JP3473770B2 - セルロース溶液の管移送 - Google Patents

セルロース溶液の管移送

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JP3473770B2 JP50035595A JP50035595A JP3473770B2 JP 3473770 B2 JP3473770 B2 JP 3473770B2 JP 50035595 A JP50035595 A JP 50035595A JP 50035595 A JP50035595 A JP 50035595A JP 3473770 B2 JP3473770 B2 JP 3473770B2
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    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、第3アミン−N−オキシド、特にN−メチ
ルモルホリン−N−オキシドのセルロース溶液のパイプ
を通しての移送に関する。
セルロース繊維が適当な溶剤のセルロース溶液を凝固
浴に押し出すことによって製造されることは知られてい
る。このような方法の一例は、米国特許第4,416,698号
(MaCorsley III)に記載されており、その内容をここ
に引用することによりこの明細書の記載の一部とする。
セルロース繊維は、第3アミンN−オキシド(簡単のた
めに、アミンオキシドという)、例えば、N−メチルモ
ルホリン N−オキシド(NMMO)を含む溶剤に溶解す
る。この溶液は、セルロースの非溶剤、例えば、水を一
部含んでいてもよい。この得られた溶液は、適当な口金
を通して押出してフィラメントを製造し、フィラメント
は凝固され、水で洗われ溶剤が除され、そして乾燥され
る。この押出し及び凝固の方法は、「溶剤紡糸(solven
t spinning)」といわれ、このようにして調製された繊
維は、「溶剤紡糸されたセルロース繊維」といわれる。
セルロース繊維がセルロース誘導体の溶液の凝固、再生
浴への吐出、押出しによって製造されることも知られて
いる。この方法の一例はビスコース法で、この方法では
セルロース誘導体がセルロースザンテートである。溶剤
紡糸は、セルロース繊維を生産する他の公知方法、例え
ばビスコース法に比べて、環境放出が低減する等といっ
た数多くの利点をもっている。
米国特許第4,416,698号明細書は、第3アミンN−オ
キシド中のセルロース溶液を調製する方法並びにこの溶
液から繊維のような成形物品を調製する方法について記
載している。好適量の水を含む第3アミンN−オキシド
の混合物とセルロースとを、所定の揃った粒子サイズの
粒子に挽きそして同時に、押出機のバレルに供給され
る。セルロースと溶剤の混合物を処理し、それによって
セルロースを溶解する押出機のバレル中の好ましい温度
範囲は、約90゜から140℃である。セルロースの崩壊
は、押出機のバレル中でセルロースを溶解し、その溶液
を押出してフィルム又はフィラメントを形成し、速やか
にセルロースの崩壊前にセルロースを沈殿させることに
よって、避けるか又は実質的に低減させることができ
る。
米国特許第4,426,228号(Brander et al)明細書は、
その記載の内容をここに引用してこの明細書の記載の一
部とするが、要するにセルロースの非溶剤と混合される
第3級アミン−N−オキシドである溶剤のセルロース溶
液及びこの溶液の調製方法が記載されている。この溶液
は、非溶剤、例えば水を重量で約25%まで含んでいてよ
い。この溶液は、更に付加的に、重合体の高められた温
度での分解を制限して、溶液がほとんど着色しないで、
溶液から造られるセルロース製品が強度のような性質に
ついて改良を示すように、重合体の高められた温度での
分解を制限する添加物を含んでいる。このような添加物
の一例は、溶液の重量に対して、重量で0.01から5%で
使用される没食子酸プロピルがある。米国特許第4,426,
228号明細書は、更にセルロースと溶剤が70℃と190℃の
間の温度で、セルロースが溶解するまで処理される溶液
の調製方法について記載している。セルロースを重量で
5から8%含む溶液は、特に好適には70℃から100℃の
間の処理により調製される。加工時間を可能な限り少な
くし、そして高い生産効率を達成するために、100℃と1
50℃の間、又は115℃と130℃の間の温度を使用すること
ができる。
第3アミン−N−オキシド中のセルロース溶液は、高
い粘度を示す。重量で約10%以上、例えば10%から25%
を含む溶液は特にそうである。このような相対的に高濃
度のセルロースを含む溶液は、繊維、フィルムの商業生
産において好んで用いられる。というのは、このような
溶液の押出しは、改良された物性、例えば引張強度のよ
うな物性をもつ繊維又はフィルムの生産をもたらすから
である。このような溶液の粘度がその温度が上昇するに
したがって低下することも知られている。それ故、高粘
度溶液の輸送に関係するポンプ輸送のコストを低下する
目的で、高温度で溶液を輸送することが望まれる。
NMMOのような第3アミン−N−オキシドのセルロース
の溶液が高められた温度の下に貯蔵されると、減成し易
いことも知られている。このような溶液は、約130℃以
上の温度で貯蔵されると変色する。約170℃以上の温度
で貯蔵されると、制御できない発熱反応が起こることも
知られている。更に、そのような発熱反応は、そのよう
な溶液が170℃よりもかなり低い温度で長時間貯蔵され
るときでさえ、発生することがあることが知られてい
る。この現象が溶剤紡糸の商業的発展と利用を妨げてい
る、というのは、制御できない発熱反応の危険は工業的
規模のプラントでは受け入れることができないからであ
る。以前は、この危険は、実験室又はパイロットプラン
トでは、溶液の調製後速やかに押し出し、溶液の貯蔵時
間を最小限にすることで、最小限度にされてきた。しか
しながら、この解決法は、工業規模の製造には不充分で
ある。というのは一つは、溶液の調製と押出の間で濾過
のような中間的な処理操作に溶液を置くことが望まれる
し、工業規模のプラントを、実験室又はパイロットプラ
ント装置の単位の近似した空間配置関係で、組み立てる
ことは不可能であるからである。
本発明は、第1の形態として、セルロースのN−メチ
ルモルホリン−N−オキシドの流動性の水溶液を該溶液
の摂氏温度をパイプの中心で を越えない温度に制御して、パイプを通して輸送する方
法を提供する。ここでDはミリメータで表すパイプの内
径で、Xは数値を表す。Xの値は5.0に等しいか又は5.0
よりも大きく、本発明の好ましい実施形態ではXの値
は、5.25又は5.75、特に好ましい実施の形態ではこの値
は5.5である。若し、パイプの内径がインチで測られる
なら、上述の表現における0.19なる値は0.98で置き換え
なければならない。
本発明は、第2の形態として、セルロースのN−メチ
ルモルホリン−N−オキシドの流動性の水溶液を該溶液
の摂氏温度をパイプ内壁において を越えない温度に制御してパイプ移送する方法を提供す
る。ここでDは、ミリメータで表されるパイプの内径を
表し、そしてYは数値を表す。Yの値は5.4に等しいか
又は5.4よりも大きく、好ましい本発明の実施形態では
Yは、5.4乃至6.5であり、特に好ましい実施態様では5.
9である。パイプの内径がインチで測られるなら、上述
の表現における0.23なる値は1.15で置き換えなければな
らない。
以下では、セルロースのN−メチルモルホリン−N−
オキシドの溶液は、ドープということにする。
ドープは、例えば、セルロース10から25重量%、好ま
しくは13から17重量%、水7から13重量%と残り成分の
殆ど大部分がNMMOからなる。ドープは、好ましくは、例
えば米国特許第4,426,228号に記載される、例えば、没
食子酸プロピルのような、高められた温度でポリマーの
分解を制限する添加剤を含んでいる。ドープは、没食子
酸プロピルを0.01〜0.5重量%、更に好ましくは0.05〜
0.2重量%を含む。このような添加物の存在がドープを
発熱分解を起こさず貯蔵、移送することができる温度を
摂氏温度で数度、例えば5〜10℃高くすることが判明し
た。
Xに値5.5を用いるか又はYに値5.9を用いるかは、パ
イプの中央部のドープの温度と突発的な発熱分解がドー
プが前述の添加剤を含むときに起こるドープの温度の間
で、少なくとも約10℃の安全局限を与えると考えられ
る。
パイプは、一般に、外径が少なくとも0.5又は1イン
チ(12.5又は25mm)、好ましくは少なくとも2、3、又
は4インチ(50、75又は100mm)である。パイプは、外
径12インチ(300mm)まで太くすることができるが、一
般に外径10インチ以下又は8インチである。外径6イン
チ(150mm)のパイプを使用することができる。外径4
〜8インチ(100〜200mm)のパイプが好適である。本発
明で規定する式はパイプの内径に対するドープの温度に
関係しており、前記した数値は名目的な外径について言
及していることは注意を要する。パイプの仕様は、一般
に外径基準で特定され、商取引されている。
パイプを通るドープの流速は、例えば0.1〜10m/分、
好ましくは1〜5m/分である。
本発明の方法は、一般的に、直径約12インチ(300m
m)又はそれ以下のパイプに対してよりも、例えば、約2
0〜約40インチ(500mm〜1000mm)の範囲の内径を有する
フィルタ及び槽といった大きな直径の容器に対しては満
足な方法ではない。このようなフィルターや槽は、一般
に、少なくとも連続操作では本発明の方法による条件よ
りも数度高い温度で操作される。
パイプ中の管壁及びパイプ中央のドープ温度は、パイ
プに例えば水等の熱移送流体を循環させる中空ジャケッ
ト等、調温ジャケットを設けて、制御することができ
る。一般に、調温ジャケットの温度は、パイプの中央に
おけるドープの温度以下に保って、外部冷却するように
して、ドープ中で起こる発熱反応による発生熱を除去す
る。調温ジャケットの温度は、パイプの壁におけるドー
プの温度と本質的に同じである。自生的な分解が起こる
ことが知られている温度である170℃以下の温度で、ゆ
っくりとした発熱反応が貯蔵中のドープに起こりうるこ
とが判明している。このような理由で、外部冷却手段の
使用が好ましい。上述から、Yの値が一般的にXの値よ
りも高いことが理解されよう。特に、(Y−X)が約0.
4であることが好ましい。パイプ中央のドープの温度
は、通常パイプ壁のドープの温度よりも約10℃から約15
℃、好ましくは約11℃から約14℃高いが、しかしこの好
ましい温度差はパイプの内径に幾分かは依存するもので
あると考えられる。ドープの温度は、冷媒としての熱移
動流体の流量又は温度を適当に変えて制御することがで
きる。
パイプの中央でのドープの最小温度は、好ましくは少
なくとも100℃、更に好ましくは少なくとも105℃であ
る。ドープの温度が少なくとも前述のような最小の温度
であるとき、商業的規模の工場でドープの粘度はパイプ
を通じてポンプ移送しうるに充分に低い粘度であること
が判っている。約15重量%のセルロースを含むドープ
は、100℃で剪断速度1sec-1で2000Pa.s(20000ポイ
ズ)、110℃で1500Pa.s(15000ポイズ)、120℃で1000P
a.s(10000ポイズ)である。本発明の第1の形態は、内
径が少なくとも約12インチ(300mm)までのパイプのサ
イズに対して、パイプのセンサーで105℃又はそれ以上
の温度であるドープ温度に備えることである。パイプ中
央のドープの好ましい温度は、前述した最小と最大温度
の間である。
セルロースを溶解するセルロースと溶剤との処理は、
本発明の方法によって必要とされるよりも高い温度のド
ープを準備することになるが、このような場合、熱いド
ープは溶解後適当な熱交換器を通して速やかに望ましい
温度にまで冷却される。例えば、高い強伸度物性の繊維
又はフィルムを得るためには本発明の方法で求められる
よりも高い温度でドープを押出すことが望ましいが、こ
のような場合、押出しの僅か前にドープを適当な熱交換
器に通して、望ましい温度に温めることができる。適当
な熱交換器の一例は、外殻とパイプとからなる熱交換器
(shell−and−tube heat exchanger)であり、ドープ
がチューブ内を通り、チューブにはドープを混合するた
めの静的混合器が備えて熱交換効率を高め、一方では外
殻に熱移交換媒体を通すもので、Kenics Corporationか
ら入手できる装置がその例である。他の適当なタイプの
熱交換器の例は、熱移交換媒体を通す曲がりくねったチ
ューブに通し、ドープを部屋に通してチューブ上を通過
させる熱交換器で、例えばGebrueder Sulzer A..gから
商標「Sulzer SMR」のもとに入手できるものがある。
この発明の方法の効用は、工業的規模で安全にセルロ
ースの溶剤紡糸を可能にすることである。本発明の方法
は、例えばフィルター、混合機、緩衝タンク等の付加的
な細目操作が溶解装置と押出し装置の間に挿入できる点
が有利である。本発明の方法は、ドープを含むパイプ
が、例えば工場設備をフィルターを交換することで維持
するといった、若しドープの移送が何らかの理由で止ま
ったとしても、空にされる必要がない点で有利である。
パイプ中のドープは、有利に冷却され、その温度が、例
えば約80℃に、前述の設備の停止の間、調温ジャケット
に冷たい熱交換流体を循環させることによって低下す
る。このように冷却されたドープは、設備停止の後の移
送のために必要な温度に熱移交換流体の温度を上昇させ
て温めることができる。しかしながら、この種の付加的
プロセスは、以上に記載したような設備停止の間は空に
され、後に再び満たすようにする方が好ましい。
実際上の経験と実験は、殊に制御できない発熱反応の
発生を許容可能な程度のレベルに低減することについ
て、本発明の方法の価値を実証している。これは、これ
ら実験が依存する式が明らかな理論的な根拠をもってい
ないことで目立しい。殊に、式がパイプの生の寸法又は
表面積及び容積に比例するその平方又は立方よりも、む
しろ直線の平方根、すなわちパイプの内径の平方根に関
係していることは意外なことである。
本発明は、添付の図を参照して、更に詳細に説明す
る。
第1図は、1000/Tに対する のグラフであり、Tはドープの摂氏温度(℃)を表し、
Dはパイプの内径である。
第2図は、Tに対するDのグラフであり、T及びDは
第1図におけるのと同じ意味である。
第1図について、ライン1は式 に該当するもので、パイプの中心のドープの好ましい最
大温度とパイプの内径の間の関係を表している。ライン
2は式 を示し、パイプの壁でのドープの好ましい最大温度とパ
イプの内径の間の関係を表す。
ライン3は、105℃に該当し、パイプの中心におけるド
ープの好ましい最小温度を示す。四角で示されるデータ
点は、パイプの中心のドープ温度に当たり、クロスで表
されるデータ点は下の第1表に掲載するパイプの壁にお
けるドープの温度を表す。
第1表 D インチ 中心 ℃ 壁 ℃ 2 146 133 3 140 127 4 133 121 6 125.5 114 8 121 109 10 117 105 第1表中のデータ点は、実験的に測定したもので、ド
ープが約0.05〜0.2重量%の没食子酸プロピルを含むと
きの自発性発熱反応が起こる温度とパイプの中心のドー
プ温度で少なくとも10℃の安全幅を待ている。関係式と
データ点の間の一致は優れている。
第2図で、ライン1は、Xが5.5のときのパイプの中
心におけるドープの温度のパイプの内径の関係であり、
ライン2はYが5.9のときのパイプの壁におけるドープ
温度とパイプの内径の関係であり、ライン3は105℃に
該当する。第1表のデータ点は、第1図における四角と
クロスで表されている。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−127434(JP,A) 特開 平4−246438(JP,A) 特開 平1−193338(JP,A) 米国特許4416698(US,A) 欧州特許出願公開452610(EP,A 2) 欧州特許出願公開490870(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17D 1/00 - 5/08 B01J 19/00 D01D 1/09 D01F 2/00

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を含むN−メチルモルホリン−N−オキ
    シドの流動性のセルロース溶液を名目外径が25から300m
    mの範囲のパイプをとおしてパイプ移送する方法であっ
    て、前記パイプの中心における前記溶液の摂氏温度が下
    記の式で制御される方法。 但し、式においてDはmmで表す前記パイプの直径を表
    し、Xは5.0と等しいか又5.0よりも大きい値である。
  2. 【請求項2】水を含むN−メチルモルホリン−N−オキ
    シドの流動性のセルロース溶液を名目外径が25から300m
    mの範囲のパイプをとおしてパイプ移送する方法であっ
    て、前記パイプの内壁における前記溶液の摂氏温度が下
    記の式で制御される方法。 但し、式においてDはmmを表す前記パイプの直径を表
    し、Yは5.4と等しいか、又は5.4よりも大きい値を表
    す。
  3. 【請求項3】Xが5.25に等しいか、又は5.25よりも大き
    い値である請求の範囲第1記載の方法。
  4. 【請求項4】Xが5.5に等しいか、又は5.5よりも大きい
    値である請求の範囲第1記載の方法。
  5. 【請求項5】Yが5.65に等しいか、又は5.65よりも大き
    い値である請求の範囲第2記載の方法。
  6. 【請求項6】Yが5.9に等しいか、又は5.9よりも大きい
    値である請求の範囲第2記載の方法。
  7. 【請求項7】前記溶液が10〜25重量%のセルロース及び
    7〜13重量%の水からなる前記いずれかの請求の範囲に
    記載される方法。
  8. 【請求項8】前記溶液が高温で分解を制限する添加物を
    含んでなる前記いずれかの請求の範囲に記載される方
    法。
  9. 【請求項9】前記添加物が0.05〜0.2重量%濃度の没食
    子酸プロピルである請求の範囲8項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記パイプの名目外径が少なくとも50mm
    である前記いずれかの請求の範囲に記載される方法。
  11. 【請求項11】前記パイプの名目外径が100〜200mmの範
    囲である前記いずれかの請求の範囲に記載される方法。
  12. 【請求項12】前記溶液の温度がパイプの前記中心にお
    いて少なくとも100℃である前記のいずれかの請求の範
    囲に記載される方法。
  13. 【請求項13】前記溶液の温度がパイプの前記中心にお
    いて少なくとも105℃である請求の範囲12項に記載され
    る方法。
  14. 【請求項14】前記溶液の前記パイプの前記中心におけ
    る温度が前記パイプの前記内壁における温度よりも10〜
    15℃高い前記いずれかの請求の範囲に記載される方法。
  15. 【請求項15】前記パイプが温度制御ジャケットを備え
    ている前記いずれかの請求の範囲に記載される方法。
  16. 【請求項16】温度制御ジャケットが水を循環して通す
    中空のジャケットである請求の範囲15に記載される方
    法。
  17. 【請求項17】前記パイプを通るセルロースの前記溶液
    の流速が0.1〜10m/分の範囲である前記いずれかの請求
    の範囲に記載される方法。
  18. 【請求項18】前記パイプを通るセルロースの前記溶液
    の流速が1〜5m/分の範囲である請求の範囲17に記載さ
    れる方法。
  19. 【請求項19】成形セルロース製品を生産する方法であ
    って、セルロースを水を含むN−メチルモルホリン−N
    −オキシドにセルロースを溶解して溶液を形成する工
    程、この溶液を少なくとも1つのパイプを通して輸送し
    そしてこの溶液を凝固浴に通して成形セルロース製品を
    形成する工程を含む方法であり、この溶液が前記いずれ
    かの請求の範囲に記載される方法にしたがってパイプを
    通して移送されることを特徴とする方法。
JP50035595A 1993-05-28 1994-05-20 セルロース溶液の管移送 Expired - Lifetime JP3473770B2 (ja)

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