JP3470963B2 - 投影電子ビーム・リソグラフィ・マスク - Google Patents

投影電子ビーム・リソグラフィ・マスク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路設計のフ
ォトリソグラフィで使用されるマスクに関し、より詳細
には、放射線または荷電粒子ビーム・リソグラフィで使
用されるマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路設計の先進フォトリソグラフィ
用に製造されるマスクの最も重要なパラメータの1つ
は、イメージ配置誤差である。これは、X線リソグラフ
ィや、イオン・ビームなどの荷電粒子ビーム・リソグラ
フィ、特に投影電子ビーム・リソグラフィ(PEBL)
で使用されるマスクなどの膜マスクに特に重要である。
PEBLの一実施形態は、SCALPEL(商標)(sc
attering angular limitedprojection electron lithog
raphy)プロセスと呼ばれている。投影電子ビーム・リ
ソグラフィは、電子に対して少なくとも半透明なマスク
を必要とする。このため、これらのマスクは、50〜2
00nm程度の非常に薄い膜を含む。
【0003】周知のPEBLリソグラフィの一例が図1
に示されている。電子ビーム放射30は、投射される回
路イメージに適合する散乱体層セグメントが付着された
膜層20を備えるマスク18の一部を通過する。散乱体
セグメント22間の膜20部分を比較的小さい散乱を伴
って通過する電子ビーム30部分は、ビーム30aによ
って示される。ビーム30aは、レンズ・システム24
によって、後方焦点面フィルタ26の開口を介して、電
子ビーム放に感受性のある従来のレジスト材料を有する
半導体ウェハの表面32上へ合焦される。散乱体セグメ
ント22によってより大きく散乱された電子ビーム部分
30bは、レンズ24によっていくらか合焦されるが、
フィルタ26の開口を十分に通過しない。したがって、
マスク上の散乱体層22のパターンに適合するコントラ
スト・イメージ28が、ウェハ・レジスト表面32上に
形成される。
【0004】これらのリソグラフィ・マスクは、堅固で
あり、破損に対する耐性があり、かつ処理の結果生じる
任意の面内ひずみ力を最小限に抑えるのに十分強くなけ
ればならない。膜破損を最小限に抑えるため、マスク構
造は、サイズおよび縦横比が等しい領域に膜を細分する
支持ストラットを含む。これら均一な膜領域内部では、
異なるチップ層上に個々の回路フィーチャまたは要素の
構成を投影するために放射線吸収散乱体またはパターニ
ング層を形成しなければならない。
【0005】典型的なPEBLまたはSCALPEL
(商標)マスクに関する様式が、図2および3に示され
る。マスクは、厚さtの薄膜材料16の頂部にあるパタ
ーン付けされた散乱体層22からなる。図2に示される
側面図では、膜16は、マスク18の上面のほぼ全てを
カバーする。典型的な散乱体層材料には、W、Cr/
W、TaSi、Cr/TaSi、および他のTaベース
の化合物との組合せが含まれる。膜が非常に薄いため、
膜を補強し、マスク構造を強化するためにシリコン・ス
トラットが必要である。下にある支持は、シリコン層3
4および保護層36から形成され、外側支持44内部に
均一なパターンで均等に離隔された支持ストラット42
を形成するために開口がエッチングされる。典型的なP
EBLマスクでは、図2に示されるものと同様の配置構
成でストラットによってインターレースされた多くの膜
が存在する。個々の散乱体層が膜領域20上に回路フィ
ーチャまたは要素に対応するパターン22を形成するの
は、ストラット42間である。各膜領域20は、自己支
持(self-supporting)し、散乱体層のパターニングに
よるひずみを最小限に抑えるように、十分に小さい必要
がある。図3の底面図に示されるように、マスク・フィ
ーチャを含むストラット42間の開口内の膜領域20
は、均一なサイズおよび縦横比を有する。平面図に見ら
れるように、マスク全体を覆う個別膜領域の典型的なサ
イズは約12mm2であり、典型的な縦横比が12:1
(幅:長さ)である、あるいは約1mm2で、縦横比が
1:1であり、この場合もマスク全体を覆う。
【0006】別法として、イオン・ビーム・リソグラフ
ィに使用されるステンシル・マスク、または電子ビーム
・リソグラフィの他の構成では、膜材料が放射線吸収体
として使用され、放射線の通過を可能にする開口が作成
され、この開口は個々の回路要素の構成に適合する。ど
ちらの場合も、回路設計は、マスク上の均一な膜領域の
サイズおよび縦横比によって決まる。
【0007】様々なフォトリソグラフィ・マスク技術に
関する従来技術の典型的な膜厚および個別膜面積を、以
下表1に示す。
【表1】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来技術
の問題および不備を念頭に置いて、本発明の目的は、イ
オン・ビームおよび/または投影電子ビーム・リソグラ
フィに使用する改良型マスクを提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、従来技術マスクより
も強く堅固なリソグラフィ・マスクを提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、強度を制限すること
なく複雑な回路パターンに使用することができるリソグ
ラフィ・マスクを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、膜開口のサイズまた
は縦横比に関する従来の制約がない、前述の使用のため
のマスクを提供することである。
【0012】本発明のさらなる他の目的および利点は、
一部は明白であり、一部は本明細書から明らかになろ
う。
【0013】
【課題を解決するための手段】当業者に明らかな上述お
よび他の目的および利点が本発明において達成される。
本発明は、第1の態様では、集積回路に対応するイメー
ジをマスクから半導体基板上へフォトリソグラフィック
転写するためのマスクであって、エネルギーに対して部
分的に透明な膜の上面にあり、膜の内側領域内にあるパ
ターン付けされた散乱または吸収層と、膜の外側領域を
支持する周縁支持リングと、膜の内側領域を支持する支
持ストラットとを備え、ストラットが支持リングに接続
され、集積回路の主要設計要素に位置合わせされるマス
クを対象とする。膜が少なくとも約400GPaのヤン
グ率を有する材料からなり、かつ炭化珪素、ダイヤモン
ド、ダイヤモンド・ライク・カーボン、アモルファス・
カーボン、窒化炭素、および窒化ホウ素からなる群から
選択される材料を備えることが好ましい。支持ストラッ
トは、集積回路の設計領域に位置合わせされる、異なる
サイズおよび縦横比の複数の個別膜領域を形成して取り
囲む。
【0014】関連する態様では、本発明は、好ましくは
少なくとも約400GPaのヤング率を有する材料から
なる膜層と、膜の表面を支持する支持ストラットを備え
るフォトリソグラフィ・マスクを提供する。ストラット
は、集積回路の設計領域に位置合わせされる、異なる縦
横比の複数の個別膜領域を形成して取り囲む。また、個
別膜領域内部にコントラスト・イメージを提供するため
の手段が提供される。コントラスト・イメージ手段を使
用して、リソグラフィ・プロセス中に、集積回路設計領
域内部に設計要素に対応するパターンで、マスクを露光
する。個別膜領域が、約1:1〜約12:1の異なる縦
横比範囲を有し、異なるサイズの表面積を有することが
好ましい。個別膜領域は、それを取り囲む支持ストラッ
ト以外の支持を受けない。
【0015】膜は、炭化珪素、ダイヤモンド、ダイヤモ
ンド・ライク・カーボン、アモルファス・カーボン、窒
化炭素、および窒化ホウ素からなる群から選択される材
料を備えることが好ましい。一実施形態では、コントラ
スト・イメージ手段が、個別膜領域内部の膜の表面上
に、集積回路設計領域内部の設計要素に対応するパター
ン付けされた層を備え、パターン付けされた層は、リソ
グラフィ・プロセス中にマスクを露光するために使用さ
れるエネルギーの散乱が膜層よりも大きい。この実施形
態では、膜層が、個別領域で約50〜150nmの厚さ
を有することが好ましい。別の実施形態では、コントラ
スト・イメージ手段が、個別膜領域内部の膜の表面に、
集積回路設計領域内部の設計要素に対応し、エネルギー
の通過を可能にする開口を備え、膜層は、リソグラフィ
・プロセス中にマスクを露光するために使用されるエネ
ルギーの吸収が開口よりも高い。この別の実施形態で
は、膜層が、個別領域で約500〜5000nmの厚さ
を有することが好ましい。
【0016】他の態様では、本発明は、好ましくは少な
くとも約400GPaのヤング率を有する材料からなる
膜層と、膜の表面を支持する支持ストラットとを備え、
ストラットが、それぞれ個別膜面積と膜厚の比が少なく
とも約0.18mm2/nmであり、集積回路の設計領
域に位置合わせされる複数の個別膜領域を形成して取り
囲むフォトリソグラフィ・マスクを提供する。個別膜領
域内部の膜の表面上にあるパターン付けされた層は、集
積回路設計領域内部の設計要素に対応し、リソグラフィ
・プロセス中にマスクを露光するために使用されるエネ
ルギーの吸収が膜層よりも大きい。さらなる態様では、
本発明は、好ましくは少なくとも約400GPaのヤン
グ率を有する材料からなる膜層と、膜の表面を支持する
支持ストラットとを備え、ストラットが、それぞれ個別
膜面積と膜厚さの比が少なくとも約1.0mm2/nm
であり、集積回路の設計領域に位置合わせされる複数の
個別膜領域を形成して取り囲むフォトリソグラフィ・マ
スクを提供する。個別膜領域内部の膜の表面にある開口
は、集積回路設計領域内部の設計要素に対応し、エネル
ギーの通過を可能にし、膜層は、リソグラフィ・プロセ
ス中にマスクを露光するために使用されるエネルギーの
吸収が開口よりも大きい。
【0017】本発明はまた、前述の任意のマスクを提供
すること、荷電粒子ビームによってマスクの個別膜領域
を逐次衝撃すること、および集積回路の設計要素と共に
マスクを通過するエネルギー・ビームの一部によって半
導体ウェハ上のレジスト層を露光することを含む集積回
路用のフォトリソグラフィ・プロセスに関する。
【0018】本発明の他の態様は、フォトリソグラフィ
・プロセスに使用するためのステンシル・マスクを作成
する方法であって、基板上に、ダイヤモンド、ダイヤモ
ンド・ライク・カーボン、およびアモルファス・カーボ
ンからなる群から選択される膜フィルムを付着するこ
と、および膜フィルムの片側に支持ストラットを形成す
ることを含み、ストラットが膜フィルムの複数の個別領
域を形成して取り囲む方法に関する。この方法は次い
で、ストラット内部の1つまたは複数の個別膜フィルム
領域内部の膜フィルムを覆う、1つまたは複数の所望の
回路要素に適合するパターンを付着すること、および膜
フィルムに開口を形成するために、パターンを使用して
膜フィルムをエッチングすることを含む。この方法で
は、膜フィルムが、ハードマスク層によってパターン付
けされるダイヤモンドフィルムを備えることが好まし
い。この方法はさらに、ダイヤモンド・フィルムに隣接
してエッチ・ストップ層を付着すること、および酸素を
含む反応性イオン・エッチによってダイヤモンド・フィ
ルムをエッチングすることを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を説明
するにあたり、本明細書では図面の図4〜6を参照し、
図中、同じ参照番号は、本発明の同じフィーチャを指
す。本発明のフィーチャは、図面中、必ずしもスケール
を合わせて示されてはいない。
【0020】従来膜層に使用されている典型的な材料に
は、ドープされたシリコンや窒化珪素(SiN)が含ま
れる。そのような材料は、160GPa程度のヤング率
を有する。本発明は、このような従来の材料の代わり
に、PEBLマスク膜として他の材料を使用する。炭化
珪素(SiC)、ダイヤモンド、ダイヤモンド・ライク
・カーボン(DLC)などの先端材料が、より堅固な構
造を有することが判明しており、これは、それらのはる
かに高い弾性ヤング率に関連している。ダイヤモンドの
ヤング率は約1000GPaであり、SiCに関するヤ
ング率は約480GPaである。DLCのヤング率は、
製造により異なることがあるが、従来の技法によって比
較的高い値にすることができる。これは、100nm厚
SiN膜と同じ機械的剛性を提供するために、理論的に
は、ダイヤモンド膜ならたった16nmあればよいこと
を意味する。あるいは、100nm厚ダイヤモンド膜
は、同じ厚さのSiN膜よりも6倍硬い。本発明で使用
される膜材料のヤング率は少なくとも約150GPaで
あることが好ましく、少なくとも約400GPaである
ことがより好ましい。好ましい膜厚は、約20〜300
nmであり、約150nm未満であって約50〜150
nmの範囲内にあることがより好ましい。
【0021】表2は、いくつかの候補膜材料の非散乱電
子透過およびヤング率を示す。電子透過数は、厚さ10
0nmでの100keV電子の電子散乱から計算され
た。SiCとダイヤモンドのヤング率は、SiNよりも
はるかに高い。したがって、SiCまたはダイヤモンド
を使用することによって、電子透過の不利益を受けるこ
となく、強度面での大きな利点を得ることができる。ダ
イヤモンド・ライク・カーボンが、もう1つの好ましい
PEBL膜材料である。必要以上の実験を行うことな
く、PEBLマスクに関するDLCの電子透過および/
またはヤング率を最適化することも可能である。
【表2】
【0022】これらのより強い膜材料の1つを使用して
PEBLマスクを作成することによって得られるいくつ
かの利点がある。第1に、マスク構造全体が、より強
く、より堅固になり、破損に対する耐性が増す。膜がよ
り強いため、支持シリコン・ストラットがより少なくて
済む。これが、使用可能なマスク表面積または作業域を
増大させ、回路パターンを複数のより小さな膜に分割す
ることにより生じる複雑さを低減する。
【0023】本発明によれば、図4に示されるように、
チップ設計に合致するように、膜およびストラットの配
置をカストマイズすることが可能である。本発明により
作成されるマスク48は、膜層16の外側部分を支持す
る外周円形またはリング形支持領域44を有する。内側
膜領域は、ストラット42間に、サイズおよび縦横比が
異なる複数の開いた膜露出領域20を有する。平面図に
示されるように、同じマスク上での典型的な縦横比を、
約1:1から約12:1(幅:長さ)まで変えることが
できる。あまり重要でない、かつ/または散乱体層22
によるカバレージをあまり有さない回路パターン領域
は、当業者に知られている方法によってより大きな膜上
に書かれ、より小さな膜は、より多くの支持が必要とさ
れる高パターン密度領域を投影する散乱体層22のため
にとっておくことができる。図5に示される他の実施形
態では、マスク48a内で、開いた膜領域20が全て同
じ面積および縦横比であるが、各個別領域20の面積
は、採用される膜16層厚さに関して従来技術で許可さ
れている面積よりもかなり大きい。本発明により作成さ
れる散乱体マスクでの個別膜面積(mm2単位)と膜厚
さ(nm単位)の比は、少なくとも約0.18mm2
nmであり、少なくとも約0.20または0.25mm
2/nmであることがより好ましい。SCALPEL
(商標)などの荷電粒子ビーム・フォトリソグラフィで
使用されるとき、そのような散乱体マスクは、膜厚さが
約150nm以下であって約50〜150nmの範囲で
あり、約75〜100nm以下であることが好ましい。
一例は、厚さ75nm、個別膜面積13mm2の窒化珪
素(SiNx)膜である。散乱体層22はこの場合も、
層22の材料と膜16材料の間の荷電粒子吸収コントラ
ストにより生じる所望の回路パターン・フィーチャまた
は要素を投影するように膜領域に書かれる。好ましい散
乱体層材料は、前述した材料である。どちらの実施形態
でも、より有用なマスク領域が得られる。
【0024】他の実施形態では、本発明の膜材料を、P
EBLなど荷電粒子リソグラフィ用のステンシル・マス
クとして使用することもできる。図6のマスク48bに
示されるように、開いた膜領域20は、所望の回路パタ
ーンのフィーチャまたは要素を投影するために膜層16
上に付着された別々の散乱体層を有するのではなく、こ
れらの回路フィーチャのパターンで形成される開口50
を含む。本発明の好ましい膜材料は電子透過に対して十
分に透明であり、そのため図4および5の実施形態にお
いて散乱体層材料に対するコントラストが提供される
が、図6の実施形態においてより厚い構成で使用される
それと同じ膜は、常にある程度の散乱を有し、開口50
内の材料の不在とのコントラストをもたらす。したがっ
て、開口50のパターンは、膜材料16を介する低い、
しかし絶えず存在する散乱と比べて、電子または他の荷
電粒子ビームの妨害されない透過を可能にし、このとき
膜材料16は、より厚い、例えば約2000nmである
ため、吸収体層として働く。膜による荷電粒子ビームの
吸収が、開口50のほとんど妨害されない透過性能との
十分なコントラストを提供するため、別々の吸収体層が
必要とされない。開口50のそのようなステンシル・パ
ターンは、ウェハ上の適切なレジスト、すなわち図4お
よび5のマスクに使用されるのとは反対のタイプのレジ
スト上で露光することができる。この場合も、ストラッ
ト42によって支持される開いた膜領域20は、図4お
よび5の実施形態に示されるように、従来技術と比較し
てかなり大きく、様々な縦横比にすることができる。
【0025】図6に示されるタイプのステンシル・マス
ク用の好ましい膜材料はダイヤモンドである。ダイヤモ
ンドが膜として使用されるとき、マスクを作成する好ま
しいプロセスは以下のようである。はじめに、厚さ約5
00〜5000nmのダイヤモンドの層またはフィルム
が、例えばシリコンの基板上によく知られている方法に
よって付着される。ダイヤモンド層を付着する前に、埋
込酸化物上シリコンの薄い(例えば100nm未満)層
を有するSOI(silicon-on-insulator)ウェハのよう
にエッチ・ストップ層が付着されることが好ましい。次
いで、その上に適切なレジスト、および任意選択で回路
要素の構成内のハードマスク材料を付着することによっ
て、ダイヤモンド・フィルムがパターン付けされる。ハ
ードマスクは、SiON、Si34、またはSiO2
層であることが好ましい。次いで、レジストおよび/ま
たはハードマスク材料を使用して、下にある基板まで、
ダイヤモンド膜層を選択的にエッチングして除去する。
良好なパターン精度を有する高縦横比フィーチャをエッ
チングすることは、有機エッチャントを使用して可能と
なる。酸素を含む低圧反応性イオン・エッチング、例え
ばO2/N2プラズマ・エッチをSiONハードマスク層
と共に使用して、良好な結果が達成されている。任意選
択で、CO、CO2、炭化水素などの添加物をダイヤモ
ンド層のエッチングに採用することができ、通常、下に
ある基板に対する選択性が非常に高い。ダイヤモンド・
パターン・エッチングの後、支持ストラットおよび他の
支持構造が形成され、中間酸化物およびシリコン層が除
去され、その結果、図6に示されるように、自由(fre
e)な上面および下面を有するダイヤモンド膜が生じ
る。任意選択で、支持ストラットおよび他の構造を、ダ
イヤモンド・フィルムの開口をパターン付けする、かつ
/またはエッチングする前に形成することができる。
【0026】ダイヤモンドは、本発明のステンシル・マ
スクに関する好ましい膜フィルム材料であるが、Si
C、DLC、アモルファス・カーボンなど他の膜材料を
採用することもできる。本発明により作成されるステン
シル・マスクの個別膜面積(mm2単位)と膜厚さ(n
m単位)の比は、少なくとも約1.0mm2/nmであ
り、少なくとも約1.5mm2/nmであることが好ま
しい。そのようなステンシル・マスクは、PEBLフォ
トリソグラフィで使用されるとき、膜厚さが約500〜
5000nmの範囲内にある。
【0027】本発明の様々なマスク実施形態48、48
a、48bは、図1に関連して記述したのと類似する形
で荷電粒子リソグラフィに採用することができる。本発
明のマスクはX線リソグラフィにも有用であるが、合焦
されたビームがマスクの特定の領域にわたって逐次ステ
ップされ、一度に1つの個別膜領域またはフィーチャを
露光する電子ビーム・リソグラフィなど荷電粒子リソグ
ラフィで採用されることが好ましい。本発明のマスクで
は、コントラスト・イメージを提供するための手段、す
なわち膜を覆う個別散乱体層と、膜それ自体の開口との
どちらを使用するかは問われず、したがって複雑な回路
フィーチャ全体にわたるステッチングを回避するように
膜を配置することが可能であり、有利である。より強い
膜材料を使用する別の重要な利点は、イメージ配置誤差
に関する。より強い膜マスクは、散乱体層の残余フィル
ム応力に対してより寛容であり、そのためパターニング
からのイメージ配置ひずみがより小さくなる。本発明の
好ましい膜材料を使用する別の利点は、熱的性質の改善
である。これらの材料、特にダイヤモンドによって提供
されるより高い熱伝導性が、処理および露光中のマスク
加熱による効果を低減し、したがってひずみをさらに減
少させることができる。
【0028】電子透過およびヤング率は、本発明で有用
な膜マスク基板材料の2つの重要なパラメータである
が、好ましくは満たされるべき他の材料特性もある。理
想的な膜フィルムは、それが連続的であり、所望の厚
さ、すなわち100〜150nmでピンホールを有さな
いように付着される。膜フィルムの表面粗さは、低応力
散乱体フィルムのスパッタ付着を可能にするように、1
nm未満であることが好ましい。膜材料のフィルム応力
は、100〜300MPa範囲の引張応力であることが
好ましい。応力がこれよりも低い場合、圧縮性膜が生
じ、応力がはるかに大きい場合、膜歩留りの問題があ
る。膜が非常に薄いため、厚さの均一性も重要な問題で
あり、一例として、厚さ変動が、マスク全体にわたって
5%未満であることが好ましい。これらの特性全てを満
たす材料が、投影電子ビーム・リソグラフィ・マスク用
の基板として最も好ましい選択となる。散乱体層を使用
するマスクでは、膜材料が約10未満の原子番号を有す
ることがより好ましい。
【0029】本発明のリソグラフィック・マスクについ
て述べたように、ダイヤモンド、炭化珪素(SiC)、
ダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)、アモルフ
ァス・カーボン、窒化炭素(C34)、窒化ホウ素(B
N)などのより強い膜材料は、SiおよびSiN膜材料
に勝る大きな利点を提供する。したがって、膜領域は、
様々なパターン密度およびフィーチャ・サイズの回路パ
ターンに適合するように様々な縦横比およびサイズにす
ることができる。したがって、本発明のマスクは、従来
の技術のようにマスク支持ストラット間の均一なサイズ
および縦横比の制限を受けない。回路設計でのより大き
な自由、およびより少ないマスク破損が主要な結果とし
てもたらされる。
【0030】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0031】(1)集積回路に対応するイメージをマス
クから半導体基板上へフォトリソグラフィック転写する
ためのマスクであって、エネルギーに対して部分的に透
明な膜の上面にあり、前記膜の内側領域内にあるパター
ン付けされた散乱または吸収層と、前記膜の外側領域を
支持する周縁支持部材と、前記膜の前記内側領域を支持
する支持ストラットとを備え、前記ストラットが前記支
持部材に接続され、前記集積回路の主要設計要素に位置
合わせされる、マスク。 (2)前記膜が少なくとも約400GPaのヤング率を
有する材料からなる、上記(1)に記載のマスク。 (3)前記膜が、炭化珪素、ダイヤモンド、ダイヤモン
ド・ライク・カーボン、アモルファス・カーボン、窒化
炭素、および窒化ホウ素からなる群から選択される材料
を備える上記(1)に記載のマスク。 (4)前記支持ストラットが、集積回路の設計領域に位
置合わせされて、異なるサイズおよび縦横比の複数の個
別膜領域を形成して取り囲む、上記(1)に記載のマス
ク。 (5)膜層と、前記膜の表面を支持する支持ストラット
であって、集積回路の設計領域に位置合わせされて、異
なる縦横比の複数の個別膜領域を形成して取り囲むスト
ラットと、前記個別膜領域内部にコントラスト・イメー
ジを提供するための手段とを備え、前記コントラスト・
イメージ手段を使用して、リソグラフィ・プロセス中に
複数のパターンで、集積回路設計領域内部の設計要素に
対応するように前記マスクを露光する、フォトリソグラ
フィ・マスク。 (6)前記膜層が少なくとも約400GPaのヤング率
を有する、上記(5)に記載のマスク。 (7)前記個別膜領域が、約1:1〜約12:1の異な
る縦横比範囲を有する、上記(5)に記載のマスク。 (8)前記個別膜領域が異なるサイズの表面積を有す
る、上記(5)に記載のマスク。 (9)前記個別膜領域が、それを取り囲む支持ストラッ
ト以外の支持を受けない、上記(5)に記載のマスク。 (10)前記膜が、炭化珪素、ダイヤモンド、ダイヤモ
ンド・ライク・カーボン、アモルファス・カーボン、窒
化炭素、および窒化ホウ素からなる群から選択される材
料を備える、上記(5)に記載のマスク。 (11)前記コントラスト・イメージ手段が、前記個別
膜領域内部の前記膜の表面上に、集積回路設計領域内部
の設計要素に対応するパターン付けされた層を備え、前
記パターン付けされた層は、リソグラフィ・プロセス中
に前記マスクを露光するために使用されるエネルギーの
散乱が前記膜層よりも大きい、上記(5)に記載のマス
ク。 (12)前記膜層が、前記個別領域で約50〜150n
mの厚さを有する、上記(11)に記載のマスク。 (13)前記膜が、炭化珪素、ダイヤモンド、ダイヤモ
ンド・ライク・カーボン、アモルファス・カーボン、窒
化炭素、および窒化ホウ素からなる群から選択される材
料を備える、上記(11)に記載のマスク。 (14)前記コントラスト・イメージ手段が、前記個別
膜領域内部の前記膜の表面に、集積回路設計領域内部の
設計要素に対応し、エネルギーの通過を可能にする開口
を備え、前記膜層は、リソグラフィ・プロセス中に前記
マスクを露光するために使用されるエネルギーの吸収が
前記開口よりも高い、上記(5)に記載のマスク。 (15)前記膜層が、個別領域で約500〜5000n
mの厚さを有する、上記(14)に記載のマスク。 (16)前記膜が、炭化珪素、ダイヤモンド、ダイヤモ
ンド・ライク・カーボン、アモルファス・カーボン、窒
化炭素、および窒化ホウ素からなる群から選択される材
料を備える、上記(14)に記載のマスク。 (17)膜層と、前記膜の表面を支持する支持ストラッ
トであって、それぞれ個別膜面積と膜厚さの比が少なく
とも約0.18mm2/nmであり、集積回路の設計領
域に位置合わせされる複数の個別膜領域を形成して取り
囲むストラットと、前記個別膜領域内部の前記膜の表面
上にあり、集積回路設計領域内部の設計要素に対応する
パターン付けされた層とを備え、前記パターン付けされ
た層は、リソグラフィ・プロセス中に前記マスクを露光
するために使用されるエネルギーの吸収が前記膜層より
も大きい、フォトリソグラフィ・マスク。 (18)前記膜層が少なくとも約400GPaのヤング
率を有する、上記(17)に記載のマスク。 (19)膜層と、前記膜の表面を支持する支持ストラッ
トであって、それぞれ個別膜面積と膜厚さの比が少なく
とも約1.0mm2/nmであり、集積回路の設計領域
に位置合わせされる複数の個別膜領域を形成して取り囲
むストラットと、前記個別膜領域内部の前記膜の表面に
あり、集積回路設計領域内部の設計要素に対応し、エネ
ルギーの通過を可能にする開口とを備え、前記膜層は、
リソグラフィ・プロセス中に前記マスクを露光するため
に使用されるエネルギーの吸収が前記開口よりも大き
い、フォトリソグラフィ・マスク。 (20)前記膜層が少なくとも約400GPaのヤング
率を有する、上記(19)に記載のマスク。 (21)上記(1)のマスクを提供すること、荷電粒子
ビームによって前記マスクの個別膜領域を逐次衝撃する
こと、および集積回路の設計要素と共に前記マスクを通
過するエネルギー・ビームの一部によって半導体ウェハ
上のレジスト層を露光することを含む、集積回路用のフ
ォトリソグラフィ・プロセス。 (22)フォトリソグラフィ・プロセスに使用するため
のステンシル・マスクを作成する方法であって、基板上
に、ダイヤモンド、ダイヤモンド・ライク・カーボン、
およびアモルファス・カーボンからなる群から選択され
る膜フィルムを付着すること、前記膜フィルムの片側
に、前記膜フィルムの複数の個別領域を形成して取り囲
む支持ストラットを形成すること、前記ストラット内部
の1つまたは複数の前記個別膜フィルム領域内部の前記
膜フィルムを覆う、1つまたは複数の所望の回路要素に
適合するパターンを付着すること、および前記膜フィル
ムに開口を形成するために、前記パターンを使用して膜
フィルムをエッチングすることを含む、方法。 (23)前記膜フィルムがダイヤモンド・フィルムを備
え、さらに前記ダイヤモンド・フィルムに隣接してエッ
チ・ストップ層を付着することを含む、上記(22)に
記載の方法。 (24)前記膜フィルムがダイヤモンド・フィルムを備
え、前記ダイヤモンド・フィルムが、ハードマスク層に
よってパターン付けされる、上記(22)に記載の方
法。 (25)前記膜フィルムがダイヤモンド・フィルムを備
え、前記ダイヤモンド・フィルムが、酸素を含む反応性
イオン・エッチによってエッチングされる、上記(2
2)に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のPEBLプロセスの概略図である。
【図2】PEBLプロセスで使用される従来技術マスク
の側面図である。
【図3】図2の従来技術マスクの底面図である。
【図4】本発明によって作成されたフォトリソグラフィ
・マスクの底面図である。
【図5】本発明によって作成された他のフォトリソグラ
フィ・マスクの底面図である。
【図6】本発明によって作成されたイオンまたは電子ビ
ーム・ステンシル・マスクの側面図である。
【符号の説明】
16 膜 20 開いた膜露出領域 22 散乱体層 34 シリコン層 36 保護層 42 ストラット 44 外側支持 48、48a、48b マスク 50 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・ジェー・ラーセル アメリカ合衆国05495 バーモント州ウ ィリストン チェルシー・プレース 50 (72)発明者 リン・エイ・パワーズ アメリカ合衆国05403 バーモント州サ ウス・バーリントン オーバルック・ド ライブ 30 (56)参考文献 特開 平10−106943(JP,A) 特開 平11−219899(JP,A) 特開 平10−208999(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/16

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜層と、 前記膜の外側領域を支持する周縁支持部と、 前記支持部に接続され、並びに、前記膜層を支持し及び
    集積回路の設計領域に位置合わせされて、複数の縦横比
    の、複数の個別膜領域を形成して取り囲む支持ストラッ
    トと、 前記個別膜領域内部の前記膜層内又は上に、集積回路設
    計領域内部の設計要素に対応するパターンを提供するた
    めの手段とを備えた、フォトリソグラフィ・マスク。
  2. 【請求項2】前記膜層が少なくとも約400GPaのヤ
    ング率を有する材料からなる、請求項に記載のマス
    ク。
  3. 【請求項3】前記縦横比が、約1:1〜約12:1の範
    囲である、請求項1または2に記載のマスク。
  4. 【請求項4】少なくとも1個の個別膜領域の表面積が、
    他の個別領域の表面積と異なっている、請求項1〜3
    いずれか1項に記載のマスク。
  5. 【請求項5】前記個別膜領域が、それを取り囲む支持ス
    トラット以外の支持を受けない、請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載のマスク。
  6. 【請求項6】前記パターンを提供するための手段が、前
    記個別膜領域内部の前記膜層の上に形成されたパターン
    付けされた層であり、前記パターン付けされた層は、リ
    ソグラフィ・プロセス中に前記マスクを露光するために
    使用されるエネルギーの散乱が前記膜層より大きい、請
    求項1〜5のいずれか1項に記載のマスク。
  7. 【請求項7】前記膜層が、前記個別領域で約50〜15
    0nmの厚さを有する、請求項に記載のマスク。
  8. 【請求項8】前記個別膜領域の面積と膜厚さの比が、少
    なくとも約0.18mm 2 /nmである、請求項6又は
    7に記載のマスク
  9. 【請求項9】前記パターンを提供するための手段が、前
    記個別膜領域内部の前記膜内に在る、集積回路設計領域
    内部の設計要素に対応した開口からなり、前記膜層は、
    リソグラフィ・プロセス中に前記マスクを露光するため
    に使用されるエネルギーの吸収が前記開口よりも大き
    い、請求項1〜5のいずれか1項に記載のマスク。
  10. 【請求項10】前記膜層が、個別領域で約500〜50
    00nmの厚さを有する、請求項9に記載のマスク。
  11. 【請求項11】前記膜が、炭化珪素、ダイヤモンド、ダ
    イヤモンド・ライク・カーボン、アモルファス・カーボ
    ン、窒化炭素、および窒化ホウ素からなる群より選択さ
    れる材料から構成される、請求項1〜10のいずれか1
    項に記載のマスク。
  12. 【請求項12】膜層と、前記膜の表面を支持する支持ス
    トラットであって、集積回路の設計領域に位置合わせさ
    れる複数の個別膜領域を形成して取り囲むストラット
    と、 前記個別膜領域内部の前記膜層内にあり、集積回路設計
    領域内部の設計要素に対応するパターン付けされた開口
    とを備え、 個別膜領域の面積と膜厚さの比が、少なくとも約1.0
    mm2/nmであり、前記膜層は、リソグラフィ・プロ
    セス中に前記マスクを露光するために使用されるエネル
    ギーの吸収が前記開口よりも大きい、フォトリソグラフ
    ィ用ステンシル・マスク
  13. 【請求項13】前記膜層が少なくとも約400GPaの
    ヤング率を有する、請求項12に記載のマスク。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    マスクを用いることを特徴とする、集積回路のフォトリ
    ソグラフィ・プロセス。
  15. 【請求項15】基板上に膜層を付着すること、 前記膜層の片側に、前記膜フィルムの複数の個別領域を
    形成して取り囲む支持ストラットを形成すること、 1つまたは複数の前記個別領域内の膜内に、1つまたは
    複数の所望の回路パターンに適合する開口を形成するこ
    とを含む、フォトリソグラフィ・プロセスに使用するた
    めのステンシル・マスクを作成する方法において、 前記膜層が、ダイヤモンド、ダイヤモンド・ライク・カ
    ーボン、およびアモルファス・カーボンからなる群より
    選択される材料からなり、及び、該膜層上に付着された
    ハードマスク層を用いてパターン付けされることを特徴
    とする方法。
  16. 【請求項16】前記ハードマスク層が、SiON、Si
    ON、Si34、またはSiO2からなる層であること
    を特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】前記膜層と支持ストラットとの間に、エ
    ッチ・ストップ層を設けることを含む、請求項15また
    は16に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記開口が酸素を含むエッチャントを用
    いる反応性イオン・エッチングにより形成される、請求
    15〜17のいずれか1項に記載の方法。
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