の液滴を作り、これら
液滴の内部に汚染物を取り込む例である。まず、図9
(a)に示すように、自然酸化膜2上には粒子状の汚染
物3a、3bおよび膜状の汚染物4a、4bが存在して
いる。
1を図示せぬチャンバへ入れる。次いで、このチャンバ
中で、ウェーハ1の表面上(この実施例では自然酸化膜
2の上)に、汚染物3a、3b、4aおよび4bを溶解
できる液を、ノズル31から噴霧する。この噴霧によ
り、自然酸化膜2上や膜状の汚染物4a、4bの上に
は、微細、かつ無数の液滴6…が得られる。このような
液滴6…を実現するための噴霧手段としては、例えば超
音波ネブライザ法がある。これによれば、調整された組
成の溶解液を噴霧でき、この溶解液で成る微細な液滴6
…を得ることができる。汚染物3a、3b、4aおよび
4bは、時間が経過するにつれて、無数の液滴6…に溶
け込んでいく。やがて、図9(c)に示すように、汚染
物3a、3b、4aおよび4bは、無数の液滴6…中に
取り込まれる。特に膜状の汚染物4aおよび4bは、分
散して液滴6中に取り込まれる。
説明した方法と同様な方法によって、図9(d)に示す
ように液滴6…を乾燥させ、図9(e)に示すように不
純物から成る粒子状の残渣7…を、自然酸化膜2の表面
上に得る。
第1の実施例と同様、図4に示すようにウェーハ1の表
面を、全反射蛍光X線法を用いて分析する。次に、この
発明の第4の実施例に係る表面処理方法について説明す
る。
の第4の実施例に係るウェーハの表面処理方法の主要な
工程を示した断面図である。この第4の実施例は、基本
的に第3の実施例に準ずる例であり、特にウェーハ1の
表面の上への液滴を形成方法を、他の手段および方法に
よって実現したものである。
化膜2上には粒子状の汚染物3a、3bおよび膜状の汚
染物4a、4bが存在している。次に、図10(b)に
示すように、ウェーハ1を図示せぬチャンバへ入れる。
次いで、このチャンバ中に、汚染物3a、3b、4aお
よび4bを溶解できる溶剤のガスを流す。さらにウェー
ハ1は、例えばクーラ41により、冷却されている。こ
の冷却により、自然酸化膜2上や膜状の汚染物4a、4
bの上には、溶解ガスが結露する。この結露により、微
細、かつ無数の液滴6…が、ウェーハ1の表面上に得ら
れる。そして、第3の実施例と同様に、汚染物3a、3
b、4aおよび4bでは、無数の液滴6…を構成する溶
解液により、その溶解などの化学反応が進む。時間が経
過するにつれて、汚染物3a、3b、4aおよび4bは
溶け、これらは、図10(c)に示すように、無数の液
滴6…中に取り込まれる。特に膜状の汚染物4aおよび
4bは、分散して液滴6中に取り込まれる。
説明した方法と同様な方法によって、図10(d)に示
すように液滴6…を乾燥させ、図10(e)に示すよう
に不純物から成る粒子状の残渣7…を、自然酸化膜2の
表面上に得る。
第1の実施例と同様、図4に示すようにウェーハ1の表
面を、全反射蛍光X線法を用いて分析する。上記第3、
第4の実施例では、ウェーハ1の表面上に、溶解液から
成る液滴6…を形成する。これらの方法では、ウェーハ
1の表面領域部分を溶解しないので、例えば自然酸化膜
2や、ウェーハ1を破壊することなく、汚染物の面内分
布を知ることができる。さらに、これらの方法では、ウ
ェーハ1の表面上に、溶解液からなる無数の液滴を作る
ので、ウェーハ1が疎水性でない素材によって作られて
いたとしても、この発明に係る表面処理方法を実施する
ことが可能となる。ただし、第3、第4の実施例は、ウ
ェーハ1が疎水性であっても適用可能であることは勿論
である。また、第1、第2の実施例で説明したように、
自然酸化膜2やウェーハ1の表面部分を溶かしてもよ
い。また、第2の実施例で説明したように、ウェーハ1
を加熱しながら行ってもよい。
ザ法をもちいれば、調整された組成の溶解液を噴霧でき
ることから、まず、不純物を溶解できる溶解液を噴霧し
た後、続いて、自然酸化膜を溶解できる溶解液を噴霧、
さらにシリコンを溶解できる溶解液を噴霧など、溶解液
の切り替え、さらにはその量の調節を簡単に行うことが
できる。このような観点から、ウェーハ1上に形成され
た膜のエッチングレートを制御しながらの表面処理など
も可能である。
精度良く調べるために、作られる液滴6の径をより小さ
くしてみた。これは、液滴6を乾燥させることで得られ
る粒子状の残渣7の径をより小さくすることで、粒子状
の残渣7の分布密度をより細かくする、という試みであ
る。
液滴6の成長過程を示した断面図である。また、図11
(b)〜図14(b)はそれぞれ、成長過程毎に得られ
る粒子状の残渣7を示した断面図である。
を起こす反応温度、例えば常温で、液体となり得る物質
の量を制御すれば良い。第1の実施例において説明され
た化学反応式では、フッ化水素酸蒸気(HF)または水
蒸気(H2 O)の量を制御すれば良い。第1の実施例に
おいて説明された化学反応式では、化学反応に必要な最
小限の量のフッ化水素酸蒸気(HF)および水蒸気(H
2 O)しか示されておらず、この場合には、液滴6の径
は最も小さくなる。この状態を、例えば図11(a)に
示す。フッ化水素酸蒸気(HF)、あるいは水蒸気(H
2 O)の量を多くしていくと、液滴6の径は大きくな
る。液滴6の径が大きくなると、隣接した液滴6どうし
が接触し一つの液滴6となる。例えば図12(a)に示
す。これを繰り返すことで液滴6は図13(a)に示す
ように、さらには図14(a)に示すように、と徐々に
大きくなる。
子状の残渣7の分布密度をより細かくすると、定量分析
の精度が落ち出すことが確認された。この現象の原因
は、粒子状の残渣7の高さが低すぎることであった。
径Dが小さければ、図11(b)に示すように乾燥後に
残る粒子状の残渣7の高さHは低くなる。図12
(a)、図13(a)、図14(a)に示すように液滴
6の径Dを徐々に大きくしていくと、乾燥後に残る粒子
状の残渣7の高さHは、図12(b)、図13(b)、
図14(b)に示すように徐々に高くなる。高さHを高
くすれば定量分析の精度が落ちない。しかし、例えば図
14(a)に示すように液滴6の径Dを大きくし過ぎる
と、面内分布の測定精度が落ちてしまう。
に、充分な定量分析の精度が得られる、粒子状の残渣7
の最低限の高さを求めてみた。図15は、粒子状の残渣
7の高さH毎の、蛍光X線強度特性を示した図である。
我々の実験では、処理フローとして、図7(a)〜図
7(e)および図8を適用した。残渣7の高さを調節す
る方法としては、チャンバ内部の湿度を変化させた。チ
ャンバ内部の湿度を変化させるための方法としては、チ
ャンバ内部へ流すフッ化水素酸蒸気(HF)のガス中湿
度を調節した。ガス中湿度を調節するためには、フッ化
水素酸蒸気が含む水蒸気(H2 O)の量を変えた。実験
結果を図16に示す。
状汚染の場合であり、同様に、曲線III に示される特性
は高さHが0.03μmの時、曲線IIに示される特性は
高さHが0.05μmの時、曲線Iに示される特性は高
さHが0.1μmの時にそれぞれ、得られた。
0.1μm以上あれば、粒子状の汚染物の蛍光X線強度
特性に一致するようになる。これにより、粒子状の残渣
7の高さHが0.1μm以上とすることにより、充分な
定量分析精度を得ることができる。また、粒子状の残渣
7の高さHを、0.1μm以上とすることにより、測定
入射角範囲内において、入射角度の変化に伴った蛍光X
線強度の変化もなくなるため、定量分析精度はさらに向
上する。
めには、粒子状の残渣7の高さHが過剰とならないよう
にする。ただし、高さHが、どの位から過剰となるのか
は一該には言えない。面内分布の測定精度は、全反射蛍
光X線分析装置の分析精度に応じて変わるからである。
しかし、要求され得る最低レベルの分析精度を満足する
には、粒子状の残渣7の高さHを3μm以下とするのが
良いであろう。
この発明に係る表面処理方法では、溶解ガス、あるいは
溶解液により、ウェーハ1の表面領域部分を無数の液滴
6…と化す、あるいはその表面上に、溶解液からなる無
数の液滴6…を形成する。これにより、ウェーハ1の表
面領域部分に存在している測定対象となる汚染物を、液
滴6…中に取り込むことができる。そして、これら液滴
6…を乾燥することで、ウェーハ1の表面上に、汚染物
から成る粒子状の残渣7を得ることができる。
ハ1の表面部分に存在する汚染物の形が、たとえ図18
(a)に示す膜状であっても、図19(a)に示す拡散
したものであっても、全て図17(a)に示す粒子状に
均一化できる。これにより、全反射蛍光X線を用いて分
析する時、図17(b)〜図19(b)に示すように、
蛍光X線強度の特性を均一化できる。さらに膜状の汚染
物の蛍光X線強度特性、および拡散した汚染物の蛍光X
線強度特性はそれぞれ、図18(b)および図19
(b)に示すように、図17(b)に示す粒子状の汚染
物で得られる蛍光X線強度特性に変換できる。粒子状の
汚染物からは、最も強力な蛍光X線が得られるので、そ
の分析感度は、より高感度となる。これらの点から、汚
染物元素の定量分析の精度が向上する。
汚染物を、微細かつ無数の液滴6…の内部に取り込むだ
けであるので、汚染物は平面的な移動を実質的に伴うこ
とがない。このため、汚染物の面内分布の情報が失われ
ない。よって、ウェーハ表面における汚染物の分布状態
を、その定量値とともに、高い精度で知ることができ
る。
に、ウェーハ1を加熱しながら、その表面の溶解を行っ
た場合には、溶解液の増大を抑制することができ、溶液
の凝集、肥大化を防止することができる。このような方
法は、溶液が増大しやすい、ウェーハ1のシリコン部分
まで溶解しての分析、および第1の実施例において、熱
酸化膜を成長させたとき、あるいはさらに堆積膜を形成
したときなど、厚い膜を溶かして分析する時に効果的で
ある。
ように、ウェーハ1の表面に、溶解液の液滴6…を形成
した場合には、例えばウェーハ1、またはウェーハ1上
に形成された膜をエッチングせずに分析したり、あるい
はウェーハ1、またはウェーハ1上に形成された膜が疎
水性でなくとも、この発明に係る表面処理を実現するこ
とができる。
自然酸化膜2を有するウェーハ1の表面処理について説
明したが、この発明は、表面にシリコン窒化膜(Si3
N4)など、シリコン酸化膜(SiO2 )以外の膜が形
成されているウェーハでも表面処理することができる。
このようなウェーハを表面処理する時には、その形成さ
れた膜を溶かすことが可能な溶解ガス、あるいは溶解液
を選べば良い。
や液としては、弗酸(HF)、硝酸(HNO3 )、塩酸
(HCl)、硫酸(H2 SO4 )、過酸化水素(H2 O
2 )、オゾン(O3 )またはこれらの物質を適切に調合
した混合物がある。
ウェーハ1の表面上の汚染物のみを溶かすことが可能な
ガス、あるいは液としては、塩酸(HCl)、硝酸(H
NO3 )、硫酸(H2 SO4 )、またはこれらの物質を
適切に調合した混合物がある。
分析される被測定体として、シリコンウェーハを用いた
が、その他の被測定体でも、この発明に係る処理方法は
適用することができる。例えばシリコン集積回路に用い
られるシリコンウェーハに限らず、化合物半導体集積回
路や半導体レーザに用いられるGaAsウェーハ、In
Pウェーハなどにも適用できる。さらに、表面がX線を
反射できるもの、即ち表面が鏡面のものならば、この発
明に係る処理方法を適用して良い。例えばフラットパネ
ル・ディスプレイを得るための基板などにも使うことが
できる。
ば、少なくとも被測定体の測定表面に付着した汚染物の
面内分布情報を知ることができ、かつ高精度な汚染物濃
度の定量分析を可能とする、全反射蛍光X線分析が行わ
れる被測定体の表面処理方法を提供できる。
の表面処理方法を示す図で、(a)図〜(e)図はそれ
ぞれ主要な工程を示す断面図。
図。
示す図。
の表面処理方法を示す図で、(a)図〜(e)図はそれ
ぞれ主要な工程を示す断面図。
の表面処理方法の主要な工程を示す断面図。
の表面処理方法を示す図で、(a)図〜(e)図はそれ
ぞれ主要な工程を示す断面図。
ハの表面処理方法を示す図で、(a)図〜(e)図はそ
れぞれ主要な工程を示す断面図。
は液滴を示す断面図、(b)図は粒子状残渣を示す断面
図。
は液滴を示す断面図、(b)図は粒子状残渣を示す断面
図。
は液滴を示す断面図、(b)図は粒子状残渣を示す断面
図。
は液滴を示す断面図、(b)図は粒子状残渣を示す断面
図。
光X線強度との関係を示した図。
は粒子状の汚染物を示す断面図、(b)図は粒子状の汚
染物の入射角度と蛍光X線強度との関係を示した図。
粒子状の汚染物を示す断面図、(b)図は膜状の汚染物
の入射角度と蛍光X線強度との関係を示した図。
は拡散した汚染物を示す断面図、(b)図は膜状の汚染
物の入射角度と蛍光X線強度との関係を示した図。
は粒子状の汚染物を示す断面図、(b)図は粒子状の汚
染物の入射角度と蛍光X線強度との関係を示した図。
粒子状の汚染物を示す断面図、(b)図は膜状の汚染物
の入射角度と蛍光X線強度との関係を示した図。
は拡散した汚染物を示す断面図、(b)図は膜状の汚染
物の入射角度と蛍光X線強度との関係を示した図。
粒子状の汚染物、4,4a,4b…膜状の汚染物、5,
5´…拡散した汚染物、6…液滴、7…粒子状の残渣、
21…ヒータ、31…ノズル、41…クーラ。
Claims (22)
- 【請求項1】 被測定体を準備する工程と、 前記被測定体の測定表面上に存在するであろう汚染物を
少なくとも溶かし、無数の液滴の内部に前記汚染物を取
り込む工程と、 前記無数の液滴を乾燥させ、汚染物の粒子状の残渣を得
る工程とを具備することを特徴とする全反射蛍光X線分
析が行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項2】 前記無数の液滴は、前記被測定体の表面
領域、および前記被測定体の表面領域の内部に存在する
であろう汚染物を溶かして得ることを特徴とする請求項
1に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の表
面処理方法。 - 【請求項3】 前記被測定体の測定表面上に膜が形成さ
れているとき、前記無数の液滴は、前記膜、前記膜上に
存在するであろう汚染物、および前記膜の内部に存在す
るであろう汚染物を溶かして得ることを特徴とする請求
項1に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の
表面処理方法。 - 【請求項4】 前記無数の液滴は、さらに前記被測定体
の表面領域、および前記被測定体の表面領域の内部に存
在するであろう汚染物を溶かして得ることを特徴とする
請求項3に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定
体の表面処理方法。 - 【請求項5】 前記汚染物を少なくとも溶かす工程は、
前記被測定体を加熱しながら行うことを特徴とする請求
項1に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の
表面処理方法。 - 【請求項6】 前記汚染物を少なくとも溶かす工程は、
常温で液体となる物質の量を制御しながら行うことを特
徴とする請求項1に記載の全反射蛍光X線分析が行われ
る被測定体の表面処理方法。 - 【請求項7】 前記常温で液体となる物質の量を制御し
て、前記無数の液滴が乾燥された後に前記測定表面の上
に残るであろう汚染物の残渣の高さを少なくとも0.1
μm以上、3μm以下とすることを特徴とする請求項6
に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の表面
処理方法。 - 【請求項8】 前記汚染物を少なくとも溶かすために、
弗酸、硝酸、塩酸、硫酸、過酸化水素、オゾンおよびこ
れらの物質を調合した混合物のいずれかを用 いることを
特徴とする請求項1に記載の全反射蛍光X線分析が行わ
れる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項9】 前記被測定体は、その表面が鏡面である
ことを特徴とする請求項1に記載の全反射蛍光X線分析
が行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項10】 前記被測定体は、半導体ウェーハおよ
びフラットパネル・ディスプレイを得るための基板のい
ずれかであることを特徴とする請求項1に記載の全反射
蛍光X線分析が行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項11】 前記半導体ウェーハは、少なくとも疎
水性の半導体からなることを特徴とする請求項10に記
載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の表面処理
方法。 - 【請求項12】 前記無数の液滴は、少なくとも前記汚
染物を溶かせる溶剤により得ることを特徴とする請求項
1に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の表
面処理方法。 - 【請求項13】 前記無数の液滴を得るために、前記測
定表面上に前記溶剤を噴霧することを特徴とする請求項
12に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の
表面処理方法。 - 【請求項14】 前記無数の液滴を得るために、前記測
定表面上に前記溶剤を結露させることを特徴とする請求
項12に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体
の表面処理方法。 - 【請求項15】 前記被測定体の測定表面上に膜が形成
されているとき、少なくとも前記膜上に存在するであろ
う汚染物を、前記溶剤からなる無数の液滴に溶かすこと
を特徴とする請求項12に記載の全反射蛍光X線分析が
行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項16】 前記膜の内部に存在するであろう汚染
物を、前記溶剤からなる無数の液滴に溶かすことを特徴
とする請求項15に記載の全反射蛍光X線分析が行われ
る被測定体の表面処理方法。 - 【請求項17】 前記汚染物を少なくとも溶かす工程
は、前記被測定体を加熱しながら行うことを特徴とする
請求項12に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測
定体の表面処理方法。 - 【請求項18】 前記汚染物を少なくとも溶かす工程
は、常温で液体となる物質の量を制御しながら行うこと
を特徴とする請求項12に記載の全反射蛍光X線分析が
行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項19】 前記常温で液体となる物質の量を制御
して、前記無数の液滴が乾燥された後に前記測定表面の
上に残るであろう汚染物の残渣の高さを少なくとも0.
1μm以上、3μm以下とすることを特徴とする請求項
18に記載の全反射蛍光X線分析が行われる被測定体の
表面処理方法。 - 【請求項20】 前記汚染物を少なくとも溶かすため
に、弗酸、硝酸、塩酸、硫酸、過酸化水素、オゾンおよ
びこれらの物質を調合した混合物のいずれかを用いるこ
とを特徴とする請求項12に記載の全反射蛍光X線分析
が行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項21】 前記被測定体は、その表面が鏡面であ
ることを特徴とする請求項12に記載の全反射蛍光X線
分析が行われる被測定体の表面処理方法。 - 【請求項22】 前記被測定体は、半導体ウェーハおよ
びフラットパネル・ディスプレイを得るための基板のい
ずれかであることを特徴とする請求項12に記載の全反
射蛍光X線分析が行われる被測定体の表面処理方法。
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